JP2006294713A - 半導体装置 - Google Patents

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睦美 北村
Naoto Fujishima
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Abstract

【課題】ゲート引き出し部分のゲート絶縁膜の長期信頼性を確保できる半導体装置を提供すること。
【解決手段】p基板1の表面層にMOSFET部を形成する箇所にnウェル領域2を形成し、ゲート引き出し部分にはpウェル領域3を形成し、MOSFET部のnウェル領域2とゲート引き出し部分のpウェル領域3の表面からnウェル領域2およびpウェル領域3を貫通してp基板1に達するトレンチ4を形成し、トレンチ4の側壁と底部にゲート酸化膜5を形成し、トレンチ4の側壁にゲート酸化膜5を介してポリシリコンでゲート電極6を形成し、ゲート電極と接続するゲートポリシリコン配線15を形成し、トレンチ4の底部にnソース領域を形成し、nウェル領域2の表面層にnドレイン領域7を形成する。ゲート引き出し部分のゲートポリシリコン配線15下をpウェル領域3とすることで、ドレイン電極13に印加される電圧で、pウェル領域3に空乏層を広げ、ゲート引き出し部分のゲート酸化膜5に加わる電界強度を抑制し、ゲート絶縁膜の長期信頼性を確保する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、トレンチ横型パワーMOSFETなどの半導体装置に関する。
トレンチ横型パワーMOSFET(以下、TLPMと称す)は駆動・保護回路などと一緒にパワーICに搭載されるパワー素子である。非特許文献1に紹介されている60V耐圧クラスのnチャネル型TLPMについて説明する。
図12から図14は、nチャネル型TLPMの構成図であり、図12は要部平面図、図13は図12のA−A線で切断した要部断面図、図14は図12のB−B線で切断した要部断面図である。図13はMOSFET部の断面図であり、図14はゲート引き出し部分の断面図である。
図12から図14において、p基板51の表面層にnウェル領域52を形成し、nウェル領域52の表面からnウェル領域52を貫通するように、浅い第1のトレンチ54aを形成し、第1のトレンチ54aの側壁と底部にnドリフト領域70を形成する。表面および第1のトレンチ54aの側壁および底面に層間絶縁膜である厚い酸化膜55bを形成する。
第1のトレンチ54aの底部の厚い酸化膜55bを除去して、p基板51に第2のトレンチ54bをnドリフト領域70を貫通して形成し、第2のトレンチ54bの底部のp基板51にゲートしきい値調整用にpボディ領域59を形成し(形成しない場合もある)、第2のトレンチ54b側壁と底部にゲート酸化膜54aを形成する。これ以降、このゲート酸化膜54aと厚い酸化膜55bを合わせたものを単に酸化膜55と称す。第1のトレイチ54aの側壁の酸化膜55と第2のトレンチ54bの側壁のゲート酸化膜55aを介してゲート電極56を形成する。第2のトレンチ54bの底部のゲート酸化膜55aを除去し、第2のトレンチ54bの底部にnソース領域58を形成し、nウェル領域52の表面層にnドレイン領域57を形成する。
第1、第2のトレンチ54a、54b内部を層間絶縁膜60で充填し、またトレンチが形成されない表面をこの層間絶縁膜60で被覆する。第1、第2のトレンチ54a、54b内部を充填した層間絶縁膜60を開口してnソース領域58を露出させ、このソースコンタクトホール62を形成し、このソースコンタクトホール62を介してプラグを含むソース電極64を形成する。nドレイン領域57上の層間絶縁膜60にドレインコンタクトホール62を形成し、このドレインコンタクトホール61を介してドレイン電極63を形成する。
ドレイン電極63はドレイン配線66と接続し、ソース電極64はソース配線67と接続し、ゲート電極56はゲートボリシリコン配線65と接続し、ゲートポリシリコン配線65はゲートコンタクトホール68を介してゲート金属配線69と接続する。
このnチャネルTLPMのnウェル領域52は、図13のMOSFET部ばかりでなく図14のゲート引き出し部分にも形成されている。そのため、ドレイン電極63に印加された電圧は、図14のゲート引き出し部分のnウェル領域52に伝達される。
60Vの定格電圧のnチャネルTLPMにおいて、ゲート電極56を0V、ソース電極64を0Vとし、ドレイン電極63に60Vの電圧を印加するすると、図13のMOSFET部の第1のトレンチ54aの肩部分の酸化膜55に印加される電圧は60Vとなる。 また、このドレイン電極63の電圧は、図13のドレインコンタクトホール61を介してnドレイン領域57−nドレイン領域57を経由して図13のnウェル領域52に伝達され、さらに図14のゲート引き出し部分のnウェル領域52へ伝達されて、ゲート引き出し部分のnウェル領域52には50V程度の電圧が印加される。そのため、ゲート引き出し部分のnウェル領域52とゲート電極56の間の電位差は50Vとなり、この電位差はゲート引き出し部分の第1のトレンチ54aの肩部分の酸化膜55に印加される。
第1のトレンチ54aの肩部分の酸化膜55は、ゲート酸化膜55aと厚い酸化膜55bも形成され、ゲート酸化膜55aの膜厚を100nmとし、厚い酸化膜55bの膜厚を500nmとすると、酸化膜55の膜厚は600nm程度と厚くなる。
MOSFET部の第1のトレンチ54aの肩部分の酸化膜55に加わる電界強度は60V/600nm=1MV/cm程度で、絶縁破壊を起こす電界強度の10MV/cmと比べて小さく絶縁破壊を起こすことはない。また、第2のトレンチ54b内のゲート酸化膜55aに加わる電圧は、nドリフト領域70とゲート電極56の電位差となる。ゲート酸化膜55aと接するnドリフト領域70の電圧は20V程度であり、そのため、ゲート酸化間55aの電界強度は20V/100nm=2MV/cmとなり、絶縁破壊を起こす電界強度の10MV/cmと比べて小さく絶縁破壊を起こすことはない。
ゲート引き出し部分の第1のトレンチ54aの肩部分の酸化膜55は、図14のG部で示すように、第1のトレンチ54aに形成されたゲート電極56とnウェル領域52上に形成されたゲート電極56で取り囲まれているため、加わる電界強度は、MOSFET部のように取り囲まれていない場合と比べて1.5倍程度高くなる。そのため、ゲート引き出し部分の第1のトレンチ54aの肩部分の酸化膜55に加わる電界強度は(50V/600nm)×1.5=1.25MV/cm程度となる。しかし、この電界強度は、絶縁破壊を起こす電界強度の10MV/cmと比べて小さく、ゲート引き出し部分の第1のトレンチ54aの肩部分の酸化膜55が絶縁破壊を起こすことはない。
また、MOSFET部およびゲート引き出し部の第1のトレンチ55aの肩部分の酸化膜55に加わる電界強度は3MV/cm以下なのでゲート酸化膜55aと酸化膜55の長期信頼性も確保できる。
図15から図17は、双方向nチャネルTLPMの構成図であり、図15は要部平面図、図16は図15のA−A線で切断した要部断面図、図17は図15のB−B線で切断した要部断面図である。これは特許文献1に記載されている双方向nチャネルTLPMである。図16はMOSFET部の断面図であり、図17はゲート引き出し部分の断面図である。
図15から図17において、双方向nチャネルTLPMは、p基板301の表面層にnウェル領域302を形成し、nウェル領域302の表面層からnウェル領域302内にトレンチ303を形成し、nウェル領域302の表面層にpオフセット領域305を形成し、トレンチ303の側壁にゲート酸化膜306を形成し、トレンチの側壁のゲート酸化膜306を介してトレンチを埋めるように第1、第2ゲート電極307a、307bを形成し、トレンチ303の底部のn拡張ドレイン領域304を形成し、pオフセット領域305の表面層に第1、第2nソース領域309、310を形成し、第1、第2ソース領域309、310上に第1、第2ソース電極311、312を形成し、第1、第2ソース電極311、312に第1、第2ソース配線313、314をそれぞれ接続し、第1、第2ゲート電極307a、307bに第1、第2ゲート配線319、320を接続する。
尚、図中の303aはトレンチ外周、307は第1、第2ゲート電極を形成するポリシリコン、308aは層間絶縁膜、315、316はpコンタクト領域、317はコンタクトホール、333、334は寄生ダイオード、341は第1、第2ソース配線313、314と接続する島、342は第1、第2ゲート配線と接続する島である。
この双方向nチャネルTLPMの図17に示すゲート引き出し部分のゲート配線320下は、pオフセット領域305となっている。この構造では、第1ソース電極311を0V、第1、第2ゲート電極307a、307bを0Vとして、第2ソース電極312に30Vの電圧を印加したとき、図16で示すMOSFET部と図17で示すゲート引き出し部分では、pオフセット領域305に空乏層が伸びて電圧を分担するため、ゲート酸化膜306には5V程度の電圧より印加されなくなり、ゲート酸化膜306に加わる電界強度が5V/17nm=3MV/cm程度となり、ゲート酸化膜306の長期信頼性は確保される。
一方、第2ゲート電極307bに正電圧を印加すると、ゲート引き出し部分では、pオフセット領域305に空乏層が広がり、ゲート電極307bとポリシリコン配線318で囲まれるJ部においても電界強度が緩和されて、ゲート酸化膜306に印加される電圧は軽減される。
前記とは別に、ストライプ状のトレンチゲート構造で、ストライプ状のゲート電極の先端を細く丸め、さらにその箇所のゲート酸化膜を厚くすることで、ゲート絶縁耐圧を向上できることが開示されている(特許文献2)。
IEEE Transaction on ELECTRON DEVICES,Vol49,No8,pp1462−pp1468(2002) 第2図 特開2004−274039号公報 図21から図24図 特開2003−282870号公報 図21から図23および図27
近年、携帯機器の電源電圧が30V以下と低耐圧化し、また、用いられる半導体装置の低価格化が求められている。
前記の図12から図14の従来のnチャネルTLPMは、トレンチ(第1のトレンチ54aと第2のトレンチ54b)を2回形成する必要があり、またゲート電極56の形成前に厚い酸化膜55bとゲート酸化膜55aの形成が必要であり、製造コストが高くなる。そのため、1回のトレンチエッチングで、しかも厚い酸化膜55bを削除してゲート酸化膜55aのみとして製造コストの低減を図る動きがある。
図19から図21は、1回のトレンチで形成した低コストのnチャネルTLPMの構成図であり、図19は要部平面図、図20は、図19のA−A線で切断した要部断面図、図21は図19のB−B線で切断した要部断面図である。これは図12から図14に相当する図である。
図19から図21において、p基板1の表面層にnウェル領域2を形成し、nウェル領域2の表面からnウェル領域2を貫通してp基板1に達するトレンチ4を形成し、トレンチ4の底部にゲートしきい値調整用にpボディ領域9を形成し(形成しない場合もある)、トレンチ4の側壁と底部にゲート酸化膜5を形成し、トレンチ4の側壁にゲート酸化膜5を介してゲート電極6を形成する。トレンチ4の底部のゲート酸化膜5を除去し、トレンチ4の底部にnソース領域8を形成し、nウェル領域2の表面層にnドレイン領域7を形成する。このnドレイン領域7は図21に示すゲート引き出し部分には形成しない。トレンチ4内部を層間絶縁膜10で充填し、この層間絶縁膜10で表面を被覆し、トレンチ4内部を充填した層間絶縁膜10にソースコンタクトホール12を形成してnソース領域8を露出させ、ソースコンタクトホール12を介してnソース領域8とプラグを含むソース電極14を接続する。nドレイン領域7上のゲート酸化膜5にドレインコンタクトホール11を形成し、ドレインコンタクトホール11を介してnドレイン領域7とドレイン電極13を接続する。ソース電極14にソース配線17を接続し、ドレイン電極13にドレイン配線16を接続し、ゲート電極6にゲートポリシリコン配線15を接続し、ゲートポリシリコン配線15とゲートコンタクトホール18を介してゲート金属配線19と接続する。
定格電圧30V、ゲート駆動電圧5VのnチャネルLTPMの場合、前記のゲート酸化膜の膜厚が17nm程度である
この構造において、ドレイン電極に30V、ゲート電極に0Vが印加される場合について説明する。
MOSFET部の場合、ドレイン電極に30Vの電圧を印加したとき、nウェル領域2の不純物濃度を低くすることで、空乏層がnウェル領域2に広がり、ゲート電極6とnウェル領域2に挟まれた平坦部分のゲート酸化膜5に印加される電圧を5V程度に低減できる。また、図20のトレンチ肩部分(L部)のゲート酸化膜5はゲート電極6で取り囲まれていない(ゲート電極6はトレンチ4内に形成され、表面には形成されていない)ため、この箇所での電界集中は起こらない。そのため、図20のトレンチ肩部分(L部)のゲート酸化膜5に印加される電圧も5V程度であり、ゲート酸化膜5に加わる電界強度は5V/17nm=3MV/cm程度にできるので、ゲート酸化膜5の長期信頼性を確保できる。
しかし、図21のゲート引き出し部分のトレンチ肩部分のM部ではゲート酸化膜は、トレンチ側壁に形成されるゲート電極6とトレンチが形成されないnウェル領域2上に形成されるゲートポリシリコン配線15とに取り囲まれるため、MOSFET部のトレンチ肩部分のゲート酸化膜6に加えられる電界強度に比べて、ゲート引き出し部分のトレンチ肩部分のゲート酸化膜6に加えられる電界強度は1.5倍程度大きくなり、4.5MV/cm程度となる。この電界強度は酸化膜の絶縁破壊強度の10MV/cmよりは小さいが、長期信頼性が確保できる3MV/cmの電界強度よりは大きい。
つまり、図19から図21のnチャネルMOSFETにおいては、MOSFET部のトレンチ肩部分のゲート酸化膜5は長期信頼性を確保できるが、ゲート引き出し部分のトレンチ肩部分のゲート酸化膜5の長期信頼性を確保することはできない。
図15から図17の双方向nチャネルTLPMにおいて、図15のC−C線で切断した断面図である図18のK部のゲート引き出し部分のトレンチ肩部分に、第2nソース領域310が形成される。これは、第2ゲート電極307bをマスクとして第2nソース領域のイオン注入が行われるときに同時にゲート引き出し部分のトレンチ肩部分にもイオン注入が行われ、その後の熱処理によってポリシリコン配線318の側端部下にも横方向拡散でn領域(第2nソース領域310)が形成される。
第2ソース電極312に30Vを印加し、ゲート電極を0Vとした場合、MOSFET部のpオフセット領域305に空乏層が広がり、pオフセット領域305の不純物濃度を低くすることで、トレンチ肩部分のゲート酸化膜306に加わる電界強度は3MV/cm程度とすることができて、ゲート酸化膜306の長期信頼性を確保することができる。
しかし、図18に示すゲート引き出し部分のトレンチ肩部分のゲート酸化膜(K部)は、第2nソース領域310での空乏層の広がりが殆どなく、ゲート酸化膜306とポリシリコン配線318に囲まれているので、K部でのゲート酸化膜306に加わる電界強度は前記と同様に4.5MV/cm程度となり、ゲート酸化膜306の長期信頼性を確保することができない。勿論、第1nソース電極311に30Vの電圧を印加した場合も同様のことが起こる。
この発明の目的は、前記の課題を解決して、ゲート引き出し部分のゲート絶縁膜の長期信頼性を確保できる半導体装置を提供することにある。
前記の目的を達成するために、第1導電型の半導体基板(例えば、p基板)と、該半導体基板の表面層に併設して形成される第2導電型の第1領域(例えば、nウェル領域)および第1導電型の第2領域(例えば、pウェル領域)と、前記第1領域および前記第2領域を共に貫通して前記半導体基板に達するトレンチと、該トレンチの側壁に形成された絶縁膜(例えば、ゲート酸化膜)と、前記トレンチの側壁に前記絶縁膜を介して形成されるゲート電極と、前記第トレンチの底部に形成される第2導電型の第3領域(例えば、nドレイン領域)と、前記第1領域の表面層に形成される第2導電型の第4領域(例えば、nソース領域)と、前記ゲート電極と接続し前記第2領域上に前記絶縁膜を介して形成されるゲート引き出し配線(例えば、ゲートポリシリコン配線)と、前記第4領域と電気的に接続する第1主電極(例えば、ソース電極)と、前記第3領域と電気的に接続する第2主電極(例えば、ドレイン電極)とを有する構成とする。
また、前記第2領域の不純物濃度が1×1016cm-3以上で、1×1018cm-3 以下であるとよい。
また、第1導電型の半導体層(例えば、pウェル領域)と、該半導体層の表面層に選択的に形成される第2導電型の第1領域(例えば、nウェル領域)と、前記半導体層と前記第1領域に形成され、該第1領域を貫通して前記半導体層に達する深さのトレンチと、該トレンチの側壁と前記第1領域上および前記半導体層上に形成される絶縁膜と、前記トレンチの側壁に前記絶縁膜を介して形成されるゲート電極と、前記第トレンチの底部に形成される第2導電型の第3領域(例えば、nドレイン領域)と、前記第1領域の表面層に形成される第2導電型の第4領域(例えば、nソース領域)と、前記ゲート電極と接続し前記第1領域が形成されない前記半導体層上に前記絶縁膜を介して形成されるゲート引き出し配線と、前記第4領域と電気的に接続する第1主電極(例えば、ソース電極)と、前記第3領域と電気的に接続する第2主電極(例えば、ドレイン電極)とを有する構成とする。
また、前記半導体層の不純物濃度が1×1016cm-3以上で、1×1018cm-3 以下であるとよい。
また、前記第3領域を包むように前記半導体基板に第1導電型の第5領域(例えば、pボディ領域)を形成するとよい。
また、前記ゲート電極と前記ゲート引き出し配線がポリシリコンで形成されるとよい。 また、第1導電型の半導体基板(例えば、p基板)と、該半導体基板の表面層に形成される第2導電型の第6領域(例えば、nウェル領域)と、該第6領域の表面層に選択的に形成される第1導電型の第7領域(例えば、pオフセット領域)と、該第7領域の表面層に選択的に形成される第2導電型の第8領域(例えば、nソース領域)と、該第8領域の表面から、前記第6領域に達し、前記第7領域および前記第8領域を第1、第2の島に分割する第1のトレンチと、前記第8領域の表面から前記第6領域に達し前記第1、第2の島からそれぞれ第3、第4の島を分割する第2のトレンチと、前記第1のトレンチの底部の前記第6領域に形成される第2導電型の第9領域(例えば、n拡張ドレイン領域)と、前記第1、第2のトレンチの側壁と前記第6領域上および第8領域上に形成される絶縁膜(例えば、ゲート酸化膜)と、前記第1、第2トレンチの側壁に形成され前記絶縁膜を介して前記第1、第3の島に形成される第1ゲート電極と、前記第1、第2のトレンチの側壁に形成され前記絶縁膜を介して前記第2、第4の島に形成される第2ゲート電極と、前記第1ゲート電極と接続し、前記第3の島の前記第7領域上と前記第8領域上に前記絶縁膜を介して形成される第1ゲート引き出し配線(例えば、第1ゲート配線と接続するポリシリコン配線)と、前記第2ゲート電極と接続し前記第4の島の前記第7領域上と前記第8領域上に前記絶縁膜を介して形成される第2ゲート引き出し配線(例えば、第2ゲート配線と接続するポリシリコン配線)と、前記第1の島の表面層に形成される前記第8領域と接続する第1主電極と、前記第2の島の表面層に形成される前記第8領域と接続する第2主電極とを有する半導体装置であって
前記第1ゲート引き出し配線下の前記第2のトレンチに隣接する前記第3の島の表面および前記第2ゲート引き出し配線下の前記第2のトレンチに隣接する前記第4の島の表面にそれぞれ前記第7領域が露出する構成とする。
また、第1導電型の半導体基板(例えば、p基板)と、該半導体基板の表面層に形成される第2導電型の第6領域(例えば、nウェル領域)と、該第6領域の表面層に選択的に形成される第1導電型の第7領域(例えば、pオフセット領域)と、該7領域の表面層に選択的に形成される第2導電型の第8領域(例えば、nソース領域)と、該第8領域の表面から、前記第6領域に達し、前記第7領域および前記第8領域を第1、第2、第3および第4の島に分割するトレンチと、該トレンチの底部の前記第6領域に形成される第1導電型の第9領域(例えば、n拡張ドレイン領域)と、前記トレンチの側壁と底部に形成されるゲート絶縁膜(例えば、ゲート酸化膜)と、前記トレンチの側壁に形成され前記ゲート絶縁膜を介して前記第1の島に形成される第1ゲート電極と、前記トレンチの側壁に形成され前記ゲート絶縁膜を介して前記第2の島に形成される第2ゲート電極と、前記第1ゲート電極と接続し、前記第3の島の前記第7領域上と前記第8領域上に形成される第1ゲート引き出し配線(例えば、第1ゲート配線と接続するポリシリコン配線)と、前記第2ゲート電極と接続し前記第4の島の前記第7領域上と前記第8領域上に形成される第2ゲート引き出し配線(例えば、第2ゲート配線と接続するポリシリコン配線)と、前記第1の島の表面層に形成される前記第8領域と接続する第1主電極(例えば、第1ソース電極)と、前記第2の島の表面層に形成される前記第8領域と接続する第2主電極(例えば、第2ソース配線)とを有する半導体装置であって、
前記第1ゲート引き出し配線の側端部下の前記第3の島の表面および前記第2ゲート引き出し配線の側端部下の前記第4の島の表面で、少なくとも前記トレンチ側の前記第3の島の表面および前記第4の島の表面にそれぞれ前記第7領域が露出するとよい。
また、前記第3の島および前記第4の島の表面に露出する前記第7領域の前記トレンチの側壁に形成される前記絶縁膜と接する側の前記第3の島の端部からの表面距離および前記第4の島の端部からの表面距離をそれぞれ前記第7領域の拡散深さ以上とするとよい。 また、前記第8領域と接して前記第7領域の表面層に第1導電型の第10領域を形成し、前記第1の島に形成される前記第10領域が前記第1主電極と接し、前記第2の島に形成される前記第10領域が前記第2主電極と接するとよい。
また、前記第7領域の不純物濃度が1×1016cm-3以上で、1×1018cm-3 以下であるとよい。
また、前記トレンチの底部が前記第7領域内に存在するとよい。
また、前記第1ゲート電極、前記第2ゲート電極、前記第1ゲート引き出し配線および第2ゲート引き出し配線がそれぞれポリシリコンで形成されるとよい。
この発明によれば、17nm程度の薄いゲート絶縁膜を有するnチャネルTLPMのゲート引き出し部分において、ゲート配線下にゲート絶縁膜を介してp半導体領域(p領域、pウェル領域、p基板)を配置することによって、ドレイン電極に印加される電圧で、p半導体領域に空乏層を広げ、ゲート酸化膜に加わる電界強度を3MV/cm程度に抑制して、ゲート絶縁膜の長期信頼性を確保することができる。
また、双方向nチャネルLTPMのゲート引き出し部分において、トレンチ肩部分にn領域が形成されないp半導体領域(pオフセット領域、pウェル領域、p基板)を配置することによって、ドレイン電極に印加される電圧で、p半導体領域に空乏層を広げ、ゲート酸化膜に加わる電界強度を3MV/cm程度に抑制して、ゲート絶縁膜の長期信頼性を確保することができる。
発明の実施の最良の形態を以下の実施例で説明する。
図1から図3は、この発明の第1実施例の半導体装置の構成図であり、図1は要部平面図、図2は図1のA−A線で切断した要部断面図、図3は図1のB−B線で切断した要部断面図である。これはnチャネルTLPMである。図2はMOSFET部の断面図であり、図3はゲート引き出し部分の断面図である。図19から図21と同一部位には同一の符号を付した。ここではゲート絶縁膜を例えば酸化膜で形成した場合について説明したが、窒化膜やその他の絶縁膜(酸化膜と窒化膜を混合した膜など)の場合もある。
図1から図3において、p基板1の表面層にMOSFET部を形成する箇所にnウェル領域2を形成し、ゲート引き出し部分にはpウェル領域3を形成し、MOSFET部のnウェル領域2とゲート引き出し部分のpウェル領域3の表面からnウェル領域2およびpウェル領域3を貫通してp基板1に達するトレンチ4を形成し、トレンチ4の底部にゲートしきい値調整用にpボディ領域9を形成し(形成しない場合もある)、トレンチ4の側壁と底部にゲート酸化膜5を形成し、トレンチ4の側壁にゲート酸化膜5を介してポリシリコンでゲート電極6を形成する。トレンチ4の底部のゲート酸化膜5を除去し、トレンチ4の底部にnソース領域8を形成し、nウェル領域2の表面層にnドレイン領域7を形成する。このnドレイン領域7はゲート引き出し部分には形成しない。
トレンチ4内部を層間絶縁膜10で充填し、この層間絶縁膜10をトレンチ4が形成されない表面にも形成し、トレンチ4を充填する層間絶縁膜10にソースコンタクトホール12を形成してnソース領域8を露出し、このソースコンタクトホール12を介してnソース領域8とプラグを含むソース電極14と接続する。nドレイン領域7上のゲート酸化膜5にドレインコンタクトホール11を形成し、このドレインコンタクトホール11を介してドレイン領域7とドレイン電極13を接続し、ソース電極14とソース配線17を接続し、ドレイン電極13とドレイン配線16を接続し、ゲート電極6とゲートポリシリコン配線15を接続し、ゲートコンタクトホール18を介してゲートポリシリコン配線15とゲート金属配線19を接続する。
定格電圧30V、ゲート駆動電圧5VのnチャネルTLPMの場合、前記のゲート酸化膜の膜厚が17nm程度である。
この構造において、ドレイン電極13に30V、ゲート電極6に0Vが印加される場合について説明する。
図2で示すMOSFET部の場合、ドレイン電極13に30Vの電圧を印加したとき、空乏層がnウェル領域2に伸びて、ゲート電極6とnウェル領域2に挟まれた平坦部分のゲート酸化膜5に印加される電圧を低減できる。nウェル領域2の不純物濃度を低くすることで、MOSFET部のトレンチ肩部分(D部)のゲート酸化膜5に印加される電圧を5V程度にできる。そのため、ゲート酸化膜5に加わる電界強度を5V/17nm=3MV/cm程度にできて、ゲート酸化膜5の長期信頼性を確保することができる。
また、図3で示すゲート引き出し部分(E部)にはnウェル領域2が形成されずpウェル領域3が形成されている。そのため、ドレイン電極13に印加される30Vの電圧はnウェル領域2とpウェル領域3のpn接合から延びる空乏層で分担するため、ゲート引き出し部分のpウェル領域3には電圧が伝達されず、また、p基板1は通常0Vに固定されているのでpウェル領域3も0Vに固定されている。そのため、ゲート引き出し部分のトレンチ肩部分であるE部のゲート酸化膜5には電圧が印加されず、ゲート絶縁膜5の長期信頼性は確保される。
また、ゲート電極6に5Vのゲート駆動電圧が印加されたとき、MOSFET部のゲート酸化膜5には5V/17nm=3MV/cm程度の電界強度が加わるが、これは前記したように長期信頼性を確保できる電界強度であり、ゲート酸化膜5の長期信頼性は確保される。
また、ゲート電極6に5Vのゲート駆動電圧が印加されたとき、ゲート引き出し部分では、pウェル領域3側に空乏層が伸び電圧を分担するので、ゲート酸化膜5に加わる電界を3MV/cm以下にできる。また、pウェル領域3の不純物濃度を所定の低い値にすることで、pウェル領域3へ空乏層の伸びが大きくなり電圧を分担する割合が大きくなるので、トレンチ肩部分のゲート酸化膜5に加わる電界強度を3MV/cm程度以下にできて、ゲート酸化膜5の長期信頼性を確保することができる。このpウェル領域3の不純物濃度は1016cm-3〜1018cm-3程度にするとよい。不純物濃度が1018cm-3より高いと、空乏層の伸びが小さくなりゲート酸化膜5に加わる電界強度が3MV/cmより高くなり、ゲート酸化膜5の長期信頼性は確保できない。また、不純物濃度が1016cm-3より低いと、ドレイン電極13に30Vの電圧を印加したときに、この電圧がゲート引き出し部分のpウェル領域3まで伝達され、ゲート引き出し部分のトレンチ4の肩部分(E部)のゲート酸化膜5の電界強度が3MV/cmを超えるため、ゲート酸化膜5の長期信頼性を確保することができなくなる。
尚、前記の構成の他に、図示しないが、p基板1の表面層に拡散深さの深いpウェル領域(図2、図3の符号3に相当する)を形成し、MOSFET部を形成する箇所のpウェル領域の表面層にnウェル領域(図1〜図3の符号2に相当する)を形成し、このnウェル領域の表面層にnドレイン領域7を形成しても構わない。この場合、平面図は図1と同じである。
また、図示しないが、p基板1の表面層にnウェル領域(図1〜図3の符号2に相当する)を形成し、このnウェル領域の表面層にnドレイン領域7とゲート引き出し部分のnウェル領域の表面層にpウェル領域(図3の符号3に相当する)を形成しても構わない。 また、MOSFET部を形成する箇所のp基板1の表面層に図1、図2と同様にnウェル領域3を形成し、ゲート引き出し部分をp基板1(図1、図3の符号3に相当する)としても構わない。
つまり、本発明の構成としてはゲート引き出し部分のトレンチ4肩部分のゲート酸化膜5下をp領域とすることである。
図4から図6は、この発明の第2実施例の半導体装置の構成図であり、図4は要部平面図、図5は図4のA−A線で切断した要部断面図、図6は図4のB−B線で切断した要部断面図である。これは双方向nチャネルTLPMである。図5はMOSFET部の断面図であり、図6はゲート引き出し部分の断面図である。図15から図17と同一部位には同一の符号を付した。ここで、MOSFET部とは第1、第2ソース電極307a、307bと接続する第1、第2nソース領域309、310が形成される箇所であり、ゲート引き出し部分とはポリシリコン配線318とこのポリシリコン配線318の台座となる半導体領域(図7のF部のpオフセット領域305)のことをいう。
図4から図6において、双方向nチャネルTLPMは、p基板301の表面層にnウェル領域302を形成し、nウェル領域302の表面層からnウェル領域302内にトレンチ303を形成し、島341および島342を形成する。この島341は、第1ソース配線313に接続する島(第1の島)と第2ソース配線314に接続する島(第2の島)で構成され、また島342は第1ゲート配線319と接続する島(第3の島)と第2ゲート配線320に接続する島(第4の島)で構成される。また、図4では島341は第1の島の3個と第2の島の3個で合計6個あり、島342は第3の島の1個と第4の島の1個で合計2個ある。
nウェル領域302の表面層にpオフセット領域305(拡散深さは、例えば、1μm程度)を形成し、トレンチ305の側壁にゲート酸化膜306を形成し、トレンチ303の側壁のゲート酸化膜306を介して第1、第2ゲート電極307a、307bを形成し、トレンチ303の底部のn拡張ドレイン304を形成し、pオフセット領域305の表面層に第1、第2nソース領域309、310を形成し、第1、第2ソース領域309、310上に第1、第2ソース電極311、312を形成し、第1、第2ソース電極311、312に第1、第2ソース配線313、314をそれぞれ接続し、第1、第2ゲート電極307a、307bに第1、第2ゲート配線319、320を接続する。
図7は図4のC−C線で切断した要部断面図である。以下の説明は第2nソース領域310が形成されている箇所について説明しているが、第1nソース領域309が形成されている箇所についても同様のことが言える。
図7のゲート引き出し部分のトレンチ肩部分であるF部(ポリシリコン配線318とゲート電極307bが接続する箇所でポリシリコン配線318の側壁部近傍のポリシリコン配線318側)に第2nソース領域310が形成されないようにするために、ゲート引き出し部分のトレンチ側を図示しないレジストマスクで被覆し、このレジストマスクとポリシリコン配線318をマスクとして第2nソース領域310を形成するときのイオン注入が行われるため、トレンチ303の側壁近傍であるF部にn型不純物が導入されずにpオフセット領域305が表面に露出する。前記の図示しないレジストマスクの被覆範囲を、例えば、トレンチ303の側壁からpオフセット領域305の拡散深さTより大きい横方向距離とすることで、この箇所に第2nソース領域310が形成されなくなり、電界強度の緩和のためには好ましい。この第2nソース領域310が形成されない箇所はpオフセット領域305が表面に露出している箇所となる。つまり、ポリシリコン配線318で被覆されたpオフセット領域305のトレンチ側壁のゲート酸化膜306面からの表面距離Rをpオフセット領域305の拡散深さT(例えば、1μm)以上とするとよい。
第1ソース電極311に30Vを印加し、第1ゲート電極307aを第1ソース電極311と接続して30Vとし、第2nソース電極312を0V、第2ゲート電極307bを第2nソース電極312と接続して0Vとして、MOSFET部2をオフ状態としたとき、第1nソース領域309下のpオフセット領域305とnウェル領域302に空乏層が広がり電圧を維持するので、第2nソース領域310下のpオフセット領域305とnウェル領域302には電圧が印加されない。そのため、図5で示すMOSFET部および図6のゲート引き出し部分のゲート酸化膜306には電圧が印加されないので問題にならない。
また、図7で示すゲート引き出し部分の側端部(図のF部)には第2nソース領域310が形成されず、pオフセット領域305となっているため、このpオフセット領域305に空乏層が広がり電圧を分担し、ゲート電極307bとポリシリコン配線318に囲まれるF部のゲート酸化膜に加わる電界強度は3MV/cm以下になり、ゲート酸化膜306の長期信頼性は確保される。
また、第2ゲート電極307bに5Vの駆動電圧を印加してnチャネルを形成しMOSFET部を第1ソース電極311から第2ソース電圧312の方向に電流が流れるオン状態とする場合、図7で示すゲート引き出し部分のF部ではpオフセット領域305に空乏層が広がり5Vの電圧の一部を分担するため、F部のゲート酸化膜に加わる電界強度は3MV/cm以下になり、ゲート酸化膜306の長期信頼性は確保される。
尚、第1nソース電極311に30Vの電圧を印加した場合や、第2ゲート電極に5Vの駆動電圧を印加した場合も前記と同様にゲート酸化膜306の長期信頼性は確保される。
また、図7のトレンチ303の左側に張り出しているポリシリコン配線318の張り出し長さが短い場合は、第2nソース領域310がトレンチ側壁のゲート酸化膜306と接しても、電界強度が高くならないので、ゲート酸化膜306の長期信頼性が確保される場合もある。
しかし、この場合でも図7で示すように、トレンチ側壁のゲート酸化膜306と第2nソース領域310が接しないほうが好ましい。
図8から図11は、この発明の第3実施例の半導体装置の構成図であり、図8は要部平面図、図9は図8のA−A線で切断した要部断面図、図10は図8のB−B線で切断した要部断面図、図11は図8のC−C線で切断した要部断面図である。
第2実施例との違いは、MOSFET部の第2nソース領域310にポリシリコン配線318が乗り上げていない場合で、MOSFET部をレジストマスクで被覆してpオフセット領域305を表面に露出させることを行っていない点である。この場合も第2実施例と同様に、ゲート引き出し部分のトレンチ肩部分において、ポリシリコン配線318で被覆されたpオフセット領域305のトレンチ側壁のゲート酸化膜306面からの表面距離Rをpオフセット領域305の拡散深さT以上とするとよい。
図11のトレンチ303の左側がポリシリコン配線318で被覆されないので、この箇所がポリシリコン配線318と第2ゲート電極307bで囲まれない。そのため、第2nソース領域310がトレンチ側壁のゲート酸化膜306と接していても電界強度が高くならないので、ゲート酸化膜306の長期信頼性が確保される。しかしこの場合でも、図11の点線Pで示すように、トレンチ側壁のゲート酸化膜306と第2nソース領域310が接しない方が好ましい。
この発明の第1実施例の半導体装置の要部平面図 図1のA−A線で切断した要部断面図 図1のB−B線で切断した要部断面図 この発明の第2実施例の半導体装置の要部平面図 図4のA−A線で切断した要部断面図 図4のB−B線で切断した要部断面図 図4のC−C線で切断した要部断面図 この発明の第3実施例の半導体装置の要部平面図 図8のA−A線で切断した要部断面図 図8のB−B線で切断した要部断面図 図8のC−C線で切断した要部断面図 従来のnチャネル型TLPMの要部平面図 図12のA−A線で切断した要部断面図 図12のB−B線で切断した要部断面図 従来の双方向nチャネルTLPMの要部平面図 図15のA−A線で切断した要部断面図 図15のB−B線で切断した要部断面図 図15のC−C線で切断した要部断面図 1回のトレンチで形成した低コストのnチャネルTLPMの要部平面図 図19のA−A線で切断した要部断面図 図19のB−B線で切断した要部断面図
符号の説明
1 p基板
2、302 nウェル領域
3 pウェル領域
4、303 トレンチ
5、306 ゲート酸化膜
6 ゲート電極
7 nドレイン領域
8 nソース領域
9 pボディ領域
10、308、308a 層間絶縁膜
11 ドレインコンタクトホール
12 ソースコンタクトホール
13 ドレイン電極
14 ソース電極
15 ゲートポリシリコン配線
16 ドレイン配線
17 ソース配線
18 ゲートコンタクトホール
19 ゲート金属配線
304 n拡張ドレイン領域
305 pオフセット領域
307a 第1ゲート電極
307b 第2ゲート電極
309 第1nソース領域
310 第2nソース領域
311 第1ソース電極
312 第2ソース電極
313 第1ソース配線
314 第2ソース配線
315、316 pコンタクト領域
318 ポリシリコン配線
319 第1ゲート配線
320 第2ソース配線
341 島(第1の島と第2の島)
342 島(第3の島と第4の島)

Claims (12)

  1. 第1導電型の半導体基板と、該半導体基板の表面層に併設して形成される第2導電型の第1領域および第1導電型の第2領域と、前記第1領域および前記第2領域を共に貫通して前記半導体基板に達するトレンチと、該トレンチの側壁に形成された絶縁膜と、前記トレンチの側壁に前記絶縁膜を介して形成されるゲート電極と、前記第トレンチの底部に形成される第2導電型の第3領域と、前記第1領域の表面層に形成される第2導電型の第4領域と、前記ゲート電極と接続し前記第2領域上に前記絶縁膜を介して形成されるゲート引き出し配線と、前記第4領域と電気的に接続する第1主電極と、前記第3領域と電気的に接続する第2主電極とを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第2領域の不純物濃度が1×1016cm-3以上で、1×1018cm-3 以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 第1導電型の半導体層と、該半導体層の表面層に選択的に形成される第2導電型の第1領域と、前記半導体層と前記第1領域に形成され、該第1領域を貫通して前記半導体層に達する深さのトレンチと、該トレンチの側壁と前記第1領域上および前記半導体層上に形成される絶縁膜と、前記トレンチの側壁に前記絶縁膜を介して形成されるゲート電極と、前記第トレンチの底部に形成される第2導電型の第3領域と、前記第1領域の表面層に形成される第2導電型の第4領域と、前記ゲート電極と接続し前記第1領域が形成されない前記半導体層上に前記絶縁膜を介して形成されるゲート引き出し配線と、前記第4領域と電気的に接続する第1主電極と、前記第3領域と電気的に接続する第2主電極とを有することを特徴とする半導体装置。
  4. 前記半導体層の不純物濃度が1×1016cm-3以上で、1×1018cm-3 以下であることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記第3領域を包むように前記半導体基板に第1導電型の第5領域を形成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記ゲート電極と前記ゲート引き出し配線がポリシリコンで形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 第1導電型の半導体基板と、該半導体基板の表面層に形成される第2導電型の第6領域と、該第6領域の表面層に選択的に形成される第1導電型の第7領域と、該第7領域の表面層に選択的に形成される第2導電型の第8領域と、該第8領域の表面から、前記第6領域に達し、前記第7領域および前記第8領域を第1、第2の島に分割する第1のトレンチと、前記第8領域の表面から前記第6領域に達し前記第1、第2の島からそれぞれ第3、第4の島を分割する第2のトレンチと、前記第1のトレンチの底部の前記第6領域に形成される第2導電型の第9領域と、前記第1、第2のトレンチの側壁と前記第6領域上および第8領域上に形成される絶縁膜と、前記第1、第2トレンチの側壁に形成され前記絶縁膜を介して前記第1、第3の島に形成される第1ゲート電極と、前記第1、第2のトレンチの側壁に形成され前記絶縁膜を介して前記第2、第4の島に形成される第2ゲート電極と、前記第1ゲート電極と接続し、前記第3の島の前記第7領域上と前記第8領域上に前記絶縁膜を介して形成される第1ゲート引き出し配線と、前記第2ゲート電極と接続し前記第4の島の前記第7領域上と前記第8領域上に前記絶縁膜を介して形成される第2ゲート引き出し配線と、前記第1の島の表面層に形成される前記第8領域と接続する第1主電極と、前記第2の島の表面層に形成される前記第8領域と接続する第2主電極とを有する半導体装置であって
    前記第1ゲート引き出し配線下の前記第2のトレンチに隣接する前記第3の島の表面および前記第2ゲート引き出し配線下の前記第2のトレンチに隣接する前記第4の島の表面にそれぞれ前記第7領域が露出することを特徴とする半導体装置。
  8. 前記第3の島および前記第4の島の表面に露出する前記第7領域の前記トレンチの側壁に形成される前記絶縁膜と接する側の前記第3の島の端部からの表面距離および前記第4の島の端部からの表面距離をそれぞれ前記第7領域の拡散深さ以上とすることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記第8領域と接して前記第7領域の表面層に第1導電型の第10領域を形成し、前記第1の島に形成される前記第10領域が前記第1主電極と接し、前記第2の島に形成される前記第10領域が前記第2主電極と接することを特徴とする請求項7または8に記載する半導体装置。
  10. 前記第7領域の不純物濃度が1×1016cm-3以上で、1×1018cm-3 以下であることを特徴とする請求項7または8に記載の半導体装置。
  11. 前記トレンチの底部が前記第7領域内に存在することを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載の半導体装置。
  12. 前記第1ゲート電極、前記第2ゲート電極、前記第1ゲート引き出し配線および第2ゲート引き出し配線がそれぞれポリシリコンで形成されることを特徴とする請求項7〜11のいずれか一項に記載の半導体装置。
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