JP2006302745A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

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Yoichi Okumura
陽一 奥村
Masaki Yoshinari
正樹 吉成
Susumu Ishibashi
将 石橋
Yoichi Shintani
庸一 新谷
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Abstract


【課題】 一方の基板側に行電極対と列電極の双方が配置されたPDPにおいて、サステイン放電電圧の上昇を抑制するとともに、発光効率の向上を図る。
【解決手段】 前面ガラス基板側に行電極対(X1,Y1)と列電極D1が形成され、前面ガラス基板10の内面側に、横断面形状が台形の行方向に延びる第1誘電体層11が列方向に等間隔に並設され、行電極X1,Y1のバス電極X1a,Y1aが第1誘電体層11の頂面11a上に配置され、透明電極X1b,Y1bが側面11b上に配置されて、第2誘電体層12によって被覆されている。
【選択図】 図4

Description

この発明は、プラズマディスプレイパネルのパネル構造に関する。
一般に、前面ガラス基板側に行電極対が形成され背面ガラス基板側に列電極が形成された従来の三電極型プラズマディスプレイパネル(以下、PDPという)は、前面ガラス基板と背面ガラス基板の間において行電極対と列電極の位置関係に高い精度が要求される等の理由によって製造コストが高くなり、さらに、行電極と列電極の間の放電ギャップが大きくなってこの間で発生されるアドレス放電の放電開始電圧が大きくなってしまうという問題を有している。
このため、近年、製造コストの低廉化を図るとともにアドレス放電開始電圧を低下させるために、行電極対と列電極の双方を一方のガラス基板側に形成する構成のPDPが提案されている。
この従来のPDPは、図1および2において、表示面である前面ガラス基板1の背面に、それぞれ透明電極Xa,Yaとバス電極Xb,Ybとを有する行電極XとYが対になった複数の行電極対(X,Y)が、前面ガラス基板1の行方向(図1の左右方向)に延び列方向(図1の上下方向)に並設された状態で形成されている。
この前面ガラス基板1の背面には、さらに、第1誘電体層2が形成されて、行電極対(X,Y)が被覆されている。
この第1誘電体層2の背面には、列電極本体部Daと列電極放電部Dbによって構成される列電極Dが、前面ガラス基板1の列方向に延び行方向に並設された状態で形成されていて、列電極放電部Dbの先端部がそれぞれ行電極対(X,Y)の各透明電極XaとYaの間に形成されている放電ギャップgの中間位置に対向する位置に位置されている。
そして、第1誘電体層2の背面に第2誘電体層3が形成されて、この第2誘電体層3によって列電極Dが被覆されている。
第2誘電体層3の背面の互いに隣接する行電極対(X,Y)の背中合わせに位置するバス電極XbとYbに対向する位置に、第2誘電体層3の背面側に突出する嵩上げ誘電体層4が行方向に延びるように形成されている。
前面ガラス基板1と放電空間を介して対向する背面ガラス基板5の表示側の面上には、放電空間を放電セルC毎に区画する隔壁6が形成され、さらに、この隔壁6の内側に放電セルC毎に赤,緑,青に色分けされた蛍光体層7が形成されている(例えば、特許文献1参照)。
上記のような行電極対と列電極の双方が前面ガラス基板側に形成されたPDPは、製造コストの低廉化が図られるとともにアドレス放電の放電開始電圧を下げることが可能になるが、以下のような新たな問題が発生する。
すなわち、上記の従来のPDPは、行電極対(X,Y)を被覆する誘電体層が第1誘電体層2と第2誘電体層3の二層構造になるため、この行電極対(X,Y)と放電セルC内の放電空間との間に介在される誘電体層の膜厚が厚くなって、行電極X,Yの透明電極XaとYa間で発生されるサステイン放電の放電開始電圧が上昇してしまうという問題が発生する。
特開平10−321145号公報
この発明は、上記のような従来の一方の基板側に行電極対と列電極の双方が配置されたPDPにおいて発生する問題点を解決することをその技術的課題の一つとしている。
この発明(請求項1に記載の発明)によるPDPは、上記目的を達成するために、放電空間を介して互いに対向する一対の基板と、この一対の基板のうちの一方の基板側に配置されて行方向に延びるとともに列方向に並設された複数の行電極対および列方向に延びるとともに行方向に並設された複数の列電極を備え、行電極対と列電極によってそれぞれ放電が行われる複数の単位発光領域が放電空間内にマトリクス状に形成されたプラズマディスプレイパネルにおいて、前記行電極対を構成する各行電極が、行方向に延びる行電極本体部と、この行電極本体部から対になっている相手の行電極側に単位発光領域ごとに列方向に突出して互いに放電ギャップを介して対向される複数の行電極放電部とを有し、前記一方の基板の内面側に、一方の基板と平行に行方向に延びる頂面部、および、この頂面部の両側縁からそれぞれ一方の基板に接近する向きに延びて互いの間の間隔が拡がるように傾斜した側面部とを有する帯状の第1誘電体層が、行方向に延びるとともに列方向に所要の間隔を開けて並設され、前記行電極対を構成する各行電極の行電極本体部が第1誘電体層の頂面部上に配置され、行電極放電部が第1誘電体層の側面部上にこの側面部に沿って延びるように配置され、前記一方の基板の内面側に第2誘電体層が形成されて、第1誘電体層と行電極対,隣接する第1誘電体層の間の部分の一方の基板の内面側がそれぞれ被覆され、前記第2誘電体層の隣接する第1誘電体層の間の部分に放電空間側に開口された凹部が形成されて、この凹部を介して、各行電極対において行電極の放電ギャップを介して対になっている行電極放電部同士が互いに向かい合っていることを特徴としている。
この発明によるPDPは、前面ガラス基板側に行電極対と列電極の双方が配置されるPDPにおいて、各行電極が、行方向に延びるバス電極とこのバス電極から放電セルごとに列方向に突出して放電を発生させる透明電極とによって構成され、列電極が、列方向に延びる列電極本体部とこの列電極本体部から放電セルごとに行電極の透明電極に近接する位置に向かって延びる列電極放電部とによって構成され、前面ガラス基板の内面側に、横断面が台形形状になるように成形された帯上の第1誘電体層が行方向に延びるとともに列方向に一定の間隔を開けて複数形成され、各行電極のバス電極が、第1誘電体層の前面ガラス基板と平行な頂面上に配置され、透明電極が第1誘電体層の傾斜した側面上に配置され、第1誘電体層および行電極対,隣接する第1誘電体層の間の部分の前面ガラス基板の内面が第2誘電体層によって被覆され、隣接する第1誘電体層の間の部分の第2誘電体層に放電空間側に開口された凹部が形成されて、この凹部を介して、行電極の放電ギャップを介して対になっている透明電極同士が互いに向かい合っているPDPをその最良の実施形態としている。
上記実施形態のPDPは、行電極対を被覆する誘電体層が第2誘電体層のみなので、従来の構成のPDPに比べて、放電を発生させる行電極の透明電極と放電セル内の放電空間との間に介在される誘電体層の膜厚が薄くなるので、サステイン放電の放電電圧の上昇を抑制することが出来る。
さらに、行電極対を構成する行電極の互いに対になっている透明電極が、それぞれ、互いに隣接する第1誘電体層の傾斜した側面上に向かい合うように形成されていることによって、従来の構成のPDPに対して、この透明電極間において発生されるサステイン放電が対向放電に近い放電になり、サステイン・パルスが印加された際に、対になった透明電極間に電界が形成され易くなるので、サステイン・パルスの電圧を低く抑えながら電極間距離を広げることが可能になり、PDPの発光効率を向上させることが出来るようになる。
図3および4は、この発明によるPDPの実施形態における第1の実施例を示しており、図3はこの第1実施例におけるPDPを模式的に示す正面図、図4は図3のV1−V1線における断面図である。
この図3および4において、表示面である前面ガラス基板10の背面(内面)上に、列方向に延びる列電極D1が、行方向に等間隔に並設されている。
各列電極D1は、列方向に延びる帯状の列電極本体部D1aと、この列電極本体部D1aに一体的に形成されて列電極本体部D1aの後述するような所要の等間隔位置からそれぞれ行方向の一方の側(図示の例では図3において右側)に突出する複数の列電極放電部D1bとによって構成されている。
さらに、前面ガラス基板10の背面上には、列電極本体部D1aに沿って等間隔に配置されて互いに隣接する列電極放電部D1bの間の中間位置において、それぞれ行方向に帯状に延びる複数の第1誘電体層11が、列方向に並設された状態で形成されている。
そして、互いに隣接する第1誘電体層11の縁部が、所要の間隔を開けて平行に対向されており、この互いに隣接する第1誘電体層11の中央位置に、列電極D1の列電極放電部D1bが、両側に位置する第1誘電体層11の縁部と平行に延びるように位置されている。
この各第1誘電体層11は、頂面11aが前面ガラス基板10と平行な平面状に形成され、この頂面11aの両側の側面11bが、頂面11aの両縁部から前面ガラス基板10側にゆくにしたがって互いに拡開されてゆくように傾斜した斜面状に形成されていて、図4から分かるように、台形の横断面形状を有している。
この第1誘電体層11上に、それぞれ、以下のような態様で、対になった行電極X1とY1によって構成される行方向に延びる行電極対(X1,Y1)が、列方向に並設された状態で形成されている。
すなわち、行電極X1は、行方向に帯状に延びる金属膜からなるバス電極X1aと、このバス電極X1aの等間隔位置に接続されてバス電極X1aから側方(列方向)に向けて突出するITO等の透明導電膜からなる複数の透明電極X1bとによって構成されている。
行電極Y1も同様に、行方向に帯状に延びる金属膜からなるバス電極Y1aと、このバス電極Y1aの等間隔位置に接続されてバス電極Y1aから側方(列方向)に向けて突出するITO等の透明導電膜からなる複数の透明電極Y1bとによって構成されている。
そして、隣接する行電極対(X1,Y1)の背中合わせに位置する行電極X1とY1のバス電極X1aとY1aが、第1誘電体層11の頂面11a上に、互いに所要の間隔を開けて平行に延びるように配置されている。
この行電極X1,Y1の透明電極X1b,Y1bは、それぞれバス電極X1a,Y1aから互いに背中合わせに位置している他方の行電極と反対側向きに突出し、第1誘電体層11の傾斜した側面11bに沿って延びて、この側面11b上において先端部がバス電極X1a,Y1aよりも前面ガラス基板10に近接する位置に位置された状態で配置されている。
各行電極対(X1,Y1)は、対になっている行電極X1とY1のバス電極X1a,Y1aに沿って等間隔に並設されて隣接する第1誘電体層11の互いに向かい合う側面11b上に位置されている複数の透明電極X1bとY1bが、それぞれ対向されて対になっており、この各対の透明電極X1bとY1bの先端部の間に所要の間隔の放電ギャップg1が形成されている。
そして、列電極D1の列電極放電部D1bは、各対の透明電極X1b,Y1b間の放電ギャップg1の中央位置に対向されている。
各第1誘電体層11上および前面ガラス基板10の隣接する第1誘電体層11の間に位置する部分の背面上に、第2誘電体層12が、膜厚が全面に亘ってほぼ同じになるように形成されていて、この第2誘電体層12によって、行電極対(X1,Y1)と列電極D1が被覆されている。
すなわち、第2誘電体層12の互いに隣接する第1誘電体層11の間に位置する部分に前面ガラス基板10の背面方向に開口された凹部が形成されて、この凹部を介して、各行電極対(X1,Y1)の行電極X1とY1の対になっている透明電極X1bとY1b同士が、互いに向かい合うように位置されている。
この第2誘電体層12の背面上には、MgOからなる図示しない保護層が形成されて、この保護層によって第2誘電体層12が被覆されている。
一方、前面ガラス基板10と放電空間を介して対向する背面ガラス基板13には、前面ガラス基板10に対向する側の面(内面)上に、白色の誘電体層14が形成され、この白色誘電体層14上に隔壁15が形成されている。
この隔壁15は、第1誘電体層11の頂面11aに対向する位置において行方向に帯状に延びる横壁15Aと、列電極D1の列電極本体部D1aに対向する位置において列方向に帯状に延びる図示しない縦壁とによって略格子形状に成形されており、この隔壁15によって、前面ガラス基板10と背面ガラス基板13の間の放電空間が、各行電極対(X1,Y1)において対になった透明電極X1bとY1bに対向する部分毎に区画されて、それぞれ方形の放電セルC1が形成されている。
放電セルC1に面する隔壁15の横壁15Aと縦壁の側面および白色誘電体層14の表面上には、これらの五つの面を全て覆うように蛍光体層16が形成されており、この蛍光体層16の色は、各放電セルC1毎に赤,緑,青の三原色が行方向に順に並ぶように配列されている。
そして、前面ガラス基板10と背面ガラス基板13の間の放電空間内には、キセノン・ガスを含む放電ガスが封入されている。
このPDPにおける画像形成は、以下のようにして行われる。
すなわち、一斉リセット期間の後のアドレス期間において、行電極Y1に走査パルスが印加されるとともに、列電極D1に映像信号の表示データに対応したデータ・パルスが印加されて、選択的に、この列電極D1の列電極放電部D1bと走査パルスが印加された行電極Y1の透明電極Y1bとの間でアドレス放電が発生され、これによって、パネル面に、第1誘電体層11および第2誘電体層12に壁電荷が形成された放電セル(発光セル)C1と、壁電荷が形成されていない放電セル(非発光セル)C1とが分布される。
そして、次のサステイン期間において、行電極X1とY1にサステイン・パルスが印加され、第1誘電体層11および第2誘電体層12に壁電荷が形成されている発光セルC1内において、行電極X1とY1の放電ギャップg1を介して互いに対向する透明電極X1bとY1bの間でサステイン放電が発生され、放電空間内に封入されている放電ガス中のキセノン・ガスから真空紫外線が放射されて、それぞれ赤,緑,青に色分けされている蛍光体層16がこの真空紫外線によって励起されて発光することにより、マトリクス表示による画像の形成が行われる。
上記構成のPDPは、行電極対(X1,Y1)を被覆する誘電体層が第2誘電体層12のみなので、従来の構成のPDPに比べて、放電を発生させる行電極X1,Y1の透明電極X1b,Y1bと放電セルC1内の放電空間との間に介在される誘電体層の膜厚が薄くなるので、サステイン放電の放電電圧の上昇を抑制することが出来る。
さらに、行電極対(X1,Y1)の対になっている透明電極X1bとY1bが、それぞれ、隣接する第1誘電体層11の向かい合った側面11b上に形成されていることにより、従来の構成のPDPに対して、この透明電極X1bとY1b間で発生されるサステイン放電が対向放電に近い放電になって、サステイン・パルスが印加された際に行電極X1とY1間に電界が形成され易くなるので、サステイン・パルスの電圧を低く抑えながら電極間距離を広げることが可能になって、PDPの発光効率を向上させることが出来るようになる。
さらに、行電極Y1の透明電極Y1bが第1誘電体層11の傾斜した側面11b上に形成されていることによって、列電極D1の列電極放電部D1bとの間に放電空間が形成されて従来のPDPよりも電界が形成され易くなるので、アドレス放電の放電電圧を低下させることが出来るようになる。
なお、上記の実施例において、透明電極の形状は、図3のような同一幅の帯状の形状に限らず、例えば図1に示されているような略T字形状に成形するようにしても良い。
さらに、上記において、透明電極X1b,Y1bを、銀などの金属によってバス電極X1a,Y1aと一体成形された金属電極としても良い。
図5および6は、この発明によるPDPの実施形態における第2の実施例を示しており、図5はこの第2実施例におけるPDPを模式的に示す正面図、図6は図5のV2−V2線における断面図である。
この第2実施例のPDPは、前述した第1実施例の行電極の透明電極の先端部が第1誘電体層の傾斜した側面上に位置されているのに対し、行電極X2,Y2の透明電極X2b,Y2bが、それぞれ以下のような態様で形成されている。
すなわち、各行電極対(X2,Y2)を構成する行電極X2,Y2は、それぞれの透明電極X2b,Y2bが、第1誘電体層11の頂面11a上に互いに背中合わせに配置されているバス電極X2a,Y2aから列方向に突出して、第1誘電体層11の傾斜した側面11b上に配置されている。
そして、この透明電極X2b,Y2bは、その先端部X2b1,Y2b1が、第1誘電体層11の側面11b上から、さらに、隣接する第1誘電体層11の間の部分の前面ガラス基板10上まで延びるように形成されていて、前面ガラス基板10上の同一平面内において、各対毎に、列電極D1の列電極放電部D1bを挟んで、所要の間隔の放電ギャップg2を介して互いに対向されている。
他の部分の構成は、第1実施例のPDPとほぼ同様であり、第1実施例と同一の構成部分については、図5および6において図3および4と同一の符号が付されている。
上記PDPも、第1実施例の場合と同様に、透明電極X2bとY2bの間において発生されるサステイン放電の放電電圧の上昇を抑制することが出来るとともに、このサステイン放電が対向放電に近い状態で発生されることによって、PDPの発光効率が向上されるようになる。
なお、上記において、透明電極X2b,Y2bを、銀などの金属によってバス電極X2a,Y2aと一体成形された金属電極としても良い。
図7および8は、この発明によるPDPの実施形態における第3の実施例を示しており、図7はこの第3実施例におけるPDPを模式的に示す正面図、図8は図7のW−W線における断面図である。
この第3実施例のPDPは、前述した第1実施例の第1誘電体層が行方向にのみ帯状に形成されていたのに対し、第1誘電体層21が、それぞれ以下のような態様で形成されている。
すなわち、前面ガラス基板10の背面上に形成された第1誘電体層21は、第1実施例の第1誘電体層11と同様に横断面が台形形状となるように成形されて行方向に延びるとともに列方向に並設された横層21Aと、列電極D1の列電極本体部D1a上に形成されて列方向に延びるとともに行方向に並設された縦層21Bとによって、略格子状に成形されている。
なお、この実施例においては、第1誘電体層21の縦層21Bも、横層21Aと同様に、横断面が台形形状となるように成形されている。
そして、行電極対(X1,Y1)を構成する行電極X1とY1が、第1実施例の場合と同様の態様によって第1誘電体層21上に形成されており、列電極D1の列電極本体部D1aが、第1誘電体層21の縦層21Bによって被覆されている。
この第1誘電体層21上には第2誘電体層22が形成されていて、この第2誘電体層22によって、第1誘電体層21と行電極対(X1,Y1)および列電極放電部D1bが被覆されている。
他の部分の構成は、第1実施例のPDPとほぼ同様であり、同一の構成部分については、図7および8において図3および4と同一の符号が付されている。
上記PDPも、第1実施例の場合と同様に、サステイン放電電圧の上昇の抑制とPDPの発光効率の向上を図ることが出来るようになるとともに、第1誘電体層21が略格子状に形成されていることによって、背面ガラス基板側に形成された略格子状の隔壁(第1実施例参照)とともに、放電空間を放電セル毎に区画することが出来るようになる。
なお、上記において、透明電極X1b,Y1bを、銀などの金属によってバス電極X1a,Y1aと一体成形された金属電極としても良い。
PDPの従来例を示す正面図である。 図1のV−V線における断面図である。 この発明によるPDPの実施形態における第1実施例を示す正面図である。 図3のV1−V1線における断面図である。 この発明によるPDPの実施形態における第2実施例を示す断面図である。 図5のV2−V2線における断面図である。 この発明によるPDPの実施形態における第3実施例を示す断面図である。 図6のW−W線における断面図である。
符号の説明
10 …前面ガラス基板(一方の基板)
11 …第1誘電体層
11a …頂面(頂面部)
11b …側面(側面部)
12,22 …第2誘電体層
13 …背面ガラス基板
14 …白色誘電体層
15 …隔壁
15A …縦壁
15B …横壁
16 …蛍光体層
22A …横層
22B …縦層
C1 …放電セル(単位発光領域)
D1 …列電極
D1a …列電極本体部
D1b …列電極放電部
X1,Y1,X2,Y2 …行電極
X1a,Y1a,X2a,Y2a …バス電極(行電極本体部)
X1b,Y1b,X2b,Y2b …透明電極(行電極放電部)
X2b1,Y2b1 …先端部
g1,g2 …放電ギャップ

Claims (7)

  1. 放電空間を介して互いに対向する一対の基板と、この一対の基板のうちの一方の基板側に配置されて行方向に延びるとともに列方向に並設された複数の行電極対および列方向に延びるとともに行方向に並設された複数の列電極を備え、行電極対と列電極によってそれぞれ放電が行われる複数の単位発光領域が放電空間内にマトリクス状に形成されたプラズマディスプレイパネルにおいて、
    前記行電極対を構成する各行電極が、行方向に延びる行電極本体部と、この行電極本体部から対になっている相手の行電極側に単位発光領域ごとに列方向に突出して互いに放電ギャップを介して対向される複数の行電極放電部とを有し、
    前記一方の基板の内面側に、一方の基板と平行に行方向に延びる頂面部、および、この頂面部の両側縁からそれぞれ一方の基板に接近する向きに延びて互いの間の間隔が拡がるように傾斜した側面部とを有する帯状の第1誘電体層が、行方向に延びるとともに列方向に所要の間隔を開けて並設され、
    前記行電極対を構成する各行電極の行電極本体部が第1誘電体層の頂面部上に配置され、行電極放電部が第1誘電体層の側面部上にこの側面部に沿って延びるように配置され、
    前記一方の基板の内面側に第2誘電体層が形成されて、第1誘電体層と行電極対,隣接する第1誘電体層の間の部分の一方の基板の内面側がそれぞれ被覆され、
    前記第2誘電体層の隣接する第1誘電体層の間の部分に放電空間側に開口された凹部が形成されて、この凹部を介して、各行電極対において行電極の放電ギャップを介して対になっている行電極放電部同士が互いに向かい合っている、
    ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  2. 前記第1誘電体層が列電極上に形成されている請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  3. 前記列電極が、各行電極の行電極本体部に沿って配列された行電極放電部の互いに隣接する行電極放電部間の位置に対向する位置において行方向に延びる列電極本体部を有している請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  4. 前記列電極が、列電極本体部から単位発光領域毎に行方向に延びて行電極の行電極放電部間の放電ギャップに対向する位置に位置される複数の列電極放電部をさらに有している請求項3に記載のプラズマディスプレイパネル。
  5. 前記行電極の行電極放電部が、第1誘電体層の側面部上から隣接する第1誘電体層との間の部分の一方の基板上まで延びて、先端部が、一方の基板の厚さ方向において列電極突出部と同一平面内に位置されている請求項4に記載のプラズマディスプレイパネル。
  6. 前記第1誘電体層が、列電極本体部に沿って延びてこの列電極本体部を被覆する縦層部分を有している請求項3に記載のプラズマディスプレイパネル。
  7. 前記一方の基板が、パネル面を構成する前面基板である請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
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