JP2006302866A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

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正樹 吉成
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陽一 奥村
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将 石橋
Yoichi Shintani
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Abstract


【課題】一方の基板側に行電極対と列電極の双方が配置されるPDPにおいて、アドレス放電の誤放電が発生するのを防止する。
【解決手段】放電空間を介して背面ガラス基板13に対向する前面ガラス基板10側に行電極対(X1,Y1)と列電極D1の双方が形成されているPDPにおいて、列電極D1が、行電極Yの行方向に隣接する透明電極Y1b間の中間位置に対向しているとともに、アドレス放電を発生させる相手の透明電極Y1b側に、列電極D1を挟んで反対側に位置する他の透明電極Y1b側よりも近接した位置に配置されている。
【選択図】図5

Description

この発明は、プラズマディスプレイパネルのパネル構造に関する。
図1ないし4は、従来のプラズマディスプレイパネル(以下、PDPという)の構成を示しており、図1はこの従来のPDPの正面図、図2は図1のV1−V1線における断面図,図3は図1のV2−V2線における断面図,図4は図1のW−W線における断面図である。
この従来のPDPは、図1ないし4において、表示面である前面ガラス基板1の背面に、複数の行電極対(X,Y)が、前面ガラス基板1の行方向(図1の左右方向)に延びるように平行に配列されている。
行電極Xは、T字形状に形成されたITO等の透明導電膜からなる透明電極Xaと、前面ガラス基板1の行方向に延びて透明電極Xaの狭小の基端部に接続された黒色または暗色の金属膜からなるバス電極Xbによって構成されている。
行電極Yも同様に、T字形状に形成されたITO等の透明導電膜からなる透明電極Yaと、前面ガラス基板1の行方向に延びて透明電極Yaの狭小の基端部に接続された黒色または暗色の金属膜からなるバス電極Ybによって構成されている。
この行電極XとYは、前面ガラス基板1の列方向(図1の上下方向)に交互に配列されており、バス電極XbとYbに沿って並列されたそれぞれの透明電極XaとYaが互いに対となる相手の行電極側に延びて、透明電極XaとYaの幅広部の頂辺が、それぞれ所要の間隔の放電ギャップgを介して互いに対向されている。
この各行電極対(X,Y)によって、パネルの一表示ラインLが構成される。
前面ガラス基板1の背面には、さらに、列方向において隣接する行電極対(X,Y)のそれぞれの互いに背中合わせになったバス電極XbとYbの間に、このバス電極Xb,Ybに沿って行方向に延びる黒色または暗色の光吸収層(遮光層)2が形成されている。
そして、この前面ガラス基板1の背面に第1誘電体層3が形成されて、行電極対(X,Y)および光吸収層2が被覆されている。
この第1誘電体層3の背面側には、列電極Dを構成する帯状の列電極本体部Daが、行電極X,Yのバス電極Xb,Ybに沿って行方向に等間隔に並ぶ透明電極Xa,Yaのそれぞれの中間位置に対向する位置において行電極対(X,Y)と直交する方向(列方向)に延びるように、互いに所定の間隔を開けて平行に配列されている。
この第1誘電体層3の背面側には、さらに、列電極Dを構成する帯状の列電極放電部Dbが、その先端部がそれぞれ行電極対(X,Y)の各透明電極XaとYa間の放電ギャップgの中間位置に対向する位置に位置されるように、表示ラインLごとに、各列電極本体部Daの側部から行方向に延びるように一体的に形成されている。
そして、第1誘電体層3の背面に第2誘電体層4が形成されて、この列電極Dの列電極本体部Daと列電極放電部Dbが被覆されている。
この第2誘電体層4の背面側には、互いに隣接する行電極対(X,Y)の背中合わせに位置するバス電極XbとYbおよびその間に位置する光吸収層2に対向する位置に、第2誘電体層4の背面側に突出する嵩上げ誘電体層4Aが、バス電極Xb,Ybに沿って行方向に延びるように形成されている。
そして、この第2誘電体層4と嵩上げ誘電体層4Aの背面側には、MgOからなる図示しない保護層が形成されている。
一方、前面ガラス基板1と放電空間を介して対向する背面ガラス基板5の表示側の面上には、前面ガラス基板1側の列電極本体部Daと対向する位置にそれぞれ列方向に延びるように形成された帯状の縦壁6Aと、互いに隣接する行電極対(X,Y)の背中合わせに位置するバス電極XbとYbおよびその間に位置する光吸収層2に対向する位置にそれぞれ行方向に延びるように形成された帯状の横壁6Bとによって構成される略格子状の隔壁6が形成されており、この隔壁6によって、前面ガラス基板1と背面ガラス基板5の間の放電空間が、各行電極対(X,Y)において対となった透明電極XaおよびYaに対向する部分毎に区画されて、それぞれ方形の放電セルCが形成されている。
放電セルCに面する隔壁6の縦壁6Aおよび横壁6Bの側面と背面ガラス基板5の表面には、これらの五つの面を全て覆うように蛍光体層7が形成されており、この蛍光体層7の色は、各放電セルC毎に赤,緑,青の三原色が行方向に順に並ぶように配列されている。
そして、前面ガラス基板1と背面ガラス基板5の間の放電空間内には、キセノン・ガスを含む放電ガスが封入されている(例えば、特許文献1参照)。
上記のような構成の従来のPDPは、行電極対(X,Y)とアドレス電極Dの双方が背面ガラス基板1側に形成されるとともに、列電極Dの列電極本体部Daと列電極放電部Dbとが第1誘電体層3の背面側の同一平面内に形成されることによって、製造プロセスが簡略化されて製造コストが大幅に低減されるが、以下に述べるような問題点を有している。
すなわち、上記PDPの駆動時において、発光を行わせる放電セルCを選択するためのアドレス放電dは、図1に示されるように、行電極Yの透明電極Yaとアドレス電極Dの列電極放電部Dbとの間、および、透明電極Yaの側端部に隣接している列電極本体部Daとの間で発生される。
しかしながら、上記従来のPDPでは、アドレス電極Dの列電極本体部Daが、行方向において隣接する他の放電セルCに対向されている他の透明電極Yaとも隣接して対向されているため、この隣接する他の透明電極Yaとの間でも誤アドレス放電edが発生して、本来非選択の放電セルCが選択されてしまう虞がある。
特開2004−39578号公報
この発明は、上記のような従来の一方の基板側に行電極対と列電極の双方が配置されたPDPにおいて発生する問題点を解決することをその技術的課題の一つとしている。
第1の発明(請求項1に記載の発明)によるPDPは、上記目的を達成するために、放電空間を介して互いに対向する一対の基板と、この一対の基板のうちの一方の基板側に配置されて行方向に延びるとともに列方向に並設された複数の行電極対および列方向に延びるとともに行方向に並設された複数の列電極とを備え、放電空間内に行電極対および列電極によってそれぞれ放電が行われる複数の単位発光領域がマトリクス状に形成されているプラズマディスプレイパネルにおいて、前記行電極対を構成する互いに対になった各行電極が、単位発光領域毎にそれぞれに対応して配置されて互いに放電ギャップを介して対向される放電部を有し、前記列電極が、行電極の行方向に隣接する放電部の間の中間位置に対向するとともに、この列電極の放電発生の相手となる放電部側に、この放電発生の相手の放電部と反対側に位置する他の放電部側よりも近接した位置に配置されていることを特徴としている。
第2の発明(請求項5に記載の発明)によるPDPは、前記目的を達成するために、放電空間を介して互いに対向する一対の基板と、この一対の基板のうちの一方の基板側に配置されて行方向に延びるとともに列方向に並設された複数の行電極対および列方向に延びるとともに行方向に並設された複数の列電極とを備え、放電空間内に行電極対および列電極によってそれぞれ放電が行われる複数の単位発光領域がマトリクス状に形成され、一対の基板の間に、少なくとも列方向に延びて放電空間内の行方向において隣接する単位発光領域の間を仕切る縦壁部を有する隔壁が形成されたプラズマディスプレイパネルにおいて、前記行電極対を構成する互いに対になった各行電極が、単位発光領域毎にそれぞれに対応して配置されて互いに放電ギャップを介して対向される放電部を有し、前記列電極が、行電極の行方向に隣接する放電部の間の中間位置に対向する位置に配置され、前記隔壁の縦壁部が、列電極に対向されるとともに、この列電極の放電発生の相手となる放電部側からこの放電発生の相手の放電部と反対側に位置する他の放電部側よりも離間した位置に配置されていることを特徴としている。
第3の発明(請求項8に記載の発明)によるPDPは、前記目的を達成するために、放電空間を介して互いに対向する一対の基板と、この一対の基板のうちの一方の基板側に配置されて行方向に延びるとともに列方向に並設された複数の行電極対および列方向に延びるとともに行方向に並設された複数の列電極とを備え、放電空間内に行電極対および列電極によってそれぞれ放電が行われる複数の単位発光領域がマトリクス状に形成されているプラズマディスプレイパネルにおいて、前記行電極対が一方の基板の背面側に形成された誘電体層によって被覆され、この行電極対を構成する互いに対になった各行電極が、単位発光領域毎にそれぞれに対応して配置されて互いに放電ギャップを介して対向される放電部を有し、前記列電極が、行電極対を被覆する誘電体層の背面側において、行電極の行方向に隣接する放電部の間の中間位置に対向する位置に配置され、前記行電極対を被覆する誘電体層の背面側に、この誘電体層から他方の基板側に突出するとともに列方向に延びて列電極を被覆する誘電体嵩上げ部が形成され、この誘電体嵩上げ部が、被覆している列電極の放電発生の相手となる放電部側からこの放電発生の相手の放電部と反対側に位置する他の放電部側よりも離間した位置に配置されていることを特徴としている。
第4の発明(請求項12に記載の発明)によるPDPは、前記目的を達成するために、放電空間を介して互いに対向する一対の基板と、この一対の基板のうちの一方の基板側に配置されて行方向に延びるとともに列方向に並設された複数の行電極対および列方向に延びるとともに行方向に並設された複数の列電極と、この行電極対および列電極を互いに離間した状態で被覆する誘電体層とを備え、放電空間内に行電極対および列電極によってそれぞれ放電が行われる複数の単位発光領域がマトリクス状に形成されているプラズマディスプレイパネルにおいて、前記行電極対が一方の基板の背面側に形成された誘電体層によって被覆され、この行電極対を構成する互いに対になった各行電極が、単位発光領域毎にそれぞれに対応して配置されて互いに放電ギャップを介して対向される放電部を有し、前記列電極が、行電極対を被覆する誘電体層の背面側において、行電極の各単位発光領域に対応してそれぞれ配置されて行方向に隣接する放電部の間の中間位置に対向する位置に配置され、
前記行電極対を被覆する誘電体層の背面側に、この誘電体層から他方の基板側に突出するとともに列方向に延びる誘電体嵩上げ部が形成され、この誘電体嵩上げ部が、列電極とこの列電極の放電発生の相手となる放電部に対して反対側に位置する他の放電部との間に対向する位置に配置されていることを特徴としている。
この発明によるPDPは、前面ガラス基板に行電極対と列電極の双方が形成され、行電極の行方向に延びる電極本体部に沿って等間隔に並設されて行方向に互いに隣接する電極突出部の間の位置に対向する位置に列電極が配置されたPDPにおいて、この列電極が、アドレス放電を発生させる正規の相手の電極突出部側にこの列電極を挟んで反対側に位置する他の電極突出部側よりも行方向において近接した位置に配置されているか、または、行方向に隣接している放電セル間を仕切るとともに列電極に対向される隔壁の縦壁が、列電極のアドレス放電を発生させる正規の相手の電極突出部側からこの列電極を挟んで反対側に位置する他の電極突出部側よりも行方向において離間した位置に配置されているか、行電極対を被覆する誘電体層の背面側に列方向に延びるとともに誘電体層の背面から突出するように形成されて列電極を被覆する嵩上げ誘電体層が、列電極のアドレス放電を発生させる正規の相手の電極突出部側からこの列電極を挟んで反対側に位置する他の電極突出部側よりも行方向において離間した位置に配置されているか、行電極対および列電極を被覆する誘電体層の背面側に列方向に延びるとともに誘電体層の背面から突出するように形成された嵩上げ誘電体層が、列電極とこの列電極のアドレス放電を発生させる正規の相手の電極突出部に対して列電極を挟んで反対側に位置する他の電極突出部との間に対向する位置に配置されているPDPをその最良の実施形態としている。
この実施形態におけるPDPは、列電極が正規の相手の電極突出部側に近接して配置されている場合に、列電極を挟んで反対側に位置する他の電極突出部と列電極との間の間隔が大きくなっているので、この他の電極突出部との間で誤放電が発生するのが防止されるようになり、隔壁の縦壁が列電極の正規の相手の電極突出部から離間した位置に配置されている場合に、列電極と他の電極突出部との間の放電経路内に介在される構造物の体積が大きくなるので、この列電極と他の電極突出部との間で放電が発生し難くなって誤放電の発生が防止されるようになり、嵩上げ誘電体層が列電極を挟んで正規の相手の電極突出部と反対側の他の電極突出部側に配置されている場合に、列電極と反対側の他の電極突出部との間の放電経路内に介在される構造物の体積が大きくなるので、この列電極と他の電極突出部との間で放電が発生し難くなって誤放電の発生が防止されるようになる。
図5および6は、この発明によるPDPの実施形態における第1実施例を示しており、図5はこの第1実施例におけるPDPの一表示ラインの構成を模式的に示す正面図、図6は図5のW1−W1線における断面図である。
この図5および6において、表示面である前面ガラス基板10の背面に、行電極対(X1,Y1)が、前面ガラス基板10の行方向(図5の左右方向)に延びるように形成されている。
行電極X1とY1は、それぞれ、互いに平行に行方向に延びる黒色または暗色の金属膜からなる帯状のバス電極X1a,Y1aと、このバス電極X1a,Y1aに沿ってそれぞれ等間隔の位置に接続されるとともに、バス電極X1a,Y1aから対になっている相手の行電極側に突出して、互いに放電ギャップg1を介して対向されるそれぞれ複数の透明電極X1b,Y1bとから構成されている。
そして、この前面ガラス基板1の背面に、さらに、第1誘電体層11が形成されて、行電極対(X1,Y1)が被覆されている。
この第1誘電体層11の背面側には、帯状の列電極D1が、行電極X1,Y1のバス電極X1a,Y1aに沿って行方向に等間隔に並ぶ透明電極X1b,Y1bのそれぞれの中間位置に対向する位置において行電極対(X1,Y1)と直交する方向(列方向)に延びるように、互いに所定の間隔を開けて平行に配列されている。
この列電極D1の配置については、後で詳述する。
そして、第1誘電体層11の背面に第2誘電体層12が形成されて、列電極D1が被覆されており、さらに、この第2誘電体層12の背面側に、MgOからなる図示しない保護層が形成されている。
一方、前面ガラス基板10と放電空間を介して対向する背面ガラス基板13の表示側の面上には、前面ガラス基板10側の行電極X1,Y1のバス電極X1a,Y1aに沿って行方向に等間隔に並ぶ透明電極X1b,Y1bのそれぞれの真ん中位置に対向する位置においてそれぞれ列方向に延びるように形成されて列電極D1に対向される帯状の縦壁14Aと、行電極X1,Y1のバス電極X1a,Y1aに対向する位置においてそれぞれ行方向に延びるように形成された帯状の横壁14Bとによって構成される略格子状の隔壁14が形成されており、この隔壁14によって、前面ガラス基板10と背面ガラス基板13の間の放電空間が、行電極対(X1,Y1)において対になった透明電極X1bおよびY1bに対向する部分毎に区画されて、それぞれ方形の放電セルC1が形成されている。
放電セルC1に面する隔壁14の縦壁14Aおよび横壁14Bの側面と背面ガラス基板13の表面には、これらの五つの面を全て覆うように蛍光体層15が形成されており、この蛍光体層15の色は、各放電セルC1毎に赤,緑,青の三原色が行方向に順に並ぶように配列されている。
そして、前面ガラス基板10と背面ガラス基板13の間の放電空間内には、キセノン・ガスを含む放電ガスが封入されている。
このPDPにおいて、前述したように、隔壁14の縦壁14Aは、行電極Y1のバス電極Y1aに等間隔に接続されてそれぞれ互いに隣接する透明電極Y1bの間の真ん中位置に対向されている。
そして、列電極D1は、隔壁14の縦壁14Aに対向されているが、縦壁14Aの前面ガラス基板10に平行に対向される頂面14Aaの行方向の幅の範囲内において、対応する放電セルC1の側、すなわち、アドレス放電を発生させる正規の相手となる透明電極Y1bが対向される放電セルC1(図示の例では、各列電極D1に対して右側に位置する放電セルC1)の側に、縦壁14Aを挟んで隣接している他の放電セルC1(図示の例では、各列電極D1に対して左側に位置する放電セルC1)の側よりも接近するように、オフセットした位置に配置されている。
上記PDPは、その駆動時におけるアドレス期間において、選択的にデータ・パルスが印加される列電極D1と、この列電極D1の図において右側に位置して走査パルスが印加される行電極Y1の透明電極Y1bとの間でアドレス放電d1が発生され、このアドレス放電d1が発生された放電セルC1に対向する部分の第1誘電体層11および第2誘電体層12に壁電荷が形成(または、形成されていた壁電荷が消去)される。
このとき、前述したように、列電極D1が、縦壁14Aの頂面14Aaに対向する範囲で、アドレス放電を発生させる放電セルC1の側にオフセットした位置に配置されていて、アドレス放電を行う相手の透明電極Y1bとの間の間隔a1が、列電極D1を挟んで反対側に隣接している他の透明電極Y1bとの間の間隔b1よりも小さくなっているので、正規の相手の透明電極Y1bとの間におけるアドレス放電d1が発生し易くなるとともに、反対側に隣接している他の透明電極Y1bとの間で誤放電が発生するのが防止される。
なお、上記においては、行電極X1,Y1のそれぞれの透明電極X1b,Y1bが帯状の形状に成形されている例が示されているが、図1の例のように、透明電極を略T字形状を有するように成形してもよい。
さらに、上記においては、列電極D1が列方向に延びる帯状部分のみによって構成されている例が示されているが、図1の例のように、列電極を、列方向に延びる列電極本体部とこの列電極本体部から行方向に延びて行電極間の放電ギャップに対向される列電極放電部とによって構成するようにしても良い。
図7および8は、この発明によるPDPの実施形態における第2実施例を示しており、図7はこの第2実施例におけるPDPの一表示ラインの構成を模式的に示す正面図、図8は図7のW2−W2線における断面図である。
この図7および8において、第1誘電体層11の背面側に形成された列電極D2は、行電極X1,Y1のバス電極X1a,Y1aに沿って行方向に等間隔に並ぶ透明電極X1b,Y1bのそれぞれの真ん中位置に対向する位置において、それぞれ列方向に延びるように形成されている。
この前面ガラス基板10側の他の部分の構成は前述した第1実施例のPDPとほぼ同様であり、同一の構成部分については、図7および8において図5および6と同一の符号が付されている。
前面ガラス基板10と放電空間を介して対向する背面ガラス基板13の表示側の面上には、前面ガラス基板10側の行電極X1,Y1のバス電極X1a,Y1aに沿って行方向に等間隔に並ぶ透明電極X1b,Y1bのそれぞれの中間位置に対向する位置においてそれぞれ列方向に延びるように形成されて列電極D2に対向される帯状の縦壁24Aと、行電極X1,Y1のバス電極X1a,Y1aに対向する位置においてそれぞれ行方向に延びるように形成された帯状の横壁24Bとによって構成される略格子状の隔壁24が形成されており、この隔壁24によって、前面ガラス基板10と背面ガラス基板13の間の放電空間が、行電極対(X1,Y1)において対になった透明電極X1bおよびY1bに対向する部分毎に区画されて、それぞれ方形の放電セルC2が形成されている。
この隔壁24の縦壁24Aの形成位置については、後で詳述する。
放電セルC2に面する隔壁24の縦壁24Aおよび横壁24Bの側面と背面ガラス基板13の表面には、これらの五つの面を全て覆うように蛍光体層15が形成されており、この蛍光体層15の色は、各放電セルC1毎に赤,緑,青の三原色が行方向に順に並ぶように配列されている。
そして、前面ガラス基板10と背面ガラス基板13の間の放電空間内には、キセノン・ガスを含む放電ガスが封入されている。
このPDPにおいて、前述したように、列電極D2は、行電極Y1のバス電極Y1aに等間隔に接続されてそれぞれ互いに隣接する透明電極Y1bの間の真ん中位置に対向されており、列電極D2に隔壁24の縦壁24Aが対向されている。
そして、この隔壁24の縦壁24Aは、この縦壁24Aの前面ガラス基板10に平行に対向される頂面24Aaが、その行方向の幅の範囲内に列電極D2が対向される状態で、図7および8において、その頂面24Aaに対向されている列電極D2のアドレス放電を発生させる正規の相手となる透明電極Y1b(図示の例では、各列電極D2に対して右側に位置する透明電極Y1b)よりも、列電極D2を挟んで反対側に位置している透明電極Y1b(図示の例では、各列電極D2に対して左側に位置する透明電極Y1b)側に接近するように、オフセットした位置に配置されている。
上記PDPは、その駆動時におけるアドレス期間において、選択的にデータ・パルスが印加される列電極D2と、この列電極D2の図において右側に位置して走査パルスが印加される行電極Y1の透明電極Y1bとの間でアドレス放電d21が発生され、このアドレス放電d2が発生された放電セルC2に対向する部分の第1誘電体層11および第2誘電体層12に壁電荷が形成(または、形成されていた壁電荷が消去)される。
このとき、前述したように、隔壁24の縦壁24Aが、その頂面24Aaに列電極D2が対向する範囲内において、列電極D2のアドレス放電の正規の相手の透明電極Y1bから離間する側にオフセットした位置に配置されているので、列電極D2とその正規の相手の透明電極Y1bに対して反対側に位置する他の透明電極Y1bとの間で放電が発生する場合の放電経路内に介在されるPDPの構成物(この場合は、縦壁24Aの一部)の体積が、列電極D2と正規の透明電極Y1bとの間の放電経路内に介在される構成物の体積よりも大きくなって、列電極D2と他の透明電極Y1bとの間で誤放電が発生するのが防止される。
なお、上記においては、行電極X1,Y1のそれぞれの透明電極X1b,Y1bが帯状の形状に成形されている例が示されているが、図1の例のように、透明電極を略T字形状を有するように成形してもよい。
さらに、上記においては、列電極D2が列方向に延びる帯状部分のみによって構成されている例が示されているが、図1の例のように、列電極を、列方向に延びる列電極本体部とこの列電極本体部から行方向に延びて行電極間の放電ギャップに対向される列電極放電部とによって構成するようにしても良い。
図9および10は、この発明によるPDPの実施形態における第3実施例を示しており、図9はこの第3実施例におけるPDPの一表示ラインの構成を模式的に示す正面図、図10は図9のW3−W3線における断面図である。
この図9および10において、第1誘電体層11の背面側に形成された列電極D2は、行電極X1,Y1のバス電極X1a,Y1aに沿って行方向に等間隔に並ぶ透明電極X1b,Y1bのそれぞれの真ん中位置に対向する位置において、それぞれ列方向に延びるように形成されている。
以上の構成については、前述した第2実施例のPDPの構成とほぼ同様であり、同一の符号が付されている。
第1誘電体層11の背面側には、行電極X1,Y1のバス電極X1a,Y1aに沿って行方向に等間隔に並ぶ透明電極X1b,Y1bのそれぞれの中間位置に対向する位置において、それぞれ列方向に延びるとともに第1誘電体層11の背面から突出する嵩上げ誘電体層22が形成されており、この嵩上げ誘電体層22によって列電極D2がそれぞれ被覆されている。
この嵩上げ誘電体層22の形成位置については、後で詳述する。
前面ガラス基板10と放電空間を介して対向する背面ガラス基板13の表示側の面上には、前面ガラス基板10側の行電極X1,Y1のバス電極X1a,Y1aに沿って行方向に等間隔に並ぶ透明電極X1b,Y1bのそれぞれの真ん中位置に対向する位置においてそれぞれ列方向に延びるように形成されて列電極D2に対向される帯状の縦壁14Aと、行電極X1,Y1のバス電極X1a,Y1aに対向する位置においてそれぞれ行方向に延びるように形成された帯状の横壁14Bとによって構成される略格子状の隔壁14が形成されており、この隔壁14によって、前面ガラス基板10と背面ガラス基板13の間の放電空間が、行電極対(X1,Y1)において対になった透明電極X1bとY1bに対向する部分毎に区画されて、それぞれ方形の放電セルC3が形成されている。
背面ガラス基板13側の以上の構成および他の部分の構成については、前述した第1実施例のPDPとほぼ同様であり、図9および10において同一の構成部分については図5および6と同一の符号が付されている。
このPDPにおいて、前述したように、列電極D2は、行電極Y1のバス電極Y1aに等間隔に接続されてそれぞれ互いに隣接する透明電極Y1bの間の真ん中位置に対向されており、列電極D2に隔壁24の縦壁24Aが対向されている。
そして、この列電極D2を被覆している嵩上げ誘電体層22は、図9および10において、列電極D2のアドレス放電を発生させる正規の相手となる透明電極Y1b(図示の例では、各列電極D2に対して右側に位置する透明電極Y1b)よりも、列電極D2を挟んで反対側に位置している透明電極Y1b(図示の例では、各列電極D2に対して左側に位置する透明電極Y1b)側に接近するように、オフセットした位置に配置されている。
そして、この嵩上げ誘電体層22は、隔壁14のそれぞれ対向する縦壁14Aに当接されている。
上記PDPは、その駆動時におけるアドレス期間において、選択的にデータ・パルスが印加される列電極D2と、この列電極D2の図において右側に位置して走査パルスが印加される行電極Y1の透明電極Y1bとの間でアドレス放電d3が発生され、このアドレス放電d3が発生された放電セルC3に対向する部分の第1誘電体層11に壁電荷が形成(または、形成されていた壁電荷が消去)される。
このとき、前述したように、列電極D2を被覆している嵩上げ誘電体層22が、列電極D2のアドレス放電の正規の相手の透明電極Y1bから離間する側にオフセットした位置に配置されているので、列電極D2と反対側に位置する他の透明電極Y1bとの間の放電が発生される場合の放電経路内に介在されるPDPの構成物(この場合は、嵩上げ誘電体層22の一部)の体積が、列電極D2と正規の透明電極Y1bとの間の放電経路内に介在される構成物の体積よりも大きくなるので、この他の透明電極Y1bとの間で誤放電が発生するのが防止される。
なお、上記においては、行電極X1,Y1のそれぞれの透明電極X1b,Y1bが帯状の形状に成形されている例が示されているが、図1の例のように、透明電極を略T字形状を有するように成形してもよい。
さらに、上記においては、列電極D2が列方向に延びる帯状部分のみによって構成されている例が示されているが、図1の例のように、列電極を、列方向に延びる列電極本体部とこの列電極本体部から行方向に延びて行電極間の放電ギャップに対向される列電極放電部とによって構成するようにしても良い。
図11および12は、この発明によるPDPの実施形態における第4実施例を示しており、図11はこの第3実施例におけるPDPの一表示ラインの構成を模式的に示す正面図、図12は図11のW3−W3線における断面図である。
この図11および12において、第1誘電体層11の背面側に形成された列電極D2は、行電極X1,Y1のバス電極X1a,Y1aに沿って行方向に等間隔に並ぶ透明電極X1b,Y1bのそれぞれの真ん中位置に対向する位置において、それぞれ列方向に延びるように形成されており、第2誘電体層12によって被覆されている。
以上の構成については、前述した第2実施例のPDPの構成とほぼ同様であり、同一の符号が付されている。
第2誘電体層12の背面側には、行電極X1,Y1のバス電極X1a,Y1aに沿って行方向に等間隔に並ぶ透明電極X1b,Y1bのそれぞれの中間位置に対向する位置において、それぞれ列方向に延びるとともに第2誘電体層12の背面から突出する嵩上げ誘電体層32が形成されている。
この嵩上げ誘電体層32の形成位置については、後で詳述する。
前面ガラス基板10と放電空間を介して対向する背面ガラス基板13の表示側の面上には、縦壁14Aと横壁14Bとによって構成された略格子状の隔壁14が形成されており、この隔壁14によって、前面ガラス基板10と背面ガラス基板13の間の放電空間が、行電極対(X1,Y1)において対になった透明電極X1bとY1bに対向する部分毎に区画されて、それぞれ方形の放電セルC4が形成されている。
背面ガラス基板13側の以上の構成および他の部分の構成については、前述した第1実施例のPDPとほぼ同様であり、図11および12において同一の構成部分については図5および6と同一の符号が付されている。
このPDPにおいて、前述したように、列電極D2は、行電極Y1のバス電極Y1aに等間隔に接続されてそれぞれ互いに隣接する透明電極Y1bの間の真ん中位置に対向されており、列電極D2に隔壁24の縦壁24Aが対向されている。 そして、第2誘電体層12の背面から背面ガラス基板13側に突出する嵩上げ誘電体層32は、図11および12において、列電極D2のアドレス放電を発生させる正規の相手となる透明電極Y1b(図示の例では、各列電極D2に対して右側に位置する透明電極Y1b)よりも、列電極D2を挟んで反対側に位置している透明電極Y1b(図示の例では、各列電極D2に対して左側に位置する透明電極Y1b)側に接近するように、オフセットした位置に配置されている。
そして、この嵩上げ誘電体層32は、隔壁14のそれぞれ対向する縦壁14Aに当接されている。
上記PDPは、その駆動時におけるアドレス期間において、選択的にデータ・パルスが印加される列電極D2と、この列電極D2の図において右側に位置して走査パルスが印加される行電極Y1の透明電極Y1bとの間でアドレス放電d4が発生され、このアドレス放電d4が発生された放電セルC4に対向する部分の第1誘電体層11および第2誘電体層12に壁電荷が形成(または、形成されていた壁電荷が消去)される。
このとき、前述したように、列電極D2を被覆している嵩上げ誘電体層32が、列電極D2のアドレス放電の正規の相手の透明電極Y1bから離間する側にオフセットした位置に配置されているので、列電極D2と正規の相手の透明電極Y1bの反対側に位置する他の透明電極Y1bとの間の放電が発生する場合の放電経路内に介在されるPDPの構成物(この場合は、嵩上げ誘電体層32の一部)の体積が、列電極D2と正規の透明電極Y1bとの間に介在される構成物の体積よりも大きくなって、列電極D2とこの他の透明電極Y1bとの間で誤放電が発生するのが防止される。
なお、上記においては、行電極X1,Y1のそれぞれの透明電極X1b,Y1bが帯状の形状に成形されている例が示されているが、図1の例のように、透明電極を略T字形状を有するように成形してもよい。
さらに、上記においては、列電極D2が列方向に延びる帯状部分のみによって構成されている例が示されているが、図1の例のように、列電極を、列方向に延びる列電極本体部とこの列電極本体部から行方向に延びて行電極間の放電ギャップに対向される列電極放電部とによって構成するようにしても良い。
図13および14は、この発明によるPDPの実施形態における第5実施例を示しており、図13はこの第5実施例におけるPDPの一表示ラインの構成を模式的に示す正面図、図14は図13のW5−W5線における断面図である。
図5および6の第1実施例の列電極が、隔壁の縦壁に対向する範囲内において、アドレス放電を発生させる相手となる透明電極側に接近するようにオフセットした位置に配置されているのに対し、この第5実施例におけるPDPは、列電極D3が、それぞれ、アドレス放電を発生させる相手となる透明電極Y1bが対向している放電セルC1に対向する範囲において、縦壁14Aに対して、アドレス放電を発生させる相手の透明電極Y1bに接近する側(図13および14において右側)にオフセットした位置に配置されている。
なお、列電極D3は、図示のように隔壁14の縦壁14Aの頂面14Aaに対向する範囲から完全に外れる位置に配置されていても良く、または、部分的に縦壁14Aの頂面14Aaに対向されていても良い。
他の部分の構成については、第1実施例の場合とほぼ同様であり、第1実施例の構成と同様の構成部分については、図13および14において図5および6と同一の符号が付されている。
上記PDPは、列電極D3が、アドレス放電を発生させる放電セルC1に対向する位置においてアドレス放電の相手の透明電極Y1b側にオフセットした位置に配置されていて、アドレス放電を行う相手の透明電極Y1bとの間の間隔が、列電極D3を挟んで反対側に隣接している他の透明電極Y1bとの間の間隔よりも小さくなっているので、第1実施例の場合よりも、正規の相手の透明電極Y1bとの間におけるアドレス放電がさらに発生し易くなるとともに、反対側に隣接している他の透明電極Y1bとの間で誤放電が発生するのが防止されるようになる。
なお、上記においては、行電極X1,Y1のそれぞれの透明電極X1b,Y1bが帯状の形状に成形されている例が示されているが、図1の例のように、透明電極を略T字形状を有するように成形してもよい。
さらに、上記においては、列電極D1が列方向に延びる帯状部分のみによって構成されている例が示されているが、図1の例のように、列電極を、列方向に延びる列電極本体部とこの列電極本体部から行方向に延びて行電極間の放電ギャップに対向される列電極放電部とによって構成するようにしても良い。
図15および16は、この発明によるPDPの実施形態における第6実施例を示しており、図15はこの第6実施例におけるPDPの一表示ラインの構成を模式的に示す正面図、図16は図15のW6−W6線における断面図である。
図7および8の第2実施例の隔壁の縦壁が、列電極に対向する範囲内において、この対向している列電極のアドレス放電を発生させる相手となる透明電極と反対側に位置する透明電極の側に接近するようにオフセットした位置に配置されているのに対し、この第6実施例におけるPDPは、隔壁34の縦壁34Aが、列電極D2に対向する範囲から外れて、この列電極D2のアドレス放電を発生させる相手となる透明電極Y1bと反対側に位置する透明電極Y1b(図15および16において各列電極D2の左側に位置する透明電極Y1b)に接近する側にオフセットした位置に配置されている。
なお、隔壁34の縦壁34Aは、その頂面34Aaが、図示のように列電極D2に対向する範囲から完全に外れていても良く、または、部分的に列電極D2に対向されていても良い。
他の部分の構成については、第2実施例の場合とほぼ同様であり、第2実施例の構成と同様の構成部分については、図15および16において図7および8と同一の符号が付されている。
上記PDPは、隔壁34の縦壁34Aが、その頂面34Aaが列電極D2と対向する範囲から外れた状態で、列電極D2のアドレス放電を発生させる相手の透明電極Y1bと反対側に位置する透明電極Y1b側にオフセットした位置に配置されているので、列電極D2とその正規の相手の透明電極Y1bに対して反対側に位置する他の透明電極Y1bとの間で放電が発生する場合の放電経路内に介在されるPDPの構成物(この場合は、縦壁24A)の体積が大きくなり、列電極D2と正規の相手の透明電極Y1bとの間の放電経路内に介在される隔壁34の部分が無くなって、第2実施例の場合よりも、列電極D2と正規の相手の透明電極Y1bとの間でさらに放電が発生し易くなるとともに、列電極D2と反対側に位置している他の透明電極Y1bとの間で誤放電が発生するのがさらに防止されるようになる。
なお、上記においては、行電極X1,Y1のそれぞれの透明電極X1b,Y1bが帯状の形状に成形されている例が示されているが、図1の例のように、透明電極を略T字形状を有するように成形してもよい。
さらに、上記においては、列電極D2が列方向に延びる帯状部分のみによって構成されている例が示されているが、図1の例のように、列電極を、列方向に延びる列電極本体部とこの列電極本体部から行方向に延びて行電極間の放電ギャップに対向される列電極放電部とによって構成するようにしても良い。
図17および18は、この発明によるPDPの実施形態における第7実施例を示しており、図17はこの第7実施例におけるPDPの一表示ラインの構成を模式的に示す正面図、図18は図17のW7−W7線における断面図である。
図5および6の第1実施例の列電極が、隔壁の縦壁に対向する範囲内において、アドレス放電を発生させる相手となる透明電極側に接近するようにオフセットした位置に配置されているのに対し、この第7実施例におけるPDPは、列電極D4が、それぞれ、隔壁14の縦壁14Aに対して、アドレス放電を発生させる正規の相手の透明電極Y1bに反対側に位置する透明電極Y1bよりも接近する側(図17および18において右側)にオフセットしているとともに、前面ガラス基板10側から見て、左側縁部が縦壁14Aに対向し、右側縁部がアドレス放電を発生させる相手となる透明電極Y1bが対向している放電セルC1に対向する位置に配置されている。
そして、行電極対(X1,Y1)を被覆する第1誘電体層11の背面側には、それぞれ列方向に延びるとともに第1誘電体層11の背面から突出して、列電極D4を被覆する嵩上げ誘電体層42が形成されている。
この嵩上げ誘電体層42は、列電極D4と同様に、列電極D4のアドレス放電を発生させる正規の相手の透明電極Y1b側(図17および18において右側)に接近するようにオフセットした位置に配置されているとともに、前面ガラス基板10側から見て、左側縁部が縦壁14Aに当接され、右側縁部が、列電極D4のアドレス放電を発生させる相手となる透明電極Y1bが対向している放電セルC1内に位置されている。
他の部分の構成については、第1実施例の場合とほぼ同様であり、第1実施例の構成と同様の構成部分については、図17および18において図5および6と同一の符号が付されている。
上記PDPは、列電極D4が、その一部がアドレス放電を発生させる放電セルC1に対向する側に縦壁14Aに対向する位置から張り出すように配置されていて、アドレス放電を行う正規の相手の透明電極Y1bとの間の間隔が、列電極D4を挟んで反対側に隣接している他の透明電極Y1bとの間の間隔よりも小さくなっており、さらに、列電極D4が嵩上げ誘電体層42のみによって被覆されていて、列電極D4とアドレス放電を行う正規の相手の透明電極Y1bとの間に介在される構造物の体積が第1実施例の場合よりも小さくなっていることにより、この正規の相手の透明電極Y1bとの間でアドレス放電がさらに発生し易くなるので、反対側に隣接している他の透明電極Y1bとの間で誤放電が発生するのがさらに防止されるようになる。
なお、上記においては、行電極X1,Y1のそれぞれの透明電極X1b,Y1bが帯状の形状に成形されている例が示されているが、図1の例のように、透明電極を略T字形状を有するように成形してもよい。
さらに、上記においては、列電極D4が列方向に延びる帯状部分のみによって構成されている例が示されているが、図1の例のように、列電極を、列方向に延びる列電極本体部とこの列電極本体部から行方向に延びて行電極間の放電ギャップに対向される列電極放電部とによって構成するようにしても良い。
図19および20は、この発明によるPDPの実施形態における第8実施例を示しており、図19はこの第8実施例におけるPDPの一表示ラインの構成を模式的に示す正面図、図20は図19のW8−W8線における断面図である。
この第8実施例の行電極対(X2,Y2)は、前述した第1実施例の行電極対の透明電極が列方向に帯状に延びる短冊形状を有していたのに対し、透明電極X2b,Y2bが、それぞれ、幅狭の基端部がバス電極X2a,Y2aに接続され幅広の先端部が互いに放電ギャップを介して対向される略T字形状を備えている。
そして、上述した図17および18の第7実施例の列電極が、一方の側が縦壁に対向し他方の側がアドレス放電を発生させる正規の相手の透明電極が対向している放電セルに対向するオフセット位置に配置されているのに対し、この第8実施例におけるPDPは、列電極D5が、それぞれ、アドレス放電を発生させる正規の相手の透明電極Y2bに反対側に位置する透明電極Y2bよりも接近する側(図19および20において右側)に、前面ガラス基板10側から見て、列電極D5の右側部が透明電極Y2bの幅広の先端部の左側部とほぼ接する位置までオフセットし、その全幅部分が縦壁14Aに対向する位置から外れて、アドレス放電を発生させる正規の相手となる透明電極Y1bが対向している放電セルC1に対向する位置に配置されている。
行電極対(X2,Y2)を被覆する第1誘電体層11の背面側には、それぞれ列方向に延びるとともに第1誘電体層11の背面から突出して、列電極D5を被覆する嵩上げ誘電体層52が形成されている。
この嵩上げ誘電体層52は、前面ガラス基板10側から見て、左側縁部が縦壁14Aに当接され、列電極D5を被覆している右側縁部が、列電極D5のアドレス放電を発生させる相手となる透明電極Y1bが対向している放電セルC1内に位置されていて、第7実施例の場合よりも行方向に幅広に形成されている。
他の部分の構成については、第1実施例の場合とほぼ同様であり、第1実施例の構成と同様の構成部分については、図19および20において図5および6と同一の符号が付されている。
上記PDPは、列電極D5が、アドレス放電を発生させる正規の相手の透明電極Y2b側に、前面ガラス基板10側から見て透明電極Y2bの幅広の先端部とほぼ接する位置までオフセットした位置に配置されており、さらに、列電極D5が嵩上げ誘電体層52のみによって被覆されていて、列電極D5とアドレス放電を行う正規の相手の透明電極Y2bとの間に介在される構造物の体積が第1実施例の場合よりも小さくなって、この正規の相手の透明電極Y2bとの間でアドレス放電がさらに発生し易くなっているので、反対側に隣接している他の透明電極Y2bとの間で誤放電が発生するのがさらに防止されるようになる。
なお、上記においては、行電極X2,Y2のそれぞれの透明電極X2b,Y2bが略T字形状に成形されている例が示されているが、第1実施例の場合のように、透明電極を列方向に帯状に延びる短冊形状に成形してもよい。
さらに、上記においては、列電極D5が列方向に延びる帯状部分のみによって構成されている例が示されているが、図1の例のように、列電極を、列方向に延びる列電極本体部とこの列電極本体部から行方向に延びて行電極間の放電ギャップに対向される列電極放電部とによって構成するようにしても良い。
図21および22は、この発明によるPDPの実施形態における第9実施例を示しており、図21はこの第9実施例におけるPDPの一表示ラインの構成を模式的に示す正面図、図22は図21のW9−W9線における断面図である。
上述した図21および22の第8実施例の列電極が、基板の厚さ方向から見て透明電極の幅広の先端部とほぼ接する位置までオフセットして、その全幅部分が隔壁の縦壁に対向する位置から外れて、アドレス放電を発生させる正規の相手となる透明電極が対向している放電セルに対向する位置に配置されていたのに対し、この第9実施例におけるPDPは、列電極D6が、それぞれ、アドレス放電を発生させる正規の相手の透明電極Y2bに反対側に位置する透明電極Y2bよりも接近する側(図21および22において右側)の、前面ガラス基板10側から見て、透明電極Y2bの幅広の先端部にほぼ接する位置までオフセットするとともに、図21および22において左側縁部が隔壁14の縦壁14Aに対向し右側縁部がアドレス放電を発生させる正規の相手の透明電極Y2bが対向している放電セルC1に対向するように、幅広に形成されている。
行電極対(X2,Y2)を被覆する第1誘電体層11の背面側には、それぞれ列方向に延びるとともに第1誘電体層11の背面から突出して、列電極D6を被覆する嵩上げ誘電体層62が形成されている。
この嵩上げ誘電体層62は、前面ガラス基板10側から見て、左側縁部が縦壁14Aに当接され、右側縁部が、列電極D6のアドレス放電を発生させる相手となる透明電極Y2bが対向している放電セルC1内に位置されるように幅広に形成されている。
他の部分の構成については、第8実施例の場合とほぼ同様であり、第8実施例の構成と同様の構成部分については、図21および22において図19および20と同一の符号が付されている。
上記PDPは、列電極D6が、アドレス放電を発生させる正規の相手の透明電極Y2b側に、前面ガラス基板10側から見て透明電極Y2bの幅広の先端部とほぼ接する位置までオフセットした位置に配置されており、さらに、列電極D6が嵩上げ誘電体層62のみによって被覆されていて、列電極D6とアドレス放電を行う正規の相手の透明電極Y2bとの間に介在される構造物の体積が第1実施例の場合よりも小さくなって、この正規の相手の透明電極Y2bとの間でアドレス放電がさらに発生し易くなるので、反対側に隣接している他の透明電極Y2bとの間で誤放電が発生するのがさらに防止されるようになる。
なお、上記においては、行電極X2,Y2のそれぞれの透明電極X2b,Y2bが略T字形状に成形されている例が示されているが、第1実施例の場合のように、透明電極を列方向に帯状に延びる短冊形状に成形してもよい。
さらに、上記においては、列電極D6が列方向に延びる帯状部分のみによって構成されている例が示されているが、図1の例のように、列電極を、列方向に延びる列電極本体部とこの列電極本体部から行方向に延びて行電極間の放電ギャップに対向される列電極放電部とによって構成するようにしても良い。
従来のPDPの構成を示す正面図である。 図1のV1−V1線における断面図である。 図1のV2−V2線における断面図である。 図1のW−W線における断面図である。 この発明によるPDPの実施形態における第1実施例を示す正面図である。 図5のW1−W1線における断面図である。 この発明によるPDPの実施形態における第2実施例を示す正面図である。 図7のW2−W2線における断面図である。 この発明によるPDPの実施形態における第3実施例を示す正面図である。 図7のW3−W3線における断面図である。 この発明によるPDPの実施形態における第4実施例を示す正面図である。 図10のW4−W4線における断面図である。 この発明によるPDPの実施形態における第5実施例を示す正面図である。 図13のW5−W5線における断面図である。 この発明によるPDPの実施形態における第6実施例を示す正面図である。 図15のW6−W6線における断面図である。 この発明によるPDPの実施形態における第7実施例を示す正面図である。 図17のW7−W7線における断面図である。 この発明によるPDPの実施形態における第8実施例を示す正面図である。 図19のW8−W8線における断面図である。 この発明によるPDPの実施形態における第9実施例を示す正面図である。 図21のW9−W9線における断面図である。
符号の説明
10 …前面ガラス基板(一方の基板)
11 …第1誘電体層(誘電体層)
12 …第2誘電体層(誘電体層)
13 …背面ガラス基板(他方の基板)
14,24,34 …隔壁
14A,24A,34A …縦壁(縦壁部)
14Aa,24Aa,34Aa
…頂面
22,32,42,52,62
…嵩上げ誘電体層(誘電体層嵩上げ部)
C1,C2,C3,C4 …放電セル(単位発光領域)
D1,D2,D3,D4,D5,D6
…列電極
X1,Y1,X2,Y2 …行電極
X1a,Y1a,X2a,Y2a
…バス電極(行電極本体部)
X1b,Y1b,X2b,Y2b
…透明電極(放電部,行電極突出部)
g1 …放電ギャップ
d1,d2,d3,d4 …アドレス放電

Claims (24)

  1. 放電空間を介して互いに対向する一対の基板と、この一対の基板のうちの一方の基板側に配置されて行方向に延びるとともに列方向に並設された複数の行電極対および列方向に延びるとともに行方向に並設された複数の列電極とを備え、放電空間内に行電極対および列電極によってそれぞれ放電が行われる複数の単位発光領域がマトリクス状に形成されているプラズマディスプレイパネルにおいて、
    前記行電極対を構成する互いに対になった各行電極が、単位発光領域毎にそれぞれに対応して配置されて互いに放電ギャップを介して対向される放電部を有し、
    前記列電極が、行電極の行方向に隣接する放電部の間の中間位置に対向するとともに、この列電極の放電発生の相手となる放電部側に、この放電発生の相手の放電部と反対側に位置する他の放電部側よりも近接した位置に配置されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  2. 前記行電極対を構成する互いに対になった行電極が、それぞれ、行方向に延びる電極本体部と、この電極本体部に沿って並設されて対になっている他方の行電極側に突出して放電ギャップを介して互いに対向される複数の電極突出部とを有し、
    前記放電部が行電極の電極突出部によって構成されている請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  3. 前記列電極が、行電極の各単位発光領域に対応して配置されて行方向に隣接する放電部の間の中間位置に対向する位置において列方向に延びる列電極本体部と、この列電極本体部から行方向に延びて放電部間の放電ギャップに対向される列電極放電部とを有し、
    前記列電極本体部が、放電発生の相手となる放電部側に、この放電発生の相手の放電部と反対側に位置する他の放電部側よりも近接する位置に配置されている請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  4. 前記一対の基板の間に形成されて、少なくとも列方向に延びて放電空間内の行方向において隣接する単位発光領域の間を仕切る縦壁部を有する隔壁を備え、
    前記列電極が、隔壁の縦壁部に基板の厚さ方向において対向する範囲内に配置されている請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  5. 前記一対の基板の間に形成されて、少なくとも列方向に延びて放電空間内の行方向において隣接する単位発光領域の間を仕切る縦壁部を有する隔壁を備え、
    前記列電極が、単位発光領域の隔壁の縦壁部と行電極の放電部の間の部分に対向する範囲内に配置されている請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  6. 放電空間を介して互いに対向する一対の基板と、この一対の基板のうちの一方の基板側に配置されて行方向に延びるとともに列方向に並設された複数の行電極対および列方向に延びるとともに行方向に並設された複数の列電極とを備え、放電空間内に行電極対および列電極によってそれぞれ放電が行われる複数の単位発光領域がマトリクス状に形成され、一対の基板の間に、少なくとも列方向に延びて放電空間内の行方向において隣接する単位発光領域の間を仕切る縦壁部を有する隔壁が形成されたプラズマディスプレイパネルにおいて、
    前記行電極対を構成する互いに対になった各行電極が、単位発光領域毎にそれぞれに対応して配置されて互いに放電ギャップを介して対向される放電部を有し、
    前記列電極が、行電極の行方向に隣接する放電部の間の中間位置に対向する位置に配置され、
    前記隔壁の縦壁部が、この列電極の放電発生の相手となる放電部側からこの放電発生の相手の放電部と反対側に位置する他の放電部側よりも離間した位置に配置されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  7. 前記行電極対を構成する互いに対になった行電極が、それぞれ、行方向に延びる電極本体部と、この電極本体部に沿って並設されて対になっている他方の行電極側に突出して放電ギャップを介して互いに対向される複数の電極突出部とを有し、
    前記放電部が行電極の電極突出部によって構成されている請求項6に記載のプラズマディスプレイパネル。
  8. 前記列電極が、行電極の各単位発光領域に対応して配置されて行方向に隣接する放電部の間の中間位置に対向する位置において列方向に延びる列電極本体部と、この列電極本体部から行方向に延びて放電部間の放電ギャップに対向される列電極放電部とを有し、
    前記隔壁の縦壁部が、列電極の列電極本体部に対して基板の厚さ方向において対向される範囲内に配置されている請求項6に記載のプラズマディスプレイパネル。
  9. 前記隔壁の縦壁部が、列電極とこの列電極の放電発生の相手の放電部と反対側に位置する他の放電部との間に対向する位置に配置されている請求項6に記載のプラズマディスプレイパネル。
  10. 放電空間を介して互いに対向する一対の基板と、この一対の基板のうちの一方の基板側に配置されて行方向に延びるとともに列方向に並設された複数の行電極対および列方向に延びるとともに行方向に並設された複数の列電極とを備え、放電空間内に行電極対および列電極によってそれぞれ放電が行われる複数の単位発光領域がマトリクス状に形成されているプラズマディスプレイパネルにおいて、
    前記行電極対が一方の基板の背面側に形成された誘電体層によって被覆され、この行電極対を構成する互いに対になった各行電極が、単位発光領域毎にそれぞれに対応して配置されて互いに放電ギャップを介して対向される放電部を有し、
    前記列電極が、行電極対を被覆する誘電体層の背面側において、行電極の行方向に隣接する放電部の間の中間位置に対向する位置に配置され、
    前記行電極対を被覆する誘電体層の背面側に、この誘電体層から他方の基板側に突出するとともに列方向に延びて列電極を被覆する誘電体嵩上げ部が形成され、
    この誘電体嵩上げ部が、被覆している列電極の放電発生の相手となる放電部側からこの放電発生の相手の放電部と反対側に位置する他の放電部側よりも離間した位置に配置されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  11. 前記行電極対を構成する互いに対になった行電極が、それぞれ、行方向に延びる電極本体部と、この電極本体部に沿って並設されて対になっている他方の行電極側に突出して放電ギャップを介して互いに対向される複数の電極突出部とを有し、
    前記放電部が行電極の電極突出部によって構成されている請求項10に記載のプラズマディスプレイパネル。
  12. 前記列電極が、行電極の行方向に隣接する放電部の間の中間位置に対向する位置において列方向に延びる列電極本体部と、この列電極本体部から行方向に延びて放電部間の放電ギャップに対向される列電極放電部とを有し、
    前記列電極本体部が、誘電体嵩上げ部によって被覆されている請求項10に記載のプラズマディスプレイパネル。
  13. 前記一対の基板の間に形成されて、少なくとも列方向に延びて放電空間内の行方向において隣接する単位発光領域の間を仕切る縦壁部を有する隔壁を備え、
    この隔壁の縦壁部に誘電体嵩上げ部が当接されている請求項10に記載のプラズマディスプレイパネル。
  14. 放電空間を介して互いに対向する一対の基板と、この一対の基板のうちの一方の基板側に配置されて行方向に延びるとともに列方向に並設された複数の行電極対および列方向に延びるとともに行方向に並設された複数の列電極と、この行電極対および列電極を互いに離間した状態で被覆する誘電体層とを備え、放電空間内に行電極対および列電極によってそれぞれ放電が行われる複数の単位発光領域がマトリクス状に形成されているプラズマディスプレイパネルにおいて、
    前記行電極対が一方の基板の背面側に形成された誘電体層によって被覆され、この行電極対を構成する互いに対になった各行電極が、単位発光領域毎にそれぞれに対応して配置されて互いに放電ギャップを介して対向される放電部を有し、
    前記列電極が、行電極対を被覆する誘電体層の背面側において、行電極の各単位発光領域に対応してそれぞれ配置されて行方向に隣接する放電部の間の中間位置に対向する位置に配置され、
    前記行電極対を被覆する誘電体層の背面側に、この誘電体層から他方の基板側に突出するとともに列方向に延びる誘電体嵩上げ部が形成され、
    この誘電体嵩上げ部が、列電極とこの列電極の放電発生の相手となる放電部に対して反対側に位置する他の放電部との間に対向する位置に配置されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  15. 前記行電極対を構成する互いに対になった行電極が、それぞれ、行方向に延びる電極本体部と、この電極本体部に沿って並設されて対になっている他方の行電極側に突出して放電ギャップを介して互いに対向される複数の電極突出部とを有し、
    前記放電部が行電極の電極突出部によって構成されている請求項14に記載のプラズマディスプレイパネル。
  16. 前記列電極が、行電極の行方向に隣接する放電部の間の中間位置に対向する位置において列方向に延びる列電極本体部と、この列電極本体部から行方向に延びて放電部間の放電ギャップに対向される列電極放電部とを有し、
    前記誘電体嵩上げ部が、列電極の列電極本体部とこの列電極の放電発生の相手となる放電部に対して反対側に位置する他の放電部との間に対向する位置に配置されている請求項14に記載のプラズマディスプレイパネル。
  17. 前記一対の基板の間に形成されて、少なくとも列方向に延びて放電空間内の行方向において隣接する単位発光領域の間を仕切る縦壁部を有する隔壁を備え、
    この隔壁の縦壁部に誘電体嵩上げ部が当接されている請求項14に記載のプラズマディスプレイパネル。
  18. 前記一対の基板の間に少なくとも列方向に延びるように形成されて放電空間内の行方向において隣接する単位発光領域の間を仕切る縦壁部を有する隔壁と、行電極対を被覆する誘電体層と、この誘電体層から他方の基板側に突出するとともに列方向に延びるように形成された誘電体嵩上げ部をさらに備え、
    前記列電極が、誘電体層の背面の基板の厚さ方向において隔壁の縦壁部に対向する範囲から列電極の放電発生の相手となる放電部側の縁部が単位発光領域に対向する範囲内に張り出す位置に配置されているとともに、誘電体嵩上げ部によって被覆されている請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  19. 前記誘電体嵩上げ部の一部が、隔壁の縦壁部に当接されている請求項18に記載のプラズマディスプレイパネル。
  20. 前記一対の基板の間に少なくとも列方向に延びるように形成されて放電空間内の行方向において隣接する単位発光領域の間を仕切る縦壁部を有する隔壁と、行電極対を被覆する誘電体層と、この誘電体層から他方の基板側に突出するとともに列方向に延びるように形成された誘電体嵩上げ部をさらに備え、
    前記列電極が、誘電体層の背面の基板の厚さ方向から見て行電極の放電部とほぼ接する位置に配置されているとともに、誘電体嵩上げ部によって被覆されている請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  21. 前記列電極が、単位発光領域の隔壁の縦壁部と行電極の放電部の間の部分に対向する範囲内に配置されている請求項20に記載のプラズマディスプレイパネル。
  22. 前記誘電体嵩上げ部の一部が隔壁の縦壁部に当接されている請求項20に記載のプラズマディスプレイパネル。
  23. 前記列電極が、誘電体層の背面の基板の厚さ方向において隔壁の縦壁部に対向する範囲から列電極の放電発生の相手となる放電部側の縁部が単位発光領域に対向する範囲内に張り出す位置に配置されている請求項20に記載のプラズマディスプレイパネル。
  24. 前記誘電体嵩上げ部の一部が隔壁の縦壁部に当接されている請求項20に記載のプラズマディスプレイパネル。
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