JP2006318566A - ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カートリッジとディスクを選択的に載置可能なトレイ方式において、搬送中のディスクをトレイ上に確実に位置決めする。
【解決手段】 トレイ10を移動可能に支持するトレイガイド9と、トレイガイド9を本体装置に対して前後方向へ移動させる第1の駆動手段と、トレイガイド9の移動に伴ってトレイ10をトレイガイド9に対して相対的に移動させる第2の駆動手段と、トレイ10の後端側の非載置領域10e内に配置されたディスク押さえ部材19とを備え、トレイ10が引き出し位置と引き込み位置との間を移動する搬送途中で、ディスク押さえ部材19の駆動ピン19bをトレイガイド9のカム面22に沿って摺動させることにより、ディスク押さえ部材19をトレイ10の中心方向へ回転させてディスクDの浮き上がりを防止し、引き込み位置まで搬送された時点でディスク押さえ部材19を逆向きに回転させて非載置領域10e内に収納する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、本体装置に対して出入可能なトレイを引き出し位置と引き込み位置との間で自動搬送するディスク装置に係り、特に、トレイ上にディスク状記録媒体をケース内に収納したカートリッジとケースに収納されていないディスクとを選択的に載置可能なディスク装置に関するものである。
ディスク装置に装填されるディスク状記録媒体が大容量DVDのように高密度記録を行う光ディスクである場合、光ディスクが塵埃等によって汚損されるのを防止するために、光ディスクをケース内に収納したカートリッジが使用されるようになっている。通常、カートリッジのケースには開口が形成されると共に、この開口を開閉可能なシャッタが付設されており、不使用時は開口をシャッタで閉じて内部の光ディスクを塵埃等から保護し、使用時はシャッタを開放して開口から光ディスクを露出させることにより、開口を介して内部の光ディスクに情報を記録および/または再生するようになっている。
従来より、かかるカートリッジとCD等のディスクとを共通のトレイ上に選択的に載置し、このトレイを本体装置内の記録再生位置へ移動させることにより、トレイ上に載置されたカートリッジまたはディスクに対し光ピックアップによって情報の記録および/または再生を行うようにしたディスク装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。前記トレイには3つの載置面が外側から内側に向かって順次低くなるよう段付状に形成されており、最も内側の載置面に直径8cmの小径ディスクが、その外側の載置面に直径12cmの大径ディスクが、最も外側の載置面にカートリッジが搭載されるようになっている。このトレイの後端部にはモータを含む駆動機構が搭載されており、トレイは駆動機構によって引き出し位置と引き込み位置との間を往復移動するようになっている。本体装置の内部にはトレイの移動に伴って相対的に前後進するスライダが配設されており、このスライダにはカートリッジのシャッタを開閉可能なシャッタ開閉機構が取り付けられている。
このように概略構成されたディスク装置では、引き出し位置にあるトレイの各載置面に対応するカートリッジとディスク(小径ディスクまたは大径ディスク)を選択的に載置した後、駆動機構によってトレイを本体装置内の記録再生位置まで引き込むことにより、トレイ上のカートリッジまたはディスクに対して光ピックアップによって情報を記録および/または再生することができる。その際、トレイの引き込み動作に伴ってスライダが相対的に前進するが、トレイ上にカートリッジが載置されている場合、スライダに取り付けられたシャッタ開閉機構がトレイに対して相対的に前進することにより、トレイの引き込み途中でカートリッジのシャッタがシャッタ開閉機構によって開放動作される。また、トレイ上に小径または大径のディスクが載置されている場合、シャッタ開閉機構は最も外側の載置面上方をトレイに対して相対的に前進するため、シャッタ開閉機構とディスクが緩衝することはない。
特開2003−109282号公報(第4−5頁、図2)
前述した従来のディスク装置では、形状や厚みを異にするカートリッジとディスクを対応する載置面に位置決めした状態でトレイを移動することができるが、厚み寸法の大きなカートリッジ用載置面の内側にディスク用載置面が段落ち状に形成されているため、ディスクを対応する載置面に載置した状態でトレイを移動するとき、振動等によってディスクがトレイ上でバウンドしやすくなり、特に、車載用ディスク装置のように外部振動が予測される使用環境下においては、ディスクがトレイのディスク用載置面から外れて位置ずれしてしまうという問題がある。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、カートリッジとディスクを選択的に載置可能なトレイ方式を採用しつつ、搬送中のディスクをトレイ上に確実に位置決めすることのできるディスク装置を提供することにある。
本発明は、共通のトレイにカートリッジとディスクを選択的に載置して搬送するトレイ方式を採用しつつ、トレイにディスク載置領域に対して出入可能なディスク押さえ部材を設け、このディスク押さえ部材をトレイの移動に伴ってディスク載置領域の外側から内側へ移動させることとした。
本発明のディスク装置は、共通のトレイにカートリッジとディスクを選択的に載置して搬送するトレイ方式を採用しつつ、トレイにディスク載置領域に対して出入可能なディスク押さえ部材を設け、このディスク押さえ部材をトレイの移動に伴ってディスク載置領域の外側から内側へ移動させるようにしたので、ディスクを載置した状態でトレイが移動するとき、ディスク押さえ部材によってディスクを対応する載置面に確実に位置決めすることができる。
本発明は、ディスク状記録媒体をケース内に収納したカートリッジとケースに収納されていないディスクとがトレイ上に選択的に載置可能であって、このトレイを引き出し位置と引き込み位置との間で前後方向に搬送することにより、該トレイが本体装置に対して出入可能となっているディスク装置において、前記トレイに前記ディスクが載置されるディスク載置領域に対して出入可能なディスク押さえ部材を設け、前記トレイが引き出し位置と引き込み位置との間を移動する搬送途中で、該トレイの移動に伴って前記ディスク押さえ部材を前記ディスク載置領域の外側から内側へ移動させるように構成した。
このように構成されたディスク装置では、ディスクを載置したトレイが引き出し位置と引き込み位置との間を移動するとき、このトレイの移動に伴ってディスク押さえ部材がディスク載置領域の外側から内側へ移動することにより、ディスクがトレイ上で位置ずれすることを防止できるため、共通のトレイにカートリッジとディスクを選択的に載置して搬送するトレイ方式を採用しつつ、搬送中のディスクをトレイ上に確実に位置決めすることができる。
上記の構成において、前記ディスク押さえ部材を前記トレイにスライド可能に支持しても良いが、前記ディスク押さえ部材を前記トレイに回動可能に支持し、このディスク押さえ部材の回動支点を前記カートリッジが載置されるカートリッジ載置領域の外側に設定すると、ディスク押さえ部材の支持構造を簡略化できて好ましい。
この場合において、前記ディスク押さえ部材を前記トレイに昇降可能に支持し、このディスク押さえ部材が前記ディスク載置領域の外側から内側へ回動するとき、該ディスク押さえ部材を下降動作させてディスクの上面に接近させ、または当接させるように構成すると、搬送中のディスクがディスク押さえ部材によってトレイの載置面から浮き上がるのを規制されるため、ディスクをトレイ上により確実に位置決めすることができて好ましい。その際、前記トレイに前記ディスク押さえ部材の回動方向に沿って傾斜するガイド面を形成し、前記ディスク押さえ部材が前記ガイド面上を摺動することにより、該ディスク押さえ部材が回動に伴って昇降動作するように構成すると、ディスク押さえ部材を簡単な構成で回動かつ昇降動作させることができる。
また、上記の構成において、前記ディスク押さえ部材を前記ディスク載置領域の内側方向へ弾性付勢すると共に、このディスク押さえ部材に前記トレイの上面に対して傾斜する規制部を形成し、前記トレイに前記カートリッジが載置されているとき、該トレイの搬送途中で前記規制部を前記カートリッジの後端上縁部に当接させるように構成すると、カートリッジを載置したトレイが引き出し位置と引き込み位置との間を移動するとき、ディスク押さえ部材の回動付勢力が規制部の傾斜面でカートリッジを下方へ押圧する力に変換されるため、カートリッジがトレイ上で位置ずれすることを確実に防止できる。
また、上記の構成において、前記トレイを移動可能に支持するトレイガイドと、このトレイガイドを前記本体装置に対して前後方向へ移動させる第1の駆動手段と、前記トレイガイドの移動に伴って前記トレイを該トレイガイドに対して相対的に移動させる第2の駆動手段とを備え、前記ディスク押さえ部材を前記トレイに回動可能に支持すると共に、前記トレイガイドに前記ディスク押さえ部材の回動を制御する制御部を設けると、トレイをトレイガイドによって移動可能に支持するという2重スライド機構を採用して装置全体の奥行き寸法を小型化することができると共に、移動量の長いトレイにも拘わらず制御部の長さが短くて済むため、ディスク押さえ部材の安定した回動動作を実現することができる。
この場合において、前記制御部が前後方向へ延びる直線部の両端に傾斜部を有するカム面であり、前記ディスク押さえ部材に形成した駆動部をばね部材の弾発力によって前記カム面に係合させると、ディスク押さえ部材の駆動機構を簡略化することができて好ましい。
実施例について図面を参照して説明すると、図1は実施例に係る車載用ディスク装置の平面図、図2は該車載用ディスク装置の内部機構を示す平面図、図3は該車載用ディスク装置に備えられる2重スライド機構のトレイ引き出し状態を示す裏面図、図4は該2重スライド機構のトレイ引き込み状態を示す裏面図、図5は該車載用ディスク装置に備えられるディスク押さえ部材の支持構造を示す分解斜視図、図6は該ディスク押さえ部材の取付け状態を示す要部斜視図、図7は図6のVII−VII線に沿う断面図、図8は該ディスク押さえ部材の動作説明図、図9は該車載用ディスク装置に備えられるシャッタ開閉機構を示す斜視図、図10は該車載用ディスク装置のカートリッジ載置状態を示す斜視図である。
図1と図2に示すように、本実施例に係る車載用ディスク装置は金属板製のボトムシャーシ1とトップシャーシ2を備えており、これらボトムシャーシ1とトップシャーシ2はねじ止め等により一体化されて本体装置3を形成している(図10参照)。ボトムシャーシ1の後端側にはピックアップシャーシ4が配設されており、このピックアップシャーシ4にはターンテーブル5や光ピックアップ6等が搭載されている。また、トップシャーシ2の後端側にはクランプアーム7が支持されており、このクランプアーム7の前端部にはターンテーブル5に対向するクランパ8が回転可能に支持されている。
本体装置3の内部には金属板製のトレイガイド9が配置されており、このトレイガイド9の上面に突設された複数のピン9aがトップシャーシ2に形成された長孔2a内に摺動自在に挿入されるなどして、トレイガイド9は本体装置3の前後方向(矢印X1−X2方向)へ移動自在に支持されている。トレイガイド9には合成樹脂製のトレイ10が矢印X1−X2方向へ移動可能に支持されており、これらトレイガイド9とトレイ10は後述する2重スライド機構によって本体装置3に支持されている。このトレイ10には中央から後端面にかけて切り欠き部10aが形成されると共に、切り欠き部10aを横切るように第1〜第3の載置面10b,10c,10dが形成されている。これら載置面10b,10c,10dは外側から内側に向かって順次低くなる段付形状となっており、各載置面10b,10c,10dに対応する3種類のディスク状記録媒体がトレイ10に搭載されるようになっている。すなわち、最も内側に位置する第1の載置面10bに直径8cmの小径ディスクが搭載され、その外側の第2の載置面10cに直径12cmの大径ディスクDが搭載され(図8参照)、最も外側に位置する第3の載置面10dにはカートリッジCが搭載されるようになっている(図10参照)。
前述した2重スライド機構について説明すると、図3と図4に示すように、ボトムシャーシ1の前端側にはローディングモータ12と減速ギア列13が配設されており、このローディングモータ12の回転軸に取り付けられたギア12aは減速ギア列13の最初段のギア13aに噛合し、減速ギア列13の最終段のギア13bはトレイガイド9に固定された第1のラック14に噛合している。これによりトレイガイド9はローディングモータ12を駆動源として本体装置3の前後方向へ移動し、これらローディングモータ12と減速ギア列13および第1のラック14によって第1の駆動手段が構成されている。また、トレイガイド9には伝達ギア列15が配設されており、伝達ギア列15の奥側のギア15aはボトムシャーシ1の内側面に固定された第2のラック16に噛合し、伝達ギア列15の手前側のギア15bはトレイ10の底面に固定された第3のラック17に噛合している。これら伝達ギア列15と第2および第3のラック16,17は第2の駆動手段を構成するものであり、前述した第1の駆動手段によってトレイガイド9が矢印X1−X2方向へ移動すると、その移動力が第2の駆動手段を介してトレイ10に伝達される。
すなわち、図3に示すようにトレイ10が引き出し位置にあるとき、減速ギア列13の最終段のギア13bは第1のラック14の後端側に噛合しており、また、伝達ギア列15の奥側のギア15aは第2のラック16の前端側に噛合すると共に、伝達ギア列15の手前側のギア15bは第3のラック17の後端側に噛合している。この状態でローディングモータ12が同図の時計回り方向へ回転駆動すると、その回転が減速ギア列13で減速されて最終段のギア13bに伝達されるため、このギア13bに噛合する第1のラック14と共にトレイガイド9全体が矢印X2方向へ移動し始める。これに伴って伝達ギア列15の奥側のギア15aがボトムシャーシ1に固定された第2のラック16に噛合しながら回転し、その回転が伝達ギア列15の手前側のギア15bに伝達されるため、このギア15bに噛合する第3のラック17と共にトレイ10全体が矢印X2方向へ移動する。このようにトレイガイド9の移動に伴ってトレイ10がトレイガイド9に対して相対的に移動し、最終的には、図4に示すようにトレイ10が引き込み位置まで移動する。この間、伝達ギア列15の奥側のギア15aと手前側のギア15bは等速で回転するため、トレイ10はトレイガイド9がX2方向へ移動した分だけ同方向へ移動することになり、結果的にトレイ10はトレイガイド9の2倍移動する。なお、トレイ10を引き込み位置から引き出し位置へ移動する場合は上記と逆の動作が行われ、この場合もトレイ10はトレイガイド9の2倍移動することになる。
図5に示すように、トレイ10の後端側は第3の載置面10dよりも外側に位置する非載置領域10eとなっており、この非載置領域10e内に合成樹脂材からなるアーム状のディスク押さえ部材19が配置されている。非載置領域10eにはディスク押さえ部材19の下面に対向するガイド面10fが形成されており、このガイド面10fは第3の載置面10dに向かって下方へ傾斜している(図7参照)。また、非載置領域10eの図示左側には支軸18が立設されており、ディスク押さえ部材19の一端側に形成された軸孔19aを支軸18に挿入することにより、ディスク押さえ部材19は支軸18に回動可能かつ昇降可能に支持されている。支軸18の上端は抜止め板21と係止しており、この抜止め板21をトレイ10の後端側にねじ止め等で固定することにより、ディスク押さえ部材19は支軸18から脱落しないようになっている。また、支軸18には捩りコイルばね20が巻回されており、この捩りコイルばね20の両端をトレイ10とディスク押さえ部材19に掛止することにより、ディスク押さえ部材19は時計回り方向への回転力が付与されている。なお、捩りコイルばね20は巻回方向(巻回部の軸方向)に圧縮された状態で支軸18に挿入されており、この捩りコイルばね20の巻回方向の反力によってディスク押さえ部材19は下方への押圧力も付与されている。
ディスク押さえ部材19の軸孔19aから後方へ延びる部分には駆動ピン19bが形成されており、図6に示すように、この駆動ピン19bはトレイガイド9の一側部上面に形成されたカム面22と係合している。このカム面22はディスク押さえ部材19の回動を制御する制御部として機能するものであり、図2に示すように、カム面22は、本体装置3の前後方向(矢印X1−X2方向)へ延びる直線部22aと、直線部22aの両端に連続する一対の傾斜部22b,22cとを有している。また、ディスク押さえ部材19の先端側には下方へ垂下するボス19cが形成されており、トレイ10の非載置領域10eにはボス19cの侵入を許容する凹部10gが形成されている。
図9と図10に示すように、トップシャーシ2の一側面には矢印X1−X2方向へ延びる規定孔2bが形成されており、この規定孔2bと対向するトレイガイド9の一側面には同じく矢印X1−X2方向へ延びるガイド孔9bが形成されている。トレイガイド9の一側面の内側には合成樹脂製のシャッタ開閉部材23が配置されており、このシャッタ開閉部材23の外側面には一対の突起23a,23bが形成されている。これら突起23a,23bはガイド孔9bを挿通して規定孔2bに達しており、両突起23a,23bはガイド孔9bと規定孔2b内を移動可能である。後述するように、トレイ10にカートリッジCを載置して記録再生位置まで搬送するとき、シャッタ開閉部材23はトレイ10の引き込み動作に伴ってカートリッジCのシャッタ板(図示せず)を自動的に開放するようになっている。
このように構成された車載用ディスク装置において、図示せぬイジェクト釦を操作すると、図1に示すように、トレイ10が本体装置3の前方の引き出し位置まで突出するため、引き出し位置にあるトレイ10の各載置面10b,10c,10dに対応するディスクまたはカートリッジを選択的に載置することができる。この場合、トレイガイド9は本体装置3に対して最も前方位置まで移動しており、ディスク押さえ部材19の駆動ピン19bがカム面22の前端部と係合しているため(図2と図6参照)、ディスク押さえ部材19はトレイ10の第3の載置面10dよりも後端側の非載置領域10e内に位置して、ボス19cは凹部10g内に収納される。また、ディスク押さえ部材19はガイド面10fを乗り上げて上昇位置に保持されているため、ボス19cの下端は第3の載置面10dに対して若干浮いた状態となっている。このように、トレイ10が引き出し位置にあるときに、ディスク押さえ部材19は各載置面10b,10c,10dから外れた位置に退避するため、各載置面10b,10c,10dにディスクやカートリッジを容易に載置することができる。なお、トレイ10が引き出し位置にあるとき、このトレイ10の後端側は前後方向に所定の長さで延びるトレイガイド9に支持されているため、トレイ10が本体装置3から全体的に突出しても、トレイガイド9を介してトレイ10は本体装置3に安定して支持された状態となっている。
かかるトレイ10の引き出し位置で例えば第2の載置面10cに大径ディスクDを載置し、2重スライド機構の駆動源であるローディングモータ12が回転駆動されると、前述したように、第1の駆動手段の減速ギア列13と第1のラック14によってトレイガイド9が本体装置3の後方(矢印X2方向)へ移動し始め、それに伴って第2の駆動手段の伝達ギア列15と第2および第3のラック16,17によりトレイ10も矢印X2方向へ移動し始める。この間、本体装置3に対してトレイ10はトレイガイド9の2倍の距離で矢印X2方向へ移動するため、捩りコイルばね20の回動付勢力によって駆動ピン19bとカム面22の係合箇所が傾斜部22bへ移行し、ディスク押さえ部材19は支軸18を中心として時計回り方向(図2の矢印A方向)へ回転する。そして、図8に示すように、駆動ピン19bがカム面22の傾斜部22bを経て直線部22aに係合すると、ディスク押さえ部材19はガイド面10fに沿って下降しながら最も内側に位置する第1の載置面10b上まで回転するため、ディスク押さえ部材19のボス19cが大径ディスクDの上面(レーベル面)に当接し、または大径ディスクDの厚みより小さな僅かな隙間を介して対向する。これにより大径ディスクDのトレイ10の第2の載置面10cからの浮き上がりが規制されるため、トレイ10の引き込み動作中に大径ディスクDが振動等で位置ずれすることはなく、大径ディスクDは対応する第2の載置面10cに位置決めされた状態で搬送される。
このように2重スライド機構によってトレイ10が引き込み位置の手前まで移動すると、駆動ピン19bとカム面22の係合箇所が直線部22aから傾斜部22cへ移行するため、ディスク押さえ部材19が捩りコイルばね20の付勢力に抗して図8の反時計回り方向(矢印B方向)へ回転する。その結果、ディスク押さえ部材19が第1の載置面10bから第2の載置面10cを経て第3の載置面10dの外側へ移動するため、ディスク押さえ部材19による大径ディスクDの位置規制が解除される。そして、トレイ10が本体装置3の内部に完全に没入した引き込み位置(図4参照)まで搬送されると、駆動ピン19bとカム面22の係合箇所は傾斜部22cの後端部まで移行するため、ディスク押さえ部材19は再び非載置領域10e内の上昇位置に保持された状態となり、この状態でトレイ10上に載置された大径ディスクDは記録再生位置に保持される。詳細な機構説明は省略するが、この記録再生位置において、ピックアップシャーシ4によってターンテーブル5を上昇動作させることにより、大径ディスクDの中心孔の周囲がターンテーブル5とクランパ8との間に挟持される。そして、この状態でターンテーブル5によって大径ディスクDを回転駆動すると共に、光ピックアップ6を大径ディスクDの半径方向へ移送することにより、大径ディスクDに情報を記録および/または再生することができる。このとき、ディスク押さえ部材19はトレイ10の非載置領域10e上に位置しているため、このディスク押さえ部材19によって大径ディスクDの回転が妨げられることはない。
また、再生等が完了した大径ディスクDを本体装置3の外部へ排出する場合は、ローディングモータ12が逆方向へ回転して上記と逆のトレイ10の引き出し動作が行われ、このトレイ10の引き出し動作に伴って駆動ピン19bとカム面22の係合箇所が後端側の傾斜部22cから直線部22aを経て前端側の傾斜部22bへ移行するため、排出途中における大径ディスクDが振動等で位置ずれすることはなく、大径ディスクDは対応する第2の載置面10cに位置決めされた状態で搬送される。
なお、トレイ10によって図示せぬ小径ディスクを搬送する際もディスク押さえ部材19は大径ディスクDの場合と同じように動作するため、トレイ10の引き込みまたは引き出し動作中で小径ディスクが振動等で位置ずれすることはなく、小径ディスクはトレイ10の対応する第1の載置面10bに位置決めされた状態で搬送される。
一方、小径ディスクや大径ディスク以外のカートリッジを使用する場合は、図10に示すように、本体装置3の前方へ引き出されたトレイ10の第3の載置面10dにカートリッジCを載置した後、前述した2重スライド機構によってトレイ11の引き込み動作を行えば良い。この場合もディスク押さえ部材19の駆動ピン19bとトレイガイド9に形成されたカム面22との相対位置はディスク使用時と同様に変化するが、ディスク押さえ部材19はカートリッジCの後端面に当接して回転規制されるため、カートリッジCの搬送時にディスク押さえ部材19は非載置領域10e内に保持されたままで回転しない。ただし、カートリッジCはディスクに比べて厚み寸法が十分に大きいため、搬送中のカートリッジCはトレイ10の第3の載置面10dとトップシャーシ2との間に位置規制されて位置ずれすることはない。
また、かかるカートリッジCの引き込み動作中に、トレイガイド9に支持されたシャッタ開閉部材23によってカートリッジCの図示せぬシャッタ板を開放動作することができる。すなわち、前述した2重スライド機構によってトレイガイド9とトレイ10が本体装置3の後方(矢印X2方向)へ移動するとき、これらトレイガイド9とトレイ10の移動量の差がシャッタ開閉部材23とカートリッジCの動きの差となるため、まずシャッタ開閉部材23の前端側がカートリッジCに押されることにより、シャッタ開閉部材23の両突起23a,23bがトップシャーシ2の規定孔2b内を矢印X2方向へ移動し始める。そして、奥側の突起23bが規定孔2bの後端面に当接すると、シャッタ開閉部材23はそれ以上矢印X2方向へ動かなくなるため、この時点からトレイガイド9とトレイ10およびカートリッジCのみが矢印X2方向へ移動し、トレイ10が引き込み位置まで搬送される間にシャッタ開閉部材23がカートリッジCに入り込み、カートリッジCの図示せぬシャッタ板が自動的に開放される。
このようにしてトレイ10上に載置されたカートリッジCは記録再生位置まで搬送され、この記録再生位置において、ピックアップシャーシ4によってターンテーブル5を上昇動作させることにより、カートリッジC内の図示せぬ光ディスクがターンテーブル5に吸着される。そして、この状態でターンテーブル5によってカートリッジC内の光ディスクを回転駆動すると共に、光ピックアップ6を光ディスクの半径方向へ移送することにより、光ディスクに情報を記録および/または再生することができる。また、再生等が完了したカートリッジCを本体装置3の外部へ排出する場合は、ローディングモータ12が逆方向へ回転して上記と逆のトレイ10の引き出し動作が行われ、このトレイ10の引き出し動作に伴ってシャッタ開閉部材23がカートリッジCのシャッタ板を自動的に閉塞動作する。
図11はディスク押さえ部材19の変形例を示す車載用ディスク装置の要部斜視図であり、このディスク押さえ部材19にはカートリッジCの後端面に当接可能な規制部19dが形成されている。この規制部19dはディスク押さえ部材19の上端縁中央から第3の載置面10dの上方へ向かって傾斜しており、前述したようにディスク押さえ部材19が搬送中のカートリッジCの後端面に当接したとき、規制部19dの傾斜面がカートリッジCの後端上縁部に当接するようになっている。これにより捩りコイルばね20からディスク押さえ部材19に作用する回動付勢力が規制部19dの傾斜面で前方および下方への押圧力に変換されるため、カートリッジCの後端上縁部がディスク押さえ部材19の規制部19dによって前方および下方へ押圧され、搬送中のカートリッジCがトレイ10の第3の載置面10dから位置ずれすることを確実に防止できる。
なお、上記実施例では、ディスク押さえ部材19を回転方向とディスク上面に接近する下降方向に付勢する弾性付与部材として共通の捩りコイルばね20を使用しているが、別々のばね部材を用いてディスク押さえ部材19を回転方向と下降方向に付勢することも可能である。
実施例に係る車載用ディスク装置の平面図である。 該車載用ディスク装置の内部機構を示す平面図である。 該車載用ディスク装置に備えられる2重スライド機構のトレイ引き出し状態を示す裏面図である。 該2重スライド機構のトレイ引き込み状態を示す裏面図である。 該車載用ディスク装置に備えられるディスク押さえ部材の支持構造を示す分解斜視図である。 該ディスク押さえ部材の取付け状態を示す要部斜視図である。 図6のVII−VII線に沿う断面図である。 該ディスク押さえ部材の動作説明図である。 該車載用ディスク装置に備えられるシャッタ開閉機構を示す斜視図である。 該車載用ディスク装置のカートリッジ載置状態を示す斜視図である。 ディスク押さえ部材の変形例を示す車載用ディスク装置の要部斜視図である。
符号の説明
1 ボトムシャーシ
2 トップシャーシ
2b 規定孔
3 本体装置
9 トレイガイド
9b ガイド孔
10 トレイ
10a 切り欠き部
10b 第1の載置面
10c 第2の載置面
10d 第3の載置面
10e 非載置領域
10f ガイド面
10e 凹部
11 カートリッジ
12 ローディングモータ
13 減速ギア列
14 第1のラック
15 伝達ギア列
16 第2のラック
17 第3のラック
18 支軸
19 ディスク押さえ部材
19a 軸孔
19b 駆動ピン
19c ボス
20 捩りコイルばね
21 抜止め板
22 カム面
22a 直線部
22b,22c 傾斜部
23 シャッタ開閉部材
C カートリッジ
D ディスク

Claims (7)

  1. ディスク状記録媒体をケース内に収納したカートリッジとケースに収納されていないディスクとがトレイ上に選択的に載置可能であって、このトレイを引き出し位置と引き込み位置との間で前後方向に搬送することにより、該トレイが本体装置に対して出入可能となっているディスク装置において、
    前記トレイに前記ディスクが載置されるディスク載置領域に対して出入可能なディスク押さえ部材を設け、前記トレイが引き出し位置と引き込み位置との間を移動する搬送途中で、該トレイの移動に伴って前記ディスク押さえ部材を前記ディスク載置領域の外側から内側へ移動させるように構成したことを特徴とするディスク装置。
  2. 請求項1の記載において、前記ディスク押さえ部材を前記トレイに回動可能に支持し、このディスク押さえ部材の回動支点を前記カートリッジが載置されるカートリッジ載置領域の外側に設定したことを特徴とするディスク装置。
  3. 請求項2の記載において、前記ディスク押さえ部材を前記トレイに昇降可能に支持し、このディスク押さえ部材が前記ディスク載置領域の外側から内側へ回動するとき、該ディスク押さえ部材を下降動作させて前記ディスクの上面に接近させ、または当接させるように構成したことを特徴とするディスク装置。
  4. 請求項3の記載において、前記トレイに前記ディスク押さえ部材の回動方向に沿って傾斜するガイド面を形成し、前記ディスク押さえ部材が前記ガイド面上を摺動することにより、該ディスク押さえ部材が回動に伴って昇降動作するようにしたことを特徴とするディスク装置。
  5. 請求項1の記載において、前記ディスク押さえ部材を前記ディスク載置領域の内側方向へ弾性付勢すると共に、このディスク押さえ部材に前記トレイの上面に対して傾斜する規制部を形成し、前記トレイに前記カートリッジが載置されているとき、該トレイの搬送途中で前記規制部を前記カートリッジの後端上縁部に当接させるようにしたことを特徴とするディスク装置。
  6. 請求項1の記載において、前記トレイを移動可能に支持するトレイガイドと、このトレイガイドを前記本体装置に対して前後方向へ移動させる第1の駆動手段と、前記トレイガイドの移動に伴って前記トレイを該トレイガイドに対して相対的に移動させる第2の駆動手段とを備え、前記ディスク押さえ部材を前記トレイに回動可能に支持すると共に、前記トレイガイドに前記ディスク押さえ部材の回動を制御する制御部を設けたことを特徴とするディスク装置。
  7. 請求項6の記載において、前記制御部が前後方向へ延びる直線部の両端に傾斜部を有するカム面であり、前記ディスク押さえ部材に形成した駆動部をばね部材の弾発力によって前記カム面に係合させたことを特徴とするディスク装置。
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