JP2006296410A - 生地の丸め方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、所定量に分割されたパン生地などを成形カップを用いて丸め成形する方法および装置において、成形カップを偏心回転する際に、その偏心量を変位させるための偏心機構を用いなくとも丸め成形が可能な生地の丸め方法および装置を提供することを目的とする。
【解決手段】前記成形カップの偏心回転を一方向(正転方向)に所要時間回転させ生地を丸める正転工程と、該正転工程終了後、前記正転方向と逆の方向(逆転方向)に回転させ前記生地と成形カップの内壁面との粘着性を低減する逆転工程とを含む生地の丸め方法および装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、所定量に分割されたパン生地などを丸め成形する方法および装置に関する。
従来、所定量に分割されたパン生地を丸め成形する手段として、搬送コンベアのコンベアベルトに載置されたパン生地の上方から下側開口の成形カップを降下させてパン生地を被い、成形カップをコンベアベルト上で偏心回転させパン生地を成形カップの内壁面に沿わせて転がすことにより丸め成形を行なっていた。この時、成形カップを固定された所要の偏心量で偏心回転させると、成形カップの内壁面にパン生地が粘着してしまい、成形カップが上昇する際に、パン生地の表面が引っ張られて損傷したり、粘着した生地が成形カップとともに上昇して落下することにより複数のパン生地の配列が乱れてしまう問題があった。そのため、成形カップの偏心量を回転開始時の0から徐々に大きくして所要の偏心量に変位させ、設定された時間が経過した後、今度は前記偏心量を徐々に小さく変位させ、0に戻すことにより偏心回転を終了させていた。そして、成形カップを上昇させて定位置に復帰させ、パン生地の丸め成形を終了していた。(例えば、特許文献1)。
しかしながら、成形カップが偏心回転する際に成形カップの偏心量を0から所要の位置まで変位させるための偏心機構は非常に複雑であり、装置が大型化したり、高価であるなどの問題があった。
特開2004−248574号公報
本発明は、所定量に分割されたパン生地などを成形カップを用いて丸め成形する方法および装置において、成形カップを偏心回転する際に、その偏心量を変位させるための偏心機構を用いなくとも丸め成形が可能な生地の丸め方法および装置を提供することを目的とする。
本発明は前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明は、所定量に分割され載置部上に載置された生地を下側開口の成形カップで被い該成形カップを偏心回転させることにより前記生地を成形カップの内壁面に沿わせて転がして生地を丸める方法において、前記成形カップの偏心回転を一方向(正転方向)に所要時間回転させ生地を丸める正転工程と、該正転工程終了後、前記正転方向と逆の方向(逆転方向)に回転させ前記生地と成形カップの内壁面との粘着性を低減する逆転工程とを含むことを特徴とする生地の丸め方法である。
請求項2に係る発明は、所定量に分割され載置部上に載置された生地を下側開口の成形カップで被い該成形カップを偏心回転させることにより前記生地を成形カップの内壁面に沿わせて転がして生地を丸める方法において、前記生地を載置部としての搬送コンベア上に載置し、前記成形カップの偏心回転を一方向(正転方向)に所要時間回転させ生地を丸める正転工程と、該正転工程を前記生地が前記成形カップ内の上流側寄りに位置するよう終了した後、前記生地を前記成形カップの内壁面から引き離すべく前記搬送コンベアを所要の距離だけ搬送方向へ搬送する短搬送工程とを含むことを特徴とする生地の丸め方法である。
請求項3に係る発明は、所定量に分割され載置部上に載置された生地を下側開口の成形カップで被い該成形カップを偏心回転させることにより前記生地を成形カップの内壁面に沿わせて転がして生地を丸める方法において、生地を載置部としての搬送コンベア上に載置し、前記成形カップの偏心回転を一方向(正転方向)に所要時間回転させ生地を丸める正転工程と、該正転工程終了後、前記正転方向と逆の方向(逆転方向)に回転させ、該逆転工程を前記生地が前記成形カップ内の上流側寄りに位置するよう終了することにより前記生地と成形カップの内壁面との粘着性を低減する逆転工程と、前記成形カップを前記逆転工程中に、または、前記逆転工程終了後に前記生地を前記成形カップの内壁面から引き離すべく前記搬送コンベアを所要の距離だけ搬送方向へ搬送する短搬送工程とを含むことを特徴とする生地の丸め方法である。
請求項4に係る発明は、所定量に分割された生地を載置する載置部と、前記生地を偏心回転する成形カップにて丸め成形する丸め成形部と、前記丸め成形部の駆動を制御する制御部を備えた生地の丸め装置において、前記成形カップを、生地を丸め成形させるために一方向(正転方向)へ所要時間回転し、該正転を停止した後、前記生地と前記成形カップの内壁面との粘着性を低減するように前記正転方向と逆の方向(逆転方向)に逆転するよう制御可能に設けたことを特徴とする生地の丸め装置である。
請求項5に係る発明は、所定量に分割された生地を載置する載置部としての搬送コンベアと、前記生地を偏心回転する成形カップにて丸め成形する丸め成形部と、前記成形カップが該成形カップの偏心回転軌道上で前記搬送コンベアの搬送方向最下流側の位置である初期位置に位置することを検出する検出手段と、前記各部の駆動を制御する制御部を備えた生地の丸め装置において、前記成形カップを、生地を丸め成形させるために一方向(正転方向)へ所要時間回転し、前記検出手段からの検出信号に基づいて前記成形カップの前記正転を所要の位置で停止した後、前記生地を前記成形カップの内壁面から引き離すべく前記搬送コンベアを搬送方向へ所要の距離だけ駆動するよう制御可能に設けたことを特徴とする生地の丸め装置である。
請求項6に係る発明は、所定量に分割された生地を載置する載置部としての搬送コンベアと、前記生地を偏心回転する成形カップにて丸め成形する丸め成形部と、前記成形カップが該成形カップの偏心回転軌道上で前記搬送コンベアの搬送方向最下流側の位置である初期位置に位置することを検出する検出手段と、前記各部の駆動を制御する制御部を備えた生地の丸め装置において、前記成形カップを、生地を丸め成形させるために一方向(正転方向)へ所要時間回転し、該正転が停止した後、前記正転方向と反対の方向(逆転方向)に回転し、前記検出手段からの検出信号に基づいて前記成形カップの前記逆転が所要の位置で停止するよう制御可能に設け、さらに、前記成形カップを前記逆転する間に、または、前記逆転を停止した後に、前記生地を前記成形カップの内壁面から引き離すべく前記搬送コンベアを搬送方向へ所要の距離だけ駆動するよう制御可能に設けたことを特徴とする生地の丸め装置である。
本発明の生地の丸め方法によれば、分割された生地を丸め成形する際に偏心回転する成形カップの偏心量を変化させなくとも成形カップの内壁面への生地の粘着を低減することが可能となるので、成形カップの上昇時に生地の表面が引っ張られて損傷したり、生地が成形カップとともに上昇することを抑制できる。
また、生地を丸め成形する際に成形カップの下面と搬送コンベアとの隙間から薄板状の生地が外側にはみ出すような場合であっても、はみ出した生地が搬送コンベアの搬送とともに生地の底部に引き込まれるため、丸められた生地は、はみ出しのない整った生地玉に成形することができる。
また、本発明の生地の丸め装置によれば、成形カップを正転可能、または、正逆回転可能に制御し、さらには、搬送コンベアの搬送を制御する制御部を備えているので、偏心回転する成形カップの偏心量を変位させる偏心機構を用いる必要がなく装置が簡素化でき、装置の大型化や価格の上昇を抑制することが可能となる。
さらに、本発明の生地の丸め装置を用いて生地の丸め成形をすることにより、成形カップの内壁面への生地の粘着を低減することが可能となり、成形カップの上昇時に生地の表面が引っ張られて損傷したり、生地が成形カップとともに上昇することを抑制できる。また、はみ出しのない整った生地玉を成形することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る丸め装置1について図面を用いて説明する。図1は、定量分割された生地Dを丸め成形する工程を概略的に示した上面説明図である。図2は、図1のA−A断面矢視による正面説明図である。図3乃至図9は、丸め成形部2の成形カップ25が生地Dを丸め成形する工程を概略的に示した説明図であり、(A)は、水平断面図、(B)は、垂直断面図である。
本発明の第一の実施の形態に係る丸め装置1について説明する。図1および図2を参照するに、丸め装置1には、所定量に分割された生地Dを載置する載置部としての搬送コンベア3を設けている。搬送コンベア3は、複数のローラに掛回された無端状のベルト31を間欠的に駆動するよう備えられている。ベルト31を回転駆動する駆動ローラ33は、図示されないスプロケット・チェーンなどの動力伝達機構により制御モータM1に連動連結されている。
また、ベルト31の搬送面、つまり、生地を載置する載置面は微小な凹凸面が形成されており、生地を丸める際に、生地の転がりをし易くするとともに、生地との間に微小な空隙を形成することで剥離性を向上させている。
搬送コンベア3の上方には、丸め成形部2が設けられている。丸め成形部2には、複数の成形カップ25を支持する支持プレート24がベルト31と平行に設けられている。本実施例においては、成形カップ25を搬送方向に2列、そして、搬送方向に直交する幅方向に4列、それぞれ等間隔に設けている。成形カップ25の内側には、生地を上方から押さえるパッド26が巻きばね27で常に下向きに付勢された状態で上下動自在に内装されている。成形カップ25は、公知のものでよいので詳細な説明は省略する。また、支持プレート24は、後述する可動プレート21に立設された空気圧などの流体圧シリンダ23のロッド231に連結されており、ロッド231の伸縮動作によりベルト31に接近離反するよう上下動可能に設けられている。
可動プレート21は、両端をクランク部材22により回転可能に支持されている。クランク部材22は、図示されないフレームに回転可能に設けられた公知の機構であり、回転駆動軸221、クランクアーム223、偏心軸225を備えている。そして、一対のクランク機構22の少なくとも一方の回転駆動軸221には、図示されない公知の回転伝達機構により制御モータM2に連動連結されている。
したがって、可動プレート21に連結された成形カップ25は、制御モータM2がクランク部材22を回転することにより可動プレート21が偏心回転し、その回転に連動してコンベアベルト31の搬送面上を偏心回転する。
丸め装置1には、前記各部の駆動を制御する制御部5が設けられている。制御部5には、成形カップ25の偏心回転時間や回転速度、また、搬送コンベア3の搬送速度や後述する短搬送距離などを設定入力するとともに、丸め装置の各部を駆動・停止するスイッチ等を備えた操作パネル51と、それら設定入力された数値に基づき各部の駆動を制御する制御装置53を備えている。
さらに、図3乃至図7および図9を参照して成形カップ25の動作について説明する。図1に示された成形カップ25の位置、つまり、成形カップ25が成形カップ25の偏心回転軌道上で搬送方向Sに対して最も下流側に移動している位置を初期位置とし、成形カップ25の鉛直中心位置を仮想初期軸Cとして説明する。また、この位置において、クランク部材22の回転初期位置を検出する検出手段として、クランク部材22のクランクアーム223の回転位置を感知する近接センサQが図示されないフレームに固設されている。なお、前記検出手段は、パルスエンコーダなどでもよく、パルスエンコーダをクランク部材22の回転駆動軸221に歯車列などの回転伝達機構に連結することによりクランク部材22の回転位置を検出するようにしてもよい。
生地Dは、一定厚、一定幅の連続した生地帯から公知の手段により定量分割された矩形状の生地として説明する。複数の生地Dは、所要の間隔をおいてコンベアベルト31に配置され、搬送される。そして、生地Dが搬送コンベア3の上方に待機している丸め成形部2の下方に到達すると、図示されない検出手段により生地Dが検出され、この検出信号基づいて制御部5が搬送コンベア3の駆動を停止する。したがって、生地Dは一時的に搬送が停止され、成形カップ25の下方で待機する(図3参照)。そして、空気圧シリンダ23のロッド231が伸長することにより支持プレート24に支持された成形カップ25が降下し、成形カップ25内のパッド26が生地Dの上部を押圧するとともに生地Dの周りを被う(図4参照)。
さらに、成形カップ25は、クランク部材22の回転に連動し、矢印R1の方向(正転方向と称す)に所要の時間、所要の回転数で偏心回転する(図5参照)。この時、回転開始時には、回転速度を徐々に加速させ、また、回転終了時には、回転速度を徐々に減速させている。そして、成形カップ25は正転を停止する。この正転により生地Dは、内壁面251から押圧され、内壁面231に沿ってベルト31上で転がりながら丸め成形される(正転工程と称す。図6参照)。
正転を停止した成形カップ25は、今まで回転していた矢印R1の方向と反対の矢印R2の方向(逆転方向と称す)に戻るようにゆっくりと逆転する(逆転工程と称す。図7参照)。この時、成形カップ25の内壁面251が生地Dから遠ざかるように移動するので、生地Dに対する押圧の度合いが低下して生地Dの表面の緊張が緩和される。そして、内壁面251からの押圧による内壁面251と生地Dとの粘着性が低減される。また、生地Dと内壁面251との接触面積が減少することも粘着性が低減する要因となる。
前記逆転の回転範囲は、正転停止位置からおおよそ180度以下の場合が適しており、さらには、5度から90度の範囲が好ましい。それは、過度の逆回転を行なった場合には、生地Dの表面に新たな緊張が生じ、生地Dと内壁面251との粘着性が再び上昇してしまうからである。
この時の成形カップ25の逆転停止位置は、前記検出手段の検出信号に基づいて制御部5の制御により所要の位置に設定することが可能であり、制御装置53により図7に示すごとく初期位置に設定することも可能である。つまり、クランク部材22が矢印R2の方向に回転し、近接センサQがクランクアーム223を感知した時、クランク部材22を駆動する制御モータM2を停止すればよいのである。また、前記パルスエンコーダを用いた場合においても、同様な停止制御が可能である。
そして、流体圧シリンダ23のロッド231が縮小し、成形カップ25は上昇する。この時、生地Dと成形カップ25の内壁面251との粘着性が低減されているので、生地Dが上昇する成形カップ25に引っ張られて生地の表面を損傷したり、成形カップ25と共に上昇することが抑制される。そして、成形カップ25は、次の複数の生地Dが搬送されるまで上昇位置で待機する(図9参照)。なお、前記逆転停止位置が初期位置でない場合には、成形カップ25が上昇位置で待機している際に正転または逆転して初期位置に戻るよう制御すればよい。
次に、本発明の第二の実施の形態に係る丸め装置1について説明する。第二の実施例は、上記第一の実施例で説明した成形カップ25の正転工程を成形カップ25が搬送方向Sに対して最下流位置にある前記初期位置で終了した後、搬送コンベア3のコンベアベルト31を搬送方向Sに所要の短い距離だけ駆動させるよう制御装置53で設定するものである。成形カップ25の正転を初期位置で停止した場合、丸められた生地Dは、成形カップ25内において搬送コンベア3の搬送方向Sに対して上流側に寄る傾向にある。したがって、この短い距離だけ搬送する工程では、生地Dが下流側に搬送され、成形カップ25の内壁面251から生地(D)が引き離される(短搬送工程と称す。図8参照)。この引き離し動作により、生地(D)は内壁面251にほとんど接触せず、上昇する成形カップ25に引っ張られて生地の表面を損傷したり、成形カップ25と共に上昇することが抑制される。なお、この際の搬送コンベア3の短搬送距離は、生地Dの大きさや粘性などの性状、また、成形カップ25の下側開口の大きさなどにより適宜設定されるものであるが、生地Dが成形カップの下流側の内壁面に接する以前に前記搬送を停止することが好ましい。
さらに、前記短搬送工程の効果について図10を用いて説明する。生地Dは、丸め成形された際に成形カップ25の下面と搬送コンベア3との隙間や生地Dの性状などの関係により、前記隙間から薄板状の生地D1が外側にはみ出してしまう場合がある。図10は、隙間からはみ出した生地D1が搬送コンベア3の搬送とともに生地Dに引き込まれる動作を概略的に示した説明図である。丸め成形された生地Dの一部分が前記隙間から薄板状の生地D1となって外側にはみ出してしまう(図10(A)参照)。この状態から搬送コンベア3が駆動すると生地Dの底側部分は搬送コンベア3とともに移動し、前記隙間からはみ出した生地D1は、生地Dの底側部分の移動に伴って成形カップ25の内側に引き入れられる(図10(B)参照)。さらに、搬送コンベア3が駆動すると、はみ出した生地D1は、丸め成形された生地Dと一体化してはみ出しのない形の整った生地Dに成形される(図10(C)参照)。このように、前記隙間から薄板状の生地D1が外側にはみ出してしまう場合にも、薄板状の生地D1を成形カップ25内の生地Dに引き入れる方向に搬送コンベア3を少しだけ搬送させることにより、はみ出しのない形の整った生地Dが成形できる。
なお、前記短搬送工程において、搬送コンベア3を搬送方向Sに所要の短い距離だけ駆動するように説明したが、例えば成形カップ25の停止位置を初期位置から180度偏心回転した位置に設けた場合には、生地Dは成形カップ25内で搬送方向下流側寄りに位置する傾向にあるので搬送コンベア3を搬送方向上流側に向かって所要の距離駆動するよう設けても上記と同様な引き離し効果がある。また、成形カップ25の停止位置に応じて、成形カップ25を所要の距離だけ搬送方向やその逆の方向に移動しても上記と同様な引き離し効果がある。
また、前記成形カップ25の正転停止位置は、前記検出手段の検出信号に基づいて制御部5の制御により所要位置に設定可能である。前記正転停止位置は、初期位置や初期位置から180度偏心回転した位置に限らず、さらに、該停止位置を中心として前後20度の範囲内であれば上記第二実施例とほぼ同様な効果がある。なお、前記20度を越える位置では、搬送コンベア3が短搬送動作する際に成形カップ25の内壁面に接していた生地Dが別の位置の内壁面に接し易くなってしまい、引き離しが効率よくなされなくなってしまう場合がある。
次に、本発明の第三の実施の形態に係る丸め装置1について説明する。第三の実施例は、成形カップ25の回転動作を上記正転工程(図3乃至図6参照)が終了した後、矢印R2の方向に逆転して初期位置で停止するよう制御装置53で設定し、さらに、成形カップ25が逆転する間(図6,図7参照)、または、初期位置で停止した(図7参照)後に、コンベアベルト31を矢印Sが示す搬送方向に所要の距離だけ駆動させる(図8参照)よう制御装置53で設定する。つまり、第三の実施例は、上記正転工程、逆転工程、および短搬送工程を併用するものである。したがって、上記逆転工程により生地Dと成形カップ25の内壁面251との粘着性が低減され、さらには、上記短搬送工程により成形カップ25の内壁面251から生地(D)が引き離される。生地(D)は、内壁面251から容易に引き剥がされ、内壁面251にほとんど接触しないので、上昇する成形カップ25に引っ張られて生地の表面を損傷したり、成形カップ25と共に上昇することが抑制される。
なお、成形カップ25の逆転停止位置を第二実施例で説明した範囲内に設けた場合にも、上記第三実施例と同様な効果がある。
本発明の実施の形態に係る丸め装置1は、概ね上記の通りであるが、これに限定されることなく、特許請求の範囲内において種々の変更が可能である。例えば、搬送コンベア3を一時的に停止した間に成形カップ25が偏心回転し、生地Dを丸め成形していたが、丸め装置1を搬送方向Sと同一方向に、搬送コンベア3の搬送速度と同一速度で移動させながら丸め成形しても同様な効果が得られる。
また、生地Dを矩形状で示したが、ピストン−シリンダによる分割機などにより定量に分割された玉状の生地であっても丸め成形することが可能である。
さらに、成形カップ25は円筒に限らず、例えば、生地の塊や帯状の生地から複数個の生地Dを分割する正方形や六角形等の格子状に組まれた切断刃であってもよい。該切断刃を偏心回転させて丸め成形する分割丸め装置であっても、上記の通り偏心回転や搬送コンベアの駆動を制御することにより切断刃の内壁面と生地との粘着を低減することが可能である。なお、このような分割丸め装置においては、搬送コンベアではなく、固定された平板などの載置部上に生地Dを載置する場合がある。
また、偏心回転する部材が成形カップではなく、搬送コンベアや平板などの生地Dを載置する載置部であっても同様な丸め成形が可能である。
本発明の実施の形態に係る丸め装置1が定量分割された生地Dを丸め成形する工程を概略的に示した上面説明図である。 図1のA−A断面矢視による正面説明図である。 成形カップ25が生地Dを丸め成形する工程を概略的に示した説明図である。 成形カップ25が生地Dを丸め成形する工程を概略的に示した説明図である。 成形カップ25が生地Dを丸め成形する工程を概略的に示した説明図である。 成形カップ25が生地Dを丸め成形する工程を概略的に示した説明図である。 成形カップ25が生地Dを丸め成形する工程を概略的に示した説明図である。 成形カップ25が生地Dを丸め成形する工程を概略的に示した説明図である。 成形カップ25が生地Dを丸め成形する工程を概略的に示した説明図である。 搬送コンベア3を駆動することにより生地Dを成形する工程を概略的に示した説明図である。
符号の説明
1 丸め装置
2 丸め成形部
22 クランク部材
23 流体圧シリンダ
24 支持プレート
25 成形カップ
251 内壁面
3 搬送コンベア
31 ベルト
5 制御部
C 仮想初期軸
D 生地
Q 検出手段
R1 回転方向
R2 回転方向
S 搬送方向

Claims (6)

  1. 所定量に分割され載置部上に載置された生地を下側開口の成形カップで被い該成形カップを偏心回転させることにより前記生地を成形カップの内壁面に沿わせて転がして生地を丸める方法において、
    前記成形カップの偏心回転を一方向(正転方向)に所要時間回転させ生地を丸める正転工程と、
    該正転工程終了後、前記正転方向と逆の方向(逆転方向)に回転させ前記生地と成形カップの内壁面との粘着性を低減する逆転工程と、
    を含むことを特徴とする生地の丸め方法。
  2. 所定量に分割され載置部上に載置された生地を下側開口の成形カップで被い該成形カップを偏心回転させることにより前記生地を成形カップの内壁面に沿わせて転がして生地を丸める方法において、
    前記生地を載置部としての搬送コンベア上に載置し、
    前記成形カップの偏心回転を一方向(正転方向)に所要時間回転させ生地を丸める正転工程と、
    該正転工程を前記生地が前記成形カップ内の上流側寄りに位置するよう終了した後、前記生地を前記成形カップの内壁面から引き離すべく前記搬送コンベアを所要の距離だけ搬送方向へ搬送する短搬送工程と、
    を含むことを特徴とする生地の丸め方法。
  3. 所定量に分割され載置部上に載置された生地を下側開口の成形カップで被い該成形カップを偏心回転させることにより前記生地を成形カップの内壁面に沿わせて転がして生地を丸める方法において、
    生地を載置部としての搬送コンベア上に載置し、
    前記成形カップの偏心回転を一方向(正転方向)に所要時間回転させ生地を丸める正転工程と、
    該正転工程終了後、前記正転方向と逆の方向(逆転方向)に回転させ、該逆転工程を前記生地が前記成形カップ内の上流側寄りに位置するよう終了することにより前記生地と成形カップの内壁面との粘着性を低減する逆転工程と、
    前記成形カップを前記逆転工程中に、または、前記逆転工程終了後に前記生地を前記成形カップの内壁面から引き離すべく前記搬送コンベアを所要の距離だけ搬送方向へ搬送する短搬送工程と、
    を含むことを特徴とする生地の丸め方法。
  4. 所定量に分割された生地を載置する載置部と、
    前記生地を偏心回転する成形カップにて丸め成形する丸め成形部と、
    前記丸め成形部の駆動を制御する制御部を備えた生地の丸め装置において、
    前記成形カップを、生地を丸め成形させるために一方向(正転方向)へ所要時間回転し、該正転を停止した後、前記生地と前記成形カップの内壁面との粘着性を低減するように前記正転方向と逆の方向(逆転方向)に逆転するよう制御可能に設けたことを特徴とする生地の丸め装置。
  5. 所定量に分割された生地を載置する載置部としての搬送コンベアと、
    前記生地を偏心回転する成形カップにて丸め成形する丸め成形部と、
    前記成形カップが該成形カップの偏心回転軌道上で前記搬送コンベアの搬送方向最下流側の位置である初期位置に位置することを検出する検出手段と、
    前記各部の駆動を制御する制御部を備えた生地の丸め装置において、
    前記成形カップを、生地を丸め成形させるために一方向(正転方向)へ所要時間回転し、
    前記検出手段からの検出信号に基づいて前記成形カップの前記正転を所要の位置で停止した後、
    前記生地を前記成形カップの内壁面から引き離すべく前記搬送コンベアを搬送方向へ所要の距離だけ駆動するよう制御可能に設けたことを特徴とする生地の丸め装置。
  6. 所定量に分割された生地を載置する載置部としての搬送コンベアと、
    前記生地を偏心回転する成形カップにて丸め成形する丸め成形部と、
    前記成形カップが該成形カップの偏心回転軌道上で前記搬送コンベアの搬送方向最下流側の位置である初期位置に位置することを検出する検出手段と、
    前記各部の駆動を制御する制御部を備えた生地の丸め装置において、
    前記成形カップを、生地を丸め成形させるために一方向(正転方向)へ所要時間回転し、
    該正転が停止した後、前記正転方向と反対の方向(逆転方向)に回転し、
    前記検出手段からの検出信号に基づいて前記成形カップの前記逆転が所要の位置で停止するよう制御可能に設け、
    さらに、前記成形カップを前記逆転する間に、または、前記逆転を停止した後に、前記生地を前記成形カップの内壁面から引き離すべく前記搬送コンベアを搬送方向へ所要の距離だけ駆動するよう制御可能に設けたことを特徴とする生地の丸め装置。
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