JP2016118187A - 燃料噴射システムに組み込まれるコンポーネント、及び、燃料噴射システム - Google Patents

燃料噴射システムに組み込まれるコンポーネント、及び、燃料噴射システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016118187A
JP2016118187A JP2014259613A JP2014259613A JP2016118187A JP 2016118187 A JP2016118187 A JP 2016118187A JP 2014259613 A JP2014259613 A JP 2014259613A JP 2014259613 A JP2014259613 A JP 2014259613A JP 2016118187 A JP2016118187 A JP 2016118187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw portion
fuel injection
injection system
cylindrical body
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014259613A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6395218B2 (ja
Inventor
保文 魚住
Yasubumi Uozumi
保文 魚住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Priority to JP2014259613A priority Critical patent/JP6395218B2/ja
Publication of JP2016118187A publication Critical patent/JP2016118187A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6395218B2 publication Critical patent/JP6395218B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、配管を筒状体から取り外す際の作業性が向上された、燃料噴射システムに組み込まれるコンポーネントを得るものである。また、そのようなコンポーネントが組み込まれている燃料噴射システムを得るものである。【解決手段】本発明に係る燃料噴射システムに組み込まれるコンポーネントは、開口部31と内部流路32とを有する基体21と、開口部31に一端が連結されていて、燃料が流通する配管17に他端が連結される筒状体22と、を備え、筒状体22の外側に、環状体23が配設されており、環状体23は、基体21に連結されており、筒状体22は、環状体23によって開口部31の奥側に向かって押圧されているものである。【選択図】図2

Description

本発明は、インジェクタ、コモンレール等の、燃料噴射システムに組み込まれるコンポーネントと、それが組み込まれている燃料噴射システムと、に関するものである。
従来の燃料噴射システムに組み込まれるコンポーネントとして、例えば、開口部と、その開口部に連通する内部流路と、を有する基体と、その開口部に一端が連結され、燃料が流通する配管に他端が連結される筒状体と、を備えるものがある。開口部の内周面には、雌ネジ部が形成される。また、筒状体の外周面の開口部に近い側及び遠い側のそれぞれに、雄ネジ部が形成される。燃料が流通する配管の外周面には、雄ネジ部が形成される。筒状体の外周面の開口部に近い側の雄ネジ部が、開口部の雌ネジ部に結合されることで、筒状体と開口部とが連結される。また、筒状体の外周面の開口部に遠い側の雄ネジ部が、配管に取り付けられているロックリングの雌ネジ部に結合されることで、筒状体と配管とが連結される(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2006−233900号公報(段落[0025]〜[0028]、図4)
従来の燃料噴射システムに組み込まれるコンポーネントでは、そのコンポーネントの交換等のために、配管を筒状体から取り外す、つまり、配管に取り付けられているロックリングを回すと、筒状体がそのロックリングと共に回ってしまい、筒状体と基体との間のシール性が確保されなくなってしまう。つまり、従来の燃料噴射システムでは、配管を筒状体から取り外す際に、筒状体の基体に対する回転を防止しながらロックリングを回す必要があり、作業性が低いという問題点があった。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、配管を筒状体から取り外す際の作業性が向上された、燃料噴射システムに組み込まれるコンポーネントを得るものである。また、そのようなコンポーネントが組み込まれている燃料噴射システムを得るものである。
本発明に係る燃料噴射システムに組み込まれるコンポーネントは、第1雌ネジ部が形成されている開口部と、前記開口部に連通する内部流路と、を有する基体と、第1雄ネジ部が形成されていて、前記第1雄ネジ部と前記第1雌ネジ部との結合によって前記開口部に一端が連結されていて、燃料が流通する配管に他端が連結される筒状体と、を備え、前記筒状体の外側に、環状体が配設されており、前記環状体は、前記基体に連結されており、前記筒状体は、前記環状体によって前記開口部の奥側に向かって押圧されているものである。
また、本発明に係る燃料噴射システムは、上記のコンポーネントが組み込まれているものである。
本発明に係る燃料噴射システムに組み込まれるコンポーネントでは、筒状体の外側に、環状体が配設されており、環状体は基体に連結されており、筒状体は環状体によって開口部の奥側に向かって押圧されている。そのため、例えば、配管を筒状体から取り外すために、配管に取り付けられているロックリングを回すような場合であっても、環状体によって、筒状体がそのロックリングと共に回ってしまうことが抑制されるため、作業性が向上される。
本発明の実施の形態1に係る燃料噴射システムの、全体構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係る燃料噴射システムの、コンポーネントの構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係る燃料噴射システムの、コンポーネントの要部の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態3に係る燃料噴射システムの、コンポーネントの要部の構成を説明するための図である。
以下に、本発明に係る燃料噴射システムについて、図面を用いて説明する。
なお、以下で説明する構成等は、一例であり、本発明に係るコンポーネント及び燃料噴射システムは、そのような構成等である場合に限定されない。また、各図において、同一の又は類似する部材又は部分には、同一の符号を付している。また、細かい構造については、適宜図示を簡略化又は省略している。また、重複する説明については、適宜簡略化又は省略している。
実施の形態1.
以下に、実施の形態1に係る燃料噴射システムを説明する。
<燃料噴射システムの全体構成>
実施の形態1に係る燃料噴射システムの全体構成について説明する。
図1は、実施の形態1に係る燃料噴射システムの、全体構成を説明するための図である。
図1に示されるように、燃料噴射システム1は、燃料タンク11と、サプライポンプ12と、メインフィルタ13と、カセット式ポンプ14と、コモンレール15と、複数のインジェクタ16と、が、配管17によって接続されたものである。
燃料タンク11内の燃料は、サプライポンプ12によって汲み上げられた後、メインフィルタ13を介して、カセット式ポンプ14に流入する。カセット式ポンプ14に流入した燃料は、カセット式ポンプ14の燃料加圧室(図示せず)で高圧化され、コモンレール15に圧送されて蓄積される。蓄積された燃料は、圧力調整弁(図示せず)によって圧力が調節された状態で、複数のインジェクタ16のそれぞれに均等な圧力で供給される。インジェクタ16に供給された燃料は、インジェクタ16の燃料噴射孔(図示せず)が開放されることで、内燃機関の気筒内に噴射される。
つまり、燃料噴射システム1は、ディーゼルエンジン等の内燃機関に燃料を噴射するためのシステムであり、蓄圧器として機能するコモンレール15、燃料噴射部として機能するインジェクタ16等のコンポーネントを有するものである。そして、蓄圧器として機能するコモンレール15、燃料噴射部として機能するインジェクタ16等のコンポーネントには、高圧化された燃料が供給される。
<コンポーネントの構成>
実施の形態1に係る燃料噴射システムのコンポーネントの構成について説明する。
図2は、実施の形態1に係る燃料噴射システムの、コンポーネントの構成を説明するための図である。図3は、実施の形態1に係る燃料噴射システムの、コンポーネントの要部の構成を説明するための図である。
図2及び図3に示されるように、燃料噴射システム1のコンポーネントである、インジェクタ16は、開口部31と内部流路32と燃料噴射孔33と燃料還流孔34とが形成されている基体21と、開口部31に一端が連結されている筒状体22と、筒状体22の外側に配設されている環状体23と、を有する。筒状体22の他端には、配管17が連結される。
内部流路32は、開口部31に連通する入口流路32aが、燃料噴射孔33に連通する噴射流路32bと、燃料還流孔34に連通する還流流路32cと、に分岐するものである。噴射流路32bは、ピストン35によって開閉され、還流流路32cは、ピストン36によって開閉される。配管17を通過する高圧化された燃料は、筒状体22の内側を通って、内部流路32に流入する。ピストン36が還流流路32cを閉止すると、噴射流路32bがピストン35によって閉止される。一方、ピストン36が還流流路32cを開放すると、噴射流路32bが開放されて、内部流路32に流入した燃料が、燃料噴射孔33から噴射されるとともに、燃料還流孔34から配管17を介して燃料タンク11に還流する。
筒状体22は、その軸方向に貫通し、内部流路32から遠い側の端部がテーパー状に拡がる、中空部22aを有する。筒状体22の外周面の、内部流路32に近い側の領域には、第1雄ネジ部22bが形成されており、内部流路32から遠い側の領域には、第3雄ネジ部22cが形成されている。筒状体22の外周面の、第1雄ネジ部22bと第3雄ネジ部22cとの間の領域には、環状突部22dが形成されている。環状突部22dの外周面が、締結具と嵌め合う形状であるとよい。
開口部31には、第1雌ネジ部31aと、第2雌ネジ部31bと、が形成されている。第1雌ネジ部31aは、開口部31の内周面の内部流路32に近い側の領域に形成されており、第2雌ネジ部31bは、開口部31の内周面の内部流路32から遠い側の領域に形成されている。第1雄ネジ部22bと第1雌ネジ部31aとが結合されると、筒状体22の内部流路32に近い側の端面が開口部31の底面に当接する状態になって、筒状体22が基体21に連結される。筒状体22の内部流路32に近い側の端面に、バイティングエッジが形成され、そのバイティングエッジが、開口部31の底面に直接当接してもよく、また、筒状体22の内部流路32に近い側の端面が、シール材が介在する状態で開口部31の底面に当接してもよい。つまり、中空部22aから内部流路32に流入する燃料のシール性が確保されるのであれば、他の態様であってもよい。
筒状体22に連結される配管17の端部の外周面には、徐々に細くなるテーパー部17aが形成されている。配管17の外周面の、テーパー部17aを基準とする筒状体22から遠い側の領域には、環状突部17bが形成されている。ロックリング19の貫通部19aに配管17の端部が挿入された状態で、その端部側から圧入リング18が圧入されることで、配管17にロックリング19が取り付けられる。ロックリング19の内周面には、第3雌ネジ部19bが形成されている。ロックリング19の外周面の少なくとも一部の領域が、六角レンチ等の締結具と嵌め合う形状であるとよい。第3雌ネジ部19bと第3雄ネジ部22cとが結合されると、テーパー部17aが中空部22aのテーパー状の領域に当接する状態になって、配管17が筒状体22に連結される。第1雄ネジ部22bと第1雌ネジ部31aとの組と、第3雄ネジ部22cと第3雌ネジ部19bとの組と、は、ネジの向きが同じである。テーパー部17aが、中空部22aのテーパー状の領域に直接当接してもよく、また、シール材が介在する状態で当接してもよい。つまり、配管17から中空部22aに流入する燃料のシール性が確保されるのであれば、他の態様であってもよい。
環状体23は、貫通部23aを有しており、配管17が連結される前の筒状体22が基体21に連結されている状態で、貫通部23aが筒状体22の外周面を囲むように配設される。環状体23の外周面の、開口部31に近い側の領域には、第2雄ネジ部23bが形成されている。貫通部23aの内径は、環状突部22dの外径と比較して小さい。環状体23の外周面の、開口部31から遠い側の領域が、六角レンチ等の締結具と嵌め合う形状であるとよい。第2雄ネジ部23bと第2雌ネジ部31bとが結合されると、貫通部23aの開口部31に近い側の端部が環状突部22dの開口部31から遠い側の端面に当接する状態になって、環状体23が基体21に連結される。つまり、筒状体22は、基体21に連結されている環状体23によって、開口部31の奥側に向かって押圧されている。
第1雄ネジ部22bと第1雌ネジ部31aとの組と、第2雄ネジ部23bと第2雌ネジ部31bとの組と、は、ネジの向きが逆である。また、貫通部23aの開口部31に近い側の端部と、環状突部22dの開口部31から遠い側の端面と、の当接部は、線状である。つまり、筒状体22の環状体23によって押圧されている箇所は、線状である。また、環状体23の露出する箇所に、インジェクタ16の個体情報(個体差の補正値に関する情報等)が刻印されている。個体情報は、例えば、マトリックス式2次元コード等である。
<燃料噴射システムの作用>
実施の形態1に係る燃料噴射システムの作用について説明する。
燃料噴射システム1に組み込まれるインジェクタ16は、開口部31と内部流路32とを有する基体21と、開口部31に一端が連結されていて、燃料が流通する配管17に他端が連結される筒状体22と、を備えている。そして、インジェクタ16では、筒状体22の外側に、環状体23が配設されており、環状体23は、基体21に連結されており、筒状体22は、環状体23によって開口部31の奥側に向かって押圧されている。そのため、例えば、配管17を筒状体22から取り外すために、配管17に取り付けられているロックリング19を回すような場合であっても、環状体23の押圧力によって、筒状体22がそのロックリング19と共に回ってしまうことが抑制されるため、作業性が向上される。
なお、配管17を筒状体22から取り外す際に筒状体22がロックリング19と共に回ってしまうことを、基体21と筒状体22とを一体化することによって、根本的に回避することも可能である。しかし、そのような場合には、基体21の形状が複雑化されてしまう。つまり、インジェクタ16では、基体21と筒状体22とが別体であるにも関わらず、作業性を確保することが可能であるため、コスト性が向上される。また、配管17を筒状体22から取り外す際に筒状体22がロックリング19と共に回ってしまうことを、開口部31の内周面と筒状体22の外周面との隙間にロッキングスリーブを圧入することによって、根本的に回避することも可能である。しかし、そのような場合には、特殊な工程が必要となってしまい、また、圧入ミスの度に部材を廃棄する必要が生じてしまう。つまり、インジェクタ16では、作業性の確保と生産性の確保とを両立することが可能である。
また、燃料噴射システム1に組み込まれるインジェクタ16では、第1雄ネジ部22bと第1雌ネジ部31aとの組と、第2雄ネジ部23bと第2雌ネジ部31bとの組と、は、ネジの向きが逆である。そのため、例えば、配管17を筒状体22から取り外すために、配管17に取り付けられているロックリング19を回すような場合であっても、第2雄ネジ部23bと第2雌ネジ部31bとの結合によって、第1雄ネジ部22bと第1雌ネジ部31aとの結合が緩むことが抑制されることとなって、環状体23の押圧力の低下が抑制されることとなるため、筒状体22がそのロックリング19と共に回ってしまうことの抑制が確実化されて、燃料のシール性の確保が確実化される。
また、燃料噴射システム1に組み込まれるインジェクタ16では、筒状体22の環状体23によって押圧されている箇所が、線状である。特に、環状体23を基体21に連結させた状態で、ロックリング19を筒状体22に連結させる場合では、環状体23と筒状体22との当接部に作用する摩擦力が大きいと、ロックリング19の締付トルクに誤差が生じて、燃料のシール性の確保が不確実化されてしまう。筒状体22の環状体23によって押圧されている箇所が、線状である場合には、その摩擦力が低減されることとなるため、ロックリング19の締付トルクに誤差が生じて、燃料のシール性の確保が不確実化されてしまうことが抑制される。
また、燃料噴射システム1に組み込まれるインジェクタ16では、環状体23の露出する箇所に、インジェクタ16の個体情報(個体差の補正値に関する情報等)が刻印される。そのため、刻印ミスの度に基体21、筒状体22等の相対的に大型な部材を廃棄する必要がなくなって、コスト性が向上される。
なお、以上では、上述の特徴を備えるコンポーネントが、インジェクタ16である場合を説明しているが、上述の特徴を備えるコンポーネントが、コモンレール15等の、高圧化された燃料が供給される他のコンポーネントであってもよい。つまり、燃料噴射システム1に組み込まれるコモンレール15が、開口部31と内部流路32とを有する基体21と、開口部31に一端が連結されていて、燃料が流通する配管17に他端が連結される筒状体22と、を備え、筒状体22の外側に、環状体23が配設されており、環状体23は、基体21に連結されており、筒状体22は、環状体23によって開口部31の奥側に向かって押圧されているものであってもよい。そのような場合であっても、上述の作用と同様の作用が生じる。
上述の特徴を備えるコンポーネントが、インジェクタ16である場合には、インジェクタ16の交換頻度が他のコンポーネントと比較して相対的に高く、また、インジェクタ16の設置箇所が他のコンポーネントと比較して相対的に作業性が低い個所であることに起因して、上述の作用が更に顕著となる。つまり、上述の特徴は、コンポーネントがインジェクタ16である場合において、特に有用である。
実施の形態2.
以下に、実施の形態2に係る燃料噴射システムについて説明する。
なお、実施の形態1に係る燃料噴射システムと重複する説明は、適宜省略している。
<コンポーネントの構成>
実施の形態2に係る燃料噴射システムのコンポーネントの構成について説明する。
図3に示される構成において、第1雄ネジ部22bと第1雌ネジ部31aとの組と、第2雄ネジ部23bと第2雌ネジ部31bとの組と、は、ネジの向きが同じである。そして、第2雄ネジ部23bと第2雌ネジ部31bとの組のネジピッチは、第1雄ネジ部22bと第1雌ネジ部31aとの組のネジピッチと比較して小さい。また、貫通部23aの開口部31に近い側の端部と、環状突部22dの開口部31から遠い側の端面と、の当接部は、線状である。つまり、筒状体22の環状体23によって押圧されている箇所は、線状である。
<燃料噴射システムの作用>
実施の形態2に係る燃料噴射システムの作用について説明する。
燃料噴射システム1に組み込まれるインジェクタ16では、第1雄ネジ部22bと第1雌ネジ部31aとの組と、第2雄ネジ部23bと第2雌ネジ部31bとの組と、は、ネジの向きが同じである。そして、第2雄ネジ部23bと第2雌ネジ部31bとの組のネジピッチは、第1雄ネジ部22bと第1雌ネジ部31aとの組のネジピッチと比較して小さい。そのため、例えば、配管17を筒状体22から取り外すために、配管17に取り付けられているロックリング19を回すような場合であっても、第2雄ネジ部23bと第2雌ネジ部31bとの結合によって、第1雄ネジ部22bと第1雌ネジ部31aとの結合が緩むことが抑制されることとなって、環状体23の押圧力の低下が抑制されることとなるため、筒状体22がそのロックリング19と共に回ってしまうことの抑制が確実化されて、燃料のシール性の確保が確実化される。
加えて、第1雄ネジ部22bと第1雌ネジ部31aとの組と、第2雄ネジ部23bと第2雌ネジ部31bとの組と、のネジの向きが、同じであることで、第1雄ネジ部22bと第1雌ネジ部31aとの結合を緩めずに、第2雄ネジ部23bと第2雌ネジ部31bとを結合させることが可能である。そのため、中空部22aから内部流路32に流入する燃料のシール性の確保が更に確実化される。
また、燃料噴射システム1に組み込まれるインジェクタ16では、筒状体22の環状体23によって押圧されている箇所が、線状である。特に、環状体23を基体21に連結させた状態で、ロックリング19を筒状体22に連結させる場合では、環状体23と筒状体22との当接部に作用する摩擦力が大きいと、ロックリング19の締付トルクに誤差が生じて、燃料のシール性の確保が不確実化されてしまう。筒状体22の環状体23によって押圧されている箇所が、線状である場合には、その摩擦力が低減されることとなるため、ロックリング19の締付トルクに誤差が生じて、燃料のシール性の確保が不確実化されてしまうことが抑制される。
加えて、環状体23と筒状体22との当接部に作用する摩擦力が大きいと、配管17を筒状体22から取り外すために、配管17に取り付けられているロックリング19を回す際に、第2雄ネジ部23bと第2雌ネジ部31bとの結合が緩んで、環状体23の押圧力が低下してしまう。筒状体22の環状体23によって押圧されている箇所が、線状である場合には、その摩擦力が低減されることとなるため、環状体23の押圧力が低下して、燃料のシール性の確保が不確実化されてしまうことが抑制される。
実施の形態3.
以下に、実施の形態3に係る燃料噴射システムについて説明する。
なお、実施の形態1に係る燃料噴射システムと重複する説明は、適宜省略している。
<コンポーネントの構成>
実施の形態3に係る燃料噴射システムのコンポーネントの構成について説明する。
図4は、実施の形態3に係る燃料噴射システムの、コンポーネントの要部の構成を説明するための図である。
図4に示されるように、環状体23は、貫通部23aを有しており、配管17が連結される前の筒状体22が基体21に連結されている状態で、貫通部23aが筒状体22の外周面を囲むように配設される。環状体23の、貫通部23aの外側の複数個所がネジ部品等で基体21に結合される。貫通部23aの内径は、環状突部22dの外径と比較して小さい。環状体23が基体21に連結される、つまり、貫通部23aの外側の複数個所を固定するネジ部品等が締結されると、貫通部23aの開口部31に近い側の端部が環状突部22dの開口部31から遠い側の端面に当接する状態になる。つまり、筒状体22は、基体21に連結されている環状体23によって、開口部31の奥側に向かって押圧されている。なお、環状体23の外周面は円状であってもよく、また、円状でなくてもよい。
<燃料噴射システムの作用>
実施の形態3に係る燃料噴射システムの作用について説明する。
燃料噴射システム1に組み込まれるインジェクタ16では、貫通部23aの外側の複数個所を固定するネジ部品等が締結されると、貫通部23aの開口部31に近い側の端部が環状突部22dの開口部31から遠い側の端面に当接する状態になる。そのため、例えば、配管17を筒状体22から取り外すために、配管17に取り付けられているロックリング19を回すような場合であっても、環状体23の押圧力によって、筒状体22がそのロックリング19と共に回ってしまうことが抑制されるため、作業性が向上される。
1 燃料噴射システム、11 燃料タンク、12 サプライポンプ、13 メインフィルタ、14 カセット式ポンプ、15 コモンレール、16 インジェクタ、17 配管、17a テーパー部、17b 環状突部、18 圧入リング、19 ロックリング、19a 貫通部、19b 第3雌ネジ部、21 基体、22 筒状体、22a 中空部、22b 第1雄ネジ部、22c 第3雄ネジ部、22d 環状突部、23 環状体、23a 貫通部、23b 第2雄ネジ部、31 開口部、31a 第1雌ネジ部、31b 第2雌ネジ部、32 内部流路、32a 入口流路、32b 噴射流路、32c 還流流路、33 燃料噴射孔、34 燃料還流孔、35 ピストン、36 ピストン。

Claims (10)

  1. 燃料噴射システムに組み込まれるコンポーネントであって、
    第1雌ネジ部が形成されている開口部と、前記開口部に連通する内部流路と、を有する基体と、
    第1雄ネジ部が形成されていて、前記第1雄ネジ部と前記第1雌ネジ部との結合によって前記開口部に一端が連結されていて、燃料が流通する配管に他端が連結される筒状体と、
    を備え、
    前記筒状体の外側に、環状体が配設されており、
    前記環状体は、前記基体に連結されており、
    前記筒状体は、前記環状体によって前記開口部の奥側に向かって押圧されている、
    コンポーネント。
  2. 前記開口部は、第2雌ネジ部を有し、
    前記環状体は、第2雄ネジ部を有し、前記第2雄ネジ部と前記第2雌ネジ部との結合によって前記基体に連結されている、
    請求項1に記載のコンポーネント。
  3. 前記第2雄ネジ部と前記第2雌ネジ部との組は、前記第1雄ネジ部と前記第1雌ネジ部との組と比較して、ネジの向きが逆である、
    請求項2に記載のコンポーネント。
  4. 前記第2雄ネジ部と前記第2雌ネジ部との組は、前記第1雄ネジ部と前記第1雌ネジ部との組と比較して、ネジの向きが同じであり、且つ、ネジピッチが小さい、
    請求項2に記載のコンポーネント。
  5. 前記筒状体の前記環状体によって押圧されている箇所は、線状である、
    請求項1〜4の何れか1項に記載のコンポーネント。
  6. 前記環状体の露出する箇所に、個体情報が刻印されている、
    請求項1〜5の何れか1項に記載のコンポーネント。
  7. 前記個体情報は、マトリックス式2次元コードである、
    請求項6に記載のコンポーネント。
  8. インジェクタである、
    請求項1〜7の何れか1項に記載のコンポーネント。
  9. コモンレールである、
    請求項1〜7の何れか1項に記載のコンポーネント。
  10. 請求項1〜9の何れか1項に記載のコンポーネントが組み込まれている、
    燃料噴射システム。
JP2014259613A 2014-12-23 2014-12-23 燃料噴射システムに組み込まれるコンポーネント、及び、燃料噴射システム Expired - Fee Related JP6395218B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014259613A JP6395218B2 (ja) 2014-12-23 2014-12-23 燃料噴射システムに組み込まれるコンポーネント、及び、燃料噴射システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014259613A JP6395218B2 (ja) 2014-12-23 2014-12-23 燃料噴射システムに組み込まれるコンポーネント、及び、燃料噴射システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016118187A true JP2016118187A (ja) 2016-06-30
JP6395218B2 JP6395218B2 (ja) 2018-09-26

Family

ID=56244002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014259613A Expired - Fee Related JP6395218B2 (ja) 2014-12-23 2014-12-23 燃料噴射システムに組み込まれるコンポーネント、及び、燃料噴射システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6395218B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005009672A (ja) * 2003-04-07 2005-01-13 Denso Corp 配管継手装置およびその組付方法
JP2005009394A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd コモンレール用分岐接続体の接続構造
JP2005344623A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Bosch Corp 燃料噴射弁
JP2006322406A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Denso Corp 蓄圧式燃料噴射装置のレール
JP2008542601A (ja) * 2005-05-25 2008-11-27 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 接続システム
JP2009013918A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Bosch Corp 燃料噴射弁
WO2011117968A1 (ja) * 2010-03-23 2011-09-29 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2013238203A (ja) * 2012-05-17 2013-11-28 Toyota Motor Corp エンジン制御ユニットの監視装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005009672A (ja) * 2003-04-07 2005-01-13 Denso Corp 配管継手装置およびその組付方法
JP2005009394A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd コモンレール用分岐接続体の接続構造
JP2005344623A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Bosch Corp 燃料噴射弁
JP2006322406A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Denso Corp 蓄圧式燃料噴射装置のレール
JP2008542601A (ja) * 2005-05-25 2008-11-27 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 接続システム
JP2009013918A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Bosch Corp 燃料噴射弁
WO2011117968A1 (ja) * 2010-03-23 2011-09-29 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2013238203A (ja) * 2012-05-17 2013-11-28 Toyota Motor Corp エンジン制御ユニットの監視装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6395218B2 (ja) 2018-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7976073B2 (en) Coupling device
US8286612B2 (en) Coupling device
US8905002B2 (en) Fuel injector assembly
US8245697B2 (en) Coupling device
US20100300409A1 (en) Fuel system for a direct injection internal combustion engine
US20090229575A1 (en) Coupling device
US9512811B2 (en) Fuel supply pump
JP2007132449A (ja) 循環用コネクタ及び循環用コネクタの接続構造並びに燃料循環システム
US9803605B2 (en) Fluid injection assembly
JP2007297994A (ja) 燃料供給用ポンプ
JP2010236645A (ja) コネクタ
JP6395218B2 (ja) 燃料噴射システムに組み込まれるコンポーネント、及び、燃料噴射システム
EP3575591A1 (de) Brennstoffeinspritzanlage mit einer brennstoff führenden komponente, einem brennstoffeinspritzventil und einem verbindungselement
US10584700B1 (en) High-pressure fuel pump
CN105370445B (zh) 密封面上具有确定的微结构的气体喷射器
US20220178335A1 (en) Fuel injector with radially orientable nozzle holes using splines
KR20170027816A (ko) 가솔린 직분사 엔진용 연료 레일의 단말 시일 구조
WO2014094800A1 (en) Arrangement for supplying fuel to an engine
JP6127851B2 (ja) 高圧ポンプ
JP2007032474A (ja) 燃料噴射弁の取付構造及び燃料供給システム
EP2090772A1 (en) Coupling assembly
JP2007132448A (ja) 循環用コネクタの接続構造及び燃料循環システム
US11098685B2 (en) Fuel injector assembly having external filter and method of making same
JP4944141B2 (ja) 内燃機関の燃料供給装置
JP2009013918A (ja) 燃料噴射弁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6395218

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees