JP2007049250A - 画像処理装置,画像出力方法,プログラム,および記録媒体 - Google Patents

画像処理装置,画像出力方法,プログラム,および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡単な操作で所要の処理画像(複数の処理画像)を出力できるようにする。
【解決手段】 デジタル複合機のメインコントローラ20は、操作画面上のキー操作によって指定された入力画像と出力形式の組み合わせに応じて、画像入力手段又は画像出力手段であるスキャナ,画像メモリ66,I/Oポート(ネットワークIF)67,プロッタ550のうち、必要な画像入力手段および画像出力手段を選択すると共に画像転送経路を決定し、その選択した画像入力手段および画像出力手段を決定した画像転送経路に基づいて使用することにより所要の処理画像を出力させる。また、原稿画像が入力画像として指定された場合には、原稿読取手段を画像入力手段として選択し、その原稿読取手段に原稿画像を読み取らせて画像蓄積手段に蓄積させる。
【選択図】 図6

Description

この発明は、コピー機能,プリンタ機能,FAX機能,スキャナ機能等の複数の画像出力機能を有するデジタル複合機などの画像処理装置、その画像処理装置における画像出力方法、上記画像処理装置のコンピュータ(CPU)に実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
デジタル複合機等の画像処理装置として、複数の画像処理部(画像入力手段および画像出力手段)、例えば原稿の画像を読み取るスキャナ部(原稿読取手段)と、外部機器との間で画像の送受信を行う通信部(画像受信手段と画像送信手段とからなる)と、画像を蓄積する記憶部(画像蓄積手段)と、画像を用紙に印刷出力するプリンタ部(印刷出力手段)とを備えたものがある。
このような画像処理装置には、CPU(マイクロコンピュータ)を用いた制御手段を備えると共に、例えば図32に示すように、ひとつのプラットフォーム(OS等の基本プログラム)801上に、コピーアプリケーション802,プリンタアプリケーション803,FAXアプリケーション804,スキャナアプリケーション805等の各アプリケーションを備え、その各アプリケーション802〜805を操作部上の各機能キーに割り付け、CPUが、その各アプリケーション802〜805を操作部上の機能キーの押下によって選択的に実行し、対応する画像処理部を使用することによって所要の処理画像を出力可能にしたものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2004−297792号公報
なお、アプリケーションとは、アプリケーション・ソフトウェア又はアプリケーション・プログラムのことを指す。このアプリケーションは、ユーザインタフェースを行う部分で、ユーザに提供する機能を実現するためのものである。
しかしながら、上述した従来の画像処理装置では、各アプリケーションが相互に連携していなかったため、各アプリケーションの実行による所要の処理画像(複数の処理画像)の出力を簡単な操作で実現することはできなかった。
すなわち、従来の操作部は、例えば図33に示すように、液晶タッチパネル901,テンキー902,スタートキー903の他に、画像出力機能であるコピー機能,ドキュメントボックス機能,プリンタ機能,FAX機能,スキャナ機能にそれぞれ対応するコピーキー904,ドキュメントボックスキー905,プリンタキー906,FAXキー907,スキャナキー908を備えているため、複数の画像出力機能にそれぞれ対応する各アプリケーションを実行することにより対応する各画像処理部を使用して所要の処理画像を出力させる場合には、煩わしい操作を行う必要がある。
例えば、原稿画像の用紙へのコピーとPC(パーソナルコンピュータ)への配信の両方を実行する場合には、CPUがコピーアプリケーションとスキャナアプリケーションを別々に実行してスキャナ部,プリンタ部,ネット配信部(通信部)を使用する必要があるが、ユーザはそれらのアプリケーションを実行するために、それらのアプリケーションにそれぞれ対応するキー操作を操作部上で別々に行う必要がある。
そのキー操作についてもう少し詳しく説明すると、図34に示すように、原稿をコンタクトガラス上にセットし、図30のコピーキー904を押下してコピーモードを設定し(このとき液晶タッチパネル901にコピー機能に対応する画面が表示されるため、必要に応じてコピー条件を設定する)、最後にスタートキー903を押下することにより、コピー処理(原稿の画像を読み取って用紙に印刷する処理)を行わせる。そして、そのコピー処理が終了した後、再び原稿をコンタクトガラス上にセットし、スキャナキー908を押下してスキャナモードを設定し(このとき液晶タッチパネル901にスキャナ機能に対応する画面が表示されるため、必要に応じて読み取り条件や配信先を設定する)、最後にスタートキー903を押下することにより、スキャナ配信処理(原稿の画像を読み取ってPCへ配信する処理)を行わせる。
このように、複数のアプリケーションを実行してそれらに対応する各画像処理部を使用することにより所要の処理画像(複数の処理画像)を出力させる場合、通常はそれらのアプリケーションにそれぞれ対応するキー操作をユーザが別々に行わなければならない。また、ユーザは、所要の処理画像を出力させる場合、どのアプリケーションを実行させるか把握する必要があるが、すぐに把握できない場合がある。よって、非常に使い勝手が悪いという問題があった。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、簡単な操作で所要の処理画像(複数の処理画像)を出力できるようにすることを目的とする。
この発明は、上記の目的を達成するため、画像処理装置、その画像処理装置における画像出力方法、上記画像処理装置のコンピュータに実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
請求項1の発明による画像処理装置は、原稿の画像を読み取る原稿読取手段と、外部機器から画像を受信する画像受信手段と、画像を蓄積する画像蓄積手段と、画像を用紙に印刷して出力する印刷出力手段と、画像を外部機器へ送信する画像送信手段とを備え、上記原稿読取手段,上記画像受信手段,上記画像蓄積手段を画像入力手段として、上記画像蓄積手段,上記印刷出力手段,上記画像送信手段を画像出力手段としてそれぞれ任意に組み合わせて使用することにより所要の処理画像を出力可能な画像処理装置であって、入力画像を指定する入力画像指定手段と、入力画像の出力形式を指定する出力形式指定手段と、上記入力画像指定手段によって指定された入力画像と上記出力形式指定手段によって指定された出力形式の組み合わせに応じて、必要な画像入力手段および画像出力手段を選択すると共に画像転送経路を決定する選択決定手段と、該選択決定手段によって選択された画像入力手段および画像出力手段を決定された画像転送経路に基づいて使用することにより所要の処理画像を出力させる制御手段とを設け、該制御手段に、上記入力画像指定手段によって原稿画像が入力画像として指定されることにより、上記選択決定手段によって上記原稿読取手段が画像入力手段として選択された場合に、該原稿読取手段に原稿の画像を読み取らせ、その画像を上記画像蓄積手段に蓄積させる読取処理手段を備えたものである。
請求項2の発明による画像処理装置は、原稿の画像を読み取る原稿読取手段と、外部機器から画像を受信する画像受信手段と、画像を蓄積する画像蓄積手段と、画像を用紙に印刷して出力する印刷出力手段と、画像を外部機器へ送信する画像送信手段とを備え、上記原稿読取手段,上記画像受信手段,上記画像蓄積手段を画像入力手段として、上記画像蓄積手段,上記印刷出力手段,上記画像送信手段を画像出力手段としてそれぞれ任意に組み合わせて使用することにより所要の処理画像を出力可能な画像処理装置であって、入力画像を指定する入力画像指定手段と、入力画像の出力形式を指定する出力形式指定手段と、上記入力画像指定手段によって指定された入力画像と上記出力形式指定手段によって指定された出力形式の組み合わせに応じて、必要な画像入力手段および画像出力手段を選択すると共に画像転送経路を決定する選択決定手段と、該選択決定手段によって選択された画像入力手段および画像出力手段を決定された画像転送経路に基づいて使用することにより所要の処理画像を出力させる制御手段とを設け、該制御手段に、上記入力画像指定手段によって指定された入力画像を上記選択決定手段によって選択された画像入力手段から上記画像蓄積手段に蓄積させる際に、その入力画像に基づいてプレビュー画像を作成するプレビュー画像作成手段と、該プレビュー画像作成手段によって作成されたプレビュー画像を表示するプレビュー画像表示手段と、該プレビュー画像表示手段による上記プレビュー画像の表示後、該プレビュー画像に対応する上記画像蓄積手段内の画像を上記選択決定手段によって選択された画像出力手段によって出力するのを許可する出力許可手段とを備えたものである。
請求項3の発明による画像処理装置は、請求項2の画像処理装置において、上記制御手段に、上記入力画像指定手段によって原稿画像が入力画像として指定されることにより、上記選択決定手段によって上記原稿読取手段が画像入力手段として選択された場合に、該原稿読取手段に原稿の画像を読み取らせ、その画像を上記画像蓄積手段に蓄積させる読取処理手段を備えたものである。
請求項4の発明による画像処理装置は、請求項2又は3の画像処理装置において、上記プレビュー画像作成手段を、上記入力画像指定手段によって指定され、上記選択決定手段によって選択された画像入力手段から入力された入力画像を間引いてプレビュー画像を作成する手段としたものである。
請求項5の発明による画像処理装置は、請求項2〜4のいずれかの画像処理装置において、プレビュー画像を記憶するプレビュー画像記憶手段を設け、上記プレビュー画像作成手段が、上記入力画像指定手段によって指定された入力画像が上記選択決定手段によって選択された画像入力手段から入力され、上記画像蓄積手段に蓄積されるのと平行して、プレビュー画像を作成するものである。
請求項6の発明による画像処理装置は、請求項2〜4のいずれかの画像処理装置において、上記プレビュー画像作成手段が、上記入力画像指定手段によって指定された入力画像が上記選択決定手段によって選択された画像入力手段から入力され、上記画像蓄積手段に蓄積された後、プレビュー画像を作成するものである。
請求項7の発明による画像処理装置は、請求項5又は6の画像処理装置において、プレビュー画像のページを指定するページ指定手段を設け、上記プレビュー画像表示手段が、上記プレビュー画像作成手段によって作成された1ページ目のプレビュー画像を表示した後、上記ページ指定手段によって指定されたページのプレビュー画像を表示するものである。
請求項8の発明による画像処理装置は、請求項5又は6の画像処理装置において、プレビュー画像のページを指定するページ指定手段を設け、上記プレビュー画像表示手段が、上記ページ指定手段によって指定されたページのプレビュー画像のみを表示するものである。
請求項9の発明による画像処理装置は、請求項7又は8の画像処理装置において、上記プレビュー画像作成手段に、上記ページ指定手段によって指定されたページのプレビュー画像を作成可能か否かを判定し、作成可能でなかった場合にダミーのプレビュー画像を作成する手段を備えたものである。
請求項10の発明による画像処理装置は、請求項2〜9のいずれかの画像処理装置において、編集内容を設定する編集内容設定手段と、該編集内容設定手段によって設定された内容の編集を入力画像に対して行う複数の編集手段とを備え、上記選択決定手段を、上記入力画像指定手段によって指定された入力画像と上記出力形式指定手段によって指定された出力形式と上記編集処理指定手段によって指定された編集内容の組み合わせに応じて、必要な画像入力手段,画像出力手段,および編集手段を選択すると共に画像転送経路を決定する手段とし、上記プレビュー画像作成手段に、作成したプレビュー画像を上記選択決定手段による選択決定結果に合わせて補正する手段を備えたものである。
請求項11の発明による画像出力方法は、原稿の画像を読み取る原稿読取手段と、外部機器から画像を受信する画像受信手段と、画像を蓄積する画像蓄積手段と、画像を用紙に印刷して出力する印刷出力手段と、画像を外部機器へ送信する画像送信手段とを備え、上記原稿読取手段,画像受信手段,上記画像蓄積手段を画像入力手段として、上記画像蓄積手段,上記印刷出力手段,画像送信手段を画像出力手段としてそれぞれ任意に組み合わせて使用することにより所要の処理画像を出力可能な画像処理装置における画像出力方法であって、原稿画像が入力画像として指定された場合に、上記原稿読取手段を画像入力手段として選択し、所定タイミングで上記原稿読取手段に原稿の画像を読み取らせて、その画像を上記画像蓄積手段に蓄積させる処理を開始した後、印刷出力又は送信が出力形式として指定された場合に、上記印刷出力手段又は上記画像送信手段を画像出力手段として選択すると共に画像転送経路を決定し、上記画像蓄積手段内の画像を決定した画像転送経路を経て選択した画像出力手段によって出力させるものである。
請求項12の発明による画像出力方法は、請求項11の画像出力方法において、上記原稿読取手段によって読み取った原稿の画像を上記画像蓄積手段に蓄積させる際に、その画像に基づいてプレビュー画像を作成し、その作成したプレビュー画像を表示した後、該プレビュー画像に対応する上記画像蓄積手段内の画像を選択した画像出力手段によって出力するのを許可するものである。
請求項13の発明によるプログラムは、原稿の画像を読み取る原稿読取手段と、外部機器から画像を受信する画像受信手段と、画像を蓄積する画像蓄積手段と、画像を用紙に印刷して出力する印刷出力手段と、画像を外部機器へ送信する画像送信手段とを備え、上記原稿読取手段,上記画像受信手段,上記画像蓄積手段を画像入力手段として、上記画像蓄積手段,上記印刷出力手段,上記画像送信手段を画像出力手段としてそれぞれ任意に組み合わせて使用することにより所要の処理画像を出力可能な画像処理装置のコンピュータに、入力画像を指定する入力画像指定機能と、入力画像の出力形式を指定する出力形式指定機能と、上記入力画像指定機能によって指定された入力画像と上記出力形式指定機能によって指定された出力形式の組み合わせに応じて、必要な画像入力手段および画像出力手段を選択すると共に画像転送経路を決定する選択決定機能と、該選択決定機能によって選択された画像入力手段および画像出力手段を決定された画像転送経路に基づいて使用することにより所要の処理画像を出力させる制御機能とを実現させるためのプログラムであり、該制御機能に、上記入力画像指定手段によって原稿画像が入力画像として指定されることにより、上記選択決定手段によって上記原稿読取手段が画像入力手段として選択された場合に、該原稿読取手段に原稿の画像を読み取らせ、その画像を上記画像蓄積手段に蓄積させる読取処理機能を備えたものである。
請求項14の発明によるプログラムは、原稿の画像を読み取る原稿読取手段と、外部機器から画像を受信する画像受信手段と、画像を蓄積する画像蓄積手段と、画像を用紙に印刷して出力する印刷出力手段と、画像を外部機器へ送信する画像送信手段とを備え、上記原稿読取手段,上記画像受信手段,上記画像蓄積手段を画像入力手段として、上記画像蓄積手段,上記印刷出力手段,上記画像送信手段を画像出力手段としてそれぞれ任意に組み合わせて使用することにより所要の処理画像を出力可能な画像処理装置のコンピュータに、入力画像を指定する入力画像指定機能と、入力画像の出力形式を指定する出力形式指定機能と、上記入力画像指定機能によって指定された入力画像と上記出力形式指定機能によって指定された出力形式の組み合わせに応じて、必要な画像入力手段および画像出力手段を選択すると共に画像転送経路を決定する選択決定機能と、該選択決定機能によって選択された画像入力手段および画像出力手段を決定された画像転送経路に基づいて使用することにより所要の処理画像を出力させる制御機能とを実現させるためのプログラムであり、該制御機能に、上記入力画像指定機能によって指定された入力画像を上記選択決定機能によって選択された画像入力手段から上記画像蓄積手段に蓄積させる際に、その入力画像に基づいてプレビュー画像を作成するプレビュー画像作成機能と、該プレビュー画像作成機能によって作成されたプレビュー画像を表示するプレビュー画像表示機能と、該プレビュー画像表示機能による上記プレビュー画像の表示後、該プレビュー画像に対応する上記画像蓄積手段内の画像を上記選択決定機能によって選択された画像出力手段によって出力するのを許可する出力許可機能とを備えたものである。
請求項15の発明によるプログラムは、請求項14のプログラムにおいて、上記制御機能に、上記入力画像指定機能によって原稿画像が入力画像として指定されることにより、上記選択決定機能によって上記原稿読取手段が画像入力手段として選択された場合に、該原稿読取手段に原稿の画像を読み取らせ、その画像を上記画像蓄積手段に蓄積させる読取処理機能を備えたものである。
請求項16の発明によるプログラムは、請求項14又は15のプログラムにおいて、上記プレビュー画像作成機能を、上記入力画像指定機能によって指定され、上記選択決定機能によって選択された画像入力手段から入力された入力画像を間引いてプレビュー画像を作成する機能としたものである。
請求項17の発明によるプログラムは、請求項14〜16のいずれかのプログラムにおいて、上記コンピュータに、プレビュー画像を記憶するプレビュー画像記憶機能をも実現させるためのプログラムであり、上記プレビュー画像作成機能が、上記入力画像指定機能によって指定された入力画像が上記選択決定機能によって選択された画像入力手段から入力され、上記画像蓄積手段に蓄積されるのと平行して、プレビュー画像を作成するものである。
請求項18の発明によるプログラムは、請求項14〜16のいずれかのプログラムにおいて、上記プレビュー画像作成機能が、上記入力画像指定機能によって指定された入力画像が上記選択決定機能によって選択された画像入力手段から入力され、上記画像蓄積手段に蓄積された後、プレビュー画像を作成するものである。
請求項19の発明によるプログラムは、請求項17又は18のプログラムにおいて、上記コンピュータに、プレビュー画像のページを指定するページ指定機能をも実現させるためのプログラムであり、上記プレビュー画像表示機能が、上記プレビュー画像作成機能によって作成された1ページ目のプレビュー画像を表示した後、上記ページ指定機能によって指定されたページのプレビュー画像を表示するものである。
請求項20の発明によるプログラムは、請求項17又は18のプログラムにおいて、上記コンピュータに、プレビュー画像のページを指定するページ指定機能をも実現させるためのプログラムであり、上記プレビュー画像表示機能が、上記ページ指定機能によって指定されたページのプレビュー画像のみを表示するものである。
請求項21の発明によるプログラムは、請求項19又は20のプログラムにおいて、上記プレビュー画像作成機能に、上記ページ指定機能によって指定されたページのプレビュー画像を作成可能か否かを判定し、作成可能でなかった場合にダミーのプレビュー画像を作成する機能を備えたものである。
請求項22の発明による記録媒体は、請求項13〜21のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
この発明によれば、ユーザによる操作で入力画像と出力形式を指定することにより、画像処理装置が、その指定された入力画像と出力形式の組み合わせに応じて、必要な画像入力手段および画像出力手段を選択すると共に画像転送経路を決定し、その選択した画像入力手段および画像出力手段を決定した画像転送経路に基づいて使用することにより所要の処理画像を出力させる画像出力制御を行う。
例えば、原稿画像が入力画像として指定された場合には、原稿読取手段を画像入力手段として選択し、その原稿読取手段に原稿の画像を読み取らせ、その画像を画像蓄積手段に蓄積させる。
また、その処理を開始した後、印刷出力および送信のいずれか一方が出力形式として指定された場合に、印刷出力手段および画像送信手段のいずれか一方を画像出力手段として選択すると共に画像転送経路を決定し、画像蓄積手段内の画像を決定した画像転送経路を経て印刷出力手段によって印刷出力させるか、画像送信手段によって外部機器へ送信させる。あるいは、印刷出力および送信の両方が出力形式として指定された場合には、印刷出力手段および画像送信手段の両方を画像出力手段として選択すると共に画像転送経路を決定し、画像蓄積手段内の画像を決定した画像転送経路を経て印刷出力手段によって印刷出力させると共に、画像送信手段によって外部機器へ送信させる。
このように、ユーザによる簡単な操作で画像処理装置から所要の処理画像(複数の処理画像)を出力させることができる。
また、原稿画像が入力画像として指定された場合に、原稿読取手段に原稿画像を読み取らせて画像蓄積手段に蓄積させるため、その原稿画像の蓄積後に、ユーザがその原稿画像の出力形式を決めれば良く、意図しない画像出力を誤って行わせてしまう可能性が少なくなる。しかも、一度出力させた原稿画像を同じ出力形式又は他の出力形式で出力させたい場合に、その原稿画像を原稿読取手段によって再度読み取らせる必要がなくなるため、業務効率の向上にもつながる。
あるいは、入力画像(原稿読取手段によって読み取った原稿の画像等)を画像蓄積手段に蓄積させる際に、その画像に基づいてプレビュー画像を作成し、その作成したプレビュー画像を表示した後、そのプレビュー画像に対応する画像蓄積手段内の画像を選択した画像出力手段によって出力するのを許可するようにすれば、意図しない画像出力を誤って行わせてしまう可能性が一層少なくなる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。なお、この実施形態では画像処理装置としてコピー機能,プリンタ機能,FAX機能,メール配信機能,およびスキャナ機能を備えたデジタル複合機(MFP)を用いた例について説明する。
〔ネットワーク環境の例〕
まず、この発明による画像処理装置であるデジタル複合機を使用するネットワーク環境について、図1を参照して説明する。
図1は、そのネットワーク環境の一例を示す図である。
このデジタル複合機1は、ハードディスクHDを内蔵しており、ローカルエリアネットワーク(LAN)等のネットークNを介して、複数のクライアント端末であるパーソナルコンピュータ(PC)A,B、サーバSおよびファックスFと通信するためのモデムMからなる配信サーバC、簡易メール転送(SMP)サーバD、ファイル転送(FTP)サーバE等の様々な外部機器と接続されている。
〔デジタル複合機の機構部の構成例〕
図2は、この発明に使用する画像処理装置であるデジタル複合機の機構部の構成例を示す図である。
このデジタル複合機1は、装置本体1Aとその上部に搭載された自動原稿送り装置(以下「ADF」と略称する)1Bと、排紙口のある側面に取り付けられたフィニッシャ1Cとによって構成されている。
ここで、このデジタル複合機1の構成を、その主たる機能である複写機能(コピー機能)時の動作によって説明する。ADF1Bの原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部上のプリントキーが押下されると、一番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定位置に給送される。こうして、1枚の原稿の給送を完了すると、原稿枚数をカウントアップするカウント機能も有している。
コンタクトガラス6上の所定位置に給送された原稿は、スキャナ(原稿読取手段)50によって、コンタクトガラス6側の面の画像が読み取られた後、その読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4および排送ローラ5によって排出される。なお、給送ローラ3、給送ベルト4、および排送ローラ5は、図2には示していない搬送モータによって駆動される。1枚の原稿の画像読み取りが終了する毎に、原稿セット検知センサ7によって原稿台2上に次の原稿が有るか無いかを検知し、あれば次の原稿を前の原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送し、以後上述した動作を繰り返す。
スキャナ50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されており、光学走査系には、露光ランプ51、第1ミラー52、第2ミラー55、第3ミラー56、レンズ53、およびCCDイメージセンサ54等々で構成されている。露光ランプ51と第1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55と第3ミラー56は図示しない第2キャリッジ上に固定されている。
原稿像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。
この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータによって駆動される。コンタクトガラス6上にセットされた原稿の画像は、CCDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。すなわち、光学走査系の露光ランプ51によって原稿の画像面を照明し、その画像面からの反射光像を第1ミラー52,第2ミラー55,第3ミラー56,およびレンズ53を介してCCDイメージセンサ54の受光面に結像させ、そのCCDイメージセンサ54によって電気信号に変換する。
このとき、レンズ53とCCDイメージセンサ54を図2の左右方向に移動させることにより、原稿の給送方向の画像読み取り倍率が変わる。つまり、予め設定された画像読み取り倍率に対応してレンズ53およびCCDイメージセンサ54の左右方向の位置が設定される。
このスキャナ50によって読み取られた原稿の画像データ(画像情報)は、プロッタ(印刷出力手段)を構成する書き込みユニット57により変調されたレーザ光によって感光体15上に書き込まれる。その書き込みユニット57は、レーザ出力ユニット58、結像レンズ59、およびミラー60で構成され、レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源であるレーザダイオードおよびモータによって高速で定速回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が設けられている。この書き込みユニット57から出力されるレーザ光が、図示していない帯電ユニットによって表面が一様に帯電され、矢示方向に回転するドラム状の感光体15の表面に照射され、そこに静電潜像を形成する。
一方、装置本体1A内の下部には第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10が多段に配設されており、そこにそれぞれ収納された転写紙が、各々第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によってドラム状の感光体15に当接する位置まで搬送される。但し、実際には各給紙トレイ8〜10のうちのいずれかが選択され、その選択された給紙トレイからのみ転写紙が給紙される。
ここで、第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10はいずれも通常の転写紙(用紙)以外にインデックス紙をセット(収納)可能な給紙トレイであり、これらの近傍にはそれぞれ、通常の転写紙又はインデックス紙等の用紙がセットされた場合に、それを検知する図示しない紙セット検知センサが配設されている。なお、給紙トレイそのもの、又は給紙トレイと給紙装置との組み合わせを給紙段(給紙部)という。
前述のようにして感光体15上に形成された静電潜像は、現像ユニット27を通過することによって現像され、感光体15上にトナー画像が形成される。そして、縦搬送ユニット14によって給紙された転写紙は、感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上のトナー画像が転写される。その後、定着ユニット17を通ってそのトナー画像が定着され、コピー済み転写紙として排紙ユニット18によって後処理装置のフィニッシャ1Cに排出される。
このとき、例えばフェースダウン(転写紙をページ順に揃えるため画像面を下向きにする)排紙のために、一方の面にトナー画像が形成された転写紙を反転したい場合は、排紙ユニット18における図示しない分岐爪の切り換えにより、その転写紙を両面入紙搬送路113を通して反転ユニット112へ搬送して表裏を反転させ、その後スイッチバック搬送して反転排紙搬送路114を通してフィニッシャ1Cへ排出する。
フィニッシャ1Cは、装置本体1Aの排紙ユニット18によって搬送されてきたコピー済み転写紙を、通常排紙部方向とステープル処理部方向へ選択的に導くために切換板101を設けている。その切換板101を上向きに切り換えることにより、コピー済み転写紙を排紙搬送ローラ102,103を経由して通常の排紙トレイ104上に排紙することができる。また、切換板101を下向きに切り換えると、コピー済み転写紙をステープラ搬送ローラ105,107を経由して、ステープル台108上に搬送することができる。
ステープル台108上に積載されたコピー済み転写紙は、一枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー109(落下ストッパを兼ねている)によって紙端面が揃えられ、一部のコピー(一連の複数枚のコピー)が完了するとステープラ106によって綴じられる。ステープラ106で綴じられたコピー済み転写紙群は、自重によってステープル完了排紙トレイ110上に落下し、そこに収納される。
一方、通常の排紙トレイ104は前後に移動可能な排紙トレイであり、原稿毎あるいは、後述する画像メモリによってソーティングされたコピー部毎に前後に移動し、排出されてくるコピー済み転写紙を簡易的に仕分けることができる。
転写紙の両面に画像を作像する両面コピーモードの場合には、装置本体1Aにおいて給紙トレイ8〜10のいずれかから給紙され、一方の面に作像された転写紙(片面コピー済みの転写紙)を、排紙ユニット18内の図示しない分岐爪の切り換えによって、両面入紙搬送路113を通して反転ユニット112に搬送して表裏を反転し、その後スイッチバック搬送して両面搬送ユニット111に送り込んで再び表裏を反転する。
両面搬送ユニット111に送られた転写紙は、再び感光体15に作像されたトナー画像を転写するために、両面搬送ユニット111から再給紙され、再度縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送されて、他方の面にトナー画像が転写される。その後、定着ユニット17によってそのトナー画像が定着され、排紙ユニット18によってフィニッシャ1Cに排出される。以後、フィニッシャ1Cによって上述と同様の動作が行われ、1枚ごとに通常排紙されるか、あるいは一部ごとにステープルで綴じられる。このように、転写紙の両面に画像を作成する場合に両面搬送ユニット111が使用される。
なお、トナー画像が形成された転写紙の裏面に後述する印字を行う際にも、両面搬送ユニット111を用いて転写紙の表裏を変更する。
感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27は、図2には示していないメインモータによって駆動され、各給紙装置11〜13はそのメインモータの駆動を各々給紙クラッチによって伝達駆動される。縦搬送ユニット14はメインモータの駆動を中間クラッチによって伝達駆動される。これらについては図4によって後述する。
〔操作部の構成および表示例〕
図3は、このデジタル複合機1の操作部の構成例を示すレイアウト図である。
この操作部30には、液晶タッチパネル31,テンキー32,およびスタートキー33が設けられている。
液晶タッチパネル31には、後述する各種の機能キーや、セットされた部数、およびデジタル複合機の状態を示すメッセージなどが表示される。各機能キーは、それぞれ押下されると、白黒表示が反転する。
テンキー32は、印刷部数(コピー枚数)やコピー倍率等の数値を入力するためのキーである。
ここで、液晶タッチパネル31に表示されるこの発明に係わる操作画面について簡単に説明する。
液晶タッチパネル31には、このデジタル複合機1の電源投入時等の所定タイミング時に入力画像指定部310と出力形式指定部320からなる操作画面が表示される。
入力画像指定部310は、入力画像である原稿画像,蓄積画像,受信画像をそれぞれ指定するための原稿画像キー311,蓄積画像キー312,受信画像キー313からなる。
出力形式指定部320は、入力画像の出力形式である印刷,蓄積,送信をそれぞれ指定するための印刷キー321,蓄積キー322,送信キー323からなる。
原稿画像311キーは、原稿上の文書又は図面等の画像である原稿画像を指定するためのものである。
蓄積画像キー312は、画像メモリ66内の文書又は図面等の画像データである蓄積画像を指定するためのものである。
受信画像キー313は、図1のパーソナルコンピュータ(以下「パソコン」と略称する)A,Bや配信サーバC等の外部機器から受信する画像である受信画像を指定するためのものである。
印刷キー321は、印刷出力を指定するためのものである。
蓄積キー322は、蓄積を指定するためのものである。
送信キー323は、送信(配信)を指定するためのものである。
〔制御系の構成例〕
次に、このデジタル複合機1の制御系の構成について、図4および図5によって説明する。
図4は、その制御系の概略構成を示すブロック図である。
メインコントローラ20は、このデジタル複合機1全体を制御する制御部であり、中央処理装置であるCPU(コンピュータ)201、プログラムメモリであるROM202、データメモリであるRAM203、外部と接続するための各種インターフェイス回路(IF)204〜207と、それらを接続するCPUバス208等から構成されている。なお、IF207にはモータやクラッチを駆動するためのドライブ回路も含まれている。
このメインコントローラ20には、オペレータ(ユーザ)に対する表示やオペレータによるキー入力(機能設定入力等)を行なう前述した操作部30、スキャナ50の駆動部の制御や画像メモリ等の画像記憶装置に対する画像データの読み書き制御等を行なう画像処理ユニット(IPU)40、および原稿の給排送動作を行なうADF1B等の分散制御装置が接続されている。なお、前述したフィニッシャ1Cも接続されるが、図示を省略している。その各分散制御装置とメインコントローラ20は、必要に応じて機械の状態を示す情報や動作指令のやりとりを行なっている。また、メインコントローラ20には紙搬送等に必要なメインモータ25と中間クラッチ21および第1〜第3給紙クラッチ22〜24も接続され、それらはメインコントローラ20によって直接駆動制御される。
前述したように、図2に示した感光体15,搬送ベルト16,定着ユニット17,排紙ユニット18,現像ユニット27は、メインモータ25によって駆動され、各給紙装置11〜13は、メインモータ25の駆動力が各々給紙クラッチ22〜24によって伝達されて駆動される。縦搬送ユニット14は、メインモータ25の駆動力が中間クラッチ21によって伝達されて駆動される。
操作部30には、前述した液晶タッチパネル31,テンキー32,およびスタートキー33等が設けられており、ADF1Bには、原稿を搬送する部分を駆動する搬送モータ26と原稿のセット状態を検知する原稿セット検知センサ7が設けられている。
図5は、図4のROM202内のプログラム(ソフトウェア)の要部構成例を示すブロック図である。
ROM202内のプログラムは、プラットフォーム(基本プログラム)501上に、コピー機能,プリンタ機能,FAX機能,メール配信機能,スキャナ機能を実現するためのアプリケーション502を含む各種のプログラムを備えている。
ここで、メインコントローラ20内のCPU201が、ROM202内のこの発明によるプログラムを実行し、その際に前述した液晶タッチパネル31および画像処理ユニット(IPU)40等を使用することにより、この発明による機能である入力画像指定手段,出力形式指定手段,選択決定手段,制御手段(読取処理手段,プレビュー画像作成手段,プレビュー画像表示手段,出力許可手段),プレビュー画像記憶手段,編集内容設定手段,編集手段としての機能を果たすことができる。
図6は、画像処理ユニット(IPU)40の内部構成を示すブロック図である。
このIPU40内には、画像処理を行なうためのA/Dコンバータ61、シェーディング補正部62、およびMTF・γ補正部63と、画像データを格納するための画像蓄積手段である画像メモリ66とハードディスク(HD)75、およびそれらを制御する画像メモリコントローラ65が設けられている。また、画像データを印刷するために、印字合成部71、印字イメージデータ発生装置(印字ユニット)76、および変倍回路77が設けられている。そして、MTF・γ補正部63と印字合成部71と画像メモリコントローラ65との間に、画像データの送出先を切り換えるセレクタ64が設けられている。
CCDイメージセンサ54は、図2に示したスキャナ50内に設けられており、プロッタ550内の書き込みユニット57も図2に示したレーザ光によって感光体15に画像を書き込むためのユニットであり、IPU40内に設けられてはいないが、説明の便宜上、図6に一緒に示している。
さらに、このIPU40内には、上述した各部を統括制御する中央処理装置であるCPU68、プログラムメモリであるROM69、データメモリであるRAM73、および不揮発性メモリであるNV−RAM74(制限情報記憶手段としての機能を果たす)と、外部と接続してデータの授受を行うためのI/Oポート67が設けられ、それらと画像メモリコントローラ65とが、それぞれアドレスバス及びデータバスと図示していないコントロールバスとからなるCPUバス72によって相互に接続されている。
CPU68は、印字イメージデータ発生装置(印字ユニット)76および図4に示したメインコントローラ20のIF(I/Oポート)204とも、アドレスバスおよびデータバスと図示を省略しているコントロールバスを含むバスによって接続されている。
さらに、このCPU68は、画像メモリコントローラ65への設定や、図2に示したスキャナ50および書き込みユニット57の制御も行なう機能も有している。
図2に示したスキャナ50の露光ランプ51から原稿面に照射された光の反射による結像光を、CCDイメージセンサ54によって光電変換して画像信号とする。それをA/Dコンバータ61でデジタル信号に変換して画像データとする。その画像データにシェーディング補正部62によってシェーディング補正がなされた後、MTF・γ補正部63によってMTF補正およびγ補正等がなされる。
その後、セレクタ64により、その画像データを印字合成部71又は画像メモリコントローラ65へ切り換えて供給する。
印字イメージデータ発生装置(印字ユニット)76は、CPUバス72に接続され、ページ印刷用のキャラクタ(文字)イメージデータ、任意のスタンプ用イメージデータ等の印字イメージデータを発生する。
この印字イメージデータ発生装置76で発生された印字イメージデータが印字合成部71へ入力され、セレクタ64から印字合成部71に送られる画像データに任意の印字イメージデータを合成することができる。
その合成された画像データが、変倍回路77を経て指定された変倍率に合せて拡大又は縮小され、書き込みユニット57に送られる。それによって、転写紙毎に印字イメージを付加することが可能になる。なお、印字イメージデータ発生装置76で発生された印字イメージデータのみを印字合成部71および変倍回路77を介してプロッタ550の書き込みユニット57に送ることもできる。
一方、画像メモリコントローラ65とセレクタ64間は、双方向に画像データを入出力可能な構成となっている。
図6には特に明示していないが、このIPU40にはスキャナ50から入力される画像データ以外にも、画像送信手段と画像受信手段としての機能を果たすI/Oポート67(ネットワークIF)を介して外部機器から供給される画像データ、例えばパソコン等の外部のデータ処理装置から入力するデータも処理できるように、複数データの入出力の選択を行なう機能を有している。
この実施形態においては、I/Oポート67を介してこのデジタル複合機1を図1に示したようにネットワークNに接続しており、その通信手段には、例えばインターネットの標準プロトコルとして普及されているTCP/IP通信プロトコルなどを用いる。
また、図1に示したようなネットワーク構成を持ち、ネットワークNに接続された各装置(A〜E等)との間で、その装置構成情報や動作状況、もしくはリモート出力コマンド等の制御コマンド、設定コマンドなどを送受信し、または外部サーバと画像データや送信先アドレス帳データの送受信を行っている。
CPU68は、画像メモリコントローラ65を介して、画像メモリ66に対して画像データの書き込みおよび読み出しを行っている。
画像メモリコントローラ65へ送られた画像データは、その内部にある画像圧縮装置によって画像圧縮した後、画像メモリ66に送られて、そこに記憶される。
ここで画像圧縮する理由は、最大画像サイズ分の256階調の画像データをそのまま画像メモリ66に書き込むことも可能であるが、1枚の原稿の画像データの記憶に画像メモリ66の容量を多く使用することになり、多くの画像を記憶できなくなる。そこで、画像圧縮を行なうことによって、限られた画像メモリ66の記憶容量を有効に利用できる。
また、一度に多くの原稿の画像データを記憶することができるようになるため、ソート機能として、貯えられた原稿の画像イメージデータをページ順に出力することもできる。この場合、画像を出力する際に画像メモリ66から読み出したデータを画像メモリコントローラ65内の伸長装置で順次伸長しながらセレクタ64に出力し、そこから印字合成部71へ送る。このような機能は一般に「電子ソート」と呼ばれている。
また、画像メモリ66の機能を利用して、複数枚の原稿の画像を、画像メモリ66の転写紙1枚分のエリアを分割したエリアに順次読み込むことも可能である。例えば、4枚の原稿の画像を画像メモリ66の転写紙一枚分の4等分されたエリアに順次書き込むことによって、4枚の原稿の画像が1枚の転写紙のイメージに合成され集約されたコピー出力を得ることが可能になる。このような機能は一般に「集約コピー」と呼ばれている。
画像メモリ66に記憶された画像データはCPU68からアクセス可能な構成になっている。そのため、画像メモリ66に記憶された画像データの内容を加工することが可能であり、例えば、画像の間引き処理、画像の切り出し処理等を行なえる。その加工には、画像メモリコントローラ65のレジスタにデータを書き込むことによって、画像メモリ66の処理を行なう。加工された画像は再度画像メモリ66に保持される。
画像メモリ66は、処理を行なう画像データの大きさにより複数のエリアに分割して、画像データの入出力を同時に実行可能な構成をとっている。その各分割したエリアに画像データの入力と出力をそれぞれ並列に実行可能にするために、画像メモリコントローラ65とのインタフェースに、リード用とライト用の二組のアドレス・データ線で接続されている。それにより、一方のエリアに画像データを入力(ライト)する間に他方のエリアから画像データを出力(リード)するという動作が可能になる。
多くの画像データを収納するために、画像メモリとしてハードディスク(HD)75を別に設けている。ハードディスク75を用いることにより、外部電源が不要で永久的に画像を保持できる利点がある。複数の定型の原稿(フォーマット原稿)の画像をスキャナ50で読み込んで保持するためには、このハードディスク75が用いられる。
また、スキャナ50によって読み取った画像データを電子メールなどを利用して外部に配信する際のデータのエンコード処理や、配信の宛先データを持つアドレス帳などの保管や編集あるいは削除といった一連の動作を行なう際にも、ハードディスク75が利用される。
図2に示した装置本体1Aにおける書き込みユニット57を含むプロッタ550による画像形成速度と、スキャナ50による原稿の画像読み取りの処理速度の差を吸収するために、読み取った画像のデータを画像メモリ66に一旦記憶させる。また、外部の画像記憶装置からの画像データを書き込みユニット57に送る際にも、その画像データを画像メモリ66に一旦記憶させた後、それを読み出して書き込みユニット57に送ることになる。このように画像メモリ66およびハードディスク75に記憶する画像、スキャナ50による読み取り画像、書き込みユニット57に送る画像等の入出力は、全て画像メモリコントローラ65によって画像パス(画像転送経路)を決められる。
このように、CPU68が画像データの入力および出力を決めることにより、CPU68に接続された画像メモリコントローラ65による画像の流れを切り換えることが可能になる。
次に、図7を用いて、セレクタ64における1ページ分の画像データおよび制御信号について説明する。
図7は、セレクタ64における1ページ分の画像データおよび制御信号の一例を示すタイミングチャートである。
図7において、/FGATE(「/」はローアクティブを示す)はフレームゲート信号であり、1ページの画像データの副走査方向の有効期間を表わしている。
/LSYNCは1ライン毎の主走査同期信号であり、この信号が立ち上がった後の所定クロックで画像データが有効となる。
/LGATEはラインゲート信号であり、画像データの主走査方向の有効期間を示す。
これらの信号は、画素クロック信号VCLK(画素同期信号)に同期しており、その1周期に対して1画素8ビット(256階調)のデータが送られてくる。
このデジタル複合機1では、転写紙への書込密度が400dpi、最大画素数が主走査4800画素、副走査6800画素である。画像データは、階調が「255」に近いほど白画像になるものとする。
以下、上述したデジタル複合機1におけるこの発明の特徴とする部分の構成および機能の異なる複数の実施例について説明する。
〔第1実施例〕
図8は、このデジタル複合機1のメインコントローラ20によるこの発明に関わる制御(画像出力制御)の第1例を示すフローチャートである。
図9〜図15は、ユーザの操作によってデジタル複合機1から所要の処理画像を出力させる際の操作手順を説明するための液晶タッチパネル31の操作画面の異なる例を示す図である。なお、斜線を施している機能キーは、白黒表示の反転を示している。
図16は、このデジタル複合機1の制御系のユーザ視点で見た場合のこの発明に関わる要部構成例を画像転送経路の一例と共に示す機能ブロック図である。
図17は、このデジタル複合機1の制御系のシステム視点で見た場合のこの発明に関わる要部構成例を示す機能ブロック図である。
このデジタル複合機1は、図16,図17に示すように、入力部600,編集部610,および出力部620を備えている。
そして、入力部600による原稿画像,蓄積画像,受信画像の入力機能(画像入力手段としての機能)をスキャナ50,画像メモリ66,およびI/Oポート(ネットワークIF)67が、編集部610によるそれらの画像(入力画像)の編集処理機能を画像処理ユニット40およびスキャナ50が、出力部620による入力画像(編集処理されたものも含む)の出力機能(画像出力手段としての機能)をプロッタ550,画像メモリ66,およびI/Oポート67がそれぞれ果たすことができる。
なお、第1実施例では、編集部610による編集処理(編集モードに係わる処理)を省略するものとする。
このデジタル複合機1のメインコントローラ20は、電源投入時等の所定タイミング時に、図3に示した操作部30の液晶タッチパネル31上に図9に示す入力画像指定部310と出力形式指定部320とからなる操作画面(初期画面)を表示する。
その後、操作画面上のいずれかの機能キー、つまり入力画像指定部310の原稿画像キー311,蓄積画像キー312,受信画像キー313、および出力形式指定部320の印刷キー321,蓄積キー322,送信キー323のいずれかが押下された時に、図8の処理ルーチンをスタートする。
そして、押下された機能キーが入力画像指定部310上の原稿画像キー311の場合には、ステップS1で原稿画像が入力画像として指定されたと判断し、ステップS2で図2のスキャナ50を選択する。なお、原稿画像キー311が押下された場合には、図10に示すように原稿画像キー311の白黒表示を反転させる(斜線を施して示す)。
次に、ステップS3で読取モード設定処理を行う。
すなわち、例えば原稿画像キー311が再度押下された場合に、操作画面に図11に示すような片面キー3111aと両面キー3111bとからなる読取モード設定部3111を表示する。そして、そのいずれかの機能キーが押下されると、その機能キーに対応する読取モードを設定する。つまり、片面キー3111aが押下された場合には原稿の片面の画像のみを読み取る片面読取モードを、両面キー3111bが押下された場合には原稿の両面の画像を読み取る両面読取モードをそれぞれ設定する。但し、両面読取モードを設定する場合には、原稿を図2のADF1Bの原稿台2上にセットする必要がある。
その後、ユーザによって原稿が図2のコンタクトガラス6又はADF1Bの原稿台2上にセットされると、その原稿セットをコンタクトガラス6の下方に設置されている図示しない原稿サイズ検知センサ又は図2の原稿セット検知センサ7によって検知することにより、ステップS4で読取開始が指示されたと判断し(ユーザによって読取開始用のキー操作がなされた時に読取開始が指示されたと判断してもよい)、ステップS5で原稿読取処理を開始して、図17に示すようにスキャナ50に原稿の画像を読み取らせて画像メモリ66に蓄積させる。なお、ADF1Bの原稿台2上に原稿がセットされた場合には、前述したように原稿を自動給送してコンタクトガラス6上にセットする処理を原稿台2上の原稿がなくなるまで繰り返し行い、コンタクトガラス6上に原稿が1枚ずつセットされる度に、その原稿の画像をスキャナ50に読み取らせて画像メモリ66に蓄積させる。
押下された機能キーが入力画像指定部310上の蓄積画像キー312の場合には、ステップS6で蓄積画像が入力画像として指定されたと判断し、ステップS7で図6の画像メモリ66を選択する。
押下された機能キーが入力画像指定部310上の受信画像キー313の場合には、ステップS8で受信画像が入力画像として指定されたと判断し、ステップS9で図6のI/Oポート67を選択する。
押下された機能キーが出力形式指定部320上の印刷キー321の場合には、ステップS10で印刷出力が出力形式と指定されたと判断し、ステップS11で図6のプロッタ550を選択する。なお、印刷キー321が押下された場合には、図12に示すように印刷キー321の白黒表示を反転させる。
次に、ステップS12で印刷モード設定処理を行う。
すなわち、例えば印刷キー321が再度押下された場合に、操作画面に図13に示すような片面キー3211aと両面キー3211bとからなる印刷モード設定部3211を表示する。そして、そのいずれかの機能キーが押下されると、その機能キーに対応する印刷モードを設定する。つまり、片面キー3211aが押下された場合には転写紙の片面のみに画像を印刷する片面印刷モードを、両面キー3211bが押下された場合には転写紙の両面に画像を印刷する両面印刷モードをそれぞれ設定する。
印刷モード設定処理が終了すると、ステップS13でロジック判定処理を行う。
すなわち、原稿画像が入力画像として指定されていた場合に、スキャナ50およびプロッタ550を選択するため、スキャナ50で読み取った原稿画像(画像メモリ66内の原稿画像)をプロッタ550で印刷出力できるように画像転送経路を決定する。
押下された機能キーが出力形式指定部320上の蓄積キー322の場合には、ステップS14で蓄積が出力形式として指定されたと判断し、ステップS15で画像メモリ66を選択した後、ステップS16でロジック判定処理を行う(ステップS13で既にロジック判定処理を行っていた場合には更新する)。
すなわち、原稿画像が入力画像として指定されていた場合には、スキャナ50および画像メモリ66を選択するため、スキャナ50で読み取った原稿画像を画像メモリ66に入力できるように画像転送経路を決定する。なお、原稿画像が入力画像として指定されていた場合には、既にスキャナ50を選択して画像メモリ66への原稿画像の蓄積を開始しているため、ステップS16のロジック判定処理を行う必要はない。原稿画像が入力画像として指定され、且つ蓄積の他に印刷出力も出力形式として指定された場合には、スキャナ50,プロッタ550,および画像メモリ66を選択するため、スキャナ50で読み取った画像をプロッタ550と画像メモリ66の両方に入力できるように画像転送経路を決定する。なお、原稿画像が入力画像として指定されていた場合には、既に画像メモリ66への原稿画像の蓄積を開始しているため、スキャナ50と画像メモリ66との間の画像転送経路は含めなくてもよい。
押下された機能キーが出力形式指定部320上の送信キー323の場合には、ステップS17で送信が出力形式として指定されたと判断し、ステップS18でI/Oポート67を選択する。なお、送信キー323が押下された場合には、図14に示すように送信キー323の白黒表示を反転させる。
次に、ステップS19で送信先設定処理を行う。
すなわち、例えば送信キー323が再度押下された場合に、操作画面に図15に示すような予め登録された複数の送信先(宛先)からなる送信先指定部3231を表示する。そして、そのいずれかの送信先が押下されると、その送信先を設定する。なお、新たな送信先を入力して設定することもできる。また、図15の例では、送信先指定部3231を構成する複数の送信先としてEメールアドレス(電子メールアドレス)を表示しているが、FAX番号等の他の送信先を表示してもよい。あるいは、EメールアドレスやFAX番号等の各種送信先をまとめて表示してもよい。
次に、ステップS20でロジック判定処理を行う(ステップS13又はS16で既にロジック判定処理を行っていた場合には更新する)。
すなわち、原稿画像が入力画像として指定されていた場合には、スキャナ50およびI/Oポート67を選択するため、スキャナ50で読み取った原稿画像(画像メモリ66内の原稿画像)をI/Oポート67に入力できるように画像転送経路を決定する。蓄積画像が入力画像として指定されていた場合には、画像メモリ66およびI/Oポート67を選択するため、画像メモリ66内の画像をI/Oポート67に入力できるように画像転送経路を決定する。
原稿画像が入力画像として指定され、且つ送信の他に印刷出力も出力形式として指定された場合には、スキャナ50,プロッタ550,およびI/Oポート67を選択するため、スキャナ50で読み取った原稿画像(画像メモリ66内の原稿画像)をプロッタ550とI/Oポート67の両方に入力できるように画像転送経路を決定する。原稿画像が入力画像として指定され、且つ送信の他に蓄積も出力形式として指定された場合には、スキャナ50,画像メモリ66,およびI/Oポート67を選択するため、スキャナ50で読み取った原稿画像を画像メモリ66とI/Oポート67の両方に入力できるように画像転送経路を決定する。なお、原稿画像が入力画像として指定されていた場合には、既に画像メモリ66への原稿画像の蓄積を開始しているため、スキャナ50と画像メモリ66との間の画像転送経路は含めなくてもよい。
その後、図3のスタートキー33が押下された場合に、ステップS21でスタート指示があったと判断し、ステップS22で上述したロジック判定処理に基づいて画像出力処理を行う。
すなわち、ロジック判定処理で図16に示すようにスキャナ50で読み取った原稿画像をプロッタ550(印刷出力)とI/Oポート67(送信)の両方に入力できるように画像転送経路を決定した場合には、図17に示すようにスキャナ50で読み取った原稿画像を画像メモリ66から読み出し、それをプロッタ550に転送して印刷出力を行わせると共に、I/Oポート67によってネットワークN経由で先に設定した送信先、例えばパソコンA又はBへメール等によって送信(配信)させる。
スキャナ50で読み取った原稿画像を画像メモリ66とプロッタ550の両方に入力できるように画像転送経路を決定した場合には、スキャナ50で読み取った原稿画像は既に画像メモリ66に蓄積されているため、その原稿画像をそのまま蓄積しておくと共に、その原稿画像を読み出してプロッタ550に転送して印刷出力を行わせる。
画像メモリ66内の画像をプロッタ550とI/Oポート67の両方に入力できるように画像転送経路を決定した場合には、画像メモリ66内の画像を読み出してプロッタ550に転送して印刷出力を行わせると共に、I/Oポート67によってネットワークN経由で先に設定した送信先へ送信させる。
スキャナ50で読み取った原稿画像をプロッタ550に入力できるように画像転送経路を決定した場合には、スキャナ50で読み取った原稿画像を画像メモリ66から読み出し、それをプロッタ550に転送して印刷出力を行わせる。
スキャナ50で読み取った画像を画像メモリ66に入力できるように画像転送経路を決定した場合には、スキャナ50で読み取った原稿画像は既に画像メモリ66に蓄積されているため、その原稿画像をそのまま蓄積しておく。
スキャナ50で読み取った画像をI/Oポート67に入力できるように画像転送経路を決定した場合には、スキャナ50で読み取った原稿画像を画像メモリ66から読み出し、それをI/Oポート67によってネットワークN経由で先に設定した送信先へ送信させる。
なお、図8の例では、説明の都合上、押下された機能キーが入力画像指定部310上の蓄積画像キー312であった場合の処理を簡略化しているが、例えばその蓄積画像キー312が再度押下された場合に、画像メモリ66内の画像(ここでは複数の画像とする)に対応する複数の機能キー(画像指定キー)からなる画像指定部を操作画面に表示し、そのいずれかの機能キーが押下された場合に、その機能キーに対応する画像を出力画像として選択するように処理を追加することもできる。これについては、後述する第2,第3実施例でも同様とする。
第1実施例によれば、デジタル複合機のメインコントローラが、操作画面上の簡単なキー操作によって指定された入力画像と出力形式の組み合わせに応じて、画像入力手段又は画像出力手段であるスキャナ,画像メモリ,I/Oポート(ネットワークIF),プロッタのうち、必要な画像入力手段および画像出力手段を選択すると共に画像転送経路を決定し、その選択した画像入力手段および画像出力手段を決定した画像転送経路に基づいて使用することにより所要の処理画像を出力させる。
例えば、原稿画像が入力画像として指定された場合には、スキャナを画像入力手段として選択し、そのスキャナに原稿画像を読み取らせ、その原稿画像を画像メモリに蓄積させる。また、その処理を開始した後、印刷出力および送信のいずれか一方が出力形式として指定された場合に、プロッタおよびI/Oポートのいずれか一方を画像出力手段として選択すると共に画像転送経路を決定し、画像メモリ内の原稿画像を決定した画像転送経路を経てプロッタによって印刷出力させるか、I/Oポートによって外部機器へ送信させる。あるいは、印刷出力および送信の両方が出力形式として指定された場合には、プロッタおよびI/Oポートの両方を画像出力手段として選択すると共に画像転送経路を決定し、画像蓄積メモリ内の原稿画像を決定した画像転送経路を経てプロッタによって印刷出力させると共に、I/Oポートによって外部機器へ送信させる。
このように、ユーザによる簡単な操作でデジタル複合機から所要の処理画像(複数の処理画像)を出力させることができる。つまり、デジタル複合機から所要の処理画像を出力させる際の操作が簡単になり、デジタル複合機の使い勝手が向上する。
また、原稿画像が入力画像として指定された場合に、スキャナに原稿画像を読み取らせて画像メモリに蓄積させるため、その原稿画像の蓄積後に、ユーザがその原稿画像の出力形式を決めれば良く、意図しない画像出力を誤って行わせてしまう可能性が少なくなる。しかも、一度出力させた原稿画像を同じ出力形式又は他の出力形式で出力させたい場合に、その原稿画像をスキャナによって再度読み取らせる必要がなくなるため、業務効率の向上にもつながる。
〔第2実施例〕
図18は、このデジタル複合機1のメインコントローラ20によるこの発明に関わる制御(画像出力制御)の第2例を示すフローチャートである。
図19〜図21は、スキャナ50で1枚の原稿画像を読み取った時に液晶タッチパネル31に表示されるプレビュー画像の異なる例を示す図である。
図22は、このデジタル複合機1の制御系のユーザ視点で見た場合のこの発明に関わる他の要部構成例を画像転送経路の一例と共に示す機能ブロック図であり、図16と同じ部分には同一符号を付している。
図23は、このデジタル複合機1の制御系のシステム視点で見た場合のこの発明に関わる他の要部構成例を示す機能ブロック図であり、図17と同じ部分には同一符号を付している。
この第2実施例において、液晶タッチパネル31に表示される操作画面は第1実施例と略同様なので、再び図9〜図15を参照する。
また、第2実施例は、図8等によって説明した第1実施例に編集部610による編集処理(編集モードに係わる処理)とプレビュー画像処理を追加したものであり、それらの処理を含む図18のステップS40以降の処理について説明する。
このデジタル複合機1のメインコントローラ20は、押下された機能キーが出力形式指定部320上の印刷キー321の場合には、ステップS40で印刷出力が出力形式と指定されたと判断し、ステップS41でプロッタ550を選択した後、ステップS42で印刷モード設定処理を、ステップS43で編集モード設定処理をそれぞれ行う。
すなわち、例えば印刷キー321が再度押下された場合に、操作画面に図13に示したような片面キー3211aと両面キー3211bとからなる印刷モード設定部3211の他に図示しない編集モード設定部を表示するので、印刷モード設定部3211上のいずれかの機能キーが押下された場合には、その機能キーに対応する印刷モードを設定する。
編集モード設定部上のいずれかの機能キーが押下された場合には、編集部610を選択し、その機能キーに対応する編集モードを設定して編集部610内の対応する処理部を選択し、更に所定のキー操作によって編集内容を設定する。つまり、例えば押下された機能キーが変倍キーであれば、変倍モードが指定されたと判定し、変倍モードを設定して編集部610内の変倍処理部を選択し、更に所定のキー操作によって変倍率が指定された場合にその変倍率を設定する。押下された機能キーが集約キーであれば、集約モードが指定されたと判定し、集約モードを設定して編集部610内の集約処理部を選択し、更に所定のキー操作によって集約枚数が指定された場合にその集約枚数を設定する。押下された機能キーが移動キーであれば、移動モードが指定されたと判定し、移動モードを設定して編集部610内の移動処理部を選択し、更に所定のキー操作によって移動箇所が指定された場合にその移動箇所を設定する。押下された機能キーが消去キーであれば、消去モードが指定されたと判定し、消去モードを設定して編集部610内の消去処理部を選択し、更に所定のキー操作によって消去位置が指定された場合にその消去位置を設定する。それらの編集モードの設定内容(情報)は、操作画面上に表示する。
印刷モード設定処理と編集モード設定処理が終了すると、ステップS44でロジック判定処理を行う。
すなわち、原稿画像が入力画像として指定され、且つ編集モードが設定されていた場合には、スキャナ50,編集部610内の設定編集モードに対応する処理部(編集部),およびプロッタ550を選択するため、スキャナ50で読み取った原稿画像(画像メモリ66内の原稿画像)を編集部610内の設定編集モードに対応する処理部で編集処理してプロッタ550で印刷出力できるように画像転送経路を決定する。
押下された機能キーが出力形式指定部320上の蓄積キー322の場合には、ステップS45で蓄積が出力形式として指定されたと判断し、ステップS46で画像メモリ66を選択した後、ステップS47でロジック判定処理を行う(ステップS44で既にロジック判定処理を行っていた場合には更新する)。
すなわち、原稿画像が入力画像として指定されていた場合には、スキャナ50および画像メモリ66を選択するため、スキャナ50で読み取った原稿画像を画像メモリ66に入力できるように画像転送経路を決定する。原稿画像が入力画像として指定され、且つ蓄積の他に印刷出力も出力形式として指定され、且つ編集モードが設定されていた場合には、スキャナ50,編集部610内の設定編集モードに対応する処理部,プロッタ550,および画像メモリ66を選択するため、スキャナ50で読み取った原稿画像を画像メモリ66とプロッタ550の両方に入力できるように、且つプロッタ550に入力する画像を編集部610内の設定編集モードに対応する処理部で編集処理できるように画像転送経路を決定する。
押下された機能キーが出力形式指定部320上の送信キー323の場合には、ステップS48で送信が出力形式として指定されたと判断し、ステップS49でI/Oポート67を選択した後、ステップS50で送信先設定処理を行い、ステップS51でロジック判定処理を行う(ステップS44又はS47で既にロジック判定処理を行っていた場合には更新する)。
すなわち、原稿画像が入力画像として指定され、且つ編集モードが設定されていた場合には、スキャナ50,編集部610内の設定編集モードに対応する処理部,およびI/Oポート67を選択するため、スキャナ50で読み取った原稿画像(画像メモリ66内の原稿画像)を編集部610内の設定編集モードに対応する処理部で編集処理してI/Oポート67に入力できるように画像転送経路を決定する。蓄積画像が入力画像として指定され、且つ編集モードが設定されていた場合には、編集部610内の設定編集モードに対応する処理部,画像メモリ66,およびI/Oポート67を選択するため、画像メモリ66内の画像を編集部610内の設定編集モードに対応する処理部で編集処理してI/Oポート67に入力できるように画像転送経路を決定する。
原稿画像が入力画像として指定され、且つ送信の他に印刷出力も出力形式として指定され、且つ編集モードが設定されていた場合には、スキャナ50,編集部610内の設定編集モードに対応する処理部,プロッタ550,およびI/Oポート67を選択するため、スキャナ50で読み取った原稿画像(画像メモリ66内の原稿画像)を編集部610内の設定編集モードに対応する処理部で編集処理してプロッタ550とI/Oポート67の両方に入力できるように画像転送経路を決定する。原稿画像が入力画像として指定され、且つ送信の他に蓄積も出力形式として指定され、且つ編集モードが設定されていた場合には、スキャナ50,画像メモリ66,編集部610内の設定編集モードに対応する処理部,プロッタ550,およびI/Oポート67を選択するため、スキャナ50で読み取った原稿画像を画像メモリ66とI/Oポート67の両方に入力できるように、且つI/Oポート67に入力する画像を編集部610内の設定編集モードに対応する処理部で編集できるように画像転送経路を決定する。
ステップS44,S47,又はS51でロジック判定処理を行った場合には、ステップS52で入力画像に基づいてプレビュー画像を作成して液晶タッチパネル31の操作画面上に表示するプレビュー画像処理を行う。但し、ここでは原稿画像が入力画像として指定されることにより、スキャナ50で読み取った原稿画像に基づいて(原稿画像を間引いて)プレビュー画像を作成するものとする。勿論、画像メモリ66内の画像やI/Oポート67によって外部機器から受信した画像に基づいてプレビュー画像を作成することも可能であるが、ここではその説明を省略する。後述する第3実施例でも同様とする。
ここで、プレビュー画像の作成処理は、スキャナ50で読み取った原稿画像を画像メモリ66に蓄積する処理と平行して行い、作成したプレビュー画像は画像メモリ66とは異なるメモリ(例えばハードディスク75)に記憶した後、読み出して操作画面上に表示する。あるいは、スキャナ50で読み取った原稿画像を画像メモリ66に蓄積した後、その蓄積した原稿画像を画像メモリ66内の他の記憶領域にコピーし、その原稿画像を間引いてプレビュー画像を作成して操作画面上に表示する。
作成したプレビュー画像(出力イメージ)は、例えば図19に示すように原稿画像(オリジナル画像)と共に表示するが、その後ステップS43の編集モード設定処理で原稿画像に対する編集内容が変更になる度に、その後に行うステップS44のロジック判定処理の結果に合わせて補正し、プレビュー画像の表示をリアルタイムに更新する。例えば、変倍モードでの変倍率の設定(0%→141%)によってリアルタイムに図20に示すように更新した後、移動モードでの移動箇所の設定(コーナリング設定)よってリアルタイムに図21に示すように更新する。
ステップS52のプレビュー画像処理が終了した後、原稿画像等の入力画像又はその編集画像の出力が可能になり、スタートキー33が押下された場合に、ステップS53でスタート指示があったと判断し、ステップS54で上述したロジック判定処理に基づいて画像出力処理を行う。但し、この例では編集モードを設定しているものとする。
すなわち、ロジック判定処理で図22に示すようにスキャナ50で読み取った原稿画像を編集部610内の設定編集モードに対応する処理部で編集処理(例えば変倍処理)してプロッタ550(印刷出力)に入力できるように画像転送経路を決定した場合には、図23に示すようにスキャナ50で読み取った原稿画像を画像メモリ66から読み出し、それを編集部610内の設定編集モードに対応する処理部に編集処理を行わせた後、プロッタ550に転送して印刷出力を行わせる。
スキャナ50で読み取った原稿画像を編集部610内の設定編集モードに対応する処理部で編集処理してI/Oポート67に入力できるように画像転送経路を決定した場合には、スキャナ50で読み取った原稿画像を画像メモリ66から読み出し、それを編集部610内の設定編集モードに対応する処理部に編集処理を行わせた後、I/Oポート67によってネットワークN経由で先に設定した送信先へ送信させる。
スキャナ50で読み取った原稿画像を編集部610内の設定編集モードに対応する処理部で編集処理してプロッタ550とI/Oポート67の両方に入力できるように画像転送経路を決定した場合には、スキャナ50で読み取った原稿画像を画像メモリ66から読み出し、それを編集部610内の設定編集モードに対応する処理部に編集処理を行わせた後、プロッタ550に転送して印刷出力を行わせると共に、I/Oポート67によってネットワークN経由で先に設定した送信先へ送信させる。
スキャナ50で読み取った原稿画像を画像メモリ66とプロッタ550の両方に入力できるように、且つプロッタ550に入力する原稿画像を編集部610内の設定編集モードに対応する処理部で編集できるように画像転送経路を決定した場合には、スキャナ50で読み取った原稿画像は既に画像メモリ66に蓄積されているため、その原稿画像をそのまま蓄積しておくと共に、その原稿画像を読み出して編集部610内の設定編集モードに対応する処理部に編集処理を行わせた後、プロッタ550に転送して印刷出力を行わせる。
画像メモリ66内の画像を編集部610内の設定編集モードに対応する処理部で編集してプロッタ550とI/Oポート67の両方に入力できるように画像転送経路を決定した場合には、画像メモリ66内の画像を読み出して編集部610内の設定編集モードに対応する処理部に編集処理を行わせた後、プロッタ550に転送して印刷出力を行わせると共に、I/Oポート67によってネットワークN経由で先に設定した送信先へ送信させる。
第2実施例によれば、デジタル複合機のメインコントローラが、操作画面上の簡単なキー操作によって指定された入力画像と出力形式と編集モードの組み合わせに応じて、画像入力手段又は画像出力手段であるスキャナ,画像メモリ,I/Oポート,プロッタおよび編集手段である編集部内の各処理部のうち、必要な画像入力手段,画像出力手段,および編集手段(処理部)を選択すると共に画像転送経路を決定し、その選択した画像入力手段,画像出力手段,および編集手段を決定した画像転送経路に基づいて使用することにより所要の処理画像を出力させるので、デジタル複合機から編集処理を施した所要の処理画像(複数の処理画像)を出力させる。
例えば、原稿画像が入力画像として指定された場合には、スキャナを画像入力手段として選択し、そのスキャナに原稿画像を読み取らせ、その原稿画像を画像メモリに蓄積させる。また、その処理を開始した後、印刷出力および送信のいずれか一方が出力形式として指定され、且つ編集モード(編集内容)が設定された場合に、プロッタおよびI/Oポートのいずれか一方を画像出力手段として、設定編集モードに対応する処理部を編集手段としてそれぞれ選択すると共に画像転送経路を決定し、画像メモリ内の原稿画像を決定した画像転送経路を経て設定編集モードに対応する処理部で編集処理し、それをプロッタによって印刷出力させるか、I/Oポートによって外部機器へ送信させる。あるいは、印刷出力および送信の両方が出力形式として指定され、且つ編集モードが設定された場合には、プロッタおよびI/Oポートの両方を画像出力手段として、設定編集モードに対応する処理部を編集手段としてそれぞれ選択すると共に画像転送経路を決定し、画像蓄積メモリ内の原稿画像を決定した画像転送経路を経て設定編集モードに対応する処理部で編集処理し、それをプロッタによって印刷出力させると共に、I/Oポートによって外部機器へ送信させる。
このように、ユーザによる簡単な操作でデジタル複合機から所要の編集処理を施した処理画像(複数の処理画像)を出力させることができる。つまり、デジタル複合機から所要の編集処理を施した処理画像を出力させる際の操作が簡単になり、デジタル複合機の使い勝手が向上する。
また、原稿画像が入力画像として指定された場合に、スキャナに原稿画像を読み取らせて画像メモリに蓄積させるため、その原稿画像の蓄積後に、ユーザがその原稿画像の出力形式や編集モードを決めれば良く、また読み取った原稿画像(他の入力画像でもよい)又はその編集画像に基づいてプレビュー画像を作成して表示し、その後原稿画像又はその編集画像の出力を許可するので、意図しない画像出力を誤って行わせてしまう可能性が少なくなる。しかも、一度出力させた原稿画像を同じ出力形式や編集モード又は他の出力形式や編集モードで出力させたい場合に、その原稿画像をスキャナによって再度読み取らせる必要がなくなるため、業務効率の向上にもつながる。
〔第3実施例〕
図24は、図18のステップS52のプレビュー画像処理のサブルーチンの一例を示すフローチャートである。
図25〜図28は、スキャナ50で複数枚の原稿画像を読み取った時に液晶タッチパネル31に表示されるプレビュー画像の異なる例を示す図である。
第3実施例は、図18等によって説明した第2実施例とは、プレビュー画像処理が異なるだけなので、再び図18を参照する。
このデジタル複合機1のメインコントローラ20は、図18のステップS52で図24に示すプレビュー画像処理を行う。
すなわち、まずステップS61でキー操作によるページ指定の有無を判断し、ページ指定がなかった場合にはステップS65で操作画面上に既にプレビュー画像を表示しているか否かを判断して、表示していれば図24の処理ルーチンを終了して図18の処理ルーチンにリターンするが、操作画面上にまだプレビュー画像を表示していなければステップS66で読み取った1ページ目の原稿画像に基づいて(その原稿画像を間引いて)プレビュー画像を作成し、それをステップS64で操作画面上に表示する。
ページ指定があった場合には、ステップS62で指定ページのプレビュー画像の作成が可能か否かを判断し、そのプレビュー画像の作成が可能であればステップS63で読み取った指定ページの原稿画像に基づいてプレビュー画像を作成し、それをステップS64で操作画面上に表示する。
指定ページのプレビュー画像の作成が可能でない場合、つまりスキャナ50で指定ページの原稿画像をまだ読み取っていない場合には、ステップS67でダミーのプレビュー画像を作成し、それをステップS64で操作画面上に表示する。
ここで、1ページ目の原稿画像に基づいて作成したプレビュー画像を操作画面上に表示した後、図18のステップS43の編集モード設定処理で1ページ目の原稿画像に対する編集内容が変更になると、その後に行うステップS44のロジック判定処理の結果に合わせて図24のステップS63で1ページ目のプレビュー画像を補正し、ステップS64でそのプレビュー画像の表示をリアルタイムに更新する。例えば、変倍モードでの変倍率の設定(0%→141%)によってリアルタイムに図25に示すように更新する。
その後、ユーザによって操作画面上のページ指定用の「Next」キーが押下される毎に図26,図27に示すように2ページ目,3ページ目の原稿画像に基づいて作成したプレビュー画像を順次操作画面上に表示していき、例えば4ページ目の原稿画像をまだ読み取っていない場合には、4ページ目のプレビュー画像としてダミーのプレビュー画像を作成し、それを図28に示すように操作画面上に表示する。
第3実施例によれば、第2実施例と同様に、ユーザによる簡単な操作でデジタル複合機から所要の編集処理を施した処理画像(複数の処理画像)を出力させることができる。つまり、デジタル複合機から所要の編集処理を施した処理画像を出力させる際の操作が簡単になり、デジタル複合機の使い勝手が向上する。
また、原稿画像が入力画像として指定された場合に、スキャナに複数ページ(複数枚)の原稿画像を順次読み取らせて画像メモリに蓄積させることができるため、その蓄積したページの原稿画像の出力形式や編集モードをユーザが決めれば良く、また読み取ったページの原稿画像(他の入力画像でもよい)又はその編集画像に基づいてプレビュー画像を作成して表示し、その後原稿画像又はその編集画像の出力を許可するので、次のような効果も得られる。
すなわち、意図しない画像出力を複数ページにわたって誤って行わせてしまう可能性が少なくなる。しかも、まだ読み取っていないページの原稿画像についてはプレビュー画像を作成できないため、代わりにダミーのプレビュー画像を作成して表示するため、原稿画像の読み取り状況を把握でき、非常に便利である。
さらに、一度出力させた各ページの原稿画像を同じ出力形式や編集モード又は他の出力形式や編集モードで出力させたい場合に、その各ページの原稿画像をスキャナによって再度読み取らせる必要がなくなるため、業務効率の向上にもつながる。
〔第4実施例〕
図29は、このデジタル複合機1のメインコントローラ20によるこの発明に関わる制御の第3例を示すフローチャートである。
図30は、設定NG(集約モードが使用できない旨)のメッセージを含む操作画面の一例を示す図である。
図31は、このデジタル複合機1の制御系のユーザ視点で見た場合のこの発明に関わる他の要部構成例を画像転送経路の他の例と共に示す機能ブロック図であり、図22と同じ部分には同一符号を付している。
第4実施例は、図18等によって説明した第3実施例にユーザ認証処理等の新たな処理を追加したものであるため、再び図18を参照する。
このデジタル複合機1のメインコントローラ20は、図3に示した操作部30のキー操作により、デジタル複合機1を使用可能な複数のユーザをそれぞれ識別するためのユーザID(ユーザ識別情報)や、各画像入力部,各画像出力部,各編集モード毎の使用可/不可を示す制限情報を入力したり、各ユーザIDと各画像入力部,各画像出力部,各編集モード毎に使用可/不可を示す制限情報とを対応付けて図6のNV−RAM74に記憶保持させることができる。
このデジタル複合機1のメインコントローラ20は、電源投入時等の所定タイミング時にステップS71でユーザ認証処理を行う。つまり、操作部30の液晶タッチパネル31上にユーザIDを入力するための操作画面(ユーザID入力画面)を表示する。そして、操作部30のキー操作によってユーザIDが入力され、それと予め登録された(図6のNV−RAM74に記憶保持された)各ユーザIDのいずれかと一致した場合にのみ、デジタル複合機1の使用を許可してステップS72へ進む。
ステップS72では、ロジック制限判定処理を行う。つまり、先に入力されたユーザIDとNV−RAM74内の制限情報とを比較することにより、各画像入力部,各画像出力部,各編集モード毎の使用可/不可を判定する。
その後、ステップS73で画像出力制御(図18参照)を行う。
但し、図18のステップS32では、スキャナ50が使用可と判定していた場合にスキャナ50を選択するが、スキャナ50が使用不可と判定していた場合にはスキャナ50の選択を禁止して、その旨を操作画面上に表示する。
ステップS37では、画像メモリ66が使用可と判定していた場合に画像メモリ66を選択するが、画像メモリ66が使用不可と判定していた場合には画像メモリ66の選択を禁止して、その旨を操作画面上に表示する。
ステップS39では、I/Oポート67が使用可と判定していた場合にI/Oポート67を選択するが、I/Oポート67が使用不可と判定していた場合にはI/Oポート67の選択を禁止して、その旨を操作画面上に表示する。
ステップS41では、プロッタ550が使用可と判定していた場合にプロッタ550を選択するが、プロッタ550が使用不可と判定していた場合にはプロッタ550の選択を禁止して、その旨を操作画面上に表示する。
ステップS43では、変倍モード(編集部610内の変倍処理部)が使用可と判定していた場合に、変倍モードが指定された場合に変倍モードを設定して変倍処理部を選択するが、変倍モードが使用不可と判定していた場合には、変倍モードが指定された場合に変倍モードの設定(変倍処理部の選択)を禁止して、変倍モードの使用禁止を操作画面上に表示する。
移動モード(編集部610内の移動処理部)が使用可と判定していた場合に、移動モードが指定された場合に移動モードを設定して移動処理部を選択するが、移動モードが使用不可と判定していた場合には、移動モードが指定された場合に移動モードの設定(移動処理部の選択)を禁止して、移動モードの使用禁止を操作画面上に表示する。
集約モード(編集部610内の集約処理部)が使用可と判定していた場合に、集約モードが指定された場合に集約モードを設定して集約処理部を選択するが、集約モードが使用不可と判定していた場合には、集約モードが指定された場合に集約モードの設定(集約処理部の選択)を禁止して、集約モードの使用禁止を操作画面上に表示する。例えば、図30に示すような「集約モードは制限されています」のメッセージを操作画面上に表示する。
ステップS46では、画像メモリ66が使用可と判定していた場合に画像メモリ66を選択するが、画像メモリ66が使用不可と判定していた場合には画像メモリ66の選択を禁止して、その旨を操作画面上に表示する。
ステップS49では、I/Oポート67が使用可と判定していた場合にI/Oポート67を選択するが、I/Oポート67が使用不可と判定していた場合にはI/Oポート67の選択を禁止して、その旨を操作画面上に表示する。
なお、図31では、斜線を施して示している受信画像と送信に対応するI/Oポート67、編集部610内の移動処理部と集約処理部が制限されている場合の画像転送経路のイメージを示している。
第4実施例によれば、第3実施例と同様の効果を得ることができる。また、ユーザ毎に画像入力部,画像出力部,編集モードの使用制限があるため、ユーザ毎に最適な処理画像を出力することができる。
以上、この発明をデジタル複合機に適用した実施形態について説明したが、この発明はこれに限らず、デジタル複写機,ファクシミリ装置等の他の画像処理装置にも適用可能である。
この発明によるプログラムは、画像処理装置を制御するコンピュータ(CPU)に、この発明による各種機能、つまり入力画像指定手段,出力形式指定手段,選択決定手段,制御手段(読取処理手段,プレビュー画像作成手段,プレビュー画像表示手段,出力許可手段),プレビュー画像記憶手段,編集内容設定手段,編集手段としての機能を実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめからROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータに実行させるか、コンピュータにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、ユーザが簡単な操作を行うだけで画像処理装置から所要の処理画像(複数の処理画像)を出力させることができる。したがって、この発明を利用すれば、簡単な操作で所要の処理画像を出力可能な画像処理装置や、画像処理装置を制御するコンピュータを提供することができる。
この発明による画像処理装置であるデジタル複合機を使用するネットワーク環境の一例を示す図である。 この発明に使用する画像処理装置であるデジタル複合機の機構部の構成例を示す図である。 図2に示したデジタル複合機の操作部の構成例を示すレイアウト図である。 図2に示したデジタル複合機の制御系の概略構成を示すブロック図である。 図4のROM202内のプログラムの要部構成例を示すブロック図である。
図5の画像処理ユニット(IPU)の内部構成を示すブロック図である。 図6のセレクタにおける1ページ分の画像データおよび制御信号の一例を示すタイミング図である。 図4に示したメインコントローラによるこの発明に関わる制御の第1例を示すフロー図である。 図2に示したデジタル複合機から所要の処理画像を出力させる際の操作手順を説明するための操作画面の第1例を示す図である。 同じく操作画面の第2例を示す図である。
同じく操作画面の第3例を示す図である。 同じく操作画面の第4例を示す図である。 同じく操作画面の第5例を示す図である。 同じく操作画面の第6例を示す図である。 同じく操作画面の第7例を示す図である。
図2に示したデジタル複合機の制御系のユーザ視点で見た場合のこの発明に関わる要部構成例を画像転送経路の一例と共に示す機能ブロック図である。 同じく制御系のシステム視点で見た場合のこの発明に関わる要部構成例を示す機能ブロック図である。 図4に示したメインコントローラによるこの発明に関わる制御の第2例を示すフロー図である。 図2のスキャナ50で1枚の原稿画像を読み取った時に液晶タッチパネルに表示されるプレビュー画像の第1例を示す図である。 同じく液晶タッチパネルに表示されるプレビュー画像の第2例を示す図である。
同じく液晶タッチパネルに表示されるプレビュー画像の第3例を示す図である。 図2に示したデジタル複合機の制御系のユーザ視点で見た場合のこの発明に関わる他の要部構成例を画像転送経路の一例と共に示す機能ブロック図である。 同じく制御系のシステム視点で見た場合のこの発明に関わる他の要部構成例を示す機能ブロック図である。 図18のステップS52のプレビュー画像処理のサブルーチンの一例を示すフローチャートである。 図2のスキャナ50で複数枚の原稿画像を読み取った時に液晶タッチパネルに表示されるプレビュー画像の第1例を示す図である。
同じく液晶タッチパネルに表示されるプレビュー画像の第2例を示す図である。 同じく液晶タッチパネルに表示されるプレビュー画像の第3例を示す図である。 同じく液晶タッチパネルに表示されるプレビュー画像の第3例を示す図である。 図4に示したメインコントローラによるこの発明に関わる制御の第3例を示すフロー図である。 図3の液晶タッチパネルに表示される設定NGのメッセージを含む操作画面の一例を示す図である。
図2に示したデジタル複合機の制御系のユーザ視点で見た場合のこの発明に関わる他の要部構成例を画像転送経路の他の例と共に示す機能ブロック図である。 従来の画像処理装置で使用されているプログラムの要部構成例を示すブロック図である。 同じく操作部の構成例を示すレイアウト図である。 同じくメインコントローラによる画像出力制御とユーザ操作の概略例を示すフロー図である。
符号の説明
1:デジタル複合機(画像形成装置) 1A:装置本体 1B:自動原稿送り装置
1C:フィニッシャ 7:原稿セット検知センサ 8,9,10:第1〜第3トレイ14:縦搬送ユニット 15:感光体 16:搬送ベルト 17:定着ユニット
18:排紙ユニット 20:メインコントローラ 21:中間クラッチ
22〜24:第1〜第3給紙クラッチ 25:メインモータ 26:搬送モータ
27:現像ユニット 30:操作部 31:液晶タッチパネル 32:テンキー
33:スタートキー 40:画像処理ユニット(IPU) 50:スキャナ
54:CCDイメージセンサ 57:書き込みユニット 61:A/Dコンバータ
62:シェーディング補正部 63:MTF・γ補正部 64:セレクタ
65:画像メモリコントローラ 66:画像メモリ 67:I/Oポート
68:CPU 69:ROM 71:印字合成部 72:CPUバス
73:RAM 74:NV−RAM 75:ハードディスク
76:印字イメージデータ発生装置 77:変倍回路 310:入力画像指定部
311:原稿画像キー 312:蓄積画像キー 313:受信画像キー
320:出力形式指定部 321:印刷キー 322:蓄積キー
323:送信キー 550:プロッタ 600:入力部 610:編集部
620:出力部

Claims (22)

  1. 原稿の画像を読み取る原稿読取手段と、外部機器から画像を受信する画像受信手段と、画像を蓄積する画像蓄積手段と、画像を用紙に印刷して出力する印刷出力手段と、画像を外部機器へ送信する画像送信手段とを備え、前記原稿読取手段,前記画像受信手段,前記画像蓄積手段を画像入力手段として、前記画像蓄積手段,前記印刷出力手段,前記画像送信手段を画像出力手段としてそれぞれ任意に組み合わせて使用することにより所要の処理画像を出力可能な画像処理装置であって、
    入力画像を指定する入力画像指定手段と、入力画像の出力形式を指定する出力形式指定手段と、前記入力画像指定手段によって指定された入力画像と前記出力形式指定手段によって指定された出力形式の組み合わせに応じて、必要な画像入力手段および画像出力手段を選択すると共に画像転送経路を決定する選択決定手段と、該選択決定手段によって選択された画像入力手段および画像出力手段を決定された画像転送経路に基づいて使用することにより所要の処理画像を出力させる制御手段とを設け、
    該制御手段は、前記入力画像指定手段によって原稿画像が入力画像として指定されることにより、前記選択決定手段によって前記原稿読取手段が画像入力手段として選択された場合に、該原稿読取手段に原稿の画像を読み取らせ、その画像を前記画像蓄積手段に蓄積させる読取処理手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 原稿の画像を読み取る原稿読取手段と、外部機器から画像を受信する画像受信手段と、画像を蓄積する画像蓄積手段と、画像を用紙に印刷して出力する印刷出力手段と、画像を外部機器へ送信する画像送信手段とを備え、前記原稿読取手段,前記画像受信手段,前記画像蓄積手段を画像入力手段として、前記画像蓄積手段,前記印刷出力手段,前記画像送信手段を画像出力手段としてそれぞれ任意に組み合わせて使用することにより所要の処理画像を出力可能な画像処理装置であって、
    入力画像を指定する入力画像指定手段と、入力画像の出力形式を指定する出力形式指定手段と、前記入力画像指定手段によって指定された入力画像と前記出力形式指定手段によって指定された出力形式の組み合わせに応じて、必要な画像入力手段および画像出力手段を選択すると共に画像転送経路を決定する選択決定手段と、該選択決定手段によって選択された画像入力手段および画像出力手段を決定された画像転送経路に基づいて使用することにより所要の処理画像を出力させる制御手段とを設け、
    該制御手段は、前記入力画像指定手段によって指定された入力画像を前記選択決定手段によって選択された画像入力手段から前記画像蓄積手段に蓄積させる際に、その入力画像に基づいてプレビュー画像を作成するプレビュー画像作成手段と、該プレビュー画像作成手段によって作成されたプレビュー画像を表示するプレビュー画像表示手段と、該プレビュー画像表示手段による前記プレビュー画像の表示後、該プレビュー画像に対応する前記画像蓄積手段内の画像を前記選択決定手段によって選択された画像出力手段によって出力するのを許可する出力許可手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2記載の画像処理装置において、
    前記制御手段は、前記入力画像指定手段によって原稿画像が入力画像として指定されることにより、前記選択決定手段によって前記原稿読取手段が画像入力手段として選択された場合に、該原稿読取手段に原稿の画像を読み取らせ、その画像を前記画像蓄積手段に蓄積させる読取処理手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項2又は3記載の画像処理装置において、
    前記プレビュー画像作成手段は、前記入力画像指定手段によって指定され、前記選択決定手段によって選択された画像入力手段から入力された入力画像を間引いてプレビュー画像を作成する手段であることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    プレビュー画像を記憶するプレビュー画像記憶手段を設け、
    前記プレビュー画像作成手段は、前記入力画像指定手段によって指定された入力画像が前記選択決定手段によって選択された画像入力手段から入力され、前記画像蓄積手段に蓄積されるのと平行して、プレビュー画像を作成することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項2乃至4のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記プレビュー画像作成手段は、前記入力画像指定手段によって指定された入力画像が前記選択決定手段によって選択された画像入力手段から入力され、前記画像蓄積手段に蓄積された後、プレビュー画像を作成することを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項5又は6記載の画像処理装置において、
    プレビュー画像のページを指定するページ指定手段を設け、
    前記プレビュー画像表示手段は、前記プレビュー画像作成手段によって作成された1ページ目のプレビュー画像を表示した後、前記ページ指定手段によって指定されたページのプレビュー画像を表示することを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項5又は6記載の画像処理装置において、
    プレビュー画像のページを指定するページ指定手段を設け、
    前記プレビュー画像表示手段は、前記ページ指定手段によって指定されたページのプレビュー画像のみを表示することを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項7又は8記載の画像処理装置において、
    前記プレビュー画像作成手段は、前記ページ指定手段によって指定されたページのプレビュー画像を作成可能か否かを判定し、作成可能でなかった場合にダミーのプレビュー画像を作成する手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項2乃至9のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    編集内容を設定する編集内容設定手段と、該編集内容設定手段によって設定された内容の編集を入力画像に対して行う複数の編集手段とを備え、
    前記選択決定手段は、前記入力画像指定手段によって指定された入力画像と前記出力形式指定手段によって指定された出力形式と前記編集処理指定手段によって指定された編集内容の組み合わせに応じて、必要な画像入力手段,画像出力手段,および編集手段を選択すると共に画像転送経路を決定する手段であり、
    前記プレビュー画像作成手段は、作成したプレビュー画像を前記選択決定手段による選択決定結果に合わせて補正する手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  11. 原稿の画像を読み取る原稿読取手段と、外部機器から画像を受信する画像受信手段と、画像を蓄積する画像蓄積手段と、画像を用紙に印刷して出力する印刷出力手段と、画像を外部機器へ送信する画像送信手段とを備え、前記原稿読取手段,画像受信手段,前記画像蓄積手段を画像入力手段として、前記画像蓄積手段,前記印刷出力手段,画像送信手段を画像出力手段としてそれぞれ任意に組み合わせて使用することにより所要の処理画像を出力可能な画像処理装置における画像出力方法であって、
    原稿画像が入力画像として指定された場合に、前記原稿読取手段を画像入力手段として選択し、所定タイミングで前記原稿読取手段に原稿の画像を読み取らせて、その画像を前記画像蓄積手段に蓄積させる処理を開始した後、印刷出力又は送信が出力形式として指定された場合に、前記印刷出力手段又は前記画像送信手段を画像出力手段として選択すると共に画像転送経路を決定し、前記画像蓄積手段内の画像を決定した画像転送経路を経て選択した画像出力手段によって出力させることを特徴とする画像出力方法。
  12. 請求項11記載の画像出力方法において、
    前記原稿読取手段によって読み取った原稿の画像を前記画像蓄積手段に蓄積させる際に、その画像に基づいてプレビュー画像を作成し、その作成したプレビュー画像を表示した後、該プレビュー画像に対応する前記画像蓄積手段内の画像を選択した画像出力手段によって出力するのを許可することを特徴とする画像出力方法。
  13. 原稿の画像を読み取る原稿読取手段と、外部機器から画像を受信する画像受信手段と、画像を蓄積する画像蓄積手段と、画像を用紙に印刷して出力する印刷出力手段と、画像を外部機器へ送信する画像送信手段とを備え、前記原稿読取手段,前記画像受信手段,前記画像蓄積手段を画像入力手段として、前記画像蓄積手段,前記印刷出力手段,前記画像送信手段を画像出力手段としてそれぞれ任意に組み合わせて使用することにより所要の処理画像を出力可能な画像処理装置のコンピュータに、入力画像を指定する入力画像指定機能と、入力画像の出力形式を指定する出力形式指定機能と、前記入力画像指定機能によって指定された入力画像と前記出力形式指定機能によって指定された出力形式の組み合わせに応じて、必要な画像入力手段および画像出力手段を選択すると共に画像転送経路を決定する選択決定機能と、該選択決定機能によって選択された画像入力手段および画像出力手段を決定された画像転送経路に基づいて使用することにより所要の処理画像を出力させる制御機能とを実現させるためのプログラムであり、
    該制御機能は、前記入力画像指定手段によって原稿画像が入力画像として指定されることにより、前記選択決定手段によって前記原稿読取手段が画像入力手段として選択された場合に、該原稿読取手段に原稿の画像を読み取らせ、その画像を前記画像蓄積手段に蓄積させる読取処理機能を有することを特徴とするプログラム。
  14. 原稿の画像を読み取る原稿読取手段と、外部機器から画像を受信する画像受信手段と、画像を蓄積する画像蓄積手段と、画像を用紙に印刷して出力する印刷出力手段と、画像を外部機器へ送信する画像送信手段とを備え、前記原稿読取手段,前記画像受信手段,前記画像蓄積手段を画像入力手段として、前記画像蓄積手段,前記印刷出力手段,前記画像送信手段を画像出力手段としてそれぞれ任意に組み合わせて使用することにより所要の処理画像を出力可能な画像処理装置のコンピュータに、入力画像を指定する入力画像指定機能と、入力画像の出力形式を指定する出力形式指定機能と、前記入力画像指定機能によって指定された入力画像と前記出力形式指定機能によって指定された出力形式の組み合わせに応じて、必要な画像入力手段および画像出力手段を選択すると共に画像転送経路を決定する選択決定機能と、該選択決定機能によって選択された画像入力手段および画像出力手段を決定された画像転送経路に基づいて使用することにより所要の処理画像を出力させる制御機能とを実現させるためのプログラムであり、
    該制御機能は、前記入力画像指定機能によって指定された入力画像を前記選択決定機能によって選択された画像入力手段から前記画像蓄積手段に蓄積させる際に、その入力画像に基づいてプレビュー画像を作成するプレビュー画像作成機能と、該プレビュー画像作成機能によって作成されたプレビュー画像を表示するプレビュー画像表示機能と、該プレビュー画像表示機能による前記プレビュー画像の表示後、該プレビュー画像に対応する前記画像蓄積手段内の画像を前記選択決定機能によって選択された画像出力手段によって出力するのを許可する出力許可機能とを有することを特徴とするプログラム。
  15. 請求項14記載のプログラムにおいて、
    前記制御機能は、前記入力画像指定機能によって原稿画像が入力画像として指定されることにより、前記選択決定機能によって前記原稿読取手段が画像入力手段として選択された場合に、該原稿読取手段に原稿の画像を読み取らせ、その画像を前記画像蓄積手段に蓄積させる読取処理機能を有することを特徴とするプログラム。
  16. 請求項14又は15記載のプログラムにおいて、
    前記プレビュー画像作成機能は、前記入力画像指定機能によって指定され、前記選択決定機能によって選択された画像入力手段から入力された入力画像を間引いてプレビュー画像を作成する機能であることを特徴とするプログラム。
  17. 請求項14乃至16のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、プレビュー画像を記憶するプレビュー画像記憶機能をも実現させるためのプログラムであり、
    前記プレビュー画像作成機能は、前記入力画像指定機能によって指定された入力画像が前記選択決定機能によって選択された画像入力手段から入力され、前記画像蓄積手段に蓄積されるのと平行して、プレビュー画像を作成することを特徴とするプログラム。
  18. 請求項14乃至16のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
    前記プレビュー画像作成機能は、前記入力画像指定機能によって指定された入力画像が前記選択決定機能によって選択された画像入力手段から入力され、前記画像蓄積手段に蓄積された後、プレビュー画像を作成することを特徴とするプログラム。
  19. 請求項17又は18記載のプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、プレビュー画像のページを指定するページ指定機能をも実現させるためのプログラムであり、
    前記プレビュー画像表示機能は、前記プレビュー画像作成機能によって作成された1ページ目のプレビュー画像を表示した後、前記ページ指定機能によって指定されたページのプレビュー画像を表示することを特徴とするプログラム。
  20. 請求項17又は18記載のプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、プレビュー画像のページを指定するページ指定機能をも実現させるためのプログラムであり、
    前記プレビュー画像表示機能は、前記ページ指定機能によって指定されたページのプレビュー画像のみを表示することを特徴とするプログラム。
  21. 請求項19又は20記載のプログラムにおいて、
    前記プレビュー画像作成機能は、前記ページ指定機能によって指定されたページのプレビュー画像を作成可能か否かを判定し、作成可能でなかった場合にダミーのプレビュー画像を作成する機能を有することを特徴とするプログラム。
  22. 請求項13乃至21のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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