JP3594872B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓋体に内蓋を着脱可能に取り付けるようにした炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の炊飯器は、炊飯時に発生した米の成分を含んだ蒸気が内蓋に付着するため、この内蓋を蓋体に着脱可能に取り付けるようになっている。そして、この内蓋を着脱可能とした炊飯器には、ユーザが内蓋を蓋体に取り付けるのを忘れた状態で炊飯を開始するという誤使用を防止するために、内蓋の取付状態を検知する機能が搭載されている。
【0003】
前記内蓋の検知手段としては、例えば、特開平11−56620号で、内蓋に磁石を取り付けるとともに、この磁石との対向位置に磁気によって導通するリードスイッチを配設したものが提供されている。なお、この公報には、磁石を内蓋に対して脱落不可能に取り付けるための具体的な構造は記載されていないが、磁石を覆うカバーを設け、該カバーをビス止めする構成が周知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記炊飯器は、磁石を取り付けるための部品点数が多いため、作業性が悪いうえ、生産コストが高くなるという問題がある。
そこで、本発明では、部品点数を増やすことなく、磁石の取り付けを可能とし、コストダウンを図ることを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の第1の炊飯器は、炊飯鍋を着脱可能に収容する本体と、該本体に開閉可能に取り付けた蓋体と、該蓋体に着脱可能に取り付けて前記炊飯鍋の開口部を密閉する内蓋と、該内蓋に配設した磁性体および前記蓋体に配設した前記磁性体の検出手段からなる内蓋検知機能とを備えた炊飯器において、前記内蓋は、金属製の内蓋本体の縁に、前記炊飯鍋の開口部を密閉するシール部材を取り付ける樹脂枠を備え、該樹脂枠の縁に、前記磁性体を装着する装着部を設けたもので、前記装着部は、前記蓋体の方向を開口した枠部からなり、前記内蓋本体に、前記枠部の開口を閉塞する舌片を設けた構成としている。
【0006】
また、本発明の第2の炊飯器は、炊飯鍋を着脱可能に収容する本体と、該本体に開閉可能に取り付けた蓋体と、該蓋体に着脱可能に取り付けて前記炊飯鍋の開口部を密閉する内蓋と、該内蓋に配設した磁性体および前記蓋体に配設した前記磁性体の検出手段からなる内蓋検知機能とを備えた炊飯器において、前記内蓋は、金属製の内蓋本体の縁に、前記炊飯鍋の開口部を密閉するシール部材を取り付ける樹脂枠を備え、該樹脂枠の縁に、前記磁性体を装着する装着部を設けたもので、前記装着部は、断面略U字形状に突出する枠部からなり、該枠部の開口を前記内蓋本体の縁によって閉塞する構成としている。
【0007】
さらに、本発明の第3の炊飯器は、炊飯鍋を着脱可能に収容する本体と、該本体に開閉可能に取り付けた蓋体と、該蓋体に着脱可能に取り付けて前記炊飯鍋の開口部を密閉する内蓋と、該内蓋に配設した磁性体および前記蓋体に配設した前記磁性体の検出手段からなる内蓋検知機能とを備えた炊飯器において、前記内蓋は、金属製の内蓋本体の縁に、前記炊飯鍋の開口部を密閉するシール部材を取り付ける樹脂枠を備え、該樹脂枠の縁に、前記磁性体を装着する装着部を設けたもので、前記装着部は、前記蓋体の方向を開口した枠部からなり、この枠部の開口の縁に前記磁性体の上面を係止する係止片を設けた構成としている。
【0008】
さらにまた、本発明の第4の炊飯器は、炊飯鍋を着脱可能に収容する本体と、該本体に開閉可能に取り付けた蓋体と、該蓋体に着脱可能に取り付けて前記炊飯鍋の開口部を密閉する内蓋と、該内蓋に配設した磁性体および前記蓋体に配設した前記磁性体の検出手段からなる内蓋検知機能とを備えた炊飯器において、前記内蓋は、金属製の内蓋本体の縁に、前記炊飯鍋の開口部を密閉するシール部材を取り付ける樹脂枠を備え、該樹脂枠の縁に、前記磁性体を装着する装着部を設けたもので、前記装着部は、少なくとも上方を開口した枠部からなり、この枠部の開口を閉塞するカバーを設け、該カバーに、前記枠部の底と内蓋本体の縁との間に挟持される突片を設けた構成としている。
この第4の炊飯器では、前記カバーに枠部の内面に沿って延びる垂下部を設けるとともに、該垂下部または枠部の内面のいずれか一方に係止溝を設けるとともに、いずれか他方に係止溝に係合する係止突部を設けることが好ましい。
【0009】
これら第1から第4の前記炊飯器によれば、内蓋を構成する樹脂枠に磁性体の装着部を設けているため、煩雑なビス止め作業が不要であるため、組付作業性が向上するとともに、生産コストの低減を図ることができる。また、第1および第2の炊飯器では、内蓋を組み立てる際に装着部に磁性体を配置しておくことにより、該磁性体を脱落不可能な状態で確実に装着することができる。さらに、第3の炊飯器では、内蓋を組み付けた後に、枠部の開口から磁性体を押し込むことにより、該磁性体を脱落不可能な状態で確実に装着することができる。さらにまた、第4の炊飯器では、カバーに、枠部の底と内蓋本体の縁との間に挟持される突片を設けているため、前記と同様に、磁性体を脱落不可能な状態で確実に装着することができる。
【0010】
前記炊飯器では、前記内蓋の樹脂枠に蓋体への位置決め構造に設け、該位置決め構造の部分に前記装着部を設けることが好ましい。ここで、前記位置決め構造は、蓋体に内蓋を着脱可能に取り付けるようにした従来の炊飯器に既に形成されたものであり、本発明では、この位置決め構造の部分に前記装着部を設けているため、樹脂枠の大幅な設計変更は不要である。
【0011】
また、前記位置決め構造は、前記本体と蓋体とを開閉可能に取り付けるヒンジ接続部の側に位置するようにし、磁性体と対向するように蓋体に配設する検出手段から延びるリード線の配線を簡素化することが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は本発明の第1実施形態の炊飯器1を示す。この炊飯器1は、炊飯鍋2と、該炊飯鍋2を着脱可能に収容する本体3と、該本体3に回動可能に取り付けられる蓋体10とからなる。そして、この蓋体10は、内側の面に内蓋44が着脱可能に取り付けられるもので、この内蓋44が未装着の状態で炊飯が実行されることを防止するための内蓋検知機能が搭載されたものである。
【0013】
前記炊飯鍋2は、熱伝導率が高いアルミ等からなる鍋母材の外面に、本実施形態の加熱手段である誘導加熱コイル6への高周波電流の通電時に生じる渦電流によって電磁誘導加熱される強磁性材料をコーティングや接合等を施したものである。
【0014】
前記本体3は、有底筒形状をなす胴体4の内部に、前記炊飯鍋2を収容する非導電性材料からなる保護枠5を備えている。これら胴体4と保護枠5との間には、加熱手段である誘導加熱コイル6と、炊飯鍋用温度センサ7と、図示しないマイコンを実装した制御基板とが配設された周知の構成のものである。この本体3の背面側上部(図1中右側上部)には、蓋体10を開閉可能に取り付けるためのヒンジ受部8が設けられている。
【0015】
前記蓋体10は、前記本体3に開閉可能に取り付けられ、この本体3の開口部を閉塞するもので、上板12と、下板26と、該下板26の底面に着脱可能に取り付けられ炊飯鍋2の開口部を密閉する内蓋44とからなる。そして、この蓋体10には、従来と同様に蓋用温度センサおよび調圧器74が配設されるとともに、内蓋検知機能を構成する磁性体82および該磁性体82の検出手段であるリードスイッチ84が配設されている。
【0016】
前記上板12には、炊飯時に炊飯鍋2内の圧力が設定圧力を越えると、その圧力とともに蒸気を外部(大気)に排気する排気口14が設けられ、この排気口14を囲むように、環状の枠壁16が下向きに突設されている。この枠壁16の下端縁には、下板26および内蓋44の排気機構78との間を気密にシールするためのシール部材18が配設されている。また、本実施形態の上板12には、前部に回路基板20の収容部22が設けられ、この収容部22の上端開口に液晶パネル24が取り付けられている。
【0017】
前記下板26は、背面側に前記本体3のヒンジ受部8に接続するヒンジ接続部28を備え、その下面には、ヒータカバー30が配設されるとともに、該ヒータカバー30と下板26との間に蓋ヒータ32が配設されている。また、この下板26には、内蓋44を着脱可能に取り付けるための取付部34が設けられている。この取付部34には、後述する調圧器74の加圧機構76と排気機構78とを収容する部分を上板12の方向に隆起する下端開口の収容部36が形成されている。この収容部36の加圧機構76を収容する側には、加圧機構76の周囲をシールするシール部材38が配設されるとともに、後述する駆動機構80であるソレノイドを配設する側にプランジャを挿通させる挿通口が設けられ、この挿通口に蒸気の漏れを防止するシール部材40が配設されている。また、この収容部36の排気機構78を収容する側には、前記上板12の枠壁16内に連通する開口が設けられ、この開口の周囲に前記シール部材18が圧接されるようになっている。本実施形態の下板26には、前記ヒンジ接続部28の側に内蓋44の取付方向を規制する位置決め構造として位置決め突部42が設けられている。また、ヒンジ受部8と反対の正面側には図示しない位置決め凹部が設けられている。
【0018】
前記内蓋44は、図1および図2に示すように、内蓋本体46と、シール部材54と、樹脂枠60とからなる。
【0019】
前記内蓋本体46は金属製であり、放熱板の役割をなす。この内蓋本体46には、下板26の収容部36と対向する位置に後述する調圧器74の加圧機構76および排気機構78が固定され、加圧機構76の配設位置には炊飯鍋2と連通する排出口48が設けられている。また、この内蓋本体46の縁には、図3に示すように、断面略逆J字形状に折り返した樹脂枠60の取付部50が設けられている。本実施形態では、後述する樹脂枠60の枠部72と対向する位置に、該枠部72の上端開口を閉塞する舌片52が切り起こしによって設けられている。
【0020】
前記シール部材54は、炊飯鍋2の開口部内周面に密着する環状のシール片56の上部に前記内蓋本体46の取付部50内に位置する被取付部58を設けたものである。
【0021】
前記樹脂枠60は、図2および図3に示すように、前記内蓋本体46の取付部50内に装着可能な環状部材であり、この取付部50との間に前記シール部材54を挟み込むことによって、該シール部材54を内蓋本体46に離脱不可能に装着するものである。この樹脂枠60には、上面にシール部材54に形成した被取付部58の嵌込溝62が形成されている。また、この樹脂枠60の縁には、従来と同様に、前記蓋体10の位置決め突部42と対向するヒンジ接続部28の側に、位置決め構造として取付部34の形状に一致する突出部64が設けられ、この突出部64に位置決め突部42を嵌め込む欠溝66が設けられている。また、前記突出部64と対向する正面両側には、断面略L字形状に突出する一対の位置決め片68が設けられている。本実施形態では、前記位置決め構造である突出部64に、内蓋検知機能を構成する磁性体82を装着する装着部70が設けられている。この装着部70は、図1に示す装着状態で前記蓋体10の方向を開口した枠部72からなる。
【0022】
前記調圧器74は、前記炊飯鍋2内に大気圧以上の圧力を投入する加圧機構76と、排気機構78と、前記加圧機構76を駆動させる駆動機構80であるソレノイドとからなる。前記加圧機構76は、内蓋本体46の排出口48を覆うように一体的に固定されるもので、大略、逆止弁、台座部材、調圧ボール、および、キャップからなる周知のものである。前記排気機構78は、加圧機構76を介して流入した蒸気を排気口14に導くダクトであり、内蓋44を蓋体10に取り付けることによって、前記上板12のシール部材18に圧接される。前記駆動機構80であるソレノイドは、前記下板26における収容部36の側部に配設され、プランジャを動作させることにより、前記シール部材40を介して調圧ボールを転動させる。
【0023】
前記内蓋検知機能は、前記内蓋44の装着部70に装着される磁石からなる磁性体82と、該磁性体82と対向するように蓋体10の下板26上に配設した磁性体82の検出手段であるリードスイッチ84からなる。このリードスイッチ84は、磁気によって導通するものである。
【0024】
前記内蓋44を組み立てるには、図4(A)に示すように、まず、シール部材54の被取付部58を樹脂枠60の嵌込溝62に嵌め込むことによって取り付ける。その後、図4(B)に示すように、装着部70である枠部72内に磁性体82を配置し、この状態で、樹脂枠60と内蓋本体46とを組み付ける。
【0025】
ついで、図2に示すように、取付部50の上面より所定間隔をもってビス止めする。これにより、シール部材54の被取付部58が樹脂枠60と内蓋本体46の取付部50との間に挟み込まれ、樹脂枠60とともに内蓋本体46に脱落不可能な状態で確実に固定される。同時に、前記枠部72の開口は、内蓋本体46に設けた舌片52によって閉塞され、同様に、脱落不可能な状態で確実に装着される。
【0026】
このように、この第1実施形態の内蓋44では、磁性体82のカバーや該カバーを止めるビスを使用することなく、内蓋検知機能を構成する磁性体82を確実に装着できる。そのため、部品点数の削減を図ることができるとともに、生産に係る作業性の向上を図ることができるため、大幅なコストダウンが可能である。
【0027】
しかも、前記枠部72からなる装着部70は、従来より位置決め構造として形成している突出部64に設けられるとともに、該枠部72を閉塞する部材を内蓋本体46に設けているため、これらの大幅な設計変更は不要である。そのうえ、前記磁性体82と対向するように配設するリードスイッチ84は、蓋体10を開閉可能に取り付けるためのヒンジ接続部28の側に位置するため、蓋体10の内部において、該リードスイッチ84から延びるリード線84aの配線を簡素化することができる。
【0028】
図5は第2実施形態の炊飯器1の内蓋44を示す。この第2実施形態では、装着部70として、前記突出部64に中心の方向を開口する断面略U字形状の枠部90を設け、内蓋本体46には舌片52を形成しないようにした点で、第1実施形態と相違している。
【0029】
この第2実施形態では、前記第1実施形態と同様に、前記枠部内に磁性体82を配置した状態で内蓋44を組み立てることにより、該枠部90の開口が内蓋本体46の縁によって閉塞され、脱落不可能な状態で装着される。
【0030】
図6は第3実施形態の炊飯器1の内蓋44を示す。この第3実施形態では、装着部70として、第1実施形態と同様に、前記蓋体10の方向を開口した枠部72を設け、この枠部72の開口の縁に前記磁性体82の上面を係止する係止片94を設け、内蓋本体46には舌片52を形成しないようにした点で、第1実施形態と相違している。なお、図中96は、前記係止片94の型抜き用の孔である。
【0031】
この第3実施形態では、装着部70である枠部72内に磁性体82を配置していない状態で、従来と同様にして内蓋44を組み付けた後、枠部72の開口から磁性体82を押し込むことにより、前記係止片94によって磁性体82を脱落不可能な状態で確実に装着できる。
【0032】
なお、前記第1実施形態の構成においても、この第3実施形態の係止片94を設けてもよい。このようにした場合、係止片94によって磁性体82が仮止めされるため、組立作業性を更に向上することができる。また、この第3実施形態では、内蓋44を洗浄する際に、磁性体82が濡れるため、前記孔96を大きくして水抜き孔の役割をなすようにしてもよく、また、周知のシール材を枠部72内に充填してもよい。
【0033】
図7および図8は第4実施形態の炊飯器1の内蓋44を示す。この第4実施形態では、装着部70として突出部64に上方および内蓋本体46の側面を開口した断面略L字形状の枠部98を設けるとともに、該枠部98の開口を閉塞するカバー100を設けた点で第1実施形態と相違している。
【0034】
前記枠部98は、その底と内蓋本体46における取付部50の下端縁との間にカバーの肉厚分の隙間が形成される。前記カバー100は断面略L字形状をなし、その下端部には、前記隙間に位置し、枠部98の底と内蓋本体46の縁との間に挟持される突片102が設けられている。
【0035】
この第4実施形態では、図9に示すように、シール部材54を組み付けた樹脂枠60を内蓋本体46に組み付ける前に、第1実施形態と同様に、装着部70である枠部98内に磁性体82を配置し、この枠部98の開口した上面および側面をカバー100によって覆う。
【0036】
そして、この状態で、第1実施形態と同様に、前記樹脂枠60を内蓋本体46に配置し、ビス止めする。これにより、前記カバー100の突片102が枠部98の底と内蓋本体46の縁との間に挟持され、脱落不可能に固定される。その結果、前記各実施形態と同様に、内蓋44に対して磁性体82を離脱不可能に取り付けることができる。
【0037】
なお、この第4実施形態では、前記第1実施形態から第3実施形態と比較すると部品点数が1つ増えるが、従来例のように、このカバー100をビス止めする作業は不要であるため、従来例と比較すると生産性の向上およびコストダウンを図ることができる。また、前記第1実施形態から第3実施形態の炊飯器1と比較すると、この第4実施形態は部品点数が1つ増えるが、磁性体82の取付位置を設計変更する場合には、設計に係る自由度が高い。そのうえ、製造時には、精度良く枠部98を閉塞するように成形でき、浮き上がりによる隙間の発生を確実に防止できる。
【0038】
図10は第5実施形態の炊飯器1の内蓋44を示す。この第5実施形態では、前記カバー100に枠部98の内面に沿って延びる垂下部104を設けた点でのみ、第4実施形態と相違している。
【0039】
この第5実施形態では、組立状態において、何らかの原因でカバー100に図10中矢印の方向の外力が加わっても、垂下部104が枠部98の内面に干渉することにより、カバー100が内蓋44から脱落することを確実に防止できる。
【0040】
図11は第6実施形態の炊飯器1の内蓋44を示す。この第6実施形態では、枠部98に係止受部106を設けるとともに、カバー100に係止部108を設け、第5実施形態と同様に、組立状態で内蓋44からカバー100が脱落することを確実に防止するようにした点で、第5実施形態と相違している。
【0041】
図12は第7実施形態の炊飯器1の内蓋44を示す。この第7実施形態では、枠部98の内面に段差部を設け、該段差部に係止溝として蟻溝110を設けるとともに、カバー100に第5実施形態と同様に垂下部104を設け、該垂下部に前記蟻溝110に係合する係止突部112を設けた点で第5実施形態と相違している。
【0042】
この第7実施形態では、前記蟻溝110と係止突部112の係止によりカバーが樹脂枠60に仮止めされるため、内蓋本体46への組付時の作業性の向上を図ることができるうえ、前記第5実施形態と同様に、組立状態では、カバーの脱落を確実に防止できる。なお、この第7実施形態では、枠部98に係止突部を設けるとともに、カバー100に係止溝である蟻溝を設けてもよい。
【0043】
図13は第8実施形態の炊飯器1の内蓋44を示す。この第8実施形態では、樹脂枠60の突出部64に上方および内蓋本体46から離れた外側の面を開口した枠部114を設けるとともに、該枠部114の両側面に係止溝116を設ける一方、前記各開口を閉塞するように突片120および垂下部122を設けたカバー118を設け、前記垂下部122の両側に前記係止溝116に係止する係止突部124を設けている。
【0044】
この第8実施形態では、組立時に枠部114に対して外方より磁性体82を配置できるため、作業性の向上を図ることができるうえ、前記係止溝116と係止突部124の係止により、樹脂枠60に対してカバー118を仮止めできるとともに、脱落を確実に防止できる。
【0045】
なお、この第8実施形態では、前記係止溝116を第7実施形態と同様の蟻溝としてもよい。また、枠部114は、内蓋本体46の側に枠壁を設けたが、この枠壁16は必ずしも設ける必要はなく、両側壁のみとしてもよい。さらに、第7実施形態と同様に、枠部114に係止突部を設けるとともに、カバー118に係止溝を設けてもよい。
【0046】
本発明の炊飯器1は前記実施形態の構成に限定されるものではない。
例えば、前記実施形態では、装着部70を、従来より樹脂枠60の縁に形成した位置決め構造を構成する突出部64を利用して設けたが、専用に突設してもよい。
【0047】
また、前記実施形態では、炊飯鍋2内に圧力を投入した状態で炊飯動作を実行する圧力炊飯器に適用したが、圧力を投入しない方式の炊飯器にも適用可能である。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の炊飯器では、樹脂枠の縁に、前記磁性体を装着する装着部を設けているため、煩雑なビス止め作業が不要であり、組付作業性が向上するとともに、生産コストの低減を図ることができる。
【0049】
また、従来より設けられた位置決め構造の部分に前記装着部を設けているため、樹脂枠の大幅な設計変更は不要である。さらに、前記位置決め構造は、前記本体と蓋体とを開閉可能に取り付けるヒンジ接続部の側に位置するため、磁性体と対向するように蓋体に配設する検出手段から延びるリード線の配線を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の炊飯器を示す断面図である。
【図2】第1実施形態の内蓋の斜視図である。
【図3】図1の要部拡大断面図である。
【図4】(A),(B)は内蓋の組立工程を示す要部拡大断面図である。
【図5】第2実施形態の内蓋の要部拡大断面図である。
【図6】第3実施形態の内蓋の要部拡大断面図である。
【図7】第4実施形態の内蓋の要部分解斜視図である。
【図8】第4実施形態の内蓋の要部拡大断面図である。
【図9】第4実施形態の内蓋の組み立ての一工程を示す要部拡大断面図である。
【図10】第5実施形態の内蓋の要部拡大断面図である。
【図11】第6実施形態の内蓋の要部拡大断面図である。
【図12】第7実施形態の内蓋の要部分解斜視図である。
【図13】第8実施形態の内蓋の要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1…炊飯器、2…炊飯鍋、3…本体、6…誘導加熱コイル、7…炊飯鍋用温度センサ、8…ヒンジ受部、10…蓋体、24…液晶パネル、28…ヒンジ接続部、42…位置決め突部、44…内蓋、46…内蓋本体、52…舌片、54…シール部材、60…樹脂枠、64…突出部(位置決め構造)、70…装着部、72…枠部、74…調圧器、76…加圧機構、78…排気機構、80…駆動機構、82…磁性体、84…リードスイッチ(検出手段)。

Claims (7)

  1. 炊飯鍋を着脱可能に収容する本体と、該本体に開閉可能に取り付けた蓋体と、該蓋体に着脱可能に取り付けて前記炊飯鍋の開口部を密閉する内蓋と、該内蓋に配設した磁性体および前記蓋体に配設した前記磁性体の検出手段からなる内蓋検知機能とを備えた炊飯器において、
    前記内蓋は、金属製の内蓋本体の縁に、前記炊飯鍋の開口部を密閉するシール部材を取り付ける樹脂枠を備え、該樹脂枠の縁に、前記磁性体を装着する装着部を設けたもので、
    前記装着部は、前記蓋体の方向を開口した枠部からなり、前記内蓋本体に、前記枠部の開口を閉塞する舌片を設けたことを特徴とする炊飯器。
  2. 炊飯鍋を着脱可能に収容する本体と、該本体に開閉可能に取り付けた蓋体と、該蓋体に着脱可能に取り付けて前記炊飯鍋の開口部を密閉する内蓋と、該内蓋に配設した磁性体および前記蓋体に配設した前記磁性体の検出手段からなる内蓋検知機能とを備えた炊飯器において、
    前記内蓋は、金属製の内蓋本体の縁に、前記炊飯鍋の開口部を密閉するシール部材を取り付ける樹脂枠を備え、該樹脂枠の縁に、前記磁性体を装着する装着部を設けたもので、
    前記装着部は、断面略U字形状に突出する枠部からなり、該枠部の開口を前記内蓋本体の縁によって閉塞するようにしたことを特徴とする炊飯器。
  3. 炊飯鍋を着脱可能に収容する本体と、該本体に開閉可能に取り付けた蓋体と、該蓋体に着脱可能に取り付けて前記炊飯鍋の開口部を密閉する内蓋と、該内蓋に配設した磁性体および前記蓋体に配設した前記磁性体の検出手段からなる内蓋検知機能とを備えた炊飯器において、
    前記内蓋は、金属製の内蓋本体の縁に、前記炊飯鍋の開口部を密閉するシール部材を取り付ける樹脂枠を備え、該樹脂枠の縁に、前記磁性体を装着する装着部を設けたもので、
    前記装着部は、前記蓋体の方向を開口した枠部からなり、この枠部の開口の縁に前記磁性体の上面を係止する係止片を設けたことを特徴とする炊飯器。
  4. 炊飯鍋を着脱可能に収容する本体と、該本体に開閉可能に取り付けた蓋体と、該蓋体に着脱可能に取り付けて前記炊飯鍋の開口部を密閉する内蓋と、該内蓋に配設した磁性体および前記蓋体に配設した前記磁性体の検出手段からなる内蓋検知機能とを備えた炊飯器において、
    前記内蓋は、金属製の内蓋本体の縁に、前記炊飯鍋の開口部を密閉するシール部材を取り付ける樹脂枠を備え、該樹脂枠の縁に、前記磁性体を装着する装着部を設けたもので、
    前記装着部は、少なくとも上方を開口した枠部からなり、この枠部の開口を閉塞するカバーを設け、該カバーに、前記枠部の底と内蓋本体の縁との間に挟持される突片を設けたことを特徴とする炊飯器。
  5. 前記カバーに枠部の内面に沿って延びる垂下部を設けるとともに、該垂下部または枠部の内面のいずれか一方に係止溝を設けるとともに、いずれか他方に係止溝に係合する係止突部を設けたことを特徴とする請求項に記載の炊飯器。
  6. 前記内蓋の樹脂枠に蓋体への位置決め構造を設け、該位置決め構造の部分に前記装着部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の炊飯器。
  7. 前記位置決め構造は、前記本体と蓋体とを開閉可能に取り付けるヒンジ接続部の側に位置することを特徴とする請求項に記載の炊飯器。
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