JP2007019200A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Kunihiko Kato
邦彦 加藤
Masami Koketsu
政巳 纐纈
Shigeya Toyokawa
滋也 豊川
Keiichi Yoshizumi
圭一 吉住
Hideki Yasuoka
秀記 安岡
Yasuhiro Takeda
康裕 武田
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】20V以上の耐圧を有する電界効果トランジスタを含む半導体装置を実現する。
【解決手段】基板3とn型第1分離領域17によって電気的に分離されたp型第1ウェル4に、35V系高耐圧駆動回路1の第1高耐圧用nMIS5を形成し、一対のn型第1半導体領域12からなるn型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェル10とn型第1分離領域17との間のp型第1ウェル4にp型埋め込み層18を形成することにより、n型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェル10からの空乏層の広がりを抑える。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置およびその製造技術に関し、特に、液晶ディスプレイ(以下、LCD(liquid crystal display)と記す)の駆動用集積回路などに用いられる半導体装置およびその製造に適用して有効な技術に関するものである。
例えば島領域に形成されるウェル領域を採用することで、SN比の優れたNチャネル型J−FETを形成することができ、さらには、P+型の埋込層をN+型の埋込層の上層に形成することで、P+型の埋込層とN+型の埋込層との間にPN接合が形成できて、パンチスルーの制御が可能となる技術が特開2000−150534号公報(特許文献1)に開示されている。
また、バイポーラトランジスタおよび相補性絶縁ゲート型トランジスタが同一半導体チップ上に形成されており、相補性絶縁ゲート型トランジスタは、周囲の半導体基板部および他の島部から完全に分離された半導体基板とは逆導電型の島状のエピタキシャル層中に形成されており、この島状のエピタキシャル層を周囲から分離する領域にコンタクトした電極が形成された半導体集積回路が特公平7−44231号公報(特許文献2)に開示されている。
また、Si基板と、この基板上にSi酸化膜によって取り囲まれたN型の島状領域と、この島状領域内に設けられたP型のウェルと、このウェル内に設けられたN型のソース領域と、ゲート電極とを具備し、島状領域の底部にP型の電界緩和用の拡散領域を設けた電界効果型トランジスタが形成される半導体装置が特開平8−148684号公報(特許文献3)に開示されている。
また、液晶ディスプレイの駆動のために、ロジック回路部のCMOSと高電圧駆動回路のCMOSとが同一形基板に集積される半導体装置において、NチャネルMOSFETをNウェルの表面層にさらに形成されたPウェル内に形成することにより、Pウェルの電位を任意とする技術が特開平7−78881号公報(特許文献4)に開示されている。
特開2000−150534号公報 特公平7−44231号公報 特開平8−148684号公報 特開平7−78881号公報
LCDドライバを構成する35V系の高耐圧駆動回路を20V以上の耐圧を有する相補型電界効果トランジスタ(Complementary Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:CMOSFET)で実現するために、例えばnチャネル型電界効果トランジスタをp型ウェルに形成し、pチャネル型電界効果トランジスタをn型ウェルに形成して、互いのウェル電位を分離している。さらに、高耐圧化のため、nチャネル型電界効果トランジスタでは、n型ソース・ドレインをこのn型ソース・ドレインよりも不純物濃度の低いn型オフセット層で囲み、このn型オフセット層の平面横方向の周辺にp型ガードリングを設けている。同様に、pチャネル型電界効果トランジスタでは、p型ソース・ドレインをこのp型ソース・ドレインよりも不純物濃度の低いp型オフセット層で囲み、このp型オフセット層の平面横方向の周辺にn型ガードリングを設けている。ただし、接地される基板の電位は0Vであることから、nチャネル型電界効果トランジスタが形成されるp型ウェルと基板とを分離するために、両者間にn型分離領域を形成している。
しかしながら、本発明者らが検討したところ、nチャネル型電界効果トランジスタにおいて、p型ウェルをはさんだn型オフセット層とn型分離領域との間の耐圧が20V未満、例えば17.5V程度となり、目標とする20V以上の耐圧が得られないことが明らかとなった。
本発明の目的は、20V以上の耐圧を有する電界効果トランジスタを含む半導体装置を実現することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明による半導体装置は、p型の半導体基板の主面に形成されたp型第1ウェルに、一対のn型第1半導体領域からなるソース・ドレインを備えたnチャネル型電界効果トランジスタを含み、nチャネル型電界効果トランジスタのソース・ドレインを囲むn型第4ウェルと、p型第1ウェルと半導体基板との間に形成されたn型第1分離領域と、n型第4ウェルとn型第1分離領域との間のp型第1ウェルに形成されたp型埋め込み層とを有するものである。
本発明による半導体装置の製造方法は、p型の半導体基板の主面にn型不純物をイオン注入することにより、n型第1分離領域を形成する工程と、半導体基板の主面にp型不純物をイオン注入することにより、n型第1分離領域にp型第1ウェルを形成する工程と、p型半導体基板の主面にn型不純物をイオン注入することにより、p型第1ウェルに一対のn型第4ウェルを形成する工程と、半導体基板の主面にp型不純物をイオン注入することにより、n型第4ウェルとn型第1分離領域との間のp型第1ウェルにp型埋め込み層を形成する工程と、一対のn型第4ウェルの間に電界効果トランジスタのゲート絶縁膜およびゲート電極を形成する工程と、半導体基板の主面にn型不純物をイオン注入することにより、一対のn型第4ウェルに電界効果トランジスタのソース・ドレインを構成するn型第1半導体領域を形成する工程とを有するものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
20V以上の耐圧を有する電界効果トランジスタを含む高耐圧型の半導体装置を実現することができる。
本実施の形態においては、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。さらに、本実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、本実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、本実施の形態においては、電界効果トランジスタを代表するMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)をMISと略し、nチャネル型のMISFETをnMISと略し、pチャネル型のMISFETをpMISと略す。
また、本実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の一実施の形態によるLCDドライバを構成する駆動回路部の一例を図1〜図3を用いて説明する。図1は35V系高耐圧駆動回路の要部断面図、図2は35V系高耐圧駆動回路の要部平面図であり、図2のA−A′線における要部断面図が図1のA−A′間の要部断面図に対応する。また、図3は5V系低耐圧駆動回路の要部断面図である。
35V系高耐圧駆動回路1および5V系低耐圧駆動回路2は、同一のp型のシリコン単結晶からなる基板3の主面に形成されている。35V系高耐圧駆動回路1は、p型第1ウェル4に形成された第1高耐圧用nMIS5とn型第2ウェル6に形成された高耐圧用pMIS7とから構成され、5V系低耐圧駆動回路2は、p型第3ウェル8に形成された低耐圧用nMIS9とn型第4ウェル10に形成された低耐圧用pMIS11とから構成される。
35V系高耐圧駆動回路1を構成する第1高耐圧用nMIS5は、p型第1ウェル4に形成された一対のn型第1半導体領域12からなるn型ソース・ドレインを有しており、このn型ソース・ドレインはn型第4ウェル10でそれぞれ囲まれている。また、本実施の形態では、便宜上、n型第1半導体領域12を第1高耐圧用nMIS5のソース・ドレインと記載するが、実際にはn型第4ウェル10も第1高耐圧用nMIS5のソース・ドレインとして機能している。すなわち、35V系高耐圧駆動回路1を形成する領域に形成されたn型第4ウェル10は、第1高耐圧用nMIS5のソース・ドレインの一部として機能する。また、n型第4ウェル10はn型第1半導体領域12よりも低濃度の領域であり、素子分離20を囲むように形成され、第1高耐圧用nMIS5のゲート電極の下まで伸びて形成されている。また、上記の構成は第2高耐圧用pMIS7のp型第3ウェル8についても、その導電性型を逆にしただけで、同様に構成されている。
また、n型ソース・ドレイン間の基板3の表面上には、例えば酸化シリコン膜からなる厚さ50nm程度のゲート絶縁膜13が設けられ、さらにその上には導電材料からなる厚さ200nm程度のゲート電極14が設けられている。上記導電材料は、例えばシリコン多結晶膜とすることができる。ゲート電極14のゲート長は、例えば3.5μm程度である。ゲート絶縁膜13下の基板3には、しきい値電圧制御層15が形成されている。また、n型ソース・ドレインの平面横方向の周辺には、p型第2半導体領域16からなる枠形状のp型ガードリングが設けられており、このp型ガードリングはp型第3ウェル8で囲まれている。また、p型第1ウェル4と基板3との間はn型第1分離領域17によって分離されており、p型第1ウェル4の平面横方向の周辺に形成された枠形状のn型第1半導体領域12、n型第1半導体領域12を囲むn型第4ウェル10、およびn型第4ウェル10を囲むn型第2ウェル6によって、n型第1分離領域17の電位は基板3表面へ電気的に取り出すことができる。
さらに、一対のn型第1半導体領域12からなるn型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェル10とn型第1分離領域17との間であって、p型第2半導体領域16からなるp型ガードリングの平面幅のほぼ中央から内側のp型第1ウェル4に、p型埋め込み層18(図2では、ハッチングで示す領域)が形成されている。すなわち、p型埋め込み層18は、n型第4ウェル10の深さよりも深く、n型第1分離領域17の深さよりも浅い領域に形成されている。このp型埋め込み層18を設けることにより、その詳細は後述するが、n型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェル10からの空乏層の広がりを抑えて、n型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェル10とn型第1分離領域17との間の耐圧を20V以上とすることができる。また、基板3の電位は、p型第2半導体領域16、p型第2半導体領域16を囲むp型第3ウェル8、p型第3ウェル8を囲むp型第1ウェル4、およびp型第1ウェル4の下に形成されたp型第2分離領域19によって、基板3の表面へ電気的に取り出すことができる。
第1高耐圧用nMIS5を構成する各領域および各ウェルのうち、不純物濃度が最も高い領域はn型第1半導体領域12およびp型第2半導体領域16であり、以下、n型第4ウェル10およびp型第3ウェル8、p型第1ウェル4、n型第1分離領域17、基板3の順に低くなるように不純物濃度は設定され、p型埋め込み層18はn型第4ウェル10と同じ不純物濃度、またはn型第4ウェル10およびp型第3ウェル8よりも低くp型第1ウェル4よりも高い不純物濃度に設定される。
基板3の表面には、しきい値電圧制御層15が形成されたチャネル、一対のn型第1半導体領域12からなるn型ソース・ドレイン、p型第2半導体領域16からなるp型ガードリングをそれぞれ囲んで、隣接する各領域または各ウェルを電気的に分離するための素子分離20が形成されている。この他、ゲート電極14、一対のn型第1半導体領域12からなるn型ソース・ドレイン、p型第2半導体領域16からなるp型ガードリング、n型第1分離領域17の電気的な取り出し部分であるn型第1半導体領域12、および基板3の電気的な取り出し部分であるp型第2半導体領域16に接続される配線が接続孔21を介して形成されている。
35V系高耐圧駆動回路1を構成する高耐圧用pMIS7は、n型第2ウェル6に形成された一対のp型第2半導体領域16からなるp型ソース・ドレインを有しており、このp型ソース・ドレインはp型第3ウェル8でそれぞれ囲まれている。また、p型ソース・ドレイン間の基板3の表面上には、例えば酸化シリコン膜からなる厚さ50nm程度のゲート絶縁膜13が設けられ、さらにその上には導電材料からなる厚さ200nm程度のゲート電極14が設けられている。上記導電材料は、例えばシリコン多結晶膜とすることができる。ゲート電極14のゲート長は、例えば3.5μm程度である。ゲート絶縁膜13下の基板3には、しきい値電圧制御層22が形成されている。また、p型ソース・ドレインの平面横方向の周辺には、n型第1半導体領域12からなる枠形状のn型ガードリングが設けられており、このn型ガードリグはn型第4ウェル10で囲まれている。また、n型第2ウェル6と基板3との間にはn型第1分離領域17が形成されている。
基板3の表面には、しきい値電圧制御層22が形成されたチャネル、一対のp型第2半導体領域16からなるp型ソース・ドレイン、n型第1半導体領域12からなるn型ガードリングをそれぞれ取り囲んで、隣接する各領域または各ウェルを電気的に分離するための素子分離20が形成されている。この他、第1高耐圧用nMIS5と同様に、ゲート電極14、一対のp型第2半導体領域16からなるp型ソース・ドレイン、およびn型第1半導体領域12からなるn型ガードリングに接続される配線が接続孔を介して形成されている。
5V系低耐圧駆動回路2を構成する低耐圧用nMIS9は、p型第3ウェル8に形成された一対のn型第1半導体領域12からなるn型ソース・ドレインを有している。また、n型ソース・ドレイン間の基板3の表面上には、例えば酸化シリコン膜からなる厚さ13.5nm程度のゲート絶縁膜23が設けられ、さらにその上には導電材料からなる厚さ180nm程度のゲート電極24が設けられている。上記導電材料は、例えばシリコン多結晶膜およびタングステンシリサイド膜を下層から順に堆積した積層膜とすることができる。ゲート電極24のゲート長は、例えば0.8μm程度である。また、n型ソース・ドレインの平面横方向の周辺には、p型第2半導体領域16からなるp型ガードリングが設けられている。また、p型第3ウェル8と基板3との間はn型第1分離領域17によって分離されており、p型第3ウェル8の平面横方向に形成されたn型第1半導体領域12、n型第1半導体領域12を囲むn型第4ウェル10によって、n型第1分離領域17の電位は基板3表面へ電気的に取り出すことができる。
基板3の表面には、一対のn型第1半導体領域12からなるn型ソース・ドレインとp型第2半導体領域16からなるp型ガードリングとを電気的に分離するための素子分離20が形成されている。この他、ゲート電極24、一対のn型第1半導体領域12からなるn型ソース・ドレイン、およびp型第2半導体領域16からなるp型ガードリングに接続される配線が接続孔を介して形成されている。
5V系低耐圧駆動回路2を構成する低耐圧用pMIS11は、n型第4ウェル10に形成された一対のp型第2半導体領域16からなるp型ソース・ドレインを有している。また、p型ソース・ドレイン間の基板3の表面上には、例えば酸化シリコン膜からなる厚さ13.5nm程度のゲート絶縁膜23が設けられ、さらにその上には導電材料からなる厚さ180nm程度のゲート電極24が設けられている。上記導電材料は、例えばシリコン多結晶膜およびタングステンシリサイド膜を下層から順に堆積した積層膜とすることができる。ゲート電極24のゲート長は、例えば0.8μm程度である。また、p型ソース・ドレインの平面横方向の周辺には、n型第1半導体領域12からなるn型ガードリングが設けられている。また、n型第4ウェル10と基板3との間にはn型第1分離領域17が形成されている。
基板3の表面には、一対のp型第2半導体領域16からなるp型ソース・ドレインとn型第1半導体領域12からなるn型ガードリングとを電気的に分離するための素子分離20が形成されている。この他、ゲート電極24、一対のp型第2半導体領域16からなるp型ソース・ドレイン、およびn型第1半導体領域12からなるn型ガードリングに接続される配線が接続孔を介して形成されている。
なお、前述した35V系高耐圧駆動回路1の第1高耐圧用nMIS5では、p型第2半導体領域16からなるp型ガードリングの平面幅のほぼ中央から内側のp型第1ウェル4にp型埋め込み層18を形成したが、これに限定されるものではなく、一対のn型第1半導体領域12からなるn型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェル10からの空乏層の広がりが抑えられる領域に形成すればよい。p型埋め込み層18のその他の配置例を図4〜図6に示す。
図4および図5に、本発明の一実施の形態によるLCDドライバを構成する35V系高耐圧駆動回路の高耐圧用nMISの他の例を示す。図4は第2高耐圧用nMISの要部平面図、図5は図4のB−B′線における要部断面図である。
第2高耐圧用nMIS25が前述の第1高耐圧用nMIS5と相違する点は、p型埋め込み層(図4では、ハッチングで示す領域)18が一対のn型第1半導体領域12からなるn型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェル10の平面横方向の外周から内側のp型第1ウェル4に形成されており、第2高耐圧用nMIS25では、p型第2半導体領域16からなるp型ガードリング下のp型第1ウェル4にはp型埋め込み層18を形成していない。
図6および図7に、本発明の一実施の形態によるLCDドライバを構成する35V系高耐圧駆動回路の高耐圧用nMISの他の例を示す。図6は第3高耐圧用nMISの要部平面図、図7は図6のC−C′線における要部断面図である。
第3高耐圧用nMIS26が前述の第1高耐圧用nMIS5と相違する点は、p型埋め込み層(図6では、ハッチングで示す領域)18が一対のn型第1半導体領域12からなるn型ソース・ドレインの平面横方向の外周から内側のp型第1ウェル4に形成されており、第3高耐圧用nMIS26では、p型第2半導体領域16からなるp型ガードリング下のp型第1ウェル4にはp型埋め込み層18を形成していない。
図8に、前述した第1、第2および第3高耐圧用nMISのn型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェルとn型第1分離領域との間の電流−電圧特性を示す。比較のため、p型埋め込み層を形成しない高耐圧用nMISのn型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェルとn型第1分離領域との間の電流−電圧特性も示す。図中、BPはp型埋め込み層を意味し、BP1は第1高耐圧用nMIS、BP2は第2高耐圧用nMIS、BP3は第3高耐圧用nMISのそれぞれの特性を示す。なお、この電流−電圧特性の測定に用いた第1、第2および第3高耐圧用nMISでは、図1、5および7に示したしきい値電圧制御層15は形成していない。
図8に示すように、p型埋め込み層18を形成した前述の第1、第2および第3高耐圧用nMIS5,25および26では、p型埋め込み層18を形成しない高耐圧用nMISよりも、n型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェル10とn型第1分離領域17との間の電流−電圧特性が改善される。例えばp型埋め込み層18を形成しない高耐圧用nMISのBV耐圧は7.5V(BP無)である。なお、ここでのBV耐圧とは、電流1μAにおける電圧である。これに対し、p型埋め込み層18がp型ガードリングの平面幅のほぼ中央から内側のp型第1ウェル4に形成された第1高耐圧用nMIS5のBV耐圧は24.3V(BP1)、p型埋め込み層18がn型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェル10の平面横方向の外周から内側のp型第1ウェル4に形成された第2高耐圧用nMIS25のBV耐圧は24.1V(BP2)、p型埋め込み層18がn型ソース・ドレインの平面横方向の外周から内側のp型第1ウェル4に形成された第3高耐圧用nMIS26のBV耐圧は19.9V(BP3)が得られた。
これらの結果から、35V系高耐圧駆動回路1の高耐圧用nMISにおいて、p型埋め込み層18を形成する平面横方向の領域としては、n型ソース・ドレインの平面横方向の外周から内側の領域(例えば第3高耐圧用nMIS26)が必要であり、さらに、n型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェル10の平面横方向の外周から内側の領域(例えば第2高耐圧用nMIS25)が好ましいと考えられる。さらに、製造工程におけるプロセス余裕を考慮すると、p型埋め込み層18を形成する平面横方向の領域としては、p型ガードリングの平面幅のほぼ中央から内側の領域(例えば第1高耐圧用nMIS5)が最も好適であると考えられる。このように、p型埋め込み層18を形成することによって、n型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェル10からの空乏層の広がりが抑えられて、n型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェル10とn型第1分離領域17との間で20V以上のBV耐圧を確実に得ることができる。
図9に、前述した第1高耐圧用nMISおよびp型埋め込み層を形成しない高耐圧用nMISの電流−電圧特性のシミュレーション結果を示す。(a)は、n型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェルとp型第1ウェルとの間の電流−電圧特性、(b)はn型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェルとn型第1分離領域との間の電流−電圧特性、(c)はp型第1ウェルとn型第1分離領域との間の電流−電圧特性、(d)はp型第1ウェルとp型基板との間の電流−電圧特性である。第1高耐圧用nMISに形成されたp型埋め込み層は、イオン種としてボロンを用いて、ドーズ量3×1012cm−2、エネルギー800keVの条件でイオン注入により形成した。
n型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェル10とp型第1ウェル4との間、p型第1ウェル4とn型第1分離領域17との間、およびp型第1ウェル4と基板3との間は、p型埋め込み層18の有無に関わらず、20V以上の耐圧を得ることができる。例えばp型埋め込み層18を形成しない高耐圧用nMISにおいても、n型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェル10とp型第1ウェル4との間での耐圧は28.4V、p型第1ウェル4とn型第1分離領域17との間での耐圧は55.2V、p型第1ウェル4と基板3との間での耐圧は52.0Vである。
しかしながら、n型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェル10とn型第1分離領域17との間の耐圧は、p型埋め込み層18を形成しない高耐圧用nMISでは17.5Vとなり、目標とする20Vを得ることができない。これに対して、p型埋め込み層18を形成した第1高耐圧用nMIS5では24.8Vの耐圧を得ることができる。
次に、35V系高耐圧駆動回路1の第1高耐圧用nMIS5に形成されるp型埋め込み層18の深さおよび濃度についてシミュレーションにより検討した結果について説明する。p型埋め込み層18は、後述するように、イオン種としてp型不純物、例えばボロンをp型第1ウェル4へイオン注入法により導入することにより形成される。そこで、ボロンのイオン注入のドーズ量またはエネルギーをパラメータとしてp型埋め込み層18を形成し、n型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェル10とn型第1分離領域17との間の電流−電圧特性をシミュレーションにより調べた。
図10に、前述した第1高耐圧用nMISの各領域間のBVds0耐圧とp型埋め込み層の形成条件であるイオン注入のドーズ量およびエネルギーとの関係のシミュレーション結果を示す。(a)は、n型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェルとp型第1ウェルとの間のBVds0耐圧、(b)はn型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェルとn型第1分離領域との間のBVds0耐圧、(c)はp型第1ウェルとn型第1分離領域との間のBVds0耐圧、(d)はp型第1ウェルと基板との間のBVds0耐圧である。ここでのBVds0耐圧とは、電流1μAにおける電圧である。
図10に示したシミュレーション結果から、ドーズ量2×1012cm−2〜4×1012cm−2、エネルギー700keV〜1200keVのイオン注入条件でp型埋め込み層18を形成することにより、各領域間において、20V以上のBVds0耐圧が得られることがわかる。従って、上記イオン注入条件がp型埋め込み層18の形成における適切な範囲と考えられる(他の条件によってはこの範囲に限定されないことはもとよりである)。また、上記イオン注入条件においても、n型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェル10とp型埋め込み層18との間において、最も高いBVds0耐圧が得られるイオン注入条件、すなわちドーズ量3×1012cm−2、エネルギー800keVを中心値とする周辺範囲が最も好適と考えられる。
次に、本発明の一実施の形態によるLCDドライバの製造方法の一例を図11〜図23に示す要部断面図を用いて工程順に説明する。ここでは、前述した35V系高耐圧駆動回路1および5V系低耐圧駆動回路2の製造方法について説明する。
図11に示すように、例えばp型のシリコン単結晶からなる基板(円形の薄い板状に加工した半導体ウエハ)3を用意する。次に、この基板3の主面上の所望する領域に、例えば厚さ200〜400nm程度の素子分離20を形成する。この素子分離20は、基板を選択的に熱酸化させて形成する方法(LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法)により形成された絶縁膜、または、基板に溝を形成し、その溝内に絶縁膜を埋め込んで形成する溝型の分離構造(STI(Shallow Trench Isolation)またはSGI(Shallow Groove Isolation))によって構成される。本実施の形態では、LOCOS法によって形成した素子分離20を図示する。
また、この素子分離20は、各素子を分離するために形成されるが、35V系高耐圧駆動回路1形成領域に形成されている素子分離20の一部は、高耐圧用MISのゲート−ドレイン間の耐圧を向上させるために形成されている。
次に、図12に示すように、フォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクとして基板3に不純物をイオン注入し、その後、基板3に熱処理を施して、35V系高耐圧駆動回路1形成領域および5V系低耐圧駆動回路2形成領域にn型第1分離領域17およびp型第2分離領域19を形成する。n型第1分離領域17にはn型の導電型を示す不純物、例えばリンをイオン注入し、p型第2分離領域19にはp型の導電型を示す不純物、例えばボロンをイオン注入する。
次に、図13に示すように、フォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクとして基板3に不純物をイオン注入し、その後、基板3に熱処理を施して、35V系高耐圧駆動回路1形成領域にp型第1ウェル4およびn型第2ウェル6を形成する。p型第1ウェル4にはp型の導電型を示す不純物、例えばボロンをイオン注入し、n型第2ウェル6にはn型の導電型を示す不純物、例えばリンをイオン注入する。
次に、図14に示すように、フォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクとして基板3に不純物をイオン注入し、その後、基板3に熱処理を施して、35V系高耐圧駆動回路1形成領域および5V系低耐圧駆動回路2形成領域にp型第3ウェル8およびn型第4ウェル10を形成する。p型第3ウェル8にはp型の導電型を示す不純物、例えばボロンをイオン注入し、n型第4ウェル10にはn型の導電型を示す不純物、例えばリンをイオン注入する。ここで、5V系低耐圧駆動回路2形成領域に形成されたp型第3ウェル8およびn型第4ウェル10は、各低耐圧用MISをそれぞれ素子分離するためのウェルとして形成されるが、35V系高耐圧駆動回路1形成領域に形成されたp型第3ウェル8およびn型第4ウェル10は、高耐圧用MISのソース・ドレインの一部を構成するための領域として形成される。また、35V系高耐圧駆動回路1形成領域に形成されたp型第3ウェル8およびn型第4ウェル10は、素子分離20の深さよりも深い位置に形成されており、素子分離20を囲むように形成されている。
次に、図15に示すように、フォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクとして基板3に不純物をイオン注入し、35V系高耐圧駆動回路1の第1高耐圧用nMIS形成領域にp型埋め込み層18を形成する。p型埋め込み層18にはp型の導電型を示す不純物、例えばボロンを、例えばドーズ量3×1012cm−2、エネルギー800keVの条件でイオン注入する。
次に、図16に示すように、フォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクとして基板3に不純物をイオン注入し、35V系高耐圧駆動回路1形成領域に第1高耐圧用nMISのしきい値電圧を制御するためのしきい値電圧制御層15を形成し、さらに高耐圧用pMISのしきい値電圧を制御するためのしきい値電圧制御層22を形成する。しきい値電圧制御層15にはn型の導電型を示す不純物、例えばリンをイオン注入し、しきい値電圧制御層22にはp型の導電型を示す不純物、例えばフッ化ボロンをイオン注入する。
次に、図17に示すように、基板3上に第1高耐圧用nMISおよび高耐圧用pMISのゲート絶縁膜となる酸化シリコン膜13aおよびゲート電極となるシリコン多結晶膜14aを順次形成する。酸化シリコン膜13aの厚さは、例えば50nm程度、シリコン多結晶膜14aの厚さは、例えば200nm程度である。続いて、5V系低耐圧駆動回路2形成領域の酸化シリコン膜13aおよびシリコン多結晶膜14aを除去する。
次に、図18に示すように、フォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクとして基板3に不純物をイオン注入し、5V系低耐圧駆動回路2形成領域に低耐圧用nMISのしきい値電圧制御層28を形成し、さらに低耐圧用pMISのしきい値電圧制御層29を形成する。しきい値電圧制御層28,29にはp型の導電型を示す不純物、例えばフッ化ボロンをイオン注入する。
次に、図19に示すように、基板3上に低耐圧用nMISおよび低耐圧用pMISのゲート絶縁膜となる酸化シリコン膜、ゲート電極となるシリコン多結晶膜とタングステンシリサイド膜とからなる積層膜、およびキャップ絶縁膜となる酸化シリコン膜を順次形成する。ゲート絶縁膜となる酸化シリコン膜の厚さは、例えば13.5nm程度、ゲート電極となるシリコン多結晶膜の厚さは、例えば80nm程度、タングステンシリサイド膜の厚さは、例えば100nm程度、キャップ絶縁膜となる酸化シリコン膜の厚さは、例えば150nm程度である。
続いて、フォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクとしてこれら積層された各種膜を順次エッチングして、低耐圧用nMISおよび低耐圧用pMISのゲート絶縁膜23、ゲート電極24およびキャップ絶縁膜30を形成する。
次に、図20に示すように、フォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクとして5V系低耐圧駆動回路2形成領域のp型第3ウェル8にn型不純物、例えばリンをイオン注入し、低耐圧用nMISのゲート電極24の両側のp型第3ウェル8にn型第3半導体領域31をゲート電極24に対して自己整合的に形成する。同様に、フォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクとして5V系低耐圧駆動回路2形成領域のn型第4ウェル10にp型不純物、例えばフッ化ボロンをイオン注入し、低耐圧用pMISのゲート電極24の両側のn型第4ウェル10にp型第4半導体領域32をゲート電極24に対して自己整合的に形成する。続いて、基板3に熱処理を施す。
次に、図21に示すように、基板3上にCVD法により酸化シリコン膜を堆積した後、この酸化シリコン膜を異方性エッチングすることにより、低耐圧用nMISおよび低耐圧用pMISのゲート電極24の側壁にサイドウォール33を形成する。
次に、図22に示すように、フォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクとして35V系高耐圧駆動回路1形成領域に積層されたシリコン多結晶膜14aおよび酸化シリコン膜13aを順次エッチングして、第1高耐圧用nMISおよび高耐圧用pMISのゲート絶縁膜13およびゲート電極14を形成する。この時、ゲート絶縁膜13およびゲート電極14の端部が、素子分離20の上に位置するようにパターニングする。高耐圧用MISにおいては、他の低耐圧用MISと比較して、ゲート電極14とドレインとの間に高電界が発生するため、その電界を緩和するためにゲート電極14を上記のようにパターニングする必要がある。
次に、図23に示すように、フォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクとして35V系高耐圧駆動回路1形成領域のn型第4ウェル10、ならびに5V系低耐圧駆動回路2形成領域のp型第3ウェル8およびn型第4ウェル10にn型不純物、例えばヒ素またはリンをイオン注入し、n型第1半導体領域12を形成する。第1高耐圧用nMISのゲート電極14の両側のn型第4ウェル10に形成されたn型第1半導体領域12は、第1高耐圧用nMISのn型ソース・ドレインとして機能する。また、低耐圧用nMISのゲート電極24およびサイドウォール33に対して自己整合的にp型第3ウェル8に形成されたn型第1半導体領域12は、低耐圧用nMISのn型ソース・ドレインとして機能する。
同様に、フォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクとして35V系高耐圧駆動回路1形成領域のp型第3ウェル8、ならびに5V系低耐圧駆動回路2形成領域のp型第3ウェル8およびn型第4ウェル10にp型不純物、例えばフッ化ボロンをイオン注入し、p型第2半導体領域16を形成する。高耐圧用pMISのゲート電極14の両側のp型第3ウェル8に形成されたp型第2半導体領域16は、高耐圧用pMISのp型ソース・ドレインとして機能する。また、低耐圧用pMISのゲート電極24およびサイドウォール33に対して自己整合的にn型第4ウェル10に形成されたp型第2半導体領域16は、低耐圧用pMIS11のp型ソース・ドレインとして機能する。続いて、基板3に熱処理を施す。
その後、基板3上に絶縁膜を形成し、さらに多層の配線を形成した後、パッシベーション膜で基板3の全面を覆うことにより、LCDドライバが略完成する。
なお、本実施の形態では、35V系高耐圧駆動回路1の第1、第2および第3高耐圧用nMIS5,25および26に、n型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェル10からの空乏層の広がりを抑えるp型埋め込み層18を形成したが、高耐圧用pMIS7にもn型埋め込み層を形成することができる。これにより、p型ソース・ドレインを囲むp型第3ウェル8からの空乏層の広がりを抑えて、p型ソース・ドレインを囲むp型第3ウェル8と基板3との間の耐圧をより高くすることができる。
このように、本実施の形態によれば、35V系高耐圧駆動回路1の第1、第2および第3高耐圧用nMIS5,25および26において、一対のn型第1半導体領域12からなるn型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェル10とn型第1分離領域17との間のp型第1ウェル4にp型埋め込み層18を形成することにより、n型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェル10からの空乏層の広がりが抑えられて、n型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェル10とn型第1分離領域17との間の耐圧を20V以上とすることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば前記実施の形態では、本発明をLCDドライバの高耐圧駆動回路に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ウェルをはさんで形成された半導体領域と埋め込み層との間で高耐圧を必要とする半導体装置に適用することができる。
本発明は、LCDドライバの駆動用集積回路などに用いられる高耐圧型の半導体装置に適用することができる。
本発明の一実施の形態によるLCDドライバを構成する35V系高耐圧駆動回路の要部断面図である。 本発明の一実施の形態によるLCDドライバを構成する35V系高耐圧駆動回路の第1高耐圧用nMISの要部平面図である。 本発明の一実施の形態によるLCDドライバを構成する5V系低耐圧駆動回路の要部断面図である。 本発明の一実施の形態によるLCDドライバを構成する35V系高耐圧駆動回路の第2高耐圧用nMISの要部平面図である。 図4のB−B′線における要部断面図である。 本発明の一実施の形態によるLCDドライバを構成する35V系高耐圧駆動回路の第3高耐圧用nMISの要部平面図である。 図6のC−C′線における要部断面図である。 35V系高耐圧駆動回路の高耐圧用nMISにおけるn型ソース・ドレインを囲むn型第4ウェルとn型第1分離領域との間の電流−電圧特性を示すグラフ図である。 35V系高耐圧駆動回路の高耐圧用nMISにおける電流−電圧特性のシミュレーション結果を示すグラフ図である。 35V系高耐圧駆動回路の高耐圧用nMISにおける各領域間のBVds0耐圧のシミュレーション結果を示すグラフ図である。 本発明の一実施の形態によるLCDドライバの製造工程を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態によるLCDドライバの製造工程を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態によるLCDドライバの製造工程を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態によるLCDドライバの製造工程を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態によるLCDドライバの製造工程を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態によるLCDドライバの製造工程を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態によるLCDドライバの製造工程を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態によるLCDドライバの製造工程を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態によるLCDドライバの製造工程を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態によるLCDドライバの製造工程を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態によるLCDドライバの製造工程を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態によるLCDドライバの製造工程を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態によるLCDドライバの製造工程を示す半導体基板の要部断面図である。
符号の説明
1 35V系高耐圧駆動回路
2 5V系低耐圧駆動回路
3 基板
4 p型第1ウェル
5 第1高耐圧用nMIS
6 n型第2ウェル
7 高耐圧用pMIS
8 p型第3ウェル
9 低耐圧用nMIS
10 n型第4ウェル
11 低耐圧用pMIS
12 n型第1半導体領域
13 ゲート絶縁膜
13a 酸化シリコン膜
14 ゲート電極
14a シリコン多結晶膜
15 しきい値電圧制御層
16 p型第2半導体領域
17 n型第1分離領域
18 p型埋め込み層
19 p型第2分離領域
20 素子分離
21 接続孔
22 しきい値電圧制御層
23 ゲート絶縁膜
24 ゲート電極
25 第2高耐圧用nMIS
26 第3高耐圧用nMIS
28 しきい値電圧制御層
29 しきい値電圧制御層
30 キャップ絶縁膜
31 n型第3半導体領域
32 p型第4半導体領域
33 サイドウォール

Claims (30)

  1. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板の主面に形成された前記第1導電型の第1ウェルと、
    前記第1ウェルに形成され、チャネルの導電型が前記第1導電型とは異なる第2導電型であり、ソース・ドレインが一対の第2導電型の第1半導体領域からなる電界効果トランジスタとを備える半導体装置であって、さらに、
    前記ソース・ドレインを囲んで前記第1ウェルに形成された第2導電型の第4ウェルと、
    前記第1ウェルと前記半導体基板との間に形成された第2導電型の第1分離領域と、
    前記第4ウェルと前記第1分離領域との間の前記第1ウェルに形成された第1導電型の埋め込み層とを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、前記埋め込み層は、前記第1半導体領域からなるソース・ドレインを囲む前記第4ウェルの平面横方向の外周よりもさらに外側の位置から内側の前記第1ウェルに形成されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1記載の半導体装置において、前記埋め込み層は、前記第1半導体領域からなるソース・ドレインを囲む前記第4ウェルの平面横方向の外周の位置から内側の前記第1ウェルに形成されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1記載の半導体装置において、前記埋め込み層は、前記第1半導体領域からなるソース・ドレインの平面横方向の外周の位置から内側の前記第1ウェルに形成されていることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1記載の半導体装置において、前記埋め込み層の不純物濃度は前記第4ウェルの不純物濃度と同じであることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項1記載の半導体装置において、前記埋め込み層の不純物濃度は前記第4ウェルの不純物濃度よりも低く、前記第1ウェルの不純物濃度よりも高いことを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項5または6記載の半導体装置において、前記第1半導体領域、前記第4ウェル、前記第1ウェル、前記第1分離領域および前記半導体基板のなかで前記第1半導体領域は不純物濃度が最も高く、前記第1半導体領域、前記第4ウェル、前記第1ウェル、前記第1分離領域、前記半導体基板の順に不純物濃度が低くなることを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項1記載の半導体装置において、さらに、前記ソース・ドレインの平面横方向の周辺に形成された第1導電型の第2半導体領域からなるガードリングを有することを特徴とする半導体装置。
  9. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板の主面に形成された第1導電型の第1ウェルと、
    前記第1ウェルに形成され、チャネルの導電型が前記第1導電型とは異なる第2導電型であり、ソース・ドレインが一対の第2導電型の第1半導体領域からなる第1電界効果トランジスタと、
    前記半導体基板の主面に形成された第1導電型の第3ウェルと、
    前記第3ウェルに形成され、チャネルの導電型が第2導電型であり、ソース・ドレインが一対の第2導電型の第3半導体領域からなる第2電界効果トランジスタとを備える半導体装置であって、さらに、
    前記第1電界効果トランジスタのソース・ドレインを囲んで前記第1ウェルに形成された前記第2導電型の第4ウェルと、
    前記第1ウェルと前記半導体基板との間に形成された第2導電型の第1分離領域と、
    前記第4ウェルと前記第1分離領域との間の前記第1ウェルに形成された第1導電型の埋め込み層とを有することを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項9記載の半導体装置において、前記埋め込み層は、前記第1電界効果トランジスタの前記第1半導体領域からなるソース・ドレインを囲む前記第4ウェルの平面横方向の外周よりもさらに外側の位置から内側の前記第1ウェルに形成されていることを特徴とする半導体装置。
  11. 請求項9記載の半導体装置において、前記埋め込み層は、前記第1電界効果トランジスタの前記第1半導体領域からなるソース・ドレインを囲む前記第4ウェルの平面横方向の外周の位置から内側の前記第1ウェルに形成されていることを特徴とする半導体装置。
  12. 請求項9記載の半導体装置において、前記埋め込み層は、前記第1電界効果トランジスタの前記第1半導体領域からなるソース・ドレインの平面横方向の外周の位置から内側の前記第1ウェルに形成されていることを特徴とする半導体装置。
  13. 請求項9記載の半導体装置において、前記埋め込み層の不純物濃度は前記第4ウェルの不純物濃度と同じであることを特徴とする半導体装置。
  14. 請求項9記載の半導体装置において、前記埋め込み層の不純物濃度は前記第4ウェルの不純物濃度よりも低く、前記第1ウェルの不純物濃度よりも高いことを特徴とする半導体装置。
  15. 請求項13または14記載の半導体装置において、前記第1半導体領域、前記第4ウェル、前記第1ウェル、前記第1分離領域および前記半導体基板のなかで前記第1半導体領域は不純物濃度が最も高く、前記第1半導体領域、前記第4ウェル、前記第1ウェル、前記第1分離領域、前記半導体基板の順に不純物濃度が低くなることを特徴とする半導体装置。
  16. 請求項9記載の半導体装置において、さらに、前記第1および第2電界効果トランジスタのソース・ドレインの平面横方向の周辺にそれぞれ形成された第1導電型の第2半導体領域からなるガードリングを有することを特徴とする半導体装置。
  17. 請求項9記載の半導体装置において、前記第1電界効果トランジスタのゲート絶縁膜の厚さは、前記第2電界効果トランジスタのゲート絶縁膜よりも厚いことを特徴とする半導体装置。
  18. 請求項9記載の半導体装置において、前記第1電界効果トランジスタのゲート電極のゲート長は、前記第2電界効果トランジスタのゲート電極のゲート長よりも長いことを特徴とする半導体装置。
  19. 請求項9記載の半導体装置において、前記第1電界効果トランジスタのゲート電極を構成する導電材料と前記第2電界効果トランジスタのゲート電極を構成する導電材料とは異なることを特徴とする半導体装置。
  20. (a)第1導電型の半導体基板の主面に前記第1導電型とは異なる第2導電型の不純物をイオン注入することにより、第1分離領域を形成する工程と、
    (b)前記半導体基板の主面に第1導電型の不純物をイオン注入することにより、前記第1分離領域に第1ウェルを形成する工程と、
    (c)前記半導体基板の主面に第2導電型の不純物をイオン注入することにより、前記第1ウェルに一対の第4ウェルを形成する工程と、
    (d)前記半導体基板の主面に第1導電型の不純物をイオン注入することにより、前記第4ウェルと前記第1分離領域との間の前記第1ウェルに第1導電型の埋め込み層を形成する工程と、
    (e)一対の前記第4ウェルの間に電界効果トランジスタのゲート絶縁膜およびゲート電極を形成する工程と、
    (f)前記半導体基板の主面に第2導電型の不純物をイオン注入することにより、一対の前記第4ウェルに前記電界効果トランジスタのソース・ドレインを構成する第1半導体領域を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  21. 請求項20記載の半導体装置の製造方法において、前記工程(d)では、前記第4ウェルの平面横方向の外周よりもさらに外側の位置から内側の前記第1ウェルに、前記埋め込み層を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  22. 請求項20記載の半導体装置の製造方法において、前記工程(d)では、前記第4ウェルの平面横方向の外周の位置から内側の前記第1ウェルに、前記埋め込み層を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  23. 請求項20記載の半導体装置の製造方法において、前記工程(d)では、前記工程(f)で形成される前記第1半導体領域の平面横方向の外周の位置から内側の前記第1ウェルに、前記埋め込み層を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  24. 請求項20記載の半導体装置の製造方法において、前記埋め込み層の不純物濃度は前記第4ウェルの不純物濃度と同じであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  25. 請求項20記載の半導体装置の製造方法において、前記埋め込み層の不純物濃度は前記第4ウェルの不純物濃度よりも低く、前記第1ウェルの不純物濃度よりも高いことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  26. 請求項24または25記載の半導体装置の製造方法において、前記第1半導体領域、前記第4ウェル、前記第1ウェル、前記第1分離領域および前記半導体基板のなかで前記第1半導体領域は不純物濃度が最も高く、前記第1半導体領域、前記第4ウェル、前記第1ウェル、前記第1分離領域、前記半導体基板の順に不純物濃度が低くなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  27. 請求項20記載の半導体装置の製造方法において、さらに、
    (g)前記半導体基板の主面に前記第1導電型の不純物をイオン注入することにより、前記電界効果トランジスタのソース・ドレインの平面横方向の周辺に、第1導電型の第2半導体領域からなるガードリングを形成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  28. 請求項20記載の半導体装置の製造方法において、前記第1導電型はp型であり、前記第2導電型はn型であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  29. 請求項20記載の半導体装置の製造方法において、前記ゲート絶縁膜の厚さは50nm程度であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  30. 請求項29記載の半導体装置の製造方法において、前記工程(d)における前記不純物のイオン注入の条件は、イオン種がボロン、ドーズ量が2×1012cm−2〜4×1012cm−2、エネルギーが700keV〜1200keVであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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