JP4908310B2 - 圧力調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、圧力調理器に関するものである。
調理器の1つである炊飯器は、炊飯鍋を収容する炊飯器本体と、前記炊飯器本体に開閉可能に取り付けられた蓋体とを備え、前記炊飯器本体内部に配設した加熱手段によって前記炊飯鍋を加熱することにより、炊飯鍋内にセットした飯米を炊飯するものである。また、この種の炊飯器としては、前記蓋体に排気通路の通気孔を閉塞する密閉手段を配設し、炊飯鍋内を大気圧以上に昇圧可能に構成した圧力炊飯方式のものが提供されている。
本発明の圧力調理器に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2006−149715号公報
この特許文献には、電気ポンプなどの圧力調整手段と、水タンクおよび加熱手段を有する蒸気発生手段とを搭載した調理器が記載されている。この調理器では、炊飯中に炊飯鍋内を密閉した状態で圧力調整手段を動作させ、炊飯鍋内を減圧することができる。また、加熱手段を動作させることにより、過熱蒸気を炊飯鍋内に供給することにより、該炊飯鍋内を所定の加圧状態に昇圧できるようにしている。
しかしながら、この種の調理器は、調理時に鍋内を昇圧させると、その圧力が圧力調整手段に作用する。また、調理時に鍋内で発生する蒸気には、調理物の成分が含まれているため、その成分が圧力調整手段に流入する。そして、これらは圧力調整手段の故障の原因になるという問題がある。
本発明は、従来の問題に鑑みてなされたもので、圧力調整手段の故障を確実に防止できる圧力調理器を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の圧力調理器は、着脱可能に収容した調理鍋を加熱手段によって加熱する本体と、該本体に開閉可能に配設され前記調理鍋の上端開口を密閉する蓋体とを備え、前記蓋体に、前記調理鍋内と連通する連通口を設け、前記本体または蓋体に、その吐出側を前記連通口に接続し前記調理鍋内の圧力を調整する圧力調整手段を配設するとともに、前記連通口と前記圧力調整手段との間に、前記調理鍋から前記圧力調整手段への流動を防止する逆止弁を配設し、かつ、前記蓋体に、前記調理鍋内を臨み該調理鍋内の圧力を検出する圧力検出手段を配設し、該圧力検出手段の調理鍋内を臨む配管部材に、前記連通口を開口させた構成としている。
この圧力調理器によれば、本体または蓋体に圧力調整手段を配設しているため、加熱手段による加熱温度に頼ることなく調整することが可能になる。その結果、調理フローに係る自由度を向上できる。また、この圧力調整手段と、調理鍋内とを連通する連通口を蓋体に設け、その間に逆止弁を配設しているため、調理中の圧力や、調理物の成分を含んだ蒸気が圧力調整手段に作用することにより、該圧力調整手段が故障することを防止できる。
また、圧力検出手段の調理鍋内を臨む配管部材に、前記連通口を開口させているため、蓋体に形成する開口の数を削減できる。よって、強度の低下を防止できるとともに、組立作業性を向上できる。また、蓋体の小型化を実現できる。
この圧力調理器では、前記逆止弁は、前記連通口の側に接続する第1接続部と、前記圧力調整手段の側に接続する第2接続部と、を有するケーシングの内部に弁部材を配設したもので、前記ケーシングの第1接続部と弁部材との間に空間部を設け、該空間部の底面を略逆円錐筒状とし、その最下端部に前記第1接続部を設けることが好ましい。このようにすれば、逆止弁内に逆流した調理物の成分を含んだ蒸気を、一時的に空間部に貯留できる。そして、この蒸気が冷却されることによる結露した液体は、第1接続部から連通口を介して調理鍋内に戻されるため、液体が蓋体内に残留することを防止できる。
本発明の圧力調理器では、本体または蓋体に圧力調整手段を配設しているため、調理鍋内の圧力を希望に応じて調整でき、調理フローに係る自由度を向上できる。また、この圧力調整手段と蓋体に設けた連通口との間には逆止弁を配設しているため、圧力調整手段が故障することを防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る調理器である圧力炊飯方式の炊飯器を示す。この炊飯器は、電磁誘導加熱される炊飯鍋10を着脱可能に収容する炊飯器本体11と、該炊飯器本体11に開閉可能に取り付けた蓋体20とを備え、この蓋体20内に、炊飯鍋10内の圧力を調整(強制昇圧)するための圧力調整手段である加圧ポンプ90を配設したものである。
前記炊飯器本体11は、筒形状をなす胴体12と、該胴体12の下端開口を閉塞する底体13と、前記胴体12の上端開口を覆うように取り付ける肩体14とからなる外装体を備えている。この肩体14は、その中央上部に炊飯鍋10を着脱可能に配置するための開口部15を備えている。この開口部15の下部には、リング状をなす補強板が配設されている。また、筒状をなす内胴と、非導電性材料からなる受け皿状の保護枠とが配設されている。そして、この保護枠の下部外周面には、炊飯鍋10を加熱する加熱手段である誘導加熱コイルが配設されている。さらに、炊飯鍋10の温度を検出するための温度検出手段として炊飯鍋用温度センサが保護枠を貫通するように配設されている。なお、これら補強板、内胴、保護枠、誘導加熱コイルおよび炊飯鍋用温度センサは、従来と同様のものであり、図1には図示していない。
また、前記肩体14には、その背部に蓋体20を回動可能に軸着するためのヒンジ接続部16が設けられている。そして、このヒンジ接続部16には、別体のヒンジカバー17が配設されている。このヒンジカバー17には、炊飯器本体11に回動可能に配設したハンドル18を載置するハンドル載置部19が水平に突出するように設けられている。
前記蓋体20は、炊飯器本体11の開口部15を開閉可能に閉塞するものである。この蓋体20は、炊飯器本体11の開口部15を閉塞する蓋本体21と、該蓋本体21に配設した補強板37と、蓋本体21の上部表面を覆うカバー部材47とを備えている。そして、蓋本体21には、炊飯鍋10の上端開口を密閉する内蓋53が着脱可能に配設されている。
図2および図3に示すように、蓋本体21は、前記肩体14の上側の窪み形状と対応する形状をなす樹脂製のものである。この蓋本体21の背部には、肩体14のヒンジ接続部16に回動可能に軸着される軸着部22が設けられている。また、蓋本体21の前部には、ロック部材33を回動可能に取り付けるロック部材配設部23が設けられている。このロック部材配設部23の背部には、リリーフ弁57の駆動手段であるソレノイド60、調圧弁の駆動手段であるステッピングモータ62、および、圧力検出手段である圧力センサ63を配設する調圧部品配設部24が設けられている。この調圧部品配設部24には、内蓋53に配設されたリリーフ弁57を収容する略半球状をなす第1収容部25が上向きに膨出するように設けられるとともに、調圧弁を収容する略円筒状なす第2収容部26が上向きに膨出するように設けられている。また、圧力センサ63を配設する部位には、炊飯鍋10内を臨むように開口させた取付孔27が設けられている。そして、この調圧部品配設部24と軸着部22との間には、排気経路の一部を構成する排気用開口部28が設けられている。
このように、本実施形態の蓋本体21には、その中央の前後にかけて軸着部22、ロック部材配設部23、調圧部品配設部24および排気用開口部28が設けられている。そして、これらと両側部との境界部分には、前後方向にかけて延びる一対の仕切壁29,29が設けられている。また、これら仕切壁29,29の外側領域には、蓋本体21の歪みを防止するために、格子状をなすように縦横に延びる補強リブ30が設けられている。さらに、調圧部品配設部24と、ロック部材配設部23および排気用開口部28との境界部分には、略半円柱状をなすように窪む補強ピン配設部31が設けられている。この補強ピン配設部31は、仕切壁29,29を貫通して横方向に突出して延びるように設けられている。一方、本実施形態の蓋本体21は、圧力センサ63が近傍に位置する一側において、前記仕切壁29の外側領域に補強リブ30の非形成部32を設け、この非形成部32を加圧ポンプ90の配設部としている。
なお、ロック部材配設部23に配設するロック部材33は、図示しないスプリングによってロック方向に付勢され、肩体14のロック穴(図示せず)にロックされるものである。また、このロック部材33には、ソレノイド60を動作させた加圧時に、蓋体20の開放を不可能とする開放防止用ロック片34が突設されている。さらに、蓋本体21の底には、金属製のヒータカバー35を介して加熱手段である蓋ヒータ36が配設されている(図1参照)。
前記補強板37は、蓋本体21において、補強リブ30の非形成領域である軸着部22からロック部材配設部23にかけた中央前後にかけて配設する金属製のものである。言い換えれば、流曲線状をなし、機種毎に形状が異なる蓋本体21において、補強板37は、加工性が良好な略矩形状をなす最低限の大きさとし、他の領域に補強リブ30を設けた構成としている。この補強板37は、蓋本体21の一対の仕切壁29,29を前後にかけて囲むように延びる断面逆凹字形状の枠部38,38と、これら枠部38,38を連続する矩形状をなす板部43とを備えている。枠部38,38には、軸着部22に位置する後端にヒンジピン39を貫通させるピン孔40が設けられている。また、ロック部材配設部23に位置する前端に、ロック部材33を回動可能に軸着する軸(図示せず)を貫通させる軸孔41が設けられている。さらに、前後方向に所定間隔をもって蓋本体21にネジ止めするためのネジ挿通孔42が設けられている。前記板部43は、軸着部22とロック部材配設部23との間にかけて延びる矩形状のもので、調圧部品配設部24に配設するソレノイド60、ステッピングモータ62、圧力センサ63および収容部25,26を貫通させる調圧部品貫通孔44が設けられている。また、排気用開口部28に対応する排気用開口45が設けられている。さらに、蓋本体21にネジ止めするためのネジ挿通孔46が設けられている。
前記カバー部材47は、図1に示すように、蓋本体21の上部に固定することにより、蓋体20の閉塞状態で炊飯器本体11と一体的な流曲線形状をなす樹脂製のものである。このカバー部材47には、排気用開口45と対応する位置に、蒸気口ユニット48を着脱可能に配設する配設凹部49が設けられている。また、カバー部材47の前部には、蓋体20を開放操作するための回動可能な操作部材50を露出させる露出孔51が設けられている。そして、本実施形態では、配設凹部49および露出孔51を除くカバー部材47の表面には装飾部材52が配設されている。この装飾部材52は透明な樹脂からなり、カバー部材47の側に位置する内面側に、肩体14と同一の配色が塗装により施され、外観の装飾性を向上するものである。
図1に示すように、前記内蓋53は、放熱板の役割をなす金属製の内蓋本体54と、炊飯鍋10の開口内周部に密着してシールする蓋パッキン55と、蓋パッキン55を内蓋本体54との間に離脱不可能に装着する樹脂枠56とを備えている。そして、本実施形態の内蓋53には、蓋体20に取り付けることにより、蓋本体21の収容部25,26内に配置されるリリーフ弁57および調圧弁が一体的に配設されている。また、内蓋本体54において、取付孔27に対応する位置には露出孔(図示せず)が設けられている。
前記第1収容部25に収容されるリリーフ弁57は、排気経路を構成する通気孔58を閉塞する球状部材59が内部に転動可能に配設されたものである。この球状部材59は、炊飯鍋10内が1.20から1.25atmに昇圧すると、その圧力で通気孔58上から離間する。また、蓋本体21の調圧部品配設部24に配設したソレノイド60により、通気孔58を閉塞不可能な開放状態を維持するとともに、通気孔58を閉塞可能な密閉状態とする。なお、ソレノイド60には、その進退動作に連動するリンク部材61が配設され、球状部材59で通気孔58を密閉させた状態では、リンク部材61がロック部材33の開放防止用ロック片34の下部に進入することにより蓋体20を開放不可能とし、球状部材59で通気孔58を開放させた状態では、リンク部材61が開放防止用ロック片34の下部から後退することにより、蓋体20を開放可能とする。
前記第2収容部26に収容される調圧弁(図示せず)は、蓋本体21の調圧部品配設部24に配設したステッピングモータ62によって通気孔に弁体を付勢する力を可変することにより、炊飯鍋10内の圧力を多段階に調整できるようにしたものである。
なお、前記内蓋53を装着した蓋体20は、リリーフ弁57および調圧弁の通気孔58から、収容部25,26内、内蓋本体54およびヒータカバー35の隙間、排気用開口部28および排気口を有する蒸気口ユニット48を経た経路が、炊飯鍋10内と外部とを連通させる排気経路を構成する。
一方、図2および図4に示すように、蓋本体21の調圧部品配設部24に配設する圧力センサ63は、炊飯鍋10内の圧力を検出するもので、取付孔27に配設する配管部材64を介して炊飯鍋10内を臨むように配設される。この配管部材64は筒状をなすゴム製のもので、その下端部は内蓋53の露出孔の周囲に圧接されるシール部65が設けられている。また、このシール部65の上部には、取付孔27の下側周縁に圧接するためのフランジ部66が設けられている。このフランジ部66の上部には、圧力センサ63を装着するための接続管部67が設けられている。そして、本実施形態では、この接続管部67に加圧ポンプ90を接続するための分岐接続部68が設けられている。この分岐接続部68において、開口した接続管部67との連通部は、炊飯鍋10内に連通する連通口69である。
そして、本実施形態では、前記分岐接続部68に略L字形状をなす継手部材70および接続パイプ71を介して逆止弁72を配設し、この逆止弁72に接続パイプ(図示せず)を介して加圧ポンプ90を接続している。
前記逆止弁72は、炊飯時に生じる蒸気や圧力が加圧ポンプ90に流動(逆流)することを防止するためのもので、上下一対のケース73,76からなるケーシングの内部に、弁ベース79と弁部材85とを配設したものである。下ケース73は上端開口のもので、その底面74は逆円錐筒状をなすように傾斜されている。この下ケース73の底面74には、その最下端部に接続パイプ71に接続する第1接続部75が設けられている。上ケース76は下端開口のもので、その外周面には加圧ポンプ90に接続する第2接続部77が設けられている。この上ケース76には、補強板37の枠部38にネジ止めして固定するためのブラケット部78が設けられている。弁ベース79は、ケース73,76の開口端に位置決めして配設されるものである。この弁ベース79の中央には、弁部材85を貫通させて装着する装着孔80が設けられている。また、この装着孔80の周囲には、気流を通過させる通気孔81が設けられている。さらに、弁ベース79には、下ケース73の底面74から上ケース76の天面82にかけて延びる枠板部83が設けられている。この枠板部83とケース73,76の間には、それぞれパッキン84が配設されている。前記弁部材85はシリコーンゴム製であり、受皿状をなす弁本体86の中央から、装着孔80に貫通させて装着する軸部87を一体的に突出させたものである。
このように構成した逆止弁72は、弁部材85を配設した弁ベース79と下ケース73との間に第1空間部88が形成され、弁ベース79と上ケース76との間に第2空間部89が形成される。そして、通気孔81を通して第2空間部89から第1空間部88への気体の流動は、弁部材85が撓むことにより可能であり、第1空間部88から第2空間部89への流動は、弁部材85が通気孔81に密着することにより不可能となるように構成している。
前記加圧ポンプ90は、駆動手段であるモータ91の駆動により圧縮空気を吐出部92から吐出するもので、この吐出部92が図示しない接続パイプにより逆止弁72の第2接続部77に接続されている。この加圧ポンプ90には、引掛部93が一方に突出するように設けられ、他方にネジ穴部(図示せず)が突出するように設けられている。そして、この加圧ポンプ90は、蓋本体21において、補強板37の周囲である補強リブ30を形成していない非形成部32に、サブ補強板94を介して配設されている。
前記サブ補強板94は、非形成部32の形状と対応する形状をなす金属製のもので、補強リブ30を設けないことによる非形成部32での歪みを防止するものである。このサブ補強板94には、蓋本体にネジ止めして固定するためのブラケット部95が設けられている。また、加圧ポンプ90の引掛部93を挿入して引っ掛ける挿入係止部96が設けられている。
前記構成の蓋体20を組み立てる際には、蓋本体21の非形成部32にサブ補強板94を配設して、ネジ止めにより固定する。その後、加圧ポンプ90をサブ補強板94上に配置し、引掛部93を挿入係止部96に引っ掛け、反対側のネジ穴部にネジを通して蓋本体21に固定する。その後、補強ピン配設部にそれぞれ補強ピン97を配設した後、蓋本体21の上側から補強板37を配置し、ネジ止めにより補強板37を蓋本体21に固定する。これにより、補強板37の下部において、該補強板37を横断するように補強ピン97が横方向に延び、サブ補強板94の前後端を補強ピン97によって押圧した状態とする。
この状態で、ソレノイド60、ステッピングモータ62を蓋本体21に固定するとともに、配管部材64および圧力センサ63を固定する。なお、これらは、補強板37を蓋本体21に配置する前に、先に配設してもよい。ついで、逆止弁72の第1接続部75を配管部材64に接続した接続パイプ71に接続するとともに、補強板37にネジ止めにより固定する。その後、加圧ポンプ90と逆止弁72の第2接続部77とを接続パイプにより接続する。また、補強板37に対してロック部材33を回動可能に装着する。最後に、操作部材50を配設したカバー部材47を上方から被せて固定する。
このように構成した蓋体20は、蓋体20に加圧ポンプ90を配設しているため、誘導加熱コイルによる加熱温度に頼ることなく、炊飯鍋10内の圧力を強制的に昇圧(調整)することができる。その結果、希望時期に調理物である飯米に対して希望の圧力を付与することができるため、炊飯フローに係る自由度を向上できる。なお、加圧ポンプ90による加圧時には、炊飯鍋10内には既に空気が充満された状態で、更に圧縮空気を供給するものであるため、配管部材64内に空気流は殆ど生じない。よって、加圧ポンプ90を動作させることに伴って圧力センサ63の検出値に影響が及ぶことはない。
そして、本実施形態では、加圧ポンプ90は、蓋体20において歪みを防止するための補強板37上を除く該補強板37の周囲に配設しているため、蓋体20を大型化することなく、確実に搭載することができる。特に、蓋体20には、歪みを防止するために補強リブ30を設けているが、補強板37の側部にこの補強リブ30の非形成部32を設け、この非形成部32に加圧ポンプ90を配設する構成としているため、蓋体20の全高が高くなり、大型化することを確実に防止できる。
しかも、補強リブ30の非形成部32にはサブ補強板94を更に配設している。また、補強板37を横断するように延びる補強ピン97を更に設けている。そのため、機種毎に形状が異なる補強板37を最低限の大きさに抑え、共有化を可能としたうえで、補強リブ30の非形成部32を設けたことによる弊害、即ち、蓋本体21の強度低下(歪みに対する抗力)を確実に防止できる。
また、本実施形態の加圧ポンプ90は、モータ91の内部に電子部品であるICを備え、周囲の温度に制限(105℃〜110℃)を有するものであるが、蓋体20において、高温になり難い補強板37の側部に配設しているため、その制約を十分に満足できる。さらに、加圧ポンプ90を金属製のサブ補強板94上に配置することにより、サブ補強板94による遮熱が行われ、より一層その制約を満足させることができる。その結果、加圧ポンプ90の誤作動を確実に防止できる。
一方、加圧ポンプ90には、炊飯時に炊飯鍋10内で生じる圧力および米の成分を含んだ蒸気が逆流する。しかし、本実施形態では、加圧ポンプ90と炊飯鍋10内と連通する連通口69との間に逆止弁72を配設しているため、加圧ポンプ90が故障することを防止できる。しかも、本実施形態では、連通口69を炊飯鍋10内の圧力を検出する圧力センサ63の配管部材64に開口させているため、蓋体20に形成する開口の数を削減できる。その結果、蓋体20の強度の低下を防止できるとともに、組立作業性を向上できる。しかも、蓋体20の小型化を実現できる。
また、逆止弁72は、連通口69の側に接続する第1接続部75と弁部材85との間に第1空間部88を設けているため、逆止弁72内に逆流した蒸気を、一時的に貯留できる。そして、前記第1接続部75は、第1空間部88の最下端部に設けているため、第1空間部88内で結露した蒸気(液体)を、第1接続部75から連通口69を介して炊飯鍋10内に戻すことができる。
なお、本発明の圧力調理器は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、炊飯鍋10内の圧力調整手段として、気体を供給する加圧ポンプ90を配設したが、気体を混合した液体を供給するものであってもよい。
勿論、本発明の強制加圧機構を搭載可能な機器は圧力炊飯器に限られず、所定の調理材料を調理する調理器にも同様に適用可能であり、同様の作用および効果を得ることができる。
本発明の実施形態に係る調理器である炊飯器を示す部分断面図である。 蓋本体、補強板および調圧部品の分解斜視図である。 図2の組付状態を示す斜視図である。 逆止弁の接続状態を示す部分断面図である。
符号の説明
10…炊飯鍋(調理鍋)
11…炊飯器本体
20…蓋体
21…蓋本体
63…圧力センサ
64…配管部材
67…接続管部
68…分岐接続部
69…連通口
72…逆止弁
73…下ケース
74…底面
75…第1接続部
76…上ケース
77…第2接続部
79…弁ベース
81…通気孔
85…弁部材
88…第1空間部
89…第2空間部
90…加圧ポンプ(圧力調整手段)

Claims (2)

  1. 着脱可能に収容した調理鍋を加熱手段によって加熱する本体と、該本体に開閉可能に配設され前記調理鍋の上端開口を密閉する蓋体とを備え、
    前記蓋体に、前記調理鍋内と連通する連通口を設け、
    前記本体または蓋体に、その吐出側を前記連通口に接続し前記調理鍋内の圧力を調整する圧力調整手段を配設するとともに、前記連通口と前記圧力調整手段との間に、前記調理鍋から前記圧力調整手段への流動を防止する逆止弁を配設し、かつ、
    前記蓋体に、前記調理鍋内を臨み該調理鍋内の圧力を検出する圧力検出手段を配設し、該圧力検出手段の調理鍋内を臨む配管部材に、前記連通口を開口させた
    ことを特徴とする圧力調理器。
  2. 前記逆止弁は、前記連通口の側に接続する第1接続部と、前記圧力調整手段の側に接続する第2接続部と、を有するケーシングの内部に弁部材を配設したもので、
    前記ケーシングの第1接続部と弁部材との間に空間部を設け、該空間部の底面を略逆円錐筒状とし、その最下端部に前記第1接続部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の圧力調理器。
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