JP2006318977A - 電子ビーム描画装置、描画方法、及び描画プログラム - Google Patents

電子ビーム描画装置、描画方法、及び描画プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】欠けチップ描画を効率的に行う欠けチップ描画を効率的に行う電子ビーム描画装置、描画方法、及び描画プログラムを提供すること。
【解決手段】本発明の一形態の電子ビーム描画装置は、半導体基板のレイアウト情報に基づき前記半導体基板(S)上での描画位置を設定する第一の設定手段(302)と、前記半導体基板の形状情報に基づき前記半導体基板上での有効範囲を設定する第二の設定手段(302)と、前記描画位置が前記有効範囲内にあるか否かを判定する判定手段(302)と、この判定手段で前記描画位置が前記有効範囲内にあると判定された場合に、前記半導体基板に電子ビームを照射する照射手段(2)と、を具備する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、半導体集積回路の回路パターンを描画する電子ビーム描画装置、描画方法、及び描画プログラムに関する。
半導体素子の製造においては、化学的機械研磨(CMP: Chemical Mechanical Polishing)やエッチングなどが用いられる。これらの工程は、周辺パターンの有無により、加工形状が異なるという性質を持っている。
一方、半導体チップは一般に矩形であり、シリコンウェハは円形である。このため、ウェハ全面にチップを配置しようとすると、ウェハ周辺で欠けチップが生じる。この欠けチップは、チップとしては機能しないため、ウェハ上に露光すること自体が無駄である。
しかしながら現状では、前述したCMPやエッチングの際の加工形状のばらつきを抑制するために、これらの欠けチップも描画している。この欠けチップ描画は、電子ビーム描画においては、次の2つの問題を引き起こす。
第一に、欠けチップを描画するための無駄時間は、もともとスループットが低い電子ビーム描画において深刻である。第二に、欠けチップを描画する際、ウェハが搭載されたステージに電子ビームを照射してしまう。これにより、ステージにコンタミネーションが堆積してしまう。
なお特許文献1には、ウェハ周辺部の欠けや描画対象が不足する領域の非有効チップ領域の描画において、有効チップ領域の面積密度と同じになる複数のダミーパターンを露光し、可変成形の最大ショットサイズ矩形とする技術が開示されている。
特開2000−269126号公報
本発明の目的は、欠けチップ描画を効率的に行う電子ビーム描画装置、描画方法、及び描画プログラムを提供することにある。
本発明の一形態の電子ビーム描画装置は、半導体基板のレイアウト情報に基づき前記半導体基板上での描画位置を設定する第一の設定手段と、前記半導体基板の形状情報に基づき前記半導体基板上での有効範囲を設定する第二の設定手段と、前記描画位置が前記有効範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、この判定手段で前記描画位置が前記有効範囲内にあると判定された場合に、前記半導体基板に電子ビームを照射する照射手段と、を具備する。
本発明の他の形態の電子ビーム描画方法は、半導体基板のレイアウト情報に基づき前記半導体基板上での描画位置を設定し、前記半導体基板の形状情報に基づき前記半導体基板上での有効範囲を設定し、前記描画位置が前記有効範囲内にあるか否かを判定し、前記描画位置が前記有効範囲内にあると判定された場合に、前記半導体基板に電子ビームを照射する。
本発明の他の形態の電子ビーム描画プログラムは、コンピュータに、半導体基板のレイアウト情報に基づき前記半導体基板上での描画位置を設定させ、前記半導体基板の形状情報に基づき前記半導体基板上での有効範囲を設定させ、前記描画位置が前記有効範囲内にあるか否かを判定させ、前記描画位置が前記有効範囲内にあると判定された場合に、前記半導体基板に電子ビームを照射させる。
本発明によれば、欠けチップ描画を効率的に行う電子ビーム描画装置、描画方法、及び描画プログラムを提供できる。
以下、実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
本第1の実施の形態で使用した電子ビーム描画装置は、ステージ連続移動方式と主副2段偏向方式を用いている。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電子ビーム描画装置の概略構成図である。試料室1内には、ウエハ(試料、半導体基板)Sを載置したX−Yステージ101が収容されている。このステージ101は、ステージ駆動回路11により駆動され、ステージ101の移動位置はレーザ測長計12により測定される。また、ウエハSからの2次電子及び反射電子は電子検出器13により検出される。
試料室1の上方には、鏡筒200内に電子光学系2が設けられている。電子光学系2は、電子銃201、各種レンズ(コンデンサレンズ202、投影レンズ203、縮小レンズ204、対物レンズ205)、各種偏向器(CP偏向器205a−d、主偏向器206a,副偏向器206b,ブランキング用偏向器207)、ビーム成形用アパーチャ208、CPアパーチャ209から構成されている。ここでは、従来の電子ビーム描画装置に備わっている、ビーム調整用電極やコイル等については図示を省略している。
制御回路3は、ブランキングアンプ401を介してブランキング用偏向器207を制御し、ブランキング用偏向器207はビームをオン・オフする。また制御回路3は、ビーム成形アンプ402を介してCP偏向器205a−dを制御し、CP偏向器205a−dはビームを成形する。さらに制御回路3は、主偏向アンプ403を介して主偏向器206aを制御し、副偏向アンプ404を介して副偏向器206bを制御する。これにより、ウエハS上でビームが走査される。なお、加速電圧は5keVであり、主偏向器206a,副206bの偏向領域の大きさは、それぞれ1.5mm、50μmとなっている。
図2は、本第1の実施の形態による描画方法を説明するための図である。本第1の実施の形態で用いるステージ連続移動方式とは、図2に示すように、ウェハS上の複数のチップをストライプと呼ばれる帯状の主偏向領域に分割し、ステージ101を連続駆動しながら描画する方式である。この方式は、ステージ101のステップ移動回数が少ないため、高いスループットを期待できる。なお、図2では、ストライプを縦方向に分割しているが、横方向に分割してもよい。図7以降では、ストライプを横方向に分割した例を示している。
主副2段偏向方式とは、主偏向器206aで副偏向領域を数mmの広い範囲で位置決めし、副偏向器206bでショットを数十μmの範囲で高速に位置決めすることで、描画範囲を高速に描画する方式である。この方式では、チップデータ(描画データ)をフレームと呼ばれる帯状の主偏向領域に分割しており、主偏向領域内の副偏向領域位置を主偏向器206aで位置決めし、副偏向領域内のショット位置を副偏向器206bで位置決めする。
これら一連の制御は、図1に示す制御計算機(コンピュータ)4内に格納された制御プログラムによって実行される。この制御プログラムは、EB描画データとレイアウトデータに従って、制御回路3等の各部を動作させ、描画を実行する。
図3は、本第1の実施の形態に係る電子ビーム描画装置の概略構成図である。以下、図3を基に各部の機能を説明する。図3において図1と同一な部分には同符号を付してある。また、偏向制御回路301へのパラメータの転送手順など、従来の電子ビーム描画装置で行われている事項についても説明を省略する。
制御計算機4は、描画データ401a、ウェハレイアウトデータ401b、及びウェハ形状データ401cを記憶している。制御回路3は、偏向制御回路301、データ展開回路302、及び位置補正回路303を備えている。偏向制御回路301は、演算部301a,301b,301cを備えている。
まず制御計算機4から、描画データ401a、ウェハレイアウトデータ401b(手順データ、チップ位置データ、フレーム位置データ、ストライプ位置データを含む)、及びウェハ形状データ401cを、データ展開回路302に書き込む。
図4の(a)(b)は、描画データ401aの構造を示す図であり、(a)は描画データ401aのデータ形式を示す図であり、(b)は(a)の各データを説明するための図である。
図4の(a)に示すように、描画データ401aは、主偏向器206aを制御するための主偏向データと、副偏向器206bを制御するための副偏向データ(ショットデータ)から構成されている。主偏向データには、主偏向領域内での副偏向領域の位置Xm,Ym、副偏向領域内に含まれるショットのデータ開始位置を示すアドレス、及び副偏向領域内のショット数を含む制御コードが記述されている。ここでいう主偏向領域内での副偏向領域の位置Xm,Ymは、フレーム原点からの副偏向領域中心の位置として記述されており、フレーム座標系における(フレーム原点からの)副偏向領域の描画位置を示す。副偏向データには、各ショットの副偏向領域内での位置Xs,Ysと、CP偏向器205a−dを制御するためのCPアパーチャ位置、照射時間、ショットサイズなどが書き込まれている。また、ここでいうショット位置Xs,Ysは副偏向領域中心を原点としたショット左下位置として記述されており、CPアパーチャ位置はCPアパーチャ原点からのアパーチャ位置、ショットサイズはショット左下を原点とした場合の幅および高さとして記述されている。
図5〜図8は、ウェハレイアウトデータ401bの詳細について説明するための図である。ウェハレイアウトデータ401bは、前述したように、チップ位置データ、フレーム位置データ、ストライプ位置データ、手順データを含む。なお、本装置は前述したとおり、主偏向器206a,副206bの偏向領域の大きさは、それぞれ1.5mm、50μmであるが、図5〜7、図9、図20、図21では説明を容易にするために、便宜上、ウェハサイズを直径200mm、チップサイズを25mm角、フレーム幅を6.25mmとしている。
図5の(a)はチップレイアウトを示す図であり、図5の(b)はチップ位置データを示す図である。図5の(a)に示すウェハS上に配置された各チップに対し、チップ位置データでは図5の(b)に示すようにチップ番号(X,Y)が付与されており、ウェハ座標系(ウェハ中心が原点)での各チップ位置Xchip,Ychipが記述されている。
図6の(a)はチップデータを示す図であり、図6の(b)はチップデータから生成されるフレーム位置データを示す図である。図6の(a)に示すチップデータの各フレームに対し、フレーム位置データでは図6の(b)に示すように、チップ座標系(チップ中心が原点)でのフレーム番号に対応するフレーム原点位置Xf,Yfが記述されている。
図7の(a)はストライプレイアウトを示す図であり、図7の(b)はチップレイアウトデータとフレーム位置データから生成されるストライプ位置データを示す図である。図7の(a)に示すようにウェハS上の描画領域がストライプに分割され、ストライプ位置データでは、図7の(b)に示すように各ストライプの番号に対応するストライプ原点位置Xstr,Ystrが記述されている。ここでは、図5(b)に示す各チップ原点位置に、図6(b)に示す各フレームの原点位置を加算することによって、図7(b)に示すストライプ原点位置Xstr,Ystrを求めることができる。
図8は、手順データを示す図である。図8に示すように、手順データには、チップ番号、フレーム番号、及びストライプ番号が記述されている。
図9は、ウェハ形状データ401cの作成について説明するための図であり、図10はウェハ形状データを示す図である。ウェハ形状データを作成するには、まず、ウェハS上のチップレイアウトにおいて、ストライプ毎にY位置(一点鎖線)を設定する。図9では、このY位置をストライプのY方向の中心(図中b)とした。次に、ウェハ有効範囲(破線、図中a)と各ストライプのY位置との交点(Xmin、Xmax、図中c)を求める。なお、ウェハ有効範囲(破線、図中a)は、オペレータが指定し、制御計算機に入力する。たとえば、ウェハサイズが直径200mmの場合、ウェハ有効範囲(破線、図中a)を半径95mmの範囲として入力する。有効範囲の設定は、直径190mmの範囲として入力してもよい。このようにして、全てのストライプに対して、Y位置(図中b)、及び有効範囲Xmin、Xmax(図中c)を求め、図10のようなウェハ形状データを作成する。
ここでは、ウェハレイアウトデータ401b(手順データ、チップ位置データ、フレーム位置データ、ストライプ位置データを含む)とオペレータが指定したウェハ有効範囲(破線、図中a)に基づいて、制御計算機4内で、ウェハ形状データ401cを作成し、データ展開回路302に書き込まれる。
図11は、本第1の実施の形態のデータ展開回路302の構成を示すブロック図である。データ展開回路302は、バスアダプタ311、主偏向データ回路312、ショットデータ回路313、及び展開回路314から構成されており、これらはデータバス315に接続されている。制御計算機4から、チップデータがバスアダプタ41を介して、データ展開回路302に書き込まれる。主偏向データは主偏向データ回路312内のメモリに格納され、ショットデータはショットデータ回路313内のメモリに格納される。
図8に示した手順データは、展開回路314内の第1演算回路3141に接続されている第1メモリ3142に格納される。また、図5の(b)に示したチップ位置データ、図6の(b)に示したフレーム位置データ、図7の(b)に示したストライプ位置データは、展開回路314内の第2演算回路3143に接続されている第2メモリ3144に格納される。また、図10に示したウェハ形状データは、展開回路314内の第2メモリ3144に格納される。
図3において、ウエハSが、ステージ101上に置かれ描画準備が整った段階で、制御計算機4がデータ展開回路302にデータ送出指示を出す。描画準備とは、ステージ101の移動開始点及び終了点が求められており、ステージ101が移動開始点にある状態をいう。ステージ101の移動開始点及び終了点は、各ストライプの描画開始点及び終了点(Xstart、Xend)から求まる。各ストライプの描画開始点及び終了点(Xstart、Xend)に対し、各ストライプのステージ速度に合わせて、助走および減速距離(X助走、X減速)を決定する。すなわち、ステージ移動開始点及び終了点(Xstgs、Xstge)を以下のように決定する。
順方向移動の場合は、
ステージ移動開始点(Xstgs)=描画開始点(Xstart)―助走距離(X助走)
ステージ移動終了点(Xstge)=描画終了点(Xend)+減速距離(X減速)
逆方向移動の場合は、
ステージ移動開始点(Xstgs)=描画開始点(Xstart)+助走距離(X助走)
ステージ移動終了点(Xstge)=描画終了点(Xend)−減速距離(X減速)
となる。
具体的には、図11に示す主偏向データ回路312に、転送開始アドレス、ワード数、転送繰り返し数を指示すると、主偏向データ回路312内のメモリから、展開回路314内の第1演算回路3141へ主偏向データの転送が開始される。主偏向データ回路312は、展開回路314のFIFOのハーフフル(HF)フラグを検出して、データの送出/一時停止を判断する。
データ展開回路302へのデータ送出指示がなされた段階で、制御計算機4から、ステージ101への移動指示を行う。制御計算機4は、ステージ駆動回路11を介して、ステージ101をステージ移動開始点に移動させ、移動終了位置及び速度を指定する。
展開回路314の第1演算回路3141では、主偏向データ回路312から主偏向データをFIFOで受け、さらにFIFOから1個分の主偏向データを読み込むと、第1メモリ3142に格納された手順データにしたがって、主偏向データ回路312から送られた主偏向データに、チップ番号、フレーム番号、及びストライプ番号を付加する。フレームの最後の副偏向位置データには、フレームの終了を示す制御コードが付与されており、第1演算回路3141では、この制御コードを検出して、手順データの手順をひとつ進める。さらに、第1演算回路3141では、手順データに基づいて、ストライプの最後の副偏向位置データに、ストライプの終了を示す制御コードを付与する。第1演算回路3141は、この制御コードを付与した後、手順データの手順をひとつ進めるとともに、制御計算機4からの指示待ち状態に戻る。
第2演算回路3143では、第1演算回路3141から送られたチップ番号とフレーム番号を含む主偏向データをウェハ座標系に変換し、有効範囲内に入っているか否かを判断する。
まず第2演算回路3143は、チップ番号を基に第2メモリ3144に格納されたチップ位置データを呼び出し、ウェハ座標系(ウェハ中心が原点)で記述されたチップ位置Xchip,Ychipを読み出す。
次に第2演算回路3143は、フレーム番号を基に第2メモリ3144に格納されたフレーム位置データを呼び出し、チップ座標系(チップ中心が原点)で記述されたフレーム原点位置Xf,Yfを読み出す。
次に第2演算回路3143は、チップ位置Xchip,Ychip、フレーム位置Xf,Yf、及び主偏向位置Xm,Ymを加算し、ウェハ座標系における主偏向位置Xmwf、Ymwfを求める。
Xmwf=Xm+Xf+Xchip
Ymwf=Ym+Yf+Ychip
ここで、主偏向位置Xmwf、Ymwfは、ウェハ座標系における(ウェハ原点からの)副偏向領域の描画位置を示す。
次に第2演算回路3143は、主偏向位置Xmwf、Ymwfに対して、有効なデータか否かを判断する。第2演算回路3143は、第2メモリ3144から図10に示したウェハ形状データを呼び出し、主偏向位置Ymwfに基づいて、第2メモリ3144からウェハ有効範囲Xmin、Xmaxを呼び出し、主偏向位置Xmwfを、ウェハ有効範囲Xmin、Xmaxと比較する。
この比較において、主偏向位置Xmwfが以下のように有効範囲内であれば、
ウェハ有効範囲Xmin < 主偏向位置Xmwf < ウェハ有効範囲Xmax
第2演算回路3143は、ショットデータ回路313からショットデータを呼び出し、有効範囲外であればデータを破棄して、FIFOから次の主偏向データを読み込む。
第2演算回路3143において、主偏向位置Xmwfが有効範囲内であれば、第2演算回路3143は、ショットデータ回路313からショットデータを読み出す。具体的には、図4の(a)に示す主偏向データに含まれるショットデータの開始アドレスとショット数を指定して、ショットデータ回路313に起動をかける。ショットデータ回路313は、第2演算回路3143から指定されたアドレスに記述されたショットデータを指定されたショット数分だけ、第2演算回路3143に送出する。第2演算回路3143では、主偏向データに、ショットデータ回路313から送られたショットデータを付与して、図12に示すような形式で、後段の位置補正回路303に送出する。
図12は、データ展開回路302からの送出データを示す図である。図12において、XsubはSUB_X位置(32ビット)、YsubはSUB_Y位置(32ビット)、NfはFIGリード数指定(28ビット)、CnxはチップX位置(5ビット)、CnyはチップY位置(5ビット)、stnはストライプ番号(10ビット)、CxはCP_X位置(5ビット)、CyはCP_Y位置(5ビット)、tは照射時間(14ビット)、L1はショットサイズ(14ビット)、L2はショットサイズ(14ビット)、Xsはショット位置(16ビット)、Ysはショット位置(16ビット)である。
位置補正回路303では、送られたデータを、主偏向データとショットデータに分割する。さらに位置補正回路303は、主偏向データについてウェハ歪みやチップ歪みの位置補正を実施し、さらにウェハ座標系からステージ座標系に変換して、後段の偏向制御回路301に送出する。また、ショットデータについては、偏向制御回路301内の演算部301cに送出する。
偏向制御回路301では、送出された主偏向データ及びショットデータの処理を行う。演算部301aでは、ステージ座標系に変換された主偏向データについては、位置回路12の出力(現在のステージ座標(Xstg、Ystg)、ウェハ高さ)に基づいて、描画範囲に入っているか否かを判断し、描画範囲に入っていれば、主偏向位置を決定し、さらにレンズ歪みによる位置補正を実施する。さらに主偏向データは、演算部301bを介して主偏向アンプ403に送出され、主偏向器206aに所望の電圧を発生させる。
演算部301bは、位置回路12からの出力を常時計測して、電子ビーム位置がステージ位置に追従するように、主偏向アンプ403の出力を補正する。ショットデータについては、演算部301cで位置補正演算がなされた後、副偏向アンプ404に送出されて、副偏向器206bに所望の電圧を発生させる。
主偏向器206aと副偏向器206bが所望の電圧に到達した場合には、図示しないブランキング信号発生回路によりブランキング信号が解除され、電子ビームbがウェハS上に照射される。
なお、上記実施の形態では、ウェハレイアウトデータ401b(手順データ、チップ位置データ、フレーム位置データ、ストライプ位置データを含む)とオペレータが指定したウェハ有効範囲(破線、図中a)に基づいて、制御計算機4内で、ウェハ形状データ401cを作成し、データ展開回路302に書き込むものとしたが、他の方法を用いることもできる。たとえば、制御計算機4から、ウェハ有効範囲をデータ展開回路302に書き込み、データ展開回路302内で、図10に示すウェハ形状データを予め作成してもよい
本第1の実施の形態によれば、ウェハ形状情報に基づき、欠けチップの各部分がウェハ上に有るか無いかを判別し、ビーム照射を行っているために、チップ歩留りを向上することができる。また、ステージにコンタミネーションを発生させることがない。さらに、欠けチップ描画のための描画データを準備することがなくなり、無駄時間を低減することができる。よって、電子ビーム露光における生産性を大幅に向上させることができる。
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、第2演算回路3143が、主偏向位置Xmwf、Ymwfに対して、有効なデータか否かを判断し、主偏向位置Xmwfが有効範囲内であった場合に、第2演算回路3143が、ショットデータ回路313からショットデータを呼び出し、図12に示すような形式で、後段の位置補正回路303に送出していたが、他の方法を用いることができる。本第2の実施の形態においては、後段の位置補正回路303に送出するデータに、ビームオンオフフラグを付加する方法について述べる。
本第2の実施の形態においては、第2演算回路3143は、主偏向位置Xmwf、Ymwfに対して、有効なデータか否かを判断する。第2演算回路3143は、第2メモリ3144から図10に示したウェハ形状データを呼び出し、主偏向位置Ymwfに基づいて、第2メモリ3144からウェハ有効範囲Xmin、Xmaxを呼び出し、主偏向位置Xmwfを、ウェハ有効範囲Xmin、Xmaxと比較する。
ウェハ有効範囲Xmin < 主偏向位置Xmwf < ウェハ有効範囲Xmax
この比較において、主偏向位置Xmwfが以下のように有効範囲内であれば、第2演算回路3143は、ショットデータ回路313からショットデータを呼び出す。具体的には、図4の(a)に示す主偏向データに含まれるショットデータの開始アドレスとショット数を指定して、ショットデータ回路313に起動をかける。ショットデータ回路313は、第2演算回路3143から指定されたアドレスに記述されたショットデータを指定されたショット数分だけ、第2演算回路3143に送出する。第2演算回路3143では、主偏向データに、ショットデータ回路313から送られたショットデータを付与して、図12に示すような形式で、後段の位置補正回路303に送出する。
一方、主偏向位置Xmwfが、ウェハ有効範囲Xmin、Xmaxと比較して有効範囲外であった場合は、後段の位置補正回路303に送出するデータに、ビームオフを指示する制御フラグを付加する。具体的には、図13に示すように、後段の位置補正回路303に送出するデータにビームオフを指示する制御フラグ(2001)を付加する。偏向制御回路301は、このビームオフを指示する制御フラグに基づいて、位置補正回路303から送出された副偏向領域内のショットデータについて、ビームオン・オフの制御を行う。すなわち、制御フラグ(2001)が1である場合には、該当する副偏向領域内のショットデータについてビームをオフするように制御する。
本第2の実施の形態によれば、ウェハ形状情報に基づき、欠けチップの各部分がウェハ上に有るか無いかを判別し、ビーム照射を行っているために、チップ歩留りを向上することができる。また、ステージにコンタミネーションを発生させることがない。さらに、欠けチップ描画のための描画データを準備することがなくなり、無駄時間を低減することができる。よって、電子ビーム露光における生産性を大幅に向上させることができる。
(第3の実施の形態)
本第3の実施の形態は、第1及び第2の実施の形態とは異なり、データ展開回路ではなく位置補正回路で有効範囲を判別する。
本第3の実施の形態に係る電子ビーム描画装置の概略構成図は、第1の実施の形態にて示した図1,図3と同一である。以下、本第3の実施の形態の電子ビーム描画装置について第1の実施の形態と重複する部分については、説明を省略する。
図14は、本第3の実施の形態のデータ展開回路302の構成を示すブロック図である。データ展開回路302は、バスアダプタ311、主偏向データ回路312、ショットデータ回路313、及び展開回路314’から構成されており、これらはデータバス315に接続されている。制御計算機4から、チップデータがバスアダプタ41を介して、データ展開回路302に書き込まれる。主偏向データは主偏向データ回路312内のメモリに格納され、ショットデータはショットデータ回路313内のメモリに格納される。図8に示した手順データは、展開回路314’内の第1演算回路3141に接続されている第1メモリ3142に格納される。
図15は、本第3の実施の形態の位置補正回路303の構成を示すブロック図である。制御計算機4から、描画データ401aが、データ展開回路302に書き込まれ、ウェハレイアウトデータ401b(チップ位置データ、フレーム位置データ、ストライプ位置データを含む)、ウェハ形状データ401cが、位置補正回路303に書き込まれる。
図5の(b)に示したチップ位置データ、図6の(b)に示したフレーム位置データ、図7の(b)に示したストライプ位置データは、位置補正回路303内の第2演算回路3032に接続されている第2メモリ3033に格納される。また、図10に示したウェハ形状データは、第3演算回路3034に接続されている第3メモリ3035に格納される。
図3において、ウエハSが、ステージ101上に置かれ描画準備が整った段階で、制御計算機4がデータ展開回路302にデータ送出指示を出す。描画準備とは、ステージ101が移動開始点及び終了点が求められており、ステージ101が移動開始点にある状態をいう。ステージ101の移動開始点及び終了点は、各ストライプの描画開始点及び終了点(Xstart、Xend)から求まる。各ストライプの描画開始点及び終了点(Xstart、Xend)に対し、各ストライプのステージ速度に合わせて、助走および減速距離(X助走、X減速)を決定する。すなわち、ステージ移動開始及び終了点(Xstgs、Xetge)を以下のように決定する。
順方向移動の場合は、
ステージ移動開始点(Xstgs)=描画開始点(Xstart)―助走距離(X助走)
ステージ移動終了点(Xstge)=描画終了点(Xend)+減速距離(X減速)
逆方向移動の場合は、
ステージ移動開始点(Xstgs)=描画開始点(Xstart)+助走距離(X助走)
ステージ移動終了点(Xstge)=描画終了点(Xend)−減速距離(X減速)
となる。
具体的には、図14に示す主偏向データ回路312に、転送開始アドレス、ワード数、転送繰り返し数を指示すると、主偏向データ回路312内のメモリから、展開回路314’内の第1演算回路3141へ主偏向データの転送が開始される。主偏向データ回路312は、展開回路314’のFIFOのハーフフル(HF)フラグを検出して、データの送出/一時停止を判断する。
データ展開回路302へのデータ送出指示がなされた段階で、制御計算機4から、ステージ101への移動指示を行う。制御計算機4は、ステージ駆動回路11を介して、ステージ101をステージ移動開始点に移動させ、移動終了位置及び速度を指定する。
展開回路314’の第1演算回路3141では、主偏向データ回路312から主偏向データをFIFOで受け、さらにFIFOから1個分の主偏向データを読み込むと、ショットデータ回路313からショットデータを読み出す。具体的には、図4の(a)に示す主偏向データに含まれるショットデータの開始アドレスとショット数を指定して、ショットデータ回路313に起動をかける。ショットデータ回路313は、第1演算回路3141から指定されたアドレスに記述されたショットデータを指定されたショット数分だけ送出する。
第1演算回路3141では、主偏向データに、ショットデータ回路313から送られたショットデータを付与して、図12に示すような形式で、後段の位置補正回路303に送出する。この際、第1メモリ3142に格納された手順データにしたがって、主偏向データ回路312から送られた主偏向データに、チップ番号、フレーム番号、及びストライプ番号を付加する。フレームの最後の副偏向位置データには、フレームの終了を示す制御コードが付与されており、第1演算回路3141では、この制御コードを検出して、手順データの手順をひとつ進める。
位置補正回路303では、送られたデータを、主偏向データとショットデータに分割する。まず、第1演算回路3031において、主偏向データとショットデータに分割する。主偏向データは第2演算回路3032に送出され、ショットデータは偏向制御回路301の演算部301cに送出される。
位置補正回路303の第2演算回路3032では、データ展開回路302から送られたチップ番号とフレーム番号を含む主偏向データをウェハ座標系に変換し、有効範囲内に入っているか否かを判断する。
まず第2演算回路3032は、チップ番号を基に第2メモリ3033に格納されたチップ位置データを呼び出し、ウェハ座標系(ウェハ中心が原点)で記述されたチップ位置Xchip,Ychipを読み出す。
次に第2演算回路3032は、フレーム番号を基に第2メモリ3033に格納されたフレーム位置データを呼び出し、チップ座標系(チップ中心が原点)で記述されたフレーム原点位置Xf,Yfを読み出す。
次に第2演算回路3032は、チップ位置Xchip,Ychip、フレーム位置Xf,Yf、及び主偏向位置Xm,Ymを加算し、ウェハ座標系における主偏向位置Xmwf、Ymwfを求める。
Xmwf=Xm+Xf+Xchip
Ymwf=Ym+Yf+Ychip
ここで、主偏向位置Xmwf、Ymwfは、ウェハ座標系における(ウェハ原点からの)副偏向領域の描画位置を示す。
次に位置補正回路303の第3演算回路3034は、主偏向位置Xmwf、Ymwfに対して、有効なデータか否かを判断する。第3演算回路3034は、第3メモリ3035から図10に示したウェハ形状データを呼び出し、主偏向位置Ymwfに基づいて、第3メモリ3035からウェハ有効範囲Xmin、Xmaxを呼び出し、主偏向位置Xmwfを、ウェハ有効範囲Xmin、Xmaxと比較する。
この比較において、主偏向位置Xmwfが以下のような有効範囲内になければ、
ウェハ有効範囲Xmin < 主偏向位置Xmwf < ウェハ有効範囲Xmax
第3演算回路3034は、偏向制御回路301に対して強制的にビームオフを指示する制御フラグをたてる。具体的には、偏向制御回路301内に、ビームオフを指示する制御フラグとしてレジスタを設け、このレジスタのフラグを立てる。偏向制御回路301は、このビームオフを指示する制御フラグに基づいて、位置補正回路303から送出された副偏向領域内のショットデータについて、ビームオン・オフの制御を行う。このようにすれば、偏向制御回路301内での描画は行われるが、試料Sにビームは照射されない。また、この比較において、主偏向位置Xmwfが有効範囲内であれば、第3演算回路3034は、偏向制御回路301に対して通常描画を指示する制御フラグをたてる。この場合には、ショットデータに記述されている描画時間に従って、描画が行われる。
さらに、第4演算回路3036において、主偏向データについてはウェハ歪みやチップ歪みの位置補正を実施し、さらにウェハ座標系からステージ座標系に変換して、後段の偏向制御回路301に送出する。なお、第4演算回路3036には図示しないメモリが搭載されており、位置補正に必要な係数が格納されている。
偏向制御回路301では、送出された主偏向データ及びショットデータの処理を行う。演算部301aでは、ステージ座標系に変換された主偏向データについては、位置回路12の出力(現在のステージ座標(Xstg、Ystg)、ウェハ高さ)に基づいて主偏向位置(Xmdef、Ymdef)、さらにレンズ歪みによる位置補正を実施する。ここで、主偏向位置Xmdef、Ymdefは、主偏向領域座標系における(主偏向領域原点からの)副偏向領域の描画位置であり、チップ歪補正量とウェハ歪補正量が加算されたものである。
Xmdef=Xmstg − Xstg
Ymdef=Ymstg − Ystg
さらに主偏向データは、演算部301bを介して主偏向アンプ403に送出され、
主偏向器206aに所望の電圧を発生させる。
演算部301bは、位置回路12からの出力を常時計測して、電子ビーム位置がステージ位置に追従するように、主偏向アンプ403の出力を補正する。ショットデータについては、演算部301cで位置補正演算がなされた後、副偏向アンプ404に送出されて、副偏向器206bに所望の電圧を発生させる。
主偏向器206aと副偏向器206bが所望の電圧に到達した場合には、図示しないブランキング信号発生回路によりブランキング信号が解除され、電子ビームbがウェハS上に照射される。
本第3の実施の形態によれば、ウェハ形状情報に基づき、欠けチップの各部分がウェハ上に有るか無いかを判別し、ビーム照射を行っているために、チップ歩留りを向上することができる。また、ステージにコンタミネーションを発生させることがない。さらに、欠けチップ描画のための描画データを準備することがなくなり、無駄時間を低減することができる。よって、電子ビーム露光における生産性を大幅に向上させることができる。
(第4の実施の形態)
ここでは、第4の実施の形態について説明する。
本第4の実施の形態に係る電子ビーム描画装置の概略構成図は、第1の実施の形態にて示した図1,図3と同一であり、データ展開回路は、第3の実施の形態にて示した図14と同一である。以下、第1から第3の実施の形態の電子ビーム描画装置と重複する部分については、説明を省略する。
図16は、本第4の実施の形態の位置補正回路303の構成を示すブロック図である。本第4の実施の形態が、本第3の実施の形態と異なる点は、第3の実施の形態に示した第2から第4の演算回路(3032、3034,3036)をDSP(Digital Signal Processor)で構成した点である。これに伴い、第2メモリ及び第3メモリ(3033、3035)は、DSPとバス接続された内部メモリ若しくは外部メモリ(図中、第2メモリ30311)となる。
また、本第4の実施の形態では、主偏向位置Xmwf、Ymwfに対して、有効なデータか否かを判断してから、ウェハ歪みやチップ歪みの位置補正を実施していたが、この順序は逆でも構わない。以下、本第4の実施の形態では、主偏向位置Xmwf、Ymwfに対して、ウェハ歪みやチップ歪みの位置補正を実施した後で、有効なデータか否かを判断する処理フローに従って、説明する。
図16に示す制御計算機4から、描画データ401aが、データ展開回路302に書き込まれ、ウェハレイアウトデータ401b(チップ位置データ、フレーム位置データ、ストライプ位置データを含む)、ウェハ形状データ401cが、位置補正回路303に書き込まれる。
第3の実施の形態と同様に、データ展開回路302へのデータ送出指示がなされた段階で、制御計算機4から、ステージ101への移動指示を行う。制御計算機4は、ステージ駆動回路11を介して、ステージ101をステージ移動開始点に移動させ、移動終了位置及び速度を指定する。
展開回路314’の第1演算回路3141では、主偏向データ回路312から主偏向データをFIFOで受け、さらにFIFOから1個分の主偏向データを読み込むと、ショットデータ回路313からショットデータを読み出す。具体的には、図4の(a)に示す主偏向データに含まれるショットデータの開始アドレスとショット数を指定して、ショットデータ回路313に起動をかける。ショットデータ回路313は、第1演算回路3141から指定されたアドレスに記述されたショットデータを指定されたショット数分だけ送出する。
第1演算回路3141では、主偏向データに、ショットデータ回路313から送られたショットデータを付与して、図12に示すような形式で、後段の位置補正回路303に送出する。この際、第1メモリ3142に格納された手順データにしたがって、主偏向データ回路312から送られた主偏向データに、チップ番号、フレーム番号、及びストライプ番号を付加する。フレームの最後の副偏向位置データには、フレームの終了を示す制御コードが付与されており、第1演算回路3141では、この制御コードを検出して、手順データの手順をひとつ進める。
位置補正回路303では、送られたデータを、主偏向データとショットデータに分割する。まず、第1演算回路3031において、主偏向データとショットデータに分割する。主偏向データは第2演算回路30310に送出され、ショットデータは偏向制御回路301の演算部301cに送出される。
位置補正回路303の第2演算回路30310では、データ展開回路302から送られたチップ番号とフレーム番号を含む主偏向データをウェハ座標系に変換し、有効範囲内に入っているか否かを判断する。ここで、第2演算回路は、DSP(Digital Signal Processor)で構成されており、以下、第2演算回路をDSPと称する。DSP30310においては、実行プログラムは、制御計算機4からバスアダプタ311、データバス315を介して、DSP30310の内部メモリ、及びDSP30310に接続された第2メモリ30311内に書き込まれる。位置補正回路内にDSP30310に接続されたROM(Read Only Memory)等が設けられている場合は、ROMから実行プログラムをロードしてもよいのは言うまでもない。
図17は、DSP30310における処理フロー(S1〜S7)を示している。
ステップS1) DSP30310は、第1の演算回路3031から送出されたチップ番号とフレーム番号等を含む主偏向データ(図中SF情報)を読み出す。
ステップS2) ついで、DSP30310は、主偏向データ(図中SF情報)に付与されたフレーム番号に基づき、第2メモリ30311に格納されたフレーム位置データを呼び出し、チップ座標系(チップ中心が原点)で記述されたフレーム原点位置Xf,Yfを読み出す。さらに、フレーム位置Xf,Yf、及び主偏向位置Xm,Ymを加算し、チップ座標系における主偏向位置Xmchip、Ymchipを求める。ここで、主偏向位置Xmchip、Ymchipは、チップ座標系における(チップ原点からの)副偏向領域の描画位置を示す。
Xmchip=Xm+Xf
Ymchip=Ym+Yf
ステップS2’) DSP30310は、チップ座標系における主偏向位置Xmchip、Ymchipに対して、チップ歪補正量を算出する。チップ歪係数は、Xmchip、Ymchipに対する3次の係数として、チップ番号別に、予め第2メモリ30311に格納されている。DSP30310は、主偏向データ(図中SF情報)に付与されたチップ番号に基づき、チップ歪係数を呼び出し、主偏向位置Xmchip、Ymchipに対するチップ歪補正量Cchipx、Cchipyを算出する。
ステップS3) ついで、DSP30310は、主偏向データ(図中SF情報)に付与されたチップ番号に基づき、第2メモリ30311に格納されたチップ位置データを呼び出し、ウェハ座標系(ウェハ中心が原点)で記述されたチップ位置Xchip,Ychipを読み出す。さらに、チップ座標系における主偏向位置Xmchip、Ymchipから、ウェハ座標系における主偏向位置Xmwf、Ymwfを求める。ここで、主偏向位置Xmwf、Ymwfは、ウェハ座標系における(ウェハ原点からの)副偏向領域の描画位置を示す。
Xmwf =Xmchip+Xchip
Ymwf =Ymchip+Ychip
ステップS3’) DSP30310は、ウェハ座標系における主偏向位置Xmwf、Ymwfに対して、ウェハ歪補正量を算出する。ウェハ歪係数は、Xmwf、Ymwfに対する3次の係数として、予め第2メモリ30311に格納されている。DSP30310は、ウェハ歪係数を呼び出し、主偏向位置Xmwf、Ymwfに対するウェハ歪補正量Cwfx、Cwfyを算出する。
ステップS4) さらに、DSP30310において、主偏向データについてはウェハ歪みやチップ歪みの位置補正を実施する。ここでは、ウェハ座標系における主偏向位置Xmwf、Ymwfに対し、チップ歪補正量チップ歪補正量Cchipx、Cchipy、ウェハ歪補正量Cwfx、Cwfyを加算して、ウェハ座標系における主偏向位置Xmwf’、Ymwf’を求める。ここで、主偏向位置Xmwf’、Ymwf’は、ウェハ座標系における(ウェハ原点からの)副偏向領域の描画位置であり、チップ歪補正量とウェハ歪補正量が加算されたものである。
Xmwf’=Xmwf+Cchipx+Cwfx
Ymwf’=Ymwf+Cchipy+Cwfy
ステップS5) 次にDSP30310は、主偏向位置Xmwf’、Ymwf’に対して、有効なデータか否かを判断する。DSP30310は、第2メモリ30311から図10に示したウェハ形状データを呼び出し、主偏向位置Ymwf’に基づいて、第2メモリ30311からウェハ有効範囲Xmin、Xmaxを呼び出し、主偏向位置Xmwf’を、ウェハ有効範囲Xmin、Xmaxと比較する。
ステップS6’) この比較において、主偏向位置Xmwf’が以下のような有効範囲内になければ、
ウェハ有効範囲Xmin < 主偏向位置Xmwf’ < ウェハ有効範囲Xmax
DSP30310は、偏向制御回路301に対して強制的にビームオフを指示する制御フラグをたてる。このようにすれば、偏向制御回路301内での描画は行われるが、試料Sにビームは照射されない。
ステップS6) また、ステップS5の比較において、主偏向位置Xmwf’が有効範囲内であれば、DSP30310は、偏向制御回路301に対して通常描画を指示する制御フラグをたてる。この場合には、ショットデータに記述されている描画時間に従って、描画が行われる。
ステップS7) DSP30310は、ウェハ座標系で記述された主偏向位置Xmwf’、Ymwf’に対し、ステージ座標系で記述されたウェハ原点(Xwf、Ywf)を加算し、ステージ座標系に変換した主偏向位置Xmstg、Ymstgを算出する。ここで、主偏向位置Xmstg、Ymstgは、ステージ座標系における(ステージ原点からの)副偏向領域の描画位置であり、チップ歪補正量とウェハ歪補正量が加算されたものである。
Xmstg=Xmwf’+Xwf Ymstg=Ymwf’+Ywf
ステップS8) 最後に、DSP30310は、算出した主偏向位置Xmstg、Ymstgを、後段の偏向制御回路301に送出する。
偏向制御回路301では、送出された主偏向データ及びショットデータの処理を行う。演算部301aでは、ステージ座標系に変換された主偏向データについては、位置回路12の出力(現在のステージ座標(Xstg、Ystg)、ウェハ高さ)に基づいて主偏向位置(Xmdef、Ymdef)を決定し、さらにレンズ歪みによる位置補正を実施する。ここで、主偏向位置Xmdef、Ymdefは、主偏向領域座標系における(主偏向領域原点からの)副偏向領域の描画位置であり、チップ歪補正量とウェハ歪補正量が加算されたものである。
Xmdef=Xmstg − XstgYmdef=Ymstg − Ystg
さらに主偏向データは、演算部301bを介して主偏向アンプ403に送出され、主偏向器206aに所望の電圧を発生させる。
演算部301bは、位置回路12からの出力を常時計測して、電子ビーム位置がステージ位置に追従するように、主偏向アンプ403の出力を補正する。ショットデータについては、演算部301cで位置補正演算がなされた後、副偏向アンプ404に送出されて、副偏向器206bに所望の電圧を発生させる。
主偏向器206aと副偏向器206bが所望の電圧に到達した場合には、図示しないブランキング信号発生回路によりブランキング信号が解除され、電子ビームbがウェハS上に照射される。
なお、上記実施例では、ウェハレイアウトデータ401b(手順データ、チップ位置データ、フレーム位置データ、ストライプ位置データを含む)とオペレータが指定したウェハ有効範囲(破線、図中a)に基づいて、制御計算機4内で、ウェハ形状データ401cを作成し、データ展開回路302に書き込むものとしたが、他の方法を用いることもできる。たとえば、制御計算機4から、ウェハ有効範囲を位置補正回路303に書き込み、位置補正回路303内で、図10に示すウェハ形状データを作成してもよい。例えば、図19に示すように、予めDSP30310にウェハ有効範囲を示す値(例えば半径95mm)を書き込んでおき、(図18中 S5’)主偏向位置Xmwf’に基づいて、ストライプ毎に有効範囲(Xmin、Xmax)の計算を実施することもできる。また、DSP30310にウェハ有効範囲を示す値(例えば半径95mm)を書き込み、予めDSP30310内部で図10に示すウェハ形状データを作成しておくこともできる。
(第3及び第4の実施の形態の変形例)
また、上記第3及び第4の実施形態では、偏向制御回路301内に、ビームオフを指示する制御フラグとしてレジスタを設け、偏向制御回路301は、このビームオフを指示する制御フラグに基づいて、位置補正回路303から送出された副偏向領域内のショットデータについて、ビームオン・オフの制御を行っていたが、他の方法をとることもできる。
例えば、第2の実施の形態と同様に、図12に示す描画データの空きビットにビームオフを指示する制御フラグを設けてもよい。具体的には、図19に示すように、ショットデータ内の空きビット(2101)を、ビームオフを指示する制御フラグとして使用し、偏向制御回路301がこのビット(2101)を読んで、副偏向領域内のショットデータについて、ビームオン・オフの制御を行ってもよい。
本変形例によれば、ウェハ形状情報に基づき、欠けチップの各部分がウェハ上に有るか無いかを判別し、ビーム照射を行っているために、チップ歩留りを向上することができる。また、ステージにコンタミネーションを発生させることがない。さらに、欠けチップ描画のための描画データを準備することがなくなり、無駄時間を低減することができる。よって、電子ビーム露光における生産性を大幅に向上させることができる。
(第5の実施の形態)
本第5の実施の形態は、第1から第4の実施の形態とは異なり、ステージ助走位置及び描画範囲をウェハ形状データで計算している。
本第5の実施の形態に係る電子ビーム描画装置の概略構成図は、第1の実施の形態にて示した図1,図3と同一である。
本第5の実施の形態では、図10に示したウェハ形状データを利用して、ステージ101の移動開始点および終了点(Xstgs、Xstge)を求める。まず、チップレイアウトから、各ストライプの描画開始点及び終了点(Xstart、Xend)を求める。各ストライプの描画開始点及び終了点(Xstart、Xend)を、ウェハ形状データに記述されたウェハ有効範囲(Xmin,Xmax)と比較する。描画開始点及び終了点(Xstart、Xend)がウェハ有効範囲(Xmin,Xmax)よりも広い場合には、ウェハ有効範囲(Xmin,Xmax)を描画開始点及び終了点に置き換える。各ストライプの描画開始点及び終了点(Xstart、Xend)の更新が終了したら、各ストライプのステージ速度に合わせて、助走および減速距離(X助走、X減速)を決定する。すなわち、ステージ移動開始及び終了点(Xstgs、Xetge)を以下のように決定する。
順方向移動の場合は、
ステージ移動開始点(Xstgs)=描画開始点(Xstart)―助走距離(X助走)
ステージ移動終了点(Xstge)=描画終了点(Xend)+減速距離(X減速)
逆方向移動の場合は、
ステージ移動開始点(Xstgs)=描画開始点(Xstart)+助走距離(X助走)
ステージ移動終了点(Xstge)=描画終了点(Xend)−減速距離(X減速)
となる。
続いて、図8に示す手順データのチップ番号から、その手順のチップ位置範囲Xmin、Xmaxを求める。その手順のチップ位置範囲(Xmin、Xmax)と、該当するストライプの描画開始点及び終了点(Xstart、Xend)とを比較する。チップが完全にストライプの描画開始点及び終了点(Xstart、Xend)からはみ出している場合には、その手順を削除する。
この処理を全ての手順に対して実施し、手順データを更新する。
図20は、従来法による描画範囲を説明するための図である。図21は、本第5の実施の形態で作成した手順データが示す描画範囲を説明するための図である。図20に示す従来法による描画範囲に比べて、図21に示す描画範囲は描画面積が減っていることが分かる。描画の際は、このように作成した手順データを、第1から第4の実施の形態に示した電子ビーム描画装置に転送し、描画を行う。
本第5の実施の形態によれば、ウェハ形状情報に基づき、欠けチップの各部分がウェハ上に有るか無いかを判別し、ビーム照射を行っているために、チップ歩留りを向上することができる。また、ステージにコンタミネーションを発生させることがない。さらに、欠けチップ描画のための描画データを準備することがなくなり、無駄時間を低減することができる。さらに、ステージ移動に伴う無駄時間を低減することができる。よって、電子ビーム露光における生産性を大幅に向上させることができる。
なお、本発明は上記各実施の形態のみに限定されず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施できる。
例えば、上記実施例では、ウェハ有効範囲(破線、図中a)は、オペレータが指定し、制御計算機に入力するとしていたが、他の方法で指定してもよい。たとえば、システムパラメータとして、予め計算機上に有効範囲を登録してもいい。また、電子ビーム描画装置が、生産管理用計算機により制御されており、描画データ401a、ウェハレイアウトデータ401b、及びウェハ形状データ401cを生産管理用計算機より生成し、制御計算機4内に格納しも構わない。
第1の実施の形態に係る電子ビーム描画装置の概略構成図。 第1の実施の形態による描画方法を説明するための図。 第1の実施の形態に係る電子ビーム描画装置の概略構成図。 第1の実施の形態に係る描画データの構造を示す図。 第1の実施の形態に係るウェハレイアウトデータの詳細について説明するための図。 第1の実施の形態に係るウェハレイアウトデータの詳細について説明するための図。 第1の実施の形態に係るウェハレイアウトデータの詳細について説明するための図。 第1の実施の形態に係るウェハレイアウトデータの詳細について説明するための図。 第1の実施の形態に係るウェハ形状データの作成について説明するための図。 第1の実施の形態に係るウェハ形状データを示す図。 第1の実施の形態に係るデータ展開回路の構成を示すブロック図。 第1の実施の形態に係るデータ展開回路からの送出データを示す図。 第2の実施の形態におけるデータ展開回路の出力データ形式を説明する図。 第3の実施の形態のデータ展開回路の構成を示すブロック図。 第3の実施の形態の位置補正回路303の構成を示すブロック図。 第4の実施の形態における位置補正回路303の構成を示すブロック図。 第4の実施の形態における演算回路30310の処理フロー図。 第4の実施の形態の変形例における演算回路30310の別の処理フロー図。 第3及び第4の実施の形態における位置補正回路の出力データ形式を説明する図。 従来法による描画範囲を説明するための図。 第5の実施の形態で作成した手順データが示す描画範囲を説明するための図。
符号の説明
S…ウエハ 1…試料室 2…電子光学系 3…制御回路 4…制御計算機 41…バスアダプタ 11…ステージ駆動回路 12…レーザ測長計(位置回路) 13…電子検出器 101…X−Yステージ 200…鏡筒 201…電子銃 202…コンデンサレンズ 203…投影レンズ 204…縮小レンズ 205…対物レンズ 205a−d…CP偏向器 206a…主偏向器 206b…副偏向器 207…ブランキング用偏向器 208…ビーム成形用アパーチャ 209…CPアパーチャ 301…偏向制御回路 301a,301b,301c…演算部 302…データ展開回路 303…位置補正回路 311…バスアダプタ 312…主偏向データ回路 313…ショットデータ回路 314,314’…展開回路 3141…第1演算回路 3142…第1メモリ 3143…第2演算回路 3144…第2メモリ 315…データバス 401a…描画データ 401b…ウェハレイアウトデータ 401c…ウェハ形状データ 401…ブランキングアンプ 402…ビーム成形アンプ 403…主偏向アンプ 404…副偏向アンプ 30310…DSP 30311…メモリ 2001…ビームオンオフ制御フラグ 2101…ビームオンオフ制御フラグ

Claims (5)

  1. 半導体基板のレイアウト情報に基づき前記半導体基板上での描画位置を設定する第一の設定手段と、
    前記半導体基板の形状情報に基づき前記半導体基板上での有効範囲を設定する第二の設定手段と、
    前記描画位置が前記有効範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段で前記描画位置が前記有効範囲内にあると判定された場合に、前記半導体基板に電子ビームを照射する照射手段と、
    を具備することを特徴とする電子ビーム描画装置。
  2. 前記レイアウト情報は、チップ位置、フレーム位置、及びストライプ位置の情報を含む請求項1に記載の電子ビーム描画装置。
  3. 照射手段による照射位置を補正する補正手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子ビーム描画装置。
  4. 半導体基板のレイアウト情報に基づき前記半導体基板上での描画位置を設定し、
    前記半導体基板の形状情報に基づき前記半導体基板上での有効範囲を設定し、
    前記描画位置が前記有効範囲内にあるか否かを判定し、
    前記描画位置が前記有効範囲内にあると判定された場合に、前記半導体基板に電子ビームを照射することを特徴とする電子ビーム描画方法。
  5. コンピュータに、
    半導体基板のレイアウト情報に基づき前記半導体基板上での描画位置を設定させ、
    前記半導体基板の形状情報に基づき前記半導体基板上での有効範囲を設定させ、
    前記描画位置が前記有効範囲内にあるか否かを判定させ、
    前記描画位置が前記有効範囲内にあると判定された場合に、前記半導体基板に電子ビームを照射させるための電子ビーム描画プログラム。
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