JP2006302602A - 固体酸化物形燃料電池及び固体酸化物形燃料電池の製造方法 - Google Patents

固体酸化物形燃料電池及び固体酸化物形燃料電池の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高導電性酸化物の空気極と電解質との界面、2層電解質の界面における不純物の生成を抑制する。
【解決手段】電解質膜4と、電解質膜4の一方の面に接続した空気極5と、電解質膜4の他方の面に接続した燃料極3とを具備する固体電解質型燃料電池を用いる。電解質膜4は、ZrO系酸化物を有する第1電解質膜4−1と、第1電解質膜4−1上に設けられ、CeO系酸化物を有する第2電解質膜4−2とを備える。空気極5は、第2電解質膜4−2上に設けられ、第1導電性酸化物を有する第1空気極と、第1空気極上に設けられ、第2導電性酸化物を有する第2空気極とを備える。第2導電性酸化物のCa濃度は第1導電性酸化物のCa濃度よりも高い。
【選択図】図5

Description

本発明は固体酸化物形燃料電池及び固体酸化物形燃料電池の製造方法に関し、特に、空気極を改善した固体酸化物形燃料電池及及び固体酸化物形燃料電池の製造方法に関する。
水素と酸素とが電気化学的反応をすることによって発電する燃料電池が知られている。燃料電池の一つとして、作動温度が700〜1000℃の固体酸化物形燃料電池が知られている。
公知の固体酸化物形燃料電池のセルは、燃料極、電解質膜及び空気極を備える。空気極用の材料としては、ドーパント(例示:Sr、Ca)をドープしたLaCoO系酸化物が知られている。電解質膜用の材料としては、ドーパント(例示:Y)をドープしたZrO系酸化物が知られている。
図1は、電解質膜上で空気極を焼結させたときに生成する反応物を示す断面図である。電解質膜104aとしてYSZ、空気極105aとしてLaSrCoOを用いている。左図の状態から焼結すると、右図のように両者の界面に反応物105a’として絶縁性のLaZrやSrZrOと思われる異相が生成する。図2は、電解質膜上で空気極を焼結させたときに生成する反応物を示す断面図である。電解質膜104bとしてYSZ、空気極105bとしてCaをドープしたLaCoOを用いている。左図の状態から焼結すると、右図のように両者の界面に反応物105b’である絶縁性のLaZrやCaZrOが生成する。従って、いずれの場合にも、図面の上下方向(電解質膜104から空気極105の方向)の導電性が著しく阻害される。空気極と電解質膜との界面の反応を抑制し、導電性を改善することが可能な技術が求められる。
関連する技術として、特開平11−111323号公報に高温燃料電池のための電気化学的に活性なエレメントが開示されている。このエレメントは、層状をなし、かつ陽極層と、陰極層と、前記陽極層及び陰極層の間に配置された電解質層とを有する高温燃料電池のための電気化学的に活性なエレメントである。前記電解質はイットリウムYによって安定化された酸化ジルコニウムZrOのセラミック材料であり、かつ酸化アルミニウムAlを更に含み得る。前記陽極はパウダ混合物を電解質層上へ焼結することによって形成されている。前記陽極パウダ混合物は酸化物NiO及びCeOを含み、かつAタイプの酸化物を含み得る。前記AのAは例えばSm、Y、Gd及びPrのうちの少なくともいずれか1つであることを含む。前記陽極パウダ混合物の焼結温度を低下させるべく、0.5〜5モル%のCoO、FeO及びMnOのうちの少なくともいずれか1つを前記陽極パウダ混合物へ加えている。
前記陰極はパウダ混合物を焼結することによって形成されていても良い。そのとき、前記陰極パウダ混合物は(Ln1−W)(G1−Z)Oで表される組成を有する。前記Lnはランタニドであり、例えばY、LaまたはPrである。このうちPrが好ましい。前記Eはアルカリ土類金属であり、例えばMg、CaまたはSrである。このうちSrが好ましい。前記Gは遷移金属であり、例えばCr、Mn、Fe、CoまたはNiである。このうちMnが好ましい。前記Jは前記Gとは異なる第2の遷移金属である。好ましくはCoである。前記Wは0.1より大きく、かつ0.5より小さい。好ましくは0.4である。前記Zは0.01より大きく、かつ0.5より小さい。好ましくは0.02である。
上記の特許文献1に例示されるように、LaCoO系の空気極材料をZrO系電解質上に成膜する場合、両者の反応を抑制するために、両者とも反応しないCeO2系材料を中間層として導入した構成になっている。
しかし、本発明の発明者らは、今回新たに以下の知見を見いだした。すなわち、中間層にCeOを導入したとしても、空気極を成膜する際の熱処理によって、LaCoO系空気極に含まれるCaやSrがCeO層内を拡散する。そのため、CeO/YSZ界面でCa−Sr−Zr−O系の不純物層が生成する。この不純物層は、酸化物イオン導電性を阻害している。酸化物イオン導電性を阻害する不純物の生成を抑制する技術が望まれる。
特開平11−111323号
本発明の目的は、高導電性酸化物の空気極と電解質との界面における抵抗を低減することが可能な固体電解質型燃料電池及び固体酸化物形燃料電池の製造方法を提供することである。
本発明の他の目的は、高導電性酸化物の空気極とCeO系酸化物の電解質との界面における不純物の生成を抑制することが可能な固体酸化物形燃料電池及び固体酸化物形燃料電池の製造方法を提供することである。
本発明の更に他の目的は、高導電性LaCoO系酸化物の空気極とCeO系酸化物の電解質との界面における不純物の生成を抑制することが可能な固体酸化物形燃料電池及び固体酸化物形燃料電池の製造方法を提供することである。
本発明の別の目的は、高導電性LaCoO系酸化物の空気極を用いた場合におけるCeO系酸化物の電解質とZrO系酸化物の電解質との界面における不純物の生成を抑制することが可能な固体酸化物形燃料電池及び固体酸化物形燃料電池の製造方法を提供することである。
以下に、発明を実施するための最良の形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解
決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実
施するための最良の形態との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたもので
ある。ただし、それらの番号・符号を、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範
囲の解釈に用いてはならない。
上記課題を解決するために、本発明の固体酸化物形燃料電池は、電解質膜(4)と、電解質膜(4)の一方の面に接続した空気極(5)と、電解質膜(4)の他方の面に接続した燃料極(3)とを具備する。電解質膜(4)は、ZrO系酸化物を有する第1電解質膜(4−1)と、第1電解質膜(4−1)上に設けられ、CeO系酸化物を有する第2電解質膜(4−2)とを備える。空気極(5)は、第2電解質膜(4−2)上に設けられ、第1導電性酸化物を有する第1空気極(5−1)と、第1空気極(5−1)上に設けられ、第2導電性酸化物を有する第2空気極(5−2)とを備える。第2導電性酸化物のCa濃度は第1導電性酸化物のCa濃度よりも高い。
本発明により、第1導電性酸化物のCa濃度は第2導電性酸化物のCa濃度よりも低いので、Caの第2電解質膜への到達を遅らせる、又は到達させないようにすることができる。これにより、第1空気極と第2電解質膜との界面、第2電解質膜と第1電解質膜との界面におけるCaを含む不純物の生成を抑制、又は防止できる。更に、第2空気極にCa濃度の高い第2導電性酸化物を用いるので、空気極での抵抗の増加を防止できる。
上記の固体酸化物形燃料電池において、第1導電性酸化物のCa濃度は、概ね0%である。
本発明により、より確実にCaの第2電解質膜への到達を遅らせる、又は到達させないようにすることができる。そして、より確実に、第1空気極と第2電解質膜との界面、第2電解質膜と第1電解質膜との界面におけるCaを含む不純物の生成を抑制、又は防止できる。
上記の固体酸化物形燃料電池において、第1導電性酸化物のCa濃度は、第2電解質膜(4−2)側から第2空気極(5−2)へ向って単調に増加する。
本発明により、この場合にも、Caの第2電解質膜への到達を遅らせる、又は到達させないようにすることができる。そして、第1空気極と第2電解質膜との界面、第2電解質膜と第1電解質膜との界面におけるCaを含む不純物の生成を抑制、又は防止できる。
上記の固体酸化物形燃料電池において、第1導電性酸化物は、LaCoO系酸化物及びLaMnO系酸化物のいずれかを含む。
本発明により、Caの拡散を抑制又は防止することができる。
上記の固体酸化物形燃料電池において、第2導電性酸化物は、LaCoO系酸化物及びLaMnO系酸化物のいずれかを含む。
本発明により、空気極は高い導電性を維持できる。
上記の固体酸化物形燃料電池において、CeO系酸化物のドーパントは、La及びSmの少なくとも一方を含む。
本発明により、CeO系酸化物の不純物の生成を防止することができる。
上記課題を解決するために、本発明の固体酸化物形燃料電池の製造方法は、(a)基体管上に、燃料極(3)用の燃料極材料の第1膜を形成する工程と、(b)第1膜上に、第1電解質膜(4−1)用の第1電解質膜材料の第2膜、及び、第2電解質膜(4−2)用の第2電解質膜材料の第3膜をこの順に形成する工程と、(c)第1膜、第2膜、及び第3膜を焼成する工程と、(d)焼成された第3膜上に、第1空気極(5−1)用の第1空気極材料の第4膜、及び、第2空気極(5−2)用の第2空気極材料の第5膜をこの順に形成する工程と、(e)第4膜及び第5膜を焼成する工程とを具備する。
第1電解質膜材料は、ZrO系酸化物を有する。第2電解質膜材料は、CeO系酸化物を有する。第1空気極材料は、第1導電性酸化物を有する。第2空気極材料は、第2導電性酸化物を有する。第2導電性酸化物のCa濃度は第1導電性酸化物のCa濃度よりも高い。
上記の固体酸化物形燃料電池の製造方法において、第1導電性酸化物のCa濃度は、概ね0%である。
上記の固体酸化物形燃料電池の製造方法において、第1導電性酸化物のCa濃度は、第2電解質膜(4−2)側から第2空気極(5−2)へ向って単調に増加する。
上記の固体酸化物形燃料電池の製造方法において、第1導電性酸化物は、LaCoO系酸化物及びLaMnO系酸化物のいずれかを含む。
上記の固体酸化物形燃料電池の製造方法において、第2導電性酸化物は、LaCoO系酸化物及びLaMnO系酸化物のいずれかを含む。
上記の固体酸化物形燃料電池の製造方法において、CeO系酸化物のドーパントは、La及びSmの少なくとも一方を含む。
本発明の固体酸化物形燃料電池では、高導電性酸化物の空気極と電解質との界面、2層電解質の界面における不純物の生成を抑制できる。
以下、本発明の固体酸化物形燃料電池及び固体酸化物形燃料電池の製造方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図4は、本発明の固体酸化物形燃料電池の実施の形態の断面図である。固体酸化物形燃料電池10は、基体管1と、基体管1の外表面に設けられた複数のセル6と、隣接するセル6を電気的に直列に接続するインターコネクタ7とを備えている。それぞれのセル6は、燃料極3、電解質膜4及び空気極5を備える。燃料極3、電解質膜4及び空気極5は、基体管1の表面にこの順に積層されている。インターコネクタ7は、一つのセル6の空気極5と他のセル6の燃料極3とを電気的に接続する。
インターコネクタ7の主成分は、チタン酸化物に例示される。インターコネクタ7の厚
みは、必要な電気抵抗の大きさに基づいて設定される。ガスタイト性の面から20μm以上
が好ましい。他の層との形状的な関係から、100μm以下が好ましい。
図5は、図4における領域20を拡大した断面図である。この図は、セル6及び基体管1の断面を示している。
基体管1は、円筒状である。基体管1の主成分は、ZrO―CaO(CSZ)のようなジルコニア(ZrO)系複合酸化物に例示される。厚みは、必要な強度に応じて設定
される。本実施の形態では、3mmである。基体管1は、多孔質である。
燃料極3の主成分は、NiO−CSZのような酸化ニッケルと他の金属酸化物の混合物に例示される。燃料極3の厚みは、必要な電気抵抗の大きさに基づいて設定される。電気抵抗の面から100μm以上が好ましく、500μm以上がより好ましい。一方、ガス拡散抵抗の面から1.0mm以下が好ましい。燃料極3は多孔質である。
電解質膜4は、第1電解質膜4−1及び第2電解質膜4−2を含む。第1電解質膜4−1は、ZrO―Y(YSZ)のようなZrO系酸化物に例示される。例えば、8〜10mol%YドープYSZである。電解質膜の厚みは、薄ければ薄いほどよいが、製造上ピンホールや割れ目が出来難い10μm以上が好ましい。一方、電気抵抗の面から0.2mm以下が好ましい。より好ましくは0.1mm以下である。電解質膜4は、緻密膜であり、気体のガスが透過しない。
第2電解質膜4−2は、第1電解質膜4−1と空気極3との間の界面反応を抑制する。第2電解質膜4−2は、ドーパントM1をドープしたCeOのようなCeO系酸化物に例示される。ドーパントM1は、後述するように、空気極5と反応して不純物を生成し難いLa、及びSmが好ましい。特にLaは、高い焼成温度でも不純物を生成し難くより好ましい。CeO系酸化物のドーパントのドープ量は、Ce1−yM1(M1:Sm、La)としてyの値が0.05≦y≦0.3であることが望ましい。より望ましくは0.15≦y≦0.25である。ドープ量がこの範囲より多い場合、CeO系酸化物とZrO系酸化物との間の界面にSmZr2、LaZrのような不純物が生成する。この範囲より少ない場合、酸素イオン導電性が小さくなり抵抗が増加する。
空気極5については、2つの場合が考えられる。まず第1の場合について説明する。図6は図5における領域22の一例を示す断面図である。この図は、空気極5と第2電解質膜4−2との界面を示している。空気極5は、1層であり、空気極5は、LaM2CoO(M2:Sr、Mg)のようなLaMnCoO系酸化物や、LaM2MnOのようなLaMnO系酸化物に例示されるCaを含まない導電性酸化物である。ドーパントM2のドープ量は、導電性の面からLa1−X2M2X2Co(又はMn)Oとしてx2の値が0.05≦x2≦0.5であることが望ましい。材料としても同様の材料を用いる。Caを含まない導電性酸化物を用いた空気極5は、後述するように、CeO系酸化物の第2電解質膜4−2と接していても界面反応がほとんど起こらない。すなわち、高導電性酸化物の空気極とCeO系酸化物の電解質と界面における不純物の生成を抑制することができる。
加えて、空気極5にCaを含んでいないので、電解質4へCaが拡散しない。すなわち、第2電解質膜4−2(CeO系酸化物の電解質)と第1電解質膜4−1(ZrO系酸化物の電解質)と界面におけるCaを含む不純物の生成を抑制することが可能となる。
次に、第2の場合について説明する。図7は図5における領域22の他の例を示す断面図である。この図は、空気極5と第2電解質膜4−2との界面を示している。空気極5は、第1空気極及び第2空気極の2層である。第1空気極5−1は、LaM2CoO(M2:Sr、Mg)のようなLaCoO系酸化物や、LaM2MnOのようなLaMnO系酸化物に例示され、第2空気極5−2よりもCa濃度の低い導電性酸化物である。Caを含まない導電性酸化物であることがより好ましい。ドーパントM2のドープ量は、導電性の面からLa1−X2M2X2Co(又はMn)Oとしてx2の値が0.00≦x2≦0.45であることが望ましい。x2として0でも良いのは、第2空気極5−2からCaが一部拡散し導電性が向上するからである。材料としても同様の材料を用いる。Ca濃度が低い、又はCaを含まない(濃度約0%)ことは、第2空気極5−2からCaが拡散してきても、第1空気極5−1においてCaを吸収し、電解質膜4への到達を遅らせる、又は到達させない効果がある。Caを含まない導電性酸化物を用いた第1空気極5−1は、後述するように、CeO系酸化物の第2電解質膜4−2と接していても界面反応がほとんど起こらない。すなわち、高導電性酸化物の空気極とCeO系酸化物の電解質と界面における不純物の生成を抑制することができる。なお、“約”は測定限界以下の意味である。
第2空気極5−2は、CaをドープしたLaCoOのようなLaCoO系酸化物や、CaをドープしたLaMnOのようなLaMnO系酸化物に例示されるCaを含む導電性酸化物である。ドーパントCaのドープ量は、導電性の面からLa1−X3CaX3Co(又はMn)Oとしてx3の値が0.05≦x2≦0.5であることが望ましい。材料としても同様の材料を用いる。このようなCaを含む導電性酸化物は、Caを含まない導電性酸化物、たとえばSrをドープしたLaCoOやLaMnOに比較して焼結性が優れている。そのため、空気極5全体として導電率をより高くすることができる。すなわち、電池の効率を高くすることができる。
加えて、第1空気極5−1にCaを含んでいないので、電解質4へCaが拡散しない。すなわち、第2電解質膜4−2(CeO系酸化物の電解質)と第1電解質膜4−1(ZrO系酸化物の電解質)と界面におけるCaを含む不純物層の生成を抑制することが可能となる。
図7に示す空気極5は、空気極5と電解質4との界面で不純物を生成することが無く、かつ、導電性も図6の構成に比較してより高い。すなわち、高導電性と不純物の生成の抑制とを両立している点でより好ましい。
これらの材料を空気極5として用いる理由は以下に示すとおりである。
まず、CeO系酸化物へのLaCoO系酸化物ドーパントの拡散実験を行った。拡散実験は、以下のようにして行った。まず、各種ドーパントを含むCeOのペレット形状の緻密焼結体を作製する。次に、CaをドープしたLaCoO系空気極(La0.8Ca0.2CoO、以後LCCoと記す)の粉体又はSrをドープしたLaCoO(La0.8Sr0.2CoO、以後LSCoと記す)の粉体をエタノール及び有機系バインダーを用いてペースト状にする。その後、緻密焼結体を鏡面研磨した面にそのペーストを塗布し、1250℃で2時間保持の熱処理を実施した。熱処理後断面を電子線プローブマイクロアナライザー(EPMA)でCa及びSrの拡散距離を測定した。
図8は、CeO系酸化物へのLaCoO系酸化物ドーパントの拡散実験の結果を示す表である。数字はCeO系酸化物とLaCoO系酸化物との界面からのCa及びSrの拡散距離を示す。図を参照すると、いずれのCeO系酸化物に対しても、Caの拡散量は大きいことがわかった。CeO系酸化物でCaの拡散を抑制するためには、最も拡散量が小さかったLaドープのCeO(Ce0.8La0.2)でも約100μmの膜厚が必要となる。これは、電解質4の抵抗が大きくなり、セルの抵抗が低下するため現実的でない。一方、Srの拡散量は小さく、多めに見積もっても10μm以下であることがわかった。したがって、図6に示すように空気極5全てをLSCoとすることが有効である。しかしLCCoは焼結性がLSCoより優れるという性質から空気極5の導電率を高くすることができる。そのことから、図7に示すように空気極5としてLCCoを用いることも利点がある。すなわち、LCCo及び/又はLSCo(第2空気極5−2)/LSCo(第1空気極5−1)/CeO(第2電解質膜4−2)/YSZ(第1電解質膜4−1)の組合せのように、CeOに隣接する第1空気極5−1のみをLSCoにすることでLCCoを用いることができる。この場合、空気極5を成膜するときの熱処理でLCCo中のCaがLSCo層/CeO/YSZ方向へ拡散するが、適度なLSCo層の膜厚があればCeO/YSZ界面で不純物相を生成することを防ぐことができる。
次に、CeO系酸化物とドーパントとの反応実験について説明する。反応実験は、以下のようにして行った。まず、各種ドーパントを含むCeO粉末とLSCo粉末とを体積比で1:1となるように混合する。次に、混合された粉末を1300℃及び1400℃で熱処理する。その後、熱処理された粉末をX線回折で解析し、不純物生成の有無を調べた。
図9は、CeO系酸化物とドーパントとの反応実験の結果を示す表である。丸印はCeO系酸化物内でドーパントが不純物を生成しないことを示し、バツ印は不純物を生成することを示す。図を参照すると、SmやLaをドープしたCeOでは、1300℃で不純物が生成しなかった。この結果から、SmやLaをドープしたCeOとLSCoとの界面は健全であることが予想される。更に、LaをドープしたCeOでは、1400℃でも不純物が生成しなかった。この結果から、LaをドープしたCeOとLSCoとの界面はより健全であることが予想される。したがって、CeO系酸化物としてはSm及びLaの少なくとも一方をドープすることが有効である。Laをドープすることがより好ましい。
次に、本発明の固体酸化物形燃料電池の製造方法の実施の形態について説明する。図10は、本発明の固体酸化物形燃料電池の製造方法の実施の形態を示すフロー図である。ここでは、図4、図5、図7で示される固体酸化物形燃料電池を製造する方法について説明する。
まず、基体管材料を押出成形機により、円筒型の円筒管に成形し、乾燥させる(ステップS01)。次に、円筒管の所定の位置に燃料極用の燃料極材料を印刷し、乾燥させる(ステップS02)。
続いて、燃料極材料の外表面に第1電解質膜用の第1電解質材料を印刷し、乾燥させる(ステップS03)。第1電解質材は、上述のZrO系酸化物を有機溶剤に混合したスラリーである。次いで、第1電解質材料の外表面に第2電解質膜用の第2電解質材料を印刷し、乾燥させる(ステップS04)。第2電解質材料は、上述のCeO系酸化物を有機溶剤に混合したスラリーである。
その後、所定の位置にインターコネクタコネクタ用のインターコネクタ材料を印刷し、乾燥する(ステップS05)。インターコネクタ材料は、塗付された一方の燃料極材料と少なくとも一部で接触するように印刷される。基体管材料と、その外表面に積層された燃料極材料、第1電解質材料、第2電解質材料、及びインターコネクタ材料について、所定の温度で一度に焼結する(ステップS06)。これにより、図4における基体管1、燃料極3、第1電解質膜4−1、第2電解質膜4−2、及びインターコネクタ7が完成する。
次に、第2電解質膜4−2の外表面とインターコネクタ7の一部とを覆うように第1空気極用の第1空気極材料を印刷し、乾燥する(ステップS07)。第1空気極材料は、上述のCaを含まないLaCoO系酸化物を有機溶剤に混合したスラリーである。続いて、第1空気極材料の外表面に第2空気極用の第2空気極材料を印刷し、乾燥する(ステップS08)。第2空気極材料は、上述のCaを含むLaCoO系酸化物を有機溶剤に混合したスラリーである。
その後、第2電解質膜4−2の外表面とインターコネクタ7の一部とを覆うように設けられた第1空気極材料と第2空気極材料とについて、所定の温度で焼結する(ステップS09)。これにより、図4における第1空気極5−1、第2空気極5−2、及びインターコネクタ7が完成する。
なお、ステップS08を省略し、ステップS07で第1空気極材料を厚く塗布すれば、図4、図5、図6で示される固体電解質型燃料電池を製造することが可能である。
なお、ステップS06を省略し、円筒管、燃料極材料、第1電解質材料、第2電解質材料、インターコネクタ材料、第1空気極材料及び第2空気極材料を一体に焼結することも可能である。
本発明において、第1空気極5−1をCaを含まないLaCoO系酸化物等とし、第2電解質膜をCeO系酸化物とすることで、両者の界面における拡散したCaを含む不純物の生成を抑制することができる。それにより、その界面での抵抗の増加を防止できる。従って、セルの効率を上げることが可能となる。
本発明において、第1空気極5−1をCaを含まないLaCoO系酸化物等とすることで、CeO系酸化物とZrO系酸化物との界面における拡散したCaを含む不純物の生成を抑制することができる。それにより、その界面での抵抗の増加を防止できる。従って、セルの効率を上げることが可能となる。
本発明において、第1空気極5−1をCaを含まないLaCoO系酸化物等とし、第2空気極5−2をCaを含むLaCoO系酸化物等とすることで、Caの拡散を防止しながら、高導電性の空気極とすることが出来る。それにより、空気極での抵抗の増加を防止できる。従って、セルの効率を上げることが可能となる。
図1は、電解質膜上で空気極を焼結させたときに生成する反応物を示す断面図である。 図2は、電解質膜上で空気極を焼結させたときに生成する反応物を示す断面図である。 図3は、電解質膜上で空気極を焼結させたときに生成する反応物を示す断面図である。 図4は、本発明の固体酸化物形燃料電池の実施の形態の断面図である。 図5は、図4における領域20を拡大した断面図である。 図6は図5における領域22の一例を示す断面図である。 図7は図5における領域22の他の例を示す断面図である。 図8は、CeO系酸化物へのLaCoO系酸化物ドーパントの拡散実験の結果を示す表である。 図9は、CeO系酸化物とドーパントとの反応実験の結果を示す表である。 図10は、本発明の固体酸化物形燃料電池の製造方法の実施の形態を示すフロー図である。
符号の説明
1、101 基体管
3、103 燃料極
4、104(a、b、c) 電解質膜
4−1 第1電解質膜
4−2 第2電解質膜
5、105(a、b、c) 空気極
5−1 第1空気極
5−2 第2空気極
6、106 セル
7、107 インターコネクタ
10、100 固体酸化物形燃料電池

Claims (12)

  1. 電解質膜と、
    前記電解質膜の一方の面に接続した空気極と、
    前記電解質膜の他方の面に接続した燃料極と
    を具備し、
    前記電解質膜は、
    ZrO系酸化物を有する第1電解質膜と、
    前記第1電解質膜上に設けられ、CeO系酸化物を有する第2電解質膜と
    を備え、
    前記空気極は、
    前記第2電解質膜上に設けられ、第1導電性酸化物を有する第1空気極と、
    前記第1空気極上に設けられ、第2導電性酸化物を有する第2空気極と
    を備え、
    前記第2導電性酸化物のCa濃度は前記第1導電性酸化物のCa濃度よりも高い
    固体酸化物形燃料電池。
  2. 請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池において、
    前記第1導電性酸化物のCa濃度は、概ね0%である
    固体酸化物形燃料電池。
  3. 請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池において、
    前記第1導電性酸化物のCa濃度は、前記第2電解質膜側から前記第2空気極へ向って単調に増加する
    固体酸化物形燃料電池。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池において、
    前記第1導電性酸化物は、LaCoO系酸化物及びLaMnO系酸化物のいずれかを含む
    固体酸化物形燃料電池。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池において、
    前記第2導電性酸化物は、LaCoO系酸化物及びLaMnO系酸化物のいずれかを含む
    固体酸化物形燃料電池。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池において、
    前記CeO系酸化物のドーパントは、La及びSmの少なくとも一方を含む
    固体酸化物形燃料電池。
  7. (a)基体管上に、燃料極用の燃料極材料の第1膜を形成する工程と、
    (b)前記第1膜上に、第1電解質膜用の第1電解質膜材料の第2膜、及び、第2電解質膜用の第2電解質膜材料の第3膜をこの順に形成する工程と、
    (c)前記第1膜、前記第2膜、及び前記第3膜を焼成する工程と、
    (d)焼成された前記第3膜上に、第1空気極用の第1空気極材料の第4膜、及び、第2空気極用の第2空気極材料の第5膜をこの順に形成する工程と、
    (e)前記第4膜及び前記第5膜を焼成する工程と
    を具備し、
    前記第1電解質膜材料は、ZrO系酸化物を有し、
    前記第2電解質膜材料は、CeO系酸化物を有し、
    前記第1空気極材料は、第1導電性酸化物を有し、
    前記第2空気極材料は、第2導電性酸化物を有し、
    前記第2導電性酸化物のCa濃度は前記第1導電性酸化物のCa濃度よりも高い
    固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  8. 請求項7に記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法において、
    前記第1導電性酸化物のCa濃度は、概ね0%である
    固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  9. 請求項7に記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法において、
    前記第1導電性酸化物のCa濃度は、前記第2電解質膜側から前記第2空気極へ向って単調に増加する
    固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  10. 請求項7乃至9のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法において、
    前記第1導電性酸化物は、LaCoO系酸化物及びLaMnO系酸化物のいずれかを含む
    固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  11. 請求項7乃至10のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法において、
    前記第2導電性酸化物は、LaCoO系酸化物及びLaMnO系酸化物のいずれかを含む
    固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  12. 請求項7乃至11のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法において、
    前記CeO系酸化物のドーパントは、La及びSmの少なくとも一方を含む
    固体酸化物形燃料電池の製造方法。
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