JP4788694B2 - フローダンパ - Google Patents

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Description

本発明は、コモンレール式燃料噴射装置のレール本体に締結され、安全弁の機能を有するフローダンパに関するものである。
フローダンパは、内部に燃料通路が形成された略筒状のバルブボディと、このバルブボディの内側に形成されたピストン摺動孔に沿って軸方向へ摺動可能なピストンと、このピストンを燃料の流れの上流側に付勢するスプリングと、ピストンの上流側への移動を規制するストッパとを備える(例えば、特許文献1参照)。
ピストンには、燃料通路の上流側と下流側を連通する絞り通路が形成されている。そして、インジェクタに過剰燃料流出などの異常が生じて、燃料通路において下流に向かう流量が異常増加した場合、ピストンが下流側へ移動し、ピストンの弁部がバルブボディの弁座に着座して燃料通路を閉塞する。このようにして、フローダンパは、万が一、何らかの不具合が生じた際に、高圧燃料の流出を停止させるものである。
バルブボディは、レール本体に締結されるものである。一方、レール本体は高圧燃料を蓄圧するものである。このため、バルブボディとレール本体との密着面は高油密のシール面を確保する必要があり、バルブボディはレール本体に高軸力で締め付けられて固定される。
バルブボディは、レール本体に強力に締め付けられるため、高軸力が加わるバルブボディのレール本体側に歪みが生じる。
しかし、バルブボディは、内側にピストンを摺動可能な状態で保持するものであるため、バルブボディが上述の理由によって歪み、ピストン摺動孔が内径方向に変形すると、バルブボディとピストンの摺動クリアランスが減少して、ピストンの摺動性が悪化してしまう。
そこで、図6に示すように、高軸力を受けるバルブボディJ1の内側、即ちピストン摺動孔J2の開口側の内周面にストッパJ3を圧入して、ピストン摺動孔J2の変形を防ぐ技術が提案されている。
一方、インジェクタ(燃料噴射弁)の噴射時に生じる燃料流れに伴うピストンJ5の移動により、インジェクタ配管に生じる脈動が助長される問題を回避するために、ストッパJ3にオリフィスJ4を設ける技術が提案されている。
しかし、ストッパJ3は、フローダンパの製造工程中においてバルブボディJ1内に圧入されるため、製造されたフローダンパにおいて燃料流量を調整することができない。
具体的には、製造されたフローダンパ(アッシー状態)が適正範囲内で動作するか否かの検査の際に、検査結果が不良(NG)の場合には、圧入されたストッパJ3をバルブボディJ1から外すことができないため、ストッパJ3の交換(ストッパJ3のオリフィス径の変更)、ピストンJ5の交換(ピストンJ5の絞り通路径の変更)、スプリングJ6の交換(セット荷重の変更)ができない。
このため、製造されたフローダンパの製品管理において、フローダンパが適正範囲外の場合、製造されたフローダンパ自体を廃却しなければならなかった。
特開2001−50141号公報
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、バルブボディをレール本体に高軸力で締め付けてもピストンの摺動性の悪化を回避するとともに、流量調整が容易なフローダンパの提供にある。
〔請求項1の手段〕
請求項1の手段を採用するフローダンパは、ピストン摺動孔の内周面に嵌め入れられる小径部、およびバルブボディとレール本体との間に挟み付けられる大径部を有するキャップを具備し、小径部がピストン摺動孔との間に隙間を隔てて隙間嵌めされる。
キャップは、大径部がバルブボディとレール本体との間に挟み付けられることで固定されるものであり、小径部がピストン摺動孔の内周面に隙間嵌めされるものである。このため、一旦組み付けられたフローダンパ(アッシー化されたフローダンパ)であっても、バルブボディからキャップを分離することができる。その結果、キャップの交換、ピストンの交換、スプリングの交換を容易に実施することができ、フローダンパにおける諸特性の調整(例えば、流量調整)が可能になる。
また、キャップ、ピストン、スプリングの交換が可能であるため、汎用性を高めることができる。
一方、キャップの小径部は、ピストン摺動孔の内周面に挿入されるものであるため、ピストンの燃料上流の停止位置(ストッパ停止位置)が、小径部の挿入長により、ピストン摺動孔の開口端よりも下流側へ所定量離れた位置に設定される。即ち、小径部の挿入長により、バルブボディをレール本体に締結する際に変形が発生する部位と、バルブボディとピストンが直接摺動する直接摺動範囲とを軸方向にずらすことができる。
このように、ピストン摺動孔の内周面に小径部を挿入配置することで、締結による変形発生部位と、直接摺動範囲とが軸方向にずれるため、締結力によりピストン摺動孔の開口端側のバルブボディに変形が生じたとしても、直接摺動範囲におけるピストン摺動孔の変形が抑えられ、ピストンの摺動性の悪化を防ぐことができる。
また、請求項1の手段によれば、キャップの小径部が、ピストンの燃料上流側への移動を規制するストッパの機能を果たすものである。即ち、小径部がピストンと直接当接するものであり、キャップとピストンとの間には、別部品よりなるストッパが配置されていないものである。
更に、請求項1の手段によれば、小径部の軸方向長が、バルブボディとピストンが直接摺動する直接摺動範囲と、バルブボディとレール本体のネジ螺合範囲とが軸方向でずれる長さに設けられている。
これにより、ネジ螺合範囲は、バルブボディにおいて締結力が加わり応力が発生する範囲であるため、この軸方向に応力が発生する範囲から直接摺動範囲が軸方向にずらされることで、変形が直接摺動範囲に及ばなくなり、締結時の変形によるピストンの摺動性の悪化を確実に防ぐことができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2の手段を採用するフローダンパのキャップは、燃料孔と燃料通路の上流側とを連通する連通部にオリフィスを備える。
キャップに設けられたオフィリスの径(オリフィス径)は、コモンレールからインジェクタへ向かう燃料の流量をコントロールするものであるため、レール本体にバルブボディを組付けた状態で流量検査を行った時に、流量特性が適正範囲外の場合、隙間嵌めされたキャップを交換することでオリフィス径を変更することができる。即ち、フローダンパを廃棄することなく、キャップを変更するだけでフローダンパの流量特性を適正範囲内に調整することができる。
最良の形態1のフローダンパは、バルブボディ、ピストン、スプリングおよびキャップを具備する。
バルブボディは、内部に高圧燃料を蓄圧するレール本体に締結されるものであり、内部にレール本体の燃料孔とインジェクタ配管とを連通する燃料通路が形成されている。バルブボディの燃料通路の上流側には、ピストンを軸方向に摺動自在に支持するピストン摺動孔が設けられている。
ピストンは、ピストン摺動孔の内周面において軸方向へ摺動自在に支持されるものであり、スプリングにより燃料上流側に付勢されている。ピストンには、燃料通路の上流側と下流側を連通する絞り通路が形成されており、インジェクタに過剰燃料流出などの異常が生じて、燃料通路において下流に向かう流量が異常増加した場合、絞り通路の前後の圧差が増加し、スプリングの付勢力に抗してピストンが下流側へ移動して、ピストンの弁部がバルブボディの弁座に着座する。これによって燃料通路が閉塞され、万が一、何らかの不具合が生じた際に、高圧燃料の流出を停止させる。
キャップは、バルブボディの燃料上流側に装着されるものであり、ピストン摺動孔の内周面に隙間嵌めされる小径部と、バルブボディとレール本体との間に挟み付けられる大径部とからなる。キャップには、レール本体の燃料孔と、燃料通路の上流側とを連通する連通部に、この連通部の流路面積を絞るオリフィスが形成されている。なお、このオフィリスは、無くても良い。
この実施例1では、まず、コモンレール式燃料噴射装置の一例を図3を参照して説明し、その後でフローダンパを図1、図2を参照して説明する。
(コモンレール式燃料噴射装置の説明)
図3に示すコモンレール式燃料噴射装置は、エンジン(例えばディーゼルエンジン:図示しない)の各気筒に燃料噴射を行うシステムであり、コモンレール1、インジェクタ2、サプライポンプ3、ECU4(エンジン制御ユニット)、EDU5(駆動ユニット)等から構成される。
コモンレール1は、インジェクタ2に供給する高圧燃料を蓄圧する蓄圧容器であり、燃料噴射圧に相当するコモンレール圧が蓄圧されるように高圧ポンプ配管6を介して高圧燃料を圧送するサプライポンプ3の吐出口と接続されるとともに、各インジェクタ2へ高圧燃料を供給する複数のインジェクタ配管7が接続されている。
なお、コモンレール1とインジェクタ配管7の接続部分には、フローダンパ31が設けられており、フローダンパ31の詳細は後述する。
コモンレール1から燃料タンク8へ燃料を戻すリリーフ配管9には、プレッシャリミッタ10が取り付けられている。このプレッシャリミッタ10は圧力安全弁であり、コモンレール圧が限界設定圧を超えた際に開弁して、コモンレール圧を限界設定圧以下に抑える。
また、コモンレール1には、減圧弁11が取り付けられている。この減圧弁11は、ECU4から与えられる開弁指示信号によって開弁してリリーフ配管9を介してコモンレール圧を急速に減圧するものである。このように、コモンレール1に減圧弁11を搭載することによって、ECU4はコモンレール圧を車両走行状態に応じた圧力へ素早く低減制御できる。なお、この減圧弁11が設けられない機種もある。
インジェクタ2は、エンジンの各気筒毎に搭載されて燃料を各気筒内に噴射供給するものであり、コモンレール1より分岐する複数のインジェクタ配管7の下流端に接続されて、コモンレール1に蓄圧された高圧燃料を各気筒内に噴射供給する燃料噴射ノズル、およびこの燃料噴射ノズル内に収容されたニードルのリフト制御を行う電磁弁等を搭載している。
なお、インジェクタ2からのリーク燃料も、リリーフ配管9を経て燃料タンク8に戻される。
サプライポンプ3は、コモンレール1へ高圧燃料を圧送する高圧燃料ポンプであり、燃料タンク8内の燃料をフィルタ12を介してサプライポンプ3へ吸引するフィードポンプを搭載し、このフィードポンプによって吸い上げられた燃料を高圧に圧縮してコモンレール1へ圧送する。フィードポンプおよびサプライポンプ3は共通のカムシャフト13によって駆動される。なお、このカムシャフト13は、エンジンによって回転駆動されるものである。
サプライポンプ3には、燃料を高圧に加圧する加圧室内に燃料を導く燃料流路に、その燃料流路の開度度合を調整するためのSCV14(吸入調量弁)が搭載されている。このSCV14は、ECU4からのポンプ駆動信号によって制御されることにより、加圧室内に吸入される燃料の吸入量を調整し、コモンレール1へ圧送する燃料の吐出量を変更するバルブであり、コモンレール1へ圧送する燃料の吐出量を調整することにより、コモンレール圧を調整するものである。即ち、ECU4はSCV14を制御することにより、コモンレール圧を車両走行状態に応じた圧力に制御するものである。
ECU4には、制御処理、演算処理を行うCPU、各種プログラムおよびデータを保存する記憶装置(ROM、スタンバイRAMまたはEEPROM、RAM等のメモリ)、入力回路、出力回路、電源回路等の機能を含んで構成される周知構造のマイクロコンピュータが設けられている。そして、ECU4に読み込まれたセンサ類の信号(エンジンパラメータ:乗員の運転状態、エンジンの運転状態等に応じた信号)に基づいて各種の演算処理を行うようになっている。
なお、ECU4には、運転状態等を検出する手段として、コモンレール圧を検出するレール圧センサ15の他に、アクセル開度を検出するアクセルセンサ、エンジン回転数を検出する回転数センサ、エンジンの冷却水温度を検出する水温センサ等のセンサ類が接続されている。
ECU4における具体的な演算の一例を示すと、ECU4は、インジェクタ2の駆動制御を行うインジェクタ制御系、およびSCV14の駆動制御を行うレール圧制御系の制御を実施する。
インジェクタ制御系は、燃料の噴射毎に、ROMに記憶されたプログラムと、RAMに読み込まれたセンサ類の信号(エンジンパラメータ)とに基づいて、噴射形態、目標噴射量、噴射開始時期を算出し、インジェクタ開弁信号を算出する。
レール圧制御系は、ROMに記憶されたプログラムと、RAMに読み込まれたセンサ類の信号(エンジンパラメータ)とに基づいて、目標レール圧を算出し、レール圧センサ15から算出される実レール圧を目標レール圧に一致させるためのSCV駆動信号を算出する。
EDU5は、ECU4から与えられるインジェクタ開弁信号に基づいてインジェクタ2の電磁弁へ開弁駆動電流を与えるインジェクタ駆動回路と、ECU4から与えられるSCV駆動信号(デューティ信号)に基づいてSCV14へ駆動電流値を与えるポンプ駆動回路とを備える。なお、このEDU5は、ECU4と同一のケース内に搭載されるものであっても良い。
(コモンレール1の説明) コモンレール1は、内部に超高圧の燃料を蓄えるパイプ形状を呈するレール本体20に、高圧ポンプ配管6、リリーフ配管9、インジェクタ配管7等を接続するための配管接続手段21を設けたものである。また、レール本体20には、配管接続手段21の他に、プレッシャリミッタ10、減圧弁11、レール圧センサ15等を取り付けるための機能部品接続部22が設けられている。
なお、プレッシャリミッタ10と減圧弁11を一体に設けたものや、減圧弁11を廃止したものであっても良い。
また、レール本体20は、図3に示すように、鍛造技術によって設け、その後に各穴や平面部等(後述するレール内通路、燃料孔23、第1平面26等)を加工したものであっても良いし、図3に示すものではなく、安価なパイプ材で構成し、そのパイプ材の軸方向に多数の配管接続手段21を設けて低コスト化を図ったものであっても良い。
レール本体20は、鉄などの硬質な金属よりなり、レール本体20の内部には、レール本体20の長手方向に沿うレール内通路(図示しない高圧燃料の蓄圧室)が設けられている。
また、レール本体20の側面には、外部とレール内通路を連通する複数の燃料孔23が形成されている(図1参照)。この複数の燃料孔23は、高圧ポンプ配管6、リリーフ配管9、インジェクタ配管7等に連通するものであり、レール本体20の軸方向に適切な間隔を隔てて穴開け加工されたものである。
(フローダンパ31の説明)
配管接続手段21のうち、レール本体20とインジェクタ配管7とを接続する部分には、図1に示すフローダンパ31が設けられている。
先ず、フローダンパが組付けられるレール本体20を説明する。
レール本体20には、軸方向に適切な間隔を隔てて円筒ボス24が形成されており、円筒ボス24の底面の略中心に燃料孔23の外側が開口する。
燃料孔23の外開口(外側の開口部)には、外方向に広がった面取り部25が設けられており、燃料孔23の外開口の開口面積が大きくなっている。
円筒ボス24の底面における面取り部25の周囲には、環状の第1平面26が形成されている。
円筒ボス24の内周面には、フローダンパ31(具体的には、後述するバルブボディ32)を締結するための第1雌ネジ27が形成されている。なお、円筒ボス24がレール本体20と一体に設けられる例を示すが、ナットなどの雌ネジ部品をレール本体20に溶接等で固着(一体化)して設けたものであっても良い。
フローダンパ31は、レール本体20に締結されるバルブボディ32と、このバルブボディ32の内部で摺動するピストン33と、このピストン33を燃料の流れの上流側に付勢するスプリング34と、バルブボディ32の燃料上流側に装着されるキャップ35とを備える。
次に、フローダンパ31の各パーツを詳細に説明する。なお、以下では、レール本体20に接続される側を下と称し、インジェクタ配管7が接続される側を上と称して説明するが、実際の組付け方向にかかわるものではない。
(バルブボディ32の説明)
バルブボディ32は、鉄などの硬質な金属よりなり、軸中心に燃料通路(後述する上部燃料通路46+ピストン摺動孔43)が形成された略筒状を呈する。
バルブボディ32の外周下側には、レール本体20の第1雌ネジ27内にねじ込まれる第1雄ネジ41が形成され、バルブボディ32の外周上側には、インジェクタ配管7を取り付けるための第2雄ネジ42が形成され、第1雄ネジ41と第2雄ネジ42の間の外周面に工具係合部(例えば、六角部)が形成されている。
第1雄ネジ41の下端には、ピストン摺動孔43の開口周りを囲む環状平面41aが形成されている。
第2雄ネジ42の上端には、インジェクタ配管7の先端に形成された円錐部44が差し込まれる円錐テーパ形状を呈した受圧座面45が形成されており、この受圧座面45の底部で上部燃料通路46が開口する。
第2雄ネジ42には、配管締結ネジ部材47の内周面に形成された第2雌ネジ48が螺合する。
この配管締結ネジ部材47は、外周面に工具係合部(例えば、六角部)が形成されており、インジェクタ配管7の円錐部44の背部の段差44aに係止した状態で、第2雄ネジ42にねじ込まれるものである。そして、配管締結ネジ部材47を第2雄ネジ42に強くねじ込むことで、インジェクタ配管7の円錐部44が受圧座面45に強く押し付けられて配管シール面(油密面:密着面)が形成される。
一方、バルブボディ32の中心には、下端から略中央部までピストン33を軸方向へ摺動自在に支持するためのピストン摺動孔43が形成されている。また、バルブボディ32の中心の上部には、上端からピストン摺動孔43に連通する上部燃料通路46が形成されている。そして、上部燃料通路46とピストン摺動孔43により、バルブボディ32内において燃料通路を形成する。
この上部燃料通路46とピストン摺動孔43の境界部には、下方に向けて広がる略円錐形状の弁座49が形成されている。ピストン摺動孔43と上部燃料通路46は同芯に設けられ、後述するピストン33の弁部53とバルブボディ32の弁座49の同芯性が確保されている。
(ピストン33の説明)
ピストン33は、鉄、アルミ、樹脂など燃料高圧下で破損しない材質よりなり、バルブボディ32におけるピストン摺動孔43の内部で軸方向に摺動自在に支持されるもので、ピストン摺動孔43に直接摺動する下側の大径摺動部51と、段差を介して小径となる上側の突出部52とを備え、この突出部52の上端には、バルブボディ32の弁座49に着座して上部燃料通路46を閉塞可能な弁部53が形成されている。また、大径摺動部51と突出部52の間の段差にはスプリング34の下端が当接し、スプリング34によってピストン33が下方へ付勢される構造になっている。
ピストン33の内部には、大径摺動部51の下面と、突出部52の側面とを連通する絞り通路54が形成されている。この絞り通路54は、大径摺動部51の下面の略中心部から突出部52の途中まで伸びるピストン中心孔55、このピストン中心孔55と突出部52の外周面とを連通する絞り(オリフィス)56で構成される。
(スプリング34の説明)
スプリング34は、ピストン33を下方へ付勢する圧縮コイルバネであり、その圧縮荷重によってフローダンパ31の作動値(フローダンパ31が高圧燃料の流出を遮断するセット値)が設定される。なお、フローダンパ31の作動値は、スプリング34の圧縮荷重の他に、絞り56の径、突出部52の軸方向長、および後述するキャップ35のオリフィス59aの径などでも設定される。
(キャップ35の説明)
キャップ35は、鉄、銅などのシール性に優れた硬質金属によって形成されてバルブボディ32の燃料上流側に装着されるものであり、ピストン摺動孔43の内周面に隙間嵌めされる小径部(ストッパ部)57、およびバルブボディ32とレール本体20との間に挟み付けられる大径部(ガスケット部)58を備えるとともに、レール本体20の燃料孔23と燃料通路の上流側とを連通する連通部59にオリフィス59aを備える。
小径部57は、略円柱形状を呈するものであり、小径部57の外径寸法がピストン摺動孔43の内径寸法より僅かに小さく設けられて、図2の長丸で囲む部位において、小径部57がピストン摺動孔43の内側に小さい隙間αを隔てて嵌め入れられる構造を採用している。具体的に、小径部57とピストン摺動孔43の隙間αは、バルブボディ32をレール本体20に強く締結してバルブボディ32の下側が変形により縮径しても、縮径したピストン摺動孔43が小径部57の外周を圧迫しない大きさに設けられている。
小径部57は、ピストン33の燃料上流側への移動を規制するストッパの機能を果たすものであり、小径部57の上端平面(ストッパ面)にピストン33の下端平面が直接着座する。
小径部57の軸方向長は、バルブボディ32とピストン33が直接摺動する直接摺動範囲Aと、バルブボディ32とレール本体20のネジ螺合範囲Bとが軸方向でずれる長さに設けられている。即ち、レール本体20にバルブボディ32が締結された状態で、円筒ボス24の第1雌ネジ27の上端位置より、キャップ35の上端位置(ピストン33が着座するストッパ面)が上となるように、小径部57の軸方向長(挿入長)が設定されている。
なお、この実施例では、締結状態においてキャップ35の上端位置が第1雌ネジ27の上端位置より上となるように設けるが、締結力によりバルブボディ32に歪みが生じる部分は、主にネジ螺合範囲Bの下部であるため、キャップ35の上端位置をネジ螺合範囲Bの1/3より上に設けるものであっても良いし、1/2より上に設けるものであっても良い。
大径部58は、円筒ボス24の内径寸法より僅かに小径なリングフランジであり、バルブボディ32をレール本体20に締結することで、バルブボディ32とレール本体20との間に挟み付けられてガスケットの機能を果たす。具体的に、大径部58の上下面は、環状平面に設けられて、レール本体20の第1平面26と、第1雄ネジ41の環状平面41aとの間で加圧されるものであり、バルブボディ32の第1雄ネジ41をレール本体20の第1雌ネジ27に強くねじ込むことで、第1平面26と大径部58の当接部と、環状平面41aと大径部58の当接部とが強く押し付けられて本体シール面(油密面:密着面)を形成する。
ここで、図2に示すように、面取り部25の径が大きく設けられるとともに、第1平面26の周囲に環状溝26aを形成して、第1平面26の径方向幅L1が、環状平面41aの径方向幅L2より小さく設けられ、軸方向から見た場合に、環状平面41a内に第1平面26が納まるように設けられている。
これによって、製造誤差の範囲内で第1平面26と環状平面41aの組付け位置が径方向へズレたとしても、軸方向から見て、環状平面41a内に第1平面26が納まる。このため、大径部58の全周に対して常に安定した軸荷重を与えることができる。即ち、大径部58に対して偏荷重や剪断荷重が与えられる不具合を回避することができ、大径部58において安定したシール力を確保することができる。
キャップ35の中心には、レール本体20の燃料孔23の高圧燃料をピストン33の上流側(ピストン中心孔55)に導く連通部59が形成されている。この連通部59の上部には、インジェクタ2の噴射時に生じる燃料流れに伴うピストン33の移動により、インジェクタ配管7に生じる脈動が助長されるのを抑えるために、連通部59の流路面積を絞るオリフィス59aが形成されている。
このオリフィス59aは、キャップ35の上部に形成された小径の軸穴であり、オリフィス59aの両端部には面取り部が設けられている。この面取り部は、バリを防ぐとともに、高圧燃料が与えられることによって角部が応力集中により破損するのを防ぐためのものである。下側の面取り部(連通部59内の面取り部)は、連通部59を形成するドリル刃の先端の円錐部により形成されたものであり、実際の面取り加工は外部に露出する上側の面取り部だけで済む。このため、面取り加工を容易に実施することができ、面取りによるコスト上昇が抑えられる。
また、オリフィス59aは、キャップ35の端部(この実施例1では上端部)に設けられているため、キャップ35の単体状態において、目視によってオリフィス径を容易に確認することができる。このように、目視によってオリフィス径を確認できるため、誤組付けの防止に役立つとともに、後述する流量調整等においてオフィリス径の交換作業が容易になる。
(フローダンパ31の作動)
微小噴射など、下流に向かう燃料流量が少ない場合、絞り通路54の前後の圧差が小さく、ピストン33がキャップ35の小径部57に着座した状態であり、連通部59からピストン中心孔55に供給された燃料は、絞り通路54のみを通ってインジェクタ2に導かれる。
大噴射など、下流に向かう燃料流量が正常範囲で増加した場合、絞り通路54の前後の圧差が増加すことで、ピストン33がキャップ35から離座して上側(下流側)へ移動する。すると、連通部59を通過した燃料は、絞り通路54と、ピストン33の大径摺動部51とピストン摺動孔43の間の摺動クリアランスとを通ってインジェクタ2に供給される。
インジェクタ2に過剰燃料流出などの異常が生じるなどして、下流に向かう流量が異常増加し、絞り通路54の前後の圧差が予め設定された差圧以上になると、ピストン33が上側へ移動して、突出部52の上端の弁部53がバルブボディ32の弁座49に着座し、上部燃料通路46を閉塞する。
このようにして、フローダンパ31は、万が一、何らかの不具合が生じて、下流に向かう流量が規定量以上に増加すると、高圧燃料の流出を停止させる。
(実施例1の効果)
バルブボディ32は、高圧燃料の漏れを確実に防ぐために、レール本体20に強く締結される。バルブボディ32がレール本体20に強力に締め付けられることで、締付による高軸力と回転摺動によりバルブボディ32の下側に歪みが生じ、バルブボディ32の下端近傍が塑性変形する。
一方、バルブボディ32の内部に設けられるピストン摺動孔43は、その内部でピストン33の大径摺動部51を摺動自在に支持するものであり、ピストン33の大径摺動部51とピストン摺動孔43の摺動クリアランスは、同芯精度を高めるために、摺動クリアランスが小さく設けられている(例えば、10〜20μmほど)。このため、直接摺動範囲Aが内径方向に変形すると、摺動クリアランスが減少して、ピストン33の摺動を悪化させてしまう。
しかるに、この実施例1では、上述したように、キャップ35の小径部57がピストン摺動孔43の下側から内部に挿入されており、ピストン33の下側停止位置が小径部57の挿入長により、ピストン摺動孔43の開口下端よりも上側へ所定量離れた位置に設定されている。具体的にこの実施例1の小径部57の軸方向長は、直接摺動範囲Aがネジ螺合範囲Bからずれる長さに設けられており、締結時にバルブボディ32に変形が生じる部位と、バルブボディ32とピストン33が直接摺動する直接摺動範囲Aとが軸方向に確実にずらされている。
このように、ピストン摺動孔43の内周面に小径部57を挿入配置することで、締結により変形が発生する部位と、直接摺動範囲Aとが軸方向にずれるため、締結力によりバルブボディ32に変形が生じたとしても、その変形が直接摺動範囲Aに及ぶことがなく、ピストン33の摺動不良が発生しない。
一方、この実施例1のフローダンパ31におけるキャップ35は、大径部58がバルブボディ32とレール本体20との間に挟み付けられることで固定されるものであり、小径部57がピストン摺動孔43の内周面に隙間嵌めされるものである。このため、製造されたフローダンパ31が適正範囲内で動作するか否かの検査の際に、検査結果が不良(NG)の場合には、バルブボディ32からキャップ35を分離できるため、キャップ35の交換(オリフィス径の変更)、ピストン33の交換(絞り通路径の変更)、スプリング34の交換(セット荷重の変更)を容易に実施することができる。
具体的な一例を示すと、検査結果において流量特性が不良(NG)の場合には、隙間嵌めされたキャップ35だけを交換することでオリフィス径を変更することができ、キャップ35の交換(オリフィス径の変更)によってフローダンパ31の流量特性を適正範囲内に調整することができる。
即ち、従来技術であればフローダンパ31が適正不良の場合に適正不良のフローダンパ31を全て廃却しなければならなかったが、この実施例では、不良要因となった構成部品の一部だけを交換することで、フローダンパ31を適正範囲内に調整することが可能になる。
また、キャップ35、ピストン33、スプリング34の交換が可能であるため、フローダンパ31の汎用性を高めることができ、この汎用性の向上によってもフローダンパ31のコストを抑えることができる。
実施例2を図4を参照して説明する。なお、この実施例2において、上記実施例1と同一符号は同一機能物を示すものである。
上記の実施例1では、図4(b)に示すように、キャップ35の上端部(ピストン33側)にオリフィス59aを形成する例を示した。
これに対し、この実施例2は、図4(a)に示すように、キャップ35の下端部(レール本体20側)にオリフィス59aを設けたものである。
このように設けても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
具体的に、オリフィス59aにおける上側の面取り部(連通部59内の面取り部)は、連通部59を形成するドリル刃の先端の円錐部により形成されたものであり、実際の面取り加工は外部に露出する下側の面取り部だけで済む。このため、実施例1と同様、面取り加工を容易に実施することができ、面取りによるコスト上昇を抑えることができる。
また、オリフィス59aが、キャップ35の下端に設けられているため、実施例1と同様、目視によってオリフィス径を容易に確認することができるため、流量調整等においてオフィリス径の交換作業を容易に実施できる。
〔変形例〕
上記の実施例では、小径部57の外径を一定径に設ける例を示したが、例えば小径部57の上側の外径を下側より小径に設けるなど、小径部57が他の形状を採用するものであっても良い。
上記の実施例では、キャップ35の上端または下端にオリフィス59aを設けて、オリフィス径の視認を容易にした例を示した。これに対し、オリフィス径の視認性は低下するが、キャップ35における上下方向の中間部分にオリフィス59aを設けるものであっても良い。
上記の実施例では、キャップ35にオリフィス59aを設ける例を示したが、図5に示すように、キャップ35からオリフィス59aを無くしたものであっても良い。
フローダンパの断面図である(実施例1)。 フローダンパにおけるキャップ部分の断面図である(実施例1)。 コモンレール式燃料噴射装置のシステム構成図である。 フローダンパの断面図である(実施例2)。 フローダンパの断面図である(変形例)。 フローダンパの断面図である(従来例)。
符号の説明
20 レール本体
23 燃料孔
31 フローダンパ
32 バルブボディ
33 ピストン
34 スプリング
35 キャップ
43 ピストン摺動孔
57 小径部
58 大径部
59 連通部
59a オリフィス
α 隙間
A 直接摺動範囲
B ネジ螺合範囲

Claims (2)

  1. (a)高圧燃料を蓄圧するレール本体に締結され、内部に前記レール本体の燃料孔と連通する燃料通路が形成されたバルブボディと、
    (b)前記燃料通路の前記レール本体側に設けられたピストン摺動孔の内周面において摺動自在に支持されたピストンと、
    (c)このピストンを前記燃料通路内を流れる燃料の上流側へ向けて付勢するスプリングと、
    (d)前記ピストン摺動孔の内周面に嵌め入れられる小径部、および前記バルブボディと前記レール本体との間に挟み付けられる大径部を有し、前記小径部が前記ピストン摺動孔との間に隙間を隔てて隙間嵌めされるキャップと、
    具備し、
    前記小径部は、前記ピストンの燃料上流側への移動を規制するストッパの機能を果たすものであり、
    前記小径部の軸方向長は、前記バルブボディと前記ピストンが直接摺動する直接摺動範囲と、前記バルブボディと前記レール本体のネジ螺合範囲とが軸方向でずれる長さに設けられていることを特徴とするフローダンパ。
  2. 請求項1に記載のフローダンパにおいて、
    前記キャップは、前記燃料孔と前記燃料通路の上流側とを連通する連通部にオリフィス
    を備えることを特徴とするフローダンパ。
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