JP2006309333A - 情報処理システム、情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置および方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画面に表示されているデータのコピーや移動などをより簡便に行うことができるようにする。
【解決手段】 ユーザは、ペン12で端末装置11のタッチパネル式ディスプレイ22上のコピーを所望するデータを指示しながらスイッチ31を押下する。スイッチ31は、電波による近接通信により、オン情報を端末装置11に送信し、指示したデータ(指示データ)を受信する。次に、ユーザは、ペースト先となるタッチパネル式ディスプレイ22上の位置にペン12を接触させ、押下したスイッチ31を元に戻す。スイッチ31は、オフ情報を送信し、それに対して端末装置11から送信されてくる保存情報要求を受信する。そして、スイッチ31は、オン情報を送信したときに端末装置11から受信した指示データを送信し、端末装置11は、ペースト先に指示データを表示させる。本発明は、例えば、タッチパネルとペンを入力手段とする情報処理装置に適用できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、画面に表示されているデータのコピーや移動などをより簡便に行うことができるようにする情報処理システム、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
PDA(Personal Digital Assistant)や電子手帳などの小型の携帯端末装置(以下、小型携帯端末装置と称する)では、デスクトップPC(Personal Computer)のキーボードやマウスなどのような十分な操作性を備える入力手段を備えることがスペース的に難しい場合、入力手段の一つとしてタッチパネルとペンを設けることがある。
タッチペンを用いた装置において、例えば、データの送信などの各種の操作を簡単に指定できるような方法が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
ところで、小型携帯端末装置で起動させた所定のアプリケーション上で文章入力を行っているユーザが、タッチパネルとタッチペンを用いて、既に入力した文字のコピーペースト(処理の)操作を行う場合、次のような操作となる。
1.タッチペンで「コピーコマンド」を入力(指定)する。
2.コピーしたい文字を選択する。これにより、選択された文字が小型携帯端末装置内のメモリに一時記憶される。
3.タッチペンで「ペーストコマンド」を入力(指定)する。
4.ペーストしたい場所にタッチペンで指定する。
以上のように、タッチパネルとタッチペンを用いた文字のコピーペースト操作では、大まかに4つの操作、換言すれば、4箇所のタッチペンの移動が必要となるため、操作数が多いことによる操作性の悪さから、操作を覚えられないというユーザや、簡単な文字であればコピーペースト操作を行わずに、再度同じ文字を入力してしまうユーザもいる。
デスクトップPCのように入力手段としてマウスが備えられている場合には、画面に表示されているキャレットとマウスのボタン操作(位置指定や右クリックによるコマンドメニュー選択など)との操作の組合せなどでコピーペースト操作を簡単に行う方法が採用されたりしているが、タッチパネルとペンを用いた操作は、基本的には、ペンでタッチパネルをタッチ(接触)するか、タッチパネルをタッチした位置を移動させるかの2種類の操作に制限されるため、従来では、コピーペースト操作を、小型携帯端末装置の他のボタンとの組合せやペンによるコマンド入力などで行うようにしていた。
特開平11−45149号公報 特開平11−53236号公報
しかしながら、装置の他のボタンとの組合せやペンによるコマンド入力などによる操作は、直感的な操作とは言えず、操作が分かりづらいものとなっていた。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、画面に表示されているデータのコピーや移動などをより簡便に行うことができるようにするものである。
本発明の情報処理システムは、第1の情報処理装置は、第1の表示手段に表示させるデータの制御を行う第1の表示制御手段と、第2の情報処理装置で行われたユーザの操作を表す操作情報を第2の情報処理装置から受信し、第1の表示手段に表示されたデータのうちの第2の情報処理装置で指示された指示データに関するデータ情報を送信する第1の通信手段と、第2の情報処理装置で指示された第1の表示手段上の位置を検出する第1の検出手段とを備え、第2の情報処理装置は、ユーザの操作を受け付ける受付手段と、ユーザの操作を表す操作情報を第1の情報処理装置に送信し、データ情報を第1の情報処理装置から受信する第2の通信手段と、第2の通信手段が受信したデータ情報を記憶する受信データ記憶手段とを備え、受付手段は、ユーザによる第1の操作を受け付け、第2の通信手段は、第1の操作を表す操作情報を第1の情報処理装置に送信し、第1の通信手段は、第1の操作を表す操作情報を第2の情報処理装置から受信し、第1の検出手段は、第1の操作を表す操作情報が受信された場合に、第2の情報処理装置で指示された第1の表示手段上の第1の位置を検出し、第1の通信手段は、第1の位置に表示されている指示データに関するデータ情報を送信し、第2の通信手段は、データ情報を第1の情報処理装置から受信し、受信データ記憶手段は、第2の通信手段が受信したデータ情報を記憶し、受付手段は、ユーザによる第2の操作を受け付け、第2の通信手段は、第2の操作を表す操作情報を第1の情報処理装置に送信し、第1の通信手段は、第2の操作を表す操作情報を第2の情報処理装置から受信するとともに、データ情報の要求を第2の情報処理装置に送信し、第1の検出手段は、第2の操作を表す操作情報が受信された場合に、第2の情報処理装置で指示された第1の表示手段上の第2の位置を検出し、第2の通信手段は、データ情報の要求を第1の情報処理装置から受信した場合、受信データ記憶手段に記憶されているデータ情報を送信し、第1の通信手段は、第2の情報処理装置から送信されてくるデータ情報を受信し、第1の表示制御手段は、第1の通信手段が受信したデータ情報に基づいて、指示データを第1の表示手段の第2の位置に表示させることを特徴とする。
データ情報は、指示データそのものであるようにさせることができる。
データ情報は、指示データを識別するデータ識別情報であり、第1の情報処理装置には、第2の情報処理装置で指示された指示データを記憶する指示データ記憶手段をさらに設け、第1の表示制御手段には、第1の検出手段が検出した第1の位置に表示されている指示データを指示データ記憶手段に記憶させ、第1の通信手段が受信したデータ識別情報に基づいて、指示データ記憶手段に記憶されている指示データを第1の表示手段の第2の位置に表示させることができる。
受付手段は、スイッチとさせ、第1の操作は、スイッチの押下であり、第2の操作は、押下されたスイッチを元に戻す操作であるようにさせることができる。
第1または第2の通信手段には、電波を介した近接通信を行わせ、第2の情報処理装置には、第1の通信手段から送信されてくる電波から電力を抽出する電力抽出手段をさらに設け、電力抽出手段により所定以上の電力が抽出された場合に起動させることができる。
第2の情報処理装置と通信を行う第3の情報処理装置をさらに設け、第3の情報処理装置は、第2の表示手段に表示させるデータの制御を行う第2の表示制御手段と、第2の情報処理装置で行われたユーザの操作を表す操作情報を第2の情報処理装置から受信するとともに、指示データに関するデータ情報を第2の情報処理装置から受信する第3の通信手段と、第2の情報処理装置で指示された第2の表示手段上の位置を検出する第2の検出手段とを有し、第3の通信手段には、第2の操作を表す操作情報を第2の情報処理装置から受信させるとともに、データ情報の要求を第2の情報処理装置に送信させ、第2の検出手段には、第2の操作を表す操作情報が受信された場合に、第2の情報処理装置で指示された第2の表示手段の第3の位置を検出させ、第3の通信手段には、データ情報の要求に応じて第2の情報処理装置から送信されてくるデータ情報を受信させ、第2の表示制御手段には、第3の通信手段が受信したデータ情報に基づいて、指示データを第2の表示手段の第3の位置に表示させることができる。
データ情報は、指示データそのものであるようにさせることができる。
データ情報は、指示データを識別するデータ識別情報であり、第1の情報処理装置には、第2の情報処理装置で指示された指示データを記憶する指示データ記憶手段と、第1の通信手段と異なる通信方式により第3の情報処理装置と通信する第4の通信手段とをさらに設け、第3の情報処理装置には、第3の通信手段と異なる通信方式であって、第4の通信手段と同一の通信方式により第1の情報処理装置と通信する第5の通信手段をさらに有し、第1の表示制御手段には、第1の検出手段が検出した第1の位置に表示されている指示データを指示データ記憶手段に記憶させ、第5の通信手段には、第3の通信手段が第2の情報処理装置から受信したデータ識別情報を第1の情報処理装置に送信させ、第4の通信手段には、第3の情報処理装置から送信されてくるデータ識別情報を受信させるとともに、データ識別情報に基づいて指示データ記憶手段に記憶されている指示データを第3の情報処理装置に送信させ、第5の通信手段には、第1の情報処理装置から送信されてくる指示データを受信させ、第2の表示制御手段には、第5の通信手段が受信した指示データを第2の表示手段の第3の位置に表示させることができる。
本発明の第1の情報処理方法は、受付手段において、ユーザによる第1の操作を受け付け、第2の通信手段において、第1の操作を表す操作情報を第1の情報処理装置に送信し、第1の通信手段において、第1の操作を表す操作情報を第2の情報処理装置から受信し、第1の検出手段において、第1の操作を表す操作情報が受信された場合に、第2の情報処理装置で指示された第1の表示手段上の第1の位置を検出し、第1の通信手段において、第1の位置に表示されている指示データに関するデータ情報を送信し、第2の通信手段において、データ情報を第1の情報処理装置から受信し、受信データ記憶手段において、第2の通信手段が受信したデータ情報を記憶し、受付手段において、ユーザによる第2の操作を受け付け、第2の通信手段において、第2の操作を表す操作情報を第1の情報処理装置に送信し、第1の通信手段において、第2の操作を表す操作情報を第2の情報処理装置から受信するとともに、データ情報の要求を第2の情報処理装置に送信し、第1の検出手段において、第2の操作を表す操作情報が受信された場合に、第2の情報処理装置で指示された第1の表示手段上の第2の位置を検出し、第2の通信手段において、データ情報の要求を第1の情報処理装置から受信した場合、受信データ記憶手段に記憶されているデータ情報を送信し、第1の通信手段において、第2の情報処理装置から送信されてくるデータ情報を受信し、第1の表示制御手段において、第1の通信手段が受信したデータ情報に基づいて、指示データを第1の表示手段の第2の位置に表示させることを特徴とする。
本発明の情報処理システムおよび第1の情報処理方法においては、受付手段において、ユーザによる第1の操作が受け付けられ、第2の通信手段において、第1の操作を表す操作情報が第1の情報処理装置に送信され、第1の通信手段において、第2の情報処理装置から送信されてくる第1の操作を表す操作情報が受信される。第1の検出手段において、第1の操作を表す操作情報を受信した場合に、第2の情報処理装置で指示された第1の表示手段上の第1の位置が検出され、第1の通信手段において、第1の位置に表示されている指示データに関するデータ情報が送信され、第2の通信手段において、第1の情報処理装置から送信されてくるデータ情報が受信され、受信データ記憶手段において、第2の通信手段が受信したデータ情報が記憶される。そして、受付手段において、ユーザによる第2の操作が受け付けられ、第2の通信手段において、第2の操作を表す操作情報が第1の情報処理装置に送信され、第1の通信手段において、第2の情報処理装置から送信されてくる第2の操作を表す操作情報が受信されるとともに、データ情報の要求が第2の情報処理装置に送信され、第1の検出手段において、第2の操作を表す操作情報を受信した場合に、第2の情報処理装置で指示された第1の表示手段上の第2の位置が検出される。第2の通信手段において、第1の情報処理装置からのデータ情報の要求を受信した場合、受信データ記憶手段に記憶されているデータ情報が送信され、第1の通信手段において、第2の情報処理装置から送信されてくるデータ情報が受信され、第1の表示制御手段において、第1の通信手段が受信したデータ情報に基づいて、指示データが第1の表示手段の第2の位置に表示される。
本発明の第1の情報処理装置は、表示手段に表示させるデータの制御を行う表示制御手段と、第1の装置で行われたユーザの操作を表す操作情報を第1の装置から受信し、表示手段に表示されたデータのうちの第1の装置で指示された指示データに関するデータ情報を送信する第1の通信手段と、第1の装置で指示された表示手段上の位置を検出する検出手段とを備え、第1の通信手段は、ユーザによる第1の操作を表す操作情報を第1の装置から受信し、検出手段は、第1の通信手段が第1の操作を表す操作情報を受信した場合に、第1の装置で指示された表示手段上の第1の位置を検出し、第1の通信手段は、第1の位置に表示されている指示データに関するデータ情報を送信するとともに、ユーザによる第2の操作を表す操作情報を第1の装置から受信した場合に、データ情報の要求を第1の装置に送信し、検出手段は、第1の通信手段が第2の操作を表す操作情報を受信した場合に、第1の装置で指示された表示手段上の第2の位置を検出し、第1の通信手段は、データ情報の要求に応じて第1の装置から送信されてくるデータ情報を受信し、表示制御手段は、第1の通信手段が受信したデータ情報に基づいて、指示データを表示手段の第2の位置に表示させることを特徴とする。
データ情報は、指示データそのものであるようにさせることができる。
データ情報は、指示データを識別するデータ識別情報であり、第1の装置で指示された指示データを記憶する指示データ記憶手段をさらに設け、表示制御手段には、検出手段が検出した第1の位置に表示されている指示データを指示データ記憶手段に記憶させ、第1の通信手段が受信したデータ識別情報に基づいて、指示データ記憶手段に記憶されている指示データを表示手段の第2の位置に表示させることができる。
第1の通信手段と異なる通信方式により第2の装置と通信する第2の通信手段をさらに設け、表示制御手段には、検出手段が検出した第1の位置に表示されている指示データを指示データ記憶手段に記憶させ、第2の通信手段には、第2の装置から送信されてくるデータ識別情報を受信させるとともに、データ識別情報に基づいて指示データ記憶手段に記憶されている指示データを第2の装置に送信させることができる。
第1の通信手段には、第1の装置と、電波を介した近接通信を行わせ、第1の通信手段から送信されてくる電波から電力を抽出する電力抽出手段をさらに設け、電力抽出手段により所定以上の電力が抽出された場合に起動させることができる。
本発明の第2の情報処理方法は、第1の通信手段において、ユーザによる第1の操作を表す操作情報を他の装置から受信し、検出手段において、第1の通信手段が第1の操作を表す操作情報を受信した場合に、他の装置で指示された表示手段上の第1の位置を検出し、第1の通信手段において、第1の位置に表示されている指示データに関するデータ情報を送信するとともに、ユーザによる第2の操作を表す操作情報を他の装置から受信した場合に、データ情報の要求を他の装置に送信し、検出手段において、第1の通信手段が第2の操作を表す操作情報を受信した場合に、他の装置で指示された表示手段上の第2の位置を検出し、第1の通信手段において、データ情報の要求に応じて他の装置から送信されてくるデータ情報を受信し、表示制御手段において、第1の通信手段が受信したデータ情報に基づいて、指示データを表示手段の第2の位置に表示させることを特徴とする。
本発明の第1のプログラムは、第1の通信手段において、ユーザによる第1の操作を表す操作情報を他の装置から受信し、検出手段において、第1の通信手段が第1の操作を表す操作情報を受信した場合に、他の装置で指示された表示手段上の第1の位置を検出し、第1の通信手段において、第1の位置に表示されている指示データに関するデータ情報を送信するとともに、ユーザによる第2の操作を表す操作情報を他の装置から受信した場合に、データ情報の要求を他の装置に送信し、検出手段において、第1の通信手段が第2の操作を表す操作情報を受信した場合に、他の装置で指示された表示手段上の第2の位置を検出し、第1の通信手段において、データ情報の要求に応じて他の装置から送信されてくるデータ情報を受信し、表示制御手段において、第1の通信手段が受信したデータ情報に基づいて、指示データを表示手段の第2の位置に表示させることを特徴とする。
本発明の第1の情報処理装置、第2の情報処理方法、および第1のプログラムにおいては、第1の通信手段において、他の装置から送信されてくるユーザによる第1の操作を表す操作情報が受信され、検出手段において、第1の通信手段が第1の操作を表す操作情報を受信した場合に、他の装置で指示された表示手段上の第1の位置が検出され、第1の通信手段において、第1の位置に表示されている指示データに関するデータ情報が送信されるとともに、他の装置から送信されてくるユーザによる第2の操作を表す操作情報を受信した場合に、データ情報の要求が他の装置に送信される。また、検出手段において、第1の通信手段が第2の操作を表す操作情報を受信した場合に、他の装置で指示された表示手段上の第2の位置が検出され、第1の通信手段において、データ情報の要求に応じて他の装置から送信されてくるデータ情報が受信され、表示制御手段において、第1の通信手段が受信したデータ情報に基づいて、指示データが表示手段の第2の位置に表示される。
本発明の第2の情報処理装置は、ユーザの操作を受け付ける受付手段と、ユーザの操作を表す操作情報を他の装置に送信し、表示手段に表示されたデータのうちの情報処理装置で指示された指示データに関するデータ情報を他の装置から受信する通信手段と、通信手段が受信したデータ情報を記憶する受信データ記憶手段とを備え、受付手段は、ユーザによる第1の操作を受け付け、通信手段は、第1の操作を表す操作情報を他の装置に送信するとともに、データ情報を他の装置から受信し、受信データ記憶手段は、通信手段が受信したデータ情報を記憶し、受付手段は、ユーザによる第2の操作を受け付け、通信手段は、第2の操作を表す操作情報を他の装置に送信するとともに、データ情報の要求を他の装置から受信した場合、受信データ記憶手段に記憶されているデータ情報を他の装置に送信することを特徴とする。
データ情報は、指示データそのものであるか、または、指示データを識別するデータ識別情報であるようにさせることができる。
受付手段は、スイッチとさせ、第1の操作は、スイッチの押下であり、第2の操作は、押下されたスイッチを元に戻す操作であるようにさせることができる。
通信手段には、他の装置と、電磁波を介した近接通信を行うようにさせることができる。
本発明の第3の情報処理方法は、受付手段において、ユーザによる第1の操作を受け付け、通信手段において、第1の操作を表す操作情報を他の装置に送信するとともに、データ情報を他の装置から受信し、受信データ記憶手段において、通信手段が受信したデータ情報を記憶し、受付手段において、ユーザによる第2の操作を受け付け、通信手段において、第2の操作を表す操作情報を他の装置に送信するとともに、データ情報の要求を他の装置から受信した場合、受信データ記憶手段に記憶されているデータ情報を他の装置に送信することを特徴とする。
本発明の第2のプログラムは、受付手段において、ユーザによる第1の操作を受け付け、通信手段において、第1の操作を表す操作情報を他の装置に送信するとともに、データ情報を他の装置から受信し、受信データ記憶手段において、通信手段が受信したデータ情報を記憶し、受付手段において、ユーザによる第2の操作を受け付け、通信手段において、第2の操作を表す操作情報を他の装置に送信するとともに、データ情報の要求を他の装置から受信した場合、受信データ記憶手段に記憶されているデータ情報を他の装置に送信することを特徴とする。
本発明の第2の情報処理装置、第3の情報処理方法、および第2のプログラムにおいては、受付手段において、ユーザによる第1の操作が受け付けられ、通信手段において、第1の操作を表す操作情報が他の装置に送信されるとともに、他の装置から送信されてくるデータ情報が受信され、受信データ記憶手段において、通信手段が受信したデータ情報が記憶され、受付手段において、ユーザによる第2の操作が受け付けられ、通信手段において、第2の操作を表す操作情報が他の装置に送信されるとともに、データ情報の要求を他の装置から受信した場合、受信データ記憶手段に記憶されているデータ情報が他の装置に送信される。
本発明によれば、画面に表示されているデータのコピーや移動などをより簡便に行うことができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加されたりする発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載の情報処理システム(例えば、図1の表示システム1)は、
第1の表示手段に表示させるデータの処理を行う第1の情報処理装置と、前記第1の表示手段に表示された前記データを指示する第2の情報処理装置とから構成される情報処理システムにおいて、
前記第1の情報処理装置(例えば、図1の端末装置11)は、
前記第1の表示手段に表示させる前記データの制御を行う第1の表示制御手段(例えば、図2のCPU51)と、
前記第2の情報処理装置で行われたユーザの操作を表す操作情報を前記第2の情報処理装置から受信し、前記第1の表示手段に表示されたデータのうちの前記第2の情報処理装置で指示された指示データに関するデータ情報を送信する第1の通信手段(例えば、図2のNFC通信部58)と、
前記第2の情報処理装置で指示された前記第1の表示手段(例えば、図2の表示部71)上の位置を検出する第1の検出手段(例えば、図2のタッチパネル72)と
を備え、
前記第2の情報処理装置(例えば、図1のペン12)は、
ユーザの操作を受け付ける受付手段(例えば、図4のスイッチ31)と、
前記ユーザの操作を表す操作情報を前記第1の情報処理装置に送信し、前記データ情報を前記第1の情報処理装置から受信する第2の通信手段(例えば、図4の通信部101)と、
前記第2の通信手段が受信した前記データ情報を記憶する受信データ記憶手段(例えば、図4の記憶部104)と
を備え、
前記受付手段は、前記ユーザによる第1の操作を受け付け、
前記第2の通信手段は、前記第1の操作(例えば、スイッチ31のオン操作)を表す操作情報(例えば、オン情報)を前記第1の情報処理装置に送信し、
前記第1の通信手段は、前記第1の操作を表す操作情報を前記第2の情報処理装置から受信し、
前記第1の検出手段は、前記第1の操作を表す操作情報が受信された場合に、前記第2の情報処理装置で指示された前記第1の表示手段上の第1の位置を検出し、
前記第1の通信手段は、前記第1の位置(例えば、接触位置A)に表示されている前記指示データ(例えば、コピー文字)に関する前記データ情報(例えば、メモリID)を送信し、
前記第2の通信手段は、前記データ情報を前記第1の情報処理装置から受信し、
前記受信データ記憶手段は、前記第2の通信手段が受信した前記データ情報を記憶し、
前記受付手段は、前記ユーザによる第2の操作(例えば、スイッチ31のオフ操作)を受け付け、
前記第2の通信手段は、前記第2の操作を表す操作情報(例えば、オフ情報)を前記第1の情報処理装置に送信し、
前記第1の通信手段は、前記第2の操作を表す操作情報を前記第2の情報処理装置から受信するとともに、前記データ情報の要求(例えば、保存情報要求)を前記第2の情報処理装置に送信し、
前記第1の検出手段は、前記第2の操作を表す操作情報が受信された場合に、前記第2の情報処理装置で指示された前記第1の表示手段上の第2の位置(例えば、接触位置B)を検出し、
前記第2の通信手段は、前記データ情報の要求を前記第1の情報処理装置から受信した場合、前記受信データ記憶手段に記憶されている前記データ情報を送信し、
前記第1の通信手段は、前記第2の情報処理装置から送信されてくる前記データ情報を受信し、
前記第1の表示制御手段は、前記第1の通信手段が受信した前記データ情報に基づいて、前記指示データを前記第1の表示手段の前記第2の位置に表示させる
ことを特徴とする。
請求項3に記載の情報処理システムは、
前記データ情報は、前記指示データを識別するデータ識別情報であり、
前記第1の情報処理装置は、
前記第2の情報処理装置で指示された前記指示データを記憶する指示データ記憶手段(例えば、図2のRAM53)をさらに備え、
前記第1の表示制御手段は、前記第1の検出手段が検出した前記第1の位置に表示されている前記指示データを前記指示データ記憶手段に記憶させ、前記第1の通信手段が受信した前記データ識別情報に基づいて、前記指示データ記憶手段に記憶されている前記指示データを前記第1の表示手段の前記第2の位置に表示させる
ことを特徴とする。
請求項5に記載の情報処理システムは、
前記第1または第2の通信手段は、電波を介した近接通信を行い、
前記第2の情報処理装置は、
前記第1の通信手段から送信されてくる電波から電力を抽出する電力抽出手段(例えば、図4の電力抽出部102)をさらに備え、
前記電力抽出手段により所定以上の電力が抽出された場合に起動する
ことを特徴とする。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した表示システムの一実施の形態の構成例を示している。
図1の表示システム1は、端末装置11とペン12により構成されている。
端末装置11は、内部に記憶されているアプリケーション(プログラム)により、所定のデータ処理を行うことが可能な小型の(携帯型の)装置である。端末装置11は、アンテナ21とタッチパネル式ディスプレイ22を少なくとも有している。
端末装置11は、アプリケーションを起動し、起動されたアプリケーションで処理したデータをタッチパネル式ディスプレイ22に表示させる。ここで、例えば、アプリケーションが文書作成ソフトである場合、タッチパネル式ディスプレイ22には、ロードされた文書ファイルに対応する文字(文章)が表示される。
また、端末装置11は、NFC通信機能を有しており、タッチパネル式ディスプレイ22の周辺に埋め込まれたアンテナ21を介して、NFC通信機能を同様に有するペン(NFCペン)12と、単一の周波数の搬送波を使用した電磁誘導による近接通信(NFC(Near Field Communication))を行うことができるようになっている。
ここで、端末装置11およびペン12が使用する搬送波の周波数としては、例えば、ISM(Industrial Scientific Medical)バンドの13.56MHzなどを採用することができる。
また、近接通信とは、通信する装置どうしの距離が、数10cm以内(以下、近接距離と称する)となって可能となる通信を意味し、通信する装置どうし(の筐体)が接触して行う通信も含まれる。
ペン12は、ペン形状のポインティングデバイスであり、ユーザがタッチパネル式ディスプレイ22上の所定の位置を指示するのに使用される。ペン12には、スイッチ31が設けられており、ユーザによりスイッチ31がオンまたはオフされた場合に、ペン12は、オン情報またはオフ情報を近接通信により端末装置11に送信する。また、ペン12は、送信したオンまたはオフ情報に応じて端末装置11から送信されてくるデータを受信し、内部に記憶する。
図2は、端末装置11のハードウエア構成例を示すブロック図である。
CPU(Central Processing Unit)51は、ROM(Read Only Memory)52に記憶されているプログラム、または、記憶部57からRAM(Random Access Memory)53にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。例えば、CPU51は、タッチパネル式ディスプレイ22に表示させるデータの制御を行う。RAM53にはまた、CPU51が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
CPU51、ROM52、およびRAM53は、バス54を介して相互に接続されている。このバス54にはまた、入出力インタフェース55も接続されている。
入出力インタフェース55には、タッチパネル式ディスプレイ22、キーボード、操作ボタンなどよりなる入力部56、ハードディスクなどより構成される記憶部57、NFC通信処理を行うNFC通信部58、および、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394、IEEE802.11a,IEEE802.11b、IEEE802.11g、またはBluetooth(登録商標)などの規格に基づき、NFC通信部58が通信を行う範囲より広域な範囲で有線または無線により通信処理を行う通信部59が接続されている。
タッチパネル式ディスプレイ22は、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなる表示部71にタッチパネル72が重畳して構成されている。
表示部71の表示エリアにはアドレスが割り付けられており、CPU51が表示部71に所定のデータ(文字や画像、アイコンなど)を表示させる場合、CPU51は、そのアドレスを指定してデータを供給する。タッチパネル72は、表示部71の表示エリアに割り付けられているのと同一のアドレスで、ペン12によって接触された位置を検出し、入出力インタフェース55を介してCPU51に供給する。
これにより、CPU51は、表示部71に表示されたデータのうちのどのデータがペン12によって指示(選択)されたかを認識することができる。
NFC通信部58は、電波(電磁波)を放射し、例えば、ポーリングなどの処理を行うことによって、近接距離内にあるペン12を検出する。NFC通信部58は、CPU51の制御の下、チャレンジ・レスポンス方式などにより、所定のデータ(チャレンジワード)を交換し、ペン12を認証する(端末装置11とペン12が相互認証を行う)。
NFC通信部58は、上述したオン情報またはオフ情報をペン12から受信し、CPU51に供給する。
ユーザがペン12のスイッチ31をオンした場合、CPU51は、NFC通信部58を介してオン情報をペン12から受信する。また、タッチパネル72(表示部71)上の所定の位置A(以下、接触位置Aと称する)にペン12が接触(タッチ)している場合、CPU51には、タッチパネル72から接触位置Aのアドレスが供給される。
そして、CPU51は、オン情報を受信した時に表示部71の接触位置Aに表示させていたデータをRAM53に記憶させる。換言すれば、表示部71に表示されているデータのうちの、ユーザがペン12で指示したデータ(指示データ)がRAM53に記憶される。
また、CPU51は、RAM53に記憶させた指示データを識別するメモリID(データ識別情報)を、NFC通信部58を介してペン12に送信する。ここで、メモリIDは、例えば、指示データが記憶されているアドレス情報である。
さらに、ユーザが、タッチパネル72上の所定の位置B(以下、接触位置Bと称する)にペン12を接触(タッチ)させて、オンしていたペン12のスイッチ31をオフした場合には、CPU51は、ペン12が保存している情報を要求する保存情報要求(データ情報の要求)を、NFC通信部58を介してペン12に送信する。ここで、ペン12が保存している情報とは、CPU51がオン情報を受信したときにペン12に送信したメモリIDである。
保存情報要求に応じてメモリIDがペン12から送信されてくると、CPU51は、そのメモリIDに基づいて、RAM53に記憶させた指示データを読み出し、スイッチ31がオフされたときにペン12が接触していたタッチパネル72上の位置(即ち、接触位置Bのアドレス)を指定して、表示部71に供給する。これにより、表示部71の接触位置Aに表示されていたデータ(指示データ)が、接触位置Bにも表示される。つまり、接触位置Aに表示されていて、ユーザにペン12で指示されたデータ(指示データ)が、表示部71の接触位置Bにコピーされる。
なお、CPU51は、ペン12に送信するメモリIDなどのデータを所定の暗号方式で暗号化するとともに、暗号化されてペン12から送信されてくるオン情報またはオフ情報などのデータを所定の暗号方式で復号する。ここで、暗号方式は、例えば、DES(Data Encryption Standard)方式、3DES(Triple DES)方式、AES(Advanced Encryption Standard)方式などが採用される。
入出力インタフェース55には、必要に応じてドライブ60が接続される。ドライブ60には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア61が適宜装着され、それから読み出されたコンピュータプログラムが必要に応じて記憶部57にインストールされる。
図3は、図2のNFC通信部58の詳細な構成例を示すブロック図である。
NFC通信部58は、アンテナ21、マンチェスタ符号化部81、ASK(Amplitude Shift Keying)変調部82、および発振回路83により構成されている。また、マンチェスタ符号化部81は、符号化部91および復号部92で構成され、ASK変調部82は、変調部93および復調部94で構成されている。
符号化部91は、入出力インタフェース55を介してCPU51から供給されるデータ(例えば、メモリIDなど)をマンチェスタ方式により符号化し、その結果得られるマンチェスタ符号化信号を変調部82に供給する。復号部92は、復調部94から供給されるマンチェスタ符号化信号を復号し、その結果得られるデータ(例えば、オン情報またはオフ情報など)をCPU51に供給する。なお、符号化部91および復号部92がCPU51とやりとりするデータは、上述したように所定の暗号方式で暗号化された状態のデータである。
発振回路83は、搬送波となる所定の周波数(例えば、13.56MHz)のクロック信号を生成し、変調部93に供給する。
変調部93は、発振回路83からのクロック信号に基づいて搬送波を生成し、その搬送波をASK変調し、アンテナ21を介してペン12にデータを送信する。復調部94は、ペン12によって負荷変調されたASK変調波を、アンテナ21を介して受信し、復調して得られるデータのマンチェスタ符号化信号を復号部92に供給する。
アンテナ(アンテナコイル)21は、送受信されるデータとなる電波(電磁波)を輻射(放射)する。
図4は、ペン12の詳細な構成例を示すブロック図である。
ペン12は、スイッチ31、通信部101、電力抽出部102、CPU103、および記憶部104により構成されている。また、通信部101は、アンテナ111、ASK変調部112、マンチェスタ符号化部113、および発振回路114により構成されている。
ユーザは、ペン12をタッチパネル72に接触させて、表示部71に表示されているデータのうちのコピーを所望するデータを指示し、スイッチ31をオンする(この位置が接触位置Aとなる)。そして、ユーザは、タッチパネル72(表示部71)上のペーストする位置にペン12を移動させ、スイッチ31をオフする(この位置が接触位置Bとなる)。
換言すれば、ユーザは、スイッチ31がオンされてからオフされるまでの間、スイッチ31を押し続ける動作を行う。この動作は、ユーザがコピーを所望するデータの位置で、そのデータを掴み(摘まみ)、ペーストする位置に掴んだデータを放すような、実際の物体を移動するときの動作の感覚と一致する。
スイッチ31は、ユーザの操作を受け付ける。即ち、スイッチ31は、ユーザがスイッチ31を押下した場合にオンの操作信号をCPU103に供給し、ユーザが押下したスイッチ31を元に戻す操作を行った場合にオフの操作信号をCPU103に供給する。
通信部101は、端末装置111との間で、メモリIDや、ユーザが行ったスイッチ31のオンの操作を表すオン情報またはオフの操作を表すオフ情報(操作情報)などのデータの通信を行う。
ASK変復調部112は、復調部121と変調部122とから構成されている。復調部121は、端末装置111から発せられるASK変調波(電波)を、アンテナ111を介して受信し、復調して得られるマンチェスタ符号化信号を復号部123に供給する。変調部122は、符号化部124からのマンチェスタ符号化信号に応じて、アンテナ111と並列に接続された負荷(図示せず)を変動させることにより、端末装置111から出力されている振幅が一定の変調波をASK変調させて、端末装置111にデータを送信する。
マンチェスタ符号化部113は、復号部123と符号化部124とから構成されている。復号部123は、復調部121から供給されるマンチェスタ符号化信号を復号し、その結果得られるデータをCPU103に供給する。符号化部124は、CPU103からのデータをマンチェスタ方式により符号化し、その結果得られるマンチェスタ符号化信号を変調部122に供給する。
電力抽出部102は、アンテナ111を介して端末装置111(のNFC通信部58)から放射されてくる電波(ASK変調波)を受信し、その電波から生じる電力を抽出し、各ブロックに供給する。これにより、ペン12が起動する。従って、端末装置111から所定以上の電波が受信される限り、ユーザは半永久的にペン12を使用することができる。なお、所定以上の電波とは、ペン12が動作するのに必要な最低の電力を起動させるだけの電波である。
CPU103は、端末装置111に送受信するデータの処理を行う。例えば、CPU103は、通信部101で受信したメモリIDを記憶部104に記憶させる。また、CPU103は、スイッチ31から供給されるオンまたはオフの操作信号に基づいて、オン情報またはオフ情報を通信部101に送信させる。
なお、上述したように、端末装置111との間で送受信されるデータは所定の暗号方式で暗号化されたデータであり、CPU103は、受信したデータを所定の暗号方式で復号したり、端末装置111に送信するデータを所定の暗号方式で暗号化したりする。
記憶部104は、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory(磁気抵抗メモリ))、またはFeRAM(強誘電体メモリ)などの不揮発性メモリなどにより構成され、CPU103から供給されるデータを記憶する。ここで、記憶部104に記憶されるデータとしては、端末装置111から送信されてくるメモリIDなどがある。
次に、図5のフローチャートを参照して、端末装置11の表示部71に表示されているデータのなかから、所定のデータをペン12で選択し、表示元(コピー元)の位置とは異なる位置(コピー先)にペーストする(貼り付ける)コピー処理について説明する。なお、図5のフローチャートは、端末装置11の処理と、それに対応するペン12の処理を分かりやすくするために、端末装置11の処理と、それに対応するペン12の処理を点線で対応付けている。
端末装置11では、図5に示す処理が開始される時点で、所定のアプリケーションが起動し、表示部71に所定のデータが表示されている状態であるとする。なお、以下では、例えば、文書作成ソフトのアプリケーションが起動し、表示部71に文章(文字)が表示されている状態であり、コピーの対象データ(指示データ)が文字である例について説明する。
ユーザが、ペン12を端末装置11の近接距離内に移動すると、ステップS1において、ペン12は、端末装置11から送信されてくる電波から電力を抽出し、起動する。そして、ペン12は、端末装置11からのポーリングコマンドに応答し、その後、認証処理を行う。
ステップS31において、端末装置11は、ポーリングコマンドを送信し、それに応答してきたペン12を検出する。そして、端末装置11は、ペン12と認証処理を行う。
即ち、端末装置11とペン12との間で、チャレンジ・レスポンス方式などを用いた相互認証(処理)が行われ、これにより、セキュアな通信が確立される。
ステップS2において、ユーザの操作によって、ペン12は、タッチパネル72上の所定の位置(この位置を接触位置Aとする)に接触する。ステップS32において、端末装置11は、ペン12のステップS2の処理に対応して、接触位置Aのアドレス(タッチアドレスA)を検出する。
ステップS3において、ペン12は、ユーザがスイッチ31をオン(押下)したかどうかを判定し、スイッチ31をオンしたと判定するまで待機する。そして、スイッチ31がオン(押下)された場合、即ち、スイッチ31からCPU103にオンの操作信号が供給された場合、ステップS4に進み、ペン12は、オン情報を端末装置11に送信する。
ステップS33において、端末装置11は、ペン12からのオン情報を受信し、ステップS34に進む。
ステップS34において、端末装置11は、表示部71に表示させている文字であって、タッチアドレスAにある文字(以下、コピー文字と称する)をRAM53に記憶させる。そして、ステップS35において、端末装置11は、RAM53に記憶させたコピー文字を識別するメモリIDをペン12に送信する。
端末装置11のステップS35の処理に対応して、ペン12は、ステップS5において、端末装置11から送信されてくるメモリIDを受信し、ステップS6において、記憶部104に記憶させる(記憶部104はメモリIDを記憶する)。
その後、ユーザが操作することによって、ステップS7において、ペン12は、タッチパネル72上の所定の位置(この位置を接触位置Bとする)に接触する。これに対応して、ステップS36において、端末装置11は、接触位置Bのアドレス(タッチアドレスB)を検出し、RAM53に記憶させる。
ステップS8において、ペン12は、ユーザがスイッチ31をオフしたか(押下したスイッチ31を元に戻したか)どうかを判定し、スイッチ31をオフしたと判定するまで待機する。そして、スイッチ31がオフされた場合、即ち、スイッチ31からCPU103にオフの操作信号が供給された場合、ステップS9に進み、ペン12は、オフ情報を端末装置11に送信する。
ステップS37において、端末装置11は、ペン12からのオフ情報を受信し、ステップS38において、ペン12が保存している情報を要求する保存情報要求をペン12に送信する。
ステップS10において、ペン12は、端末装置11からの保存情報要求を受信し、ステップS11において、ペン12は、その保存情報要求に応じて、記憶部104に記憶させておいたメモリIDを端末装置11に送信する。
ステップS39において、端末装置11は、ペン12から送信されてくるメモリIDを受信し、ステップS40において、受信したメモリIDに基づいて、RAM53に記憶されているコピー文字を読み出し、表示部71の接触位置Bに読み出したコピー文字を表示させる。即ち、CPU51は、タッチアドレスBを指定して、RAM53から読み出したメモリIDに対応するコピー文字を表示部71に供給して、コピー処理を終了する。
以上の処理によって、表示部71のタッチアドレスAの位置に表示されていたコピー文字が、タッチアドレスBの位置にも表示される(コピーされる)。
次に、図6および図7のフローチャートを参照して、端末装置11のコピー処理についてさらに説明する。上述した図5では、ユーザがペン12で選択したコピー文字(に対応するアドレス)が1文字(1箇所)である場合のコピー処理について説明したが、図6および図7では、単語や文章などに相当する複数の文字をコピー文字として指定する場合のコピー処理について説明する。なお、図6および図7に対応するペン12のコピー処理は、図5で説明した処理と同様であるので、その説明を省略する。
初めに、ステップS50において、端末装置11は、ポーリングコマンドを送信し、それに応答してきたペン12を検出する。そして、ステップS50において、端末装置11は、ペン12の認証処理を行う。
ステップS51において、端末装置11のタッチパネル72は、ペン12が自分に接触したかどうかを判定し、ペン12が接触したと判定されるまで待機する。
ステップS51で、ペン12がタッチパネル72に接触したと判定された場合、ステップS52に進み、タッチパネル72は、ペン12が接触している接触位置Aのアドレス(開始アドレス)を検出し、CPU51に供給する。また、ステップS52において、CPU51は、タッチパネル72から供給された接触位置Aの開始アドレスをRAM53に記憶させる。
ステップS53において、タッチパネル72は、ペン12が移動したか否かを判定し、ペン12が移動していないと判定された場合、ステップS54をスキップしてステップS55に進む。
一方、ステップS53で、ペン12が移動したと判定された場合、即ち、タッチパネル72が、ペン12が接触しているタッチパネル72上のアドレスであって、接触位置Aの開始アドレスと異なるアドレスを検出した場合、ステップS54において、タッチパネル72は、アドレスを更新する。即ち、ステップS54において、タッチパネル72は、接触位置Aの開始アドレスと異なるアドレスをCPU51に供給して、ステップS55に進む。
ステップS55において、CPU51は、NFC通信部58を介して、ペン12からオン情報を受信したか否かを判定し、オン情報を受信していないと判定した場合、処理をステップS53に戻す。そして、ステップS53乃至S55の処理が繰り返されることにより、端末装置11がペン12からオン情報を受信するまでの間、ペン12で接触されているタッチパネル72上の位置(アドレス)が更新され続ける。
そして、ステップS55で、オン情報を受信したと判定された場合、ステップS56に進み、CPU51は、タッチパネル72から供給されたアドレスを接触位置Aの終了アドレスとして、ユーザによりペン12で選択された表示部71上の選択範囲(接触位置Aの開始アドレスから終了アドレスまでの範囲)を計算する。そして、CPU51は、表示部71の選択範囲に表示させているコピー文字をRAM53に記憶させる。
ステップS57において、CPU51は、RAM53に記憶させたコピー文字を識別するメモリIDを、NFC通信部58を介してペン12に送信する(NFC通信部58に送信させる)。
その後、ステップS58において、端末装置11のタッチパネル72は、ペン12が再び自分に接触したかどうかを判定し、ペン12が接触したと判定されるまで待機する。即ち、端末装置11は、コピー先となるタッチパネル72上の位置(接触位置B)がペン12で指定されるまで待機する。
ステップS58で、ペン12がタッチパネル72に接触したと判定された場合、ステップS59に進み、タッチパネル72は、ペン12が接触している接触位置Bのアドレスを検出し、CPU51に供給する。
そして、ステップS60において、CPU51は、NFC通信部58を介して、ペン12からオフ情報を受信したか否かを判定し、オフ情報を受信していないと判定した場合、処理をステップS59に戻す。そして、ステップS59およびS60の処理が繰り返されることにより、端末装置11がオフ情報を受信するまでの間、タッチパネル72からCPU51に供給される、ペン12で接触されているタッチパネル72上の位置(アドレス)が更新され続ける。
一方、ステップS60でオフ情報を受信したと判定された場合、ステップS61に進み、CPU51は、タッチパネル72から供給された接触位置BのアドレスをRAM53に記憶させて、ステップS62に進む。
ステップS62において、CPU51は、ペン12が保存している情報を要求する保存情報要求をペン12に送信する。
ペン12が端末装置11からの保存情報要求に応じて、メモリIDを送信すると、ステップS63において、端末装置11のCPU51は、NFC通信部58を介して、ペン12から送信されてきたメモリIDを受信し、ステップS64に進む。
ステップS64において、CPU51は、受信したメモリIDに基づいて、RAM53に記憶されているコピー文字を読み出し、表示部71の接触位置Bに読み出したコピー文字を表示させる。即ち、CPU51は、タッチアドレスBを指定して、RAM53から読み出したメモリIDに対応するコピー文字を表示部71に供給して、コピー処理を終了する。
以上のように、従来のタッチパネルとペンを用いたコピー処理(コピーペースト動作)では、ユーザは、コピーコマンドの指定、コピー元(コピー文字)の選択(指定)、ペーストコマンドの指定、コピー先(ペースト位置)の指定の4つの動作(タッチパネル上の4箇所の指定)が必要であったが、表示システム1のコピー処理によれば、ペン12のスイッチ31と連携して、コピー元の指定、コピー先の指定の2つの動作(タッチパネル72上の2箇所の指定)で済むようになる。
さらに、ユーザが行うスイッチ31の操作は、移動するオブジェクト(現実の物体)を現在ある位置(コピー元の位置)で掴んで(保持したまま)移動し、移動先の位置(ペースト位置)で放す動作と同様なため、ユーザにとって直感的に理解しやすい操作性となっている。即ち、表示部71(画面)に表示されているデータのコピーをより簡便に行うことができる。
また、端末装置11とペン12とは相互認証され、端末装置11とペン12との間でやりとりされるデータは、所定の暗号化方式で暗号化されたデータであるため、盗聴や改ざんが不可能な通信(セキュアな通信)が可能である。
このコピー処理による方法を用いて、例えば、スケジュール表を表示するアプリケーションなどでは、表示エリアの一部分(文字一覧エリアと称する)に、出張、会議、休み、または、来客などの、いつも使用する文字を常に表示させておくようにして、ユーザが、スイッチ31を押下して(オンして)文字一覧エリアに表示されているコピー文字をペン12でタッチし、入力したい日時のエリアにペン12でタッチしてスイッチ31を元に戻す(オフする)という操作が可能となる。即ち、手書き入力やキーボード入力の作業が少なくて済み、より簡単な(タッチパネル72をタッチする回数の少ない)入力が可能となる。
なお、上述した例では、コピー文字が指定された場合、CPU51は、そのコピー文字をRAM53に記憶させておき、コピー文字を識別する情報であるメモリIDをペン12に送信するようにしたが、勿論、コピー文字そのものをペン12に送信するようにしてもよい。
また、上述した例では、コピー文字(ペン12で選択された文字)のコピー元とコピー先の両方が、1つの端末装置11の表示部71の表示エリア内にある例について説明したが、コピー元とコピー先の位置を異なる端末装置の表示部とすることも可能である。図8を参照して、そのような場合の実施の形態について説明する。
即ち、図8は、本発明を適用した表示システムのその他の実施の形態の構成例を示している。なお、図1における場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、その説明を適宜省略する。
図8の表示システム201は、端末装置11、ペン12、および端末装置211により構成されている。
端末装置211は、図2および図3で説明した端末装置11と同様の構成を有する装置であり、その詳細な構成の説明を省略する。なお、以下において、端末装置211の詳細な構成の処理部を、図2および図3で説明した端末装置11の処理部を引用して説明することとし、その場合、図2および図3に示した符号にダッシュ(’)をつけて説明する。例えば、端末装置211のCPUであれば、CPU51’として説明する。
また、端末装置11と端末装置211は、通信部59と通信部59’により、近接距離より遠い距離の範囲で(広域で)通信を行うことができる。例えば、端末装置11と端末装置211は、IEEE802.11a,IEEE802.11b、またはIEEE802.11g、Bluetooth(登録商標)などの規格に基づく無線通信(近接通信と区別して広域無線通信と称する)を行う。
ペン12が端末装置11の近接距離内にある場合、例えば、ペン12が図8において点線221Aで示されている位置にある場合、ペン12は、端末装置11と近接通信を行うことができる。
一方、ペン12が端末装置211の近接距離内にある場合、例えば、ペン12が図8において点線221Bで示されている位置にある場合、ペン12は、端末装置211と近接通信を行うことができる。
ユーザがタッチパネル式ディスプレイ22に表示されている文字(データ)をペン12でタッチしてスイッチ31をオンすると、端末装置11は、ペン12で指定されたコピー文字(指示データ)を表すメモリID(データ識別情報)を、近接通信によりペン12に送信する。
そして、ユーザが、端末装置211のタッチパネル式ディスプレイ22’の所定の位置にペン12をタッチさせ、スイッチ31をオフする(元に戻す)と、ペン12は、端末装置11から送信されて内部に記憶しておいたメモリIDを、近接通信により端末装置211に送信する。
端末装置211は、ペン12から送信されてくるメモリIDを、近接通信により受信する。そして、端末装置211は、受信したメモリIDを広域無線通信により端末装置11に送信し、メモリIDに対応するコピー文字を受信して、タッチパネル式ディスプレイ22’に表示させる。
図9のフローチャートを参照して、図8の表示システム201におけるコピー処理について説明する。
図9において、ペン12のステップS101乃至S106の処理は、図5のステップS1乃至S6の処理とそれぞれ同様であるので、その説明を省略する。また、端末装置11のステップS131乃至S135の処理は、図5のステップS31乃至S35の処理とそれぞれ同様であるので、その説明を省略する。
ステップS106の処理により、コピー文字を識別するメモリIDがペン12の記憶部104に記憶された後、ユーザによりペン12が端末装置211の近接距離内に移動される。
これにより、ステップS107において、ペン12は、端末装置211から送信されてくる電波から電力を抽出し、起動する。また、ステップS107において、ペン12は、端末装置211からのポーリングコマンドに応答し、その後、認証処理を行う。
ステップS151において、端末装置211は、ポーリングコマンドを送信し、それに応答してきたペン12を検出する。そして、端末装置211は、ペン12と認証処理を行う。
即ち、端末装置211とペン12との間で、チャレンジ・レスポンス方式などを用いた相互認証(処理)が行われ、これにより、セキュアな通信が確立される。
ユーザが操作することによって、ステップS108において、ペン12は、タッチパネル72’上の所定の位置(この位置を接触位置Bとする)に接触する。ステップS152において、端末装置211は、接触位置Bのアドレス(タッチアドレスB)を検出し、RAM53’に記憶させる。
ステップS109において、ペン12は、ユーザがスイッチ31をオフしたか(スイッチ31を元に戻したか)どうかを判定し、スイッチ31をオフしたと判定するまで待機する。そして、スイッチ31がオフされた場合、即ち、スイッチ31からCPU103にオフの操作信号が供給された場合、ステップS110に進み、ペン12は、オフ情報を端末装置211に送信する。
ステップS153において、端末装置211は、ペン12からのオフ情報を受信し、ステップS154において、ペン12が保存している情報を要求する保存情報要求をペン12に送信する。
ステップS111において、ペン12は、端末装置211からの保存情報要求を受信し、ステップS112において、ペン12は、その保存情報要求に応じて、記憶部104に記憶させておいたメモリIDを端末装置211に送信する。
ステップS155において、端末装置211は、ペン12から送信されてくるメモリIDを受信し、ステップS156において、その受信したメモリIDを、広域通信により端末装置11に送信する。
ステップS136において、端末装置11は、広域通信により端末装置211から送信されてくるメモリIDを受信し、ステップS137に進み、受信したメモリIDに基づいて、RAM53に記憶されているコピー文字を読み出し、端末装置211に送信する。
ステップS157において、端末装置211は、広域通信により端末装置11から送信されてくるコピー文字を受信し、その受信したコピー文字を、表示部71の接触位置Bに表示させる。即ち、CPU51は、タッチアドレスBを指定して、受信したコピー文字を表示部71に供給して、コピー処理を終了する。
以上のように、図9のコピー処理によれば、異なる端末装置間においても、1つの端末装置11の表示部71に表示されている文字(コピー文字)をコピーする場合と同様の操作で文字をコピーすることが可能となる。即ち、表示部71(画面)に表示されているデータのコピーをより簡便に行うことができる。
また、異なる端末装置間でコピー処理を行う場合も、コピー文字を識別するメモリIDをペン12に送信せずにコピー文字そのものをペン12に送信するようにしてもよい。この場合、ペン12を介して、コピー文字(指示データ)が移動することになり、端末装置11と端末装置211との広域通信を省略することができる。
上述した例では、表示部71に表示されたデータをコピーする例について説明したが、同様の操作でデータの移動(接触位置Aから接触位置Bへの移動)を行う処理とすることもできる。また、それ以外の処理に対応付けても良い。
また、上述した例では、コピー(または移動)の対象データ(指示データ)が文字である例について説明したが、コピーの対象データは、画像やアイコン(マーク)などでも勿論よく、さらには、ディスプレイ上で文字や画像、アイコンなどで表されるファイル(画像や音声などのコンテンツのファイル)であってもよい。
なお、本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明を適用した表示システムの一実施の形態の構成例を示す図である。 端末装置11のハードウエア構成例を示すブロック図である。 NFC通信部58の詳細な構成例を示すブロック図である。 ペン12の詳細な構成例を示すブロック図である。 図1の表示システム1のコピー処理を説明するフローチャートである。 端末装置11のコピー処理を説明するフローチャートである。 端末装置11のコピー処理を説明するフローチャートである。 本発明を適用した表示システムのその他の実施の形態の構成例を示す図である。 図8の表示システム201のコピー処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 表示システム, 11 端末装置, 12 ペン, 21 アンテナ, 22 タッチパネル式ディスプレイ, 31 スイッチ, 51 CPU, 52 ROM, 53 RAM, 57 記憶部, 58 NFC通信部, 59 通信部, 71 表示部, 72 タッチパネル, 61 リムーバブルメディア, 101 通信部, 102 電力抽出部, 103 CPU, 104 記憶部, 201 表示システム, 211 端末装置

Claims (22)

  1. 第1の表示手段に表示させるデータの処理を行う第1の情報処理装置と、前記第1の表示手段に表示された前記データを指示する第2の情報処理装置とから構成される情報処理システムにおいて、
    前記第1の情報処理装置は、
    前記第1の表示手段に表示させる前記データの制御を行う第1の表示制御手段と、
    前記第2の情報処理装置で行われたユーザの操作を表す操作情報を前記第2の情報処理装置から受信し、前記第1の表示手段に表示されたデータのうちの前記第2の情報処理装置で指示された指示データに関するデータ情報を送信する第1の通信手段と、
    前記第2の情報処理装置で指示された前記第1の表示手段上の位置を検出する第1の検出手段と
    を備え、
    前記第2の情報処理装置は、
    ユーザの操作を受け付ける受付手段と、
    前記ユーザの操作を表す操作情報を前記第1の情報処理装置に送信し、前記データ情報を前記第1の情報処理装置から受信する第2の通信手段と、
    前記第2の通信手段が受信した前記データ情報を記憶する受信データ記憶手段と
    を備え、
    前記受付手段は、前記ユーザによる第1の操作を受け付け、
    前記第2の通信手段は、前記第1の操作を表す操作情報を前記第1の情報処理装置に送信し、
    前記第1の通信手段は、前記第1の操作を表す操作情報を前記第2の情報処理装置から受信し、
    前記第1の検出手段は、前記第1の操作を表す操作情報が受信された場合に、前記第2の情報処理装置で指示された前記第1の表示手段上の第1の位置を検出し、
    前記第1の通信手段は、前記第1の位置に表示されている前記指示データに関する前記データ情報を送信し、
    前記第2の通信手段は、前記データ情報を前記第1の情報処理装置から受信し、
    前記受信データ記憶手段は、前記第2の通信手段が受信した前記データ情報を記憶し、
    前記受付手段は、前記ユーザによる第2の操作を受け付け、
    前記第2の通信手段は、前記第2の操作を表す操作情報を前記第1の情報処理装置に送信し、
    前記第1の通信手段は、前記第2の操作を表す操作情報を前記第2の情報処理装置から受信するとともに、前記データ情報の要求を前記第2の情報処理装置に送信し、
    前記第1の検出手段は、前記第2の操作を表す操作情報が受信された場合に、前記第2の情報処理装置で指示された前記第1の表示手段上の第2の位置を検出し、
    前記第2の通信手段は、前記データ情報の要求を前記第1の情報処理装置から受信した場合、前記受信データ記憶手段に記憶されている前記データ情報を送信し、
    前記第1の通信手段は、前記第2の情報処理装置から送信されてくる前記データ情報を受信し、
    前記第1の表示制御手段は、前記第1の通信手段が受信した前記データ情報に基づいて、前記指示データを前記第1の表示手段の前記第2の位置に表示させる
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記データ情報は、前記指示データそのものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記データ情報は、前記指示データを識別するデータ識別情報であり、
    前記第1の情報処理装置は、
    前記第2の情報処理装置で指示された前記指示データを記憶する指示データ記憶手段をさらに備え、
    前記第1の表示制御手段は、前記第1の検出手段が検出した前記第1の位置に表示されている前記指示データを前記指示データ記憶手段に記憶させ、前記第1の通信手段が受信した前記データ識別情報に基づいて、前記指示データ記憶手段に記憶されている前記指示データを前記第1の表示手段の前記第2の位置に表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記受付手段は、スイッチであり、
    前記第1の操作は、前記スイッチの押下であり、前記第2の操作は、押下された前記スイッチを元に戻す操作である
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  5. 前記第1または第2の通信手段は、電波を介した近接通信を行い、
    前記第2の情報処理装置は、
    前記第1の通信手段から送信されてくる電波から電力を抽出する電力抽出手段をさらに備え、
    前記電力抽出手段により所定以上の電力が抽出された場合に起動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  6. 前記第2の情報処理装置と通信を行う第3の情報処理装置をさらに備え、
    前記第3の情報処理装置は、
    第2の表示手段に表示させる前記データの制御を行う第2の表示制御手段と、
    前記第2の情報処理装置で行われた前記ユーザの操作を表す操作情報を前記第2の情報処理装置から受信するとともに、前記指示データに関するデータ情報を前記第2の情報処理装置から受信する第3の通信手段と、
    前記第2の情報処理装置で指示された前記第2の表示手段上の位置を検出する第2の検出手段と
    を有し、
    前記第3の通信手段は、前記第2の操作を表す操作情報を前記第2の情報処理装置から受信するとともに、前記データ情報の要求を前記第2の情報処理装置に送信し、
    前記第2の検出手段は、前記第2の操作を表す操作情報が受信された場合に、前記第2の情報処理装置で指示された前記第2の表示手段の第3の位置を検出し、
    前記第3の通信手段は、前記データ情報の要求に応じて前記第2の情報処理装置から送信されてくる前記データ情報を受信し、
    前記第2の表示制御手段は、前記第3の通信手段が受信した前記データ情報に基づいて、前記指示データを前記第2の表示手段の前記第3の位置に表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  7. 前記データ情報は、前記指示データそのものである
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 前記データ情報は、前記指示データを識別するデータ識別情報であり、
    前記第1の情報処理装置は、
    前記第2の情報処理装置で指示された前記指示データを記憶する指示データ記憶手段と、
    前記第1の通信手段と異なる通信方式により前記第3の情報処理装置と通信する第4の通信手段と
    をさらに備え、
    前記第3の情報処理装置は、
    前記第3の通信手段と異なる通信方式であって、前記第4の通信手段と同一の通信方式により前記第1の情報処理装置と通信する第5の通信手段をさらに有し、
    前記第1の表示制御手段は、前記第1の検出手段が検出した前記第1の位置に表示されている前記指示データを前記指示データ記憶手段に記憶させ、
    前記第5の通信手段は、前記第3の通信手段が前記第2の情報処理装置から受信した前記データ識別情報を前記第1の情報処理装置に送信し、
    前記第4の通信手段は、前記第3の情報処理装置から送信されてくる前記データ識別情報を受信するとともに、前記データ識別情報に基づいて前記指示データ記憶手段に記憶されている前記指示データを前記第3の情報処理装置に送信し、
    前記第5の通信手段は、前記第1の情報処理装置から送信されてくる前記指示データを受信し、
    前記第2の表示制御手段は、前記第5の通信手段が受信した前記指示データを前記第2の表示手段の前記第3の位置に表示させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理システム。
  9. 第1の情報処理装置の表示手段に表示させるデータの制御を行う表示制御手段と、第2の情報処理装置で行われたユーザの操作を表す操作情報を前記第1の情報処理装置から受信し、前記表示手段に表示されたデータのうちの前記第2の情報処理装置で指示された指示データに関するデータ情報を送信する第1の通信手段と、前記第2の情報処理装置で指示された前記表示手段上の位置を検出する検出手段とを備える前記第1の情報処理装置と、ユーザの操作を受け付ける受付手段と、前記ユーザの操作を表す操作情報を前記第1の情報処理装置に送信し、前記データ情報を前記第1の情報処理装置から受信する第2の通信手段と、前記第2の通信手段が受信した前記データ情報を記憶する受信データ記憶手段とを備える前記第2の情報処理装置とから構成される情報処理システムの情報処理方法において、
    前記受付手段において、前記ユーザによる第1の操作を受け付け、
    前記第2の通信手段において、前記第1の操作を表す操作情報を前記第1の情報処理装置に送信し、
    前記第1の通信手段において、前記第1の操作を表す操作情報を前記第2の情報処理装置から受信し、
    前記第1の検出手段において、前記第1の操作を表す操作情報が受信された場合に、前記第2の情報処理装置で指示された前記第1の表示手段上の第1の位置を検出し、
    前記第1の通信手段において、前記第1の位置に表示されている前記指示データに関する前記データ情報を送信し、
    前記第2の通信手段において、前記データ情報を前記第1の情報処理装置から受信し、
    前記受信データ記憶手段において、前記第2の通信手段が受信した前記データ情報を記憶し、
    前記受付手段において、前記ユーザによる第2の操作を受け付け、
    前記第2の通信手段において、前記第2の操作を表す操作情報を前記第1の情報処理装置に送信し、
    前記第1の通信手段において、前記第2の操作を表す操作情報を前記第2の情報処理装置から受信するとともに、前記データ情報の要求を前記第2の情報処理装置に送信し、
    前記第1の検出手段において、前記第2の操作を表す操作情報が受信された場合に、前記第2の情報処理装置で指示された前記第1の表示手段上の第2の位置を検出し、
    前記第2の通信手段において、前記データ情報の要求を前記第1の情報処理装置から受信した場合、前記受信データ記憶手段に記憶されている前記データ情報を送信し、
    前記第1の通信手段において、前記第2の情報処理装置から送信されてくる前記データ情報を受信し、
    前記第1の表示制御手段において、前記第1の通信手段が受信した前記データ情報に基づいて、前記指示データを前記第1の表示手段の前記第2の位置に表示させる
    ことを特徴とする情報処理方法。
  10. 表示手段に表示させるデータの処理を行い、前記表示手段に表示されたデータを指示する第1の装置と通信する情報処理装置において、
    前記表示手段に表示させる前記データの制御を行う表示制御手段と、
    前記第1の装置で行われたユーザの操作を表す操作情報を前記第1の装置から受信し、前記表示手段に表示されたデータのうちの前記第1の装置で指示された指示データに関するデータ情報を送信する第1の通信手段と、
    前記第1の装置で指示された前記表示手段上の位置を検出する検出手段と
    を備え、
    前記第1の通信手段は、前記ユーザによる第1の操作を表す操作情報を前記第1の装置から受信し、
    前記検出手段は、前記第1の通信手段が前記第1の操作を表す操作情報を受信した場合に、前記第1の装置で指示された前記表示手段上の第1の位置を検出し、
    前記第1の通信手段は、前記第1の位置に表示されている前記指示データに関する前記データ情報を送信するとともに、前記ユーザによる第2の操作を表す操作情報を前記第1の装置から受信した場合に、前記データ情報の要求を前記第1の装置に送信し、
    前記検出手段は、前記第1の通信手段が前記第2の操作を表す操作情報を受信した場合に、前記第1の装置で指示された前記表示手段上の第2の位置を検出し、
    前記第1の通信手段は、前記データ情報の要求に応じて前記第1の装置から送信されてくる前記データ情報を受信し、
    前記表示制御手段は、前記第1の通信手段が受信した前記データ情報に基づいて、前記指示データを前記表示手段の前記第2の位置に表示させる
    ことを特徴とする情報処理装置。
  11. 前記データ情報は、前記指示データそのものである
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記データ情報は、前記指示データを識別するデータ識別情報であり、
    前記第1の装置で指示された前記指示データを記憶する指示データ記憶手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記検出手段が検出した前記第1の位置に表示されている前記指示データを前記指示データ記憶手段に記憶させ、前記第1の通信手段が受信した前記データ識別情報に基づいて、前記指示データ記憶手段に記憶されている前記指示データを前記表示手段の前記第2の位置に表示させる
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  13. 前記第1の通信手段と異なる通信方式により第2の装置と通信する第2の通信手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記検出手段が検出した前記第1の位置に表示されている前記指示データを前記指示データ記憶手段に記憶させ、
    前記第2の通信手段は、前記第2の装置から送信されてくる前記データ識別情報を受信するとともに、前記データ識別情報に基づいて前記指示データ記憶手段に記憶されている前記指示データを前記第2の装置に送信する
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  14. 前記第1の通信手段は、前記第1の装置と、電波を介した近接通信を行い、
    前記第1の通信手段から送信されてくる電波から電力を抽出する電力抽出手段をさらに備え、
    前記電力抽出手段により所定以上の電力が抽出された場合に起動する
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  15. 表示手段に表示させるデータの制御を行う表示制御手段と、他の装置で行われたユーザの操作を表す操作情報を前記他の装置から受信し、前記表示手段に表示されたデータのうちの前記他の装置で指示された指示データに関するデータ情報を送信する第1の通信手段と、前記他の装置で指示された前記表示手段上の位置を検出する検出手段とを備える情報処理装置の情報処理方法において、
    前記第1の通信手段において、前記ユーザによる第1の操作を表す操作情報を前記他の装置から受信し、
    前記検出手段において、前記第1の通信手段が前記第1の操作を表す操作情報を受信した場合に、前記他の装置で指示された前記表示手段上の第1の位置を検出し、
    前記第1の通信手段において、前記第1の位置に表示されている前記指示データに関する前記データ情報を送信するとともに、前記ユーザによる第2の操作を表す操作情報を前記他の装置から受信した場合に、前記データ情報の要求を前記他の装置に送信し、
    前記検出手段において、前記第1の通信手段が前記第2の操作を表す操作情報を受信した場合に、前記他の装置で指示された前記表示手段上の第2の位置を検出し、
    前記第1の通信手段において、前記データ情報の要求に応じて前記他の装置から送信されてくる前記データ情報を受信し、
    前記表示制御手段において、前記第1の通信手段が受信した前記データ情報に基づいて、前記指示データを前記表示手段の前記第2の位置に表示させる
    ことを特徴とする情報処理方法。
  16. 表示手段に表示させるデータの制御を行う表示制御手段と、他の装置で行われたユーザの操作を表す操作情報を前記他の装置から受信し、前記表示手段に表示されたデータのうちの前記他の装置で指示された指示データに関するデータ情報を送信する第1の通信手段と、前記他の装置で指示された前記表示手段上の位置を検出する検出手段とを備える情報処理装置の情報処理を、コンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記第1の通信手段において、前記ユーザによる第1の操作を表す操作情報を前記他の装置から受信し、
    前記検出手段において、前記第1の通信手段が前記第1の操作を表す操作情報を受信した場合に、前記他の装置で指示された前記表示手段上の第1の位置を検出し、
    前記第1の通信手段において、前記第1の位置に表示されている前記指示データに関する前記データ情報を送信するとともに、前記ユーザによる第2の操作を表す操作情報を前記他の装置から受信した場合に、前記データ情報の要求を前記他の装置に送信し、
    前記検出手段において、前記第1の通信手段が前記第2の操作を表す操作情報を受信した場合に、前記他の装置で指示された前記表示手段上の第2の位置を検出し、
    前記第1の通信手段において、前記データ情報の要求に応じて前記他の装置から送信されてくる前記データ情報を受信し、
    前記表示制御手段において、前記第1の通信手段が受信した前記データ情報に基づいて、前記指示データを前記表示手段の前記第2の位置に表示させる
    ことを特徴とするプログラム。
  17. 表示手段を有する他の装置と通信し、前記表示手段に表示された前記データを指示する情報処理装置において、
    ユーザの操作を受け付ける受付手段と、
    前記ユーザの操作を表す操作情報を前記他の装置に送信し、前記表示手段に表示されたデータのうちの前記情報処理装置で指示された指示データに関するデータ情報を前記他の装置から受信する通信手段と、
    前記通信手段が受信した前記データ情報を記憶する受信データ記憶手段と
    を備え、
    前記受付手段は、前記ユーザによる第1の操作を受け付け、
    前記通信手段は、前記第1の操作を表す操作情報を前記他の装置に送信するとともに、前記データ情報を前記他の装置から受信し、
    前記受信データ記憶手段は、前記通信手段が受信した前記データ情報を記憶し、
    前記受付手段は、前記ユーザによる第2の操作を受け付け、
    前記通信手段は、前記第2の操作を表す操作情報を前記他の装置に送信するとともに、前記データ情報の要求を前記他の装置から受信した場合、前記受信データ記憶手段に記憶されている前記データ情報を前記他の装置に送信する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  18. 前記データ情報は、前記指示データそのものであるか、または、前記指示データを識別するデータ識別情報である
    ことを特徴とする請求項17に記載の情報処理装置。
  19. 前記受付手段は、スイッチであり、
    前記第1の操作は、前記スイッチの押下であり、前記第2の操作は、押下された前記スイッチを元に戻す操作である
    ことを特徴とする請求項17に記載の情報処理装置。
  20. 前記通信手段は、前記他の装置と、電磁波を介した近接通信を行う
    ことを特徴とする請求項17に記載の情報処理装置。
  21. ユーザの操作を受け付ける受付手段と、前記ユーザの操作を表す操作情報を他の装置に送信し、前記他の装置の表示手段に表示されたデータのうちの指示された指示データに関するデータ情報を前記他の装置から受信する通信手段と、前記通信手段が受信した前記データ情報を記憶する受信データ記憶手段とを備える情報処理装置の情報処理方法において、
    前記受付手段において、前記ユーザによる第1の操作を受け付け、
    前記通信手段において、前記第1の操作を表す操作情報を前記他の装置に送信するとともに、前記データ情報を前記他の装置から受信し、
    前記受信データ記憶手段において、前記通信手段が受信した前記データ情報を記憶し、
    前記受付手段において、前記ユーザによる第2の操作を受け付け、
    前記通信手段において、前記第2の操作を表す操作情報を前記他の装置に送信するとともに、前記データ情報の要求を前記他の装置から受信した場合、前記受信データ記憶手段に記憶されている前記データ情報を前記他の装置に送信する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  22. ユーザの操作を受け付ける受付手段と、前記ユーザの操作を表す操作情報を他の装置に送信し、前記他の装置の表示手段に表示されたデータのうちの指示された指示データに関するデータ情報を前記他の装置から受信する通信手段と、前記通信手段が受信した前記データ情報を記憶する受信データ記憶手段とを備える情報処理装置の情報処理を、コンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記受付手段において、前記ユーザによる第1の操作を受け付け、
    前記通信手段において、前記第1の操作を表す操作情報を前記他の装置に送信するとともに、前記データ情報を前記他の装置から受信し、
    前記受信データ記憶手段において、前記通信手段が受信した前記データ情報を記憶し、
    前記受付手段において、前記ユーザによる第2の操作を受け付け、
    前記通信手段において、前記第2の操作を表す操作情報を前記他の装置に送信するとともに、前記データ情報の要求を前記他の装置から受信した場合、前記受信データ記憶手段に記憶されている前記データ情報を前記他の装置に送信する
    ことを特徴とするプログラム。
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