JP2003101985A - 付加情報配信システム及び付加情報配信方法、並びにコンピュータプログラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画に関連した付加情報を適時に配信できる
付加情報配信システム、方法、コンピュータプログラム
を提供する。 【解決手段】 付加情報配信システム５０は、制御手段
２と、動画に関連した付加情報を格納する付加情報ＤＢ
６と、動画の再生時間に対応して配信される付加情報の
アクセス先を記録したタイムスケジュールを格納するタ
イムスケジュールＤＢ８と、ユーザの端末６０上に動画
と付加情報とを表示させるためのＷｅｂページを格納す
るＷｅｂページＤＢ４とを備え、制御手段は、端末から
のアクセスに対してＷｅｂページを送信し、Ｗｅｂペー
ジは、端末から配信要求された動画の配信先へ該動画の
配信を要求する第１指示と、動画のタイムスケジュール
の配信を要求する第２指示と、付加情報のアクセス先へ
付加情報の配信を要求する第３指示とを記述している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、動画に関連した付
加情報をユーザの端末に配信するための付加情報配信シ
ステム及び方法、並びにコンピュータプログラムに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】近年、インターネット上で動画データを
配信するサービスが開始されつつある。このようなネッ
トワーク配信サービスとしては、ビデオ・オン・デマン
ド（ＶＯＤ）と称される、ユーザ側が希望する時間にコ
ンテンツの配信を要求できるサービスが知られている。
また、上記ネットワーク配信には、ダウンロードデータ
を端末のバッファに格納しておき、そのバッファからデ
ータを読出して再生するストリーミング技術が通常用い
られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、ユーザが動
画を閲覧している際、そのコンテンツの内容に関連した
付加情報（例えば動画像中の商品についての詳細な説明
など）を知りたい場合がある。

【０００４】しかしながら、動画に関連した付加情報を
配信する技術については、未だ充分な開発がされていな
いのが現状である。特に、動画の場合、その内容が時々
刻々と変化するので、動画の内容に応じた付加情報を適
時に配信する技術を開発することが必要になってくる。

【０００５】また、動画ストリーミングに関連した付加
情報を配信、表示する技術においては、以下の２つの事
項が満たすことが将来的に重要になる。１）動画の滑ら
かな再生を妨げることなく付加情報の配信を行うこと、
２）動画のタイムラインに沿った適切なタイミングに
（遅延時間なしで）付加情報を表示すること、である。

【０００６】しかし従来の付加情報配信技術では、動画
の再生途中で、付加情報配信サーバに付加情報の配信要
求を行うために、余分なネットワーク・トラフィックが
発生し、動画の滑らかな再生が妨げられることが多かっ
た。また、動画の再生中に付加情報配信サーバとの間で
やりとりが行われるために、実際に付加情報が表示され
るまでに遅延時間が発生してしまうという問題があっ
た。

【０００７】一方、ユーザは、汎用のブラウザを搭載し
た端末を用いてインターネットに接続し、種々の情報を
閲覧するのが通常であり、端末に特別な設定をすること
なく上記付加情報の配信がされることが重要である。例
えば、付加情報の配信を受けるために、端末に特別なア
プリケーションを実装しなければならないとすると、ユ
ーザの負担や手間が大きくなる。

【０００８】本発明は、上記した問題点に鑑みてなされ
たもので、動画に関連した付加情報を適時に配信できる
とともに、ユーザの端末側の特別な設定を不要とし、好
ましくは動画と付加情報とを遅延を生ぜずに配信できる
付加情報配信システム及び付加情報配信方法、並びにコ
ンピュータプログラムを提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の付加情報配信システムは、ユーザの端
末に対し動画に関連した付加情報を配信し、前記端末上
に前記動画と前記付加情報とを表示させるシステムであ
って、制御手段と、前記付加情報を格納する付加情報デ
ータベースと、前記動画毎に、当該動画の再生時間に対
応して配信される付加情報のアクセス先を記録したタイ
ムスケジュールを格納するタイムスケジュールデータベ
ースと、前記端末上に前記動画と前記付加情報とを表示
させるためのＷｅｂページを格納するＷｅｂページデー
タベースとを備え、前記制御手段は、前記端末からのア
クセスに対して前記Ｗｅｂページを送信し、前記Ｗｅｂ
ページは、前記端末から前記動画の配信要求があった場
合に、前記端末から配信要求された動画の配信先へ該動
画の配信を要求する第１指示と、前記動画のタイムスケ
ジュールの配信を要求する第２指示と、前記付加情報の
アクセス先へ該付加情報の配信を要求する第３指示と
を、前記端末への命令として記述していることを特徴と
する。

【００１０】請求項２記載の付加情報配信システムにお
いて、前記Ｗｅｂページは、前記第２及び第３指示によ
る配信が終了してから、前記第１指示を行う旨の命令を
記述していることを特徴とする。

【００１１】請求項３記載の付加情報配信システムにお
いて、前記Ｗｅｂページには、前記端末から配信希望の
動画が指定された場合に、指定順に応じて前記動画の情
報を表示するよう前記端末に指示する命令が記述されて
いることを特徴とする。

【００１２】請求項４記載の付加情報配信システムにお
いて、前記動画の情報は、当該動画の情報の表示の取消
指示を含み、前記取消指示を選択すると、それに応じて
前記動画の情報の表示を取消すよう前記端末に指示がさ
れることを特徴とする。

【００１３】請求項５記載の付加情報配信システムにお
いて、前記Ｗｅｂページには、前記表示された動画の情
報のうち、現在再生中のものを強調表示するよう前記端
末に指示する命令が記述されていることを特徴とする。

【００１４】請求項６記載の付加情報配信システムにお
いて、前記動画の情報は、当該動画の題名、及び前記動
画の再生又は停止の指示を含み、前記Ｗｅｂページに
は、前記動画の再生状態に応じて、前記再生又は停止の
指示のいずれかを選択的に表示するよう前記端末に指示
する命令が記述されていることを特徴とする。

【００１５】請求項７記載の付加情報配信システムにお
いて、前記動画の情報は、前記指定順の変更指示を含
み、前記変更指示を選択すると、それに応じて前記動画
の情報の表示を変更するよう前記端末に指示がされるこ
とを特徴とする。

【００１６】請求項８記載の付加情報配信システムにお
いて、前記Ｗｅｂページには、前記再生の指示を選択す
ると、前記指定順に従って各動画の配信要求を連続して
前記端末に指示する命令が記述されていることを特徴と
する。

【００１７】本発明の付加情報配信方法は、ユーザの端
末に対し動画に関連した付加情報を配信し、前記端末上
に前記動画と前記付加情報とを表示させ、前記タイムス
ケジュールを格納する過程と、前記Ｗｅｂページを格納
する過程と、前記端末からのアクセスに対して前記Ｗｅ
ｂページを送信する過程とを有することを特徴とする。

【００１８】本発明のコンピュータプログラムは、ユー
ザの端末に対し動画に関連した付加情報を配信し、前記
端末上に前記動画と前記付加情報とを表示させるための
コンピュータプログラムであって、前記タイムスケジュ
ールを格納する過程と、前記Ｗｅｂページを格納する過
程と、前記端末からのアクセスに対して前記Ｗｅｂペー
ジを送信する過程とをコンピュータに実行させることを
特徴とする。

【００１９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、各図を参照して説明する。図１は、本発明にかかる
付加情報配信システム５０の一実施の形態を示す構成ブ
ロック図である。付加情報配信システム５０は、システ
ム全体を制御する制御手段２、Ｗｅｂページデータベー
ス（以下、適宜「ＤＢ」という）４、付加情報データベ
ース６、タイムスケジュールデータベース８、ビデオリ
ストテーブル１０、ネットワーク９０との情報の送受信
を行う入出力制御手段１２を備えている。制御手段２は
所定の中央演算処理装置（ＣＰＵ）等からなり、又、付
加情報配信システム５０は全体としてＷｅｂサイトを構
成している。

【００２０】付加情報配信システム５０はネットワーク
９０に接続され、当該ネットワーク９０には、ストリー
ミングサーバ７０、ユーザの端末６０がそれぞれ接続さ
れている。ストリーミングサーバ７０は、ユーザに配信
する画像のデータ（ビデオデータ等）を格納しており、
ユーザの端末６０に画像データをストリーミング配信す
る。ユーザの端末６０は、ネットワーク４０に接続可能
なパーソナルコンピュータ等からなり、Ｗｅｂページを
閲覧可能なブラウザと、ダウンロードされた画像データ
を再生するアプリケーションとを搭載している。ユーザ
の端末は、所定のＣＰＵにより制御され、ＣＲＴや液晶
画面等の所定の表示部や、ユーザが所定のデータを入力
するための入力操作部（キーボード等）を備えている。

【００２１】付加情報配信システム５０において、Ｗｅ
ｂページデータベース４は、ユーザの端末６０上に動画
とそれに関連した付加情報とを表示させるためのＷｅｂ
ページを格納する。ＷｅｂページはＨＴＭＬ（Hyper Te
xt Markup Language）などの記述言語で記述され、又、
後述する命令がスクリプト言語で記述されている。そし
て、Ｗｅｂページに記述された内容及び命令は、ユーザ
の端末６０によりブラウザを介してそれぞれ読取られ、
所定の処理が実行される。

【００２２】付加情報データベース６は、ユーザの端末
６０に配信される動画に関連した付加情報を動画毎に格
納する。この付加情報は、静止画データ、動画データ、
テキストデータ等何でもよく、例えば上記Ｗｅｂページ
と同様にＨＴＭＬ等の記述言語で記述されている。ま
た、以下の実施形態では、動画ごとに、一連の付加情報
がレイヤとして重畳されてＷｅｂページとして構成され
たものを、付加情報と称する。

【００２３】タイムスケジュールデータベース８は、動
画の再生時間に対応して配信される付加情報のアクセス
先を記録したタイムスケジュールを動画毎に格納する。
図２は、タイムスケジュールのデータ構成を示す。この
図において、タイムスケジュールには、特定の動画に対
して配信すべき一連の（１以上の）付加情報のアドレス
（ＵＲＬ（Uniform Resource Locator））８０が記録さ
れている。タイムスケジュールには又、動画の再生時間
と、それに対応した個々の付加情報（Slide：画像）の
レイヤ情報とからなるSlideデータ８２ａ、８２ｂや、
動画の再生時間とそれに対応した別の付加情報（Captio
n：文字情報）のレイヤ情報とからなるCaptionデータ８
４ａ・・・が記録されている。さらに、タイムスケジュ
ールには、後述する記事のデータ所在を示すアドレス
（ＵＲＬ）８６が記録されている。

【００２４】ビデオリストテーブル１０は、付加情報配
信システム５０のサービス対象となる動画(ビデオ)のリ
ストをストリーミングサーバ７０のアドレス（ＵＲＬ）
と対応付けて記録する。そして、付加情報配信システム
５０にアクセスした端末６０に対してビデオリストが送
信され、ユーザはそれに基づいてビデオの配信要求をす
るようになっている。

【００２５】次に、図３を参照して、ユーザの端末、付
加情報配信システム、ストリーミングサーバ間で行われ
る処理フローを説明する。この図において、まずユーザ
は、端末６０から適宜ユーザＩＤ等の認証情報を入力
し、付加情報配信システム５０にアクセスする（ステッ
プＳ１００）。付加情報配信システム５０は、ビデオリ
ストテーブル１０を含むＷｅｂページを端末６０に送信
する（ステップＳ２００）。

【００２６】ユーザは端末６０上でビデオリストを閲覧
し、端末６０を介して気に入ったビデオを選択する。こ
の選択は、例えば端末６０に画面表示された選択ボタン
により行われるが、この選択に応じて３種類の要求が送
信されるよう、Ｗｅｂページに命令（スクリプト言語に
より端末に実行させる命令）が設定されている。まず、
選択ボタンにはそのビデオを配信するストリーミングサ
ーバ７０のＵＲＬがリンクされており、選択が行われる
とこのＵＲＬへ後で配信要求が送信される（ステップＳ
１０６）。また、選択ボタンにはビデオの名称がリンク
され、選択が行われると付加情報配信システム５０へ、
このビデオ名称が送信されることにより、これに対応し
たタイムスケジュールの送信要求が行われる（ステップ
Ｓ１０２）。

【００２７】ステップＳ１０２の要求を受信した付加情
報配信システム５０は、該当するタイムスケジュールを
タイムスケジュールＤＢ８から取得して端末６０に送信
する（ステップＳ２０２）。タイムスケジュールは端末
６０で起動されたブラウザにより読込みが行われ、タイ
ムスケジュールに記録された付加情報のＵＲＬに対し、
配信要求が送信される（ステップＳ１０４）。ステップ
Ｓ１０４の要求を受信した付加情報配信システム５０
は、該当する一連の付加情報を付加情報ＤＢ６から取得
して端末６０に送信する（ステップＳ２０４）。

【００２８】端末６０は、付加情報及びタイムスケジュ
ールを受信したことを確認した後、上記ステップＳ１０
６の配信要求を行う。そして、ストリーミングサーバ７
０はステップＳ１０６の要求を受信し、該当するビデオ
データを端末６０に配信する（ステップＳ３００）。端
末６０はビデオデータを受信し、再生アプリケーション
を起動させてビデオの再生を開始する（ステップＳ１０
８）。

【００２９】ビデオが再生されると、再生アプリケーシ
ョンは再生時間を端末６０に受渡し、端末６０は、その
再生時間がタイムスケジュールに記録された再生時間に
一致した時点でタイムスケジュールのレイヤ情報を参照
し、該当する一連の付加情報の中から該当するレイヤを
（切り替えて）表示する。この命令もＷｅｂページに含
まれている。

【００３０】このように、付加情報を一連のレイヤとし
て一度にダウンロードし、個々の付加情報をそれぞれレ
イヤとして割当てているので、ビデオ（動画）の再生時
間に応じて一々付加情報配信システムにアクセスして付
加情報をダウンロードする必要がない。従って、動画の
再生中に付加情報配信サーバとの間でやりとりが行われ
実際に付加情報が表示されるまでに遅延時間が発生して
しまう、という従来の問題は解決される。そして、トラ
フィックは動画のダウンロードに利用されるので、安定
した滑らかな動画再生が実現される。

【００３１】また、好ましくは、付加情報を端末６０に
ダウンロードしてから、動画の配信要求をするようにす
れば、動画のダウンロード中はその他のトラフィックが
一切生ぜず、動画再生がより良好となる。

【００３２】なお、付加情報がCaptionの場合は、レイ
ヤ情報でなくTEXT情報が記録されているので、そのTEXT
情報を端末６０に表示する。

【００３３】図４は、図３のフローに従って、ビデオと
付加情報を端末６０に配信する態様を時系列的に示す。
この図において、ビデオの再生を開始して１５秒経過時
にSlide１が配信され、３０秒経過時にはcaptionが、１
分経過時にはSlide２が配信されるようになっている。

【００３４】このようにして、動画のようにその内容が
時々刻々と変化した場合であっても、タイムスケジュー
ルに基づいて、動画の内容に応じた付加情報を適時に配
信することができる。又、付加情報の配信要求に関して
ユーザの端末が行う処理は、付加情報配信システム５０
から送信されるＷｅｂページに命令として含まれてお
り、これを端末に搭載された汎用のブラウザで読取れば
実行可能であるので、端末に特別な設定をすることなく
付加情報の配信がなされ、端末に特別なアプリケーショ
ンを実装する必要がない。

【００３５】次に、上記図３のフローに従って、ユーザ
の端末６０に表示される画面の構成について、図５及び
図６を参照して説明する。図５はＷｅｂページを表示し
た画面を示し、図６は図５の部分拡大図を示す。

【００３６】図５において、画面４０は、ビデオ（動画
像）の表示欄４１、付加情報の表示欄４３、詳しくは後
述するプレイリスト４５、４５・・・、及びビデオリス
ト４７から構成されている。そして、表示欄４１に表示
されるビデオの再生時間に応じて、表示欄４３に所定の
付加情報が表示されるようになっている。画面４０の下
側に表示されるビデオリスト４７は、ビデオリストテー
ブル１０に記録された情報からなり、配信可能な複数の
ビデオが表示されている。

【００３７】ビデオリストは、ビデオのタイトル表示欄
４７ａ、ビデオの画像表示欄４７ｂ、「ＭＯＶＩＥ」ボ
タン４７ｃ、及びビデオの説明文章４７ｄから構成され
ている。この実施形態では、それぞれタイトルが「×△
××」、「○×××」、「××○○」、「○○△×」の
４つのビデオがリストされている。そして、所定のビデ
オの「ＭＯＶＩＥ」ボタン４７ｃを選択すると、そのビ
デオがプレイリスト４５として、画面４０の左上領域に
選択順に上から表示されるようになっている。つまり、
まずタイトル「○×××」のプレイリスト４５が選択さ
れ、以下、タイトル「×△××」、「○○△×」のプレ
イリスト４５が選択されている。

【００３８】図６は、プレイリスト４５の詳細な画面構
成を示す。プレイリスト４５は、選択されたビデオ毎に
ビデオの情報を表示する。そして、プレイリスト４５
は、ビデオのタイトル（題名）表示欄４５ａ、ビデオの
静止画像表示欄４５ｂ、「目次」ボタン４５ｃ、「記
事」ボタン４５ｄ、「再生／停止」ボタン４５ｅ、再生
時間表示部４５ｆ、「取消」ボタン４５ｇ、及びビデオ
の再生順の変更ボタン４５ｈから構成されている。

【００３９】プレイリスト４５は、Ｗｅｂページ上で予
め所定のテンプレートとして構成されており、表示欄４
５ａ、４５ｂには、ビデオリストテーブル１０に記録さ
れた情報が埋め込まれている。又、再生時間表示部４５
ｆには、再生アプリケーションから取得した再生時間が
表示される。

【００４０】「再生／停止」ボタン４５ｅは、プレイリ
スト４５に登録されたビデオの再生／停止機能を有する
ボタンであり、ビデオの再生状態に応じて、再生ボタン
又は停止ボタンのいずれかが選択的に表示される。この
選択表示は、端末６０が再生アプリケーションに対し、
現在プレイリスト４５に登録されたビデオを再生中か否
かを問合せ、未再生の場合は「再生（ＰＬＡＹ）」を表
示し、再生中は「停止（ＳＴＯＰ）」を表示するもので
ある。そして、ユーザが端末６０上で「再生（ＰＬＡ
Ｙ）」ボタン４５ｅを選択した場合、このボタンにはそ
のビデオを配信するストリーミングサーバのＵＲＬがリ
ンクされているので、このストリーミングサーバへ配信
要求が送信される。一方、「停止（ＳＴＯＰ）」ボタン
４５ｅを選択した場合、端末６０は再生アプリケーショ
ンにビデオ再生の停止を指示する。これらの端末６０で
の処理は、Ｗｅｂページにスクリプト言語の命令として
記述されているのは勿論である。

【００４１】「目次」ボタン４５ｃ、「記事」ボタン４
５ｄはこのビデオに関連する情報を表示させるものであ
り、詳しくは後述する。「取消」ボタン４５ｇは、この
プレイリスト４５を消去するものである。変更ボタン４
５ｈは、プレイリストの表示順（選択順）を変更するも
のである。

【００４２】つまり、前記図５において、各プレイリス
ト４５は選択された順に上から表示されたが、変更ボタ
ン４５ｈのうち左側の上向矢印ボタンを選択すると、１
つ上のプレイリスト４５と入れ替わって表示され、下向
矢印ボタンを選択すると、１つ下のプレイリスト４５と
入れ替わって表示されるようになる。例えば、タイトル
「×△××」のプレイリスト４５において上向矢印の変
更ボタンを選択すると、タイトル「○○△×」のプレイ
リスト４５と入れ替わって表示される。

【００４３】このように、画面４０上にプレイリスト４
５を設けることで、閲覧希望するビデオに関する操作や
機能を一元的に管理できるのでユーザにとって利便性が
高い。又、本発明においては、上記したプレイリスト４
５の表示順に従って各ビデオを連続的に再生することも
可能である。そして、上記したようにプレイリスト４５
の選択順（表示順）を変更できるようにすると、ビデオ
の連続再生の順を変更できるのでユーザに便利である。
各ビデオの連続再生を行う際の処理フローについて、図
７を参照して説明する。

【００４４】この図において、まず、ユーザは画面４０
上でビデオリスト４７から「ＭＯＶＩＥ」ボタン４７ａ
をクリックしてビデオを選択する（ステップＳ５０
０）。端末６０のＣＰＵは選択された情報を受取り、プ
レイリスト４５として画面の左上に表示する指示を行う
（ステップＳ６００）。画面４０には選択順にプレイリ
スト４５が表示される（ステップＳ５１０）。そして、
ユーザは所定のプレイリスト４５の「ＰＬＡＹ」ボタン
４５ｅをクリックしてビデオの再生を選択する（ステッ
プＳ５２０）。ボタン４５ｅにはそのビデオを配信する
ストリーミングサーバのＵＲＬがリンクされており、選
択が行われるとこのストリーミングサーバへ配信要求が
送信される。

【００４５】ストリーミングサーバは配信要求を受信
し、該当するビデオデータを端末６０に配信する（ステ
ップＳ７００、Ｓ７１０）。端末６０はビデオデータを
受信し、再生アプリケーションにビデオの再生を指示す
る（ステップ６１０）。再生アプリケーションはビデオ
を再生し（ステップＳ４００）、再生終了時のエンドマ
ークを取得して端末６０に送信する（ステップＳ４１
０）。端末６０は、エンドマークを受信すると、次に表
示されているプレイリスト４５を検索し、そのプレイリ
スト４５のビデオのアドレスへ配信要求を送信する（ス
テップＳ６２０）。なお、このビデオのアドレスは、
「ＰＬＡＹ」ボタン４５ｅにリンクされているストリー
ミングサーバのＵＲＬを取得することで行う。

【００４６】ストリーミングサーバは配信要求を受信
し、該当するビデオデータを端末６０に配信する（ステ
ップＳ７２０、Ｓ７３０）。端末６０はビデオデータを
受信し、再生アプリケーションにビデオの再生を指示し
（ステップ６３０）、再生アプリケーションはビデオを
再生する（ステップＳ４２０）。

【００４７】このようにして、各プレイリスト４５のビ
デオが画面４０上の表示順に従って連続再生され、ユー
ザは各ビデオを連続して閲覧することができる。ここ
で、現在再生しているビデオのプレイリスト４５を点滅
表示等の強調表示させることにより、再生の進行状態を
ユーザが容易に把握できるようになる。

【００４８】次に、プレイリスト４５の「目次」ボタン
４５ｃ、「記事」ボタン４５ｄの各機能について図８及
び図９を参照して説明する。図８は「記事」ボタンの機
能を示し、図９は「目次」ボタンの機能を示す。

【００４９】図８において、ビデオ「○×××」プレイ
リスト４５の「記事」ボタン４５ｄを選択すると、この
ビデオ「○×××」に関する記事４８が、ビデオリスト
４７の代わりに画面４０の下欄に表示される。ここで、
ボタン４５ｄには記事を格納する所定のサーバのＵＲＬ
がリンクされており、選択が行われるとこのサーバへ記
事の配信要求が送信され、記事がダウンロードされる。
記事４８は、ビデオのタイトル表示欄４８ａ、ビデオに
関連する画像表示欄４８ｂ、記事本文４８ｃから構成さ
れている。

【００５０】次に、図９において、ビデオ「×△△×」
のプレイリスト４５の「目次」ボタン４５ｃを選択する
と、このビデオ「×△△×」の目次４９がプレイリスト
４５の表示欄内に表示される。目次４９はビデオの再生
項目４９ａと各項目の再生時間４９ｂからなり、これら
の情報は、ビデオリストテーブル１０に記録された情報
からなる。そして、ボタン４５ｃを選択すると、ビデオ
リストテーブル１０の情報を取得して目次４９のテンプ
レート画面に関連付けて表示する。

【００５１】なお、前記図５に示したビデオリスト４７
から選択したプレイリスト４５を選択順に表示する処
理、前記図７に示した各プレイリスト４５を連続再生す
る処理等、あるいはプレイリスト４５の各ボタンを選択
することにより行われる処理は、いずれもＷｅｂページ
にスクリプト言語で記述された命令からなり、この命令
を端末が読み取って実行するようになっている。

【００５２】本発明の付加情報配信システムは、コンピ
ューターと、通信装置等の各種周辺機器と、そのコンピ
ューターによって実行されるソフトウェアプログラムと
によって実現することができ、上記システム内で実行さ
れるソフトウェアプログラムは、コンピューター読み取
り可能な記憶媒体あるいは通信回線を介して配布するこ
とが可能である。

【００５３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
動画のようにその内容が時々刻々と変化した場合であっ
ても、タイムスケジュールに基づいて、動画の内容に応
じた付加情報を適時にユーザの端末に配信することがで
きる。又、付加情報の配信要求に関してユーザの端末が
行う処理は、付加情報配信システムから送信されるＷｅ
ｂページに命令として含まれており、これを端末で読取
れば実行可能であるので、端末に特別な設定をすること
なく付加情報の配信をすることができ、端末に特別なア
プリケーションを実装する等の必要がない。

【００５４】また、請求項３記載の本発明によれば、Ｗ
ｅｂページを端末上に表示させた場合に、閲覧希望する
動画の情報をまとめて表示させ、動画に関する操作や機
能を一元的に管理できるのでユーザにとって利便性が高
くなる。又、動画の情報の表示処理は、付加情報配信シ
ステムから送信されるＷｅｂページに命令として含まれ
ており、これを端末で読取ることができるので、端末に
特別な設定をすることなく表示することができ、端末に
特別なアプリケーションを実装する等の必要がない。

【００５５】請求項７記載の本発明によれば、端末に表
示された動画の情報において再生指示を選択すると、指
定順に従って各動画を連続的に再生することができる。
又、動画の連続再生処理は、付加情報配信システムから
送信されるＷｅｂページに命令として含まれており、こ
れを端末で読取ることができるので、端末に特別な設定
をすることなく連続再生することができ、端末に特別な
アプリケーションを実装する等の必要がない。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の付加情報配信システムの構成を示す
ブロック図である。

【図２】 タイムスケジュールのデータ構成を示す図で
ある。

【図３】 ユーザの端末、付加情報配信システム、スト
リーミングサーバ間で行われる処理フローを示す図であ
る。

【図４】 ビデオと付加情報を端末６０に配信する態様
を示す模式図である。

【図５】 ユーザの端末に表示される画面を示す図であ
る。

【図６】 図５の部分拡大図である。

【図７】 プレイリストの表示順に従って各ビデオの連
続再生を行う処理フローを示す図である。

【図８】 プレイリストの目次ボタンの機能を示す図で
ある。

【図９】 プレイリストの記事ボタンの機能を示す図で
ある。

【符号の説明】

２ 制御手段 ４ Ｗｅｂページ（デー
タベース）ＤＢ ６ 付加情報（データベ
ース）ＤＢ ８ タイムスケジュール
（データベース）ＤＢ ５０ 付加情報配信システ
ム

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀田 丈夫 東京都港区麻布台２丁目４番５号 パシフ ィック・センチュリー・サイバーワーク ス・ジャパン株式会社内 Ｆターム(参考） 5C025 BA18 BA25 BA28 BA30 CA09 CB10 DA05 DA10 5C064 BA07 BB05 BB10 BC18 BC20 BC23 BC25 BD02 BD07 BD08

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 端末に対し動画に関連した付加情報を配
   信し、前記端末上に前記動画と前記付加情報とを表示さ
   せる付加情報配信システムであって、 制御手段と、 前記付加情報を格納する付加情報データベースと、 前記動画の再生時間に対応して配信される付加情報のア
   クセス先を記録したタイムスケジュールを格納するタイ
   ムスケジュールデータベースと、 前記端末上に前記動画と前記付加情報とを表示させるた
   めのＷｅｂページを格納するＷｅｂページデータベース
   とを備え、 前記制御手段は、前記端末からのアクセスに対して前記
   Ｗｅｂページを送信し、 前記Ｗｅｂページは、前記端末から前記動画の配信要求
   があった場合に、前記端末から配信要求された動画の配
   信先へ該動画の配信を要求する第１指示と、前記動画の
   タイムスケジュールの配信を要求する第２指示と、前記
   付加情報のアクセス先へ該付加情報の配信を要求する第
   ３指示とを、前記端末への命令として記述していること
   を特徴とする付加情報配信システム。
2. 【請求項２】 前記Ｗｅｂページは、前記第２及び第３
   指示による配信が終了してから、前記第１指示を行う旨
   の命令を記述していることを特徴とする請求項１に記載
   の付加情報配信システム。
3. 【請求項３】 前記Ｗｅｂページには、前記端末から配
   信希望の動画が指定された場合に、指定順に応じて前記
   動画の情報を表示するよう前記端末に指示する命令が記
   述されていることを特徴とする請求項１又は２に記載の
   付加情報配信システム。
4. 【請求項４】 前記動画の情報は、当該動画の情報の表
   示の取消指示を含み、 前記取消指示を選択すると、それに応じて前記動画の情
   報の表示を取消すよう前記端末に指示がされることを特
   徴とする請求項３に記載の付加情報配信システム。
5. 【請求項５】 前記Ｗｅｂページには、前記表示された
   動画の情報のうち、現在再生中のものを強調表示するよ
   う前記端末に指示する命令が記述されていることを特徴
   とする請求項３又は４に記載の付加情報配信システム。
6. 【請求項６】 前記動画の情報は、当該動画の題名、及
   び前記動画の再生又は停止の指示を含み、 前記Ｗｅｂページには、前記動画の再生状態に応じて、
   前記再生又は停止の指示のいずれかを選択的に表示する
   よう前記端末に指示する命令が記述されていることを特
   徴とする請求項３ないし５のいずれかに記載の付加情報
   配信システム。
7. 【請求項７】 前記動画の情報は、前記指定順の変更指
   示を含み、 前記変更指示を選択すると、それに応じて前記動画の情
   報の表示を変更するよう前記端末に指示がされることを
   特徴とする請求項３ないし６のいずれかに記載の付加情
   報配信システム。
8. 【請求項８】 前記Ｗｅｂページには、前記再生の指示
   を選択すると、前記指定順に従って各動画の配信要求を
   連続して行うよう前記端末に指示する命令が記述されて
   いることを特徴とする請求項６又は７に記載の付加情報
   配信システム。
9. 【請求項９】 端末に対し動画に関連した付加情報を配
   信し、前記端末上に前記動画と前記付加情報とを表示さ
   せる付加情報配信方法であって、 前記動画毎に、当該動画の再生時間に対応して配信され
   る付加情報のアクセス先を記録したタイムスケジュール
   を格納する過程と、 前記端末上に前記動画と前記付加情報とを表示させ、前
   記端末から前記動画の配信要求があった場合に、前記端
   末から配信要求された動画の配信先へ該動画の配信を要
   求する第１指示と、前記動画のタイムスケジュールの配
   信を要求する第２指示と、前記付加情報のアクセス先へ
   該付加情報の配信を要求する第３指示とを、前記端末へ
   の命令として記述しているＷｅｂページを格納する過程
   と、 前記端末からのアクセスに対して前記Ｗｅｂページを送
   信する過程とを有することを特徴とする付加情報配信方
   法。
10. 【請求項１０】 端末に対し動画に関連した付加情報を
    配信し、前記端末上に前記動画と前記付加情報とを表示
    させるためのコンピュータプログラムであって、 前記動画毎に、当該動画の再生時間に対応して配信され
    る付加情報のアクセス先を記録したタイムスケジュール
    を格納する過程と、 前記端末上に前記動画と前記付加情報とを表示させ、前
    記端末から前記動画の配信要求があった場合に、前記端
    末から配信要求された動画の配信先へ該動画の配信を要
    求する第１指示と、前記動画のタイムスケジュールの配
    信を要求する第２指示と、前記付加情報のアクセス先へ
    該付加情報の配信を要求する第３指示とを、前記端末へ
    の命令として記述しているＷｅｂページを格納する過程
    と、 前記端末からのアクセスに対して前記Ｗｅｂページを送
    信する過程とをコンピュータに実行させることを特徴と
    するコンピュータプログラム。