JP2006302839A - 差込接続器 - Google Patents

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Abstract

【課題】栓刃と刃受部材との間の接触抵抗を低減することができる差込接続器を提供する。
【解決手段】刃受部材6は互いに厚み方向に対向する2枚のばね片34,35をそれぞれ有し、両ばね片34,35が連結片36によって連結されている。一方のばね片34には、栓刃の挿入方向において差込口側の端部から栓刃が挿入される方向に沿ってスリット溝37が切り込まれている。ばね片34は、スリット溝37によって分割され、他方のばね片35との間に栓刃をそれぞれ個別に挟持する一対の接触片34a,34bを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、器体に開口した差込口から挿入される栓刃を器体内で受けることにより当該栓刃と電気的に接続される刃受部材を備えた差込接続器に関するものである。
従来から、この種の差込接続器の刃受部材は主として電力供給用のコンセントに用いられており、たとえば、図13に示すようなテーブルタップにおいては、器体4内で電源コード16にそれぞれ接続された一対の端子板7に刃受部材6が設けられている。各端子板7は、導電性の1枚の金属板から形成されたものであって、器体4の3組の差込口1〜3に対応するように刃受部材6が3個ずつ一体に設けられている。
各刃受部材6は互いに厚み方向に対向する2枚のばね片34,35をそれぞれ有し、両ばね片34,35が連結片36によって連結されている。各刃受部材6はそれぞれ、差込口1〜3から挿入される栓刃5(図3参照)を2枚のばね片34,35の間に挟持することによって、当該栓刃5と電気的に接続される(たとえば特許文献1参照)。
特開2004−227784号公報(第5頁)
ところで、上述した差込接続器では、栓刃5の挿入時に、栓刃5の挿入方向に直交する断面において栓刃5と両ばね片34,35とが平行になることが望ましいが、刃受部材6が器体4内の正常な位置からずれていたり栓刃5の挿抜時にばね片34,35が塑性変形することよって、栓刃5に対してばね片34,35が平行にならないことがある。栓刃5に対して平行でないばね片34,35は、栓刃5の幅方向における一端部にのみ接触することにより栓刃5と片あたりすることになる。結果的に、刃受部材6において栓刃5に接触する部分が狭くなり栓刃5との接触抵抗が大きくなるので、通電時に刃受部材6と栓刃5とが接触する部分の温度上昇につながることがある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、栓刃と刃受部材との間の接触抵抗を低減することができる差込接続器を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、金属板からなる第1のばね片と、金属板からなり第1のばね片とは厚み方向に対向して配置される第2のばね片と、第1のばね片および第2のばね片を連結する連結片とを器体内の定位置に有し、器体において第1および第2のばね片の間に対応する部位に開口した差込口から挿入される栓刃を第1のばね片と第2のばね片との間に挟持することにより栓刃に電気的に接続される刃受部材を備え、第1のばね片が、栓刃が挿入される方向において差込口側の端部から栓刃が挿入される方向に沿って切り込まれたスリット溝により分割され、第2のばね片との間に栓刃をそれぞれ個別に挟持する一対の接触片を備えることを特徴とする。
この構成によれば、刃受部材は、少なくとも第2のばね片と一対の接触片とのそれぞれにおいて栓刃に接触することになる。したがって、栓刃の挿入時に、栓刃の挿入方向に直交する断面において栓刃と第1のばね片とが平行になっていなくても、少なくとも第2のばね片と各接触片とのそれぞれが栓刃に接触することになり、スリット溝がない従来構成に比べて、刃受部材において栓刃に接触する部分が広くなる。しかも、一対の接触片は、第2のばね片の板面に沿って栓刃の挿入方向とは直交する方向つまり栓刃の幅方向に分割されているので、栓刃の挿入時に、栓刃の挿入方向に直交する断面において栓刃と第2のばね片とが平行になっていなくても、一対の接触片により栓刃の幅方向の両端部を第2のばね片に押し付けて栓刃と第2のばね片とを面接触させることができ、栓刃と第2のばね片との片あたりを防止することができる。したがって、従来構成に比べて、刃受部材と栓刃との接触抵抗を低減することができ、刃受部材と栓刃とが接触する部分の温度上昇を抑制することができるという効果を奏する。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記第1ばね片と前記第2のばね片とが、それぞれ前記差込口から挿入される前記栓刃に当接するように、他方との距離を縮める向きに突出した当接突起を備えており、第1のばね片が、栓刃が挿入される方向において差込口に対して第2のばね片よりも離れた位置に当接突起を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第1のばね片は、栓刃を挿入する際には第2のばね片に栓刃が当接した後で栓刃に当接し、栓刃を抜く際には第2のばね片から栓刃が離れる前に栓刃から離れることになる。すなわち、栓刃を挿抜する際に、第1のばね片と栓刃とは第2のばね片に栓刃が当接している状態で接離することになるから、第1のばね片と栓刃との間にアークが発生することはない。ところで、第1のばね片はスリット溝を形成した分だけアークに伴う電流を流す電路の断面積が小さくなるが、第1のばね片と栓刃との間にアークが発生することはないので、第1のばね片にアークに伴う電流が流れることはなく、第1のばね片にアークに伴う電流による温度上昇が生じることはない。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記第2のばね片が、前記栓刃が挿入された状態で栓刃に設けられた嵌合孔に対応する位置に、前記第1のばね片との距離を縮める向きに突出し嵌合孔に嵌合する嵌合突起を備えることを特徴とする。
この構成によれば、栓刃が挿入された状態で栓刃の嵌合孔に嵌合突起が嵌合するので、栓刃は刃受部材に保持された状態で抜け止めされることになる。しかも、第2のばね片はスリット溝が形成されていない分だけ第1のばね片よりも湾曲し難く、第2のばね片に嵌合突起を設けた構成では、嵌合突起が嵌合孔から抜ける向きに第2のばね片が湾曲し難いから、栓刃が確実に抜け止めされるという利点がある。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記一対の接触片が、前記スリット溝を挟んで分離され、前記連結片に対してそれぞれ個別に連結されていることを特徴とする。
この構成によれば、仮に栓刃を挿抜する際などに一方の接触片に異常な外力が加わって一方の接触片が塑性変形したとしても、一対の接触片がそれぞれ独立して塑性変形することになるから、他方の接触片は塑性変形することなく第2のばね片との間に栓刃を挟持することができ、刃受部材と栓刃との電気的接続は維持されるという利点がある。
請求項5の発明では、請求項1ないし請求項4の発明において、前記一対の接触片は、一方の接触片が他方の接触片に比べて前記第2のばね片との対向面積が小さくなるように形成されるとともに、前記差込口から挿入される前記栓刃に当接するように、第2のばね片との距離を縮める向きに突出した当接突起をそれぞれ有しており、前記一方の接触片は、栓刃が挿入される方向において差込口に対して前記他方の接触片よりも離れた位置に当接突起を有することを特徴とする。
この構成によれば、接触片ごとに当接突起の位置を栓刃の挿入方向にずらしてあるから、栓刃を挿抜する際に要する力は、一方の接触片および第2のばね片の間に栓刃を挿抜する力と、他方の接触片および第2のばね片の間に栓刃を挿抜する力とに分散されることになり、比較的小さい力で栓刃を挿抜することができる。また、前記一方の接触片は、栓刃を挿入する際には前記他方の接触片に栓刃が当接した後で栓刃に当接し、栓刃を抜く際には前記他方の接触片から栓刃が離れる前に栓刃から離れることになる。すなわち、栓刃を挿抜する際に、前記一方の接触片と栓刃とは前記他方の接触片に栓刃が当接している状態で接離することになるから、前記一方の接触片と栓刃との間にアークが発生することはない。したがって、前記一方の接触片は、アークにより消耗することがなく経時変化が少ない。さらに、前記一方の接触片は、前記他方の接触片に比べて小さいから塑性変形し難い。結果的に、比較的長寿命の刃受部材を提供することができる。また、前記一方の接触片は前記他方の接触片に比べて小さくアークに伴う電流を流す電路の断面積も小さいが、前記一方の接触片と栓刃との間にアークが発生することはないので、前記一方の接触片にアークに伴う電流が流れることはなく、前記一方の接触片にアークに伴う電流による温度上昇が生じることはない。
請求項6の発明では、請求項1ないし請求項5の発明において、前記刃受部材は、前記連結片に連結され、前記栓刃が前記差込口から挿入された状態で、前記第1および第2のばね片の板面に沿う面内において栓刃が挿入される方向に直交する方向に栓刃を挟持する一対の第3のばね片を有することを特徴とする。
この構成によれば、刃受部材は、少なくとも第2のばね片と一対の接触片と一対の第3のばね片とのそれぞれにおいて栓刃に接触することになる。すなわち、第3のばね片を付加したことにより、第3のばね片がない従来構成に比べて、刃受部材において栓刃に接触する部分が広くなるから、刃受部材と栓刃との接触抵抗を低減することができ、刃受部材と栓刃とが接触する部分の温度上昇を抑制することができる。
本発明によれば、刃受部材は、少なくとも第2のばね片と一対の接触片とのそれぞれにおいて栓刃に接触することになる。したがって、栓刃の挿入時に、栓刃の挿入方向に直交する断面において栓刃と第1のばね片とが平行になっていなくても、少なくとも第2のばね片と各接触片とのそれぞれが栓刃に接触することになり、スリット溝がない従来構成に比べて、刃受部材において栓刃に接触する部分が広くなる。しかも、一対の接触片は、第2のばね片の板面に沿って栓刃の挿入方向とは直交する方向つまり栓刃の幅方向に分割されているので、栓刃の挿入時に、栓刃の挿入方向に直交する断面において栓刃と第2のばね片とが平行になっていなくても、一対の接触片により栓刃の幅方向の両端部を第2のばね片に押し付けて栓刃と第2のばね片とを面接触させることができ、栓刃と第2のばね片との片あたりを防止することができる。したがって、従来構成に比べて、刃受部材と栓刃との接触抵抗を低減することができ、刃受部材と栓刃とが接触する部分の温度上昇を抑制することができるという効果を奏する。
(実施形態1)
本実施形態では、差込接続器の刃受部材6として、従来構成において説明したようなテーブルタップに組み込まれる刃受部材6を例示する。
本実施形態のテーブルタップは、図2に示すように、3個のプラグ(図示せず)を接続できるように一対の差込口1〜3が3組開口した器体4と、器体4内に収納され差込口1〜3から挿入されるプラグの栓刃5(図3参照)を受ける刃受部材6を3組有した端子板7とを備える。各刃受部材6は互いに厚み方向に対向する2枚のばね片34,35をそれぞれ有し、両ばね片34,35が連結片36によって連結されている。刃受部材6については後に詳しく説明する。以下では、図2の上下を上下として説明する。
器体4は、上面開口の内ボディ8と内ボディ8の上面に覆着される内カバー9とを有し差込口1〜3が開口した内郭体10と、上面開口の外ボディ11と外ボディ11の上面に覆着される外カバー12とを有し差込口1〜3を露出させるように内郭体10を包囲する外郭体13とで構成される。内郭体10は、上面に2組の差込口1,2が各差込口1,2の長手方向に沿って並設され、2組の差込口1,2が並ぶ方向である長手方向の一端面に1組の差込口3が開口する。すなわち、外郭体13においては、内カバー9の上面を露出させる開口窓14が外カバー12の上面に貫設されるとともに、内郭体10の長手方向の一端面を露出させる窓孔15が長手方向の一端面に貫設されている。さらに、外郭体13の長手方向の他端部には後述する電源コード16が挿通される挿通孔17が貫設されており、挿通孔17において電源コード16を保持するブッシング18が外ボディ11と外カバー12との間に挟持される。外郭体13は、耐衝撃性を有した熱可塑性樹脂から形成され、内郭体10は耐熱性を有した熱硬化性樹脂から形成されている。
外ボディ11と外カバー12とは、外ボディ11の下面側から挿入される組立ねじ(図示せず)を用いて結合される。ここで、外ボディ11の長手方向において挿通孔17側の端部および中央部にそれぞれ上方に突出する円筒状のボス19,20が形成されており、一方のボス19のボス孔21に挿通された組立ねじが外カバー12に螺合する。また、内ボディ8において他方のボス20に対応する部位にはボス20が挿通される貫通孔22が貫設されており、ボス20のボス孔21に挿通された組立ねじが内カバー9に螺合する。さらに、内カバー9の幅方向の両側面にそれぞれ組立突起23が2個ずつ突設されるとともに、外カバー12には各組立突起23にそれぞれ係合する組立爪24が突設されており、外カバー12を内カバー9に近づけるように力を作用させるだけで組立爪24が組立突起23に係合して外カバー12が内カバー9に結合され、結果的に、内郭体10と外郭体13とが結合されることになる。内カバー9には、内ボディ8の長手方向の一端部に突設された位置決め突起25が嵌入される位置決め穴(図示せず)が凹設されている。
内ボディ8は、内部空間が長手方向に沿った中心線上に形成された仕切リブ26によって幅方向に2分割されることにより、2室の端子板収納室27を形成している。各端子板収納室27にはそれぞれ端子板7が収納される。
各端子板7は、導電性の1枚の金属板から形成されたものであって、それぞれ刃受部材6が3個ずつ一体に設けられている。さらに、各端子板7には長手方向の一端部に電源コード16をそれぞれ接続するための端子部28がそれぞれ一体に設けられており、端子部28で電源コード16を挟むように端子部28をかしめることにより端子板7と電源コード16とが電気的かつ機械的に接続されることになる。各端子板7の端子部28は内郭体10内ではなく、外郭体13内において内郭体10との隙間となる部分に収納される。外ボディ11には、内周面から両端子部28の間に立設されることにより両端子部28間を絶縁する絶縁壁29が形成されている。
また、各端子板7はそれぞれ、内郭体10の上面に並設された2組の差込口1,2に対応する2個の刃受部材6の間に両刃受部材6を連結するとともに、内ボディ8の端子板収納室27の底面に突設された2個の支持台30に跨って載置される載置部31を有しており、載置部31には、各支持台30の先端面に突設された位置決め突起32がそれぞれ圧入される2個の位置決め孔33が貫設されている。
載置部31によって連結される各刃受部材6においては、両ばね片34,35を連結する連結片36は、ばね片34,35の幅方向の両側方において、ばね片34,35の幅方向に直交する断面が下方に開放されたコ字状であって下端部がばね片34,35の下端部に連続する形に形成される。載置部31とばね片34,35との間に位置する連結片36は上端部が載置部31に連続し、ばね片34,35と端子部28との間に位置する連結片36は上端部が端子部28に連続する。また、内郭体10の長手方向の一端面に開口した差込口3に対応する刃受部材6は、隣接する刃受部材6と連結片36を共用しており、連結片36から内郭体10の長手方向に沿って突出する形の一対のばね片34,35を有する。
各ばね片34,35は、それぞれ長手方向において、他方のばね片34,35との距離を狭める向きに凸となるように屈曲されており、差込口1〜3側の端部においては栓刃5を導入し易いように差込口1〜3に向かって他方のばね片34,35との距離を広げるように形成される。ここで、各ばね片34,35の対向方向において、両ばね片34,35の中間位置に最も近づく部分が各ばね片34,35において栓刃5の挿入時に栓刃5が最初に当接する当接突起34c,35c(図4参照)になる。当接突起34c,35cについては後述する。
ところで、本実施形態の刃受部材6は、以下に説明する形状のばね片34,35を採用することにより、栓刃5との接触抵抗を従来構成に比べて低減している。以下では、1個の刃受部材6について説明するが、すべての刃受部材6において同様の構成を採用するものとする。
本実施形態では、一方のばね片34(第1のばね片)に、図1に示すように差込口1〜3側の端部から栓刃5が挿入される方向に沿ってスリット溝37が切り込まれており、ばね片34は、このスリット溝37によって幅方向に分割された一対の接触片34a,34bを備える。すなわち、一対の接触片34a,34bは、スリット溝37を挟んでばね片34の幅方向に並ぶ形になる。ここで、スリット溝37が切り込まれるのはばね片34の長手方向における中央部付近までであって、スリット溝37は一対の接触片34a,34bを分離するものではない。ただし、スリット溝37は当接突起34cをばね片34の幅方向に分離する部位にまで切り込まれており、各接触片34a,34bにそれぞれ当接突起34cが存在する。また、スリット溝37は、ばね片34の幅方向の中央部に切り込まれ、一対の接触片34a,34bは互いに同程度の大きさに形成される。
上述したばね片34の形状によれば、図3に示すように、各接触片34a,34bは、他方のばね片35(第2のばね片)に対してそれぞれ厚み方向に対向するから、栓刃5の挿入時には、ばね片35との間に栓刃5をそれぞれ個別に挟持することになる。つまり、刃受部材6は、少なくともばね片35と一対の接触片34a,34bとのそれぞれにおいて栓刃5に接触することになる。したがって、従来構成において説明したように、栓刃5の挿入時に栓刃5の挿入方向に直交する断面において栓刃5と一方のばね片34とが平行にならないことがあっても、各接触片34a,34bが栓刃5に接触することになり、ばね片34が栓刃5の幅方向における一端部にのみ接触する片あたりを防止することができる。また、栓刃5の挿入時に栓刃5の挿入方向に直交する断面において栓刃5と他方のばね片35とが平行になっていなくても、一対の接触片34a,34bにより栓刃5の幅方向の両端部をばね片35に押し付けて栓刃5とばね片35とを面接触させることができ、栓刃5とばね片35との片あたりを防止することができる。結果的に、従来構成に比べて刃受部材6と栓刃5とが接触する部分が広くなるから、刃受部材6と栓刃5との接触抵抗を低減することができ、刃受部材6と栓刃5とが接触する部分の温度上昇を抑制することができる。
また、本実施形態では、図4に示すように、栓刃5の挿入方向(図の上下方向)における当接突起34c,35cの位置がばね片34,35毎に異なり、スリット溝37が切り込まれたばね片34の当接突起34cは、他方のばね片35の当接突起35cよりも差込口1〜3から離れた位置(図の下方)に設けられている。これにより、栓刃5を挿入する際に、差込口1〜3から挿入された栓刃5はまずスリット溝37のないばね片35に当接し、その後にスリット溝37のあるばね片34に当接することになる。逆に、図の矢印Aの向きに栓刃5を抜く際には、栓刃5はスリット溝37のないばね片35から離れる前に、スリット溝37のあるばね片34から離れることになる。すなわち、栓刃5を挿抜する際に、スリット溝37のあるばね片34と栓刃5とは、他方のばね片35に栓刃5が当接している状態で接離することになるので、スリット溝37のあるばね片34と栓刃5との間にはアークが発生することがない。ばね片34はスリット溝37の分だけアークに伴う電流を流す電路の断面積が小さくなるが、上述のようにばね片34にはアークが発生しないから、ばね片34にアークに伴う電流が流れることはなく、ばね片34にアークに伴う電流による温度上昇が生じることを防止できる。
さらに、この種の差込接続器の栓刃5には厚み方向に貫通する嵌合孔38が貫設されているので、スリット溝37のないばね片35においてこの嵌合孔38に対応する部位には、ばね片34との距離を縮める向きに突出した嵌合突起39を形成し、栓刃5の挿入時に嵌合突起39が嵌合孔38に嵌合することにより栓刃5が刃受部材6に対して抜け止めされるようにしてある。スリット溝37のないばね片35は、スリット溝37がない分だけばね片34よりも硬度が高く湾曲し難いので、このようにスリット溝37のないばね片35に嵌合突起39を設けることにより、嵌合突起39が嵌合孔38から抜ける向きにばね片35が湾曲し難く確実に栓刃5の抜け止めができるという利点がある。
また、一対の接触片34a,34bを、ばね片34の幅方向ではなくばね片34の長手方向に並べる構成を採用することもできる。すなわち、図5に示すように、ばね片34の幅方向の中央部においてばね片34の長手方向における差込口1〜3から遠い側の一部を他方のばね片35に向かって切り起こすことにより、切り起こされた部分とばね片34の長手方向における差込口1〜3側の一部とをそれぞれ接触片34a,34bとすることができる。切り起こされた接触片34aは、ばね片34の長手方向に沿って差込口1〜3側の端部が他方の接触片34bに連続する形になる。ここにおいて、各接触片34a,34bには、両ばね片34,35の対向方向において他方のばね片35との距離を縮める向きに突出した当接突起34cがそれぞれ形成される(図5(d)参照)。
この構成では、栓刃5を挿入する際に、差込1〜3に近いほうの接触片34bに栓刃5が先に当接し、その後に差込口1〜3から遠いほうの接触片34aに栓刃5が当接することになる。ここで、栓刃5が一方の接触片34bにのみ当接した状態で、接触片34bが他方のばね片35から離れるようにばね片34全体が撓むことにより、接触片34aの当接突起34cが他方のばね片35側に押し出されることになるので、接触片34aと栓刃5との接触圧が比較的大きくなるという利点がある。しかも、栓刃5を挿抜する際に、接触片34aと栓刃5とは、接触片34bに栓刃5が当接している状態で接離することになるので、接触片34aと栓刃5との間にはアークが発生することがない。したがって、接触片34aはアークにより消耗することがなく経時変化が少ない。
本実施形態の刃受部材6はばね片34,35の形状に特徴を有するものであるから、連結片36においては、図6に示すように適宜設計を変更することもできる。図6(a)に示す端子板7は、内郭体10の上面に並設された2組の差込口1,2に対応する2個の刃受部材6において、一対のばね片34,35の下端部同士を、栓刃5の挿入方向に直交する面内で両ばね片34,35の対向方向に沿って連結する連結片36を採用したものである。図6(b)に示す端子板7は、図6(a)の構成に加えて、内郭体10の長手方向の一端面に開口した差込口3に対応する刃受部材6においても、一対のばね片34,35の長手方向における差込口3とは反対側の端部同士を、栓刃5の挿入方向に直交する面内で両ばね片34,35の対向方向に沿って連結する連結片36を採用したものである。
さらにまた、図7に示すように、両方のばね片34,35にスリット溝37を形成し、各ばね片34,35にそれぞれ一対の接触片34a,34b,35a,35bを形成することもできる。このように両方のばね片34,35にスリット溝37を形成した構成では、上述したように栓刃5の嵌合孔38に嵌合することにより栓刃5を抜け止めする嵌合突起39は、スリット溝7を挟んで一対の接触片35a,35bに形成される。
(実施形態2)
実施形態1の刃受部材6においては、スリット溝37がばね片34の長手方向における中央部付近まで切り込まれていたのに対して、本実施形態の刃受部材6においては、図8に示すように、スリット溝37はばね片34の長手方向の両端間にわたって切り込まれる。すなわち、本実施形態では一対の接触片34a,34bはスリット溝37を挟んで分離されることになる。各接触片34a,34bは、連結片36に対してそれぞれ個別に連結されており、他方のばね片35に対して個別に連結されることになる。ただし、内郭体10の長手方向の一端面に開口した差込口3に対応する刃受部材6においては、スリット溝37が切り込まれるのはばね片34の長手方向における中央部付近までとしてある。
ところで、栓刃5を挿抜する際に、差込口1,2の開口面に直交する方向に栓刃5を挿抜することが望ましいが、差込口1,2の開口面に直交する方向に対して傾いて栓刃5が挿抜されてしまうこともある。このような場合には、栓刃5からばね片34に異常な外力が加わってばね片34が塑性変形してしまう可能性がある。本実施形態の構成によれば、一対の接触片34a,34bが分離されており、仮に一方の接触片34aに異常な外力が加わって接触片34aが塑性変形したとしても、一対の接触片34a,34bがそれぞれ独立して塑性変形することになるから、他方の接触片34bは塑性変形することなくばね片35との間に栓刃5を挟持することができ、刃受部材6と栓刃5とを電気的に接続することができる。しかも、各接触片34a,34bは、それぞればね片35に比較して幅寸法が小さいから塑性変形し難いという利点もある。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態3)
本実施形態の刃受部材6は、図9に示すように、ばね片34において幅方向の一方に偏った位置にスリット溝37を形成することにより、一対の接触片34a,34bにおいて他方のばね片35との対向面積が互いに異なるようにしたものである。さらに、ばね片35との対向面積が小さいほうの接触片34bは、栓刃35の挿入方向において大きいほうの接触片34aよりも差込口1〜3から離れた位置に当接突起34cを有するように、各接触片34a,34bがそれぞれ形成される。ここでは、他方のばね片35の当接突起35cは、栓刃5の挿入方向において一対の接触片34a,34bにおける各当接突起34cの間に位置する。すなわち、差込口1〜3から挿入される栓刃5は、大きいほうの接触片34a、ばね片35、小さいほうの接触片34bの順に当接することになる。
本実施形態の構成によれば、接触片34a,34bごとに当接突起34cの位置を栓刃5の挿入方向にずらしてあるから、栓刃5を挿抜する際に要する力は、一方の接触片34aおよびばね片35の間に栓刃5を挿抜する力と、他方の接触片34bおよびばね片35の間に栓刃5を挿抜する力とに分散されることになり、比較的小さい力で栓刃5を挿抜することができる。
また、小さいほうの接触片34bは、栓刃5を挿入する際には接触片34aおよびばね片35に栓刃5が当接した後で栓刃5に当接し、栓刃5を抜く際には接触片34aおよびばね片35から栓刃5が離れる前に栓刃5から離れることになる。すなわち、栓刃5を挿抜する際に、接触片34bと栓刃5とは接触片34aおよびばね片35に栓刃5が当接している状態で接離することになるから、接触片34bと栓刃5との間にアークが発生することはない。したがって、接触片34bはアークにより消耗することがなく、経時変化が少ない。さらに、接触片34bは、接触片34aに比べて小さいから塑性変形し難い。結果的に、比較的長寿命の刃受部材6を実現できる。また、小さい方の接触片34bは他方の接触片34aに比べて小さくアークに伴う電流を流す電路の断面積も小さいが、接触片34bと栓刃5との間にアークが発生することはないので、接触片34bにアークに伴う電流が流れることはなく、接触片34bにアークに伴う電流による温度上昇が生じることもない。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態4)
本実施形態の刃受部材6は、実施形態1の刃受部材6に対して、図10に示すように、連結片36に連結され、栓刃5が挿入された状態でばね片34,35の幅方向に栓刃5を挟持する一対のばね片40(第3のばね片)を付加したものである。すなわち、一対のばね片40は、栓刃5の挿入時には栓刃5の幅方向における両側方に位置することになる。
本実施形態では、一対のばね片40はそれぞれ各連結片36において栓刃5の挿入方向における栓刃5を導入する側の端部(つまり図10(d)の上端部)から両ばね片34,35の間に向かって突出しており、先端部が他のばね片34,35と連結片36との連結部位に向かって延長されている。つまり、一対のばね片40の幅寸法は両ばね片34,35の間の距離以下に設定される。本実施形態の構成によれば、栓刃5の挿入時に、栓刃5における幅方向の両側面と厚み方向の両面とに対して刃受部材6が接触することになり、一対のばね片40がない構成に比べて、刃受部材6において栓刃5に接触する部分が広くなるから、刃受部材6と栓刃5との接触抵抗を低減することができ、刃受部材6と栓刃5とが接触する部分の温度上昇を抑制することができる。
また、一対のばね片40においても、他のばね片34,35と同様に互いに近づく向きに凸となるように屈曲されており、互いに対向する方向において互いの中間位置に最も近づく部分が各ばね片40において栓刃5の挿入時に栓刃5が最初に当接する当接突起40cになる。ここにおいて、一対のばね片40は、栓刃5の挿入方向において差込口1〜3に対して他のばね片34,35よりも離れた位置に当接突起40cを有するように形成されている。
これにより、一対のばね片40は、栓刃5を挿入する際には他のばね片34,35に栓刃5が当接した後で栓刃5に当接し、栓刃5を抜く際には他のばね片34,35から栓刃5が離れる前に栓刃5から離れることになる。すなわち、栓刃5を挿抜する際に、一対のばね片40と栓刃5とは他のばね片34,35に栓刃5が当接している状態で接離することになるから、一対のばね片40と栓刃5との間にアークが発生することはない。したがって、一対のばね片40は、アークにより消耗することがなく経時変化が少ない。結果的に、比較的長寿命の刃受部材6を実現できる。また、一対のばね片40は他のばね片34,35に比べてアークに伴う電流を流す電路の断面積が小さいが、ばね片40と栓刃5との間にアークが発生することはないので、ばね片40にアークに伴う電流が流れることはなく、ばね片40にアークに伴う電流による温度上昇が生じることもない。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態5)
上述した各実施形態では、刃受部材6としてテーブルタップに組み込まれるものを例示したが、本実施形態では、埋込型のコンセントに用いる刃受部材6を例示する。本実施形態の特徴となる刃受部材6の構成および機能に関しては、実施形態1の刃受部材6と同様であるから説明を省略する。
本実施形態のコンセントは、図11に示すように、2個のプラグ(図示せず)を接続できるように一対の差込口41,42が2組開口した器体43と、器体43内に収納され差込口41,42から挿入されるプラグの栓刃5(図3参照)を受ける刃受部材6を3個ずつ有した一対の端子板44とを備える。以下では図11の上方を前方として説明する。
器体43は、前面開口のボディ45とボディ45の前面に覆着されるカバー46とで直方体状に形成され、カバー46の前面に2組の差込口41,42が各差込口41,42の長手方向に沿って並設される。ボディ45とカバー46とは金属性の取付枠47を用いて結合される。取付枠47の両側片47aにはそれぞれ後方に突出したコ字状の突出片47bが設けられており、ボディ45およびカバー46の両側面に突設された突部45a,46aが突出片47bの内側周縁に係止されることによって、ボディ45とカバー46とが結合される。取付枠47の長手方向に対向する取付片47cには、埋込ボックス等に取り付けるためのボックスねじ用の長孔47dと、壁を構成する石膏ボードなどに取り付けるためのはさみ金具(図示せず)が取着される取着孔47eと、前面にプレート枠(図示せず)等を取り付けるためのプレートねじ用のねじ孔47fと、壁材などに取付枠47を直接取り付ける際の取付ねじ等が挿通されるねじ挿通孔47gとが設けられている。
ボディ45は、内部空間が長手方向に沿った中心線上に形成された仕切リブ48によって幅方向に2分割されることにより、2室の端子板収納室49を形成している。各端子板収納室49にはそれぞれ端子板44と、端子板44と共に所謂速結端子を構成する鎖錠ばね50および解除釦51とが定位置に収納される。
各端子板44は、2個の刃受部材6の間に両刃受部材6の連結片36同士を連結する端子部52をそれぞれ有しており、端子部52がボディ45の背面に貫設された挿入孔(図示せず)に対応するようにボディ45に対して位置決めされる。ここで、器体43の背面から挿入孔を通して挿入される電線(図示せず)を端子部52に電気的に接続するとともに機械的に保持することができるように、鎖錠ばね50は挿入孔を通して挿入される電線を端子部52との間に挟持する位置に組み込まれる。本実施形態では、挿入孔が端子板44毎に2個ずつ形成され、鎖錠ばね50も端子板44毎に2個ずつ設けられる。ただし、解除釦51は器体43の幅方向に並ぶ一対の鎖錠ばね50に対して1個ずつ設けられる。
(実施形態6)
本実施形態では、各コンセント口毎に通電を入切する入切スイッチ付きのテーブルタップなどに用いられるスイッチブロックに設けた刃受部材6を例示する。本実施形態の特徴となる刃受部材6の構成および機能に関しては、実施形態1の刃受部材6と同様であるから説明を省略する。ただし、連結片36としては、実施形態1において図6に示したように、一対のばね片34,35の長手方向における差込口とは反対側の端部同士を、栓刃5の挿入方向に直交する面内で両ばね片34,35の対向方向に沿って連結する連結片36を採用している。
本実施形態のスイッチブロックは、一面(図の上面)に操作凹所53を凹設した直方体状のハウジング54内に接点(図示せず)を有し、ハウジング54の操作凹所53内に揺動可能に設けられたハンドル55の長手方向の各端部を押操作することにより接点が開閉する所謂シーソースイッチを構成する。刃受部材6は、ハウジング54内に収納されるのではなく、ハウジング54の1つの側面に直交する方向に挿入される栓刃5(図3参照)を受けるように各連結片36を当該側面に対向させる向きに当該側面に一対設けられる。すなわち、ハウジング54の側面にばね片34,35が立設される形になる。ここで、一対の刃受部材6は両ばね片34,35の対向方向に並んでいる。ハウジング54において刃受部材6と異なる面には、それぞれ電線(図示せず)が接続される給電用の一対の端子部(図示せず)が設けられており、一方の端子部は一方の刃受部材6に電気的に接続され、かつ他方の端子部は接点を介して他方の刃受部材6に電気的に接続される。
上述のように構成されたスイッチブロックは、たとえばテーブルタップなどの器体(図示せず)に収納され、刃受部材6が器体の差込口に対応するように器体内で位置固定される。ここにおいて、ハンドル55を操作可能とするために器体にはハンドル55を露出させる操作窓が開口する。この構成により、器体の差込口を通して電気機器のプラグの栓刃を刃受部材6に接続することができ、さらに、器体から露出したハンドル55を操作することにより電気機器への通電を入切することができる。
本発明の実施形態1の刃受部材を備えた端子板を示す斜視図である。 同上の刃受部材を用いたテーブルタップを示す分解斜視図である。 同上の端子板の上面図である。 同上の刃受部材の断面図である。 同上の刃受部材の他の例を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は上面図、(d)は(c)のA−A断面図である。 同上の刃受部材のさらに他の例を示す斜視図である。 同上の刃受部材のさらに他の例を示し、(a)は上面図、(b)は斜視図である。 本発明の実施形態2の刃受部材を備えた端子板を示す斜視図である。 本発明の実施形態3の刃受部材を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 本発明の実施形態4の刃受部材を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は上面図、(d)は側面図である。 本発明の実施形態5の刃受部材を用いたコンセントを示す分解斜視図である。 本発明の実施形態6の刃受部材を用いたスイッチブロックを示す斜視図である。 従来例を示す分解斜視図である。
符号の説明
1〜3 差込口
4 器体
5 栓刃
6 刃受部材
34 (第1の)ばね片
34a,34b 接触片
34c 当接突起
35 (第2の)ばね片
35c 当接突起
36 連結片
37 スリット溝
38 嵌合孔
39 嵌合突起
40 (第3の)ばね片
43 器体

Claims (6)

  1. 金属板からなる第1のばね片と、金属板からなり第1のばね片とは厚み方向に対向して配置される第2のばね片と、第1のばね片および第2のばね片を連結する連結片とを器体内の定位置に有し、器体において第1および第2のばね片の間に対応する部位に開口した差込口から挿入される栓刃を第1のばね片と第2のばね片との間に挟持することにより栓刃に電気的に接続される刃受部材を備え、第1のばね片は、栓刃が挿入される方向において差込口側の端部から栓刃が挿入される方向に沿って切り込まれたスリット溝により分割され、第2のばね片との間に栓刃をそれぞれ個別に挟持する一対の接触片を備えることを特徴とする差込接続器。
  2. 前記第1ばね片と前記第2のばね片とは、それぞれ前記差込口から挿入される前記栓刃に当接するように、他方との距離を縮める向きに突出した当接突起を備えており、第1のばね片は、栓刃が挿入される方向において差込口に対して第2のばね片よりも離れた位置に当接突起を備えることを特徴とする請求項1記載の差込接続器。
  3. 前記第2のばね片は、前記栓刃が挿入された状態で栓刃に設けられた嵌合孔に対応する位置に、前記第1のばね片との距離を縮める向きに突出し嵌合孔に嵌合する嵌合突起を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の差込接続器。
  4. 前記一対の接触片は、前記スリット溝を挟んで分離され、前記連結片に対してそれぞれ個別に連結されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の差込接続器。
  5. 前記一対の接触片は、一方の接触片が他方の接触片に比べて前記第2のばね片との対向面積が小さくなるように形成されるとともに、前記差込口から挿入される前記栓刃に当接するように、第2のばね片との距離を縮める向きに突出した当接突起をそれぞれ有しており、前記一方の接触片は、栓刃が挿入される方向において差込口に対して前記他方の接触片よりも離れた位置に当接突起を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の差込接続器。
  6. 前記刃受部材は、前記連結片に連結され、前記栓刃が前記差込口から挿入された状態で、前記第1および第2のばね片の板面に沿う面内において栓刃が挿入される方向に直交する方向に栓刃を挟持する一対の第3のばね片を有することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の差込接続器。
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