JP2021089323A - 画像形成装置、画像形成装置における制御方法、および搬送プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置における制御方法、および搬送プログラム Download PDF

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勝久 市川
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Abstract

【課題】搬送性能の向上と、連れ送り状態の解消とを両立させることを目的とする。【解決手段】制御部30は、レジストローラ53を駆動させて記録シートSを搬送している搬送期間中(状態B)においても、給紙ローラ72の回転を継続させ、所定のタイミングt4において、一時的に給紙ローラ72の回転を停止する。その後、制御部30は、タイミングt5から再度、給紙ローラ72の回転を開始させる。【選択図】図3

Description

本開示は、画像形成装置に関し、より特定的には、画像形成装置における記録媒体の搬送制御に関する。
プリンターや複合機等の画像形成装置においては、一般に記録媒体の重送を避けるために、搬送部で記録媒体の搬送が行われている間に給紙部の駆動を一旦停止させることとしている。このような制御をする場合、搬送部と給紙部との間で記録媒体が引っ張られる状態となり、引っ張られた状態から、記録媒体の後端が給紙部を抜けて解放され、そのために記録媒体の後端がはねて、搬送ガイドに衝突するという搬送不良が発生することがある。
特開2016−47763号公報(特許文献1)は、搬送性能を向上させることを目的として、媒体載置部に媒体サイズ検知センサを設け、媒体サイズ検知センサによって検知された媒体サイズに基づいて給紙部の駆動時間を決定する媒体搬送装置を開示している。
特開2016−47763号公報
特許文献1に開示された技術によると、記録媒体の後端又はそれより若干手前の部分が給紙部を通り過ぎるまで、給紙部の駆動を続け、搬送部と給紙部との間で記録媒体が引っ張られる状態になるのを避けることができるので、記録媒体の後端がはねることを防止できる。
特許文献1に開示された技術は、媒体サイズ検知センサが正常に動作することを前提としている。しかし、媒体サイズ検知センサが正常に動作せずに、たとえば、A4サイズの記録媒体を誤ってA3サイズの記録媒体であると認識した場合、給紙部は、A3サイズの記録媒体の後端が給紙部を通り過ぎるはずのタイミングまで駆動を続ける。そして、A4サイズの記録媒体の後端が給紙部を通り過ぎた後も給紙部は駆動を続けることになる。そのため、次の記録媒体との間に隙間を作ることなく2枚の記録媒体が搬送されることになる。2枚の記録媒体が隙間のない状態(連れ送り状態)で搬送されるため、A4サイズの記録媒体が搬送されていることが機内センサで検知されないまま、2枚の記録媒体に印字がされてしまう虞があった。
本開示は、上記のような背景に鑑みてなされたものであって、搬送性能の向上と、連れ送り状態の解消とを両立させることを目的とする。
ある局面に従う画像形成装置は、1または複数の記録媒体が載置される載置部と、載置部に載置された記録媒体を給紙する給紙部と、給紙部から給紙された記録媒体を搬送する搬送部と、画像形成装置を制御する制御部とを含む。制御部は、搬送部を駆動させて記録媒体を搬送している搬送期間において、給紙部を駆動させるとともに、搬送期間のうちの所定のタイミングにおいて、一時的に給紙部の駆動速度を低下させるかまたは給紙部の駆動を停止させる。
好ましくは、載置部は、記録媒体の搬送方向の長さを検出する第1検出部と、記録媒体の搬送方向に対する横幅を検出する第2検出部とを有する。この場合に、制御部は、第2検出部が検出した横幅に基づいて推定される複数の記録媒体の搬送方向の長さのうち、第1検出部が検出した長さよりも短い特定長さに基づいて所定のタイミングを求めてもよい。
好ましくは、制御部は、記録媒体の搬送方向の長さが特定長さである場合に記録媒体の後端が給紙部を通過した以降のタイミングを所定のタイミングとする。
好ましくは、画像形成装置は、記録媒体の搬送路上であって、記録媒体の搬送方向の長さを検出する機内検出部をさらに含む。機内検出部は、給紙部よりも搬送方向の下流側に設けられている。
好ましくは、制御部は、記録媒体の搬送方向の長さが特定長さである場合に記録媒体の次に搬送される記録媒体の先端が機内検出部に到達するよりも前のタイミングを所定のタイミングとする。
好ましくは、制御部は、所定のタイミングにおいて、給紙部の駆動速度を一時的に低下させ、記録媒体の搬送方向の長さが特定長さである場合に記録媒体の次に搬送される記録媒体の先端が機内検出部に到達するよりも前に、記録媒体と次に搬送される記録媒体との間に所定の隙間ができるように所定のタイミングを求める。
好ましくは、制御部は、記録媒体の先端が搬送部に到達した後、搬送部を駆動させずに給紙部を駆動させることで、記録媒体を撓ませ、記録媒体の撓みが維持されるように、所定のタイミングにおいて、一時的に給紙部の駆動速度を低下させるかまたは給紙部の駆動を停止させる。
好ましくは、給紙部は、記録媒体にかかる負荷を低減する機構を有する。
本開示の他の局面に従う画像形成装置における制御方法は、載置部に載置された記録媒体を給紙ローラを介して給紙するステップと、給紙された記録媒体を搬送ローラを介して搬送するステップと、搬送ローラによって記録媒体を搬送している搬送期間において、給紙ローラを駆動させるとともに、搬送期間のうちの所定のタイミングにおいて、給紙ローラの駆動速度を一時的に低下させるかまたは給紙ローラの駆動を停止させるステップとを含む。
本開示の他の局面に従う搬送プログラムは、記録媒体を給紙する給紙部と、給紙部から給紙された記録媒体を搬送する搬送部とを有する画像形成装置が実行するプログラムである。搬送プログラムは、給紙部を駆動させて記録媒体を給紙するステップと、搬送部を駆動させて、給紙された記録媒体を搬送するステップと、搬送部を駆動させて記録媒体を搬送している搬送期間において、給紙部を駆動させるとともに、搬送期間のうちの所定のタイミングにおいて、給紙部の駆動速度を低下させるかまたは給紙部の駆動を停止させるステップとを含む。
本技術によれば、搬送期間中も給紙を継続することで、記録媒体が引っ張られる状態になるのを避けることができるため、搬送性能を向上させることができ、また、搬送期間中の所定のタイミングにおいて、給紙速度を低下させるかまたは給紙を停止させることで、記録媒体のサイズが誤っていたとしても連れ送り状態を解消することができる。その結果、搬送性能の向上と、連れ送り状態の解消とを両立させることができる。
画像形成装置の一構成例を示す図である。 画像形成装置の手差しトレーの一構成例を示す図である。 記録シートを搬送したときの各センサーおよび各ローラーの動作を示した図である。 記録シートのサイズが正しいときの、図3中の状態Xにおける記録シートの動きを説明するための図である。 記録シートのサイズが誤っているときの、図3中の状態Xにおける記録シートの動きを説明するための図である。 制御部のハードウェア構成および周辺デバイスの構成を示すブロック図である。 制御部が実行する搬送処理のフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本開示に係る技術思想の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。また、記録媒体である記録シートSに画像を形成することを「印刷」という場合もある。
[画像形成装置の装置構成]
まず、本実施の形態に従う画像形成装置1の装置構成について説明する。以下では、カラープリンターとしての画像形成装置1について説明するが、画像形成装置1は、カラープリンターに限定されない。たとえば、画像形成装置1は、モノクロプリンター、複写機、ファクシミリ、および複合機(MFP:Multi-Functional Peripheral)のいずれであってもよい。
図1は、画像形成装置の一構成例を示す図である。図1を参照して、画像形成装置1は、主として、イメージリーダ部10と、プリンタ部20とを有する。また、画像形成装置1は、画像形成装置1の操作、プリンタ部の紙詰まり、寿命などの表示を行うパネル部200を有する。
イメージリーダ部10は、原稿ガラス板(不図示)に載置された原稿の画像をスキャナを移動させて読み取る公知のものである。原稿画像は、赤(R)、緑(G)、青(B)の三色に色分解されて、不図示のCCDイメージセンサにより電気信号に変換される。その結果、原稿のR、G、Bの各色の画像データが得られる。
イメージリーダ部10で得られた色成分毎の画像データは、画像形成装置1を制御する制御部30において各種処理が行われた上で、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各再現色の画像データに変換される。以下、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各再現色をC、M、Y、Kと表し、各再現色に関連する構成部分の番号にC、M、Y、Kを添字として付加する。
各画像データは、制御部30内のメモリ33に再現色ごとに格納され、位置ずれ補正のための必要な画像補正を受けた後、記録媒体である記録シートSの供給と同期して1走査ラインごとに読み出され、発光ダイオードの駆動信号が出力される。記録媒体は、用紙に限定されない。たとえば、記録媒体は、OHPシートなどのシートを含み得る。
プリンタ部20は、電子写真方式により画像を形成するものであり、中間転写ユニット60を備える。中間転写ユニット60は、駆動ローラ61、従動ローラ62、ならびに、駆動ローラ61および従動ローラ62に張架された中間転写ベルト103を有する。従動ローラ62をばねにより左方向に負勢することにより中間転写ベルト103に張力を与えている。
中間転写ベルト103の材料はポリカーボネイト、ポリイミド、ポリアミドイミド等があるが、本実施例では、一例として表面抵抗10^10Ω/γ程度のポリアミドイミドを採用している。
駆動ローラ61は、転写駆動モーター34により半時計回りに回転し中間転写ベルト103を駆動する。また、駆動ローラ61と、転写駆動モーター34の間にはエンコーダー341がついており、駆動ローラ61の回転むらを検出し、フィードバック制御が行われる。
プリンタ部20は、中間転写ベルト103に対向して、中間転写ベルトクリーナー105側(以降、単に「上流側」という)から記録シートSの搬送側(以降、単に「下流側」という)に沿って所定間隔で配置されたY、M、C、Kの各色の作像部40Y,40M,40C,40Kと、感光体のトナー像を中間転写ベルト103に転写する転写ローラ45Y,45M,45C,45Kと、中間転写ベルト103上のトナー像を記録シートSに2次転写する2次転写ローラ104と、2次転写を駆動する2次転写駆動モーター35と、中間転写ベルト上の残留トナーを除去する中間転写ベルトクリーナー105と、下流側に配置された公知の定着部90とを有する。
各作像部40Y,40M,40C,40Kは、それぞれ露光走査部70Y,70M,70C,70Kと、画像プロセス部とを含む。露光走査部70Y,70M,70C,70Kは、制御部30から出力された駆動信号を受けて光を発する発光ダイオード(LED)46Y,46M,46C,46Kを含む。
画像プロセス部は、感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kと、これを中心にしてその周囲に配された、帯電チャージャ42Y,42M,42C,42Kと、現像器43Y,43M,43C,43Kと、クリーナ44Y,44M,44C,44Kとを含む。
発光ダイオード(LED)46Y,46M,46C,46Kは、制御部30からの駆動信号を受けて光をそれぞれ出射する。発光ダイオード(LED)46Y,46M,46C,46Kから出射した光が、感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kの表面をそれぞれ露光走査する。
感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kは、露光を受ける前にクリーナ44Y,44M,44C,44Kで表面の残存トナーが除去され、さらにイレーサランプ(不図示)に照射されて除電された後、帯電チャージャ42Y,42M,42C,42Kにより一様に帯電される。
感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kは、一様に帯電した状態で発光ダイオード(LED)46Y,46M,46C,46Kからの光による露光を受けると、感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kの表面に静電潜像が形成される。
各静電潜像は、それぞれ各色の現像器43Y,43M,43C,43Kにより現像され、これにより感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kの表面にY、M、C、Kのトナー像が形成される。そして、図示しない高電圧基板により転写ローラ45Y,45M,45C,45Kに電圧が印加さることで、感光体ドラム41Y,41M,41C,41K上のトナー像が、中間転写ベルト103上に順次転写されていく。この際、各色の作像動作は、そのトナー像が搬送されてくる中間転写ベルト103の同じ位置に重ねて転写されるように、上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。
中間転写ベルト103上に形成された画像は2次転写部(2次転写ローラ104)まで搬送され、そこで記録シートSに2次転写が行われる。転写ローラ45Y,45M,45C,45Kおよび2次転写ローラ104の各々は、NBRゴムにイオン導電物質を添加し発泡させた弾性ローラであり、温度、湿度の影響で電気抵抗が変化する。そのため、機内に設けた温湿度センサ54で温度、湿度を測定することで、それぞれのローラに印加する電圧が調整されている。2次転写ローラ104は、図示しない圧接/離間機構を備え、印字を行わない時にはベルトから離間し、弾性体のクリープ変形を防止する。
ここで、中間転写ベルト103上に画像を形成し、中間転写ベルト103上に形成された画像を記録シートSに2次転写するために駆動する構成を、単に画像形成部400ともいう。
画像形成部400によって画像が形成された記録シートSは、定着部90にまで搬送され、定着部90において高熱で加圧される。これにより、記録シートS表面のトナー粒子が、記録シートS表面に熔融付着して定着する。その後、排紙ローラ92を通過し、排紙トレー91上に排出される。
2次転写部(2次転写ローラ104)で、記録シートSに2次転写された後の中間転写ベルト103上に残った残留トナー(以下廃トナー)はクリーニングブレード68によって掻き取られる。廃トナーはクリーナーハウジング69内で回転するスクリュー66にて装置手前側に搬送され、ジョイント107を介して廃トナーボックス108に送られる。
プリンタ部20は、記録シートSを供給する給紙部50をさらに備える。また、本実施の形態にかかる画像形成装置1は、プリンタ部20に記録シートSを供給するための手差しトレー70が別途設けられている。
給紙部50は、記録シートSを収納しておくための給紙カセット51と、給紙カセット51から記録シートSを繰り出すための給紙ローラ52と、を含む。給紙カセット51上に載置された記録シートSは、給紙ローラ52によって、レジストローラ53に向けて搬送される。
手差しトレー70上に載置された記録シートSは、給紙ローラ72によって、プリンタ部20内に給紙される。プリンタ部20内に給紙された記録シートSは、レジストローラ53に向けて図示しない搬送路に沿って搬送される。
レジストローラ53の上流側直前の搬送路上には、記録シートSの先端を検出するためのシート検出センサ86が設けられている。換言すると、シート検出センサ86は、給紙ローラ52,72の搬送方向上の下流側に設けられている。シート検出センサ86は、記録シートSの搬送方向の長さを測定する機内センサとしても機能し、機内検出部の一例である。
給紙カセット51および手差しトレー70のそれぞれから供給された記録シートSの先端がレジストローラ53に到達すると、シート検出センサ86が記録シートSの到達を検出する。制御部30は、シート検出センサ86からの検出信号を受信してタイミングを取りながら、レジストローラ53の駆動部(不図示)に駆動の開始を指示してレジストローラ53による搬送を開始させ、記録シートSを画像形成部400に送る。
ここで、給紙カセット51および手差しトレー70は、1または複数の記録シートS(記録媒体)が載置される載置部の一例である。なお、画像形成装置1は、手差しトレー70を有することなく、給紙部50だけを有していても良い。給紙ローラ52,72は、載置部(給紙カセット51または手差しトレー70)に載置された記録シートS(記録媒体)を給紙する給紙部の一例である。レジストローラ53は、給紙ローラ52,72によって給紙された記録シートS(記録媒体)を搬送する搬送部の一例である。
給紙カセット51および手差しトレー70のそれぞれに載置された記録シートSは、給紙ローラ52または給紙ローラ72によって給紙され、レジストローラ53によって画像形成部40に向けて搬送される。画像形成部40によって画像が形成された記録シートSは、定着部90にまで搬送される。定着部90は、画像形成部40において形成された画像を記録シートSに定着させる。画像が定着した後の記録シートSは、排紙ローラ92を通過し、排紙トレー91上に排出される。
[手差しトレー70の構成]
図2は、画像形成装置の手差しトレーの一構成例を示す図である。図2を参照して、手差しトレー70は、サイズ検出センサ80を有する。
サイズ検出センサ80は、手差しトレー70上に載置された記録シートSのサイズを検出する。サイズ検出センサ80は、FD(Feed Dimension)検出センサ82と幅検出センサ84とを含む。
FD検出センサ82は、手差しトレー70上に載置された記録シートSの搬送方向の長さを検出する第1検出部の一例である。FD検出センサ82は、記録シートSの下側に来るように手差しトレー70に配置され、記録シートSの重みで沈み込むように構成された突起部分を含む。突起部分は、手差しトレー70上に載置された用紙の重みで沈み込む。幅検出センサ84は、記録シートSの搬送方向に対する横幅を検出する第2検出部の一例である。
制御部30は、FD検出センサ82および幅検出センサ84のそれぞれの検出結果から、A4、A3などの規格の用紙サイズを自動判定する。
[記録シートの搬送制御]
図3は、記録シートを搬送したときの各センサーおよび各ローラーの動作を示した図である。なお、図3の給紙ローラは、給紙カセット51から記録シートSを給紙する給紙ローラ52であっても、手差しトレー70から記録シートSを給紙する給紙ローラ72であってもよい。以下の説明においては、図3中の給紙ローラは、給紙ローラ72であるとして説明する。
タイミングt1において、印刷指示がされたとする。印刷指示は、たとえば、ユーザがパネル部200を操作することで行われる。印刷指示がされると、制御部30は、給紙ローラ72の回転を開始させて、記録シートSを手差しトレー70からプリンタ部20に対して給紙する。
記録シートSが給紙ローラ72によって搬送されてから所定期間が経過した後のタイミングt2において、記録シートSの先端がシート検出センサ86に到達したとする。制御部30は、シート検出センサ86からの入力を基に記録シートSの先端がレジストローラ53の手前に位置していると判定する。
制御部30は、シート検出センサ86がシートを検知したタイミングt2から第1期間T1経過したタイミングt3からレジストローラ53の回転を開始させる。
タイミングt2からタイミングt3の間の状態Aでは、レジストローラ53の回転は停止しているのに対して給紙ローラ72の回転は継続している。これにより、記録シートSの先端がレジストローラ53に当接した後も給紙ローラ72によって記録シートSが送り出されることになるため、記録シートSにループ(撓み)が形成される。記録シートSにループを形成したのちにレジストローラ53の回転を開始させることで、記録シートSの曲がり(スキュー)を補正することができる。
換言すると、制御部30は、記録シートSの先端がレジストローラ53に到達した後、レジストローラ53の回転をすることなく、給紙ローラ72の回転をすることで、記録シートSを撓ませる。これにより、記録シートSのスキューを補正することができる。
記録シートSがレジストローラ53によって搬送されてから所定期間が経過し後のタイミングt6において、シート検出センサ86の入力がOFFになったとする。制御部30は、シート検出センサ86の入力がOFFになったことに基づいて、記録シートSの後端がシート検出センサ86を通り過ぎたと判定する。
制御部30は、シート検出センサ86の入力が開始されてから終了するまでの第2期間T2に基づいて、記録シートSの搬送方向の長さを求める。制御部30は、第2期間T2に基づいて求めた長さと、FD検出センサ82に基づいて求めた長さとが一致しない場合に、エラー信号を出力し、パネル部200等に、記録シートSのサイズが異なる旨を報知する。
制御部30は、シート検出センサ86の入力がOFFになったことに基づいて、タイミングt7において、レジストローラ53の回転を停止させる。なお、制御部30は、記録シートSを複数枚、連続して送り出す場合に、シート検出センサ86の入力が再度ONとなったことに基づいて、レジストローラ53の回転を停止させ、第1期間T1経過後にレジストローラ53の回転を再開させるようにしてもよい。
制御部30は、レジストローラ53を駆動させて記録シートSを搬送している搬送期間中(状態B)においても、給紙ローラ72の回転を継続させ、所定のタイミングt4において、一時的に給紙ローラ72の回転を停止する。その後、制御部30は、第3期間T3経過後のタイミングt5から再度、給紙ローラ72の回転を開始させ、シート検出センサ86の入力がOFFになったタイミングt6で給紙ローラ72の回転を停止する。
レジストローラ53が回転している間、給紙ローラ72の回転を停止させると、給紙ローラ72によって記録シートSが引っ張られることになるため、記録シートSに負荷がかかり、スキューが生じる虞がある。
本実施の形態においては、レジストローラ53によって記録シートSが搬送されている搬送期間中(状態B)において、給紙ローラ72の回転を継続させる。これにより、給紙ローラ72によって記録シートSが引っ張られるという状態を防止することができるため、スキューの発生を防止することができる。
また、本実施の形態においては、搬送期間中(状態B)において、給紙ローラ72を回転させ続けるとともに、所定のタイミングt4において、一時的に給紙ローラ72の回転を停止する。
図4および図5を参照して、一時的に給紙ローラ72の回転を停止することによる効果を説明する。図4は、記録シートのサイズが正しいときの、図3中の状態Xにおける記録シートの動きを説明するための図である。図5は、記録シートのサイズが誤っているときの、図3中の状態Xにおける記録シートの動きを説明するための図である。
図4を参照して、FD検出センサ82および幅検出センサ84のそれぞれの検出結果から制御部30が自動判定した記録シートSのサイズが正しいときの、図3中の状態Xにおける記録シートSの動きを説明する。状態Xにおいては、レジストローラ53は回転し続けている一方、給紙ローラ72は回転を停止している。
レジストローラ53に記録シートSの先端が位置してから第1期間T1、レジストローラ53を回転させることなく、給紙ローラ72を回転させたことで記録シートSにはループRが形成されている。そのため、レジストローラ53を回転させ続け、給紙ローラ72の回転を停止させても、記録シートSは引っ張られない。その結果、スキューの発生を防止することができる。
図5を参照して、FD検出センサ82および幅検出センサ84のそれぞれの検出結果から制御部30が自動判定した記録シートSのサイズが誤っているときの、図3中の状態Xにおける記録シートSの動きを説明する。図5に示す例では、実際の記録シートSのサイズは、自動判定した記録シートSのサイズよりも搬送方向の長さが小さいものとする。
給紙ローラ72の回転時間は、自動判定した結果に基づいて設定される。具体的には、給紙ローラ72の回転時間は、記録シートSが引っ張られる状態とならないようにするため、記録シートSの後端が給紙ローラ72を通り過ぎるまでに要する時間に設定される。
そのため、実際の記録シートSのサイズが自動判定した記録シートSのサイズよりも搬送方向の長さが小さい場合、1枚目の記録シートS1の後端が給紙ローラ72を通り過ぎた後も、給紙ローラ72は、回転し続けることとなる。その結果、図5に示すように、次の記録シートS2は、1枚目の記録シートS1との間に隙間のない連れ送り状態で搬送されることとなる。状態Xにおいては、連れ送り状態となっているものとする。
ここで、状態Xにおいては、レジストローラ53は回転し続けている一方、給紙ローラ72は回転を停止している。そのため、1枚目の記録シートS1と次の記録シートS2との間の隙間Gは、徐々に広がることとなり、連れ送り状態を解消することができる。
以上のように、本実施の形態においては、一時的に給紙ローラ72の回転を停止することにより、実際の記録シートSのサイズが自動判定した記録シートSのサイズと異なることにより生じる連れ送り状態を解消することができる。
連れ送り状態が解消することなく、記録シートS2の先端がシート検出センサ86に到達した場合、シート検出センサ86は、隙間Gが狭すぎるため、記録シートS1と記録シートS2とが別々の記録シートSであると判別することができない。そのため、シート検出センサ86が自動判定した記録シートSのサイズが誤っていることを検知することができないまま、記録シートS1および記録シートS2に画像が形成され、記録シートS1および記録シートS2が排紙トレー91上に排出される。そして、ユーザは、排紙トレー91上に排出された記録シートS1および記録シートS2を見て初めて、異常に気付くこととなる。
本実施の形態においては、一時的に給紙ローラ72の回転を停止することにより、連れ送り状態が解消することになる。そのため、シート検出センサ86は、記録シートS1と記録シートS2とが別々の記録シートSであると判別することができる。シート検出センサ86は、記録シートSの搬送方向の長さを測定する機内センサとしても機能する。そのため、図5に示す例では、シート検出センサ86の検出結果は、FD検出センサ82の検出結果と異なることになる。
制御部30は、シート検出センサ86の検出結果とFD検出センサ82の検出結果とが異なることに基づいて、エラー信号を出力し、パネル部200等に、記録シートSのサイズが異なる旨を報知する。このようにすることで、ユーザに対して、異常を知らせることができる。
また、本実施の形態においては、給紙ローラ72を一時的に停止させた後、第3期間T3経過後のタイミングt5から再度、給紙ローラ72の回転を開始させる。そのため、自動判定した記録シートSのサイズが正しかった場合に、給紙ローラ72を停止させるという制御をしても、記録シートSが引っ張られてしまうという状態になることを回避することができ、スキューの発生を防止することができる。
なお、上記実施の形態においては、給紙ローラ72を一時的に停止するものとしたが、連れ送り状態を解消できればよいため、給紙ローラ72を一時的に減速させるようにしてもよい。
[一時停止のタイミングt4]
制御部30は、給紙ローラ72を一時的に停止させるタイミングt4を、FD検出センサ82および幅検出センサ84のそれぞれの検出結果に基づいて求める。
制御部30は、FD検出センサ82および幅検出センサ84のそれぞれの検出結果に基づいて自動判定したサイズが誤っていた場合に、正しいサイズとして可能性の高いサイズをFD検出センサ82および幅検出センサ84のそれぞれの検出結果に基づいて求め、連れ送り状態が発生する可能性のある状況を推定する。制御部30は、推定した状況を想定して、給紙ローラ72を一時停止させるタイミングを設定する。
ここで、連れ送り状態が発生する原因は、自動判定結果の搬送方向の長さが実際の長さよりも長いことにより生じる。そこで、本実施の形態においては、制御部30は、幅検出センサ84の検出結果に基づいて推定される複数の搬送方向の長さのうち、FD検出センサ82が検出した長さよりも短い特定長さに基づいて、一時的に停止させるタイミングt4を求める。この特定長さは、連れ送り状態が生じるときの記録シートSの搬送方向の長さである。
本実施の形態において、制御部30は、記録シートSの搬送方向の長さが特定長さである場合に、特定長さを有した記録シートSの後端が給紙ローラ72を通過した以降のタイミングを給紙ローラ72の一時停止タイミングt4に設定する。
たとえば、幅検出センサ84の検出結果から横幅がA4サイズまたはA5サイズの一辺であり、FD検出センサ82の検出結果から搬送方向の長さがA3サイズまたはA4サイズの一辺であったとする。この場合に、制御部30は、FD検出センサ82および幅検出センサ84のそれぞれの検出結果から記録シートSのサイズがA4サイズであると自動判定する。また、制御部30は、連れ送り状態が生じるときの記録シートSの搬送方向の長さ(特定長さ)が148mm(A5サイズの一辺)であると求める。
このとき、制御部30は、148mm(A5サイズの一辺)分、搬送方向に向かって記録シートSを送り出した以降のタイミングを、給紙ローラ72の回転を一時的に停止するタイミングt4とする。
タイミングt4を上述のように設定することで、自動判定の結果が誤っていたとしても、記録シートS1の後端が給紙ローラ72を通過するまでは給紙ローラ72によって記録シートS1を搬送することになる。そのため、自動判定の結果が誤っていたとしても、給紙ローラ72によって記録シートSが引っ張られるという状態を防止することができる。また、一時的に停止させたときに、1枚目の記録シートS1の後端が給紙ローラ72を通過しているため、その後、一時的に給紙ローラ72の回転を停止することで、次の記録シートS2との間の隙間Gを確実に広げることができる。
また、本実施の形態において、制御部30は、記録シートSの搬送方向の長さが特定長さである場合に、特定長さを有した記録シートS1の次の記録シートS2の先端がシート検出センサ86に到達するよりも前のタイミングを給紙ローラ72の一時停止タイミングt4に設定する。
タイミングt4を上述のように設定することで、自動判定の結果が誤っていたとしても、次の記録シートS2の先端が給紙ローラ72を通過するまでに、1枚目の記録シートS1と、次の記録シートS2との間の隙間Gを広げることができる。そのため、シート検出センサ86は、記録シートS1と記録シートS2とが別々の記録シートSであると判別することができる。
なお、給紙ローラ72を一時的に減速させるような場合は、次の記録シートS2の先端が給紙ローラ72を通過するまでに、1枚目の記録シートS1と、次の記録シートS2との間に所定の長さの隙間Gができるように、一時停止タイミングt4を設定する。なお、一時停止タイミングt4を設定したうえで、1枚目の記録シートS1と、次の記録シートS2との間に所定の長さの隙間Gができるように給紙ローラ72の回転速度を設定してもよい。
[第3期間T3の長さ]
図4を参照して説明したように、本実施の形態においては、記録シートSにループRが形成されるため、給紙ローラ72の回転を一時的に停止させたとしても、記録シートSは引っ張られない。そこで、一時停止させる第3期間は、給紙ローラ72の回転を停止させて、レジストローラ53の回転を継続したとしても、形成されたループRが解消されない程度の期間であることが好ましい。
なお、給紙ローラ72を一時的に減速させるような場合も同様に、減速させる第3期間T3は、給紙ローラ72の回転を減速させて、レジストローラ53の回転を継続させたとしても、形成されたループRが解消されない程度の期間であることが好ましい。
なお、給紙ローラ72に、ローラの負荷を低減するワンウェイクラッチのような機構を設けてもよい。このようにした場合には、第3期間T3を形成されたループRを解消する程度に長い期間に設定したとしても、記録シートSに負荷がかかりにくいため、スキューを発生しにくくできる。
また、第3期間T3は、給紙ローラ72を一時的に停止させる場合も、一時的に減速させる場合も、1枚目の記録シートS1と次の記録シートS2との間の隙間Gが予め定められた閾値以上となる程度の期間であることが好ましい。閾値は、シート検出センサ86の検出精度に基づいて設定される。
[制御部のハードウェア構成]
図6は、制御部のハードウェア構成および周辺デバイスの構成を示すブロック図である。制御部30は、その主要な制御要素として、演算装置(以下CPU:Central Processing Unit)32と、メモリ33と、インターフェイス(I/F)38とを含む。
CPU32は、メモリ33に記憶されたプログラムを読み出して実行することで、画像形成装置1の全体処理を実現する。なお、CPU32は、マイクロプロセッサ(Microprocessor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)およびその他の演算機能を有する回路のいずれであってもよい。
メモリ33は、各種プログラムや各種データを格納するためのROM(Read Only Memory)、ワークエリアとして一時的にプログラムやデータを記憶するためのRAM(Random Access Memory)等から構成される。メモリ33には、上述した搬送制御を実現するための搬送プログラム332が格納されている。
インターフェイス38は、給紙ローラ52,72、レジストローラ53、サイズ検出センサ80、およびシート検出センサ86等と電気的に接続され、各種装置との信号のやりとりを行なう。
[搬送処理のフローチャート]
図7は、制御部が実行する搬送処理のフローチャートである。なお、以下、ステップを単に「S」と省略する。図7に示す処理は、制御部30のCPU32が搬送プログラム332を実行することで実現される。また、図7に示す処理は、画像形成装置1の電源が立ち上がったときに実行される。
S302において、CPU32は、記録シートSを検出したか否かを判定する。具体的には、CPU32は、手差しトレー70上に記録シートSが載置されているか否かを判定する。たとえば、CPU32は、サイズ検出センサ80が記録シートSを検出したか否かに基づいて、記録シートSが手差しトレー70上に載置されているか否かを判定する。
記録シートSが手差しトレー70上に載置されていないと判定した場合(S302においてNO)、CPU32は、処理を終了する。記録シートSが手差しトレー70上に載置されていると判定した場合(S302においてYES)、CPU32は、S304に進む。
S304において、CPU32は、サイズ自動判定を行う。具体的には、CPU32は、FD検出センサ82および幅検出センサ84のそれぞれの検出結果に基づいて記録シートSのサイズを自動判定する。
たとえば、幅検出センサ84の検出結果から横幅がA4サイズまたはA5サイズの一辺であり、FD検出センサ82の検出結果から搬送方向の長さがA3サイズまたはA4サイズの一辺であった場合、記録シートSのサイズはA4サイズであると自動判定される。
S306において、CPU32は、印刷指示を受けたか否かを判定する。印刷指示は、たとえば、ユーザがパネル部200を操作することで出力される。印刷指示を受けていないと判定した場合(S306においてNO)、CPU32は、処理を終了する。印刷指示を受けていると判定した場合(S306においてYES)、CPU32は、S308に進む。
S308において、CPU32は、給紙ローラ72を駆動させる。
S310において、CPU32は、シート検出センサ86が記録シートSを検出したか否かを判定する。
シート検出センサ86が記録シートSを検出したと判定するまで処理を待機し、シート検出センサ86が記録シートSを検出したと判定した場合に(S310においてYES)、CPU32は、S312に進む。すなわち、S308において給紙ローラ72を駆動させ、給紙ローラ72によって給紙された記録シートSの先端がシート検出センサ86に到達した場合に、CPU32は、S312の処理を実行する。
S312において、CPU32は、第1期間T1が経過したか否かを判定する。第1期間T1が経過するまで、CPU32は、レジストローラ53の駆動を待機し、第1期間T1が経過したと判定した場合に(S312においてYES)、S314においてレジストローラ53を駆動させる。
すなわち、CPU32は、記録シートSの先端をレジストローラ53に当てたまま、レジストローラ53を駆動させることなく、所定期間給紙ローラ72を駆動させる。これにより、記録シートSにループRが形成され、ループRが形成された状態でレジストローラ53を駆動させることでスキューを補正することができる。このとき、CPU32は、給紙ローラ72およびレジストローラ53の駆動を一旦停止させて、画像が書き出されることを待ってから、給紙ローラ72およびレジストローラ53の駆動を再開させるようにしてもよい。
第1期間T1は、予め定められた期間であって、ループRを形成できる程度の期間であればよい。第1期間T1は、記録シートSのサイズごとに異なる期間であっても、記録シートSのサイズに関わらず共通の期間であってもよい。
S316において、CPU32は、サイズ検出センサ80に基づいて設定される期間、給紙ローラ72を駆動させたか否かを判定する。具体的には、CPU32は、所定のタイミングt4となったか否かを判定する。CPU32は、S316においてYESと判定するまで処理を待機し、S316においてYESと判定した場合に、S318に進む。
タイミングt4は、上述したように、サイズ検出センサ80に基づいて自動判定した結果が誤っている場合に考え得る記録シートSの搬送方向の長さ(特定長さ)に基づいて求められる。
S318において、CPU32は、給紙ローラ72の駆動を停止する。なお、このとき、レジストローラ53の駆動は継続している。
S320において、CPU32は、第3期間T3が経過したか否かを判定し、第3期間T3が経過するまで給紙ローラ72の駆動を一時的に停止させ、第3期間T3が経過したと判定した場合に(S320においてYES)、S322において、給紙ローラ72の駆動を再開させる。
第3期間T3は、予め定められた期間であって、ループRが解消されない程度の期間であって、記録シートSの搬送方向の長さが誤っていた場合に次ぎの記録シートSとの間の隙間Gが十分な長さとなる期間であることが好ましい。第3期間T3は、記録シートSのサイズごとに異なる期間であっても、記録シートSのサイズに関わらず共通の期間であってもよい。
S324において、CPU32は、シート検出センサ86の検出結果に基づいて、記録シートSの搬送方向の長さを算出する。具体的には、CPU32は、S310においてシート検出センサ86が記録シートSを検出してから、シート検出センサ86の入力がOFFになるまでの期間(図3中の第2期間T2)に基づいて、記録シートSの搬送方向の長さを算出する。
S326において、CPU32は、算出結果と自動判定結果とが一致しているか否かを判定する。
算出結果と自動判定結果とが一致していないと判定した場合(S326においてNO)、CPU32は、S330において、印刷を停止するとともに、エラーを通知して処理を終了する。エラーを通知することで、パネル部200に、エラーを表示することができる。これにより、ユーザは、記録シートSのサイズが誤っていることを認識することができる。
算出結果と自動判定結果とが一致していると判定した場合(S326においてYES)、CPU32は、S328において画像を形成して処理を終了する。より具体的には、画像を記録シートS上に形成し、記録シートSを排紙トレー91上に排出する。
上記実施の形態においては、手差しトレー70から給紙される例を示した。なお、給紙カセット51から給紙される場合も、上述と同様の制御を行ってもよい。この場合、一時停止のタイミングは、たとえば、印刷ジョブに含まれる用紙サイズに基づいて設定されてもよい。
上記実施の形態においては、画像形成装置1内に設けられた記録シートSの搬送方向の長さを測定するシート検出センサ86は、レジストローラ53の上流側直前の搬送路上に設けられているとした。なお、画像形成装置1内に設けられた記録シートSの搬送方向の長さを測定するセンサは、給紙ローラ52,72よりも搬送方向の下流側に設けられていればよく、たとえば、レジストローラ53よりも下流側の搬送路上に設けられていてもよい。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内で全ての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置、20 プリンタ部、30 制御部、32 CPU、33 メモリ、34 転写駆動モーター、35 2次転写駆動モーター、38 インターフェイス、40Y,40M,40C,40K 作像部、41Y,41M,41C,41K 感光体ドラム、42Y,42M,42C,42K 帯電チャージャ、43Y,43M,43C,43K 現像器、44Y,44M,44C,44K クリーナ、45Y,45M,45C,45K 転写ローラ、46Y,46M,46C,46K 発光ダイオード(LED)、50 給紙部、51 給紙カセット、52,72 給紙ローラ、53 レジストローラ、54 温湿度センサ、60 中間転写ユニット、61 駆動ローラ、62 従動ローラ、66 スクリュー、68 クリーニングブレード、70 手差しトレー、70Y,70M,70C,70K 露光走査部、80 サイズ検出センサ、82 FD検出センサ、84 幅検出センサ、86 シート検出センサ、90 定着部、91 排紙トレー、92 排紙ローラ、103 中間転写ベルト、104 2次転写ローラ、105 中間転写ベルトクリーナー、107 ジョイント、108 廃トナーボックス、200 パネル部、332 搬送プログラム、341 エンコーダー、400 画像形成部、G 隙間、R ループ、S 記録シート。

Claims (10)

  1. 画像形成装置であって、
    1または複数の記録媒体が載置される載置部と、
    前記載置部に載置された前記記録媒体を給紙する給紙部と、
    前記給紙部から給紙された前記記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記画像形成装置を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記搬送部を駆動させて前記記録媒体を搬送している搬送期間において、前記給紙部を駆動させるとともに、前記搬送期間のうちの所定のタイミングにおいて、一時的に前記給紙部の駆動速度を低下させるかまたは前記給紙部の駆動を停止させる、画像形成装置。
  2. 前記載置部は、前記記録媒体の搬送方向の長さを検出する第1検出部と、前記記録媒体の搬送方向に対する横幅を検出する第2検出部とを有し、
    前記制御部は、前記第2検出部が検出した前記横幅に基づいて推定される複数の前記記録媒体の搬送方向の長さのうち、前記第1検出部が検出した前記長さよりも短い特定長さに基づいて前記所定のタイミングを求める、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記記録媒体の搬送方向の長さが前記特定長さである場合に当該記録媒体の後端が前記給紙部を通過した以降のタイミングを前記所定のタイミングとする、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記記録媒体の搬送路上であって、前記記録媒体の搬送方向の長さを検出する機内検出部をさらに備え、
    前記機内検出部は、前記給紙部よりも搬送方向の下流側に設けられている、請求項2または請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記記録媒体の搬送方向の長さが前記特定長さである場合に当該前記記録媒体の次に搬送される記録媒体の先端が前記機内検出部に到達するよりも前のタイミングを前記所定のタイミングとする、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、
    前記所定のタイミングにおいて、前記給紙部の駆動速度を一時的に低下させ、
    前記記録媒体の搬送方向の長さが前記特定長さである場合に当該記録媒体の次に搬送される記録媒体の先端が前記機内検出部に到達するよりも前に、前記記録媒体と前記次に搬送される記録媒体との間に所定の隙間ができるように前記所定のタイミングを求める、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、
    前記記録媒体の先端が前記搬送部に到達した後、前記搬送部を駆動させずに前記給紙部を駆動させることで、前記記録媒体を撓ませ、
    前記記録媒体の撓みが維持されるように、前記所定のタイミングにおいて、一時的に前記給紙部の駆動速度を低下させるかまたは前記給紙部の駆動を停止させる、請求項1〜請求項6のうちいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記給紙部は、前記記録媒体にかかる負荷を低減する機構を有する、請求項1〜請求項7のうちいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 載置部に載置された記録媒体を給紙ローラを介して給紙するステップと、
    給紙された前記記録媒体を搬送ローラを介して搬送するステップと、
    前記搬送ローラによって前記記録媒体を搬送している搬送期間において、前記給紙ローラを駆動させるとともに、前記搬送期間のうちの所定のタイミングにおいて、前記給紙ローラの駆動速度を一時的に低下させるかまたは前記給紙ローラの駆動を停止させるステップとを含む、画像形成装置における制御方法。
  10. 記録媒体を給紙する給紙部と、前記給紙部から給紙された前記記録媒体を搬送する搬送部とを有する画像形成装置が実行する搬送プログラムであって、
    前記給紙部を駆動させて前記記録媒体を給紙するステップと、
    前記搬送部を駆動させて、給紙された前記記録媒体を搬送するステップと、
    前記搬送部を駆動させて前記記録媒体を搬送している搬送期間において、前記給紙部を駆動させるとともに、前記搬送期間のうちの所定のタイミングにおいて、前記給紙部の駆動速度を低下させるかまたは前記給紙部の駆動を停止させるステップとを含む、搬送プログラム。
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