JP2010091814A - 画像形成装置 - Google Patents

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Junichi Murakami
村上  順一
Masahiro Sato
雅弘 佐藤
Shuichi Nishide
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哲二 岡本
Atsuyuki Kitamura
篤行 北村
Atsushi Ogiwara
敦 荻原
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Abstract

【課題】シートに重ねて転写する各色の現像剤像の色ずれを低減する。
【解決手段】定着装置60がシートを挟持しつつ搬送する場合に、定着装置60とシートとの間に生じる摩擦力は、Ffとなっている。斜行ロール22がシートを挟持しつつ搬送する場合に、斜行ロール22とシートとの間に生じる摩擦力は、Frとなっている。搬送ロール34がシートを挟持しつつ搬送する場合に、搬送ロール34とシートとの間に生じる摩擦力は、Fhとなっている。摩擦力Fhは、摩擦力Ff及び摩擦力Frのいずれよりも小さくなるようにされている。第2の搬送路32において、定着装置60の定着位置Aから搬送ロール34を通って斜行ロール22の補正位置Bまでの距離Lは、給紙カセット16が供給可能なシートの長辺の長さよりも長くされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
特許文献1は、トナー画像が転写された用紙を転写器及び定着器を複数回通過させて用紙上で複数色のトナー画像を重ねて形成する画像形成装置を開示する。また、特許文献2は、斜行ローラの前後の搬送ローラ装置のうち、いずれか一方、又は両方の搬送ローラ装置のピンチローラを揺動可能に構成し、ピンチローラを揺動させて搬送ローラ装置によるニップを解除できる用紙の幅寄せ装置を開示する。
特開2006−349701号公報 特開昭63−202544号公報
本発明は、シートに重ねて転写する各色の現像剤像の色ずれを低減することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る本発明は、像保持体と、この像保持体が保持する静電潜像を複数色の現像剤で順次に可視化して現像剤像にする現像手段と、前記像保持体が保持する現像剤像を各色毎に予め定められた転写位置でシートに重ねて転写する転写手段と、この転写手段にシートを供給するシート供給手段と、予め定められた定着位置でシートを挟持しつつ搬送し、前記転写手段が転写した現像剤像を各色毎にシートに定着させる定着手段と、前記転写手段が1色の現像剤像を転写したシートを前記定着手段に導き、再び前記転写位置まで周回させる周回搬送路と、予め定められた補正位置でシートを挟持しつつ搬送し、前記周回搬送路を通るシートの前記転写手段に対する姿勢を補正する補正手段と、前記定着手段が現像剤像を定着させた後の前記周回搬送路を通るシートを前記補正手段に向けて挟持しつつ搬送する搬送手段と、を有し、前記周回搬送路の前記定着位置から前記補正位置までの搬送方向の距離は、前記シート供給手段が供給するシートの搬送方向の長さよりも長くされている画像形成装置である。
請求項2に係る本発明は、前記搬送手段がシートを挟持しつつ搬送する場合に前記搬送手段とシートとの間に生じる摩擦力は、前記定着手段がシートを挟持しつつ搬送する場合に前記定着手段とシートとの間に生じる摩擦力よりも小さく、且つ、前記補正手段がシートを挟持しつつ搬送する場合に前記補正手段とシートとの間に生じる摩擦力よりも小さくされている請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に係る本発明は、前記搬送手段がシートを搬送する搬送速度は、前記補正手段がシートを搬送する搬送速度よりも速くされている請求項1又は2記載の画像形成装置である。
請求項4に係る本発明は、前記搬送手段が、前記補正手段がシートを挟持した後に、シートの挟持を解除する請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置である。
請求項5に係る本発明は、前記補正手段が、シートが突き当てられた後に、予め定められたタイミングでシートを挟持しつつ搬送を開始するレジストロールである請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置である。
請求項6に係る本発明は、前記補正手段が、前記周回搬送路に対して傾斜した方向にシートを搬送する斜行搬送部材と、この斜行搬送部材が搬送するシートの搬送方向の側縁を予め定められた基準位置に揃えるように修整し、シートを予め定められた搬送方向に案内する案内部材と、を有する請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置である。
請求項1に係る本発明によれば、シートに重ねて転写する各色の現像剤像の色ずれを低減することができる。
請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合に比較して、確実に色ずれを低減することができる。
請求項3に係る本発明によれば、請求項1又は2に係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合に比較して、確実に色ずれを低減することができる。
請求項4に係る本発明によれば、請求項1乃至3いずれかに係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合に比較して、確実に色ずれを低減することができる。
請求項5に係る本発明によれば、請求項1乃至4いずれかに係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合に比較して、確実に色ずれを低減することができる。
請求項6に係る本発明によれば、請求項1乃至4いずれかに係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合に比較して、確実に色ずれを低減することができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12の下部に例えば1段の給紙ユニット14が配置されている。
給紙ユニット14は、用紙などのシートが収容される給紙カセット16を有する。給紙カセット16は、複数の異なるサイズのシートを供給可能にされており、例えば供給可能な最小サイズのシートがハガキにされており、供給可能な最大サイズのシートがA4サイズの用紙にされている。ここで、給紙カセット16は、A4サイズのシートの長辺を搬送方向にして収容可能にされている。給紙カセット16の上部には、給紙カセット16からシートを取り出す取り出しロール18が配置されている。
取り出しロール18は、図示しない駆動部によって駆動され、シートを第1の搬送路20に向けて供給するように回転する。第1の搬送路20は、取り出しロール18から斜行ロール22までのシート通路である。
斜行ロール22は、図2に示すように、側方基準修正部(案内部材)64とともにシートの姿勢を補正する補正手段を構成する。例えば、シートが搬送方向に対して傾いて斜行ロール22に到達すると、斜行ロール22は、予め定められた挟持位置(補正位置B:図1)でシートを挟持しつつ側方基準修正部64に向けて搬送し、シートの搬送方向後端側を先に側方基準修正部64に接触させる。さらに斜行ロール22がシートを側方基準修正部64側に向けて搬送すると、シートは、側方基準修正部64に沿って移動するように、側方基準修正部64に案内される。つまり、シートは、側縁が予め定められた位置に揃えられ、側方基準修正部64に沿って予め定められた搬送方向に搬送される。
また、第1の搬送路20(図1)は、後述する第2の搬送路32の一部と、第3の搬送路40とによって排出口25までのシート通路を構成している。このシート通路の定着装置60の上流側には像保持体26と、表面に弾性を有する転写ロール28とが配置され、像保持体26と転写ロール28の上流側に上述した斜行ロール22が配置されている。像保持体26と転写ロール28とが接触する位置は、像保持体26が保持する現像剤像をシートに転写する転写位置Tとなっている。
斜行ロール22の下流側には後述する露光装置58が静電潜像を像保持体26に書き込むタイミングを制御するためのセンサ(露光タイミングセンサ)24が配置されている。センサ24は、シートの搬送方向先端を検出した場合(シートの通過を検出した場合)に検出結果を後述する制御部62に対して出力する光センサである。なお、センサ24は、2次元方向に延びる例えばCCDなどを用いたラインセンサなどであり、シートの軸方向の位置(搬送方向に対して直交する方向のシート端部の位置)も検出可能にされている。
第2の搬送路32は、シートが斜行ロール22から転写位置T及び定着装置60を通って再び斜行ロール22まで周回するようにシートを搬送する周回搬送路である。なお、第2の搬送路32には、定着装置60を通ったシートを斜行ロール22に向けて搬送する例えば搬送ロール34が設けられている。搬送ロール34は、定着装置60が現像剤像を定着させたシートを斜行ロール22に向けて挟持しつつ搬送する。
第2の搬送路32の定着装置60の下流側には、切換装置38が設けられており、第2の搬送路32から切換装置38により分岐して排出口25まで続く第3の搬送路40が形成されている。第3の搬送路40の排出口25の近傍には排出ロール42が配置されている。
したがって、給紙ユニット14の給紙カセット16から取り出しロール18により取り出されたシートは、第1の搬送路20に導かれ、斜行ロール22により姿勢が補正され、像保持体26と転写ロール28との間を通って例えば黒色の現像剤像が転写され、この転写された黒色の現像剤像が定着装置60により定着され、排出ロール42により排出口25から排出される。
ただし、カラー印刷の場合には、切換装置38が切り換えられて、シートは第2の搬送路32を通って周回し、斜行ロール22を合計4回通過する。つまり、シートは、斜行ロール22、転写位置T及び定着装置60を合計4回通って排出口25から排出されるものである。
画像形成装置本体12には、例えば略中央下部にロータリ現像装置44が配置されている。ロータリ現像装置44は、イエロー(Yellow)、マゼンタ(Magenta)、シアン(Cyan)及び黒(Black)の4色の現像剤を個別に収容する現像器46a〜46dを有する。現像器46a〜46dは、現像ロール48a〜48dと、着脱自在にされた現像剤収容器50a〜50dとをそれぞれ有し、現像剤収容器50a〜50dが収容する現像剤を現像ロール48a〜48dに個別に供給し、像保持体26が保持する静電潜像を各色の現像剤で順次に可視化する。
像保持体26の正面側には、該像保持体26を一様帯電する例えば帯電ロールからなる帯電装置52が設けられている。つまり像保持体26には、現像バイアスがかけられている。また、像保持体26には、該像保持体26の回転方向の帯電装置52よりも上流側に像保持体用クリーナ54が当接している。像保持体用クリーナ54は、転写後に像保持体26に残留する現像剤を掻き取る。また、像保持体用クリーナ54の正面側には、像保持体用クリーナ54が掻き取った現像剤を回収する現像剤回収器56が着脱自在に設けられている。
ロータリ現像装置44と現像剤回収器56との間には、帯電装置52により帯電された像保持体26に、レーザ光などの光線により静電潜像を書き込む露光装置58が配置されている。また、像保持体26の背面側には、上述した転写ロール28が位置する。転写ロール28は、現像器46a〜46dによって可視化された現像剤像を転写位置Tでシートに順次重ねて転写する。
転写位置Tの下流には、定着装置60が配置されている。定着装置60は、加熱ロールと加圧ロールとを有し、像保持体26と転写ロール28により現像剤像を転写されたシートを加熱ロールと加圧ロールとの接触部分(ニップ部:定着位置A)で挟持しつつ搬送し、現像剤像に熱と圧力とを加えてシートに現像剤像を定着させる。
また、画像形成装置本体12内には、画像形成装置10を構成する各部を制御する制御部62が配置されている。
次に、定着装置60、斜行ロール22及び搬送ロール34と、第2の搬送路32との関係について詳述する。
定着装置60は、図1に示して上述した定着位置Aにおいてシートを挟持しつつ、第2の搬送路32に沿って搬送速度Vfでシートを搬送する。定着装置60がシートを挟持しつつ搬送する場合に、定着装置60とシートとの間に生じる摩擦力は、例えばFfとなっている。
斜行ロール22は、図1に示して上述した補正位置Bにおいてシートを挟持しつつ、第2の搬送路32に沿って搬送速度Vrでシートを搬送する。斜行ロール22がシートを挟持しつつ搬送する場合に、斜行ロール22とシートとの間に生じる摩擦力は、例えばFrとなっている。
搬送ロール34は、定着装置60によって現像剤像が定着され第2の搬送路32を通って再び斜行ロール22に向けて搬送されるべきシートを、挟持しつつ第2の搬送路32に沿って搬送速度Vhで搬送する。搬送ロール34がシートを挟持しつつ搬送する場合に、搬送ロール34とシートとの間に生じる摩擦力は、例えばFhとなっている。なお、搬送ロール34は、斜行ロール22がシートを挟持した後に、シートの挟持を解除するようにされてもよい。
ここで、摩擦力Fhは、摩擦力Ff及び摩擦力Frのいずれよりも小さくなるようにされている。また、搬送速度Vhは、搬送速度Vr及び搬送速度Vfのいずれよりも速くされている。つまり、斜行ロール22と搬送ロール34とが同時にシートを搬送する場合、斜行ロール22と搬送ロール34との間には、いわゆるシートのループ(撓み)が形成される。
第2の搬送路32において、定着装置60の定着位置Aから搬送ロール34を通る斜行ロール22の補正位置Bまでの距離L(定着位置Aから補正位置Bまでの搬送方向の距離L)は、給紙カセット16が供給可能なシートの長辺(例えばA4サイズのシートの長辺)の長さよりも長くされている。即ち、シート先端が補正位置Bに到達したときには、シートは搬送ロール34に搬送されており、シート後端は定着位置Aを通過し終えている。
したがって、定着装置60及び斜行ロール22はいずれも、搬送ロール34と同時にシートを搬送していても、搬送ロール34による摩擦力の影響が小さい。
また、第2の搬送路32において、補正位置Bから転写位置Tまでの搬送方向の距離と、転写位置Tから定着位置Aまでの搬送方向の距離とは、いずれも給紙カセット16が供給可能なシートの短辺(例えば官製ハガキの短辺)の長さよりも短くされている。
次に画像形成装置10の全体動作(カラー印刷)について説明する。
画像形成信号が送られると、像保持体26が帯電装置52により一様に帯電され、この帯電された像保持体26には、画像信号に基づいて露光装置58からイエローの画像に対応する光線が出射される。露光装置58からの光線は、像保持体26の表面を露光し、静電潜像が形成される。
像保持体26に保持された静電潜像は、現像器46aの現像ロール48aに供給されるイエローの現像剤で現像され、給紙ユニット14から供給されたシートに転写される。イエローの現像剤像を転写されたシートは、定着装置60に導かれ、加熱ロールと加圧ロールとによって現像剤像を定着される。
ここで、イエローの現像剤像が定着したシートは、切換装置38によって搬送ロール34に向けて案内される。搬送ロール34は、斜行ロール22に向けてシートを搬送する。
像保持体26に残留する現像剤は、像保持体用クリーナ54により掻き取られ、現像剤回収器56に回収される。
そして再び像保持体26が帯電装置52により一様に帯電され、この帯電された像保持体26には、画像信号に基づいて露光装置58からマゼンタの画像に対応する光線が出射される。露光装置58からの光線は、像保持体26の表面を露光し、静電潜像が形成される。
像保持体26に保持された静電潜像は、現像器46bの現像ロール48bに供給されるマゼンタの現像剤で現像され、制御部62の制御により搬送ロール34に搬送されて斜行ロール22に姿勢を補正されたシートに重ねて転写される。
マゼンタの現像剤像を転写されたシートは、定着装置60に導かれ、加熱ロールと加圧ロールとによって現像剤像を定着される。マゼンタの現像剤像が定着したシートは、切換装置38によって搬送ロール34に向けて案内される。像保持体26に残留する現像剤は、像保持体用クリーナ54により掻き取られ、現像剤回収器56に回収される。
シートが搬送ロール34に向けて合計3回戻されることにより、イエロー及びマゼンタの現像剤像と同様に、シアン及び黒の現像剤により現像された現像剤像が定着装置60によってシートに定着されると、シート上で現像剤像が重ね合わされたカラー画像が形成される。カラー画像が定着したシートは、切換装置38によって排出ロール24に導かれて排出される。
次に、第2の搬送路32を周回するシートを中心に、定着装置60が1色の現像剤像をシートに定着させてから、シートに次の色の現像剤像の転写を開始するまでに、画像形成装置10が行う処理について説明する。
図3は、定着装置60が1色の現像剤像をシートに定着させてから、シートに次の色の現像剤像の転写を開始するまでに、画像形成装置10が行う処理(S10)を示すフローチャートである。
図3に示すように、ステップ100(S100)において、定着装置60は、現像剤像の定着を完了したシートを第2の搬送路32に沿って搬送ロール34に向けて搬送(排出)する。ここで、シート後端が定着位置Aを通過する。
ステップ102(S102)において、搬送ロール34は、シートを斜行ロール22に向けて搬送する。ここで、斜行ロール22にシート先端が到達する。
ステップ104(S104)において、斜行ロール22は、シートの側縁が予め定められた位置に揃えられ、予め定められた搬送方向に搬送されように、側方基準修正部64とともにシートの姿勢を補正する。
ステップ106(S106)において、センサ24は、シート先端の通過タイミングを検出する。
ステップ108(S108)において、露光装置58は、センサ24の検出結果を受け入れた制御部62の制御に応じて、シート搬送方向の画像補正をともなう露光を像保持体26に対して開始する。
ステップ110(S110)において、斜行ロール22は、さらにシートを転写位置Tに向けて搬送する。ここで、シートが転写位置Tに到達する。
ステップ112(S112)において、転写ロール28は、像保持体26が保持する現像剤像のシートに対する転写を開始する。
次に、斜行ロール22及び側方基準修正部64に換えて、シートが突き当てられた後に予め定められたタイミングでシートを挟持しつつ搬送するレジストロール66が画像形成装置10に設けられた場合の動作について説明する。
画像形成装置10は、斜行ロール22(図1)が設けられている位置に、レジストロール66が設けられることにより、補正手段が構成されてもよい。
図4は、定着装置60が1色の現像剤像をシートに定着させてから、シートに次の色の現像剤像の転写を開始するまでに、レジストロール66を有する画像形成装置10が行う処理(S20)を示すフローチャートである。
図4に示すように、ステップ200(S200)において、定着装置60は、現像剤像の定着を完了したシートを第2の搬送路32に沿って搬送ロール34に向けて搬送(排出)する。ここで、シート後端が定着位置Aを通過する。
ステップ202(S202)において、搬送ロール34は、シートをレジストロール66に向けて搬送する。ここで、停止中のレジストロール66にシート先端が到達する。
ステップ204(S204)において、レジストロール66は、搬送ロール34がレジストロール66に突き当てるシートを一時停止させることにより、シートの搬送方向の姿勢を補正する。
ステップ206(S206)において、制御部62は、予め定められたタイミングでレジストロール66の回転を開始させる。
ステップ208(S208)において、センサ24は、シートの軸方向の位置を検出するとともに、シート先端の通過タイミングを検出する。
ステップ210(S210)において、露光装置58は、センサ24の検出結果を受け入れた制御部62の制御に応じて、シート搬送方向の画像補正及び軸方向の画像補正(位置補正)をともなう露光を像保持体26に対して開始する。
ステップ212(S212)において、レジストロール66は、さらにシートを転写位置Tに向けて搬送する。ここで、シートが転写位置Tに到達する。
ステップ214(S214)において、転写ロール28は、像保持体26が保持する現像剤像のシートに対する転写を開始する。
次に、斜行ロール22及び側方基準修正部64に換えて、シートを挟持しつつ搬送方向及び軸方向に搬送する機能を有するサイドシフトロール68が画像形成装置10に設けられた場合の動作について説明する。
画像形成装置10は、斜行ロール22(図1)が設けられている位置に、サイドシフトロール68が設けられることにより、補正手段が構成されてもよい。
図5は、サイドシフトロール68の動作の概要を示す模式図である。図5に示すように、サイドシフトロール68は、第2の搬送路32においてセンサ24よりも上流側に配置され、シートが突き当てられた後に予め定められたタイミングでシートを挟持しつつ搬送方向及び軸方向に、図示しない駆動部の駆動力によって搬送することができるようにされている。ここで、センサ24は、シートの軸方向の位置及びシート先端の通過タイミングを検出するようにされている。
図6は、定着装置60が1色の現像剤像をシートに定着させてから、シートに次の色の現像剤像の転写を開始するまでに、サイドシフトロール68を有する画像形成装置10が行う処理(S30)を示すフローチャートである。
図6に示すように、ステップ300(S300)において、定着装置60は、現像剤像の定着を完了したシートを第2の搬送路32に沿って搬送ロール34に向けて搬送(排出)する。ここで、シート後端が定着位置Aを通過する。
ステップ302(S302)において、搬送ロール34は、シートをサイドシフトロール68に向けて搬送する。ここで、停止中のサイドシフトロール68にシート先端が到達する。
ステップ304(S304)において、サイドシフトロール68は、搬送ロール34がサイドシフトロール68に突き当てるシートを一時停止させることにより、シートの搬送方向の姿勢を補正する。
ステップ306(S306)において、制御部62は、予め定められたタイミングでサイドシフトロール68の回転を開始させる。
ステップ308(S308)において、センサ24は、シートの軸方向の位置を検出する。
ステップ310(S310)において、サイドシフトロール68は、シートを搬送方向に搬送しつつ軸方向にも搬送し、シートの姿勢(軸方向位置)を補正する。
ステップ312(S312)において、センサ24は、シート先端の通過タイミングを検出する。
ステップ314(S314)において、露光装置58は、センサ24の検出結果を受け入れた制御部62の制御に応じて、シート搬送方向の画像補正をともなう露光を像保持体26に対して開始する。
ステップ316(S316)において、サイドシフトロール68は、さらにシートを転写位置Tに向けて搬送する。ここで、シートが転写位置Tに到達する。
ステップ318(S318)において、転写ロール28は、像保持体26が保持する現像剤像のシートに対する転写を開始する。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概要を示す側面図である。 斜行ロールにより姿勢が補正されるシートの移動方向を平面的に示した模式図である。 定着装置が1色の現像剤像をシートに定着させてから、シートに次の色の現像剤像の転写を開始するまでに、画像形成装置が行う処理(S10)を示すフローチャートである。 定着装置が1色の現像剤像をシートに定着させてから、シートに次の色の現像剤像の転写を開始するまでに、レジストロールを有する画像形成装置が行う処理(S20)を示すフローチャートである。 サイドシフトロールの動作の概要を示す模式図である。 定着装置が1色の現像剤像をシートに定着させてから、シートに次の色の現像剤像の転写を開始するまでに、サイドシフトロールを有する画像形成装置が行う処理(S30)を示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成装置
14 給紙ユニット
16 給紙カセット
18 取り出しロール
20 第1の搬送路
22 斜行ロール
24 センサ
25 排出口
26 像保持体
28 転写ロール
32 第2の搬送路
34 搬送ロール
38 切換装置
40 第3の搬送路
42 排出ロール
44 ロータリ現像装置
46a〜46d 現像器
48a〜48d 現像ロール
50a〜50d 現像剤収容器
60 定着装置
62 制御部
64 側方基準修正部
66 レジストロール
68 サイドシフトロール

Claims (6)

  1. 像保持体と、
    この像保持体が保持する静電潜像を複数色の現像剤で順次に可視化して現像剤像にする現像手段と、
    前記像保持体が保持する現像剤像を各色毎に予め定められた転写位置でシートに重ねて転写する転写手段と、
    この転写手段にシートを供給するシート供給手段と、
    予め定められた定着位置でシートを挟持しつつ搬送し、前記転写手段が転写した現像剤像を各色毎にシートに定着させる定着手段と、
    前記転写手段が1色の現像剤像を転写したシートを前記定着手段に導き、再び前記転写位置まで周回させる周回搬送路と、
    予め定められた補正位置でシートを挟持しつつ搬送し、前記周回搬送路を通るシートの前記転写手段に対する姿勢を補正する補正手段と、
    前記定着手段が現像剤像を定着させた後の前記周回搬送路を通るシートを前記補正手段に向けて挟持しつつ搬送する搬送手段と、
    を有し、
    前記周回搬送路の前記定着位置から前記補正位置までの搬送方向の距離は、前記シート供給手段が供給するシートの搬送方向の長さよりも長くされている
    画像形成装置。
  2. 前記搬送手段がシートを挟持しつつ搬送する場合に前記搬送手段とシートとの間に生じる摩擦力は、前記定着手段がシートを挟持しつつ搬送する場合に前記定着手段とシートとの間に生じる摩擦力よりも小さく、且つ、前記補正手段がシートを挟持しつつ搬送する場合に前記補正手段とシートとの間に生じる摩擦力よりも小さくされている
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送手段がシートを搬送する搬送速度は、前記補正手段がシートを搬送する搬送速度よりも速くされている
    請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記搬送手段は、
    前記補正手段がシートを挟持した後に、シートの挟持を解除する
    請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置。
  5. 前記補正手段は、
    シートが突き当てられた後に、予め定められたタイミングでシートを挟持しつつ搬送を開始するレジストロールである
    請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置。
  6. 前記補正手段は、
    前記周回搬送路に対して傾斜した方向にシートを搬送する斜行搬送部材と、
    この斜行搬送部材が搬送するシートの搬送方向の側縁を予め定められた基準位置に揃えるように修整し、シートを予め定められた搬送方向に案内する案内部材と、
    を有する請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置。
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EP2375142A2 (en) 2010-04-12 2011-10-12 Ichikoh Industries, Ltd. Vehicle headlamp

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