JP2018028027A - 衣料用液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】液性が弱アルカリ性〜アルカリ性であり、分散剤を含んでいても透明液状を保つことができる衣料用液体洗浄剤組成物の提供。【解決手段】アニオン界面活性剤及びノニオン界面活性剤からなる群から選択された少なくとも1種の界面活性剤(A)を界面活性剤の合計重量として15重量%以上、アルカリ剤(B)、下記式(1)で示される繰り返し単位及び下記式(2)で示される繰り返し単位からなる構造を有する重合体(C)を0.5重量%以上含み、水で1000倍に希釈した際の水溶液のpHが8.0以上である衣料用液体洗浄剤組成物。[化1]【選択図】なし

Description

本発明は、衣料用液体洗浄剤組成物に関する。
衣料用の洗浄剤組成物として、従来多く使用されていた粉末洗浄剤組成物に代えて液体洗浄剤組成物の使用量が増加している。
衣料用の洗浄剤組成物の例としては、特許文献1〜3に記載されているように、(メタ)アクリル酸系単量体由来のポリマーを配合したものが知られている。
特開2007−231262号公報 特開2013−036014号公報 特開2010−285556号公報
衣料用洗浄剤組成物が洗浄する対象の汚れとして、土砂汚れが挙げられる。土砂汚れに対して有効な洗浄剤組成物を設計する際に、分散剤を配合する方法が考えられる。特許文献1に挙げられているような、(メタ)アクリル酸系単量体由来のポリマーは分散剤として通常知られているものであるが、これを分散剤として用いて液体洗浄剤組成物を設計した場合に、透明液状を保つことが難しい場合があった。
本発明者らは、分散剤を配合した液体洗浄剤組成物の設計において、どのような場合に透明液状を保つことが難しくなるかについて検討した。すると、液性が中性であれば透明液状を保つことができるのに対し、アルカリ剤を配合して液性が弱アルカリ性〜アルカリ性となった場合に透明液状を維持できなくなることが判明した。
液体洗浄剤組成物は、特に家庭用洗浄剤組成物においては中性であることが多く、アルカリ性のものはほとんどないため、中性洗剤を設計している限りにはこの問題は顕在化しない。しかし、液性をアルカリ性とすることにより油性成分に対する洗浄力が向上するといった効果があるため、アルカリ性の液体洗浄剤組成物が必要となることがある。また、業務用の洗浄剤組成物であれば、液性をアルカリ性として高い洗浄力を持たせることが求められることがある。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、液性が弱アルカリ性〜アルカリ性となる衣料用液体洗浄剤組成物であって、分散剤を含んでいても透明液状を保つことができる衣料用液体洗浄剤組成物を提供することである。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、アニオン界面活性剤及びノニオン界面活性剤からなる群から選択された少なくとも1種の界面活性剤(A)を界面活性剤の合計重量として15重量%以上、
アルカリ剤(B)、
下記式(1)で示される繰り返し単位及び下記式(2)で示される繰り返し単位からなる構造を有する重合体(C)を0.5重量%以上含み、
水で1000倍に希釈した際の水溶液のpHが8.0以上であることを特徴とする。
Figure 2018028027
[R〜Rは、それぞれ水素原子又は炭素数1〜9のアルキル基であり、R〜Rの炭素数の合計は3〜9であり、Mは水素原子又はアルカリ金属である。]
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、アルカリ剤(B)を含んでいて、水で1000倍に希釈した際の水溶液のpHが8.0以上となる組成物であるため、液性が弱アルカリ性〜アルカリ性となる衣料用液体洗浄剤組成物である。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、重合体(C)を含む。重合体(C)は分散剤として機能する重合体であり、土砂汚れに対して高い分散性と再付着防止性を有し、洗浄力の向上に寄与する。
また、重合体(C)を含む本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、(メタ)アクリル酸系単量体由来の重合体を分散剤として使用する液体洗浄剤組成物と異なり、弱アルカリ性〜アルカリ性となる液性下でも透明液状を保つことができる。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、さらにキレート剤(D)を含むことが好ましい。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物がさらにキレート剤(D)を含むと、洗浄力をさらに向上させることができる。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、業務用洗剤として使用されることが好ましい。
業務用洗剤であると、高い洗浄力を発揮させることを優先させるために液性をアルカリ性にすることが好ましい場合がある。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、液性が弱アルカリ性〜アルカリ性となる衣料用液体洗浄剤組成物であって、分散剤を含んでいても透明液状を保つことができる。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、アニオン界面活性剤及びノニオン界面活性剤からなる群から選択された少なくとも1種の界面活性剤(A)を界面活性剤の合計重量として15重量%以上、
アルカリ剤(B)、
下記式(1)で示される繰り返し単位及び下記式(2)で示される繰り返し単位からなる構造を有する重合体(C)を0.5重量%以上含み、
水で1000倍に希釈した際の水溶液のpHが8.0以上であることを特徴とする。
Figure 2018028027
[R〜Rは、それぞれ水素原子又は炭素数1〜9のアルキル基であり、R〜Rの炭素数の合計は3〜9であり、Mは水素原子又はアルカリ金属である。]
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物を構成する、界面活性剤(A)、アルカリ剤(B)及び重合体(C)について、それぞれ説明する。
まず、界面活性剤(A)について説明する。
界面活性剤(A)としては、アニオン界面活性剤及びノニオン界面活性剤からなる群から選択された少なくとも1種の界面活性剤を界面活性剤の合計重量として15重量%以上用いる。
アニオン界面活性剤としては、脂肪酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アルカンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホメチルエステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルコハク酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩等が挙げられる。
これらの中では、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩が好ましい。塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、エタノールアミン塩等が挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、プルロニック型ブロックポリマー、リバースプルロニック型ブロックポリマー、テトロニック型ブロックポリマー、リバーステトロニック型ブロックポリマー、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド、ポリオキシエチレンメチルエーテル脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシアルキレンアルキルアミン、脂肪酸ジエタノールアミド、キラヤサポニン、アルキルアミンオキシド等が挙げられる。これらの中では、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルが好ましい。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテルとしては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル等が挙げられる。また、オキシアルキレン基の繰り返し数は5〜20であることが好ましく、8〜16であることがより好ましい。
アルキル基の種類は特に限定されないが、炭素数6〜20の直鎖又は分岐のアルキル基であることが好ましく、炭素数10〜16の直鎖又は分岐のアルキル基であることがより好ましく、炭素数12〜13の直鎖又は分岐のアルキル基であることがさらに好ましい。
界面活性剤(A)は、アニオン界面活性剤とノニオン界面活性剤の合計重量として15重量%以上含まれている。界面活性剤(A)は、20重量%以上含まれていることが好ましく、25重量%以上含まれていることがより好ましい。また、界面活性剤(A)は、アニオン界面活性剤とノニオン界面活性剤の合計重量として50重量%以下含まれていることが好ましく、40重量%以下含まれていることがより好ましい。
アニオン界面活性剤の含有量は特に限定されないが、3〜20重量%であることが好ましく、4〜15重量%であることがより好ましく、5〜12重量%であることがさらに好ましい。アニオン界面活性剤が20重量%を超えると粘度が高くなり過ぎる傾向がある。
ノニオン界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、5重量%以上であることが好ましく、10重量%以上であることがより好ましく、12重量%以上であることがさらに好ましい。
ノニオン界面活性剤の含有量が5重量%未満であると土砂汚れを除去しにくくなる。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物では、界面活性剤(A)には含まれない別の界面活性剤として、カチオン系界面活性剤や両性界面活性剤を含んでいてもよい。カチオン系界面活性剤や両性界面活性剤を含む場合にこれらの含有量は界面活性剤(A)の含有量には含めない。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物では、アルカリ剤(B)として、アルカリ金属又はアルカリ土類金属塩を用いることができる。
その種類は特に限定されるものではないが、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、セスキ炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、メタケイ酸ナトリウム、セスキケイ酸ナトリウム、オルソケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウム、オルソケイ酸カリウム等が挙げられる。これらのアルカリ剤(B)は、水和物となっていてもよい。
また、アルカリ剤(B)として、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミンを含んでいてもよい。
これらのなかでは、水酸化ナトリウム、モノエタノールアミン、メタケイ酸ナトリウム及び炭酸ナトリウムが好ましい。
アルカリ剤(B)の含有量は、特に限定されないが、1.0〜20.0重量%であることが好ましく、2.0〜15.0重量%であることがより好ましく、3.0〜10.0重量%であることがさらに好ましい。
アルカリ剤(B)の含有量が、1.0重量%未満であるとアルカリ剤(B)の含有量が少なすぎるため、汚れを充分に除去しにくくなる。
アルカリ剤(B)の含有量が、20.0重量%を超えると外観が均一透明を保ちにくくなる。
アルカリ剤(B)を配合することによって、衣料用液体洗浄剤組成物及び衣料用液体洗浄剤組成物の水溶液の液性が弱アルカリ性〜アルカリ性となる。具体的には、水で1000倍に希釈した際の水溶液のpHが8.0以上となる。上記水溶液のpHが8.5以上であることが好ましく、9.0以上であることがより好ましい。また、上記水溶液のpHが13.0以下であることが好ましく、12.0以下であることがより好ましい。
また、水で1000倍に希釈した際の水溶液が、pHが8.0以上11.0未満の弱アルカリ性の水溶液、又は、pHが11.0以上のアルカリ性の水溶液であることが好ましい。
希釈に使用する水は特に限定されるものではないが、水道水、井戸水、工業用水、蒸留水、純水及びイオン交換水等が挙げられ、2種以上を併用してもよい。特に、経済性の点から水道水であることが好ましい。
アルカリ剤(B)の種類及び配合量を調整することによって、衣料用液体洗浄剤組成物及び衣料用液体洗浄剤組成物の水溶液の液性を調製することができる。
また、水で希釈する前の衣料用液体洗浄剤組成物のpHは9.0〜14.0であることが好ましく、10.0〜14.0であることがより好ましく、10.2〜14.0であることがさらに好ましい。
続いて、重合体(C)について説明する。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物を構成する重合体(C)は、下記式(1)で示される繰り返し単位及び下記式(2)で示される繰り返し単位からなる構造を有する。
Figure 2018028027
上記式(1)において、R〜Rは、それぞれ水素原子又は炭素数1〜9のアルキル基であり、R〜Rの炭素数の合計は3〜9であり、Mは水素原子又はアルカリ金属である。
Mは水素原子又はアルカリ金属であり、アルカリ金属としてはリチウム、ナトリウム及びカリウムが挙げられ、ナトリウム及びカリウムが好ましい。
重合体(C)において、上記式(1)で示される繰り返し単位と上記式(2)で示される繰り返し単位の配置の順番は特に限定されず、交互に配置されていてもよく、ランダムに配置されていてもよく、上記式(1)で示される繰り返し単位が複数個配置された後、上記式(2)で示される繰り返し単位が複数個配置されていてもよい。
すなわち、重合体(C)は上記式(1)で示される繰り返し単位となるモノマーと、上記式(2)で示される繰り返し単位となるモノマーとの交互共重合体であってもよく、ランダム共重合体であってもよく、ブロック共重合体であってもよいが、分散性の観点から、交互共重合体が好ましい。
上記式(1)で示される繰り返し単位は、ジイソブチレンに由来する構造であることが好ましい。
上記式(1)で示される繰り返し単位及び上記式(2)で示される繰り返し単位は、全てが同じ構造であってもよく、繰り返し単位毎に異なる構造であってもよい。
上記式(1)で示される繰り返し単位の数と、上記式(2)で示される繰り返し単位の数は、上記式(1)で示される繰り返し単位の数:上記式(2)で示される繰り返し単位の数=1:2〜2:1であることが好ましく、1:1であることがより好ましい。
重合体(C)の重量平均分子量は特に限定されないが、8000〜15000であることが好ましく、10000〜12000であることがより好ましい。
上記式(1)で示される繰り返し単位及び上記式(2)で示される繰り返し単位からなる構造を有する重合体としては、例えば、ローム・アンド・ハースジャパン(株)製アキュゾール460Nシリーズ、BASFジャパン(株)製ソカランCP9シリーズ等が挙げられる。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、界面活性剤(A)、アルカリ剤(B)及び重合体(C)以外の成分(その他の成分)を含んでいてもよい。
その他の成分としては、キレート剤(D)、水、酵素、可溶化剤、消泡剤、濡れ性向上剤、粘度調整剤、腐食防止剤、香料、色粉、安定化剤等が挙げられる。
キレート剤(D)の種類は特に限定されないが、キレート剤(D)としては、アミノカルボン酸系、ホスホン酸系、ヒドロキシカルボン酸系、リン酸系、エーテルカルボン酸塩系等が挙げられ、これらを併用してもよい。これらの中では、アミノカルボン酸系キレート剤が好ましい。
キレート剤(D)の含有量は特に限定されないが、0.1〜5.0重量%であることが好ましい。
アミノカルボン酸系のキレート剤としては、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ニトリロ三酢酸(NTA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、トリエチレンテトラミン六酢酸(TTHA)、グルタミン酸二酢酸(GLDA)、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸(HIDA)、ジヒドロキシエチルグリシン(DHEG)、1,3−プロパンジアミン四酢酸(PDTA)、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン六酢酸(DPTA−OH)、アスパラギン酸二酢酸(ASDA)、エチレンジアミンコハク酸(EDDS)又はこれらの塩等が挙げられる。
ホスホン酸系のキレート剤としては、ヒドロキシエチリデンホスホン酸(HEDP)、ニトリロトリメチレンホスホン酸(NTMP)、ホスホノブタントリカルボン酸(PBTC)、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸(EDTMP)等が挙げられる。
上記キレート剤はホスホン酸部分の少なくとも一部が塩になっていてもよい。
ヒドロキシカルボン酸系のキレート剤としては、例えば、リンゴ酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、グルコン酸又はこれらの塩が挙げられる。
リン酸系のキレート剤としては、トリポリリン酸、ヘキサメタリン酸又はこれらの塩等が挙げられる。
上記キレート剤における塩としては、例えば、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属の塩;マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属の塩を挙げることができる。中でも、アルカリ金属の塩が好ましく、ナトリウム塩又はカリウム塩がより好ましい。
また、キレート剤とキレート剤の塩が衣料用液体洗浄剤組成物の中で混在していてもよく、キレート剤が衣料用液体洗浄剤組成物に含まれている場合にその後にナトリウムイオン等が加えられることによって塩となっていてもよい。
酵素としては、プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)、リパーゼ(脂肪分解酵素)、アミラーゼ(デンプン分解酵素)、セルラーゼ(繊維分解酵素)等が挙げられる。
可溶化剤としては、1価アルコール類、多価アルコール類、グリコール類、グリコールエーテル類等が挙げられる。
1価アルコール類としては、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノール等が挙げられ、多価アルコール類としては、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン等が挙げられ、グリコール類としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等が挙げられ、グリコールエーテル類としては、ジエチレングリコールモノブチルエーテルが挙げられる。
る。これらの中では、エタノール、プロピレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等が好ましく、エタノールがさらに好ましい。
可溶化剤を添加することにより、衣料用液体洗浄剤組成物における各種成分の分離、濁りを抑制することができる。
可溶化剤の含有量は特に限定されないが、0.1〜10.0重量%であることが好ましい。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物には、水が含まれていてもよい。
水としては、水道水、蒸留水、純水及びイオン交換水等が挙げられ、2種以上を併用してもよい。特に、経済性の点から水道水であることが好ましい。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物を製造する方法について説明する。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物を製造する際には、原料となる界面活性剤(A)、アルカリ剤(B)、重合体(C)、その他の成分を所望の比率で混合すればよく、混合する順番は特に限定されない。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物を使用する方法は特に限定されないが、あらかじめ水を入れた洗濯機に必要量を投入してもよいし、必要に応じて水で希釈(10〜300倍)した水溶液を洗濯機に投入して使用してもよいし、衣料用液体洗浄剤組成物又は水溶液を洗浄対象の衣料に塗布し、しばらく静置した後、手洗いを行ってもよい。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物を使用して洗浄する対象となる衣料は特に限定されるものではなく、その材質も特に限定されるものではない。
例えば、肌着、シャツ、ズボン、靴下、タオル、ハンカチ、シーツ、マクラカバー、バスマット、作業着、ユニフォーム、エプロン、ふきん、軍手、布製の靴などの人が使用する繊維製品又は布製品を指し、いわゆる洗濯に供される繊維製品全般を指すものとする。
衣料に使用される繊維の材質も、特に限定されるものではなく、綿、麻、羊毛、獣毛、絹等の天然繊維、ポリエステル、レーヨン、ナイロン、アクリル等の化学繊維等が挙げられる。
また、本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、家庭用洗剤としても業務用洗剤として使用することができるが、業務用洗剤として使用されることが好ましい。
業務用洗剤であると、家庭用洗剤と異なり必ずしも中性洗剤とする必要がなく、高い洗浄力を発揮させることを優先させるために液性をアルカリ性にすることが好ましい場合がある。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物が業務用洗剤として使用される場所としては、クリーニング店、ホテル、繊維工場、服飾工場、介護施設、病院、外食産業、スーパー、食品工場、温浴施設、コインランドリーなどが挙げられる。
以下に本発明をより具体的に説明する実施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお実施例において、特に断らない限り「部」は「重量部」を「%」は「重量%」をそれぞれ意味する。
(衣料用液体洗浄剤組成物の調製)
表1及び表2に示す処方に従い、界面活性剤(A)、アルカリ剤(B)、重合体(C)及びその他の成分を混合して、各実施例及び比較例に係る衣料用液体洗浄剤組成物を得た。なお、各表中に示す成分は全て純分換算した重量であり、各成分としては以下のものを用いた。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム:テイカ(株)製テイカパワーLN2450
アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム:東邦化学工業(株)製アルスコープTH−330
ポリ(10)オキシエチレンラウリルエーテル:第一工業製薬(株)製DKS NL−100
ポリ(15)オキシエチレンラウリルエーテル:青木油脂工業(株)製ブラウノンEL−1515
ポリ(10)オキシエチレントリデシルエーテル:第一工業製薬(株)製ノイゲンTDS−100
ポリオキシアルキレンラウリルエーテル:三洋化成工業(株)製エマルミンHL−100
ポリオキシアルキレントリデシルエーテル:青木油脂工業(株)製ワンダーサーフS−1400
ヤシ油アルキルジメチルアミンオキシド:泰光油脂化学工業(株)製タイポールAOC−30
水酸化ナトリウム:東ソー(株)製液体苛性ソーダ
モノエタノールアミン:日本触媒(株)製モノエタノールアミン
メタケイ酸ナトリウム:ADEKA(株)製メタ珪酸ソーダ
炭酸ナトリウム:トクヤマ(株)製ライト灰
重合体−1:BASFジャパン(株)製ソカランCP9:重合体(C)の繰り返し単位を表す式(1)でRとR=水素原子、R=メチル基、R=ネオペンチル基、式(2)でMは水素原子とNa、式(1)で示される繰り返し単位の数:式(2)で示される繰り返し単位の数=約1:1である重合体、重量平均分子量12000
重合体−2:ローム・アンド・ハースジャパン(株)製アキュゾール460N:重合体(C)の繰り返し単位を表す式(1)でRとR=水素原子、R=メチル基、R=ネオペンチル基、式(2)でMは水素原子とNa、式(1)で示される繰り返し単位の数:式(2)で示される繰り返し単位の数=約1:1である重合体、重量平均分子量10000
エチレンジアミン四酢酸ナトリウム:BASFジャパン(株)製トリロンBXパウダー
ニトリロ三酢酸ナトリウム:BASFジャパン(株)製トリロンA92R
メチルグリシン二酢酸三ナトリウム:BASFジャパン(株)製トリロンM
アクリル酸重合体ナトリウム塩−1:東亜合成(株)製アロンA−120、重量平均分子量2000
アクリル酸重合体ナトリウム塩−2:BASFジャパン(株)製ソカランPA25CL、重量平均分子量4000
アクリル酸重合体ナトリウム塩−3:BASFジャパン(株)製ソカランPA40、重量平均分子量15000
アクリル酸/マレイン酸共重合体ナトリウム塩−1:BASFジャパン(株)製ソカランCP12S、重量平均分子量3000
アクリル酸/マレイン酸共重合体ナトリウム塩−2:BASFジャパン(株)製ソカランCP7、重量平均分子量50000
アクリル酸/マレイン酸共重合体ナトリウム塩−3:BASFジャパン(株)製ソカランCP45、重量平均分子量70000
アクリル酸/スチレン系共重合体ナトリウム塩:ローム・アンド・ハースジャパン(株)製アキュゾール587、重量平均分子量11000
エタノール:米山薬品工業(株)製エタノール99.5v/v%
(原液及び1000倍希釈水溶液のpH測定)
各実施例及び比較例に係る衣料用液体洗浄剤組成物を水道水を用いて1000倍に希釈した水溶液を調整し、pHを測定した。希釈前の衣料用液体洗浄剤組成物(原液)のpH測定結果と合わせて表1及び表2に示した。
(洗浄力試験)
洗浄対象の汚染布として、(財)洗濯科学協会の人工湿式汚染布(白い木綿布に油性成分としてオレイン酸等、タンパク質としてゼラチン、無機成分として泥とカーボンブラックを染みこませた布)、及び、汚染布EMPA116(綿に血液、ミルク、インクを染みこませた布)、汚染布EMPA101(綿にカーボン汚れを染みこませた布で土砂汚れのモデル汚染布)をそれぞれ準備し、それぞれの汚染布に対して洗浄力試験を行った。
洗浄力試験方法は以下の通りである。
25℃、洗浄剤組成物濃度0.1重量%の洗浄液に50mm×50mmの汚染布を投入し、撹拌式洗浄力試験機Terg−o−Tometer(大栄科学製 TM−4:容量1L)を用いて以下の条件で洗浄及びすすぎを行った。洗浄及びすすぎ後、布を常温で乾燥させ、目視で評価をした。
洗浄 回転速度:120rpm 時間:10分
すすぎ1回目 回転速度:120rpm 時間:3分
すすぎ2回目 回転速度:120rpm 時間:3分
洗浄力を以下の基準で判定した。結果を表1及び表2に示した。
○:汚れが良く落ちている
△:汚れが半分程度残っている
×:あまり汚れが落ちていない
(外観の確認)
調製した各実施例及び比較例に係る衣料用液体洗浄剤組成物を透明容器に入れ、その外観を目視で観察し、濁りの有無を確認した。
以下の基準で評価して結果を表1及び表2に示した。
○:濁りがみられない。
×:濁りがみられる。
(高温安定性)
上記(外観の確認)で使用した組成物を45℃の恒温器に入れて30日保管した後の外観を目視で観察し、濁りの有無を確認した。
以下の基準で評価して結果を表1及び表2に示した。
○:濁りがみられない。
×:濁りがみられる。
Figure 2018028027
Figure 2018028027
表1及び表2の結果より、本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、いずれも洗浄力が高く、かつ、透明液状を維持できていることが分かった。
一方、重合体(C)以外の重合体、具体的にはアクリル酸系単量体由来の重合体を含む比較例1〜7の衣料用液体洗浄剤組成物はアルカリ性下においていずれも透明液状を維持できていなかった。
また、アルカリ剤(B)を含まない比較例8の衣料用液体洗浄剤組成物は中性であり、透明液状は維持できているものの土砂汚れに対する洗浄力が低かった。
また、重合体(C)の配合量が0.3重量%と少ない比較例9の衣料用液体洗浄剤組成物は、透明液状は維持できているものの人工湿式汚染布に対する洗浄力が低かった。
また、界面活性剤(A)の配合量が13.0重量%と少ない比較例10の衣料用液体洗浄剤組成物は、透明液状は維持できているものの人工湿式汚染布及び土砂汚れに対する洗浄力が低かった。

Claims (3)

  1. アニオン界面活性剤及びノニオン界面活性剤からなる群から選択された少なくとも1種の界面活性剤(A)を界面活性剤の合計重量として15重量%以上、
    アルカリ剤(B)、
    下記式(1)で示される繰り返し単位及び下記式(2)で示される繰り返し単位からなる構造を有する重合体(C)を0.5重量%以上含み、
    水で1000倍に希釈した際の水溶液のpHが8.0以上であることを特徴とする衣料用液体洗浄剤組成物。
    Figure 2018028027
    [R〜Rは、それぞれ水素原子又は炭素数1〜9のアルキル基であり、R〜Rの炭素数の合計は3〜9であり、Mは水素原子又はアルカリ金属である。]
  2. さらにキレート剤(D)を含む請求項1に記載の衣料用液体洗浄剤組成物。
  3. 業務用洗剤として使用される請求項1又は2に記載の衣料用液体洗浄剤組成物。
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