JP2008105465A - ベントダクトの固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベントダクトの重量軽減および小型化を達成可能であるとともに、設備の簡素化を図ることでコストダウンを達成可能とするベントダクトの固定構造を提供すること。
【解決手段】車幅方向に延在されるクロスカービーム1の車幅方向両端部に設けられて車体に固定されるガイドブラケット12に、車内方向に突出した固定用ブッシュ13を設け、このブッシュ13をベントダクト43に形成された固定用凹部43dを嵌合させるとともに、サイドベントダクト43の先端の嵌合部43cをサイドベント吹出口に設けられた管状のベントグリル22と嵌合させることで、ベントダクト43が固定されていることを特徴とするベントダクトの固定構造とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、車載の空調ユニットから延びる管状のベントダクトの固定構造に関する。
従来、車載の空調ユニットにおいて、車幅方向に延在されるベントダクトを車体に取り付ける場合、ベントダクトに一体に形成したフランジを、ネジなどの固着手段を用いてインストルメントパネルなどに固定させるものや、ベントダクトに一体に形成したフランジをインストルメントパネルに溶着させて固定させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−267623号公報
しかしながら、上述のように、ベントダクトにフランジを一体に形成し、これを固着手段を用いたり、溶着させたりする場合、ベントダクトにフランジを形成するためベントダクトの重量増および大型化を招くという問題があるとともに、溶着させる場合、溶着装置が必要で設備の大型化からコストアップを招くという問題があった。
本発明は、上述のような従来の問題に着目して成されたもので、ベントダクトの重量軽減および小型化を達成可能であるとともに、設備の簡素化を図ることでコストダウンを達成可能とするベントダクトの固定構造を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために本発明は、車室前部に設けられるインストルメントパネルの内側に設置された空調ユニットから車幅方向に延在されて、前記インストルメントパネルに設けられたサイドベント吹出口へ送風を導く管状のベントダクトの固定構造であって、前記インストルメントパネルの内側位置で車幅方向に延在されたクロスカービームの車幅方向両端部に設けられて車体に固定されるガイドブラケットに、車内方向に突出した突起部が設けられ、前記ベントダクトに、前記突起部を嵌合可能な被嵌合部が開口され、前記突起部を被嵌合部に嵌合させるとともに、前記ベントダクトの先端部をサイドベント吹出口に設けられた管状のベントグリルと嵌合させることで、前記ベントダクトが固定されていることを特徴とするベントダクトの固定構造とした。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のベントダクトの固定構造において、前記被嵌合部が、前記ベントダクトの一部を管内側に凹ませて形成された凹部であることを特徴とするベントダクトの固定構造とした。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のベントダクトの固定構造において、前記突起部が、弾性を有した素材により形成されているとともに、前記被嵌合部よりも大きな断面積に形成され、前記嵌合状態で前記突起部が被嵌合部により圧縮されて前記被嵌合部に圧接されていることを特徴とするベントダクトの固定構造とした。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のベントダクトの固定構造において、前記ベントダクトが、前記突起部と被嵌合部との嵌合状態で、車幅方向に弾性変形した復元力により前記突起部に圧接する初期荷重が与えられていることを特徴とするベントダクトの固定構造とした。
本発明のベントダクトの固定構造では、ベントダクトを固定する際、クロスカービームの車幅方向両端部のガイドブラケットに設けられた突起部を、ベントダクトに開口された被嵌合部と嵌合させるとともに、ベントダクトの先端部を、インストルメントパネルのサイドベント吹出口に設けられた管状のベントグリルと嵌合させることで、ベントダクトを車体に固定させる。
このため、ベントダクトに固定用のフランジを一体に形成する必要が無くなり、ベントダクトの軽量化および小型化を図ることができ、かつ、フランジを溶着するものと比較して、溶着用の装置が不要となり、設備を簡略化してコストダウンを図ることができる。
さらに、請求項2に記載の発明では、ベントダクトの被嵌合部として、ベントダクトの一部を管内側に凹ませた凹部として、ベントダクトに穴を開けないようにしたため、被嵌合部からの送風の漏れが生じないとともに、漏れ対策が不要となる。
このため、上記効果に加えて、送風の漏れによる送風機能の低下を安価に防止できるという効果を得ることができる。
請求項3に記載の発明では、突起部を被嵌合部に嵌合させた状態で、弾性を有した素材により形成されているとともに、被嵌合部よりも大きな断面積に形成された突起部が、被嵌合部に圧接される。
このため、上記の効果に加え、被嵌合部がベントダクトに穴を開けたものであっても、送風漏れを防止することができ、かつ、突起部と被嵌合部とが圧接されることにより、両者が圧接されないものと比較して、車両の振動時に、両者が擦れて異音が発生するのを抑えることができるという効果を得ることができる。
請求項4に記載の発明では、突起部と被嵌合部とを嵌合させたときに、ベントダクトが弾性変形して、その復元力により突起部に圧接する初期荷重を与えるようにしたため、突起部と被嵌合部との圧接状態を、より確実に維持でき、上記の漏れ防止および異音の発生防止性能を向上させることができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この実施の形態のベントダクトの固定構造は、車室前部に設けられるインストルメント(2)の内側に設置された空調ユニット(3)から車幅方向に延在されて、前記インストルメントパネル(2)に設けられたサイドベント吹出口(22a)へ送風を導く管状のベントダクト(43)の固定構造であって、前記インストルメントパネル(2)の内側位置で車幅方向に延在されるクロスカービーム(1)の車幅方向両端部に設けられて車体に固定されるガイドブラケット(12)に、車内方向に突出した突起部(13)が設けられ、前記ベントダクト(43)に、前記突起部(13)を嵌合可能な被嵌合部(43d)が開口され、前記突起部(13)を被嵌合部(43d)に嵌合させるとともに、前記ベントダクト(43)の先端部をサイドベント吹出口(22a)に設けられた管状のベントグリル(22)と嵌合させることで、前記ベントダクト(43)が固定されていることを特徴とするベントダクトの固定構造である。
以下に、図1〜図6に基づいて、この発明の最良の実施の形態の実施例1のベントダクトの固定構造について説明する。
この実施例1のベントダクトの固定構造は、図2に示す車載の空調装置ACに適用されている。
この空調装置ACは、クロスカービーム1を核として車室前部に設けられるインストルメントパネル2などと一体に組み付けられたコクピットモジュールCMを構成している。
クロスカービーム1は、インストルメントパネル2の内側に設けられ(図6参照)、ビーム本体11とガイドブラケット12,12とを備えている。
ビーム本体11は、金属により円筒状に形成されており、図外の車体への取付時には、図外の車体パネルの間に架け渡されて車幅方向(図において矢印LR方向)に延在され、図外のステアリングコラムなどの支持を行う。
ガイドブラケット12,12は、ビーム本体11の車幅方向両端に結合された金属性のパネルであり、図外の車体への取付時には、図外の車体パネルにボルトおよびナットなどの結合手段により固定される。
また、ガイドブラケット12には、図1に示すように、図外の車体パネルに対する位置決めおよび仮保持に用いられるガイド溝12aが形成されているとともに、このガイド溝12aの開口端部の車両下方位置に、突起部としての固定用ブッシュ13が取り付けられている。
この固定用ブッシュ13は、弾性を有したゴムあるいは樹脂により丸みを帯びた円錐形状に形成されており、図3に示すように、ガイドブラケット12を貫通して立設されたピン13aに装着されている。このピン13aには、フランジ13fが形成されており、ピン13aが貫通された穴12hよりも大径のフランジ13fとブッシュ13とで、ピン13aの抜け止めが成され、ブッシュ13がガイドブラケット12に固定されている。
空調装置ACは、図4に示す空調ユニット3を備えている。
この空調ユニット3は、ユニットハウジング31の内部に、図示を省略した熱交換器やファンなどを備えており、かつ、内部のファンで形成された送風を車室内に開口された後述する各ベント吹出口21a,22aに送風を送るベントダクト4を接続するベント導出口32を含む複数の吹出口を備えている。
ベント導出口32には、ベントダクト4のダクト基端部41が接続されている。
ベントダクト4は、図2に示すように、センタベントダクト42と一対のサイドベントダクト43,43とを備えている。
ここで、ダクト基端部41とベント導出口32との接続構造について説明する。
ベント導出口32は、図4に示すように、上方から視て車幅方向に長い長方形形状に形成され、かつ、車両前後方向に延在された2つの区画部32a,32aを挟んで、車幅方向中央部のセンタベント導出口32bと、その車幅方向両側のサイドベント導出口32c,32cと、を備えている。そして、サイドベント導出口32c,32cの車幅方向外側縁部と、車両前後方向縁部とに、上方から視て横U字状を成す薄板状の嵌合ガイド32g,32gが車両上方へ突出して設けられている。
また、ベント導出口32の上端部には、吹出口外方へ略水平方向に突出した係合フランジ32dが形成されている。さらに、この係合フランジ32dおよび区画部32aの車両上方側の面には、弾性を有したゴムや樹脂で形成されたシール部材33が貼り付けられている(図5参照)。
一方、ベントダクト4のダクト基端部41には、嵌合フランジ44が設けられている。この嵌合フランジ44は、ダクト基端部41からダクト外方へ略水平に延在された圧接用フランジ44aと、この圧接用フランジ44aの先端から車両下方へ延びる長方形の筒状の筒状部44bと、を備えている。
さらに、筒状部44bにおいて、車両前方側面ならびに車両後方側面には、筒状の内方へ向けて凹まされて、嵌合フランジ44をベント導出口32に取り付けたときに、図5に示すように、係合フランジ32dと係合する係合凹部44c,44cが車幅方向に延在して形成されている。
次に、ベントダクト4のコクピットモジュールCMへの固定構造について説明する。
センタベントダクト42は、図4に示すようにダクト基端部41からの車両上方へ延在され、そこからさらに図2に示すように車両前方へ延在されている。そして、センタベントダクト42の先端部において拡開して形成された嵌合部42aが、インストルメントパネル2の車幅方向中央部に取り付けられた管状のセンタベントグリル21に嵌合されている。なお、センタベントグリル21は、インストルメントパネル2に開口されたセンタベント吹出口21aを有している。
サイドベントダクト43は、図4に示すようにダクト基端部41から車両上方へ延在され、そこから、図2に示すようにダクト中間部43aが、クロスカービーム1のビーム本体11に沿って車幅方向に延在され、ダクト中間部43aの先端の折曲部43eから、ダクト先端部43bが、車両前方へ延在されている。
また、ダクト先端部43bの先端の開口部分には、先端を拡開して形成された嵌合部43cが形成されている。そして、この嵌合部43cが、インストルメントパネル2の車幅方向両端部に設けられた管状のサイドベントグリル22に嵌合されている(図6参照)。なお、サイドベントグリル22は、インストルメントパネル2に開口されたサイドベント吹出口22aを有している。
また、サイドベントダクト43のダクト先端部43bは、クロスカービーム1のガイドブラケット12に固定されている。
すなわち、ダクト先端部43bの車幅方向外側の面であって、コクピットモジュールCMへの組付時に固定用ブッシュ13と同軸に配置される位置に、図3に示すように、ダクト先端部43bの軸心方向に凹まされて形成され、かつ、固定用ブッシュ13を嵌合可能な被嵌合部としての固定用凹部43dが形成されている。この固定用凹部43dは、その凹部部分の断面形状が、固定用ブッシュ13の断面形状よりも僅かに小さな断面積に形成されている。
さらに、固定用ブッシュ13の先端の位置と、固定用凹部43dの底部との位置は、図示の嵌合状態で、ダクト先端部43bの軸心位置を、サイドベントダクト43の自然形状時の位置よりも僅かに車幅方向で車両中央方向(図において矢印CE方向)に変位させるように配置されている。したがって、図示の嵌合状態では、ダクト先端部43bが、ダクト中間部43aと連続する折曲部43eを中心として車幅方向で車両中央方向へ傾斜するように弾性変形し、その復元力が固定用ブッシュ13に初期荷重として入力されている。
次に、実施例1の作用について説明する。
コクピットモジュールCMを組み上げる際には、クロスカービーム1に空調ユニット3を組み付けた後に、ベントダクト4を組み付ける。
この場合、センタベントダクト42の先端部の嵌合部42aを、センタベントグリル21に嵌合させるとともに、サイドベントダクト43のダクト先端部43bの嵌合部43cを、サイドベントグリル22に嵌合させる。
さらに、ベントダクト4のダクト基端部41をユニットハウジング31のベント導出口32に上方から装着するとともに、サイドベントダクト43のダクト先端部43bの固定用凹部43dを、ガイドブラケット12の固定用ブッシュ13に対して上方から移動させながら嵌合させる。
このとき、ダクト基端部41は、図5に示すように、嵌合フランジ44をベント導出口32の係合フランジ32dに係合させて装着し、この係合状態で、シール部材33が、ダクト基端部41の圧接用フランジ44aに圧接されて、この部分のシール性が確保される。
一方、サイドベントダクト43では、固定用凹部43dに固定用ブッシュ13が嵌合された際には、車幅方向両側のダクト先端部43b,43bが、折曲部43e,43eを中心に車幅方向の車両中央方向に僅かに傾くように弾性変形され、その復元力による初期荷重で固定用ブッシュ13を押圧する状態で、ガイドブラケットに支持される。
さらに、固定用ブッシュ13と固定用凹部43dとの間では、固定用ブッシュ13が固定用凹部43dよりも僅かに大きいため、固定用ブッシュ13が圧縮方向に僅かに弾性変形し、その復元力による初期荷重で固定用ブッシュ13が固定用凹部43dの内周面に圧接された状態となる。
このようにして組み付けられたコクピットモジュールCMは、図外の運搬機により車室に搬入され、車幅方向両端部のガイドブラケット12のガイド溝12aに、図外の車体パネルから突出されたガイドピンGP(図1参照)を挿入させて車体に仮止め状態とした後に、ガイドブラケット12を、ボルトおよびナットなどの締結手段により車体に締結して固定する。
以上説明したように、本実施例1では、サイドベントダクト43の固定を、ガイドブラケット12に設けた固定用ブッシュ13と、サイドベントダクト43に設けた固定用凹部43dとを嵌合させて行うようにした。このため、従来のような溶着を用いる手段や、ビスなどを用いる手段と比較して、ビス止めや溶着などの作業が不要となり、作業性に優れる。加えて、サイドベントダクト43に溶着用やビス止め用の外方に突出したフランジなどを形成する必要が無くなり、サイドベントダクト43の小型化および軽量化を図ることができる。
加えて、本実施例1では、固定用ブッシュ13を弾性部材で形成し、かつ、固定用ブッシュ13の外周が、固定用凹部43dの内周に固定用ブッシュ13の弾性変形による初期荷重が与えられた状態で圧接されるようにしたため、車載時に振動が入力された場合に、この固定用ブッシュ13と固定用凹部43dとが擦れて異音が発生するのを抑えることができる。
さらに、本実施例1では、サイドベントダクト43のダクト先端部43bが、折曲部43eを中心として、車幅方向に弾性変形して、車幅方向に初期荷重を与えられた状態で固定用ブッシュ13に支持されるようにしたため、この初期荷重を与えない場合に比べて、固定用ブッシュ13による支持性能を高めることができるとともに、上記の固定用ブッシュ13と固定用凹部43dとの圧接状態をより確実に維持でき、上記の異音の発生防止性能を向上させることができるという効果が得られる。
しかも、本実施例1では、ブッシュ13に嵌合させる被嵌合部として、サイドベントダクト43に固定用凹部43dを形成し、サイドベントダクト43に嵌合用の穴を開口しない構成としたため、この部分で送風の漏れが生じることがなく、風量を確保できる。
さらに、サイドベントダクト43の固定用凹部43dに嵌合させる固定用ブッシュ13を、既存のガイドブラケット12に設けるようにしたため、この固定用ブッシュ13を車体パネルに立設するのに比べて、固定用ブッシュ13を設けるのが容易で、製造性に優れており、かつ、コクピットモジュールCMを組み上げた時点で、サイドベントダクト43をコクピットモジュールCMに固定することができ、作業性に優れる。
また、実施例1では、突起部としてのブッシュ13をガイドブラケット12に固定するにあたり、穴12hにピン13aを挿通させ、これに固定用ブッシュ13を装着するだけで、ガイドブラケット12に固定用ブッシュ13を固定させているため、ネジ止めや溶着や溶接などを用いるのに比べ、固定用ブッシュ13の固定作業が容易である。
次に、図7〜図9に基づいてこの発明の実施の形態の実施例2のベントダクトの固定構造について説明する。なお、この実施例2は、実施例1の変形例であるため、その相違点についてのみ説明し、実施例1と同様の構成および作用効果については説明を省略する。
本実施例2のベントダクトの固定構造は、ベントダクト204の構造、ダクト基端部241のベント導出口32に対する装着構造が実施例1のものと相違する。
ベントダクト243は、図7に示すように、実施例1と同様に、ダクト基端部241から、センタベントダクト242と一対のサイドベントダクト243とに分岐されている。
実施例2では、ダクト基端部241において、実施例1の嵌合フランジ44が形成されていないことで、形状保持性が弱く、センタベントダクト242に対して、サイドベントダクト243,243が図示のように、折曲可能となっており、ベント導出口32に装着された状態で、図において二点鎖線で示す形状に保持される。
また、ダクト基端部241は、ベント導出口32への装着状態で、ベント導出口32に上方から当接され、かつ、センタベントダクト242に一体に形成された係合フランジ244が、図8に示すように、ベント導出口32に係合フランジ32dに係合されるよう形成されている。
このような構成の実施例2では、ベントダクト204が、組付前の時点では、図7において実線で示すように折曲されて車幅方向の全長が短くなることから、取付時の車幅方向全長よりも間隔の狭くなった固定用ブッシュ13,13の間に、サイドベントダクト243を、図9に示すように、上方から容易に差し込むことができる。
その後、ベントダクト204を、図7において二点鎖線で示すように、ベント導出口32に装着した際に、ベントダクト204の車幅方向の間隔が拡がり、固定用凹部43dと固定用ブッシュ13とを嵌合させることができる。
したがって、ベントダクト204の組付時に、サイドベントダクト243を固定用ブッシュ13の軸方向寸法だけ弾性変形させる必要が無く、作業性に優れる。
なお、他の作用効果については、実施例1と同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態および実施例1,2を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態および実施例1,2に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、実施例1,2では、被嵌合部としてサイドベントダクト43,243の一部を凹ませた固定用凹部43dを示したが、被嵌合部は、突起部(ブッシュ13)と嵌合可能であれば、このような凹部に限定されるものではなく、例えば、サイドベントダクト43,243に穿った穴でもよい。
特に、突起部を実施例1,2のように、弾性を有した素材の固定用ブッシュ13などを用いた場合、固定用ブッシュ13の嵌合時には、固定用ブッシュ13の弾性変形により穴を塞いで、送風漏れおよび異音の発生を防止することができる。
また、実施例1,2では、突起部として、ガイドブラケット12に立設したピン13aに装着された固定用ブッシュ13を示したが、この突起部は、ガイドブラケット12から突出されているものであれば、ブッシュに限定されない。例えば、ピン13aやボルトなどのような金属性のものを用いてもよく、この場合、ガイドブラケット12への固定は、溶接や締結などの手段を用いることができる。また、突起部として、弾性を有した部材を、直接ガイドブラケット12に溶着や接着により取り付けてもよい。
本発明の最良の実施の形態の実施例1のベントダクトの固定構造の要部を示す斜視図である。 実施例1のベントダクトの固定構造を適用したコクピットモジュールCMの概略を示す上方から見た説明図である。 実施例1のベントダクトの固定構造のブッシュ13と固定用凹部43dとの嵌合状態を示す断面図である。 実施例1のベントダクトの固定構造のベントダクト4のダクト基端部41のユニットハウジング31への装着状態を示す斜視図である。 実施例1のベントダクトの固定構造のベントダクト4のダクト基端部41のユニットハウジング31への装着状態を示す断面図であって、図4のS5−S5で切断した状態を示している。 実施例1のベントダクトの固定構造におけるサイドベントダクト43とサイドベントグリル22との嵌合状態を示す側方から見た状態の説明図である。 本発明の実施の形態の実施例2のベントダクトの固定構造を示す正面から視た状態の説明図である。 実施例2のベントダクトの固定構造のベントダクト204のダクト基端部241のユニットハウジング31への装着状態を示す断面図であって、図7のS8−S8で切断した状態を示している。 実施例2のベントダクトの固定構造のブッシュ13と固定用凹部43dとの嵌合過程ならびに嵌合状態を示す断面図である。
符号の説明
1 クロスカービーム
2 インストルメントパネル
3 空調ユニット
4 ベントダクト
12 ガイドブラケット
13 固定用ブッシュ(突起部)
22 サイドベントグリル
22a サイドベント吹出口
41 ダクト基端部
43 サイドベントダクト
43b ダクト先端部
43c 嵌合部
43d 固定用凹部(被嵌合部)
AC 空調装置

Claims (4)

  1. 車室前部に設けられるインストルメントパネルの内側に設置された空調ユニットから車幅方向に延在されて、前記インストルメントパネルに設けられたサイドベント吹出口へ送風を導く管状のベントダクトの固定構造であって、
    前記インストルメントパネルの内側位置で車幅方向に延在されるクロスカービームの車幅方向両端部に設けられて車体に固定されるガイドブラケットに、車内方向に突出した突起部が設けられ、
    前記ベントダクトに、前記突起部を嵌合可能な被嵌合部が開口され、
    前記突起部を被嵌合部に嵌合させるとともに、前記ベントダクトの先端部をサイドベント吹出口に設けられた管状のベントグリルと嵌合させることで、前記ベントダクトが固定されていることを特徴とするベントダクトの固定構造。
  2. 前記被嵌合部が、前記ベントダクトの一部を管内側に凹ませて形成された凹部であることを特徴とする請求項1に記載のベントダクトの固定構造。
  3. 前記突起部が、弾性を有した素材により形成されているとともに、前記被嵌合部よりも大きな断面積に形成され、
    前記嵌合状態で前記突起部が被嵌合部により圧縮されて前記被嵌合部に圧接されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のベントダクトの固定構造。
  4. 前記ベントダクトが、前記突起部と被嵌合部との嵌合状態で、車幅方向に弾性変形した復元力により前記突起部に圧接する初期荷重が与えられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のベントダクトの固定構造。
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