JP2006315599A - 車両用エア吹出装置の連結部構造 - Google Patents

車両用エア吹出装置の連結部構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 連結部の連結軸方向に対してエアグリルの組付方向が斜めに設定された場合であっても、周方向に均一なシール状態を確保し得るようにする。
【解決手段】 連結部28の連結軸方向42に対して組付方向41が斜めに設定され、斜めの組付方向41に沿って組付けられる挿入部32との干渉を防止するための退避形状部45が連結フランジ部30に設けられ、退避形状部45に対して所要の間隙36を形成するシール取付部46が挿入部32の対応する部分に設けられ、シール取付部46にシール材34を取付けるようにしている。
【選択図】 図3

Description

この発明は、車両用エア吹出装置の連結部構造に関するものである。
自動車などの車両には、車室内の前部にインストルメントパネルが設けられている。このインストルメントパネルにはエア吹出装置が設けられている。このエア吹出装置は、図6に示すように、空調装置からのエアを送給するエアダクト1と、このエアダクト1からのエアを車室内へ吹出すエアグリル2とを備えている。このエアグリル2は、インストルメントパネルに形成された開口部に対して外方から嵌め込むようにして取付けられる。
そして、エアダクト1に対しエアグリル2は、連結部3を介して連結される。この連結部3は、エアダクト1の端部に形成された連結フランジ部4と、エアグリル2の対応する端部に形成されて連結フランジ部4内へ遊嵌可能な挿入部5とを備えている。挿入部5の外周にはシール材6が取付けられて、このシール材6が連結フランジ部4の内面との間の間隙7に所定の圧縮状態で介在されることによりシールが行われるようになっている。このようなエア吹出装置には、デフロスター装置やベンチレーター装置などがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−50043号公報
上記連結部3構造では、連結部3の連結軸方向8とエアグリル2の組付方向9とが一致している場合には、連結フランジ部4の内面と挿入部5との間の間隙7を周方向に均一とすることが容易であるため、シール材6のシール状態を周方向に均一(シール材6の圧縮率を全周ほぼ一定状態)にすることが可能であるが、連結部3の連結軸方向8に対してエアグリル2の組付方向9が斜めに設定された場合には、組付時に連結フランジ部4の一部と挿入部5とが干渉を起こすおそれがあるため、連結フランジ部4の内面と挿入部5との間の間隙7を周方向均一に確保することが難しくなり、これによって、シール状態が周方向に不均一となるおそれがある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、エアダクトとエアグリルとを連結部を介して連結可能に構成すると共に、該連結部が、エアダクトの端部に形成された連結フランジ部と、エアグリルの対応する端部に形成されて前記連結フランジ部内へ遊嵌可能な挿入部と、該挿入部の外周に取付けられて前記連結フランジ部の内面との間の間隙に所定の圧縮状態で介在されることによりシールを行うシール材とを備えた車両用エア吹出装置の連結部構造において、前記連結部の連結軸方向に対して組付方向が斜めに設定され、斜めの組付方向に沿って組付けられる挿入部との干渉を防止するための退避形状部が前記連結フランジ部に設けられ、前記退避形状部に対して所要の間隙を形成するシール取付部が前記挿入部の対応する部分に設けられ、該シール取付部に対してシール材が取付けられた車両用エア吹出装置の連結部構造を特徴としている。
請求項1の発明によれば、連結部の連結軸方向に対してエアグリルの組付方向が斜めに設定された場合であっても、斜めの組付方向に沿って組付けられる挿入部との干渉を防止する退避形状部を連結フランジ部に設け、退避形状部に対して所要の間隙を形成するシール取付部を挿入部の対応する部分に設け、シール取付部に対してシール材を取付けるようにすることにより、周方向に均一なシール状態を確保することが可能となる。
連結部の連結軸方向に対してエアグリルの組付方向が斜めに設定された場合であっても、周方向に均一なシール状態を確保し得るようにするという目的を、連結部の連結軸方向に対して組付方向が斜めに設定され、斜めの組付方向に沿って組付けられる挿入部との干渉を防止するための退避形状部が連結フランジ部に設けられ、退避形状部に対して所要の間隙を形成するシール取付部が挿入部の対応する部分に設けられ、シール取付部にシール材を取付けるようにする、という手段で実現した。
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。
図1〜図5は、この発明の実施例を示すものである。
まず、構成を説明すると、自動車などの車両には、車室内の前部にインストルメントパネルが設けられている。このインストルメントパネルには、図1に示すようなエア吹出装置21が設けられている。このようなエア吹出装置21には、窓ガラスへ向けてエアを吹出すためのデフロスター装置22や、乗員へ向けてエアを吹出すためのベンチレーター装置23などがある。
これらのエア吹出装置21は、インストルメントパネルの内部に設けられた空調装置からのエアを送給するエアダクト24,25と、このエアダクト24,25からのエアを車室内へ吹出すエアグリル26,27とを備えている。このエアグリル26,27は、インストルメントパネルに形成された開口部に対して外方(乗員側)から嵌め込むようにして取付けられる。
この際、図2に示すように、エアダクト24,25に対しエアグリル26,27は、連結部28,29を介して連結される。この連結部28,29は、エアダクト24,25の端部(エア吹出端)に形成された連結フランジ部30,31と、エアグリル26,27の対応する端部(エア取込端)に形成されて連結フランジ部30,31内へ遊嵌可能な挿入部32,33とを備えている。連結フランジ部30,31は、エアダクト24,25の端部を拡管することによって形成されている。連結フランジ部30,31と挿入部32,33とは、それぞれほぼ矩形状の断面形状を有している。挿入部32,33の外周(外側面)には全周に亘りシール材34,35が取付けられて、このシール材34,35が連結フランジ部30,31の内面との間の間隙36,37に所定の圧縮状態で介在されることによりシールが行われるようになっている。シール材34,35には、ウレタンなどの圧縮可能な素材が用いられる。
この実施例のものでは、図2中、上下に配設されているサイドのデフロスターグリル(デフロスター装置22のエアグリル26、以下、デフロスターグリル26ともいう)と、サイドのベンチレーターグリル(ベンチレーター装置23のエアグリル27、以下、ベンチレーターグリル27ともいう)とを、機能上およびデザイン上の理由から一体化して一体グリル40を構成している。通常、デフロスターグリル26は比較的小型のものとして構成され、ベンチレーターグリル27は比較的大型のものとして構成される。このような大きさの違いから、大型のベンチレーターグリル27の方が基準となるように、一体グリル40の組付方向41をベンチレーター装置23の連結部29の連結軸方向43(即ち、エア吹出軸方向)と(ほぼ)一致させる。そのため、ベンチレーター装置23の連結部29には、図6と同様の標準構造を採用する。
ここで、デフロスターグリル26とベンチレーターグリル27とでは、連結部28,29の連結軸方向42,43(即ち、エア吹出軸方向)がそれぞれ異なるので、小型のデフロスターグリル26については、連結部28の連結軸方向42に対して組付方向41が斜めに設定されることとなる。
そこで、デフロスターグリル26の連結部28では、図3に示すように、斜めの組付方向41に沿って組付けられる挿入部32との干渉を防止するための退避形状部45が連結フランジ部30の対応する部分に局所的に設けられる。この退避形状部45は、連結フランジ部30の干渉のおそれがある部分(矩形状の一辺)を外側へ拡げることによって形成された、組付方向41とほぼ平行な傾斜面とされる。
また、デフロスターグリル26の連結部28では、退避形状部45に対して、所要の間隙36を形成するシール取付部46が挿入部32の対応する部分に設けられる。ここで、所要の間隙36とは、連結フランジ部30の内面と挿入部32との間の間隙36を周方向に均一とし得るようなものである。このシール取付部46は、図4に示すように、全体を楔状の取付面(シール取付面部47)とすることができる。また、図5に示すような、シール取付部46の延設方向に沿い所要の間隔を有して配置された部分的な楔状の取付リブ(シール取付リブ48)としても良い。なお、シール取付リブ48とする場合には、所要の接着面積を確保して取付状態をより確実なものとするために、シール取付部46の縁部に沿った取付代部49を設定するのが好ましい。
そして、このようなシール取付部46に対して、シール材34が取付けられる。このシール材34は、挿入部32の外周(外側面)に全周に亘って突られるものである。
次に、この実施例の作用について説明する。
インストルメントパネルに形成された開口部に対して一体グリル40を外方から嵌め込むことにより、デフロスター装置22およびベンチレーター装置23のエアダクト24,25に対してエアグリル26,27を同時に連結させるようにする。
この際、エアダクト24,25の端部に形成された連結フランジ部30,31内に、エアグリル26,27の対応する端部に形成された挿入部32,33を、遊嵌状態で挿入することにより、挿入部32,33の外周に取付けられたシール材34,35が連結フランジ部30,31の内面との間の間隙36,37に所定の圧縮状態で介在され、これによりシールが行われる。
ここで、一体グリル40の組付方向41は、ベンチレーター装置23の連結部29の連結軸方向43(即ち、エア吹出軸方向)と(ほぼ)一致されている。
そのため、ベンチレーター装置23の連結部29では、エアダクト25の連結フランジ部31の内面とエアグリル27の挿入部33との間の間隙37が周方向に均一となり、シール材35のシール状態が周方向に均一(シール材35の圧縮率が全周ほぼ一定状態)となる。
一方、デフロスター装置22の連結部28では、連結軸方向42に対してデフロスターグリル26の組付方向41が斜めとなってしまい、標準構造では、周方向に均一のシール状態を得るのが難しくなる。
そこで、この実施例では、斜めの組付方向41に沿って組付けられる挿入部32との干渉を防止する退避形状部45を連結フランジ部30に設け、退避形状部45に対して所要の間隙36を形成するシール取付部46を挿入部32の対応する部分に設け、シール取付部46に対してシール材34を取付けるようにしている。これにより、連結部28の連結軸方向42に対してエアグリル26の組付方向41が斜めに設定された場合であっても、周方向に均一なシール状態(シール材34の圧縮率が全周ほぼ一定状態)を確保することが可能となる。
更に、シール取付部46を、図4に示すような、全体が楔状の取付面(シール取付面部47)となるようにした場合には、安定且つ確実な取付性を確保することができる。また、図5に示すような、シール取付部46の延設方向に沿い所要の間隔を有して配置された部分的な楔状の取付リブ(シール取付リブ48)とした場合には、無駄肉を無くすと共に、成形時のヒケの問題を容易に解消することができる。なお、シール取付リブ48とする場合に、シール取付部46の縁部に沿った取付代部49を設定することにより、所要の接着面積を確保して取付状態をより確実なものとすることができる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。
本発明の実施例にかかるエア吹出装置の連結部の斜視図である。 図1のA−A線に沿った縦断面図である。 図2のB部分の拡大図である。 図3のシール取付部の斜視図である。 図4とは別のシール取付部の斜視図である。 従来例の縦断面図である。
符号の説明
24 エアダクト
25 エアダクト
26 エアグリル
27 エアグリル
28 連結部
30 連結フランジ部
32 挿入部
36 間隙
34 シール材
41 組付方向
42 連結軸方向
45 退避形状部
46 シール取付部

Claims (1)

  1. エアダクトとエアグリルとを連結部を介して連結可能に構成すると共に、
    該連結部が、エアダクトの端部に形成された連結フランジ部と、エアグリルの対応する端部に形成されて前記連結フランジ部内へ遊嵌可能な挿入部と、該挿入部の外周に取付けられて前記連結フランジ部の内面との間の間隙に所定の圧縮状態で介在されることによりシールを行うシール材とを備えた車両用エア吹出装置の連結部構造において、
    前記連結部の連結軸方向に対して組付方向が斜めに設定され、斜めの組付方向に沿って組付けられる挿入部との干渉を防止するための退避形状部が前記連結フランジ部に設けられ、
    前記退避形状部に対して所要の間隙を形成するシール取付部が前記挿入部の対応する部分に設けられ、該シール取付部に対してシール材が取付けられたことを特徴とする車両用エア吹出装置の連結部構造。
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