JP2006321900A - 衣料用洗浄剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(a)疎水性化合物を(b)多糖誘導体で乳化した粒子を含有する衣料用洗浄剤組成物。
【選択図】なし
Description
例えば、衣料用洗浄剤に機能性材料を配合すると、幾度の濯ぎ工程も加算されるため、仕上げ剤とした場合に比べて、機能性材料の衣類への吸着量は著しく低下し、満足できる効果を得ることができていないのが現状である。
乳化物の貯蔵安定性及び製造適性の観点から、(a)成分の融点は、70℃以下が好ましく、50℃以下がより好ましい。
中でも、(a)成分としては、乳化物の貯蔵安定性及び製造適性の観点から、水に対する溶解度が1質量%以下であり、且つ融点が70℃以下であるものがさらに好ましい。
かかる物性を有する(a)成分としては、ジメチルシリコーン、アミノ変性シリコーン、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、グリセリルエーテル、パーフルオロポリエーテル等が好ましい。
また、(a)成分の融点は、JIS K 0064 化学製品の融点及び溶解範測定方法 3.1目視による方法に記載の方法に従って測定することができる。
−R1−(OA)a−B−R2 (I)
[式中、R1はヒドロキシ基又はオキソ基で置換されてもよい炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐のアルキレン基を示し、Aは炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐のアルキレン基を示し、aは平均値で1〜300の数を示し、a個のAは同一でも異なってもよい。Bは−O−、
で表される基で置換されている多糖誘導体をいう。
なお、他の乳化方法の条件(温度、時間等)については、特に限定はない。また、前記水溶性の有機溶剤や他の成分は、(a)成分、(b)成分のいずれに混合してもよいし、粒子形成後に別途添加してもよい。好ましくは、(b)成分にグリセリン等の有機溶媒を混合した後、(a)成分を混合し、乳化粒子を形成させる。
常温にて(b)成分、必要に応じて(c)成分、(d)成分を、必要量の15%相当量の(f)成分に添加し、次に昇温後80℃にて攪拌した後、25℃まで冷却する。次に、必要に応じて(e)成分を攪拌しながら添加し、攪拌放置する。その後、(a)成分をゆっくり添加する。(a)成分が常温で固体、若しくは流動しない状態の場合には融点、若しくは流動点以上に加温して添加することが望ましい。また、その場合には、途中の中間配合液(以下(g)溶液)も(a)成分の融点、又は流動点以上の温度に加温することが望ましい。添加後さらに攪拌した後、配合物の温度を60℃、若しくは(a)成分の融点、若しくは流動点以上に上昇させ、さらに攪拌し、組成物を得る。そのままの温度か必要に応じて40℃程度まで冷却し、上記の方法で得られた組成物に残りの(f)成分をゆっくり添加し、攪拌する。また、必要に応じてpHを調整した後、ゆっくり常温まで配合物の温度を下げて、O/W型乳化組成物を得る。上記製造方法において、(a)成分の一部を(b)成分と一緒に添加してもよい。
非イオン界面活性剤A:炭素数12〜14の1級アルコールにEOを平均12モル付加させたもの
非イオン界面活性剤B:炭素数10〜14の1級アルコールにEOを平均7モル、POを平均2モル、EOを平均3モルの順で付加させたもの
非イオン界面活性剤C:炭素数12〜14の2級アルコールにEOを平均7モル付加させたもの
非イオン界面活性剤D:炭素数10〜14の2級アルコールにEOを平均9モル、POを平均1モルの順で付加させたもの
脂肪酸:ルナックL−55(花王株式会社製)
高分子化合物a:特開平10−60476号公報の4頁段落0020の合成例1の方法で合成した高分子化合物
酵素:プロテアーゼ(エバラーゼ16.0L−EX、ノボザイム製)
ジメチルシリコーン:SH−200(20万CS、信越化学工業株式会社製)
多糖誘導体A:
重合平均分子量20万、ヒドロキシエチル基の置換度2.5のヒドロキシエチルセルロース(NATROZOL 250G、ハーキュレス社製)160g、含水80%イソプロピルアルコール1280g、48%水酸化ナトリウム水溶液9.8gを混合してスラリー液を調整し、窒素雰囲気下、室温で30分攪拌した。この溶液にC12H25O−(CH2O)13−CH2−C2H3O31.8gを加え、80℃、8時間反応させてポリオキシアルキレン化を行った。反応終了後、反応液を酸酸で中和し、反応生成物を濾別した。反応生成物をイソプロピルアルコール700gで2回洗浄後、減圧下60℃で一昼夜乾燥し、ポリオキシアルキレン化されたヒドロキシセルロース誘導体(多糖誘導体A)152gを得た。
重合平均分子量50万、ヒドロキシエチル基の置換度1.8のヒドロキシエチルセルロース(HEC−QP−4400H、ユニオンカーバイド社製)80g、含水80%イソプロピルアルコール640g、48%水酸化ナトリウム水溶液5.4gを混合してスラリー液を調整し、窒素雰囲気下、室温で30分攪拌した。この溶液にC12H25O−(CH2O)13−CH2−C2H3O12.8gを加え、80℃、8時間反応させてポリオキシアルキレン化を行った。
反応終了後、反応液を酢酸で中和し、反応生成物を濾別した。反応生成物をイソプロピルアルコール500gで2回洗浄後、減圧下60℃で一昼夜乾燥し、ポリオキシアルキレン化されたヒドロキシセルロース誘導体(多糖誘導体B)73gを得た。
非イオン界面活性剤a:炭素数10〜14の第1級アルコールにEOを平均12モル付加させたもの
非イオン界面活性剤b:炭素数10〜14の第2級アルコールにEOを平均7モル付加させたもの
非イオン界面活性剤c:炭素数10〜14の第2級アルコールにEOを平均3モル付加させたもの
アミノ変性シリコーン:BY−16−906(東レダウコーニング・シリコーン株式会社製)
アミノポリエーテル変性シリコーン:SF8427(東レダウコーニング・シリコーン株式会社製)
高分子化合物b:ペンテン/マレイン酸コポリマー(モル比50/50、平均分子量1万)
下記方法で表1に示す各成分を混合して組成物(A1)及び組成物(B1)を調製した後、これらを質量比にて等量混合することで、洗浄剤組成物を調製した。
下記方法で表2に示す各成分を混合して組成物(A2)及び組成物(B2)を調製した後、これらを質量比にて等量混合することで、衣料用洗浄剤組成物を調製した。
綿メリヤス布(谷頭商店製)を2槽式洗濯機(VH-360S1)で市販洗剤(花王製アタック)を用いて5回累積洗浄し(洗剤濃度0.067質量%、水道水使用、水温20℃、10分洗浄後、15分流水濯ぎした後、5分間脱水)、自然乾燥させた。この綿メリヤス布を15cm×15cmに裁断し、試験布を調製した。この試験布3枚をTerg-O-Tometer(上島製作所製)を使用して、85r/min、20℃の水道水に実施例に示した組成の洗浄剤組成物0.133質量% (A成分及びB成分0.067質量%ずつ)になるような条件で添加して得られた洗剤水溶液600mlを用いて10分間洗浄し、水道水600mlを用いて5分間溜め濯ぎを行った。さらに、2分間脱水した後、平干しにて標準試験室(20℃、65%RH)で調湿させた。処理布1gを坩堝で灰化させた灰分にアルカリ1g(炭酸ナトリウム/硼酸=5/2:質量比)を加えて溶融させた。6N塩酸4mLで中和した後、純水でメスアップさせた試料をICP発光分析装置(原子吸収)で測定することによりシリコーンの吸着量を定量した。
〔評価基準〕
◎:比較例1に比べて、シリコーン吸着量が明らかに多い。
○:比較例1に比べて、シリコーン吸着量が比較例よりもやや多い。
×:比較例1に比べて、シリコーン吸着量が比較例と同等もしくは少ない。
全自動洗濯機(松下電器産業製;NA-F60K2型)を用いて、タオル(武井タオル製;TW200綿100%)12枚を標準コースで洗濯を行った。洗浄液は、洗浄剤組成物濃度0.133質量%(A及びB成分0.067質量%ずつ)とし、20℃水道水30Lを用いて予め調整し、使用した。洗浄処理したタオルを20℃、65%RHの標準試験室で24時間調湿した後、柔軟性について以下の基準で評価した。
〔評価基準〕
◎:比較例4に比べて、柔軟性が明らかに認められる。
○:比較例4に比べて、柔軟性がやや認められる。
×:比較例4に比べて、柔軟性が同等もしくは認めらない。
Claims (6)
- (a)疎水性化合物を(b)多糖誘導体で乳化した粒子を含有する衣料用洗浄剤組成物。
- (a)成分/(b)成分の質量比が1〜100である請求項1記載の衣料用洗浄剤組成物。
- (a)成分の水に対する溶解度が1質量%以下であり、融点が70℃以下である請求項1記載の衣料用洗浄剤組成物。
- (a)成分がシリコーン油、炭化水素類、高級アルコール類、ステロール類、フッ素系油剤、植物性又は動物性油脂、脂肪酸エステル類、脂肪酸、天然精油、ビタミン誘導体、及びセラミド群からなる群より選ばれる1種以上である請求項1〜3いずれか記載の衣料用洗浄剤組成物。
- (b)成分が多糖類のヒドロキシ基の水素原子の一部又は全てが一般式:
−R1−(OA)a−B−R2
[式中、R1はヒドロキシ基又はオキソ基で置換されてもよい炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐のアルキレン基を示し、Aは炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐のアルキレン基を示し、aは平均値で1〜300の数を示し、a個のAは同一でも異なってもよい。Bは−O−、
で表される基で置換されている多糖誘導体である請求項1〜4いずれか記載の衣料用洗浄剤組成物。 - 更にグリセリン、エチレングルコール及びプロピレングリコールからなる群より選ばれる1種以上を含有してなる請求項1〜5いずれか記載の衣料用洗浄剤組成物。
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