JP2001034403A - ペン入力型情報端末装置 - Google Patents

ペン入力型情報端末装置

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JP2001034403A
JP2001034403A JP21111699A JP21111699A JP2001034403A JP 2001034403 A JP2001034403 A JP 2001034403A JP 21111699 A JP21111699 A JP 21111699A JP 21111699 A JP21111699 A JP 21111699A JP 2001034403 A JP2001034403 A JP 2001034403A
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pen
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electronic pen
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JP21111699A
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Masao Miama
將雄 美甘
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力用の電子ペンによって電源を管理でき、
省電力駆動が可能なペン入力型情報端末装置を提供す
る。 【解決手段】 ユーザが電子ペン3をペンホルダ5aに
保持させると、検出スイッチ31は電子ペン3を検出し
て、電子ペン3内のメモリ35、通信制御部33および
送受信アンテナ32に電力を供給する切換えを行う。電
力が供給されると、電子ペン3の送受信アンテナ32か
ら送信された鍵データが、端末本体1の送受信アンテナ
21によって受信され、鍵データと錠データとがマイク
ロコンピュータ24によって照合される。これによっ
て、電子ペン3による電源管理が可能であり、かつ電子
ペンの省電力駆動が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電容量式タブレ
ットなどのように、電子ペンを操作して入力を実現する
ペン入力型情報端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オフィスなどでは、複数人で1台のコン
ピュータを所有するのが一般的であったが、近年、各個
人毎に1台のコンピュータを所有するのが一般的になっ
てきている。これに伴って、特定の個人だけがコンピュ
ータを使用できるようなセキュリティ仕様が、必要とさ
れている。
【0003】特公平4−39936号公報では、パスワ
ード情報を記憶した無線送受信機能付きのICカードを
利用して、無線制御装置によって無線機と通信を行い、
ICカードのパスワード情報とコンピュータが記憶して
いるパスワード情報とが一致したときだけ、コンピュー
タの使用が許可される。
【0004】特開平10−207841号公報には、タ
ブレットにペンを接触させて処理命令を入力するぺン入
力パーソナル情報端末装置が記載される。この端末装置
では、専属ペンをペン収納部に収納したときに、専属ペ
ンから端末本体に固有のIDコードが送信される。端末
本体は、IDコードを記憶しており、専属ペンから受信
したIDコードと記憶しておいたIDコードとが一致す
れば、上記処理命令の入力を許可する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の特公平4−39
936号公報では、利用者としての許可がない者への対
策として、端末の自動電源切断機能が用意されており、
パスワード情報が一致しないときには、端末の電源が自
動的に切断される。このような電源の切断に対して、一
方の電源の投入に関しては、利用者のチェックを受けず
に、誰もが電源を投入することができる。利用者のチェ
ックは、端末の電源投入によって端末内の全部の回路に
電力を供給した後に、実行される。このように電源投入
の切換動作が単純であり、利用者の許可がない者が端末
を操作しようとすると、利用者の許可がないことが確認
されるまで、端末は電源を投入した状態を継続しなけれ
ばならない。よって、電力消費量が増えてしまう。特に
PDAでは、電池の駆動時間が短縮されてしまい、長時
間の使用は不可能となってしまう。
【0006】特開平10−207841号公報では、I
Dコードのチェックにより入力許可を与えるだけであっ
て、専属ペンによって電源管理を行うことはできない。
【0007】本発明の目的は、入力用の電子ペンによっ
て電源を管理でき、省電力駆動が可能なペン入力型情報
端末装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子ペンと、
その電子ペンからの入力を受け付ける端末本体とで構成
されたペン入力型情報端末装置であって、 前記電子ペンは、 鍵データを格納する鍵データメモリと、 鍵データを送信する鍵側通信手段と、 ペンホルダに保持されたことを検出したときに、電源か
ら鍵データメモリおよび鍵側通信手段に電力を供給させ
るための検出スイッチとを備え、前記端末本体は、 錠データを格納する錠データメモリと、 鍵データを受信する錠側通信手段と、 鍵データと錠データとを照合する照合手段と、 電子ペンを保持するためのペンホルダとを備えたことを
特徴とするペン入力型情報端末装置である。
【0009】本発明に従えば、ユーザが電子ペンをペン
ホルダに保持させると、検出スイッチは電子ペンを検出
して、電子ペン内の鍵データメモリおよび鍵側通信手段
に電力を供給する切換えを行う。すなわち、検出スイッ
チは電源スイッチとして使用される。電力が供給される
と、電子ペンの鍵側通信手段から送信された鍵データ
が、端末本体の錠側通信手段によって受信され、鍵デー
タと錠データとが照合手段によって照合される。
【0010】このように、電子ペンによる電源管理が可
能であり、かつユーザが電子ペンをペンホルダに保持さ
せるまで、電子ペン内の鍵データメモリおよび鍵側通信
手段に電力を供給しないので、電子ペンの省電力駆動が
可能である。また、端末本体とは別体である入力用の電
子ペンをユーザ確認のために使用でき、ユーザを識別す
るためのICカードなどが不要である。しかも、端末本
体に適合した電子ペンでなければ、本体端末に入力操作
することができないので、タブレットを汚したり、破損
させたりすることを防止することができる。
【0011】また本発明は、前記鍵側通信手段は、検出
スイッチが電子ペンを検出したときに鍵データを送信す
ることを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、検出スイッチが電子ペン
を検出すると、電子ペンの鍵側通信手段は、鍵データを
端末本体に送信する。このように、ユーザが電子ペンを
ペンホルダに保持させるだけで、鍵データの送信までの
一連の動作が自動的に実行されるので、鍵データの送信
を指示する特別な操作が不要であり、ユーザによる操作
を簡略化することができる。よって、迅速にユーザのチ
ェックを実行できる。
【0013】また本発明は、電子ペンと、その電子ペン
からの入力を受け付ける端末本体とで構成されたペン入
力型情報端末装置であって、前記電子ペンは、鍵データ
を格納する鍵データメモリと、鍵データを送信する鍵側
通信手段とを備え、前記端末本体は、錠データを格納す
る錠データメモリと、鍵データを受信する錠側通信手段
と、鍵データと錠データとを照合する照合手段と、電子
ペンを保持するためのペンホルダと、ペンホルダに保持
された電子ペンによって押下される位置に設けられ、押
下されたときに電源から錠データメモリ、錠側通信手段
および照合手段に電力を供給させるための押下スイッチ
とを備えたことを特徴とするペン入力型情報端末装置で
ある。
【0014】本発明に従えば、ユーザが電子ペンをペン
ホルダに保持させると、電子ペンによって押下スイッチ
が機械的に押下される。押下スイッチが押下されたとき
に、端末本体内の錠データメモリ、錠側通信手段および
照合手段に電力を供給する切換えを行う。すなわち、押
下スイッチは電源スイッチとして使用される。電力が供
給されると、電子ペンの鍵側通信手段から送信された鍵
データが、端末本体の錠側通信手段によって受信され、
鍵データと錠データとが照合手段によって照合される。
【0015】このように、ユーザが電子ペンをペンホル
ダに保持させると、端末本体内のセキュリティに関連し
た回路、すなわち錠データメモリ、錠側通信手段および
照合手段に電力が供給されるので、端末本体のユーザを
チェックするための電力は必要最低限の回路だけに供給
され、電子ペンによる電源管理と端末本体の省電力駆動
とが可能である。
【0016】また、端末本体とは別体である入力用の電
子ペンをユーザ識別のために使用でき、ユーザを識別す
るためのICカードなどが不要である。さらに、押下ス
イッチは機械的に押下されるので、端末本体が電気的に
動作していない状態での切換動作が可能である。しか
も、押下スイッチを端末本体に設けることで、携帯性が
重視される電子ペンの構成を小型化できる。
【0017】また本発明は、前記錠側通信手段は、押下
スイッチが押下されたときに鍵データの送信を鍵側通信
手段に指令し、前記鍵側通信手段は、錠側通信手段から
鍵データの送信指令を受けたときに鍵データを送信する
ことを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、電子ペンによって押下ス
イッチが押下されると、端末本体の錠側通信手段は、鍵
データの送信指令を電子ペンに送信する。電子ペンの鍵
側通信手段は、端末本体からの送信指令を受信すると、
鍵データメモリの鍵データを端末本体に送信する。この
ように、ユーザが電子ペンをペンホルダに保持させるだ
けで、鍵データの送信までの一連の動作が自動的に実行
されるので、鍵データの送信を指示する特別な操作が不
要であり、ユーザによる操作を簡略化することができ
る。よって、迅速にユーザのチェックを実行できる。
【0019】また本発明は、前記端末本体は、処理手段
と、鍵データと錠データとが一致したときに、電源から
処理手段に電力を供給させるための電子スイッチとをさ
らに備えたことを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、電子ペンから鍵データを
受信し、その鍵データが錠データに一致するまでは、処
理手段には電力が供給されず、一致したときに電力が供
給される。よって、ユーザのチェックが行われるまで
は、処理手段に電力が供給されないので、電力消費量を
低減することができる。また、電子ペンの照合によって
不正ユーザの使用を排除することができ、より安全なセ
キュリティ管理が実現される。
【0021】また本発明は、ユーザの操作によって電源
停止を指令するコマンドが入力されたときに、鍵データ
と錠データとが一致した場合、前記電子スイッチは、処
理手段への電力供給を停止させることを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、ユーザによって電源停止
を指令するコマンドが入力されると、鍵データと錠デー
タとの照合を行い、両者が一致した場合に限って処理手
段への電力供給を停止するので、不正ユーザによる電源
停止を防止することができる。よって、シャットダウン
処理を実行しない強制的な電源停止など、不適切な操作
を回避でき、記憶データを保護することができる。
【0023】また本発明は、前記処理手段に電力が供給
されているときに、電子ペンによって押下スイッチが押
下された場合、処理手段は、揮発性記憶手段のデータを
不揮発性記憶手段に格納することを特徴とする。
【0024】本発明に従えば、電子ペンによって押下ス
イッチが押下された場合、ユーザが電子ペンによる入力
作業を中断したものとみなして、揮発性記憶手段から不
揮発性記憶手段にデータを移すので、データを保護する
ことができる。さらに、入力作業を中断している間は、
必要最低限の回路だけに電力を供給したサスペンドモー
ドでの駆動が可能になる。さらに、ユーザが、電子ペン
をペンホルダから取り外して、押下スイッチの押下を解
除した場合に、鍵データと錠データとを照合させてレジ
ュームすることによって、パスワード入力なしにユーザ
を確認することができる。
【0025】また本発明は、ユーザの操作によって、不
揮発性記憶手段から揮発性記憶手段へのデータのロー
ド、または、揮発性記憶手段から不揮発性記憶手段への
データの格納を指令するコマンドが入力されたとき、鍵
データと錠データとが一致した場合、処理手段は、コマ
ンドに従う処理を実行することを特徴とする。
【0026】本発明に従えば、ユーザによって、データ
のロードまたは保存を指令するコマンドが入力される
と、鍵データと錠データとの照合を行い、両者が一致し
た場合に限って、コマンドに従う処理を実行する。この
ように、セキュリティ上重要な処理指令が与えられた場
合に、さらに鍵データと錠データとの照合を行うこと
で、データをさらに安全に保護することができ、かつ電
子ペンをタブレットに近づけるたびにユーザ確認を行う
などの煩雑な確認作業を排除できる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態であ
るペン入力型情報端末装置の電気的構成を示すブロック
図である。ペン入力型情報端末装置は、端末本体1と電
子ペン3とで構成される。端末本体1は、セキュリティ
機能関連回路2、押下スイッチ5、電源6、電子スイッ
チ7、処理回路8、タブレット9、LCD(Liquid Cry
stalDisplay)10、ファイル記憶部11およびRAM
(Random Access Memory)12を備える。端末本体1の
筐体には、電子ペン3を挿入して保持するためのペンホ
ルダ5aが設けられている。
【0028】セキュリティ機能関連回路2は、さらに送
受信アンテナ21、通信制御部22、メモリ23および
マイクロコンピュータ24を備える。送受信アンテナ2
1は、無線通信のためのアンテナである。通信制御部2
2は、セキュリティ機能関連回路2に電力が供給される
と、電子ペン3から鍵データを受信する制御を行う。メ
モリ23は、端末本体1に固有の錠データを格納してい
る。マイクロコンピュータ24は、受信した鍵データと
メモリ23から読み出した錠データとを照合、すなわち
ID(識別)確認を行う。
【0029】電子ペン3の鍵データと端末本体1の錠デ
ータとが同一である場合、両者が一致する照合結果が得
られ、マイクロコンピュータ24は、電源6から処理回
路8に電力を供給する切換を行うように電子スイッチ7
を制御する。一方、鍵データと錠データとが一致しない
とき、マイクロコンピュータ24は、処理回路8に電力
を供給させない。
【0030】押下スイッチ5は、押下されることで、電
源6からセキュリティ機能関連回路2に電力を供給させ
る。すなわち、押下スイッチ5は、セキュリティ機能関
連回路2の電源スイッチである。処理回路8は、端末本
体1の主な処理機能、たとえばシステムの起動、アプリ
ケーションソフトウエアの実行などの処理を行うための
回路である。
【0031】タブレット9は、LCD10の表示画面上
に形成された入力装置であって、電子ペン3の平面位置
座標を検出する。LCD10は、各種の入力結果や処理
結果などを表示する。ファイル記憶部11は、フラッシ
ュメモリまたはハードディスクドライブなどの不揮発性
の記憶装置であり、データやプログラムなどを格納して
いる。RAM12は、DRAM(Dynamic RAM)などの
揮発性の記憶装置であり、ファイル記憶部11のデータ
やプログラムがロードされる。
【0032】図2は、電子ペン3の電気的構成を示すブ
ロック図である。電子ペン3は、ICチップ30を備え
る。ICチップ30は、挿入検出スイッチ31、送受信
アンテナ32、通信制御部33、電池34およびメモリ
35を備える。挿入検出スイッチ31は、電子ペン3が
ペンホルダ5aに挿入されて保持されたことを検出し
て、電池34からICチップ30に電力を供給させる。
送受信アンテナ32は、無線通信のためのアンテナであ
る。通信制御部33は、端末本体1からの送信指令の受
信、メモリ35からの鍵データの読出し、または鍵デー
タの送信など、端末本体1との送受信のための制御を行
う。電池34は、通信制御部33に電力を供給する。メ
モリ35は、ID番号などの電子ペン3に固有の鍵デー
タを格納している。
【0033】上記の電子ペン3には、端末本体1の錠デ
ータと同一の鍵データであって、他の電子ペンおよび端
末本体とは異なったIDデータが記憶されている。これ
によって、特定の電子ぺン3でしか端末本体1を起動で
きなくなるので、セキュリティ管理が可能となる。
【0034】なお、電池34に代えて、送受信アンテナ
32からの電波により充電されるコンデンサを用いても
よいし、端末本体1の電源6を有線接続して電力を供給
しもよい。また、データ通信を無線通信によって実現し
たが、有線通信によっても可能である。また、電子ペン
3は、タブレット保護機能付きペン先36を備えてお
り、タブレット9の汚れ、破損を防止できる。
【0035】図3は、セキュリティシステムの処理流れ
を示すフローチャートである。ステップS0において処
理が開始されると、端末本体1は電子ペン3が挿入され
るまで待機する。次のステップS1において、電子ペン
3がペンホルダ5aに挿入された場合、次のステップS
2に進む。
【0036】ステップS2では、セキュリティ機能関連
回路2に電力が供給される。一方、ICチップ30にも
電力が供給され、次のステップS3において、通信制御
部33は、メモリ35から鍵データを読出し、送受信ア
ンテナ32を介して鍵データを送信させる。送信された
鍵データは、送受信アンテナ32で受信される。
【0037】鍵データが受信されると、次のステップS
4において、マイクロコンピュータ24は、メモリ23
から錠データを読出し、錠データと鍵データとを照合
し、互いに一致するかどうかを判定する。錠データと鍵
データとが一致すれば、次のステップS5において、処
理回路8に電力を供給し、錠データと鍵データとが一致
しなければ、処理回路8への電力供給を行わない。最後
に、ステップS6において処理を終了する。
【0038】なお、図1の挿入検出スイッチ31を省略
した構成も可能であり、その場合、電力が供給されたセ
キュリティ機能関連回路2内の通信制御部22は、送受
信アンテナ21を介して鍵データの送信指令を送信させ
る。送信指令は、送受信アンテナ32によって受信さ
れ、これを受けた通信制御部33は、メモリ35から鍵
データを読出し、送受信アンテナ32を介して鍵データ
を送信させる。このようなデータ通信によって、挿入検
出スイッチ31を省略することができ、電子ペン3を小
型化できる。
【0039】図4は、サスペンドおよびレジュームの処
理流れを示すフローチャートである。処理を開始する
と、ステップSN0において電源オフ状態で待機し、次
のステップSN1において、電子ペン3がペンホルダ5
aに挿入されると、挿入検出スイッチ31によってIC
チップ30に電力が供給される。セキュリティ機能関連
回路2にも電力が供給される。次のステップSN2にお
いて、鍵データと錠データとを照合してID確認を行
う。両者が一致した場合、次のステップSN3以降で、
電源ONシーケンスを実行する。一致しない場合、ステ
ップSN0に戻り、一致するまでステップSN0〜ステ
ップSN2の処理を繰返す。
【0040】ステップSN3の状態から、次のステップ
SN4において、電子ペン3をペンホルダ5aに挿入す
ることで、挿入スイッチ31が電子ペンを検出する。次
にSN5において、端末本体1と電子ペン3とのID確
認を行う。IDが一致した場合、次のステップSN6に
おいて、サスペンドモードに移行する。一致しない場
合、ステップSN3に戻ってIDが一致するまで、ステ
ップSN3〜SN5を繰返す。
【0041】サスペンドモードでは、ステップSN7に
おいて、電子ペン3をペンホルダ5aに挿入すると、次
のステップSN8において、ID確認を行う。IDが一
致した場合、サスペンドモードからレジュームしてステ
ップSN3に戻る。一致しない場合、ステップSN6に
戻って、ステップSN6〜SN8の処理を繰返す。
【0042】また、ステップSN3の状態から、ステッ
プSN9にて、電源終了を指令して、かつ電子ペン3を
ペンホルダ5aに挿入する。これにより、挿入検出スイ
ッチ31が電子ペン3を検出して、ICチップ30に電
力を供給させる。次にステップSN10において、端末
本体1と電子ペン3とのID確認を行う。IDが一致し
た場合、マイクロコンピュータ24は、電子スイッチ7
を介して処理回路8に電源OFFシーケンスを実行さ
せ、ステップSN0の電源オフ状態に戻る。一致しない
場合、ステップSN3の状態に戻る。
【0043】図5は、セキュリティ機能付きファイル管
理の処理流れを示すフローチャートである。ステップS
I0において、処理が開始されると、次のステップSI
1において、ユーザによるファイルの読込み指令が入力
される。これを受けて、SI2において、端末本体1か
らユーザに対して電子ペン3の挿入指示が出される。ス
テップSI3において、ユーザが電子ペン3をペンホル
ダ5aに挿入すると、次のステップSI4において、I
Dの確認を行う。
【0044】IDが一致した場合、マイクロコンピュー
タ24は、電子スイッチ7を介して処理回路8にファイ
ルの読込み許可の指示を与える。これによって、次のス
テップSI5において、ファイル記憶部11に格納され
ていたファイルがRAM12にロードされる。IDが一
致しない場合、ファイルの読込みを実行せず、ステップ
SI2の状態に戻る。
【0045】ステップSI6では、RAM12に読込ま
れたファイルの編集を行う。次にステップSI7におい
て、編集されたファイルをファイル記憶部11に書込み
保存する指令がユーザによって入力される。次にステッ
プSI8において、端末本体1からユーザに対して電子
ペン3の挿入指示が出される。ステップSI9におい
て、ユーザが電子ペン3をペンホルダ5aに挿入する
と、次のステップSI10において、IDの確認を行
う。
【0046】IDが一致した場合、マイクロコンピュー
タ24は、電子スイッチ7を介して処理回路8にファイ
ルの書込み保存の許可を与える。これによって、次のス
テップSI11において、RAM12のファイルがファ
イル記憶部11に格納される。IDが一致しない場合、
ファイルの書込みを実行せず、ステップSI8に戻っ
て、ステップSI8〜SI10の処理を繰返す。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電子ペン
による電源管理が可能であり、かつユーザが電子ペンを
ペンホルダに保持させるまで、電子ペン内の鍵データメ
モリおよび鍵側通信手段に電力を供給しないので、電子
ペンの省電力駆動が可能である。
【0048】またユーザが電子ペンをペンホルダに保持
させるだけで、鍵データの送信までの一連の動作が自動
的に実行されるので、鍵データの送信を指示する特別な
操作が不要であり、ユーザによる操作を簡略化すること
ができる。
【0049】また、ユーザが電子ペンをペンホルダに保
持させると、端末本体内のセキュリティに関連した回
路、すなわち錠データメモリ、錠側通信手段および照合
手段に電力が供給されるので、端末本体のユーザをチェ
ックするための電力は必要最低限の回路だけに供給さ
れ、電子ペンによる電源管理と端末本体の省電力駆動と
が可能である。
【0050】また、ユーザが電子ペンをペンホルダに保
持させるだけで、送信指令を介して、鍵データの送信ま
での一連の動作が自動的に実行されるので、鍵データの
送信を指示する特別な操作が不要であり、ユーザによる
操作を簡略化することができる。
【0051】また、ユーザのチェックが行われるまで
は、処理手段に電力が供給されないので、電力消費量を
低減することができる。
【0052】また、シャットダウン処理を実行しない強
制的な電源停止など、不適切な操作を回避でき、記憶デ
ータを保護することができる。
【0053】また、電子ペンによって押下スイッチが押
下された場合、ユーザが電子ペンによる入力作業を中断
したものとみなして、揮発性記憶手段から不揮発性記憶
手段にデータを移すので、データを保護することができ
る。
【0054】また、セキュリティ上重要な処理指令が与
えられた場合、すなわち、データのロードまたは保存を
指令するコマンドが入力された場合に、さらに鍵データ
と錠データとの照合を行うことで、データをさらに安全
に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるペン入力型情報端末
装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】電子ペン3の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図3】セキュリティシステムの処理流れを示すフロー
チャートである。
【図4】サスペンドおよびレジュームの処理流れを示す
フローチャートである。
【図5】セキュリティ機能付きファイル管理の処理流れ
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 端末本体 2 セキュリティ機能関連回路 3 電子ペン 5 押下スイッチ 5a ペンホルダ 6 電源 7 電子スイッチ 8 処理回路 9 タブレット 10 LCD 11 ファイル記憶部 12 RAM 21,32 送受信アンテナ 22,33 通信制御部 23,35 メモリ 24 マイクロコンピュータ 30 ICチップ 31 挿入検出スイッチ 34 電池

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ペンと、その電子ペンからの入力を
    受け付ける端末本体とで構成されたペン入力型情報端末
    装置であって、前記電子ペンは、 鍵データを格納する鍵データメモリと、 鍵データを送信する鍵側通信手段と、 ペンホルダに保持されたことを検出したときに、電源か
    ら鍵データメモリおよび鍵側通信手段に電力を供給させ
    るための検出スイッチとを備え、前記端末本体は、 錠データを格納する錠データメモリと、 鍵データを受信する錠側通信手段と、 鍵データと錠データとを照合する照合手段と、 電子ペンを保持するためのペンホルダとを備えたことを
    特徴とするペン入力型情報端末装置。
  2. 【請求項2】 前記鍵側通信手段は、検出スイッチが電
    子ペンを検出したときに鍵データを送信することを特徴
    とする請求項1記載のペン入力型情報端末装置。
  3. 【請求項3】 電子ペンと、その電子ペンからの入力を
    受け付ける端末本体とで構成されたペン入力型情報端末
    装置であって、前記電子ペンは、 鍵データを格納する鍵データメモリと、 鍵データを送信する鍵側通信手段とを備え、前記端末本
    体は、 錠データを格納する錠データメモリと、 鍵データを受信する錠側通信手段と、 鍵データと錠データとを照合する照合手段と、 電子ペンを保持するためのペンホルダと、 ペンホルダに保持された電子ペンによって押下される位
    置に設けられ、押下されたときに電源から錠データメモ
    リ、錠側通信手段および照合手段に電力を供給させるた
    めの押下スイッチとを備えたことを特徴とするペン入力
    型情報端末装置。
  4. 【請求項4】 前記錠側通信手段は、押下スイッチが押
    下されたときに鍵データの送信を鍵側通信手段に指令
    し、 前記鍵側通信手段は、錠側通信手段から鍵データの送信
    指令を受けたときに鍵データを送信することを特徴とす
    る請求項3記載のペン入力型情報端末装置。
  5. 【請求項5】 前記端末本体は、 処理手段と、 鍵データと錠データとが一致したときに、電源から処理
    手段に電力を供給させるための電子スイッチとをさらに
    備えたことを特徴とする請求項1または3記載のペン入
    力型情報端末装置。
  6. 【請求項6】 ユーザの操作によって電源停止を指令す
    るコマンドが入力されたときに、鍵データと錠データと
    が一致した場合、前記電子スイッチは、処理手段への電
    力供給を停止させることを特徴とする請求項5記載のペ
    ン入力型情報端末装置。
  7. 【請求項7】 前記処理手段に電力が供給されていると
    きに、電子ペンによって押下スイッチが押下された場
    合、処理手段は、揮発性記憶手段のデータを不揮発性記
    憶手段に格納することを特徴とする請求項5記載のペン
    入力型情報端末装置。
  8. 【請求項8】 ユーザの操作によって、不揮発性記憶手
    段から揮発性記憶手段へのデータのロード、または、揮
    発性記憶手段から不揮発性記憶手段へのデータの格納を
    指令するコマンドが入力されたとき、鍵データと錠デー
    タとが一致した場合、処理手段は、コマンドに従う処理
    を実行することを特徴とする請求項5記載のペン入力型
    情報端末装置。
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