JP2006311790A - 振動波駆動装置 - Google Patents

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

【課題】接触部材の局部的な摩耗を低減し、長期の駆動による性能劣化を低減すること等を可能とした振動波駆動装置を提供する。
【解決手段】振動波モータは、振動体1と圧電素子3の接合により構成された振動子と、振動子に発生させた振動により駆動される移動子5と、振動体1の振動拡大部1−1の上面に接合された接触部材6を備える。接触部材6は、振動体1の振動拡大部1−1の長手方向両端部に各々固定された固定部6aと、両固定部間を一体的に接続し複数に分割された両持ち梁構造を有する連結部6bを備える。振動波モータの駆動中に接触部材6と移動子5との間の接触圧力が変化し接触部材6の変形量が変化しても、接触面全面にわたって移動子5との接触が可能となる。これにより、接触部材6の接触面圧を一様にし、局部的摩耗を低減する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気量(電圧)を機械量(振動)に変換する電気−機械エネルギ変換素子により弾性部材に振動を生じさせ、該弾性部材と接触する接触体との間で相対移動させる、いわゆる振動波モータに適用される振動波駆動装置に関する。
従来、振動子で発生した振動により移動子を駆動する振動波モータがある。振動波モータにおいては、振動子で発生した機械的な振動から移動子に連続的な駆動力を取り出す。そのため、振動子と移動子との間に配置される接触部は、振動子の振動に倣って変形しながら、振動子に対し接触と離間を繰り返して駆動力を取り出している。この種の振動波モータを図14に示す(例えば、特許文献1参照)。
図14は、従来例(特許文献1)に係る振動波モータの構成を示す断面図である。
図14において、振動波モータは、移動体105を振動子に加圧接触させる構成とした公知の棒状振動波モータである。振動子は、圧電素子103と金属部材101、102の内径部にシャフト104を挿入し、圧電素子103を金属部材101、102で挟み、シャフト104でボルト締めした構成を有する。移動体105には、振動子の振動に対して一部の領域が接触するような所定のバネ剛性をもつ複数の接触部105aが固定されている。尚、101dと101eはそれぞれ金属部材101の内側部と外側部、101aは内側部及び外側部間の連結部、101fは配線基板用の穴部、101bは接触面、111は配線基板、119は接触部固定用のタガである。
各接触部105aは、円筒形状の移動体105の基部から内方へ斜めに延出した形状であり、延出部は互いに接触することなく独立して変形できる。各接触部105aにおける金属部材101との摩擦摺動部にかかる面圧が高くなると、摩耗が激しくなる。これを軽減するために単に摩擦摺動部を広くすると、その中で振動変位と一致しない部分が増える結果、摩耗や鳴きなどの原因になってしまう。従来技術では、各接触部105aが独立に変位するため、各接触部105aを振動変位と一致させることが可能となり、容易に大きいトルクの振動波モータを構成することが可能となっている。
図16(a)は、振動波モータの振動体の振動変位が周方向に滑らかな分布を持つ場合を示す図、図16(b)は、振動波モータの振動体の振動変位が一部に集中する強制変位の場合を示す図である。
図16において、振動波モータの接触部では、図16(a)に示すように振動体の振動変位が周方向に滑らかな分布を持つ場合には、振動変位にほぼ比例した接触反力(加圧反力)が得られる。しかしながら、図16(b)に示すように振動体の振動変位が一部に集中する強制変位の場合には、接触部が周方向に連続的な梁であるために、強制変位部の周囲も変形する。その結果、変形を生じた領域分の反力が働き、強制変位による接触反力(加圧反力)が増大することになる。このような接触反力の集中は、振動体と接触部における摩擦を生じている材料の局所的な摩耗や異常振動の原因となり、振動波モータの性能を損なう可能性がある。
他の従来例に係る振動波モータの接触部を図15に示す。(例えば、特許文献2参照)。
図15(a)は、他の従来例に係る振動波モータの接触部205を示す図、図15(b)は、接触部205の一部を拡大した図である。
図15において、接触部205の先端部は複数のスリットに分割されている。複数のスリットに分割することで、接触部205における振動子との接触領域での変形が他の部位に及ぶのを抑え、上述した接触反力の集中や摩擦面のねじれによる摩耗の増大を低減することが可能となる。
特開2001−145376号公報 特開2002−315364号公報
しかしながら、上記図14に示した従来例の振動波モータの接触部は、複数の接触部105aにより構成されているが、各々の接触部105aの断面は所定の接触幅を持つ片持ち梁断面となっている。各々の接触部105aでは、図17に示すように振動子と接触する。
接触部が変位したときの、振動子の接触面と接触部105aとの成す角度は、変位が大きいほど大きくなり、接触部105aのエッジ部のみが強い圧力で振動子に接触するようになる。そのため、振動子に強い圧力で接触する接触部105aのエッジ部においても、安定した摩耗となるように、振動子に対する全体の加圧力を低減することが必要となる。加圧力に対して出力トルクはほぼ比例すると考えてよいから、振動波モータの出力トルクを制限することになっている。
他方、上記図15に示した他の従来例に係る振動波モータの接触部205は、複数のスリットに分割することにより反力の集中を低減できる。しかし、接触部205が片持ち梁構造であることは、上記図14に示した従来例の振動波モータと同様であり、上記図17に示したような振動子と接触部との接触状態によって局部的摩耗が生じ、振動波モータの性能を劣化させてしまう恐れがある。
更に、接触部においては、振動子の駆動周波数に対し十分高い周波数まで追従して安定した接触を保つ必要があるが、上記図15に示したように接触部を分割していくと、各々の接触部の剛性が低下して追従性が悪くなる。そのため、各々の接触部の追従性を同等に保つには、接触部をより微小な形状に製作することが必要となるが、製造に手間がかかりコスト高となる。
上述したように、従来の振動波モータの構成では、振動子と接触部との間の局部的な摩耗により耐久性を低下させてしまうという課題があった。
本発明の目的は、接触部材の局部的な摩耗を低減し、長期の駆動による性能劣化を低減すること等を可能とした振動波駆動装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明の振動波駆動装置は、電気−機械エネルギ変換素子を備えた振動子と、前記振動子に発生させた振動により駆動される移動子と、前記振動子と前記移動子の間に介在する複数の接触部とを具備し、それぞれの接触部は、前記振動子又は前記移動子の何れか一方に固定される固定部と、前記固定部に連結され、両持ち梁構造を有し個別に弾性変形可能であって、隣接する前記接触部の間隔よりも狭い間隔にて配置された複数の連結部と、前記各連結部の一部を構成し、前記接触部材に対向した前記移動子又は前記振動子に接触する接触面とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、接触部材が、固定部と、両持ち梁構造を有し個別に弾性変形可能な複数の連結部を備えることで、接触部材と移動子又は振動子が接触した際の接触部材の接触面の傾斜の変化を低減することが可能となる。更に、接触部材は局部的な接触圧力に対して柔軟に変位するため、接触部材の局部的な摩耗を低減し、振動波駆動装置の長期の駆動による性能劣化を低減することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る振動波駆動装置としての振動波モータの構成を示す断面図である。
図1において、振動波モータは、円環状に形成されており、振動体1、圧電素子3、移動子5、複数の接触部材6を備えている。振動体1は、放射状の突起を持つ金属製の弾性部材であり、振動拡大部1−1及び振動体基部1−2から構成されている。この放射状の突起が振動拡大部1−1である。圧電素子3は、電気量(電圧)を機械量(振動)に変換する電気−機械エネルギ変換素子であり、振動体1と接合されている。振動体1及び圧電素子3により振動子を構成している。接触部材6は、薄板のプレス加工で製作され、振動体1の円周方向に沿って複数配設されると共に、振動体1の振動拡大部1−1の上面に溶接或いは接着により接合されている。これら接触部材6のそれぞれが移動子5との接触部となる。
移動子5は、不図示の加圧手段による加圧力により、接触部材6の接触面を介して振動体1と加圧接触するように構成されている。また、移動子5は、振動体1の振動により接触部材6の接触面との間で摩擦されることで駆動される。振動波モータにおいては、移動子5からの駆動力を、出力軸等を介して振動波モータ外部の装置に伝達することで、該装置を駆動する。
図2は、図1に示す振動波モータの振動体1及び接触部材6の外観を示す斜視図である。図3は、図2に示す振動波モータの振動体1及び接触部材6の一部を拡大した斜視図である。
図2及び図3において、接触部材6は、固定部6aと、連結部6bとから構成されている。固定部6aは、振動体1の振動拡大部1−1の長手方向両端部(図3参照)に各々固定されている。連結部6bは、両固定部間を一体的に接続し複数に分割(本実施の形態では4分割)された両持ち梁構造を有し、固定部6aと曲面で連結されている。更に、連結部6bは、脚部6c、梁部6d、接触面6e、垂直脚部から構成されている。脚部6c、梁部6d、接触面6e、垂直脚部は、それぞれが4分割されている。
脚部6cは、内周側の固定部6aに連結され、梁部6dを振動拡大部1−1と非接触とするために、接触面6eの法線に対して90度以下の角度をもって延出されている。梁部6dは、それぞれが振動拡大部1−1の上面に対して平行に配設されている。接触面6eは、それぞれが梁部6dの中央部上面に相当する。垂直脚部は、外周側の固定部6aに連結され、やはり梁部6dを振動拡大部1−1と非接触とするために、接触面6eに対して垂直方向に延出されている。
振動拡大部1−1の長手方向両端部に各々固定された固定部6aのうち、内周側の固定部6aは、振動拡大部1−1の上面に固定され、外周側の固定部6aは、振動拡大部1−1の外周面に固定されている。連結部6bは、振動体1及び圧電素子3からなる振動子に発生させる振動波の伝播方向(振動子の周方向)に沿って等間隔に配置されている。互いに異なる方向への振動変位を容易にするために、隣接する接触部の間隔、即ち、隣接する振動拡大部1−1の間隔は、1つの接触部における複数の梁部6dの間隔よりも十分に広く設定されている。接触部材6を構成する固定部6a及び連結部6bは、移動子5に対する接触ばねとしての機能を有している。
図4(a)〜図4(d)は、振動波モータの接触部材6が移動子5と接触する様子を時間の経過の順に示した図である。
図4(a)〜図4(d)において、振動体1に接合された圧電素子3(図4では不図示)に駆動電圧を印加し、公知の技術により、振動体1及び圧電素子3からなる振動子に進行性の振動波を生じさせる。これに伴い、振動体1の振動拡大部1−1の上面には、図示のように楕円軌道上の送り運動が生じ、接触部材6を介して移動子5を駆動する。
図4(a)は移動子5と接触部材6が離間した状態であり、図4(b)で接触部材6の左端から移動子5に接触を開始する。図4(c)で移動子5が接触部材6の最上部に達したときは、移動子5と接触部材6の全面が接触した状態となる。図4(d)は接触部材6の右端が移動子5に接触した状態であり、接触部材6と移動子5の接触を終えて図4(a)の状態に戻る。
接触部材6の連結部6bは、上記図3に示したように4つに分割された接触面6eを備えており、それぞれの接触面6eが連結部6bの変形により独立に変位可能となっている。図4(b)または図4(d)に示すように接触部材6の左端または右端が移動子5に接触した状態では、従来の構造では、接触部材のエッジ部付近のみが接触し、接触圧力が増大する原因となっていた。
これに対し、本実施の形態では、移動子5の移動方向に、接触部材6の複数の接触ばね(連結部6bを構成する脚部6c、梁部6d、接触面6e)を配置する構造とすることで、各々のばね剛性をやわらかく構成することが可能となっている。これにより、接触部材6の連結部6bのエッジ部が移動子5に接触する場合には、エッジ部付近の接触ばねが大きく変位することにより、エッジ部周辺の接触面も接触させることができるように構成されている(図4(b)、図4(c)参照)。
図4(c)に示すように接触部材6の全体が移動子5に接触する状態では、接触部材6の全ての連結部6b(4分割された脚部6c、梁部6d、接触面6e)が、剛性が高い接触ばねとしてふるまう。即ち、本実施の形態では、接触部材6を複数の接触ばねとして構成したことで、移動子5の移動方向に対しては接触部材6のエッジ部のように応力が集中しやすい箇所の変位を分散し、接触圧力の分散が可能となっている。
次に、本実施の形態の振動波モータにおいて移動子5の移動方向に直交する面内における接触部材6の挙動を説明する。
図5(a)〜図5(c)は、移動子5の移動方向と直交する断面における接触部材6の変位及び変形を示す図である。
図5(a)〜図5(c)において、振動体1及び圧電素子3からなる振動子は、接触部材6の一部に注目すると、図5(a)のように実線の円弧状の矢印で示す方向に振動する。この矢印で示す方向を、振動子の振動方向ということとする。更に、振動子の各部は、その位置により振動方向と振動の大きさが異なり、微小振幅での振動においては、ある点を中心とした回転振動として捉えることが可能である。このときの中心が、振動子の振動の瞬間回転中心である。
本実施の形態では、図5(a)〜図5(c)に丸印で示すように振動子の内周側で接触部材6の接触面6eよりも下方に瞬間回転中心10がある。振動子は瞬間回転中心10を中心として図5(a)の円弧状の矢印で示す方向に振動する。接触部材6の接触面6eのなかで、瞬間回転中心10に近い部分は振動変位が小さく、瞬間回転中心10に遠くなるに従い振動変位が増大する。一方、接触部材6と接触する移動子5は、ほとんど変形しない剛体と考えてよい。このため、接触部材6の接触面6eにおける移動子5との相対変位も、瞬間回転中心10から遠ざかるほど相対変位が大きくなっている。
図5(b)に示す実線は接触部材6の自由状態での形状であり、接触部材6の連結部6bを構成する2つの脚部6c(斜めの部分と垂直の部分)と接触面6e(図3参照)が台形形状を構成している。図中、破線で示したものが、接触面6eに縦方向の強制変位を加え、変形した状態を示したものである。白抜きの矢印で示す方向は、接触部材6に対して接触圧力が加わる方向である。接触部材6の連結部6bを構成する2つの脚部6cの変形と水平な梁部6dの曲げ変形により、接触部材6の接触面6eの回転中心を振動子の瞬間回転中心10付近へ位置させることが可能となっている。
図5(c)は、振動状態における接触部材6の変形を表したものであり、図5(a)に示す変形と図5(b)に示す変形の和として表されている。接触部材6の変形の回転中心を振動子の瞬間回転中心10と一致させることにより、接触部材6の接触面6eの位置及び傾きは接触中変化せず、移動子5と平行な状態を保つ。このため、振動波モータの駆動中に接触部材6と移動子5との間の接触圧力が変化して、接触部材6の変形量が変化しても接触面全面にわたって移動子5との接触が可能となる。これにより、接触部材6の接触面圧を一様にすることができ、接触部材6と移動子5との間の振動振幅が大きい個所ほど摩耗が進むような局部的摩耗を低減することが可能となる。
本実施の形態では、移動子5の移動方向及び移動子5の移動方向に直交する方向の2方向のなす面内において、接触部材6と移動子5との間の接触面圧の集中を緩和し、接触部材6と移動子5の一様な接触状態を実現することができる。これにより、局所的な摩耗や異常振動を生ずるような性能の劣化を回避し、安定して長期にわたって性能を維持できる振動波モータを構成することが可能となる。
ここで、それぞれの連結部6bにおける梁部6dの厚み方向は、振動子の瞬間回転中心と各連結部6bを結ぶ方向に略直交する方向である。また、梁部6dの厚み方向は、接触部材6における振動子の振動方向と一致している。
以上説明したように、本実施の形態によれば、接触部材6が、固定部6aと、両持ち梁構造を有し個別に弾性変形可能な複数の連結部6bを備える。これにより、接触部材6と移動子5が接触した際の接触部材6の接触面6eの傾斜の変化を低減することが可能となる。更に、接触部材6は移動子からの局部的な接触圧力に対して柔軟に変位するため、接触部材6の局部的な摩耗を低減し、振動波モータの長期の駆動による性能劣化を低減することが可能となる。
また、接触部材6の各連結部6bを振動波の伝播方向(振動体1の円周方向)に配置する。これにより、接触部材6に対する接触圧力の振動波伝播方向の分布における集中を緩和し、接触部材6の摩耗を低減することが可能となる。
また、接触部材6の各連結部6bを固定部6aを介して一体的に構成する。これにより、各連結部6bの相対位置精度を高めることが可能となると共に、接触部材6を含む振動波モータの安価な製造が可能となる。
また、接触部材6の各連結部6bが、接触面に垂直な方向に延出する脚部と、接触面の法線に対し90度以下の角度をもって延出する脚部を備えることで、接触部材6の強制変位による回転中心を所定の値に設計することが可能となる。これにより、接触部材6の接触面6eに対して接触圧力が片寄る片あたりを低減することが可能となり、接触部材6の耐久性を高めることが可能となる。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対して、接触部を図6に示す構造とした点において相違する。本実施の形態のその他の要素(振動体1、圧電素子3、移動子5)は、上述した第1の実施の形態の対応するものと同一なので、説明を省略する。
図6は、本実施の形態に係る振動波モータの振動体及び接触部の一部を拡大した斜視図である。
図6において、接触部材16は、複数に分割(本実施の形態では5分割)された両持ち梁構造を有する連結部16b−1〜16b−5を備えている。
連結部16b−1〜16b−5のうち、中央に位置する連結部16b−3の幅が最も広く、両端に位置する連結部16b−1と連結部16b−5の幅が最も狭く形成されている。連結部16b−2と連結部16b−4の幅は、最も広い幅と最も狭い幅の間の幅に形成されている。即ち、連結部16b−1〜16b−5の幅は、移動子5の移動方向に対して両端に近い(振動振幅が大きい部分に配置した)連結部ほど小さく(狭く)形成されている。
次に、本実施の形態の振動波モータに特有の作用及び効果を説明する。
図7(a)〜図7(d)は、図6に示す接触部材16が移動子5と接触する様子を時間の経過の順に示した図である。
図7(a)〜図7(d)において、図7(a)は、移動子5と接触部材16が離間した状態である。図7(b)は、接触部材16の左側端部から移動子5に接触を開始した状態である。接触部材16の左端の連結部16b−1及び左端に近い連結部16b−2は、梁の幅が小さく剛性が小さいため、大きく変位する。そのため、移動子5と接触部材16との間における接触領域を広げることができる。図7(c)は、振動変位が最大となった場合であり、接触部材16の連結部の全ての接触面が移動子5に接触している。そのため、接触部材16の連結部の幅の差に関わらず、均一な接触圧力となっている。
図7(d)は、移動子5と接触部材16が接触を終えて離間していく過程で、接触部材16の右側端部が移動子5に接触している。上記図7(b)の接触開始時と同様に、接触部材16の右端の連結部16b−5及び右端に近い連結部16b−4は、梁の幅が小さく剛性が小さいため、大きく変位する。そのため、接触部材16は、接触面積がより内側に広がった状態(右端の連結部16b−5から中央の連結部16b−3が移動子5に接触した状態)で移動子5から離間していく。
以上説明したように、本実施の形態によれば、接触部材16の連結部16b−1〜16b−5のうち、移動子5の移動方向に対して両端に近い連結部ほど幅を小さく形成している。そのため、両端に近い連結部の剛性を下げることが可能となる。これにより、従来の接触部の構造では不可能であった集中応力の緩和を実現することができる。移動子5の移動方向に直交する面内での接触部材16の挙動は、上述した第1の実施の形態と同様であるから、振動波モータの更なる性能の安定性の向上を実現することが可能となる。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対して、接触部を図8に示す構造とした点において相違する。本実施の形態のその他の要素(振動体1、圧電素子3、移動子5)は、上述した第1の実施の形態の対応するものと同一なので、説明を省略する。
図8は、本実施の形態に係る振動波モータの振動体及び接触部の一部を拡大した斜視図である。
図8において、接触部材26は、固定部26aと、連結部26b−1〜26b−4と、4本の脚部26cとから構成されている。連結部26b−1〜26b−4は、複数に分割(本実施の形態では4分割)された両持ち梁構造を有する。脚部26cは、固定部26aと連結部26b−1〜26b−4を接続する。
両端の連結部26b−1、26b−4に各々対応した脚部26cの基部(固定部26aとの接続側)は、内側の連結部26b−2、26b−3に各々対応した脚部26cの基部よりも、振動体1の内径側に位置している。また、両端の連結部26b−1、26b−4に各々対応した脚部26cの長さは、内側の連結部26b−2、26b−3に各々対応した脚部26cの長さよりも長く形成されている。
即ち、接触部材26の連結部26b−1〜26b−4のうち、移動子5の移動方向に対して両端に近い方の連結部(振動振幅が大きい部分に配置された連結部)ほど、固定部26aからの距離を長くしている。これにより、接触部材26の両端の連結部26b−1及び26b−4は、両持ち梁の長さが長くなり、剛性が小さくなっている。また、各連結部26b−1〜26b−4の配列方向と長さ方向の2方向において接触圧力の集中を緩和することが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、接触部材26の連結部26b−1〜26b−4のうち、移動子5の移動方向に対して両端に近い方の連結部ほど長く形成している。これにより、接触部材26の剛性を変えるにあたり、連結部26b−1〜26b−4の接触面の幅を変える必要がないという利点がある。
プレスによるせん断加工で接触部材を形成する場合、板厚により最小加工幅が制限されてしまうが、本実施の形態では接触部材26の連結部26b−1〜26b−4の幅を一定の幅で構成できる。これにより、加工性が良好である。その上、接触部材26の連結部を多数に分割することにより接触部材26と移動子5との間の総接触面積が減少してしまうこともないという利点がある。
[第4の実施の形態]
本発明の第4の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対して、接触部を図9に示す構造とした点において相違する。本実施の形態のその他の要素(振動体1、圧電素子3、移動子5)は、上述した第1の実施の形態の対応するものと同一なので、説明を省略する。
図9は、本実施の形態に係る振動波モータの振動体及び接触部の一部を拡大した斜視図である。
図9において、接触部材36は、固定部36aと、連結部36bとから構成されている。連結部36bは、複数に分割(本実施の形態では5分割)された両持ち梁構造を有する。更に、連結部36bは、内周側及び外周側の脚部36cと、梁部36dとから構成されている。
振動体1に対して外周側に位置する脚部36cは、振動体1に対して内周側に位置する脚部36c側へ鋭角に折り返した状態に構成されている。更に、外周側の脚部36cは、内周側の脚部36cより長く構成されている。また、5つの連結部36bの隙間から電極を挿入し、固定部36aを振動体1に電気抵抗溶接により固定してある。
図10は、接触部材36の変形前と変形後の状態を示す図である。
図10において、移動子5からの接触圧力が接触部材36の接触面36eに加えられている。実線で囲んだ部分は、接触部材36の変形前の状態を表しており、破線で囲んだ部分は、移動子5からの接触圧力により接触部材36が変形した状態を表している。
以上説明したように、本実施の形態によれば、接触部材36の外周側の脚部36cを内周側の脚部36c側へ鋭角に折り返した構造とする。また、振動体1の振動拡大部1−1の上面に対する外周側の脚部36cと内周側の脚部36cの各々の角度と長さを変える。これにより、接触面36eの瞬間回転中心を任意の位置に設計することが可能となる。
[第5の実施の形態]
本発明の第5の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対して、接触部を図11に示す構造とした点において相違する。本実施の形態のその他の要素(振動体1、圧電素子3、移動子5)は、上述した第1の実施の形態の対応するものと同一なので、説明を省略する。
図11は、本実施の形態に係る振動波モータの振動体及び接触部の一部を拡大した斜視図である。
図11において、接触部材46は、固定部46aと、連結部46bとから構成されている。固定部46aは、振動体1の振動拡大部1−1の幅方向の両側面部に固定されている。連結部46bは、複数に分割(本実施の形態では3分割)された両持ち梁構造を有する。更に、各々の連結部46bは、梁部46dと、接触面46eとから構成されている。
上記第1乃至第4の実施の形態では、接触部材を構成する複数の連結部を移動子5の移動方向に配列していた。これに対し、本実施の形態は、接触部材46の移動子5に対する接触面を含む面内において、移動子5の移動方向と直交する方向(振動波の伝播方向に交差する方向)に、接触面46eをそれぞれ有する複数の連結部46bを配置したものである。円環状の振動波モータにおいては、径方向に複数の接触面46eを配置することとなり、径方向に複数の接触面46eの曲げ剛性を変化させることが可能となる。各々の連結部46bは、固定部46aと接触面46eを曲面で連結している。
また、本実施の形態では、振動波モータの外周側になるほど、連結部46bの長さ(振動波モータの周方向に沿った幅方向寸法:以下同様)、即ち、曲げ変形を生じる梁部46dの長さを長くとることにより、曲げ剛性を低く設定している。接触部材46の接触面46eの瞬間回転中心が振動波モータの内周側下方に存在するため、振動波モータの外周側ほど振動体1の振幅が大きく、接触部材46が移動子5と接触した場合の変形量も大きくなる。
そこで、接触部材46における振動波モータの外周側の曲げ剛性を低くしておけば、振動体1の外周側の振幅が大きいために生じる、移動子5から接触部材46に対する著しい接触圧力の増加を避けることができる。その上、接触部材46に対して内外径にわたって平均的に接触圧力を分布させることが可能となる。
更に、本実施の形態では、複数の連結部46bにおいて、各々の梁部46dは、接触面46eを除いて振動子の瞬間回転中心の方向(振動波モータの内周側の方向)に傾斜した状態に構成されている。
図12は、接触部材46の連結部46bの変形方向を示す図である。
図12において、各連結部46bの梁部46dは、上述したように振動子の瞬間回転中心を向いて傾斜した状態に構成されている。そのため、各連結部46bは、接触面46eへの加圧力に対して、図中矢印で示すように傾斜方向(瞬間回転中心と各連結部を結ぶ方向)に対し直交する方向へ変位する。これにより、各連結部46bの接触面46eの瞬間回転中心を振動子の瞬間回転中心と略一致させ、接触面46eの変位中には移動子5との相対移動がない変形を可能としている。
以上説明したように、本実施の形態によれば、接触部材46において、移動子5の移動方向と直交する方向に複数の連結部46bを配置し、各連結部46bの梁部46dを振動子の瞬間回転中心方向へ傾斜させた構造としている。これにより、移動子5から接触部材46に対する著しい接触圧力の増加を回避することができる。更に、接触部材46に対して平均的に接触圧力を分布させることが可能となる。
[第6の実施の形態]
本発明の第6の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対して、振動体を振動体基部のみで構成し、接触部材の固定部に振動拡大部の機能を持たせた点において相違する。本実施の形態のその他の要素(圧電素子3、移動子5)は、上述した第1の実施の形態の対応するものと同一なので、説明を省略する。
図13は、本実施の形態に係る振動波モータの振動体及び接触部の外観を示す斜視図である。
図13において、振動体1は、振動体基部1−2を備えている。接触部材56は、振動体基部1−2の上面に円周方向に沿って複数配設されており、固定部56aと、連結部56bとから構成されている。連結部56bは、複数に分割された両持ち梁構造を有する。また、連結部56bは、上記図9に示した形状と同様の形状を有する。固定部56aは、連結部56bの下端部に一体的に接続され振動体基部1−2の円周方向に沿って配設されている。
上記第1乃至第5の実施の形態では、振動体1を振動拡大部1−1と振動体基部1−2とから構成し、振動拡大部1−1の上面に接触部材6を配置する構成とした。これに対し、本実施の形態では、それぞれの接触部の固定部56aを振動体基部1−2の周方向に沿った円環形の板状に形成して一体化させ、複数の接触部を1つの接触部材56にて形成した。更に、固定部56aに振動拡大部1−1の機能を持たせることで、振動体1は振動体基部1−2のみで構成したものである。
上記第1乃至第5の実施の形態の振動体1を構成していた振動拡大部1−1は、振動子の振動のうち、移動子5の移動方向(送り方向)の振動変位を拡大するためのものである。本実施の形態のように、接触部材56の固定部56aが、移動子5の下面(移動方向を含む平面)と平行になるようにプレス加工された板状である場合は、移動子5の移動方向のせん断変形に対して高い剛性を示す。そのため、振動体基部1−2における移動子5の移動方向の振動を効率よく拡大することが可能である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、振動体1を振動体基部1−2のみで構成し、接触部材56の固定部56aに振動拡大部の機能を持たせている。これにより、接触部材56の接触面における移動子5からの接触圧力を均一化することができる。更に、振動体1の形状を簡略化することができるため、振動波モータの安価な製造が可能であるという利点がある。
[他の実施の形態]
上記第1乃至第6の実施の形態では、接触部材を振動子を構成する振動体に固定した構成を例に挙げたが、本発明は、これに限定されるものではなく、接触部材を移動子に固定する構成としてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る振動波駆動装置としての振動波モータの構成を示す断面図である。 図1に示す振動波モータの振動体及び接触部の外観を示す斜視図である。 図2に示す振動波モータの振動体及び接触部の一部を拡大した斜視図である。 (a)〜(d)は図3に示す接触部が移動子と接触する様子を時間の経過の順に示した図である。 (a)〜(c)は図4に示す移動子の移動方向と直交する断面における接触部材の変位及び変形を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る振動波モータの振動体及び接触部の一部を拡大した斜視図である。 (a)〜(d)は図6に示す接触部が移動子と接触する様子を時間の経過の順に示した図である。 本発明の第3の実施の形態に係る振動波モータの振動体及び接触部の一部を拡大した斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係る振動波モータの振動体及び接触部の一部を拡大した斜視図である。 図9に示す接触部の変形前と変形後の状態を示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係る振動波モータの振動体及び接触部の一部を拡大した斜視図である。 図11に示す接触部の連結部の変形方向を示す図である。 本発明の第6の実施の形態に係る振動波モータの振動体及び接触部の外観を示す斜視図である。 従来例に係る振動波モータの構成を示す断面図である。 (a)は他の従来例に係る振動波モータの接触部を示す図、(b)は接触部の一部を拡大した図である。 (a)は振動波モータの振動体の振動変位が周方向に滑らかな分布を持つ場合を示す図、(b)は振動波モータの振動体の振動変位が一部に集中する強制変位の場合を示す図である。 振動波モータの振動体と移動体の接触を示す図である。
符号の説明
1 振動体(弾性部材、振動子)
1−1 振動拡大部
1−2 振動体基部
3 圧電素子(電気−機械エネルギ変換素子、振動子)
5 移動子
6、16、26、36、46、56 接触部材
6a、36a、46a 固定部
6b、16b−1〜16b−5、26b−1〜26b−4、36b、46b 連結部
6c、26c、36c、46c 脚部
6d、36d、46d 梁部
6e、36e、46e 接触面

Claims (15)

  1. 電気−機械エネルギ変換素子を備えた振動子と、
    前記振動子に発生させた振動により駆動される移動子と、
    前記振動子と前記移動子の間に介在する複数の接触部とを具備し、
    それぞれの接触部は、
    前記振動子又は前記移動子の何れか一方に固定される固定部と、
    前記固定部に連結され、両持ち梁構造を有し個別に弾性変形可能であって、隣接する前記接触部の間隔よりも狭い間隔にて配置された複数の連結部と、
    前記各連結部の一部を構成し、前記接触部材に対向した前記移動子又は前記振動子に接触する接触面とを備えることを特徴とする振動波駆動装置。
  2. それぞれの接触部における前記複数の連結部は、前記振動子に発生させる振動波の伝播方向に配置されていることを特徴とする請求項1記載の振動波駆動装置。
  3. それぞれの接触部における前記複数の連結部は、前記振動子に発生させる振動波の伝播方向に対し交差する方向に配置されていることを特徴とする請求項1記載の振動波駆動装置。
  4. それぞれの接触部における前記複数の連結部は、前記固定部を介して一体的に形成されていることを特徴とする請求項1記載の振動波駆動装置。
  5. それぞれの接触部における前記複数の連結部のうち、少なくとも1つの連結部の梁の長さと他の連結部の梁の長さとが異なることを特徴とする請求項1記載の振動波駆動装置。
  6. それぞれの接触部における前記複数の連結部は、前記固定部から前記接触面に垂直な方向に延出する脚部を備えることを特徴とする請求項1記載の振動波駆動装置。
  7. それぞれの接触部における前記複数の連結部は、前記固定部から前記接触面の法線に対し90度以下の角度をもって延出する脚部を備えることを特徴とする請求項1記載の振動波駆動装置。
  8. それぞれの接触部における前記複数の連結部は、前記固定部と前記接触面を曲面で連結したものであることを特徴とする請求項1記載の振動波駆動装置。
  9. それぞれの接触部における前記複数の連結部のうち、振動振幅が大きい部分に配置した連結部ほど長く形成されていることを特徴とする請求項1記載の振動波駆動装置。
  10. それぞれの接触部における前記複数の連結部のうち、前記接触面の領域内における振動振幅が大きい方向に位置する連結部の長さが、他の連結部の長さよりも長く形成されていることを特徴とする請求項5記載の振動波駆動装置。
  11. それぞれの接触部における前記複数の連結部は、前記接触面への加圧力に対して、前記振動子の瞬間回転中心と前記各連結部を結ぶ方向に対し直交する方向へ変位することを特徴とする請求項1記載の振動波駆動装置。
  12. それぞれの接触部における前記複数の連結部は、薄板状の梁部を備え、その厚み方向が前記振動子の瞬間回転中心と前記各連結部を結ぶ方向に略直交する方向であることを特徴とする請求項11記載の振動波駆動装置。
  13. それぞれの接触部における前記複数の連結部は、薄板状の梁部を備え、その厚み方向が前記接触部材における前記振動子の振動方向と一致していることを特徴とする請求項1記載の振動波駆動装置。
  14. それぞれの接触部における前記複数の連結部のうち、振動振幅が大きい部分に配置した連結部ほど幅が狭く形成されていることを特徴とする請求項1記載の振動波駆動装置。
  15. 前記電気−機械エネルギ変換素子は、圧電素子を含むことを特徴とする請求項1記載の振動波駆動装置。
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