JP2006310480A - 半導体装置の製造装置および製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、チップ認識カメラと基板認識カメラ相互における軸間の距離補正をなし、ボンディング精度の向上を図れる半導体装置の製造装置と製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置の製造装置として、互いに同軸上に配置され互いに撮像視野を向き合わせて取付け固定される裏面認識カメラ15およびチップ認識カメラ18と、これら認識カメラ間に取出したチップ4を介在させるピックアップ反転ツール8と、このピックアップ反転ツールからチップを受け取るボンディングツール17を備え、チップを基板21にボンディングさせるボンディングヘッド16と、基板に対向して設けられ撮像範囲が変動自在な基板認識カメラ23と、ボンディングヘッドに取付けられボンディングツールとともに移動する補正用ターゲットSとを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品としてのチップを基板(もしくは、フレーム)にボンディングして作られる半導体装置の製造装置および製造方法に関する。
半導体ウエハから作られたチップ(電子部品)を、バンプ(突起電極)を介して実装基板の表面(もしくは、フレーム:以下同じ)にフェースダウン(電極を下向き)方向に超音波を印加してボンディング(実装)をなすことで半導体装置が得られる。このような半導体装置を製造する製造装置として、フリップチップボンダなどのボンディング装置が知られている。
上記フリップチップボンダにおいて、ウエハステージ上に供給されるダイシングされた半導体ウエハをウエハ認識カメラで撮像し、その撮像結果からピックアップ位置を補正されたピックアップ反転ツールがチップをピックアップする。そして、ピックアップ反転ツールを上下に反転させ、裏面認識カメラでチップを撮像する。その撮像結果にもとづいて、ボンディングヘッドのボンディングツールへチップが受け渡される。
ここでチップは、チップ認識カメラで撮像され、撮像結果からチップの位置ずれ量が算出される。一方、基板ステージ上の基板は基板認識カメラで撮像され、撮像結果から基板の位置ずれ量が求められる。そして、ボンディングツールに保持されたチップの位置ずれ量および基板の位置ずれ量から、基板に対するチップのボンディング位置が算出され、その位置を補正したうえでチップが基板にボンディングされる。
[特許文献1]には、チップのボンディング位置算出を行う間に予め教示された位置にチップを移動し、撮像にもとづいて算出されたボンディング位置にチップを位置決めしてボンディングする技術と、ピップアップ反転ツールの斜め下方にチップ認識カメラを配置し、チップがピックアップ反転ツールから離脱したときにチップを撮像する技術が開示されている。したがって、ボンディングヘッドの動作を停止させずにボンディングツールに保持されたチップを撮像でき、認識に要する時間を短縮できる、とある。
特開2004−103603号公報
ところで、製造装置を停止した状態から運転を開始すると、あるいは運転継続中でも、認識カメラを構成する鏡筒の温度変化や、認識カメラを支持する支持部材の温度変化の影響で、認識カメラ位置が微妙に変化してしまう。すなわち、製造装置の環境の変化、あるいは運転継続により、認識カメラ相互における軸間の距離が変化してボンディング精度に影響が出る虞れがある。
理想的には、チップ認識カメラと基板認識カメラを同軸上に配置し、これらの間に補正用ターゲットを介在させ、各認識カメラにより補正用ターゲットを同時に撮像し認識する。それぞれの撮像結果にもとづいて各認識カメラの位置の補正ができれば、チップを基板にボンディングする際の位置ずれがなく、ボンディング精度が飛躍的に増大する。
しかしながら、実際には、ピックアップ反転ツールがチップをピックアップし反転した状態で、そのチップを撮像する裏面認識カメラが上方部位に取付けられ、ピックアップ反転ツールからボンディングツールに受け渡されたチップを認識するチップ認識カメラが下方部位に取付けられる。
当初は、裏面認識カメラの軸線から外れた位置にチップ認識カメラの軸線を設定して、裏面認識カメラでチップを認識したあと、チップの位置を移動してチップ認識カメラに対向させ認識していた。したがって、チップを移動するための一動作が必要であったが、この動作を不要として駆動機構の簡素化を図るため、裏面認識カメラとチップ認識カメラを同軸上の上下部位に取付けるように変っている。
しかしながら、上述した[特許文献1]では、チップ認識カメラと基板認識カメラ相互における軸間の距離の補正をなす考えはない。そして、現在用いられている半導体装置の製造装置では、既に、チップ認識カメラと同軸上に裏面認識カメラが配置されていて、チップ認識カメラと同軸上に基板認識カメラを配置することは不可能な構成となっている。
本発明は上記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、電子部品と基板とを別個の撮像手段で撮像し認識して位置合わせすることと、上記撮像手段を同一の軸線上に配置できない構成であることを前提として、各撮像手段相互における軸間の距離の補正を確実になして、ボンディング精度の向上を図れる半導体装置の製造装置および製造方法を提供しようとするものである。
上記目的を達成するため本発明の半導体装置の製造装置は、互いに同軸上に配置され互いに撮像視野を向き合わせて取付けられる第1の撮像手段および第2の撮像手段と、第1の撮像手段と第2の撮像手段との間に所定の箇所から取出した電子部品を介在させるピックアップ反転ツールと、ピックアップ反転ツールから電子部品を受け取るボンディングツールを備えボンディングツールを基板位置まで移動して電子部品を基板にボンディングさせるボンディングヘッドと、基板に対向して設けられ撮像範囲が変動自在な第3の撮像手段と、ボンディングヘッドに取付けられボンディングツールとともに移動する補正用ターゲットとを具備する。
上記目的を達成するため本発明の半導体装置の製造方法は、所定時間以上運転停止したあと基板に電子部品をボンディングして半導体装置を製造する運転を開始したとき、もしくは運転開始したあと所定時間経過後、もしくは運転中において所定時間毎に、ボンディングヘッドを移動しボンディングヘッドに取付けられた補正用ターゲットを第2の撮像手段に対向して位置させる第1の工程と、第2の撮像手段により補正用ターゲットを撮像して認識しその撮像結果から補正用ターゲットに対する第2の撮像手段の位置ずれ量を算出する第2の工程と、ボンディングヘッドを移動し補正用ターゲットを第3の撮像手段に対向させる第3の工程と、第3の撮像手段により補正用ターゲットを撮像して認識しその撮像結果から補正ターゲットに対する第3の撮像手段の位置ずれ量を算出する第4の工程と、予め記憶された第2の撮像手段から第3の撮像手段までのボンディングヘッドの移動量と補正用ターゲットに対する認識結果をもとに第2の撮像手段から第3の撮像手段までの距離のずれ量を算出する第5の工程と、第2の撮像手段から第3の撮像手段までの距離のずれ量の算出結果に応じてボンディングを移動補正する第6の工程とを具備する。
本発明によれば、電子部品と基板とを別個に撮像する撮像手段を同一の軸線上に配置できない構成であっても、各撮像手段相互における軸間の距離の補正を確実になして、ボンディング精度の向上を図れる等の効果を奏する。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の半導体装置の製造装置を示していて、この製造装置は電子部品(以下、「チップ」と呼ぶ)の供給部としてのウエハステージ1を備えている。このウエハステージ1はベース2a上に順次設けられたXYテーブル2およびθテーブル3を有し、θテーブル3上には多数のチップ4に分割され図示しないシートに粘着された半導体ウエハ5が載置される。
上記チップ4はピックアップ反転ユニット7によって取出されるようになっている。このピックアップ反転ユニット7は、略L字状に成形されたピックアップ反転ツール8を有している。ピックアップ反転ツール8は、先端部にチップ4を真空吸着するノズル9を備え、基端部はZ方向に移動自在なZテーブル10に設けられた取付け部11を介して、同図に実線で示す状態から二点鎖線で示す状態、すなわち水平方向に180度の範囲で回転駆動させられるように取付けられる。上記Zテーブル10は、Zガイド12に沿ってZ方向に駆動されるようになっている。
上記半導体ウエハ5は、ウエハステージ1の上方に配置されたウエハ認識カメラ13によって撮像される。このウエハ認識カメラ13の撮像信号にもとづいて上記ピックアップ反転ツール8によってピックアップされるチップ4の位置決めが行われる。すなわち、半導体ウエハ5を載置するウエハステージ1をXYテーブル2およびθテーブル3によりX方向とY方向、およびθ方向に位置決めするようになっている。
図1に二点鎖線位置から実線で示す状態に反転するピックアップ反転ツール8にピックアップされたチップ4は、チップ4の上方部位に取付け固定される裏面認識カメラ(第1の撮像手段)15によって撮像される。この裏面認識カメラ15による認識結果にもとづいて、チップ4は後述するボンディング機構20を構成するボンディングヘッド16のボンディングツール17に受け渡されるようになっている。
なお説明すると、ピックアップ反転ツール8によってピックアップされ上下面が反転されると、この上方部位に移動していたボンディングツール17が下降し、チップ4を吸着する。チップ4は、ピックアップ反転ツール8からボンディングツール17に受け渡されることになる。
ボンディングツール17のチップ4吸着位置で、かつチップ4の下方部位には、チップ認識カメラ(第2の撮像手段)18が配置される。ボンディングツール17にチップ4が受け渡され、ピックアップ反転ツール8が元の二点鎖線で示す位置に戻ったあと、チップ4はボンディングツール17に吸着保持された状態でチップ認識カメラ18によって撮像される。このチップ認識カメラ18と上記裏面認識カメラ15は、互いに図示しない支持手段に取付け固定されるとともに、互いに同軸(La)上に配置される。
後述するように上記チップ4が実装される基板21は、ボンディングステージ(基板ステージ)22上に載置され、この上方部位に配置される基板認識カメラ(第3の撮像手段)23によって撮像される。
上記基板認識カメラ23は、Zテーブル24aに取付け支持されてZ方向に沿って駆動可能であり、上記Zテーブル24aはYテーブル24bによってY方向に沿って駆動可能である。そして、Yテーブル24bによってX方向に沿って駆動可能であるので、上記基板認識カメラ23はボンディングステージ22上の基板21に対して相対的にX、Y、Z方向に駆動可能である。
つぎに、上記ボンディング機構20について詳述すると、ボンディング機構20はベース25を有する。このベース25上には、Xテーブル26がX方向に沿って駆動可能に設けられている。Xテーブル26には、Yテーブル27がY方向に沿って駆動可能に設けられ、Yテーブル27にはZテーブル28がZ方向に駆動可能に設けられている。
上記Zテーブル28には、上記ボンディングツール17を備えた上記ボンディングヘッド16が設けられている。ボンディングヘッド16はZテーブル28の上面に設けられたθ調整機構29を有する。Zテーブル28の下面には、上記θ調整機構29によってθ方向に位置決め可能な一対の板状部材(一方のみ図示)からなるヘッド本体30が設けられている。なお、上記θ方向は、上記X方向とY方向とがなす平面に直交する軸線を中心にした回転方向である。
上記ヘッド本体30の先端に超音波ホーン31が取付けられ、この超音波ホーン31の先端にチップ4を吸着する上記ボンディングツール17が設けられる。さらに、ヘッド本体30は駆動部材と加圧アクチュエータおよび荷重センサを備えている。
加圧アクチュエータが作動して荷重センサが押圧されると、駆動部材を介して超音波ホーン31とボンディングツール17が下降して、ボンディングツール17に吸着保持されるチップ4を基板21に接触させ、加圧するとともに超音波振動を発生させてボンディングするようになっている。
ボンディング機構20におけるZテーブル28には、上記ボンディングヘッド16とともに、後述する補正用ターゲットSを備えたターゲット機構40が取付けられる。上記ターゲット機構40はZテーブル28の側部に取付けられ、下方に延長される。そして、この下端部は水平方向に折曲され、折曲部に上記補正用ターゲットSが設けられている。
この半導体装置の製造装置は、メインコントローラ(制御手段)50を備えている。上記メインコントローラ50は画像認識制御部を内蔵しており、この画像認識制御部には上記ウエハ認識カメラ13、裏面認識カメラ15、チップ認識カメラ18および基板認識カメラ23が電気的に接続されている。
さらに、上記メインコントローラ50は、ウエハステージ1の駆動を制御するウエハステージ制御部、ピックアップ反転ユニット7の駆動を制御するピックアップ制御部、ボンディングステージ22の駆動を制御するボンディングステージ制御部、基板認識カメラ23の駆動を制御するカメラ移動制御部およびボンディングヘッド16の駆動を制御するボンディングヘッド制御部を備えている。
上記補正用ターゲットSを有するターゲット機構40は、ボンディングヘッド16とともにZテーブル22に取付けられている。したがって、メインコントローラ50に接続されるボンディングヘッド制御部によって、ボンディングヘッド16と同時に移動を制御されるようになっている。
このようにして構成される半導体装置の製造装置であり、朝一番の始動にあたって、以下に述べるようなチップ認識カメラ18と基板認識カメラ23間の位置ずれを算出して、これらチップ認識カメラ18と基板認識カメラ23相互における軸間の距離の補正をなす。あるいは、起動してから数分後に行う、あるいは運転中においても所定時間毎に行うとよい。
すなわち、たとえば製造装置を所定時間以上停止したあと運転を再開すると、もしくは起動してから数分後において、あるいは運転中においても、各認識カメラ18,23自体の温度変化と、カメラの支持手段における温度変化の影響で、各認識カメラ18,23のカメラ軸が極く微妙な範囲で位置ずれを起す虞れがある。そのまま半導体装置を製造すると、チップ4の基板21に対するボンディング位置精度に狂いが生じる。
以下、チップ認識カメラ18と基板認識カメラ23相互における軸間の距離を補正する手段について、図2および図3に模式的に示す動作図と、図4のフローチャート図から説明する。
メインコントローラ50は、上記したような朝一番の始動等のタイミングでボンディングヘッド制御部を制御し、ボンディングヘッド16を移動する。図2に模式的に示すように、ボンディングヘッド16とともにターゲット機構40が移動して、ターゲット機構40に設けられる補正用ターゲットSがチップ認識カメラ18の軸線La上に到達した状態でボンディングヘッド16の移動を停止する。
すなわち、図4におけるステップT1で、ボンディングヘッド16を駆動して、チップ認識カメラ18の直上に補正用ターゲットSを位置させる操作を行う。このとき、上記ピックアップ反転ユニット7におけるピックアップ反転ツール8は、先端に設けられるピックアップ部8aを上記ウエハステージ1の上方部位に位置させていて、チップ認識カメラ18の軸線La上に存在しない。
つぎに、ステップT2に移って、チップ認識カメラ18は補正用ターゲットSを撮像し、その撮像信号を上記メインコントローラ50へ送る。撮像信号を受けたメインコントローラ50は、撮像信号を認識して撮像結果からチップ認識カメラ18の軸線Laに対する位置ずれ量を算出する。
つぎに、ステップT3に移って、メインコントローラ50はボンディングヘッド制御部を制御し、ボンディングヘッド16とともにターゲット機構40を移動する。すなわち、チップ認識カメラ18が補正用ターゲットSを撮像し、ボンディングヘッド16とターゲット機構40を予め設定され記憶された軸線Laから軸線Lbまでの距離を移動する。
ボンディングヘッド16およびターゲット機構40の移動を終了したあと、ステップT4に移って、図3に模式的に示すように、基板認識カメラ23で補正用ターゲットSを撮像し、その撮像信号をメインコントローラ50に送る。メインコントローラ50では撮像結果にもとづいて補正用ターゲットSを認識し、補正ターゲットSに対する基板認識カメラ23の位置ずれ量を算出する。
そして、ステップT5に移って、メインコントローラ50は駆動機構のエンコーダより算出され、予め記憶されたボンディングヘッド16の軸Laから軸Lbまでの移動量と、補正用ターゲットSに対する認識結果をもとに、チップ認識カメラ18と基板認識カメラ23のずれ量を算出する。
そのあと、ステップT6に移って、チップ認識カメラ18に対する基板認識カメラ23の位置を調整する。すなわち、チップ認識カメラ18に対する基板認識カメラ23相互間における軸間の距離の補正をなす。
このように、補正用ターゲットSを用いてチップ認識カメラ18と基板認識カメラ23相互間における軸間の距離の補正をなしてから、実際のボンディング作用が開始される。再び図1に示すように、ダイシングされウエハステージ1上に供給された半導体ウエハ5をウエハ認識カメラ13で撮像し、その撮像結果からピックアップ位置を補正して、ピックアップ反転ツール8によってピックアップする。
そのあと、ピックアップ反転ツール8は上下面を反転し、一旦停止する。この状態で、裏面認識カメラ15はチップ4を撮像し、撮像結果にもとづいてボンディングヘッド16を構成するボンディングツール17が移動してきてチップ4を吸着する。ピックアップ反転ツール8はボンディングツール17にチップを受け渡したあと、元の二点鎖線に示す状態、すなわち180度回転する。したがって、ボンディングツール17に下面が吸着されるチップ4とチップ認識カメラ18との間には何らの介在物も存在しない。
メインコントローラ50はチップ認識カメラ18に撮像の指令を出し、チップ認識カメラ18はチップ4を撮像して、その撮像信号をメインコントローラ50へ送る。その一方で、メインコントローラ50は基板認識カメラ23に撮像の指令を出し、基板認識カメラ23はボンディングステージ22上の基板21を撮像して、その撮像信号をメインコントローラ50へ送る。
チップ認識カメラ18によって撮像されたチップ4の撮像信号と、基板認識カメラ23によって撮像された基板21の撮像信号は、上記画像認識制御部で処理される。基板21上におけるチップ4のボンディング位置が決定され、その決定にもとづいてボンディングヘッド16、つまりチップ4が位置決めされる。先に述べたように、補正用ターゲットSを移動してチップ認識カメラ18と基板認識カメラ23相互における軸間の距離を補正しているので、チップ4のボンディング位置を極めて高精度に捉えることができる。
実際のボンディング処理は、ボンディングヘッド16に備えられる加圧アクチュエータが作動し、その作動子が荷重センサを押圧する。荷重センサが押圧されると、駆動部材を介して超音波ホーンの先端部に設けられたボンディングツール17が下降する。
上記ボンディングツール17の先端に吸着保持されるチップ4が基板21の指示された部位に接触し、かつ揺動部材の作用でチップ4を基板21に所定の圧力で加圧する。同時に、超音波ホーンが超音波振動をなし、チップ4は基板21にボンディングされることとなる。
このように、チップ4と基板21をそれぞれ別個の認識カメラ18,23で認識して、基板21に対するチップ4のボンディング位置の位置合せをなすフリップチップボンダにおいては、チップ認識カメラ18の直上部位に裏面認識カメラ15が設置されて、チップ認識カメラ18と基板認識カメラ23を同軸上に位置できない構成となっている。
しかしながら、補正用ターゲットSをボンディングヘッド16に備えて、チップ認識カメラ18の軸Laから基板認識カメラ23の軸Lbへ移動することにより、認識カメラ相互における軸間の距離の補正ができ、ボンディング精度の向上化を図れる。認識カメラ18,23が経時変化の影響を受けたとしても、またボンディングヘッド16自体が経時変化の影響を受けたとしても、ボンディング精度を高く保持できることとなる。
また、本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。そして、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。
本発明の実施の形態に係る、フリップチップボンダ要部の概略斜視図。 同実施の形態に係る、補正用ターゲットを用いたチップ認識カメラと基板認識カメラ相互における軸間の距離を補正する第1段階を説明する図。 同実施の形態に係る、補正用ターゲットを用いたチップ認識カメラと基板認識カメラ相互における軸間の距離を補正する第2段階を説明する図。 補正用ターゲットを用いたチップ認識カメラと基板認識カメラ相互における軸間の距離を補正するフローチャート図。
符号の説明
21…基板、4…チップ(電子部品)、8…ピックアップ反転ツール、17…ボンディングツール、15…裏面認識カメラ(第1の撮像手段)、18…チップ認識カメラ(第2の撮像手段)、23…基板認識カメラ(第3の撮像手段)、S…補正用ターゲット、50…メインコントローラ(制御手段)。

Claims (3)

  1. 互いに同軸上に配置され、互いに撮像視野を向き合わせて取付けられる第1の撮像手段および第2の撮像手段と、
    これら第1の撮像手段と第2の撮像手段との間に、所定の箇所から取出した電子部品を介在させるピックアップ反転ツールと、
    このピックアップ反転ツールから上記電子部品を受け取るボンディングツールを備え、ボンディングツールを基板位置まで移動して、電子部品を基板にボンディングさせるボンディングヘッドと、
    上記基板に対向して設けられ、撮像範囲が変動自在な第3の撮像手段と、
    上記ボンディングヘッドに取付けられ、ボンディングツールとともに移動する補正用ターゲットと
    を具備することを特徴とする半導体装置の製造装置。
  2. 上記補正用ターゲットを上記第2の撮像手段の撮像位置に移動し撮像して認識させたあと、上記補正用ターゲットを上記第3の撮像手段の撮像位置に移動し撮像して認識させ、予め設定された第2の撮像手段から第3の撮像手段まで距離と、第2の撮像手段および第3の撮像手段による補正用ターゲットの認識結果をもとに、第2の撮像手段に対する第3の撮像手段の位置ずれ量を算出して上記ボンディングヘッドを移動補正する制御手段とを具備することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造装置。
  3. 所定時間以上運転停止したあと、基板に電子部品をボンディングして半導体装置を製造する運転を開始したとき、もしくは運転開始したあと所定時間経過後、もしくは運転中において所定時間毎に、
    ボンディングヘッドを移動し、ボンディングヘッドに取付けられた補正用ターゲットを第2の撮像手段に対向して位置させる第1の工程と、
    上記第2の撮像手段により上記補正用ターゲットを撮像して認識し、その撮像結果から補正用ターゲットに対する第2の撮像手段の位置ずれ量を算出する第2の工程と、
    上記ボンディングヘッドを移動し、補正用ターゲットを第3の撮像手段に対向させる第3の工程と、
    上記第3の撮像手段により補正用ターゲットを撮像して認識し、その撮像結果から補正ターゲットに対する第3の撮像手段の位置ずれ量を算出する第4の工程と、
    予め記憶された第2の撮像手段から第3の撮像手段までのボンディングヘッドの移動量と、補正用ターゲットに対する認識結果をもとに、第2の撮像手段から第3の撮像手段までの距離のずれ量を算出する第5の工程と、
    第2の撮像手段から第3の撮像手段までの距離のずれ量の算出結果に応じて、上記ボンディングヘッドを移動補正する第6の工程と
    を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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