JP4760986B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置に関し、特に、画面に表示されているデータのコピーや移動などをより簡便に行うことができるようにする情報処理装置に関する。
PDA(Personal Digital Assistant)や電子手帳などの小型の携帯端末装置(以下、小型携帯端末装置と称する)では、デスクトップPC(Personal Computer)のキーボードやマウスなどのような十分な操作性を備える入力手段を備えることがスペース的に難しい場合、入力手段の一つとしてタッチパネルとペンを設けることがある。
タッチペンを用いた装置において、例えば、データの送信などの各種の操作を簡単に指定できるような方法が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
ところで、小型携帯端末装置で起動させた所定のアプリケーション上で文章入力を行っているユーザが、タッチパネルとタッチペンを用いて、既に入力した文字のコピーペースト(処理の)操作を行う場合、次のような操作となる。
1.タッチペンで「コピーコマンド」を入力(指定)する。 2.コピーしたい文字を選択する。これにより、選択された文字が小型携帯端末装置内のメモリに一時記憶される。 3.タッチペンで「ペーストコマンド」を入力(指定)する。 4.ペーストしたい場所にタッチペンで指定する。
以上のように、タッチパネルとタッチペンを用いた文字のコピーペースト操作では、大まかに4つの操作、換言すれば、4箇所のタッチペンの移動が必要となるため、操作数が多いことによる操作性の悪さから、操作を覚えられないというユーザや、簡単な文字であればコピーペースト操作を行わずに、再度同じ文字を入力してしまうユーザもいる。
デスクトップPCのように入力手段としてマウスが備えられている場合には、画面に表示されているキャレットとマウスのボタン操作(位置指定や右クリックによるコマンドメニュー選択など)との操作の組合せなどでコピーペースト操作を簡単に行う方法が採用されたりしているが、タッチパネルとペンを用いた操作は、基本的には、ペンでタッチパネルをタッチ(接触)するか、タッチパネルをタッチした位置を移動させるかの2種類の操作に制限されるため、従来では、コピーペースト操作を、小型携帯端末装置の他のボタンとの組合せやペンによるコマンド入力などで行うようにしていた。
特開平11−45149号公報 特開平11−53236号公報
しかしながら、装置の他のボタンとの組合せやペンによるコマンド入力などによる操作は、直感的な操作とは言えず、操作が分かりづらいものとなっていた。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、画面に表示されているデータのコピーや移動などをより簡便に行うことができるようにするものである。
本発明の第1の情報処理装置は、データを表示できる表示部と、データを記憶できる記憶部と、他の情報処理装置と通信できる通信部と、前記記憶部と前記通信部とを制御できる制御部とを備え、前記制御部は、前記通信部を介して前記他の情報処理装置から前記表示部に表示されているデータのうち指示されたデータの記憶命令を受信した場合に該指示されたデータを前記記憶部に記憶し、前記通信部を介して前記記憶部に記憶されている該指示されたデータを識別するデータ識別情報を前記他の情報処理装置に送信し、前記通信部を介して前記他の情報処理装置から該データ識別情報による該指示されたデータの読み出し命令を受信した場合に前記記憶部から該指示されたデータを読み出すよう制御する。
前記他の情報処理装置により指示された前記表示部上の位置を検出する検出部をさらに備え、前記制御部には、前記記憶部から読み出した前記指示されたデータを、前記検出部が検出した位置に表示するよう制御させることができる。
前記通信部は、電波を用いた第1の通信方式に対応しており、前記制御部には、前記他の情報処理装置から前記記憶命令を受信する前に、該第1の通信方式により前記他の情報処理装置と相互認証を行うようにさせることができる。
前記通信部は、第1の情報処理装置としての前記他の情報処理装置との間で通信できる電波を用いた第1の通信方式と、第2の情報処理装置との間で通信できる該第1の通信方式とは異なる第2の通信方式とに対応しており、前記制御部には、前記第1の情報処理装置から前記記憶命令を受信する前に前記第1の情報処理装置と前記第1の通信方式により相互認証を行い、前記第1の通信方式により、前記第1の情報処理装置に前記データ識別情報を送信し、前記第2の通信方式により、前記第2の情報処理装置に前記記憶部から読み出した前記指示されたデータを送信するよう制御させることができる。
前記制御部には、前記データ識別情報による前記指示されたデータの読み出し命令を、前記第2の通信方式により前記第2の情報処理装置から受信した場合に、前記記憶部から読み出した前記指示されたデータを前記第2の情報処理装置へ送信するよう制御させることができる。
本発明の第1の情報処理装置においては、通信部を介して他の情報処理装置から表示部に表示されているデータのうち指示されたデータの記憶命令を受信した場合に該指示されたデータを記憶部に記憶し、通信部を介して記憶部に記憶されている該指示されたデータを識別するデータ識別情報を他の情報処理装置に送信し、通信部を介して他の情報処理装置から該データ識別情報に対応する該指示されたデータの読み出し命令を受信した場合に記憶部から該指示されたデータを読み出すよう制御される。
本発明の第2の情報処理装置は、データを記憶できる記憶部と、他の情報処理装置と通信できる通信部と、前記記憶部と前記通信部とを制御できる制御部とを備え、前記制御部は、前記通信部を介して前記他の情報処理装置の表示部に表示されているデータのうち指示したデータの記憶を指示する記憶命令を送信し、前記通信部を介して前記他の情報処理装置の記憶部に記憶されている該指示したデータを識別するデータ識別情報を受信した場合に該データ識別情報を前記記憶部に記憶するよう制御する。
前記制御部には、前記他の情報処理装置の表示部上の所望の位置に前記指示したデータを表示させるために、前記他の情報処理装置に対して、前記データ識別情報による前記指示したデータの読み出し命令を送信するよう制御させることができる。
前記通信部は、電波を用いた第1の通信方式に対応しており、前記制御部には、前記他の情報処理装置に前記記憶命令を送信する前に、該第1の通信方式により前記他の情報処理装置と相互認証を行うようにさせることができる。
前記通信部は、第1の情報処理装置としての前記他の情報処理装置との間で通信できる電波を用いた第1の通信方式に対応しており、前記制御部には、前記第1の情報処理装置に対して前記記憶命令を送信する前に前記第1の情報処理装置と前記第1の通信方式により相互認証を行い、前記第1の通信方式により、前記第1の情報処理装置から前記データ識別情報を受信するよう制御させることができる。
前記通信部は、第1の情報処理装置としての前記他の情報処理装置との間、及び第2の情報処理装置との間で通信できる電波を用いた第1の通信方式に対応しており、前記制御部には、前記第1の情報処理装置に対して前記記憶命令を送信する前に前記第1の情報処理装置と前記第1の通信方式により相互認証を行い、前記第1の通信方式により、前記第1の情報処理装置から前記データ識別情報を受信し、前記第1の通信方式により、前記第2の情報処理装置と相互認証を行った後、前記第2の情報処理装置に対して前記データ識別情報を送信するよう制御させることができる。
前記第1の通信方式を通じて生じる電力を抽出する電力抽出部をさらに備え、前記抽出された電力により起動されるようにすることができる。
本発明の第2の情報処理装置においては、通信部を介して他の情報処理装置の表示部に表示されているデータのうち指示したデータの記憶を指示する記憶命令が送信され、通信部を介して他の情報処理装置の記憶部に記憶されている該指示したデータを識別するデータ識別情報を受信した場合に該データ識別情報が記憶部に記憶するよう制御される。
本発明の第3の情報処理装置は、データを記憶できる記憶部と、第1の情報処理装置と通信できる第1の通信方式と、第2の情報処理装置と通信できる第2の通信方式とに対応した通信部と、前記記憶部と前記通信部とを制御できる制御部とを備え、前記制御部は、前記第2の情報処理装置に記憶されているデータを識別するデータ識別情報を、前記第1の通信方式により前記第1の情報処理装置から受信した場合に、前記第2の通信方式により前記第2の情報処理装置に対して該データ識別情報による該第2の情報処理装置に記憶されているデータの読み出し命令を送信するよう制御する。
前記第1の通信方式は電波を用いた通信であり、前記第2の通信方式は前記第1の通信方式とは異なる通信方式であり、前記制御部には、前記データ識別情報を受信する前に前記第1の通信方式により前記第1の情報処理装置と相互認証を行い、前記第2の情報処理装置に記憶されているデータの読み出し命令を送信した後で該読み出されたデータを前記第2の情報処理装置から前記第2の通信方式により受信するよう制御させることができる。
前記第1の情報処理装置により指示された表示部上の位置を検出する検出部をさらに備え、前記制御部には、前記受信した前記第2の情報処理装置が記憶していたデータを、前記検出部が検出した位置に表示するよう制御させることができる。
本発明の第3の情報処理装置においては、第2の情報処理装置に記憶されているデータを識別するデータ識別情報が、第1の通信方式により第1の情報処理装置から受信された場合に、第2の通信方式により第2の情報処理装置に対して該データ識別情報に対応する該第2の情報処理装置に記憶されているデータの読み出し命令を送信するよう制御される。
本発明によれば、画面に表示されているデータのコピーや移動などをより簡便に行うことができる。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した表示システムの一実施の形態の構成例を示している。
図1の表示システム1は、端末装置11とペン12により構成されている。
端末装置11は、内部に記憶されているアプリケーション(プログラム)により、所定のデータ処理を行うことが可能な小型の(携帯型の)装置である。端末装置11は、アンテナ21とタッチパネル式ディスプレイ22を少なくとも有している。
端末装置11は、アプリケーションを起動し、起動されたアプリケーションで処理したデータをタッチパネル式ディスプレイ22に表示させる。ここで、例えば、アプリケーションが文書作成ソフトである場合、タッチパネル式ディスプレイ22には、ロードされた文書ファイルに対応する文字(文章)が表示される。
また、端末装置11は、NFC通信機能を有しており、タッチパネル式ディスプレイ22の周辺に埋め込まれたアンテナ21を介して、NFC通信機能を同様に有するペン(NFCペン)12と、単一の周波数の搬送波を使用した電磁誘導による近接通信(NFC(Near Field Communication))を行うことができるようになっている。
ここで、端末装置11およびペン12が使用する搬送波の周波数としては、例えば、ISM(Industrial Scientific Medical)バンドの13.56MHzなどを採用することができる。
また、近接通信とは、通信する装置どうしの距離が、数10cm以内(以下、近接距離と称する)となって可能となる通信を意味し、通信する装置どうし(の筐体)が接触して行う通信も含まれる。
ペン12は、ペン形状のポインティングデバイスであり、ユーザがタッチパネル式ディスプレイ22上の所定の位置を指示するのに使用される。ペン12には、スイッチ31が設けられており、ユーザによりスイッチ31がオンまたはオフされた場合に、ペン12は、オン情報またはオフ情報を近接通信により端末装置11に送信する。また、ペン12は、送信したオンまたはオフ情報に応じて端末装置11から送信されてくるデータを受信し、内部に記憶する。
図2は、端末装置11のハードウエア構成例を示すブロック図である。
CPU(Central Processing Unit)51は、ROM(Read Only Memory)52に記憶されているプログラム、または、記憶部57からRAM(Random Access Memory)53にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。例えば、CPU51は、タッチパネル式ディスプレイ22に表示させるデータの制御を行う。RAM53にはまた、CPU51が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
CPU51、ROM52、およびRAM53は、バス54を介して相互に接続されている。このバス54にはまた、入出力インタフェース55も接続されている。
入出力インタフェース55には、タッチパネル式ディスプレイ22、キーボード、操作ボタンなどよりなる入力部56、ハードディスクなどより構成される記憶部57、NFC通信処理を行うNFC通信部58、および、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394、IEEE802.11a,IEEE802.11b、IEEE802.11g、またはBluetooth(登録商標)などの規格に基づき、NFC通信部58が通信を行う範囲より広域な範囲で有線または無線により通信処理を行う通信部59が接続されている。
タッチパネル式ディスプレイ22は、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなる表示部71にタッチパネル72が重畳して構成されている。
表示部71の表示エリアにはアドレスが割り付けられており、CPU51が表示部71に所定のデータ(文字や画像、アイコンなど)を表示させる場合、CPU51は、そのアドレスを指定してデータを供給する。タッチパネル72は、表示部71の表示エリアに割り付けられているのと同一のアドレスで、ペン12によって接触された位置を検出し、入出力インタフェース55を介してCPU51に供給する。
これにより、CPU51は、表示部71に表示されたデータのうちのどのデータがペン12によって指示(選択)されたかを認識することができる。
NFC通信部58は、電波(電磁波)を放射し、例えば、ポーリングなどの処理を行うことによって、近接距離内にあるペン12を検出する。NFC通信部58は、CPU51の制御の下、チャレンジ・レスポンス方式などにより、所定のデータ(チャレンジワード)を交換し、ペン12を認証する(端末装置11とペン12が相互認証を行う)。
NFC通信部58は、上述したオン情報またはオフ情報をペン12から受信し、CPU51に供給する。
ユーザがペン12のスイッチ31をオンした場合、CPU51は、NFC通信部58を介してオン情報をペン12から受信する。また、タッチパネル72(表示部71)上の所定の位置A(以下、接触位置Aと称する)にペン12が接触(タッチ)している場合、CPU51には、タッチパネル72から接触位置Aのアドレスが供給される。
そして、CPU51は、オン情報を受信した時に表示部71の接触位置Aに表示させていたデータをRAM53に記憶させる。換言すれば、表示部71に表示されているデータのうちの、ユーザがペン12で指示したデータ(指示データ)がRAM53に記憶される。
また、CPU51は、RAM53に記憶させた指示データを識別するメモリID(データ識別情報)を、NFC通信部58を介してペン12に送信する。ここで、メモリIDは、例えば、指示データが記憶されているアドレス情報である。
さらに、ユーザが、タッチパネル72上の所定の位置B(以下、接触位置Bと称する)にペン12を接触(タッチ)させて、オンしていたペン12のスイッチ31をオフした場合には、CPU51は、ペン12が保存している情報を要求する保存情報要求(データ情報の要求)を、NFC通信部58を介してペン12に送信する。ここで、ペン12が保存している情報とは、CPU51がオン情報を受信したときにペン12に送信したメモリIDである。
保存情報要求に応じてメモリIDがペン12から送信されてくると、CPU51は、そのメモリIDに基づいて、RAM53に記憶させた指示データを読み出し、スイッチ31がオフされたときにペン12が接触していたタッチパネル72上の位置(即ち、接触位置Bのアドレス)を指定して、表示部71に供給する。これにより、表示部71の接触位置Aに表示されていたデータ(指示データ)が、接触位置Bにも表示される。つまり、接触位置Aに表示されていて、ユーザにペン12で指示されたデータ(指示データ)が、表示部71の接触位置Bにコピーされる。
なお、CPU51は、ペン12に送信するメモリIDなどのデータを所定の暗号方式で暗号化するとともに、暗号化されてペン12から送信されてくるオン情報またはオフ情報などのデータを所定の暗号方式で復号する。ここで、暗号方式は、例えば、DES(Data Encryption Standard)方式、3DES(Triple DES)方式、AES(Advanced Encryption Standard)方式などが採用される。
入出力インタフェース55には、必要に応じてドライブ60が接続される。ドライブ60には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア61が適宜装着され、それから読み出されたコンピュータプログラムが必要に応じて記憶部57にインストールされる。
図3は、図2のNFC通信部58の詳細な構成例を示すブロック図である。
NFC通信部58は、アンテナ21、マンチェスタ符号化部81、ASK(Amplitude Shift Keying)変調部82、および発振回路83により構成されている。また、マンチェスタ符号化部81は、符号化部91および復号部92で構成され、ASK変調部82は、変調部93および復調部94で構成されている。
符号化部91は、入出力インタフェース55を介してCPU51から供給されるデータ(例えば、メモリIDなど)をマンチェスタ方式により符号化し、その結果得られるマンチェスタ符号化信号を変調部82に供給する。復号部92は、復調部94から供給されるマンチェスタ符号化信号を復号し、その結果得られるデータ(例えば、オン情報またはオフ情報など)をCPU51に供給する。なお、符号化部91および復号部92がCPU51とやりとりするデータは、上述したように所定の暗号方式で暗号化された状態のデータである。
発振回路83は、搬送波となる所定の周波数(例えば、13.56MHz)のクロック信号を生成し、変調部93に供給する。
変調部93は、発振回路83からのクロック信号に基づいて搬送波を生成し、その搬送波をASK変調し、アンテナ21を介してペン12にデータを送信する。復調部94は、ペン12によって負荷変調されたASK変調波を、アンテナ21を介して受信し、復調して得られるデータのマンチェスタ符号化信号を復号部92に供給する。
アンテナ(アンテナコイル)21は、送受信されるデータとなる電波(電磁波)を輻射(放射)する。
図4は、ペン12の詳細な構成例を示すブロック図である。
ペン12は、スイッチ31、通信部101、電力抽出部102、CPU103、および記憶部104により構成されている。また、通信部101は、アンテナ111、ASK変調部112、マンチェスタ符号化部113、および発振回路114により構成されている。
ユーザは、ペン12をタッチパネル72に接触させて、表示部71に表示されているデータのうちのコピーを所望するデータを指示し、スイッチ31をオンする(この位置が接触位置Aとなる)。そして、ユーザは、タッチパネル72(表示部71)上のペーストする位置にペン12を移動させ、スイッチ31をオフする(この位置が接触位置Bとなる)。
換言すれば、ユーザは、スイッチ31がオンされてからオフされるまでの間、スイッチ31を押し続ける動作を行う。この動作は、ユーザがコピーを所望するデータの位置で、そのデータを掴み(摘まみ)、ペーストする位置に掴んだデータを放すような、実際の物体を移動するときの動作の感覚と一致する。
スイッチ31は、ユーザの操作を受け付ける。即ち、スイッチ31は、ユーザがスイッチ31を押下した場合にオンの操作信号をCPU103に供給し、ユーザが押下したスイッチ31を元に戻す操作を行った場合にオフの操作信号をCPU103に供給する。
通信部101は、端末装置111との間で、メモリIDや、ユーザが行ったスイッチ31のオンの操作を表すオン情報またはオフの操作を表すオフ情報(操作情報)などのデータの通信を行う。
ASK変復調部112は、復調部121と変調部122とから構成されている。復調部121は、端末装置111から発せられるASK変調波(電波)を、アンテナ111を介して受信し、復調して得られるマンチェスタ符号化信号を復号部123に供給する。変調部122は、符号化部124からのマンチェスタ符号化信号に応じて、アンテナ111と並列に接続された負荷(図示せず)を変動させることにより、端末装置111から出力されている振幅が一定の変調波をASK変調させて、端末装置111にデータを送信する。
マンチェスタ符号化部113は、復号部123と符号化部124とから構成されている。復号部123は、復調部121から供給されるマンチェスタ符号化信号を復号し、その結果得られるデータをCPU103に供給する。符号化部124は、CPU103からのデータをマンチェスタ方式により符号化し、その結果得られるマンチェスタ符号化信号を変調部122に供給する。
電力抽出部102は、アンテナ111を介して端末装置111(のNFC通信部58)から放射されてくる電波(ASK変調波)を受信し、その電波から生じる電力を抽出し、各ブロックに供給する。これにより、ペン12が起動する。従って、端末装置111から所定以上の電波が受信される限り、ユーザは半永久的にペン12を使用することができる。なお、所定以上の電波とは、ペン12が動作するのに必要な最低の電力を起動させるだけの電波である。
CPU103は、端末装置111に送受信するデータの処理を行う。例えば、CPU103は、通信部101で受信したメモリIDを記憶部104に記憶させる。また、CPU103は、スイッチ31から供給されるオンまたはオフの操作信号に基づいて、オン情報またはオフ情報を通信部101に送信させる。
なお、上述したように、端末装置111との間で送受信されるデータは所定の暗号方式で暗号化されたデータであり、CPU103は、受信したデータを所定の暗号方式で復号したり、端末装置111に送信するデータを所定の暗号方式で暗号化したりする。
記憶部104は、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory(磁気抵抗メモリ))、またはFeRAM(強誘電体メモリ)などの不揮発性メモリなどにより構成され、CPU103から供給されるデータを記憶する。ここで、記憶部104に記憶されるデータとしては、端末装置111から送信されてくるメモリIDなどがある。
次に、図5のフローチャートを参照して、端末装置11の表示部71に表示されているデータのなかから、所定のデータをペン12で選択し、表示元(コピー元)の位置とは異なる位置(コピー先)にペーストする(貼り付ける)コピー処理について説明する。なお、図5のフローチャートは、端末装置11の処理と、それに対応するペン12の処理を分かりやすくするために、端末装置11の処理と、それに対応するペン12の処理を点線で対応付けている。
端末装置11では、図5に示す処理が開始される時点で、所定のアプリケーションが起動し、表示部71に所定のデータが表示されている状態であるとする。なお、以下では、例えば、文書作成ソフトのアプリケーションが起動し、表示部71に文章(文字)が表示されている状態であり、コピーの対象データ(指示データ)が文字である例について説明する。
ユーザが、ペン12を端末装置11の近接距離内に移動すると、ステップS1において、ペン12は、端末装置11から送信されてくる電波から電力を抽出し、起動する。そして、ペン12は、端末装置11からのポーリングコマンドに応答し、その後、認証処理を行う。
ステップS31において、端末装置11は、ポーリングコマンドを送信し、それに応答してきたペン12を検出する。そして、端末装置11は、ペン12と認証処理を行う。
即ち、端末装置11とペン12との間で、チャレンジ・レスポンス方式などを用いた相互認証(処理)が行われ、これにより、セキュアな通信が確立される。
ステップS2において、ユーザの操作によって、ペン12は、タッチパネル72上の所定の位置(この位置を接触位置Aとする)に接触する。ステップS32において、端末装置11は、ペン12のステップS2の処理に対応して、接触位置Aのアドレス(タッチアドレスA)を検出する。
ステップS3において、ペン12は、ユーザがスイッチ31をオン(押下)したかどうかを判定し、スイッチ31をオンしたと判定するまで待機する。そして、スイッチ31がオン(押下)された場合、即ち、スイッチ31からCPU103にオンの操作信号が供給された場合、ステップS4に進み、ペン12は、オン情報を端末装置11に送信する。
ステップS33において、端末装置11は、ペン12からのオン情報を受信し、ステップS34に進む。
ステップS34において、端末装置11は、表示部71に表示させている文字であって、タッチアドレスAにある文字(以下、コピー文字と称する)をRAM53に記憶させる。そして、ステップS35において、端末装置11は、RAM53に記憶させたコピー文字を識別するメモリIDをペン12に送信する。
端末装置11のステップS35の処理に対応して、ペン12は、ステップS5において、端末装置11から送信されてくるメモリIDを受信し、ステップS6において、記憶部104に記憶させる(記憶部104はメモリIDを記憶する)。
その後、ユーザが操作することによって、ステップS7において、ペン12は、タッチパネル72上の所定の位置(この位置を接触位置Bとする)に接触する。これに対応して、ステップS36において、端末装置11は、接触位置Bのアドレス(タッチアドレスB)を検出し、RAM53に記憶させる。
ステップS8において、ペン12は、ユーザがスイッチ31をオフしたか(押下したスイッチ31を元に戻したか)どうかを判定し、スイッチ31をオフしたと判定するまで待機する。そして、スイッチ31がオフされた場合、即ち、スイッチ31からCPU103にオフの操作信号が供給された場合、ステップS9に進み、ペン12は、オフ情報を端末装置11に送信する。
ステップS37において、端末装置11は、ペン12からのオフ情報を受信し、ステップS38において、ペン12が保存している情報を要求する保存情報要求をペン12に送信する。
ステップS10において、ペン12は、端末装置11からの保存情報要求を受信し、ステップS11において、ペン12は、その保存情報要求に応じて、記憶部104に記憶させておいたメモリIDを端末装置11に送信する。
ステップS39において、端末装置11は、ペン12から送信されてくるメモリIDを受信し、ステップS40において、受信したメモリIDに基づいて、RAM53に記憶されているコピー文字を読み出し、表示部71の接触位置Bに読み出したコピー文字を表示させる。即ち、CPU51は、タッチアドレスBを指定して、RAM53から読み出したメモリIDに対応するコピー文字を表示部71に供給して、コピー処理を終了する。
以上の処理によって、表示部71のタッチアドレスAの位置に表示されていたコピー文字が、タッチアドレスBの位置にも表示される(コピーされる)。
次に、図6および図7のフローチャートを参照して、端末装置11のコピー処理についてさらに説明する。上述した図5では、ユーザがペン12で選択したコピー文字(に対応するアドレス)が1文字(1箇所)である場合のコピー処理について説明したが、図6および図7では、単語や文章などに相当する複数の文字をコピー文字として指定する場合のコピー処理について説明する。なお、図6および図7に対応するペン12のコピー処理は、図5で説明した処理と同様であるので、その説明を省略する。
初めに、ステップS50において、端末装置11は、ポーリングコマンドを送信し、それに応答してきたペン12を検出する。そして、ステップS50において、端末装置11は、ペン12の認証処理を行う。
ステップS51において、端末装置11のタッチパネル72は、ペン12が自分に接触したかどうかを判定し、ペン12が接触したと判定されるまで待機する。
ステップS51で、ペン12がタッチパネル72に接触したと判定された場合、ステップS52に進み、タッチパネル72は、ペン12が接触している接触位置Aのアドレス(開始アドレス)を検出し、CPU51に供給する。また、ステップS52において、CPU51は、タッチパネル72から供給された接触位置Aの開始アドレスをRAM53に記憶させる。
ステップS53において、タッチパネル72は、ペン12が移動したか否かを判定し、ペン12が移動していないと判定された場合、ステップS54をスキップしてステップS55に進む。
一方、ステップS53で、ペン12が移動したと判定された場合、即ち、タッチパネル72が、ペン12が接触しているタッチパネル72上のアドレスであって、接触位置Aの開始アドレスと異なるアドレスを検出した場合、ステップS54において、タッチパネル72は、アドレスを更新する。即ち、ステップS54において、タッチパネル72は、接触位置Aの開始アドレスと異なるアドレスをCPU51に供給して、ステップS55に進む。
ステップS55において、CPU51は、NFC通信部58を介して、ペン12からオン情報を受信したか否かを判定し、オン情報を受信していないと判定した場合、処理をステップS53に戻す。そして、ステップS53乃至S55の処理が繰り返されることにより、端末装置11がペン12からオン情報を受信するまでの間、ペン12で接触されているタッチパネル72上の位置(アドレス)が更新され続ける。
そして、ステップS55で、オン情報を受信したと判定された場合、ステップS56に進み、CPU51は、タッチパネル72から供給されたアドレスを接触位置Aの終了アドレスとして、ユーザによりペン12で選択された表示部71上の選択範囲(接触位置Aの開始アドレスから終了アドレスまでの範囲)を計算する。そして、CPU51は、表示部71の選択範囲に表示させているコピー文字をRAM53に記憶させる。
ステップS57において、CPU51は、RAM53に記憶させたコピー文字を識別するメモリIDを、NFC通信部58を介してペン12に送信する(NFC通信部58に送信させる)。
その後、ステップS58において、端末装置11のタッチパネル72は、ペン12が再び自分に接触したかどうかを判定し、ペン12が接触したと判定されるまで待機する。即ち、端末装置11は、コピー先となるタッチパネル72上の位置(接触位置B)がペン12で指定されるまで待機する。
ステップS58で、ペン12がタッチパネル72に接触したと判定された場合、ステップS59に進み、タッチパネル72は、ペン12が接触している接触位置Bのアドレスを検出し、CPU51に供給する。
そして、ステップS60において、CPU51は、NFC通信部58を介して、ペン12からオフ情報を受信したか否かを判定し、オフ情報を受信していないと判定した場合、処理をステップS59に戻す。そして、ステップS59およびS60の処理が繰り返されることにより、端末装置11がオフ情報を受信するまでの間、タッチパネル72からCPU51に供給される、ペン12で接触されているタッチパネル72上の位置(アドレス)が更新され続ける。
一方、ステップS60でオフ情報を受信したと判定された場合、ステップS61に進み、CPU51は、タッチパネル72から供給された接触位置BのアドレスをRAM53に記憶させて、ステップS62に進む。
ステップS62において、CPU51は、ペン12が保存している情報を要求する保存情報要求をペン12に送信する。
ペン12が端末装置11からの保存情報要求に応じて、メモリIDを送信すると、ステップS63において、端末装置11のCPU51は、NFC通信部58を介して、ペン12から送信されてきたメモリIDを受信し、ステップS64に進む。
ステップS64において、CPU51は、受信したメモリIDに基づいて、RAM53に記憶されているコピー文字を読み出し、表示部71の接触位置Bに読み出したコピー文字を表示させる。即ち、CPU51は、タッチアドレスBを指定して、RAM53から読み出したメモリIDに対応するコピー文字を表示部71に供給して、コピー処理を終了する。
以上のように、従来のタッチパネルとペンを用いたコピー処理(コピーペースト動作)では、ユーザは、コピーコマンドの指定、コピー元(コピー文字)の選択(指定)、ペーストコマンドの指定、コピー先(ペースト位置)の指定の4つの動作(タッチパネル上の4箇所の指定)が必要であったが、表示システム1のコピー処理によれば、ペン12のスイッチ31と連携して、コピー元の指定、コピー先の指定の2つの動作(タッチパネル72上の2箇所の指定)で済むようになる。
さらに、ユーザが行うスイッチ31の操作は、移動するオブジェクト(現実の物体)を現在ある位置(コピー元の位置)で掴んで(保持したまま)移動し、移動先の位置(ペースト位置)で放す動作と同様なため、ユーザにとって直感的に理解しやすい操作性となっている。即ち、表示部71(画面)に表示されているデータのコピーをより簡便に行うことができる。
また、端末装置11とペン12とは相互認証され、端末装置11とペン12との間でやりとりされるデータは、所定の暗号化方式で暗号化されたデータであるため、盗聴や改ざんが不可能な通信(セキュアな通信)が可能である。
このコピー処理による方法を用いて、例えば、スケジュール表を表示するアプリケーションなどでは、表示エリアの一部分(文字一覧エリアと称する)に、出張、会議、休み、または、来客などの、いつも使用する文字を常に表示させておくようにして、ユーザが、スイッチ31を押下して(オンして)文字一覧エリアに表示されているコピー文字をペン12でタッチし、入力したい日時のエリアにペン12でタッチしてスイッチ31を元に戻す(オフする)という操作が可能となる。即ち、手書き入力やキーボード入力の作業が少なくて済み、より簡単な(タッチパネル72をタッチする回数の少ない)入力が可能となる。
なお、上述した例では、コピー文字が指定された場合、CPU51は、そのコピー文字をRAM53に記憶させておき、コピー文字を識別する情報であるメモリIDをペン12に送信するようにしたが、勿論、コピー文字そのものをペン12に送信するようにしてもよい。
また、上述した例では、コピー文字(ペン12で選択された文字)のコピー元とコピー先の両方が、1つの端末装置11の表示部71の表示エリア内にある例について説明したが、コピー元とコピー先の位置を異なる端末装置の表示部とすることも可能である。図8を参照して、そのような場合の実施の形態について説明する。
即ち、図8は、本発明を適用した表示システムのその他の実施の形態の構成例を示している。なお、図1における場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、その説明を適宜省略する。
図8の表示システム201は、端末装置11、ペン12、および端末装置211により構成されている。
端末装置211は、図2および図3で説明した端末装置11と同様の構成を有する装置であり、その詳細な構成の説明を省略する。なお、以下において、端末装置211の詳細な構成の処理部を、図2および図3で説明した端末装置11の処理部を引用して説明することとし、その場合、図2および図3に示した符号にダッシュ(’)をつけて説明する。例えば、端末装置211のCPUであれば、CPU51’として説明する。
また、端末装置11と端末装置211は、通信部59と通信部59’により、近接距離より遠い距離の範囲で(広域で)通信を行うことができる。例えば、端末装置11と端末装置211は、IEEE802.11a,IEEE802.11b、またはIEEE802.11g、Bluetooth(登録商標)などの規格に基づく無線通信(近接通信と区別して広域無線通信と称する)を行う。
ペン12が端末装置11の近接距離内にある場合、例えば、ペン12が図8において点線221Aで示されている位置にある場合、ペン12は、端末装置11と近接通信を行うことができる。
一方、ペン12が端末装置211の近接距離内にある場合、例えば、ペン12が図8において点線221Bで示されている位置にある場合、ペン12は、端末装置211と近接通信を行うことができる。
ユーザがタッチパネル式ディスプレイ22に表示されている文字(データ)をペン12でタッチしてスイッチ31をオンすると、端末装置11は、ペン12で指定されたコピー文字(指示データ)を表すメモリID(データ識別情報)を、近接通信によりペン12に送信する。
そして、ユーザが、端末装置211のタッチパネル式ディスプレイ22’の所定の位置にペン12をタッチさせ、スイッチ31をオフする(元に戻す)と、ペン12は、端末装置11から送信されて内部に記憶しておいたメモリIDを、近接通信により端末装置211に送信する。
端末装置211は、ペン12から送信されてくるメモリIDを、近接通信により受信する。そして、端末装置211は、受信したメモリIDを広域無線通信により端末装置11に送信し、メモリIDに対応するコピー文字を受信して、タッチパネル式ディスプレイ22’に表示させる。
図9のフローチャートを参照して、図8の表示システム201におけるコピー処理について説明する。
図9において、ペン12のステップS101乃至S106の処理は、図5のステップS1乃至S6の処理とそれぞれ同様であるので、その説明を省略する。また、端末装置11のステップS131乃至S135の処理は、図5のステップS31乃至S35の処理とそれぞれ同様であるので、その説明を省略する。
ステップS106の処理により、コピー文字を識別するメモリIDがペン12の記憶部104に記憶された後、ユーザによりペン12が端末装置211の近接距離内に移動される。
これにより、ステップS107において、ペン12は、端末装置211から送信されてくる電波から電力を抽出し、起動する。また、ステップS107において、ペン12は、端末装置211からのポーリングコマンドに応答し、その後、認証処理を行う。
ステップS151において、端末装置211は、ポーリングコマンドを送信し、それに応答してきたペン12を検出する。そして、端末装置211は、ペン12と認証処理を行う。
即ち、端末装置211とペン12との間で、チャレンジ・レスポンス方式などを用いた相互認証(処理)が行われ、これにより、セキュアな通信が確立される。
ユーザが操作することによって、ステップS108において、ペン12は、タッチパネル72’上の所定の位置(この位置を接触位置Bとする)に接触する。ステップS152において、端末装置211は、接触位置Bのアドレス(タッチアドレスB)を検出し、RAM53’に記憶させる。
ステップS109において、ペン12は、ユーザがスイッチ31をオフしたか(スイッチ31を元に戻したか)どうかを判定し、スイッチ31をオフしたと判定するまで待機する。そして、スイッチ31がオフされた場合、即ち、スイッチ31からCPU103にオフの操作信号が供給された場合、ステップS110に進み、ペン12は、オフ情報を端末装置211に送信する。
ステップS153において、端末装置211は、ペン12からのオフ情報を受信し、ステップS154において、ペン12が保存している情報を要求する保存情報要求をペン12に送信する。
ステップS111において、ペン12は、端末装置211からの保存情報要求を受信し、ステップS112において、ペン12は、その保存情報要求に応じて、記憶部104に記憶させておいたメモリIDを端末装置211に送信する。
ステップS155において、端末装置211は、ペン12から送信されてくるメモリIDを受信し、ステップS156において、その受信したメモリIDを、広域通信により端末装置11に送信する。
ステップS136において、端末装置11は、広域通信により端末装置211から送信されてくるメモリIDを受信し、ステップS137に進み、受信したメモリIDに基づいて、RAM53に記憶されているコピー文字を読み出し、端末装置211に送信する。
ステップS157において、端末装置211は、広域通信により端末装置11から送信されてくるコピー文字を受信し、その受信したコピー文字を、表示部71の接触位置Bに表示させる。即ち、CPU51は、タッチアドレスBを指定して、受信したコピー文字を表示部71に供給して、コピー処理を終了する。
以上のように、図9のコピー処理によれば、異なる端末装置間においても、1つの端末装置11の表示部71に表示されている文字(コピー文字)をコピーする場合と同様の操作で文字をコピーすることが可能となる。即ち、表示部71(画面)に表示されているデータのコピーをより簡便に行うことができる。
また、異なる端末装置間でコピー処理を行う場合も、コピー文字を識別するメモリIDをペン12に送信せずにコピー文字そのものをペン12に送信するようにしてもよい。この場合、ペン12を介して、コピー文字(指示データ)が移動することになり、端末装置11と端末装置211との広域通信を省略することができる。
上述した例では、表示部71に表示されたデータをコピーする例について説明したが、同様の操作でデータの移動(接触位置Aから接触位置Bへの移動)を行う処理とすることもできる。また、それ以外の処理に対応付けても良い。
また、上述した例では、コピー(または移動)の対象データ(指示データ)が文字である例について説明したが、コピーの対象データは、画像やアイコン(マーク)などでも勿論よく、さらには、ディスプレイ上で文字や画像、アイコンなどで表されるファイル(画像や音声などのコンテンツのファイル)であってもよい。
なお、本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明を適用した表示システムの一実施の形態の構成例を示す図である。 端末装置11のハードウエア構成例を示すブロック図である。 NFC通信部58の詳細な構成例を示すブロック図である。 ペン12の詳細な構成例を示すブロック図である。 図1の表示システム1のコピー処理を説明するフローチャートである。 端末装置11のコピー処理を説明するフローチャートである。 端末装置11のコピー処理を説明するフローチャートである。 本発明を適用した表示システムのその他の実施の形態の構成例を示す図である。 図8の表示システム201のコピー処理を説明するフローチャートである。
1 表示システム, 11 端末装置, 12 ペン, 21 アンテナ, 22 タッチパネル式ディスプレイ, 31 スイッチ, 51 CPU, 52 ROM, 53 RAM, 57 記憶部, 58 NFC通信部, 59 通信部, 71 表示部, 72 タッチパネル, 61 リムーバブルメディア, 101 通信部, 102 電力抽出部, 103 CPU, 104 記憶部, 201 表示システム, 211 端末装置

Claims (14)

  1. データを表示できる表示部と、
    データを記憶できる記憶部と、
    他の情報処理装置と通信できる通信部と、
    前記記憶部と前記通信部とを制御できる制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記通信部を介して前記他の情報処理装置から前記表示部に表示されているデータのうち指示されたデータの記憶命令を受信した場合に該指示されたデータを前記記憶部に記憶し、
    前記通信部を介して前記記憶部に記憶されている該指示されたデータを識別するデータ識別情報を前記他の情報処理装置に送信し、
    前記通信部を介して前記他の情報処理装置から該データ識別情報による該指示されたデータの読み出し命令を受信した場合に前記記憶部から該指示されたデータを読み出すよう制御する
    情報処理装置。
  2. 前記他の情報処理装置により指示された前記表示部上の位置を検出する検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記記憶部から読み出した前記指示されたデータを、前記検出部が検出した位置に表示するよう制御する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記通信部は、電波を用いた第1の通信方式に対応しており、
    前記制御部は、前記他の情報処理装置から前記記憶命令を受信する前に、該第1の通信方式により前記他の情報処理装置と相互認証を行う
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記通信部は、第1の情報処理装置としての前記他の情報処理装置との間で通信できる電波を用いた第1の通信方式と、第2の情報処理装置との間で通信できる該第1の通信方式とは異なる第2の通信方式とに対応しており、
    前記制御部は、
    前記第1の情報処理装置から前記記憶命令を受信する前に前記第1の情報処理装置と前記第1の通信方式により相互認証を行い、
    前記第1の通信方式により、前記第1の情報処理装置に前記データ識別情報を送信し、
    前記第2の通信方式により、前記第2の情報処理装置に前記記憶部から読み出した前記指示されたデータを送信するよう制御する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、前記データ識別情報による前記指示されたデータの読み出し命令を、前記第2の通信方式により前記第2の情報処理装置から受信した場合に、前記記憶部から読み出した前記指示されたデータを前記第2の情報処理装置へ送信するよう制御する
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. データを記憶できる記憶部と、
    他の情報処理装置と通信できる通信部と、
    前記記憶部と前記通信部とを制御できる制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記通信部を介して前記他の情報処理装置の表示部に表示されているデータのうち指示したデータの記憶を指示する記憶命令を送信し、
    前記通信部を介して前記他の情報処理装置の記憶部に記憶されている該指示したデータを識別するデータ識別情報を受信した場合に該データ識別情報を前記記憶部に記憶するよう制御する
    情報処理装置。
  7. 前記制御部は、前記他の情報処理装置の表示部上の所望の位置に前記指示したデータを表示させるために、前記他の情報処理装置に対して、前記データ識別情報による前記指示したデータの読み出し命令を送信するよう制御する
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記通信部は、電波を用いた第1の通信方式に対応しており、
    前記制御部は、前記他の情報処理装置に前記記憶命令を送信する前に、該第1の通信方式により前記他の情報処理装置と相互認証を行う
    請求項6又は7に記載の情報処理装置。
  9. 前記通信部は、第1の情報処理装置としての前記他の情報処理装置との間で通信できる電波を用いた第1の通信方式に対応しており、
    前記制御部は、
    前記第1の情報処理装置に対して前記記憶命令を送信する前に前記第1の情報処理装置と前記第1の通信方式により相互認証を行い、
    前記第1の通信方式により、前記第1の情報処理装置から前記データ識別情報を受信するよう制御する
    請求項6乃至8のいずれかに記載の情報処理装置。
  10. 前記通信部は、第1の情報処理装置としての前記他の情報処理装置との間、及び第2の情報処理装置との間で通信できる電波を用いた第1の通信方式に対応しており、
    前記制御部は、
    前記第1の情報処理装置に対して前記記憶命令を送信する前に前記第1の情報処理装置と前記第1の通信方式により相互認証を行い、
    前記第1の通信方式により、前記第1の情報処理装置から前記データ識別情報を受信し、
    前記第1の通信方式により、前記第2の情報処理装置と相互認証を行った後、前記第2の情報処理装置に対して前記データ識別情報を送信するよう制御する
    請求項6乃至9のいずれかに記載の情報処理装置。
  11. 前記第1の通信方式を通じて生じる電力を抽出する電力抽出部をさらに備え、
    前記抽出された電力により起動される
    請求項8乃至10のいずれかに記載の情報処理装置。
  12. データを記憶できる記憶部と、
    第1の情報処理装置と通信できる第1の通信方式と、第2の情報処理装置と通信できる第2の通信方式とに対応した通信部と、
    前記記憶部と前記通信部とを制御できる制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記第2の情報処理装置に記憶されているデータを識別するデータ識別情報を、前記第1の通信方式により前記第1の情報処理装置から受信した場合に、前記第2の通信方式により前記第2の情報処理装置に対して該データ識別情報による該第2の情報処理装置に記憶されているデータの読み出し命令を送信するよう制御する
    情報処理装置。
  13. 前記第1の通信方式は電波を用いた通信であり、前記第2の通信方式は前記第1の通信方式とは異なる通信方式であり、
    前記制御部は、
    前記データ識別情報を受信する前に前記第1の通信方式により前記第1の情報処理装置と相互認証を行い、
    前記第2の情報処理装置に記憶されているデータの読み出し命令を送信した後で該読み出されたデータを前記第2の情報処理装置から前記第2の通信方式により受信するよう制御する
    請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記第1の情報処理装置により指示された表示部上の位置を検出する検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記受信した前記第2の情報処理装置が記憶していたデータを、前記検出部が検出した位置に表示するよう制御する
    請求項12又は13に記載の情報処理装置。
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