JP2008072396A - 情報提示システム、サーバ装置、端末装置、情報提示方法等 - Google Patents
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Abstract
【課題】記憶容量の少ないような端末装置であっても、コンテンツデータの再生位置に応じた文字情報等の提示情報をユーザに対して提示する。
【解決手段】コンテンツデータには、識別情報が当該提示情報を提示すべき再生位置に対応して埋め込まれており、端末装置は、再生手段によるコンテンツデータの再生位置に応じて、当該コンテンツデータに埋め込まれた識別情報を検出する検出手段と、検出された識別情報が対応する提示情報の要求を示す提示情報要求情報を、当該識別情報を付加してサーバ装置に送信する提示情報要求送信手段とを備え、サーバ装置は、提示情報を識別情報に対応付けて記憶する記憶手段と、端末装置から送信された提示情報要求情報を受信する提示情報要求受信手段と、受信された提示情報要求情報に付加された識別情報が対応する提示情報を記憶手段から取得し端末装置に送信する提示情報送信手段と、を備える。
【選択図】図12
【解決手段】コンテンツデータには、識別情報が当該提示情報を提示すべき再生位置に対応して埋め込まれており、端末装置は、再生手段によるコンテンツデータの再生位置に応じて、当該コンテンツデータに埋め込まれた識別情報を検出する検出手段と、検出された識別情報が対応する提示情報の要求を示す提示情報要求情報を、当該識別情報を付加してサーバ装置に送信する提示情報要求送信手段とを備え、サーバ装置は、提示情報を識別情報に対応付けて記憶する記憶手段と、端末装置から送信された提示情報要求情報を受信する提示情報要求受信手段と、受信された提示情報要求情報に付加された識別情報が対応する提示情報を記憶手段から取得し端末装置に送信する提示情報送信手段と、を備える。
【選択図】図12
Description
本発明は、インターネット等のネットワークを介して取得されたコンテンツデータを再生するとともに、当該コンテンツデータの再生位置に応じて文字情報等の提示情報をユーザに対して提示する情報提示システム、サーバ装置、端末装置、情報提示方法、サーバ装置用プログラム及び端末装置用プログラムの技術分野に関する。
従来より、例えば、インターネット上のWEBサーバ等のサーバ装置から、例えば公衆回線及びプロバイダを介して接続してきたPC(Personal computer)等の端末装置に対し、動画、音声データ等のコンテンツデータを提供(配信)するネットワークシステムが広く知られている。端末装置側では、これにインストールされている例えばブラウザプログラムを用いて、提供されたコンテンツデータ等の提示を行うようになっており、これにより、ユーザは、PC上で所望のコンテンツを視聴することができる。
近年では、PCばかりでなく、携帯電話機及びPDA(Personal Digital Assistant)等の移動体端末からも、インターネット上のサーバ装置に接続して、コンテンツデータの提供を受けることが可能になっている。更に、最近では、双方向マルチメディア通信サービス用の通信端末であるSTB(Set Top Box)が接続された、いわゆるインタラクティブ・テレビ(この場合、当該STBと当該テレビとを含めて端末装置というものとする)においては、当該STBからインターネット上のサーバ装置に接続して、コンテンツデータの提供を受け、それを当該テレビ上で提示可能になっている。
更に近年では、サーバ装置から提供されたコンテンツデータを端末装置が再生して動画を画面に表示したり音声を拡声出力する際に、その再生位置に応じて、例えば、字幕情報、広告情報等の文字情報を画面に表示することも可能となっている。これにより、例えば、音声を聞き取り難い環境や音声を再生できない環境にいても無理なくコンテンツを視聴することが可能となったり、第二言語を学習するための教材コンテンツを効果的に提供することができたり、音声や動画に関連した情報をタイミング良くユーザに提供することができるといった効果が期待される。
コンテンツデータの再生に応じて文字情報を表示する従来の代表的な例として、Windows(登録商標)Media Playerのように、コンテンツデータ自体に文字情報を直接埋め込む方法がある。この方法では、端末装置が、コンテンツデータ再生用のアプリケーションプログラム(以下、再生用プログラムと称する)を実行することにより、コンテンツデータを再生しつつ、埋め込まれた文字情報を検出して画面に表示するのである。
しかしながら、上述した方法では、文字情報の追加や修正をしたり、別の言語の文字情報を表示させたい場合には、文字情報をコンテンツデータに埋め込み直すという作業が必要となり、メンテナンスに要する負担が過大になるという問題があった。
そこで、メンテナンスに要する負担を軽減させる方法としては、例えば、文字情報をコンテンツデータから完全に分離する方法がある。例えば、一連の文字情報と、当該文字情報を表示させる再生位置(例えば、コンテンツデータを先頭から再生した場合における先頭からの経過時間)とを対応付けてXML(eXtensible Markup Language)等によって定義したデータファイルを用意し、再生用プログラムによるコンテンツデータの再生状況を、ブラウザプログラムにより(例えば、Java(登録商標)Script等のスクリプトを解釈実行することにより)監視しつつ、データファイルを参照しながら、適切なタイミングで文字情報を表示するというものである。この方法によれば、文字情報の追加や修正をしたり、別の言語の文字情報を表示させたい場合には、データファイルのみを編集すれば良いので、文字情報をコンテンツデータに埋め込み直すという作業が不要となる。
しかしながら、上述した方法では、再生用プログラムによる再生状況を監視しつつ文字情報を制御するためのスクリプトが膨大となり、開発負担が過大となるおそれがある。
また、同様の方法として、例えば、SMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)やSAMI(Synchronized Accessible Media Interchange)といった技術が公開され、広く利用されている(例えば、特許文献1及び2)。これらの技術によれば、再生用プログラムによる再生状況を監視制御する等の機能が、再生用プログラムあるいはブラウザプログラムに予め搭載されているので、開発負担を軽減しつつ、メンテナンスに要する負担を軽減させることができる。
特開2004−215126号公報
特開2002−325242号公報
しかしながら、上述したSMILやSAMIといった技術を含めて、一連の文字情報と、当該文字情報を表示させる再生位置とをコンテンツデータから完全に独立してデータファイルに定義し、当該データファイルをコンテンツデータの提供時にサーバから一度に端末装置に送信するような従来の方法では、映画等のようなコンテンツの場合には文字情報のデータ量が膨大となり、記憶容量の少ない移動体端末等においてはデータファイルを記憶できないおそれがある。また、データファイルのデータ量が膨大となると、当該データファイルの受信に時間を要し、コンテンツデータの再生開始が遅延するおそれもある。
本発明は、以上の問題に鑑みてなされたものであり、記憶容量の少ないような端末装置であっても、コンテンツデータの再生位置に応じた文字情報等の提示情報をユーザに対して提示することを可能とするとともに、提示情報のメンテナンス性に優れ且つ提示情報を提示させるための開発負担を軽減させることを可能とする情報提示システム、サーバ装置、端末装置、情報提示方法、サーバ装置用プログラム及び端末装置用プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、音声情報または動画情報の少なくともいずれか一方を含むコンテンツデータを再生するとともに、当該コンテンツデータの再生位置に応じて提示情報をユーザに対して提示する端末装置と、前記端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置と、により構成される情報提示システムであって、前記コンテンツデータには、前記提示情報を識別するための識別情報が、当該提示情報を提示すべき再生位置に対応して検出可能に埋め込まれており、前記端末装置は、前記提示情報を前記ネットワークを介して取得する提示情報取得手段と、前記取得されたコンテンツデータを再生する再生手段と、前記再生手段による前記コンテンツデータの再生位置に応じて、当該コンテンツデータに埋め込まれた前記識別情報を検出する検出手段と、前記検出された識別情報が対応する前記提示情報の要求を示す提示情報要求情報を、当該識別情報を付加して前記サーバ装置に送信する提示情報要求送信手段と、前記サーバ装置から送信された提示情報を受信する提示情報受信手段と、前記受信された提示情報を前記ユーザに提示する提示手段と、を備え、前記サーバ装置は、前記提示情報を前記識別情報に対応付けて記憶する記憶手段と、前記端末装置から送信された提示情報要求情報を受信する提示情報要求受信手段と、前記受信された提示情報要求情報に付加された前記識別情報が対応する前記提示情報を前記記憶手段から取得し前記端末装置に送信する提示情報送信手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、コンテンツデータには、コンテンツデータの再生位置に応じて提示する提示情報の識別情報が、該提示情報を提示すべき再生位置に対応して検出可能に埋め込まれており、一方提示情報自体は、その識別情報に対応付けてサーバ装置の記憶手段に記憶されている。そして、端末装置が、コンテンツデータを再生しているときに、当該コンテンツデータに埋め込まれた識別情報が検出されると、当該識別情報を付加した提示情報要求情報をサーバ装置に送信し、サーバ装置が、当該識別情報に対応する提示情報を取得し端末装置に送信する。そして、端末装置は受信された提示情報をユーザに対して提示する。
従って、提示情報はコンテンツデータとは分離されているため、提示情報をメンテナンスする際に、コンテンツデータに埋め込む必要がない一方で、提示情報の識別情報が予め再生位置に対応して検出可能にコンテンツデータに埋め込まれているので、提示情報に加えて当該提示情報を提示すべき再生位置をもコンテンツデータから分離して管理する場合と比較して、提示情報を提示させるための開発負担を軽減することができる。しかも、端末装置は、提示すべき全ての提示情報をサーバ装置から一度に取得するのではなく、識別情報の検出に応じて随時取得するので、大量の提示情報を記憶する容量のない端末装置であっても、コンテンツデータの再生位置に応じた提示情報をユーザに対して提示することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報提示システムにおいて、前記サーバ装置の前記記憶手段には、種別が異なる複数の前記提示情報が夫々種別を示す種別情報が付加されて一の前記識別情報に対応付けて記憶されており、前記サーバ装置の前記提示情報送信手段は、前記提示情報要求情報に付加された前記識別情報が対応する、種別の異なる複数の前記提示情報を取得し前記端末装置に送信するものであり、前記端末装置は、前記ユーザの指示を示す指示情報を入力するために用いられる入力手段と、前記入力手段により入力された指示情報に基づいて、前記ユーザに対して提示する前記提示情報の種別を選択する選択手段と、を更に備え、前記端末装置の前記受信手段は、前記サーバ装置から送信された種別の異なる複数の提示情報を取得し、前記端末装置の前記提示手段は、前記受信された複数の提示情報のうち、前記選択された種別を示す前記種別情報が付加された前記提示情報を前記ユーザに対して提示することを特徴とする。
この発明によれば、種別の異なる提示情報が夫々の種別情報が付加されて一の識別情報に対応付けて記憶手段に記憶されており、サーバ装置から送信された種別の異なる複数の提示情報を端末装置が受信し、入力手段により入力されたユーザの指示に基づいて選択された種別の提示情報が提示されるので、種別の異なる提示情報のうち、ユーザにより選択された種別の提示情報を提示することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の情報提示システムにおいて、前記サーバ装置は、前記ユーザのユーザ情報を当該ユーザを識別するためのユーザ識別情報に対応付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、前記ユーザ識別情報を前記ネットワークを介して前記端末装置から取得するユーザ識別情報取得手段と、を更に備え、前記サーバ装置の前記提示情報送信手段は、前記取得された提示情報中にダミーデータが存在する場合には、当該ダミーデータに対応し且つ前記取得されたユーザ識別情報に対応する前記ユーザ情報を当該提示情報に埋め込むことを特徴とする。
この発明によれば、提示情報中にダミーデータが存在する場合には、端末装置から取得されたユーザ識別情報に対応するユーザ情報が提示情報中に埋め込まれるので、各ユーザに合った提示情報を提示することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報提示システムにおいて、前記端末装置は、前記提示情報受信手段により受信された提示情報を蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段における前記提示情報の蓄積数を監視する監視手段と、前記監視されている蓄積数が予め定められた所定蓄積数未満である場合には、前記検出手段により検出された識別情報と、当該識別情報の後に検出される前記識別情報と、が対応する前記提示情報のうち前記蓄積手段において蓄積されていない前記提示情報が、前記蓄積数が前記所定蓄積数となるまで前記蓄積手段により蓄積されるように前記提示情報要求送信手段及び前記提示情報受信手段を制御し、前記蓄積数が前記所定蓄積数である場合には、前記検出された識別情報が対応する前記提示情報を前記蓄積手段から取得し提示させるように前記提示手段を制御する制御手段と、を更に備えることを特徴とする。
この発明によれば、蓄積手段における提示情報の蓄積数が所定蓄積数に満たない場合には、検出手段により検出された識別情報とその後に検出されるべき識別情報とが対応する提示情報のうち蓄積手段において蓄積されていない提示情報が、所定蓄積数となるまで蓄積手段により蓄積されるようにサーバ装置から取得される。そして、蓄積手段における提示情報の蓄積数が所定蓄積数に達したら、検出手段により検出された識別情報が対応する提示情報が蓄積手段から取得され提示される。そして、蓄積手段から提示情報が取得されたことにより蓄積手段における蓄積数が所定蓄積数未満となった場合は、蓄積手段において蓄積されていない提示情報が、蓄積手段における所定蓄積数となるまで蓄積されるようにサーバ装置から取得される。その後、検出手段により識別情報が検出されると、当該識別情報が対応する提示情報が蓄積情報から取得され提示される。
従って、蓄積手段における蓄積数が一度所定蓄積数に達した後は、識別情報が検出される毎に、蓄積手段に蓄積されている提示情報を提示すれば良いので、識別情報が検出されてから提示情報を提示するまでの遅延を最小限に抑えることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報提示システムにおいて、前記端末装置は、所定のアプリケーションプログラムを記憶するアプリケーション記憶手段を更に備え、更に前記端末装置は、前記記憶されたアプリケーションプログラムを起動することにより、前記再生手段が前記コンテンツデータを再生するとともに、前記検出手段が前記識別情報を検出することを特徴とする。
この発明によれば、端末装置は、所定のアプリケーションプログラムを起動することにより、コンテンツデータを再生するとともに、当該コンテンツデータに埋め込まれた識別情報を検出するので、所定のアプリケーションプログラムにより検出可能なように、コンテンツデータに識別情報を埋め込んでおけば、コンテンツデータの再生状況を監視するためのプログラム開発を独自に行う必要がない一方で、サーバ装置から提示情報を取得しユーザに対して提示する部分のプログラムについては独自に開発を行うことができるので、提示情報の取得方法や提示態様等の自由度を向上させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報提示システムにおいて、前記サーバ装置は、ブラウザプログラムの制御に基づいて前記端末装置により画面に表示させる画面情報の内容を構造的に規定する構造化データを取得する構造化データ取得手段と、前記端末装置からの要求に応じて前記構造化データを当該端末装置に送信する構造化データ送信手段と、を更に備え、前記構造化データには、前記コンテンツデータの登録位置を示す位置情報と、当該コンテンツデータの再生に応じて前記提示情報を提示するための提示用プログラムと、が記述されており、前記端末装置は、前記ブラウザプログラムを記憶するブラウザ記憶手段と、前記記憶されたブラウザプログラムの制御に基づいて、前記サーバ装置から送信された構造化データを取得するとともに、当該構造化データに記述された前記位置情報に基づいて前記取得手段により前記コンテンツデータを取得させる取得制御手段と、を更に備え、更に前記端末装置は、前記取得された構造化データに記述された前記提示用プログラムを起動することにより、前記提示情報要求送信手段が前記提示情報要求情報を送信するとともに、前記サーバ装置から送信された前記提示情報を前記提示情報受信手段が受信して前記提示手段が提示することを特徴とする。
この発明によれば、サーバ装置から提示情報を取得しユーザに対して提示するための提示用プログラムが、コンテンツデータを再生するためのページデータ等の画面情報の内容を規定する構造化データに記述されているので、予め端末装置において提示用プログラムを記憶しておく必要がなく、また、提示用プログラムを変更等した際に、速やかに、その変更内容を反映した制御により提示情報の提示を行うことができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報提示システムに含まれるサーバ装置であって、前記記憶手段、前記提示情報要求受信手段及び前記提示情報送信手段を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報提示システムに含まれる端末装置であって、前記提示情報取得手段、前記再生手段、前記検出手段、前記提示情報要求送信手段、前記提示情報取得手段及び前記提示手段を備えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、音声情報または動画情報の少なくともいずれか一方を含むコンテンツデータを再生するとともに、当該コンテンツデータの再生位置に応じて提示情報をユーザに対して提示する端末装置と、前記端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって前記提示情報を前記識別情報に対応付けて記憶する記憶手段を備えるサーバ装置と、により構成される情報提示システムにおける情報提示方法であって、前記コンテンツデータには、前記提示情報を識別するための識別情報が、当該提示情報を提示すべき再生位置に対応して検出可能に埋め込まれており、前記端末装置が、前記提示情報を前記ネットワークを介して取得する提示情報取得工程と、前記端末装置が、前記取得されたコンテンツデータを再生する再生工程と、前記端末装置が、前記再生工程における前記コンテンツデータの再生位置に応じて、当該コンテンツデータに埋め込まれた前記識別情報を検出する検出工程と、前記端末装置が、前記検出された識別情報が対応する前記提示情報の要求を示す提示情報要求情報を、当該識別情報を付加して前記サーバ装置に送信する提示情報要求送信工程と、前記サーバ装置が、前記端末装置から送信された提示情報要求情報を受信する提示情報要求受信工程と、前記サーバ装置が、前記受信された提示情報要求情報に付加された前記識別情報が対応する前記提示情報を前記記憶手段から取得し前記端末装置に送信する提示情報送信工程と、前記端末装置が、前記サーバ装置から送信された提示情報を受信する提示情報受信工程と、前記端末装置が、前記受信された提示情報を前記ユーザに提示する提示工程と、を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、コンピュータを、請求項7に記載のサーバ装置として機能させることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、コンピュータを、請求項8に記載の端末装置として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、提示情報はコンテンツデータとは分離されているため、提示情報をメンテナンスする際に、コンテンツデータに埋め込む必要がない一方で、提示情報の識別情報が予め再生位置に対応して検出可能にコンテンツデータに埋め込まれているので、提示情報に加えて当該提示情報を提示すべき再生位置をもコンテンツデータから分離して管理する場合と比較して、提示情報を提示させるための開発負担を軽減することができる。しかも、端末装置は、提示すべき全ての提示情報をサーバ装置から一度に取得するのではなく、識別情報の検出に応じて随時取得するので、大量の提示情報を記憶する容量のない端末装置であっても、コンテンツデータの再生位置に応じた提示情報をユーザに対して提示することができる。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、情報提示システムに対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
[1.情報提示システムの構成及び概要機能]
先ず、図1等を参照して、本実施形態に係る情報提示システムの構成及び概要機能について説明する。
先ず、図1等を参照して、本実施形態に係る情報提示システムの構成及び概要機能について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報提示システムの概要構成例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報提示システムSは、端末装置1と、サーバ装置2と、を含んで構成されている。なお、本実施形態においては、サーバ装置2は、本発明の情報提示装置として機能することになる。
そして、端末装置1とサーバ装置2とは、通信手段としてのネットワーク3を介して相互にデータの送受信が可能(例えば、通信プロトコルにTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いて、相互にデータの送受信が可能)になっており、サーバ装置2は、当該ネットワーク3を介して接続された端末装置1からの要求に応じてページデータ(画面情報の一例)を提供(送信)し、当該ページデータを端末装置1を通じてユーザに対して提示(例えば、当該ページデータに含まれるテキストや静止画等の表示、及び音声の出力等)させるようになっている。なお、ネットワーク3は、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(無線基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築される。
端末装置1としては、例えばPC、PDA、携帯電話機(あるいは、PHS(Personal Handyphone System))、STBが接続されたテレビ受像機等の電子機器(電子デバイス)が該当し、本実施形態において、ユーザは、利用場所や利用状況に応じてこれらの種類の異なる電子機器を端末装置1として任意に選択することになる。
ここで、本実施形態におけるページデータの概要について説明する。
このページデータは、複数のオブジェクトから構成されるようになっており、更に、複数のページデータによって(複数のページデータが集まって)1のWEBコンテンツ(例えば、電子商取引、インターネットトレード、アンケート、質問サービス、掲示板、書籍、eラーニング、カタログ等)が構成されるようになっている。また、各オブジェクトは、ユーザに対して提示されるべき文字、静止画、動画、又は音声等のデータ等からなる。
また、WEBコンテンツの構造等は、XML(eXtensible Markup Language)によって記述された構造化データ(中間データ(基データ))により規定(定義)されるようになっている。
図2は、あるWEBコンテンツの構造化データの一例を示す概念図である。
図2に示す構造化データの例では、大別して、状態保持層51とレイアウト層52とから構成されている。
状態保持層51は、WEBコンテンツ全体の構造を規定しており、例えば書籍でいえば目次に相当し、この例では、章(chapter)、節(section)、ページ(page)によりWEBコンテンツの階層構造が規定されている。つまり、WEBコンテンツにおける1つの章は複数の節からなり、1つの節は複数のページから構成されており、最下位層における各ページは、上述したページデータからなっている。
レイアウト層52は、上述したオブジェクトの内容(例えば、ページ内に配置されるオブジェクト(文字、静止画、動画等)や音声の内容)を規定するオブジェクトデータ、及びその提示形式(言い換えれば、スタイル:例えば、当該オブジェクトの表示形式(例えば、表示サイズ(表示エリアの大きさ)、表示位置、文字のフォントサイズ及び色等のプロパティ)や音声の出力形式)等を規定するスタイルデータ、動画の再生時に端末装置1の画面に表示させる字幕(テキスト)の内容を規定する字幕定義データにより構成されている。また、各オブジェクトのうちユーザに対して提示されるオブジェクトには、ユーザに対する提示の優先度を示す優先度情報が付加されるが、かかる優先度情報が、レイアウト層52に規定されている。
また、各オブジェクトのうち、ユーザによるユーザ情報の入力を受け付ける入力オブジェクトが存在し、当該入力オブジェクトには、入力されるユーザ情報に固有の識別情報であるデータIDが付加されるが、かかるデータIDは、オブジェクトデータにて規定されている(id,name)。
上述のユーザ情報とは、ユーザ自身の情報やユーザに関連する情報、またはユーザにより指定された情報等であり、予め登録された情報及び提示されたページデータに配置された入力オブジェクトに対してユーザが入力した情報が含まれる。ここで、ユーザ情報には、例えば、ユーザを特定する情報(ユーザ毎に固有に付与されたユーザ識別情報の一例としてのユーザID、パスワード、氏名、年齢、生年月日、電話番号、メールアドレス等)、家族構成(人数、続柄、氏名等)、プロフィール(経歴、学歴等)、嗜好(食べ物の好き嫌い、好きな色、好きなタレント等)、所有物(車、株式、PC等)の内容、取引の内容(売買する商品、数量、サービス内容、参加人数等)、書込み(意見、日記、評論、小説、記録等)、ユーザが指定した文字、静止画、動画、音声等またはこれらの所在を示す情報、その他様々な情報を含むものである。各ユーザ情報は、上述したデータIDと対応付けて記憶されることで、どのような内容がユーザ情報として設定されているかが保持されることになる。
レイアウト層52には、また、ユーザ情報をオブジェクトとしてユーザに対して提示させるためのマージデータ(ダミーデータの一例)が規定されている場合があり、当該マージデータには、上述したデータIDが付加されていることにより、ユーザに対して提示されるユーザ情報と対応付けられている。
更に、レイアウト層52には、ユーザ情報が示す数分のオブジェクトをユーザに対して提示させるためのコピーテンプレートが規定されている場合があり、当該コピーテンプレートは、ユーザ情報が示す数分複製されるオブジェクトデータの雛形を規定している。また、コピーテンプレートには、上述したデータIDが付加されていることにより、オブジェクトデータを複製する数を示すユーザ情報と対応付けられている。
[1−1.端末装置の構成及び概要機能]
次に、端末装置1の構成及び概要機能について説明する。
次に、端末装置1の構成及び概要機能について説明する。
端末装置1は、上述したPC、PDA、携帯電話機、STBが接続されたテレビ受像機等の全ての電子機器に共通の基本的な構成要素として、CPU(Central Processing Unit),作業用RAM(Random-Access Memory),ROM(Read-Only Memory)等から構成された演算機能を有する提示情報取得手段、再生手段、検出手段、提示情報要求送信手段、提示情報受信手段、提示手段、選択手段、蓄積手段、監視手段、制御手段及び取得制御手段としての情報処理部(コンピュータ)と、各種プログラム及び各種データ等を記憶するアプリケーション記憶手段及びブラウザ記憶手段としての記憶部(例えば、HDD(Hard Disc Drive),又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等)と、ユーザからの操作指示を入力する入力手段としての操作部(例えば、キーボード,マウス,又は操作パネル(又はリモートコントローラ)等)と、静止画や文字等の情報を表示する表示部(例えば、CRT(Cathode-Ray Tube),又は液晶ディスプレイ等)と、音声を出力するスピーカと、サーバ装置2の通信部と協働しサーバ装置2との間の通信状態を制御する通信部と、を備えている。
また、全ての電子機器に共通にROM又は記憶部に記憶される各種プログラムとして、OS(オペレーティングシステム)、及びアプリケーションソフト(ブラウザソフト(プログラム、動画プレーヤーソフト(所定のアプリケーションプログラムの一例)、端末情報収集エージェントソフト(プログラム)等))がある。
端末装置1のCPUによりブラウザ(例えば、WEBブラウザ)ソフトが実行されることによって、端末装置1は、サーバ装置2に接続して、上記WEBコンテンツを構成するページデータを要求し、これに対しサーバ装置2から提供されたページデータを表示部に表示させることとなる。
また、ブラウザソフトの実行により表示部に表示されたページデータに動画が含まれている場合に、動画を再生するようにユーザが操作を行うと、端末装置1のCPUにより動画プレーヤーソフトが起動されることにより、端末装置1は、動画データを再生して、表示部に動画を表示させるとともに、スピーカにより音声を出力させることになる。このとき、端末装置1のCPUによりページデータに含まれる字幕制御スクリプトが実行されることにより、端末装置1は、動画データの再生位置に応じて、字幕情報を画面に表示することとなる。なお、動画プレーヤーソフトは、例えば、Windows(登録商標)Media Player等の既存のソフトが用いられる。
更に、端末装置1のCPUにより端末情報収集エージェントソフト(以下、「プローブ」という)が実行されることによって、端末装置1は、当該端末装置1の動作環境を示す情報(例えば、CPUの種類、CPUの動作周波数、メモリ容量、LANボードの転送速度、グラフィックコントローラの情報、ディスプレイの画面解像度、インストールされるソフトウェアの種類等)及び当該端末装置1の種類(例えば、PC、PDA、携帯電話機、STBが接続されたテレビ受像機等の電子機器の種類等)を示す情報の少なくともいずれか一方を含む端末情報を収集し、サーバ装置2に提供(送信)することになる。また、プローブは、例えばサーバ装置2から端末装置1にダウンロードされるようにしても良いし、例えば、CD−ROM、メモリカード等の記録媒体に記録されて端末装置1に読み込まれるようにしても良い。
[1−2.サーバ装置の構成及び概要機能]
次に、サーバ装置2の構成及び概要機能について説明する。
次に、サーバ装置2の構成及び概要機能について説明する。
サーバ装置2は、図1に示すように、演算機能を有するCPU,作業用RAM,ROM等から構成された情報処理部(コンピュータ)21と、各種プログラム及び各種データ等を記憶するHDD等から構成された記憶手段としての記憶部22と、端末装置1の通信部と協働し端末装置1との間の通信状態を制御する通信部23と、を備えており、情報処理部21は、例えば記憶部22に記憶された、本発明の情報提示処理プログラム等を実行することにより、ユーザ情報記憶手段及びユーザ識別情報取得手段としてのセッション管理部21a、端末情報取得部21b、構造化データ取得手段としてのコンテンツ構成部21c、構造化データ送信手段としてのコンテンツ提示部21d、提示情報要求受信手段及び提示情報送信手段としての字幕情報配信部22eとして機能するようになっている。
なお、情報提示処理プログラムは、例えばインターネット上の所定のサーバからサーバ装置2にダウンロードされるようにしても良いし、例えば、CD−ROM等の記録媒体に記録されて当該記録媒体のドライブを介してサーバ装置2に読み込まれるようにしても良い。
また、上記記憶部22には、上述したユーザ情報をユーザ毎に区別して記憶(登録)するユーザデータベース(DB)22a、及び各WEBコンテンツの構造化データ及び当該構造化データ内で指定される実体データ(例えば、静止画データ、動画データ、音声データ等)等を記憶するコンテンツデータベース(DB)22c等が構築されている。
セッション管理部21aは、ユーザデータベース22aを用いたログイン処理(認証処理)、及びログイン後の当該通信セッションの管理を行うようになっている。また、セッション管理部21aは、ログインしたユーザのユーザ情報をユーザデータベース22aから取得、保持するとともに、ユーザに対して提示された入力オブジェクトにユーザが入力したユーザ情報を、当該入力オブジェクトに付加されたデータIDと対応付けてユーザ毎に記憶するようになっている。
端末情報取得部21bは、接続された端末装置1の端末情報を取得するようになっている。例えば、端末情報取得部21bは、端末装置1がネットワーク3を介して接続してきた際に、プローブを当該端末装置1に配信し、これにより取得された端末情報を端末装置1から取得する。
コンテンツ構成部21cは、あるページデータに対応する構造化データをDOM(Document Object Model)ツリーとしてコンテンツデータベース22bから取得(抽出)し、この取得した構造化データ内のオブジェクトデータに、セッション管理部21aにより取得されたユーザ情報を埋め込み等することで、ユーザ毎の入力内容、登録内容等が反映された新たな構造化データを生成する。
また、コンテンツ構成部21cは、端末情報取得部21bにより取得された端末情報に基づいて、上記新たに生成された構造化データに規定されたオブジェクトの提示形式を、当該端末装置1に合った提示形式に調整するようになっている。
コンテンツ提示部21dは、提示形式が調整された構造化データをフォーマット変換して端末装置1に提供するページデータを生成するようになっている。例えば、XMLで記述された構造化データが、XHTML(eXtensible HyperText Markup Language)とCSS(Cascading Style Sheets)とから構成されるデータに変換される。
字幕情報配信部21eは、ページデータ中の動画を再生中の端末装置1から字幕情報(提示情報の一例)の要求があった場合には、該当する構造化データをコンテンツデータベース22bから取得するようになっている。
そして、字幕情報配信部21eは、取得された構造化データ中の字幕定義データから、端末装置1の要求に対応する字幕情報を抽出し、この字幕情報を端末装置1に送信するようになっている。
図3(A)〜(E)は、コンテンツ構成部21cにおける処理の流れの一例を示す概念図である。図3(A)に示すように、“page1”の構造化データにおいて、各オブジェクト61〜65に加えて、コピーテンプレート71及びマージデータ72が規定されている。
そして、図3(B)に示すように、“page1”の構造化データが取得され、端末情報のうち端末装置1の種類に依存する情報(例えば、端末装置1の種類、CPUの種類、CPUの動作周波数、メモリ容量等(ディスプレイの画面解像度等は除く))に基づいて、オブジェクトデータの記述形式やスクリプト等が端末装置1に対応した形式やスクリプト等に変換される。このとき、字幕定義データは削除される。
次いで、(C)に示すように、取得された“page1”の構造化データにおいて規定されたコピーテンプレート71及びマージデータ72が、取得されたユーザ情報に基づいて変換され、新たな構造化データが生成されている。
図3(C)の例では、コピーテンプレート71が、当該コピーテンプレート71に付加されたデータIDにより特定されるユーザ情報が示す数分複製されることにより新たなマージデータ73及びオブジェクト74(入力フォーム)が複製される。
そして、複製された各マージデータ73に付加されたデータIDにより夫々特定されたユーザ情報がユーザに対して提示されるように、ユーザ情報が新たなオブジェクト75(テキスト)として埋め込まれるとともに、複製された各オブジェクト74(入力フォーム)がユーザに対して提示された際に、当該オブジェクト74に配置された入力オブジェクトに付加されたデータIDにより特定されるユーザ情報(値)が入力初期値(選択初期値)として提示されるように、ユーザ情報が埋め込まれている。
更に、マージデータ72に付加されたオブジェクトIDにより特定されるユーザ情報がユーザに対して提示されるように、ユーザ情報が新たなオブジェクトデータ76(テキスト)として埋め込まれている。
そして最終的に、コピーテンプレート71、マージデータ72及び各マージデータ73は削除されている。
その後、図3(D)に示すように、新たに生成された構造化データに規定されたオブジェクト61〜65及び74〜76の提示形式が端末情報に基づき調整されている。この例における調整では、取得された端末情報に含まれる表示画面サイズ(例えば、600(幅(width))×743(高さ(height))ピクセル(px))に合わせて、オブジェクト61(テキスト)が表示されるべき表示画面上におけるエリアが「1024(幅(width))×40(高さ(height))ピクセル」から「600(幅(width))×400(高さ(height))ピクセル(px)」に変更(縮小)されると共に、オブジェクト63(静止画)が表示されるべき表示画面上におけるエリアが「400(幅(width))×200(高さ(height)ピクセル)」から「300(幅(width))×150(高さ(height))ピクセル(px)」に変更(縮小)されるように提示形式が調整されている。更に、優先度が低い(ここでは、priority=2)オブジェクト62及び64は削除されるように提示形式が調整されている。
そして、図3(E)に示すように、XMLで記述された構造化データに規定されたオブジェクトの内容に相当する部分がXHTMLで記述され、オブジェクトの提示形式に相当する部分がCSSで記述されるようにフォーマット変換がなされている。
図4は、実際にXMLで記述された構造化データの一例を示す図である。また、図5は、図4における提示内容記述部52bの記述例を示す図である。
図4に示すように、状態保持層51では、タグ(<>)内に、章(chapter)、節(section)、ページ(page)の夫々の状態保持IDが記述されている(例えば、“page1”の状態保持IDは、“001001001001”である)。なお、図4に示す構造化データは、英語学習教材コンテンツにおける例であり、例えば、例えば、章はChapter、節はLesson、ページはLesson内ページに夫々対応している。
また、図4に示すように、レイアウト層52(この例では、“page1”に対応)には、提示形式制約記述部52a、提示内容記述部52b及び字幕情報定義部52cが設けられている。提示形式制約記述部52a、提示内容記述部52b及び字幕情報定義部52cは、オブジェクトデータを、<div>により分割して階層構造化しており、互いに同じ木構造を有している。
提示形式制約記述部52aには、当該ページデータを構成する各オブジェクトの提示形式が規定されているとともに、当該提示形式に調整するに当たっての各オブジェクトの制約条件、各オブジェクトの優先度情報、及び注釈等が規定されている。
上記提示形式制約記述部52aに記述された内容がコンテンツ構成部21cにより解釈され、ページデータを要求してきた端末装置1に合った提示形式に調整された上で、最終的にCSSに記述されることになる。
提示内容記述部52bには、オブジェクトの内容がオブジェクトデータにより規定されている。
字幕情報定義部52cには、動画データの再生に応じて表示させる字幕情報の内容等が規定されている。
図5は、提示内容記述部52bの記述例を示す図である。
図5に示す提示内容記述部52bには、マージデータ(merge_data)81、82が規定されており、夫々対応するデータID(id=”〜中略〜”)が付加されている。例えば、マージデータ81には、データIDとしてuser_nameが付加されており、当該マージデータ81の部分には、ユーザのユーザIDが埋め込まれることとなり、また、マージデータ82には、データIDとしてmcが付加されており、当該マージデータ82の部分には、学習回数が埋め込まれることとなる、という具合である。
また、図5に示す提示内容記述部52bには、コピーテンプレート(copy_template)83が規定されており、ここにおいてもデータIDとしてmcが付加されている。また、当該コピーテンプレートは、複製されるオブジェクトデータの雛形を含んでいる。当該雛形においては、マージデータ85が規定されており、データIDの雛形としてscoreが付加されている。そして、複製されるオブジェクトデータは、学習回数分(mc)複製されることとなり、マージデータ85に付加されたデータIDがscore 1, score 2・・・と、その末尾に、複製される際のカウント値が追加されて、完全なデータIDとなった上で、当該データIDに対応する成績が、複製されたオブジェクトデータに夫々埋め込まれることとなる。また、符号84部はカウント数を示すダミーカウントであり、オブジェクトデータの雛形が複製される際のカウント値(mc)が埋め込まれることが規定されている。
更に、図5に示す提示内容記述部52bには、動画オブジェクトデータ(object)86が規定されており、対応するメディアID(id="Media1")が付加されている。また動画オブジェクトデータ86には、動画データの登録位置を示すURL(Uniform Resource Locator:位置情報の一例)が付加されている。図5に示す例では、提示内容記述部52bを含むページのURLから相対的に"./video/sample.wmv"の位置に動画データが登録されていることを示している。
また更に、図5に示す提示内容記述部52bには、字幕制御スクリプト(SCRIPT)87が規定されており(提示用プログラムの一例)、対応する動画オブジェクトデータのメディアID(FOR="Media1")が付加されている。これにより、字幕制御スクリプト87は、動画オブジェクトデータ86が規定する動画データ(./video/sample.wmv)の再生に対応して字幕情報を表示制御することを意味している。
字幕制御スクリプト87は、動画データの再生中に、動画データに埋め込まれたスクリプトコマンド(識別情報の一例)によりイベントが発生したときに呼び出され、引数として、タイプ(scType)及びスクリプトコマンド(scParam)が設定される。そして、実際には、タイプが"TEXT"の場合にのみ字幕制御スクリプト87が実行されるようになっており、そのときのスクリプトコマンドがイベントID(識別情報の一例)とされ、字幕情報をサーバ装置2に要求するときのパラメータに設定される。
図6は、図5に示す提示内容記述部52bに基づいて生成された新たな提示内容記述部52bの一例を示す図である。なお、同図においては、便宜上、ユーザ情報が埋め込まれた部分を点線枠で囲んで示している。
図6に示すように、マージデータ81は、ユーザID(user_name)としてユーザデータベース22aに記憶された「タロー」に置換される。また、マージデータ82は、ユーザの学習回数(mc)としてユーザデータベース22aに記憶された「2」に置換される。更に、コピーテンプレート83のオブジェクトデータの雛形が、学習回数である2回分複製される。その際、符号84部は、1回目に対しては1、2回目に対しては2と、夫々カウント数に置換され、1回目のマージデータ85は、成績(score1)として「67」に置換され、2回目のマージデータ85は、成績(score2)として「82」に置換される。そして、コピーテンプレート83自体は、最終的に削除される。
図7は、図6に示す提示内容記述部52bに基づいて生成されたページデータが、端末装置1の表示部に表示された一例を示す図である。
図6に示す構造化データに基づいてページデータが生成され、当該ページデータが、端末装置1に提供(送信)されて、図7に示すように、表示部に表示されることとなる。
ここで、図7に示すページデータには、動画オブジェクトデータ85に対応する動画プレーヤー部100が表示される。動画プレーヤー部100は、動画表示エリア101、操作ボタン群102、字幕表示エリア103、字幕種別選択ボタン群104により構成されている。
動画表示エリア101には、再生された動画が表示される。また、操作ボタン群102は、動画の再生を制御するための各種ボタン(例えば、始めから再生ボタン、巻き戻しボタン、再生ボタン、一時停止ボタン、早送りボタン等)により構成されている。また、字幕表示エリア103には、字幕情報(テキスト)が表示される。また、字幕種別選択ボタン群104は、字幕の種別を選択するための各種ボタン(例えば、英語ボタンと日本語ボタン、漢字ボタンとふりがなボタン等)により構成されている。
操作ボタン群102の各種ボタンをユーザが選択することにより、動画表示エリア101に動画表示等されるとともに、動画の再生位置に応じて字幕表示エリア103に字幕情報が表示される。そして、字幕種別選択ボタン群104のいずれかのボタンをユーザが選択することにより、字幕表示エリア103に表示される字幕情報が、例えば、英語で表示されたり、日本語で表示されたりする。
図8は、字幕情報定義部52cの記述例を示す図である。
図8に示すように、字幕情報定義部52cには、1または複数のメディア定義部(media)が規定されている。一つのメディア定義部は、一つの動画オブジェクトデータに対応付けられており、その対応する動画オブジェクトデータのメディアID(id=”Media”)が付加されている。
メディア定義部には、イベント定義部(event)が規定されている。イベント定義部は、動画データの再生時に当該動画データに埋め込まれた特定のスクリプトコマンドを検出(イベントが発生)したときに、字幕情報として表示させるテキストを規定している(例えば、”Each month we show a different exhibition.”等)。そして、イベント定義部には、対応するスクリプトコマンド(Command)がイベントIDとして付加され、更に、スクリプトコマンドが埋め込まれた再生位置が、動画データの先頭からの経過時間(Time)として付加されている(例えば、”12000000”は12秒を示す)。
一つのメディア定義部内において、各イベント定義部に付加されるイベントIDは、その付加された再生位置が動画データの先頭から近い順に(すなわち、動画データを先頭から順再生した場合においてスクリプトコマンドが検出される順に(イベントが発生する順に))、1から昇順に割り当てられるようになっている。つまり、イベントIDは、イベント定義部が対応するスクリプトコマンドが検出される順番、すなわち、イベント定義部が規定している字幕情報を表示すべき順番を数字で示している。イベントIDは、一つのメディア定義部内における識別情報であるため、他のメディア定義部内で規定されているイベント定義部のイベントIDと重複してもかまわない。
また、一つのイベント定義部には、複数の字幕情報(text)を規定することが可能であり、それぞれ字幕種別(lang)が付加されている。例えば、イベントIDが1であるイベント定義部(再生位置が0秒)は、2つの字幕情報を規定しており、字幕種別が英語(english)である場合には、「There are so many original works here.」を字幕情報として表示し、字幕種別が日本語(japanese)である場合には、「ここには非常に多くの作品があります。」を字幕情報として表示することを規定している。
また、字幕情報中には、提示内容記述部52b(図5参照)と同様に、マージデータ(merge_data)が規定されている場合があり、対応するデータIDが付加されている。例えば、イベントIDが12であるイベント定義部(再生位置が189秒)に規定されている字幕情報には、データIDとしてuser_nameが付加されたマージデータが規定されており、当該マージデータの部分には、ユーザのユーザID(例えば、「タロー」)が埋め込まれることとなる。
図9は、図8に示す字幕情報定義部52cに基づいて作成されたスクリプトファイルの一例を示す図である。
スクリプトファイルは、動画データに埋め込まれるスクリプトコマンドを定義するファイルである。動画データに埋め込まれたスクリプトコマンドは、端末装置1のCPUが、再生用プログラムにより動画データを再生している際に当該再生プログラムにおいて検出され、ブラウザによりイベントを発生させる。これにより、ページデータ中に記述されたスクリプトやアプレットが起動され、発生したイベントに対応するスクリプトのタイプやコマンドが引数としてブラウザからスクリプトやアプレットに渡される。
図9に示すスクリプトファイルは、スクリプトファイル作成プログラムにより図8に示す字幕情報定義部52cから作成されたものであり、字幕情報定義部52cにおける一つのメディア定義部に規定されている各イベント定義部のイベントID及び再生位置に基づいて、各スクリプト(Script)が生成される。各スクリプトには、スクリプトタイプ(Type)としてTEXTが付加されており、これにより字幕制御スクリプト(図5参照)が実行されることとなる。そして、各スクリプトには、スクリプトコマンド(Command)とイベントを発生させる再生位置(Time)とが付加されている。
このスクリプトファイルは所定の動画データ編集プログラムにより読み込まれ、当該スクリプトファイルに定義されたスクリプトコマンドが目的の動画データに埋め込まれる(インポートされる)こととなる。これにより動画データに対するスクリプトコマンドの埋め込み作業の効率化を図ることができる。
なお、動画データに対するスクリプトコマンドの埋め込みは、動画データ編集プログラムを起動して、オペレータが手作業で行うこともできる。この場合は、字幕情報定義部52cにおいて、各イベント定義部に再生位置(Time)を記述する必要はない。つまり、この場合は、イベント定義部は、イベントID(スクリプトコマンド)と表示すべき字幕情報とが対応付けて規定してあれば良い。
図10は、図9に示すスクリプトコマンドが埋め込まれた動画データの再生中における字幕情報の表示例を示す図である。また、図10は、図6に示す提示内容記述部52bに基づいて端末装置1の表示部に表示されたページデータ(図7参照)の動画データ部100において、動画データの再生中に、図8に示す字幕情報定義部52cに規定された字幕情報を表示する場合の例である。
動画データの再生が開始されると、図10(a)に示すように、先ず0秒目において、イベントID(スクリプトコマンド)が1である字幕情報が表示される。このとき、図10(a)においては、字幕種別として英語が選択されているので(字幕種別選択ボタン群104)、字幕表示エリア103には、英語の字幕情報が表示されている。
ここで、ユーザが日本語ボタンを選択すると、図10(b)に示すように、日本語の字幕情報が表示される。
そして、再生開始から12秒が経過したときに、図10(c)に示すように、イベントIDが2である字幕情報が日本語で表示される。
その後、時間の経過とともにイベントIDが3〜11である字幕情報が夫々表示され、再生開始から189秒が経過すると、イベントIDが12である字幕情報が表示される。このとき、字幕情報定義部に規定されていたマージデータはユーザのユーザIDである「タロー」に置換されて表示される。また、イベントIDが12の字幕情報は一つしか定義されていないため、選択されている字幕種別が英語、日本語いずれの場合でも、「タロー・・・・」が表示される。
[2.情報提示システムの動作]
次に、図11乃至15を参照して、本実施形態に係る情報提示システムの動作例について説明する。
次に、図11乃至15を参照して、本実施形態に係る情報提示システムの動作例について説明する。
図11は、本実施形態に係る情報提示システムSにおけるページデータ提供時における処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
先ず、ユーザが、例えばPDAを端末装置1として選択し、かかる端末装置1の操作部を操作してブラウザソフトを実行(起動)させサーバ装置2のサイトのURL(Uniform Resource Locator)を指定すると、当該端末装置1がネットワーク3を介してサーバ装置2に接続し(通信セッションを確立)ソースを要求する(ステップS1)。これに応じ、サーバ装置2は、ユーザID入力画面データ(例えば、WEBデータ)等を取得して(ステップS2)ネットワーク3を介して端末装置1に送信する(ステップS3)。
こうして、端末装置1の表示部には、図示しないユーザID入力画面が表示されることになり、かかる画面上には、ユーザID及びパスワードの入力欄が設けられている。このような表示状態において、ユーザが操作部を操作して当該入力欄に自己のユーザID及びパスワードを入力し実行ボタンを指定(押下)すると、入力されたユーザID及びパスワードがネットワーク3を介してサーバ装置2に送信される(ステップS4)。
サーバ装置2は、端末装置1から送信されたユーザID及びパスワードを受信し、ユーザ認証を実行、例えば、ユーザデータベース22aに当該ユーザID及びパスワードが登録されているか否かを判別し(ステップS5)、登録されている場合には、サーバ装置2は、ネットワーク3を介して端末装置1に対し、端末情報を要求する(ステップS6)。かかる要求に対し、端末装置1は、プローブを起動(実行)し、当該端末装置1の端末情報を収集し(ステップS7)、ネットワーク3を介してサーバ装置2に送信する(ステップS8)。
こうして、サーバ装置2(端末情報取得部21b)は、端末装置1から送信された端末情報を受信、取得する。続いて、サーバ装置2(セッション管理部21a)は、当該ユーザIDが示すユーザのユーザ情報をユーザデータベース22aから取得する(ステップS9)。
こうして、取得された端末情報及びユーザ情報は、RAM等に一旦記憶されることになる。
次に、サーバ装置2(コンテンツ構成部21c)は、WEBコンテンツの所定ページに対応する構造化データ(例えば、1章1節1ページ目の構造化データ)を、コンテンツデータベース22bからDOM(Document Object Model)ツリーとして取得し、当該構造化データから字幕情報定義部52cを削除する(ステップS10)。
次に、サーバ装置2(コンテンツ構成部21c)は、端末情報取得部21bにより取得された端末情報のうち、端末装置1の種類に依存する情報に基づいて、オブジェクトデータの記述形式やスクリプト等を端末装置1に対応した形式やスクリプト等に変換する(ステップS11)。
次に、サーバ装置2(コンテンツ構成部21c)は、取得した構造化データを基礎として、セッション管理部21aにより取得されたユーザ情報が反映された新たな構造化データを生成(パーソナライズ)する(ステップS12)。
次に、サーバ装置2(コンテンツ構成部21c)は、端末情報取得部21bにより取得された端末情報のうち、端末装置1のディスプレイの画面解像度等に基づいて、上記新たに生成された構造化データに規定されたオブジェクトの提示形式を、当該端末装置1に合った提示形式に調整する(ステップS13)。
次に、サーバ装置2(コンテンツ提示部21d)は、提示形式が調整された構造化データをXMLからXHTMLにフォーマット変換し、これに示されたオブジェクトをコンテンツデータベース22bから取得して、端末装置1において提示されるべきページデータを構成する(ステップS14)。
そして、サーバ装置2(コンテンツ提示部21d)は、構成したページデータをネットワーク3を介して端末装置1に送信する(ステップS15)。
こうして、端末装置1(ブラウザ)は、上記構造化データに基づき、ユーザからの操作部を介した操作指示に従って上記ページデータに含まれる静止画を表示部に表示したり、音声をスピーカから出力することになる。
なお、実際には、提示されるべきページデータのうち、先ず、構造化データのみがサーバ装置2から端末装置1に送信され、端末装置1において当該構造化データが(ブラウザにより)解釈されて、これにより必要な静止画、動画、音声等のオブジェクトの要求がサーバ装置2等に送信され、当該要求に応じてサーバ装置2等がオブジェクトを端末装置1に送信するが、説明の便宜上、図11においては簡略に示している。
ここで、表示されたページデータが、入力フォームを含むものである場合、ユーザが、端末装置1の操作部を操作して、入力フォーム内のテキスト入力欄(入力オブジェクト)に任意のテキストを入力し、あるいは、ラジオボタンやリスト(入力オブジェクト)から任意の項目を選択した後、登録ボタンを選択すると、端末装置1は、入力されたテキストや選択された項目を、これらの入力オブジェクトに付加されたデータIDとともにパラメータ情報として、ネットワーク3を介してサーバ装置2に送信する(ステップS16)。
サーバ装置2(セッション管理部21a)は、端末装置1から送信されたパラメータ情報を受信し、このパラメータ情報に含まれるテキストや項目により、RAMに記憶されているユーザ情報を、パラメータ情報に含まれるデータIDに対応付けて更新するとともに、ユーザデータベース22aに記憶されたユーザ情報も更新する(ステップS17)。
そして、サーバ装置2は、ユーザの入力内容に応じたページ(例えば、登録結果を表示するページ)に対応する構造化データを取得し、ステップS11〜S15と同様にして、ページデータを構成し、当該ページデータを、ネットワーク3を介して端末装置1に送信することとなる。
図12は、本実施形態に係る情報提示システムSにおける動画データ再生時における処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
上述した処理により、端末装置1の表示部には、例えば、図7に示すようなページデータが表示されている。ここでユーザが、端末装置1の操作部を操作して、動画プレーヤー部100の操作ボタン群102の中から再生ボタンを選択すると、図11に示しように、端末装置1は、再生用プログラムを起動し、動画データの再生を開始する(ステップS31)。
次いで、端末装置1は、動画データの再生位置に応じて、当該動画データに埋め込まれたスクリプトコマンドを再生用プログラムにより検出し、ブラウザを介してイベントを発生させると(ステップS32)、ページデータを構成する構造化データ中に記述された字幕制御スクリプトを起動し、字幕情報要求をサーバ装置2に送信する(ステップS33)。このとき、端末装置1は、検出されたイベントの引数であるスクリプトコマンドをイベントIDとし、当該イベントIDと動画データ(動画オブジェクトデータ)に対応するメディアIDとを字幕情報要求に付加してサーバ装置2に送信する。
字幕情報要求を受信したサーバ装置2は、字幕情報配信処理を実行する。
具体的に、サーバ装置2(字幕情報配信部21e)は、字幕情報要求に付加されたイベントIDとメディアIDとを取得し、RAM等に記憶する(ステップS34)。
次いで、サーバ装置2(字幕情報配信部21e)は、図11に示す処理においてRAM等に記憶したユーザ情報から、ページデータの章、節及びページ夫々の状態保持IDを取得し、端末装置1のユーザが現在閲覧しているページデータを特定する(ステップS35)。
次いで、サーバ装置2(字幕情報配信部21e)は、特定されたページデータに対応する構造化データをコンテンツデータベース22bから取得し(ステップS36)、後述する字幕情報取得処理を実行する(ステップS37)。
そして、サーバ装置2(字幕情報配信部21e)は、取得された字幕情報を端末装置1に送信する(ステップS38)。
字幕情報を受信した端末装置1は、この字幕情報をRAMに一時的に記憶し(ステップS39)、更に、字幕情報要求をサーバ装置2に送信する(ステップS40)。このとき、端末装置1は、ステップS33において字幕情報要求を送信したときにおけるイベントIDに1加算して、字幕情報要求を送信する。つまり、端末装置1は、次のイベントが検出されたときに表示部に表示すべき字幕情報をサーバ装置2に要求するのである。
字幕情報要求を受信したサーバ装置2(字幕情報配信部21e)は、ステップS34〜S38と同様にして、字幕情報配信処理を実行する(ステップS41)。
字幕情報を受信した端末装置1は、この字幕情報をRAMに一時的に記憶する(ステップS43)。このように、端末装置1は、複数の字幕情報をRAMに蓄積(すなわちバッファリング)するのである。
その後も、同様にして字幕情報が端末装置1のRAMに記憶され(ステップS44〜S47)、所定数の字幕情報が蓄積されると(図12に示す例では3個)、端末装置1は、ステップS39において記憶した字幕情報(すなわち、先頭の字幕情報)を取得し、表示部に表示させる(ステップS48)。そうすると、表示部には、例えば、図10に示すような字幕情報が字幕表示エリア103に表示される。
次いで、端末装置1は、更に字幕情報要求をサーバ装置2に送信し(ステップS49)、サーバ装置2の字幕情報配信処理により送信された字幕情報を(ステップS50〜S51)、RAMに記憶し(ステップS52)、動画データの再生を継続しつつ次のイベントが検出されるまで待機する。つまり、端末装置1は、常に所定数の字幕情報がRAMに蓄積されるようにするのである。
その後、端末装置1は、イベントを検出すると(ステップS53)、ステップS42においてRAMに記憶した字幕情報(すなわち、2番目の字幕情報)を取得し、先頭の字幕情報に変えて表示部に表示させると(ステップS54)、また同様にして、更に字幕情報要求をサーバ装置2に送信し(ステップS55)、サーバ装置2の字幕情報配信処理により送信された字幕情報を(ステップS56〜S57)、RAMに記憶する(ステップS58)。
その後は、動画データの再生が終了するまで、ステップS53〜S58と同様の処理が行われる。
次に、サーバ装置2の字幕情報取得処理(ステップS37)の動作例について説明する。
図13は、本実施形態に係るサーバ装置2の字幕情報取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。
構造化データは、DOMツリーとしてコンテンツデータベース22bから取得されることにより、当該構造化データに含まれる各オブジェクトデータをノード(木構造の中の節)単位でアクセス(参照、作成、削除、変更等)することが可能な状態になっている。
先ず、サーバ装置2の字幕情報配信部21eは、取得した構造化データからpage_syncdataノードを取得する(ステップS71)。つまり、字幕情報配信部21eは、字幕情報定義部52cを取得するのである。
次いで、字幕情報配信部21eは、取得したpage_syncdataノードから、字幕情報要求から取得したメディアIDと一致するid属性を有するmediaノードを取得する(ステップS72)。
次いで、字幕情報配信部21eは、取得したmediaノードから、字幕情報要求から取得したイベントIDと一致するid属性を有するeventノードを取得する(ステップS73)。
次いで、字幕情報配信部21eは、取得したmediaノードから、当該mediaノードの子ノード以下の内容を取得する(ステップS74)。つまり、字幕情報配信部21eは、eventノードの子ノードとして、一つのテキストしか存在しない場合には、当該テキストを取得する一方、eventノードの子ノードとしてtextノードが存在し、すなわち、複数のテキストが存在する場合には、その全てのtextノードを取得する(例えば、<text lang="english">中略</text><text lang="japanese">中略</text>を取得する)。
そして、字幕情報配信部21eは、パーソナライズ処理を実行すると(ステップS75)、字幕情報取得処理を終了させる。
その後、取得された内容、すなわち字幕情報は、字幕情報配信部21eにより端末装置1に送信される。
次に、サーバ装置2のパーソナライズ処理(ステップS75)の動作例について説明する。
図14は、本実施形態に係るサーバ装置2のパーソナライズ処理の流れの一例を示すフローチャートである。
先ず、サーバ装置2の字幕情報配信部21eは、取得したeventノードの子ノードからmerge_dataを検索し(ステップS81)、merge_dataが検索されたか否かを判定する(ステップS82)。ここで、字幕情報配信部21eは、merge_dataが検索された場合には(ステップS82:YES)、検索されたmerge_dataノードのid属性からデータIDを取得する(ステップS83)。
次いで、字幕情報配信部21eは、取得されたデータIDにより特定されるテキストデータが、ユーザ情報(セッション管理部21aにより取得されたユーザ情報)に存在するか否かを判定し(ステップS84)、存在しない場合には(ステップS84:NO)、検索されたmerge_dataノードを削除して(ステップS88)、ステップS81に移行し、次のmerge_dataノードを検索する。
一方、データIDにより特定されるテキストデータがユーザ情報に存在する場合(ステップS84:YES)、字幕情報配信部21eは、ユーザ情報からテキストデータを取得して(ステップS85)、当該テキストデータを内容とするテキストノードを作成し(ステップ86)、当該テキストノードとmerge_dataノードとを置換する(ステップS87)。
次いで、字幕情報配信部21eは、ステップS81に移行し、次のmerge_dataノードを検索する。
その後、字幕情報配信部21eは、ステップS82において、merge_dataが検索されなかった場合は(ステップS82:NO)、パーソナライズ処理を終了させる。
このような処理により、既に登録されたユーザ情報の内容が埋め込まれた字幕情報が生成される。
次に、端末装置1において、動画データ再生時に当該動画データに埋め込まれたスクリプトコマンドを検出した場合(イベントが発生した場合)における動作例について説明する。
図15は、本実施形態に係る端末装置1の字幕制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
端末装置1において、動画データ再生により動画データに埋め込まれたスクリプトコマンドが検出されて、イベントが発生すると、動画データのメディアIDに対応する字幕制御スクリプトが起動され、ブラウザから引数としてスクリプトコマンドが当該字幕制御スクリプトに渡される。
すると、端末装置1の情報処理部は、バッファ容量がバッファリング配列長よりも大きいか否かを判定する(ステップS101)。バッファ容量とは、端末装置1のRAM上に確保されたバッファが字幕情報を蓄積する上限の数を示している。このバッファ容量は、例えば、端末装置1のメモリ容量等に応じて予め決定されている(例えば、メモリ容量が小さい携帯電話機等であれば3、メモリ容量が大きいPC等であれば10等)。具体的には、サーバ装置2のフォーマット変換処理(図3(B)、図11ステップS11参照)において、コンテンツ構成部21cが、端末情報取得部21bにより取得された端末情報のメモリ容量に基づいてバッファ容量を決定し、構造化データに記述されている字幕制御スクリプトのバッファ容量の設定値を、決定した値に置換する。そして、字幕制御スクリプトの実行時に、バッファ容量の設定値に基づいてRAM上にバッファが確保される。なお、バッファ容量は、例えば、端末装置1の種類等に応じて決定しても良い。また、バッファリング配列長は、バッファに現在蓄積されている字幕情報の数を示している。
ここで、情報処理部は、バッファ容量がバッファリング配列長よりも大きい場合、すなわち、バッファに字幕情報を蓄積する余裕がある場合には(ステップS101:YES)、ステップS102に移行し、バッファ容量がバッファリング配列長と等しい場合、すなわち、バッファが満杯である場合には(ステップS101:NO)、ステップS110に移行する。
ステップS101において、バッファ容量がバッファリング配列長よりも大きい場合には、情報処理部は、ブラウザから渡されたスクリプトコマンドを取得し(ステップS102)、インデックスiに現在のバッファリング配列長を設定する(ステップS103)。
次いで、情報処理部は、バッファ容量がインデックスiよりも大きいか否かを判定し(ステップS104)、バッファ容量がインデックスiよりも大きい場合は(ステップS104)YES)、スクリプトコマンドの値にインデックスiを加算してイベントIDに設定する(ステップS105)。
次いで、情報処理部は、イベントIDとメディアIDを付加した字幕情報要求をサーバ装置2に送信し(ステップS106)、サーバ装置2から送信された字幕情報を受信する(ステップS107)。
次いで、情報処理部は、受信された字幕情報を、バッファ中におけるバッファリング配列の末尾に追加記憶する(ステップS108)。
次いで、情報処理部は、インデックスiに1加算し(ステップS109)、ステップS104に移行する。
そして、ステップS104において、バッファ容量がインデックスiと等しい場合、すなわち、バッファが満杯となるまで字幕情報が蓄積された場合には(ステップS104:NO)、情報処理部は、ステップS110に移行する。
ステップS101において、バッファ容量がバッファリング配列長と等しい場合、または、ステップS104において、バッファ容量がインデックスiと等しい場合、すなわち、バッファが満杯である場合には(ステップS101:NO)、情報処理部は、バッファ中におけるバッファリング配列の先頭から1イベント分の字幕情報を取得する(ステップS110)。
次いで、情報処理部は、取得された字幕情報中にtextノードがあるか否かを判定し(ステップS111)、textノードがある場合、すなわち字幕種別の異なる複数の字幕情報がある場合には(ステップS111:YES)、現在選択されている字幕種別と一致するlang属性を有するtextノードの子ノードを取得して(ステップS112)、当該子ノードを字幕情報として表示部に表示させる(ステップS113)。
一方、取得された字幕情報中にtextノードがない場合には(ステップS111:NO)、情報処理部は、取得された字幕情報をそのまま表示部に表示させる(ステップS113)。
次いで、情報処理部は、バッファ中におけるバッファリング配列の先頭の字幕情報、すなわち、直前に表示が行われた字幕情報をバッファリング配列から削除する(ステップS114)。
次いで、情報処理部は、スクリプトコマンドの値にバッファ容量を加算してイベントIDに設定する(ステップS116)。
次いで、情報処理部は、イベントIDとメディアIDを付加した字幕情報要求をサーバ装置2に送信し(ステップS117)、サーバ装置2から送信された字幕情報を受信する(ステップS118)。
次いで、情報処理部は、受信された字幕情報を、バッファ中におけるバッファリング配列の末尾に追加記憶し(ステップS119)、字幕制御処理を終了させる。
以上説明したように、本実施形態によれば、動画データには、動画データの再生位置に応じて端末装置の表示部に表示させる字幕情報のイベントIDに一致するスクリプトコマンドが、当該字幕情報を表示すべき再生位置に対応して検出可能に埋め込まれており、一方字幕情報自体は、そのイベントIDに対応付けて構造化データの字幕情報定義部52cに規定されて、サーバ装置2の記憶部22のコンテンツデータベース22bに登録されている。そして、端末装置1が、動画データを再生しているときに、当該動画データに埋め込まれたスクリプトコマンドが検出されると、当該スクリプトコマンドをイベントIDとしてを付加した字幕情報要求をサーバ装置2に送信し、サーバ装置2が、当該イベントIDに対応する字幕情報を構造化データから取得し端末装置1に送信する。そして、端末装置1は受信された字幕情報を表示部に表示させる。
従って、字幕情報は動画データとは分離されているため、字幕情報をメンテナンスする際に、動画データに埋め込む必要がない一方で、字幕情報のイベントIDと一致するスクリプトコマンドが予め再生位置に対応して検出可能に動画データに埋め込まれているので、字幕情報に加えて当該字幕情報を表示すべき再生位置をも動画データから分離して管理する場合と比較して、字幕情報を表示させるための開発負担を軽減することができる。しかも、端末装置1は、一つの動画データについて表示すべき全ての字幕情報をサーバ装置2から一度に取得するのではなく、スクリプトコマンドの検出に応じて随時取得するので、大量の字幕情報を記憶する容量のない携帯電話機等であっても、動画データの再生位置に応じた字幕情報を表示部に表示させることができる。
また、字幕種別の異なる字幕情報が夫々の字幕種別が付加されて一のイベントIDに対応付けて字幕情報定義部52cに定義されており、サーバ装置2から送信された字幕種別の異なる複数の字幕情報を端末装置1が受信し、ユーザの操作部の操作により選択された字幕種別の字幕情報が表示部に表示されるので、例えば、英語と日本語などユーザにより選択された字幕種別で字幕情報を表示することができる。
更に、字幕情報定義部52cに定義された字幕情報中にマージデータが存在する場合には、サーバ装置2は、端末装置1から取得されたユーザIDに対応するユーザ情報が字幕情報中に埋め込まれるので、各ユーザに合った字幕情報を表示することができ、ページデータとともにパーソナライズされたWEBコンテンツを提供することができる。
更にまた、端末装置1のRAM上には字幕情報を蓄積するためのバッファが確保されており、端末装置1は、バッファにおける字幕情報のバッファリング配列長がバッファ容量に満たない場合には、バッファ容量となるまで字幕情報がバッファに蓄積されるように、検出されたイベントID(スクリプトコマンド)と、その後に検出されるべきイベントIDと、が対応する字幕情報のうちバッファに蓄積されていない字幕情報をサーバ装置2から取得する。そして、端末装置1は、バッファにおける字幕情報のバッファリング配列長がバッファ容量に達したら、検出されたイベントIDが対応する字幕情報をバッファから取得し提示する。そして、端末装置1は、バッファから字幕情報が取得されたことによりバッファリング配列長がバッファ容量未満となった場合は、バッファに蓄積されていない字幕情報を、バッファ容量となるまで蓄積されるようにサーバ装置2から取得する。その後、端末装置1は、イベントIDが検出されると、当該イベントIDが対応する字幕情報をバッファリング配列の先頭から取得し表示部に表示する。
従って、バッファリング配列長が一度バッファ容量に達した後は、イベントIDが検出される毎に、バッファに蓄積されている字幕情報を表示すれば良いので、イベントIDが検出されてから字幕情報を表示するまでの遅延を最小限に抑えることができる。
また更に、端末装置1は、既存の動画プレーヤーソフトを実行することにより、動画データを再生するとともに、当該動画データに埋め込まれたスクリプトコマンドを検出するので、当該動画プレーヤーソフトにより検出可能なように、動画データにスクリプトコマンドを埋め込んでおけば、動画データの再生状況を監視するためのプログラム開発を独自に行う必要がない一方で、サーバ装置2から字幕情報を取得し表示部に表示する部分のプログラムについては独自に開発を行うことができるので、字幕情報の取得方法や表示時態様等の自由度を向上させることができる。
更にまた、サーバ装置2から字幕情報を取得し表示部に表示するための字幕制御スクリプトが、動画データを再生するためのページデータの内容を規定する構造化データに記述されているので、予め端末装置1において字幕制御用のプログラムを記憶しておく必要がなく、また、字幕制御スクリプトを変更等した際に、速やかに、その変更内容を反映した制御により字幕情報の表示を行うことができる。
なお、上記説明した実施形態においては、端末装置1は、サーバ装置2から取得した字幕情報をRAM上のバッファに蓄積し、当該バッファから字幕情報を取得して表示部に表示していたが、これに限られるものではなく、例えば、スクリプトコマンドが検出される都度、当該検出されたスクリプトコマンドをイベントIDとする字幕情報のみをサーバ装置2から取得し、バッファに蓄積せずに、そのまま表示部に表示させるようにしても良い。
また、上記実施形態においては、端末装置1は、受信したページデータを構成する構造化データに記述されたURLに基づいて動画データを取得していたが、異なる方法により動画データを取得しても良いし、また、動画データはサーバ装置2以外の別のサーバ装置等から取得しても良い。
また、上記実施形態においては、本発明のコンテンツデータに音声及び動画が再生される動画データを適用していたが、例えば、動画のみが再生される動画データに適用しても良いし、音声のみが再生される音声データに適用しても良い。
また、上記実施形態においては、本発明の提示情報に字幕情報を適用していたが、例えば、広告情報等に適用しても良い。更に、本発明の提示情報を、字幕情報等の文字情報に限らず、例えば、画像情報や音声情報等に適用しても良い。すなわち、例えば、動画データの再生に応じて、静止画を別に表示したり、音声を拡声出力しても良いし、音声データの再生に応じて、文字情報を表示したり、画像を表示しても良い。
1 端末装置
2 サーバ装置
21 情報処理部
21a セッション管理部
21b 端末情報取得部
21c コンテンツ構成部
21d コンテンツ提示部
21e 字幕情報配信部
22 記憶部
22a ユーザデータベース
22b コンテンツデータベース
23 通信部
3 ネットワーク
S 情報処理システム
2 サーバ装置
21 情報処理部
21a セッション管理部
21b 端末情報取得部
21c コンテンツ構成部
21d コンテンツ提示部
21e 字幕情報配信部
22 記憶部
22a ユーザデータベース
22b コンテンツデータベース
23 通信部
3 ネットワーク
S 情報処理システム
Claims (11)
- 音声情報または動画情報の少なくともいずれか一方を含むコンテンツデータを再生するとともに、当該コンテンツデータの再生位置に応じて提示情報をユーザに対して提示する端末装置と、前記端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置と、により構成される情報提示システムであって、
前記コンテンツデータには、前記提示情報を識別するための識別情報が、当該提示情報を提示すべき再生位置に対応して検出可能に埋め込まれており、
前記端末装置は、
前記提示情報を前記ネットワークを介して取得する提示情報取得手段と、
前記取得されたコンテンツデータを再生する再生手段と、
前記再生手段による前記コンテンツデータの再生位置に応じて、当該コンテンツデータに埋め込まれた前記識別情報を検出する検出手段と、
前記検出された識別情報が対応する前記提示情報の要求を示す提示情報要求情報を、当該識別情報を付加して前記サーバ装置に送信する提示情報要求送信手段と、
前記サーバ装置から送信された提示情報を受信する提示情報受信手段と、
前記受信された提示情報を前記ユーザに提示する提示手段と、を備え、
前記サーバ装置は、
前記提示情報を前記識別情報に対応付けて記憶する記憶手段と、
前記端末装置から送信された提示情報要求情報を受信する提示情報要求受信手段と、
前記受信された提示情報要求情報に付加された前記識別情報が対応する前記提示情報を前記記憶手段から取得し前記端末装置に送信する提示情報送信手段と、
を備えることを特徴とする情報提示システム。 - 請求項1に記載の情報提示システムにおいて、
前記サーバ装置の前記記憶手段には、種別が異なる複数の前記提示情報が夫々種別を示す種別情報が付加されて一の前記識別情報に対応付けて記憶されており、
前記サーバ装置の前記提示情報送信手段は、前記提示情報要求情報に付加された前記識別情報が対応する、種別の異なる複数の前記提示情報を取得し前記端末装置に送信するものであり、
前記端末装置は、
前記ユーザの指示を示す指示情報を入力するために用いられる入力手段と、
前記入力手段により入力された指示情報に基づいて、前記ユーザに対して提示する前記提示情報の種別を選択する選択手段と、を更に備え、
前記端末装置の前記受信手段は、前記サーバ装置から送信された種別の異なる複数の提示情報を取得し、
前記端末装置の前記提示手段は、前記受信された複数の提示情報のうち、前記選択された種別を示す前記種別情報が付加された前記提示情報を前記ユーザに対して提示することを特徴とする情報提示システム。 - 請求項1または請求項2に記載の情報提示システムにおいて、
前記サーバ装置は、
前記ユーザのユーザ情報を当該ユーザを識別するためのユーザ識別情報に対応付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、
前記ユーザ識別情報を前記ネットワークを介して前記端末装置から取得するユーザ識別情報取得手段と、を更に備え、
前記サーバ装置の前記提示情報送信手段は、前記取得された提示情報中にダミーデータが存在する場合には、当該ダミーデータに対応し且つ前記取得されたユーザ識別情報に対応する前記ユーザ情報を当該提示情報に埋め込むことを特徴とする情報提示システム。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報提示システムにおいて、
前記端末装置は、
前記提示情報受信手段により受信された提示情報を蓄積する蓄積手段と、
前記蓄積手段における前記提示情報の蓄積数を監視する監視手段と、
前記監視されている蓄積数が予め定められた所定蓄積数未満である場合には、前記検出手段により検出された識別情報と、当該識別情報の後に検出される前記識別情報と、が対応する前記提示情報のうち前記蓄積手段において蓄積されていない前記提示情報が、前記蓄積数が前記所定蓄積数となるまで前記蓄積手段により蓄積されるように前記提示情報要求送信手段及び前記提示情報受信手段を制御し、前記蓄積数が前記所定蓄積数である場合には、前記検出された識別情報が対応する前記提示情報を前記蓄積手段から取得し提示させるように前記提示手段を制御する制御手段と、
を更に備えることを特徴とする情報提示システム。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報提示システムにおいて、
前記端末装置は、
所定のアプリケーションプログラムを記憶するアプリケーション記憶手段を更に備え、
更に前記端末装置は、前記記憶されたアプリケーションプログラムを起動することにより、前記再生手段が前記コンテンツデータを再生するとともに、前記検出手段が前記識別情報を検出することを特徴とする情報提示システム。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報提示システムにおいて、
前記サーバ装置は、
ブラウザプログラムの制御に基づいて前記端末装置により画面に表示させる画面情報の内容を構造的に規定する構造化データを取得する構造化データ取得手段と、
前記端末装置からの要求に応じて前記構造化データを当該端末装置に送信する構造化データ送信手段と、を更に備え、
前記構造化データには、前記コンテンツデータの登録位置を示す位置情報と、当該コンテンツデータの再生に応じて前記提示情報を提示するための提示用プログラムと、が記述されており、
前記端末装置は、
前記ブラウザプログラムを記憶するブラウザ記憶手段と、
前記記憶されたブラウザプログラムの制御に基づいて、前記サーバ装置から送信された構造化データを取得するとともに、当該構造化データに記述された前記位置情報に基づいて前記取得手段により前記コンテンツデータを取得させる取得制御手段と、を更に備え、
更に前記端末装置は、前記取得された構造化データに記述された前記提示用プログラムを起動することにより、前記提示情報要求送信手段が前記提示情報要求情報を送信するとともに、前記サーバ装置から送信された前記提示情報を前記提示情報受信手段が受信して前記提示手段が提示することを特徴とする情報提示システム。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報提示システムに含まれるサーバ装置であって、
前記記憶手段、前記提示情報要求受信手段及び前記提示情報送信手段を備えることを特徴とする端末装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報提示システムに含まれる端末装置であって、
前記提示情報取得手段、前記再生手段、前記検出手段、前記提示情報要求送信手段、前記提示情報取得手段及び前記提示手段を備えることを特徴とする端末装置。 - 音声情報または動画情報の少なくともいずれか一方を含むコンテンツデータを再生するとともに、当該コンテンツデータの再生位置に応じて提示情報をユーザに対して提示する端末装置と、前記端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって前記提示情報を前記識別情報に対応付けて記憶する記憶手段を備えるサーバ装置と、により構成される情報提示システムにおける情報提示方法であって、
前記コンテンツデータには、前記提示情報を識別するための識別情報が、当該提示情報を提示すべき再生位置に対応して検出可能に埋め込まれており、
前記端末装置が、前記提示情報を前記ネットワークを介して取得する提示情報取得工程と、
前記端末装置が、前記取得されたコンテンツデータを再生する再生工程と、
前記端末装置が、前記再生工程における前記コンテンツデータの再生位置に応じて、当該コンテンツデータに埋め込まれた前記識別情報を検出する検出工程と、
前記端末装置が、前記検出された識別情報が対応する前記提示情報の要求を示す提示情報要求情報を、当該識別情報を付加して前記サーバ装置に送信する提示情報要求送信工程と、
前記サーバ装置が、前記端末装置から送信された提示情報要求情報を受信する提示情報要求受信工程と、
前記サーバ装置が、前記受信された提示情報要求情報に付加された前記識別情報が対応する前記提示情報を前記記憶手段から取得し前記端末装置に送信する提示情報送信工程と、
前記端末装置が、前記サーバ装置から送信された提示情報を受信する提示情報受信工程と、
前記端末装置が、前記受信された提示情報を前記ユーザに提示する提示工程と、
を備えることを特徴とする情報提示方法。 - コンピュータを、請求項7に記載のサーバ装置として機能させることを特徴とするサーバ装置用プログラム。
- コンピュータを、請求項8に記載の端末装置として機能させることを特徴とする端末装置用プログラム。
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