JP2006301470A - 画像形成装置 - Google Patents

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▲恵▼一 田口
Toru Nibu
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Abstract

【課題】カラー画像形成時における光沢ムラを低減させる。
【解決手段】中間転写体の1回転につき1色の画像を中間転写体上に形成し,中間転写体の複数回転により中間転写体上に複数色の画像を重畳させることで中間転写体上にカラー画像を形成する画像形成部にて形成された画像を用紙に転写,定着させ,定着部を通過した用紙を返送路に向けスイッチバックさせて転写部に返送し,用紙の他面にも画像を転写させるに際し,用紙の待機時に,返送ローラ対72を離間させることで用紙上の温度差を低減する。
【選択図】図2

Description

本発明は,用紙(普通紙,厚紙,葉書,封筒,OHPシート,その他のシート状記録媒体)の両面にモノクロ(単色画像)またはカラー画像を形成することができる画像形成装置に関する。特に,用紙の両面に画像を形成する場合の,用紙の返送技術に関するものである。
従来,用紙の両面にモノクロまたはカラー画像を形成可能な画像形成装置であって,画像形成時ないし用紙への画像転写時における用紙の搬送速度に比べ,前記画像転写時等以外における用紙の搬送速度を全て高速にした画像形成装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−50528号公報
中間転写体の1回転につき当該中間転写体上に1色の画像を形成し,または,当該中間転写体の複数回転により当該中間転写体上に複数色の画像を重畳させることで当該中間転写体上にカラー画像を形成する画像形成部と,この画像形成部にて中間転写体上に形成された画像を用紙に転写させる転写部と,この転写部にて画像が転写された用紙を通過させることで当該用紙上に画像を定着させる定着部とを備え,前記定着部を通過した用紙を返送路に向けスイッチバックさせて前記転写部に返送し,当該用紙の他面にも画像を転写させることができる画像形成装置においては,上述した従来技術のように,画像転写時等以外における用紙の搬送速度を全て高速にし,カラー画像形成時における用紙返送速度を高速としても,中間転写体の複数回転により当該中間転写体上に複数色の画像が重畳されるまでは,転写部に用紙を供給し得ないから,それまでは用紙を返送路内で待機させておかなければならない。
このため,高速で返送すればするほど,転写部への供給のための返送路内における用紙の待ち時間(用紙の停止時間)が長くなる。
そして,返送路内での用紙の停止時間が長くなると,定着部を通って高温となっている用紙と,返送路に設けられてい用紙を挟んで返送するための返送ローラ対との局部的な接触時間が長くなり,その接触部においては,用紙の熱が他の部位に比べて大きく奪われて低温となる。
用紙の温度は,帯電特性や定着特性に影響し,一枚の用紙上において,局部的な温度差があると,その用紙上に転写され定着された画像に光沢ムラが生じて画質が低下するということが分かった。
本発明の目的は,以上のような問題を解決し,カラー画像形成時における光沢ムラを低減させることができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は,中間転写体の1回転につき当該中間転写体上に1色の画像を形成し,または,当該中間転写体の複数回転により当該中間転写体上に複数色の画像を重畳させることで当該中間転写体上にカラー画像を形成する画像形成部と,
この画像形成部にて中間転写体上に形成された画像を用紙に転写させる転写部と,
この転写部にて画像が転写された用紙を通過させることで当該用紙上に画像を定着させる定着部と,を備え,
前記定着部を通過した用紙を返送路に向けスイッチバックさせて返送ローラ対で前記転写部へ向けて返送し,前記画像形成部にて形成される画像がカラー画像であるときには前記中間転写体の複数回転により当該中間転写体上に複数色の画像が重畳されるまで,前記用紙を返送路内で待機させた後に当該用紙の他面にも画像を転写させるべく前記転写部に用紙を再供給する画像形成装置であって,
前記画像形成部にて前記他面のために形成される画像がカラー画像であるときには,前記用紙の返送路内での待機時に,前記返送ローラ対を離間させることを特徴とする。
このような構成によれば,前記用紙の他面のために前記画像形成部にて形成される画像がカラー画像であり,用紙が返送路内で待機している時には,返送ローラ対が離間して用紙に対する挟圧が解除されるので,定着部を通って高温となっている用紙と返送ローラ対との局部的な挟圧状態を防止でき,用紙上における局部的な放熱状態を防止することによって,用紙上の温度差を低減させることができる。
結果として,この発明の画像形成装置によれば,カラー画像形成時における光沢ムラを低減させて画質を向上させることができる。
また,画像形成装置が前記転写部の前段にゲートローラ対を備えており,このゲートローラ対に用紙の先端を当接させることで当該用紙の先端揃えを行いかつ転写部への用紙の供給タイミングを決定する構成となっている場合には,前記返送ローラ対の離間は,前記用紙の先端が前記ゲートローラ対に達する前に行い,その後,ゲートローラ対による転写部への用紙の供給が開始される前に,返送ローラ対を当接させて用紙をゲートローラ対へ向けて返送し,用紙の先端をゲートローラ対に当接させることで当該用紙の先端揃えを行なうとにより,用紙の待機時に返送ローラ対を離間させても,確実な先端揃えおよび再給送を行うことができる。
以下,本発明に係る画像形成装置の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は,本発明に係る画像形成装置の一実施の形態の内部構造を示す概略正面図である。
この画像形成装置は,A4サイズの用紙(レターサイズ含む)を縦送りしてその両面にモノクロ(単色)画像またはフルカラー画像を形成することのできるカラー画像形成装置であり,ケース11と,このケース11内に収容された,画像形成部をなす,像担持体ユニット20と,露光手段としての露光ユニット30と,現像手段としての現像器(現像装置)40とを備えている。また,中間転写体ユニット50と,定着手段としての定着ユニット(定着部)60とを備えている。
ケース11には装置本体10の図示しないフレームが設けられており,このフレームに各ユニット等が取り付けられている。
像担持体ユニット20は,外周面に感光層を有する感光体21と,この感光体21の外周面を一様に帯電させる帯電手段としてのコロナ帯電器(スコロトロン帯電器)22とを有しており,このコロナ帯電器22により一様に帯電させられた感光体21の外周面を露光ユニット30からのレーザー光Lで選択的に露光して静電潜像を形成し,この静電潜像に現像器40で現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とし,このトナー像を中間転写体ユニット50の中間転写体である中間転写ベルト51に一次転写部T1で一次転写し,さらに,二次転写部(転写部)T2で,転写対象である用紙に二次転写させるようになっている。
ケース11内には,上記二次転写部T2に用紙を供給し二次転写部T2で片面に画像が形成された用紙をケース11上面の用紙排出部(排紙トレイ)15に向けて搬送する搬送路16と,この搬送路16により用紙排出部15に向けて搬送された用紙をスイッチバックさせて他面にも画像を形成すべく前記二次転写部T2に向けて返送する返送路17とが設けられている。
70は,装置本体に対して着脱可能に構成された両面ユニットであり,この両面ユニット70が装着されることによって前記返送路17が完成される。
71は用紙返送用の駆動モータ,72はこのモータ71からタイミングベルト等の駆動機構(図示せず)を介して駆動される用紙返送用の返送ローラ対である。
ケース11の下部には,複数枚の用紙を積層保持する給紙カセット18が設けられており,その用紙を一枚ずつ上記二次転写部T2に向けて給送する給紙ローラ19が設けられている。
上記両面ユニット70の下方には,手差し給紙部80をなすマルチパーパーストレイ81が設けられており,このマルチパーパーストレイ81にセットされた用紙を一枚ずつ給送する給紙ローラ82が装置本体に設けられている。
二次転写部T2の前段にはゲートローラ対10gが設けられている。用紙を二次転写部T2へ供給するに際し,このゲートローラ対10gに用紙の先端を当接させることで当該用紙の撓みを利用して当該用紙の先端揃え(斜行防止)を行いかつ二次転写部T2への用紙の供給タイミングを決定する構成となっている。
現像器40はロータリ現像器(ロータリ現像装置)であり,回転体本体41に対して,イエロートナー,シアントナー,マゼンタトナー,ブラックトナーが収容された各色用の現像器カートリッジ(図示せず)が着脱可能に装着されている。回転体本体41が矢印R方向に90度ピッチで回転することによって,各現像器カートリッジが備えている現像ローラ(図示せず)を感光体21に選択的に当接させ,感光体21の表面を選択的に現像することが可能となっている。
露光ユニット30は,上記レーザー光Lを感光体21に向けて照射する。
中間転写体ユニット50は,図示しないユニットフレームと,このフレームで回転可能に支持された駆動ローラ54と複数本の従動ローラに掛け回されて張架された中間転写体としての前記中間転写ベルト51とを備えており,中間転写ベルト51が図示矢印方向に循環駆動される。感光体21と中間転写ベルト51との当接部において前記一次転写部T1が形成されており,駆動ローラと本体側に設けられた二次転写ローラ10bとの圧接部において前記二次転写部T2が形成される。
二次転写ローラ10bは,前記駆動ローラ54に対して(したがって中間転写ベルト51に対して)接離可能であり,接触した際に二次転写部T2が形成される。
したがって,カラー画像を形成する際には,二次転写ローラ10bが中間転写ベルト51から離間している状態で,中間転写ベルト51の1回転につき中間転写ベルト51上に1色の画像が形成され,中間転写ベルト51の複数回転により中間転写ベルト51上に複数色の画像が重畳されて中間転写ベルト51上にカラー画像が形成され,その後,二次転写ローラ10bが中間転写ベルト51に当接し,その当接部(二次転写部T2)に用紙が供給されることによって中間転写ベルト51上から用紙上にカラー画像(トナー像)が転写(二次転写)されることとなる。
トナー像が転写された用紙は,定着ユニット60を通ることでトナー像が溶融定着され,上記排紙トレイ15に向けて排出される。
この画像形成装置は,定着部60を通過した用紙を排紙トレイ15上に排出する排紙ローラ対91,92と,定着部60と排紙ローラ対91,92との間に設けられていて,定着部60を通過した用紙をスイッチバックさせて上述した感光体21等からなる画像形成部へ返送するスイッチバックローラ対93とを備えている。
スイッチバックローラ対93は,定着部60から排紙ローラ対91,92へと向かう排紙経路16a中に設けられており,用紙のスイッチバックは,用紙の後端がスイッチバックローラ対93のニップ部を通過する直前に上記駆動モータ71で排紙ローラ対91,92およびスイッチバックローラ対93を逆転させて用紙を返送路17へ供給することによってなされる。
返送路17へ供給された用紙は,返送ローラ対72で搬送され,二次転写部T2への用紙の供給タイミングを決定するゲートローラ対10gを経て二次転写部T2へと供給される。
なお,ゲートローラ対10gからスイッチバックローラ対93までの搬送路16の経路長は208mm,スイッチバックローラ対93からゲートローラ対10gまでの返送路17の経路長は352mmである。返送路17の経路長は,少なくとも,この装置で画像が形成し得る最大用紙長に,前述した用紙の撓み付けに必要な長さを加えた長さとする。
この画像形成装置は,画像形成部にて用紙の他面のために形成される画像がカラー画像であるときには,当該用紙の返送路17内での待機時に,返送ローラ対72を離間させることを特徴としている。
なお,この画像形成装置は用紙の排出をフェイスダウンで行う装置であるから,用紙の表裏に対する画像形成順が逆になる。すなわち,例えば,1枚の用紙の表に第1ページ目の画像を形成し,裏面に第2ページ目の画像を形成する場合,この画像形成装置は,先ず用紙の裏面に第2ページ目の画像を形成し,これをスイッチバックさせて返送して用紙の表面に第1ページ目の画像を形成して排紙トレイ15に排出することとなる。
したがって,この場合,上記「用紙の他面」は当該用紙の表面ということになる。
図2(a)は比較例(用紙待機時に返送ローラ対返送ローラ対72を離間させない場合)のタイミングチャートであり,図2(b)はこの画像形成装置における用紙の返送制御を説明するためのタイミングチャートである。
以下,各場合について順次説明するが,先ず共通事項について説明する。
図2において,「Vsync」は,垂直同期信号であり,画像形成時に回転する中間転写ベルト51(図1参照)に設けた被検知部(例えば突片,穴,等のマーク)をセンサ50s(図1参照)で検知することで得られる周期的な信号である。この実施の形態では,その周期は約2秒である。
この「Vsync」を基準にして画像形成動作がなされる。例えば,信号V1を基準として第1色目の画像形成動作が開始され,信号V2を基準として第2色目の画像形成動作が開始され,信号V3を基準として第3色目の画像形成動作が開始され,信号V4を基準として第4色目の画像形成動作が開始される。
「ゲート前センサ」は,ゲートローラ対10gの前段に設けられたゲート前センサレバー10s(図1参照)の回動により得られるON/OFF信号であり,ゲートローラ対10gに向かう用紙の先端がゲート前センサレバー10sを回動させるとONし,用紙の後端がゲート前センサレバー10sを通過するとOFFする。
「ゲートローラ対」は,ゲートローラ対10gの駆動信号であり,ONするとゲートローラ対10gが回転して用紙が二次転写部T2へ向けて搬送され,OFFするとゲートローラ対10gが停止する。
「定着後センサ」は,定着器60の後段に設けられた定着後センサレバー60s(図1参照)の回動により得られるON/OFF信号であり,定着器60を通過する用紙の先端が定着後センサレバー60sを回動させるとONし,用紙の後端が定着後センサレバー60sを通過するとOFFする。
「駆動モータ」は上述した用紙返送用の駆動モータ71の回転状態を示している。
図2(a)(b)いずれの場合も,上述したように,「Vsync」信号に基づいて画像形成がなされ,例えばV4信号の1つ前の信号(V3信号であるが,このV3信号自体は図に現れていない)を基準として所定のタイミングで給紙ローラ19(または82)が作動し,用紙がゲートローラ対10gへ向けて給送される。この給送速度はモータ71の後述する回転数N1に相当する速度である。
用紙の先端がゲート前センサレバー10sを回動させるとt1時点で「ゲート前センサ」はONするが,この時点ではゲートローラ対10gは停止している。
したがって,用紙の先端がゲートローラ対10gのニップ部に当接し,この当接によって,用紙の斜行が矯正される。
上記t1時点から所定時間経過後,より正確にはV4信号から所定時間経過後のt2時点でゲートローラ対10gを回転させ,用紙を二次転写部T2へ向けて搬送する。またt3時点でモータ71を回転数N1で正転させ,排紙ローラ対91,92,およびスイッチバックローラ対93を正転させて用紙の搬送に備える。
用紙が搬送される過程で二次転写部T2で画像が用紙に転写され,さらに用紙が定着器60を通過する過程でその先端が定着後センサレバー60sを回動させるとt4時点で「定着後センサ」がONする。
上記t4時点で「定着後センサ」がONした後,用紙の後端がゲート前センサレバー10sを通過した時点t5から所定時間経過後(用紙の後端がゲートローラ対10gを通過した後)のt6時点で,ゲートローラ対10gを停止させる。
用紙の後端が定着後センサレバー60sを通過した時点t7でモータ71を一旦停止させ,t8時点でモータ71を回転数N1(通常速度)で逆転させ(−N1),排紙ローラ対91,92,スイッチバックローラ対93,および返送ローラ対72を逆転させ用紙をスイッチバックさせて,返送路17へ向けての通常速度での返送を開始する。
ここまでは,各場合共通であるが,このt8時点以降の制御は,各場合によって異なるところがあるので,以下各場合について説明する。
説明を分かりやすくするために,先ず,返送ローラ対72を離間させない場合(比較例)について説明する。
図2(a)に示すように,上記t8時点で用紙の返送路17へ向けての通常速度での返送を開始した後,返送される用紙の先端(進行方向先端)がゲート前センサレバー10sを回動させる時点t11で「ゲート前センサ」はONするが,その後所定時間はモータ71を回転数N1で逆転させたままとし,この時点で停止しているゲートローラ対10gのニップ部に用紙の先端を当接させて用紙の斜行を矯正した後t12時点でモータ71を停止する。
したがって,この時点で用紙は停止し,中間転写ベルト51上に4色の画像が重畳されて転写可能な状態となるまで,待機状態となる。
その後,V4信号を基準とする所定のタイミングt17時点でゲートローラ対10gを回転させるとともに,モータ71を一旦逆転させて返送ローラ対72を回転させ,用紙を二次転写部T2へ向けて再び供給する。
その後,用紙の後端が返送ローラ対72を通過した後の時点t18でモータ71を一旦停止させ,用紙の先端がスイッチバックローラ対93に達する前の時点t19でモータ71を回転数N1で正転させ,用紙の排出に備える。
その後,t20時点で用紙の先端が定着後センサレバー60sをONさせ,t21時点で用紙の後端がゲート前センサレバー10sを通過してこれをOFFさせるので,その後t22時点でゲートローラ対10gを停止させ,さらにその後t23時点で用紙の後端が定着後センサレバー60sを通過した後所定時間経過後の時点t24でモータ71を停止させ,これによって用紙の排出動作を完了する。
以上の説明から分かるように,図2(a)に示す制御では,中間転写体51の複数回転による中間転写体51上への複数色の画像重畳がなされるまでの,返送路17内における用紙の待機時間(用紙の停止時間であり,この場合t12〜t17までの時間)が長くなる。
このため,定着部60を通って高温となっている用紙と,返送路17内に設けられていて用紙を挟んで返送するための返送ローラ対72との接触時間が長くなり,その接触部においては,用紙の熱が他の部位に比べて大きく奪われて低温となるから,その用紙上に転写され定着された画像に光沢ムラが生じて画質が低下してしまう。
そこで,この実施の形態では,例えば図1,図3に示すように,返送ローラ対72に離間機構100を設けるとともに,図2(b)に示すような制御を行う。
図3(a)(b)は離間機構100の構成および作動説明図である。
図3に示すように,離間機構100は,この機構の作動手段であるソレノイド110と,返送ローラ対72における従動ローラ72bの軸72cに係合しているレバー120と,このレバー120とソレノイド110の作動子111とを連結しているリンク130とを備えている。なお,72aはモータ71により駆動される駆動ローラである。従動ローラ72bは図示しない付勢手段により駆動ローラ72aに向けて付勢されている。
レバー120は,軸121回りに回動可能であり,その一端が従動ローラ72bの軸72cに係合し,他端がリンク130を介して前記作動子111に連結されている。
したがって,ソレノイド110がOFFしていて作動子111に引き込み力が作用していないとき,図3(a)に示すように,従動ローラ72bは駆動ローラ72aに圧接され,そのニップ部で用紙を挟圧して搬送し得る状態となり,ソレノイド110がONして作動子111が引っ込むと,図3(b)に示すように,リンク130を介してレバー120が回動し,従動ローラ72bが駆動ローラ72aから離間してそのニップ部による用紙の挟圧が解除されるようになる。
図2(b)に示す制御の特徴は,t12時点でモータ71の駆動を停止して用紙が停止する時点t13で,上記ソレノイド110をONして返送ローラ対72を離間させ(従動ローラ72bを駆動ローラ72aから離間させ),t17時点でゲートローラ対10gおよび返送ローラ対72を回転させる前の時点t15でソレノイド110をOFFして従動ローラ72bを駆動ローラ72aに圧接させて用紙を搬送し得る状態とする点にある。なお,その後の制御は,図2(a)に示した制御と同じである。
上記のように,用紙が返送路17内で待機している時に,返送ローラ対72が離間させて用紙に対する挟圧を解除すると,定着部60を通って高温となっている用紙と返送ローラ対72との局部的な挟圧状態を防止でき,用紙上における局部的な放熱状態を防止することによって,用紙上の温度差を低減させることができる。
また,望ましくは,図2(b)に仮想線で示すように,返送ローラ対72の離間は,用紙の先端がゲートローラ対10g(図示の場合ゲート前センサレバー10s)に達する時点t11よりも前の時点t10で行い,その後,ゲートローラ対10gによる転写部への用紙の供給が開始されるより前の時点である上記t15時点よりさらに前の時点t14で返送ローラ対72を当接させて用紙をゲート前センサレバー10sおよびゲートローラ対10gへ向けて返送し,用紙の先端をゲートローラ対10gに当接させることで当該用紙の先端揃えを行なうようにする。
このような構成とすると,用紙の待機時に返送ローラ対72を離間させても,確実な先端揃えおよび再給送を行うことができる。
すなわち,t12時点で用紙の先端揃え(斜行防止)を行った後に,返送ローラ対72を離間させると,用紙に対する挟圧が解除されることとなるから,用紙が再び斜行してしまうおそれがあるが,用紙の先端がゲートローラ対10gに達する時点t11よりも前の時点t10で返送ローラ対72を離間させて一旦用紙を停止させ,その後,ゲートローラ対10gによる転写部への用紙の供給が開始されるより前の時点である上記t15時点よりさらに前の時点t14で返送ローラ対72を当接させて用紙をゲート前センサレバー10sおよびゲートローラ対10gへ向けて返送し,用紙の先端をゲートローラ対10gに当接させて当該用紙の先端揃えを行なうようにすることで,上記不具合を解消でき,用紙の待機時に返送ローラ対72を離間させても,確実な先端揃えおよび再給送を行うことができるようになる。
なお,以上のようなプロセスの制御は,画像形成装置本体が備える図示しない制御部によってなされる。
以上のような画像形成装置は,中間転写体51の1回転につき当該中間転写体51上に1色の画像を形成し,または,当該中間転写体51の4回転により当該中間転写体51上に4色の画像を重畳させることで当該中間転写体51上にカラー画像を形成する画像形成部と,
この画像形成部にて中間転写体51上に形成された画像を用紙に転写させる転写部T2と,
この転写部T2にて画像が転写された用紙を通過させることで当該用紙上に画像を定着させる定着部60と,を備え,
定着部60を通過した用紙を返送路17に向けスイッチバックさせて返送ローラ対72で前記転写部T2に返送し,当該用紙の他面にも画像を転写させることができる画像形成装置であって,
前記用紙の他面のために前記画像形成部にて形成される画像がカラー画像であるときには,当該用紙の返送路17内での待機時に,返送ローラ対72を離間させるので,定着部60を通って高温となっている用紙と返送ローラ対72との局部的な挟圧状態を防止でき,用紙上における局部的な放熱状態を防止することによって,用紙上の温度差を低減させることができる。
結果として,この画像形成装置によれば,カラー画像形成時における光沢ムラを低減させて画質を向上させることができる。
また,返送ローラ対72の離間は,用紙の先端がゲートローラ対10g(図示の場合ゲート前センサレバー10s)に達する時点t11よりも前の時点t10で行い,その後,ゲートローラ対10gによる転写部への用紙の供給が開始されるより前の時点である上記t15時点よりさらに前の時点t14で返送ローラ対72を当接させて用紙をゲート前センサレバー10sおよびゲートローラ対10gへ向けて返送し,用紙の先端をゲートローラ対10gに当接させることで当該用紙の先端揃えを行なうようにすることで,用紙の待機時に返送ローラ対72を離間させても,確実な先端揃えおよび再給送を行うことができるようになる。
以上,本発明の実施の形態について説明したが,本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく,本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
本発明に係る画像形成装置の一実施の形態の内部構造を示す概略正面図。 (a)は比較例のタイミングチャート,(b)は上記実施の形態のタイミングチャート。 (a)(b)は離間機構100の構成および作動説明図。
符号の説明
10g:ゲートローラ対,15:排紙トレイ,17:返送路,51:中間転写ベルト(中間転写体),60:定着部,T2:二次転写部(転写部),72:返送ローラ対,100:離間機構。

Claims (2)

  1. 中間転写体の1回転につき当該中間転写体上に1色の画像を形成し,または,当該中間転写体の複数回転により当該中間転写体上に複数色の画像を重畳させることで当該中間転写体上にカラー画像を形成する画像形成部と,
    この画像形成部にて中間転写体上に形成された画像を用紙に転写させる転写部と,
    この転写部にて画像が転写された用紙を通過させることで当該用紙上に画像を定着させる定着部と,を備え,
    前記定着部を通過した用紙を返送路に向けスイッチバックさせて返送ローラ対で前記転写部へ向けて返送し,前記画像形成部にて形成される画像がカラー画像であるときには前記中間転写体の複数回転により当該中間転写体上に複数色の画像が重畳されるまで,前記用紙を返送路内で待機させた後に当該用紙の他面にも画像を転写させるべく前記転写部に用紙を再供給する画像形成装置であって,
    前記画像形成部にて前記他面のために形成される画像がカラー画像であるときには,前記用紙の返送路内での待機時に,前記返送ローラ対を離間させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写部の前段に設けられていて,用紙の先端を当接させることで当該用紙の先端揃えを行いかつ転写部への用紙の供給タイミングを決定するゲートローラ対を備えているとともに,前記返送ローラ対の離間は,前記用紙の先端が前記ゲートローラ対に達する前に行い,その後,ゲートローラ対による転写部への用紙の供給が開始される前に,返送ローラ対を当接させて用紙をゲートローラ対へ向けて返送し,用紙の先端をゲートローラ対に当接させることで当該用紙の先端揃えを行なうことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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