JP2007121885A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザーにより設定された用紙サイズおよび用紙搬送方向と,実際に画像形成装置の給紙部にセットされた用紙のサイズおよび搬送方向とが異なる場合における,2枚目の用紙の定着ローラへの巻き付きを防止する。
【解決手段】ユーザーにより設定された用紙サイズおよび搬送方向を記憶するとともに,給紙時に,給紙ローラ90を,ユーザーにより設定された用紙搬送方向長さの半分まで用紙を給送した直後に一旦停止させ,その後再び回転させ,用紙が搬送される過程で用紙検出センサ10sにて用紙無し状態が検出されないとき,用紙の後端が給紙ローラ90を通過するまであるいは通過する直前まで給紙ローラ90を回転させ,用紙が搬送される過程で用紙検出センサ10sにて用紙無し状態が検出されたとき,用紙の搬送を停止させる。
【選択図】図1
【解決手段】ユーザーにより設定された用紙サイズおよび搬送方向を記憶するとともに,給紙時に,給紙ローラ90を,ユーザーにより設定された用紙搬送方向長さの半分まで用紙を給送した直後に一旦停止させ,その後再び回転させ,用紙が搬送される過程で用紙検出センサ10sにて用紙無し状態が検出されないとき,用紙の後端が給紙ローラ90を通過するまであるいは通過する直前まで給紙ローラ90を回転させ,用紙が搬送される過程で用紙検出センサ10sにて用紙無し状態が検出されたとき,用紙の搬送を停止させる。
【選択図】図1
Description
本発明は,プリンター、ファクシミリ、複写機等,用紙にトナー像を形成する画像形成装置に関する。特に、その給紙技術に関するものである。
従来,トナー像を形成する画像形成部と,この画像形成部にて形成されたトナー像を用紙に転写する転写部と,この転写部にてトナー像が転写された用紙を搬送しつつ加熱することで前記トナー像を用紙上に溶融定着させる定着ローラと,用紙がセットされた給紙部から,前記転写部に用紙を給送する給紙ローラとを備え,給紙時に前記給紙ローラを前記用紙の後端が当該給紙ローラを通過するまで回転させることによって,給紙ローラより下流側のローラで搬送される用紙に対して給紙ローラが負荷として作用しないようにした画像形成装置が知られている(例えば特許文献1)。
また,給紙ローラと転写部との間に設けられたゲートローラ対を備え,前記給紙ローラにて給送された用紙の先端を,停止状態のゲートローラ対のニップ部に突き当てることで用紙を撓ませるとともに用紙の斜行を矯正し,その後,前記転写部におけるトナー像の用紙に対する転写タイミングに合わせてゲートローラ対を回転させて前記用紙を前記転写部に向けて搬送する画像形成装置も知られている(例えば特許文献1)。
特開平7−215498号公報
また,給紙ローラと転写部との間に設けられたゲートローラ対を備え,前記給紙ローラにて給送された用紙の先端を,停止状態のゲートローラ対のニップ部に突き当てることで用紙を撓ませるとともに用紙の斜行を矯正し,その後,前記転写部におけるトナー像の用紙に対する転写タイミングに合わせてゲートローラ対を回転させて前記用紙を前記転写部に向けて搬送する画像形成装置も知られている(例えば特許文献1)。
画像形成装置の給紙部には,その給紙部にセットされた用紙の,搬送方向長さ(用紙サイズ)を検出する用紙サイズセンサを備えたものと備えていないものとがある。
用紙サイズセンサを備えたものの場合,給紙時に,給紙ローラを用紙の後端が給紙ローラを通過するまで回転させるようにする制御は,上記用紙サイズセンサで得られた用紙の搬送方向長さに基づいて行うことができる。
一方,用紙サイズセンサを備えていないものの場合,給紙ローラを,用紙の後端が給紙ローラを通過するまで回転させるようにする制御は,画像形成装置が備える操作部(例えば操作パネル),あるいは画像形成装置が接続されているコンピュータにおけるプリンタドライバ上でユーザーにより設定(選択)された用紙サイズおよび用紙搬送方向(例えばA3サイズ縦方向等)に基づいて行うこととなる。
用紙サイズセンサを備えたものの場合,給紙時に,給紙ローラを用紙の後端が給紙ローラを通過するまで回転させるようにする制御は,上記用紙サイズセンサで得られた用紙の搬送方向長さに基づいて行うことができる。
一方,用紙サイズセンサを備えていないものの場合,給紙ローラを,用紙の後端が給紙ローラを通過するまで回転させるようにする制御は,画像形成装置が備える操作部(例えば操作パネル),あるいは画像形成装置が接続されているコンピュータにおけるプリンタドライバ上でユーザーにより設定(選択)された用紙サイズおよび用紙搬送方向(例えばA3サイズ縦方向等)に基づいて行うこととなる。
しかしながら,ユーザーにより設定された用紙サイズおよび用紙搬送方向と,実際に画像形成装置の給紙部にセットされた用紙のサイズおよび搬送方向とは,必ずしも一致するとは限らない。
例えば,ユーザーにより設定された用紙サイズおよび用紙搬送方向がA3サイズ縦であるにもかかわらず,画像形成装置の給紙部には,ユーザ−の誤りによって,A4サイズの用紙が横置きにセットされる(あるいはすでにセットされている)ことがある。
例えば,ユーザーにより設定された用紙サイズおよび用紙搬送方向がA3サイズ縦であるにもかかわらず,画像形成装置の給紙部には,ユーザ−の誤りによって,A4サイズの用紙が横置きにセットされる(あるいはすでにセットされている)ことがある。
そしてこのような状況において,画像形成動作がなされると,従来技術では,給紙ローラはA3サイズ縦送り分だけ連続して回転することとなるから,転写部にはA4サイズの用紙が横置き状態で連続して2枚送られることとなり,本来A3サイズ縦送りの用紙1枚に転写されるべきトナー像が,連続して送られた2枚の横置きA4サイズの用紙に跨って転写されてそのまま定着ローラへと進むこととなる。
通常,用紙に対するトナー像の形成は,用紙先端部分に一定のマージン(トナー像が転写されない余白部分)を設けてなされ,このマージン部分は溶融トナーによる定着ローラへの吸着力が作用しないために定着ローラから剥離し易いから,定着ローラを通過する用紙は,その先端部分(マージン部分)から剥離されて定着ローラを通過することとなるが,上述したように,連続して送られた2枚の用紙に跨ってトナー像が転写されると,2枚目の用紙には,その先端部分から(マージンが形成されることなく)トナー像が転写されることとなるから,この2枚目の用紙が定着ローラに到達して定着動作がなされると,用紙先端部分に転写されているトナーが溶融して定着ローラに対する吸着作用が生じ,これによって,2枚目の用紙が先端から定着ローラに巻き付いてしまうという問題があった。用紙が先端から定着ローラに巻き付いてしまうと,その除去作業は非常に大変である。
本発明の目的は,以上のような問題を解決し,ユーザーにより設定された用紙サイズおよび用紙搬送方向と,実際に画像形成装置の給紙部にセットされた用紙のサイズおよび搬送方向とが異なる場合における,2枚目の用紙の定着ローラへの巻き付きを防止できる画像形成装置を提供することにある。
本発明の目的は,以上のような問題を解決し,ユーザーにより設定された用紙サイズおよび用紙搬送方向と,実際に画像形成装置の給紙部にセットされた用紙のサイズおよび搬送方向とが異なる場合における,2枚目の用紙の定着ローラへの巻き付きを防止できる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は,トナー像を形成する画像形成部と,
この画像形成部にて形成されたトナー像を用紙に転写する転写部と,
この転写部にてトナー像が転写された用紙を搬送しつつ加熱することで前記トナー像を用紙上に溶融定着させる定着ローラと,
用紙がセットされた給紙部から,前記転写部に向けて用紙を給送する給紙ローラと,
この給紙ローラと前記転写部との間の用紙搬送経路に設けられたセンサであって当該センサ位置に用紙があるか否かを検出する用紙検出センサとを備え,給紙時に前記給紙ローラを基本的には前記用紙の後端が当該給紙ローラを通過するまであるいは通過する直前まで回転させる画像形成装置であって,
前記転写部にてトナー像を転写させるべき用紙としてユーザーにより設定された用紙のサイズおよび用紙の搬送方向を記憶するとともに,給紙時に,前記給紙ローラを,前記ユーザーにより設定された用紙の搬送方向長さの半分まで用紙を給送した直後に一旦停止させ,その後再び回転させ,当該用紙が搬送される過程で前記用紙検出センサにて用紙無し状態が検出されないとき,当該用紙の後端が給紙ローラを通過するまであるいは通過する直前まで給紙ローラを回転させ,当該用紙が搬送される過程で前記用紙検出センサにて用紙無し状態が検出されたとき,用紙の搬送を停止させる制御部を備えたことを特徴とする。
この画像形成部にて形成されたトナー像を用紙に転写する転写部と,
この転写部にてトナー像が転写された用紙を搬送しつつ加熱することで前記トナー像を用紙上に溶融定着させる定着ローラと,
用紙がセットされた給紙部から,前記転写部に向けて用紙を給送する給紙ローラと,
この給紙ローラと前記転写部との間の用紙搬送経路に設けられたセンサであって当該センサ位置に用紙があるか否かを検出する用紙検出センサとを備え,給紙時に前記給紙ローラを基本的には前記用紙の後端が当該給紙ローラを通過するまであるいは通過する直前まで回転させる画像形成装置であって,
前記転写部にてトナー像を転写させるべき用紙としてユーザーにより設定された用紙のサイズおよび用紙の搬送方向を記憶するとともに,給紙時に,前記給紙ローラを,前記ユーザーにより設定された用紙の搬送方向長さの半分まで用紙を給送した直後に一旦停止させ,その後再び回転させ,当該用紙が搬送される過程で前記用紙検出センサにて用紙無し状態が検出されないとき,当該用紙の後端が給紙ローラを通過するまであるいは通過する直前まで給紙ローラを回転させ,当該用紙が搬送される過程で前記用紙検出センサにて用紙無し状態が検出されたとき,用紙の搬送を停止させる制御部を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば,給紙時に,給紙ローラは,ユーザーにより設定された用紙の搬送方向長さの半分まで用紙を給送した直後に一旦停止し,その後再び回転するので,ユーザーにより設定された用紙サイズおよび用紙搬送方向と,実際に画像形成装置の給紙部にセットされた用紙のサイズおよび搬送方向とが異なる場合,例えば,ユーザーにより設定された用紙サイズおよび用紙搬送方向がA3サイズ縦であるにもかかわらず,画像形成装置の給紙部に,A4サイズの用紙が横置きにセットされる(あるいはセットされている)場合,給紙ローラにより給送される1枚目の用紙と2枚目の用紙との間には,給紙ローラの上記一旦停止に相当するだけの間隔(用紙無し状態)が形成されることとなる。
この間隔は,上記用紙検出センサにて用紙無し状態として検出され,これによって,制御部の作動で用紙の搬送が停止されることとなる。
用紙検出センサは,給紙ローラと転写部との間の用紙搬送経路に設けられているから,2枚目の用紙にはトナー像は転写されず,また,この2枚目の用紙は定着ローラへも到達しない。
したがって,2枚目の用紙が定着ローラへ巻き付いてしまうということがなくなる。
この間隔は,上記用紙検出センサにて用紙無し状態として検出され,これによって,制御部の作動で用紙の搬送が停止されることとなる。
用紙検出センサは,給紙ローラと転写部との間の用紙搬送経路に設けられているから,2枚目の用紙にはトナー像は転写されず,また,この2枚目の用紙は定着ローラへも到達しない。
したがって,2枚目の用紙が定着ローラへ巻き付いてしまうということがなくなる。
一方,ユーザーにより設定された用紙サイズおよび用紙搬送方向と,実際に画像形成装置の給紙部にセットされた用紙のサイズおよび搬送方向とが一致している場合,例えば,ユーザーにより設定された用紙サイズおよび用紙搬送方向がA3サイズ縦であり,画像形成装置の給紙部に,A3サイズの用紙が縦置きにセットされる(あるいはセットされている)場合,給紙ローラが,ユーザーにより設定された用紙の搬送方向長さの半分まで用紙を給送した直後に一旦停止し,その後再び回転しても,上記間隔(用紙無し状態)は形成されないから,用紙検出センサによって用紙無し状態は検出されず,当該用紙の後端が給紙ローラを通過するまであるいは通過する直前まで給紙ローラが回転して通常通り用紙に画像が形成されることとなる。
以上のように,この画像形成装置によれば,ユーザーにより設定された用紙サイズおよび用紙搬送方向と,実際に画像形成装置の給紙部にセットされた用紙のサイズおよび搬送方向とが異なる場合における,2枚目の用紙の定着ローラへの巻き付きを防止することができる。
以上のように,この画像形成装置によれば,ユーザーにより設定された用紙サイズおよび用紙搬送方向と,実際に画像形成装置の給紙部にセットされた用紙のサイズおよび搬送方向とが異なる場合における,2枚目の用紙の定着ローラへの巻き付きを防止することができる。
画像形成装置が,給紙ローラと転写部との間に設けられたゲートローラ対を備えており,給紙ローラにて給送された用紙の先端を,停止状態のゲートローラ対のニップ部に突き当てることで用紙を撓ませるとともに用紙の斜行を矯正し,その後,転写部におけるトナー像の用紙に対する転写タイミングに合わせてゲートローラ対を回転させて用紙を転写部に向けて搬送する構成のものである場合には,前記用紙の撓ませ量を,前記給紙ローラの一旦停止によるその停止時間においてゲートローラ対で搬送される用紙の搬送量よりも大きくする。
このように構成すれば,給紙ローラの一旦停止時にゲートローラ対で用紙が搬送されても,その用紙に対して一旦停止している給紙ローラが負荷として作用しないため,用紙に引っ張り力が作用することによる用紙の波打ちの発生を防止することができる。用紙に波打が生じる(用紙搬送方向から見て用紙が波形になる)と,この波打形状部分がゲートローラ対に達してニップされたときに皺になるおそれがあるが,このような構成によれば,皺の発生を防止することができる。
このように構成すれば,給紙ローラの一旦停止時にゲートローラ対で用紙が搬送されても,その用紙に対して一旦停止している給紙ローラが負荷として作用しないため,用紙に引っ張り力が作用することによる用紙の波打ちの発生を防止することができる。用紙に波打が生じる(用紙搬送方向から見て用紙が波形になる)と,この波打形状部分がゲートローラ対に達してニップされたときに皺になるおそれがあるが,このような構成によれば,皺の発生を防止することができる。
以下,本発明に係る画像形成装置の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る画像形成装置の一実施の形態の内部構造を示す概略正面図,図2は給紙部に用紙がセットされた状態を示す図である。
この画像形成装置は,用紙の両面にフルカラー画像を形成することのできるカラー画像形成装置であり,ケース10と,このケース10内に収容された,像担持体ユニット20と,露光手段としての露光ユニット30と,現像手段としての現像器(現像装置)40と,中間転写体ユニット50と,定着手段としての定着ユニット(定着器)60とを備えている。
ケース10には装置本体の図示しないフレームが設けられており,このフレームに各ユニット等が取り付けられている。
この実施の形態における画像形成部は,上記像担持体ユニット20と,露光ユニット30と,現像器40と,中間転写体ユニット50とで構成されている。
図1は本発明に係る画像形成装置の一実施の形態の内部構造を示す概略正面図,図2は給紙部に用紙がセットされた状態を示す図である。
この画像形成装置は,用紙の両面にフルカラー画像を形成することのできるカラー画像形成装置であり,ケース10と,このケース10内に収容された,像担持体ユニット20と,露光手段としての露光ユニット30と,現像手段としての現像器(現像装置)40と,中間転写体ユニット50と,定着手段としての定着ユニット(定着器)60とを備えている。
ケース10には装置本体の図示しないフレームが設けられており,このフレームに各ユニット等が取り付けられている。
この実施の形態における画像形成部は,上記像担持体ユニット20と,露光ユニット30と,現像器40と,中間転写体ユニット50とで構成されている。
像担持体ユニット20は,外周面に感光層を有する感光体21と,この感光体21の外周面を一様に帯電させる帯電手段としてのコロナ帯電器(スコロトロン帯電器)22とを有しており,このコロナ帯電器22により一様に帯電させられた感光体21の外周面を露光ユニット30からのレーザー光Lで選択的に露光して静電潜像を形成し,この静電潜像に現像器40で現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とし,このトナー像を中間転写体ユニット50の中間転写ベルト51に一次転写部T1で一次転写し,さらに,二次転写部(請求項1でいう転写部)T2で,転写対象である用紙に二次転写させるようになっている。
ケース10内には,上記二次転写部T2により片面に画像が形成された用紙をケース10上面の用紙排出部(排紙トレイ部)15に向けて搬送する搬送路16と,この搬送路16により用紙排出部15に向けて搬送された用紙をスイッチバックさせて他面にも画像を形成すべく前記二次転写部T2に向けて返送する返送路17とが設けられている。
ケース10の下部には,複数枚の用紙を積層保持する給紙カセット18が2段設けられており,その用紙を一枚ずつ上記二次転写部T2に向けて給送する給紙ローラ19がそれぞれ設けられている。
ケース10の下部には,複数枚の用紙を積層保持する給紙カセット18が2段設けられており,その用紙を一枚ずつ上記二次転写部T2に向けて給送する給紙ローラ19がそれぞれ設けられている。
画像形成装置の右側面には,軸103で開閉可能に設けられた側面カバー(開閉カバー)102が設けられており,この側面カバー102に本発明に関する給紙装置80が組み込まれている。
給紙装置80は,給紙部としてのマルチパーパーストレイ(手差しトレイ)100を有しており,このマルチパーパーストレイ100にセットされた用紙を一枚ずつ給送する給紙ローラ90が側面カバー102のフレーム10f(給紙装置80のフレームでもある)に設けられている。
130はリタードローラであり,このリタードローラ130は,給紙ローラ90に当接する,トルクリミッタ付きのリタードローラである。このリタードローラ130によってマルチパーパーストレイ100上にセットされている用紙が複数枚の場合には,その最上位の用紙と次位の用紙とが分離されて給送される。
この給紙装置80による給紙動作については,後に詳しく説明する。
給紙装置80は,給紙部としてのマルチパーパーストレイ(手差しトレイ)100を有しており,このマルチパーパーストレイ100にセットされた用紙を一枚ずつ給送する給紙ローラ90が側面カバー102のフレーム10f(給紙装置80のフレームでもある)に設けられている。
130はリタードローラであり,このリタードローラ130は,給紙ローラ90に当接する,トルクリミッタ付きのリタードローラである。このリタードローラ130によってマルチパーパーストレイ100上にセットされている用紙が複数枚の場合には,その最上位の用紙と次位の用紙とが分離されて給送される。
この給紙装置80による給紙動作については,後に詳しく説明する。
現像器40はロータリ現像器(ロータリ現像装置)であり,回転体本体41に対して,それぞれトナーが収容された複数の現像器カートリッジ(図示せず)が着脱可能に装着されている。回転体本体41が矢印R方向に90度ピッチで回転することによって,各現像器カートリッジが備えている現像ローラ(図示せず)を感光体21に選択的に当接させ,感光体21の表面を選択的に現像することが可能となっている。
露光ユニット30は,上記レーザー光Lを感光体21に向けて照射する。
中間転写体ユニット50は,図示しないユニットフレームと,このフレームで回転可能に支持された駆動ローラ54と複数本の従動ローラに掛け回されて張架された前記中間転写ベルト51とを備えており,中間転写ベルト51が図示矢印方向に循環駆動される。感光体21と中間転写ベルト51との当接部において前記一次転写部T1が形成されており,駆動ローラと本体側に設けられた二次転写ローラ10bとの圧接部において前記二次転写部T2が形成される。
二次転写ローラ10bは,前記駆動ローラ54に対して(したがって中間転写ベルト51に対して)接離可能であり,接触した際に二次転写部T2が形成される。
中間転写体ユニット50は,図示しないユニットフレームと,このフレームで回転可能に支持された駆動ローラ54と複数本の従動ローラに掛け回されて張架された前記中間転写ベルト51とを備えており,中間転写ベルト51が図示矢印方向に循環駆動される。感光体21と中間転写ベルト51との当接部において前記一次転写部T1が形成されており,駆動ローラと本体側に設けられた二次転写ローラ10bとの圧接部において前記二次転写部T2が形成される。
二次転写ローラ10bは,前記駆動ローラ54に対して(したがって中間転写ベルト51に対して)接離可能であり,接触した際に二次転写部T2が形成される。
したがって,カラー画像を形成する際には,二次転写ローラ10bが中間転写ベルト51から離間している状態で中間転写ベルト51上において複数色のトナー像が重ね合わされてカラー画像(トナー像)が形成され,その後,二次転写ローラ10bが中間転写ベルト51に当接し,その当接部(二次転写部T2)に用紙が供給されることによって中間転写ベルト51上から用紙上にカラー画像(トナー像)が転写(二次転写)されることとなる。
トナー像が転写された用紙は,定着ユニット60の定着ローラ対61,62のニップ部を通ることでトナー像が溶融定着され,上記排紙トレイ部15に向けて排出される。
トナー像が転写された用紙は,定着ユニット60の定着ローラ対61,62のニップ部を通ることでトナー像が溶融定着され,上記排紙トレイ部15に向けて排出される。
画像形成部への用紙の給送は,上述した2段の給紙カセット18,マルチパーパーストレイ100のうちの1つから選択的になされる。
通常,給紙カセット18には,普通紙等が定常的にセットされるが,マルチパーパーストレイ100には,必要に応じて,種々の用紙Sがセットされる(図2参照)。すなわち,マルチパーパーストレイ100には,ユーザーの必要に応じて,種々のサイズの普通紙,厚紙,葉書,封筒,OHPシート,その他の記録材が適宜セットされる。
給紙カセット18またはマルチパーパーストレイ100から給送された用紙は,搬送ローラ10hによりゲートローラ対10gを経て上記二次転写部T2へ向けて搬送される。
通常,給紙カセット18には,普通紙等が定常的にセットされるが,マルチパーパーストレイ100には,必要に応じて,種々の用紙Sがセットされる(図2参照)。すなわち,マルチパーパーストレイ100には,ユーザーの必要に応じて,種々のサイズの普通紙,厚紙,葉書,封筒,OHPシート,その他の記録材が適宜セットされる。
給紙カセット18またはマルチパーパーストレイ100から給送された用紙は,搬送ローラ10hによりゲートローラ対10gを経て上記二次転写部T2へ向けて搬送される。
給紙カセット18の用紙を給送する給紙ローラ19は図示のような半月形のローラであり,給紙時には1回転だけして停止するローラであるが,マルチパーパーストレイ100にセットされた用紙Sを給送する給紙ローラ90は円筒形のローラであり,給紙時に,基本的には用紙Sの後端が当該給紙ローラ90(給紙ローラ90とリタードローラ130とのニップ部)を通過するまであるいは通過する直前まで回転することにより,搬送ローラ10h等で搬送される用紙Sに当該給紙ローラ90が負荷として作用しないようにしたローラである。
ゲートローラ対10gは,給紙ローラ19または90にて給送された用紙の先端を,停止状態のゲートローラ対10gのニップ部に突き当てることで用紙を撓ませるとともに用紙の斜行を矯正し,その後,転写部(二次転写部)T2における,トナー像の用紙に対する転写タイミングに合わせて回転して用紙を転写部T2に向けて搬送する。ゲートローラ対10g等は,図示しない駆動モータ(ステッピングモータ)によって駆動される。
10sは用紙検出センサであり,給紙ローラ90(あるいは19)と二次転写部T2との間の用紙搬送経路16に設けられている。用紙検出センサ10sは,当該センサを用紙の先端が通過すると仮想線で示すように揺動してONし,後端が通過すると実線で示すように揺動してOFFする。これによって,用紙検出センサ10sは当該センサ位置に用紙があるか否かを検出することができる。
10cはこの画像形成装置全体の制御を行う制御部であり,給紙ローラ90等を後述するように作動させる。
10cはこの画像形成装置全体の制御を行う制御部であり,給紙ローラ90等を後述するように作動させる。
マルチパーパーストレイ100を備えた給紙装置80は,給紙部であるマルチパーパーストレイ100にセットされた用紙Sの,搬送方向長さ(用紙サイズ)を検出する用紙サイズセンサを備えてはいない。
このため,給紙ローラ90を,用紙Sの後端が給紙ローラ90を通過するまで回転させるようにする制御は,画像形成装置が備える操作部(例えば操作パネル(図示せず)),あるいは画像形成装置が接続されているコンピュータ(例えばパーソナルコンピュータ)におけるプリンタドライバ上でユーザーにより設定(選択)された用紙サイズおよび用紙搬送方向(例えばA3サイズ縦方向等)に基づいて行うこととなる。
このため,給紙ローラ90を,用紙Sの後端が給紙ローラ90を通過するまで回転させるようにする制御は,画像形成装置が備える操作部(例えば操作パネル(図示せず)),あるいは画像形成装置が接続されているコンピュータ(例えばパーソナルコンピュータ)におけるプリンタドライバ上でユーザーにより設定(選択)された用紙サイズおよび用紙搬送方向(例えばA3サイズ縦方向等)に基づいて行うこととなる。
しかしながら,前述したように,ユーザーにより設定された用紙サイズおよび用紙搬送方向と,実際に画像形成装置の給紙部であるマルチパーパーストレイ100にセットされた用紙Sのサイズおよび搬送方向とは,必ずしも一致するとは限らない。
例えば,ユーザーにより設定された用紙サイズおよび用紙搬送方向がA3サイズ縦であるにもかかわらず,マルチパーパーストレイ100には,ユーザ−の誤りによって,A4サイズの用紙が横置きにセットされる(あるいはすでにセットされている)ことがある。
例えば,ユーザーにより設定された用紙サイズおよび用紙搬送方向がA3サイズ縦であるにもかかわらず,マルチパーパーストレイ100には,ユーザ−の誤りによって,A4サイズの用紙が横置きにセットされる(あるいはすでにセットされている)ことがある。
そしてこのような状況において,仮に何らの方策も講ぜられることなく画像形成動作がなされると,前述したように給紙ローラ90はA3サイズ縦送り分だけ連続して回転することとなるから,転写部T2には,図3(a)に示すように,A4サイズの用紙S4(S4’)が横置き状態で連続して2枚送られることとなり,本来A3サイズ縦送りの用紙1枚に転写されるべきトナー像TIが,連続して送られた2枚の横置きA4サイズの用紙S4,S4’に跨って転写されてそのまま定着ローラ61,62へと進むこととなる。
通常,用紙に対するトナー像の形成は,用紙先端部分に一定のマージン(トナー像が転写されない余白部分)Mを設けてなされ(図3(a)参照),このマージン部分Mは溶融トナーによる定着ローラへの吸着力が作用しないために定着ローラから剥離し易い。したがって,通常であれば定着ローラを通過する用紙は,その先端部分(マージン部分)Mから剥離されて定着ローラを通過することとなるが,図3(a)に示したように,連続して送られた2枚の用紙S4,S4’に跨ってトナー像TIが転写されると,2枚目の用紙S4’には,その先端部分Saから(マージンが形成されることなく)トナー像TIが転写されることとなる。このため,この2枚目の用紙S4’が定着ローラに到達して定着動作がなされると,用紙先端部分Saに転写されているトナーが溶融して定着ローラ61に対する吸着作用が生じ,これによって,2枚目の用紙S4’が先端Saから定着ローラ61に巻き付いてしまうという問題が生ずることは前述したとおりである。
そこでこの問題を解決すべく,この実施の形態では,制御部10cを次のように構成した。
すなわち,転写部T2にてトナー像を転写させるべき用紙としてユーザーにより設定された用紙のサイズおよび用紙の搬送方向(上の例ではA3サイズ縦方向等)を記憶するとともに,給紙時に,給紙ローラ90を,前記ユーザーにより設定された用紙の搬送方向長さの半分(上の例ではA4サイズ横置き分)まで用紙を給送した直後に一旦停止させ,その後再び回転させ,当該用紙が搬送される過程で用紙検出センサ10sにて用紙無し状態が検出されないとき,当該用紙の後端が給紙ローラ90を通過するまであるいは通過する直前まで給紙ローラ90を回転させ,当該用紙が搬送される過程で前記用紙検出センサ10sにて用紙無し状態が検出されたとき,用紙の搬送を停止させるように構成した。
また,給紙ローラ90にて給送された用紙の先端を,停止状態のゲートローラ対10gのニップ部に突き当てることで用紙を撓ませる際のその撓ませ量を,給紙ローラ90の上記一旦停止によるその停止時間においてゲートローラ対10gで搬送される用紙の搬送量よりも大きくなるように構成した。
すなわち,転写部T2にてトナー像を転写させるべき用紙としてユーザーにより設定された用紙のサイズおよび用紙の搬送方向(上の例ではA3サイズ縦方向等)を記憶するとともに,給紙時に,給紙ローラ90を,前記ユーザーにより設定された用紙の搬送方向長さの半分(上の例ではA4サイズ横置き分)まで用紙を給送した直後に一旦停止させ,その後再び回転させ,当該用紙が搬送される過程で用紙検出センサ10sにて用紙無し状態が検出されないとき,当該用紙の後端が給紙ローラ90を通過するまであるいは通過する直前まで給紙ローラ90を回転させ,当該用紙が搬送される過程で前記用紙検出センサ10sにて用紙無し状態が検出されたとき,用紙の搬送を停止させるように構成した。
また,給紙ローラ90にて給送された用紙の先端を,停止状態のゲートローラ対10gのニップ部に突き当てることで用紙を撓ませる際のその撓ませ量を,給紙ローラ90の上記一旦停止によるその停止時間においてゲートローラ対10gで搬送される用紙の搬送量よりも大きくなるように構成した。
以上のような画像形成装置は,トナー像を形成する画像形成部と,この画像形成部にて形成されたトナー像を用紙に転写する転写部T2と,この転写部T2にてトナー像が転写された用紙を搬送しつつ加熱することで前記トナー像を用紙上に溶融定着させる定着ローラ61と,用紙がセットされた給紙部100から,前記転写部T2に向けて用紙を給送する給紙ローラ90と,この給紙ローラ90と前記転写部T2との間の用紙搬送経路16に設けられたセンサであって当該センサ位置に用紙があるか否かを検出する用紙検出センサ10sとを備え,給紙時に前記給紙ローラ90を基本的には前記用紙の後端が当該給紙ローラ90を通過するまであるいは通過する直前まで回転させる画像形成装置であって,
前記転写部T2にてトナー像を転写させるべき用紙としてユーザーにより設定された用紙のサイズおよび用紙の搬送方向を記憶するとともに,給紙時に,前記給紙ローラ90を,前記ユーザーにより設定された用紙の搬送方向長さの半分まで用紙を給送した直後に一旦停止させ,その後再び回転させ,当該用紙が搬送される過程で前記用紙検出センサ10sにて用紙無し状態が検出されないとき,当該用紙の後端が給紙ローラ90を通過するまであるいは通過する直前まで給紙ローラ90を回転させ,当該用紙が搬送される過程で前記用紙検出センサ10sにて用紙無し状態が検出されたとき,用紙の搬送を停止させる制御部を備えているので,この画像形成装置によれば次のような作用効果が得られる。
前記転写部T2にてトナー像を転写させるべき用紙としてユーザーにより設定された用紙のサイズおよび用紙の搬送方向を記憶するとともに,給紙時に,前記給紙ローラ90を,前記ユーザーにより設定された用紙の搬送方向長さの半分まで用紙を給送した直後に一旦停止させ,その後再び回転させ,当該用紙が搬送される過程で前記用紙検出センサ10sにて用紙無し状態が検出されないとき,当該用紙の後端が給紙ローラ90を通過するまであるいは通過する直前まで給紙ローラ90を回転させ,当該用紙が搬送される過程で前記用紙検出センサ10sにて用紙無し状態が検出されたとき,用紙の搬送を停止させる制御部を備えているので,この画像形成装置によれば次のような作用効果が得られる。
転写部T2にてトナー像を転写させるべき用紙としてユーザーにより設定された用紙のサイズおよび用紙の搬送方向がA3サイズ縦方向である場合を例にとって説明すると,
給紙時に,給紙ローラ90は,ユーザーにより設定された用紙の搬送方向長さの半分(A4サイズ横置き分)まで用紙を給送した直後に一旦停止し,その後再び回転するので,ユーザーにより設定された用紙サイズおよび用紙搬送方向がA3サイズ縦であるにもかかわらず,画像形成装置の給紙部100に,A4サイズの用紙が横置きにセットされる(あるいはセットされている)場合,図3(b)に示すように,給紙ローラ90により給送される1枚目の用紙S4と2枚目の用紙S4’との間には,給紙ローラ90の上記一旦停止に相当するだけの間隔(用紙無し状態)Cが形成されることとなる。
この間隔Cは,上記用紙検出センサ10sにて用紙無し状態として検出され,これによって用紙S4およびS4’の搬送が停止されることとなる。なお,間隔Cは,用紙検出センサ10sにて用紙無し状態として検出されるだけの間隔であり,この実施の形態の用紙検出センサ10sのように揺動レバー式の場合には,間隔Cは15〜20mm程度とするが,用紙検出センサをフォトセンサで構成した場合には,間隔Cは3〜4mm程度としても用紙無し状態として検出可能である。
用紙検出センサ10sは,給紙ローラ90と転写部T2との間の用紙搬送経路16に設けられているから,用紙S4およびS4’の搬送が停止されることで,2枚目の用紙S4’にはトナー像は転写されず,また,この2枚目の用紙S4’は定着ローラ61へも到達しない。
したがって,2枚目の用紙S4’が定着ローラ61へ巻き付いてしまうということがなくなる。
給紙時に,給紙ローラ90は,ユーザーにより設定された用紙の搬送方向長さの半分(A4サイズ横置き分)まで用紙を給送した直後に一旦停止し,その後再び回転するので,ユーザーにより設定された用紙サイズおよび用紙搬送方向がA3サイズ縦であるにもかかわらず,画像形成装置の給紙部100に,A4サイズの用紙が横置きにセットされる(あるいはセットされている)場合,図3(b)に示すように,給紙ローラ90により給送される1枚目の用紙S4と2枚目の用紙S4’との間には,給紙ローラ90の上記一旦停止に相当するだけの間隔(用紙無し状態)Cが形成されることとなる。
この間隔Cは,上記用紙検出センサ10sにて用紙無し状態として検出され,これによって用紙S4およびS4’の搬送が停止されることとなる。なお,間隔Cは,用紙検出センサ10sにて用紙無し状態として検出されるだけの間隔であり,この実施の形態の用紙検出センサ10sのように揺動レバー式の場合には,間隔Cは15〜20mm程度とするが,用紙検出センサをフォトセンサで構成した場合には,間隔Cは3〜4mm程度としても用紙無し状態として検出可能である。
用紙検出センサ10sは,給紙ローラ90と転写部T2との間の用紙搬送経路16に設けられているから,用紙S4およびS4’の搬送が停止されることで,2枚目の用紙S4’にはトナー像は転写されず,また,この2枚目の用紙S4’は定着ローラ61へも到達しない。
したがって,2枚目の用紙S4’が定着ローラ61へ巻き付いてしまうということがなくなる。
一方,ユーザーにより設定された用紙サイズおよび用紙搬送方向がA3サイズ縦であり,画像形成装置の給紙部100に,A3サイズの用紙が縦置きにセットされる(あるいはセットされている)場合,給紙ローラ90が,ユーザーにより設定された用紙の搬送方向長さの半分(A4サイズ横置き分)まで用紙を給送した直後に一旦停止し,その後再び回転しても,上記間隔(用紙無し状態)Cは形成されないから,用紙検出センサ10sによって用紙無し状態は検出されず,当該用紙(A3サイズ縦置きの用紙)の後端が給紙ローラ90を通過するまであるいは通過する直前まで給紙ローラ90が回転して通常通りA3サイズの用紙に画像が形成されることとなる。
以上のように,この画像形成装置によれば,ユーザーにより設定された用紙サイズおよび用紙搬送方向と,実際に画像形成装置の給紙部にセットされた用紙のサイズおよび搬送方向とが異なる場合における,2枚目の用紙の定着ローラへの巻き付きを防止することができる。
以上のように,この画像形成装置によれば,ユーザーにより設定された用紙サイズおよび用紙搬送方向と,実際に画像形成装置の給紙部にセットされた用紙のサイズおよび搬送方向とが異なる場合における,2枚目の用紙の定着ローラへの巻き付きを防止することができる。
なお,転写部T2にてトナー像を転写させるべき用紙としてユーザーにより設定された用紙のサイズおよび用紙の搬送方向がB4サイズ縦方向であり,マルチパーパーストレイ100にセットされた用紙がB5サイズ横置きである場合,ユーザーにより設定された用紙のサイズおよび用紙の搬送方向がA4サイズ縦方向であり,マルチパーパーストレイ100にセットされた用紙がA5サイズ横置きである場合,等も同様の作用効果が得られる。
また,給紙ローラ90にて給送された用紙の先端を,停止状態のゲートローラ対10gのニップ部に突き当てることで用紙を撓ませる際のその撓ませ量を,給紙ローラ90の上記一旦停止によるその停止時間においてゲートローラ対10gで搬送される用紙の搬送量よりも大きくしてあるので,給紙ローラ90の一旦停止時にゲートローラ対10gで用紙(この場合A3サイズ縦置きの用紙)が搬送されても,その用紙に対して一旦停止している給紙ローラ90が負荷として作用しない。このため,用紙に引っ張り力が作用することによる用紙の波打ちの発生を防止することができる。用紙に波打が生じる(用紙搬送方向から見て用紙が波形になる)と,この波打形状部分がゲートローラ対10gに達してニップされたときに皺になるおそれがあるが,このような構成によれば,皺の発生を防止することができる。特に,ゲートローラ対10gが丸棒状のローラ対からなる場合,上記皺が生じやすくなるが,この実施の形態によれば,皺の発生を防止することができる。
以上,本発明の実施の形態について説明したが,本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく,本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
T2:二次転写部(転写部),10c:制御部,10g:ゲートローラ対,10s:用紙検出センサ,16:用紙搬送経路,61:定着ローラ,90:給紙ローラ,100:マルチパーパーストレイ(給紙部)。
Claims (2)
- トナー像を形成する画像形成部と,
この画像形成部にて形成されたトナー像を用紙に転写する転写部と,
この転写部にてトナー像が転写された用紙を搬送しつつ加熱することで前記トナー像を用紙上に溶融定着させる定着ローラと,
用紙がセットされた給紙部から,前記転写部に向けて用紙を給送する給紙ローラと,
この給紙ローラと前記転写部との間の用紙搬送経路に設けられたセンサであって当該センサ位置に用紙があるか否かを検出する用紙検出センサとを備え,給紙時に前記給紙ローラを基本的には前記用紙の後端が当該給紙ローラを通過するまであるいは通過する直前まで回転させる画像形成装置であって,
前記転写部にてトナー像を転写させるべき用紙としてユーザーにより設定された用紙のサイズおよび用紙の搬送方向を記憶するとともに,給紙時に,前記給紙ローラを,前記ユーザーにより設定された用紙の搬送方向長さの半分まで用紙を給送した直後に一旦停止させ,その後再び回転させ,当該用紙が搬送される過程で前記用紙検出センサにて用紙無し状態が検出されないとき,当該用紙の後端が給紙ローラを通過するまであるいは通過する直前まで給紙ローラを回転させ,当該用紙が搬送される過程で前記用紙検出センサにて用紙無し状態が検出されたとき,用紙の搬送を停止させる制御部を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記給紙ローラと前記転写部との間に設けられたゲートローラ対を備え,前記給紙ローラにて給送された用紙の先端を,停止状態のゲートローラ対のニップ部に突き当てることで用紙を撓ませるとともに用紙の斜行を矯正し,その後,前記転写部におけるトナー像の用紙に対する転写タイミングに合わせてゲートローラ対を回転させて前記用紙を前記転写部に向けて搬送する画像形成装置であって,前記用紙の撓ませ量を,前記給紙ローラの一旦停止によるその停止時間においてゲートローラ対で搬送される用紙の搬送量よりも大きくしたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005316766A JP2007121885A (ja) | 2005-10-31 | 2005-10-31 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021089323A (ja) * | 2019-12-02 | 2021-06-10 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置、画像形成装置における制御方法、および搬送プログラム |
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2005
- 2005-10-31 JP JP2005316766A patent/JP2007121885A/ja active Pending
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