JP2006301946A - 定電圧電源回路及び定電圧電源回路の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 定電圧電源回路1が起動した時点から定格電圧を出力端子OUTから出力するまでの間、NMOSトランジスタM10のゲートには制御回路15からハイレベルの信号SAが入力され、この期間は、NMOSトランジスタM10がオンするため、NMOSトランジスタM9のドレイン・ソース間を短絡し、NMOSトランジスタM8のドレイン電流id8をPMOSトランジスタM2のバイアス電流に追加するようにした。
【選択図】 図1
Description
誤差増幅回路のバイアス電流を増やす方法は、定電圧電源回路の消費電流が増加するため、バイアス電流の増加量にはおのずと限界があった。そこで、定電圧電源回路の出力電流に比例したバイアス電流を誤差増幅回路に供給することで、高速応答と低消費電流の両方を実現した回路があった(例えば、特許文献1参照。)。
図11において、定電圧電源回路100は、所定の基準電圧Vrefを生成して出力する基準電圧発生回路102と、出力電圧Voutを分圧して分圧電圧VFBを生成し出力する出力電圧検出用の抵抗R101,R102と、ゲートに入力された信号に応じて出力端子OUTに出力する電流ioの制御を行うPMOSトランジスタからなる出力トランジスタM101と、分圧電圧VFBが基準電圧Vrefになるように出力トランジスタM101の動作制御を行う第1誤差増幅回路103と、出力電流ioに応じて第1誤差増幅回路103のバイアス電流を調整するバイアス電流調整回路104と、出力電流ioが所定の過電流保護電流値以上になると出力電圧Voutを低下させながら出力電流を減少させる、いわゆるフの字の出力電圧−出力電流特性になるようにする過電流保護回路105とを備えている。
入力された制御信号に応じた電流を前記入力端子から前記出力端子に出力する出力トランジスタと、
所定の基準電圧を生成して出力する基準電圧発生回路部と、
前記出力端子の電圧の検出を行い、該検出した電圧に比例した電圧を生成して出力する出力電圧検出回路部と、
前記比例電圧が前記基準電圧になるように前記出力トランジスタの動作制御を行う、所定のバイアス電流が供給された誤差増幅回路部と、
前記出力トランジスタから出力される電流に応じたバイアス電流を該誤差増幅回路部に供給し、前記出力端子の電圧が所定値まで低下すると、前記誤差増幅回路部に対するバイアス電流の供給を停止するバイアス電流調整回路部と、
前記出力端子の電圧が定格電圧であるときの該出力端子から出力される出力電流が所定の過電流保護電流値以上になると、前記出力トランジスタに対して、前記出力端子の電圧を低下させると共に該出力電流を低下させ該出力端子の電圧が接地電圧まで低下すると該出力端子から所定の短絡電流を出力させるように動作制御を行う過電流保護回路部と、
を備え、
前記バイアス電流調整回路部は、定電圧電源回路の起動時に、所定の期間、前記出力トランジスタから出力される電流に応じたバイアス電流を前記出力端子の電圧に関係なく前記誤差増幅回路部に供給するものである。
制御電極が前記出力トランジスタの制御電極に接続され、電流入力端が前記出力トランジスタと共に前記入力端子に接続された、出力トランジスタから出力される電流に比例した電流を出力する、該出力トランジスタからの出力電流を検出するための電流検出トランジスタと、
該電流検出トランジスタの出力電流に比例したバイアス電流を前記誤差増幅回路部に供給するカレントミラー回路と、
前記出力端子の電圧が前記所定値まで低下すると、該カレントミラー回路に対して、前記誤差増幅回路部へのバイアス電流の供給を停止させる電流供給制御回路と、
を備え、
前記電流供給制御回路は、定電圧電源回路の起動時に、所定の期間、前記出力トランジスタから出力される電流に応じたバイアス電流を前記出力端子の電圧に関係なく前記誤差増幅回路部に供給するようにした。
前記比例電圧と前記基準電圧との差電圧を増幅する演算増幅器と、
該演算増幅器の出力信号を増幅して前記出力トランジスタの制御電極に制御信号を出力する第1トランジスタと、
前記演算増幅器及び該第1トランジスタにそれぞれ所定のバイアス電流を供給する定電流回路と、
を備え、
前記バイアス電流調整回路部は、定電圧電源回路の起動時に、所定の期間、前記出力トランジスタから出力される電流に応じたバイアス電流を前記出力端子の電圧に関係なく前記演算増幅器及び/又は前記第1トランジスタに供給するようにした。
前記比例電圧と前記基準電圧との差電圧を増幅して前記出力トランジスタの制御電極に制御信号を出力する演算増幅器と、
該演算増幅器に所定のバイアス電流を供給する定電流回路と、
を備え、
前記バイアス電流調整回路部は、定電圧電源回路の起動時に、所定の期間、前記出力トランジスタから出力される電流に応じたバイアス電流を前記出力端子の電圧に関係なく該演算増幅器に供給するようにした。
所定の基準電圧を生成すると共に前記出力端子の電圧に比例した電圧を生成し、1つ以上の誤差増幅回路によって該基準電圧と該比例電圧との差分を増幅して前記出力トランジスタの制御電極に出力する出力電圧制御部と、
を備えた、
前記入力端子に入力された入力電圧を所定の定電圧に変換して前記出力端子から出力する定電圧電源回路の制御方法において、
前記出力トランジスタから出力される電流に応じたバイアス電流を前記誤差増幅回路に供給し、前記出力端子の電圧が所定値まで低下すると、前記誤差増幅回路に対する該バイアス電流の供給を停止し、定電圧電源回路の起動時には、所定の期間、前記出力トランジスタから出力される電流に応じたバイアス電流を前記出力端子の電圧に関係なく前記誤差増幅回路に供給するようにした。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態における定電圧電源回路の回路例を示した図である。
図1において、定電圧電源回路1は、入力端子INに入力された入力電圧Vinから所定の定電圧を生成し出力電圧Voutとして出力端子OUTから出力する。出力端子OUTから出力された出力電圧Voutは、出力端子OUTに接続された負荷10に供給される。なお、定電圧電源回路1は、1つのICに集積されるようにしてもよい。
入力端子INと出力端子OUTとの間には出力トランジスタM1が接続され、出力端子OUTと接地電圧との間には抵抗R1及びR2が直列に接続されている。
PMOSトランジスタM2と定電流源12との接続部は出力トランジスタM1のゲートに接続されている。演算増幅器A1において、出力端はPMOSトランジスタM2のゲートに接続され、反転入力端には分圧電圧VFBが入力され、非反転入力端には基準電圧Vrefが入力されている。また、演算増幅器A1は、定電流源11から所定のバイアス電流が供給されている。
定電圧電源回路1が起動した時点から定格電圧を出力端子OUTから出力するまでの間、NMOSトランジスタM10のゲートには制御回路15からハイレベルの信号SAが入力されている。この期間は、NMOSトランジスタM10がオンするため、NMOSトランジスタM9のドレイン・ソース間を短絡し、NMOSトランジスタM8のドレイン電流id8をPMOSトランジスタM2のバイアス電流に追加することができる。このため、定電圧電源回路1の起動途中でPMOSトランジスタM2のバイアス電流が急に増加して出力電圧Voutに大きな電圧ノイズが重畳することをなくすことができる。
図2において、制御回路15は、インバータ21、NOR回路22、定電流源23及びコンデンサCで構成されている。
インバータ21の入力端はCE端子に接続され、インバータINVの出力端はNOR回路22の一方の入力端に接続され、更にインバータINVの出力端と接地電圧との間にはコンデンサCが接続されている。
図4における図1との相違点は、PMOSトランジスタM2、定電流源12及びNMOSトランジスタM8をなくすと共に、NMOSトランジスタM9とM10が並列に接続された並列回路をNMOSトランジスタM7に直列に接続したことにある。
図4において、第1誤差増幅回路3は、演算増幅器A1及び定電流源11で構成され、演算増幅器A1の出力端は出力トランジスタM1のゲートに接続されている。
このような構成において、出力電流ioが所定の過電流保護電流値未満の場合は、NMOSトランジスタM9のソース電圧は、NMOSトランジスタM7のドレイン電圧であり、該電圧はNMOSトランジスタM7のゲート電圧とほぼ等しい電圧になっており、この状態ではNMOSトランジスタM9はオンした状態になっている。このため、NMOSトランジスタM7のドレイン電流id7は演算増幅器A1のバイアス電流になっていることから、演算増幅器A1のバイアス電流は出力電流ioの増加に比例して増加する。この結果、出力電圧Voutの変動に対する第1誤差増幅回路3の応答速度は、出力電流ioが大きくなるほど速くなる。
図5において、定電圧電源回路1aは、基準電圧発生回路2と、出力電圧検出用の抵抗R1,R2と、出力トランジスタM1と、分圧電圧VFBが基準電圧Vrefになるように出力トランジスタM1の動作制御を行う第1誤差増幅回路3と、分圧電圧VFBが基準電圧Vrefになるように出力トランジスタM1の動作制御を行う、出力電圧Voutの変動に対して高速に応答する第2誤差増幅回路6と、出力電流ioに応じて第1誤差増幅回路3及び第2誤差増幅回路6の各バイアス電流を調整するバイアス電流調整回路4と、過電流保護回路5とを備えている。なお、第1誤差増幅回路3及び第2誤差増幅回路6は誤差増幅回路部をなす。
このような構成において、第1誤差増幅回路3は、直流利得ができるだけ大きくなるようにして直流特性が優れたものになるように、定電流源11及び12から供給されるバイアス電流ができるだけ小さくなるように設計されている。また、第2誤差増幅回路6は、高速動作を行うことができるように、定電流源13から供給されるバイアス電流ができるだけ大きくなるように設計されている。
なお、図5において、第1誤差増幅回路3のPMOSトランジスタM2をなくすようにしてもよく、この場合、PMOSトランジスタM2及び定電流源12をなくし、演算増幅器A1の出力端を出力トランジスタM1のゲートに接続し、更に、演算増幅器A1において、反転入力端に基準電圧VREFが入力され、非反転入力端に分圧電圧VFBが入力されるようにすればよい。
図6における図5との相違点は、演算増幅器A1及びA3に形成された負帰還ループに発生する信号の周波数帯に対するバイアス電流調整回路4の利得を低下させて位相補償を行う位相補償回路を、図5のバイアス電流調整回路4に設けたことにあり、これに伴って、図5のバイアス電流調整回路4をバイアス電流調整回路4bに、図5の定電圧電源回路1を定電圧電源回路1bにそれぞれした。定電圧電源回路1bは1つのICに集積されるようにしてもよい。
バイアス電流調整回路4bは、PMOSトランジスタM5と、NMOSトランジスタM6〜M10と、制御回路15と、コンデンサC1,C2と、抵抗R5,R6とで構成されている。
図7における図6との相違点は、抵抗R5及びR6の代わりにNMOSトランジスタM11〜M13を追加したことにある。
前記第1の実施の形態では、チップイネーブル信号CEがイネーブルになってから所定の時間NMOSトランジスタM10をオンさせるようにしたが、電源が投入されてから所定の時間NMOSトランジスタM10をオンさせるようにしてもよく、このようにしたものを本発明の第2の実施の形態とする。
図8は、本発明の第2の実施の形態における定電圧電源回路の回路例を示した図である。なお、図8では、図1の構成の場合の定電圧電源回路を例にして示しており、その他の構成の定電圧電源回路の場合も同様であるのでその説明を省略する。また、図8では、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図1との相違点のみ説明する。
ここで、NMOSトランジスタM10と制御回路15cの動作について説明する。
定電圧電源回路1cが起動した時点から定格電圧を出力端子OUTから出力するまでの間、NMOSトランジスタM10のゲートには制御回路15cからハイレベルの信号SAが入力されている。この期間は、NMOSトランジスタM10がオンするため、NMOSトランジスタM9のドレイン・ソース間を短絡し、NMOSトランジスタM8のドレイン電流id8をPMOSトランジスタM2のバイアス電流に追加することができる。このため、定電圧電源回路1cの起動途中でPMOSトランジスタM2のバイアス電流が急に増加して出力電圧Voutに大きな電圧ノイズが重畳することをなくすことができる。
図9において、制御回路15cは、インバータ21,31、NOR回路22、定電流源23、コンデンサC及び抵抗Rで構成されている。
インバータ31の入力端には抵抗Rを介して入力電圧Vinが入力され、インバータ31の出力端はインバータ21の入力端に接続されている。インバータ21及び31の各出力端はNOR回路22の2つの入力端に対応して接続され、インバータ21の出力端と接地電圧との間にはコンデンサCが接続されている。
インバータ21の電源入力端と入力電圧Vinとの間には、定電流源23が接続されており、コンデンサCは定電流源23からの所定の定電流で充電され、コンデンサCの電圧VCは図10に示すように上昇する。コンデンサCの電圧VCがNOR回路22のしきい値電圧になると、NOR回路22の出力信号SAはハイレベルからローレベルに反転する。NOR回路22の出力信号SAがハイレベルで維持している期間を定電圧電源回路1cが定格電圧に達する時間よりも長くなるように設定することで、定電圧電源回路1cの起動の途中で、PMOSトランジスタM2のバイアス電流が増加することがなくなり、定電圧電源回路1cの起動途中で出力電圧Voutに発生する電圧ノイズを抑制することができる。
2 基準電圧発生回路
3 第1誤差増幅回路
4,4b,4c バイアス電流調整回路
5 過電流保護回路
6 第2誤差増幅回路
10 負荷
11〜13 定電流源
15,15c 制御回路
M1 出力トランジスタ
M2〜M5 PMOSトランジスタ
M6〜M13 NMOSトランジスタ
A1〜A3 演算増幅器
R1〜R6 抵抗
C1,C2 コンデンサ
IN 入力端子
OUT 出力端子
Claims (12)
- 入力端子に入力された入力電圧を所定の定電圧に変換して出力端子から出力する定電圧電源回路において、
入力された制御信号に応じた電流を前記入力端子から前記出力端子に出力する出力トランジスタと、
所定の基準電圧を生成して出力する基準電圧発生回路部と、
前記出力端子の電圧の検出を行い、該検出した電圧に比例した電圧を生成して出力する出力電圧検出回路部と、
前記比例電圧が前記基準電圧になるように前記出力トランジスタの動作制御を行う、所定のバイアス電流が供給された誤差増幅回路部と、
前記出力トランジスタから出力される電流に応じたバイアス電流を該誤差増幅回路部に供給し、前記出力端子の電圧が所定値まで低下すると、前記誤差増幅回路部に対するバイアス電流の供給を停止するバイアス電流調整回路部と、
前記出力端子の電圧が定格電圧であるときの該出力端子から出力される出力電流が所定の過電流保護電流値以上になると、前記出力トランジスタに対して、前記出力端子の電圧を低下させると共に該出力電流を低下させ該出力端子の電圧が接地電圧まで低下すると該出力端子から所定の短絡電流を出力させるように動作制御を行う過電流保護回路部と、
を備え、
前記バイアス電流調整回路部は、定電圧電源回路の起動時に、所定の期間、前記出力トランジスタから出力される電流に応じたバイアス電流を前記出力端子の電圧に関係なく前記誤差増幅回路部に供給することを特徴とする定電圧電源回路。 - 前記所定の期間は、定電圧電源回路が起動してから出力端子の電圧が所定の定格電圧になるまでの時間以上であることを特徴とする請求項1記載の定電圧電源回路。
- 前記バイアス電流調整回路部は、定電圧電源回路を起動させるための所定の信号が入力されると、所定の期間、前記出力トランジスタから出力される電流に応じたバイアス電流を前記出力端子の電圧に関係なく前記誤差増幅回路部に供給することを特徴とする請求項1又は2記載の定電圧電源回路。
- 前記バイアス電流調整回路部は、電源供給が開始されると、所定の期間、前記出力トランジスタから出力される電流に応じたバイアス電流を前記出力端子の電圧に関係なく前記誤差増幅回路部に供給することを特徴とする請求項1又は2記載の定電圧電源回路。
- 前記バイアス電流調整回路部は、
制御電極が前記出力トランジスタの制御電極に接続され、電流入力端が前記出力トランジスタと共に前記入力端子に接続された、出力トランジスタから出力される電流に比例した電流を出力する、該出力トランジスタからの出力電流を検出するための電流検出トランジスタと、
該電流検出トランジスタの出力電流に比例したバイアス電流を前記誤差増幅回路部に供給するカレントミラー回路と、
前記出力端子の電圧が前記所定値まで低下すると、該カレントミラー回路に対して、前記誤差増幅回路部へのバイアス電流の供給を停止させるバイアス電流制御回路と、
を備え、
前記バイアス電流制御回路は、定電圧電源回路の起動時に、所定の期間、前記出力トランジスタから出力される電流に応じたバイアス電流を前記出力端子の電圧に関係なく前記誤差増幅回路部に供給することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の定電圧電源回路。 - 前記誤差増幅回路部は、
前記比例電圧と前記基準電圧との差電圧を増幅する演算増幅器と、
該演算増幅器の出力信号を増幅して前記出力トランジスタの制御電極に制御信号を出力する第1トランジスタと、
前記演算増幅器及び該第1トランジスタにそれぞれ所定のバイアス電流を供給する定電流回路と、
を備え、
前記バイアス電流調整回路部は、定電圧電源回路の起動時に、所定の期間、前記出力トランジスタから出力される電流に応じたバイアス電流を前記出力端子の電圧に関係なく前記演算増幅器及び/又は前記第1トランジスタに供給することを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の定電圧電源回路。 - 前記誤差増幅回路部は、
前記比例電圧と前記基準電圧との差電圧を増幅して前記出力トランジスタの制御電極に制御信号を出力する演算増幅器と、
該演算増幅器に所定のバイアス電流を供給する定電流回路と、
を備え、
前記バイアス電流調整回路部は、定電圧電源回路の起動時に、所定の期間、前記出力トランジスタから出力される電流に応じたバイアス電流を前記出力端子の電圧に関係なく該演算増幅器に供給することを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の定電圧電源回路。 - 前記誤差増幅回路部は、前記比例電圧が前記基準電圧になるように前記出力トランジスタの動作制御を同時に行う、特性の異なった第1誤差増幅回路及び第2誤差増幅回路で構成され、前記バイアス電流調整回路部は、定電圧電源回路の起動時に、所定の期間、前記出力トランジスタから出力される電流に応じたバイアス電流を前記出力端子の電圧に関係なく、第1誤差増幅回路及び第2誤差増幅回路の少なくとも一方に供給することを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の定電圧電源回路。
- 前記第1誤差増幅回路は、直流利得が前記第2誤差増幅回路よりも大きいことを特徴とする請求項8記載の定電圧電源回路。
- 前記第2誤差増幅回路は、前記出力端子の電圧変動に対する応答速度が前記第1誤差増幅回路よりも速いことを特徴とする請求項8又は9記載の定電圧電源回路。
- 入力された制御信号に応じた電流を入力端子から出力端子に出力する出力トランジスタと、
所定の基準電圧を生成すると共に前記出力端子の電圧に比例した電圧を生成し、1つ以上の誤差増幅回路によって該基準電圧と該比例電圧との差分を増幅して前記出力トランジスタの制御電極に出力する出力電圧制御部と、
を備えた、
前記入力端子に入力された入力電圧を所定の定電圧に変換して前記出力端子から出力する定電圧電源回路の制御方法において、
前記出力トランジスタから出力される電流に応じたバイアス電流を前記誤差増幅回路に供給し、前記出力端子の電圧が所定値まで低下すると、前記誤差増幅回路に対する該バイアス電流の供給を停止し、定電圧電源回路の起動時には、所定の期間、前記出力トランジスタから出力される電流に応じたバイアス電流を前記出力端子の電圧に関係なく前記誤差増幅回路に供給することを特徴とする定電圧電源回路の制御方法。 - 前記所定の期間は、定電圧電源回路が起動してから出力端子の電圧が所定の定格電圧になるまでの時間以上であることを特徴とする請求項11記載の定電圧電源回路の制御方法。
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