JP2006320489A - 炊飯器 - Google Patents

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光治 山藤
Toshimitsu Kataoka
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Abstract

【課題】蒸気を収容可能な容積を大きくでき、ヒケを生じさせることなくケースを成形可能とする。
【解決手段】炊飯鍋10を収容する炊飯器本体11と、炊飯鍋10の開口部を閉塞する蓋体25と、蓋体25内に設けられ炊飯鍋10内と外部とを連通する排気通路と、蓋体25における排気通路の出口部分に着脱可能に配設した蒸気口ユニット79とを備えた炊飯器において、蒸気口ユニット79は、排気通路に接続される接続部81を備えた受け皿状の下ケース80と、下ケース80に取り付けられる上ケース85と、これらケース80,85間をシールする蒸気口パッキン91とを備え、上ケース85は、排気口87を有する上端閉塞面85aが蓋体25の表面形状と一致する曲面形状をなし、蒸気口パッキン91は、その上端が上ケース85の上端閉塞面85aに沿う形状をなし、下ケース80に圧接する下端までの厚さTが不均一な形状をなすように一体成形する。
【選択図】図1

Description

本発明は、炊飯器に関するものである。
従来、炊飯器は、炊飯鍋を収容する炊飯器本体と、前記炊飯器本体に開閉可能に取り付けられた蓋体とを備え、前記炊飯器本体内部に配設した加熱手段によって前記炊飯鍋を加熱することにより、炊飯鍋内にセットした飯米を炊飯するものである。前記蓋体には、炊飯鍋内で発生した蒸気を排気する排気通路が形成され、この排気通路の出口部分には、排出される蒸気を低温化する蒸気口ユニットが設けられている。
本発明の炊飯器に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2004−57687号公報
この特許文献1には、蓋体の排気通路に接続される接続部を備えた受け皿状の下ケースと、該下ケースに着脱可能に取り付けられる上ケースとを備えた蒸気口ユニットを、前記蓋体に対して着脱可能に配設した炊飯器が記載されている。前記下ケースと上ケースとの間には、蒸気の漏出を防止するための蒸気口パッキンが配設されている。
しかしながら、前記蒸気口パッキンは、上ケースに圧接される上端から下ケースに圧接される下端までの厚さが均一な押し出し成形による円環状部材からなるため、ケースの収容部において、そのコーナー部分の曲率を小さくした場合にはパッキンが屈曲し、シール性能を低下させるという問題がある。そのため、蒸気口パッキンの収容部は、そのコーナー部分の曲率を大きくする必要があり、この場合には蒸気を収容可能な容積が小さくなるという不都合がある。
また、上ケースの上端閉塞面は、蓋体への装着状態での美観を高めるために、該蓋体の表面形状と一致する曲面形状とする必要がある。さらに、上ケースと下ケースとの係合端は、これらの組付誤差を考慮すると平面状にする必要がある。そうすると、前記蒸気口パッキンの収容部を形成するケースは、各部位での肉厚が不均一になり、射出成形により形成した場合にはヒケが生じて外観を損ねるという問題がある。なお、この種の電気製品は、外観が最も重要であるため、ヒケが生じる場合には、別部品からなる化粧板を更に設ける必要がある。
本発明は、従来の問題に鑑みてなされたもので、蒸気を収容可能な容積を大きくでき、ヒケを生じさせることなくケースを成形可能な蒸気口ユニットを搭載した炊飯器を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の炊飯器は、炊飯鍋を収容する炊飯器本体と、該炊飯器本体に開閉可能に取り付けられ前記炊飯鍋の開口部を閉塞する蓋体と、該蓋体内に設けられ前記炊飯鍋内と外部とを連通する排気通路と、前記蓋体における前記排気通路の出口部分に着脱可能に配設した蒸気口ユニットとを備えた炊飯器において、前記蒸気口ユニットは、前記排気通路に接続される接続部を備えた受け皿状の下ケースと、該下ケースに取り付けられる上ケースと、これらケース間をシールする蒸気口パッキンとを備え、前記上ケースは、排気口を有する上端閉塞面が前記蓋体の表面形状と一致する曲面形状をなし、前記蒸気口パッキンは、その上端が前記上ケースの上端閉塞面に沿う形状をなし、前記下ケースに圧接する下端までの厚さが不均一な形状をなすように一体成形した構成としている。
具体的には、前記蒸気口パッキンは、射出成形により形成される。
この炊飯器では、蒸気口パッキンは、その上端が前記上ケースの上端閉塞面に沿う形状をなし、前記下ケースに圧接する下端までの厚さが不均一な形状をなすように一体形成されている。即ち、この蒸気口パッキンは、押し出し成形を除く製法により、予め設定された所定形状に成形される。そのため、このように形成した蒸気口パッキンは、ケースに形成する収容部のコーナー部分の曲率が小さくても、その形状に沿って収容可能である。その結果、蒸気口ユニットに形成される蒸気の収容空間の容積を大きくすることができる。
この炊飯器では、前記上ケースの上端閉塞面は、肉厚が略均一であることが好ましい。
また、前記上ケースに、前記蒸気口パッキンを配設する一対の壁からなる収容部が形成されていることが好ましい。
このようにすれば、上ケースの製造時にヒケが生じることを防止でき、外観を損ねることを防止できる。その結果、別部品からなる化粧板を設ける必要はなく、コストダウンを図ることができる。
さらに、前記蒸気口パッキンを含む前記上ケースおよび下ケースの係合端は平面状をなすことが好ましい。このようにすれば、上ケースと下ケースの組付誤差に伴うシール性能の低下を防止できる。
本発明の炊飯器では、この蒸気口パッキンが押し出し成形を除く製法により、予め設定された所定形状に成形されるため、ケースに形成する収容部のコーナー部分の曲率が小さくても、その形状に沿って収容可能である。その結果、蒸気口ユニットに形成される蒸気の収容空間の容積を大きくすることができる。
また、上ケースの上端閉塞面は、その肉厚が略均一であるため、製造時にヒケが生じることにより外観を損ねることを防止できる。その結果、別部品からなる化粧板を設ける必要はなく、コストダウンを図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1および図2は、本発明の実施形態に係る圧力炊飯器を示す。この圧力炊飯器は、電磁誘導加熱される炊飯鍋10を着脱可能に収容する炊飯器本体11と、該炊飯器本体11に回動可能に取り付けた蓋体25とからなり、この蓋体25には内蓋56と蒸気口ユニット79とが着脱可能に取り付けられるものである。
前記炊飯器本体11は、筒形状をなす胴体12と、該胴体12の下端開口を閉塞する底体13と、前記胴体12の上端開口を覆うように取り付ける肩体14とからなる外装体を備えている。この肩体14は、その中央部に炊飯鍋10を着脱可能に配置するための円形状の開口部を備え、この開口部の下部に、筒状をなす内胴15と、非導電性材料からなる保護枠16とが配設されている。この保護枠16の下部外周面には、炊飯鍋10を誘導加熱する誘導加熱コイル17がフェライトコア18を介して配設されている。また、炊飯鍋10の温度を検出するための炊飯鍋用温度センサ19が保護枠16を貫通して配設されている。さらに、前記肩体14には、背面側に蓋体25を開閉可能に取り付けるためのヒンジ受部20が設けられ、正面側に蓋体25のロック部を係止するロック穴21が設けられている。さらにまた、肩体14の正面上側には、操作基板22と、メニューシート23と、表面部材24とからなる操作部が設けられている。
前記蓋体25は、肩体14のヒンジ受部20に開閉可能に取り付けられ、炊飯器本体11の開口部を閉塞するもので、炊飯器本体11の外装体と共に外表面材を構成する上板26と、該上板26の底を閉塞する下板31と、該下板31の下面に着脱可能に装着される内蓋56とを備えている。そして、この蓋体25の内部には炊飯鍋10内と外部とを連通する第1および第2の排気通路が設けられ、それぞれに炊飯鍋10内を大気圧以上に段階的に昇圧するための第1および第2の調圧弁62,69が設けられている。また、各排気通路は、その排気(大気)側で1つに合流しており、その出口部分に蒸気口ユニット79が着脱可能に配設されている。
前記上板26には、その前部に蓋体25を開放操作するための操作部材27を回動可能に装着する装着孔28が設けられている。また、上板26の背部には、蒸気口ユニット79を配置するための凹部29が設けられ、その中央部に接続口30が開口されている。
図1から図3に示すように、下板31は、前記肩体14の上側の凹状の窪み形状と対応する形状をなす。この下板31の背部には、肩体14のヒンジ受部20に貫通される軸32と、蓋体25を開放方向に付勢するためのヒンジスプリング33とを備えたヒンジ接続部34が設けられている。また、下板31の前部には、肩体14のロック穴21にアンロック可能にロックするロック部材35が回動可能に取り付けられている。さらに、下板31の底には、金属製のヒータカバー36を介して蓋ヒータ37が配設されるとともに、図示しない蓋用温度センサが配設されている。ヒータカバー36の外周部には、内蓋56との間を気密にシールするためのパッキン38が配設されている。さらに、下板31の上側には、炊飯時の熱および圧力によって変形するのを防止するために、金属製の補強部材39が配設されている。
そして、本実施形態の下板31には、後述する内蓋56に設けられた第1および第2の調圧弁62,69を幅方向に隣接させて収容する第1および第2の収容部40,44と、各調圧弁62,69の駆動手段である第1および第2のソレノイド48,50と、第1および第2排気通路が合流する共通排気部53とがそれぞれ設けられている。
前記第1収容部40は、図1および図3に示すように、第1排気通路の一部を構成するもので、後述する第1調圧弁62を収容する下端開口のドーム形状のものである。この第1収容部40の側壁前部には第1駆動用開口部41が設けられ、この第1駆動用開口部41にパッキン42が配設されている。また、前記ヒータカバー36において、この第1収容部40の下端開口と対応する位置は同様に開口され、これらの間がパッキン43によってシールされている。
前記第2収容部44は、図2および図3に示すように、第2排気通路の一部を構成するもので、後述する第2調圧弁69を収容する上下端開口の筒状のものである。この第2収容部44の上端は第2駆動用開口部45であり、この第2駆動用開口部45にパッキン46が配設されている。また、前記ヒータカバー36において、この第2収容部44の下端開口と対応する位置は同様に開口され、これらの間がパッキン47によってシールされている。
第1駆動手段である第1ソレノイド48には、通電の有無により進退するロッドの先端に、パッキン42を介して球状部材68を押圧する第1押圧部材49が配設されている。そして、動作状態では通電(オン)によりロッドを後退させ、パッキン42を介して第1調圧弁62の球状部材68を自重で転動させて加圧(閉)状態とする一方、非動作状態では遮断(オフ)によりロッドを進出させ、球状部材68を転動させて非加圧(開)状態とするものである。
第2駆動手段である第2ソレノイド50には、通電の有無により進退するロッドの先端に第2押圧部材51が配設されている。そして、通電(オン)によりロッドを後退させ、パッキン46および垂直押圧部材52を介して第2調圧弁69のスプリング受部材78を下降させて高加圧状態とする一方、遮断(オフ)によりロッドを進出させ、スプリング受部材78を上昇させて低加圧状態とするものである。
前記共通排気部53は、上板26の接続口30と対応する位置に設けた上下端開口の筒状のものである。この共通排気部53の上端開口部には、上板26との間をシールするとともに、後述する蒸気口ユニット79の接続部81との間をシールするパッキン54が配設されている。また、前記ヒータカバー36において、この共通排気部53の下端開口と対応する位置は同様に開口され、これらの間がパッキン55によってシールされている。
前記内蓋56は、図4に示すように、金属製の内蓋本体57と、蓋パッキン60と、樹脂枠61とを備え、前記内蓋本体57に第1調圧弁62と第2調圧弁69とを一体的に取り付けたものである。
前記内蓋本体57は、放熱板の役割をなすもので、各収容部40,44と対応する位置には炊飯鍋10内と連通する第1開口部58および第2開口部59が設けられている。前記蓋パッキン60は、炊飯鍋10の開口内周部に密着してシールするものである。前記樹脂枠61は、内蓋本体57の外周部に挟み込むことによって、蓋パッキン60を内蓋本体57との間に離脱不可能に装着するものである。
前記第1調圧弁62は、図1および図5(A)に示すように、第1弁座部材63と、該第1弁座部材63を覆う第1カバー65と、これらの内部に収容する第1弁体である球状部材68とからなり、内蓋56の装着により前記第1収容部40内に収容されるものである。
前記第1弁座部材63は、下端開口で上端を閉塞した台形筒状をなし、その上端閉塞面中央には、炊飯鍋10内の蒸気を排気する第1通気孔64が設けられている。前記第1カバー65は、後述する球状部材68および第1弁座部材63を覆うもので、その前部にはパッキン42を介して第1ソレノイド48の第1押圧部材49を進退可能に挿通する挿通孔66が設けられている。また、第1カバー65の上部には、周方向に所定間隔をもって排気孔67が設けられている。前記球状部材68は、転動により第1通気孔64を閉塞することにより、炊飯鍋10内の圧力を1.20から1.25atmに昇圧するためのものである。
前記第2調圧弁69は、図2および図5(B)に示すように、第2弁座部材70と、第2カバー72と、これらの内部に収容する第2弁体である被付勢部材75と、スプリング受部材78とからなり、内蓋56の装着により前記第2収容部44内に収容されるものである。
前記第2弁座部材70は、上端開口で下端を閉塞した筒状をなし、その下端閉塞面には第2通気孔71が設けられている。前記第2カバー72は、後述する被付勢部材75およびスプリング受部材78を収容した状態で第2弁座部材70を覆うもので、その上壁部に上端排気孔73が設けられるとともに、側壁部に設けた側部排気孔74とが形成されている。前記被付勢部材75は、付勢手段であるスプリング76によって下向きに付勢されるもので、その下端には弁パッキン77が配設されている。この弁パッキン77は、下端に向けて先細に突出する略円錐形状のもので、その円錐部が第2通気孔71の内部に嵌り込むことにより閉塞するものである。前記スプリング受部材78は、スプリング76の上端を位置決めして被付勢部材75を下向きに付勢するためのもので、第2ソレノイド50が駆動(動作)することにより、パッキン46および垂直押圧部材52を介して下向きに移動されることにより、被付勢部材75によって第2通気孔71を閉塞する付勢力を変更するものである。
本発明の蒸気口ユニット79は、図6に示すように、受け皿状の下ケース80と、該下ケース80に着脱可能に取り付けられる上ケース85と、これらケース間をシールする蒸気口パッキン91とを備え、前記共通排気部53にパッキン54を介して着脱可能に接続されるものである。
前記下ケース80は、図7(A),(B)に示すように、略水平に延びる底壁80aの外周縁から垂直に延びる側壁80bを立設したもので、その略中央部には共通排気部53に接続するための接続部81が設けられている。ここで、後述する上ケース85および蒸気口パッキン91との係合端である側壁80bの上端は、前方より後方に向けて下向きに傾斜しているが、何ら凹凸はなく、直線的に延びる平面状をなすように構成されている。前記接続部81は、下端開口で上端を閉塞した筒状のもので、前記底壁80aに対して上下にそれぞれ突出するように設けられている。そして、この接続部81における底壁80aより上側に、下ケース80内に連通する連通孔82が設けられている。また、前記側壁80bの前側には、略逆J字形状に突出する弾性片83aと係止爪部83bとからなる係止部83が設けられている。さらに、側壁80bの後側には、回動可能に軸着するための軸部84aを備えた軸着部84が設けられている。
前記上ケース85は、図8(A),(B)に示すように、前記蓋体25の表面形状と一致するように、上板26と一体的な曲面形状をなす上端閉塞面85aを有するものである。この上端閉塞面85aの肉厚は、全体にかけて略均一に形成することにより、ヒケが生じて外観を損ねることを防止している。また、この上ケース85には、後述する蒸気口パッキン91を配置するための一対の壁86a,86bからなるパッキン収容部86が設けられている。このパッキン収容部86の下端は、前記下ケース80との係合端となるもので、曲面状とした上端閉塞面85aの形状に拘わらず、下ケース80の側壁80bの上端と一致するように、何ら凹凸のない直線的の延びる平面状をなすように構成されている。言い換えれば、上端閉塞面85aからの突出寸法は各部位で異なり、パッキン収容部86の深さが上端閉塞面85aの形状に従って変化するように形成されている。また、上ケース85には、前記パッキン収容部86の内部前方に位置するように排気口87が設けられている。さらに、組付状態で下ケース80の接続部81と前記排気口87との間に位置するように、パッキン収容部86内の幅方向にかけて下向きに延びる隔壁部88が設けられている。これにより、接続部81から流入した蒸気が直接的に排気口87から排気されるのを防止し、迂回した排気により冷却を図るとともに、蒸気に含まれた米の旨み成分を有する粘り成分(おねば)を分離して外部に放出されるのを防止する構成としている。また、上ケース85には、前側に下ケース80の係止部83を係止する係止受部89が設けられるとともに、後側に軸部84aを軸着する軸受部90が設けられている。
前記蒸気口パッキン91は、図9(A),(B)に示すように、上ケース85のパッキン収容部86と一致するように、射出成形により断面略U字形状に形成したものである。即ち、この蒸気口パッキン91は、開口されたその上端91aが上ケース85の上端閉塞面85aに沿う形状をなし、下ケース80に圧接される閉塞された下端91bが何ら凹凸のない直線的の延びる平面状をなすように、厚さTを不均一として一体成形されている。
なお、図1に示すように、前記蒸気口ユニット79を搭載した蓋体25は、第1通気孔64を有する第1台座部材内、排気孔67を有する第1カバー65内、第1カバー65と第1収容部40との隙間から、内蓋本体57とヒータカバー36との隙間、共通排気部53内、および、排気口87を有する蒸気口ユニット79内を経た経路が、炊飯鍋10内と外部とを連通させる第1排気通路を構成する。
また、図2に示すように、第2通気孔71を有する第2弁座部材70内、上端排気口73および側部排気口74を有する第2カバー72内、第2カバー72と第2収容部44との隙間から、内蓋本体57とヒータカバー36との隙間、共通排気部53内、および、排気口87を有する蒸気口ユニット79内を経た経路が、炊飯鍋10内と外部とを連通させる第2排気通路を構成する。
このように、炊飯器に搭載する本発明の蒸気口パッキン91は、射出成形により、その上端が前記上ケース85の上端閉塞面85aに沿う形状をなし、前記下ケース80に圧接される下端までの厚さTが不均一な形状をなすように一体形成されている。そのため、このように形成した蒸気口パッキン91は、上ケース85に形成するパッキン収容部86のコーナー部分の曲率が小さくても、その形状に沿って収容可能である。その結果、蒸気口ユニット79に形成される蒸気の収容空間の容積を大きくすることができる。
また、蓋体25の表面に一体化される上ケース85の上端閉塞面85aは、その肉厚を略均一に形成することができるため、射出成形による製造時にヒケが生じることを防止できる。その結果、外観を損ねることを防止でき、別部品からなる化粧板を設ける必要がないため、コストダウンを図ることができる。
さらに、前記蒸気口パッキン91を含む前記上ケース85および下ケース80の係合端を確実に平面状をなすように設計できるため、洗浄性を考慮して着脱可能とした上ケース85と下ケース80との組付誤差に伴うシール性能の低下を防止できる。
なお、本発明の炊飯器は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、蒸気口パッキン91を断面略U字形状に形成したが、断面横U字形状や断面横H字形状に形成してもよく、その断面形状は希望に応じて変更が可能である。言い換えれば、蒸気口パッキン91は、押し出し成形を除く製法により製造するため、その外形は勿論、その断面形状をも希望に応じて変更が可能である。また、前記実施形態では、蒸気口パッキン91を配置するパッキン収容部86を上ケース85に形成したが、下ケース80に形成してもよい。
さらに、前記実施形態では、下ケース80と上ケース85とを着脱可能に取り付ける構成としたが、ケース80,85は、ヒンジ接続により開閉可能で着脱不可能な構成としてもよい。
さらに、前記実施形態では、本発明の蒸気口ユニット79を、炊飯鍋10の内部を昇圧可能とした圧力炊飯器に適用したが、排気通路に調圧弁62,69を搭載していない炊飯器でも適用可能であり、同様の作用および効果を得ることができる。
本発明の実施形態に係る圧力炊飯器を示す部分断面図である。 他の部分を切断した状態を示す部分断面図である。 上板を外した蓋体を示す斜視図である。 内蓋の上方斜視図である。 (A)は第1調圧弁を示す拡大断面図、(B)は第2調圧弁を示す拡大断面図である。 蒸気口ユニットを示す拡大断面図である。 蒸気口ユニットを構成する下ケースを示し、(A)は断面図、(B)は平面図である。 蒸気口ユニットを構成する上ケースを示し、(A)は断面図、(B)は底面図である。 蒸気口ユニットを構成する蒸気口パッキンを示し、(A)は平面図、(B)は斜視図である。
符号の説明
10…炊飯鍋
11…炊飯器本体
17…誘導加熱コイル(加熱手段)
25…蓋体
26…上板
29…凹部
30…接続口
31…下板
36…ヒータカバー
40…第1収容部
44…第2収容部
53…共通排気部
56…内蓋
58…第1開口部
59…第2開口部
60…蓋パッキン
62…第1調圧弁
64…第1通気孔
68…球状部材(弁体)
69…第2調圧弁
71…第2通気孔
75…被付勢部材(弁体)
77…弁パッキン
79…蒸気口ユニット
80…下ケース
81…接続部
85…上ケース
85a…上端閉塞面
86…パッキン収容部
86a,86b…壁
87…排気口
91…蒸気口パッキン
91a…上端
91b…下端

Claims (5)

  1. 炊飯鍋を収容する炊飯器本体と、
    該炊飯器本体に開閉可能に取り付けられ前記炊飯鍋の開口部を閉塞する蓋体と、
    該蓋体内に設けられ前記炊飯鍋内と外部とを連通する排気通路と、
    前記蓋体における前記排気通路の出口部分に着脱可能に配設した蒸気口ユニットとを備えた炊飯器において、
    前記蒸気口ユニットは、前記排気通路に接続される接続部を備えた受け皿状の下ケースと、該下ケースに取り付けられる上ケースと、これらケース間をシールする蒸気口パッキンとを備え、
    前記上ケースは、排気口を有する上端閉塞面が前記蓋体の表面形状と一致する曲面形状をなし、
    前記蒸気口パッキンは、その上端が前記上ケースの上端閉塞面に沿う形状をなし、前記下ケースに圧接する下端までの厚さが不均一な形状をなすように一体成形されていることを特徴とする炊飯器。
  2. 前記蒸気口パッキンは、射出成形により形成されることを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
  3. 前記上ケースの上端閉塞面は、肉厚が略均一であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の炊飯器。
  4. 前記上ケースに、前記蒸気口パッキンを配設する一対の壁からなる収容部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の炊飯器。
  5. 前記蒸気口パッキンを含む前記上ケースおよび下ケースの係合端は平面状をなすことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の炊飯器。
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