以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
〔1〕第1の実施の形態
(1)音楽関連サービス提供システム
(1−1)システム構成
図1において、1は全体として音楽関連サービス提供システムを示し、この音楽関連サービス提供システム1の運営業者と契約しているユーザのクライアント端末2と、当該クライアント端末2を管理するポータルサーバ3と、当該クライアント端末2に対して音楽に関する各種サービスを提供する複数のサーバSV1乃至SV5とを有している。
この実施の形態の場合、音楽データ配信サーバSV1は、ATRAC3(Adaptive Transform Acoustic Coding 3)、AAC(Advanced Audio Coding )、WMA(Windows(登録商標) Media Audio )、RealAUDIO G2 Music Codec、MP3(MPEG Audio Layer-3)形式等でなる音楽データをクライアント端末2に配信する音楽データ配信サービスを提供する。また物販サーバSV2は、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)等をクライアント端末2を介してユーザに販売する物販サービスを提供する。さらにラジオ放送情報配信サーバSV3は、ラジオ局を介して放送されているラジオ放送のラジオ番組や音楽等についてのラジオ放送情報をクライアント端末2に配信するラジオ放送情報配信サービスを提供する。
さらにインターネットラジオサーバSV4は、インターネットに相当するネットワークNTを介してラジオ放送データをストリーミング配信の形態でクライアント端末2に向けて放送するインターネットラジオ放送サービスを提供する。これに加えて課金サーバSV5は、ポータルサーバ3等からの要求に応じてユーザに対し様々な料金を課すための課金処理を実行するようになされている。
(1−2)クライアント端末2の構成
(1−2−1)クライアント端末2の機能回路ブロック構成
次にクライアント端末2の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。図2に示すようにクライアント端末2は、その筐体表面やリモートコントローラ(図示せず)に設けられた各種操作ボタンでなる操作入力部20がユーザによって操作されると、当該操作入力部20でこれを認識し、当該操作に応じた操作入力信号を入力処理部21に送出する。入力処理部21は、操作入力部20から与えられる操作入力信号を特定の操作コマンドに変換しバス22を介して制御部23に送出する。制御部23は、バス22を介して接続された各回路から与えられる操作コマンドや制御信号に基づいてこれら各回路の動作を制御する。
表示制御部24は、バス22を介して供給される映像データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、その結果得られるアナログ映像信号を表示部25に送出する。表示部25は、例えば液晶ディスプレイ等の表示デバイスであって、筐体表面に直接取り付けられている場合や外付けされている場合がある。そして表示部25は、制御部23による処理結果や各種映像データが表示制御部24を介してアナログ映像信号として供給されると、当該アナログ映像信号に基づく映像を表示する。
音声制御部26は、バス22を介して供給される音声データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、その結果得られるアナログ音声信号をスピーカ27に送出する。スピーカ27は、音声制御部26から供給されるアナログ音声信号に基づく音声を出力する。
外部記録媒体記録再生部28は、CDや、フラッシュメモリが外装ケースに内包されたメモリスティック(登録商標)等の外部記録媒体に記録されているコンテンツデータを読み出して再生し、又は当該外部記録媒体に対し記録対象のコンテンツデータを記録する記録再生部である。外部記録媒体記録再生部28は、外部記録媒体からコンテンツデータとして映像データを読み出したとき、当該読み出した映像データをバス22を介して表示制御部24に供給する。これにより表示制御部24は、外部記録媒体記録再生部28により外部記録媒体からコンテンツデータとして読み出された映像データをアナログ映像信号に変換して表示部25に供給する。
また外部記録媒体記録再生部28は、外部記録媒体からコンテンツデータとして音声データを読み出したとき、当該読み出した音声データをバス22を介して音声制御部26に供給する。これにより音声制御部26は、外部記録媒体記録再生部28により外部記録媒体からコンテンツデータとして読み出された音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ27に供給する。
さらに制御部23は、外部記録媒体記録再生部28により外部記録媒体から読み出されたコンテンツデータをバス22を介してクライアント端末2内部の記憶媒体29に送出し、その記憶媒体29に対して当該コンテンツデータを記憶する(以下、このように外部記録媒体に記録されているコンテンツデータを記憶媒体29に記憶することをリッピングと呼ぶ)ことができる。そして制御部23は、記憶媒体29からコンテンツデータとしてイメージデータ又はビデオデータ等の映像データを読み出したときには、当該読み出した映像データをバス22を介して表示制御部24に供給する。また制御部23は、記憶媒体29からコンテンツデータとしてオーディオデータ等の音声データを読み出したときには、当該読み出した音声データをバス22を介して音声制御部26に供給する。これに加えて制御部23は、記憶媒体29から音楽データを読み出して外部記録媒体記録再生部28に転送することにより当該外部記録媒体記録再生部28により外部記録媒体に対しその音楽データを記録させることもできる。
放送信号受信部30は、各ラジオ局から送信されるラジオ放送波を受信し、チューナ部31に供給する。チューナ部31は、制御部23の制御のもと、放送信号受信部30を介して受信されたラジオ放送波の中から例えば操作入力部20を介して指定されたラジオ局に対応する放送周波数のラジオ放送信号を抽出して所定の受信処理を施し、この結果得られる音声データをバス22を介して音声制御部26に送出する。音声制御部26は、チューナ部31から与えられた音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ27に送出することにより、当該スピーカ27からラジオ局で放送されているラジオ番組の番組音声を出力させ、かくしてユーザに対しラジオ番組の番組音声を聴取させることができる。また制御部23は、チューナ部31で得られた音声データを記憶媒体29に送出して記憶することにより、ラジオ番組の番組音声を録音することもできる。
さらに制御部23は、通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してネットワークNTに接続し、当該ネットワークNT上のポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4にアクセスすることができる。これにより制御部23は、ポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4との間で各種情報や各種データを送受信する。
エンコーダ/デコーダ部34は、ネットワークNTからネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信された圧縮符号化されているコンテンツデータ、あるいは記憶媒体29や外部記録媒体から読み出された圧縮符号化されているコンテンツデータを復号し表示制御部24や音声制御部26に送出する。またエンコーダ/デコーダ部34は、外部記録媒体から読み出された圧縮符号化されてはいないコンテンツデータや、チューナ部31から与えられる音声データ等を圧縮符号化し、当該圧縮符号化したコンテンツデータを記憶媒体29に送出する。これによりエンコーダ/デコーダ部34で圧縮符号化されたコンテンツデータは、制御部23の制御のもと記憶媒体29に記憶される。
著作権管理部35は、ネットワークNTからネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介してダウンロードされるコンテンツデータに対応する著作権管理情報や、外部記録媒体記録再生部28により外部記録媒体から読み出されたコンテンツデータに対応する著作権管理情報を生成する。著作権管理部35で生成された著作権管理情報は、制御部23の制御のもとにコンテンツデータと対応付けられて記憶媒体29に登録される。また著作権管理部35は、記憶媒体29と特定の外部記録媒体との間で著作権管理情報を対応付けたコンテンツデータをチェックアウトするときや、当該特定の外部記録媒体と記憶媒体29との間で当該著作権管理情報を対応付けたコンテンツデータをチェックインするときに、当該コンテンツデータに対応する著作権管理情報の内容を適切に更新することにより、そのコンテンツデータに対する著作権を保護する。
ページ情報生成部36は、ネットワークNTからネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信されたXML(eXtensible Markup Language)ファイル、あるいはHTML(Hyper Text Markup language)ファイル等のページ情報を解釈して表示部25に表示するための映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24に送出する。
認証処理部37は、ネットワークインタフェース33を介して接続されるネットワークNT上のポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4に対し認証情報を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して送信する等の認証処理を実行する。認証情報記憶部38は、認証処理部37がポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4に対しアクセスするときに必要となる認証情報を記憶する。
ラジオ放送表示制御部39は、現在、ユーザによる聴取用に受信中のラジオ放送に関するラジオ放送情報を要求するための要求信号を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して、当該受信中のラジオ放送を放送しているラジオ局に対応するラジオ放送情報配信サーバSV3に送信する。その結果、ラジオ放送表示制御部39は、ネットワークNT上のラジオ放送情報配信サーバSV3から送信されたラジオ放送情報をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信すると共に、当該受信したラジオ放送情報を表示制御部24に送出することにより表示部25に対し、現在受信中のラジオ番組の番組名や、当該受信中の楽曲のタイトル及びアーティスト名等からなるラジオ放送情報を表示させる。
(1−2−2)ディレクトリ管理
クライアント端末2の制御部23は、記憶媒体29に対して記憶するコンテンツデータを、図3に示すディレクトリ構成で管理する。まず最上位の「root」ディレクトリの下層に対しては、規定範囲内での任意の数の「folder」ディレクトリが作成される。この「folder」ディレクトリは、例えばコンテンツが属するジャンル、又は所有ユーザ等に対応して作成される。この「folder」ディレクトリの下層には、規定範囲内での任意の数の「album」ディレクトリが作成され、当該「album」ディレクトリは例えば1つのアルバムタイトル毎に対応するようになされている。この「album」ディレクトリの下層においては、その「album」ディレクトリに属するとされる1以上の「track」ファイルが格納され、この「track」ファイルが例えば1つの楽曲の音楽データすなわちコンテンツとなるものである。このようなコンテンツデータについてのディレクトリ管理は、記憶媒体29に記憶されているデータベースファイルによって行われる。
(1−3)ポータルサーバ3の機能回路ブロック構成
次に、図4を用いてポータルサーバ3の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。ポータルサーバ3内の制御部50は、バス51を介して接続される各回路の動作を制御する。通信制御部52は、制御部50の制御のもと、ネットワークインタフェース53を介してクライアント端末2やその他サーバSV1乃至SV5と各種情報を送受信する。顧客データベース部54には、音楽関連サービス提供システム1の運営業者とすでに契約を完了しているユーザのユーザID(Identification)情報とパスワード情報とが対応付けられて顧客情報として登録されている。ページ情報記憶部55には、音楽関連サービス提供システム1の運営業者が管理するページ情報等が記憶されている。なおページ情報は、XML等の言語によって記述されており、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2、ラジオ放送情報配信サーバSV3及びインターネットラジオサーバSV4等にアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)情報を含んでいる。
認証処理部56は、クライアント端末2から送信されたユーザID情報及びパスワード情報をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信すると、ユーザ認証処理として、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報が顧客データベース部54に顧客情報として登録されているか否かを確認する。そして認証処理部56は、ユーザ認証処理を終了すると、当該ユーザ認証処理の結果を示したポータル認証結果情報(後述する認証セッションID情報)を発行し、当該発行したポータル認証結果情報を認証情報記憶部57に一時記憶する。このとき制御部50は、認証処理部56によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されると、ページ情報記憶部55に記憶されている契約者用のページ情報をポータル認証結果情報と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。なお制御部50は、認証処理部56によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されなかったときには、認証エラー情報を、ページ情報記憶部55に記憶されている認証の失敗を示す認証失敗通知ページ情報と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信するように構成しても良い。
また認証処理部56は、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3からユーザに対する認証処理が実行された結果、当該ユーザのクライアント端末2から取得して送信されるポータル認証結果情報(後述する認証チケット)をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信すると、当該受信したポータル認証結果情報と、認証情報記憶部57に一時記憶していた当該ユーザに対応するポータル認証結果情報とを比較する。これにより認証処理部56は、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3から受信したポータル認証結果情報に対する認証処理として、正規のポータル認証結果情報であるか否かを確認する確認処理を実行し、その確認結果を示す確認結果情報を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介して当該音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3に返信する。
周波数情報記憶部58には、地域を特定可能な郵便番号等の地域コードと、その地域コードの示す地域で受信可能なラジオ放送の放送周波数を示す周波数情報、当該ラジオ放送を放送するラジオ局の名称(以下、これをラジオ局名と呼ぶ)及び当該ラジオ局毎のユニークな識別情報であるコールサインとが対応付けられて記憶されている。URL記憶部59には、ラジオ放送用のラジオ局毎のコールサインと、当該コールサインに対応するラジオ局で提供する現在放送中のラジオ番組に関し当該ラジオ番組の番組名やそのラジオ番組内で現時点に流されている楽曲のタイトル等からなるラジオ放送情報(以下、これを特にナウオンエア情報と呼ぶ)を取得可能なURL情報とが対応付けられて記憶されている。
(1−4)音楽データ配信サーバSV1の機能回路ブロック構成
次に、図5を用いて音楽データ配信サーバSV1の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。音楽データ配信サーバSV1内の制御部70は、バス71を介して接続される各回路の動作を制御する。通信制御部72は、制御部70の制御のもと、ネットワークインタフェース73を介してクライアント端末2やポータルサーバ3等と各種情報や、コンテンツデータ等の各種データを送受信する。顧客データベース部74には、音楽データ配信サーバSV1の運営業者とすでに契約を完了しているユーザのユーザID情報とパスワード情報とが対応付けられて顧客情報として登録されている。ただし認証処理部75が、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3によって発行されたポータル認証結果情報に基づいてユーザを認証処理する機能を有する場合には、顧客データベース部74を設けなくてもよい。
ページ情報記憶部76には、音楽データ配信サーバSV1が管理する、ダウンロード可能な音楽データを紹介する音楽データ配信用のページ情報等が記憶されている。因みに音楽データ配信用のページ情報は、XML等の言語によって記述されており、クライアント端末2を利用するユーザに対してダウンロードを希望する音楽データを選択させることができる。そして制御部70は、クライアント端末2から送信される、音楽データ配信用のページ情報を要求するページ情報取得要求信号をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信すると、当該受信したページ情報取得要求信号に応じて、ページ情報記憶部76に記憶された音楽データ配信用のページ情報を通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
認証処理部75は、クライアント端末2から送信される、当該クライアント端末2を利用するユーザのユーザID情報及びパスワード情報をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信すると、ユーザ認証処理として、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報が顧客データベース部74に顧客情報として登録されているか否かを確認する。また認証処理部75は、ユーザID情報及びパスワード情報を用いるユーザ認証処理とは異なるユーザ認証手法として、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3で発行されたポータル認証結果情報(後述する認証チケット)をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信したポータル認証結果情報を通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してポータルサーバ3に送信する。そして認証処理部75は、ポータルサーバ3へのポータル認証結果情報の送信に応じて、当該ポータルサーバ3からそのポータル認証結果情報に対する認証処理(すなわち、上述の確認処理)が実行された結果返信される確認結果情報をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信した確認結果情報に基づいてユーザが音楽関連サービス提供システム1の運営業者とすでに契約を完了している正規ユーザであるか否かを確認する。このようにして認証処理部75は、ユーザ認証処理が終了すると、そのユーザ認証処理の結果を示したサーバ認証結果情報(後述するサービスセッションID情報)を発行する。
このとき制御部70は、認証処理部75によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されると、ページ情報記憶部76に契約者用として記憶されている音楽データ配信用のページ情報をサーバ認証結果情報と共に通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。これに対して制御部70は、認証処理部75によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されなかったときには、認証エラー情報を、ページ情報記憶部76に記憶されている認証の失敗を示す認証失敗通知ページ情報と共に通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。ところで認証情報記憶部77には、認証処理部75により発行されたサーバ認証結果情報が一時記憶されると共に、当該認証処理部75により、クライアント端末2を利用するユーザをユーザ認証処理するときに必要とされる各種認証情報が記憶されている。
音楽データ記憶部78には、上述のATRAC3形式やMP3形式等で圧縮符号化された複数の音楽データが各々のコンテンツID情報等の検索キーと対応付けられて記憶されている。検索部79は、クライアント端末2に対し音楽データ配信用のページ情報が送信された結果、当該クライアント端末2から送信される、ダウンロード希望の音楽データ検索用の検索キーが格納されそのダウンロード希望の音楽データをダウンロード要求するダウンロード要求信号がネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信されると、当該受信されたダウンロード要求信号からその検索キーを取り出す。そして検索部79は、かかる検索キーに基づいて、音楽データ記憶部78内の複数の音楽データの中から当該検索キーの示す検索条件に該当するダウンロード希望の音楽データを検索する。これにより制御部70は、その検索されたダウンロード希望の音楽データを通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。また制御部70は、このときクライアント端末2への音楽データのダウンロードに伴うユーザに対する課金処理用の課金情報を通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介して課金サーバSV5に送信することにより、課金サーバSV5に対し当該ユーザに対する音楽データのダウンロードに応じた課金処理を実行させる。
(1−5)物販サーバSV2の機能回路ブロック構成
次に、図6を用いて物販サーバSV2の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。物販サーバSV2内の制御部90は、バス91を介して接続される各回路の動作を制御する。通信制御部92は、制御部90の制御のもと、ネットワークインタフェース93を介してクライアント端末2やポータルサーバ3等と各種情報を送受信する。顧客データベース部94には、物販サーバSV2の運営業者とすでに契約を完了しているユーザのユーザID情報とパスワード情報とが対応付けられて顧客情報として登録されている。ただし認証処理部95が、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3によって発行されたポータル認証結果情報に基づいてユーザを認証処理する機能を有する場合には、顧客データベース部94を設けなくてもよい。
ページ情報記憶部96には、物販サーバSV2が管理する、販売対象のCDやDVD等のパッケージメディアを紹介するパッケージメディア販売用のページ情報等が記憶されている。因みにパッケージメディア販売用のページ情報は、XML等の言語によって記述されており、クライアント端末2を利用するユーザに対して購入を希望するCDやDVD等のパッケージメディアを選択させることができる。そして制御部90は、クライアント端末2から送信される、パッケージメディア販売用のページ情報を要求するページ情報取得要求信号をネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信すると、当該受信したページ情報取得要求信号に応じて、ページ情報記憶部96に記憶されたパッケージメディア販売用のページ情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
認証処理部95は、クライアント端末2から送信される、当該クライアント端末2を利用するユーザのユーザID情報及びパスワード情報をネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信すると、ユーザ認証処理として、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報が顧客データベース部94に顧客情報として登録されているか否かを確認する。また認証処理部95は、ユーザID情報及びパスワード情報を用いるユーザ認証処理とは異なるユーザ認証手法として、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3で発行されたポータル認証結果情報(後述する認証チケット)をネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信し、当該受信したポータル認証結果情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してポータルサーバ3に送信する。そして認証処理部95は、ポータルサーバ3へのポータル認証結果情報の送信に応じて、当該ポータルサーバ3からそのポータル認証結果情報に対する認証処理(すなわち、上述の確認処理)が実行された結果返信される確認結果情報をネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信し、当該受信した確認結果情報に基づいてユーザが音楽関連サービス提供システム1の運営業者とすでに契約を完了している正規ユーザであるか否かを確認する。このようにして認証処理部95は、ユーザ認証処理が終了すると、そのユーザ認証処理の結果を示したサーバ認証結果情報(後述するサービスセッションID情報)を発行する。
このとき制御部90は、認証処理部95によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されると、ページ情報記憶部96に契約者用として記憶されているパッケージメディア販売用のページ情報をサーバ認証結果情報と共に通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。これに対して制御部90は、認証処理部95によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されなかったときには、認証エラー情報を、ページ情報記憶部96に記憶されている認証の失敗を示す認証失敗通知ページ情報と共に通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。ところで認証情報記憶部97には、認証処理部95により発行されたサーバ認証結果情報が一時記憶されると共に、当該認証処理部95により、クライアント端末2を利用するユーザをユーザ認証処理するときに必要とされる各種認証情報が記憶されている。
パッケージメディア情報記憶部98には、販売対象のCDやDVD等の複数のパッケージメディアに関する情報(以下、これをパッケージメディア情報と呼ぶ)が各々のパッケージメディアID情報等の検索キーと対応付けられて記憶されている。検索部99は、クライアント端末2に対しパッケージメディア販売用のページ情報が送信された結果、当該クライアント端末2から送信される、特定のCDやDVD等のパッケージメディアに関するパッケージメディア情報を要求するメディア情報要求信号がネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信されると、当該受信されたメディア情報要求信号から当該特定のパッケージメディア検索用の検索キーを取り出す。そして検索部99は、かかる検索キーに基づいて、パッケージメディア情報記憶部98内の複数のパッケージメディア情報の中から当該検索キーの示す検索条件に該当する特定のパッケージメディアのパッケージメディア情報を検索する。これにより制御部90は、その検索されたパッケージメディア情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信し、かくしてユーザに対し特定のパッケージメディアに関するパッケージメディア情報を提示する。その結果、制御部90は、クライアント端末2から送信される、上述の特定のパッケージメディアを購入要求する購入要求信号をネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信すると、当該クライアント端末2を利用するユーザへの当該特定のパッケージメディアの引き渡し手続等の購入処理を実行する。
また制御部90は、特定のパッケージメディアの購入に伴うユーザに対する課金処理用の課金情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介して課金サーバSV5に送信することにより、課金サーバSV5に対し当該ユーザに対する特定のパッケージメディアの購入に応じた課金処理を実行させる。さらに制御部90は、課金サーバSV5によるユーザに対する課金処理が完了すると、パッケージメディアの購入処理が完了したことを示す購入完了ページ情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
(1−6)ラジオ放送情報配信サーバSV3の機能回路ブロック構成
次に、図7を用いてラジオ放送情報配信サーバSV3の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。ラジオ放送情報配信サーバSV3内の制御部110は、バス111を介して接続される各回路の動作を制御する。通信制御部112は、制御部110の制御のもと、ネットワークインタフェース113を介してクライアント端末2やポータルサーバ3等と各種情報を送受信する。顧客データベース部114には、ラジオ放送情報配信サーバSV3の運営業者とすでに契約を完了しているユーザのユーザID情報とパスワード情報とが対応付けられて顧客情報として登録されている。ただし認証処理部115が、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3によって発行されたポータル認証結果情報に基づいてユーザを認証処理する機能を有する場合には、顧客データベース部114を設けなくてもよい。
ページ情報記憶部116には、ラジオ放送情報配信サーバSV3が管理し、当該ラジオ放送情報配信サーバSV3に対応するラジオ局によってすでに放送されたラジオ番組に関するラジオ放送情報(以下、これを特にオンエアリスト情報と呼ぶ)の取得に利用させるオンエアリスト情報配信用のページ情報等が記憶されている。因みにオンエアリスト情報配信用のページ情報は、XML等の言語によって記述され、クライアント端末2を利用するユーザに対し、ラジオ番組の放送日時情報や番組名等を、取得希望のオンエアリスト情報に対する検索キーとして入力させるための入力ボックス等が設けられている。オンエアリスト情報記憶部117には、ラジオ放送情報配信サーバSV3に対応するラジオ局ですでに放送されたラジオ番組に対する番組名、番組放送開始時刻及び番組放送終了時刻等と、当該ラジオ番組内で流された楽曲に対するタイトル、アーティスト名、楽曲放送開始時刻等とをリスト化して生成されたオンエアリスト情報が記憶されている。
そして制御部110は、クライアント端末2から送信される、オンエアリスト情報配信用のページ情報を要求するページ情報取得要求信号をネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信すると、当該受信したページ情報取得要求信号に応じて、ページ情報記憶部116に記憶されたオンエアリスト情報配信用のページ情報を通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。その結果、検索部118は、クライアント端末2からオンエアリスト情報配信用のページ情報上で入力された取得希望のオンエアリスト情報検索用の検索キーが格納されオンエアリスト情報をダウンロード要求するオンエアリスト情報要求信号が送信されることにより、そのオンエアリスト情報要求信号をネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信すると、当該受信したオンエアリスト情報要求信号から検索キーを取り出す。そして検索部118は、かかる検索キーに基づいて、オンエアリスト情報記憶部117内のオンエアリスト情報全体に対し当該検索キーの示す検索条件に該当する所定範囲部分を取得希望のオンエアリスト情報として検索する。これにより制御部110は、その検索された取得希望のオンエアリスト情報を通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。
またナウオンエア情報記憶部119には、ラジオ放送情報配信サーバSV3に対応するラジオ局で現在放送中のラジオ番組に対する番組名、番組放送開始時刻、番組放送終了時刻、当該ラジオ番組内で現時点に流されている楽曲に対するタイトル、アーティスト名、楽曲放送開始時刻等からなるナウオンエア情報が記憶されている。そして認証処理部115は、クライアント端末2からナウオンエア情報を取得要求するナウオンエア情報要求信号と共に送信される、当該クライアント端末2を利用するユーザのユーザID情報及びパスワード情報をネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信すると、ユーザ認証処理として、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報が顧客データベース部114に顧客情報として登録されているか否かを確認する。
また認証処理部115は、ユーザID情報及びパスワード情報を用いるユーザ認証処理とは異なるユーザ認証手法として、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3で発行されたポータル認証結果情報(後述する認証チケット)をネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信し、当該受信したポータル認証結果情報を通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してポータルサーバ3に送信する。そして認証処理部115は、ポータルサーバ3へのポータル認証結果情報の送信に応じて、当該ポータルサーバ3からそのポータル認証結果情報に対する認証処理(すなわち、上述の確認処理)が実行された結果返信される確認結果情報をネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信し、当該受信した確認結果情報に基づいてユーザが音楽関連サービス提供システム1の運営業者とすでに契約を完了している正規ユーザであるか否かを確認する。このようにして認証処理部115は、ユーザ認証処理が終了すると、そのユーザ認証処理の結果を示したサーバ認証結果情報(後述するサービスセッションID情報)を発行する。
このとき制御部110は、認証処理部115によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されると、ナウオンエア情報記憶部119に記憶されているナウオンエア情報をサーバ認証結果情報と共に通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。これに対して制御部110は、認証処理部115によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されなかったときには、認証エラー情報を、ページ情報記憶部116に記憶されている認証の失敗を示す認証失敗通知ページ情報と共に通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。このようにして制御部110は、ユーザからナウオンエア情報の取得が要求されたとき、当該ユーザを正規ユーザであると認証したときには、ナウオンエア情報を配信するものの、ユーザを正規ユーザであると認証することができなかったときには、そのユーザに対してナウオンエア情報の配信サービスのようなラジオ放送情報配信サーバSV3が提供するラジオ放送情報配信サービスを受けさせないようにしている。ところで認証情報記憶部120には、認証処理部115により発行されたサーバ認証結果情報が一時記憶されると共に、当該認証処理部115により、クライアント端末2を利用するユーザをユーザ認証処理するときに必要とされる各種認証情報が記憶されている。
(1−7)各サーバの処理概要
次に図8乃至図13に示すシーケンスチャートを用いて、クライアント端末2とポータルサーバ3との間で実行される処理や、クライアント端末2とその他の音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3との間で実行される処理の概要を説明する。
(1−7−1)クライアント端末2及びポータルサーバ3間のユーザ認証処理手順
まず図8を用いて、クライアント端末2とポータルサーバ3との間で実行されるユーザ認証処理手順について説明する。音楽関連サービス提供システム1の運営業者と契約しているユーザのクライアント端末2において制御部23は、例えばクライアント端末2に対して電源を投入する操作が行われ、又はユーザにより操作入力部20の特定の操作ボタンが押下されたことに応じてその操作入力部20で認識された操作入力信号が入力処理部21で操作コマンドに変換されて与えられると、認証要求処理を開始する。
クライアント端末2で認証要求処理を開始すると、ステップSP1において、制御部23は、認証情報記憶部38に対し予め一時記憶している認証セッションID情報等を格納した接続要求信号を生成し、当該生成した接続要求信号を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。因みに認証セッションID情報は、クライアント端末2とポータルサーバ3とがユーザ認証処理等の各種処理の実行用に通信接続する毎に、個々の通信接続状態(すなわち、セッション)の識別用としてポータルサーバ3によって発行される識別情報である。なおかかる認証セッションID情報については、ユーザ認証処理等に利用するうえで、ポータルサーバ3による発行時点を基準とした所定の有効期限(例えば1分程度)が設定されている。
従ってポータルサーバ3から認証セッションID情報を取得したクライアント端末2は、その認証セッションID情報を有効期限以内にポータルサーバ3に対して提示することができない場合、ポータルサーバ3により、当該認証セッションID情報で特定される通信接続状態が切断されたと判断される。これによりポータルサーバ3は、過去に発行した認証セッションID情報が、音楽関連サービス提供システム1の運営業者と契約してはいないユーザによりユーザ認証処理等に対し不当に利用されることを防止している。また認証情報記憶部38に一時記憶されている認証セッションID情報は、クライアント端末2とポータルサーバ3とが以前にユーザ認証処理等の実行用に通信接続したとき、そのポータルサーバ3によって発行されたものである。
クライアント端末2から接続要求信号が送信されると、これに応じてステップSP2においてポータルサーバ3の制御部50は、ネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介してその接続要求信号を受信し、当該受信した接続要求信号に格納されている認証セッションID情報等を認証処理部56に送出する。そして認証処理部56は、制御部50の制御のもと、クライアント端末2から接続要求信号として受信された認証セッションID情報等に基づいてユーザ認証処理を実行する。その結果、制御部50は、認証処理部56により、クライアント端末2から受信した認証セッションID情報等の有効期限が切れる等して、当該クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証することができなかったときには、認証エラーを示す認証エラー情報を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP3において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された認証エラー情報をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信すると、これに応じて認証情報記憶部38に記憶しているユーザID情報及びパスワード情報等を読み出し、当該読み出したユーザID情報及びパスワード情報等を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP4において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信されたユーザID情報及びパスワード情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報等を認証処理部56に送出する。これにより認証処理部56は、制御部50の制御のもとにユーザ認証処理として、そのクライアント端末2から受信されたユーザID情報及びパスワード情報等が、顧客データベース部54に登録されている顧客情報に含まれているか否かを検出する。その結果、認証処理部56は、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、制御部50の制御のもとにポータル認証結果情報として、現時点のクライアント端末2とポータルサーバ3との通信接続状態に対する認証セッションID情報等を発行すると共に、当該クライアント端末2に対して発行した認証セッションID情報等を認証情報記憶部57に一時記憶する。そして制御部50は、認証処理部56によりそのクライアント端末2に対して発行された認証セッションID情報等を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP5において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された認証セッションID情報等をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部37に送出する。そして認証処理部37は、制御部23の制御のもとに、ポータルサーバ3から受信されたその認証セッションID情報等を認証情報記憶部38に一時記憶する。これにより制御部23は、ポータルサーバ3に対しページ情報を要求するためのページ情報取得要求信号を、ポータルサーバ3から受信して認証情報記憶部38に一時記憶されたその認証セッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP6において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信されたページ情報取得要求信号及び認証セッションID情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部56に送出する。これにより認証処理部56は、制御部50の制御のもと、クライアント端末2から受信された認証セッションID情報等と、上述のステップSP4においてクライアント端末2に対して発行し認証情報記憶部57に一時記憶していた認証セッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果ステップSP7において、認証処理部56は、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末2からのページ情報の取得要求が正当な要求であると判断し、クライアント端末2に対して発行していた認証セッションID情報等の有効期限を延長する。これにより制御部50は、ページ情報記憶部55から、ユーザによって取得要求されたページ情報を読み出すと共に、当該読み出したページ情報を、認証処理部56により有効期限の延長された認証セッションID情報等と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP8において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信されたページ情報と、有効期限の延長された認証セッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信したページ情報をページ情報生成部36に送出すると共に、その有効期限の延長された認証セッションID情報等を認証処理部37に送出する。ページ情報生成部36は、制御部23から与えられたページ情報に基づいて、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3へのリンクが埋め込まれたページの映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24に送出する。これにより表示制御部24は、ページ情報生成部36から与えられた映像データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、得られたアナログ映像信号を表示部25に送出することにより当該表示部25にそのアナログ映像信号に基づく映像としてポータルサーバ3のページを表示させる。また認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、ポータルサーバ3から受信された、有効期限の延長された認証セッションID情報等をその有効期限が延長される前の認証セッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、上述のステップSP5において一時記憶していた認証セッションID情報等を有効期限の延長された認証セッションID情報等に更新する。
(1−7−2)クライアント端末2及び各サーバSV1乃至SV3間のユーザ認証処理手順
次に、図9において、クライアント端末2と、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3との間で実行するユーザ認証処理について以下に説明する。
この場合、かかるユーザ認証処理としては、クライアント端末2が図8について上述したようにポータルサーバ3からページ情報を一旦取得し、引き続きそのページ情報に埋め込まれたリンクにより音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3にアクセスして実行されるユーザ認証処理(以下、これを間接アクセス認証処理と呼ぶ)がある。またかかるユーザ認証処理としては、クライアント端末2がポータルサーバ3のページ情報を取得せずに、予めブックマークとして登録しているURL情報等により音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3に直接アクセスして実行されるユーザ認証処理(以下、これを直接アクセス認証処理と呼ぶ)もある。
ただし間接アクセス認証処理については、クライアント端末2と、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3とが何れの組合せであっても同様の手順で実行することができる。また直接アクセス認証処理についても、クライアント端末2と、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3とが何れの組合せであっても同様の手順で実行することができる。そして間接アクセス認証処理及び直接アクセス認証処理では、クライアント端末2において音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3へのアクセスに使用するURL情報の取得の仕方のみが異なるだけで、当該URL情報の取得以降には、間接アクセス認証処理及び直接アクセス認証処理の両方ともに同様の手順で実行することができる。従って以下には、クライアント端末2のアクセス先として、説明を簡略化するうえで音楽データ配信サーバSV1を代表として用い、さらに間接アクセス認証処理及び直接アクセス認証処理をまとめて1つのユーザ認証処理として説明する。
まず、ステップSP10において、クライアント端末2の制御部23は、ページ情報にリンクとして埋め込まれたURL情報、又はすでにブックマークとして登録しているURL情報等に従って、音楽データ配信用のページ情報(他の物販サーバSV2やラジオ放送情報配信サーバSV3では、パッケージメディア販売用のページ情報やオンエアリスト情報配信用のページ情報等となる)を取得要求するページ情報取得要求信号と共に、認証情報記憶部38から読み出したサービスセッションID情報等を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。因みにサービスセッションID情報は、クライアント端末2と音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3とがユーザ認証処理等の各種処理の実行用に通信接続する毎に、個々の通信接続状態(すなわち、セッション)の識別用として、クライアント端末2がアクセスした音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3によって発行される識別情報である。なおかかるサービスセッションID情報については、上述した認証セッションID情報と同様に、ユーザ認証処理等に利用するうえで音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3による発行時点を基準とした所定の有効期限(例えば1分程度)が設定されている。
従って各サーバSV1乃至SV3からサービスセッションID情報を取得したクライアント端末2は、そのサービスセッションID情報を有効期限以内に発行元の音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3に対して提示することができない場合、これら発行元の音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3により、当該サービスセッションID情報で特定される通信接続状態が切断されたと判断される。これにより音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3は、過去に発行したサービスセッションID情報が、音楽関連サービス提供システム1の運営業者と契約してはいないユーザによりユーザ認証処理等に対し不当に利用されることを防止している。また認証情報記憶部38に一時記憶されているサービスセッションID情報は、クライアント端末2と音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3とが以前にユーザ認証処理等の実行用に通信接続したとき、そのアクセス先の音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3によって発行されたものである。
ステップSP11において、音楽データ配信サーバSV1の制御部70は、クライアント端末2から送信されたページ情報取得要求信号及びサービスセッションID情報等をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部75に送出する。認証処理部75は、制御部70の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部77にすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。その結果、認証処理部75は、例えばクライアント端末2から受信したサービスセッションID情報の有効期限がすでに切れていることにより、当該クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであるとは認証することができないと、クライアント端末2からの音楽データ配信用のページ情報の取得要求が正当な要求ではないと判断する。そして制御部70は、認証処理部75によりクライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されないと、認証エラーを示す認証エラー情報と、音楽データ配信サーバSV1を識別するショップコードとを通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP12において、クライアント端末2の制御部23は、音楽データ配信サーバSV1から送信された認証エラー情報及びショップコードをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した認証エラー情報により、音楽データ配信サーバSV1においてユーザが正規ユーザとして認証されなかったことを認識すると共に、その音楽データ配信サーバSV1から受信したショップコードを認証情報記憶部38に一時記憶する。そして制御部23は、ポータルサーバ3に対して、音楽データ配信サーバSV1にアクセスするための認証チケットを発行要求する認証チケット発行要求信号を生成し、当該生成した認証チケット発行要求信号を音楽データ配信サーバSV1のショップコード、及びすでにポータルサーバ3から受信して認証情報記憶部38に対し一時記憶している認証セッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP13において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信された認証チケット発行要求信号、ショップコード及び認証セッションID情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、これらを認証処理部56に送出する。これにより認証処理部56は、制御部50の制御のもと、そのクライアント端末2から受信された認証セッションID情報等と、認証情報記憶部57に対しすでに一時記憶している認証セッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。その結果、認証処理部56は、例えばクライアント端末2から受信された認証セッションID情報の有効期限がすでに切れており、当該クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであるとは認証することができないと、クライアント端末2からの認証チケットの発行要求が正当な要求ではないと判断する。そして制御部50は、認証処理部56によりクライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されないと、認証エラーを示す認証エラー情報を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。これに対して認証処理部56は、例えばクライアント端末2から受信した認証セッションID情報の有効期限が未だ切れてはいないことで、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末2からの認証チケットの発行要求が正当な要求であると判断する。そして制御部50は、認証処理部56により、クライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されると、後述するステップSP18に移る。
ステップSP14において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された認証エラー情報をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信すると、認証情報記憶部38に記憶されているユーザID情報及びパスワード情報等を読み出すと共に、当該読み出したユーザID情報及びパスワード情報等を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP15において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信されたユーザID情報及びパスワード情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報等を認証処理部56に送出する。これにより認証処理部56は、制御部50の制御のもと、クライアント端末2から受信されたユーザID情報及びパスワード情報等が、顧客データベース部54に登録されている顧客情報に含まれているか否かを検出するようにしてユーザ認証処理を実行する。その結果、認証処理部56は、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、制御部50の制御のもとポータル認証結果情報として、現時点のクライアント端末2とポータルサーバ3との通信接続状態に対する認証セッションID情報等を発行すると共に、当該クライアント端末2に対して発行した認証セッションID情報等を認証情報記憶部57に一時記憶する。そして制御部50は、認証処理部56によりそのクライアント端末2に対して発行された認証セッションID情報等を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP16において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された認証セッションID情報等をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部37により認証情報記憶部38に一時記憶する。そして制御部23は、再びポータルサーバ3に対して、認証チケットを発行要求する認証チケット発行要求信号を生成すると共に、当該生成した認証チケット発行要求信号を、認証情報記憶部38にすでに一時記憶しているショップコード、及びこのとき一時記憶した認証セッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ここで本実施の形態では、クライアント端末2において認証情報記憶部38に対しショップコードを一時記憶しておいたが、これに限らず、当該クライアント端末2とポータルサーバ3との間でステップSP12乃至ステップSP16の処理を実行する際にショップコードを順次送受信することにより、クライアント端末2において認証情報記憶部38に対しショップコードを一時記憶しなくてもステップSP16においてポータルサーバ3に対しショップコードを送信することが可能である。
ステップSP17において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信された認証チケット発行要求信号、ショップコード及び認証セッションID情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、これらを認証処理部56に送出する。これにより認証処理部56は、制御部50の制御のもと、そのクライアント端末2から受信された認証セッションID情報等と、認証情報記憶部57にすでに一時記憶している認証セッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。その結果、認証処理部56は、例えばクライアント端末2から受信した認証セッションID情報等の有効期限が未だ切れてはいないために、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末2からの認証チケットの発行要求が正当な要求であると判断する。そして制御部50は、認証処理部56により、クライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP18に移る。
ステップSP18において、認証処理部56は、制御部50の制御のもと、上述のステップSP17においてクライアント端末2から受信したショップコード及び認証チケット発行要求信号に基づいて、ポータル認証結果情報として、当該ショップコードの示す音楽データ配信サーバSV1へのアクセスを可能にする認証チケット等を発行する。そして認証処理部56は、制御部50の制御のもと、その発行した認証チケット等を認証情報記憶部57に一時記憶すると共に、クライアント端末2に対して発行していた認証セッションID情報等の有効期限を延長する。これにより制御部50は、認証チケット等を、認証処理部56により有効期限の延長された認証セッションID情報等と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP19において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された認証チケット等と、有効期限の延長された認証セッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報を認証処理部37に送出する。そして制御部23は、そのポータルサーバ3から受信した認証チケット等を認証要求信号と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。また認証処理部37は、このとき制御部23の制御のもとに認証情報記憶部38において、ポータルサーバ3から受信された有効期限の延長されている認証セッションID情報等をその有効期限が延長される前の認証セッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、上述のステップSP16において一時記憶していた認証セッションID情報等を有効期限の延長された認証セッションID情報等に更新する。
ステップSP20において、音楽データ配信サーバSV1の制御部70は、クライアント端末2から送信された認証要求信号及び認証チケット等をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信する。そして制御部70は、そのクライアント端末2から受信した認証チケット等を当該認証チケット等の確認を要求する認証チケット確認要求信号と共に通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP21において、ポータルサーバ3の制御部50は、音楽データ配信サーバSV1から送信された認証チケット確認要求信号及び認証チケット等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、当該受信した認証チケット確認要求信号及び認証チケット等を認証処理部56に送出する。そして認証処理部56は、制御部50の制御のもと認証チケット確認要求信号に応じて、その音楽データ配信サーバSV1から受信された認証チケット等と、認証情報記憶部57にすでに一時記憶している認証チケット等とを比較するようにして、当該音楽データ配信サーバSV1から受信した認証チケットに対する確認処理を実行する。その結果、制御部50は、認証処理部56により、音楽データ配信サーバSV1から受信した認証チケット等が正規の認証チケット等であると確認されると、当該認証チケット等を正規の認証チケット等であると確認したことを示す確認結果情報を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。
ステップSP22において、音楽データ配信サーバSV1の制御部70は、ポータルサーバ3から送信された確認結果情報をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信した確認結果情報を認証処理部75に送出する。これにより認証処理部75は、制御部70の制御のもとにその確認結果情報に応じ、サーバ認証結果情報として、現時点のクライアント端末2と音楽データ配信サーバSV1との通信接続状態に対するサービスセッションID情報等を発行すると共に、当該発行したサービスセッションID情報等を認証情報記憶部77に一時記憶する。また制御部70は、認証処理部75によりそのクライアント端末2に対して発行されたサービスセッションID情報等を通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP23において、クライアント端末2の制御部23は、音楽データ配信サーバSV1から送信されたサービスセッションID情報等をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37により認証情報記憶部38に一時記憶させる。これにより制御部23は、音楽データ配信用のページ情報を要求するページ情報取得要求信号を、音楽データ配信サーバSV1から受信して認証情報記憶部38に一時記憶させたサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。
ステップSP24において、音楽データ配信サーバSV1の制御部70は、クライアント端末2から送信されたページ情報取得要求信号及びサービスセッションID情報等をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部75に送出する。これにより認証処理部75は、制御部70の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、上述のステップSP22においてすでにクライアント端末2に対し発行して認証情報記憶部77に一時記憶していたサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。その結果、認証処理部75は、例えばクライアント端末2から受信したサービスセッションID情報等の有効期限が未だ切れてはいないために、そのクライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末2からの音楽データ配信用のページ情報の取得要求が正当な要求であると判断する。そして制御部70は、認証処理部75により、クライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP25に移る。
ステップSP25において、制御部70は、ページ情報記憶部76から、ユーザにより取得要求された音楽データ配信用のページ情報を読み出すと共に、認証処理部75により、クライアント端末2に対して発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させる。そして制御部70は、そのページ情報記憶部76から読み出した音楽データ配信用のページ情報を、認証処理部75により有効期限を延長させたサービスセッションID情報等と共に通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP26において、クライアント端末2の制御部23は、音楽データ配信サーバSV1から送信された音楽データ配信用のページ情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した音楽データ配信用のページ情報をページ情報生成部36に送出すると共に、その音楽データ配信サーバSV1から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出する。これにより認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、音楽データ配信サーバSV1から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、上述のステップSP23において一時記憶していたサービスセッションID情報等を有効期限の延長されたサービスセッションID情報等に更新する。またページ情報生成部36は、音楽データ配信用のページ情報に基づく映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24に送出する。これにより表示制御部24は、ページ情報生成部36から与えられた映像データに対しディジタルアナログ変換処理を施し、得られたアナログ映像信号を表示部25に送出することにより当該表示部25にそのアナログ映像信号に基づく映像として音楽データ配信用のページを表示する。
(1−7−3)音楽関連サービス提供処理
続いて図10乃至図13において、図9について上述したクライアント端末2と、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3との間で実行されたユーザ認証処理手順の終了後に、当該ユーザ認証処理手順においてクライアント端末2が音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3から取得した音楽データ配信用のページ情報、パッケージメディア販売用のページ情報及びオンエアリスト情報配信用のページ情報等を利用して音楽データ配信サービス、物販サービス及びラジオ放送情報配信サービスの提供を受ける際の音楽関連サービス提供処理について説明する。
(1−7−3−1)音楽データ配信サービス提供処理手順
まず図10を用いてクライアント端末2が、音楽データ配信サーバSV1から音楽データ配信サービスの提供を受ける際の音楽データ配信サービス提供処理手順について説明する。
ステップSP30において、クライアント端末2の制御部23は、表示部25に映像として表示された音楽データ配信用のページの一部を選択する制御コマンドが入力処理部21から入力されると、当該入力された制御コマンドに応じて、ダウンロード希望の音楽データをダウンロード要求するダウンロード要求信号を生成する。そして制御部23は、そのダウンロード要求信号を、すでに音楽データ配信サーバSV1で発行され認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。
ステップSP31において、音楽データ配信サーバSV1の制御部70は、クライアント端末2から送信されたダウンロード要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部75に送出する。これにより認証処理部75は、制御部70の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部77に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。その結果、制御部70は、認証処理部75により、クライアント端末2を利用して音楽データのダウンロードを要求したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP32に移る。
ステップSP32において、検索部79は、ダウンロード要求信号に格納されている検索キーに基づいて、音楽データ記憶部78内の複数の音楽データの中から当該検索キーの示す検索条件に該当するダウンロード希望の音楽データを検索する。そして制御部70は、検索部79により音楽データが検索されると、認証処理部75により、クライアント端末2に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させて、次のステップSP33に移る。
ステップSP33において制御部70は、音楽データ記憶部78から、検索部79によって検索されたダウンロード希望の音楽データを読み出すと共に、当該読み出したダウンロード希望の音楽データを、認証処理部75により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP34において、クライアント端末2の制御部23は、音楽データ配信サーバSV1から送信されたダウンロード希望の音楽データと、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した音楽データを記憶媒体29に記憶すると共に、その音楽データ配信サーバSV1から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出する。認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、音楽データ配信サーバSV1から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。このようにしてクライアント端末2は、音楽データ配信サーバSV1の提供している音楽データ配信サービスを利用して、ユーザにより取得の希望された音楽データをダウンロードすることができる。
(1−7−3−2)物販サービス提供処理手順
次に図11を用いてクライアント端末2が、物販サーバSV2から物販サービスの提供を受ける際の物販サービス提供処理手順について説明する。
ステップSP40において、クライアント端末2の制御部23は、表示部25に映像として表示されたパッケージメディア販売用のページの一部を選択する制御コマンドが入力処理部21から入力されると、当該入力された制御コマンドに応じた特定のパッケージメディアに関するパッケージメディア情報を要求するメディア情報要求信号を生成する。そして制御部23は、そのメディア情報要求信号を、すでに物販サーバSV2で発行され認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して物販サーバSV2に送信する。
ステップSP41において、物販サーバSV2の制御部90は、クライアント端末2から送信されたメディア情報要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部95に送出する。認証処理部95は、制御部90の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部97に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。その結果、制御部90は、認証処理部95により、クライアント端末2を利用してパッケージメディアに関するパッケージメディア情報を要求したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP42に移る。
ステップSP42において、検索部99は、メディア情報要求信号に格納されている検索キーに基づいて、パッケージメディア情報記憶部98内の複数のパッケージメディア情報の中から当該検索キーの示す検索条件に該当する特定のパッケージメディアのパッケージメディア情報を検索する。そして制御部90は、検索部99によりパッケージメディア情報が検索されると、認証処理部95により、クライアント端末2に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させて、次のステップSP43に移る。
そしてステップSP43において制御部90は、パッケージメディア情報記憶部98から、検索部99によって検索されたパッケージメディア情報を読み出すと共に、当該読み出したパッケージメディア情報を、認証処理部95により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP44において、クライアント端末2の制御部23は、物販サーバSV2から送信されたパッケージメディア情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信したパッケージメディア情報をページ情報生成部36に送出すると共に、その物販サーバSV2から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出する。認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、物販サーバSV2から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。またページ情報生成部36は、制御部23から与えられたパッケージメディア情報に基づいて映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24によりアナログ映像信号に変換して表示部25に送出する。このようにして制御部23は、表示部25に対しそのアナログ映像信号に基づく映像としてパッケージメディア情報を表示させると、次のステップSP45に移る。
ステップSP45において、制御部23は、表示部25に映像として表示させたパッケージメディア情報に対応するパッケージメディアを購入要求する制御コマンドが入力処理部21から入力されると、当該入力された制御コマンドに応じてそのパッケージメディアを購入要求する購入要求信号を生成する。そして制御部23は、その購入要求信号を、すでに物販サーバSV2から受信して認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等(すなわち、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等)と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して物販サーバSV2に送信する。
ステップSP46において、物販サーバSV2の制御部90は、クライアント端末2から送信された購入要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部95に送出する。認証処理部95は、制御部90の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部97に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。その結果、制御部90は、認証処理部95により、クライアント端末2を利用してパッケージメディアの購入を要求したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP47に移る。
ステップSP47において、制御部90は、クライアント端末2を利用するユーザに対し、購入要求されたパッケージメディアを引き渡すための手続等の購入処理を実行すると共に、当該パッケージメディアの購入に伴うユーザに対する課金処理用の課金情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介して課金サーバSV5に送信することにより、その課金サーバSV5に対し当該ユーザに対するパッケージメディアの購入に応じた課金処理を実行させる。また制御部90は、認証処理部95により、クライアント端末2に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させる。
ステップSP48において、制御部90は、課金処理終了後、パッケージメディアの購入処理が完了したことを示す購入完了ページ情報を、認証処理部95により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP49において、クライアント端末2の制御部23は、物販サーバSV2から送信された購入完了ページ情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した購入完了ページ情報をページ情報生成部36に送出すると共に、その物販サーバSV2から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出する。認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、物販サーバSV2から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。またページ情報生成部36は、制御部23から与えられた購入完了ページ情報に基づく映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24によりアナログ映像信号に変換して表示部25に送出する。これにより制御部23は、表示部25に対しそのアナログ映像信号に基づく映像として購入完了ページを表示させる。このようにしてクライアント端末2は、物販サーバSV2の提供している物販サービスを利用して、ユーザに対して所望のパッケージメディアを購入させることができる。
(1−7−3−3)オンエアリスト情報配信サービス提供処理手順
次に図12を用いてクライアント端末2が、ラジオ放送情報配信サーバSV3からラジオ放送情報配信サービスとして特にオンエアリスト情報配信サービスの提供を受ける際のラジオ放送情報配信サービス提供処理手順について説明する。
ステップSP60において、クライアント端末2の制御部23は、表示部25に映像として表示させたオンエアリスト情報配信用のページ上で入力ボックスに対し取得希望のオンエアリスト情報検索用の検索キーが入力され、当該入力された検索キーを示す文字列に対応する制御コマンドが入力処理部21から入力されると、当該入力された制御コマンドに応じて、取得希望のオンエアリスト情報をダウンロード要求するオンエアリスト情報要求信号を生成する。そして制御部23は、そのオンエアリスト情報要求信号を、すでにラジオ放送情報配信サーバSV3で発行され認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してラジオ放送情報配信サーバSV3に送信する。
ステップSP61において、ラジオ放送情報配信サーバSV3の制御部110は、クライアント端末2から送信されたオンエアリスト情報要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部115に送出する。認証処理部115は、制御部110の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部120に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。その結果、制御部110は、認証処理部115により、クライアント端末2を利用してオンエアリスト情報を要求したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP62に移る。
ステップSP62において、検索部118は、オンエアリスト情報要求信号に格納されている検索キーに基づいて、オンエアリスト情報記憶部117内のオンエアリスト情報全体に対し、当該検索キーの示す検索条件に該当する所定範囲部分を取得希望のオンエアリスト情報として検索する。そして制御部110は、検索部118によりオンエアリスト情報が検索されると、認証処理部115により、クライアント端末2に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させて、次のステップSP63に移る。
そしてステップSP63において制御部110は、オンエアリスト情報記憶部117から、検索部118によって検索されたオンエアリスト情報を読み出すと共に、当該読み出したオンエアリスト情報を、認証処理部115により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP64において、クライアント端末2の制御部23は、ラジオ放送情報配信サーバSV3から送信されたオンエアリスト情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信したオンエアリスト情報をページ情報生成部36に送出すると共に、そのラジオ放送情報配信サーバSV3から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出する。認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、ラジオ放送情報配信サーバSV3から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。またページ情報生成部36は、制御部23から与えられたオンエアリスト情報に基づいて映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24によりアナログ映像信号に変換して表示部25に送出することにより当該表示部25に対しそのアナログ映像信号に基づく映像としてオンエアリスト情報を表示させる。このようにしてクライアント端末2は、ラジオ放送情報配信サーバSV3の提供しているラジオ放送情報配信サービスを利用して、ユーザに対して所望のオンエアリスト情報を取得させることができる。
(1−7−3−4)ナウオンエア情報配信サービス提供処理手順
次に図13を用いてクライアント端末2が、ラジオ放送情報配信サーバSV3からラジオ放送情報配信サービスとして特にナウオンエア情報配信サービスの提供を受ける際のラジオ放送情報配信サービス提供処理手順について説明する。
ただしナウオンエア情報を提供するラジオ放送情報配信サーバSV3は、ラジオ局(コールサイン)毎に設けられている。そしてクライアント端末2には、初期状態において、各ラジオ局に対応するラジオ放送情報配信サーバSV3のURL情報が記憶されていない場合がある。そのため以下のラジオ放送情報配信サービス提供処理手順については、各ラジオ放送情報配信サーバSV3のURL情報をラジオ局のコールサイン毎にポータルサーバ3が管理している場合を例に挙げて説明する。またかかるラジオ放送情報配信サービス提供処理手順では、クライアント端末2が、ラジオ局毎の放送周波数を自動プリセットするためにポータルサーバ3に対して当該放送周波数を示す周波数情報を要求するときに、認証情報記憶部38に対し認証セッションID情報等を一時記憶してはいない場合を想定している。このため、まずクライアント端末2は、ポータルサーバ3に対しユーザID情報及びパスワード情報等を送信することになる。
ステップSP70において、クライアント端末2の制御部23は、入力処理部21から各ラジオ局の放送周波数を自動プリセットするように要求する操作コマンドが入力されると、これに応じて各ラジオ局の受信可能な放送周波数の周波数情報を取得要求する周波数情報要求信号を、ユーザにより入力された地域コードと、認証情報記憶部38に記憶されているユーザID情報及びパスワード情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP71において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信された周波数情報要求信号、地域コード、ユーザID情報及びパスワード情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、そのクライアント端末2から受信したユーザID情報及びパスワード情報等を認証処理部56に送出する。認証処理部56は、制御部50の制御のもと、クライアント端末2から受信されたユーザID情報及びパスワード情報等と、顧客データベース部54に登録している顧客情報とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。その結果、認証処理部56は、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証し、当該クライアント端末2からの周波数情報の取得要求が正当な要求であると判断すると、制御部50の制御のもと、現時点のクライアント端末2とポータルサーバ3との通信接続状態に対する認証セッションID情報等を発行し、当該発行した認証セッションID情報等を認証情報記憶部57に一時記憶する。そして制御部50は、このように認証処理部56によりユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP72に移る。
ステップSP72において、制御部50は、クライアント端末2から受信した地域コードに基づいて、周波数情報記憶部58内の複数の周波数情報、ラジオ局名及びコールサインのリストの中から当該地域コードに対応する周波数情報、ラジオ局名及びコールサインを検索してリスト化し読み出す。これにより制御部50は、周波数情報記憶部58からリスト化して読み出した周波数情報、ラジオ局名及びコールサインを、上述のステップSP71において認証処理部56によりクライアント端末2に対して発行された認証セッションID情報等と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP73において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された周波数情報、ラジオ局名及びコールサインのリストと、認証セッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該ポータルサーバ3から受信した認証セッションID情報等を認証処理部37に送出すると共に、周波数情報、ラジオ局名及びコールサインのリストを表示制御部24に送出する。これにより認証処理部37は、制御部23の制御のもと、ポータルサーバ3から受信された認証セッションID情報等を認証情報記憶部38に一時記憶する。また表示制御部24は、制御部23から与えられた周波数情報、ラジオ局名及びコールサインのリストを表示部25に送出することにより当該表示部25に対しそのリストを表示させる。さらに制御部23は、このとき入力処理部21から入力される選択コマンドに基づき、選択された周波数情報、ラジオ局名及びコールサインを記憶媒体29にプリセットとして記憶して、次のステップSP74に移る。
ステップSP74において、制御部23は、入力処理部21から入力されるチューニング制御コマンドに応じて、チューナ部31を、ラジオ放送波の中からチューニング制御コマンドに対応する放送周波数で放送されているラジオ放送のラジオ放送信号を抽出するように制御する。これによりチューナ部31は、放送信号受信部30により受信されたラジオ放送波の中から、その放送周波数で放送されているラジオ放送信号を抽出して復号等の所定の受信処理を施し、この結果得られた音声データを音声制御部26に送出する。従って音声制御部26は、チューナ部31から与えられる音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ27に送出することにより当該スピーカ27から、選択されたラジオ番組の音声を出力させることができる。
ステップSP75において、ラジオ放送表示制御部39は、制御部23の制御のもと、記憶媒体29から、上述のチューニング制御コマンドに対応する放送周波数を示す周波数情報に対応して記憶されているコールサインを読み出すと共に、当該読み出したコールサインを、認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶されている認証セッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP76において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信されたコールサイン及び認証セッションID情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部56に送出する。認証処理部56は、制御部50の制御のもと、クライアント端末2から受信された認証セッションID情報等と、認証情報記憶部57に対しすでに一時記憶している認証セッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。その結果、制御部50は、認証処理部56により、クライアント端末2から受信した認証セッションID情報等が有効期限内のものであり、当該クライアント端末2を利用してコールサインを送信したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP77に移る。
ステップSP77において、制御部50は、クライアント端末2から受信したコールサインに基づいて、URL記憶部59内の複数のURL情報の中から当該コールサインに対応付けられたURL情報を検索する。また制御部50は、認証処理部56により、クライアント端末2に対し発行していた認証セッションID情報等の有効期限を延長させる。そして制御部50は、URL記憶部59から、その検索したURL情報を読み出すと共に、当該読み出したURL情報を、認証処理部56により有効期限の延長された認証セッションID情報等と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP78において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信されたURL情報と、有効期限の延長された認証セッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部37に送出すると共に、URL情報をラジオ放送表示制御部39に送出する。認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、ポータルサーバ3から受信された有効期限の延長されている認証セッションID情報等をその有効期限が延長される前の認証セッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶している認証セッションID情報等の内容を更新する。またラジオ放送表示制御部39は、制御部23の制御のもとに、当該制御部23から与えられたURL情報を、記憶媒体29に記憶しているコールサインに対応付けて記憶媒体29等に一時記憶する。そしてラジオ放送表示制御部39は、制御部23の制御のもとに、記憶媒体29等に一時記憶したURL情報に従って、ナウオンエア情報を取得要求するナウオンエア情報要求信号を、すでにラジオ放送情報配信サーバSV3から受信され認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してラジオ放送情報配信サーバSV3に送信する。
ここでかかるラジオ放送情報配信サービス提供処理手順では、ステップSP78においてクライアント端末2からナウオンエア情報要求信号及びサービスセッションID情報等をラジオ放送情報配信サーバSV3に送信する処理が、図9について上述したステップSP10の処理に対応している。従ってこのラジオ放送情報配信サービス提供処理手順では、ステップSP78の処理に引き続き、クライアント端末2及びラジオ放送情報配信サーバSV3並びにポータルサーバ3において、図9について上述したステップSP11乃至ステップSP13及びステップSP18乃至ステップSP22と同様のユーザ認証処理を順次実行した後、続くステップSP79に移る。
ステップSP79において、クライアント端末2のラジオ放送表示制御部39は、制御部23の制御のもとに再び、記憶媒体29等に一時記憶していたURL情報に従ってナウオンエア情報要求信号を、すでにラジオ放送情報配信サーバSV3から受信して認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してラジオ放送情報配信サーバSV3に送信する。
ステップSP80において、ラジオ放送情報配信サーバSV3の制御部110は、クライアント端末2から送信されたナウオンエア情報要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部115に送出する。これにより認証処理部115は、制御部110の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部120に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。その結果、認証処理部115は、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末2からのナウオンエア情報の取得要求が正当な要求であると判断する。そして制御部110は、認証処理部115により、クライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されると、当該認証処理部115により、そのクライアント端末2に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させて、次のステップSP81に移る。
ステップSP81において、制御部110は、ナウオンエア情報記憶部119からナウオンエア情報を読み出し、当該読み出したナウオンエア情報を、認証処理部115により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP82において、クライアント端末2の制御部23は、ラジオ放送情報配信サーバSV3から送信されたナウオンエア情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出すると共に、ナウオンエア情報をラジオ放送表示制御部39に送出する。これにより認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、ラジオ放送情報配信サーバSV3から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。
またラジオ放送表示制御部39は、制御部23から与えられたナウオンエア情報を表示制御部24を介して表示部25に送出することにより、当該表示部25に対し、現在受信中のラジオ放送のラジオ番組に関するナウオンエア情報を表示させる。そしてかかるラジオ放送情報配信サービス提供処理手順では、この後、クライアント端末2がステップSP79におけるナウオンエア情報の取得要求を定期的に繰り返し実行すると共に、ラジオ放送情報配信サーバSV3がクライアント端末2からその取得要求を受けてステップSP80及びステップSP81の処理を順次実行する。これによりクライアント端末2では、現在受信中のラジオ番組の番組名、番組放送開始時刻、番組放送終了時刻、そのラジオ番組内で現在流れている楽曲のタイトル、アーティスト名、楽曲放送開始時刻等をナウオンエア情報として時々刻々と更新しながらクライアント端末2の表示部25に表示することができる。
(1−8)クライアント端末2のハードウェア回路ブロック構成
(1−8−1)回路構成
次にクライアント端末2のハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。かかるクライアント端末2のハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成では、一部の機能を後述するソフトウェアモジュールに従って実現している。
図14に示すようにクライアント端末2は、その筐体表面やリモートコントローラ(図示せず)に設けられた各種操作ボタンでなる操作入力部200がユーザによって操作されると、当該操作入力部200でこれを認識し、当該操作に応じた操作入力信号を入力処理部201へ送出する。入力処理部201は、供給される操作入力信号に対して所定の処理を施すことにより、当該操作入力信号を操作コマンドに変換し、これをバス202を介してCPU(Central Processing Unit)203に供給する。CPU203は、ROM(Read Only Memory)204に予め格納されている基本プログラムやアプリケーションプログラム等の各種プログラムをバス202を介してRAM(Random Access Memory)205に読み出し、これら各種プログラムに従って全体を制御すると共に、所定の演算処理や、入力処理部201から供給される操作コマンドに応じた各種処理を実行する。
ディスプレイ206は、例えば液晶ディスプレイ等の表示デバイスであって、筐体表面に直接取り付けられている場合や外付けされている場合がある。そしてディスプレイ206は、CPU203による処理結果や各種映像データが表示処理部207を介してアナログ映像信号として供給されると、当該アナログ映像信号に基づく映像を表示する。
メディアドライブ208は、例えばCDや、フラッシュメモリが外装ケースに内包されるメモリスティック(登録商標)に記録されたコンテンツデータを読み出して再生し、又は当該CDやメモリスティックに対し記録対象のコンテンツデータを記録する。そしてメディアドライブ208は、CDやメモリスティックからコンテンツデータとして映像データを読み出したときには、当該再生した映像データをバス202を介して表示処理部207に供給する。またメディアドライブ208は、CDやメモリスティックからコンテンツデータとして音声データを読み出したときには、当該再生した音声データを音声処理部209に供給する。
表示処理部207は、バス202を介して供給される映像データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、その結果得られるアナログ映像信号をディスプレイ206に供給することにより、当該ディスプレイ206にそのアナログ映像信号に基づく映像を表示させる。また音声処理部209は、バス202を介して供給される音声データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、その結果得られるアナログ音声信号を2チャンネルのスピーカ210に送出することにより、当該スピーカ210からそのアナログ音声信号に基づくステレオ音声を出力させる。
さらにCPU203は、メディアドライブ208で読み出したコンテンツデータをバス202を介してハードディスクドライブ211に送出することにより、当該ハードディスクドライブ211にそのコンテンツデータをコンテンツファイルとして記憶し得るようにもなされている。因みにCPU203は、ハードディスクドライブ211に対して記憶したコンテンツデータを、図3について上述したディレクトリ構成で管理している。そしてCPU203は、ハードディスクドライブ211に記憶したコンテンツファイルを当該ハードディスクドライブ211からコンテンツデータとして読み出すこともできる。なおCPU203は、ハードディスクドライブ211からコンテンツデータとして映像データを読み出したときには、当該読み出した映像データをバス202を介して表示処理部207に供給する。またCPU203は、ハードディスクドライブ211からコンテンツデータとして音声データを読み出したときには、当該読み出した音声データを音声処理部209に供給する。
アンテナ212は、各ラジオ局から送信されてくるラジオ放送波を受信し、これをAM/FMチューナでなるチューナ213に送出する。チューナ213は、CPU203の制御のもと、アンテナ212を介して受信されたラジオ放送波の中から例えば操作入力部200を介して指定されたラジオ局に対応する放送周波数のラジオ放送信号を抽出して所定の受信処理を施し、この結果得られる音声データをバス202を介して音声処理部209に供給する。音声処理部209は、チューナ213から与えられた音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ210に送出することにより、当該スピーカ210からラジオ局で放送されているラジオ番組の番組音声を出力させ、かくしてユーザに対しラジオ番組の番組音声を聴取させることができる。またCPU203は、チューナ213で得られた音声データをハードディスクドライブ211に送出して記録することにより、ラジオ番組の番組音声を録音することもできる。
さらにCPU203は、通信処理部214、ネットワークインタフェース215を順次介してネットワークNTに接続し、当該ネットワークNT上のポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4にアクセスすることができ、これによりポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4との間で各種データを送受信することができる。
(1−8−2)プログラムモジュール構成
図15に示すように、上述の図14に示したハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2に実装されるプログラムモジュールとしては、OS上で動作するようになされており、ポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4との間でやりとりを行う。HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)メッセージプログラム240は、ポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4との間のやりとりをHTTP通信で行うものであり、コミュニケータプログラム241は、HTTPメッセージプログラム240とデータのやりとりを行うプログラムモジュールである。
コミュニケータプログラム241の上位には、コンテンツのコーデックを解釈して再生するコンテンツ再生モジュール242、著作権保護に関する情報を取り扱う著作権保護管理モジュール243が位置し、そのコンテンツ再生モジュール242、著作権保護管理モジュール243の上位に対して、インターネットラジオの選局及び再生を行うインターネットラジオ選局再生モジュール244、楽曲購入及び試聴曲の再生を司る楽曲購入再生モジュール245がそれぞれ位置している。インターネットラジオ選局再生モジュール244と、楽曲購入再生モジュール245とにより再生された音声データは、音声処理部209に転送されることにより、最終的にスピーカ210から音声として出力される。
インターネットラジオ選局再生モジュール244、楽曲購入再生モジュール245の上位にはXMLブラウザ246が位置し、各種サーバからのXMLファイルを解釈し、ディスプレイ206に対して映像表示を行う。例えば、XMLブラウザ246を介してユーザに選択された楽曲は楽曲購入再生モジュール245で購入処理され、ハードディスクコンテンツコントローラ247を介してハードディスクドライブ211に書き込まれる。
なおコミュニケータプログラム241には、ライブラリ248の認証ライブラリ248Aが接続されており、当該認証ライブラリ248Aはポータルサーバ3等と連携して各種認証処理を行うようになされている。さらにコミュニケータプログラム241の上位には、データベースアクセスモジュール249、コンテンツデータアクセスモジュール250及びハードディスクコンテンツコントローラ247が位置する。このデータベースアクセスモジュール249は、ハードディスクドライブ211に構築された各種データベースにアクセスし、コンテンツデータアクセスモジュール250はハードディスクドライブ211に格納されたコンテンツデータにアクセスし、ハードディスクコンテンツコントローラ247はハードディスクドライブ211に格納されたコンテンツデータを管理するようになされている。
ハードディスクコンテンツコントローラ247の上位には、ラジオ局が放送した楽曲のタイトルやアーティスト名等を表示するためのラジオ放送情報表示モジュール251、及びラジオ局を選局したり、当該ラジオ局から受信した楽曲としてのコンテンツデータをハードディスクドライブ211に記憶(録音)するチューナ選局再生/録音モジュール252が位置している。例えば、オーディオユーザインタフェース253を介して選局されたラジオ局から受信した楽曲は、コンテンツデータアクセスモジュール250を介してハードディスクドライブ211へ書き込まれるようになされている。またチューナ選局再生/録音モジュール252により再生されたコンテンツデータとしての音声データは、音声処理部209に転送されることにより、最終的にスピーカ210から音声として出力される。
ラジオ放送情報表示モジュール251は、チューナ選局再生/録音モジュール252によって現在ラジオ局が放送している楽曲のタイトルやアーティスト名等のナウオンエア情報のようなラジオ放送情報をラジオ放送情報配信サーバSV3からHTTPメッセージプログラム240経由で受信し、これをオーディオユーザインタフェース(UI)253を介してディスプレイ206に表示する。なおオーディオユーザインタフェース253を介してディスプレイ206に表示したラジオ放送情報は、ライブラリ248のクリップライブラリ248Bに一時的に記憶することもでき、ユーザからの指示に従って最終的にはデータベースアクセスモジュール249を介してハードディスクドライブ211へ記憶される。
CD再生モジュール254は、メディアドライブ208に対してCDを再生するように制御する。そしてCD再生モジュール254によりCDから再生された音声データは、音声処理部209に転送されることにより、最終的にスピーカ210から音声として出力される。HDD再生モジュール255は、図示はしていないが、ハードディスクコンテンツコントローラ247及び著作権保護管理モジュール243と接続されている。これによりHDD再生モジュール255は、ハードディスクコンテンツコントローラ247の制御のもとにハードディスクドライブ211から読み出されたコンテンツデータとしての音声データを、著作権保護管理モジュール243から供給される著作権管理情報に従って再生する。そしてHDD再生モジュール255により著作権管理情報に従って再生された音声データは、音声処理部209に転送されることにより、最終的にスピーカ210から音声として出力される。
リッピングモジュール256は、図示はしていないが、ハードディスクコンテンツコントローラ247及び著作権保護管理モジュール243と接続されている。これによりリッピングモジュール256は、CD再生モジュール254によりCDから再生された音声データを、著作権保護管理モジュール243から供給される、その音声データを管理するための著作権管理情報と共に、ハードディスクコンテンツコントローラ247の制御のもとハードディスクドライブ211のハードディスクに記憶される(すなわち、リッピングされる)ように、CD再生モジュール254、著作権保護管理モジュール243及びハードディスクコンテンツコントローラ247を制御する。
ところで以上説明したプログラムモジュールにおいてHTTPメッセージプログラム240及びコミュニケータプログラム241は、図2について上述したクライアント端末2の通信制御部32と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。またコンテンツ再生モジュール242は、図2について上述したクライアント端末2のエンコーダ/デコーダ部34と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。さらに著作権保護管理モジュール243は、図2について上述したクライアント端末2の著作権管理部35と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。さらにインターネットラジオ選局再生モジュール244は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23及び音声制御部26と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらに楽曲購入再生モジュール245は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23及び音声制御部26と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。さらにXMLブラウザ246は、図2について上述したクライアント端末2の入力処理部21及びページ情報生成部36と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。さらにハードディスクコンテンツコントローラ247及びデータベースアクセスモジュール249並びにコンテンツデータアクセスモジュール250は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。さらにライブラリ248の認証ライブラリ248Aは、図2について上述したクライアント端末2の認証処理部37及び認証情報記憶部38と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにライブラリ248のクリップライブラリ248Bは、図2について上述したクライアント端末2の制御部23と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。さらにラジオ放送情報表示モジュール251は、図2について上述したクライアント端末2のラジオ放送表示制御部39と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。さらにチューナ選局再生/録音モジュール252は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23及び音声制御部26並びにチューナ部31と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。さらにオーディオユーザインタフェース253は、図2について上述したクライアント端末2の入力処理部21及び制御部23並びに表示制御部24と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにCD再生モジュール254は、図2について上述したクライアント端末2の音声制御部26及び外部記録媒体記録再生部28と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。さらにHDD再生モジュール255は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23及び音声制御部26と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。さらにリッピングモジュール256は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23及び外部記録媒体記録再生部28並びにエンコーダ/デコーダ部34と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
従って図14について上述したハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2では、CPU203が上述の各種プログラムモジュールに従って、図2について上述した機能回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2と同様の処理を実行することができる。またハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2は、後述する関連情報連続出力処理を実現可能である。そして機能回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2は、各機能回路ブロックが、それぞれハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2に実装されているプログラムモジュールで実現可能な機能を網羅していることにより、かかるハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2と同様に後述の関連情報連続出力処理を実現することができる。
(1−9)音楽データ配信サーバSV1のハードウェア回路ブロック構成
次いで、音楽データ配信サーバSV1のハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成について説明する。図16に示すように、音楽データ配信サーバSV1は、全体を統括的に制御するCPU270が、ROM271又はハードディスクドライブ272に記憶されている基本プログラムや関連情報連続提供プログラム等の各種プログラムを、バス273を介してRAM274に適宜展開しこれを実行することにより関連情報連続提供処理等の各種処理を行う。この場合、ハードディスクドライブ272には、クライアント端末2でダウンロード可能な(すなわち、クライアント端末2に対し配信可能な)多数の音楽データが記憶されている。またハードディスクドライブ272には、ダウンロード可能な音楽データに関連する楽曲関連情報として、かかる音楽データに基づく楽曲の一部を試聴楽曲として試聴させるために予め用意された複数の試聴データも記憶されている。さらにハードディスクドライブ272には、音楽データ配信用のページ情報として、ダウンロード可能な多数の音楽データをネットワークNT上で紹介するためのページ情報(以下、これを紹介ページ情報と呼ぶ)や、実際に音楽データのダウンロードを実行要求させるためのページ情報(以下、これを購入ページ情報と呼ぶ)、またダウンロード可能な音楽データに関連する楽曲関連情報としてアーティスト名や音楽データの再生時間、楽曲に対するコメント等の詳細情報を提示するためのページ情報(以下、これを詳細提示ページ情報と呼ぶ)も記憶されている。さらにまたハードディスクドライブ272には、ハードディスク内に構築されたデータベースに、音楽データ配信サーバSV1の利用を許可した顧客の顧客情報等の各種登録情報も登録されている。
これによりCPU270は、ハードディスクドライブ272から各種情報や各種データを読み出し、当該読み出した各種情報及び各種データを用いて各種処理を実行することができる。またネットワークインタフェース275は、CPU270の実行する各種処理に応じて、ネットワークNTを介してクライアント端末2や他のサーバと、各種情報及び各種データの送受信用に接続する。
そしてかかる音楽データ配信サーバSV1は、基本的にCPU270がROM271又はハードディスクドライブ272に記憶された各種プログラムに従って各種処理を行っている。このためかかる音楽データ配信サーバSV1では、図5について上述した機能回路ブロックによるハードウェア構成の音楽データ配信サーバSV1の機能に応じて、ROM271又はハードディスクドライブ272に記憶させる各種プログラムを適宜選定することにより、CPU270を当該音楽データ配信サーバSV1の制御部70、通信制御部72、認証処理部75及び検索部79と同様に機能させることができると共に、ハードディスクドライブ272をその音楽データ配信サーバSV1の顧客データベース部74、ページ情報記憶部76、認証情報記憶部77及び音楽データ記憶部78と同様に用いることができる。またハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成の音楽データ配信サーバSV1は、後述する関連情報連続提供処理を実現可能である。そして機能回路ブロックによるハードウェア構成の音楽データ配信サーバSV1は、各機能回路ブロックが、それぞれハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成の音楽データ配信サーバSV1に実装されている各種プログラムで実現可能な機能を網羅していることにより、かかるハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成の音楽データ配信サーバSV1と同様に後述の関連情報連続提供処理を実現することができる。
なお上述の実施の形態においては、クライアント端末2が受信可能な放送としてラジオ局から放送されるラジオ放送を適用したが、これに限らず、クライアント端末2がテレビジョン用の放送局から放送されるテレビジョン放送を受信し、そのテレビジョン放送のテレビジョン番組に関する各種放送情報等をネットワークNT上のサーバから取得することも可能である。
(2)関連情報連続提供出力処理
音楽データ配信サーバSV1は、クライアント端末2に対しダウンロード可能な音楽データを紹介する際に当該音楽データに対応する楽曲関連情報としての試聴データを連続的に提供して出力させることにより、当該ダウンロード可能な音楽データをより詳細に紹介することができる。従って、以下には、音楽データ配信サーバSV1及びクライアント端末2で実行する関連情報連続提供出力処理について説明する。ただしかかる関連情報連続提供出力処理については、音楽データ配信サーバSV1及びクライアント端末2の何れもが主体となって実行し得るため、以下には、音楽データ配信サーバSV1が主体となって実行する関連情報連続提供出力処理と、クライアント端末2が主体となって実行する関連情報連続提供出力処理とについて順番に説明する。
(2−1)音楽データ配信サーバSV1主体の関連情報連続提供出力処理
音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、ハードディスクドライブ272に対し、ダウンロード可能な多数の音楽データをジャンルやアーティスト等の種別で分類して、シングル曲単位、及び複数の楽曲が収録されたアルバム単位で記憶している。またCPU270は、ハードディスクドライブ272に対し、これらシングル曲単位の音楽データやアルバム単位の複数の音楽データに対応する多数の試聴データや詳細情報データも記憶している。そしてCPU270は、ハードディスクドライブ272に対し、多数の音楽データ及び試聴データをそれぞれ取得させるためのURLも記憶しており、これら多数のURLをそれぞれ取得可能な音楽データや試聴データに対応付けている。さらにCPU270は、ハードディスクドライブ272に対し、ダウンロード可能な多数の音楽データのジャンルやアーティスト等の種別毎にそれぞれ例えばXMLで記述されて作成された音楽データ配信用のページ情報(すなわち、紹介ページ情報、購入ページ情報及び詳細提示ページ情報)も記憶している。
この場合、紹介ページ情報には、ダウンロード可能な音楽データを紹介する楽曲紹介画面を生成するために用いる種々の画面構成情報が含まれている。また紹介ページ情報には、楽曲紹介画面から、購入ページ情報に基づいて生成される購入画面や、詳細提示ページ情報に基づいて生成される詳細情報提示画面等に遷移するために用いる種々の画面遷移情報等も含まれている。さらに紹介ページ情報には、図17に示すように、楽曲紹介画面で紹介する複数の音楽データを識別可能な楽曲識別情報300Aとしての複数の曲名のリストを含む楽曲リスト情報300も含まれている。楽曲リスト情報300では、リスト化された複数の曲名のうち任意に選定された曲名に対し、対応する試聴データの出力処理をクライアント端末2に実行させるための処理実行情報300Bを関連付けることができる。この場合、処理実行情報300Bは、試聴データの再生処理を実行する際の実行条件300C(すなわち、イベント)と、当該実行条件300Cを満たしたときに再生処理を実行させるための実行命令300D(すなわち、メソッド)と、当該再生処理を実行する際に参照する参照情報300E等とから構成されている。ここで実行条件300Cは、例えば、「対応する曲名が、紹介用として注目すべき音楽データを示す楽曲識別情報(以下、これを注目楽曲情報と呼ぶ)として選定されたとき」のように、試聴データの出力処理を実行するための条件を規定している。また実行命令300Dは、「試聴データをストリーミング形式で取得しながら再生する(すなわち、試聴データをストリーミング再生する)」のように、試聴データに対する出力処理の命令を規定している。さらに参照情報300Eは、試聴データ取得用のURLでなる。このようにして楽曲リスト情報300では、任意に選定された曲名に対し、音楽データの紹介用に試聴データを対応付けることができる。
さらにまた楽曲リスト情報300内の複数の曲名は、当該複数の曲名に対応する複数の試聴データを連続出力させるとき、かかる連続出力対象の複数の試聴データを順次選択するための連続出力対象選択情報として使用可能なように規定されている。そして楽曲リスト情報300では、当該楽曲リスト情報300に対し、複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データが連続出力可能であることを示す連続出力可能識別情報300Fが付加されると、かかる楽曲リスト情報300内の全ての曲名を、当該曲名に対応付けられている複数の試聴データを連続出力させるための対応情報となる連続出力対象選択情報(以下、これを連続出力対応と呼ぶ)として設定することができる。因みに楽曲リスト情報300では、連続出力可能識別情報300Fが付加されると、当該楽曲リスト情報300内の全ての曲名を、試聴データの対応付けにかかわらずに連続出力対応として設定することができる。なお楽曲リスト情報300では、当該楽曲リスト情報300内の複数の曲名のうち一部の曲名(例えば、試聴データが対応付けられている曲名)に対しそれぞれ連続出力対応であることを示す所定情報を付加することで、これら一部の曲名のみを連続出力対応として設定することもできる。そして楽曲リスト情報300内で一部の曲名に対し連続出力対応であることを示す所定情報を付加する場合、かかる所定情報としては、連続出力対応であることを示す識別情報や、試聴データの連続出力用に次に選定させる曲名を示すリンク情報のように、種々の所定情報が適用可能である。
また楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されている場合、紹介ページ情報には、当該複数の曲名に対応付けられている試聴データを連続出力させるために、これら複数の曲名を順次注目楽曲情報として選定させるように指示する曲名選定指示情報が、試聴データに対する連続出力処理の処理制御情報(以下、これを単に処理制御情報と呼ぶ)として含まれている。そして曲名選定指示情報は、連続出力対応として設定されている複数の曲名を注目楽曲情報として選定させるための順序として、音楽データ配信サーバSV1側でこれら複数の曲名を楽曲リスト情報300としてリスト化したときの順序(以下、これを基準設定順序と呼ぶ)を示す順序情報を含んでいる。また曲名選定指示情報は、連続出力対応として設定されている複数の曲名を、基準設定順序で注目楽曲情報として選定させるか否かを指示する選定指示命令も含んでいる。このため曲名選定指示情報によれば、選定指示命令により曲名を基準設定順序で注目楽曲情報として選定するように指示されている場合、かかる選定指示命令に従って、連続出力対応として設定されている複数の曲名を当該基準設定順序で注目楽曲情報として選定させることができる。その結果、紹介ページ情報に対しかかる構成の曲名選定指示情報が含まれていると、連続出力対応の複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データについては、基準設定順序に準じた順番で連続的に自動出力させることができる。
ところで曲名選定指示情報によれば、選定指示命令により曲名を基準設定順序では注目楽曲情報として選定しないように指示されている場合、連続出力対応として設定されている複数の曲名を当該基準設定順序とは異なる他の所定順序で注目楽曲情報として選定させることができる。その結果、紹介ページ情報に対しかかる構成の曲名選定指示情報が含まれていると、連続出力対応の複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データについては、基準設定順序に準じた順番で連続的に自動出力させる出力形態(以下、これをデータ出力形態と呼ぶ)とは異なる他の出力形態(以下、これを変更出力形態と呼ぶ)で連続的に自動出力させることもできる。そして紹介ページ情報には、連続出力対応として設定されている複数の曲名に対応する複数の試聴データを変更出力形態で連続的に自動出力させる場合、当該変更出力形態を指示する出力形態指示情報が処理制御情報として含まれている。従って曲名選定指示情報によれば、選定指示命令により基準設定順序の使用が無効にされると、連続出力対応として設定されている複数の曲名を変更出力形態に準じた所定順序で注目楽曲情報として選定させることができる。すなわち選定指示命令は、試聴データの出力形態を変更しないとき(例えば紹介ページ情報に対し出力形態指示情報が含まれていないとき)、基準設定順序の使用が有効にされ、試聴データの出力形態を変更するとき(例えば紹介ページ情報に対し出力形態指示情報が含まれているとき)、基準設定順序の使用が無効にされる。
さらに紹介ページ情報には、楽曲紹介画面上で、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている曲名を注目楽曲情報として選定させたとき、当該注目楽曲情報として選定させた曲名を他の曲名よりも輝度を上げて強調表示する(すなわち、フォーカスをあてる)ように指示する強調表示指示情報も処理制御情報として含まれている。さらに紹介ページ情報には、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている全ての曲名を注目楽曲情報として選定させ、対応する全ての試聴データの連続的な自動出力が終了したとき、最後に注目楽曲情報として選定させた曲名、又は最初に注目楽曲情報として選定させた曲名を強調表示させるように指示する最終強調表示指示情報も処理制御情報として含まれている。なお紹介ページ情報には、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている全ての曲名を注目楽曲情報として選定させ、対応する全ての試聴データの連続的な自動出力が終了したとき、最後又は最初に注目楽曲情報として選定させた曲名を強調表示させるように指示するだけではなく、例えば音楽データ配信サーバSV1側で任意に選定された曲名を強調表示させるように指示する最終強調表示指示情報を処理制御情報として含ませることもできる。すなわち紹介ページ情報には、試聴データの連続的な自動出力が終了したとき、その時点の出力形態(すなわち、データ出力形態及び変更出力形態)にかかわらずに、これら最後又は最初に注目楽曲情報として選定させた曲名や、音楽データ配信サーバSV1側で任意に選定された曲名を強調表示させるように指示する最終強調表示指示情報を処理制御情報として含ませることができる。また紹介ページ情報には、試聴データの連続的な自動出力が終了したとき、データ出力形態及び変更出力形態にかかわらずに、楽曲リスト情報300内の複数の曲名のうち基準設定順序に従った先頭又は後尾の曲名を強調表示させるように指示する最終強調表示指示情報を処理制御情報として含ませることもできる。さらに試聴データを変更出力形態としての後述する並替出力形態や無作為選択出力形態に従って連続的に自動出力するような場合、ページ情報には、当該試聴データの連続的な自動出力が終了したとき、最後に注目楽曲情報として選定させた曲名に次いでさらに無作為に選定させた曲名を強調表示させるように指示する最終強調表示指示情報を処理制御情報として含ませることもできる。
これに加えて紹介ページ情報には、楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されている場合、当該紹介ページ情報に基づいて生成される楽曲紹介画面上で、これら複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データが連続出力可能であることを通知するための連続出力通知表示子や、当該複数の曲名に試聴データが対応付けられていることを通知するための対応通知表示子等の各種表示子も含まれている。これにより紹介ページ情報は、楽曲紹介画面上で、試聴データが連続出力可能であることや、曲名に試聴データが対応付けられていること等をユーザに対し的確に通知させることができる。なお音楽データ配信サーバSV1側では、紹介ページ情報に連続出力通知表示子を含めることもできるが、かかる紹介ページ情報に基づいて生成可能な楽曲紹介画面の背景となる壁紙(テンプレート)の所定位置に、予め連続出力通知表示子の絵柄を描いておくこともできる。
また紹介ページ情報には、楽曲リスト情報300内の複数の曲名のうち一部の曲名にのみ試聴データが対応付けられているものの、当該試聴データの対応付けの有無にかかわらずにこれら複数の曲名が連続出力対応として設定されている場合、試聴データが対応付けられていない曲名を注目楽曲情報として自動的に選定させたときに、当該注目楽曲情報の選定と強調表示とを継続させる選定継続指示情報と、その選定を継続させる例えば数秒程度の第1の時間でなる一定時間(以下、これを第1の一定時間と呼ぶ)を示す第1の選定継続時間情報も処理制御情報として含まれている。ただし紹介ページ情報には、楽曲リスト情報300内の一部の曲名が試聴データの対応付けの有無にかかわらずに連続出力対応として設定されている場合に、クライアント端末2で一連の連続出力処理の実行途中にユーザの指示に応じて、試聴データの対応付けられていない曲名が注目楽曲情報として選定されたとき、第1の一定時間よりも長い第2の時間でなる一定時間(以下、これを第2の一定時間と呼ぶ)、その曲名を継続して注目楽曲情報として選定させ、かつ強調表示させるための当該第2の一定時間を示す第2の選定継続時間情報を処理制御情報として加えることもできる。
そして紹介ページ情報には、試聴データの対応付けられていない曲名を注目楽曲情報として選定させる場合、当該曲名の選定を第1の一定時間又は第2の一定時間継続させている間、かかる曲名を楽曲紹介画面内の後述する曲名表示欄内で当該曲名を構成する文字列の並びの方向(以下、これを例えば横方向と呼ぶ)にスクロール表示させるように指示するスクロール表示指示情報も処理制御情報として適宜含ませることができる。従って紹介ページ情報は、例えば曲名を構成する文字列が比較的多いために、その全体を曲名表示欄に一括して表示し難い場合でも、当該曲名を注目楽曲情報として選定させたときに、かかる曲名表示欄内で曲名を横方向にスクロールさせることにより、当該曲名を強調表示した状態で的確に確認させることができる。
さらに紹介ページ情報には、楽曲リスト情報300内の複数の曲名が試聴データの対応付けの有無にかかわらずに連続出力対応として設定されている場合、これら連続出力対応として設定されている複数の曲名のうち、当該試聴データが対応付けられていない曲名を選定させたとき、その時点でクライアント端末2に対し曲名の自動的な選定を強制的に終了させるような選定強制終了指示情報も処理制御命令として適宜含ませることができる。
このように紹介ページ情報には、クライアント端末2に対し楽曲紹介画面を生成させると共に、当該生成させた楽曲紹介画面上で、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名を順次注目楽曲情報として自動的に選定させながら、当該注目楽曲情報として選定された曲名に対応付けられている試聴データをストリーミング再生させて当該試聴データに基づく試聴楽曲を連続的に自動出力させるための一連の処理を実行可能な各種処理制御情報(処理実行情報300Bも含む)が適宜選択的に含まれている。
そして音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、クライアント端末2からユーザにより指定された種別(すなわち、ジャンルやアーティスト等)に対応する紹介ページ情報を要求する要求情報(以下、これを紹介ページ情報要求信号と呼ぶ)が送信されると、当該紹介ページ情報要求信号を、ネットワークインタフェース275を介して受信する。これに応じてCPU270は、ハードディスクドライブ272から、かかる紹介ページ情報要求信号に対応する紹介ページ情報を読み出し、当該読み出した紹介ページ情報を、ネットワークインタフェース275を介してクライアント端末2に送信する。これによりCPU270は、クライアント端末2に対し楽曲リスト情報300を含む紹介ページ情報を提供することができる。
一方、クライアント端末2のCPU203は、ユーザにより操作入力部200を介して紹介ページ情報を取得要求する操作入力信号が入力されると、これに応じて紹介ページ情報要求信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。その結果、CPU203は、音楽データ配信サーバSV1から送信された紹介ページ情報をネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信すると、当該受信した紹介ページ情報に基づいて楽曲紹介画面データを生成する。そしてCPU203は、かかる楽曲紹介画面データを表示処理部207を介してディスプレイ206に送出することにより当該ディスプレイ206にその楽曲紹介画面データに基づく例えば図18に示すような楽曲紹介画面310を表示させる。
この場合、楽曲紹介画面310には、当該楽曲紹介画面310の垂直方向に沿って並べられ、複数の曲名表示欄311AA乃至311AEを有する曲名表示部311が設けられている。そして曲名表示部311の各曲名表示欄311AA乃至311AEには、楽曲紹介画面310の垂直方向の上端から下端にかけて、それぞれ楽曲リスト情報300内の曲名が基準設定順序で割り当てられて表示されている。また曲名表示部311には、当該曲名表示部311内に表示する曲名表示欄311AA乃至311AEを切り替えるためのスクロール操作部311Bが設けられている。従って楽曲紹介画面310では、楽曲リスト情報300内に、曲名表示部311に一括表示可能な曲名表示欄311AA乃至311AE以上の数の曲名が含まれている場合、スクロール操作部311Bの上向き又は下向きの矢印に対する選択指示(すなわち、操作)に応じて曲名表示部311内でこれら曲名表示欄311AA乃至311AFを上方向又は下方向にスクロールさせることにより、当該曲名表示欄311AA乃至311AFの表示を、図18には図示していない他の曲名表示欄の表示に順次切り替えることができる。従って楽曲紹介画面310では、楽曲リスト情報300内の全ての曲名を、それぞれ対応する曲名表示欄311AA乃至311AFや他の図示していない曲名表示欄と共に表示して目視させることができる。また各曲名表示欄311AA乃至311AEには、表示される曲名に試聴データが対応付けられているとき、紹介ページ情報に含まれる例えばスピーカの形状を模式的に示すマークでなる対応通知表示子311Cも表示される。さらに楽曲紹介画面310には、楽曲リスト情報300内の全ての曲名に対応する音楽データを一括して購入するための一括購入画面(図示せず)に遷移するための一括購入ボタン312が設けられている。
さらに楽曲紹介画面310には、曲名表示欄311AA乃至311AE内の曲名が注目楽曲情報として選定されたとき、当該注目楽曲情報として選定された曲名に対応する楽曲関連情報としてのジャケット写真等の画像を表示させる関連画像表示部313が設けられている。さらに楽曲紹介画面310には、例えば1つのアルバムに収録されている楽曲のみを紹介するために曲名表示部311の各曲名表示欄311AA乃至311AEに対し当該1つのアルバムの曲名のみが表示されている場合、そのアルバムに関する(すなわち、楽曲リスト情報300に含まれる複数の曲名全体に関する)詳細提示ページ情報を取得して詳細情報を例えば楽曲紹介画面310内の空領域に表示するための詳細情報提示ボタン314も設けられている。因みにかかる詳細情報は、詳細情報提示ボタン314内に表示しても良い。さらにまた楽曲紹介画面310には、楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されている場合、紹介ページ情報に含まれている連続出力通知表示子315も表示されている。さらに楽曲紹介画面310の下端には、操作ボタン通知領域が設けられている。かかる操作ボタン通知領域には、楽曲紹介画面310上で各種入力を行う際に、リモートコントローラ等に設けられた各種操作ボタン(すなわち、操作入力部200)うち操作命令の入力に利用可能な(すなわち、有効な)操作ボタンをユーザに通知するための、4方向の矢印マークでなる選択指示入力用の選択ボタン316や、決定ボタン317、かかる選択指示を取り消して1つ前の処理に戻るための戻るボタン318が表示されている。
なお楽曲紹介画面310では、詳細情報提示ボタン314を曲名毎の楽曲関連情報としての詳細情報を提示するために機能させ、曲名が注目楽曲情報として選定された状態で詳細情報提示ボタン314が選択指示されたとき、当該選定された曲名にのみ対応する詳細提示ページ情報を取得して、その曲名に対応する詳細情報を提示するようにしても良い。また楽曲紹介画面310では、その下端に、実際に画面上のボタンとして機能する選択ボタン316、決定ボタン317、戻るボタン318を設けるようにしても良い。
そしてCPU203は、ディスプレイ206に楽曲紹介画面310を表示した場合、例えば表示初期だけは、クライアント端末2で予め設定されている設定情報に応じて、曲名表示部311の各曲名表示欄311AA乃至311AEのうち最も上端寄りに配置された曲名表示欄311AAに表示している曲名を注目楽曲情報として自動的に選定すると共に、当該曲名表示欄311AAを他の曲名表示欄311AB乃至311AEよりも輝度を上げて、当該注目楽曲情報として選定した曲名を強調表示する。そしてCPU203は、曲名を注目楽曲情報として選定したときに当該曲名に対し処理実行情報300Bが関連付けられていると、処理実行情報300Bに従い、当該処理実行情報300Bに含まれるURLを利用して試聴データを要求するための要求情報(以下、これを試聴データ要求信号と呼ぶ)を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。
これにより音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、クライアント端末2から送信された試聴データ要求信号をネットワークインタフェース275を介して受信すると共に、当該受信した試聴データ要求信号の送信に利用されたURLに応じてハードディスクドライブ272から取得要求された試聴データを読み出す。そしてCPU270は、かかる試聴データをUDP/IP( User Datagram Protocol/Internet Protocol)に従ってストリーミング形式でネットワークインタフェース275を介してクライアント端末2に送信する。従ってクライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から試聴データがストリーミング形式で送信されると、当該試聴データをネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信しながら音声処理部209を介してスピーカ210に送出することにより、当該スピーカ210から試聴データに基づく試聴楽曲を出力させてユーザに試聴させる。
またCPU203は、かかる試聴データに対する試聴楽曲としての出力が終了すると、例えば紹介ページ情報に含まれている処理制御情報に従い当該紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300Fが含まれているか否かを判別する。その結果、CPU203は、紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300Fが含まれていると、当該紹介ページ情報に含まれている例えば曲名選定指示情報に従い、図19に示すように、楽曲紹介画面310上で上端から2つ目の曲名表示欄311ABに表示している曲名(すなわち、楽曲リスト情報300内で連続出力対応として設定されている曲名)を新たな注目楽曲情報として自動的に選定すると共に、当該曲名表示欄311ABを他の曲名表示欄311AA、311AC乃至311AEよりも輝度を上げて、当該注目楽曲情報として自動的に選定した曲名を強調表示する。そしてCPU203は、注目楽曲情報として選定した曲名に処理実行情報300Bが関連付けられていると、当該処理実行情報300Bに従い、当該処理実行情報300Bに含まれるURLを利用して試聴データ要求信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。
これにより音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、再びクライアント端末2から送信された試聴データ要求信号をネットワークインタフェース275を介して受信すると共に、当該受信した試聴データ要求信号の送信に利用されたURLに応じてハードディスクドライブ272から取得要求された試聴データを読み出す。そしてCPU270は、かかる試聴データをストリーミング形式でネットワークインタフェース275を介してクライアント端末2に送信する。従ってクライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から試聴データがストリーミング形式で送信されると、当該試聴データをネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信しながら音声処理部209を介してスピーカ210に送出することにより、当該スピーカ210から試聴データに基づく試聴楽曲を出力させてユーザに試聴させる。
このようにしてクライアント端末2のCPU203は、例えば楽曲リスト情報300内の全ての曲名にそれぞれ試聴データが対応付けられ、かつ当該全ての曲名が連続出力対応として設定されていると、当該試聴データの出力の終了を検出する毎に紹介ページ情報に含まれている曲名選定指示情報に従い、楽曲紹介画面310上で楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている曲名を基準設定順序で順次注目楽曲情報として自動的に選定すると共に、当該紹介ページ情報に含まれている処理実行情報300Bに従い、音楽データ配信サーバSV1に対し、当該注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている試聴データを要求する。また音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、クライアント端末2から試聴データが要求される毎に、当該クライアント端末2に対して、その要求された試聴データを連続的に自動送信する。これによりクライアント端末2のCPU203は、楽曲リスト情報300内の複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データ(すなわち、楽曲関連情報)を試聴楽曲として連続的に自動出力することができる。
これに加えてクライアント端末2のCPU203は、楽曲紹介画面310上で曲名が注目楽曲情報として選定された状態(すなわち、何れかの曲名表示欄311AA乃至311AEに表示している曲名を注目楽曲情報として選定し、かつ当該曲名表示欄311A乃至311AEと共に強調表示した状態)で、例えば操作入力部200の決定ボタンを介して決定命令が入力されると(すなわち、その曲名がクリックされると)、音楽データ配信サーバSV1から当該曲名に対応する詳細提示ページ情報を取得する。そしてCPU203は、かかる詳細提示ページに基づく詳細情報(すなわち、注目楽曲情報として選定されている曲名に対応する詳細情報であり、特に図示してはいない)を、楽曲紹介画面310において例えば連続出力通知表示子315の右側に表示する。これによりCPU203は、曲名を注目楽曲情報として選定したとき、かかる曲名に対応する試聴楽曲と共に詳細情報も合わせてユーザに提示することができる。なおCPU203は、楽曲紹介画面310上で曲名が注目楽曲情報として選定される毎に、当該注目楽曲情報として選定された曲名に対応する詳細提示ページ情報及び画像データを自動的に取得し、関連画像表示部313に一方の画像データに基づく楽曲関連情報としての画像を表示させ、かつ連続出力通知表示子315の右側又は詳細情報提示ボタン314の部分に他方の詳細提示ページ情報に基づく楽曲関連情報としての詳細情報を表示させるようにしても良い。このようにしてCPU203は、曲名を注目楽曲情報として選定する毎に、対応する試聴楽曲と共に画像や詳細情報のように種々の楽曲関連情報をまとめてユーザに提示することもできる。
ところで図18との対応部分に同一符号を付して示す図20において、クライアント端末2のCPU203は、例えば楽曲リスト情報300内の複数の曲名のうち一部(すなわち、少なくとも2つ以上)の曲名にのみ試聴データが対応付けられ、当該試聴データの対応付けられている曲名のみが連続出力対応として設定されていると、試聴データの出力の終了を検出する毎に、紹介ページ情報に含まれている曲名選定指示情報に従い、楽曲紹介画面320上で楽曲リスト情報300内の複数の曲名のうち連続出力対応として設定されている曲名のみを選択的に順次注目楽曲情報として選定すると共に、当該紹介ページ情報に含まれている処理実行情報300Bに従い、音楽データ配信サーバSV1に対し、当該注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている試聴データを要求する。また音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、このときにもクライアント端末2から試聴データが要求される毎に、当該クライアント端末2に対して、その要求された試聴データを連続的に自動送信する。これによりクライアント端末2のCPU203は、このような場合でも、楽曲リスト情報300内の複数の曲名に対応付けられている試聴データを試聴楽曲として連続的に自動出力することができる。
また図18との対応部分に同一符号を付して示す図21において、CPU203は、楽曲リスト情報300内の複数の曲名のうち一部の曲名にのみ試聴データが対応付けられているものの、当該試聴データの対応付けの有無にかかわらずにこれら複数の曲名が連続出力対応として設定されていると、当該紹介ページ情報に含まれている曲名選定指示情報に従い、楽曲紹介画面321上で、処理実行情報300Bが関連付けられていない(すなわち、試聴データが対応付けられていない)曲名を注目楽曲情報として自動的に選定したとき、紹介ページ情報に含まれている選定継続指示情報及び第1の選定継続時間情報に従い、第1の一定時間その曲名を継続して注目楽曲情報として選定し、かつ当該曲名をこれが表示される曲名表示欄311ABと共に継続して強調表示した後、次の曲名を注目楽曲情報として選定する。ただしCPU203は、紹介ページ情報に第2の選定継続時間情報が追加で含まれている場合、楽曲紹介画面321上で、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている曲名を順次注目楽曲情報として設定している途中にユーザの指示に応じて、試聴データの対応付けられていない曲名を注目楽曲情報として選定すると、当該紹介ページ情報に含まれている選定継続指示情報及び第2の選定継続時間情報に従い、第2の一定時間その曲名を継続して注目楽曲情報として選定し、かつ当該曲名をこれが表示される曲名表示欄311ABと共に継続して強調表示した後、再び曲名の自動的な選定に戻って次の新たな曲名を注目楽曲情報として選定する。
これによりCPU203は、ユーザの指示に応じて、試聴データが対応付けられていない曲名を注目楽曲情報として選定したときには、その曲名に対する注目楽曲情報としての選定を継続することで、その間にユーザの指示に応じて、当該曲名に対応する音楽データの詳細情報(すなわち、詳細提示ページ情報)を取得して提示することができる。従ってCPU203は、ユーザに対し試聴楽曲を試聴させることのできない(すなわち、曲名に試聴データが対応づけられていない)音楽データについても、一例の連続出力処理の実行途中に詳細情報を提示して的確に紹介することができる。またCPU203は、そのとき曲名と共に対応する曲名表示欄311ABの強調表示も継続することで、ユーザにより注目楽曲情報として選定された曲名を容易に確認させることもできる。因みにCPU203は、このとき紹介ページ情報にスクロール表示指示情報が含まれていると、かかるスクロール表示指示情報に従い、楽曲紹介画面321上で、試聴データが対応付けられてはいないものの、注目楽曲情報として選定している曲名を第1の一定時間又は第2の一定時間、対応する曲名表示欄311AB内で横方向にスクロール表示させる。これによりCPU203は、かかる曲名を構成する文字列が比較的多いために曲名表示欄311ABに一括して表示し難くても、当該曲名全体を容易に確認させることができる。
なおCPU203は、複数の試聴データに対する連続的な自動出力の実行中に、ユーザ操作により、連続出力対応として設定されてはいない曲名が注目楽曲情報として選定された場合、当該注目楽曲情報として選定された曲名に対し試聴データが対応付けられているか否かにかかわらずに、当該複数の試聴データに対する連続的な自動出力を停止させることもできる。またCPU203は、このとき複数の試聴データに対する連続的な自動出力を停止させずに、基準設定順序に従い、ユーザにより注目楽曲情報として選定された曲名の1つ前又は1つ後に注目楽曲情報として選定される曲名が連続出力対応として設定されているか否かを判別し、当該1つ前又は1つ後の曲名が連続出力対応として設定されているときに、かかる1つ前又は1つ後の曲名を注目楽曲情報として自動的に選定するようにして、複数の試聴データに対する連続的な自動出力を継続するようにしても良い。さらにCPU203は、ユーザにより注目楽曲情報として選定された曲名の1つ前又は1つ後に注目楽曲情報として選定される曲名が連続出力対応として設定されているか否かを判別した結果、当該1つ前又は1つ後の曲名も連続出力対応として設定されていないときには、基準設定順序に従い例えば先頭の曲名から順に、連続出力対応として設定されている曲名を探すようにして、当該連続出力対応として設定されている曲名を選択的に注目楽曲情報として選定して、複数の試聴データに対する連続的な自動出力を継続するようにしても良い。さらにまたCPU203は、複数の試聴データに対する連続的な自動出力の実行中にユーザ操作により、連続出力対応として設定されてはいない曲名が注目楽曲情報として選定されたときには、すでに述べたようにその時点で、当該複数の試聴データに対する連続的な自動出力を停止させ、又は継続しても良いが、もともと複数の試聴データに対する連続的な自動出力を実行してはいないときにユーザ操作により、連続出力対応として設定されてはいない曲名が注目楽曲情報として選定された場合も、そのまま複数の試聴データに対する連続的な自動出力を停止させたままとしても良いし、上述の継続の場合と同様に処理して複数の試聴データに対する連続的な自動出力を開始するようにしても良い。
さらにCPU203は、紹介ページ情報に選定強制終了指示情報が含まれていると、例えば楽曲紹介画面321上で、連続出力対応として設定されている複数の曲名のうち、処理実行情報300Bが関連付けられていない(すなわち、試聴データが対応付けられていない)曲名を注目楽曲情報として選定したとき、当該選定強制終了指示情報に従い、曲名の自動的な選定を強制的に終了する(すなわち、試聴データの連続的な自動出力を終了する)。そしてCPU203は、この後、ユーザに対し楽曲紹介画面321上で任意に曲名を注目楽曲情報として選定させるようにする。
ところでクライアント端末2のCPU203は、上述したように1つ目の試聴楽曲の出力が終了したとき、紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300Fが含まれているか否かを判別した結果、当該紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300Fが含まれていないと、紹介ページ情報に含まれている処理制御情報に従い曲名の自動的な選定を強制的に終了する。またCPU203は、楽曲紹介画面310上で1つ目の曲名を注目楽曲情報として選定したとき、当該注目楽曲情報として選定した曲名に処理実行情報300Bが対応付けられていないと、紹介ページ情報に含まれている処理制御情報に従い、その時点で当該紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300Fが含まれているか否かを判別する。その結果、CPU203は、紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300Fが含まれていないと、この場合も曲名の自動的な選定を強制的に終了する。これに対してCPU203は、注目楽曲情報として選定した1つ目の曲名に処理実行情報300Bが対応付けられてはいなくても、紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300Fが含まれていると、そのときには紹介ページ情報に含まれている処理制御情報に応じて上述の何れかの処理を実行する。
ところで上述した変更出力形態としては、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名に対応する複数の試聴データを循環的に繰り返すように出力させる複数繰返出力形態(すなわち、複数リピート)がある。またかかる変更出力形態としては、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名に対応する複数の試聴データのうち、特定の1つの試聴データ(例えば、音楽データ配信サーバSV1側で積極的に紹介したい1つの楽曲に関連する試聴データ)のみを順次繰り返し出力させる単一繰返出力形態(すなわち、1リピート)もある。さらにかかる変更出力形態としては、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名に対応する複数の試聴データを、当該楽曲リスト情報300内の複数の曲名に対応付けたときの並びの順序を無作為に並べ替えた他の順序で出力させる並替出力形態(すなわち、シャッフル)がある。さらにかかる変更出力形態としては、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名に対応する複数の試聴データ全体から順次無作為に1つの試聴データを選択して出力させる無作為選択出力形態(すなわち、ランダム)がある。さらにかかる変更出力形態としては、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名に対応する複数の試聴データを任意に設定された順序で出力させる順序設定出力形態(すなわち、プログラム)がある。因みに順序設定出力形態では、連続出力対応として設定されている複数の曲名に対応する複数の試聴データを重複して出力することもできるし、当該連続出力対応として設定されている全ての曲名に対応する全ての試聴データのうち何れかのみを出力することもできる。
因みに変更出力形態としては、この他に並替出力形態及び複数繰返出力形態を併用し、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名に対応する複数の試聴データを、当該楽曲リスト情報300内の複数の曲名に対応付けたときの並びの順序を無作為に並べ替えた他の順序で循環的に繰り返すように出力させる並替繰返出力形態(すなわち、シャッフルリピート)がある。また変更出力形態としては、順序設定出力形態及び複数繰返出力形態を併用し、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名に対応する複数の試聴データを任意に設定された順序で循環的に繰り返すように出力させる順序設定繰返出力形態(すなわち、プログラムリピート)もある。
そして音楽データ配信サーバSV1側で試聴データの変更出力形態として、複数繰返出力形態が選定されたとき、紹介ページ情報には、かかる複数繰返出力形態を指示する出力形態指示情報と共に、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名を循環的に繰り返し注目楽曲情報として選定させる最大循環回数を指示する循環回数指示情報が処理制御情報として含まれている。これに加えて紹介ページ情報には、この際、例えばかかる複数繰返出力形態を、単一繰返出力形態と共に繰返出力形態として兼用して通知するための出力形態通知表示子も含まれている。また音楽データ配信サーバSV1側で試聴データの変更出力形態として、単一繰返出力形態が選定されたとき、紹介ページ情報には、かかる単一繰返出力形態を指示する出力形態指示情報と共に、繰り返し出力させる1つの試聴データに対応する曲名を指示する曲名指示情報と、当該曲名を注目楽曲情報として繰り返し選定させる最大選定回数を指示する選定回数指示情報とが処理制御情報として含まれている。これに加えて紹介ページ情報には、この際、繰返出力形態を通知するための出力形態通知表示子が含まれている。さらに音楽データ配信サーバSV1側で試聴データの変更出力形態として、並替出力形態が選定されたとき、紹介ページ情報には、かかる並替出力形態を指示する出力形態指示情報と共に、その並替出力形態に応じて、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名を重複して選択しないように無作為に選択させるように指示する無作為選択指示情報が処理制御情報として含まれている。これに加えて紹介ページ情報には、この際、かかる並替出力形態を通知するための出力形態通知表示子も含まれている。
さらに音楽データ配信サーバSV1側で試聴データの変更出力形態として、無作為選択出力形態が選定されたとき、紹介ページ情報には、かかる無作為選択出力形態を指示する出力形態指示情報と共に、その無作為選択出力形態に応じて、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名全体から順次無作為に1つの曲名を選択させるように指示する無作為選択指示情報と、当該複数の曲名全体から順次無作為に曲名を選択させる最大選択回数を指示する選択回数指示情報とが処理制御情報として含まれている。これに加えて紹介ページ情報には、この際、かかる無作為選択出力形態を通知するための出力形態通知表示子も含まれている。さらに音楽データ配信サーバSV1側で試聴データの変更出力形態として、順序設定出力形態が選定されたとき、紹介ページ情報には、かかる順序設定出力形態を指示する出力形態指示情報と共に、その順序設定出力形態に応じて、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名を注目楽曲情報として選定する際の、基準設定順序とは異なる任意に設定された順序(以下、これを任意設定順序と呼ぶ)を示す設定順序指示情報が処理制御情報として含まれている。これに加えて紹介ページ情報には、この際、かかる順序設定出力形態を通知するための出力形態通知表示子も含まれている。ところで音楽データ配信サーバSV1側で試聴データに対する出力形態をデータ出力形態に設定しているとき、紹介ページ情報には、上述した曲名選定指示情報が処理制御情報として含まれていると共に、かかるデータ出力形態を通知するための出力形態通知表示子も含まれている。
これによりクライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1からデータ出力形態を指示する曲名選定指示情報が含まれている紹介ページ情報を取得した場合、ディスプレイ206に対し、かかる紹介ページ情報に基づき図22に示すようなデータ出力形態を通知するための出力形態通知表示子323が設けられた楽曲紹介画面324を表示する。この状態でCPU203は、紹介ページ情報に含まれている曲名選定指示情報に従い、上述と同様に楽曲紹介画面324上で、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名を基準設定順序で注目楽曲情報として選定しながら、対応する複数の試聴データを連続的に自動出力する。
またCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から複数繰返出力形態を指示する出力形態指示情報が含まれている紹介ページ情報を取得した場合、ディスプレイ206に対し、かかる紹介ページ情報に基づき図23に示すような繰返出力形態を通知するための出力形態通知表示子325が設けられた楽曲紹介画面326を表示する。この状態でCPU203は、紹介ページ情報に含まれている繰返回数指示情報に従い、楽曲紹介画面326上で、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名を最大繰返回数に達するまで循環的に繰り返し注目楽曲情報として選定しながら、対応する複数の試聴データを循環的に繰り返し自動出力する。
さらにCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から単一繰返出力形態を指示する出力形態指示情報が含まれている紹介ページ情報を取得した場合、ディスプレイ206に対し、かかる紹介ページ情報に基づき、複数繰返出力形態が選定されたときと同様に図23に示す楽曲紹介画面326を表示する。この状態でCPU203は、紹介ページ情報に含まれている曲名指示情報及び選定回数指示情報に従い、楽曲紹介画面326上で、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名のうち、繰り返し出力させる1つの試聴データに対応する曲名のみを順次注目楽曲情報として自動的に選定しながら、当該1つの試聴データを連続的に繰返し自動出力する。そしてCPU203は、このとき楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名のうちの1つの曲名のみを最大選定回数に達するまで順次繰り返し注目楽曲情報として選定することにより、当該曲名に対応する1つの試聴データのみを所定回数(すなわち、最大選定回数)繰り返し連続的に自動出力することができる。
さらにCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から並替出力形態を指示する出力形態指示情報が含まれている紹介ページ情報を取得した場合、ディスプレイ206に対し、かかる紹介ページ情報に基づき図24に示すような並替出力形態を通知するための出力形態通知表示子327が設けられた楽曲紹介画面328を表示する。この状態でCPU203は、紹介ページ情報に含まれている無作為選択指示情報に従い、楽曲紹介画面328上で、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名を重複して選択しないように順次無作為に選択して注目楽曲情報として自動的に設定しながら、対応する試聴データを連続的に自動出力する。これによりCPU203は、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名に対応する複数の試聴データを、当該複数の曲名に対応付けられたときの順番(すなわち、基準設定順序に準じた順番)とは異なる順番で連続的に自動出力する。
さらにCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から無作為選択出力形態を指示する出力形態指示情報が含まれている紹介ページ情報を取得した場合、ディスプレイ206に対し、かかる紹介ページ情報に基づき図25に示すような無作為選択出力形態を通知するための出力形態通知表示子329が設けられた楽曲紹介画面330を表示する。この状態でCPU203は、紹介ページ情報に含まれている無作為選択指示情報及び選択回数指示情報に従い、楽曲紹介画面330上で、最大選定回数に達するまで常に楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名全体から無作為に1つの曲名を選択して(すなわち、曲名を重複して選択する場合もある)注目楽曲情報として自動的に設定しながら、対応する試聴データを連続的に自動出力する。これによりCPU203は、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名に対応する複数の試聴データを無作為に選んで連続的に自動出力する。
CPU203は、音楽データ配信サーバSV1から順序設定出力形態を指示する出力形態指示情報が含まれている紹介ページ情報を取得した場合、ディスプレイ206に対し、かかる紹介ページ情報に基づき図26に示すような順序設定出力形態を通知するための出力形態通知表示子331が設けられた楽曲紹介画面332を表示する。この状態でCPU203は、紹介ページ情報に含まれている選定順序指示情報に従い、楽曲紹介画面332上で、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名を設定順序指示情報の示す変更設定順序(すなわち、基準設定順序とは異なる)で順次注目楽曲情報として自動的に選定しながら、対応する試聴データを連続的に自動出力する。これによりCPU203は、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名に対応する複数の試聴データを、変更設定順序に準じた順番で連続的に繰り返し自動出力する。
因みに音楽データ配信サーバSV1側で試聴データの変更出力形態として、並替繰返出力形態が選定されたとき、紹介ページ情報には、かかる並替繰返出力形態を指示する出力形態指示情報と共に、無作為選択指示情報及び循環回数指示情報が処理制御情報として含まれている。従ってCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から並替繰返出力形態を指示する出力形態指示情報が含まれている紹介ページ情報を取得した場合、ディスプレイ206に対し、かかる紹介ページ情報に基づく楽曲紹介画面(図示せず)を表示する。この状態でCPU203は、紹介ページ情報に含まれている無作為選択指示情報に従い、楽曲紹介画面328上で、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名を重複して選択しないように順次無作為に選択して注目楽曲情報として自動的に選定しながら、対応する試聴データを連続的に自動出力すると共に、当該複数の曲名に対する注目楽曲情報としての選定が一巡すると、かかる一連の選定を最大繰返回数に達するまで循環的に繰り返すことにより、これら複数の曲名に対応する複数の試聴データを無作為な順序でかつ循環的に繰り返し自動出力する。これによりCPU203は、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名に対応する複数の試聴データを、当該複数の曲名に対応付けられたときの順番(すなわち、基準設定順序に準じた順番)とは異なる順番で連続的に繰り返し自動出力する。
また音楽データ配信サーバSV1側で試聴データの変更出力形態として、順序設定繰返出力形態が選定されたとき、紹介ページ情報には、かかる順序設定繰返出力形態を指示する出力形態指示情報と共に、設定順序指示情報及び循環回数指示情報が処理制御情報として含まれている。従ってCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から順序設定繰返出力形態を指示する出力形態指示情報が含まれている紹介ページ情報を取得した場合、ディスプレイ206に対し、かかる紹介ページ情報に基づく楽曲紹介画面(図示せず)を表示する。この状態でCPU203は、紹介ページ情報に含まれている選定順序指示情報に従い、楽曲紹介画面332上で、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名を設定順序指示情報の示す変更設定順序で順次注目楽曲情報として自動的に選定しながら、対応する試聴データを連続的に自動出力すると共に、当該複数の曲名に対する注目楽曲情報としての選定が一巡すると、かかる一連の選定を最大繰返回数に達するまで循環的に繰り返すことにより、これら複数の曲名に対応する複数の試聴データを変更設定順序に準じた順番でかつ循環的に繰り返し自動出力する。これによりCPU203は、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名に対応する複数の試聴データを、当該複数の曲名に対応付けられたときの順番(すなわち、基準設定順序に準じた順番)とは異なる順番で、かつ特定の数だけ連続的に繰り返し自動出力する。
このようにしてCPU203は、紹介ページ情報に含まれている処理制御情報に従って、楽曲リスト情報300内で連続出力対象として設定されている複数の曲名に対応する複数の試聴データを連続的に自動出力した場合、当該紹介ページ情報に含まれている曲名選定指示情報に従い、楽曲紹介画面310上で、最終的に注目楽曲情報として選定した曲名をこれが表示されている曲名表示欄311AA乃至311AEと共に強調表示したままにして、又は最初に注目楽曲情報として選定した曲名に戻って当該曲名をこれが表示されている曲名表示欄311AAと共に強調表示して、かかる試聴データの連続的な自動出力を終了する。ただしCPU203は、紹介ページ情報に対し上述した選定継続指示情報と共に、第1の選定継続時間情報又は第2の選定継続時間情報が含まれていない場合、試聴データを連続的に自動出力している途中に楽曲紹介画面310上で、ユーザにより操作入力部200の選択ボタンや決定ボタン、戻るボタンが操作され、各曲名表示欄311AA乃至311AEや、一括購入ボタン312、詳細情報提示ボタン314、スクロール操作部311Bの上端及び下端等が選択指示されると、その時点で試聴データの連続的な自動出力を終了する。そしてCPU203は、この時点からユーザにより操作入力部200を介して入力される指示情報に応じて、曲名を注目楽曲情報として選定して試聴データを出力し、又は所望の音楽データの購入処理に移行する。
因みにCPU203は、ユーザの指示に応じて、楽曲紹介画面310上で何れかの曲名を注目楽曲情報として設定した状態で、さらにその曲名が選択指示されると、これに応じて当該注目楽曲情報として選定した曲名に対応する詳細提示ページ情報の要求情報(以下、これを詳細提示ページ情報要求信号と呼ぶ)を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。これにより音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、クライアント端末2から送信された詳細提示ページ情報要求信号をネットワークインタフェース275を介して受信すると共に、当該受信した詳細提示ページ情報要求信号に応じてハードディスクドライブ272から取得要求された詳細提示ページ情報を読み出す。そしてCPU270は、かかる詳細提示ページ情報をネットワークインタフェース275を介してクライアント端末2に送信する。従ってクライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から送信された詳細提示ページ情報をネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信し、当該受信した詳細提示ページ情報に基づいて詳細情報提示画面データを生成する。そしてCPU203は、かかる詳細情報提示画面データを表示処理部207を介してディスプレイ206に送出することにより当該ディスプレイ206において楽曲紹介画面の例えば連続出力通知表示子315の右側に、その詳細情報提示画面データに基づく例えば図27に示すような詳細情報提示画面335を表示させる。これによりCPU203は、ダウンロード可能な音楽データを試聴楽曲のみならず、かかる詳細情報提示画面335内に表示したテキスト形式の詳細情報としても詳しく紹介することができる。なおCPU203は、比較的幅広な詳細情報提示画面335にテキスト形式の詳細情報を複数行に分けて表示させても良いが、例えば1行表示用の詳細情報提示画面に対しテキスト形式の詳細情報を1行で表示させ、かかる詳細情報を一括して表示し難い場合にはスクロール表示させても良い。
また紹介ページ情報には、楽曲リスト情報300内の複数の曲名にそれぞれ対応する音楽データ購入用の購入ページ情報を取得するためのURLを対応付けて含ませておくことができる。このためCPU203は、例えば試聴データの自動出力中に、操作入力部200に設けられた購入ボタンが選択指示されると、その時点で自動出力中の試聴データに対応する(すなわち、その時点で注目楽曲情報として選定している曲名に対応する)購入ページ情報取得用のURLを利用して当該購入ページ情報を要求するための要求情報(以下、これを購入ページ情報要求信号と呼ぶ)を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。その結果、音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、クライアント端末2から送信された購入ページ情報要求信号をネットワークインタフェース275を介して受信すると共に、当該受信した購入ページ情報要求信号の送信に利用されたURLに応じてハードディスクドライブ272から取得要求された購入ページ情報を読み出す。そしてCPU270は、かかる購入ページ情報をネットワークインタフェース275を介してクライアント端末2に送信する。従ってクライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から送信された購入ページ情報をネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信し、当該受信した購入ページ情報に基づく購入画面を表示する。これによりCPU203は、試聴楽曲の試聴中に購入ボタンを選択指示するだけの簡易な操作で、当該試聴中の試聴楽曲に対応する音楽データを容易に購入することができる。
(2−1−1)関連情報連続提供出力処理手順
実際に音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、自己が主体の関連情報連続提供出力処理を、紹介ページ情報に含まれる各種処理制御情報と、ROM271又はハードディスクドライブ272に予め記憶している関連情報連続提供プログラムとに従ってクライアント端末2と共に実行している。以下には、図28を用いて、例えば楽曲リスト情報300内の複数(全て)の曲名にそれぞれ試聴データが対応付けられ、かつ当該複数の曲名が連続出力対応として設定される場合を例にとって、関連情報連続提供出力処理手順を説明する。すなわちクライアント端末2のCPU203は、ユーザの指示に応じて音楽データ配信サーバSV1から音楽データ配信用の一連のページ情報を順次取得し、所定のページ情報に基づいて生成した画面上で紹介ページ情報の取得が要求されると、これに応じてステップSP100において紹介ページ情報要求信号を音楽データ配信サーバSV1に送信する。このとき音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、クライアント端末2から送信された紹介ページ情報要求信号を受信することにより、関連情報連続提供プログラムに従って関連情報連続提供処理手順を開始する。そしてCPU270は、かかる関連情報連続提供処理手順を開始すると、ステップSP101において、ハードディスクドライブ272から紹介ページ情報要求信号に応じた紹介ページ情報を読み出し、当該読み出した紹介ページ情報をクライアント端末2に送信する。
これによりステップSP102においてクライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から送信された紹介ページ情報を受信し、当該受信した紹介ページ情報に含まれる各種処理制御情報に従って関連情報連続出力処理手順を開始する。そしてCPU203は、かかる紹介ページ情報に基づきディスプレイ206に楽曲紹介画面310を表示する。この状態でCPU203は、楽曲紹介画面310上で、紹介ページ情報に含まれている楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名のうち、例えばリスト化の際の先頭の曲名を注目楽曲情報として自動的に選定して、次のステップSP103に移る。そしてステップSP103においてCPU203は、注目楽曲情報として選定した曲名に関連付けられている処理実行情報300Bに従い、当該曲名に対応付けられている試聴データを要求するための試聴データ要求信号を音楽データ配信サーバSV1に送信する。従ってステップSP104において音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、クライアント端末2から送信された試聴データ要求信号を受信すると共に、ハードディスクドライブ272から、当該受信した試聴データ要求信号に応じた試聴データを読み出す。そしてCPU270は、かかる試聴データをストリーミング形式でクライアント端末2に送信する。これによりステップSP105においてクライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1からストリーミング形式で送信された試聴データを受信しながら当該試聴データを試聴楽曲としてスピーカ210から自動的に出力させることで、ユーザに対し、かかる試聴楽曲を試聴させる。そしてCPU203は、かかる試聴データに対する試聴楽曲としての出力が終了すると(すなわち、出力の終了を検出する)と、次のステップSP106に移る。
ここで試聴データ(すなわち、ストリーミングコンテンツデータ)のストリーミング再生の終了(すなわち、試聴楽曲の出力の終了)を検出する方法としては、例えば、以下のような手法が考えられる。しかしながらかかる手法に限定されるものではない。まずスピーカ210やデジタルアウトのためのインタフェースの前段に位置するバッファを管理することによりストリーミング再生の終了を検出することが可能である。例えば、リニアPCMデータ(デジタルデータ)がバッファに入力され、当該バッファから出力されたデジタルデータがD/Aコンバータに入力されることによりアナログ信号に変換され、スピーカ210に供給される。バッファとD/Aコンバータは、音声処理部209(又は音声制御部26)に対応する。また例えば、デコーダから供給されたリニアPCMデータ(デジタルデータ)がインタフェースコントローラ内のバッファに一旦入力され、当該バッファから出力されたデジタルデータはデジタルアウトのための伝送プロトコルに対応するフォーマットに変換されてインタフェースコントローラから出力され、インタフェースを介してデジタルアウトされる。本インタフェースコントローラの図示は省略する。これらのバッファへのデジタルデータの書き込みが終了し、かつバッファに書き込まれたデジタルデータが全て読み出されたことをCPU203(制御部23に対応)が検出することにより、試聴データ(すなわち、ストリーミングコンテンツデータ)のストリーミング再生の終了を検出する。また試聴データ(ストリーミングコンテンツデータ)内に終了タイムコードが存在するときには、再生中に、CPU203(すなわち、制御部23)が現在のタイムコードを検出し、現在のタイムコードが終了タイムコードと一致したとき、試聴データ(ストリーミングコンテンツデータ)のストリーミング再生が終了したと判別することもできる。さらに試聴データ(ストリーミングコンテンツデータ)の再生中に、CPU203(制御部23)が現在のタイムコードを検出し、現在のタイムコードが所定時間停止したことを検出すると、試聴データ(ストリーミングコンテンツデータ)のストリーミング再生が終了したと判別することもできる。さらにまた試聴データ(ストリーミングコンテンツデータ)のストリーミング再生中に、CPU203(制御部23)が、再生中のリニアPCMデータのレベルが所定値以下である状態が所定時間続いたことを検出すると、試聴データ(ストリーミングコンテンツデータ)の再生が終了したと判別することもできる。
ステップSP106においてCPU203は、紹介ページ情報に含まれている処理制御情報に従い楽曲紹介画面310上で、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている次の曲名を新たな注目楽曲情報として自動的に選定して、次のステップSP107に移る。ステップSP107においてCPU203は、注目楽曲情報として選定した曲名に関連付けられている処理実行情報300Bに従い、当該試聴データを要求する試聴データ要求信号を音楽データ配信サーバSV1に送信する。従ってステップSP108において音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、クライアント端末2から送信された試聴データ要求信号を受信すると共に、ハードディスクドライブ272から、当該受信した試聴データ要求信号に応じた試聴データを読み出す。そしてCPU270は、かかる試聴データをストリーミング形式でクライアント端末2に自動的に送信する。これによりステップSP109においてクライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1からストリーミング形式で送信された試聴データを受信しながら当該試聴データを試聴楽曲としてスピーカ210から自動的に出力させることで、ユーザに対し、かかる試聴楽曲を試聴させる。そしてCPU203は、かかる試聴データに対する試聴楽曲としての出力の終了を検出すると、次の処理ステップに移る。
このようにして音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、この後、クライアント端末2で楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている全ての曲名が注目楽曲情報として選定されるまでの間、当該クライアント端末2と連携して上述したステップSP106乃至ステップSP109の処理を循環的に繰り返し実行する。これにより音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、クライアント端末2に対し楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている曲名を順次注目楽曲情報として自動的に選定させると共に、これに応じて、当該注目楽曲情報として選定された曲名に対応付けられている試聴データをクライアント端末2に連続的に自動送信することで、当該クライアント端末2に対し、複数の試聴データを試聴楽曲として連続的に自動出力させる。
なお音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、連続出力通知表示子315を含む紹介ページ情報をクライアント端末2に提供するようにしたが、これに限らず、当該クライアント端末2に対し連続出力通知表示子315を予め保持させ、又は紹介ページ情報に含まれる連続出力可能識別情報300Fに基づき当該連続出力通知表示子315を生成させるようにしても良い。このようにすれば音楽データ配信サーバSV1側では、紹介ページ情報の構成を連続出力通知表示子315を除いて簡易化することができる。また音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、対応通知表示子311Cを含む紹介ページ情報をクライアント端末2に提供するようにしたが、これに限らず、当該クライアント端末2に対し、楽曲リスト情報300の内容を解析して複数の曲名に試聴データが対応付けられているか否かを判別させ、当該判別結果に応じて、試聴データの対応付けられている曲名を表示する曲名表示欄311AA乃至311AE、及び当該試聴データの対応付けられていない曲名を表示する曲名表示欄311AA乃至311AEを例えば点滅及び点灯等のように異なる表示状態にする楽曲紹介画面を生成させて表示させるようにしても良い。これにより音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、上述と同様にユーザに対し曲名に試聴データが対応付けられていることを的確に通知させながら、紹介ページ情報の構成を対応通知表示子311Cを除いてさらに簡易化させることができる。
さらに音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、曲名の注目楽曲情報としての選定を第1及び第2の一定時間継続させるとき、曲名表示欄311AA乃至311AEに表示しきれない曲名を横方向にスクロール表示させるようにしたが、これに限らず、試聴データの対応付けられている曲名を注目楽曲情報として選定したときにも、曲名表示欄311AA乃至311AEに表示しきれない曲名を横方向にスクロール表示させるようにしても良い。これにより音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、ユーザに対し、試聴楽曲を試聴させる際に対応する曲名を的確に通知させることができる。なおCPU203は、紹介ページ情報内の処理制御情報によりスクロール表示するのではなく、クライアント端末2に対して予め設定されている設定情報に従ってスクロール表示しても良い。さらに音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、クライアント端末2に対し楽曲紹介画面310上で、表示初期は設定情報に応じて曲名を注目楽曲情報として選定させるようにしたが、これに限らず、クライアント端末2に対し、楽曲紹介画面310の表示初期に注目楽曲情報として選定させる曲名を指示する指示情報を含む紹介ページ情報を提供するようにしても良い。
さらに音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、試聴データに対する出力形態として複数繰返出力形態が選定されたときと、単一繰返出力形態が選定されたときとで、同一の出力形態通知表示子325を含む紹介ページ情報をクライアント端末2に提供するようにしたが、これに限らず、試聴データに対する出力形態として複数繰返出力形態が選定されたときと、単一繰返出力形態が選定されたときとで、異なる出力形態通知表示子を含む紹介ページ情報をクライアント端末2に提供するようにしても良い。これにより音楽データ配信サーバSV1のCPU270は、ユーザに対し、複数繰返出力形態と単一繰返出力形態とを明確に区別して通知することができる。
(2−1−2)第1の関連情報連続出力処理手順
次いで、音楽データ配信サーバSV1が主体となってクライアント端末2のCPU203が、紹介ページ情報に含まれる各種処理制御情報に従って実行する第1の関連情報連続出力処理手順について説明する。この場合、クライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から取得した紹介ページ情報に基づき上述と同様に楽曲紹介画面310を生成してディスプレイ206に表示する。この状態でクライアント端末2のCPU203は、楽曲リスト情報300内で、複数の曲名が連続出力対応として設定されているか否かを判別し、その判別結果に応じて当該複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データを連続的に自動出力する。
すなわち、クライアント端末2のCPU203は、ディスプレイ206に紹介ページ情報に基づく楽曲紹介画面310を表示すると、当該紹介ページ情報に含まれる各種処理制御情報に従って図29に示す第1の関連情報連続出力処理手順RT1を開始する。CPU203は、かかる第1の関連情報連続出力処理手順RT1を開始すると、ステップSP200において楽曲紹介画面310上で、楽曲リスト情報300内の複数の曲名のうち基準設定順序で先頭の曲名を注目楽曲情報として自動的に選定すると共に、当該注目楽曲情報として選定した曲名をこれが表示している曲名表示欄311AA乃至311AEと共に強調表示して、次のステップSP201に移る。ステップSP201においてCPU203は、楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されているか否かを判別する。このステップSP201において肯定結果が得られると、このことは紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300Fが含まれていることを表している。すなわち、かかる肯定結果は、楽曲リスト情報300内の複数の曲名が音楽データ配信サーバSV1側で連続出力対応として設定されていることにより、これら複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データを連続的に自動出力することが可能であることを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP202に移る。
ステップSP202においてCPU203は、注目楽曲情報として選定した曲名に処理実行情報300Bが関連付けられているときには、当該処理実行情報300Bに含まれるURLを利用して試聴データ要求信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。これによりCPU203は、音楽データ配信サーバSV1に対し、注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている試聴データを要求する。その結果、CPU203は、音楽データ配信サーバSV1からストリーミング形式で送信される試聴データをネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信しながら音声処理部209を介してスピーカ210に送出することにより、当該スピーカ210から試聴データに基づく試聴楽曲を出力させてユーザに試聴させる。これに対してCPU203は、注目楽曲情報として選定した曲名に処理実行情報300Bが関連付けられていないときには、紹介ページ情報に含まれている第1の選定継続時間情報に従い、その曲名を注目楽曲情報として第1の一定時間継続して選定し、かつ当該曲名をこれが表示される曲名表示欄311AB乃至311AEと共に継続して強調表示する。そしてCPU203は、試聴データに対する試聴楽曲としての出力の終了を検出し、又は曲名に対する注目楽曲情報としての選定時間が第1の一定時間経過したことを検出すると、次のステップSP203に移る。
ステップSP203においてCPU203は、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名の中に、基準設定順序で次に注目楽曲情報として選定すべき曲名が存在するか否かを判別する。このステップSP203において肯定結果が得られると、このことは楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている全ての曲名を未だ注目楽曲情報として選定し終えてはいないことを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP204に移る。ステップSP204においてCPU203は、楽曲紹介画面310上で楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている曲名のうち基準設定順序で次の曲名を注目楽曲情報として自動的に選定すると共に、当該注目楽曲情報として選定した曲名をこれを表示している曲名表示欄311AA乃至311AEと共に強調表示して、ステップSP201に戻る。従ってCPU203は、この後、ステップSP203において否定結果を得るまでの間は、ステップSP201乃至ステップSP204の処理を循環的に繰り返し実行することにより、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名を基準設定順序で注目楽曲情報として自動的に選定しながら、当該複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データを取得し試聴楽曲として連続的に自動出力する。
そしてステップSP203において否定結果が得られると、このことは楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている全ての曲名を注目楽曲情報として選定し、これら曲名に対応付けられている全ての試聴データの連続的な自動出力が完了したことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP205に移る。そしてステップSP205においてCPU203は、楽曲紹介画面310上で、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名のうち先頭の曲名(すなわち、最初に注目楽曲情報として選定した曲名)が表示されている曲名表示欄311AAに戻って当該先頭の曲名を強調表示して、又は基準設定順序で最後尾の曲名(すなわち、最後に注目楽曲情報として選定した曲名)をこれが表示されている曲名表示欄311AA乃至311AEと共に強調表示したまま、次のステップSP206に移り、かかる第1の関連情報連続出力処理手順RT1を終了する。因みに上述のステップSP201において否定結果が得られると、このことは紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300Fが含まれていないことを表している。すなわち、かかる否定結果は、例えば楽曲リスト情報300内の複数の曲名に試聴データが対応付けられてはいないことにより試聴データを連続的に自動出力することができないことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP206に移る。このようにしてCPU203は、かかる第1の関連情報連続出力処理手順RT1を実行した場合、楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されていると、ダウンロード可能な全ての音楽データを、試聴データに基づく試聴楽曲や強調表示した曲名により的確に紹介することができる。
なおクライアント端末2のCPU203は、かかる音楽データ配信サーバSV1主体の第1の関連情報連続出力処理手順RT1において、注目楽曲情報として選定した曲名に処理実行情報300Bが関連付けられていない場合、紹介ページ情報に含まれる第1の選定継続時間情報に従い、当該曲名を注目楽曲情報として第1の一定時間継続して選定するようにしたが、これに限らず、当該曲名を注目楽曲情報として、クライアント端末2に予め設定されていた所定時間でなる一定時間継続して選定し、又は当該曲名を注目楽曲情報としてユーザにより任意に設定された所定時間でなる一定時間継続して選定するようにしても良い。またかかる第1の関連情報連続出力処理手順RT1では、上述したステップSP201で、楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されているか否かを判別するようにしたが、これに限らず、紹介ページ情報に含まれる処理制御情報、クライアント端末2に対する事前設定又はユーザによる指示に応じて、当該第1の関連情報連続出力処理手順RT1を開始した直後(すなわち、ステップSP200の前)や、上述したステップSP202及びステップSP203の間、又はステップSP203及びステップSP204の間で楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されているか否かを判別するようにしても良い。
またクライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1主体の第1の関連情報連続出力処理手順RT1の実行途中に楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されているか否かを判別するようにしたが、これに限らず、紹介ページ情報に含まれる処理制御情報、クライアント端末2に対する事前設定又はユーザによる指示に応じて、予め、紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300Fが含まれているか否かを判別し、その判別結果に応じて、当該紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300Fが含まれているときに、かかる第1の関連情報連続出力処理手順RT1を開始するようにしても良い。これに加えてクライアント端末2のCPU203は、かかる事前の判別処理を実行しなくても、楽曲紹介画面310上で連続出力通知表示子315の存在を確認したユーザにより、筐体表面やリモートコントローラに設けられた操作ボタンを介して処理実行命令が入力されたことに応じて第1の関連情報連続出力処理手順RT1を開始するようにしても良い。またクライアント端末2のCPU203は、図30に示すようにディスプレイ206に対して、処理実行指示ボタン340が設けられたユーザインタフェースとしての処理命令入力画面341と共に楽曲紹介画面310を表示し、当該楽曲紹介画面310内で連続出力通知表示子315の表示を確認したユーザにより処理実行指示ボタン340が選択指示されたことに応じて、かかる第1の関連情報連続出力処理手順RT1を開始するようにしても良い。これにより第1の関連情報連続出力処理手順RT1を、楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されているか否かを判別するための判別処理を特には実行しないように構成することができ、かくして第1の関連情報連続出力処理手順RT1の構成を簡易化することができる。
(2−2)クライアント端末2主体の関連情報連続提供出力処理
次いで、クライアント端末2が主体となって音楽データ配信サーバSV1と共に実行する関連情報連続提供出力処理について説明する。実際にクライアント端末2のCPU203は、上述したプログラムモジュールとしての楽曲購入再生モジュール245及びXMLブラウザ246(以下、これらをまとめて関連情報連続出力プログラムと呼ぶ)に従って、上述とほぼ同様にして紹介ページ情報に基づき楽曲紹介画面を生成しディスプレイ206に表示すると共に、その状態で楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名に対応する複数の試聴データを連続的に自動出力している。
ただしクライアント端末2のCPU203は、異なる構成の関連情報連続出力プログラムに従いそれぞれ異なる手法の関連情報連続出力処理手順を実行することができる。そしてクライアント端末2のCPU203は、構成の異なるこれら複数種類の関連情報連続出力プログラムを実装しておき、音楽データ配信サーバSV1から紹介ページ情報を取得した際に、かかる紹介ページ情報の内容(すなわち、処理制御情報)を解析し、その解析結果に応じた何れか1つの関連情報連続出力プログラムを選択的に用いて対応する関連情報連続出力処理手順を実行することもできる。またクライアント端末2のCPU203は、これら複数種類の関連情報連続出力プログラムを実装しておき、音楽データ配信サーバSV1から紹介ページ情報を取得する毎に、ユーザに対して、これら複数種類のうち何れか1つの関連情報連続出力プログラムを任意に選択させ、当該選択させた関連情報連続出力プログラムに対応する関連情報連続出力処理手順を実行することもできる。さらにクライアント端末2のCPU203は、これら複数種類の関連情報連続出力プログラムのうち何れか1つを実装しておくことで、音楽データ配信サーバSV1から紹介ページ情報を取得した際に、かかる1つの関連情報連続出力プログラムに従って対応する関連情報連続出力処理手順のみを実行することもできる。従って以下には、クライアント端末2のCPU203で実行可能な複数種類の関連情報連続出力処理手順について順番に説明する。
ただしクライアント端末2のCPU203は、以下に説明する複数種類の関連情報連続出力処理手順の他に、第1の関連情報連続出力プログラムに従い、当該クライアント端末2が主体となって、図29について上述した第1の関連情報連続出力処理手順RT1を実行することもできる。
(2−2−1)第2の関連情報連続出力処理手順
まずクライアント端末2のCPU203が実行する第2の関連情報連続出力処理手順について説明する。この場合、クライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から取得した紹介ページ情報に基づき上述と同様に楽曲紹介画面310を生成してディスプレイ206に表示する。この状態でクライアント端末2のCPU203は、楽曲リスト情報300の内容を解析し、その解析結果に応じて当該楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名のうち、試聴データの対応付けられている曲名のみを基準設定順序に準じて注目楽曲情報として自動的に選定して当該試聴データを連続的に自動出力する。
すなわち、クライアント端末2のCPU203は、ディスプレイ206に紹介ページ情報に基づく楽曲紹介画面310を表示すると、第2の関連情報連続出力プログラムに従って図31に示す第2の関連情報連続出力処理手順RT2を開始する。CPU203は、かかる第2の関連情報連続出力処理手順RT2を開始すると、ステップSP210において楽曲リスト情報300の内容の解析として、当該楽曲リスト情報300内の複数の曲名に処理実行情報300B(又は単に試聴データ取得用のURL)が対応付けられているか否かを検出する。そしてCPU203は、その検出結果に応じて、楽曲リスト情報300内の複数の曲名の中に、試聴データが対応付けられ、かつ基準設定順序に準じて注目楽曲情報として選定すべき曲名が存在するか否かを判別する。このステップSP210において肯定結果が得られると、このことは音楽データ配信サーバSV1側で楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定され、試聴データが対応付けられているものの、未だ注目楽曲情報として選定してはいない曲名が存在することを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP211に移る。ただしCPU203は、初めてステップSP210の処理を実行したときだけは、楽曲リスト情報300内の複数の曲名のうち試聴データが対応付けられている曲名のみを、新たに連続出力対応として設定し直す。そしてCPU203は、ステップSP210の処理を2回目以降実行するときには、自己が楽曲リスト情報300内で連続出力対応として設定した複数の曲名に対する当該設定を利用して、楽曲リスト情報300内の複数の曲名の中に、試聴データが対応付けられ、かつ基準設定順序に準じて注目楽曲情報として選定すべき曲名が存在するか否かを判別する。
ステップSP211においてCPU203は、楽曲紹介画面310上で楽曲リスト情報300内の自己が連続出力対応として設定した複数の曲名のうち1つを基準設定順序に従い注目楽曲情報として自動的に選定すると共に、当該注目楽曲情報として選定した曲名をこれを表示している曲名表示欄311AA乃至311AEと共に強調表示して、ステップSP212に移る。ステップSP212においてCPU203は、注目楽曲情報として選定した曲名に関連付けられている処理実行情報300B内のURLを利用して試聴データ要求信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。その結果、CPU203は、音楽データ配信サーバSV1からストリーミング形式で送信される試聴データをネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信しながら音声処理部209を介してスピーカ210に送出することにより、当該スピーカ210から試聴データに基づく試聴楽曲を出力させてユーザに試聴させる。そしてCPU203は、試聴データに対する試聴楽曲としての出力の終了を検出すると、ステップSP210に戻る。
従ってCPU203は、この後、ステップSP210において否定結果を得るまでの間は、ステップSP210乃至ステップSP212の処理を循環的に繰り返し実行することにより、楽曲リスト情報300内の自己が連続出力対応として設定した複数の曲名を基準設定順序に従い注目楽曲情報として自動的に選定しながら、当該複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データを取得し試聴楽曲として連続的に自動出力する。ところで上述のステップSP210において否定結果が得られると、このことは楽曲リスト情報300内の自己が連続出力対応として設定した複数の曲名を全て注目楽曲情報として選定し、当該曲名に対応付けられている全ての試聴データに対する連続的な自動出力が完了したことを表している。又はこのステップSP210において否定結果が得られると、このことは音楽データ配信サーバSV1側で楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されてはいないことで試聴データの対応付けられた曲名が存在しないことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP213に移って、かかる第2の関連情報連続出力処理手順RT2を終了する。このようにしてCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から紹介ページ情報を取得した場合、楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されているか否かを何ら気にせずに第2の関連情報連続出力処理手順RT2を実行して、試聴データの対応付けられている曲名のみを的確に注目楽曲情報として選定して当該試聴データを連続的に自動出力することができる。
なおクライアント端末2のCPU203は、かかる第2の関連情報連続出力処理手順RT2の実行中に、楽曲リスト情報300の内容を解析するようにしたが、これに限らず、紹介ページ情報を取得した際(又は楽曲紹介画面310を生成した際)に楽曲リスト情報300の内容を解析し、当該楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されていると判別したときのみ、当該第2の関連情報連続出力処理手順RT2を開始するようにしても良い。これにより第2の関連情報連続出力処理プログラムを、楽曲リスト情報300の内容を解析するための処理を特には実行しないように構成することができ、かくして第2の関連情報連続出力処理手順RT2の処理を簡易化することができる。そしてクライアント端末2のCPU203は、かかる第2の関連情報連続出力処理手順RT2の実行中に、楽曲リスト情報300の内容を解析し試聴データの対応付けられている曲名のみを連続出力対応として設定するようにしたが、これに限らず、ユーザに対し、ユーザインタフェースとしての楽曲紹介画面310上で、対応通知表示子311Cにより試聴データの対応付けられている曲名を確認させ、その確認結果に応じて楽曲リスト情報300内で試聴データの対応付けられている曲名のみを連続出力対応として設定させるようにしても良い。このようにしてユーザに対し、試聴データの対応付けられている曲名を連続出力対応として設定させた場合も、上述と同様に第2の関連情報連続出力処理プログラムを、楽曲リスト情報300の内容を解析するための処理を特には実行しないように構成することができ、かくして第2の関連情報連続出力処理手順RT2の処理を簡易化することができる。
またクライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から紹介ページ情報を取得した場合、楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されているか否かを何ら気にせずに第2の関連情報連続出力処理手順RT2を実行するようにしたが、これに限らず、予め、紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300Fが含まれているか否かを判別し、その判別結果に応じて、当該紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300Fが含まれているときにのみ、かかる第2の関連情報連続出力処理手順RT2を開始するようにしても良い。これに加えてクライアント端末2のCPU203は、かかる事前の判別処理を実行しなくても、楽曲紹介画面310上で連続出力通知表示子315の存在を確認したユーザにより、筐体表面やリモートコントローラに設けられた操作ボタンを介して処理実行命令が入力されたことに応じて第2の関連情報連続出力処理手順RT2を開始するようにしても良い。またクライアント端末2のCPU203は、図30について上述したディスプレイ206を介して楽曲紹介画面310内で連続出力通知表示子315の表示を確認したユーザにより処理実行指示ボタン340が選択指示されたことに応じて、かかる第2の関連情報連続出力処理手順RT2を開始するようにしても良い。これによりクライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から紹介ページ情報を取得しても、楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されているときのみ第2の関連情報連続出力処理手順RT2を実行するため、ダウンロード可能な音楽データの紹介時に処理負荷を低減させることができる。
(2−2−2)第3の関連情報連続出力処理手順
次いで、クライアント端末2のCPU203が実行する第3の関連情報連続出力処理手順について説明する。この場合、クライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から取得した紹介ページ情報に基づき上述と同様に楽曲紹介画面310を生成してディスプレイ206に表示する。この状態でクライアント端末2のCPU203は、楽曲リスト情報300の複数の曲名を基準設定順序で注目楽曲情報として自動的に選定するものの、当該注目楽曲情報として選定した曲名に試聴データが対応付けられているときのみ、関連情報連続出力処理を継続して当該試聴データを連続的に自動出力する。
すなわちクライアント端末2のCPU203は、ディスプレイ206に紹介ページ情報に基づく楽曲紹介画面310を表示すると、第3の関連情報連続出力プログラムに従って図32に示す第3の関連情報連続出力処理手順RT3を開始する。CPU203は、かかる第3の関連情報連続出力処理手順RT3を開始すると、ステップSP220において楽曲紹介画面310上で、楽曲リスト情報300内の複数の曲名のうち基準設定順序で先頭の曲名を注目楽曲情報として自動的に選定すると共に、当該注目楽曲情報として選定した曲名をこれを表示している曲名表示欄311AA乃至311AEと共に強調表示して、次のステップSP221に移る。ステップSP221においてCPU203は、注目楽曲情報として選定した曲名に試聴データが対応付けられているか否かを判別する。このステップSP221において肯定結果が得られると、このことは音楽データ配信サーバSV1側で楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されており、注目楽曲情報として選定した曲名に処理実行情報300Bが関連付けられていることを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP222に移る。
ステップSP222においてCPU203は、注目楽曲情報として選定した曲名に関連付けられている処理実行情報300B内のURLを利用して試聴データ要求信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。その結果、CPU203は、音楽データ配信サーバSV1からストリーミング形式で送信される試聴データをネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信しながら音声処理部209を介してスピーカ210に送出することにより、当該スピーカ210から試聴データに基づく試聴楽曲を出力させてユーザに試聴させる。そしてCPU203は、試聴データに対する試聴楽曲としての出力の終了を検出すると、次のステップSP223に移る。
ステップSP223においてCPU203は、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名の中に、基準設定順序で次に注目楽曲情報として選定すべき曲名が存在するか否かを判別する。このステップSP223において肯定結果が得られると、このことは楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている全ての曲名を未だ注目楽曲情報として選定し終えてはいないことを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP224に移る。ステップSP224においてCPU203は、楽曲紹介画面310上で楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている曲名のうち基準設定順序で次の曲名を注目楽曲情報として自動的に選定すると共に、当該注目楽曲情報として選定した曲名をこれを表示している曲名表示欄311AA乃至311AEと共に強調表示して、ステップSP221に戻る。従ってCPU203は、この後、ステップSP221及びステップSP223において否定結果を得るまでの間は、ステップSP221乃至ステップSP224の処理を循環的に繰り返し実行することにより、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名を基準設定順序で注目楽曲情報として自動的に選定しながら、当該注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている複数の試聴データを取得し試聴楽曲として連続的に自動出力する。
ところで上述のステップSP221において否定結果が得られると、このことは楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されているものの、その時点で注目楽曲情報として選定した曲名には試聴データが対応付けられていないことを表している。又はこのステップSP221において否定結果が得られると、このことは楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されてはいないことで試聴データの対応付けられた曲名が存在しないことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP225に移って、かかる第3の関連情報連続出力処理手順RT3を終了する。また上述のステップSP223において否定結果が得られると、このことは音楽データ配信サーバSV1側で楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定され、かつこれら全ての曲名にそれぞれ試聴データが対応付けられており、当該全ての曲名を基準設定順序で注目楽曲情報として選定しながら、これら曲名に対応付けられている全ての試聴データの連続的な自動出力が完了したことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP225に移る。このようにしてCPU203は、楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されていても、試聴データの対応付けられている曲名が少ない場合、単に試聴データの対応付けられていない複数の曲名を連続的に注目楽曲情報として選定し強調表示することを回避することができる。すなわちCPU203は、試聴データの対応付けられている曲名が少ない場合、ダウンロード可能な音楽データを試聴楽曲により効率良く紹介することができる。
なおクライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から紹介ページ情報を取得した場合、楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されているか否かを何ら気にせずに第3の関連情報連続出力処理手順RT3を実行するようにしたが、これに限らず、予め、紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300Fが含まれているか否かを判別し、その判別結果に応じて、当該紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300Fが含まれているときにのみ、かかる第3の関連情報連続出力処理手順RT3を開始するようにしても良い。これに加えてクライアント端末2のCPU203は、かかる事前の判別処理を実行しなくても、楽曲紹介画面310上で連続出力通知表示子315の存在を確認したユーザにより、筐体表面やリモートコントローラに設けられた操作ボタンを介して処理実行命令が入力されたことに応じて第3の関連情報連続出力処理手順RT3を開始するようにしても良い。またクライアント端末2のCPU203は、図30について上述したディスプレイ206を介して楽曲紹介画面310内で連続出力通知表示子315の表示を確認したユーザにより処理実行指示ボタン340が選択指示されたことに応じて、かかる第3の関連情報連続出力処理手順RT3を開始するようにしても良い。これによりクライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から紹介ページ情報を取得しても、楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されているときのみ第3の関連情報連続出力処理手順RT3を実行するため、ダウンロード可能な音楽データの紹介時に処理負荷を低減させることができる。
(2−2−3)第4の関連情報連続出力処理手順
次いで、クライアント端末2のCPU203が実行する第4の関連情報連続出力処理手順について説明する。この場合、クライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から取得した紹介ページ情報に基づき上述と同様に楽曲紹介画面310を生成してディスプレイ206に表示する。この状態でクライアント端末2のCPU203は、楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されていると、当該楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている曲名を基準設定順序で注目楽曲情報として自動的に選定しながら、当該注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている試聴データを連続的に自動出力する。またクライアント端末2のCPU203は、注目楽曲情報として自動的に選定した曲名に試聴データが対応付けられていないときには、当該曲名を例えば第1の一定時間継続して注目楽曲情報として選定したまま強調表示する。
これに加えてクライアント端末2のCPU203は、関連情報連続出力処理の実行途中に、ユーザに対し、試聴データの対応付けられていない曲名を、例えば詳細情報の閲覧等のために任意に注目楽曲情報として選定させることができる。そしてクライアント端末2のCPU203は、このようにユーザにより、試聴データの対応付けられていない曲名が注目楽曲情報として選定されたときには、かかる曲名を第1の一定時間よりも長い第2の一定時間継続して注目楽曲情報として選定したまま強調表示する。
すなわち、クライアント端末2のCPU203は、例えば図30について上述した場合と同様に、ディスプレイ206に対し楽曲紹介画面310と共に処理命令入力画面341表示し、かかる楽曲紹介画面310内で連続出力通知表示子315の表示を確認したユーザにより処理実行指示ボタン340が選択指示されると、これに応じて第4の関連情報連続出力プログラムに従って図33に示す第4の関連情報連続出力処理手順RT4を開始する。CPU203は、かかる第4の関連情報連続出力処理手順RT4を開始すると、ステップSP230において楽曲紹介画面310上で、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名のうち基準設定順序で先頭の曲名を注目楽曲情報として自動的に選定すると共に、当該注目楽曲情報として選定した曲名をこれを表示している曲名表示欄311AA乃至311AEと共に強調表示して、次のステップSP231に移る。ステップSP231においてCPU203は、注目楽曲情報として選定した曲名に試聴データが対応付けられているか否かを判別する。このステップSP231において肯定結果が得られると、このことは注目楽曲情報として選定した曲名に処理実行情報300Bが関連付けられていることを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP232に移る。
ステップSP232においてCPU203は、注目楽曲情報として選定した曲名に関連付けられている処理実行情報300B内のURLを利用して試聴データ要求信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。その結果、CPU203は、音楽データ配信サーバSV1からストリーミング形式で送信される試聴データをネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信しながら音声処理部209を介してスピーカ210に送出することにより、当該スピーカ210から試聴データに基づく試聴楽曲を出力させてユーザに試聴させる。そしてCPU203は、試聴データに対する試聴楽曲としての出力の終了を検出すると、次のステップSP233に移る。
ステップSP233においてCPU203は、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名の中に、基準設定順序で次に注目楽曲情報として選定すべき曲名が存在するか否かを判別する。このステップSP233において肯定結果が得られると、このことは楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている全ての曲名を未だ注目楽曲情報として選定し終えてはいないことを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP234に移る。ステップSP234においてCPU203は、楽曲紹介画面310上で楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている曲名のうち基準設定順序で次の曲名を注目楽曲情報として自動的に選定すると共に、当該注目楽曲情報として選定した曲名をこれを表示している曲名表示欄311AA乃至311AEと共に強調表示して、ステップSP231に戻る。従ってCPU203は、この後、ステップSP231及びステップSP233において否定結果を得るまでの間は、ステップSP231乃至ステップSP234の処理を循環的に繰り返し実行することにより、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名を基準設定順序で注目楽曲情報として自動的に選定しながら、当該複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データを取得し試聴楽曲として連続的に自動出力する。
ところで上述のステップSP231において否定結果が得られると、このことは現時点に注目楽曲情報として選定した曲名には試聴データが対応付けられていないことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP235に移る。ステップSP235においてCPU203は、現時点に注目楽曲情報として選定している曲名がユーザにより選択された曲名であるか否かを判別する。このステップSP235において肯定結果が得られると、このことは現時点に注目楽曲情報として選定している曲名は、楽曲紹介画面310上で、例えばユーザにより詳細情報の閲覧のために任意に選択指示された曲名であることを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP236に移る。ステップSP236においてCPU203は、例えば紹介ページ情報に含まれている第2の選定継続時間情報に従い、楽曲紹介画面310上で、ユーザにより選択指示された曲名をそのまま注目楽曲情報として第2の一定時間継続して選定し、かつ当該曲名をこれが表示される曲名表示欄311AB乃至311AEと共に継続して強調表示する。そしてCPU203は、かかる曲名に対する注目楽曲情報としての選定時間が第2の一定時間経過したことを検出すると、ステップSP233に移る。
またステップSP235において否定結果が得られると、このことは現時点に注目楽曲情報として選定している曲名は、CPU203自身が楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名の中から基準設定順序で注目楽曲情報として自動的に選定したものであることを表している。従ってCPU203は、このときステップSP237に移る。ステップSP237においてCPU203は、例えば紹介ページ情報に含まれている第1の選定継続時間情報に従い、楽曲紹介画面310上で、CPU203自身が注目楽曲情報として自動的に選定した曲名をそのまま注目楽曲情報として第1の一定時間継続して選定し、かつ当該曲名をこれが表示される曲名表示欄311AB乃至311AEと共に継続して強調表示する。そしてCPU203は、かかる曲名に対する注目楽曲情報としての選定時間が第1の一定時間経過したことを検出すると、ステップSP233に移る。このようにしてCPU203は、試聴データの対応付けられていない曲名を注目楽曲情報として選定した場合、当該曲名の注目楽曲情報としての選定の経緯に応じてステップSP236及びステップSP237の処理を選択的に実行する。
そして上述のステップSP233において否定結果が得られると、このことは楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている全ての曲名を注目楽曲情報として選定し、これら曲名に対応付けられている全ての試聴データの連続的な自動出力が完了したことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP238に移り、かかる第4の関連情報連続出力処理手順RT4を終了する。このようにしてCPU203は、かかる第4の関連情報連続出力処理手順RT4を実行した場合、楽曲リスト情報300内の複数の曲名が連続出力対応として設定されていると、ダウンロード可能な全ての音楽データを、試聴データに基づく試聴楽曲や強調表示した曲名により的確に紹介することができる。またCPU203は、かかる第4の関連情報連続出力処理手順RT4の実行途中に、楽曲紹介画面310上でユーザにより実行された、試聴データの対応付けられていない曲名に対する選択指示を受け付けるようにしたことで、複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データを試聴楽曲として連続的に自動出力しながら、ユーザによる例えば詳細情報の閲覧要求に的確に応じることができる。そしてCPU203は、楽曲紹介画面310上でユーザにより、試聴データの対応付けられていない曲名が選択指示されたとき、CPU203自身が試聴データの対応付けられていない曲名を注目楽曲情報として選定したときよりも長い時間、当該ユーザにより選択指示された曲名を注目楽曲情報として選定したままにすることで、ユーザに対し当該選択指示された曲名に対応する詳細情報の内容を的確に確認させることができる。
なおクライアント端末2のCPU203は、かかる第4の関連情報連続出力処理手順RT4において、注目楽曲情報として選定した曲名に処理実行情報300Bが関連付けられていない場合、紹介ページ情報に含まれる第1及び第2の選定継続時間情報に従い、当該曲名を注目楽曲情報として第1及び第2の一定時間継続して選定するようにしたが、これに限らず、CPU203自身が曲名を自動的に選定したときに利用する一定時間よりもユーザにより曲名が任意に選択指示されたときに利用する一定時間を長くすれば、これら曲名を注目楽曲情報として、クライアント端末2に予め設定されていたそれぞれ異なる所定時間でなる2種類の一定時間継続して選定し、又は当該曲名を注目楽曲情報としてユーザにより任意に設定されたそれぞれ異なる所定時間でなる2種類の一定時間継続して選定するようにしても良い。
またクライアント端末2のCPU203は、かかる第4の関連情報連続出力処理手順RT4において、曲名を基準設定順序で注目楽曲情報として自動的に選定していた途中に、ユーザにより任意に選択指示された曲名を注目楽曲情報として第2の一定時間継続して選定した場合、再び曲名を基準設定順序に戻って注目楽曲情報として自動的に選定するようにしたが、これに限らず、ユーザにより任意に選択指示された曲名を注目楽曲情報として第2の一定時間継続して選定した後、基準設定順序に従い、当該任意に選択指示された曲名の次に選定すべき曲名を新たに注目楽曲情報として自動的に選定するようにしても良い。これによりCPU203は、自己が注目楽曲情報として選定する前の曲名をユーザが先に選択指示したために、当該ユーザにより選択指示された曲名を注目楽曲情報として選定した後、自己が再び同じ曲名を注目楽曲情報として選定することを回避することができ、かくして曲名に対する注目楽曲情報としての選定処理が煩雑化することを回避することができる。
さらにクライアント端末2のCPU203は、図30について上述したディスプレイ206を介して楽曲紹介画面310内で連続出力通知表示子315の表示を確認したユーザにより処理実行指示ボタン340が選択指示されたことに応じて、第4の関連情報連続出力処理手順RT4を開始するようにしたが、これに限らず、予め、紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300Fが含まれているか否かを判別し、その判別結果に応じて、当該紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300Fが含まれているときに、かかる第4の関連情報連続出力処理手順RT4を開始するようにしても良い。これに加えてクライアント端末2のCPU203は、かかる事前の判別処理を実行しなくても、楽曲紹介画面310上で連続出力通知表示子315の存在を確認したユーザにより、筐体表面やリモートコントローラに設けられた操作ボタンを介して処理実行命令が入力されたことに応じて第4の関連情報連続出力処理手順RT4を開始するようにしても良い。このようにしても、クライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から、複数の曲名が連続出力対応として設定されている楽曲リスト情報300を含む紹介ページ情報を取得したときにのみ第4の関連情報連続出力処理手順RT4を的確に実行することができる。
(2−2−4)第5の関連情報連続出力処理手順
次いで、クライアント端末2のCPU203が実行する第5の関連情報連続出力処理手順について説明する。この場合、クライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から紹介ページ情報を取得すると、当該紹介ページ情報に含まれる楽曲リスト情報300の内容を解析することにより、当該楽曲リスト情報300内の複数の曲名のうち試聴データが対応付けられている(すなわち、処理実行情報300B又は試聴データ取得用のURLが関連付けられている)曲名を検出する。そしてCPU203は、楽曲リスト情報300内で試聴データが対応付けられている曲名のみを連続出力対応として設定する。またCPU203は、上述と同様にして紹介ページ情報に基づき楽曲紹介画面データを生成する。そしてCPU203は、予めハードディスクドライブ211に記憶しているユーザインタフェースとしての出力形態設定画面データに、かかる楽曲紹介画面データを合成して合成画面データを生成し、これを表示処理部207を介してディスプレイ206に送出する。これによりCPU203は、かかるディスプレイ206に対し合成画面データに基づき例えば図34に示す出力形態設定画面350を表示する。
この場合、出力形態設定画面350は、画面上側に楽曲紹介画面表示領域351が設けられると共に、当該楽曲紹介画面表示領域351の下側にボタン配置領域352が設けられている。そして楽曲紹介画面表示領域351には、楽曲紹介画面310が嵌め込まれて表示されている。またボタン配置領域352には、CPU203が楽曲リスト情報300内で連続出力対応として設定した複数の曲名に対応する複数の試聴データの出力形態を、当該試聴データを基準設定順序に準じて出力するデータ出力形態(すなわち、コンティニュ)や、変更出力形態としての複数繰返出力形態及び単一繰返出力形態(すなわち、リピート)、また並替出力形態(すなわち、シャッフル)に設定するためのデータ出力形態設定ボタン353や繰返出力形態設定ボタン354、また並替出力形態設定ボタン355が設けられている。さらにボタン配置領域352には、CPU203が楽曲リスト情報300内で連続出力対応として設定した複数の曲名に対応する複数の試聴データの出力形態を、変更出力形態としての無作為選択出力形態(すなわち、ランダム)や順序設定出力形態(すなわち、プログラム)に設定するための無作為選択出力形態設定ボタン356や順序設定出力形態設定ボタン357も設けられている。これに加えてボタン配置領域352には、第5の関連情報連続出力処理手順の実行を指示する処理実行指示ボタン358も設けられている。
CPU203は、ディスプレイ206に出力形態設定画面350を表示した状態で、当該出力形態設定画面350上で、ユーザによりデータ出力形態設定ボタン353が選択指示されると、これに応じて試聴データに対する出力形態をデータ出力形態に設定する。そしてCPU203は、かかる設定状態で処理実行指示ボタン358の選択指示に応じて関連情報連続出力処理を実行した場合、CPU203自身が連続出力対応として設定した複数の曲名に対応する複数の試聴データを、基準設定順序に準じた順番で連続的に自動出力する。
ところで出力形態設定画面350に設けられた繰返出力形態設定ボタン354は、例えばトグルボタン構成とされている。そして繰返出力形態設定ボタン354は、1回選択指示されると、これに応じて試聴データに対する出力形態を単一繰返出力形態に設定するための第1の設定命令を入力し、再び選択指示されると、これに応じて試聴データに対する出力形態を複数繰返出力形態に設定するための第2の設定命令を入力し、さらに選択指示されると、これに応じて試聴データに対する単一繰返出力形態及び複数繰返出力形態の設定命令の入力を解除するための解除命令を入力するように形成されている。このようにして繰返出力形態設定ボタン354は、3回選択指示され解除命令を入力すると、再び第1の設定命令を入力可能な状態になり、その選択指示の繰り返しに応じて、第1の設定命令、第2の設定命令及び解除命令を循環的に切り替えて入力可能な状態となる。
従ってCPU203は、出力形態設定画面350上で、ユーザにより繰返出力形態設定ボタン354が第1の設定命令を入力可能な状態で1回選択指示されると(すなわち、第1の設定命令が入力されると)、これに応じて試聴データに対する出力形態を単一繰返出力形態に設定する。そしてCPU203は、このとき紹介ページ情報に含まれている処理制御情報又はクライアント端末2に対し予め設定されている設定内容に応じて、当該CPU203自身が連続出力対応として設定した複数の曲名のうち、例えば先頭の曲名のように特定の1つの曲名を、これに対応する試聴データのみの繰り返し出力用に注目楽曲情報として選定する唯一の曲名に初期設定する。ただしCPU203は、このとき処理制御情報又はクライアント端末2の設定情報に応じて、注目楽曲情報として選定する唯一の曲名を初期設定しても、この後、ユーザにより楽曲紹介画面310内で任意に1つの曲名が選択指示されると、当該ユーザにより選択指示された曲名を、これに対応する試聴データのみの繰り返し出力用に注目楽曲情報として選定する唯一の曲名に設定する。このような状態でCPU203は、ユーザによる処理実行指示ボタン358の選択指示に応じて関連情報連続出力処理を実行した場合、予めクライアント端末2に対して設定されている、又はユーザにより任意に設定された最大選定回数に達するまで、試聴データの出力対応として設定した唯一の曲名を順次注目楽曲情報として自動的に選定しながら、その都度、当該曲名に対応する試聴データを自動出力するようにして当該試聴データを順次繰り返し連続的に自動出力する。
またCPU203は、出力形態設定画面350上で、ユーザにより繰返出力形態設定ボタン354が第1の設定命令を入力可能な状態から2回選択指示されると(すなわち、第2の設定命令が入力されると)、これに応じて試聴データに対する出力形態を複数繰返出力形態に設定する。かかる設定状態でCPU203は、ユーザによる処理実行指示ボタン358の選択指示に応じて関連情報連続出力処理を実行した場合、当該CPU203自身が連続出力対応として設定した複数の曲名に対応する複数の試聴データ全体を、クライアント端末2に対し予め設定されている、又はユーザにより任意に設定された最大繰返回数に達するまで循環的に繰り返すようにして連続的に自動出力する。
さらにCPU203は、出力形態設定画面350上で、ユーザにより並替出力形態設定ボタン355が選択指示されると、これに応じて試聴データに対する出力形態を並替出力形態に設定する。そしてCPU203は、かかる設定状態でユーザによる処理実行指示ボタン358の選択指示に応じて関連情報連続出力処理を実行した場合、CPU203自身が連続出力対応として設定した複数の曲名の中から、例えば所定の乱数発生器に発生させた乱数に応じて順次1つの曲名を重複しないように無作為に選択して当該選択した曲名を注目楽曲情報として自動的に選定しながら、当該注目楽曲情報として選定した曲名に対応する試聴データを連続的に自動出力する。
さらにCPU203は、出力形態設定画面350上で、ユーザにより無作為選択出力形態設定ボタン356が選択指示されると、これに応じて試聴データに対する出力形態を無作為選択出力形態に設定する。そしてCPU203は、かかる設定状態でユーザによる処理実行指示ボタン358の選択指示に応じて関連情報連続出力処理を実行した場合、常にCPU203自身が連続出力対応として設定した複数の曲名全体から、例えば所定の乱数発生器に発生させた乱数に応じて順次1つの曲名を無作為に選択して当該選択した曲名を注目楽曲情報として自動的に選定しながら、当該注目楽曲情報として選定した曲名に対応する試聴データを連続的に自動出力する。この際、CPU203は、楽曲リスト情報300内で連続出力対応として選定した複数の曲名を、クライアント端末2に対し予め設定されている、又はユーザにより任意に設定された最大選定回数に達するまで順次無作為に選択する。
さらにCPU203は、出力形態設定画面350上で、ユーザにより順序設定出力形態設定ボタン357が選択指示されると、これに応じて試聴データに対する出力形態を順序設定出力形態に設定する。このときCPU203は、例えば出力形態設定画面350上でユーザにより順序設定出力形態設定ボタン357が1回選択指示された後、楽曲紹介画面310内で任意に曲名が選択指示され、再び順序設定出力形態設定ボタン357が2回連続して選択指示されると、連続出力対応として設定した複数の曲名の中から、実際に注目楽曲情報として選定する曲名、及び当該曲名に対する注目楽曲情報としての選定順序を、ユーザにより選択指示された曲名、及びその曲名が選択指示された順序に設定する。又はCPU203は、自己が楽曲リスト情報300内で連続出力対応として設定した複数の曲名の中から、所定の乱数発生器に発生させた乱数に応じて任意に曲名を選択し、実際に注目楽曲情報として選定する曲名、及び当該曲名に対する注目楽曲情報としての選定順序を、自己が任意に選択した曲名、及びその曲名を選択した順序に設定する。因みにCPU203は、試聴データに対する出力形態を順序設定出力形態に設定した場合、自己が楽曲リスト情報300内で連続出力対応として設定した複数の曲名の中から、実際に注目楽曲情報として選定する曲名を重複して選択し得ると共に、当該連続出力対応として設定した複数の曲名の中から何れかのみ(すなわち、連続出力対応として設定した全ての曲名ではない)を実際に注目楽曲情報として選定するように選択することができる。そしてCPU203は、かかる設定状態でユーザによる処理実行指示ボタン358の選択指示に応じて関連情報連続出力処理を実行した場合、ユーザ又はCPU203が任意に選択した複数の曲名を、当該任意に選択した順序で注目楽曲情報として選定しながら、当該注目楽曲情報として選定した曲名に対応する試聴データを連続的に自動出力する。
実際上、クライアント端末2のCPU203は、ディスプレイ206に表示させた出力形態設定画面350上でユーザの操作に応じて何れかの出力形態を設定した後、処理実行指示ボタン358が選択指示されると、これに応じて第5の関連情報連続出力プログラムに従って図35及び図36に示す第5の関連情報連続出力処理手順RT5を開始する。CPU203は、かかる第5の関連情報連続出力処理手順RT5を開始すると、ステップSP240において、試聴データに対する出力形態を単一繰返出力形態に設定しているか否かを判別する。このステップSP240において肯定結果が得られると、このことは現時点においては出力形態を単一繰返出力形態に設定していることを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP241に移る。ステップSP241においてCPU203は、楽曲紹介画面310上で、楽曲リスト情報300内の自己が連続出力対応として設定した複数の曲名のうち、試聴データの出力対応として設定している唯一の曲名を注目楽曲情報として選定すると共に、当該注目楽曲情報として選定した曲名をこれを表示している曲名表示欄311AA乃至311AEと共に強調表示して、次のステップSP242に移る。
ステップSP242においてCPU203は、注目楽曲情報として選定した唯一の曲名に関連付けられている処理実行情報300B内のURLを利用して試聴データ要求信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。その結果、CPU203は、音楽データ配信サーバSV1からストリーミング形式で送信される試聴データをネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信しながら音声処理部209を介してスピーカ210に送出することにより、当該スピーカ210から試聴データに基づく試聴楽曲を出力させてユーザに試聴させる。そしてCPU203は、試聴データに対する試聴楽曲としての出力の終了を検出すると、次のステップSP243に移る。
ステップSP243においてCPU203は、試聴データの出力対応として設定された唯一の曲名の選定回数が最大選定回数に達したか否かを判別する。このステップSP243において否定結果が得られると、このことは試聴データの出力対応として設定した唯一の曲名を、未だ最大選定回数まで注目楽曲情報として選定してはいないことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP241に戻る。そしてCPU203は、この後、ステップSP243において肯定結果を得るまでの間、ステップSP241乃至ステップSP243の処理を循環的に繰り返し実行することにより、試聴データの出力対応として設定された唯一の曲名を繰り返し注目楽曲情報として自動的に選定しながら、当該注目楽曲情報として選定した唯一の曲名に対応付けられている1つの試聴データを繰り返し試聴楽曲として連続的に自動出力する。そしてステップSP243において肯定結果が得られると、このことは試聴データの出力対応として設定した唯一の曲名を最大選定回数まで注目楽曲情報として選定したことを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP244に移り、かかる第5の関連情報連続出力処理手順RT5を終了する。このようにしてCPU203は、楽曲リスト情報300内の複数の曲名のうち1つの曲名に対応付けられている1つの試聴データのみを連続的に自動出力することができる。
ところで上述のステップSP240において否定結果が得られると、このことは現時点においては試聴データに対する出力形態を複数繰返出力形態、並替出力形態、無作為選択出力形態、順序設定出力形態及びデータ出力形態の何れかに設定していることを表している。従ってCPU203は、このときステップSP245に移る。そしてステップSP245においてCPU203は、出力形態を複数繰返出力形態に設定しているか否かを判別する。このステップSP245において肯定結果が得られると、このことは現時点においては出力形態を複数繰返出力形態に設定していることを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP246に移る。そしてステップSP246においてCPU203は、楽曲紹介画面310上で、楽曲リスト情報300内の自己が連続出力対応として設定した複数の曲名のうち基準設定順序に準じて1つの曲名を注目楽曲情報として選定すると共に、当該注目楽曲情報として選定した曲名をこれを表示している曲名表示欄311AA乃至311AEと共に強調表示して、次のステップSP247に移る。ステップSP247においてCPU203は、注目楽曲情報として選定した曲名に関連付けられている処理実行情報300B内のURLを利用して試聴データ要求信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。その結果、CPU203は、音楽データ配信サーバSV1からストリーミング形式で送信される試聴データをネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信しながら音声処理部209を介してスピーカ210に送出することにより、当該スピーカ210から試聴データに基づく試聴楽曲を出力させてユーザに試聴させる。そしてCPU203は、試聴データに対する試聴楽曲としての出力の終了を検出すると、次のステップSP248に移る。
ステップSP248においてCPU203は、楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名に対する基準設定順序に準じた注目楽曲情報として選定が一巡したか否かを判別する。このステップSP248において否定結果が得られると、このことは楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名に対する注目楽曲情報としての選定が未だ一巡してはいないことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP246に戻る。そしてCPU203は、この後、ステップSP248において肯定結果を得るまでの間、ステップSP246乃至ステップSP248の処理を循環的に繰り返し実行することにより、楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名を基準設定順序に従い一巡するまで注目楽曲情報として選定しながら、当該注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている試聴データを試聴楽曲として連続的に自動出力する。そしてステップSP248において肯定結果が得られると、このことは楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名に対する注目楽曲情報としての選定が一巡したことを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP249に移る。
そしてステップSP249においてCPU203は、楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名全体に対する繰返選定回数が最大繰返回数に達したか否かを判別する。このステップSP249において否定結果が得られると、このことは楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名全体を未だ最大繰返回数まで繰り返し注目楽曲情報として選定してはいないことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP246に戻る。そしてCPU203は、この後、ステップSP249において肯定結果を得るまでの間、ステップSP246乃至ステップSP249の処理を循環的に繰り返し実行することにより、楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名全体を基準設定順序に従い最大繰返回数に達するまで、順次繰り返し注目楽曲情報として選定しながら、当該注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている試聴データを試聴楽曲として順次繰り返し連続的に自動出力する。そしてステップSP249において肯定結果が得られると、このことは楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名全体を最大繰返回数まで繰り返し注目楽曲情報として選定し終えたことを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP244に移る。このようにしてCPU203は、楽曲リスト情報300内の複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データを順次繰り返し連続的に自動出力することができる。
ところで上述のステップSP245において否定結果が得られると、このことは現時点においては試聴データに対する出力形態を並替出力形態、無作為選択出力形態、順序設定出力形態及びデータ出力形態の何れかに設定していることを表している。従ってCPU203は、このときステップSP250に移る。そしてステップSP250においてCPU203は、出力形態を並替出力形態に設定しているか否かを判別する。このステップSP250において肯定結果が得られると、このことは現時点においては出力形態を並替出力形態に設定していることを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP251に移る。ステップSP251においてCPU203は、楽曲紹介画面310上で、楽曲リスト情報300内の自己が連続出力対応として設定した複数の曲名を重複しないように(すなわち、すでに注目楽曲情報として選定した曲名を再び注目楽曲情報として選定しないように)無作為に注目楽曲情報として選定すると共に、当該注目楽曲情報として選定した曲名をこれを表示している曲名表示欄311AA乃至311AEと共に強調表示して、次のステップSP252に移る。
ステップSP252においてCPU203は、注目楽曲情報として選定した曲名に関連付けられている処理実行情報300B内のURLを利用して試聴データ要求信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。その結果、CPU203は、音楽データ配信サーバSV1からストリーミング形式で送信される試聴データをネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信しながら音声処理部209を介してスピーカ210に送出することにより、当該スピーカ210から試聴データに基づく試聴楽曲を出力させてユーザに試聴させる。そしてCPU203は、試聴データに対する試聴楽曲としての出力の終了を検出すると、次のステップSP253に移る。
ステップSP253においてCPU203は、楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名を全て1回ずつ無作為に注目楽曲情報として選定したか否かを判別する。このステップSP253において否定結果が得られると、このことは楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名全てを未だ注目楽曲情報として選定してはいないことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP251に戻る。そしてCPU203は、この後、ステップSP253において肯定結果を得るまでの間、ステップSP251乃至ステップSP253の処理を循環的に繰り返し実行することにより、楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名を重複しないように無作為に注目楽曲情報として選定しながら、当該注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている試聴データを試聴楽曲として連続的に自動出力する。そしてステップSP253において肯定結果が得られると、このことは楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した全ての曲名に対応する複数の試聴データに対する試聴楽曲としての出力が完了したことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP244に移る。このようにしてCPU203は、楽曲リスト情報300内の複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データを、当該複数の曲名の基準設定順序に準じた出力順序とは異なる出力順序で連続的に自動出力することができる。
また上述のステップSP250において否定結果が得られると、このことは現時点においては試聴データに対する出力形態を無作為選択出力形態、順序設定出力形態及びデータ出力形態の何れかに設定していることを表している。従ってCPU203は、このときステップSP254(図36)に移る。そしてステップSP254においてCPU203は、出力形態を無作為選択出力形態に設定しているか否かを判別する。このステップSP254において肯定結果が得られると、このことは現時点においては出力形態を無作為選択出力形態に設定していることを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP255に移る。ステップSP255においてCPU203は、楽曲紹介画面310上で、楽曲リスト情報300内の自己が連続出力対応として設定した複数の曲名全体から無作為に1つの曲名を注目楽曲情報として選定すると共に、当該注目楽曲情報として選定した曲名をこれを表示している曲名表示欄311AA乃至311AEと共に強調表示して、次のステップSP256に移る。
ステップSP256においてCPU203は、注目楽曲情報として選定した曲名に関連付けられている処理実行情報300B内のURLを利用して試聴データ要求信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。その結果、CPU203は、音楽データ配信サーバSV1からストリーミング形式で送信される試聴データをネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信しながら音声処理部209を介してスピーカ210に送出することにより、当該スピーカ210から試聴データに基づく試聴楽曲を出力させてユーザに試聴させる。そしてCPU203は、試聴データに対する試聴楽曲としての出力の終了を検出すると、次のステップSP257に移る。
ステップSP257においてCPU203は、楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名全体から無作為に曲名を注目楽曲情報として選定した選定回数が最大選定回数に達したか否かを判別する。このステップSP257において否定結果が得られると、このことは楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名全体から最大選定回数に達するまで無作為に曲名を注目楽曲情報として選定してはいないことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP255に戻る。そしてCPU203は、この後、ステップSP257において肯定結果を得るまでの間、ステップSP255乃至ステップSP257の処理を循環的に繰り返し実行することにより、楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名全体から無作為に1つの曲名を注目楽曲情報として選定しながら、当該注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている試聴データを試聴楽曲として連続的に自動出力する。そしてステップSP257において肯定結果が得られると、このことは楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名全体から最大選定回数に達するまで無作為に曲名を注目楽曲情報として選定し終えたことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP244に移る。このようにしてCPU203は、楽曲リスト情報300内の複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データを順次無作為に選択して連続的に自動出力することができる。
また上述のステップSP254において否定結果が得られると、このことは現時点においては試聴データに対する出力形態を順序設定出力形態及びデータ出力形態の何れかに設定していることを表している。従ってCPU203は、このときステップSP258に移る。そしてステップSP258においてCPU203は、出力形態を順序設定出力形態に設定しているか否かを判別する。このステップSP258において肯定結果が得られると、このことは現時点においては出力形態を順序設定出力形態に設定していることを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP259に移る。ステップSP259においてCPU203は、楽曲紹介画面310上で、楽曲リスト情報300内の自己が連続出力対応として設定した複数の曲名の中から、基準設定順序とは異なる変更設定順序で曲名を注目楽曲情報として選定すると共に、当該注目楽曲情報として選定した曲名をこれを表示している曲名表示欄311AA乃至311AEと共に強調表示して、次のステップSP260に移る。
ステップSP260においてCPU203は、注目楽曲情報として選定した曲名に関連付けられている処理実行情報300B内のURLを利用して試聴データ要求信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。その結果、CPU203は、音楽データ配信サーバSV1からストリーミング形式で送信される試聴データをネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信しながら音声処理部209を介してスピーカ210に送出することにより、当該スピーカ210から試聴データに基づく試聴楽曲を出力させてユーザに試聴させる。そしてCPU203は、試聴データに対する試聴楽曲としての出力の終了を検出すると、次のステップSP261に移る。
ステップSP261においてCPU203は、楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した曲名を基準設定順序とは異なる変更設定順序で注目楽曲情報として選定し終えたか否かを判別する。このステップSP261において否定結果が得られると、このことは楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した曲名を変更設定順序で注目楽曲情報として選定し終えてはいないことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP259に戻る。そしてCPU203は、この後、ステップSP261において肯定結果を得るまでの間、ステップSP259乃至ステップSP261の処理を循環的に繰り返し実行することにより、楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名を基準設定順序とは異なる変更設定順序で注目楽曲情報として選定しながら、当該注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている試聴データを試聴楽曲として連続的に自動出力する。そしてステップSP261において肯定結果が得られると、このことは楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した曲名を基準設定順序とは異なる変更設定順序で注目楽曲情報として選定し終えたことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP244に移る。このようにしてCPU203は、楽曲リスト情報300内の複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データを基準設定順序に準じた出力順序とは異なる変更設定順序に準じた出力順序で連続的に自動出力することができる。
また上述のステップSP258において否定結果が得られると、このことは現時点においては試聴データに対する出力形態をデータ出力形態に設定していることを表している。従ってCPU203は、このときステップSP262に移る。そしてステップSP262においてCPU203は、楽曲紹介画面310上で、楽曲リスト情報300内の自己が連続出力対応として設定した複数の曲名のうち基準設定順序に準じて1つの曲名を注目楽曲情報として選定すると共に、当該注目楽曲情報として選定した曲名をこれを表示している曲名表示欄311AA乃至311AEと共に強調表示して、次のステップSP263に移る。ステップSP263においてCPU203は、注目楽曲情報として選定した曲名に関連付けられている処理実行情報300B内のURLを利用して試聴データ要求信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。その結果、CPU203は、音楽データ配信サーバSV1からストリーミング形式で送信される試聴データをネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信しながら音声処理部209を介してスピーカ210に送出することにより、当該スピーカ210から試聴データに基づく試聴楽曲を出力させてユーザに試聴させる。そしてCPU203は、試聴データに対する試聴楽曲としての出力の終了を検出すると、次のステップSP264に移る。
ステップSP264においてCPU203は、楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した全ての曲名を基準設定順序に準じて注目楽曲情報として選定したか否かを判別する。このステップSP264において否定結果が得られると、このことは楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した全ての曲名を未だ注目楽曲情報として選定してはいないことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP262に戻る。そしてCPU203は、この後、ステップSP264において肯定結果を得るまでの間、ステップSP262乃至ステップSP264の処理を循環的に繰り返し実行することにより、楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名を基準設定順序に準じて注目楽曲情報として選定しながら、当該注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている試聴データを試聴楽曲として連続的に自動出力する。そしてステップSP264において肯定結果が得られると、このことは楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した全ての曲名を基準設定順序に準じて注目楽曲情報として選定したことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP244に移る。このようにしてCPU203は、楽曲リスト情報300内の複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データを基準設定順序に準じて連続的に自動出力することができる。
なおクライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から紹介ページ情報を取得した場合、楽曲リスト情報300内の複数の曲名を連続出力対応として設定すると共に、試聴データに対する出力形態を設定した後、かかる第5の関連情報連続出力処理手順RT5を実行するようにしたが、これに限らず、音楽データ配信サーバSV1から紹介ページ情報を取得した場合、紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300F又は連続出力通知表示子315が含まれているか否かを判別し、その判別結果に応じて当該紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300F又は連続出力通知表示子315が含まれているとき、自動的に第5の関連情報連続出力処理手順RT5を開始し、その開始段階に第5の関連情報連続出力処理手順RT5の一環として楽曲リスト情報300内の複数の曲名を連続出力対応として設定すると共に、試聴データに対する出力形態を自己で任意に設定するようにしても良い。これによりクライアント端末2のCPU203は、ユーザの手を何ら煩わせることなく第5の関連情報連続出力処理手順RT5を実行することができる。またクライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から紹介ページ情報を取得した場合、かかる紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300F又は連続出力通知表示子315が含まれていることを検出したとき、楽曲リスト情報300内の複数の曲名を連続出力対応として設定するようにしても良い。これによりCPU203は、紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300F又は連続出力通知表示子315が含まれていることを検出したときのみ、楽曲リスト情報300の内容を解析すれば良く、かくして紹介ページ情報取得時に処理負荷を低減させることができる。これに加えてクライアント端末2のCPU203は、かかる第5の関連情報連続出力処理手順RT5の実行中に、楽曲リスト情報300の内容を解析し試聴データの対応付けられている曲名のみを連続出力対応として設定するようにしたが、これに限らず、ユーザに楽曲紹介画面310上で、対応通知表示子311Cにより試聴データの対応付けられている曲名を確認させ、その確認結果に応じて楽曲リスト情報300内で試聴データの対応付けられている曲名のみを連続出力対応として設定させるようにしても良い。これによりユーザに試聴データの対応付けられている曲名を連続出力対応として設定させるため、第5の関連情報連続出力処理プログラムを、楽曲リスト情報300の内容を解析するための処理を特には実行しないように構成することができ、かくして第5の関連情報連続出力処理手順RT5の処理を簡易化することができる。
さらにまたクライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から紹介ページ情報を取得した場合、当該紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300Fが含まれていることを検出したとき、又は複数の曲名に処理実行情報300B(又は試聴データ取得用のURL)が関連付けられているときに、自己では特に楽曲リスト情報300内の複数の曲名を連続出力対応として設定し直さずに、第5の関連情報連続出力処理手順RT5を実行するようにして、試聴データの出力と共に、曲名に対する注目楽曲情報としての選定及び強調表示の継続も合わせて実行するようにしても良い。これによりクライアント端末2のCPU203は、第5の関連情報連続出力処理手順RT5を開始する際に処理負荷を低減させることができる。またクライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から紹介ページ情報を取得した場合、ユーザの要求に応じて試聴データに対する出力形態を設定するようにしたが、これに限らず、音楽データ配信サーバSV1から紹介ページ情報を取得した場合、当該紹介ページ情報に含まれている曲名選定指示情報や出力形態指示情報に従って試聴データに対する出力形態を設定するようにしても良い。これによりクライアント端末2のCPU203は、ユーザに対し、音楽データ配信サーバSV1の意図を反映させて音楽データを紹介することができる。
さらにクライアント端末2のCPU203は、試聴データに対する出力形態として単一繰返出力形態、複数繰返出力形態、無作為選択出力形態及び順序設定出力形態を実行するように設定した場合、曲名を注目楽曲情報として選定する毎に、当該注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている試聴データを音楽データ配信サーバSV1から取得して出力するようにしたが、これに限らず、繰り返し出力する試聴データについては、一度目の取得でRAM205又はハードディスクドライブ211等に一時記憶しておき、2度目以降の出力の際には音楽データ配信サーバSV1から取得せずに当該一時記憶している試聴データを出力するようにしても良い。これによりクライアント端末2のCPU203は、試聴データに対する出力形態を単一繰返出力形態、複数繰返出力形態、無作為選択出力形態及び順序設定出力形態に設定して第5の関連情報連続出力処理手順RT5を実行する際に、音楽データ配信サーバSV1の処理負荷を大幅に低減させることができる。さらにクライアント端末2のCPU203は、第5の関連情報連続出力処理手順RT5を実行する際に、楽曲紹介画面310を表示するようにしたが、これに限らず、試聴データに対する出力形態として設定したデータ出力形態、単一繰返出力形態、複数繰返出力形態、並替出力形態、無作為選択出力形態及び順序設定出力形態に応じて、図22乃至図26について上述した場合と同様に出力形態通知表示子323、325、327、329及び331を有する楽曲紹介画面324、326、328、330及び332を表示するようにしても良い。これによりクライアント端末2のCPU203は、第5の関連情報連続出力処理手順RT5の実行中にユーザに対し、この時点で設定している試聴データの出力形態を容易に確認させることができる。因みにクライアント端末2のCPU203は、楽曲紹介画面324、326、328、330及び332内に表示する出力形態通知表示子323、325、327、329及び331として紹介ページ情報に含まれる出力形態通知表示子323、325、327、329及び331を利用しても良いし、クライアント端末2に予めかかる出力形態表示子を保持しておき、これを利用するようにしても良い。
さらにクライアント端末2のCPU203は、ユーザに対し、複数繰返出力形態及び単一繰返出力形態の選択指示に同一の繰返出力形態設定ボタン354を利用させるようにしたが、これに限らず、ユーザに対し、複数繰返出力形態及び単一繰返出力形態の選択指示にそれぞれ異なる複数繰返出力形態設定ボタン及び単一繰返出力形態設定ボタンを利用させるようにしても良い。またクライアント端末2のCPU203は、試聴データに対する出力形態を複数繰返出力形態に設定した場合、楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した全ての曲名をそのまま複数の試聴データの出力用としたが、これに限らず、試聴データに対する出力形態を複数繰返出力形態に設定した場合、ユーザに対し、楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した全ての曲名の中から、試聴データを出力させるための複数の曲名を任意に選択させるようにしても良い。さらにクライアント端末2のCPU203は、試聴データに対する出力形態を複数繰返出力形態に設定した場合、楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した全ての曲名の中から、さらに所定の乱数発生器に発生させた乱数に応じて、試聴データを出力させるための複数の曲名を任意に選択するようにしても良い。因みにCPU203は、このようにユーザに対し複数の曲名を任意に選択させたうえで複数繰返出力形態を実行する場合には、例えばユーザに対し出力形態設定画面350上で並替出力形態設定ボタン355や順序設定出力形態設定ボタン357を選択指示させて一旦は試聴データに対する出力形態を並替出力形態や順序設定出力形態に設定した後(すなわち、注目楽曲情報として選定する曲名も選択させた後)、引き続き繰返出力形態設定ボタン354が選択指示されたとき、複数繰返出力形態を、並替出力形態や順序設定出力形態と併用する(すなわち、並替繰返出力形態や順序設定繰返出力形態)ようにしても良い。さらにクライアント端末2のCPU203は、試聴データに対する出力形態を単一繰返出力形態に設定した場合、楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名の中から、ユーザに対し試聴データの繰り返し出力用の唯一の曲名を任意に選択させるようにしたが、これに限らず、試聴データに対する出力形態を単一繰返出力形態に設定した場合、楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した全ての曲名の中から、所定の乱数発生器に発生させた乱数に応じて1つの曲名を任意に選択し、当該選択した曲名を、対応する試聴データの繰り返し出力用に注目楽曲情報として選定する唯一の曲名に設定するようにしても良い。
さらにクライアント端末2のCPU03は、出力形態設定画面350を表示した状態で試聴データに対する出力形態を設定し、この後、処理実行指示ボタン358が選択指示されると、複数の試聴データに対する連続的な自動出力を実行するようにしたが、これに限らず、試聴データに対する出力形態を設定する毎に、その設定した出力形態を示す出力形態設定情報を適宜更新しながら保持し、出力形態設定画面350と共に楽曲紹介画面310を表示したときには、その時点に保持している出力形態設定情報の示す出力形態で自動的に複数の試聴データに対する連続的な自動出力を開始するようにしても良い。またCPU203は、出力形態設定画面350と共に楽曲紹介画面310を表示したとき、クライアント端末2に対して予め設定されている出力形態、又は紹介ページ情報に含まれる出力形態指示情報の示す出力形態、さらには前回の試聴データに対する連続的な自動出力の際の出力形態で自動的に複数の試聴データに対する連続的な自動出力を開始し、当該複数の試聴データに対する連続的な自動出力の実行途中に、データ出力形態設定ボタン353、繰返出力形態設定ボタン354、並替出力形態設定ボタン355、無作為選択出力形態設定ボタン356、順序設定出力形態設定ボタン357が選択指示されたときに、当該複数の試聴データに対する出力形態を、その選択指示されたデータ出力形態設定ボタン353、繰返出力形態設定ボタン354、並替出力形態設定ボタン355、無作為選択出力形態設定ボタン356、順序設定出力形態設定ボタン357に応じて変更するようにしても良い。因みにCPU203は、かかる構成において、複数の試聴データに対する連続的な自動出力中に出力形態を単一繰返出力形態、並替出力形態、無作為選択出力形態、順序設定出力形態に変更する場合には、注目楽曲情報として選定する曲名を当該CPU03自身が自動的に選択する。またCPU203は、処理実行指示ボタン358の選択指示に応じて複数の試聴データに対する連続的な自動出力を実行している途中に、同様にして出力形態を変更するようにしても良い。
(2−2−5)第6の関連情報連続出力処理手順
次いで、クライアント端末2のCPU203がユーザの入力する操作命令に応じて実行する第6の関連情報連続出力処理手順について説明する。この場合、クライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から紹介ページ情報を取得すると、当該紹介ページ情報に含まれる楽曲リスト情報300の内容を解析することにより、当該楽曲リスト情報300内の複数の曲名のうち試聴データが対応付けられている(すなわち、処理実行情報300B又は試聴データ取得用のURLが関連付けられている)曲名を検出する。そしてCPU203は、楽曲リスト情報300内で試聴データが対応付けられている曲名のみを連続出力対応として設定する。またCPU203は、上述と同様にして紹介ページ情報に基づき楽曲紹介画面データを生成する。そしてCPU203は、予めハードディスクドライブ211に記憶しているユーザインタフェースとしての出力制御画面データに、かかる楽曲紹介画面データを合成して合成画面データを生成し、これを表示処理部207を介してディスプレイ206に送出する。これによりCPU203は、ディスプレイ206に対し合成画面データに基づき例えば図37に示す出力制御画面360を表示する。
かかる出力制御画面360は、画面上側に楽曲紹介画面表示領域361が設けられると共に、当該楽曲紹介画面表示領域361の下側にボタン配置領域362が設けられている。そして楽曲紹介画面表示領域361には、楽曲紹介画面363が嵌め込まれて表示されている。またボタン配置領域362には、楽曲リスト情報300内の曲名に対応付けられている試聴データを出力させる出力命令(すなわち、再生命令)を入力させるための出力ボタン364、当該試聴データの出力を一時停止させる一時停止命令を入力させるための一時停止ボタン365、当該試聴データの出力を停止させる出力停止命令を入力させるための出力停止ボタン366が設けられている。またボタン配置領域362には、出力対象の試聴データを例えば基準設定順序に準じた順番で1つ前に戻す前スキップ命令を入力させるための前スキップボタン367、出力対象の試聴データを例えば基準設定順序に準じて1つ後(以下、これを次と呼ぶ)に進める次スキップ命令を入力させるための次スキップボタン368、出力中の試聴データを早戻しさせる早戻し命令を入力させるための早戻しボタン369、出力中の試聴データを早送りさせる早送り命令を入力させるための早送りボタン370が設けられている。
CPU203は、ディスプレイ206に楽曲紹介画面363と共に出力制御画面360を表示すると、楽曲紹介画面363上で、楽曲リスト情報300内の自己が連続出力対応として設定した複数の曲名を基準設定順序に準じて注目楽曲情報として自動的に選定しながら、当該注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている試聴データを音楽データ配信サーバSV1から取得して試聴楽曲として連続的に自動出力する。その際CPU203は、音楽データ配信サーバSV1から取得した試聴データを例えば音声処理部209に設けられたバッファメモリに一時記憶した後、当該バッファメモリから試聴データを読み出し試聴楽曲として出力する。またCPU203は、かかる試聴データの出力開始から出力終了までの間は、出力制御画面360上でユーザにより、出力ボタン364、一時停止ボタン365、出力停止ボタン366、前スキップボタン367、次スキップボタン368、早戻しボタン369、早送りボタン370が選択指示され、これらに対応する出力命令、一時停止命令、出力停止命令、前スキップ命令、次スキップ命令、早戻し命令、早送り命令が入力されたか否かを監視する。そしてCPU203は、試聴データの出力中に一時停止ボタン365や出力停止ボタン366が選択指示され対応する一時停止命令や出力停止命令が入力されると、これに応じて、出力中の試聴データを一時停止させ、又は出力停止させる。
ところで出力中の試聴データを一時停止命令に応じて一時停止させた後、出力を再開するには、クライアント端末2に対する事前設定又はユーザによる事前設定に応じた種々の手法がある。例えばCPU203は、出力中の試聴データを一時停止させたとき、当該一時停止させた試聴データに対応する曲名と、その試聴データに対する一時停止位置(以下、これをデータ一時停止位置と呼ぶ)とを一時記憶しておく。そしてCPU203は、試聴データを一時停止した後、出力ボタン364が選択指示(又は一時停止ボタン265が再度選択指示)され出力命令が入力されると、これに応じて、一時記憶していた曲名及びデータ一時停止位置に基づき、一時停止していた試聴データの出力をデータ一時停止位置から再開する。またCPU203は、出力中の試聴データを一時停止させたとき、当該一時停止させた試聴データに対応する曲名を一時記憶しておき、その後入力される出力命令に応じて、当該一時記憶していた曲名に基づき、その一時停止させていた試聴データを特定すると共に、当該特定した試聴データの先頭位置(以下、これをデータ先頭位置と呼ぶ)から出力を再開する。さらにCPU203は、当該CPU203自身が連続出力対応として設定した複数の曲名のうち、出力を一時停止させていた試聴データに対応する曲名とは異なる特定の曲名に対応付けられている試聴データのデータ先頭位置から出力を再開することもできる。
一方、出力中の試聴データを出力停止命令に応じて出力停止させた後、出力を再開する場合も、クライアント端末2に対する事前設定又はユーザによる事前設定に応じた種々の手法がある。例えばCPU203は、出力中の試聴データを出力停止させたとき、当該出力停止させた試聴データに対応する曲名と、その試聴データに対する出力停止位置(以下、これをデータ出力停止位置と呼ぶ)とを一時記憶しておく。そしてCPU203は、試聴データを出力停止した後、出力ボタン364が選択指示され出力命令が入力されると、これに応じて、一時記憶していた曲名及びデータ出力停止位置に基づき、出力停止していた試聴データの出力をデータ出力停止位置から再開する。またCPU203は、出力中の試聴データを出力停止させたとき、当該出力停止させた試聴データに対応する曲名を一時記憶しておき、出力再開時にその一時記憶していた曲名に対応する当該出力停止させていた試聴データを特定すると共に、その特定した試聴データのデータ先頭位置から出力を再開する。さらにCPU203は、当該CPU203自身が連続出力対応として設定した複数の曲名のうち、出力停止させていた試聴データに対応する曲名とは異なる特定の曲名に対応付けられている試聴データのデータ先頭位置から出力を再開することもできる。因みにCPU203は、出力中の試聴データを一時停止又は出力停止させた後に出力を再開させるとき、その一時停止又は出力停止時に一時記憶していた曲名を基準として、当該CPU203自身が連続出力対応として設定した複数の曲名のうち、基準設定順序に準じた先頭の曲名や、一時停止又は出力停止させた試聴データに対応する曲名よりも基準設定順序に準じた1つ前又は次の曲名を特定の曲名とする。これによりCPU203は、かかる特定の曲名に対応付けられている試聴データの例えばデータ先頭位置から出力を再開する。そして出力中の試聴データを一時停止及び出力停止させた後に出力を再開する手法としては、CPU203又はユーザにより適宜選定しても良いし、何れかの手法を固定的に利用することもできる。
これに加えてCPU203は、試聴データの出力中にユーザにより前スキップボタン367が選択指示され前スキップ命令が入力されると、これに応じてその時点で出力中の試聴データを出力停止させる。そしてCPU203は、自己が連続出力対応として設定した複数の曲名のうち、その時点に出力停止させた試聴データに対応する曲名よりも1つ前の曲名に対応付けられている試聴データをデータ先頭位置から出力させる。またCPU203は、試聴データの出力中に次スキップボタン368が選択指示され次スキップ命令が入力されると、これに応じてその時点で出力中の試聴データを出力停止させる。そしてCPU203は、自己が連続出力対応として設定した複数の曲名のうち、その時点に出力停止させた試聴データに対応する曲名の次の曲名に対応付けられている試聴データをデータ先頭位置から出力させる。
さらにCPU203は、試聴データの出力開始時や出力中にユーザにより早戻しボタン369が選択指示され早戻し命令が入力されると、これに応じてバッファメモリから当該試聴データを適宜間引きながらデータ先頭位置側にさかのぼるように読み出す早戻し処理を実行する。これによりCPU203は、試聴楽曲を再生開始位置側に順次音飛させながら出力させ、かくして通常の出力速度(以下、これを通常速度と呼ぶ)よりも早い速度の早戻し出力を実現する。このようにしてCPU203は、ユーザにより早戻しボタン369が継続的に選択指示されている間は、これに応じて試聴データに対する早戻し処理を実行する。ただしCPU203は、試聴データに対する早戻し位置がデータ先頭位置に到達する前に、早戻しボタン369に対する選択指示が解除されると、その時点で早戻し処理を停止すると共に、当該試聴データを自動的にかかる早戻し終了位置からデータの後尾位置(以下、これをデータ後尾位置と呼ぶ)側に再び通常速度で出力し始める。またCPU203は、早戻しボタン369に対する選択指示が解除される前に、試聴データに対する早戻し位置がデータ先頭位置に到達したときには、その時点で早戻し処理を停止すると共に、当該試聴データを自動的にデータ先頭位置からデータ後尾位置側に再び通常速度で出力し始める。
これに対してCPU203は、試聴データの出力開始時や出力中に早送りボタン370が選択指示され早送り命令が入力されると、これに応じてバッファメモリから当該試聴データを適宜間引きながらデータ後尾位置側に進めるように読み出す早送り処理を実行する。これによりCPU203は、試聴楽曲を再生終了位置側に順次音飛させながら出力させて早送り出力を実現する。このようにしてCPU203は、ユーザにより早送りボタン370が継続的に選択指示されている間は、これに応じて試聴データに対する早送り処理を実行する。ただしCPU203は、試聴データに対する早送り位置がデータ後尾位置に到達する前に、早送りボタン370に対する選択指示が解除されると、その時点で早送り処理を停止すると共に、当該試聴データを自動的にかかる早送り終了位置からデータ後尾位置側に再び通常速度で出力し始める。またCPU203は、早送りボタン370に対する選択指示が解除される前に、試聴データに対する早送り位置がデータ後尾位置に到達したときには、その時点で早送り処理を停止すると共に、当該試聴データの次に出力対象となる他の試聴データを自動的にデータ先頭位置からデータ後尾位置側に通常速度で出力し始める。
そして図38に示すように、CPU203は、楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名に対応付けられている試聴データの出力を検出すると、出力制御画面360の楽曲紹介画面表示領域361内で楽曲紹介画面363Aに、予めクライアント端末2で保持している、当該試聴データの出力実行中を通知するための出力実行中通知表示子371を表示する。また図39に示すように、CPU203は、試聴データの出力中に一時停止したときには出力実行中通知表示子371の表示を停止すると共に、当該一時停止の間、出力制御画面360の楽曲紹介画面表示領域361内で楽曲紹介画面363Bに、予めクライアント端末2で保持している、当該試聴データの一時停止を通知するための一時停止通知表示子372を表示する。さらに図40に示すように、CPU203は、出力中の試聴データを出力停止したときには出力実行中通知表示子371の表示を停止すると共に、かかる出力停止の間、出力制御画面360の楽曲紹介画面表示領域361内で楽曲紹介画面363Cに、予めクライアント端末2で保持している、当該試聴データの出力停止を通知するための出力停止通知表示子373を表示する。
さらに図41に示すように、CPU203は、試聴データの出力中に前スキップを実行したときには、かかる前スキップの開始から完了までの間、出力実行中通知表示子371の表示を停止すると共に、出力制御画面360の楽曲紹介画面表示領域361内で楽曲紹介画面363Dに、予めクライアント端末2で保持している、前スキップ実行中を通知するための前スキップ実行中通知表示子374を表示する。さらに図42に示すように、CPU203は、試聴データの出力中に次スキップを実行したときには、当該次スキップの開始から完了までの間、出力実行中通知表示子371の表示を停止すると共に、出力制御画面360の楽曲紹介画面表示領域361内で楽曲紹介画面363Eに、予めクライアント端末2で保持している、次スキップ実行中を通知するための次スキップ実行中通知表示子375を表示する。
さらに図43に示すように、CPU203は、試聴データの出力中に早戻しを実行したときには、かかる早戻しの開始から完了までの間、出力実行中通知表示子371の表示を停止すると共に、出力制御画面360の楽曲紹介画面表示領域361内で楽曲紹介画面363Fに、予めクライアント端末2で保持している、早戻し実行中を通知するための早戻し実行中通知表示子376を表示する。さらに図44に示すように、CPU203は、試聴データの出力中に早送りを実行したときには、かかる早送りの開始から完了までの間、出力実行中通知表示子371の表示を停止すると共に、出力制御画面360の楽曲紹介画面表示領域361内で楽曲紹介画面363Gに、予めクライアント端末2で保持している、早送り実行中を通知するための早送り実行中通知表示子377を表示する。このようにしてCPU203は、試聴データの出力中に楽曲紹介画面363A乃至363Gを介して当該試聴データの出力に対する制御内容等を的確に通知して確認させることができる。
実際上、クライアント端末2のCPU203は、ディスプレイ206に出力制御画面360を表示させると、これに応じて第6の関連情報連続出力プログラムに従って図45及び図46に示す第6の関連情報連続出力処理手順RT6を開始する。CPU203は、かかる第6の関連情報連続出力処理手順RT6を開始すると、ステップSP270において出力制御画面360内の楽曲紹介画面363上で、楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名のうち基準設定順序に準じて1つの曲名を注目楽曲情報として自動的に選定すると共に、当該注目楽曲情報として選定した曲名をこれを表示している曲名表示欄311AA乃至311AEと共に強調表示して、次のステップSP271に移る。
ステップSP271においてCPU203は、注目楽曲情報として選定した曲名に関連付けられている処理実行情報300B内のURLを利用して試聴データ要求信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。その結果、CPU203は、音楽データ配信サーバSV1からストリーミング形式で送信される試聴データをネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信して音声処理部209内のバッファメモリに一時記憶すると共に、当該バッファメモリからその試聴データを読み出し始めて所定の音声処理を施した後、スピーカ210に送出することにより、当該スピーカ210から試聴データに基づく試聴楽曲の出力を開始して、次のステップSP272に移る。そしてステップSP272においてCPU203は、注目楽曲情報として設定した曲名に対応付けられている試聴データに対する試聴楽曲としての出力が終了したか否かを判別する。このステップSP272において否定結果が得られると、このことは試聴データを未だ出力している途中であることを表している。従ってCPU203は、このときステップSP273に移る。
ステップSP273においてCPU203は、ユーザにより出力中の試聴データに対する前スキップ又は次スキップが要求されたか否かを判別する。このステップSP273において否定結果が得られると、このことはこの時点に出力制御画面360上で、ユーザにより前スキップボタン367及び次スキップボタン368の何れも選択指示されてはいないことを表している。すなわち、かかる否定結果は、未だ前スキップ命令及び次スキップ命令の何れも入力されてはいないことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP274(図46)に移る。ステップSP274においてCPU203は、ユーザにより出力中の試聴データに対する早戻し又は早送りが要求されたか否かを判別する。このステップSP274において否定結果が得られると、このことはこの時点に出力制御画面360上で、ユーザにより早戻しボタン369及び早送りボタン370の何れも選択指示されてはいないことを表している。すなわち、かかる否定結果は、未だ早戻し命令及び早送り命令の何れも入力されてはいないことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP275に移る。ステップSP275においてCPU203は、ユーザにより出力中の試聴データに対する一時停止又は出力停止が要求されたか否かを判別する。このステップSP275において否定結果が得られると、このことはこの時点に出力制御画面360上で、ユーザにより一時停止ボタン365及び出力停止ボタン366の何れも選択指示されてはいないことを表している。すなわち、かかる否定結果は、未だ一時停止命令及び出力停止命令の何れも入力されてはいないことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP272に戻る。このようにしてCPU203は、この後、ステップSP272乃至ステップSP275の何れかで肯定結果が得られるまでの間は、注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている試聴データを出力し続ける。
そしてステップSP272において肯定結果が得られると、このことは出力中の試聴データに対しユーザにより一時停止、出力停止、前スキップ、次スキップ、早戻し、早送りが要求される前に、当該試聴データに対する出力の終了を検出したことを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP276に移る。ステップSP276においてCPU203は、ダウンロード可能な音楽データの紹介を終了させるか否かを判別する。このステップSP276において否定結果が得られると、このことは例えばユーザにより未だ音楽データの紹介を終了するように要求されてはいないことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP270に戻る。従ってCPU203は、ステップSP276において肯定結果が得られるまでの間、ステップSP270乃至ステップSP276の処理を循環的に繰り返し実行することにより、楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名を基準設定順序に準じて注目楽曲情報として自動的に選定しながら、当該注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている試聴データを連続的に自動出力する。
ところで上述のステップSP273において肯定結果が得られると、このことはこの時点に出力制御画面360上で、ユーザにより前スキップボタン367又は次スキップボタン368が選択指示され対応する前スキップ命令又は次スキップ命令が入力されたことを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP277に移る。ステップSP277においてCPU203は、このとき前スキップが要求されていると、現時点に出力中の試聴データを自動的に出力停止する。またCPU203は、出力制御画面360内の楽曲紹介画面363上で、楽曲リスト情報300内の自己が連続出力対応として設定した複数の曲名のうち、前スキップの要求に応じて出力停止させた試聴データに対応する曲名よりも基準設定順序に準じて1つ前の曲名を注目楽曲情報として自動的に選定すると共に、当該注目楽曲情報として選定した曲名をこれを表示している曲名表示欄311AA乃至311AEと共に強調表示して、次のステップSP278に移る。これに対してCPU203は、このとき次スキップが要求されていると、現時点に出力中の試聴データを自動的に出力停止する。またCPU203は、出力制御画面360内の楽曲紹介画面363上で、楽曲リスト情報300内の自己が連続出力対応として設定した複数の曲名のうち、次スキップの要求に応じて出力停止させた試聴データに対応する曲名よりも基準設定順序に準じて次の曲名を注目楽曲情報として自動的に選定すると共に、当該注目楽曲情報として選定した曲名をこれを表示している曲名表示欄311AA乃至311AEと共に強調表示して、次のステップSP278に移る。そしてステップSP278においてCPU203は、前スキップ又は次スキップの要求に応じて新たに注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている試聴データを、上述と同様にして音楽データ配信サーバSV1から取得し当該試聴データに基づく試聴楽曲の出力を開始して、ステップSP272に戻る。
またステップSP274において肯定結果が得られると、このことはこの時点に出力制御画面360上で、ユーザにより早戻しボタン369又は早送りボタン370が選択指示され対応する早戻し命令又は早送り命令が入力されたことを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP279に移る。ステップSP279においてCPU203は、このとき早戻しが要求されていると、この時点に出力中の試聴データを早戻し処理して通常速度よりも早い速度で早戻し出力して、次のステップSP280に移る。ステップSP280においてCPU203は、この時点に出力中の試聴データに対する早戻し出力が終了したか否かを判別する。このステップSP280において否定結果が得られると、このことは早戻し出力中の試聴データを未だデータ先頭位置まで早戻ししてはいない状態で、かつ出力制御画面360上でユーザにより早戻しボタン369が選択指示され対応する早戻し命令が入力されたままの状態であることを表している。従ってCPU203は、このときステップSP279に戻る。これによりCPU203は、この後、ステップSP280において肯定結果を得るまでの間は、ステップSP279において試聴データを早戻し処理して通常速度よりも早い速度の早戻し出力を継続する。そしてステップSP280において肯定結果が得られると、このことは早戻し出力中の試聴データをデータ先頭位置まで早戻しする前にユーザによる早戻しの操作が終了した、又はユーザによる早戻しの操作が終了する前に、早戻し出力中の試聴データをデータ先頭位置まで早戻ししたことを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP281に移る。ステップSP281においてCPU203は、早戻し出力中の試聴データに対する早戻しを終了すると共に、当該試聴データに対する早戻し終了位置又はデータ先頭位置からの通常速度の出力を再開して、ステップSP272に戻る。
一方、ステップSP274においてCPU203は、このとき早送りが要求されていると、この時点に出力中の試聴データを早送り処理して通常速度よりも早い速度で早送り出力して、次のステップSP280に移る。ステップSP280においてCPU203は、この時点に出力中の試聴データに対する早送り出力が終了したか否かを判別する。このステップSP280において否定結果が得られると、このことは早送り出力中の試聴データを未だデータ後尾位置まで早送りしてはいない状態で、かつ出力制御画面360上でユーザにより早送りボタン370が選択指示され対応する早送り命令が入力されたままの状態であることを表している。従ってCPU203は、このときステップSP279に戻る。これによりCPU203は、この後、ステップSP280において肯定結果を得るまでの間は、ステップSP279において試聴データを早送り処理して通常速度よりも早い速度の早送り出力を継続する。そしてステップSP280において肯定結果が得られると、このことは早送り出力中の試聴データをデータ後尾位置まで早送りする前にユーザによる早送りの操作が終了した、又はユーザによる早送りの操作が終了する前に、早送り出力中の試聴データをデータ後尾位置まで早送りしたことを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP281に移る。ステップSP281においてCPU203は、早送り出力中の試聴データに対する早送りを終了する。そしてCPU203は、このとき試聴データに対しデータ後尾位置に到達する前に早送りを終了していると、当該試聴データに対する早送り終了位置からの通常速度の出力を再開して、ステップSP272に戻る。またCPU203は、このとき試聴データに対しデータ後尾位置まで早送りしてその早送りを強制的に終了していると、出力制御画面360内の楽曲紹介画面363上で、楽曲リスト情報300内の自己が連続出力対応として設定した複数の曲名のうち、早送りを強制的に終了した試聴データに対応する曲名よりも基準設定順序に準じて次の曲名を注目楽曲情報として自動的に選定すると共に、当該注目楽曲情報として選定した曲名をこれを表示している曲名表示欄311AA乃至311AEと共に強調表示する。そしてCPU203は、早送りの強制的な終了に応じて新たに注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている試聴データを、上述と同様にして音楽データ配信サーバSV1から取得し当該試聴データに基づく試聴楽曲の出力を通常速度で開始して、ステップSP272に戻る。
またステップSP275において肯定結果が得られると、このことはこの時点に出力制御画面360上で、ユーザにより一時停止ボタン365又は出力停止ボタン366が選択指示され対応する一時停止命令又は出力停止命令が入力されたことを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP282に移る。ステップSP282においてCPU203は、このとき入力された一時停止命令又は出力停止命令を示す入力命令履歴情報(例えば、試聴データのデータ一時停止位置やデータ出力停止位置から出力を再開するように設定されているときには、かかるデータ一時停止位置やデータ出力停止位置の情報も含む)を生成し、かかる入力命令履歴情報と、そのとき一時停止した又は出力停止した試聴データに対応する曲名とを例えばRAM205に一時記憶すると共に、この時点に出力中の試聴データを、入力された一時停止命令又は出力停止命令に応じて一時停止させ又は出力停止させて、次のステップSP283に移る。ステップSP283においてCPU203は、試聴データに対する出力を再開するか否かを判別する。このステップSP283において否定結果が得られると、このことはユーザにより未だ試聴データの出力が要求されてはいないことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP284に移る。ステップSP284においてCPU203は、この時点に注目楽曲情報として選定している曲名(すなわち、一時停止又は出力停止させた試聴データに対応する曲名)を他の曲名に変更するか否かを判別する。このステップSP284において否定結果が得られると、このことはこの時点にユーザにより、注目楽曲情報に選定している曲名を変更するようには要求されていないことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP285に移る。ステップSP285においてCPU203は、ダウンロード可能な音楽データの紹介を終了させるか否かを判別する。このステップSP285において否定結果が得られると、このことは例えばユーザにより未だ音楽データの紹介を終了するように要求されてはいないことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP283に戻る。これによりCPU203は、この後ステップSP283乃至ステップSP285において肯定結果が得られるまでの間、当該ステップSP283乃至ステップSP285の処理を循環的に繰り返し実行することにより、試聴データに対する出力の再開が要求されることを待ち受ける。
ところでステップSP283において肯定結果が得られると、このことは出力制御画面360上で、ユーザにより出力ボタン364が選択指示され出力命令が入力されたことを表している。従ってCPU203は、このとき次のステップSP286に移る。ステップSP286においてCPU203は、この際、RAM205に一時記憶していた入力命令履歴情報と、クライアント端末2又はユーザによる事前設定とに応じて、上述したようにその時点の出力対象の試聴データを設定すると共に、当該出力対象として設定した試聴データに対する出力再開位置を決定し、かかる出力対象の試聴データを当該決定した出力開始位置から出力して、ステップSP272に移る。またステップSP284において肯定結果が得られると、このことは楽曲紹介画面363上で、ユーザにより、一時停止又は出力停止させた試聴データに対応する曲名とは異なる曲名が選択指示されたことで、当該選択指示された曲名を新たな注目楽曲情報として選定すると共に、当該注目楽曲情報として選定した曲名をこれを表示している曲名表示欄311AA乃至311AEと共に強調表示したことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP286に移る。そしてステップSP286においてCPU203は、この際、ユーザにより選択指示された曲名に対応する試聴データに対する出力再開位置を当該試聴データのデータ先頭位置に決定する共に、かかる試聴データのデータ先頭位置から出力を再開して、ステップSP272に移る。さらにステップSP285において肯定結果が得られると、このことは例えばユーザにより音楽データの紹介を終了するように要求されたことを表している。従ってCPU203は、このときステップSP287に移り、かかる第6の関連情報連続出力処理手順RT6を終了する。因みに上述のステップSP276において肯定結果が得られると、このときも例えばユーザにより音楽データの紹介を終了するように要求されたことを表している。従ってCPU203は、このときも次のステップSP287に移り、第6の関連情報連続出力処理手順RT6を終了する。
このようにしてCPU203は、楽曲リスト情報300内で自己が連続出力対応として設定した複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データを連続的に自動出力するものの、この際にユーザにより各種出力制御命令(すなわち、出力命令、一時停止命令、出力停止命令、前スキップ命令、次スキップ命令、早戻し命令及び早送り命令)が入力されると、これに応じて試聴データの出力を制御する。これによりCPU203は、ユーザ所望の試聴データを何度も出力し、またユーザ所望の試聴データのみを連続的に出力する等のように、ダウンロード可能な複数の音楽データをユーザの希望に合わせて試聴楽曲により紹介することができる。従ってCPU203は、ダウンロード可能な複数の音楽データをユーザにとって最も効率的、かつ効果的に紹介することができる。
なおクライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から紹介ページ情報を取得した場合、楽曲リスト情報300内の複数の曲名を連続出力対応として設定した後、かかる第6の関連情報連続出力処理手順RT6を実行するようにしたが、これに限らず、音楽データ配信サーバSV1から紹介ページ情報を取得した場合、楽曲紹介画面310上で連続出力通知表示子315の存在を確認したユーザにより、筐体表面やリモートコントローラに設けられた操作ボタンを介して処理実行命令が入力されたことに応じて、自動的に第6の関連情報連続出力処理手順RT6を開始し、その開始段階に第6の関連情報連続出力処理手順RT6の一環として楽曲リスト情報300内の複数の曲名を連続出力対応として設定するようにしても良い。またクライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から紹介ページ情報を取得した場合、かかる紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300F又は連続出力通知表示子315が含まれていることを検出したとき、楽曲リスト情報300内の複数の曲名を連続出力対応として設定するようにしても良い。これによりクライアント端末2のCPU203は、紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300F又は連続出力通知表示子315が含まれていることを検出したときのみ、楽曲リスト情報300の内容を解析すれば良く、かくして紹介ページ情報取得時に処理負荷を低減させることができる。これに加えてクライアント端末2のCPU203は、ユーザに楽曲紹介画面310上で、対応通知表示子311Cにより試聴データの対応付けられている曲名を確認させ、その確認結果に応じて楽曲リスト情報300内で試聴データの対応付けられている曲名のみを連続出力対応として設定させるようにしても良い。
さらにクライアント端末2のCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から紹介ページ情報を取得した場合、当該紹介ページ情報に連続出力可能識別情報300F(又は連続出力通知表示子315)が含まれていることを検出したとき、又は複数の曲名に処理実行情報300B(又は試聴データ取得用のURL)が関連付けられているときに、自己では特に楽曲リスト情報300内の複数の曲名を連続出力対応として設定し直さずに、第6の関連情報連続出力処理手順RT6を実行するようにして、試聴データの出力と共に、曲名に対する注目楽曲情報としての選定及び強調表示の継続も合わせて実行するようにしても良い。これによりクライアント端末2のCPU203は、第6の関連情報連続出力処理手順RT6を実行する際に処理負荷を低減させることができる。
さらにクライアント端末2のCPU203は、試聴データに対する出力制御の内容に応じて図38乃至図44に示したように楽曲紹介画面363A乃至363Gに、予めクライアント端末2が保持している出力実行中通知表示子371、一時停止通知表示子372、出力停止通知表示子373、前スキップ実行中通知表示子374、次スキップ実行中通知表示子375、早戻し実行中通知表示子376、早送り実行中通知表示子377を表示するようにしたが、これに限らず、音楽データ配信サーバSV1側で、かかる出力実行中通知表示子371、一時停止通知表示子372、出力停止通知表示子373、前スキップ実行中通知表示子374、次スキップ実行中通知表示子375、早戻し実行中通知表示子376、早送り実行中通知表示子377を予め紹介ページ情報に含めておき、これをCPU203が利用するようにしても良い。これに加えて音楽データ配信サーバSV1側では、紹介ページ情報に対し、これら出力実行中通知表示子371、一時停止通知表示子372、出力停止通知表示子373、前スキップ実行中通知表示子374、次スキップ実行中通知表示子375、早戻し実行中通知表示子376、早送り実行中通知表示子377を表示させためのタイミング等を示す処理制御情報を含めるようにしても良い。さらにクライアント端末2のCPU203は、出力中の試聴データを一時停止及び出力停止したとき、当該クライアント端末2又はユーザによる事前設定に応じて出力対象の試聴データ及び出力再開位置を決定するようにしたが、これに限らず、出力再開時の出力対象の試聴データ及び出力再開位置を音楽データ配信サーバSV1側で予め設定して紹介ページ情報に含めておくようにしても良い。
さらにクライアント端末2のCPU203は、出力中の試聴データを早戻ししたとき、そのデータ先頭位置で当該早戻しを強制的に終了するようにしたが、これに限らず、出力中の試聴データを早戻ししたとき、ユーザにより早戻しボタン369が選択指示され早戻し命令が入力されている間は、順次1つ前の試聴データにさかのぼるようにして早戻しを継続するようにしても良い。これに加えてクライアント端末2のCPU203は、出力中の試聴データを早送りしたとき、そのデータ後尾位置で当該早送りを強制的に終了するようにしたが、これに限らず、出力中の試聴データを早送りしたとき、ユーザにより早送りボタン370が選択指示され早送り命令が入力されている間は、順次次の試聴データに進めるようにして早送りを継続するようにしても良い。これによりクライアント端末2のCPU203は、ユーザにより早戻し及び早送りが要求されたとき、複数の試聴データに亘って早戻し及び早送りを実行することで、当該ユーザに対し複数の試聴楽曲の内容をおおまかにではあるが、すばやく確認させることができる。
(2−2−6)第7の関連情報連続出力処理手順
次いで、図47に示す図表を用いてクライアント端末2のCPU203が実行する第7の関連情報連続出力処理手順について説明する。この場合、図47に示す図表は、第7の関連情報連続出力処理手順を示すフローチャートと同等のものである。そしてかかる第7の関連情報連続出力処理手順は、一部の曲名に試聴データが対応付けられていない楽曲リスト情報300を含む紹介ページ情報に基づいて、例えば図21及び図22について上述した楽曲紹介画面320及び321を表示した状態で、ユーザ操作により、連続出力対応として設定されている複数の曲名の中から、任意に曲名が注目楽曲情報として選定された場合の試聴データに対する連続的な自動出力の処理を示すものである。
まず楽曲リスト情報300内に、試聴データの対応付けられていない曲名が存在する場合、連続出力対応として設定されている複数の曲名を注目楽曲情報として選定するための仕様としては、大別して3通りの第1乃至第3の仕様がある。この場合、第1の仕様は、図33について上述した第4の関連情報連続出力処理手順RT4に対応しており、連続出力対応として設定されている複数の曲名のうち、試聴データの対応付けられていない曲名を注目楽曲情報として自動的に選定したときには、かかる選定をそのまま例えば第1の一定時間継続した後、新たな曲名を注目楽曲情報として選定し、ユーザ操作により、試聴データの対応付けられていない曲名が注目楽曲情報として選定されたときには、かかる選定をそのまま例えば第2の一定時間継続した後、新たな曲名を注目楽曲情報として選定するものである。また第2の仕様は、図32について上述した第3の関連情報連続出力処理手順RT3に対応しており、連続出力対応として設定されている複数の曲名のうち、試聴データの対応付けられていない曲名を注目楽曲情報として自動的に選定したときに、複数の試聴データに対する連続的な自動出力の処理を停止するものである。さらに第3の仕様は、図31について上述した第2の関連情報連続出力処理手順RT2に対応しており、連続出力対応として設定されている複数の曲名のうち、試聴データの対応付けられている曲名のみを選択的に注目楽曲情報として自動的に選定するものである。
そして第7の関連情報連続出力処理手順については、これら第1乃至第3の仕様の何れにも適用し得るものであり、連続出力対応として設定されている複数の曲名の中からユーザ操作により任意に曲名が注目楽曲情報として選定されたとき、その直前に複数の試聴データを連続的に自動出力していたか否かの状態(以下、これを任意選定前の連続自動出力状態と呼ぶ)と、当該ユーザ操作により注目楽曲情報として任意に選定された曲名に試聴データが対応付けられているか否かと、ユーザ操作により任意に曲名が注目楽曲情報として選定され直後に複数の試聴データを連続的に自動出力するか否かの状態(以下、これを任意選定後の連続自動出力状態と呼ぶ)とに応じて、順次処理を展開する。因みにかかる第7の関連情報連続出力処理手順では、任意選定後の連続自動出力状態として、3種類の仕様が規定されている。この場合、かかる3種類の仕様のうち1つめの仕様は、任意選定前の連続自動出力状態にかかわらずに(すなわち、ユーザ操作により任意に曲名が注目楽曲情報として選定された直前に複数の試聴データを連続的に自動出力していたか否かにかかわらずに)、複数の試聴データに対する連続的な自動出力を実行(新たな開始や処理の継続)する動作仕様である。また2つめの仕様は、任意選定前の連続自動出力状態にかかわらずに(すなわち、ユーザ操作により任意に曲名が注目楽曲情報として選定された直前に複数の試聴データを連続的に自動出力していたか否かにかかわらずに)、複数の試聴データに対する連続的な自動出力を停止(処理の終了や停止の継続)する停止仕様である。さらに3つめの仕様は、任意選定前の連続自動出力状態を維持(処理の継続や停止の継続)する維持仕様である。
ここで実際上、クライアント端末2のCPU203は、例えば第1の仕様で複数の試聴データを連続的に自動出力するように設定している状態で、第7の関連情報連続出力処理手順を開始すると、楽曲紹介画面320及び321上でユーザ操作により任意に曲名が注目楽曲情報として選定されることを待ち受ける。そしてCPU203は、かかるユーザ操作により任意に曲名が注目楽曲情報として選定されると、当該注目楽曲情報として選定された曲名に試聴データが対応付けられているか否かを判別する。またCPU203は、このとき任意選定前の連続自動出力状態も判別する。その結果、CPU203は、例えばユーザ操作により任意に注目楽曲情報として選定された曲名に対し試聴データが対応付けられてはおらず、かつ任意選定前の連続自動出力状態として、ユーザ操作により任意に曲名が注目楽曲情報として選定された直前に複数の試聴データを連続的に自動出力していたときには、引き続き任意選定後の連続自動出力状態の判別を実行する。この場合、CPU203は、任意選定後の連続自動出力状態として動作仕様を適用していると、第1の仕様に準じて、ユーザ操作による曲名の注目楽曲情報としての選定をそのまま第2の一定時間継続した後、次の曲名を注目楽曲情報として自動的に選定するようにして、複数の試聴データに対する連続的な自動出力の処理を継続する。またCPU203は、任意選定後の連続自動出力状態として停止仕様を適用していると、第1の仕様にかかわらずに、複数の試聴データに対する連続的な自動出力の処理を停止する。さらにCPU203は、任意選定後の連続自動出力状態として継続仕様を適用していると、第1の仕様に準じて、ユーザ操作による曲名の注目楽曲情報としての選定をそのまま第2の一定時間継続した後、次の曲名を注目楽曲情報として自動的に選定するようにして、複数の試聴データに対する連続的な自動出力の処理を継続する。
またCPU203は、ユーザ操作により注目楽曲情報として選定された曲名に試聴データが対応付けられているか否かを判別すると共に、任意選定前の連続自動出力状態も判別した結果、例えばユーザ操作により任意に注目楽曲情報として選定された曲名に対し試聴データが対応付けられており、かつ任意選定前の連続自動出力状態として、ユーザ操作により任意に曲名が注目楽曲情報として選定された直前に複数の試聴データを連続的に自動出力していたときには、引き続き任意選定後の連続自動出力状態の判別を実行する。この場合、CPU203は、任意選定後の連続自動出力状態として動作仕様を適用していると、ユーザ操作により注目楽曲情報として選定された曲名に対応する試聴データを音楽データ配信サーバSV1からストリーミング形式で取得して自動出力する。またCPU203は、任意選定後の連続自動出力状態として停止仕様を適用していると、第1の仕様にかかわらずに、複数の試聴データに対する連続的な自動出力の処理を停止する。さらにCPU203は、任意選定後の連続自動出力状態として継続仕様を適用していると、ユーザ操作により注目楽曲情報として選定された曲名に対応する試聴データを音楽データ配信サーバSV1からストリーミング形式で取得して自動出力するようにして、複数の試聴データに対する連続的な自動出力の処理を継続する。
そしてCPU203は、第2及び第3の仕様で複数の試聴データを連続的に自動出力するように設定している状態で第7の関連情報連続出力処理手順を開始した場合でも、同様に複数の試聴データに対する連続的な自動出力の処理を実行する。ただしCPU203は、第2の仕様で複数の試聴データを連続的に自動出力するように設定し、かつ任意選定後の連続自動出力状態として動作仕様を適用している場合、本来、第2の仕様では試聴データの対応付けられていない曲名を注目楽曲情報として選定すると、複数の試聴データに対する連続的な自動出力を停止させるため、当該第2の仕様による規定を優先する。すなわちCPU203は、ユーザ操作により任意に注目楽曲情報として選定された曲名に対し試聴データが対応付けられていないときには、任意選定前の連続自動出力状態にかかわらずに、複数の試聴データに対する連続的な自動出力を停止させる。またCPU203は、第2の仕様で複数の試聴データを連続的に自動出力するように設定し、かつ任意選定後の連続自動出力状態として維持仕様を適用している場合も、任意選定前の連続自動出力状態として複数の試聴データを連続的に自動出力しているものの、ユーザ操作により任意に注目楽曲情報として選定された曲名に対し試聴データが対応付けられていないときには、第2の仕様に準じて、当該複数の試聴データに対する連続的な自動出力を停止させる。
またCPU203は、第3の仕様で複数の試聴データを連続的に自動出力するように設定し、かつ任意選定後の連続自動出力状態として動作仕様を適用している場合、本来、第3の仕様では試聴データの対応付けられていない曲名を飛ばして(すなわち、スキップして)、当該試聴データの対応付けられている曲名を選択的に注目楽曲情報として選定するため、かかる第3の仕様による規定を優先する。すなわちCPU203は、ユーザ操作により任意に注目楽曲情報として選定された曲名に対し試聴データが対応付けられていないときには、任意選定前の連続自動出力状態にかかわらずに、当該ユーザ操作により任意に注目楽曲情報として選定された曲名の次の曲名を自動的に(例えば、あたかもスキップするように素早く)新たな注目楽曲情報として選定し直して、複数の試聴データに対する連続的な自動出力を継続する。またCPU203は、第3の仕様で複数の試聴データを連続的に自動出力するように設定し、かつ任意選定後の連続自動出力状態として維持仕様を適用している場合も、任意選定前の連続自動出力状態として複数の試聴データを連続的に自動出力しているものの、ユーザ操作により任意に注目楽曲情報として選定された曲名に対し試聴データが対応付けられていないときには、第3の仕様に準じて、当該ユーザ操作により任意に注目楽曲情報として選定された曲名の次の曲名を自動的に(例えば、あたかもスキップするように素早く)新たな注目楽曲情報として選定し直して、複数の試聴データに対する連続的な自動出力を継続する。
なおCPU203は、第3の仕様で複数の試聴データを連続的に自動出力するように設定し、かつ任意選定後の連続自動出力状態として動作仕様を適用している場合、ユーザ操作により任意に注目楽曲情報として選定された曲名に対し試聴データが対応付けられていないときには、第3の仕様では本来スキップすべき曲名が注目楽曲情報として選定されたために、当該複数の試聴データに対する連続的な自動出力を停止させるようにしても良い。またCPU203は、第3の仕様で複数の試聴データを連続的に自動出力するように設定し、かつ任意選定後の連続自動出力状態として維持仕様を適用している場合、任意選定前の連続自動出力状態として複数の試聴データを連続的に自動出力しているものの、ユーザ操作により任意に注目楽曲情報として選定された曲名に対し試聴データが対応付けられていないときには、同様に複数の試聴データに対する連続的な自動出力を停止させるようにしても良い。
またクライアント端末2では、第1乃至第3の仕様や、任意選定後の連続自動出力状態を、紹介ページ情報に含まれている処理制御情報に基づいて設定し、当該紹介ページ情報に含まれる処理制御情報の変更に応じて適宜設定内容を変更しても良い。またクライアント端末2では、第1乃至第3の仕様や、任意選定後の連続自動出力状態を当該クライアント端末2自体に予め設定していても良い。さらにクライアント端末2では、第1乃至第3の仕様や、任意選定後の連続自動出力状態をユーザによる外部からの入力に応じて設定しても良い。すなわち、第7の関連情報連続出力処理手順は、音楽データ配信サーバSV1、クライアント端末2及びユーザの何れが主体となっても実行することができる。因みに任意選定後の連続自動出力状態としては、動作仕様、停止仕様、維持仕様を、第1乃至第3の仕様毎に、任意選定前の連続自動出力状態にかかわらず、かつユーザ操作により任意に注目楽曲情報として選定された曲名に対する試聴データの対応付けの有無にもかかわらずに種々の組み合せで適用することができる。またクライアント端末2のCPU203は、第1乃至第3の仕様を設定した状態で第7の関連情報連続出力処理手順を実行するようにしたが、これに限らず、第1乃至第3の仕様と共に、データ出力形態(コンティニュ)、順序設定出力形態(プログラム)等の試聴データに対する出力形態も組み合せて設定した状態で第7の関連情報連続出力処理手順を実行するようにしても良い。
(3)動作及び効果
以上の構成において、音楽データ配信サーバSV1は、ダウンロード可能な音楽データを識別可能な複数の曲名のリストを含む楽曲リスト情報300と、当該複数の曲名に対応する複数の試聴データをクライアント端末2に取得させて出力させるための処理制御情報とを含む紹介ページ情報を保持している。そして音楽データ配信サーバSV1は、クライアント端末2から紹介ページ情報が要求されると、当該紹介ページ情報をクライアント端末2に提供する。これによりクライアント端末2は、かかる紹介ページ情報に含まれる処理制御情報に従い、楽曲リスト情報300内で連続出力対応として設定されている複数の曲名のうち先頭の曲名を注目楽曲情報として自動的に選定すると共に、当該注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている試聴データを音楽データ配信サーバSV1に要求する。その結果、音楽データ配信サーバSV1は、クライアント端末2からの試聴データの要求に応じて当該試聴データをクライアント端末2に提供する。これによりクライアント端末2は、音楽データ配信サーバSV1から提供された試聴データを出力する。
そしてクライアント端末2は、かかる試聴データに対する出力の終了を検出すると、再び楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名のうち、2つ目の曲名を注目楽曲情報として自動的に選定すると共に、当該注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている試聴データを音楽データ配信サーバSV1に要求する。その結果、音楽データ配信サーバSV1は、クライアント端末2からの試聴データの要求に応じて当該試聴データをクライアント端末2に提供する。これによりクライアント端末2は、音楽データ配信サーバSV1から提供された試聴データを出力する。このようにしてクライアント端末2は、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データを音楽データ配信サーバSV1から取得して連続的に自動出力する。
従って音楽データ配信サーバSV1は、紹介ページ情報に含まれる楽曲リスト情報300及び処理制御情報によりクライアント端末2に対し取得対象の試聴データを順次選定させると共に、当該選定された試聴データを要求させ、これに応じて単に取得要求された試聴データを提供することで、複数の試聴データから提供対象の試聴データを順次選び出し、又は音楽データから試聴データを切り出すような煩雑な処理を何ら行うことなく、当該クライアント端末2に対し複数の試聴データを連続的に自動出力させることができる。
以上の構成によれば、音楽データ配信サーバSV1がダウンロード可能な音楽データの複数の曲名の楽曲リスト情報300を含む紹介ページ情報をクライアント端末2に提供する。そしてクライアント端末2が、楽曲リスト情報300内で連続出力対応として設定されている複数の曲名のうち先頭の曲名を注目楽曲情報として自動的に選定し、当該注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている試聴データを音楽データ配信サーバSV1に要求し、その結果、音楽データ配信サーバSV1から送信される試聴データを取得して出力する。またクライアント端末2が、かかる試聴データの出力終了を検出すると再び楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名のうち、新たな曲名を注目楽曲情報として自動的に選定し、当該注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている試聴データを音楽データ配信サーバSV1に要求し、その結果、音楽データ配信サーバSV1から送信される試聴データを取得して出力するようにして、当該クライアント端末2が楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データを連続的に取得して自動出力するようにした。従って音楽データ配信サーバSV1は、クライアント端末2で自動的に取得対象の試聴データを順次選定し要求することに応じて、当該取得要求された試聴データを連続的に送信することで、複数の試聴データの中からクライアント端末2に送信すべき試聴データを順次選び出し、又は音楽データから試聴データを切り出すような煩雑な処理を何ら行うことなく、当該クライアント端末2に対し複数の試聴データを連続的に自動出力させることができる。よって音楽データ配信サーバSV1は、複数の試聴データの提供時に処理負荷を大幅に低減することができる。
また音楽データ配信サーバSV1は、ダウンロード可能な音楽データの複数の曲名を含む楽曲リスト情報300及び当該複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データを取得し出力するための処理制御情報を含む紹介ページ情報をクライアント端末2に提供し、当該クライアント端末2に対し紹介ページ情報に含まれる処理制御情報に従い複数の試聴データを要求させるようにした。従って音楽データ配信サーバSV1は、ダウンロード可能な音楽データの提供元の意図するように、試聴データに基づく試聴楽曲によってユーザにダウンロード可能な音楽データを紹介することができる。これに加えてクライアント端末2は、自己に実装された第1乃至第6の関連情報連続出力プログラムに従い、楽曲リスト情報300内の連続出力対応として設定されている複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データを要求することもできる。そしてかかる場合、クライアント端末2は、紹介ページ情報の構成を簡易化させ、ダウンロード可能な音楽データの提供元に対し、紹介ページ情報の作成の際の負荷を低減させることができる。
さらに音楽データ配信サーバSV1は、複数の曲名に対応付けられている複数の試聴データに対する出力形態を指示する出力形態指示情報を処理制御情報として含む紹介ページ情報をクライアント端末2に提供し、当該クライアント端末2に対し、かかる出力形態指示情報に従い複数繰返出力形態、単一繰返出力形態、並替出力形態、無作為選択出力形態及び順序設定出力形態で試聴データを選択的に要求させるようにした。従って音楽データ配信サーバSV1は、ダウンロード可能な音楽データの提供元で当該音楽データの紹介の仕方が変更されても、楽曲リスト情報300を作成し直させることなく容易にかつ的確に当該提供元の意図する通りに、ダウンロード可能な音楽データをユーザに紹介することができる。これに加えてクライアント端末2は、ユーザに試聴データに対する出力形態を選択させることができる。従ってクライアント端末2は、複数の試聴データをユーザの要望する通りに紹介することができる。
さらに音楽データ配信サーバSV1は、連続出力通知表示子315や対応通知表示子331C、出力形態通知表示子323、325、327、329、331、出力実行中通知表示子371、一時停止通知表示子372、出力停止通知表示子373、前スキップ実行中通知表示子374、次スキップ実行中通知表示子375、早戻し実行中通知表示子376、早送り実行中通知表示子377等の各種表示子を含む紹介ページ情報をクライアント端末2に提供して、これら各種表示子を適宜表示させるようにした。従って音楽データ配信サーバSV1は、複数の試聴データの連続的な自動出力の際に、処理実行用の設定内容や処理の実行内容等をユーザに的確に通知することができる。これに加えてクライアント端末2は、これら連続出力通知表示子315や対応通知表示子331C、出力形態通知表示子323、325、327、329、331、出力実行中通知表示子371、一時停止通知表示子372、出力停止通知表示子373、前スキップ実行中通知表示子374、次スキップ実行中通知表示子375、早戻し実行中通知表示子376、早送り実行中通知表示子377等の各種表示子を予め保持しておき、適宜表示させるようにした。従ってクライアント端末2は、複数の試聴データの連続的な自動出力の際に、処理実行用の設定内容や処理の実行内容等をユーザに的確に通知することができると共に、紹介ページ情報をこれら各種表示子を除いて構成させて当該構成を簡易化させることができ、かくして紹介ページ情報の作成負荷を低減させることができる。
(4)他の実施の形態
なお上述した第1の実施の形態においては、音楽データ配信サーバSV1がクライアント端末2で曲名を注目楽曲情報として選定したとき、当該クライアント端末2に対し、注目楽曲情報として選定した曲名に対応付けられている試聴データを提供するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、音楽データに関連する関連情報として詳細情報等のテキストデータや、ミュージッククリップの少なくとも一部でなる動画像データ、アーティストの写真画像等の静止画像データ等のサンプルデータも試聴データと共に又は別々に提供するようにしても良い。これによりダウンロード可能な音楽データをさらに詳しく紹介することができる。これに加えて音楽データ配信サーバSV1は、曲名に試聴データを対応付けていない場合、当該曲名に関連する関連情報として詳細情報等のテキストデータや、ミュージッククリップの少なくとも一部でなる動画像データ、アーティストの写真画像等の静止画像データ等のサンプルデータ(すなわち、見本データ)を対応付けても良い。これにより音楽データ配信サーバSV1は、クライアント端末2で試聴データを対応付けてはいない曲名が注目楽曲情報として選定されたとき、かかるサンプルデータに基づくサンプルをユーザに提示させて音楽データを紹介することができる。
また上述した第1の実施の形態においては、クライアント端末2が音楽データに関連する関連情報としての試聴データを取得して連続的に自動出力するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、クライアント端末2が、動画、静止画、ゲーム、オーディオ、テキスト、プログラム等の種々のコンテンツに関連するサンプルデータ等のコンテンツ関連情報を取得して連続的に自動出力するようにしても良い。また音楽データ配信サーバSV1は、曲名等のコンテンツ識別情報に対応する関連情報として、コンテンツデータ(オーディオデータ、ビデオデータ、イメージデータ、テキストデータ、プログラムデータ)そのものをクライアント端末2に提供してもかまわない。
さらに上述した第1の実施の形態においては、クライアント端末2が、第1乃至第6の関連情報連続出力処理手順RT1乃至RT6を実行する際に取得する紹介ページ情報に楽曲リスト情報300の一部として処理実行情報300Bを含むようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、クライアント端末2が、第1乃至第6の関連情報連続出力処理手順RT1乃至RT6を実行可能なときには、紹介ページ情報に楽曲リスト情報300の一部として処理実行情報300B全てを含まずに、試聴データを取得可能な最低限の例えばURLのみを含ませるようにしても良い。このようにしてもクライアント端末2では、上述した第1乃至第6の関連情報連続出力処理手順RT1乃至RT6を実行することができる。
さらに上述した第1の実施の形態においては、音楽データ配信サーバSV1が紹介ページ情報及び試聴データをクライアント端末2に提供するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、クライアント端末2に対し、これら紹介ページ情報と、試聴データとを異なるサーバでなるリスト情報提供装置や関連情報連続提供装置から提供するようにしても良い。このようしても上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
さらに上述した第1の実施の形態においては、音楽データ配信サーバSV1が主体となってクライアント端末2において上述した第1の関連情報連続出力処理手順RT1を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、クライアント端末2が、自己を主体として第1の関連情報連続出力プログラムに従い第1の関連情報連続出力処理手順RT1を実行しても良いし、クライアント端末2がユーザを主体として当該ユーザによる入力に応じて第1の関連情報連続出力処理手順RT1を実行するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、クライアント端末2が、自己を主体として第2乃至第6の関連情報連続出力プログラムに従い上述した第2乃至第6の関連情報連続出力処理手順RT2乃至RT6を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、クライアント端末2が、音楽データ配信サーバSV1を主体として紹介ページ情報に含まれる処理制御情報に従い上述した第2乃至第6の関連情報連続出力処理手順RT2乃至RT6を実行しても良いし、クライアント端末2がユーザを主体として当該ユーザによる入力に応じて第2乃至第6の関連情報連続出力処理手順RT2乃至RT6を実行するようにしても良い。すなわち上述した第1の実施の形態においては、音楽データ配信サーバSV1及びクライアント端末2において図28について上述した関連情報連続提供出力処理手順を実行するとき、当該クライアント端末2が実行する関連情報連続出力処理の内容を上述した第1乃至第6の関連情報連続出力処理手順RT1乃至RT6のいずれにも変更し得ると共に、その際にかかる関連情報連続出力処理手順を音楽データ配信サーバSV1、クライアント端末2及びユーザの何れが主体となっても実行することができる。
〔2〕第2の実施の形態
(1)関連情報連続提供出力システムの構成
図48は、第2の実施の形態による関連情報連続提供出力システム500を示す。かかる関連情報連続提供出力システム500は、コンテンツ関連情報を連続的に提供可能な関連情報連続提供装置501と、当該関連情報連続提供装置501からコンテンツ関連情報を取得して連続的に出力可能な関連情報連続出力装置502とから構築されている。
(1−1)関連情報連続提供装置501の機能回路ブロック構成
まず図48を用いて、第2の実施の形態による関連情報連続提供装置501の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。かかる関連情報連続提供装置501において、ページ情報送信部510は、関連情報連続出力装置502から送信される要求に応じて、当該関連情報連続出力装置502に対し、複数のコンテンツ識別情報のリストを含むページ情報を送信する。そして関連情報連続提供装置501において、要求情報受信部511は、関連情報連続出力装置502でページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報が注目コンテンツ情報として選定されることにより、当該関連情報連続出力装置502から送信される、注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の要求情報を受信する。その結果、関連情報連続提供装置501において、関連情報送信部512は、関連情報連続出力装置502に対し、要求情報受信部511により受信された要求情報に応じたコンテンツ関連情報を送信する。
すなわち関連情報連続提供装置501では、要求情報受信部511が関連情報連続出力装置502からページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち1つの当該コンテンツ識別情報が注目コンテンツ情報として選定されることにより送信される、当該注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の要求情報を受信すると、関連情報送信部512が関連情報連続出力装置502に対し当該要求情報に応じたコンテンツ関連情報を送信する。そして関連情報連続提供装置501では、要求情報受信部511が関連情報連続出力装置502からコンテンツ関連情報の出力が終了し、ページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち新たに1つの当該コンテンツ識別情報が注目コンテンツ情報として自動的に選定されることにより送信される、当該新たに注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の要求情報を受信すると、関連情報送信部512が関連情報連続出力装置502に対し当該要求情報に応じたコンテンツ関連情報を送信する。このようにして関連情報連続提供装置501では、要求情報受信部511及び関連情報送信部512が順次交互に動作することにより、関連情報連続出力装置502に対し、当該関連情報連続出力装置502から順次送信される要求情報に応じたコンテンツ関連情報を連続的に自動送信する。
なお関連情報連続提供装置501は、第1の実施の形態で上述した音楽データ配信サーバSV1に対応する。そしてページ情報送信部510は、上述した音楽データ配信サーバSV1の制御部70、通信制御部72及びネットワークインタフェース73や、CPU270及びネットワークインタフェース275に対応し、第1の実施の形態で上述した関連情報連続提供出力処理手順のステップSP101の処理を実現する機能を有している。また要求情報受信部511は、上述した音楽データ配信サーバSV1の制御部70、通信制御部72及びネットワークインタフェース73や、CPU270及びネットワークインタフェース275に対応し、第1の実施の形態で上述した関連情報連続提供出力処理手順のステップSP104の処理を実現する機能を有している。さらに関連情報送信部512は、上述した音楽データ配信サーバSV1の制御部70、通信制御部72及びネットワークインタフェース73や、CPU270及びネットワークインタフェース275に対応し、第1の実施の形態で上述した関連情報連続提供出力処理手順のステップSP108の処理を実現する機能を有している。
(1−2)関連情報連続出力装置502の機能回路ブロック構成
次いで、図48を用いて、第2の実施の形態による関連情報連続出力装置502の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。かかる関連情報連続出力装置502において、ページ情報取得部520は、関連情報連続提供装置501(又は他の図示しないページ情報提供装置)にページ情報を要求することにより、当該関連情報連続提供装置501(又はページ情報提供装置)から送信される、複数のコンテンツ識別情報のリストを含むページ情報を取得する。この状態で関連情報連続出力装置502において、注目コンテンツ情報選定部521は、ページ情報取得部520により取得されたページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として選定する。そして関連情報連続出力装置502において、関連情報取得部522は、注目コンテンツ情報選定部521により注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の要求情報を関連情報連続提供装置501に送信する。その結果、関連情報取得部522は、関連情報連続提供装置501から、注目コンテンツ情報選定部521により注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を取得する。これにより関連情報連続出力装置502において、関連情報出力部523は、関連情報取得部522により取得されたコンテンツ関連情報を出力する。また関連情報連続出力装置502において、出力終了検出部524は、この際、関連情報出力部523によるコンテンツ関連情報の出力終了を検出する。
すなわち関連情報連続出力装置502では、注目コンテンツ情報選定部521がページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち1つの当該コンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として選定すると、関連情報取得部522が関連情報連続提供装置501から当該注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を取得して関連情報出力部523が当該取得されたコンテンツ関連情報を出力する、この際、関連情報連続出力装置502では、出力終了検出部524が関連情報出力部523によるコンテンツ関連情報の出力終了を検出すると、注目コンテンツ情報選定部521がページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち新たに1つの当該コンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として自動的に選定し、関連情報取得部522が関連情報連続提供装置501から当該新たに注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を取得して関連情報出力部523が当該取得されたコンテンツ関連情報を出力する。このようにして関連情報連続出力装置502では、注目コンテンツ情報選定部521、関連情報取得部522、関連情報出力部523及び出力終了検出部524が循環的に繰り返し動作することにより、ページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を連続的に自動出力する。
なお関連情報連続出力装置502は、第1の実施の形態で上述したクライアント端末2に対応する。そしてページ情報取得部520は、クライアント端末2の制御部22、通信制御部32及びネットワークインタフェース33や、CPU203、通信処理部214及びネットワークインタフェース215に対応し、第1の実施の形態で上述した関連情報連続提供出力処理手順のステップSP100の処理を実現する機能を有している。また注目コンテンツ情報選定部521は、上述したクライアント端末2の制御部22や、CPU203に対応し、第1の実施の形態で上述した関連情報連続提供出力処理手順のステップSP102及びステップSP106の処理を実現する機能を有している。さらに関連情報取得部522は、上述したクライアント端末2の制御部22、通信制御部32及びネットワークインタフェース33や、CPU203、通信処理部214及びネットワークインタフェース215に対応し、第1の実施の形態で上述した関連情報連続提供出力処理手順のステップSP103及びステップSP107の処理を実現する機能を有している。さらに関連情報出力部523は、上述したクライアント端末2の制御部22、音声制御部26及びスピーカ27や、CPU203、音声処理部209及びスピーカ210に対応し、第1の実施の形態で上述した関連情報連続提供出力処理手順のステップSP105及びステップSP109の処理を実現する機能を有している。さらに出力終了検出部524は、上述したクライアント端末2の制御部22及び音声制御部26や、CPU203及び音声処理部209に対応し、第1の実施の形態で上述した第1乃至第6の関連情報連続出力処理手順RT1乃至RT6のステップSP202、ステップSP212、ステップSP222、ステップSP232、ステップSP242、ステップSP247、ステップSP252、ステップSP256、ステップSP260、ステップSP263、ステップSP272の処理を実現する機能を有している。
(2)動作及び効果
以上の構成において、関連情報連続出力装置502は、関連情報連続提供装置501(又はページ情報提供装置)から、複数のコンテンツ識別情報のリストを含むページ情報を取得し、当該取得したページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち1つのコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として選定することで関連情報連続提供装置501から、当該注目コンテンツ情報として選定した1つのコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を取得して出力し、かかるコンテンツ関連情報の出力終了を検出すると、ページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち新たに1つのコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として自動的に選定すると共に、再び関連情報連続提供装置501から、当該新たに注目コンテンツ情報として選定した1つのコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を取得し出力するようにして、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を連続的に自動出力する。
従って関連情報連続出力装置502では、ページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報を順次注目コンテンツ情報として自動的に選定しながら、関連情報連続提供装置501に対し当該注目コンテンツ情報として選定したコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を要求することで、かかる関連情報連続提供装置501に対して複数のコンテンツ関連情報の中から関連情報連続出力装置502に提供するコンテンツ関連情報を順次選び出させる等の煩雑な処理を何ら行わせることなく、ページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を連続的に自動送信させ自動出力することができる。
すなわち関連情報連続提供装置501では、関連情報連続出力装置502から、ページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報を順次注目コンテンツ情報として自動的に選定しながら、当該注目コンテンツ情報として選定したコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報が要求されるため、複数のコンテンツ関連情報の中から関連情報連続出力装置502に提供するコンテンツ関連情報を順次選び出す等の煩雑な処理を何ら行うことなく、当該関連情報連続出力装置502に対し、ページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を連続的に自動送信することができる。
以上の構成によれば、関連情報連続出力装置501では、関連情報連続提供装置501(又はページ情報提供装置)から送信される、複数のコンテンツ識別情報のリストを含むページ情報を取得し、当該取得したページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち1つのコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として選定することで関連情報連続提供装置501から、当該注目コンテンツ情報として選定した1つのコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を取得して出力し、かかるコンテンツ関連情報の出力終了を検出すると、ページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち新たに1つのコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として自動的に選定すると共に、関連情報連続提供装置501から、当該新たに注目コンテンツ情報として選定した1つのコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を取得し出力するようにして、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を連続的に自動出力するようにした。従って関連情報連続出力装置502では、関連情報連続提供装置501に対し、複数のコンテンツ関連情報の中から当該関連情報連続出力装置501に提供するコンテンツ関連情報を順次選び出させる等の煩雑な処理を何ら行わせることなく、ページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を連続的に自動送信させ自動出力することができ、かくして関連情報連続提供装置501に対しコンテンツ関連情報の提供時の処理負荷を大幅に低減させることができる。
また関連情報連続提供装置501では、関連情報連続出力装置502から送信される要求に応じて、当該関連情報連続出力装置502に対し、複数のコンテンツ識別情報のリストを含むページ情報を送信し、関連情報連続出力装置502でページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち1つのコンテンツ識別情報が注目コンテンツ情報として選定されることにより、当該関連情報連続出力装置502から送信される当該注目コンテンツ情報として選定された1つのコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の要求情報を受信すると、関連情報連続出力装置502に対して、かかる要求情報に応じたコンテンツ関連情報を送信し、関連情報連続出力装置502でコンテンツ関連情報の出力が終了し、ページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち新たに1つのコンテンツ識別情報が注目コンテンツ情報として自動的に選定されることにより、当該関連情報連続出力装置502から送信される当該新たに注目コンテンツ情報として選定された1つのコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の要求情報を受信すると、関連情報連続出力装置502に対して当該受信した要求情報に応じたコンテンツ関連情報を送信するようにして、関連情報連続出力装置502に対し、当該関連情報連続出力装置502から順次送信される要求情報に応じたコンテンツ関連情報を連続的に自動送信するようにした。従って関連情報連続提供装置501では、複数のコンテンツ関連情報の中から関連情報連続出力装置502に提供するコンテンツ関連情報を順次選び出す等の煩雑な処理を何ら行うことなく、当該関連情報連続出力装置502に対し、ページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を連続的に自動送信することができ、かくしてコンテンツ関連情報の提供時に処理負荷を大幅に低減することができる。
〔3〕第3の実施の形態
(1)関連情報連続提供出力システムの構成
図49は、第3の実施の形態による関連情報連続提供出力システム600を示す。かかる関連情報連続提供出力システム600は、コンテンツ関連情報を連続的に提供可能な関連情報連続提供装置601と、当該関連情報連続提供装置601からコンテンツ関連情報を取得して連続的に出力可能な関連情報連続出力装置602とから構築されている。
(1−1)関連情報連続提供装置601の機能回路ブロック構成
まず図49を用いて、第3の実施の形態による関連情報連続提供装置601の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。かかる関連情報連続提供装置601において、ページ情報送信部610は、関連情報連続出力装置602から送信される要求に応じて、当該関連情報連続出力装置602に対し、複数のコンテンツ識別情報のリストを含むページ情報を送信する。そして関連情報連続提供装置601において、要求情報受信部611は、関連情報連続出力装置602でページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報が注目コンテンツ情報として選定されることにより、当該関連情報連続出力装置602から送信される、注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の要求情報を受信する。その結果、関連情報連続提供装置601において、関連情報送信部612は、関連情報連続出力装置602に対し、要求情報受信部611により受信された要求情報に応じたコンテンツ関連情報を送信する。
すなわち関連情報連続提供装置601では、要求情報受信部611が関連情報連続出力装置602からページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち1つの当該コンテンツ識別情報が注目コンテンツ情報として選定されることにより送信される、当該注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の要求情報を受信すると、関連情報送信部612が関連情報連続出力装置602に対し当該要求情報に応じたコンテンツ関連情報を送信する。そして関連情報連続提供装置601では、要求情報受信部611が関連情報連続出力装置602からコンテンツ関連情報の出力が終了し、ページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち新たに1つの当該コンテンツ識別情報が注目コンテンツ情報として自動的に選定されることにより送信される、当該新たに注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の要求情報を受信すると、関連情報送信部612が関連情報連続出力装置602に対し当該要求情報に応じたコンテンツ関連情報を送信する。このようにして関連情報連続提供装置601では、要求情報受信部611及び関連情報送信部612が順次交互に動作することにより、関連情報連続出力装置602に対し、当該関連情報連続出力装置602から順次送信される要求情報に応じたコンテンツ関連情報を連続的に自動送信する。
これに加えて関連情報連続提供装置601のページ情報送信部610は、関連情報連続出力装置602に対し、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報が連続出力可能であることを示す連続出力可能識別情報を含むページ情報を送信することができる。またページ情報送信部610は、関連情報連続出力装置602に対し、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報が連続出力可能であることを通知する連続出力通知表示子を含むページ情報を送信することもできる。さらにページ情報送信部610は、関連情報連続出力装置602に対し、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報と、当該コンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の出力形態を指示する出力形態指示情報とを含むページ情報を送信することもできる。
そしてページ情報送信部610は、関連情報連続出力装置602に対し出力形態指示情報を含むページ情報を送信する場合、当該関連情報連続出力装置602に対し、連続出力対応として設定されている複数のコンテンツ識別情報と、当該複数のコンテンツ識別情報に対応する複数のコンテンツ関連情報の出力形態として複数繰返出力形態を指示する出力形態指示情報とを含むページ情報を送信することができる。またページ情報送信部610は、関連情報連続出力装置602に対し、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報と、当該コンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の出力形態として単一繰返出力形態を指示する出力形態指示情報とを含むページ情報を送信することもできる。さらにページ情報送信部610は、関連情報連続出力装置602に対し、連続出力対応として設定されている複数のコンテンツ識別情報と、当該複数のコンテンツ識別情報に対応する複数のコンテンツ関連情報の出力形態として並替出力形態を指示する出力形態指示情報とを含むページ情報を送信することもできる。さらにページ情報送信部610は、関連情報連続出力装置602に対し、連続出力対応として設定されている複数のコンテンツ識別情報と、当該複数のコンテンツ識別情報に対応する複数のコンテンツ関連情報の出力形態として無作為選択出力形態を指示する出力形態指示情報とを含むページ情報を送信することもできる。さらにまたページ情報送信部610は、関連情報連続出力装置602に対し、連続出力対応として設定されている複数のコンテンツ識別情報と、当該複数のコンテンツ識別情報に対応する複数のコンテンツ関連情報に対して設定された出力順序と、当該複数のコンテンツ関連情報の出力形態として設定された出力順序で出力する順序設定出力形態を指示する出力形態指示情報とを含むページ情報を送信することもできる。そしてページ情報送信部610は、関連情報連続出力装置602に対し、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の出力形態を通知する出力形態通知表示子を含むページ情報を送信することもできる。
ところでページ情報送信部610は、関連情報連続出力装置602に対し、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の出力中に出力させる、当該コンテンツ関連情報が出力中であることを通知する出力実行中通知表示子を含むページ情報を送信することができる。またページ情報送信部610は、関連情報連続出力装置602に対し、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の出力が一旦停止されたときの出力再開位置を指示する出力再開位置指示情報を含むページ情報を送信することもできる。さらにページ情報送信部610は、関連情報連続出力装置602に対し、出力の停止されたコンテンツ関連情報の先頭を出力再開位置として指示する出力再開位置指示情報を含むページ情報を送信することもできる。さらにページ情報送信部610は、関連情報連続出力装置602に対し、出力の停止されたコンテンツ関連情報の出力停止位置を出力再開位置として指示する出力再開位置指示情報を含むページ情報を送信することもできる。さらにページ情報送信部610は、関連情報連続出力装置602に対し、最初に注目コンテンツ情報として選定されるコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を出力再開位置として指示する出力再開位置指示情報を含むページ情報を送信することもできる。
これに加えてページ情報送信部610は、関連情報連続出力装置602に対し、注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対しコンテンツ関連情報を対応付けていないとき、次のコンテンツ識別情報が注目コンテンツ情報として選定される前に、選定されたコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報としてそのまま選定させる一定時間を示す選定継続時間情報を含むページ情報を送信することができる。またページ情報送信部610は、関連情報連続出力装置602に対し、コンテンツ関連情報を対応付けていないコンテンツ識別情報が外部入力に応じて注目コンテンツ情報として選定されたとき、当該コンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報としてそのまま選定させる第1の時間でなる一定時間を示す選定継続時間情報と、コンテンツ関連情報を対応付けていないコンテンツ識別情報が自動的に注目コンテンツ情報として選定されたとき、当該コンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報としてそのまま選定させる第2の時間でなる一定時間を示す選定継続時間情報とを含むページ情報を送信することもできる。
またページ情報送信部610は、関連情報連続出力装置602に対し、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対しコンテンツ関連情報を対応付けているか否かを通知するための対応通知表示子を含むページ情報を送信することができる。さらにページ情報送信部610は、関連情報連続出力装置602に対し、コンテンツ識別情報にコンテンツ関連情報として、当該コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツ用のサンプルコンテンツを対応付けたページ情報を送信することもできる。そしてページ情報送信部610は、関連情報連続出力装置602に対し、コンテンツ識別情報にコンテンツ関連情報として、当該コンテンツ識別情報で識別される動画、静止画、ゲーム、オーディオ、テキスト、プログラムを含むコンテンツ用のサンプルコンテンツを対応付けたページ情報を送信することもできる。またページ情報送信部610は、関連情報連続出力装置602に対し、コンテンツ識別情報にコンテンツ関連情報として、当該コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツに関連するテキスト情報を対応付けたページ情報を送信することもできるし、当該関連情報連続出力装置602に対し、コンテンツ識別情報にコンテンツ関連情報として、当該コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツに関連する画像情報を対応付けたページ情報を送信することもできる。そして関連情報送信部612は、関連情報連続出力装置602に対しコンテンツ関連情報をストリーミング形式で送信することができる。
なお関連情報連続提供装置601は、第1の実施の形態で上述した音楽データ配信サーバSV1に対応する。そしてページ情報送信部610は、上述した音楽データ配信サーバSV1の制御部70、通信制御部72及びネットワークインタフェース73や、CPU270及びネットワークインタフェース275に対応し、第1の実施の形態で上述した関連情報連続提供出力処理手順のステップSP101の処理を実現する機能を有している。また要求情報受信部611は、上述した音楽データ配信サーバSV1の制御部70、通信制御部72及びネットワークインタフェース73や、CPU270及びネットワークインタフェース275に対応し、第1の実施の形態で上述した関連情報連続提供出力処理手順のステップSP104の処理を実現する機能を有している。さらに関連情報送信部612は、上述した音楽データ配信サーバSV1の制御部70、通信制御部72及びネットワークインタフェース73や、CPU270及びネットワークインタフェース275に対応し、第1の実施の形態で上述した関連情報連続提供出力処理手順のステップSP108の処理を実現する機能を有している。
(1−2)関連情報連続出力装置602の機能回路ブロック構成
次いで、図49を用いて、第3の実施の形態による関連情報連続出力装置602の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。かかる関連情報連続出力装置602において、ページ情報取得部620は、関連情報連続提供装置601(又は他の図示しないページ情報提供装置)にページ情報を要求することにより、当該関連情報連続提供装置601(又はページ情報提供装置)から送信される、複数のコンテンツ識別情報のリストを含むページ情報を取得する。この状態で関連情報連続出力装置602において、注目コンテンツ情報選定部621は、ページ情報取得部620により取得されたページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として選定する。そして関連情報連続出力装置602において、関連情報取得部622は、注目コンテンツ情報選定部621により注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の要求情報を関連情報連続提供装置601に送信する。その結果、関連情報取得部622は、関連情報連続提供装置601から、注目コンテンツ情報選定部621により注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を取得する。これにより関連情報連続出力装置602において、関連情報出力部623は、関連情報取得部622により取得されたコンテンツ関連情報を出力する。また関連情報連続出力装置602において、出力終了検出部624は、この際、関連情報出力部623によるコンテンツ関連情報の出力終了を検出する。
すなわち関連情報連続出力装置602では、注目コンテンツ情報選定部621がページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち1つの当該コンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として選定すると、関連情報取得部622が関連情報連続提供装置601から当該注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を取得して関連情報出力部623が当該取得されたコンテンツ関連情報を出力する、この際、関連情報連続出力装置602では、出力終了検出部624が関連情報出力部623によるコンテンツ関連情報の出力終了を検出すると、注目コンテンツ情報選定部621がページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち新たに1つの当該コンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として自動的に選定し、関連情報取得部622が関連情報連続提供装置601から当該新たに注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を取得して関連情報出力部623が当該取得されたコンテンツ関連情報を出力する。このようにして関連情報連続出力装置602では、注目コンテンツ情報選定部621、関連情報取得部622、関連情報出力部623及び出力終了検出部624が循環的に繰り返し動作することにより、ページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を連続的に自動出力する。
これに加えて関連情報連続出力装置602の関連情報取得部622は、注目コンテンツ情報として選定された1つのコンテンツ識別情報に対しコンテンツ関連情報が対応付けられているとき、関連情報連続提供装置601から当該コンテンツ関連情報を取得する。また注目コンテンツ情報選定部621は、ページ情報内に、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報が、連続出力可能であることを示す連続出力可能識別情報が存在するとき、コンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として自動的に選定する。
ところで関連情報連続出力装置602において、連続出力対応設定部625は、ページ情報に含まれるリスト内の特定のコンテンツ識別情報を、連続出力対応として設定することができる。その際に連続出力対応設定部625は、外部からの入力に応じて、ページ情報に含まれるリスト内で指定されたコンテンツ識別情報を連続出力対応として設定することもできる。そして連続出力対応設定部625は、外部からの入力に応じてコンテンツ識別情報を連続出力対応として設定する場合、かかる入力を実行させるためのユーザインタフェースを生成し、当該生成したユーザインタフェースを出力する。
また関連情報連続出力装置602において、連続出力通知表示子出力部626は、ページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報が、連続出力可能であることを通知する連続出力通知表示子を出力する。この際に連続出力通知表示子出力部626は、ページ情報に含まれる連続出力通知表示子を出力することもできるし、ページ情報内に、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報が連続出力可能であることを示す連続出力可能識別情報が存在するとき、当該連続出力可能識別情報に応じて連続出力通知表示子を出力することもできる。
また関連情報出力部623は、ページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応する全てのコンテンツ関連情報の出力が終了すると、最後に出力したコンテンツ関連情報に対応するコンテンツ識別情報、又は最初に出力したコンテンツ関連情報に対応するコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として、当該コンテンツ関連情報の出力を停止する。
これに加えて関連情報連続出力装置602において、関連情報出力形態設定部627は、ページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の出力形態を設定することができる。そして注目コンテンツ情報選定部621は、このとき設定された出力形態に応じて、ページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報を順次注目コンテンツ情報として選定し、関連情報出力部623は、注目コンテンツ情報選定部621で出力形態に応じて注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を出力する。
ところで出力形態としては種々の形態が存在しており、関連情報出力部623は、設定された出力形態が複数繰返出力形態の場合、当該複数繰返出力形態に応じて、ページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されている複数のコンテンツ識別情報に対応する複数のコンテンツ関連情報を循環的に繰り返すように出力する。また関連情報出力部623は、設定された出力形態が単一繰返出力形態の場合、現在の注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応する単一のコンテンツ関連情報を繰り返すように出力する。さらに関連情報出力部623は、設定された出力形態が並替出力形態の場合、当該並替出力形態に応じて、ページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されている複数のコンテンツ識別情報に対応する複数のコンテンツ関連情報を無作為に並べ替えた順序で出力する。さらに関連情報出力部623は、設定された出力形態が無作為選択出力形態の場合、当該無作為選択出力形態に応じて、ページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されている複数のコンテンツ識別情報に対応する複数のコンテンツ関連情報全体から順次1つの当該コンテンツ関連情報を無作為に選択しながら出力する。さらに関連情報出力部623は、設定された出力形態が順序設定出力形態の場合、当該順序設定出力形態に応じて、ページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されている複数のコンテンツ識別情報に対応する複数のコンテンツ関連情報を設定された順序で出力する。
一方、注目コンテンツ情報選定部621は、ページ情報に含まれる、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の出力形態を指示する出力形態指示情報に応じて、ページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち当該出力形態に応じたコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として自動的に選定することもできる。また注目コンテンツ情報選定部621は、ページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち、当該連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の予め設定されている出力形態に応じたコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として自動的に選定することもできる。
これに加えて関連情報出力形態設定部627は、外部からの入力に応じて、ページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の出力形態を設定することもでき、この際には、かかる入力を実行させるためのユーザインタフェースを生成し、当該生成したユーザインタフェースを出力する。そして関連情報出力形態設定部627は、このとき出力形態が順序設定出力形態であると、ユーザインタフェースにより、ページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されている複数のコンテンツ識別情報に対し、複数のコンテンツ関連情報に対する出力の順序を設定させる。
ところで関連情報連続出力装置602において、出力形態通知表示子出力部628は、設定された出力形態に対応する出力形態通知表示子を出力する。その際に出力形態通知表示子出力部628は、ページ情報に含まれる出力形態通知表示子を出力することもできるし、ページ情報に含まれる、出力形態を指示する出力形態指示情報に応じて出力形態通知表示子を出力することもできる。また出力形態通知表示子出力部628は、関連情報出力形態設定部627が外部からの入力に応じて出力形態を設定したとき、当該設定された出力形態に対応する出力形態通知表示子を出力することもできる。
ところで関連情報出力部623は、コンテンツ関連情報の出力中に、当該コンテンツ関連情報が出力中であることを通知する出力実行中通知表示子を出力する。そして関連情報出力部623は、このときコンテンツ関連情報を出力していると判断すると、ページ情報に含まれる出力実行中通知表示子を出力することもできるし、コンテンツ関連情報を出力中であると判断すると、予め記憶している出力実行中通知表示子を出力することもできる。そして関連情報出力部623は、コンテンツ関連情報の出力を停止すると、出力実行中通知表示子の出力も停止する。
また関連情報出力部623は、外部からの入力に応じて、コンテンツ関連情報の出力を制御する。このとき関連情報出力部623は、外部からの入力に応じて、現在の注目コンテンツ情報として選定されているコンテンツ識別情報の前又は次に注目コンテンツ情報として選定するように設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を出力することもできるし、外部からの入力に応じて、現在出力中のコンテンツ関連情報を早送り又は早戻し出力することもできる。そして関連情報出力部623は、外部から早送り又は早戻しの指示が入力されている間は、コンテンツ関連情報を早送り又は早戻し出力し、外部からの早送り又は早戻しの指示の入力が終了すると、コンテンツ関連情報に対する早送り又は早戻し出力を終了すると共に、当該出力の終了位置から通常出力する。
また関連情報出力部623は、外部からの入力に応じて、現在出力中のコンテンツ関連情報の出力を停止する。そして関連情報出力部623は、外部からの出力開始を指示する入力に応じてコンテンツ関連情報の出力を開始する。このとき関連情報出力部623は、コンテンツ関連情報の出力を停止したとき、当該出力を停止したコンテンツ関連情報に対応するコンテンツ識別情報を記憶し、外部からの出力開始を指示する入力に応じて、記憶したコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の先頭から出力を開始することもできるし、コンテンツ関連情報の出力を停止したとき、当該出力を停止したコンテンツ関連情報に対応するコンテンツ識別情報と当該コンテンツ関連情報の出力停止位置とを記憶し、外部からの出力開始を指示する入力に応じて、記憶したコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の記憶した出力停止位置から出力を開始することもできる。また関連情報出力部623は、外部からの出力開始を指示する入力に応じて、ページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち最初に注目コンテンツ情報として選定するコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の出力を開始することもできるし、外部からの出力開始を指示する入力に応じて、ページ情報に含まれる出力再開位置からコンテンツ関連情報の出力を開始することもできる。さらに関連情報出力部623は、外部からの出力開始を指示する入力に応じて、予め設定されている出力再開位置からコンテンツ関連情報の出力を開始することもできるし、外部からの出力開始を指示する入力に応じて、当該外部からの入力に応じて予め設定されている出力再開位置からコンテンツ関連情報の出力を開始することもできる。
ところで注目コンテンツ情報選定部621は、注目コンテンツ情報として選定したコンテンツ識別情報に対しコンテンツ関連情報が対応付けられていないとき、一定時間、コンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として選定した後、当該コンテンツ識別情報の次に注目コンテンツ情報として選定するように設定されている他のコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として自動的に選定する。そして注目コンテンツ情報選定部621は、注目コンテンツ情報として選定したコンテンツ識別情報に対しコンテンツ関連情報が対応付けられていないとき、ページ情報に含まれる一定時間を示す選定継続時間情報に応じて、当該一定時間、コンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として選定した後、当該コンテンツ識別情報の次に注目コンテンツ情報として選定するように設定されている他のコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として自動的に選定することができる。また注目コンテンツ情報選定部621は、注目コンテンツ情報として選定したコンテンツ識別情報に対しコンテンツ関連情報が対応付けられていないとき、予め設定されている一定時間、コンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として選定した後、当該コンテンツ識別情報の次に注目コンテンツ情報として選定するように設定されている他のコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として自動的に選定することもできる。さらに注目コンテンツ情報選定部621は、注目コンテンツ情報として選定したコンテンツ識別情報に対しコンテンツ関連情報が対応付けられていないとき、外部からの入力に応じて予め設定されている一定時間、コンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として選定した後、当該コンテンツ識別情報の次に注目コンテンツ情報として選定するように設定されている他のコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として自動的に選定することもできる。さらにまた注目コンテンツ情報選定部621は、外部からの入力に応じてコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として選定したときに当該コンテンツ識別情報に対しコンテンツ関連情報が対応付けられていないと、第1の時間でなる一定時間、コンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として選定した後、当該コンテンツ識別情報の次に注目コンテンツ情報として選定するように設定されている他のコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として自動的に選定し、自動的にコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として選定したときに当該コンテンツ識別情報に対しコンテンツ関連情報が対応付けられていないと、第2の時間でなる一定時間、コンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として選定した後、当該コンテンツ識別情報の次に注目コンテンツ情報として選定するように設定されている他のコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として自動的に選定することもできる。これに加えて注目コンテンツ情報選定部621は、注目コンテンツ情報として選定したコンテンツ識別情報に対しコンテンツ関連情報が対応付けられていないとき、コンテンツ関連情報の出力動作を終了することもできるし、コンテンツ関連情報が対応付けられているコンテンツ識別情報を選択的に注目コンテンツ情報として選定することもできる。
ところで関連情報連続出力装置602において、通知画像出力部629は、ページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対しコンテンツ関連情報が対応付けられているか否かを通知するための通知画像を生成して出力する。この際、通知画像出力部629は、ページ情報に含まれる、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対しコンテンツ関連情報が対応付けられているか否かを通知する対応通知表示子を用いて通知画像を生成することができる。また通知画像出力部629は、ページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対しコンテンツ関連情報が対応付けられているか否かを判別し、当該判別結果に応じて通知画像を生成することもできる。
そして実際に関連情報出力部623は、注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報として、当該コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツ用のサンプルコンテンツを出力することができ、かかるコンテンツは、動画、静止画、ゲーム、オーディオ、テキスト、プログラムを含むことができる。また関連情報出力部623は、注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報として、当該コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツに関連するテキスト情報を出力することもできるし、当該注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報として、当該コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツに関連する画像情報を出力することもできる。そして関連情報出力部623は、関連情報連続提供装置601からストリーミング形式で送信されるコンテンツ関連情報を出力することもできる。
なお関連情報連続出力装置602は、第1の実施の形態で上述したクライアント端末2に対応する。そしてページ情報取得部620は、クライアント端末2の制御部22、通信制御部32及びネットワークインタフェース33や、CPU203、通信処理部214及びネットワークインタフェース215に対応し、第1の実施の形態で上述した関連情報連続提供出力処理手順のステップSP100の処理を実現する機能を有している。また注目コンテンツ情報選定部621は、上述したクライアント端末2の制御部22や、CPU203に対応し、第1の実施の形態で上述した関連情報連続提供出力処理手順のステップSP102及びステップSP106の処理を実現する機能や、上述した第1乃至第6の関連情報連続出力処理手順RT1乃至RT6のステップSP200、ステップSP202、ステップSP204、ステップSP210、ステップSP211、ステップSP220、ステップSP221、ステップSP223、ステップSP224、ステップSP230、ステップSP233、ステップSP234、ステップSP236、ステップSP237、ステップSP241、ステップSP246、ステップSP251、ステップSP255、ステップSP259、ステップSP262、ステップSP270及びステップSP277の処理を実現する機能を有している。
さらに関連情報取得部622は、上述したクライアント端末2の制御部22、通信制御部32及びネットワークインタフェース33や、CPU203、通信処理部214及びネットワークインタフェース215に対応し、第1の実施の形態で上述した関連情報連続提供出力処理手順のステップSP103及びステップSP107の処理を実現する機能や、上述した第1乃至第6の関連情報連続出力処理手順RT1乃至RT6のステップSP202、ステップSP212、ステップSP222、ステップSP232、ステップSP242、ステップSP247、ステップSP252、ステップSP256、ステップSP260、ステップSP263及びステップSP272の処理を実現する機能を有している。さらに関連情報出力部623は、上述したクライアント端末2の制御部22、音声制御部26及びスピーカ27や、CPU203、音声処理部209及びスピーカ210に対応し、第1の実施の形態で上述した関連情報連続提供出力処理手順のステップSP105及びステップSP109の処理を実現する機能や、上述した第1及び第6の関連情報連続出力処理手順RT1及びRT6のステップSP205、ステップSP278、ステップSP279、ステップSP280、ステップSP281、ステップSP282及びステップSP286の処理を実現する機能を有している。これに加えて関連情報出力部623は、第1の実施の形態で上述した第6の関連情報連続出力処理手順RT6の実行の際に図38乃至図44について上述した楽曲紹介画面363A乃至363Gを出力表示するような機能も有している。
さらに出力終了検出部624は、上述したクライアント端末2の制御部22及び音声制御部26や、CPU203及び音声処理部209に対応し、第1の実施の形態で上述した第1乃至第6の関連情報連続出力処理手順RT1乃至RT6のステップSP202、ステップSP212、ステップSP222、ステップSP232、ステップSP242、ステップSP247、ステップSP252、ステップSP256、ステップSP260、ステップSP263、ステップSP272の処理を実現する機能を有している。さらに連続出力対応設定部625は、上述したクライアント端末2の制御部22や、CPU203に対応し、例えば第1の実施の形態で上述した第2の関連情報連続出力処理手順RT2のステップSP210の処理を実現する機能を有している。さらに連続出力通知表示子出力部626は、上述したクライアント端末2の制御部22、表示制御部24及び表示部25や、CPU203、表示処理部207及びディスプレイ206に対応し、第1の実施の形態で上述した第1乃至第6の関連情報連続出力処理手順RT1乃至RT6の実行の際に例えば図18について上述した楽曲紹介画面310において対応通知表示子311Cを出力表示するような機能を有している。
さらに関連情報出力形態設定部627は、上述したクライアント端末2の制御部22や、CPU203に対応し、第1の実施の形態で上述した第5の関連情報連続出力処理手順RT5の開始前等に、例えば図34について上述した出力形態設定画面350を介して入力される各種命令に応じてコンテンツ関連情報の出力形態を設定するような機能を有している。さらに出力形態通知表示子出力部628は、上述したクライアント端末2の制御部22、表示制御部24及び表示部25や、CPU203、表示処理部207及びディスプレイ206に対応し、第1の実施の形態で上述した第5の関連情報連続出力処理手順RT5の実行の際に例えば図22乃至図26について上述した楽曲紹介画面324、326、328、330及び332において出力形態通知表示子323、325、327、329及び331を出力表示するような機能を有している。さらに通知画像出力部629は、上述したクライアント端末2の制御部22、表示制御部24及び表示部25や、CPU203、表示処理部207及びディスプレイ206に対応し、第1の実施の形態で上述した第1乃至第6の関連情報連続出力処理手順RT1乃至RT6の実行の際に例えば図18について上述した楽曲紹介画面310を出力表示するような機能を有している。
(2)動作及び効果
以上の構成において、関連情報連続出力装置602は、関連情報連続提供装置601(又はページ情報提供装置)から、複数のコンテンツ識別情報のリストを含むページ情報を取得し、当該取得したページ情報に含まれる各種情報及び表示子、自己での事前設定、又は外部の入力の何れかに応じて、かかるページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち1つのコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として選定することで関連情報連続提供装置601から、当該注目コンテンツ情報として選定した1つのコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を取得して出力し、かかるコンテンツ関連情報の出力終了を検出すると、ページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち新たに1つのコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として自動的に選定すると共に、再び関連情報連続提供装置601から、当該新たに注目コンテンツ情報として選定した1つのコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を取得し出力するようにして、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を連続的に自動出力する。
従って関連情報連続出力装置602では、ページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報を順次注目コンテンツ情報として自動的に選定しながら、関連情報連続提供装置601に対し当該注目コンテンツ情報として選定したコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を要求することで、かかる関連情報連続提供装置601に対して複数のコンテンツ関連情報の中から関連情報連続出力装置602に提供するコンテンツ関連情報を順次選び出させる等の煩雑な処理を何ら行わせることなく、ページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を連続的に自動送信させ自動出力することができる。
すなわち関連情報連続提供装置601では、関連情報連続出力装置602から、ページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報を順次注目コンテンツ情報として自動的に選定しながら、当該注目コンテンツ情報として選定したコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報が要求されるため、複数のコンテンツ関連情報の中から関連情報連続出力装置602に提供するコンテンツ関連情報を順次選び出す等の煩雑な処理を何ら行うことなく、当該関連情報連続出力装置602に対し、ページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を連続的に自動送信することができる。
以上の構成によれば、関連情報連続出力装置601では、関連情報連続提供装置601(又はページ情報提供装置)から送信される、複数のコンテンツ識別情報のリストを含むページ情報を取得し、当該取得したページ情報に含まれる各種情報及び表示子、自己での事前設定、又は外部の入力の何れかに応じて、かかるページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち1つのコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として選定することで関連情報連続提供装置601から、当該注目コンテンツ情報として選定した1つのコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を取得して出力し、かかるコンテンツ関連情報の出力終了を検出すると、ページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち新たに1つのコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として自動的に選定すると共に、関連情報連続提供装置601から、当該新たに注目コンテンツ情報として選定した1つのコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を取得し出力するようにして、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を連続的に自動出力するようにした。従って関連情報連続出力装置602では、上述した第2の実施の形態によって得られる効果を得ることができると共に、これに加えてコンテンツ関連情報の連続的な自動出力を関連情報連続提供装置601、関連情報連続出力装置602及びユーザの何れを主体としても実行することができ、かくしてコンテンツ関連情報の連続的な自動出力を実現するうえでの規制を大幅に緩和し、当該コンテンツ関連情報の連続的な自動出力を実現し易くすることができる。
また関連情報連続提供装置601では、関連情報連続出力装置602から送信される要求に応じて、当該関連情報連続出力装置602に対し、複数のコンテンツ識別情報のリストを含むページ情報を送信し、関連情報連続出力装置602で当該ページ情報に含まれる各種情報及び表示子、関連情報連続出力装置602に対する事前設定、又は関連情報連続出力装置602への外部入力の何れかに応じて、かかるページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち1つのコンテンツ識別情報が注目コンテンツ情報として選定されることにより、当該関連情報連続出力装置602から送信される当該注目コンテンツ情報として選定された1つのコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の要求情報を受信すると、関連情報連続出力装置602に対して、かかる要求情報に応じたコンテンツ関連情報を送信し、関連情報連続出力装置602でコンテンツ関連情報の出力が終了し、ページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報のうち新たに1つのコンテンツ識別情報が注目コンテンツ情報として自動的に選定されることにより、当該関連情報連続出力装置602から送信される当該新たに注目コンテンツ情報として選定された1つのコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の要求情報を受信すると、関連情報連続出力装置602に対して当該受信した要求情報に応じたコンテンツ関連情報を送信するようにして、関連情報連続出力装置602に対し、当該関連情報連続出力装置602から順次送信される要求情報に応じたコンテンツ関連情報を連続的に自動送信するようにした。従って関連情報連続提供装置601では、上述した第2の実施の形態によって得られる効果を得ることができると共に、これに加えてコンテンツ関連情報の連続的な自動出力を関連情報連続提供装置601、関連情報連続出力装置602及びユーザの何れを主体としても実行させることができ、かくしてコンテンツ関連情報の連続的な自動出力を実現するうえでの規制を大幅に緩和し、当該コンテンツ関連情報の連続的な自動出力を実現し易くすることができる。
〔4〕他の実施の形態
なお上述した第1乃至第3の実施の形態においては、本発明による関連情報連続出力装置を、図1乃至図49について上述したクライアント端末2、関連情報連続出力装置502及び602に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、外部からページ情報及びコンテンツ関連情報を取得することができれば、パーソナルコンピュータや携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance )、ゲーム機器、コンパクトディスクプレーヤ、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ、ハードディスクレコーダ等の情報処理装置、またテレビジョン受像機等のように、この他種々の関連情報連続出力装置に広く適用することができる。すなわち上述の実施の形態においては、図1乃至図49について上述したハードウェア回路ブロックや、機能回路ブロック及びプログラムモジュールをクライアント端末2や関連情報連続出力装置502及び602に実装した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これらを携帯電話機やパーソナルコンピュータ等、クライアント端末2や関連情報連続出力装置502及び602以外の種々の端末装置に実装するようにしても良く、これらハードウェア回路ブロックや、機能回路ブロック及びプログラムモジュールを実装した端末装置であれば、上述したクライアント端末2や関連情報連続出力装置502及び602と同様の処理を実現することができる。
また上述した第1乃至第3の実施の形態においては、本発明による関連情報連続提供装置を、図1乃至図49について上述した音楽データ配信サーバSV1、関連情報連続提供装置501及び601に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ページ情報及びコンテンツ関連情報を提供することができれば、上述した物販サーバSV2、ラジオ放送情報配信サーバSV3及びインターネットラジオサーバSV4等のサーバ装置、またパーソナルコンピュータや携帯電話機、PDA、コンパクトディスクプレーヤ、DVDプレーヤ、ハードディスクレコーダ等の情報処理装置等のように、この他種々の関連情報連続提供装置に広く適用することができる。すなわち上述の実施の形態においては、図1乃至図49について上述したハードウェア回路ブロックや、機能回路ブロック及び関連情報連続提供プログラムを音楽データ配信サーバSV1や関連情報連続提供装置501及び601に実装した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これらを携帯電話機やパーソナルコンピュータ等、音楽データ配信サーバSV1や関連情報連続提供装置501及び601以外の種々の装置に実装するようにしても良く、これらハードウェア回路ブロックや、機能回路ブロック及び関連情報連続提供プログラムを実装した装置であれば、上述した音楽データ配信サーバSV1や関連情報連続提供装置501及び601と同様の処理を実現することができる。
さらに上述した第1乃至第3の実施の形態においては、本発明による関連情報連続出力プログラムを、図1乃至図49について上述した楽曲購入再生モジュール245及びXMLブラウザ246に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成の関連情報連続出力プログラムに広く適用することができる。
さらに上述した第1乃至第3の実施の形態においては、ページ情報提供装置から送信される、複数のコンテンツ識別情報のリストを含むページ情報を取得するページ情報取得部として、図1乃至図49について上述したクライアント端末2の制御部22、通信制御部32及びネットワークインタフェース33や、CPU203、通信処理部214及びネットワークインタフェース215、さらには関連情報連続出力装置502及び602のページ情報取得部520及び620を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ページ情報提供装置から送信される、複数のコンテンツ識別情報のリストを含むページ情報を取得するハードウェア回路構成のページ情報取得回路等のように、この他種々のページ情報取得部を広く適用することができる。
さらに上述した第1乃至第3の実施の形態においては、ページ情報取得部により取得されたページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として選定する注目コンテンツ情報選定部として、図1乃至図49について上述したクライアント端末2の制御部22や、CPU203、さらには関連情報連続出力装置502及び602の注目コンテンツ情報選定部521及び621を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ページ情報取得部により取得されたページ情報に含まれるリスト内で、連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報を注目コンテンツ情報として選定するハードウェア回路構成の注目コンテンツ情報選定回路等のように、この他種々の注目コンテンツ情報選定部を広く適用することができる。
さらに上述した第1乃至第3の実施の形態においては、関連情報連続提供装置から、注目コンテンツ情報選定部により注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を取得する関連情報取得部として、図1乃至図49について上述したクライアント端末2の制御部22、通信制御部32及びネットワークインタフェース33や、CPU203、通信処理部214及びネットワークインタフェース215、さらには関連情報連続出力装置502及び602の関連情報取得部522及び622を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、関連情報連続提供装置から、注目コンテンツ情報選定部により注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報を取得するハードウェア回路構成の関連情報取得回路等のように、この他種々の関連情報取得部を広く適用することができる。
さらに上述した第1乃至第3の実施の形態においては、関連情報取得部により取得されたコンテンツ関連情報を出力する関連情報出力部として、図1乃至図49について上述したクライアント端末2の制御部22、音声制御部26及びスピーカ27や、CPU203、音声処理部209及びスピーカ210、さらには関連情報連続出力装置502及び602の関連情報出力部523及び623を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、関連情報取得部により取得されたコンテンツ関連情報を出力するハードウェア回路構成の関連情報出力回路や、画像出力用の制御部22、表示制御部24及び表示部25、又はCPU203、表示処理部207及びディスプレイ206等のように、この他種々の関連情報出力部を広く適用することができる。
さらに上述した第1乃至第3の実施の形態においては、関連情報出力部によるコンテンツ関連情報の出力終了を検出する出力終了検出部として、図1乃至図49について上述したクライアント端末2の制御部22及び音声制御部26や、CPU203及び音声処理部209、さらには関連情報連続出力装置502及び602の出力終了検出部524及び624を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、関連情報出力部によるコンテンツ関連情報の出力終了を検出するハードウェア回路構成の出力終了検出回路等のように、この他種々の出力終了検出部を広く適用することができる。
さらに上述した第1乃至第3の実施の形態においては、関連情報連続出力装置から送信される要求に応じて、当該関連情報連続出力装置に対し、複数のコンテンツ識別情報のリストを含むページ情報を送信するページ情報送信部として、図1乃至図49について上述した音楽データ配信サーバSV1の制御部70、通信制御部72及びネットワークインタフェース73や、CPU270及びネットワークインタフェース275、さらには関連情報連続提供装置501及び601のページ情報送信部510及び610を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、関連情報連続出力装置から送信される要求に応じて、当該関連情報連続出力装置に対し、複数のコンテンツ識別情報のリストを含むページ情報を送信するハードウェア回路構成のページ情報送信回路等のように、この他種々のページ情報送信部を広く適用することができる。
さらに上述した第1乃至第3の実施の形態においては、関連情報連続出力装置でページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報が注目コンテンツ情報として選定されることにより、関連情報連続出力装置から送信される、当該注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の要求情報を受信する要求情報受信部として、図1乃至図49について上述した音楽データ配信サーバSV1の制御部70、通信制御部72及びネットワークインタフェース73や、CPU270及びネットワークインタフェース275、さらには関連情報連続提供装置501及び601の要求情報受信部511及び611を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、関連情報連続出力装置でページ情報に含まれるリスト内の連続出力対応として設定されているコンテンツ識別情報が注目コンテンツ情報として選定されることにより、関連情報連続出力装置から送信される、当該注目コンテンツ情報として選定されたコンテンツ識別情報に対応するコンテンツ関連情報の要求情報を受信するハードウェア回路構成の要求情報受信回路等のように、この他種々の要求情報受信部を広く適用することができる。
さらに上述した第1乃至第3の実施の形態においては、関連情報連続出力装置に対し、要求情報受信部により受信された要求情報に応じたコンテンツ関連情報を送信する関連情報送信部として、図1乃至図49について上述した音楽データ配信サーバSV1の制御部70、通信制御部72及びネットワークインタフェース73や、CPU270及びネットワークインタフェース275、さらには関連情報連続提供装置501及び601の関連情報送信部512及び612を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、関連情報連続出力装置に対し、要求情報受信部により受信された要求情報に応じたコンテンツ関連情報を送信するハードウェア回路構成の関連情報送信回路等のように、この他種々の関連情報送信部を広く適用することができる。
2……クライアント端末、23、70……制御部、24……表示制御部、25……表示部、26……音声制御部、27、210……スピーカ、32、72……通信制御部、33、73、215、275……ネットワークインタフェース、203、270……CPU、206……ディスプレイ、207……表示処理部、214……通信処理部、209……音声処理部、245……楽曲購入再生モジュール、246……XMLブラウザ、300……楽曲リスト情報、300A……楽曲識別情報、300B……処理実行情報、300F……連続出力可能識別情報、310、320、321、324、326、328、330、332、363A乃至363G……楽曲紹介画面、315……連続出力通知表示子、323、325、327、329、331……出力形態通知表示子、341……処理命令入力画面、350……出力形態設定画面、353……複数繰返出力形態設定ボタン、354……単一繰返出力形態設定ボタン、355……並替出力形態設定ボタン、356……無作為選択出力形態設定ボタン、357……順序設定出力形態設定ボタン、358……処理実行指示ボタン、364……出力ボタン、365……一時停止ボタン、366……出力停止ボタン、367……前スキップボタン、368……次スキップボタン、369……早戻しボタン、370……早送りボタン、371……出力実行中通知表示子、372……一時停止通知表示子、373……出力停止通知表示子、374……前スキップ実行中通知表示子、375……次スキップ実行中通知表示子、376……早戻し実行中通知表示子、377……早送り実行中通知表示子、500、600……関連情報連続提供出力システム、501、601……関連情報連続提供装置、502、602……関連情報連続出力装置、510、610……ページ情報送信部、511、611……要求情報受信部、512、612……関連情報送信部、520、620……ページ情報取得部、521、621……注目コンテンツ情報選定部、522、622……関連情報取得部、523、623……関連情報出力部、524、624……出力終了検出部、625……連続出力対応設定部、626……連続出力通知表示子出力部、627……関連情報出力形態設定部、628……出力形態通知表示子出力部、629……通知画像出力部、RT1……第1の関連情報連続出力処理手順、RT2……第2の関連情報連続出力処理手順、RT3……第3の関連情報連続出力処理手順、RT4……第4の関連情報連続出力処理手順、RT5……第5の関連情報連続出力処理手順、RT6……第6の関連情報連続出力処理手順、SV1……音楽データ配信サーバ。