JP6884353B2 - 圧力式炊飯器 - Google Patents

圧力式炊飯器 Download PDF

Info

Publication number
JP6884353B2
JP6884353B2 JP2017172029A JP2017172029A JP6884353B2 JP 6884353 B2 JP6884353 B2 JP 6884353B2 JP 2017172029 A JP2017172029 A JP 2017172029A JP 2017172029 A JP2017172029 A JP 2017172029A JP 6884353 B2 JP6884353 B2 JP 6884353B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
lid
pressure
steam
rice cooker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017172029A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019042429A (ja
Inventor
武志 藤原
武志 藤原
圭一郎 岩佐
圭一郎 岩佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Corp
Ketaka Electric Co Ltd
Original Assignee
Tiger Corp
Ketaka Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Corp, Ketaka Electric Co Ltd filed Critical Tiger Corp
Priority to JP2017172029A priority Critical patent/JP6884353B2/ja
Publication of JP2019042429A publication Critical patent/JP2019042429A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6884353B2 publication Critical patent/JP6884353B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Description

本発明は、スチームキャップ、内蓋等が洗浄し易い圧力式炊飯器に関する。
一般に炊飯器は、ワークコイル、保温ヒータ及び蓋ヒータ等の複数個の加熱手段を有し、これら加熱手段を駆使して自動的に炊飯及び保温を行いユーザーに最適なご飯等を提供する器具として広く知られている。ところで、炊飯の各工程時に内鍋内を加圧状態にして炊飯を行うと、米内への熱伝導と吸水速度が早まり、その結果十分な吸水が行われ、炊きムラのないより美味しいご飯を短時間で炊き上げることができるようになる。このような炊飯器は、既に圧力式炊飯器として知られている。
圧力式炊飯器においては、通常、スチームキャップが設けられており、このスチームキャップにより、内鍋内で発生して弁体から蒸気通路を経て外部に排出される蒸気を回収し、炊飯中に発生する蒸気が外部に排出されるのを抑制するようにされている。しかし、従来の圧力式炊飯器では、蒸気あるいは結露が接触する部材を洗浄する場合、外蓋の外側に設けられたスチームキャップを含む蒸気回収ユニットと、外蓋の内側に設けられた内蓋と、内蓋の下側に設けられた結露受皿と、を外蓋から取り外して洗浄する必要がある。そのため、炊飯後に圧力式飯器を洗浄する際には、外蓋の内側に取り付けられている内蓋と結露受皿、外蓋の外側に取り付けられている蒸気回収ユニットとを別々に取り外して、洗い場に運び洗浄する必要があった。
このような洗浄時の課題を解決した圧力式炊飯器が下記特許文献1に開示されている。この圧力式炊飯器は、図16及び図17に示したように、蓋体200として、外蓋201及び内蓋202を有し、内蓋202に設けられて内鍋(図示省略)内の蒸気が入り込む弁体203を備えた下ケース204と、下ケース204に着脱自在に連結されて蒸気を外部に排出する排出口205を有する上ケース206とによりスチームキャップ207を形成し、上ケース206内の天井面に弁体203から排出口205に向かって流れる蒸気の流れを規制する仕切208を突出形成したものを用いている。この圧力式炊飯器では、往復動する圧力調整部209によって上ケース206の開口206aを介して弁体203を作動させ、内鍋内を所定の圧力に制御するものである。
このような構成を備える圧力式炊飯器によれば、スチームキャップ207に蒸気を一時的に貯留することができるため、圧力式炊飯器内の蒸気が外部に排出されるのを抑制することができ、また、弁体203を備えた下ケース204が内蓋202に設けられているため、内蓋202を外蓋201から取り外すと、内蓋202、スチームキャップ207等を外蓋201から一度に一体的に効率よく取り外すことができるので、洗浄時には取り外す各部材の取外し作業を行い易く、洗浄する各部材の取り外しに手間がかからないので、洗浄効率を向上させることができるようになる。
特許第5401173号公報 特許第5752491号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている圧力式炊飯器は、圧力調整部209が前後駆動のため、スチームキャップ207を下方に向かって取外し可能とするには、外蓋内面部材210と上ケース206を所定角度(約45°)となるように組み合わされなければならない。そのため圧力調整部209と外蓋内面部材210との間をシールするためのシール材211の圧縮代は、外蓋内面部材210と上ケース206とが正対する場合に比べ1/21/2と小さくなり、シール性に劣るようになるため、蒸気漏れが発生する不具合が発生するおそれがある。
また、蓋体200内には蓋ヒータ212が配置されるが、蓋ヒータ212の前後の寸法は、上記と同様な理由で(上ケース206を収納するための高さ寸法)×21/2分だけその長さが小さくなるため、結露受皿213の多くの部分を充分に加熱することができなくなり、炊飯時、保温時を通じて結露受皿213の加熱されない部分に結露が発生し、それがご飯の上に滴下してご飯がふやけ、ご飯の食味を損ねる可能性がある。
しかも、特許文献1に開示されている圧力式炊飯器は、内蓋202を外蓋201から取り外すと、内蓋202及びスチームキャップ207が同時に取り外されてしまうので、内蓋202のみを洗浄したい場合にもスチームキャップ207も取り外されてしまうこととなり、洗浄に手間がかかるという課題もある。
なお、外蓋内面部材210と上ケース206とを正対させながらかつスチームキャップ207を下方に取り外すことができる構成とするためには、圧力調整部209にマグネットを用い、このマグネットを往復動させることによって弁体203を作動させる方法も考えられる。しかしながら、水蒸気はもともと腐食ガスであるが、圧力式炊飯器の弁体から出る水蒸気は100℃を越える高温であって、通常の水蒸気以上に腐食性が高い。そのため、弁体203として使用するボールは、強い耐腐食性が要求されるが、マグネットで吸引されるフェライト系ステンレスではさびが発生するので望ましくなく、また、オーステナイト系ステンレスは耐腐食性が良好であるがマグネットに吸引されないために直ちには採用できない。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものである。すなわち、本発明の目的は、圧力調整部の弁体を駆動する調圧装置の一部を回動部材により構成し、内蓋とスチームキャップとをそれぞれ個別に下方に取り外すことができる構成とし、スチームキャップ、内蓋等が洗浄し易い圧力式炊飯器を提供することにある。
本発明の第1の態様の圧力式炊飯器は、
炊飯器本体と、前記炊飯器本体の上方に位置する蓋体とを有する圧力式炊飯器であって、
前記炊飯器本体は、内鍋と、前記内鍋を加熱する加熱手段とを有し、
前記蓋体は、前記内鍋の開口部を覆うとともに前記蓋体の開口部を覆う内蓋と、圧力調整装置と、スチームキャップとを有し、
前記圧力調整装置は、前記内蓋に取り付けられた通気孔及び前記通気孔を開閉する球状の弁体を有する弁ユニットと、前記球状の弁体を水平方向に押圧することにより前記通気孔を開閉する弁体駆動手段と、を有し、
前記スチームキャップは、前記弁ユニットを覆うとともに前記通気孔から漏出した蒸気を前記蓋体の外部へ放出する蒸気排出口と、前記球状の弁体と対向する位置に形成された弁駆動用開口と、を有し、
前記内蓋は前記蓋体に取り付け及び取り外し可能に設けられており、
前記スチームキャップは前記蓋体に取り付け及び取り外し可能に配置されており、
前記弁体駆動手段は、前記スチームキャップの上方から前記弁駆動用開口を通して前記球状の弁体の側面まで延在されている弁作動突起を有し、
前記弁作動突起の回動動作によって前記球状の弁体を水平方向に押圧するようになされていることを特徴とする。
第1の態様の圧力式炊飯器によれば、スチームキャップに蒸気を一時的に貯留することができるため、圧力式炊飯器内の蒸気が外部に排出されるのを抑制することができるようになる。また、弁作動突起がスチームキャップの上方から弁駆動用開口を介してスチームキャップの内部に位置している球状の弁体の側面まで延在されているだけでなく、蓋体の内側から内蓋を下側に取り外すことができ、さらにスチームキャップも下側に取り外すことができるため、洗浄効率を向上させることができるようになる。
また、本発明の第2の態様の圧力式炊飯器は、第1の態様の圧力式炊飯器において、前記蓋体の内面側にはマグネットが設けられており、前記スチームキャップの外面側には鋼板が設けられていることを特徴とする。
第2の態様の圧力式炊飯器によれば、蓋体の内面側とスチームキャップとは直接固定されていないが、蓋体の内面側に設けられたマグネットとスチームキャップの外面側に設けられた鋼板によって蓋体の内面側とスチームキャップの外面側とが互いに引き合うようになされているので、実質的に蓋体の内面側にスチームキャップが取り付け及び取り外し可能に固定された状態となり、スチームキャップの配置が安定化する。
また、本発明の第3の態様の圧力式炊飯器は、第1又は第2の態様の圧力式炊飯器において、前記圧力調整装置は、さらに前記内蓋に取り付けられた第2の通気孔及び前記第2の通気孔を開閉する第2の球状の弁体を有する第2の弁ユニットと、前記第2の球状の弁体を垂直方向に押圧することにより前記第2の球状の弁体を前記第2の通気孔を閉止する第2の弁駆動手段を有し、
前記第2の弁駆動手段は、前記スチームキャップの上方から前記第2の弁駆動用開口を介して前記スチームキャップの内部に延在されている押圧部材を有し、
前記押圧部材によって前記第2の球状の弁体を垂直方向に押圧するようになされていることを特徴とする
第3の態様の圧力式炊飯器によれば、2つの球状の弁体の移動をそれぞれ独立して制御できるので、非加圧炊飯、低加圧炊飯及び高加圧炊飯の多段階加圧炊飯が可能となるとともに、第2の球状の弁体を安全弁として機能させることもできるようになる。
以上述べたように、本発明の圧力式炊飯器によれば、蓋体の内側から内蓋とスチームキャップとをそれぞれ個別に下側に取り外すことができるため、洗浄効率を向上させることができるようになる。
実施形態の圧力式炊飯器の外観斜視図である。 図1のII−II線に沿った縦断面図である。 蓋上部材を取り外した状態の蓋体を斜め上方から見た斜視図である。 図3のIV−IV線に沿った内蓋及びスチームキャップ部分の縦断面図である。 第1圧力調整装置等の各部品の分解斜視図である。 第2圧力調整装置等の各部品の分解斜視図である。 弁カバーを取り去った状態の第1及び第2圧力調整装置等の各部品の組立斜視図である。 図8Aは第1圧力調整装置の非動作時(ソレノイドオフ時)の状態を示す斜視図であり、図8Bは図8AのVIIIB−VIIIB線に沿った縦断面図であり、図8Cは図8AのVIIIC−VIIIC線に沿った縦断面図である。 図9Aは第1圧力調整装置の動作時(ソレノイドオン時)の状態を示す斜視図であり、図9Bは図9AのIXB−IXB線に沿った縦断面図であり、図9Cは図9AのIXC−IXC線に沿った縦断面図である。 第2圧力調整装置の非動作時(ソレノイドオフ時)の状態を示す縦断面図である。 第2圧力調整装置の動作時(ソレノイドオン時)の状態を示す縦断面図である。 蓋下部材を取り去った状態の内蓋上のスチームキャップ等の各部品の組立斜視図である。 図12から上ケースを取り外した状態の組み立て斜視図である。 図13から下ケースを取り外した状態の組み立て斜視図である。 図15Aは上方から見たスチームキャップの斜視図であり、図15Bは下方から見たスチームキャップの斜視図であり、図15は図15AのXVC−XVC線に沿った縦断面図である。 従来例の蓋部材の縦断面図である。 従来例の蓋下部材を取り去った状態の内蓋上の各部品の組立斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る圧力式炊飯器について、図面を参照しながら説明する。たし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための一例として第1球状弁及び第2球状弁を備える多段階に調圧可能な圧力式炊飯器を例示するものであって、本発明をこれに特定することを意図するものではない。本発明は、第1の球状弁のみを備える圧力式炊飯器等、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適用し得るものである。なお、各図面における方向については、図2における左方向を「前」、右方向を「後」、上方向を「上」、下方向を「下」、正面方向を「右」、背面方向を「左」として説明する。
最初に圧力式炊飯器20の略全体構成を図1〜図7を用いて説明する。なお、図1は実施形態の圧力式炊飯器の外観斜視図であり、図2は図1のII−II線に沿った縦断面図であり、図3は蓋上部材を取り外した状態の蓋体を斜め上方から見た斜視図であり、図4は図3のIV−IV線に沿った内蓋及びスチームキャップ部分の縦断面図であり、図5は第1圧力調整装置等の各部品の分解斜視図であり、図6は第2圧力調整装置等の各部品の分解斜視図であり、図7は弁カバーを取り去った状態の第1及び第2圧力調整装置等の各部品の組立斜視図である。
圧力式炊飯器20は、炊飯器本体21及び蓋体40からなる。炊飯器本体21は、鋼板ケースまたは合成樹脂製の外ケース22を有し、この外ケース22の内部には、金属鍋或いは土鍋等の内鍋23が着脱自在にセットされ、この内鍋23の外側には内鍋23の形状に沿った保護枠である内ケース24が設けられている。この内ケース24は、例えばポリエチレンテレフタレート等の耐熱性の合成樹脂製のもので、その底部中央には例えばサーミスタからなる温度センサ25が設けられている。
内ケース24の上端は、外ケース22の上端と肩部材26を介して一体に結合されている。内ケース24の底部外面及び底部から側部にかけての湾曲部外面には、内鍋23を誘導加熱する加熱手段である底部ワークコイル27及び側部ワークコイル28が設けられている。これら底部ワークコイル27及び側部ワークコイル28は、内ケース24の底部及び湾曲部の各位置に、内ケース24の底部中央を中心として同心円状に設けられている。
これら底部ワークコイル27及び側部ワークコイル28の外側には合成樹脂製のコイル支持台29が設けられており、このコイル支持台29をネジ等で内ケース24に取り付けることにより、底部ワークコイル27及び側部ワークコイル28は図示する所定位置に位置決め固定される。
前記外ケース22の下端部には、底部材31がビス等で取り付けられ、外ケース22と底部材31とで上方に開口を有する容器を形成する。外ケース22の後方の内部には、肩部材26から垂下する形態で、制御基板32が設けられている。
この制御基板32には、底部ワークコイル27、側部ワークコイル28等の加熱手段を制御するためのマイコン及び電源回路等の電気部品が搭載されている。それら電気部品のなかには発熱するものがあるため、制御基板32の近傍には発熱素子等を冷却するための冷却フィン33と、冷却フィン33の熱を放熱するための冷却ファン34が設けられている。なお、制御基板32の後方側にはコード巻取器35が設けられている。
蓋体40は、樹脂製の表面カバー40aと、蓋上部材41と、弁カバーを兼ねる蓋下部材42とを有している。蓋下部材42は、蓋上部材41と同様に樹脂製の部材であり、その後方部には、ヒンジ軸58及びヒンジばね59が配置される平面視コ字状の切欠43が設けられている。また、表面カバー40a及び蓋上部材41の中央且つ後方よりには蒸気排出口44が設けられており、内鍋23内の蒸気は、スチームキャップ93を経てこの蒸気排出口44より外部に放出されるようになっている。蓋上部材41の下面にはマグネット41aが設けられており、スチームキャップ93の表面に設けられた鋼板93aと互いに引き合うようになされ、蓋上部材41とスチームキャップ93とが安定的に固定されるようになっている。
蓋下部材42上には、図3に示すように蓋体40の強度を高めるための金属製の補強部材46が設けられている。補強部材46の前方端には、ロックレバー50aのレバー軸57を軸支するための軸受孔47が設けられ、補強部材46の後方端にはヒンジユニットを固定するためのネジ穴が設けられており、蓋下部材42の前方側には蓋開閉部材である金属製のロックレバー50aが設けられている。図3に示すように、ロックレバー50aは、水平部51及び垂直部52からなる断面L字状の金属製の部材である。
水平部51は、第1水平部51a、第2水平部51b及び第3水平部51cを有している。第1水平部51aは、折り曲げ部51a1を介して水平部51から延在されており、その後方には後述する第1摺動部材70の半円弧状の凹み71c(図5参照)と協働するための垂下部(図示省略)が形成されている。第2水平部51bには押圧ボタン50(図1、2参照)が当接される。また、第3水平部51cには、ロックレバー50aを回動するためのレバーばね(図示省略)の一端を係止する係止口56が形成されている。
垂直部52は中央が下方から略トンネル状に切り欠かれており、残りの左右の垂直部分はそれぞれ一対のロック部52aを形成している。一対のロック部52aは、それぞれ蓋下部材42に形成された一対の開口42a内を挿通され、その下端には後方側に直角に折り曲げられた平面視略矩形状の係止部(図示省略)が形成されている。そして、この係止部が肩部材26に形成される係止片(図示省略)に係止されることにより、蓋体40を閉蓋するようになっている。
ロックレバー50aには、コイル状のレバーばね(図示省略)が挿着される棒状のレバー軸57が嵌合されており、そのレバー軸57の両端は、補強部材46の左右の軸受孔47に挿入され軸支されている。レバー軸57を左右の軸受孔47に挿入後、レバーばねの一端を第3水平部51cの係止口56に係止し、他端を蓋下部材42側に係止すると、ロックレバー50aは反時計方向のばね力を付与された状態で図3の状態に取付けられている。そして、蓋上部材41の上面に設けられる押圧ボタン50を上方から押したり、或いはスライドレバー等によって押されると、ロックレバー50aは時計方向に回動され、その結果、蓋体40はヒンジばね59のばね力により開蓋する。
蓋下部材42の後方側の切欠43には、ヒンジユニットが設けられている。ヒンジユニットの両端にはめねじが設けてあり、補強部材の後方に設けられたネジ穴にネジにより固定されている。ヒンジユニットの他端部は肩部材に係止されており、蓋体40に常時開方向のばね力を付与している。
蓋下部材42の中央部には、第1弁収納室94及び第2弁収納室95が設けられている。第1弁収納室94の前方側には第1圧力調整装置の一部品である第1ソレノイド68が水平且つ前後方向に配置され、第2弁収納室95の前方側には第2圧力調整装置の一部品である第2ソレノイド75が水平且つ前後方向に配置されている。その結果、第1ソレノイド68と第2ソレノイド75は近接且つ平行に配置された状態となる。なお、第1ソレノイド68及び第2ソレノイド75は、2ポジションのものが用いられるが、それ以外のものであってもよい。
図3及び図5に示すように、蓋下部材42のスチームキャップ93より前方側の上面には、平面視略矩形状で樹脂製の支持部材63が配設されている。この支持部材63は、その上面に圧力調整装置等を載置する底浅の皿状の部材で、その側壁上端には、左右方向に張り出し、それぞれ1個のビス穴63a1を有するフランジ63aが設けられるとともに、その前方端には、ロックレバー50aのレバー軸57が挿通される軸貫通口63b(図5参照)が設けられる。そして、支持部材63は、その軸貫通口63bにレバー軸57を挿通し、ビスをビス穴63a1から蓋下部材42に螺合することにより補強部材46の上面に取付けられる。
支持部材63の上面には、第1ソレノイド68を収納するための平面視矩形状の第1ソレノイド収納室64、第1摺動部材70の一部を収納するための第1摺動部材収納部65、第2ソレノイド75を収納するための平面視矩形状の第2ソレノイド収納室66、及び第2摺動部材77を収納するための第2摺動部材収納部67が設けられている。支持部材63上の第1ソレノイド収納室64には、第1ソレノイド68が水平且つ前後方向に収納される。
第1ソレノイド68の側壁面の上端及び下端には、それぞれ左右方向に張り出した平面視矩形状で、その中央部にビス穴68bを有する取付フランジ68aが設けられており、このビス穴68bからビスを螺合することにより第1ソレノイド68を蓋下部材42に固定する。また、第1ソレノイド68には、第1ソレノイド68のオン、オフにより進退する第1プランジャ69が設けられている。この第1プランジャ69の先端側には正面視C字状のばね支持具69aが取り付けられ、さらに第1プランジャ69の外周に挿入される形態で第1ソレノイド68とばね支持具69aとの間にコイルばね69bが挿設されている。第1プランジャ69は、第1ソレノイド68のオフ時には第1ソレノイド68から後方側に引き出されており、オン時には第1ソレノイド68内に引き込まれるようになっている。
図5に示すように、摺動部である第1摺動部材70は、前後方向長伸部71と、前後方向長伸部71の後方側に前後方向短伸部71a及び左右方向短伸部71bを有しており、樹脂製部材で一体形成されている。この第1摺動部材70は、平面視矩形状の第1ソレノイド収納室64に沿って支持部材63上を前後方向に移動可能に配設されており、上下方向及び横方向の移動は支持部材63上に形成された複数のリブ63cにより規制されている。
前後方向長伸部71は、前後方向に長く延伸する平面視細長矩形状の部分であり、その前方端にはロックレバー50aと協働するための半円弧状の凹み71cが形成されている。この半円弧状の凹み71cは第1摺動部ロック室63d内に位置するように配置され、この第1摺動部ロック室63d内でロックレバー50aの第1水平部51aの後部側に形成された垂下部51a2(図3参照)と協働するように配置されている。
前後方向短伸部71aは、前後方向長伸部71の後方側より左側に曲がってさらに前後方向に短く延伸する部分であり、その先端側には凹部形状の第1弁駆動軸支持部74が形成されており、この第1弁駆動軸支持部74は支持部材63の後端部よりも後方に配置されている。
左右方向短伸部71bは、前後方向長伸部71と前後方向短伸部71aを連結する部分から右方向に延伸した部分であり、その右端部側に前方と上方が開口した半円弧状の半円弧空間71eが形成されている。そして、左右方向短伸部71bの後方壁面と蓋下部材42の内壁端面63eとの間にコイルバネ72が配置されており、これにより第1摺動部材70を常時前方側に付勢している。
半円弧空間71eには、第1プランジャ69のばね支持具69aが収納配置され、第1ソレノイド68のオフ時には、ばね支持具69aはコイルばね69bのばね力により第1摺動部材70全体を後方側に押している。なお、第1ソレノイド68のオン時には、第1プランジャ69は、ばね支持具69aとともに前方側に引き込まれるが、ばね支持具69aと半円弧空間71eとは連結されていないため、第1摺動部材70は前方側に移動しない。しかしこの場合、第1摺動部材70と支持部材63との間にはコイルばね72が介在しているため、第1摺動部材70は、コイルばね72のばね力により第1プランジャ69の前方側への移動と同時に前方側に移動する。
また、左右方向短伸部71bの後方側には第1弁駆動部材73が設けられており、この第1弁駆動部材73は第1弁駆動軸支持部74に支持されている。第1摺動部材70の第1弁駆動軸支持部74は、その凹部内に回動軸73aの左側端側に形成されている回動軸駆動突起73bが位置するように配置され、第1摺動部材70の往復動を回動軸73aの往復回動運動に変換し、回動軸73aの往復回動運動を回動軸73aの右端側に形成されている第1球状弁作動突起73cの揺動運動に変換し、これにより第1球状弁99を駆動するようになされている。
第1弁駆動軸支持部74は、左端側に回動軸駆動突起73bが挿通される開口74aが形成され、右端側はパッキン収納部74bとなっており、パッキン収納部74bの中央部に第1弁作動突起73cが挿通される開口74cが形成されている。このパッキン収納部74bの下面側には、嵌合溝62a及びシール膜62bを有するパッキン62が設けられている。シール膜62bは、下向きコーン形状の柔軟性プラスチック部材で形成されており、パッキン62の上端部は嵌合部62bとなってパッキン収納部74bの下面側に嵌合・固定されている。
第1弁駆動部材73の第1弁作動突起73cの最先端は、シール膜62bの最下端のシール先端部62cまで達するように、第1弁駆動軸支持部74の開口74cからシール膜62b内に挿通されている。そして、このシール先端部62cが第1球状弁99に対向するように配置されている。
このシール先端部62cにおける詳細な第1球状弁99の駆動状態については後述するが、第1ソレノイド68のオフ時には第1球状弁99を押して第1通気孔97を開放し、第1ソレノイド68のオン時にはその第1球状弁99から離れるため、第1球状弁99は自重で第1通気孔97の真上に移動してその第1通気孔97を閉鎖するようになっている。
支持部材63上の第2ソレノイド収納室66には、第2ソレノイド75が水平且つ前後方向に収納されている。第2ソレノイド75の側壁面の上端及び下端には、第1ソレノイド68と同様の形態でそれぞれ左右方向に張り出した平面視矩形状で、その中央部にビス穴75bを有する取付フランジ75aが設けられており(図6に図3の右後方側から見たものを示す)、このビス穴75bからビスを螺合することにより第2ソレノイド75が蓋下部材42に固定されている。また、第2ソレノイド75には、第2ソレノイド75のオン、オフにより進退する水平移動部材である第2プランジャ76が設けられる。
この第2プランジャ76は前後方向に設けられるとともに、その先端は正面視C字状のばね支持具76aが取り付けられ、さらに第2プランジャ76の外周に挿入される形態で第2ソレノイド75とばね支持具76aとの間にコイルばね76bが挿設されている。この第2プランジャ76は、第2ソレノイド75のオフ時には第2ソレノイド75から後方側に引き出されている。
図3及び図6に示すように、摺動部である第2摺動部材77は、左右方向延伸部78及び前後方向延伸部79を有する平面視L字状で一体形成される樹脂製部材であり、支持部材63上に前後方向に移動可能に配設されている。前後方向延伸部79は、前後方向に延伸する平面視矩形状の部分であり、上下方向及び横方向の移動は支持部材63上に形成されたリブ63fにより規制されている。
左右方向延伸部78は、前後方向延伸部79に直交して連結される部分であり、その略中央部には前方の一部と上方が開口した半円弧状の半円弧溝空間78a(図6参照)が一体に形成され、その後方壁面78bの下端には、後方側に突き出た筒状突起80が左右方向に離れて2個形成されている。そして、半円弧溝空間78aには、第2プランジャ76のばね支持具76aが収納配置されており、第2ソレノイド75のオフ時には、ばね支持具76aはコイルばね76bのばね力により第2摺動部材77全体を後方側に押している。
第2ソレノイド75のオン時には、第2プランジャ76はばね支持具76aとともに前方側に引き込まれるが、ばね支持具76aと半円弧溝空間78aとは係合されているため、第2摺動部材77も同時に前方側に移動される。2個の筒状突起80のそれぞれの内側上端にはばね溝80aが設けられ、そのばね溝80aには、回動部材87に係合されるステンレス製で棒状のばね棒81が嵌合されている。
第2摺動部材77の後方側には、後方壁面78bに対向する形態で回動部材ユニット85が設けられている。なお、この回動部材85の構成は、上記特許文献2に示されているように、公知のものである。
回動部材ユニット85は、収納ケーシング86、回動部材87、連動部材88及びばね89を有している。収納ケーシング86は、平面視前方後円状の樹脂部材であり、その前方側の方形状の部分は、上方が開口し、その両側壁には対向する形態であり、回動部材87の回動軸87cが軸支される軸受溝86aが形成されている。
また、その後方側の円形状の部分は上下方向に開放されており、その上方には左右方向に指し渡される断面門形状の屋根部86bが形成されるとともに、その両側面には対向する形態で連動部材88が上下方向に摺動するための摺動溝86cが形成されている。さらに収納ケーシング86の側壁面には、対向する形態でビス穴86d1を有する取付フランジ86dが2個設けられており、このビス穴86d1からビスを螺合することにより収納ケーシング86が蓋下部材42に固定される。
回動部材87は、前方側平板部87a及び後方側平板部87bからなる平面視前後方向に細長い矩形状の樹脂部材であり、後方側平板部87bは前方側平板部87aより若干長くされるとともに、両平板部を境に略直角に折り曲げられた断面く形状を呈し、前方側平板部87aは略下方に垂下する形態で、後方側平板部87bは略水平になる形態で取付けられる。この回動部材87はシーソー構造で水平方向の力を垂直方向に変換する機能を有するものである。
後方側平板部87bの先端部87b1は、一段下がった形態に形成されており、連動部材88が挿入されている。また、後方側平板部87bの根本近傍には左右方向に張り出す形態で回動軸87cが一体に設けられている。そして、後方側平板部87bの先端部87b1は収納ケーシング86の屋根部86bの下方に挿入される連動部材88に挿着されるとともに、回動軸87cは収納ケーシング86の軸受溝86aに嵌合され軸支されている。
連動部材88は枠体88a及び弁押圧突起88bを有する樹脂製の部材であり、枠体88aは中央にロ形状の貫通口88a1を有する正面視ロ形状の部分であり、その貫通口88a1内には回動部材87の先端部87b1が挿入されている。枠体88aの幅は収納ケーシング86の摺動溝86cより若干短くされており、この摺動溝86c内にその全体が嵌入される。
また、弁押圧突起88bは枠体88aの下端部から垂下する形態で一体に設けられており、枠体88aが収納ケーシング86の摺動溝86c内に挿入されると収納ケーシング86から下方に突き出る形態になる。
ばね89は、中央に円形部89a、一端にコ状部89b及び他端にL状部89cを有するコイルばねであり、円形部89aを回動部材87の回動軸87cに挿入し、コ状部89bを回動部材87の後方側平板部87bの上面に係止し、L状部89cを収納ケーシング86の前方壁85aに係止する。その結果、ばね89は巻き戻し方向の変位を加えられて装着され、回動部材87は収納ケーシング86に対し時計方向の回転を付与される。即ち、弁押圧突起88bは最も下方位置に常時押圧される。この場合、回動部材87の下動は収納ケーシング86の後方側円形状の上端部で規制され、回動部材87の上動は収納ケーシング86の屋根部86bの下端部で規制されている。
ここで、回動部材ユニット85の取付けについて説明する。まず、収納ケーシング86を逆向きに置き、収納ケーシング86の摺動溝86c内に、連動部材88をその弁押圧突起88bが上になるようにして挿入する。
次いで、回動部材ユニット85を正立させ、連動部材88を指で上動させつつ回動部材87の先端部87b1を屋根部86bの下方に押し込み、先端部87b1を連動部材88の貫通口88a1内に挿入する。その場合、回動部材87の回動軸87cにばね89の円形部89aを挿入し、コ状部89bを後方側平板部87bの上面に係止しておく。
次いで、回動部材87の回動軸87cを収納ケーシング86の軸受溝86a内に嵌合する。これにより、回動部材ユニット85が完成する。組み立てられた回動部材ユニット85は、収納ケーシング86の側壁面に形成される2個の取付フランジ86dのビス穴86d1からビスを螺合することにより図2に示すように弁カバー60上に固定される。
回動部材ユニット85が弁カバー60上に固定されると、回動部材87の前方側平板部87aは、第2摺動部材77の後方壁面78bとばね棒81の間に挿入されるとともに、図10に示すように、第2ソレノイド75のオフ時には第2プランジャ76は後方側に突き出て第2摺動部材77の後方壁面78bを介して回動部材87の前方側平板部87aを後方側に押し、回動部材87を反時計方向に回動する。その結果、弁押圧突起88bは第2球状弁102から上方に引き離される。なお、前記ばね棒81は、一種の弾性部材であり回動部材87に第2ソレノイド75側、或いは弁押圧突起88b側から急激な力が作用するとその力を吸収し、和らげることができる。また、ばね89は、コイルばね76bより弱く設定される。
そして、図11に示すように第2ソレノイド75のオン時には第2プランジャ76は前方側に引き込まれて第2摺動部材77を前方側に移動する。すると、回動部材87の前方側平板部87aは、ばね棒81により前方側に押されるとともに、回動部材87の全体はばね89により時計方向のばね力を付与されているため、時計方向に回動し、弁押圧突起88bは第2球状弁102を上方から押圧し、この第2球状弁102が開放する力をより高める。
蓋下部材42は、その一部が弁カバー60とされており、この弁カバー60の天面には、図示省略したが、少なくともスチームキャップ93に形成されている第1弁駆動用開口93d及び第2弁駆動用開口93e(図12参照)に対応する位置にそれぞれ円形の開口が設けられている。弁カバー60の第1弁駆動用開口93dに対応する位置に形成された開口には、周囲に嵌合溝62aを有し、その内部にシール膜62bを有し、シール先端部63cが第1球状弁99の側面と対向する位置まで延在する、全体として円形コーン状のパッキン62(図5参照)が嵌合されており、これによりその開口の内外をシールしている。このパッキン62のシール膜62bの中心には、シール先端部63cまで第1弁駆動部材73の第1弁作動突起73cが挿入されており、シール膜62bは第1弁作動突起73cとともに往復回動するようになされている。
また、弁カバー60の第2弁駆動用開口93eに対応する位置に形成された開口には、周囲に嵌合溝90aを有し、その内部に円形状のシール膜90bを有する全体として円形状のパッキン90(図6参照)が嵌合されており、これによりその開口の内外をシールしている。このパッキン90の円形状のシール膜90bの中心には、枠体88aの下端に設けられる弁押圧突起88bが嵌合しており、この円形状のシール膜90bは弁押圧突起88bとともに上下方向に移動する。
蓋体40の下方には、内鍋23に対向して内蓋91が着脱自在に取付けられている。そして、この内蓋91の上面には、弁ユニット92が弁カバー60の下方に位置する形態で基部被覆部材103によって取付けられている。そして、内蓋91が蓋下部材42に取り付けられ、弁カバー60の下面と弁ユニット92の上面との間にスチームキャップ93(図2、図4参照)が配置されている。
弁ユニット92には第1弁収納室94、第2弁収納室95及び必要に応じて安全弁96(図13参照)が設けられている。第1弁収納室94は、前後方向に開口94aを有する断面逆U字状の部分で、その内部には、中央に第1通気孔97を有するすり鉢状の第1弁載置部98(図1、3参照)が設けられているとともに、その上方には弁体である第1球状弁99が配設されている。
第1通気孔97は内鍋23内に連通しており、第1球状弁99が第1通気孔97を開放すると内鍋23内の蒸気はスチームキャップ93に流入し、その後、スチームキャップ93内のリブ93hに案内され、スチームキャップ93の蒸気排出口93g及び蓋上部材41の上面に設けられる蒸気排出口44より外部に放出されるようになっている。そして、内蓋91が蓋下部材42の下面に挿着されると、第1弁収納室94は蓋下部材42の下面から上方に突き出す形態で形成される弁カバー60内に進入するとともに、第1球状弁99の側面は第1弁作動突起73cに対向して位置する。
また、第2弁収納室95は、上方向に開口95aを有する断面逆U字状の部分であり、その内部には中央に第2通気孔100を有するすり鉢状の第2弁載置部101(図10、図11参照)が設けられるとともに、その上方には弁体である第2球状弁102が配設されている。なお、第2弁収納室95、第2弁載置部101及び第2球状弁102は、第1弁収納室94、第1弁載置部98及び第1球状弁99より小さく軽いものが用いられている。
第2通気孔100も内鍋23内に連通しており、第2球状弁102が第2通気孔100を開放すると内鍋23内の蒸気は、同様にスチームキャップ93に流入し、その後、スチームキャップ93内のリブ93hに案内され、スチームキャップ93の蒸気排出口93g及び蓋上部材41の上面に設けられる蒸気排出口44より外部に放出されるようになっている。そして、内蓋91が蓋下部材42の下面に挿着されると、第2弁収納室95は蓋下部材42の下面から上方に突き出す形態で形成される弁カバー60内に進入するとともに、第2球状弁102は弁押圧突起88bに対向して位置する。
第1ソレノイド68、第1プランジャ69、第1摺動部材70、第1弁駆動部材73,及び第1球状弁99が第1圧力調整装置を構成する。第1圧力調整装置は、加圧炊飯が選択されない第1ソレノイド68の非作動(オフ)時には、第1プランジャ69は外方に押し出され、第1摺動部材を後方に摺動させることにより第1弁作動突起73cを回動させて第1球状弁99を押し、第1通気孔97を開放する(非加圧炊飯)。
そして、加圧炊飯が選択される第1ソレノイド68の作動(オン)時には、第1プランジャ69は引き込まれ、第1弁作動突起73cが第1球状弁99から離れるため、第1球状弁99は自重で第1通気孔97の直上に移動して第1通気孔97を閉鎖する。
その結果、第1球状弁99の自重に相当する圧力での炊飯が行われ、内鍋23内がそれ以上の圧力になると余分な蒸気は第1球状弁99を押し上げて第1通気孔97より排出される(高加圧炊飯)。なお、重い重量の第1球状弁99の開放圧は、例えば、1.25atmに設定されており、蒸気圧がその圧力になると持ち上げられ、第1通気孔97を開放する。
第2ソレノイド75、第2プランジャ76、第2摺動部材77、回動部材87及び第2球状弁102が第2圧力調整装置を構成する。第2圧力調整装置は、加圧炊飯が選択されない第2ソレノイド75の非作動(オフ)時には、第2プランジャ76は外方に押し出され、回動部材87は反時計方向に回動され、弁押圧突起88bは第2球状弁102の上方に位置する。
その結果、第2通気孔100は第2球状弁102の自重で閉鎖される(非加圧炊飯或いは低加圧炊飯)。なお、軽い重量の第2球状弁102の開放圧は、例えば、1.05atmに設定されており、蒸気圧がその圧力になると持ち上げられ、第2通気孔100を開放する。
そして、加圧炊飯が選択されると第2ソレノイド75は作動(オン)され、第2プランジャ76は引き込まれ、回動部材87は時計方向に回動され、弁押圧突起88bは第2球状弁102を上方から押圧する。
その結果、第2通気孔100は第2球状弁102の自重及び上方からの押圧力で閉鎖される。なお、押圧される第2球状弁102の開放圧は、例えば、1.25atmより大きく設定されており、蒸気圧がその圧力になると持ち上げられ、第1通気孔97を開放する。この場合、押圧状態の第2球状弁102が開放する時は、例えば、第1球状弁99が閉鎖されたままの異常であり、安全弁としても機能するように設定されている。
また、安全弁96(図13参照)は押圧された第2球状弁102の開放圧より高い圧力、例えば、1.30atm以上の圧力で開放するようにされるもので、第1球状弁99及び第2球状弁102が開かない等の更なる異常時に開放される。
蓋体40の前方側には、図示しない液晶パネル及び各種スイッチボタンが設けられている。なお、本発明においては、第2圧力調整装置は、通常炊飯(非加圧炊飯)及び高加圧炊飯だけでなく、低加圧炊飯をも行う多段階の圧力炊飯を行う場合に必要な構成であり、通常炊飯(非加圧炊飯)及び高加圧炊飯の2段階の圧力炊飯のみを行う圧力式炊飯器の場合には必ずしも必要な構成ではない。しかしながら、以下では、通常炊飯(非加圧炊飯)、低加圧炊飯及び高加圧炊飯の多段階の圧力炊飯を行う圧力式炊飯器に適用した場合について、具体的に説明する。
蓋体40の液晶パネルに表示されるメニューには、通常炊飯(非加圧炊飯)、低加圧炊飯及び高加圧炊飯が設定されており、非加圧炊飯を選択すると、第1ソレノイド68がオフ(第1通気孔97は開)で第2ソレノイド75がオフ(第2通気孔100は第2球状弁102の自重で閉)での炊飯が行われ、低加圧炊飯を選択すると、第1ソレノイド68がオン(第1通気孔97は閉)で第2ソレノイド75がオフ(第2通気孔100は第2球状弁102の自重で閉)での炊飯が行われ、高加圧炊飯を選択すると、第1ソレノイド68がオン(第1通気孔97は閉)で第2ソレノイド75がオン(第2通気孔100は第2球状弁102の自重及び上方からの押圧力で閉)での炊飯が行われる。
高加圧炊飯時に、内鍋23内の圧力が1.25atmになると第1球状弁99は第1通気孔97を開放して内鍋23内の圧力が1.25atm以上にならないようにしている。仮に、その圧力で、第1球状弁99が第1通気孔97を開放しなくなり(即ち、異常時)、内鍋23内の圧力が1.30atm以上になると、押圧状態にある第2球状弁102が押し上げられ第2通気孔100が開放されることになる。これらの炊飯は、制御基板32等に設けられる制御回路により底部ワークコイル27及び側部ワークコイル28等への通電量を制御することにより行われる。
最初に、非加圧炊飯時について説明する。非加圧炊飯を選択すると、第1ソレノイド68及び第2ソレノイド75はオフされる。第1ソレノイド68がオフされると、第1プランジャ69は第1摺動部材70と共に後方側に押され、第1摺動部材70による第1弁駆動部材73への前方への力がなくなり、回転軸用コイルバネ73dの力により回転軸73aを回動させる。この回動軸駆動突起73bの回動は第1弁作動突起73cを回動させて第1球状弁99水平方向に押し、第1通気孔97を開放する。
そして、第2ソレノイド75がオフされると、第2プランジャ76は回動部材87を押して反時計方向に回動し、連動部材88の弁押圧突起88bを第2球状弁102から上方に引き離し、第2通気孔100を閉鎖する力を第2球状弁102の自重のみにする。その結果、内鍋23内は第1通気孔97を介して常時大気に連通される。
次に、低加圧炊飯時について説明する。低加圧炊飯を選択すると、第1ソレノイド68はオンで第2ソレノイド75はオフされる。第1ソレノイド68がオンされると、第1プランジャ69は第1摺動部材70と共に前方側に引き込まれ、第1弁駆動部材73の回動軸駆動突起73bに伝達されて回動軸73aを非加熱炊飯時とは逆方向に回動させるので、第1弁作動突起73cは第1球状弁99から離れ、第1通気孔97は第1球状弁99により閉鎖される。
そして、第2ソレノイド75がオフされると、第2プランジャ76は回動部材87を押して反時計方向に回動し、連動部材88の弁押圧突起88bを第2球状弁102から上方に引き離し、第2通気孔100を閉鎖する力を第2球状弁102の自重のみにする。
その結果、内鍋23内の圧力が1.05atm以上になると第2球状弁102は持ち上げられ、第2通気孔100を開放して余分な蒸気を排出し、内鍋23内を1.05atm近傍の圧力に調圧する。
次に、高加圧炊飯時について説明する。高加圧炊飯を選択すると、第1ソレノイド68及び第2ソレノイド75はオンされる。第1ソレノイド68がオンされると、第1プランジャ69は第1摺動部材70と共に前方側に引き込まれ、第1弁駆動部材73の回動軸駆動突起73bに伝達されて回動軸73aを非加熱炊飯時とは逆方向に回動させるので、第1弁作動突起73cは第1球状弁99から離れ、第1通気孔97は第1球状弁99により閉鎖される。
そして、第2ソレノイド75がオンされると、第2プランジャ76は第2摺動部材77と共に前方側に引き込まれ、回動部材87は、ばね棒81及びばね89の作用により時計方向に回動され、弁押圧突起88bが第2球状弁102を上方から押圧する。
その結果、内鍋23内の圧力が1.25atm以上になると第1球状弁99は持ち上げられ、第1通気孔97を開放して余分な蒸気を排出し、内鍋23内を1.25atm近傍の圧力に調圧する。このように第1圧力調整装置及び第2圧力調整装置をそれぞれ別々で動作形態を異ならせることにより多段階の圧力調整が行われる。
なお、第1球状弁99が第1通気孔97を開放しない状態が生じ、内鍋23内の圧力が1.30atm以上になる異常時には、押圧状態にある第2球状弁102が押し上げられ第2通気孔100が開放される。この場合、第2ソレノイド75はオン状態で、第2プランジャ76及び第2摺動部材77は共に前方側に引き込まれているが、回動部材87はばね棒81を介して係合されており、第2球状弁102の下方に1.30atm以上の圧力が掛かると、回動部材87はばね棒81を後方側に押し伸ばすことにより反時計方向に回動することができ、その結果、第2球状弁102は弁押圧突起88bと共に上方に押し上げられ第2通気孔100を開放することになる。
また、第1球状弁99が第1通気孔97を開放しなく、第2球状弁102が第2通気孔100を開放しないさらに異常な状態が生じた場合、安全弁96を設けることにより、このような異常を回避することができる。いずれにしても、押圧状態にある第2球状弁102を安全弁として機能させることにより、さらには安全弁96を第2の安全弁として機能させることにより圧力式炊飯器の安全性をより確実に担保することができるようになる。
図8及び図9により、第1圧力調整装置である第1ソレノイド68のオンオフ時の第1球状弁99と第1通気孔97との関係、並びに第1摺動部材70の他の作用、即ち加圧炊飯中に蓋体40を開放すると蓋体40の開蓋前に蒸気が排出される作用について説明する。なお、図8Aは第1圧力調整装置の非動作時(ソレノイドオフ時)の状態を示す斜視図であり、図8Bは図8AのVIIIB−VIIIB線に沿った縦断面図であり、図8Cは図8AのVIIIC−VIIIC線に沿った縦断面図である。また、図9Aは第1圧力調整装置の非動作時(ソレノイドオフ時)の状態を示す斜視図であり、図9Bは図9AのIXB−IXB線に沿った縦断面図であり、図9Cは図9AのIXC−IXC線に沿った縦断面図である。
図8Aは、加圧炊飯を行っていないロック状態時である。この状態では、第1摺動部材70の手前側に形成されている半円弧状の凹み71cとロックレバー50aの垂下部51a2(図3参照)とは離間している。そして、第1ソレノイド68はオフ状態にあり、第1プランジャ69及び第1摺動部材70は後方側に押し出されており、図8B及び図8Cに示したように、第1弁作動突起73cは第1球状弁99を押して第1通気孔97を開放している。なお、コイルばね72は、コイルばね69bより弱く設定されている。
図9Aは、加圧炊飯中のロック状態時である。この状態では、同じく第1摺動部材70の手前側に形成されている半円弧状の凹み71cとロックレバー50aの垂下部51a2(図3参照)とは離間している。そして、第1ソレノイド68はオン状態にあり、第1プランジャ69及び第1摺動部材70は前方側に引き込まれており、図9B及び図9Cに示したように、第1弁作動突起73cは第1球状弁99から離れ、その結果第1通気孔97は閉鎖される。
加圧炊飯中に押圧ボタン50が押されて開蓋動作が行われると、ロックレバー50aが開放方向である時計方向に回動され、ロックレバー50aの垂下部51a2が第1摺動部材70の手前側に形成されている半円弧状の凹み71cに当接する。垂下部51aは半円弧状の凹み71cに当接するとこれよりも下方向に移動することができないため、さらに押圧ボタン50を押してもロックレバーを開くことはできない。
次に、スチームキャップ93の取り付け状態を図12〜図145を用いて説明する。なお、図12は蓋下部材を取り去った状態の内蓋上のスチームキャップ等の各部品の組立斜視図であり、図13は図12から上ケースを取り外した状態の組み立て斜視図であり、図14は図13から下ケースを取り外した状態の組み立て斜視図であり、さらに、図15Aは上方から見たスチームキャップの斜視図であり、図15Bは下方から見たスチームキャップの斜視図であり、図15は図15AのXVC−XVC線に沿った縦断面図である。
スチームキャップ93は、図15A〜図15Cに示したように、上ケース93b及び下ケース93cを有しており、上ケース93bと下ケース93cとは互いに取り付け及び取り外し可能に嵌合されている。上ケース93bの外表面には少なくとも1箇所、ここでは3箇所に鋼板93aが設けられている。この鋼板93aはスチームキャップ93を取り付けた内蓋91を蓋下部材42及び蓋上部材41と共に組み立てて蓋体40を形成した際に、蓋上部材41の下面設けられたマグネット41aと対向し、互いに引き合うようになされ、蓋上部材41とスチームキャップ93とが安定的に固定されるようになっている。
図12に示したように、上ケース93bの表面には蒸気排出口93gが形成されており、蓋下部材42に形成されて表面カバー40aから突出している蒸気排出口44の内面側に嵌合する蒸気排出口93gが形成されている(図2参照)。また、上ケース93bの内面側には蒸気を蒸気排出口まで誘導するリブ93hが形成されている(図15C参照)。さらに上ケース93bの手前側には、パッキン62のシール先端部62cを介し第1弁作動突起73cが挿入される第1弁駆動用開口93dと、パッキン90のシール膜90bを介して弁押圧部材88bが挿入される第2弁駆動用開口93eが形成されている。
弁カバー60に形成されている一対の開口(図示省略)の周囲は、それぞれパッキン62ないし90を介して第1弁駆動軸支持部74(図5参照)及び収納ケーシング86(図6参照)が配置され、第1弁駆動軸支持部74と弁カバー60の間及び収納ケーシング86と弁カバーとの間はそれぞれパッキン62及びシール膜62bないしパッキン90及びシール膜90bによって気密にシールされる。この場合、第1弁駆動軸支持部74と弁カバー60及び収納ケーシング86と弁カバー60とは互いに正対した状態に配置されているので、パッキン62及び90の圧縮代が大きくなり、この部分から蒸気漏れが生じるおそれが小さくなる。
また、下ケース93cの手前側の下面には弁ユニット挿入用開口93f(図15B及び図15C参照)が形成されている。そして、スチームキャップ93は、内蓋91の上面に取り付けられた第1弁収納室94、第2弁収納室95及び安全弁96が設けられた弁ユニット92を下ケース93cの手前側に形成された弁ユニット挿入用開口93fにおいて被せるようにして、内蓋91に取り付けられている(図12〜図14参照)。これにより、内鍋23から第1弁収納室94ないし第2弁収納室95を通ってきた蒸気は、スチームキャップ93の内部を通って、スチームキャップ93の蒸気排出口93g及び蓋下部材42の蒸気排出口44を経て、外部に放出されるようになっている。
蓋体40に取り付けられている内蓋91を下方に取り外すと、内蓋91は単体で蓋体40から取り外される。その後にスチームキャップ93を下方に取り外すと、第1弁作動突起73c及び弁押圧部材88bはともに容易に第1弁駆動用開口93dないし第2弁駆動用開口93eから上方に引き抜くことができるので、スチームキャップ93を単独で蓋体40から取り外すことができる。そして、図13に示したように、スチームキャップ93の上ケース93b及び下ケース93cを分離させることができるので、スチームキャップ93の内部の洗浄も容易となる。加えて、内蓋91のみを洗浄する必要がある場合には、内蓋91を単独で蓋体40から下方に取り外すことができ、従来例のように内蓋とスチームキャップが同時に下方に取り外されることがないため、内蓋91の洗浄が容易となる。
以上、本発明の実施形態として第1球状弁及び第2球状弁を備える多段階に調圧可能な圧力式炊飯器を例に取り説明したが、本発明は少なくとも第1球状弁を第1球状弁作動突起の回動動作により水平方向に押圧することができる圧力調整装置を備えていれば、所定の作用効果を奏することができるものである。また、本発明は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能であり、例えば、加熱手段はヒータでもよく、内鍋も金属製、セラミック製等、どのような材質のものでもよい。
20…圧力式炊飯器 21…炊飯器本体
40…蓋体 40a…表面カバー
41…蓋上部材 41a…マグネット
42…蓋下部材 44…蒸気排出口
46…補強部材 50…押圧ボタン
50a…ロックレバー 60…弁カバー
62…パッキン 62c…シール先端部
63…支持部材 68…第1ソレノイド
69…第1プランジャ 70…第1摺動部材
73…第1弁駆動部材 73a…回動軸
73b…回動軸駆動突起 73c…第1弁作動突起
74…第1弁駆動軸支持部 75…第2ソレノイド
76…第2プランジャ 77…第2摺動部材
87…回動部材 87c…回動軸
88b…弁押圧部材 90…パッキン
90b…シール膜 91…内蓋
92…弁ユニット 93…スチームキャップ
93a…鋼板 93b…上ケース
93c…下ケース 93d…第1弁駆動用開口
93e…第2弁駆動用開口 93f…弁ユニット挿入用開口
93g…蒸気排出口 94…第1弁収納室
95…第2弁収納室 98…第1弁載置部
99…第1球状弁 101…第2弁載置部
102…第2球状弁

Claims (3)

  1. 炊飯器本体と、前記炊飯器本体の上方に位置する蓋体とを有する圧力式炊飯器であって、
    前記炊飯器本体は、内鍋と、前記内鍋を加熱する加熱手段とを有し、
    前記蓋体は、前記内鍋の開口部を覆うとともに前記蓋体の開口部を覆う内蓋と、圧力調整装置と、スチームキャップとを有し、
    前記圧力調整装置は、前記内蓋に取り付けられた通気孔及び前記通気孔を開閉する球状の弁体を有する弁ユニットと、前記球状の弁体を水平方向に押圧することにより前記通気孔を開閉する弁体駆動手段と、を有し、
    前記スチームキャップは、前記弁ユニットを覆うとともに前記通気孔から漏出した蒸気を前記蓋体の外部へ放出する蒸気排出口と、前記球状の弁体と対向する位置に形成された弁駆動用開口と、を有し、
    前記内蓋は前記蓋体に取り付け及び取り外し可能に設けられており、
    前記スチームキャップは前記蓋体に取り付け及び取り外し可能に配置されており、
    前記弁体駆動手段は、前記スチームキャップの上方から前記弁駆動用開口を通して前記球状の弁体の側面まで延在されている弁作動突起を有し、
    前記弁作動突起の回動動作によって前記球状の弁体を水平方向に押圧するようになされていることを特徴とする、圧力式炊飯器。
  2. 前記蓋体の内面側にはマグネットが設けられており、前記スチームキャップの外面側には鋼板が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の圧力式炊飯器。
  3. 前記圧力調整装置は、さらに前記内蓋に取り付けられた第2の通気孔及び前記第2の通気孔を開閉する第2の球状の弁体を有する第2の弁ユニットと、前記第2の球状の弁体を垂直方向に押圧することにより前記第2の球状の弁体を前記第2の通気孔を閉止する第2の弁駆動手段を有し、
    前記第2の弁駆動手段は、前記スチームキャップの上方から前記第2の弁駆動用開口を介して前記スチームキャップの内部に延在されている押圧部材を有し、
    前記押圧部材によって前記第2の球状の弁体を垂直方向に押圧するようになされていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の圧力式炊飯器。
JP2017172029A 2017-09-07 2017-09-07 圧力式炊飯器 Active JP6884353B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017172029A JP6884353B2 (ja) 2017-09-07 2017-09-07 圧力式炊飯器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017172029A JP6884353B2 (ja) 2017-09-07 2017-09-07 圧力式炊飯器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019042429A JP2019042429A (ja) 2019-03-22
JP6884353B2 true JP6884353B2 (ja) 2021-06-09

Family

ID=65815897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017172029A Active JP6884353B2 (ja) 2017-09-07 2017-09-07 圧力式炊飯器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6884353B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111568168B (zh) * 2020-05-29 2021-07-02 中山市元亨家居用品有限公司 一种可调式高压锅盖

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5752491B2 (ja) * 2011-06-06 2015-07-22 タイガー魔法瓶株式会社 圧力式炊飯器
KR101265106B1 (ko) * 2012-02-07 2013-05-16 김차식 전기밥솥
JP6356089B2 (ja) * 2015-04-14 2018-07-11 象印マホービン株式会社 炊飯器の蒸気排出構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019042429A (ja) 2019-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20180177322A1 (en) Low vacuum and vacuum release device for electric rice cooker
KR20050060560A (ko) 가열조리기
WO2008025217A2 (en) Steam convection oven
CN108245032B (zh) 一种空气炸锅
JP6774883B2 (ja) 炊飯器
JP4308796B2 (ja) 加熱調理器
JP3843301B2 (ja) 給水タンクユニット
JP6884353B2 (ja) 圧力式炊飯器
JP4329127B2 (ja) 炊飯器
JP5752491B2 (ja) 圧力式炊飯器
JP2012249946A (ja) 圧力式炊飯器
JP6289414B2 (ja) 調理器
KR20060132211A (ko) 스팀발생장치
CN106037501A (zh) 蒸汽阀组件及具有其的烹饪器具
JP5117215B2 (ja) 加熱調理器
JP2010069201A (ja) 加熱調理器
JP2011163719A (ja) 加熱調理器
JP4818377B2 (ja) 加熱調理器
JP2018153360A (ja) 炊飯器
JP2018201552A (ja) 加熱調理器
WO2023042421A1 (ja) 炊飯器
JP2018196542A (ja) 調理器
JP6395545B2 (ja) 加熱調理器及びシステムキッチン
CN216602536U (zh) 烹饪器具
JP6962948B2 (ja) 加熱調理器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200807

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210330

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20210331

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6884353

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250