JP2006301120A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 フルカラー画像形成装置100は、2つの現像ユニット31a、31bを同時に載置する受台1aと、2つの現像ユニット31c、31dを同時に載置する受台1bとを有し、受台1aは、移動手段70aによって、2つの現像ユニット31a、31bを着脱する第1の位置P1と、2つの現像ユニット31a、31bを像担持体ドラム22aに対して位置決めする第2の位置P2との間で移動可能に構成されている。同様に、受台1bは、移動手段70bによって、2つの現像ユニット31c、31dを着脱する第1の位置P1と、2つの現像ユニット31c、31dを像担持体ドラム22bに対して位置決めする第2の位置P2との間で移動可能に構成されている。
【選択図】図3
Description
このようなカラー画像形成装置において、露光手段により潜像を形成される単一の像担持体および該像担持体に対向して配置され該像担持体上の潜像を少なくとも2色の現像剤で現像する2つの現像手段からなる第1の画像形成ユニットと、露光手段により潜像を形成される単一の像担持体および該像担持体に対向して配置され該像担持体上の潜像を第1の画像形成ユニットの現像剤とは異なる色の現像剤で現像する2つの現像手段からなる第2の画像形成ユニットと、第1および第2の画像形成ユニットで形成されたトナー画像を順次重ね合わせて転写する中間転写体と、該中間転写体上に形成されたカラー画像をシート状記録媒体に転写する転写手段とを具備する画像形成装置、すなわち、いわゆるハイブリッド型のカラー画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
また、特開平10−177286号公報(特許文献2)記載の技術では、画像形成装置の大型化を招くという問題点および単位時間当たりのプリント枚数が少ないという問題点等を解決すべく提案されている。
そこで、本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであって、部品点数を減らし、小型(コンパクト)であって低コストな画像形成装置を提供することを主な目的としている。
請求項1記載の発明は、露光手段により潜像を形成される単一の像担持体および該像担持体に対向して配置され該像担持体上の潜像を少なくとも2色の現像剤で現像する2つの現像手段からなる第1の画像形成ユニットと、露光手段により潜像を形成される単一の像担持体および該像担持体に対向して配置され該像担持体上の潜像を第1の画像形成ユニットの現像剤とは異なる色の現像剤で現像する2つの現像手段からなる第2の画像形成ユニットと、第1および第2の画像形成ユニットで形成されたトナー画像を順次重ね合わせて転写する中間転写体と、該中間転写体上に形成されたカラー画像をシート状記録媒体に転写する転写手段とを具備する画像形成装置において、前記各現像手段は、装置本体に対して着脱自在な現像ユニットをなし、第1および第2の画像形成ユニットごとに前記2つの現像ユニットを同時に載置する載置手段を有し、前記載置手段は、前記2つの現像ユニットを着脱する第1の位置と、該2つの現像ユニットを前記像担持体に対して位置決めする第2の位置との間で移動可能に構成されていることを特徴とする。
このフルカラー画像形成装置100は、実施例的にはカラーレーザプリンタと呼ばれるものである。フルカラー画像形成装置100は、露光手段としての光走査装置56から出射されるレーザビーム36aにより静電潜像を形成される単一の像担持体としての像担持体ドラム22aおよび該像担持体ドラム22aに対向して配置され該像担持体ドラム22a上の静電潜像を少なくとも2色の現像剤で現像する2つの現像手段としての現像ユニット31a、31b等からなる第1の画像形成ユニット91と、光走査装置56から出射されるレーザビーム36bにより静電潜像を形成される単一の像担持体としての像担持体ドラム22bおよび該像担持体ドラム22bに対向して配置され該像担持体ドラム22b上の静電潜像を第1の画像形成ユニット91の現像剤とは異なる色の現像剤で現像する2つの現像手段としての現像ユニット31c、31d等からなる第2の画像形成ユニット92と、第1および第2の画像形成ユニット91、92で形成されたトナー画像を順次重ね合わせて転写する中間転写体としての中間転写ベルト28と、該中間転写ベルト28上に形成されたカラー画像をシート状記録媒体の一例としての転写材(以下、さらに具体的な「用紙P」で説明する)に転写する転写手段としての2次転写ローラ39と、用紙Pを中間転写ベルト28と2次転写ローラ39との間の2次転写部に給送する給紙手段としての給紙装置72と、用紙P上に転写されたカラー画像を定着する定着手段としての定着装置58と、定着装置58により定着された画像形成済みの用紙を排紙台としての排紙トレイ63に搬送し排出する排紙手段としての排紙装置61とを具備する。
図2および図3において、符号35は、第1の像担持体ユニットハウジング20aに形成された長穴を、符号34は、長穴35に嵌入されることにより第1の像担持体ユニットの回転止めとなる位置決め用軸をそれぞれ示している。各位置決め用軸34は、第1および第2の像担持体ユニットの位置決め従基準となる。
アジテータ52a、53bは、外周部に羽根状の充填ないしは収容されたトナーを撹拌しながらトナー供給ローラ51aへ搬送する機能を、トナー供給ローラ51aは、撹拌・搬送されてきたトナーを現像ローラ32aに付着させるべく供給する機能を、それぞれ有する。
現像ローラ32aの図において左下方には、現像ローラ32aに付着されるトナー量を均一化するための板ばね状の現像ブレード50aがネジを介して現像ユニットハウジング54aに取り付け・固定されている。
各現像ローラ32a、32b表面と像担持体ドラム22a表面との、各現像ローラ32c、32d表面と像担持体ドラム22b表面との各ギャップを決める図示しないギャップコロが、各現像ローラ32a、32b、32c、32dの軸両端部に設けられている。
このように、本実施形態では、剤担持手段としての各現像ローラ32a、32b表面と像担持体ドラム22a表面との間に、剤担持手段としての各現像ローラ32c、32d表面と像担持体ドラム22b表面との間に、それぞれギャップ(隙間)をもつ非接触式現像方式を採用している。また、本実施形態では、中間転写ベルト28を水平線に対して傾斜させて配置するとともに、その中間転写ベルト28の左傾斜面下方の空間に第1および第2の画像形成ユニット91、92を配置し、かつ、中間転写ベルト28の右傾斜面上方の空間周辺に定着装置58および排紙装置61を配置することなどによって、スペースの有効利用を図り、フルカラー画像形成装置100全体の小型化を図っている。
給紙装置72は、光走査装置56の下方に配置されている。給紙装置72は、用紙Pを積載収納する底板を備えた給紙カセット75と、この給紙カセット75の上方に配設され最上位の用紙Pを分離パッド74との協働作用により1枚ずつ分離して給送する給紙コロ73と、この給紙コロ73により給送された用紙Pを所定のタイミングで後述の2次転写部に送り出すレジストローラ対71等とから主に構成されている。給紙コロ73からレジストローラ対71を経由して駆動ローラ26と対向する2次転写ローラ39との間に形成される2次転写部(ニップ部)に至る用紙搬送路には、用紙Pを案内する用紙ガイド板が配設されている。
定着装置58の上方には、排紙装置61が配置されている。排紙装置61は、二点鎖線で示す位置と実線で示す位置とで揺動自在に構成された切換爪65と、搬送ローラおよび排紙ガイド板を介してトナー画像の形成された定着済みの用紙Pを搬送し排紙トレイ63に排出する排紙ローラ対62と、この排紙ローラ対62の左方に配置されトナー画像の形成された定着済みの用紙Pを排出・積載する排紙トレイ63とを有している。
図1において、符号64は、用紙Pの両面に画像を得るために、切換爪65の図中二点鎖線で示す位置への揺動を介して、排紙ローラ対62の逆転搬送によるスイッチバック方式で片面に画像が形成された用紙Pを反転し、再度レジストローラ対71を介して2次転写部へ送り込むための反転搬送路および反転搬送ローラ等を備えた反転搬送装置を示す。
先ず、第1の画像形成ユニット91が作動する。すなわち、像担持体ドラム22aが両図における矢印方向(時計回り)に回転を始めると、クリーニングブレード23aにより、像担持体ドラム22aの周面に残留するトナー汚れが清掃される。次いで、帯電ローラ21aの作動により、上記清掃された像担持体ドラム22aの周面が一様な高電位に帯電されて初期化される。次いで、光走査装置56の作動により、第1の画像形成ユニット91の像担持体ドラム22aにはレーザビーム36aが照射される。なお、第2の画像形成ユニット92の像担持体ドラム22bには、光走査装置56の作動によりレーザビーム36bが照射される。これにより、上記したように一様な高電位に帯電している像担持体ドラム22aの周面が画像データに基づき選択的に露光され、この露光により電位の減衰した低電位部と上記初期化による高電位部とからなる静電潜像が像担持体ドラム22aに形成される。次いで、現像ユニット31aが作動することにより、上記静電潜像の低電位部(または高電位部)にブラックのトナーが転移されてブラックのトナー像が像担持体ドラム22aに形成(現像)される。そして、像担持体ドラム22aによるブラックのトナー像の回転搬送により、そのブラックのトナー像が中間転写ベルト28上に転写される。
引き続き中間転写ベルト28が循環移動し、上記重ね転写されたトナー像が像担持体ドラム22aとの当接部に来るタイミングに合わせて、再び第1の画像形成ユニット91が作動し、今度は現像ユニット31bが作動することにより、像担持体ドラム22a上の静電潜像がシアンのトナーでトナー像化され、像担持体ドラム22aによるシアンのトナー像の回転搬送により、そのシアンのトナー像が中間転写ベルト28上の重ね転写されているトナー像にさらに重ねて転写される。
このように中間転写ベルト28上の同一画像形成領域が2つの画像形成ユニット91、92を順次通過する間に、各画像形成ユニット91、92によりそれぞれ1色ずつトナー像を重ね転写されるようにし、この中間転写ベルト28上の2色重ね転写された画像領域がもう一度上記2つの画像形成ユニット91、92を順次通過する間に、各画像形成ユニット91、92によりそれぞれ先程とは異なる色のトナー像を重ね転写されるので、上記同一画像形成領域が各画像形成ユニット91、92を2回通過した時点で、フルカラートナー像が重ね転写されることとなる。
一方、フルカラー画像の転写を終えた中間転写ベルト28は、ベルトクリーニング装置30によって残留トナーの除去・回収が行われる。
フルカラー画像形成装置100は、図1ないし図4に示すように、第1の像担持体ユニットに対応して2つの現像ユニット31a、31bを同時に載置する載置手段としての受台1aと、第2の像担持体ユニットに対応して2つの現像ユニット31c、31dを同時に載置する載置手段としての受台1bとを有している。
各受台1a、1bの後述する具体的な構成から、前記載置手段は着脱手段とも呼ぶことができる。
同様に、移動手段70aと移動手段70bとは、主として配置位置が相違するだけで、実質的な構成は同一で共通化されているため、移動手段70aを代表して説明することで移動手段70bの説明を省略することとする。
図1ないし図3において、二点鎖線で示す符号41aは、像担持体ドラム22aを含む第1の像担持体ユニットおよび各現像ユニット31a、31b等が装着される装置本体99側の本体前側板98に形成された開口部を表している。同様に、両図において二点鎖線で示す41bは、像担持体ドラム22bを含む第2の像担持体ユニットおよび各現像ユニット31c、31d等が装着される本体前側板98に形成された開口部を表している。
受台1aは、本体前側板98に一体的に形成されたバネ掛け部材と支持ピン2との間に張設された付勢部材としての引張スプリング8により、また本体後側板(図示せず)側においても引張スプリング8と同様の引張スプリングにより、図2において常に移動方向Dの左へ移動する向きに付勢されている。
上記往復運動変換手段は、手動レバー10aの下側のヒンジ部11に一体的に形成された操作手段用カムとしてのカム部11aと、受台1aに形成された載置手段用カムフォロアとしての被押圧部カムフォロア5aと、カム部11aと係合することにより自身を像担持体ドラム22aの軸線方向Cに移動されるカムフォロア37a、および被押圧部カムフォロア5aと係合することにより軸線方向Cと直交する移動方向Dに受台1aを押圧移動させるカム37bを両端部に形成された押圧手段としての受台押圧部材37とから主に構成されている。
手動レバー10aには、本体前側板98側に植設された手動レバー位置決めピン18a、19aと係合する位置決め穴16a、17aがそれぞれ形成されている。また、手動レバー10aには、各現像ローラ32a、32bの紙面手前側の軸端部の高さ方向を位置決め規制する上下一対のU字状の位置決め用ガイド14aが、像担持体ドラム22aの紙面手前側を位置決めする位置決め用穴15aがそれぞれ形成されている。さらに、手動レバー10aには、本体前側板98に形成された開口部41aに引っ掛かり手動レバー10aの閉状態を保持するための爪部44aも一体的に形成されている。
つまり、後述する2つの現像ユニット31a、31bの受台1aへの装着後の動作において、2つの現像ユニット31a、31bを載置した受台1aが第2の位置P2を占めたとき、手動レバー10aの位置決め穴16a、17aが本体前側板98側の手動レバー位置決めピン18a、19aと係合するとともに、手動レバー10aの位置決め用ガイド14aが現像ローラ32a、32bの紙面手前側の軸端部である現像ローラ軸端部33a、33bと係合し、また手動レバー10aの位置決め用穴15aが像担持体ドラム22aの紙面手前側の位置決め用ボス25aと係合することにより、手動レバー10aは2つの現像ユニット31a、31bおよび像担持体ドラム22aの紙面手前側を位置決めする位置決め用面板(位置決め手段ないし位置決め規制部材)も兼ねている。
受台押圧部材37の紙面奥側端と前記図示しない本体後側板との間には、常に受台押圧部材37の紙面手前側端部をカム部11aに圧接する向き、すなわち破線矢印で示す像担持体ドラム22aの軸線方向Cに付勢する圧縮スプリング43が装着されている。受台押圧部材37は、装置本体99側に配設されたガイド部材38aによって実線および破線矢印で示す移動方向D(受台1aの移動方向)に位置が変化しないように案内・支持されていて、実線および破線で示す軸線方向Cにスムースにスライドできるようになっている。
カム部11aが形成された手動レバー10a、受台1a、被押圧部5、受台押圧部材37、ガイド部材38a等の材質としては、フルカラー画像形成装置100の画像形成枚数などで表される使用頻度、換言すれば各現像ユニット31a、31b、31c、31dの交換頻度にもよるが、所定の強度、所定の耐磨耗性、スライド部位の摩擦係数等の要求仕様・品質を満足すべく、また低コストであること等を考慮して適宜の樹脂が選定される(例えばポリカーボネート樹脂(PC)やポリアセタール樹脂(POM)等)。
図2ないし図4に示すように、上段側の2つの現像ユニット31a、31bの受台1aへの装着動作と、下段側の2つの現像ユニット31c、31dの受台1bへの装着動作とは、露光動作等の一部を除き殆ど同様であるため、上段側を代表して説明することにより下段側の説明を省略する。
次に、図4に示すように手動レバー10aをピン12を中心に同図中実線矢印で示す回転方向Bに回転させると、手動レバー10aのカム部11aが一緒に同じ回転方向Bに回転することにより、カム部11aと接触している受台押圧部材37のカムフォロア37aが圧縮スプリング43の付勢力に抗して同図中実線矢印で示す軸線方向Cにスライドされる。
この際、受台押圧部材37の両端部のカム37bが被押圧部5の両端部の被押圧部カムフォロア5aと係合することにより、受台押圧部材37の軸線方向Cの直線運動がこれと直交する実線矢印で示す移動方向Dの直線運動に変換され、同時にガイド部材38aによる受台押圧部材37のスムースな案内を介して、受台1aは実線矢印で示す移動方向Dにスライドされる。
以上のように手動レバー10aの回転に連動した受台押圧部材37の移動により、受台1aとともに各現像ユニット31a、31bの現像ローラ32a、32bが像担持体ドラム22a外周表面に近接する方向にスライドすることができる。また、下段側の受台1bにおける被押圧部5の開口部42は、上述したようにレーザビーム36bの光路となっているから、図3に示すように受台1bへの受台押圧部材37による押圧は像担持体ドラム22bがレーザビーム36bにより露光・書き込みされる露光幅部位(露光範囲)よりも装置本体99内の外側で行っていることになる。
上述の動作は、下段側の第2の画像形成ユニット92でも同様である。また、現像ユニット31a、31bを受台1aから取り出す離脱時の動作は、上記一連の動作の逆を行えばよく、この際、上述の動作時の実線矢印で示した回転方向B、軸線方向C、移動方向Dに代えて、破線矢印で示す回転方向B、軸線方向C、移動方向Dに読み替えれば当業者であれば容易に理解して実施できるものである。
なお、本発明の目的は、上記した発明が解決しようとする課題欄に記載した主な目的の他に、上述した利点・効果を得ることも含まれることはいうまでもない。
上記実施形態では、低コストな画像形成装置を提供するということを1つの目的として、これを達成するために現像剤がトナーからなる一成分現像剤の現像ユニットで説明したが、上述した程の低コストを望まなくてもよいのであれば、現像剤が例えば少なくともトナーとキャリアとからなる二成分現像剤を用いても本発明を適用ないし準用できるものである。
5a 被押圧部カムフォロア(載置手段用カムフォロア)
6a、6b 圧縮スプリング(付勢手段、弾性部材)
7a、7b 押圧部材
10a、10b 手動レバー(操作手段)
11a カム部(操作手段用カム)
14a、14b 位置決め用ガイド(操作手段に設けられた位置決め手段)
15a 位置決め用穴(操作手段に設けられた位置決め手段)
22a、22b 像担持体ドラム(像担持体)
28 中間転写ベルト(中間転写体)
31a、31b 現像ユニット(2つの現像ユニット)
31c、31d 現像ユニット(2つの現像ユニット)
32a、32b、32c、32d 現像ローラ(剤担持手段、現像剤担持体)
36a、36b レーザビーム(露光)
37 受台押圧部材(押圧手段)
37a カムフォロア(押圧手段に備えられたカムフォロア)
37b カム(押圧手段に備えられたカム)
39 2次転写ローラ(転写手段)
42 開口部
56 光走査装置(露光手段)
58 定着装置
70a、70b 移動手段
91 第1の画像形成ユニット
92 第2の画像形成ユニット
98 本体前側板
99 装置本体
100 フルカラー画像形成装置(画像形成装置)
B 回転方向(操作手段の回転方向)
C 軸線方向(像担持体の軸線方向)
D 移動方向(載置手段の移動方向)
P 用紙(シート状記録媒体の一例、転写材)
P1 第1の位置
P2 第2の位置
Claims (8)
- 露光手段により潜像を形成される単一の像担持体および該像担持体に対向して配置され該像担持体上の潜像を少なくとも2色の現像剤で現像する2つの現像手段からなる第1の画像形成ユニットと、露光手段により潜像を形成される単一の像担持体および該像担持体に対向して配置され該像担持体上の潜像を第1の画像形成ユニットの現像剤とは異なる色の現像剤で現像する2つの現像手段からなる第2の画像形成ユニットと、第1および第2の画像形成ユニットで形成されたトナー画像を順次重ね合わせて転写する中間転写体と、該中間転写体上に形成されたカラー画像をシート状記録媒体に転写する転写手段とを具備する画像形成装置において、
前記各現像手段は、装置本体に対して着脱自在な現像ユニットをなし、
第1および第2の画像形成ユニットごとに前記2つの現像ユニットを同時に載置する載置手段を有し、
前記載置手段は、前記2つの現像ユニットを着脱する第1の位置と、該2つの現像ユニットを前記像担持体に対して位置決めする第2の位置との間で移動可能に構成されていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記載置手段を第1の位置と第2の位置との間に移動させる移動手段を有し、
前記移動手段は、回転可能な操作手段と、該操作手段の回転運動を第1の位置と第2の位置との間に前記載置手段が移動する移動方向への往復運動に変換する往復運動変換手段とを具備することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2記載の画像形成装置において、
前記往復運動変換手段は、前記操作手段に形成された操作手段用カムと、前記載置手段に形成された載置手段用カムフォロアと、前記操作手段用カムと係合することにより自身を前記像担持体の軸線方向に移動されるカムフォロア、および前記載置手段用カムフォロアと係合することにより前記軸線方向と直交する前記移動方向に前記載置手段を押圧移動させるカムを備えた押圧手段とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3記載の画像形成装置において、
前記往復運動変換手段を、前記露光手段により前記像担持体が露光される露光範囲よりも前記装置本体内の外側に配置したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2、3または4記載の画像形成装置において、
前記載置手段が第2の位置を占めたとき、前記操作手段が、前記2つの現像ユニットおよび前記像担持体のうちの少なくとも一方の位置決めをする位置決め手段を兼ねていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1ないし4の何れか一つに記載の画像形成装置において、
前記2つの現像ユニットを前記像担持体に向けて付勢する付勢手段を、前記載置手段に配設したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6記載の画像形成装置において、
前記付勢手段は、弾性部材であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1ないし7の何れか一つに記載の画像形成装置において、
前記各現像ユニットは、現像剤を担持する剤担持手段を有しており、
前記剤担持手段の表面と前記像担持体の表面との間にギャップをもつ非接触式現像方式であることを特徴とする画像形成装置。
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