JP2006321698A - セラミックス構造体及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型で高精度のセラミックス構造体を短納期で製造する方法及びそのセラミックス構造体を提供する。
【解決手段】小ユニット成形体を組み立てて焼成した焼成体からなるセラミックス構造体であって、上記焼成体が反応焼結体であること、上記小ユニット成形体の接合面が強固に結合されていること、を特徴とするセラミックス構造体、及び、小ユニット体をあらかじめ成形し、任意に焼成し、それらを組み立て、焼成過程が液相や気相反応を伴い焼結時の収縮の少ない反応焼結法で焼成することにより、接合面を強固に結合させることを特徴とするセラミックス構造体の製造方法。
【効果】大型かつ高精度のセラミック構造体を短納期で製造する方法及びその製品を提供することができる。また、大型部材作製のための型が不要となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、セラミックス構造体及びその製造方法に関するものであり、更に詳しくは、大型、複雑であるために1回の成形では最終形状を得ることが困難なセラミックス製品を簡便な操作手段で、効率よく、しかも高精度で作製することを実現するセラミックス構造体の生産技術及びその高精度のセラミックス構造体に関するものである。本発明は、例えば、溶湯金属に濡れ難い、保温性に優れる、高い剛性を有し、軽量である、といった使用者の要求を満たす、大型かつ高精度で高性能のセラミックス構造体を短納期で製造する方法及びその大型セラミックス製品を提供するものである。
従来、分割した一次セラミック体を作製し、それらを組み立て、あるいは接合して2次成形体を作製することを骨子とするセラミックス体の製造方法に関して、以下のような公知例がある。例えば、一体化成形が困難な形状を有する粉末焼結体の製造時、寸法精度の悪化、適用粉末の限定、生産性の低下、及び生産コストの上昇という課題を解決する事例として、例えば、次のような先行技術が存在する。
すなわち、粉末と熱可塑性バインダーで形成するコンパウンドを用い、複数個に分割成形体を作製し、接合面にバインダー薄膜層を形成後、各分割成形体を組み立てて、脱脂、焼結を行う粉末焼結体の製造方法であって、具体的には、ボールリニアブロックを分割ラインにより分割して分割成形体を作製し、ピンゲート径700μmのゲート最小幅を有する金型を用い、最適成形条件下で5〜10μmのバインダー薄膜層を各接合面の上に作製し、その後、組立て、脱脂、焼結を行う方法である(特許文献1)。
また、組み立てを必要としないで複合構造の焼結体を製造することができる製造方法を提供することを目的とする事例として、例えば、金属粉末又はセラミックス粉末と有機バインダーとの混合物を射出成形して1次成形体を成形し、この1次成形体の表面を酸化あるいは窒化した後、金属粉末又はセラミックス粉末と有機バインダーとの混合物を前記1次成形体と連結するように射出成形し、その後、脱脂、焼結すること、又は別の方法として、金属又はセラミックスからなる部品の表面を酸化あるいは窒化した後、金属粉末又はセラミックス粉末と有機バインダーとの混合物を前記部品と連結するように射出成形し、その後、脱脂、焼結すること、を特徴とする焼結体の製造方法がある(特許文献2)。
更に、金属粉末成形体を接合する方法を得て、中空あるいはアンダーカットの形状を有する焼結体の作製を容易にする事例として、例えば、簡便に作製できる成形体を組み合わせて、中空あるいはアンダーカット等の複雑な形状の焼結体を得て、成形体の接合面に炭素源ないしほう素源を与えて密着させて焼結し、焼結温度程度で成形体界面に液相を生じさせ、簡単に十分な強度で接合する金属粉末焼結体の製造方法がある(特許文献3)。
しかし、上記公知例に代表されるような方法では、通常、焼結時に大きな収縮を伴うため、寸法ばらつきも大きく、組み立ててセラミックス構造体を得ることは困難であり、また、可能であるとしても高精度が得られ難いという問題がある。このことは、特に大型部材を作製する場合の障害となる。また、この種の方法では、個々のブロック間の接合も困難であるために、接合部が強度上の弱点となるなど、一体化も困難であるという問題がある。
特開2002−363608号公報 特開平5−287311号公報 特開平5−320718号公報
このような状況下にあって、本発明者らは、上記従来技術に鑑みて、上述の諸問題を解決することができると共に、大型、複雑であるために1回の成形では最終形状を得ることが困難なセラミックス構造体を短納期で製造することができる新しい大型で高精度のセラミックス構造体を生産する方法を開発することを目標として鋭意研究を重ねた結果、小ユニット体の高精度成形体を組み立てて反応焼結法で作製した焼成体が上述の問題を解決し得ること及び大型かつ高精度のセラミックス構造体を大型部材作製のための型が不要で、かつ高信頼性で生産できることを見出し、更に研究を重ねて、本発明を完成するに至った。本発明は、大型で高精度のセラミック構造体を短納期で製造する方法を提供すること、また、使用者の要求に応じて、例えば、溶湯金属に濡れにくい、保温性に優れる、高い剛性を有し、軽量である、といった任意の機能を付与した高精度で高性能のセラミックス構造体を提供すること、を目的とするものである。
上記課題を解決するための本発明は、以下の技術的手段から構成される。
(1)小ユニット成形体を組み立てて焼成した焼成体からなるセラミックス構造体であって、上記焼成体が反応焼結体であること、及び上記小ユニット成形体の接合面が強固に結合されていることを特徴とするセラミックス構造体。
(2)小ユニット成形体が、ケイ素を主成分とする組成物の高精度成形体である前記(1)に記載のセラミックス構造体。
(3)小ユニット成形体が、炭化ケイ素及び炭素を含む混合粉末の高精度成形体である前記(1)に記載のセラミックス構造体。
(4)必要とされる位置に、所定の機能、気孔率、凹凸、及び/又はBN複合体を有する小ユニット体を部分的に配置して所定の性質を付与した前記(1)に記載のセラミックス構造体。
(5)小ユニット成形体の接合部が、反応焼結及び/又は接着剤により強固に結合されている前記(1)に記載のセラミックス構造体。
(6)大型、複雑であるために1回の成形では最終形状を得ることが困難なセラミックス構造体の製造方法であって、小ユニット体をあらかじめ成形し、任意に焼成し、それらを組み立て、焼成過程が液相や気相反応を伴い焼結時の収縮の少ない反応焼結法で焼成することにより、接合面を強固に結合させることを特徴とするセラミックス構造体の製造方法。
(7)ケイ素を主成分とする組成物を射出成形その他の方法により、高精度の小ユニット成形体を作製する工程と、該小ユニット成形体を組み立て、構造体を得る工程と、脱脂後、窒素中で焼結し、ケイ素を窒化ケイ素に転化せしめるとともに接合面に結合力を付与する工程、からなる前記(6)に記載のセラミックス構造体の製造方法。
(8)炭化ケイ素及び炭素を含む混合粉末を射出成形その他の方法により、高精度の小ユニット成形体を作製する工程と、該小ユニットを組み立て、大型構造体を得る工程と、脱脂後、ケイ素粉末を前記成形体と接触するように配して、非酸化雰囲気中、ケイ素の溶融温度以上に加熱し、前記成形体の空隙に進入させながら炭素と反応させて炭化ケイ素に転化せしめながら接合部を消失させる工程、からなる前記(6)に記載のセラミックス構造体の製造方法。
(9)接着剤として誘導加熱により発熱する粒子を混合したペイストを使用し、接合面に塗布、密着させた後、その部分に金属材を配し、誘導加熱を行い、局所的に加熱され、ブロックの成分である熱可塑性樹脂が溶けて密着することで強固な結合体を得る前記(6)に記載のセラミックス構造体の製造方法。
(10)使用時に要求される特性に合わせて、必要な機能をもつ小ユニット体を必要な箇所に配して構成する前記(6)に記載のセラミックス構造体の製造方法。
(11)使用時に生じる応力が小さい部分に気孔率の高い小ユニット体を配する前記(6)に記載のセラミックス構造体の製造方法。
(12)溶融金属が固着しやすい部分にBN複合体を配する前記(6)に記載のセラミックス構造体の製造方法。
(13)溶湯金属に接触する部分に微細な凹凸を形成する前記(6)に記載のセラミックス構造体の製造方法。
(14)上記混合粉末あるいは接着剤に酸化鉄を含有させ、誘導加熱を容易にする前記(6)に記載のセラミックス構造体の製造方法。
(15)上記酸化鉄の含有量が混合粉末あるいは接着剤に含まれる粉末重量のうち20wt%を超えない前記(14)に記載のセラミックス構造体の製造方法。
次に、本発明について更に詳細に説明する。
本発明は、小ユニット成形体を組み立てて焼成した焼成体からなるセラミックス構造体であって、上記焼成体が反応焼結体であること、及び上記小ユニット成形体の接合面が強固に結合されていること、に特徴を有するものである。また、本発明は、大型、複雑であるために1回の成形では最終形状を得ることが困難なセラミックス構造体の製造方法であって、小ユニット体をあらかじめ成形し、それらを組み立て、焼成過程が液相や気相反応を伴い焼結時の収縮の少ない反応焼結法で焼成することにより、接合面を強固に結合させることに特徴を有するものである。
本発明において、上記小ユニット成形体は、例えば、ケイ素を主成分とする組成物の高精度成形体であること、また、炭化ケイ素及び炭素を含む混合粉末の高精度成形体であること、が好適である。そして、本発明では、必要とされる位置に、所定の機能、気孔率、凹凸、及び/又はBN複合体を有する小ユニット体を部分的に配置して所定の性質を任意に付与することができる。また、本発明では、小ユニット成形体の接合部が、反応焼結及び/又は接着剤により強固に結合されている。
次に、本発明のセラミックス構造体及びその製造方法について詳しく説明する。本発明では、小ユニット体をあらかじめ射出成形その他の方法により成形して高精度成形体(ブロック)を作製し、それらを組み立て、焼成過程が液相や気相反応を伴い焼結時の収縮の少ない反応焼結法で焼成することにより、接合面を強固に結合させる。この場合、上記小ユニット体(ブロック)は、大型、複雑であるために1回の成形では最終形状を得ることが困難な特定の構造体を組み立てにより作製することが可能な基本小ユニットであれば、その形状及び構造は制限されるものではない。
本発明の方法は、具体的には、ケイ素を主成分とする組成物を射出成形その他の方法により、高精度の小ユニット成形体を作製する工程と、該小ユニット成形体を所定の形態に組み立て、大型構造体を得る工程と、脱脂後、窒素中で反応焼結し、ケイ素を窒化ケイ素に転化せしめるとともに接合面に結合力を付与する工程、からなり、あるいは、炭化ケイ素及び炭素を含む混合粉末を射出成形その他の方法により、高精度の小ユニット成形体を作製する工程と、該小ユニットを所定の形態に組み立て、大型構造体を得る工程と、脱脂後、ケイ素粉末を前記成形体と接触するように配して、反応焼結により、非酸化雰囲気中、ケイ素の溶融温度以上に加熱し、前記成形体の空隙に進入させながら炭素と反応させて炭化ケイ素に転化せしめながら接合部を消失させる工程、からなる。
また、本発明では、接着剤として誘導加熱により発熱する粒子を混合したペイストを使用し、接合面に塗布、密着させた後、その部分に金属材を配し、誘導加熱を行い、局所的に加熱され、ブロックの成分である熱可塑性樹脂が溶けて密着することで強固な結合体を得ることができる。また、本発明では、使用時に要求される特性に合わせて、必要な機能をもつ小ユニット体を必要な箇所に配して構成することができ、また、使用時に生じる応力が小さい部分に気孔率の高い小ユニット体を配することができる。
また、本発明では、温度が低下し、溶融金属が固着しやすい部分にBN複合体を配することができ、また、溶湯金属に接触する部分に微細な凹凸を形成することができる。また、本発明では、上記混合粉末あるいは接着剤に酸化鉄を含有させ、誘導加熱を容易にすること、そして、その場合に、上記酸化鉄の含有量が混合粉末あるいは接着剤に含まれる粉末重量のうち20wt%を超えないようにすること、が好ましい。上記反応焼結は、焼結過程が液相や気相反応を伴い焼結時の収縮の少ない反応焼結が進行する通常の反応焼結条件で行えば良く、その条件は特に制限されるものではない。
本発明では、上述のように、好適には、例えば、ケイ素を主成分とする組成物を射出成形その他の方法により高精度の小ユニット体を作製し、それらを組み立て、構造体を得る。次に、脱脂後、窒素中で反応焼結し、ケイ素を窒化ケイ素に転化せしめる。このときの反応は気相を伴うため、接合面が平滑であれば高い強度を得ることができる。反応焼結後、更に温度を高めて緻密化し、強度を高めることもできる。個々のブロックの内部を中空にしておくことで、最終構造体は空気層を内部に配した構造となり高い保温性を得ることも可能である。個々の小ユニット(ブロック)の表面に微細な凹凸を形成し、あるいはBN等を配合したブロックを作製し、例えば、それらを溶湯金属に接触する部分のみに配しておくことで、必要な箇所に必要な機能を付与した構造体を得ることもできる。本発明では、上記ブロック体の形状、構造及び組成、及び組み立てるための形状及び構造等については、その使用目的、組み立て構造体の形状、構造及び機能等により任意に設計することができる。
上記成形後に、ブロックを組み合わせ、一体焼結する方法以外にも、個々のブロックを成形、脱脂、焼結しておき、表面に必要に応じて耐熱セラミックス接着剤を塗布し、大型部材を得ることも、当然、可能である。これは、個々のブロックが高い寸法精度を有しているために可能となる。この場合、接合面は弱点ではあるが、金属で枠を作っておき、その内部に組み立てれば十分要求を満たすことができる場合がある。強度を必要とせず、高保温性や難濡れ性、そして短納期で納入することが必要な大型ラドルでは特に有効と考えられる。
また、セラミックスで多孔材となるような成分調整をした成形体を射出あるいはその他の方法で高精度に作製しておき、それらを必要に応じて仮焼結して個々のブロックを作製する。それらを組み合わせて所望形状となるような大型部材を作製し、次に、溶融金属を多孔体の気孔内に含浸させると共に、雰囲気あるいはセラミックス骨格と反応せしめ、緻密な大型部材を得る。ここで、前記セラミックスを、例えば、炭化ケイ素と炭素で構成し、溶融金属をケイ素を選択し、1500℃前後で焼結することにより反応焼結炭化ケイ素を得ることができる。この他、セラミックスとして、例えば、アルミナ、炭化ケイ素、窒化アルミ、窒化ケイ素、金属として、例えば、ケイ素の他、アルミやマグネシウムといった組み合わせが可能である。
本発明により、(1)大型かつ高精度のセラミックス構造体を短納期で製造することができる、(2)大型、複雑であるために1回の成形では最終形状を得ることが困難なセラミックス製品を、簡便な操作手段で、効率よく、しかも高精度で生産し、提供することができる、(3)例えば、溶湯金属に濡れ難い、保温性に優れる、高い剛性を有し、軽量である、といった使用者の要求を満たすセラミックス製品を製造し、提供することができる、(4)大型部材作製のための高コストの型が不要となり、低コストでセラミックス構造体を得ることができる、(5)成分、気孔率を変えたユニットを組み合わせ、大型部材のうち、適当な位置に配することにより、例えば、軽量と高剛性を両立することができる、という効果が奏される。
次に、実施例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
(1)小ユニット成形体(ブロック)の作製
Si粉末(#600)、窒化ケイ素粉末(SN−7)を6:4の割合で混合した粉末1000gに対して、アクリル樹脂及びワックスでなるバインダーを体積比で55:45となるように秤量、混合し、約120℃で加熱しながら、加圧ニーダで十分混練処理を行った。これを冷却し、破砕した後、射出成形機に投入し、全体寸法が10×30×15mmとなるように、図1に示す中空構造を有する小ユニット構造のブロックを作製した。
(2)組み立て構造体の作製
それを組み立て、図2の組み立て方法及び組み立てた状態で示される構造体を得た。この構造体は、全体寸法は300×300×200の大型容器状であった。次いで、これを、窒素及び大気中、最高600℃で加熱して脱脂処理を行い、次に、約9気圧の窒素雰囲気中で1400℃まで加熱して反応焼結処理を行った。一連の工程で、寸法変化はほぼ0であり、ばらつきもほとんど生じていなかった。焼成後において、見かけ上、一体化した構造体を得ることができた。切断し、ブロック間の界面(接合面)を観察したが、すきま等もみられず、良好な接合状態を得ることができた。
反応焼結の場合には、焼結は原料粒子であるケイ素、一部酸化したケイ素が気相となり、同じくガスである窒素と反応して焼結が進行すると言われているが、本発明の方法により、寸法変化が少ないことと合わせて、接合面が密着していれば接合は進行することが分かった。反応焼結の工程では、反応焼結の反応条件は、そのような焼結を進行させることができる任意の圧力、温度条件及び焼成条件を採用できることが分かった。
(3)組成を変えた成形体及び組み立て構造体の作製
上記プロセスにおいて、原料粉末として、ケイ素、アルミナ、イットリア混合粉末を(配合比82:11:7)を用い、同様のプロセスにより小ユニット成形体(ブロック)を作製した。次いで、これを組み立て、上述の条件で反応焼結後、更に焼成温度を高め、1800℃とした。収縮率は8%程度であったが、通常のセラミックスの焼結時の収縮に比べて小さいために、ブロックの一体化が可能であった。
比較例1
原料として、アルミナ粉末(AL−160SG4)100を用い、これらを上記実施例に示す方法で成形体を作製し、組み立て、通常の焼結方法により一体化を試みた。しかし、焼結時の収縮及び個々の寸法ばらつきに起因して、接合面で亀裂が生じ、ブロックを一体化することは困難であった。また、アルミナの場合、固体粒子表面での原子の拡散により焼結は進行する。実施例に示す方法を使用した場合、ブロックの接合面では内部の粒子間に比べて距離が大きいため、この部分での焼結は進行し難いことが考えらえる。また、同様の現象は、ジルコニア等の酸化物でも同様である。
また、窒化ケイ素粉末に、アルミナ、イットリアをそれぞれ3,5%添加した混合粉末を原料として使用し、同様の試験を行った。焼成温度は1850℃とした。液相を介して焼結が進行する窒化ケイ素においては、部分的に接合している箇所もあるが、やはり接合及び一体化については、困難な結果となった。
実施例1の(3)において、個々のブロックのもつ6面のうち、1面に微細な凹凸パターンを形成した。焼結後において、その直径は0.5mm、ピッチは0.1mmとなるようにした。先の実施例と同様に、組み立て、焼結し、縦横それぞれが100mmのプレートを得た。図3に、作製した表面突起付きユニット及びその組み立て構造体を示す。
その表面に、アルミ溶湯、銅溶湯を滴下し、そのときの接触角を測定したところ、通常の平滑面に対して接触角がそれぞれ120度前後になるのに対して、凹凸を設けた表面では150度以上の高い接触角を得ることができた。図4に、表面突起付きユニットの組み立て構造体に対する濡れ性の評価の結果を示す。
この現象は、以下のように説明される。すなわち、凹凸形成により表面積がr倍になったとすると、平坦な表面での接触角をθとするとき、凹凸を形成した表面での接触角θの間には、以下の関係がある。
cosθ =r cosθ
すなわち、平滑な表面における接触角が90度以下の濡れやすい表面では、凹凸形成により更に濡れやすく(接触角が小さく)なり、一方、平坦な表面での接触角が90度以上の濡れ難い表面では、凹凸形成により、更に濡れ難く(接触角が大きく)なることが分かる。
また、得られた容器内を770℃となるよう加熱し、更にアルミ合金(AC3A)の溶湯を流し込んだ。同時に、湯の内部、深さ約100mm程度のところに、先端径3mmとした窒化ケイ素製有底保護管内にクロメルアルメル線を入れた熱電対を入れ、時間経過に伴う温度変化を測定した。比較例として、同じ外形寸法をもつ窒化ケイ素製容器を準備し、同様の試験を行なった。その結果を図5に示す。すなわち、個々のブロックを中空構造とした容器を使った場合、保温性に優れるために、緻密質で構成した比較例に比べて、温度変化が格段に少ないことが分かった。
炭化ケイ素粉末50wt%、カーボン50wt%からなる混合粉末を原料として、アクリル樹脂及びワックスでなるバインダーを体積比で50:50となるように秤量、混合し、約120℃で加熱しながら、加圧ニーダで十分混練処理を行った。これを冷却し、破砕した後、射出成形機に投入し、全体寸法が10×30×15mmとなるように、図1と同様のブロックを作製した。それを組み立て、構造体を得た。全体寸法は500×700mmの大型板状であった。組み立ては、同じく板状で高強度を有するCCコンポジット板の上で行った。窒素中、最高700℃で加熱して脱脂処理を行った。成形体中バインダーの部分が除去され、気孔となった。
この脱脂体表面にケイ素粉末を配し、その状態でアルゴン雰囲気中、1450℃まで加熱して反応焼結処理を行った。本工程により、ケイ素は溶融し、炭素、炭化ケイ素で構成される脱脂体の隙間に毛管現象で入り込むとともに、炭素とケイ素が反応し、炭化ケイ素を形成した。一連の工程で、寸法変化はほぼ0であり、ばらつきもほとんど生じていなかった。焼成後において、見かけ上、一体化した構造体を得ることができた。切断し、ブロック間の界面(接合面)を観察したが、もともと、気孔であった部分にケイ素が流入し、新たな骨格を生成するため、隙間は全く見られなかった。得られた焼結体から曲げ試験片を切り出し、4点曲げ強度の測定を行ったところ、平均で530メガパスカル、ワイブル係数は14.2と良好な結果を得た。
実施例1において、接合面に、酸化鉄、あるいは鉄を10%含むケイ素スラリーを塗布し、全体を組み立てた。全体を誘導加熱したところ、酸化鉄は発熱し、接合面近傍の樹脂が溶融より強固に密着した構造体を得ることができた。
上記方法で成形後に組み合わせ、一体焼結する方法以外にも、個々のブロックを成形、脱脂、焼結しておき、表面に必要に応じて耐熱セラミックス接着剤を塗布する方法で、大型部材を得ることも、当然、可能であるが、それは、個々のブロックが高い寸法精度を有しているためにできると考えられる。本実施例では、該方法により、大型部材を作製した。
Si粉末(#600)、窒化ケイ素粉末(SN−7)を6:4の割合で混合した粉末1000gに対して、アクリル樹脂及びワックスでなるバインダーを体積比で55:45となるように秤量、混合し、約120℃で加熱しながら、加圧ニーダで十分混練処理を行った。これを冷却し、破砕した後、射出成形機に投入し、全体寸法が10×30×15mmとなるように、図1に示す中空構造のブロックを作製した。
次に、これを窒素及び大気中、最高600℃で加熱して脱脂処理を行い、次に、約9気圧の窒素雰囲気中で1400℃まで加熱して反応焼結処理を行った。一連の工程で、寸法変化はほぼ0であり、ばらつきもほとんど生じていなかった。接合面に耐熱性のあるアロンセラミックスを薄く塗布し、個々のブロックを組み立て、見掛け上、図2とほぼ同様の構造体を得た。全体寸法は300×300×200mmの大型容器状であった。こうして得られた構造体を、鉄製フレーム内に入れ、ラドルとした。この方法及びその製品は、難濡れ性、保温性に優れ、かつ短納期で組み立てることができるという利点があった。
実施例1において、底の部分のコーナー部、及び大気との界面で温度が低くなる部分は溶融金属が付着しやすくなる。そこで、こうした箇所には、あらかじめ化学的に金属と濡れ難いBNを20%配合したブロックを作製し、これを必要な箇所に配した。その結果、全面が金属と濡れ難く、付着し難い容器とすることができた。
実施例1と同様のプロセスにより、補強リブ付きの外径1000mm厚さ10mmの薄板状セッターを作製した。セッターには、できるだけ軽量で、かつ高い剛性が求められる。その表面のうち、高い応力が発生する中央には、気孔率が12%程度と比較的緻密なブロックを配し、また、リブ部と周辺の強度を必要としない部分には、気孔率が40%の低密度ブロックを配した。その結果、全体重量は、均質なブロックで構成した場合に比べて、約15%軽量化を図ることができた。また、使用しても特に破損等の問題は起きることはなかった。
以上詳述したように、本発明は、セラミックス構造体及びその製造方法に係るものであり、本発明により、大型かつ高精度のセラミックス構造体を短納期で製造することができる。また、本発明により、大型、複雑であるために1回の成形では最終形状を得ることが困難なセラミックス製品を、簡便な操作手段で、効率よく、しかも高精度で生産し、提供することができる。また、本発明は、例えば、溶湯金属に濡れ難い、保温性に優れる、高い剛性を有し、軽量である、といった使用者の要求を満たす大型かつ高精度のセラミックス製品を製造し、提供することができる。
小ユニット(ブロック)構造の一例を示す。 小ユニット(ブロック)を使った組み立て方法及び組み立てた状態を示す。 表面突起付き小ユニット(ブロック)及びそれを組み立てた構造体を示す。 本発明の表面突起付きユニット(ブロック)の組み立て構造体の溶湯金属に対する濡れ性の評価の結果を示す。 本発明の表面突起付きユニット(ブロック)の組み立て構造体及び従来材に溶湯金属を保持したときの温度変化(断熱効果)の比較を示す。

Claims (15)

  1. 小ユニット成形体を組み立てて焼成した焼成体からなるセラミックス構造体であって、上記焼成体が反応焼結体であること、及び上記小ユニット成形体の接合面が強固に結合されていることを特徴とするセラミックス構造体。
  2. 小ユニット成形体が、ケイ素を主成分とする組成物の高精度成形体である請求項1に記載のセラミックス構造体。
  3. 小ユニット成形体が、炭化ケイ素及び炭素を含む混合粉末の高精度成形体である請求項1に記載のセラミックス構造体。
  4. 必要とされる位置に、所定の機能、気孔率、凹凸、及び/又はBN複合体を有する小ユニット体を部分的に配置して所定の性質を付与した請求項1に記載のセラミックス構造体。
  5. 小ユニット成形体の接合部が、反応焼結及び/又は接着剤により強固に結合されている請求項1に記載のセラミックス構造体。
  6. 大型、複雑であるために1回の成形では最終形状を得ることが困難なセラミックス構造体の製造方法であって、小ユニット体をあらかじめ成形し、任意に焼成し、それらを組み立て、焼成過程が液相や気相反応を伴い焼結時の収縮の少ない反応焼結法で焼成することにより、接合面を強固に結合させることを特徴とするセラミックス構造体の製造方法。
  7. ケイ素を主成分とする組成物を射出成形その他の方法により、高精度の小ユニット成形体を作製する工程と、該小ユニット成形体を組み立て、構造体を得る工程と、脱脂後、窒素中で焼結し、ケイ素を窒化ケイ素に転化せしめるとともに接合面に結合力を付与する工程、からなる請求項6に記載のセラミックス構造体の製造方法。
  8. 炭化ケイ素及び炭素を含む混合粉末を射出成形その他の方法により、高精度の小ユニット成形体を作製する工程と、該小ユニットを組み立て、大型構造体を得る工程と、脱脂後、ケイ素粉末を前記成形体と接触するように配して、非酸化雰囲気中、ケイ素の溶融温度以上に加熱し、前記成形体の空隙に進入させながら炭素と反応させて炭化ケイ素に転化せしめながら接合部を消失させる工程、からなる請求項6に記載のセラミックス構造体の製造方法。
  9. 接着剤として誘導加熱により発熱する粒子を混合したペイストを使用し、接合面に塗布、密着させた後、その部分に金属材を配し、誘導加熱を行い、局所的に加熱され、ブロックの成分である熱可塑性樹脂が溶けて密着することで強固な結合体を得る請求項6に記載のセラミックス構造体の製造方法。
  10. 使用時に要求される特性に合わせて、必要な機能をもつ小ユニット体を必要な箇所に配して構成する請求項6に記載のセラミックス構造体の製造方法。
  11. 使用時に生じる応力が小さい部分に気孔率の高い小ユニット体を配する請求項6に記載のセラミックス構造体の製造方法。
  12. 溶融金属が固着しやすい部分にBN複合体を配する請求項6に記載のセラミックス構造体の製造方法。
  13. 溶湯金属に接触する部分に微細な凹凸を形成する請求項6に記載のセラミックス構造体の製造方法。
  14. 上記混合粉末あるいは接着剤に酸化鉄を含有させ、誘導加熱を容易にする請求項6に記載のセラミックス構造体の製造方法。
  15. 上記酸化鉄の含有量が混合粉末あるいは接着剤に含まれる粉末重量のうち20wt%を超えない請求項14に記載のセラミックス構造体の製造方法。
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