JP2006303536A - バリヤメタル層及びその形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 銅の配線材料に対して有効なバリヤメタル層を提供する。
【解決手段】 シリコン層或いはシリコンを含むシリコン含有層64と銅層68,70との間に介在されてシリコンの吸い上げを防止するためのバリヤメタル層において、前記バリヤメタル層としてTiSiN膜66を用いる。これにより、銅の配線材料に対して有効なバリヤメタル層とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体集積回路等に用いられるバリヤメタル層及びその形成方法に関する。
一般に、半導体集積回路を製造するためには、半導体ウエハ等の基板に対して、成膜とパターンエッチング等を繰り返し行なって、多数の所望の素子を形成するようになっている。
ところで、各素子間を接続する配線等は、下地の基板やSi含有層中からシリコンが吸い上げられて配線材料と相互拡散が発生することを防止するためにバリヤメタルが下地との間で介在されるのが一般的であり、このバリヤメタルとしては電気抵抗が低いことは勿論のこと、耐腐食性に優れた材料を用いなければならない。現在、配線材料として多用されているアルミニウム配線やタングステン配線に対しては、上述したような要請に対応できるバリヤメタル材料として、Ti(チタン)、W(タングステン)、Mo(モリブデン)などの高融点金属材料が使用される傾向にあり、中でも電気的及び耐腐食性などの特性等が良好であることから、特に、Ti膜或いは、TiN膜が多用される傾向にある。
バリヤメタルとしてのTi膜やTiN膜は、一般的には、500〜700℃程度の高温領域にてCVD(Chemical Vapor Deposition)により成膜し、アスペクトレシオの大きなコンタクトホールやヴィアホールに対しても有効に埋め込みができて、しかも配線材料であるアルミニウムやタングステンに対する特性も良好である。
ところで、集積回路の最近の高集積化及び高微細化の要請により、配線等の線幅もより狭くなされており、例えば0.2μm或いはそれ以下の線幅も求められているのが現状である。また、この高集積化と同時に集積回路の高速動作性も強く求められている。このような状況下において、アルミニウムに代わる配線材料として比較的安価で、しかも、比抵抗も小さい銅が注目されてきている。
しかしながら、周知のように、アルミニウムと同様に銅は、シリコンに対してエレクトロマイグレーションを引き起こし易く、従来用いていたTi膜やTiN膜のバリヤメタルではバリヤ性が不足している。この材料でバリヤ性を十分に確保するためには膜厚をある程度厚くしなければならず、すると、多層構造の集積回路のように断面高さ方向の長さも制限されるような素子にあっては、予め定められた大きさの断面積内で配線まで形成しなければならないことから、バリヤメタル層の部分の断面積が大きくなり、その分、配線材料が占める断面積を減少させなければならないことから配線抵抗が高くなってしまう、という不都合がある。このように、配線材料として銅を用いた時の有効なバリヤメタル層の開発が強く求められているのが現状である。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、銅の配線材料に対して有効なバリヤメタル層を提供することにある。
本発明は、上記問題点を解決するために、シリコン層或いはシリコンを含むシリコン含有層と銅層との間に介在されたバリヤメタル層において、前記バリヤメタル層としてTiSiN膜を用いるようにしたものである。
このように、バリヤメタル層としてTiSiN膜を用いたので、配線材料として銅を用いても高いバリヤ性を確保することが可能となった。このようなTiSiN膜よりなるバリヤメタル層は、シラン系ガスとチタンを含むチタン含有ガスと窒素ガスとを少なくとも原料ガスとして使用し、プラズマCVDによりTiSiN膜を形成する。特に、シラン系ガスとしてはSiHを用い、チタン含有ガ スとしてはTiClを用いることができる。また、TiSiN膜のプラズマC VDによる成膜は、通常のCVDによる成膜温度よりも低い350〜450℃の範囲内で行なうことができる。
本発明のバリヤメタル層及びその形成方法によれば、次のように優れた作用効果を発揮することができる。
シリコン層或いはシリコンを含むシリコン含有層と銅層との間にバリヤメタル層としてTiSiN膜を用いることにより、比抵抗が高く、しかもシリコンの吸い上げ、或いは銅の拡散もほとんど発生させることなく、高いバリヤ性を発揮させることができる。
また、このTiSiN膜をプラズマCVDにより成膜すれば、プロセス温度は通常のCVD成膜温度よりも低い350〜450℃程度の温度で良く、従って、銅線配線時に用いる低誘電率膜よりなる絶縁層に対して熱的ダメージを与えることが少なくて済む。
以下に、本発明に係るバリヤメタル層及びその形成方法の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本発明方法を実施するプラズマ成膜装置を示す構成図である。
図示するように、このプラズマ成膜装置2は、例えばステンレススチール等により円筒体状に成形された処理容器4を有しており、この処理容器4は接地されている。
この処理容器4の底部6には、容器内の雰囲気を排出するための排気口8が設けられており、この排気口8には真空引きポンプ10を介設した排気系12が接続されて、処理容器4内を底部周辺部から均一に真空引きできるようになっている。この処理容器4内には、導電性材料よりなる支柱14を介して円板状の載置台16が設けられており、この上に被処理体として例えば半導体ウエハWを載置し得るようになっている。具体的には、この載置台16は、下部電極を兼用するものであり、支柱14に直接支持される下台16Aと、この上面に接合される上台16Bとよりなり、これらの接合面に抵抗加熱ヒータ18が挟み込まれている。この下台16Aと上台16Bは、その接合面にて例えば溶着により接合される。
処理容器4の天井部には、上部電極と兼用されるシャワーヘッド20が一体的に設けられた天井板22が容器側壁に対して絶縁材24を介して気密に取り付けられている。このシャワーヘッド20は、上記載置台16の上面の略全面を覆うように対向させて設けられており、載置台16との間に処理空間Sを形成している。このシャワーヘッド20は、処理空間Sに各種のガスをシャワー状に導入するものであり、シャワーヘッド20の下面の噴射面26にはガスを噴射するための多数の噴射孔28が形成される。また、このシャワーヘッド20の内部には、多数の拡散孔30を有する拡散板32が設けられてガスを拡散できるようになっている。
そして、このシャワーヘッド20の上部には、ヘッド内にガスを導入するガス導入ポート34が設けられており、このガス導入ポート34にはガスを流す供給通路36が接続されている。この供給通路36から分岐させた分岐管38には、チタン含有ガスとして、例えばTiCl を貯留するTiCl ガス源40、シラン系ガスとしてシラン(SiH )ガスを貯留するシラン源42、N ガスを貯留するN ガス源44、プラズマガスとして例えばArガスを貯留するArガス源46、添加ガスとしてH ガスを貯留するH ガス源47がそれぞれ接続されている。そして、各ガスの流量は、それぞれの分岐管に介設した流量制御器、例えばマスフローコントローラ48により制御される。
また、天井板22には、TiSiN成膜時のプラズマを形成するために、リード線50を介してマッチング回路52及び例えば13.56MHzのプラズマ用の高周波電源54が接続されている。また、容器側壁には、ウエハの搬入・搬出時に気密に開閉可能になされたゲートバルブ58が設けられる。また、図示されていないが、ウエハ搬入・搬出時にこれを持ち上げたり、持ち下げたりするウエハリフタピンが載置台に設けられるのは勿論である。
次に、以上のように構成された装置を用いて行なわれる本発明のバリヤメタル層の形成方法及びバリヤメタル層について図2も参照して説明する。
図2は本発明方法を示す工程図である。処理容器4内へ、開放されたゲートバルブ56を介して半導体ウエハWを導入し、これを載置台16上に載置して処理容器4内を密閉する。この半導体ウエハWの表面には、例えば前工程において、ウエハ上のトランジスタとのコンタクトをとるためのコンタクトホール等がすでに形成されている。
処理容器4内を密閉したならば、プロセスガスとしてArガス、N ガス、TiCl ガスを、プラズマ用ガスとしてArガスを、添加ガスとしてH ガスを、それぞれシャワーヘッド20から所定の流量で処理容器4内に導入し、且つ真空引きポンプ10により処理容器4内を真空引きし、所定の圧力に維持する。上記TiCl ガスは常温で液体なので、これを加熱することにより気化させて供給する。
これと同時に、高周波電源54より、13.56MHzの高周波を上部電極であるシャワーヘッド20に印加して、シャワーヘッド20と下部電極としての載置台16との間に高周波電界を加える。これにより、Arガスがプラズマ化されて、TiCl ガスとH ガスとSiH ガスとN ガスが反応し、ウエハ表面にTiSiN膜がプラズマCVDにより成膜されることになる。ウエハWの温度は、載置台16に埋め込んだ抵抗加熱ヒータ18により所定の温度により加熱維持される。
この時のプロセス条件は、ウエハ温度(載置台温度)が、例えば350〜400℃程度、プロセス圧力は1〜3Torr程度、高周波電力が200〜700W程度である。また、TiCl ガスは3〜10sccm、SiH ガスは1〜10sccm、H ガスは1000〜2000sccm、Arガスは100sccm程度、N ガスは500〜1000sccm程度である。プロセス温度が400℃を越えて大きい場合には下地がCuの場合には400℃以下でないと成膜できなくなり、逆に、350℃よりも小さい場合にはCl濃度が高くなり、Cuへの腐食が問題となる。
図2(A)は成膜前の半導体ウエハWの表面の1つのコンタクトホール60を示す拡大図であり、このホール60は、SiO の層間絶縁膜62に開口されており、その底部には、拡散層64のシリコン面が露出している。ウエハWは、シリコン単結晶基板よりなり、拡散層64がシリコン層或いはシリコン含有層となる。
さて、このようなウエハ表面に、上述したようなプラズマCVDによるプロセス条件下にて成膜が施されると、図2(B)に示すように、ウエハWの上面は勿論のこと、コンタクトホール60の側壁、及び底部にバリヤメタル層としてチタンシリコンナイトライド(TiSiN)膜66が形成される。
このように、所定の厚みのTiSiN膜66をプラズマCVDにより形成したならば、ウエハWを別の成膜装置へ移し替え、例えば通常のCVD操作により銅を堆積させることによって第1の銅層68をseed layerとして薄く形成してコンタクトホールのアスペクト比を緩くしておき、次に、この上にスパッタリングやメッキによって銅を堆積させることによってコンタクトホール60の埋め込みを行なうと同時に、層間絶縁層62の表面に第2の銅層70を堆積させることによって配線層72を形成する。
このようにシリコン層或いはシリコン含有層である拡散層64と銅層68、70との間にバリヤメタル層としてTiSiN膜66を介在させることによって、このTiSiN膜66が薄くてもバリヤとして効果的に作用し、シリコンが吸い上げられたり、銅がシリコン層側に拡散することを防止することができる。また、TiSiN膜の組成を適当に選択することにより、バリヤ性が高くて、且つ現在或いは今後の設計ルールで必要とされる高い比抵抗、例えば1000〜2000μΩcmのTiSiN膜を得ることができる。
上記範囲内の比抵抗を得るためには、TiSiN膜中の各成分の組成は、Tiが16〜37at%の範囲内、Siが10〜40at%の範囲内、Nが26〜38at%の範囲内が好ましい。
上記TiSiN膜中の成分の組成を変えるためには、前記各供給ガスの内、SiHガス、Nガス、Hガスの内、いずれか1つの供給量を変化させればよ
い。この点を詳しく説明する。図3はSiHガスの供給量と比抵抗Rsとの関 係を示すグラフ、図4はNガスの供給量と比抵抗Rsとの関係を示すグラフ、 図5はHガスの供給量と比抵抗Rsとの関係を示すグラフである。グラフから 明らかなように、シラン(SiH)ガス或いはNガスの供給量を増加すると
、或いはHガスの供給量を減少すると、比抵抗Rsを増加することができ、比 抵抗が1000〜2000μΩcmの範囲内のTiSiN膜を容易に実現することができる。尚、図3〜図5に示す各グラフを得た時の他の各ガスの流量は、前述したガス流量範囲内の一定値に設定されている。
比抵抗を調整するためにHガスやNガスの流量を変化させると、それに追
従して他のガス流量も調整しなければならないが、これに対して、シランガスの流量を変化させる場合には、他のガスの流量の調整を行なう必要がないので、操作性や制御性が良好となる。
図6は図3に示すシラン流量とTiSiN膜の比抵抗の関係を詳しくプロットしたグラフであり、図7はその時のTiSiN膜の組成比を示すグラフである。尚、図6に示すグラフの縦軸は、対数目盛りではなくて通常の目盛りになっている点に注意されたい。図6及び図7に示すグラフのプロセス条件は、圧力が3Torr程度、温度が400℃程度、TiClガスが10sccm程度、H
スが2000sccm程度、Arガスが100sccm程度、Nガスが500 sccm程度である。
図6から明らかなように、シランのガス流量を1〜10sccmまで変化させることにより、TiSiN膜の比抵抗を1000〜10000μΩcmの範囲内で制御することができる。
また、この時、図7に示すようにシリコンの組成比は、シランの流量を増大するに伴って増加しており、逆に、TiやNの組成比は低下している。このように、シランの流量の増加と共に比抵抗が上昇する理由は、TiSiN膜中のS−N結合が増加するからであると考えられる。尚、図7中においては、参考のためにOやClの組成比も示されており、これらは低い値で安定している。
ちなみに、上記プロセス条件においてシランの流量を0、1、2、5sccmと変化させてTiSiN膜を成膜した時の膜中のS−N結合状態を調べたので、その結果について説明する。図8は膜中のS−N結合状態を示すグラフであり、測定にはESCA(光電子分光装置:Electron Spectroscopy Analysis)を用いた。ここでは、Si−N結合の参照サンプルとしてシリコンの熱窒化膜(Si)のデータとSi−O結合の参照サンプル
としてシリコンの熱酸化膜(SiO)のデータを併せて記載した。グラフ中、 横軸は結合エネルギー(eV)、縦軸は個々のグラフにおいて光電子の強度をとっている。
このグラフから明らかなようにシランを用いたTiSiN膜の場合には、Si−N参照サンプル(Si)のピーク値と略同じ位置にピーク値P5、P2
、P1を有しており、Si−N結合の存在を確認することができた。また、シランの流量を多くする程、ピーク値も大きくなり、Si−N結合の存在比率が高くなっている点も確認することができた。特に、シランの流量が5sccmの場合には鋭いピーク値を示しているのを確認することができた。更に、上述したようなプロセス条件で成膜したTiSiN膜の非晶質性をX線回折により調べた。
この時の結果は、図9に示されており、横軸には回折角度をとっている。この場合、TiSiN膜が結晶質であるならば、30〜60°の範囲内に鋭いピークが現われるはずであるが、各膜中にはピークが何らみられず、全て非晶質であることが確認できた。このように、結晶質ではなく、非晶質であるが故に比抵抗も前述のように高くすることができる。
ここで、本発明のTiSiN膜よりなるバリヤメタル層のバリヤ性の評価を行なったので、その時の結果を示す。バリヤ性評価は、シリコン基板上に400Å或いは100ÅのTiSiN膜を前述したような成膜条件(SiHは5scc m)で成膜し、更にその上に2000ÅのCu膜を形成し、その後、500℃程度の温度で30分間アニールした時の銅、チタン、シリコンの拡散状況を調べた。
図10はTiSiN膜が400Åの場合の拡散状況を示している。グラフの横軸は、シリコン基板の深さ方向をとっている。
グラフから明らかなように、シリコン基板の深さ方向におけるCu濃度の分布によれば、TiSiN膜の膜厚が400Åの場合、シリコン側へはCuがほとんど拡散しておらず、また、Cu層側にもシリコンがほとんど拡散していないことが判明する。従って、TiSiN膜のバリヤ性が高いことを確認することができた。また、100Å程度の膜厚のTiSiN膜でも同様な測定を行った結果、上記と同様に十分なバリヤ性を有することが確認できた。尚、グラフ中においてCu層にチタンが拡散しているように見えるが、これは測定値の特性上の誤差であって実際には拡散していない。この部分は[not true]として表されている。
図11はTiSiN膜の膜厚が100Å時の成膜の断面のTEM(Transmission Electron Microscopy)写真の図を示す。これによれば、TiSiN膜に原子の配列が見られずに非結晶の状態となっており、しかも、CuがTiSiN膜を貫通してSi側へ拡散していることもなく、良好な状態であることが判明する。
尚、上記実施例における各ガスの流量、プロセス圧力、プロセス温度等は単に一例を示したに過ぎず、上述したものに限定されない。また、シラン系ガスとしては、シランに限らず、ジシラン、ジクロルシラン等も用いることができる。
また、本発明に係るTiSiN膜は、ClF ガスを用いたクリーニングガス(例えば特開平7−86189号公報に示される)によって容易にクリーニング可能である。適当な枚数のウエハに成膜処理する毎にClF ガスを用いたクリーニングを行えば、パーティクルの発生が抑えられ、高品質の成膜が可能となる。
更に、ここでは被処理体として半導体ウエハを用いた場合を例にとって説明したが、これに限定されず。シリコン層或いはシリコン含有層を下地とするならば本発明をガラス基板やLCD基板等にも適用できるのは勿論である。
本発明方法を実施するプラズマ成膜装置を示す構成図である。 本発明方法を示す工程図である。 SiHガスの供給量と比抵抗Rsとの関係を示すグラフである。 ガスの供給量と比抵抗Rsとの関係を示すグラフである。 ガスの供給量と比抵抗Rsとの関係を示すグラフである。 図3に示すシラン流量とTiSiN膜の比抵抗の関係を詳しくプロットしたグラフである。 TiSiN膜の組成比を示すグラフである。 TiSiN膜中のS−N結合状態を示すグラフであり、 TiSiN膜の非晶質性をX線回折により調べた時の結果を示すグラフである。 TiSiN膜が400Åの場合の拡散状況を示しグラフである。 TiSiN膜の膜厚が100Å時の成膜の断面のTEM写真の図である。
符号の説明
2 プラズマ成膜装置
4 処理容器
16 載置台
20 シャワーヘッド
40 TiClガス源
42 シラン源
44 Nガス源
46 Arガス源
47 Hガス源
54 高周波電源
60 コンタクトホール
62 層間絶縁膜
64 拡散層(シリコン層或いはシリコン含有層)
66 TiSiN膜(バリヤメタル層)
68 第1の銅層
70 第2の銅層
72 配線層
W 半導体ウエハ(被処理体)

Claims (6)

  1. シリコン層或いはシリコンを含むシリコン含有層と銅層との間に介在されたバリヤメタル層において、前記バリヤメタル層としてTiSiN膜を用いたこを特徴とするバリヤメタル層。
  2. 前記TiSiN膜はプラズマCVDにより形成されることを特徴とするバリヤメタル層。
  3. シリコン層或いはシリコンを含むシリコン含有層と銅層との間に介在されたバリヤメタル層を形成するに際して、シラン系ガスとチタンを含むチタン含有ガスと窒素ガスとを少なくとも原料ガスとして使用し、プラズマCVDによりTiSiN膜を形成するようにしたことを特徴とするバリヤメタル層の形成方法。
  4. 前記シラン系ガスはSiHであり、前記チタン含有ガスはTi Clであることを特徴とする請求項3記載のバリヤメタル層の形成方法。
  5. 前記TiSiN膜の成膜温度は、350〜450℃の範囲内であるこを特徴とする請求項3または4記載のバリヤメタル層の形成方法。
  6. 前記TiSiN膜を形成後、ClF ガスを含むガスによって、クリーニングを行うことを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載のバリヤメタル層の形成方法。
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