JP2006298623A - 画像形成装置,制御方法,プログラム,および記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【構成】 デジタル複合機のメインコントローラ20のCPU201は、それぞれインデックス紙をセット可能な複数の給紙段(給紙部)のうち、予め選択された給紙段からインデックス紙を給紙する給紙動作中に、その給紙段がペーパエンド(紙なし状態)になったとき、別の給紙段の選択に切り替え、その別の給紙段からインデックス紙を給紙する給紙動作を行わせた後、その切り替え前に選択していた給紙段にインデックス紙がセットされた場合に、所定のタイミングで上記切り替え前に選択していた給紙段の選択に戻す。つまり、所定のタイミングになるまで上記切り替え前に選択していた給紙段の選択に戻すことを禁止する。
【選択図】 図5
Description
例えば、サイクル数「6」のインデックス紙を使用して、印刷物の区切り箇所を3箇所にすると、3枚のインデックス紙が余る。よって、このまま次のコピーや印刷を行なうと、4枚目からのインデックス紙が挿入されるために、ユーザの想定通りの仕上がりを提供できない。
なかでも、特許文献1に記載された画像形成装置では、ユーザによる余剰インデックス紙の除去の手間を軽減するために、インデックス紙(タブ紙)の枚数とインデックス紙の挿入箇所数に関するユーザ設定から、余剰になるインデックス紙を判別し、これを自動的に排出する方法を利用している。また、余剰なインデックス紙を自動排出する際にステープルなどの後処理を行なうことによって印刷物と同じ場所に排出された場合もユーザによる余剰インデックス紙の除去を軽減できるようにしている。
しかしながら、ペーパーエンドになった給紙トレイから再びインデックス紙を給紙させる給紙動作を行っても、ユーザが意図しないインデックス紙が印刷物に混入されてしまい、ユーザが期待する出力結果を得ることができない場合がある。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、上述の不具合を解消し、ユーザが意図しないインデックス紙の印刷物への混入を防ぐことを目的とする。
請求項1の発明による画像形成装置は、印刷物をあるまとまりに区切るために、印刷物の所定箇所にインデックス紙を挿入するするインデックス紙挿入手段を有する画像形成装置であって、それぞれインデックス紙をセット可能な複数の給紙部の状態を検知する状態検知手段と、上記複数の給紙部のうち、予め選択された給紙部からインデックス紙を給紙する給紙動作中に、該給紙部が紙なし状態になったことが上記状態検知手段によって検知されたとき、別の給紙部の選択に切り替え、該別の給紙部からインデックス紙を給紙する給紙動作を行わせる給紙部切替手段とを設け、上記給紙部切替手段が、上記別の給紙部の選択に切り替えた後、その切り替え前に選択していた給紙部にインデックス紙がセットされたことが上記状態検知手段によって検知された場合に、所定のタイミングで上記切り替え前に選択していた給紙部の選択に戻すようにしたものである。
請求項3の発明による画像形成装置は、請求項1又は2の画像形成装置において、現在選択されている給紙部から給紙されるインデックス紙のうち、不要なインデックス紙を判別する不要インデックス紙判別手段と、該不要インデックス紙判別手段によって判別された不要なインデックス紙が給紙された場合には、その不要なインデックス紙を他のインデックス紙と区別できるように排紙処理する排紙動作を行わせる排紙処理手段とを設けたものである。
請求項5の発明による制御方法は、印刷物をあるまとまりに区切るために、印刷物の所定箇所にインデックス紙を挿入可能な画像形成装置における制御方法であって、それぞれインデックス紙をセット可能な複数の給紙部のうち、予め選択された給紙部からインデックス紙を給紙する給紙動作中に、その給紙部が紙なし状態になったとき、別の給紙部の選択に切り替え、その別の給紙部からインデックス紙を給紙する給紙動作を行わせた後、その切り替え前に選択していた給紙部にインデックス紙がセットされた場合に、所定のタイミングで上記切り替え前に選択していた給紙部の選択に戻すものである。
請求項7の発明による制御方法は、請求項5又は6の制御方法において、現在選択されている給紙部から給紙されるインデックス紙のうち、不要なインデックス紙を判別し、その不要なインデックス紙が給紙された場合には、その不要なインデックス紙を他のインデックス紙と区別できるように排紙処理する排紙動作を行わせるものである。
請求項8の発明による制御方法は、請求項7の画像形成装置において、上記排紙動作中に、上記現在選択されている給紙部が紙なし状態になったとき、その排紙動作を終了させるものである。
請求項11の発明によるプログラムは、請求項9又は10のプログラムにおいて、上記コンピュータに、現在選択されている給紙部から給紙されるインデックス紙のうち、不要なインデックス紙を判別する不要インデックス紙判別機能と、該不要インデックス紙判別機能によって判別された不要なインデックス紙が給紙された場合には、その不要なインデックス紙を他のインデックス紙と区別できるように排紙処理する排紙動作を行わせる排紙処理機能をも実現するためのプログラムである。
請求項13の発明による記録媒体は、請求項9〜12のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
まず、この発明による画像形成装置であるデジタル複合機を使用するネットワーク環境について、図1を参照して説明する。
図1は、そのネットワーク環境の一例を示す図である。
このデジタル複合機1は、画像記憶装置としてハードディスクHDを内蔵しており、ローカルエリアネットワーク(LAN)等のネットークNを介して、複数のクライアント端末であるパーソナルコンピュータ(PC)A,B、サーバSおよびファックスFと通信するためのモデムMからなる配信サーバC、簡易メール転送(SMP)サーバD、ファイル転送(FTP)サーバE等の様々な機器と接続されている。
図2は、この発明に使用する画像形成装置であるデジタル複合機の機構部の構成例を示す図である。
このデジタル複合機1は、装置本体1Aとその上部に搭載された自動原稿送り装置(以下「ADF」と略称する)1Bと、排紙口のある側面に取り付けられたフィニッシャ1Cとによって構成されている。
原稿像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。
このとき、レンズ53とCCDイメージセンサ54を図2の左右方向に移動させることにより、原稿の給送方向の画像読み取り倍率が変わる。つまり、予め設定された画像読み取り倍率に対応してレンズ53およびCCDイメージセンサ54の左右方向の位置が設定される。
フィニシャ1Cは、装置本体1Aの排紙ユニット18によって搬送されてきたコピー済み転写紙を、通常排紙部方向とステープル処理部方向へ選択的に導くために切換板101を設けている。その切換板101を上向きに切り換えることにより、コピー済み転写紙を排紙搬送ローラ102,103を経由して通常の排紙トレイ104上に排紙することができる。また、切換板101を下向きに切り換えると、コピー済み転写紙をステープラ搬送ローラ105,107を経由して、ステープル台108上に搬送することができる。
一方、通常の排紙トレイ104は前後に移動可能な排紙トレイであり、原稿毎あるいは、後述する画像メモリによってソーティングされたコピー部毎に前後に移動し、排出されてくるコピー済み転写紙を簡易的に仕分けることができる。
感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27は、図2には示していないメインモータによって駆動され、各給紙装置11〜13はそのメインモータの駆動を各々給紙クラッチによって伝達駆動される。縦搬送ユニット14はメインモータの駆動を中間クラッチによって伝達駆動される。これらについては図5によって後述する。
図3は、このデジタル複合機1の操作部の構成例を示すレイアウト図である。
この操作部30には、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー33、プリントキー(スタートキー)34、予熱キー35、リセットキー36、初期設定キー37、コピーキー38、コピーサーバキー39、スキャナキー41、プリンタキー42、およびFAXキー43が設けられている。
液晶タッチパネル31には、各種の機能キーや、セットされた部数、およびデジタル複合機の状態を示すメッセージなどが表示される。
コピーキー38の押下によりコピー機能の使用(原稿画像のコピー)が可能になる。コピーサーバキー39は、既存の蓄積画像データの編集(コピーモード設定、印刷、削除)を行なうときに使用する。
プリンタキー42の押下により、ネットワークを介して転送される印刷データを印刷するプリンタ機能が使用可能になり、FAXキー43の押下により、スキャナ50で読み込んだ画像データを、指定された電話番号のファクシミリ装置へ送信するファクシミリ機能が使用可能になる。
オペレータが、この液晶タッチパネル31に表示された各キーにタッチすることによって、選択された機能を示すキーの表示が黒く反転する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えばページ印字の種類や変倍モード時の変倍値等)は、そのキーにタッチすると詳細機能の設定画面が表示される。そのため、この液晶タッチパネル31は、ドット表示器を使用しており、その時の最適な表示をグラフィカルに行なうことができる。
メッセージエリア31a内には、このデジタル複合機が接続されたネットワークを介して多量のプリント動作(印刷動作)を複数の画像形成装置に分けてプリントアウトすることを設定するための連結キーや、システムの状態を知るためのシステムステータスキーも表示される。
次に、このデジタル複合機1の制御系の構成について、図5および図6によって説明する。
図5は、その制御系の概略構成を示すブロック図である。
メインコントローラ20は、このデジタル複合機1全体を制御する制御部であり、中央処理装置であるCPU201、プログラムメモリであるROM202、データメモリであるRAM203、外部と接続するための各種インターフェイス回路(IF)204〜207と、それらを接続するCPUバス208等から構成されている。なお、IF207にはモータやクラッチを駆動するためのドライブ回路も含まれている。
操作部30には、前述した液晶タッチパネル31およびキー群32〜43等が設けられており、ADF1Bには、原稿を搬送する部分を駆動する搬送モータ26と原稿のセット状態を検知する原稿セット検知センサ7が設けられている。
このIPU40内には、画像処理を行なうためのA/Dコンバータ61、シェーディング補正部62、およびMTF・γ補正部63と、画像データを格納するための画像メモリ66とハードディスク(HD)75、およびそれらを制御する画像メモリコントローラ65が設けられている。また、画像データを印刷するために、印字合成部71、印字イメージデータ発生装置(印字ユニット)76、および変倍回路77が設けられている。そして、MTF・γ補正部63と印字合成部71と画像メモリコントローラ65との間に、画像データの送出先を切り換えるセレクタ64が設けられている。
さらに、このIPU40内には、上述した各部を統括制御する中央処理装置であるCPU68、プログラムメモリであるROM69、データメモリであるRAM73、および不揮発性メモリであるNV−RAM74と、外部と接続してデータの授受を行うためのI/Oポート67が設けられ、それらと画像メモリコントローラ65とが、それぞれアドレスバス及びデータバスと図示していないコントロールバスとからなるCPUバス72によって相互に接続されている。
さらに、このCPU68は、画像メモリコントローラ65への設定や、図2に示したスキャナ50および書き込みユニット57の制御も行なう機能も有している。
その後、セレクタ64により、その画像データを印字合成部71又は画像メモリコントローラ65へ切り換えて供給する。
この印字イメージデータ発生装置76で発生された印字イメージデータが印字合成部71へ入力され、セレクタ64から印字合成部71に送られる画像データに任意の印字イメージデータを合成することができる。
その合成された画像データが、変倍回路77を経て指定された変倍率に合せて拡大又は縮小され、書き込みユニット57に送られる。それによって、転写紙毎に印字イメージを付加することが可能になる。なお、印字イメージデータ発生装置76で発生された印字イメージデータのみを印字合成部71および変倍回路77を介して書き込みユニット57に送ることもできる。
図6には特に明示していないが、このIPU40にはスキャナ50から入力される画像データ以外にも、I/Oポート67を介して外部から供給される画像データ、例えばパーソナルコンピュータ等の外部のデータ処理装置から入力するデータも処理できるように、複数データの入出力の選択を行なう機能を有している。
この実施形態においては、I/Oポート67を介してこのデジタル複合機1を図1に示したようにネットワークNに接続しており、その通信手段には、例えばインターネットの標準プロトコルとして普及されているTCP/IP通信プロトコルなどを用いる。
CPU68は、画像メモリコントローラ65を介して、画像メモリ66に対して画像データの書き込みおよび読み出しを行っている。
画像メモリコントローラ65へ送られた画像データは、その内部にある画像圧縮装置によって画像圧縮した後、画像メモリ66に送られて、そこに記憶される。
また、一度に多くの原稿の画像データを記憶することができるようになるため、ソート機能として、貯えられた原稿の画像イメージデータをページ順に出力することもできる。この場合、画像を出力する際に画像メモリ66から読み出したデータを画像メモリコントローラ65内の伸長装置で順次伸長しながらセレクタ64に出力し、そこから印字合成部71へ送る。このような機能は一般に「電子ソート」と呼ばれている。
画像メモリ66に記憶された画像データはCPU68からアクセス可能な構成になっている。そのため、画像メモリ66に記憶された画像データの内容を加工することが可能であり、例えば、画像の間引き処理、画像の切り出し処理等を行なえる。その加工には、画像メモリコントローラ65のレジスタにデータを書き込むことによって、画像メモリ66の処理を行なう。加工された画像は再度画像メモリ66に保持される。
また、スキャナ50によって読み取った画像データを電子メールなどを利用して外部に配信する際のデータのエンコード処理や、配信の宛先データを持つアドレス帳などの保管や編集あるいは削除といった一連の動作を行なう際にも、ハードディスク75が利用される。
このように、CPU68が画像データの入力および出力を決めることにより、CPU68に接続された画像メモリコントローラ65による画像の流れを切り換えることが可能になる。
図7は、セレクタ64における1ページ分の画像データおよび制御信号の一例を示すタイミングチャートである。
図7において、/FGATE(「/」はローアクティブを示す)はフレームゲート信号であり、1ページの画像データの副走査方向の有効期間を表わしている。
/LSYNCは1ライン毎の主走査同期信号であり、この信号が立ち上がった後の所定クロックで画像データが有効となる。
これらの信号は、画素クロック信号VCLK(画素同期信号)に同期しており、その1周期に対して1画素8ビット(256階調)のデータが送られてくる。
このデジタル複合機1では、転写紙への書込密度が400dpi、最大画素数が主走査4800画素、副走査6800画素である。画像データは、階調が「255」に近いほど白画像になるものとする。
以下、上述したデジタル複合機1におけるこの発明の特徴とする部分の構成および機能について説明する。なお、このデジタル複合機1には、給紙トレイ(給紙部)として、第1トレイ8,第2トレイ9,第3トレイ10の他に、第4トレイおよび手差しトレイを備えているものとする。
まず、このデジタル複合機1において、印刷物をあるまとまりに区切るために、印刷物の所定箇所にインデックス紙を挿入することが可能なモードについて説明する。
図9は、図3に示した操作部30上のキー操作によって液晶タッチパネル31に表示されるトレイの用紙種類設定の表示画面の一例を示す図である。
図10は、図3に示した操作部30上のキー操作によって液晶タッチパネル31に表示される表紙トレイ設定の表示画面の一例を示す図である。
図11は、図3に示した操作部30上のキー操作によって液晶タッチパネル31に表示される合紙トレイ設定の表示画面の一例を示す図である。
章区切りモードは、各章の先頭ページをテンキー32等の操作によって入力することによって章の変わり目に用紙(仕切り紙)を挿入する処理モード、合紙モードは、原稿のページが変わる毎にコピーに合紙用紙を挿入する処理モードである。
よって、その表示画面上のキー操作により、表紙トレイにセットする用紙の種類を設定することができる。
よって、合紙トレイの用紙種類設定の表示画面上のキー操作により、合紙トレイにセットする用紙の種類を設定することができる。
いずれかの給紙トレイが章区切り紙トレイとして設定された後、「OK」キーを押下すると、その設定が確定し、液晶タッチパネル31に章区切り紙トレイの用紙種類設定の表示画面(章区切り紙トレイにセットする用紙の種類を設定するための表示画面)が表示される。この表示画面も、図9に示した表示画面と略同様である。
よって、章区切り紙トレイの用紙種類設定の表示画面上のキー操作により、章区切り紙トレイにセットする用紙の種類を設定することができる。
コピー仕切りモードとしては、指定した範囲のページを指定した用紙(インデックス紙)に印刷する指定用紙モードや指定した用紙を挿入する指定挿入モードのように、ユーザが用紙を指定して挿入する指定挿入モードがあり、これらの処理モードにもいくつか種類がある。
また、上述した表紙トレイ設定や合紙トレイ設定を含む各種設定は、図示しない専用キー(新たに設ける)の操作によって行うようにしてもよい。あるいは、図3の初期設定キー37の押下によって液晶タッチパネル31上に初期設定画面を表示させ、その画面上のキー操作によって上述した表紙トレイ設定等の各種設定を行うこともできる。
必要なインデックス紙およびコピーをステープル台108上に排紙する場合、不要なインデックス紙は通常の排紙トレイ104上に排紙する。
なお、上記各排紙動作中にそれぞれ、上記選択されている給紙段のペーパエンドを検知した場合には、その排紙動作を終了させるとよい。
よって、例えば2つの給紙トレイがインデックス紙(挿入紙)をセットする挿入紙トレイとして予め設定(選択)されていた場合、優先順位の高い方の挿入紙トレイからインデックス紙を給紙する給紙動作中に、その給紙トレイでペーパエンドが発生し、そのペーパエンドを検知すると、他の給紙トレイの選択に切り替える。
メインコントローラ20のCPU201は、給紙動作中にペーパエンドの給紙段(給紙トレイ)に用紙がセットされたことを検知すると、図17の処理動作を開始し、まずステップ1で今回用紙がセットされた給紙段がプリンタキー(スタートキー)42の押下時点に選択されていた給紙段であるか否かを判断する。
ステップS2では、今回用紙がセットされた給紙段と給紙動作中の給紙段にセットされている用紙について、種類とサイズが一致するか否かを判断する。
そして、用紙の種類とサイズが共に一致する場合には、ステップS3へ進み、用紙の種類とサイズのいずれか一方でも一致しない場合には、S5へ進む。
そして、その用紙の種類がインデックス紙である場合には、ステップS5へ進み、インデックス紙でない場合には、ステップS4へ進む。
ステップS4では、今回用紙がセットされた給紙段から用紙を給紙する給紙動作を行えることが判断できたため、給紙動作中の給紙段から用紙がセットされた給紙段の選択(給紙動作)に切り替え、その給紙段から用紙を給紙する給紙動作を行わせ、図17の制御を終了する。
よって、インデックス紙を給紙する給紙動作中の給紙段から今回インデックス紙がセットされた給紙段(但しプリントキー押下時に選択された給紙段)の選択(給紙動作)への復帰を禁止することになる。その禁止は、所定のタイミングで解除する。例えば、インデックス紙を給紙する給紙動作中の給紙段のペーパエンドを検知した時に解除する。そして、その給紙段から今回インデックス紙がセットされた給紙段の選択に戻す。
選択されている給紙段から給紙されるインデックス紙のうち、不要なインデックス紙を判別し、その不要なインデックス紙が給紙された場合には、その不要なインデックス紙を他のインデックス紙と区別できるように排紙処理する排紙動作を行わせることにより、ユーザによる印刷物の整理が容易になる。
上記排紙動作中に、上記現在選択されている給紙段がペーパエンドになったとき、その排紙動作を終了させることにより、ユーザがこれから利用しようと思って新たにセットしたインデックス紙が排紙されてしまうのを防ぐことができる。
この発明によるプログラムは、画像形成装置を制御するコンピュータ(CPU)に、この発明による各種機能(インデックス紙挿入手段,状態検知手段,給紙部切替手段,不要インデックス紙判別手段,排紙処理手段等としての機能)を実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
1C:フィニッシャ 7:原稿セット検知センサ 8,9,10:第1〜第3トレイ 14:縦搬送ユニット 15:感光体 16:搬送ベルト
17:定着ユニット 18:排紙ユニット 20:メインコントローラ
21:中間クラッチ 22〜24:第1〜第3給紙クラッチ 25:メインモータ
26:搬送モータ 27:現像ユニット 30:操作部 31:液晶タッチパネル
31b:コピー仕切りキー 31c:表紙/合紙キー 32:テンキー
54:CCDイメージセンサ 57:書き込みユニット 61:A/Dコンバータ
62:シェーディング補正部 63:MTF・γ補正部 64:セレクタ
65:画像メモリコントローラ 66:画像メモリ 67:I/Oポート
68:CPU 69:ROM 71:印字合成部 72:CPUバス
73:RAM 74:NV−RAM 75:ハードディスク
76:印字イメージデータ発生装置 77:変倍回路
Claims (13)
- 印刷物をあるまとまりに区切るために、印刷物の所定箇所にインデックス紙を挿入するするインデックス紙挿入手段を有する画像形成装置であって、
それぞれインデックス紙をセット可能な複数の給紙部の状態を検知する状態検知手段と、前記複数の給紙部のうち、予め選択された給紙部からインデックス紙を給紙する給紙動作中に、該給紙部が紙なし状態になったことが前記状態検知手段によって検知されたとき、別の給紙部の選択に切り替え、該別の給紙部からインデックス紙を給紙する給紙動作を行わせる給紙部切替手段とを設け、
前記給紙部切替手段は、前記別の給紙部の選択に切り替えた後、その切り替え前に選択していた給紙部にインデックス紙がセットされたことが前記状態検知手段によって検知された場合に、所定のタイミングで前記切り替え前に選択していた給紙部の選択に戻すことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記所定のタイミングは、給紙動作中の前記別の給紙部が紙なし状態になったことが前記状態検知手段によって検知された時であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2記載の画像形成装置において、
現在選択されている給紙部から給紙されるインデックス紙のうち、不要なインデックス紙を判別する不要インデックス紙判別手段と、該不要インデックス紙判別手段によって判別された不要なインデックス紙が給紙された場合には、その不要なインデックス紙を他のインデックス紙と区別できるように排紙処理する排紙動作を行わせる排紙処理手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3記載の画像形成装置において、
前記排紙動作中に、前記現在選択されている給紙部が紙なし状態になったことが前記状態検知手段によって検知されたとき、該排紙動作を終了させる手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 印刷物をあるまとまりに区切るために、印刷物の所定箇所にインデックス紙を挿入可能な画像形成装置における制御方法であって、
それぞれインデックス紙をセット可能な複数の給紙部のうち、予め選択された給紙部からインデックス紙を給紙する給紙動作中に、その給紙部が紙なし状態になったとき、別の給紙部の選択に切り替え、その別の給紙部からインデックス紙を給紙する給紙動作を行わせた後、その切り替え前に選択していた給紙部にインデックス紙がセットされた場合に、所定のタイミングで前記切り替え前に選択していた給紙部の選択に戻すことを特徴とする制御方法。 - 請求項5記載の制御方法において、
前記所定のタイミングは、給紙動作中の前記別の給紙部が紙なし状態になった時であることを特徴とする制御方法。 - 請求項5又は6記載の制御方法において、
現在選択されている給紙部から給紙されるインデックス紙のうち、不要なインデックス紙を判別し、その不要なインデックス紙が給紙された場合には、その不要なインデックス紙を他のインデックス紙と区別できるように排紙処理する排紙動作を行わせることを特徴とする制御方法。 - 請求項7記載の画像形成装置において、
前記排紙動作中に、前記現在選択されている給紙部が紙なし状態になったとき、その排紙動作を終了させることを特徴とする制御方法。 - 印刷物をあるまとまりに区切るために、印刷物の所定箇所にインデックス紙を挿入可能な画像形成装置を制御するコンピュータに、
それぞれインデックス紙をセット可能な複数の給紙部の状態を検知する状態検知機能と、前記複数の給紙部のうち、予め選択された給紙部からインデックス紙を給紙する給紙動作中に、該給紙部が紙なし状態になったことが前記状態検知機能によって検知されたとき、別の給紙部の選択に切り替え、該別の給紙部からインデックス紙を給紙する給紙動作を行わせる給紙切替機能とを実現させるためのプログラムであり、
前記給紙切替機能は、前記別の給紙部の選択に切り替えた後、その切り替え前に選択していた給紙部にインデックス紙がセットされたことが前記状態検知機能によって検知された場合に、所定のタイミングで前記切り替え前に選択していた給紙部の選択に戻すことを特徴とするプログラム。 - 請求項9記載のプログラムにおいて、
前記所定のタイミングは、給紙動作中の前記別の給紙部が紙なし状態になったことが前記状態検知機能によって検知された時であることを特徴とするプログラム。 - 請求項9又は10記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
現在選択されている給紙部から給紙されるインデックス紙のうち、不要なインデックス紙を判別する不要インデックス紙判別機能と、該不要インデックス紙判別機能によって判別された不要なインデックス紙が給紙された場合には、その不要なインデックス紙を他のインデックス紙と区別できるように排紙処理する排紙動作を行わせる排紙処理機能をも実現するためのプログラム。 - 請求項11記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記排紙動作中に、前記現在選択されている給紙部が紙なし状態になったことが前記状態検知機能によって検知されたとき、該排紙動作を終了させる機能をも実現するためのプログラム。 - 請求項9乃至12のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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