JP2006311056A - 直交変調装置の校正方法、直交変調装置および無線端末試験装置 - Google Patents
直交変調装置の校正方法、直交変調装置および無線端末試験装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006311056A JP2006311056A JP2005129447A JP2005129447A JP2006311056A JP 2006311056 A JP2006311056 A JP 2006311056A JP 2005129447 A JP2005129447 A JP 2005129447A JP 2005129447 A JP2005129447 A JP 2005129447A JP 2006311056 A JP2006311056 A JP 2006311056A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- quadrature
- phase
- error
- frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
【解決手段】 同一周波数、同一振幅で位相が直交する正弦波の同相成分信号Itと直交成分信号Qtとをローカル信号Laとともに直交変調器24に入力し、その出力信号Xを周波数変換器30により中間周波数帯の信号Yに変換し、この信号Yをデジタル信号に変換してから直交復調器33により復調処理を行い、同相成分信号Irと直交成分信号Qrとを復調する。そして、これら復調信号に基づいて直交変調器24の各誤差およびその誤差を相殺するための補正値を算出する。制御部40は、キャリア周波数を順次変更させ、キャリア周波数毎に得られた補正値をメモリ37に記憶させる。また、所望のキャリア周波数の直交変調信号を出力する場合、制御部40は、そのキャリア周波数に対応する各補正値を補正部22に設定する。
【選択図】 図1
Description
X=I・cos ωct+Q・sin ωct
となる。
アナログの同相成分信号と直交成分信号とを、所定の基準信号源に基づいて生成された周波数可変の第1ローカル信号とともに直交変調器に入力して、前記第1ローカル信号の周波数をキャリア周波数とする直交変調信号を生成出力する直交変調装置の利得誤差および位相誤差の補正を、前記同相成分信号と直交成分信号とに対する利得補正および位相補正により行う直交変調装置の校正方法において、
(a)同一周波数、同一振幅で且つ互いに位相が直交する正弦波の同相成分信号と直交成分信号とを校正用信号として入力する段階(S2)と、
(b)前記校正用信号に対する前記直交変調器の出力信号を、前記基準信号源に基づいて生成され且つ前記キャリア周波数に対して所定周波数の差を有する第2ローカル信号により前記所定周波数を中心とする中間周波数帯に変換する段階(S4)と、
(c)前記中間周波数帯に変換した信号をデジタル信号に変換し、該デジタル信号に対してデジタル直交復調処理を行い、同相成分信号と直交成分信号とを復調する段階(S5)と、
(d)前記復調された同相成分信号と直交成分信号とに基づいて、前記直交変調器の利得誤差および位相誤差を算出する段階(S6)と、
(e)前記算出した利得誤差および位相誤差を相殺するためにそれぞれ必要な利得の補正値および位相の補正値を算出し、前記キャリア周波数に対応づけて記憶する段階(S7、S8)と、
(f)前記キャリア周波数を変更する段階(S10)とを含み、
前記(b)〜(f)の処理を繰り返し、キャリア周波数毎の利得の補正値および位相の補正値を求めることを特徴としている。
前記直交変調器の利得誤差を、前記デジタル直交復調処理により復調された同相成分信号と直交成分信号との振幅比に基づいて算出し、
前記直交変調器の位相誤差を、前記デジタル直交復調処理により復調された同相成分信号の所定のポイントを示す第1特定点と、前記デジタル直交復調処理により復調された直交成分信号の前記第1特定点に対応するポイントを示す第2特定点との時間差に基づいて算出することを特徴としている。
所定の基準信号源に基づいて周波数可変の第1ローカル信号を発生する第1ローカル信号発生器(25)と、
アナログの同相成分信号と直交成分信号とを、前記第1ローカル信号とともに受け、該第1ローカル信号の周波数をキャリア周波数とする直交変調信号を生成出力する直交変調器(24)と、
前記直交変調器の利得誤差および位相誤差を相殺するために、前記直交変調器に入力される同相成分信号と直交成分信号とに対して利得補正および位相補正を行う補正部(22)と、
同一周波数、同一振幅で、且つ互いに位相が直交する正弦波の同相成分信号と直交成分信号とを校正用信号として生成する校正用信号発生手段(21)と、
前記基準信号源に基づいて前記第1ローカル信号に対して所定周波数の差を有する第2ローカル信号を生成出力する第2ローカル信号発生器(31)と、
前記直交変調器の出力信号を受けて前記第2ローカル信号により前記所定周波数を中心とする中間周波数帯に変換する周波数変換器(30)と、
前記中間周波数帯に変換された信号をデジタル信号に変換するA/D変換器(32)と、
前記A/D変換器で変換された前記デジタル信号に対してデジタル直交復調処理を行い、デジタルの同相成分信号と直交成分信号とを復調する直交復調器(33)と、
前記直交復調器で復調された同相成分信号と直交成分信号とに基づいて、前記直交変調器の利得誤差および位相誤差を算出する誤差算出部(35)と、
前記算出された利得誤差および位相誤差を前記補正部で相殺するためにそれぞれ必要な利得の補正値および位相の補正値を算出する補正値算出手段(36)と、
前記利得の補正値および前記位相の補正値を記憶するためのメモリ(37)と、
前記校正用信号を前記直交変調器に入力させ、前記キャリア周波数を順次変更するとともに、該キャリア周波数毎に前記補正値算出手段によって得られた前記利得の補正値および前記位相の補正値を該キャリア周波数に対応づけて前記メモリに記憶する制御部(40)とを備えている。
前記誤差算出部は、
前記直交復調器により復調された同相成分信号と直交成分信号との振幅比に基づいて、前記利得誤差を算出する利得誤差算出手段(35a)と、
前記直交復調器により復調された同相成分信号の所定のポイントを示す第1特定点と、前記直交復調器により復調された直交成分信号の前記第1特定点に対応するポイントを示す第2特定点との時間差に基づいて、前記位相誤差を算出する位相誤差算出手段(35b)とを有していることを特徴としている。
前記補正部は、前記直交変調器の直流オフセット誤差を相殺するために、前記直交変調器に入力される同相成分信号と直交成分信号とに対して直流オフセット補正を行うオフセット補正手段(22b)を有し、
前記誤差算出部は、前記直交復調器で復調された同相成分信号と直交成分信号とに基づいて、前記直交変調器の直流オフセット誤差を算出するオフセット算出手段(35c)を有し、
前記補正値算出手段は、前記オフセット算出手段によって算出された直流オフセット誤差を前記補正部で相殺するために必要な直流オフセットの補正値を、前記利得の補正値および位相の補正値とともに算出し、
前記制御部は、前記キャリア周波数毎に前記補正値算出手段によって得られた直流オフセットの補正値を、前記利得の補正値および位相の補正値とともに該キャリア周波数に対応づけて前記メモリに記憶することを特徴としている。
前記直交変調器の利得誤差および位相誤差を校正するための校正モードと、所望の変調用信号によって変調された所望キャリア周波数の直交変調信号を前記直交変調器から出力する通常モードとのいずれかを指定するためのモード指定手段(38)を有し、
前記制御部は、前記校正モードが指示されたとき、前記校正用信号を前記直交変調器に入力させ、前記キャリア周波数を順次変更するとともに、該キャリア周波数毎に前記補正値算出手段によって得られた前記各補正値を該キャリア周波数に対応づけて前記メモリに記憶し、前記通常モードが指定されたときには、前記キャリア周波数を所望値に設定し、該キャリア周波数に対応した前記各補正値を前記メモリを参照して求めて前記補正部に設定するとともに、所望の変調用信号を前記補正部を介して前記直交変調器に入力させることを特徴としている。
前記校正用信号発生手段は、前記校正用信号の他に所望の変調用信号の出力が可能な変調用信号発生器(21)により構成されていることを特徴としている。
キャリア周波数可変の直交変調信号を試験対象の無線端末に送信し、該無線端末の出力信号を受信して直交復調する無線端末試験装置であって、
所定の基準信号源に基づいて周波数可変の第1ローカル信号を発生する第1ローカル信号発生器(25)と、
アナログの同相成分信号と直交成分信号とを、前記第1ローカル信号とともに受け、該第1ローカル信号の周波数をキャリア周波数とする直交変調信号を生成出力する直交変調器(24)と、
前記直交変調器の利得誤差および位相誤差を相殺するために、前記直交変調器に入力される同相成分信号と直交成分信号とに対して利得補正および位相補正を行う補正部(22)と、
同一周波数、同一振幅で、且つ互いに位相が直交する正弦波の同相成分信号と直交成分信号とを校正用信号として生成する校正用信号発生手段(21)と、
前記基準信号源に基づいて前記第1ローカル信号に対して所定周波数の差を有する第2ローカル信号を生成出力する第2ローカル信号発生器(31)と、
前記直交変調器の出力信号または前記試験対象の無線端末の出力信号のいずれかを選択的に入力させるスイッチ(26、28)と、
前記スイッチを介して入力された信号を前記第2ローカル信号と混合し、前記所定周波数を中心とする中間周波数帯に変換する周波数変換器(30)と、
前記中間周波数帯に変換された信号をデジタル信号に変換するA/D変換器(32)と、
前記A/D変換器で変換された前記デジタル信号に対してデジタル直交復調処理を行い、デジタルの同相成分信号と直交成分信号とを復調する直交復調器(33)と、
前記スイッチを介して前記直交変調器の出力信号が前記周波数変換器に入力されているときに、前記直交復調器で復調された同相成分信号と直交成分信号とに基づいて、前記直交変調器の利得誤差および位相誤差を算出する誤差算出部(35)と、
前記算出された利得誤差および位相誤差を前記補正部で相殺するためにそれぞれ必要な利得の補正値および位相の補正値を算出する補正値算出手段(36)と、
前記利得の補正値および前記位相の補正値を記憶するためのメモリ(37)と、
前記直交変調器の利得誤差および位相誤差を校正するための校正モードと、前記無線端末の試験を行う通常モードとのいずれかを指定するためのモード指定手段(38)と、
前記校正モードが指示されたとき、前記校正用信号を前記直交変調器に入力させ、前記キャリア周波数を順次変更するとともに、該キャリア周波数毎に前記補正値算出手段によって得られた利得の補正値と位相の補正値とを該キャリア周波数に対応づけて前記メモリに記憶し、前記通常モードが指定されたときには、前記キャリア周波数を所望値に設定し、該キャリア周波数に対応した前記各補正値を前記メモリを参照して求めて前記補正部に設定するとともに、所望の変調用信号を前記補正部を介して前記直交変調器に入力させ、該直交変調器の出力信号を前記試験対象の無線端末に送信し、該無線端末の出力信号を前記スイッチを介して前記周波数変換器に入力させる制御部(40′)とを備えたことを特徴としている。
図1は、本発明を適用した直交変調装置20の構成を示している。
+B・(D+sin ωt)・sin (ωct−Δ)
=(A/2)・cos (ωc−ω)t
+(B/2)・cos [(ωc−ω)t−Δ]
+(A/2)・cos (ωc+ω)t
−(B/2)・cos [(ωc+ω)t−Δ]
+A・C・cos ωct
+B・D・sin (ωct−Δ) ……(1)
X=A・cos(ωc−ω)t=A・cos
2π(fc−f)t
となり、イメージ成分とキャリア漏れ成分はなくなり、振幅A、周波数(fc−f)の正弦波の主成分のみとなる。
=(A・K/4)・cos (ωi−ω)t
+(B・K/4)・cos [(ωi−ω)t−Δ]
+(A・K/4)・cos (ωi+ω)t
−(B・K/4)・cos [(ωi+ω)t−Δ]
+(A・C・K/2)cos ωit
+(B・D・K/2)sin (ωit−Δ)
……(2)
=(A・K/8)[cos (2ωi−ω)t+cos
ωt]
+(B・K/8){cos [(2ωi−ω)t−Δ]+cos
(ωt+Δ)}
+(A・K/8)[cos (2ωi+ω)t+cos
ωt]
−(B・K/8){cos [(2ωi−ω)t−Δ]+cos
(ωt+Δ)]
+(A・C・K/4)(1+cos 2ωit)
+(B・D・K/4)[sin (2ωit−Δ)−sin
Δ]……(3)
=(A・K/8)[sin (2ωi−ω)t+sin
ωt]
+(B・K/8){sin [(2ωi−ω)t−Δ]+sin
(ωt+Δ)}
+(A・K/8)[sin (2ωi+ω)t−sin
ωt]
−(B・K/8){sin [(2ωi+ω)t−Δ]−sin
(ωt+Δ)}
+(A・C・K/4)(sin 2ωit)
+(B・D・K/4)[cos (2ωit−Δ)+cos
Δ]……(4)
+(A・C・K/4)−(B・D・K/4)・sin Δ
=Ga・cos ωt+E ……(5)
+(B・D・K/4)・cos Δ
=Gb・sin (ωt+Δ)+F ……(6)
Ga=(A・K/4)
E=(A・C・K/4)−(B・D・K/4)・sin Δ
Gb=(B・K/4)
F=(B・D・K/4)・cos Δ
Ga/Gb=(A・K/4)/(B・K/4)=A/B
となり、直交変調器24の利得比を示している。
(B・D・K/4)=F/cos Δ
の値が既知となり、これを直流分Eの式に代入すると、
E=(A・C・K/4)−(B・D・K/4)・sin Δ
=(A・C・K/4)−F/cos Δ
となる。
E′=(A・K/4)(C+α)−F/cos Δ
=(A・C・K/4)−F/cos Δ+α・(A・K/4)
=E+α・(A・K/4)
よって、
(A・K/4)=(E′−E)/α
C=α・(E−F/cos Δ)/(E′−E)
により算出できる。
F′=(cos Δ・B・K/4)・(D+β)
=F+β・(cos Δ・B・K/4)
よって、
(cos Δ・B・K/4)=(F′−F)/β
F=(cos Δ・B・K/4)・D=D・(F′−F)/β
となる。したがって、直流オフセット誤差Dは、
D=β・F/(F′−F)
によって算出できる。
E=(A・C・K/4)
F=(B・D・K/4)
となる。
E′=E+(A・K/4)α
(A・K/4)=(E′−E)/α
F′=F+(B・K/4)β
(B・K/4)=(F′−F)/β
E=(A・C・K/4)=C・(E′−E)/α
F=(B・D・K/4)=D・(F′−F)/β
となり、次のように、直流オフセット誤差C、Dを算出できる。
D=βF/(F′−F)
[|Ir(max)−Ir(min)|
/|Qr(max)−Qr(min)|]
F=[Qr(max)+Qr(min)]/2
Ir′=Ir+E
Qr′=Qr+F
により信号Ir、Qrをそれぞれの直流分E、F分だけ補正し、その補正した信号Ir′、Qr′が、同一方向にゼロ点を横切る点をそれぞれ第1特定点A1、第2特定点A2として、その時刻ti、tqをゼロクロスタイミングとしてもよい。
Δ=[1/(4f)]−(tq−ti)
Claims (8)
- アナログの同相成分信号と直交成分信号とを、所定の基準信号源に基づいて生成された周波数可変の第1ローカル信号とともに直交変調器に入力して、前記第1ローカル信号の周波数をキャリア周波数とする直交変調信号を生成出力する直交変調装置の利得誤差および位相誤差の補正を、前記同相成分信号と直交成分信号とに対する利得補正および位相補正により行う直交変調装置の校正方法において、
(a)同一周波数、同一振幅で且つ互いに位相が直交する正弦波の同相成分信号と直交成分信号とを校正用信号として入力する段階(S2)と、
(b)前記校正用信号に対する前記直交変調器の出力信号を、前記基準信号源に基づいて生成され且つ前記キャリア周波数に対して所定周波数の差を有する第2ローカル信号により前記所定周波数を中心とする中間周波数帯に変換する段階(S4)と、
(c)前記中間周波数帯に変換した信号をデジタル信号に変換し、該デジタル信号に対してデジタル直交復調処理を行い、同相成分信号と直交成分信号とを復調する段階(S5)と、
(d)前記復調された同相成分信号と直交成分信号とに基づいて、前記直交変調器の利得誤差および位相誤差を算出する段階(S6)と、
(e)前記算出した利得誤差および位相誤差を相殺するためにそれぞれ必要な利得の補正値および位相の補正値を算出し、前記キャリア周波数に対応づけて記憶する段階(S7、S8)と、
(f)前記キャリア周波数を変更する段階(S10)とを含み、
前記(b)〜(f)の処理を繰り返し、キャリア周波数毎の利得の補正値および位相の補正値を求めることを特徴とする直交変調装置の校正方法。 - 前記直交変調器の利得誤差を、前記デジタル直交復調処理により復調された同相成分信号と直交成分信号との振幅比に基づいて算出し、
前記直交変調器の位相誤差を、前記デジタル直交復調処理により復調された同相成分信号の所定のポイントを示す第1特定点と、前記デジタル直交復調処理により復調された直交成分信号の前記第1特定点に対応するポイントを示す第2特定点との時間差に基づいて算出することを特徴とする請求項1記載の直交変調装置の校正方法。 - 所定の基準信号源に基づいて周波数可変の第1ローカル信号を発生する第1ローカル信号発生器(25)と、
アナログの同相成分信号と直交成分信号とを、前記第1ローカル信号とともに受け、該第1ローカル信号の周波数をキャリア周波数とする直交変調信号を生成出力する直交変調器(24)と、
前記直交変調器の利得誤差および位相誤差を相殺するために、前記直交変調器に入力される同相成分信号と直交成分信号とに対して利得補正および位相補正を行う補正部(22)と、
同一周波数、同一振幅で、且つ互いに位相が直交する正弦波の同相成分信号と直交成分信号とを校正用信号として生成する校正用信号発生手段(21)と、
前記基準信号源に基づいて前記第1ローカル信号に対して所定周波数の差を有する第2ローカル信号を生成出力する第2ローカル信号発生器(31)と、
前記直交変調器の出力信号を受けて前記第2ローカル信号により前記所定周波数を中心とする中間周波数帯に変換する周波数変換器(30)と、
前記中間周波数帯に変換された信号をデジタル信号に変換するA/D変換器(32)と、
前記A/D変換器で変換された前記デジタル信号に対してデジタル直交復調処理を行い、デジタルの同相成分信号と直交成分信号とを復調する直交復調器(33)と、
前記直交復調器で復調された同相成分信号と直交成分信号とに基づいて、前記直交変調器の利得誤差および位相誤差を算出する誤差算出部(35)と、
前記算出された利得誤差および位相誤差を前記補正部で相殺するためにそれぞれ必要な利得の補正値および位相の補正値を算出する補正値算出手段(36)と、
前記利得の補正値および前記位相の補正値を記憶するためのメモリ(37)と、
前記校正用信号を前記直交変調器に入力させ、前記キャリア周波数を順次変更するとともに、該キャリア周波数毎に前記補正値算出手段によって得られた前記利得の補正値および前記位相の補正値を該キャリア周波数に対応づけて前記メモリに記憶する制御部(40)とを備えた直交変調装置。 - 前記誤差算出部は、
前記直交復調器により復調された同相成分信号と直交成分信号との振幅比に基づいて、前記利得誤差を算出する利得誤差算出手段(35a)と、
前記直交復調器により復調された同相成分信号の所定のポイントを示す第1特定点と、前記直交復調器により復調された直交成分信号の前記第1特定点に対応するポイントを示す第2特定点との時間差に基づいて、前記位相誤差を算出する位相誤差算出手段(35b)とを有していることを特徴とする請求項3記載の直交変調装置。 - 前記補正部は、前記直交変調器の直流オフセット誤差を相殺するために、前記直交変調器に入力される同相成分信号と直交成分信号とに対して直流オフセット補正を行うオフセット補正手段(22b)を有し、
前記誤差算出部は、前記直交復調器で復調された同相成分信号と直交成分信号とに基づいて、前記直交変調器の直流オフセット誤差を算出するオフセット算出手段(35c)を有し、
前記補正値算出手段は、前記オフセット算出手段によって算出された直流オフセット誤差を前記補正部で相殺するために必要な直流オフセットの補正値を、前記利得の補正値および位相の補正値とともに算出し、
前記制御部は、前記キャリア周波数毎に前記補正値算出手段によって得られた直流オフセットの補正値を、前記利得の補正値および位相の補正値とともに該キャリア周波数に対応づけて前記メモリに記憶することを特徴とする請求項3または請求項4記載の直交変調装置。 - 前記直交変調器の利得誤差および位相誤差を校正するための校正モードと、所望の変調用信号によって変調された所望キャリア周波数の直交変調信号を前記直交変調器から出力する通常モードとのいずれかを指定するためのモード指定手段(38)を有し、
前記制御部は、前記校正モードが指示されたとき、前記校正用信号を前記直交変調器に入力させ、前記キャリア周波数を順次変更するとともに、該キャリア周波数毎に前記補正値算出手段によって得られた前記各補正値を該キャリア周波数に対応づけて前記メモリに記憶し、前記通常モードが指定されたときには、前記キャリア周波数を所望値に設定し、該キャリア周波数に対応した前記各補正値を前記メモリを参照して求めて前記補正部に設定するとともに、所望の変調用信号を前記補正部を介して前記直交変調器に入力させることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の直交変調装置。 - 前記校正用信号発生手段は、前記校正用信号の他に所望の変調用信号の出力が可能な変調用信号発生器(21)により構成されていることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の直交変調装置。
- キャリア周波数可変の直交変調信号を試験対象の無線端末に送信し、該無線端末の出力信号を受信して直交復調する無線端末試験装置であって、
所定の基準信号源に基づいて周波数可変の第1ローカル信号を発生する第1ローカル信号発生器(25)と、
アナログの同相成分信号と直交成分信号とを、前記第1ローカル信号とともに受け、該第1ローカル信号の周波数をキャリア周波数とする直交変調信号を生成出力する直交変調器(24)と、
前記直交変調器の利得誤差および位相誤差を相殺するために、前記直交変調器に入力される同相成分信号と直交成分信号とに対して利得補正および位相補正を行う補正部(22)と、
同一周波数、同一振幅で、且つ互いに位相が直交する正弦波の同相成分信号と直交成分信号とを校正用信号として生成する校正用信号発生手段(21)と、
前記基準信号源に基づいて前記第1ローカル信号に対して所定周波数の差を有する第2ローカル信号を生成出力する第2ローカル信号発生器(31)と、
前記直交変調器の出力信号または前記試験対象の無線端末の出力信号のいずれかを選択的に入力させるスイッチ(26、28)と、
前記スイッチを介して入力された信号を前記第2ローカル信号と混合し、前記所定周波数を中心とする中間周波数帯に変換する周波数変換器(30)と、
前記中間周波数帯に変換された信号をデジタル信号に変換するA/D変換器(32)と、
前記A/D変換器で変換された前記デジタル信号に対してデジタル直交復調処理を行い、デジタルの同相成分信号と直交成分信号とを復調する直交復調器(33)と、
前記スイッチを介して前記直交変調器の出力信号が前記周波数変換器に入力されているときに、前記直交復調器で復調された同相成分信号と直交成分信号とに基づいて、前記直交変調器の利得誤差および位相誤差を算出する誤差算出部(35)と、
前記算出された利得誤差および位相誤差を前記補正部で相殺するためにそれぞれ必要な利得の補正値および位相の補正値を算出する補正値算出手段(36)と、
前記利得の補正値および前記位相の補正値を記憶するためのメモリ(37)と、
前記直交変調器の利得誤差および位相誤差を校正するための校正モードと、前記無線端末の試験を行う通常モードとのいずれかを指定するためのモード指定手段(38)と、
前記校正モードが指示されたとき、前記校正用信号を前記直交変調器に入力させ、前記キャリア周波数を順次変更するとともに、該キャリア周波数毎に前記補正値算出手段によって得られた利得の補正値と位相の補正値とを該キャリア周波数に対応づけて前記メモリに記憶し、前記通常モードが指定されたときには、前記キャリア周波数を所望値に設定し、該キャリア周波数に対応した前記各補正値を前記メモリを参照して求めて前記補正部に設定するとともに、所望の変調用信号を前記補正部を介して前記直交変調器に入力させ、該直交変調器の出力信号を前記試験対象の無線端末に送信し、該無線端末の出力信号を前記スイッチを介して前記周波数変換器に入力させる制御部(40′)とを備えたことを特徴とする無線端末試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005129447A JP4106370B2 (ja) | 2005-04-27 | 2005-04-27 | 直交変調装置の校正方法、直交変調装置および無線端末試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005129447A JP4106370B2 (ja) | 2005-04-27 | 2005-04-27 | 直交変調装置の校正方法、直交変調装置および無線端末試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006311056A true JP2006311056A (ja) | 2006-11-09 |
JP4106370B2 JP4106370B2 (ja) | 2008-06-25 |
Family
ID=37477447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005129447A Expired - Fee Related JP4106370B2 (ja) | 2005-04-27 | 2005-04-27 | 直交変調装置の校正方法、直交変調装置および無線端末試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4106370B2 (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008124965A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Renesas Technology Corp | 通信用半導体集積回路およびそれを用いた無線通信端末装置 |
WO2008086125A2 (en) * | 2007-01-05 | 2008-07-17 | Qualcomm Incorporated | I/q calibration for walking-if architectures |
JP2008232807A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-02 | Anritsu Corp | 信号分析装置 |
JP2009267728A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | 直交変調器 |
JP2010062784A (ja) * | 2008-09-03 | 2010-03-18 | Advantest Corp | 位相差対応値測定装置、ゲインインバランス測定装置、方法、プログラムおよび記録媒体 |
JP2010523032A (ja) * | 2007-03-28 | 2010-07-08 | アイメック | 非理想トランシーバの較正方法 |
JP2010213107A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 通信装置 |
JP2011024200A (ja) * | 2009-07-20 | 2011-02-03 | Advantest Corp | 変調装置、試験装置および補正方法 |
WO2011161877A1 (ja) * | 2010-06-24 | 2011-12-29 | 日本電気株式会社 | 変復調装置及び振幅調整方法 |
JP2012095120A (ja) * | 2010-10-27 | 2012-05-17 | Advantest Corp | 測定装置、測定方法およびプログラム |
WO2013186942A1 (ja) * | 2012-06-13 | 2013-12-19 | 株式会社 東芝 | 励振器及び直交誤差補正方法 |
JP2015019212A (ja) * | 2013-07-10 | 2015-01-29 | 株式会社デンソー | 弾性表面波センサの信号処理装置および信号処理方法 |
JP6425298B1 (ja) * | 2017-09-27 | 2018-11-21 | マークデバイシス株式会社 | 位相分析回路 |
JP2022507545A (ja) * | 2018-11-16 | 2022-01-18 | 中興通訊股▲ふん▼有限公司 | 広帯域誤差校正パラメータ抽出方法、広帯域誤差校正パラメータ抽出装置およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
-
2005
- 2005-04-27 JP JP2005129447A patent/JP4106370B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008124965A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Renesas Technology Corp | 通信用半導体集積回路およびそれを用いた無線通信端末装置 |
US8478222B2 (en) | 2007-01-05 | 2013-07-02 | Qualcomm Incorporated | I/Q calibration for walking-IF architectures |
WO2008086125A2 (en) * | 2007-01-05 | 2008-07-17 | Qualcomm Incorporated | I/q calibration for walking-if architectures |
WO2008086125A3 (en) * | 2007-01-05 | 2008-09-18 | Qualcomm Inc | I/q calibration for walking-if architectures |
JP2008232807A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-02 | Anritsu Corp | 信号分析装置 |
JP2010523032A (ja) * | 2007-03-28 | 2010-07-08 | アイメック | 非理想トランシーバの較正方法 |
JP2009267728A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | 直交変調器 |
JP2010062784A (ja) * | 2008-09-03 | 2010-03-18 | Advantest Corp | 位相差対応値測定装置、ゲインインバランス測定装置、方法、プログラムおよび記録媒体 |
JP2010213107A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 通信装置 |
JP2011024200A (ja) * | 2009-07-20 | 2011-02-03 | Advantest Corp | 変調装置、試験装置および補正方法 |
JP5500251B2 (ja) * | 2010-06-24 | 2014-05-21 | 日本電気株式会社 | 変復調装置及び振幅調整方法 |
WO2011161877A1 (ja) * | 2010-06-24 | 2011-12-29 | 日本電気株式会社 | 変復調装置及び振幅調整方法 |
US8897346B2 (en) | 2010-06-24 | 2014-11-25 | Nec Corporation | Modem device and amplitude adjustment method |
JP2012095120A (ja) * | 2010-10-27 | 2012-05-17 | Advantest Corp | 測定装置、測定方法およびプログラム |
WO2013186942A1 (ja) * | 2012-06-13 | 2013-12-19 | 株式会社 東芝 | 励振器及び直交誤差補正方法 |
JP2013258582A (ja) * | 2012-06-13 | 2013-12-26 | Toshiba Corp | 励振器及び直交誤差補正方法 |
US9225577B2 (en) | 2012-06-13 | 2015-12-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Exciter and quadrature error correction method |
JP2015019212A (ja) * | 2013-07-10 | 2015-01-29 | 株式会社デンソー | 弾性表面波センサの信号処理装置および信号処理方法 |
JP6425298B1 (ja) * | 2017-09-27 | 2018-11-21 | マークデバイシス株式会社 | 位相分析回路 |
WO2019064368A1 (ja) * | 2017-09-27 | 2019-04-04 | マークデバイシス株式会社 | 位相分析回路 |
CN109923840A (zh) * | 2017-09-27 | 2019-06-21 | 马克设备株式会社 | 相位分析电路 |
US10782329B2 (en) | 2017-09-27 | 2020-09-22 | Marcdevices Co., Ltd. | Phase analysis circuit |
JP2022507545A (ja) * | 2018-11-16 | 2022-01-18 | 中興通訊股▲ふん▼有限公司 | 広帯域誤差校正パラメータ抽出方法、広帯域誤差校正パラメータ抽出装置およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
JP7213972B2 (ja) | 2018-11-16 | 2023-01-27 | 中興通訊股▲ふん▼有限公司 | 広帯域誤差校正パラメータ抽出方法、広帯域誤差校正パラメータ抽出装置およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
US11700034B2 (en) | 2018-11-16 | 2023-07-11 | Zte Corporation | Method and device for extracting broadband error calibration parameters and computer-readable storage medium |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4106370B2 (ja) | 2008-06-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4106370B2 (ja) | 直交変調装置の校正方法、直交変調装置および無線端末試験装置 | |
KR100710125B1 (ko) | Iq 불일치 및 반송파 누설을 보상하는 송수신 회로 및 그제어 방법 | |
US8224269B2 (en) | Vector modulator calibration system | |
KR101011748B1 (ko) | 무선 주파수 송신기를 위한 내부 캘리브레이션 시스템 | |
RU2189116C2 (ru) | Цифровая калибровка приемопередатчика | |
JP5736545B2 (ja) | フェイズドアレーアンテナのブランチ間補正装置及びフェイズドアレーアンテナのブランチ間補正方法 | |
EP1860770A1 (en) | Distortion compensating apparatus and method | |
US7813444B2 (en) | Measurement method and arrangement for amplitude and phase synchronization in a polar transmitter | |
WO2016031108A1 (ja) | Fmcwレーダー | |
JP2008524900A (ja) | 高周波トランスミッタにおけるアナログi/q変調器の振幅および位相アンバランスおよび直流オフセットの較正 | |
KR102169078B1 (ko) | 광대역 측정 신호들을 측정하기 위한 방법 및 측정 장치 | |
JP4341418B2 (ja) | 直交変調器の調整装置及び調整方法並びに通信装置とプログラム | |
RU2737415C1 (ru) | Зондирование конструкции из бетона при помощи электромагнитных волн | |
JP3737819B2 (ja) | 直交変調器のキャリア直交誤差検出方法及び直交変調装置 | |
JP2005292147A (ja) | スペクトルおよび/またはネットワーク解析用測定装置のダイナミックレンジおよび測定確度を高めるための方法および装置 | |
US20040146118A1 (en) | Method and apparatus for RF carrier suppression in a multi-modulator transmitter | |
JP2008232807A (ja) | 信号分析装置 | |
EP2736211B1 (en) | Measurement of IQ imbalance in a vector modulator | |
US10996264B2 (en) | Measurement method and device with compensation for a shifting frequency | |
JP2005295376A (ja) | 直交変調器のエラー補償回路 | |
JP2020098966A (ja) | 位相差調整回路 | |
US10003415B1 (en) | Method to remove measurement receiver counter intermodulation distortion for transmitter calibration | |
US20090295471A1 (en) | Method for Compensating the Non-Linear Distortions of High-Frequency Signals and Device for Carrying Out Said Method | |
US20240205067A1 (en) | Circuit for correcting amplitude imbalance and phase imbalance | |
JP2018164122A (ja) | 受信装置及び遅延時間補正方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080229 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080318 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080331 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140404 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |