JP2006306986A - 潤滑油 - Google Patents
潤滑油 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006306986A JP2006306986A JP2005130800A JP2005130800A JP2006306986A JP 2006306986 A JP2006306986 A JP 2006306986A JP 2005130800 A JP2005130800 A JP 2005130800A JP 2005130800 A JP2005130800 A JP 2005130800A JP 2006306986 A JP2006306986 A JP 2006306986A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- alicyclic
- monocarboxylic acid
- ester
- lubricating oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Lubricants (AREA)
Abstract
【構成】
(A)炭素数2〜18の脂肪族直鎖状飽和モノカルボン酸、炭素数4〜18の脂肪族分岐鎖状飽和モノカルボン酸、及び炭素数1〜4のアルキル基を有していてもよい炭素数4〜9の脂環族飽和モノカルボン酸からなる群から選ばれる少なくとも一種のモノカルボン酸と、
(B)炭素数3〜12の脂環族二価アルコール
とをエステル化に供することによって得られる脂環族アルコールエステルであって、該脂環族アルコールエステル中のモノエステルの含有量が5重量%以下であり、且つ該脂環族アルコールエステルの酸価が0.1mgKOH/g以下、ヨウ素価が2g/100g以下である脂環族アルコールエステルの少なくとも一種を含有する潤滑油。
Description
(1)脂環族二価アルコールと、脂肪族及び/又は脂環族モノカルボン酸とのエステル化反応において、脂環族二価アルコールがエステル化中に分解し、脂環族一価アルコールが副生すること。
(2)更に、上記の副生した脂環族一価アルコールとモノカルボン酸との反応生成物であるモノエステルが副生すること。
(3)上記(2)のモノエステルを規定量以上含有する潤滑油は、耐熱性、引火点、加水分解安定性等に劣ること。
(4)エステル化反応中の、脂環族二価アルコールの分解を抑制しようとすると、エステル化反応が十分に進まず、脂環族二価アルコール1モルとモノカルボン酸1モルとの反応で得られモノエステルの副生量が増加すること。
(5)上記(4)のモノエステルを規定量以上含有する潤滑油は、耐熱性、加水分解安定性に劣ること。
(6)エステル化反応時の触媒として、錫系触媒を用いることにより、エステル化反応において、脂環族二価アルコールの分解を抑制し、且つジエステルの生成率を高めることができること。
(7)更に、エステル化反応後に、アルカリ洗浄、並びに、蒸留及び/又は吸着精製を行うことにより、モノエステル含有量が少なく、引火点が高く、優れた加水分解安定性、耐熱性、金属適合性及び耐熱性を有する潤滑油が得られること。
本発明は、係る知見に基づいて完成されたものである
で表される脂環族アルコールエステルの少なくとも1種を含有する潤滑油であって、該脂環族アルコールエステル中のモノエステル含有量が5重量%以下であり、且つ該脂環族アルコールエステルが、全酸価0.1mgKOH/g以下、及びヨウ素価2I2g/100g以下である潤滑油。
で表される脂環族アルコールエステルであり、該脂環族アルコールエステル中のモノエテル含有量が5重量%以下であり、且つ該脂環族アルコールエステルが全酸価0.1mgKOH/g以下、及びヨウ素価2I2g/100g以下である潤滑油用脂環族アルコールエステルの製造方法であって、
(i)(A)炭素数2〜18の脂肪族飽和直鎖状モノカルボン酸、炭素数4〜18の脂肪族飽和分岐鎖状モノカルボン酸、及び脂環族飽和モノカルボン酸からなる群から選ばれる少なくとも一種のモノカルボン酸と、
(B)一般式(2)
で表される脂環族二価アルコールとを、
(A)成分を、(B)成分1当量に対して1.01〜1.5当量用いてエステル化する工程、
(ii)得られたエステル化反応生成物を、アルカリ洗浄する工程、及び
(iii)アルカリ洗浄後のエステル化反応粗物を蒸留する工程及び/又は吸着剤で処理する工程、
を含む脂環族アルコールエステルの製造方法。
本発明に係る脂環族アルコールエステル(以下、「本エステル」という。)は、一般式(1)
で表される脂環族アルコールエステルであって、該脂環族アルコールエステル中のモノエステル含有量が5重量%以下であり、且つ該脂環族アルコールエステルが、全酸価0.1mgKOH/g以下、及びヨウ素価2I2g/100g以下の脂環族アルコールエステルである。一般的には、酸成分であるモノカルボン酸と、ジオール成分である脂環族二価アルコールとをエステル化反応に供することによって得られる。
(A)酸成分としては、炭素数2〜18の脂肪族飽和直鎖状モノカルボン酸、炭素数4〜18の脂肪族飽和分岐鎖状モノカルボン酸、炭素数4〜9の脂環族飽和モノカルボン酸が挙げられる。
(B)成分としては炭素数3〜12、好ましくは炭素数6〜10の脂環族二価アルコールが挙げられる。
本発明に係るモノエステルは、一般式(3)
又は、一般式(4)
で表され、本エステル中のモノエステルの含有量(即ち、一般式(1)で表される脂環式二価アルコール、一般式(3)及び一般式(4)で表されるモノエステルの総量に対する、一般式(3)及び一般式(4)で表されるモノエステルの量)は、5重量%以下、好ましくは3重量%以下、特に好ましくは1重量%以下含有している。
本エステルの製造方法は、規定のエステルが得られる限り特に制限はないが、本エステルの好ましい製造方法としては、下記の製造方法が例示される。
(i)上記(A)成分を、(B)成分1当量に対して、1.01〜1.5当量用いてエステル化する工程、
(ii)得られたエステル化反応生成物を、アルカリ洗浄する工程、及び
(iii)アルカリ洗浄後のエステル化粗物を、蒸留する工程及び/又は吸着剤で処理する工程
を含むことを特徴とする。
エステル化の際、酸成分は、例えば、化学当量として、ジオール成分1当量に対し1.01〜1.5当量、好ましくはジオール成分1当量に対し1.01〜1.3当量、特に好ましくは、1.01〜1.2当量用いられる。vic−ジオールの場合、より高いジエステル転換率を得るために1.1〜1.3当量用いることが好ましい。
エステル化反応により得られたエステル化反応生成物を、そのまま或いは未反応の酸(水同伴剤を使用した場合は、水同伴剤)を留去した後、アルカリ洗浄に供する。これにより、残存する未反応の酸、末端にカルボキシル基を有する不純物、触媒等が除去され、金属適合性、耐熱性等に優れた本エステルを得ることができる。
アルカリ洗浄工程を経て得られたエステル化粗物から、本発明に係るモノエステル及びエステル化副生物を蒸留により留去することが好ましい。蒸留の条件としては、特に制限はないが、例えば、150℃〜270℃/1Pa〜15000Pa、好ましくは180℃〜230℃/1Pa〜4000Paの条件下で、エステル化粗物中のモノエステルの含有量(即ち、本エステル、モノエステル及びその他不純物の総重量に対するモノエステルの重量)が、5重量%以下、好ましくは3重量%以下、特に1重量%以下となるまで、蒸留することが好ましい。原料の種類、不純物の量によって異なるが、通常、エステル化粗物に対して0.5〜10重量%、好ましくは1〜10重量%の留出物が留去させることにより、モノエステルの含有量を低減させることができる。更に、窒素、アルゴン等の不活性ガスや水蒸気等を蒸留装置の気相部或いは液相部に導入しながら蒸留を行うことは、蒸留時間の短縮或いは品質劣化の抑制などの点から好ましい方法として例示される。
アルカリ洗浄後のエステル化粗物、又は、蒸留工程を経て得られたエステル化粗物は、更に吸着剤による精製を実施することにより高品質なエステルとする事が可能となる。吸着剤としては、天然若しくは合成の吸着剤が挙げられる。具体的には、活性炭、活性アルミナ、シリカゲル、シリカアルミナ、活性白土、ゼオライト、マグネシア、カルシア、珪藻土、ハイドロタルサイト、合成ハイドロタルサイト、イオン交換樹脂などが用いられる。その使用量は、通常、本エステル100重量部に対して0.005〜5重量部が例示され、好ましくは0.01〜3重量部が推奨される。
1,3−シクロヘキサンジオール ジイソノナノエート、1,3−シクロヘキサンジオール ジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)、1,4−シクロヘキサンジオール ジイソブタノエート、1,4−シクロヘキサンジオール ジイソペンタノエート、1,4−シクロヘキサンジオール ジイソヘキサノエート、1,4−シクロヘキサンジオール ジイソヘプタノエート、1,4−シクロヘキサンジオール ジイソオクタノエート、1,4−シクロヘキサンジオール ジ(2−エチルヘキサノエート)、1,4−シクロヘキサンジオール ジイソノナノエート、1,4−シクロヘキサンジオール ジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)が例示される。
本発明の潤滑油は、本エステルを潤滑油基油として含む潤滑油であるか、又は、本エステルと他の基油(以下「併用基油」という)との混合物を潤滑油基油として含む潤滑油であり、該潤滑油基油に対して、本エステルの少なくとも1種を、10〜100重量%、好ましくは20〜100重量%、より好ましくは80〜100重量%含有する。換言すると、併用基油は、該潤滑油基油に対して、90重量%以下、好ましくは80重量%以下、更に好ましくは20重量%以下の量で含まれている。
ガスクロマトグラフィーにより測定した。
JIS K2501に準拠して測定した。
基準油脂分析法2.3.4.1−1996に準拠して測定した。
JIS K2283に準拠して、40℃、100℃における動粘度を測定した。
JIS K2283に準拠して算出した。
JIS K2269に準拠して流動点を測定した。
JPI−5S−32−90に準拠して、高速四球型摩耗試験機(神鋼造機製)を用いて、回転数700rpm、荷重5kg、時間60分の条件で試験し、摩耗痕径を測定した。形成された摩耗痕が小さいものほど潤滑性が良好と判断した。
内径6.6mm、高さ30cmのガラス試験管に、水分を約1000ppmに調整した各実施例のエステル2.0gを秤りとる。アスピレーターで脱気しながらその試験管を封じ、オーブンに入れて175℃で20時間加熱した。その後エステルを取り出し、全酸価を測定した(水解安定性−1)。
また、175℃で40時間加熱した後のエステルの全酸価を測定し、長期加水分解安定性試験とした(水解安定性−2)。
全酸価の上昇の少ないものほど加水分解安定性が良好であると判断した。
実施例及び比較例の各々のエステルに対し、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール0.5重量%を溶解させて潤滑油を調整した。次いで、内径53mm、高さ56mmの50mLビーカーに上記添加油2gを入れ、200mLビーカーで蓋をした後、オーブン中150℃で24時間加熱した。試験後、下式より揮発量を算出した。
揮発量(重量%)=(W0−W1)/W0 x 100
但し、W0は、加熱前の潤滑油重量を、W1は、加熱後の潤滑油重量を表す。
また、耐熱性試験(揮発量)後の潤滑油の酸価を測定し、試験前の潤滑油の酸価との差をΔTANとした。
揮発量及びΔTANが小さいほど耐熱性に優れていることを表す。
実施例又は比較例のエステルを50mL共栓付試験管に約50mLを入れ、金属片(鉄、銅、鉛)を入れ、オーブン中90℃で14日間加熱した。試験後、濾過処理したエステルの全酸価を測定する。全酸価の上昇が少ないものほど金属との適合性が良好である。また、試験片は下記のものを使用した。
鉄: 針金(長さ40mm、径1.6mm)、表面を研磨紙(600番)で磨いた後に使用した。
銅: 針金(長さ40mm、径1.6mm)、表面を研磨紙(600番)で磨いた後に使用した。
鉛: 塊状鉛(約1g、ナカライテスク製品)
(核水素化工程)
電磁誘導撹拌装置を備え付けた3Lオートクレーブに、ハイドロキノン500g(4.5モル)、水500g、展開スポンジニッケル触媒(NDT−90、川研ファインケミカル社製)1.5gを入れ、オートクレーブ内を水素で置換した後、ゲージ圧力3.0MPa、140℃で水素化反応を行った。尚、反応は、消費された水素を補充しながら行い、圧力減少が見られなくなるまで継続した。反応終了後、冷却して触媒を減圧濾過により濾別した。濾液を減圧条件下、140℃に加熱して水を留去させた後、冷却固化させて、1,4−シクロヘキサンジオール(以下、「1,4−CHD」と略記する。)の白色固体500g(収率95%)で得た。尚、得られた1,4−CHDの純度は98重量%、異性体比率はシス/トランス=47/53)であった。
撹拌器、温度計及び冷却管付き水分分留受器を備えた1リットルの四ツ口フラスコに、上記核水素化工程で得られた1,4−CHD174g(1.5モル)、3,5,5−トリメチルヘキサン酸568.8g(3.6モル:(B)成分に対して、1.2当量)、キシレン[(A)成分及び(B)成分の総重量に対し5重量%]及び触媒としてパラトルエンスルホン酸[(A)成分及び(B)成分の総重量に対し1.0重量%]を仕込み、窒素雰囲気下、徐々に140℃まで昇温した。理論生成水量(54g)を目安にして留出してくる生成水を水分分留受器で除去しながら減圧下でエステル化反応を約5時間行った。反応終了後、過剰の酸及びキシレンを蒸留で除去した。
次いで、エステル化反応生成物の全酸価に対して、過剰の苛性ソーダ水溶液で中和後、中性になるまで水洗してエステル化反応粗物576gを得た。このエステル化反応粗物におけるジエステル含有量は96.8重量%であった。
次に、得られたエステル化反応粗物を、667Paの条件下、180℃まで加熱して、モノエステル及びエステル化副生物等を蒸留留去した。
蒸留工程終了後、80℃にて活性アルミナ及び活性炭(本エステルの理論収量に対して各0.1重量%)を加えて、1時間撹拌して処理をした。処理後、濾過をして1,4−シクロヘキサンジオールジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)500gを得た。得られた「エステルA」の組成、酸価、及びヨウ素価を表1に示した。
(水素化工程)
ハイドロキノンに代えてレゾルシンを用いた以外は、実施例1の核水素化工程と同様の方法により水素化反応を行い、1,3−シクロヘキサンジオール(以下、「1,3−CHD」と略記する。)485g(収率92%)で得た。尚、得られた1,3−CHDの純度は、94重量%であり、異性体比率は、シス/トランス=50/50)であった。
1,4−CHDに代えて、上記水素化工程で得られた1,3−CHD174g(1.5モル)を用い、反応時間を約22時間とした以外は、実施例1と同様の方法により、エステル化、アルカリ洗浄、蒸留、吸着処理を行い、1,3−シクロヘキサンジオールジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)511gを得た。得られた「エステルB」の組成、酸価、及びヨウ素価を表1に示した。
(水素化工程)
ハイドロキノンに代えて、カテコールを用い、イソプロパノール335g、展開スポンジニッケル触媒(NDT−90、川研ファインケミカル社製)33g、ゲージ圧力5.0MPa、反応温度130℃とした以外は、実施例1の水素化工程と同様にして行い、イソプロパノールを留去することにより1,2−シクロヘキサンジオール(以下、「1,2−CHD」と略記する。)501g(収率95%)で得た。尚、得られた1,2−CHDの純度は、98%(シクロヘキサノール1.4重量%を含有)、異性体比率は、シス/トランス=57/43であった。
1,4−CHDに代えて、上記水素化工程で得られた1,2−CHD174g(1.5モル)とし、反応温度を180℃、反応時間を約10時間、触媒をテトライソプロピルチタネート[(A)成分及び(B)成分の総重量に対し0.5重量%]とした以外は、実施例1と同様の方法により、エステル化、アルカリ洗浄、蒸留、吸着処理を行い、1,2−シクロヘキサンジオールジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)508gを得た。得られた「エステルC」の組成、酸価及びヨウ素価を表1に示した。
(シクロヘキサンジオールの合成例)
撹拌器、温度計及び冷却管付き水分分留受器を備えた3リットルの四ツ口フラスコに シクロヘキセンオキサイド392g(4モル)、イオン交換水1kg、リン酸1gを仕込み、80℃まで昇温した。60%過酸化水素水232g(4.1モル)を1時間かけて滴下した。滴下終了後、更に1時間熟成反応を行い、減圧下で水800mlを留去した。冷却後、アセトン500mlを添加して1,2−CHD315g(収率65%)を白色の結晶として得た。尚、得られた1,2−CHDの純度は99%であり、異性体比率はシス/トランス=0/100であった。
1,4−CHDに代えて、上記合成例で得られた1,2−CHD174g(1.5モル)を用い、反応温度を180℃、反応時間を約10時間、触媒をテトライソプロピルチタネート[(A)成分及び(B)成分の総重量に対し0.5重量%]とした以外は、実施例1と同様の方法により、エステル化、アルカリ洗浄、蒸留、吸着処理をして、1,2−シクロヘキサンジオールジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)514gを得た。得られた「エステルD」の組成、酸価及びヨウ素価を表1に示した。
1,4−CHDに代えて、実施例3の水素化工程と同様の方法により得られた1,2−CHD174g(1.5モル)と、3,5,5−トリメチルヘキサン酸483.5g(3.06モル:1.02当量)を用い、反応温度を225℃、反応時間を約8時間、触媒を酸化スズ[(A)成分及び(B)成分の総重量に対し0.2重量%]とし、更に水同伴剤としてキシレン[(A)成分及び(B)成分の総重量に対し5重量%]を用いた以外は、実施例1と同様の方法により、エステル化、アルカリ洗浄、蒸留、吸着処理をして、1,2−シクロヘキサンジオールジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)498gを得た。得られた「エステルE」の組成、酸価及びヨウ素価を表1に示した。
1,4−CHDに代えて、試薬の1,2−CHD(シス/トランス=77/23)174g(1.5モル)を用い、反応温度を230℃、反応時間を約8時間、触媒を酸化スズ[(A)成分及び(B)成分の総重量に対し0.2重量%]とした以外は、実施例1と同様の方法により、エステル化、アルカリ洗浄、蒸留、吸着処理をして、1,2−シクロヘキサンジオールジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)529gを得た。得られた「エステルF」の組成、酸価及びヨウ素価を表1に示した。
1,4−CHDに代えて、試薬の1,2−CHD(シス/トランス=77/23)174g(1.5モル)を用い、反応温度を230℃、反応時間を約8時間、触媒を酸化スズ[(A)成分及び(B)成分の総重量に対し0.2重量%]とした以外は、実施例1と同様の方法により、エステル化、アルカリ洗浄を実施し、ジエステル含有量が98.1重量%であるエステル化反応粗物を得た。引き続き、実施例1と同様の方法で活性炭、活性アルミナによる精製処理をして、濾過後、1,2−シクロヘキサンジオールジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)529gを得た。得られた「エステルG」の組成、酸価及びヨウ素価を表1に示した。
1,4−CHDに代えて、試薬の1,2−CHD(シス/トランス=77/23)174g(1.5モル)と、3,5,5−トリメチルヘキサン酸483.5g(3.3モル:1.1当量)を用い、反応温度を230℃、反応時間を約10時間、触媒を酸化スズ[(A)成分及び(B)成分の総重量に対し0.2重量%]とした以外は、実施例1と同様の方法により、エステル化、アルカリ洗浄、蒸留、吸着処理をして、1,2−シクロヘキサンジオールジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)529gを得た。得られた「エステルH」の組成、酸価及びヨウ素価を表1に示した。
(水素化工程)
ハイドロキノンに代えて、カテコールを用い、プロピレングリコールモノメチルエーテル500g、安定化ニッケル触媒(SN−110、堺化学工業社製)15g、ゲージ圧力3.0MPaとした以外は、実施例1の水素化工程と同様にして行い、プロピレングリコールモノメチルエーテルを留去することにより1,2−CHDを502g(収率95%)で得た。尚、得られた1,2−CHDの純度は、98%(シクロヘキサノール2重量%を含有)、異性体比率は、シス/トランス=35/65であった。
1,4−CHDに代えて、上記水素化工程で得られた1,2−CHD174g(1.5モル)とし、反応温度を230℃、反応時間を約8時間、触媒を酸化スズ[(A)成分及び(B)成分の総重量に対し0.2重量%]とした以外は、実施例1と同様の方法により、エステル化、アルカリ洗浄、蒸留、吸着処理を行い、1,2−シクロヘキサンジオールジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)508gを得た。得られた「エステルI」の組成、酸価及びヨウ素価を表1に示した。
1,4−CHDに代えて、試薬の1,2−CHD(シス/トランス=77/23)174g(1.5モル)を用い、反応温度を140℃、反応時間を約6時間とし、更に水同伴剤としてキシレン[(A)成分及び(B)成分の総重量に対し5重量%]を用いた以外は、実施例1と同様の方法により、エステル化、アルカリ洗浄、蒸留、吸着処理をして、1,2−シクロヘキサンジオールジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)498gを得た。得られた「エステルJ」の組成、酸価及びヨウ素価を表1に示した。
3,5,5−トリメチルヘキサン酸に代えて2−エチルヘキサン酸518.4g[3.6モル:(B)成分に対して1.2当量]を用い、1,4−シクロヘキサンジオールに代えて、試薬の1,2−CHD(シス/トランス=77/23)174g(1.5モル)を用い、反応温度を230℃、反応時間を約13時間、触媒を酸化スズ[(A)成分及び(B)成分の総量に対し0.2重量%]とした以外は、実施例1と同様の方法により、エステル化、アルカリ洗浄、蒸留、吸着処理をして、1,2−シクロヘキサンジオールジ(2−エチルヘキサノエート)498gを得た。得られた「エステルK」の組成、酸価及びヨウ素価を表1に示した。
3,5,5−トリメチルヘキサン酸に代えてn−ヘプタン酸429g[3.3モル:(B)成分に対して1.1当量]を用い、1,4−シクロヘキサンジオールに代えて、試薬の1,2−CHD(シス/トランス=77/23)174g(1.5モル)を用い、反応温度を180℃、反応時間を約10時間、原料酸の過剰率を10モル%とし、触媒をオクチル酸スズ((A)成分及び(B)成分の総量に対し0.3重量%)とした以外は、実施例1と同様の方法により、エステル化、アルカリ洗浄、蒸留、吸着処理をして、1,2−シクロヘキサンジオールジ(n−ヘプタノエート)444gを得た。得られた「エステルL」の組成、酸価及びヨウ素価を表1に示した。
3,5,5−トリメチルヘキサン酸に代えてシクロヘキサンカルボン酸138.2g(1.08モル)及び2−エチルヘキサン酸362.9g(2.52モル)[計3.6モル:(B)成分に対して1.2当量]を用い、1,4−シクロヘキサンジオールに代えて、試薬の1,2−CHD(シス/トランス=77/23)174g(1.5モル)を用い、反応温度を230℃、反応時間を約15時間、原料酸の過剰率を20モル%とし、触媒を酸化スズ[(A)成分及び(B)成分の総量に対し0.3重量%]とした以外は、実施例1と同様の方法により、エステル化、アルカリ洗浄、蒸留、吸着処理をして、1,2−シクロヘキサンジオールジシクロヘキサンカルボキシレート458gを得た。得られた「エステルM」の組成、酸価及びヨウ素価を表1に示した。
1,4−CHDに代えて、実施例2の水素化工程と同様の方法により得られた1,3−CHD174g(1.5モル)を用い、反応温度を140℃、反応時間を約22時間とした以外は、実施例1と同様の方法によりエステル化反応を行った。反応終了後、過剰の酸及びキシレンを蒸留で除去した。次いで、反応終了後の全酸価に対して過剰の苛性ソーダ水溶液で中和後、中性になるまで水洗した。蒸留及び吸着処理することなく、濾過をして1,3−シクロヘキサンジオール ジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)574gを得た。得られた「エステルN」の組成、酸価及びヨウ素価を表1に示した。
3,5,5−トリメチルヘキサン酸に代えてn−ヘプタン酸429g(3.3モル)を用い、1,4−CHDに代えて、実施例3の水素化工程と同様の方法により得られた1,2−CHD174g(1.5モル)と、3,5,5−トリメチルヘキサン酸521.4g[3.3モル:(B)成分に対して1.1当量]を用い、反応温度を180℃、反応時間を約10時間、触媒をオクチル酸スズ[(A)成分及び(B)成分の総重量に対し0.3重量%]とした以外は、実施例1と同様の方法によりエステル化反応を行った。反応終了後、過剰の酸及びキシレンを蒸留で除去した。次いで、反応終了後の全酸価に対して過剰の苛性ソーダ水溶液で中和後、中性になるまで水洗した。蒸留及び吸着処理することなく、濾過をして1,2−シクロヘキサンジオール ジ(n−ヘプタノエート)481gを得た。得られた「エステルQ」の組成、酸価及びヨウ素価を表1に示した。
1,4−CHDに代えて、実施例3の水素化工程と同様の方法により得られた1,2−CHD174g(1.5モル)を用い、反応温度を180℃、反応時間を約10時間、触媒をテトライソプロピルチタネート[(A)成分及び(B)成分の総量に対し0.5重量%]とした以外、実施例1と同様の方法によりエステル化反応を行った。反応終了後、過剰の酸及びキシレンを蒸留で除去した。次いで、反応終了後の全酸価に対して過剰の苛性ソーダ水溶液で中和後、中性になるまで水洗した。蒸留及び吸着処理することなく、濾過をして1,2−シクロヘキサンジオール ジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)570gを得た。得られた「エステルR」の組成、酸価及びヨウ素価を表1に示した。
実施例1〜13で得られたエステルからなる潤滑油の動粘度、粘度指数、引火点、低温流動性試験、潤滑性試験、加水分解安定性試験、金属適合性試験、及び耐熱性試験の結果を表2に示した。
比較例1〜3で得られたエステルの動粘度、粘度指数、引火点、低温流動性試験、潤滑性試験、加水分解安定性試験、金属適合性試験、及び耐熱性試験の結果を表2に示した。
特許出願人 新日本理化株式会社
Claims (9)
- 一般式(1)
で表される脂環族アルコールエステルの少なくとも1種を含有する潤滑油であって、該脂環族アルコールエステル中のモノエステルの含有量が5重量%以下であり、且つ脂環族アルコールエステルが、全酸価0.1mgKOH/g以下、及びヨウ素価2I2g/100g以下である潤滑油。 - R1及びR2が、同一又は相異なって炭素数4〜9の脂肪族飽和分岐鎖状モノカルボン酸からカルボキシル基を除いて得られる残基である請求項1に記載の潤滑油。
- R1及びR2が、同一又は相異なって2−エチルヘキサン酸及び3,5,5−トリメチルヘキサン酸からなる群から選ばれる少なくとも一種のモノカルボン酸からカルボキシル基を除いて得られる残基である請求項2に記載の潤滑油。
- R1及びR2が、同一又は相異なって炭素数4〜9の脂環族飽和モノカルボン酸からカルボキシル基を除いて得られる残基である請求項1に記載の潤滑油。
- A1が、1,2−シクロヘキシレン基、1,3−シクロヘキシレン基、又は、1,4−シクロヘキシレン基である請求項1〜4のいずれかに記載の潤滑油。
- A1が、1,2−シクロヘキシレン基である請求項5に記載の潤滑油。
- 一般式(1)
で表される脂環族アルコールエステルであって、該脂環族アルコールエステル中のモノエステル含有量が5重量%以下であり、且つ該脂環族アルコールエステルが全酸価0.1mgKOH/g以下、及びヨウ素価2I2g/100g以下である潤滑油用脂環族アルコールエステルの製造方法であって、
(i)(A)炭素数2〜18の脂肪族飽和直鎖状モノカルボン酸、炭素数4〜18の脂肪族飽和分岐鎖状モノカルボン酸、及び炭素数4〜9の脂環族飽和モノカルボン酸からなる群から選ばれる少なくとも一種のモノカルボン酸と、
(B)一般式(2)
で表される脂環族二価アルコールとを、
(A)成分を、(B)成分1当量に対して1.01〜1.5当量用いてエステル化する工程、
(ii)得られたエステル化反応生成物を、アルカリ洗浄する工程、及び
(iii)アルカリ洗浄後のエステル化反応粗物を蒸留する工程及び/又は吸着剤で処理する工程、
を含む脂環族アルコールエステルの製造方法。 - (B)成分が、芳香族ジヒドロキシ化合物を核水素化したものである請求項7に記載の脂環族アルコールエステルの製造方法。
- (B)成分が、1,2−シクロヘキサンジオールである請求項7に記載の脂環族アルコールエステルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005130800A JP4843997B2 (ja) | 2005-04-28 | 2005-04-28 | 潤滑油 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005130800A JP4843997B2 (ja) | 2005-04-28 | 2005-04-28 | 潤滑油 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006306986A true JP2006306986A (ja) | 2006-11-09 |
JP4843997B2 JP4843997B2 (ja) | 2011-12-21 |
Family
ID=37474245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005130800A Expired - Fee Related JP4843997B2 (ja) | 2005-04-28 | 2005-04-28 | 潤滑油 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4843997B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008222639A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Showa Shell Sekiyu Kk | 新規化合物及びこれを含む潤滑油組成物 |
WO2010005022A1 (ja) * | 2008-07-08 | 2010-01-14 | 出光興産株式会社 | 圧力伝達媒体および油圧機器 |
JP2011079823A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Oxea Gmbh | ポリオールエステルの製造方法 |
WO2015008856A1 (ja) * | 2013-07-19 | 2015-01-22 | Ntn株式会社 | 転がり軸受 |
EP2719823A4 (en) * | 2011-06-06 | 2015-04-15 | Mitsubishi Rayon Co | OIL SOLUTION FOR CARBON FIBER PRECURSOR ACRYLIC FIBER, OIL SOLUTION COMPOSITION FOR CARBON FIBER PRECURSOR ACRYLIC FIBER IN A OIL SOLUTION PROCESSED FLUID FOR CARBON FIBER PRECURSOR ACRYLIC FIBER, CARBON FIBER PRECURSOR ACRYLIC FIBER BUNDLE AND METHOD FOR PRODUCTION OF CARBON FIBER BUNDLE WITH CARBON FIBER PRECURSOR ACRYLIC FIBER BUNDLE |
JP2015132287A (ja) * | 2014-01-10 | 2015-07-23 | Ntn株式会社 | 自動車電装・補機用転がり軸受 |
JP2015157776A (ja) * | 2014-02-24 | 2015-09-03 | 住友化学株式会社 | 1個以上のカルボキシ基を有するカルボン酸エステル化合物の製造方法 |
CN111533657A (zh) * | 2020-04-17 | 2020-08-14 | 上海抚佳精细化工有限公司 | 一种三羟甲基丙烷油酸酯的纯化方法、制备方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB882642A (en) * | 1959-04-13 | 1961-11-15 | Eastman Kodak Co | Esters of 2,2,4,4-tetraalkylcyclobutane-1,3-diols |
US3062852A (en) * | 1960-03-30 | 1962-11-06 | Eastman Kodak Co | Esters of 2, 2, 4, 4-tetraalkylcyclobutane-1, 3-diols |
US3398165A (en) * | 1966-03-02 | 1968-08-20 | Sun Oil Co | Diesters containing adamantane nuclei |
JPS4735763B1 (ja) * | 1967-11-01 | 1972-09-08 | ||
JPH02104553A (ja) * | 1988-10-12 | 1990-04-17 | Idemitsu Kosan Co Ltd | アダマンタントリオールの高級カルボン酸トリエステル及びこれを含有して成る合成潤滑油 |
US5397488A (en) * | 1993-12-09 | 1995-03-14 | Mobil Oil Corporation | Oxidatively stable esters derived from diamondoids totally hydroxylated at the bridgeheads |
-
2005
- 2005-04-28 JP JP2005130800A patent/JP4843997B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB882642A (en) * | 1959-04-13 | 1961-11-15 | Eastman Kodak Co | Esters of 2,2,4,4-tetraalkylcyclobutane-1,3-diols |
US3062852A (en) * | 1960-03-30 | 1962-11-06 | Eastman Kodak Co | Esters of 2, 2, 4, 4-tetraalkylcyclobutane-1, 3-diols |
US3398165A (en) * | 1966-03-02 | 1968-08-20 | Sun Oil Co | Diesters containing adamantane nuclei |
JPS4735763B1 (ja) * | 1967-11-01 | 1972-09-08 | ||
JPH02104553A (ja) * | 1988-10-12 | 1990-04-17 | Idemitsu Kosan Co Ltd | アダマンタントリオールの高級カルボン酸トリエステル及びこれを含有して成る合成潤滑油 |
US5397488A (en) * | 1993-12-09 | 1995-03-14 | Mobil Oil Corporation | Oxidatively stable esters derived from diamondoids totally hydroxylated at the bridgeheads |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008222639A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Showa Shell Sekiyu Kk | 新規化合物及びこれを含む潤滑油組成物 |
WO2010005022A1 (ja) * | 2008-07-08 | 2010-01-14 | 出光興産株式会社 | 圧力伝達媒体および油圧機器 |
JP5368444B2 (ja) * | 2008-07-08 | 2013-12-18 | 出光興産株式会社 | 圧力伝達媒体および油圧機器 |
US8754019B2 (en) | 2008-07-08 | 2014-06-17 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Pressure transmission medium and hydraulic device |
JP2011079823A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Oxea Gmbh | ポリオールエステルの製造方法 |
EP2719823A4 (en) * | 2011-06-06 | 2015-04-15 | Mitsubishi Rayon Co | OIL SOLUTION FOR CARBON FIBER PRECURSOR ACRYLIC FIBER, OIL SOLUTION COMPOSITION FOR CARBON FIBER PRECURSOR ACRYLIC FIBER IN A OIL SOLUTION PROCESSED FLUID FOR CARBON FIBER PRECURSOR ACRYLIC FIBER, CARBON FIBER PRECURSOR ACRYLIC FIBER BUNDLE AND METHOD FOR PRODUCTION OF CARBON FIBER BUNDLE WITH CARBON FIBER PRECURSOR ACRYLIC FIBER BUNDLE |
US10072359B2 (en) | 2011-06-06 | 2018-09-11 | Mitsubishi Chemical Corporation | Oil agent for carbon fiber precursor acrylic fiber, oil composition for carbon fiber precursor acrylic fiber, processed-oil solution for carbon-fiber precursor acrylic fiber, and method for producing carbon-fiber precursor acrylic fiber bundle, and carbon-fiber bundle using carbon-fiber precursor acrylic fiber bundle |
WO2015008856A1 (ja) * | 2013-07-19 | 2015-01-22 | Ntn株式会社 | 転がり軸受 |
US9765821B2 (en) | 2013-07-19 | 2017-09-19 | Ntn Corporation | Rolling bearing |
JP2015132287A (ja) * | 2014-01-10 | 2015-07-23 | Ntn株式会社 | 自動車電装・補機用転がり軸受 |
JP2015157776A (ja) * | 2014-02-24 | 2015-09-03 | 住友化学株式会社 | 1個以上のカルボキシ基を有するカルボン酸エステル化合物の製造方法 |
CN111533657A (zh) * | 2020-04-17 | 2020-08-14 | 上海抚佳精细化工有限公司 | 一种三羟甲基丙烷油酸酯的纯化方法、制备方法 |
CN111533657B (zh) * | 2020-04-17 | 2023-06-16 | 上海抚佳精细化工有限公司 | 一种三羟甲基丙烷油酸酯的纯化方法、制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4843997B2 (ja) | 2011-12-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4843997B2 (ja) | 潤滑油 | |
JP4325484B2 (ja) | 潤滑油 | |
JP4466850B2 (ja) | 軸受用潤滑油 | |
US8575081B2 (en) | Synthesis of diester-based biolubricants from epoxides | |
CA2838465C (en) | Estolide compositions exhibiting high oxidative stability | |
JP5292773B2 (ja) | 軸受用潤滑油 | |
JP5092376B2 (ja) | 軸受用潤滑油 | |
JP2005232434A (ja) | 軸受用潤滑油 | |
JP6963186B2 (ja) | 動力伝達用潤滑油基油 | |
JP2016176041A (ja) | 潤滑油基油 | |
JP2008280500A (ja) | 潤滑油 | |
JP4702052B2 (ja) | 潤滑油及び潤滑方法 | |
JP6274326B2 (ja) | トラクションドライブ用潤滑油基油 | |
JP6561773B2 (ja) | トラクションドライブ用基油 | |
JP2008037994A (ja) | 潤滑油 | |
JP7235952B2 (ja) | 潤滑油基油 | |
JP6666559B2 (ja) | トラクションドライブ用潤滑油基油 | |
JP4843998B2 (ja) | 潤滑油 | |
JP6683931B2 (ja) | トラクションドライブ用潤滑油基油 | |
CN115605562B (zh) | 交内酯组合物和制备交内酯的方法 | |
JP2008297501A (ja) | 軸受用潤滑油 | |
JP6112034B2 (ja) | 新規なエステル系潤滑油基油 | |
WO2020181113A1 (en) | Lubricating compositions and base oils for use in the same |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080129 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080415 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110201 |
|
A256 | Written notification of co-pending application filed on the same date by different applicants |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A2516 Effective date: 20110201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110330 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110913 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110926 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4843997 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |