JPH0846582A - データ出力装置 - Google Patents

データ出力装置

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JPH0846582A
JPH0846582A JP6177802A JP17780294A JPH0846582A JP H0846582 A JPH0846582 A JP H0846582A JP 6177802 A JP6177802 A JP 6177802A JP 17780294 A JP17780294 A JP 17780294A JP H0846582 A JPH0846582 A JP H0846582A
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JP
Japan
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data
display
output
unit
newspaper
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JP6177802A
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English (en)
Inventor
Makoto Ishii
眞 石井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザ(読者)が、容易に、自身の嗜好にあ
った順序で、電子的に配信された新聞データを読む(視
聴する)ことができるようにする。 【構成】 表示/再生管理部9によって、データ記録媒
体7に記録された新聞データが、新聞記事のジャンル単
位で読み出され、表示部14に供給されて表示される。
一方、入力ペン3aやマウス3bを操作することによ
り、表示部14がジャンル単位の新聞データを表示する
ときの表示順序が指定され、その表示順序が個人表示条
件書き込み部6によって、データ記録媒体7に記録され
る。そして、ユーザ情報/表示条件管理部10では、記
録された表示順序にしたがって、新聞データを、ジャン
ル単位で読み出すように、表示/再生管理部9が制御さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子的に配信さ
れた新聞や、雑誌、書籍などの刊行物のデータを出力
(表示、あるいは音声として出力)するデータ出力装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、例えば新聞データ(新聞情報)
などを電子的に配信するシステムとしては、例えばいわ
ゆるパソコン通信を利用したものなどがある。このよう
なシステムを利用する場合、例えばユーザは、パソコン
ネットワークに加入する。そして、端末(パソコン)を
操作し、新聞データが蓄えられているデータベースにア
クセスし、そこから新聞データをダウンロードして、モ
ニタに表示させることにより、新聞を見る(読む)こと
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、紙メディア
で配達される新聞を考えた場合、読者は、必ずしもその
1面から2面、3面、・・・というようにページ順に、
新聞を読むとは限らない。即ち、読者によっては、例え
ば興味のあるジャンルの新聞記事から順次読む者がい
る。具体的には、例えば経済欄→総合欄→スポーツ欄→
・・・のような順番で新聞を読む読者もいれば、例えば
テレビ欄→総合欄→社会欄→・・・のような順番で新聞
を読む読者もいる。また、読者によっては、あるジャン
ルの新聞記事は、まったく読まない者もいる。そして、
多くの場合、各読者ごとに、新聞を読む順序は、日によ
って変わるものでなく、ほぼパターン化している。
【0004】しかしながら、上述したようなシステムで
は、端末を、例えば次の記事を要求するように操作した
場合、紙メディアで配達される新聞を、例えば1ページ
めくった如きの表示がなされる。従って、読者は、所望
する記事を表示させるために、例えばその記事が掲載さ
れているページを、いちいち指定する必要があり、面倒
であった。
【0005】そこで、データベースからの新聞データの
ダウンロードを、各記事が、読者の所望する順序で配置
されるように行う方法が考えられる。
【0006】しかしながら、紙メディアで配達される新
聞を考えた場合、新聞は、通常、家族単位などのグルー
プ単位で共有して読まれるものである。従って、家族の
ある者の嗜好にあわせた順番で各記事の新聞データをダ
ウンロードし、その順序(表示順序)で、記事を表示す
るようにしたとしても、その表示順序が、家族のその他
の者の嗜好にあっているとは限らない。よって、上述の
方法によれば、家族のその他の者にとっては、より使い
にくいシステムとなり、共有し難くなる。
【0007】さらに、新聞データをモニタに表示させる
場合、その表示条件としての、例えば表示画面の大きさ
や、表示フォントの大きさ、その種類、バックライト
(バックグランド)の明度、その色合いなどの好みも、
上述した表示順序と同様に、通常、読者ごとに異なる。
また、新聞データが、例えばテキストデータ、画像デー
タ、音声データを組み合わせたマルチメディアデータで
ある場合、そのうちの音声データを出力するときの音量
などの好みも、読者ごとに異なるのが一般的である。
【0008】従って、誰かが端末を操作し、その者の嗜
好(好み)にあった表示条件などを設定して、新聞を読
んだ後、他の読者が、その端末により新聞を読もうとす
る場合、その読者は、自身の嗜好にあった表示条件など
を設定しなおす必要があり、やはり面倒であった。
【0009】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、読者が、容易に、自身の嗜好にあった順
序、条件で、電子的に配信された新聞データなどを読む
(視聴する)ことができるようにするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ出力装置
は、伝送されて受信された刊行物のデータであって、記
録媒体(例えば、図2のデータ記録媒体7など)に記録
されたものを出力するデータ出力装置であって、記録媒
体に記録されたデータを、所定の単位で読み出す読み出
し手段(例えば、図2に示す表示/再生管理部9など)
と、読み出し手段より供給される所定の単位のデータを
出力する出力手段(例えば、図2に示す音声再生部12
や表示部14など)と、出力手段が所定の単位のデータ
を出力するときの出力順序を指定する出力順序指定手段
(例えば、図2に示す入力ペン3aやマウス3bなど)
と、出力順序指定手段により指定された出力順序を記録
する記録手段(例えば、図2に示す個人表示条件書き込
み部6など)と、記録手段により記録された出力順序に
したがってデータを読み出すように、読み出し手段を制
御する制御手段(例えば、図2に示すユーザ情報/表示
条件管理部10など)とを備えることを特徴とする。
【0011】このデータ出力装置においては、出力手段
が所定の単位のデータを出力するときの出力条件を指定
する出力条件指定手段(例えば、図2に示す入力ペン3
aやマウス3bなど)をさらに備える場合、記録手段
に、出力順序の他、出力条件指定手段により指定された
出力条件を記録させ、制御手段に、読み出し手段を制御
させる他、記録手段により記録された出力条件で、所定
の単位のデータを出力するように、出力手段を制御させ
ることができる。
【0012】また、出力条件指定手段には、出力手段
が、データを出力するときの出力条件を、所定の単位ご
とに指定させることができる。さらに、データが、それ
を出力するときの出力順序および出力条件を制御するた
めの制御データとともに伝送されて受信され、記録媒体
に記録されている場合、制御手段に、所定の入力があっ
たとき、記録手段により記録された出力順序および出力
条件に代えて、制御データにしたがって読み出し手段お
よび出力手段を制御させることができる。また、記録手
段には、複数パターンの出力順序および出力条件を記録
させることができ、この場合、複数パターンの出力順序
および出力条件のうちのいずれかを選択する選択手段
(例えば、図2に示す入力ペン3aやマウス3bなど)
をさらに備えることができる。さらに、出力条件は、表
示可能なデータを表示するときの画面の大きさ、フォン
トのサイズ、フォントの種類、バックグランドの明度、
もしくはバックグランドの色、または音声出力可能なデ
ータを出力するときの音量とすることができる。また、
データは、新聞のデータとし、所定の単位は、新聞の記
事のジャンル単位、ページ単位、または見出し単位とす
ることができる。
【0013】
【作用】上記構成のデータ出力装置においては、表示/
再生管理部9によって、データ記録媒体7に記録された
刊行物のデータが、所定の単位で読み出され、音声再生
部12や表示部14に供給されて、そこから出力される
(表示可能なものは表示され、音声出力可能なものは、
音声で出力される)。一方、入力ペン3aやマウス3b
を操作することにより、音声再生部12や表示部14が
所定の単位のデータを出力するときの出力順序が指定さ
れ、その出力順序が個人表示条件書き込み部6によって
記録される。そして、ユーザ情報/表示条件管理部10
では、記録された出力順序にしたがってデータを読み出
すように、表示/再生管理部9が制御される。従って、
ユーザ(読者)は、容易に、自身の嗜好にあった順序
で、電子的に配信された刊行物のデータを読む(視聴す
る)ことができる。
【0014】さらに、音声再生部12や表示部14が所
定の単位のデータを出力するときの出力条件が指定さ
れ、個人表示条件書き込み部6に、出力順序の他、出力
条件を記録させ、ユーザ情報/表示条件管理部10に、
表示/再生管理部9を制御させる他、出力条件で、所定
の単位のデータを出力するように、音声再生部12や表
示部14を制御させる場合においては、読者が、容易
に、自身の嗜好にあった順序、条件で、電子的に配信さ
れた刊行物のデータを読む(視聴する)ことができる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるデータ受信
/出力装置105により、伝送されてきたデータを受信
するデータ放送システムの構成例を示している。このデ
ータ放送システムによれば、例えば新聞や、書籍、雑誌
などの刊行物のデータを中心とするマルチメディアデー
タが放送され、受信側では、これを受信して記録媒体
(例えば、後述する図2のデータ記録媒体7など)に記
録し、所望するときにそこからデータを読み出して視聴
することができるようになされている。
【0016】情報提供者101としての、例えば各新聞
社には、紙面データベースが蓄えられている。この紙面
データベースには、新聞に印刷するための記事や写真、
図面の情報、さらにはレイアウト情報などを含んでい
る。このデータベースのデータは、すべてディジタル化
されており、必要に応じてサービス運用会社102に伝
送され、そこにおいて編集される。
【0017】即ち、データベースのデータは、例えば各
紙面ごとに、受信側(データ受信/出力装置105)に
おいて検索し易いフォーマットに編集される。例えば、
この編集により、レイアウトはそのままで、見出しだけ
が見える形で紙面がそのまま縮小された検索のための画
面(検索紙面)が作成される。さらに、この見出しか
ら、それに対応する記事(記事紙面)を表示することが
できるように、検索の画面(見出し)と、その詳細を記
述した記事データとの関係付けが行われる。
【0018】さらに、情報提供者101としての新聞社
からサービス運用会社102には、例えば付加的なテキ
ストデータや、静止画データ、音声データ、動画像デー
タ(例えば、新聞記事に対応する、ニュース番組の画
像、音声、あるいはスポーツ番組のハイライトシーンの
画像、音声など)などが、必要に応じて伝送される。サ
ービス運用会社102では、これらの情報(これも、例
えば上述したデータベースのデータと同様にディジタル
化されている)も、受信側(データ受信/出力装置10
5)において検索し易いフォーマットに編集される(こ
の場合、上述したように、情報を画面表示するときのレ
イアウトの編集の他、その情報と、その情報に対応する
新聞記事との関係付けなども行われる)。
【0019】以上のように、受信側で検索し易い形態に
編集したデータであって、テキストデータ、画像デー
タ、および音声データを組み合わせた、新聞データを核
とするマルチメディア新聞データは、さらにデータ識別
子などの共通情報、およびユーザ管理情報でなる制御デ
ータ(いずれも詳細は、後述する)を加えて、サービス
運用会社102から、無線回線を構成する、例えば衛星
(放送衛星または通信衛星)103、あるいは有線回線
である、例えば公衆電話網(例えば、ISDNやPST
Nなど)104やその他CATV網などを介して、受信
側(データ受信/出力装置105)に伝送される。
【0020】なお、データが、衛星103を経由して伝
送される場合、そのデータは、例えば衛星のディジタル
データチャンネルに挿入されて伝送される。
【0021】図2は、データ受信/出力装置105の詳
細構成例を示している。例えば、データが、衛星103
(図1)を介して伝送されてきた場合、そのデータは、
室外装置(例えば、パラボラアンテナなど)1で受信さ
れ、IF信号(中間周波数の信号)に変換されて、デー
タ受信部3に供給される。また、例えば、データが、公
衆電話網104を介して伝送されてきた場合、そのデー
タは、データ受信部3で受信される。データ受信部3
は、入力されたデータに、所定の受信処理(例えば、復
調処理など)を施し、その結果得られたデータを、例え
ば光磁気ディスクなどでなるデータ記録媒体7に供給し
て記録させる。
【0022】なお、データをデータ記録媒体7に記録さ
せず、データ受信部3から、後段のブロックに直接供給
するようにし、これにより、受信したデータを、音声再
生部12や表示部14から即座に出力させるようにする
ことも可能である。
【0023】データ記録媒体7にデータが記録された後
は、入力ペン(電子ペン)3aやマウス3bなどを操作
することにより、そのデータを読み出して視聴すること
ができる。即ち、入力ペン3a(マウス3bについても
同様)が操作されると、指示操作入力部11は、その操
作(イベント)に対応した入力イベント情報を生成し、
表示/再生管理部9またはユーザ情報/表示条件管理部
10に出力する。
【0024】表示/再生管理部9は、指示操作入力部1
1から所定のイベント情報を受信すると(あるいは、後
述するように、ユーザ管理情報/表示条件管理部10か
ら表示命令を受信した場合も同様)、データ記録媒体7
からデータを読み出す。
【0025】データ記録媒体7は、マルチメディア新聞
データおよびそれに付随する制御データを記録すること
のできる容量を有し、そこに記録されたデータのうち、
マルチメディア新聞データは、表示/再生管理部9の要
求(データ表示要求)にしたがって読み出される。即
ち、表示/再生管理部9は、データ復元部4を介してデ
ータ読み出し部5を制御し、データ記録媒体7から所定
のマルチメディア新聞データを読み出させる。データ記
録媒体7から読み出されたマルチメディア新聞データ
は、データ読み出し部5を介して、データ復元部4に供
給され、そこで後段のブロックで扱い易いフォーマット
に変換される。フォーマットの変換されたマルチメディ
ア新聞データは、データ復元部4から表示/再生管理部
9に供給される。
【0026】以上のようにして、表示/再生管理部9
は、データ記録媒体7に記録されたマルチメディア新聞
データを読み出す。なお、表示/再生管理部9は、デー
タ記録媒体7に記録されたマルチメディア新聞データ
を、例えば新聞記事のジャンル単位や、ページ単位、あ
るいは見出し単位などの所定の単位で読み出すようにな
されている。
【0027】表示/再生管理部9では、データ記録媒体
7から読み出されたマルチメディア新聞データが、音声
再生部12、動画再生部13、または表示部14に供給
される。即ち、マルチメディア新聞データが、音声デー
タである場合には音声再生部12に、動画像データであ
る場合には動画再生部13に、テキストデータまたは静
止画データ(例えば、写真のデータなど)である場合に
は表示部14に、それぞれ出力する。
【0028】動画再生部13は、表示/再生管理部9か
ら動画像データが供給されると、その動画像データ(こ
れは、画像データと、その画像データに付随する音声デ
ータでなる)から、画像データと音声データとを分離す
る。そして、画像データは表示部14に、音声データは
音声再生部12にそれぞれ出力する。
【0029】音声再生部12は、表示/再生管理部9ま
たは動画再生部13から供給される音声データをD/A
変換して、その内蔵するスピーカから出力する。表示部
14は、表示/再生管理部9から供給されるテキストデ
ータや静止画データ、または動画像再生部13から供給
される画像データを表示する。
【0030】以上のようにして、データ記録媒体7から
読み出されたマルチメディア新聞データは、所定の単位
で、画像(テキスト、静止画、動画像)として表示さ
れ、あるいは音声として出力される。
【0031】例えばいま、ジャンル単位で新聞記事の表
示が行われるとした場合、あるジャンルの新聞記事が表
示された後は、入力ペン3aあるいはマウス3bを操作
することにより、その新聞記事の画面を拡大させたり、
あるいはその前後の新聞記事を表示させたりすることが
できる。即ち、入力ペン3aあるいはマウス3bを操作
すると、その操作に対応する入力イベント情報が、指示
操作入力部11から表示/再生管理部9に供給され、表
示/再生管理部9は、その入力イベント情報にしたがっ
て、いま表示部14で表示されている新聞記事の画面を
拡大させたり、あるいはその前後の新聞記事を、データ
読み出し部5およびデータ復元部4を介してデータ記録
媒体7から読み出し、表示部14に表示させたりする。
【0032】また、マルチメディア新聞データは、例え
ば次のようにして表示(出力)することができるように
もなされている。
【0033】即ち、入力ペン3aやマウス3bが操作さ
れ、これにより指示操作入力部11によりその操作に対
応するイベント情報が発生されて、ユーザ情報/表示条
件管理部10に出力される。ユーザ情報/表示条件管理
部10は、指示操作入力部11から所定のイベント情報
を受信すると(後述するように、表示/再生管理部9か
ら表示命令要求を受信した場合も同様)、個人表示条件
読み出し部8を制御し、データ記録媒体7に記録された
データのうちの制御データを読み出させる。データ記録
媒体7から読み出された制御データは、個人表示条件読
み出し部8からユーザ管理情報/表示条件管理部10に
供給される。
【0034】ユーザ管理情報/表示条件管理部10は、
制御データに対応した表示命令(コマンド)を、表示/
再生管理部9に出力し、これによりデータ記録媒体7か
ら、データ読み出し部5およびデータ復元部4を介し
て、所定のマルチメディア新聞データを読み出させる。
さらに、ユーザ管理情報/表示条件管理部10は、表示
/再生管理部9を制御し、データ記録媒体7から読み出
させたマルチメディア新聞データを、音声再生部12、
動画再生部13、または表示部14に供給させるととも
に、制御データに対応した表示条件を、動画再生部13
または表示部14に供給させる。
【0035】即ち、マルチメディア新聞データが音声デ
ータであった場合、その音声データは、音声再生部12
に供給され、音声として出力される。また、マルチメデ
ィア新聞データが動画像データであった場合、その動画
像データは、動画像再生部13に供給され、そこで画像
データと音声データとに分離される。音声データは、音
声再生部12に供給され、音声として出力される。ま
た、画像データは、表示部14に供給される。なお、こ
のとき、画像データは、上述したように制御データに対
応した表示条件とともに表示部14に供給される。表示
部14では、制御データに対応した表示条件にしたがっ
て、画像データが表示される。
【0036】また、マルチメディア新聞データがテキス
トデータまたは静止画データであった場合、そのテキス
トデータまたは静止画データは、表示部14に供給され
る。なお、このとき、テキストデータまたは静止画デー
タは、上述したように制御データに対応した表示条件と
ともに表示部14に供給される。表示部14では、制御
データに対応した表示条件にしたがって、テキストデー
タまたは静止画データが表示される。
【0037】ユーザ管理情報/表示条件管理部10は、
上述のように、表示/再生管理部9を介して、動画再生
部13または表示部14に対し、制御データに対応した
表示条件を供給することにより、動画再生部13または
表示部14をそれぞれ制御するようになされている。
【0038】ここで、制御データとは、マルチメディア
新聞データを、例えば新聞記事のジャンル単位で表示す
るときの表示順序および表示条件を制御する(決める)
データであり、例えば図3に示すようなフォーマットと
されている。
【0039】即ち、制御データは、ヘッダ部とそれに続
くデータ部とで構成されており、ヘッダ部には、例えば
新聞の日付、新聞が朝刊か夕刊かを示す情報(朝/
夕)、ユーザが受信契約を結んでいる新聞記事のジャン
ル数などでなる、上述した共通情報が配置されている。
ヘッダ部に続くデータ部には、ジャンル番号と表示条件
とが繰り返し配置されている。
【0040】なお、データ部に配置されるデータは、上
述したユーザ管理情報に相当するものである。
【0041】ジャンル番号は、マルチメディア新聞デー
タ(以下、適宜、単に新聞データという)に、新聞記事
のジャンル単位であらかじめ付されているユニークな番
号であり、図1で説明した情報提供者101としての各
新聞社では、新聞データに共通のジャンル番号が付され
るようになされている。即ち、各新聞社では、例えば総
合欄(面)には1、政治欄(面)には2、国際欄(面)
には3、・・・というように、共通のジャンル番号が、
新聞データに付されるようになされている。
【0042】表示条件は、新聞データを表示するときの
条件で、ここでは、例えば画面のサイズ(画面サイ
ズ)、フォントのサイズ(フォントサイズ)、フォント
の種類(フォント種類)、バックグランドの明度(バッ
クの明度)で構成されている。
【0043】データ部には、上述したジャンル番号と表
示条件の組が、そのジャンル番号に対応するジャンルの
新聞データを表示するときの表示順序にしたがって配置
されている。この制御データにおける表示順序および表
示条件は、例えば図1の情報提供者101としての新聞
社、あるいはサービス運用会社102において設定され
る。
【0044】以上のような制御データにしたがって、新
聞データの表示が行われる場合、まずデータ部の最初に
配置されているジャンル番号1に対応するジャンルの新
聞データが、それと組になっている表示条件に記述され
ている画面サイズ、フォントサイズ、フォント種類、バ
ックの明度で表示される。そして、次の新聞データを表
示するように、入力ペン3aあるいはマウス3bが操作
されると、データ部の2番目に配置されているジャンル
番号2に対応するジャンルの新聞データが、それと組に
なっている表示条件に記述されている画面サイズ、フォ
ントサイズ、フォント種類、バックの明度で表示され
る。以下、同様にして、制御データにしたがった表示順
序および表示条件で、新聞データの表示が行われる。
【0045】次に、図2のデータ受信/出力装置105
では、以上のような表示順序または表示条件をユーザこ
とにカスタマイズした個人カスタマイズデータとするこ
とができるようになされている。即ち、入力ペン3aあ
るいはマウス3bを操作して、ユーザの嗜好にあった表
示順序、表示条件を指定し、これを個人カスタマイズデ
ータとして、指示操作入力部11、ユーザ情報/表示条
件管理部10、および個人表示条件書き込み部6を介し
て、データ記録媒体7に記録(登録)しておき、制御デ
ータに代えて、個人カスタマイズデータにしたがって、
上述したように新聞データの表示を行うことかできるよ
うになされている。
【0046】なお、データ記録媒体7に記録(登録)し
た個人カスタマイズデータは、入力ペン3aあるいはマ
ウス3bを操作することにより変更あるいは消去するこ
とができるようになされている。また、データ記録媒体
7には、複数のユーザの個人カスタマイズデータを登録
することができるようになされている。複数の個人カス
タマイズデータ、即ち複数パターンの表示順序および表
示条件が、データ記録媒体7に登録されている場合、い
ずれの個人カスタマイズデータにしたがって新聞データ
の表示を行うかは、入力ペン3aあるいはマウス3bを
操作することにより選択することができるようになされ
ている。
【0047】図4は、個人カスタマイズデータのフォー
マットを示している。個人カスタマイズデータは、図3
で説明した制御データと同様に、ヘッダ部とデータ部と
から構成される。ヘッダ部には、個人カスタマイズデー
タをデータ記録媒体7に登録(記録)した日付(登録日
付)と、データ部に配置されるジャンル番号の数が順次
配置されて構成されている。データ部は、図3で説明し
た制御データにおけるデータ部と同様に、ジャンル番号
と、それに対応するジャンルの新聞データ表示するとき
の表示条件との組が、新聞データを表示するときの表示
順序にしたがって配置されて構成されている。
【0048】ユーザは、自身の嗜好にあった表示順序、
表示条件を指定し、これを個人カスタマイズデータとし
て登録しておくことができる。従って、この個人カスタ
マイズデータにしたがって、新聞データの表示を行う場
合、ユーザが、表示順序や表示条件をいちいち指定しな
くても、そのユーザの嗜好にあった表示順序、表示条件
で、新聞データの表示がなされることになる。
【0049】即ち、例えば表示条件の中のフォントサイ
ズに注目した場合、図5に示すように、例えば総合面の
新聞データは、制御データによる場合と同様のフォント
サイズで表示し(図5(a))、また政治面の新聞デー
タは、制御データによる場合より大きいサイズで表示す
ることができる(図5(b))。さらに、経済面の新聞
データは、制御データによる場合より小さなサイズで表
示することができる(図5(c))。
【0050】表示条件は、所定の表示単位としての、例
えばジャンルごとに指定可能であり、表示条件のうち
の、例えばフォントサイズをジャンルごとに指定して登
録しておいた場合には、上述のように、ジャンルごと
に、フォントサイズを変えて、新聞記事の表示が行われ
る。
【0051】制御データには、ユーザが契約した新聞デ
ータのすべてのジャンルの表示順序および表示条件を規
定しておく必要があるが、個人カスタマイズデータにつ
いては、その必要はない。即ち、例えば15のジャンル
の新聞データがサービス運用会社102(図1)から伝
送されてくる場合、その新聞データとともに伝送される
制御データには、図3に示したように、15のジャンル
の新聞データの表示順序(図3においては、ジャンル番
号の昇順となっている)および表示条件すべてを規定し
ておく必要がある。
【0052】しかしながら、ユーザが指定して登録する
個人カスタマイズデータには、そのユーザが所望するジ
ャンルのジャンル番号のみを、同じくそのユーザが所望
する表示順序に対応する順番で登録すれば良く、15の
ジャンルすべてに関して表示順序を登録する必要はな
い。また、表示条件も、ジャンル番号を登録したジャン
ルの新聞データを表示するときの、そのユーザが所望す
る表示条件のみを登録するようにすれば良く、制御デー
タによる場合のように、画面サイズ、フォントサイズ、
フォント種類、およびバックの明度のすべてを登録する
必要はない(なお、登録されていない表示条件について
は、例えば前回の表示時の表示条件や、制御データに登
録されている表示条件などが用いられる)。
【0053】ここで、ユーザごとにカスタマイズされた
個人カスタマイズデータに対し、情報提供者101とし
ての新聞社またはサービス運用会社102で一律に決定
される制御データは、いわば表示制御用のデフォルト
(Default)データということができる。
【0054】新聞データの表示にあたって、制御データ
および個人カスタマイズデータのうちのいずれを用いる
かは、入力ペン3aあるいはマウス3bを操作し、指示
操作入力部11からユーザ情報/表示条件管理部10
に、所定のイベント情報を入力することにより決定され
るようになされている。
【0055】即ち、制御データを用いるように、入力ペ
ン3aあるいはマウス3bが操作された場合には、ユー
ザ情報/表示条件管理部10は、データ記録媒体7から
個人表示条件読み出し部8を介して、制御データを読み
出し、上述したように、その制御データにしたがった表
示命令(データ記録媒体7から読み出す新聞データのジ
ャンルを指示する命令)を表示/再生管理部9に出力
し、またその制御データにしたがった表示条件を、表示
/再生管理部9を介して、動画再生部13または表示部
14に出力する。一方、個人カスタマイズデータを用い
るように、入力ペン3aあるいはマウス3bが操作され
た場合には、ユーザ情報/表示条件管理部10は、デー
タ記録媒体7から個人表示条件読み出し部8を介して、
個人カスタマイズデータを読み出し、その個人カスタマ
イズデータにしたがった表示命令を表示/再生管理部9
に出力し、またその個人カスタマイズデータにしたがっ
た表示条件を、表示/再生管理部9を介して、動画再生
部13または表示部14に出力する。
【0056】ここで、図2においては、入力ペン2aあ
るいはマウス3bの操作に対応する操作信号としての入
力イベント情報は、その内容に対応して、指示操作入力
部11から、表示/再生管理部9およびユーザ情報/表
示条件管理部10のうちのいずれかに出力されるように
なされている。即ち、図6に示すように、例えば新聞デ
ータの表示時に用いる個人カスタマイズデータを指定す
るとき(どのユーザか)や、新聞データの表示時に制御
データ(以下、適宜、デフォルトデータという)用いる
ことを指定するとき(Defaultか)、あるいは個
人カスタマイズデータを新規登録するとき(新規登録
か)などの、いわばユーザ個別の情報の選択に関する入
力イベント情報(ユーザ情報関係イベント情報)は、指
示操作入力部11からユーザ情報/表示条件管理部10
に出力される。
【0057】また、指示操作入力部11からユーザ情報
/表示条件管理部10へは、同図に示すように、あるジ
ャンルの新聞記事を視聴している最中において、次のジ
ャンルや前のジャンルの新聞記事を表示させたり、表示
を終了させたりするための、いわば表示処理そのものに
関する入力イベント情報(表示処理関係イベント情報)
が出力される。
【0058】次に、図7のフローチャートを参照して、
ユーザ情報/表示条件管理部10の動作について詳述す
る。なお、データ記録媒体7には、新聞データととも
に、デフォルトデータ(制御データ)が記録され、さら
に例えばユーザ(読者)AおよびBの2人のユーザの個
人カスタマイズデータが登録されているものとする。
【0059】例えば装置の電源がON状態にされると、
ユーザ情報/表示条件管理部10では、まずステップS
1において、初期設定が行われる。即ち、ユーザ情報/
表示条件管理部10は、表示/再生管理部9を制御し、
表示部14にメニュー画面を表示させる。このメニュー
画面は、新聞データを表示するときに、デフォルトデー
タを用いるか、あるいは個人カスタマイズデータを用い
るかを選択するための画面とされている。
【0060】ユーザは、このメニュー画面を見ながら、
入力ペン3aまたはマウス3bを操作して、新聞データ
の表示を行うモードを、デフォルトデータ、並びにユー
ザAおよびBの個人カスタマイズデータのうちのいずれ
を用いるモードとするかを決定する(以下、適宜、デフ
ォルトデータまたは個人カスタマイズデータを用いて、
新聞データの表示を行うモードを、それぞれデフォルト
モードまたはユーザモードという)。
【0061】なお、メニュー画面には、上述したモード
の選択の他、例えば個人カスタマイズデータの新規登録
や削除(消去)などを行うモードを選択するための選択
枝なども表示されるようになされている。
【0062】ステップS2では、入力ペン3aあるいは
マウス3bが操作されることにより、メニュー画面を選
択する入力イベントがあったか否かが判定される。この
判定は、指示操作入力部11から入力イベント情報の入
力があったか否かに対応して行われる。
【0063】ステップS2において、入力イベントがな
かったと判定された場合、ステップS2に戻る。また、
ステップS2において、入力イベントがあったと判定さ
れた場合、ステップS3に進み、その入力イベントが、
個人カスタマイズデータ(読者データ)の新規登録を要
求するものであるか否かが判定される。
【0064】ステップS3において、入力イベントが、
例えば図4で説明したような個人カスタマイズデータ
(読者データ)の新規登録を要求するものであると判定
された場合、ステップS4に進み、新規に登録する個人
カスタマイズデータに対し、ユニークな番号(新規読者
No.)が設定され、ステップS5に進む。ステップS
5では、新規読者カスタマイズ処理が行われる。
【0065】即ち、図8に示すように、まず最初に、ス
テップS41において、データ記録媒体7から個人表示
条件読み出し部8を介して、デフォルトデータが読み出
され、第1表示ジャンル(デフォルトデータ(図3)の
データ部の1番目(最初)に配置されているジャンル番
号に対応するジャンル)の新聞データを表示するように
指令する表示命令が、表示/再生管理部9に転送され
る。さらに、そのジャンル番号と組になっている表示条
件も、表示/再生管理部9に転送される。
【0066】ここで、以下、表示条件も表示命令に含ま
れるものとする。
【0067】表示/再生管理部9では、表示命令を受信
すると、その表示命令に対応するジャンルの新聞データ
が、上述したようにして、データ記録媒体7から読み出
され、表示命令に含まれる表示条件とともに、表示部1
4に、あるいは動画再生部13を介して表示部14に供
給される。これにより、表示部14では、第1表示ジャ
ンルの新聞データが、デフォルトデータの表示条件にし
たがって表示される。
【0068】そして、ステップS42に進み、入力イベ
ントがあったか否かが判定される。ステップS42にお
いて、入力イベントがなかったと判定された場合、ステ
ップS42に戻る。また、ステップS42において、入
力イベントがあったと判定された場合、ステップS43
に進み、その入力イベントが、いま表示部14に表示さ
れているジャンル(以下、適宜、現ジャンルという)の
新聞データを選択するものであるか否かが判定される。
ステップS43において、入力イベントが現ジャンルの
新聞データを選択するものであると判定された場合、ス
テップS44に進み、再び入力イベントがあったか否か
が判定される。
【0069】ステップS44において、入力イベントが
なかったと判定された場合、ステップS44に戻る。ま
た、ステップS44において、入力イベントがあったと
判定された場合、ステップS45に進み、その入力イベ
ントが、現ジャンルの新聞データの表示画面のサイズの
変更を指示するものであるか否かが判定される。ステッ
プS45において、入力イベントが、現ジャンルの新聞
データの表示画面のサイズの変更を指示するものである
と判定された場合、ステップS49に進み、個人カスタ
マイズデータ(図7のステップS4で設定された新規読
者No.が付された個人カスタマイズデータ)のデータ
部の最後(データ部に、まだデータが配置(登録)され
ていない場合には、データ部の先頭)に、入力イベント
に対応する画面サイズ(変更後の画面サイズ)が登録さ
れる。
【0070】ここで、図8に示した処理が、ステップS
41から開始された後、ステップS49の処理が最初に
行われる場合、上述した画面サイズなどの表示条件が登
録される前に、まず図4で説明したヘッダ部が生成され
る(但し、ヘッダ部のうちの登録ジャンル数(図4)
は、後述するステップS57の処理の前に登録され
る)。さらに、ステップS49の処理が、現ジャンルの
新聞データに対して、最初に行われる場合には、表示条
件が登録される前に、現ジャンルに対応するジャンル番
号が配置される。
【0071】ステップS49の処理後、ユーザ情報/表
示条件管理部10では、ステップS49で登録された表
示条件が、表示命令として、表示/再生管理部9に転送
される。表示/再生管理部9では、ユーザ情報/表示条
件管理部10からの表示条件が、表示部14(あるいは
動画再生部13を介して表示部14)に転送され、これ
により現ジャンルの新聞データが、変更後の表示条件に
したがって表示される。
【0072】ユーザは、このようにして変更後の表示条
件にしたがって表示された現ジャンルの新聞データを見
て、それが、自身の嗜好にあったものかどうかを確認す
ることができる。
【0073】一方、ステップS45において、入力イベ
ントが、現ジャンルの新聞データの表示画面のサイズの
変更を指示するものでないと判定された場合、ステップ
S46に進み、その入力イベントが、現ジャンルの新聞
データの文字(フォント)のサイズを変更するものであ
るか否かが判定される。ステップS46において、入力
イベントが、現ジャンルの新聞データの文字(フォン
ト)のサイズの変更を指示するものであると判定された
場合、ステップS49に進み、上述した場合と同様に、
個人カスタマイズデータのデータ部の最後(データ部
に、まだデータが配置(登録)されていない場合には、
データ部の先頭)に、入力イベントに対応する文字(フ
ォント)サイズ(変更後の文字(フォント)サイズ)が
登録される。
【0074】また、ステップS46において、入力イベ
ントが、現ジャンルの新聞データの文字(フォント)の
サイズの変更を指示するものでないと判定された場合、
ステップS47に進み、その入力イベントが、現ジャン
ルの新聞データの文字(フォント)の種類を変更するも
のであるか否かが判定される。ステップS47におい
て、入力イベントが、現ジャンルの新聞データの文字
(フォント)の種類の変更を指示するものであると判定
された場合、ステップS49に進み、上述した場合と同
様の処理が行われる。一方、ステップS47において、
入力イベントが、現ジャンルの新聞データの文字(フォ
ント)の種類の変更を指示するものでないと判定された
場合、ステップS48に進み、その入力イベントが、現
ジャンルの新聞データのバックグランドの明度を変更す
るものであるか否かが判定される。ステップS48にお
いて、入力イベントが、現ジャンルの新聞データのバッ
クグランドの明度の変更を指示するものであると判定さ
れた場合、ステップS49に進み、上述した場合と同様
の処理が行われる。
【0075】また、ステップS48において、入力イベ
ントが、現ジャンルの新聞データのバックグランドの明
度の変更を指示するものでないと判定された場合、ステ
ップS51に進み、入力イベントが、現ジャンルの新聞
データの表示条件の設定の終了を指示するものであるか
否かが判定される。ステップS51において、入力イベ
ントが、現ジャンルの新聞データの表示条件の設定の終
了を指示するものでないと判定された場合、ステップS
44に戻り、再びステップS44からの処理を繰り返
す。また、ステップS51において、入力イベントが、
現ジャンルの新聞データの表示条件の設定の終了を指示
するものであると判定された場合、ステップS42に戻
り、再びステップS42からの処理を繰り返す。
【0076】一方、ステップS43において、入力イベ
ントが現ジャンルの新聞データを選択するものでないと
判定された場合、ステップS52に進み、その入力イベ
ントが、デフォルトデータ(図3)の、現ジャンルに対
応するジャンル番号の次(直後)に配置されたジャンル
番号に対応するジャンルの新聞データを表示するように
要求するものであるか否かが判定される。ステップS5
2において、入力イベントが、現ジャンルに対応するジ
ャンル番号の次に配置されたジャンル番号に対応するジ
ャンル(以下、適宜、次ジャンルという)の新聞データ
を表示するように要求するものであると判定された場
合、ステップS53に進み、次ジャンルの新聞データを
表示するように指令する表示命令が、表示/再生管理部
9に転送され、ステップS42に戻る。
【0077】これにより、いままで表示されていたジャ
ンルの新聞データに代えて、次ジャンルの新聞データ
が、その次ジャンルに対応する表示条件(その次ジャン
ルに対応するジャンル番号と組になっている表示条件)
で表示部14に表示される。
【0078】一方、ステップS52において、入力イベ
ントが、次ジャンルの新聞データを表示するように要求
するものでないと判定された場合、ステップS54に進
み、その入力イベントが、デフォルトデータ(図3)
の、現ジャンルに対応するジャンル番号の前(直前)に
配置されたジャンル番号に対応するジャンルの新聞デー
タを表示するように要求するものであるか否かが判定さ
れる。ステップS54において、入力イベントが、現ジ
ャンルに対応するジャンル番号の前に配置されたジャン
ル番号に対応するジャンル(以下、適宜、前ジャンルと
いう)の新聞データを表示するように要求するものであ
ると判定された場合、ステップS55に進み、前ジャン
ルの新聞データを表示するように指令する表示命令が、
表示/再生管理部9に転送され、ステップS42に戻
る。
【0079】これにより、いままで表示されていたジャ
ンルの新聞データに代えて、前ジャンルの新聞データ
が、その前ジャンルに対応する表示条件(その前ジャン
ルに対応するジャンル番号と組になっている表示条件)
で表示部14に表示される。
【0080】また、ステップS54において、入力イベ
ントが、前ジャンルの新聞データを表示するように要求
するものでないと判定された場合、ステップS56に進
み、その入力イベントが、個人カスタマイズデータの設
定(設定変更)を終了するように要求するものであるか
否かが判定される。ステップS56において、入力イベ
ントが、個人カスタマイズデータの設定(設定変更)を
終了するように要求するものでないと判定された場合、
ステップS42に戻り、再びステップS42からの処理
を繰り返す。
【0081】一方、ステップS56において、入力イベ
ントが、個人カスタマイズデータの設定(設定変更)を
終了するように要求するものであると判定された場合、
ステップS57に進み、ステップS49で登録された
(設定または設定変更)された個人カスタマイズデータ
が、個人表示条件書き込み部6を介して、データ記録媒
体7に書き込まれ、処理を終了する。
【0082】以上のようにして、図4で説明した個人カ
スタマイズデータが作成される。即ち、ステップS52
(およびS53)またはS54(およびS55)で、表
示部14に表示させるジャンルの新聞データを変更し、
ステップS43で、表示部14に表示されたジャンルの
新聞データを選択することを繰り返すことにより、ユー
ザの嗜好にあった表示順序が、ステップS49で設定さ
れる。また、ステップS43で選択されたジャンルの新
聞データの表示条件は、ユーザの嗜好にあわせて、ステ
ップS45乃至S48の処理後、ステップS49で設定
される。
【0083】なお、図7のステップS4で設定された新
規読者No.が、データ記録媒体7に既に記録されてい
る個人カスタマイズデータのものである場合、図8で説
明した処理のうちのデフォルトデータを用いる部分は、
ステップS4で設定された新規読者No.に対応する個
人カスタマイズデータを用いて行われる。また、この場
合、変更後の個人カスタマイズデータは上書きされる。
【0084】図7に戻り、ステップS5の処理後は、ス
テップS14に進む。
【0085】一方、ステップS3において、入力イベン
トが、個人カスタマイズデータ(読者データ)の新規登
録を要求するものでないと判定された場合、ステップS
6に進み、入力イベントが、既にデータ記録媒体7に記
録されている個人カスタマイズデータ(読者データ)の
消去を要求するものであるか否かが判定される。ステッ
プS6において、入力イベントが、個人カスタマイズデ
ータ(読者データ)の消去を要求するものであると判定
された場合、ステップS7に進み、その個人カスタマイ
ズデータが、データ記録媒体7上から消去され、ステッ
プS14に進む。
【0086】また、ステップS6において、入力イベン
トが、個人カスタマイズデータ(読者データ)の消去を
要求するものでないと判定された場合、ステップS8に
進み、その入力イベントが、データ記録媒体7に既に記
録されているユーザ(読者)Aの個人カスタマイズデー
タを用いての新聞データの表示(以下、適宜、ユーザA
モードでの新聞データの表示という)を要求するもので
あるか否かが判定される。
【0087】ステップS8において、入力イベントが、
ユーザAモードでの新聞データの表示を要求するもので
ある場合、ステップS9に進み、ユーザ(読者)A用の
表示処理が行われる。
【0088】即ち、図9に示すように、まず最初に、ス
テップS21において、ユーザAの個人カスタマイズデ
ータの変更を要求する入力イベントがあったか否かが判
定される。ステップS21において、ユーザAの個人カ
スタマイズデータの変更(個人カスタマイズデータの設
定内容(設定条件)の変更)を要求する入力イベントが
あったと判定された場合、ステップS33に進み、設定
条件変更処理が行われ、処理を終了する。即ち、この場
合、データ記録媒体7に既に記録されているユーザAの
個人カスタマイズデータを対象として(図7のステップ
S4でユーザAの個人カスタマイズデータに付された番
号が設定されたとして)、図8で説明した処理が行われ
る。
【0089】一方、ステップS21において、ユーザA
の個人カスタマイズデータの変更(個人カスタマイズデ
ータの設定内容(設定条件)の変更)を要求する入力イ
ベントがなかったと判定された場合、ステップS22に
進み、ユーザA用の個人カスタマイズデータが、個人表
示条件読み出し部8を介してデータ記録媒体7から読み
出される。
【0090】そして、ユーザ情報/表示条件管理部10
では、ステップS23に進み、データ記録媒体7から読
み出したユーザAの個人カスタマイズデータにしたがっ
て、第1表示ジャンル(データ部の1番目(最初)に配
置されているジャンル番号に対応するジャンル)の新聞
データを表示するように指令する表示命令が、表示/再
生管理部9に転送される。
【0091】表示/再生管理部9では、表示命令を受信
すると、その表示命令に対応するジャンルの新聞データ
が、上述したようにして、データ記録媒体7から読み出
され、表示命令に含まれる表示条件とともに、表示部1
4に、あるいは動画再生部13を介して表示部14に供
給される。これにより、表示部14では、ユーザAの個
人カスタマイズデータのデータ部に配置された第1表示
ジャンルの新聞データが、その第1表示ジャンルに対応
するジャンル番号と組になっている表示条件にしたがっ
て表示される。
【0092】その後、ステップS24に進み、ユーザA
の個人カスタマイズデータにおける次ジャンルの新聞デ
ータを表示する表示命令の要求(この要求は、後述する
図10のステップS67で行われる)が、表示/再生管
理部9からあったか否かが判定される。ステップS24
において、次ジャンルの新聞データを表示する表示命令
の要求が、表示/再生管理部9からあったと判定された
場合、ステップS25に進み、ユーザAの個人カスタマ
イズデータに次ジャンルに対応するジャンル番号が登録
されているか否かが判定される。
【0093】ステップS25において、ユーザAの個人
カスタマイズデータに次ジャンルに対応するジャンル番
号が登録されていないと判定された場合、ステップS2
7に進み、表示/再生管理部9に対し、ユーザAの個人
カスタマイズデータに次ジャンルに対応するジャンル番
号が登録されていない旨のメッセージが転送され(ユー
ザAの個人カスタマイズデータに次ジャンルに対応する
ジャンル番号が登録されていない旨の報告がなされ)、
ステップS24に戻る。
【0094】また、ステップS25において、ユーザA
の個人カスタマイズデータに次ジャンルに対応するジャ
ンル番号が登録されていると判定された場合、ステップ
S26に進み、ユーザAの個人カスタマイズデータに登
録されている、次ジャンルに対応するジャンル番号およ
びそれと組になっている表示条件が、表示命令として、
表示/再生管理部9に転送される。
【0095】これにより、上述したように、表示部14
では、次ジャンルの新聞データが、その次ジャンルに対
応する表示条件で表示される。
【0096】一方、ステップS24において、次ジャン
ルの新聞データを表示する表示命令の要求が、表示/再
生管理部9からなかったと判定された場合、ステップS
28に進み、ユーザAの個人カスタマイズデータにおけ
る前ジャンルの新聞データを表示する表示命令の要求
(この要求も、後述する図10のステップS67で行わ
れる)が、表示/再生管理部9からあったか否かが判定
される。ステップS28において、前ジャンルの新聞デ
ータを表示する表示命令の要求が、表示/再生管理部9
からあったと判定された場合、ステップS29に進み、
ユーザAの個人カスタマイズデータに前ジャンルに対応
するジャンル番号が登録されているか否かが判定され
る。
【0097】ステップS29において、ユーザAの個人
カスタマイズデータに前ジャンルに対応するジャンル番
号が登録されていないと判定された場合、ステップS3
1に進み、表示/再生管理部9に対し、ユーザAの個人
カスタマイズデータに前ジャンルに対応するジャンル番
号が登録されていない旨のメッセージが転送され(ユー
ザAの個人カスタマイズデータに前ジャンルに対応する
ジャンル番号が登録されていない旨の報告がなされ)、
ステップS24に戻る。
【0098】また、ステップS29において、ユーザA
の個人カスタマイズデータに前ジャンルに対応するジャ
ンル番号が登録されていると判定された場合、ステップ
S30に進み、ユーザAの個人カスタマイズデータに登
録されている、前ジャンルに対応するジャンル番号およ
びそれと組になっている表示条件が、表示命令として、
表示/再生管理部9に転送される。
【0099】これにより、上述したように、表示部14
では、前ジャンルの新聞データが、その前ジャンルに対
応する表示条件で表示される。
【0100】一方、ステップS28において、前ジャン
ルの新聞データを表示する表示命令の要求が、表示/再
生管理部9からなかったと判定された場合、ステップS
32に進み、処理を終了するように指示する終了要求
(この要求は、後述する図10のステップS72の処理
後に行われる)が、表示/再生管理部9からあったか否
かが判定される。ステップS32において、終了要求
が、表示/再生管理部9からなかったと判定された場
合、ステップS24に戻る。また、ステップ32におい
て、終了要求が、表示/再生管理部9からあったと判定
された場合、処理を終了する。
【0101】以上のような処理の終了後、図7のステッ
プS14に進む。
【0102】一方、ステップS8(図7)において、入
力イベントが、ユーザAモードでの新聞データの表示を
要求するものでないと判定された場合、ステップS10
に進み、その入力イベントが、データ記録媒体7に既に
記録されているユーザ(読者)Bの個人カスタマイズデ
ータを用いての新聞データの表示(ユーザBモードでの
新聞データの表示)を要求するものであるか否かが判定
される。
【0103】ステップS10において、入力イベント
が、ユーザBモードでの新聞データの表示を要求するも
のであると判定された場合、ステップS11に進み、ユ
ーザ(読者)B用の表示処理が行われる。即ち、図9を
参照して説明した処理が、ユーザAの個人カスタマイズ
データではなく、ユーザBの個人カスタマイズデータを
対象として行われる。
【0104】また、ステップS10において、入力イベ
ントが、ユーザBモードでの新聞データの表示を要求す
るものでないと判定された場合、ステップS12に進
み、その入力イベントが、データ記録媒体7に記録され
ているデフォルトデータを用いての新聞データの表示を
要求(デフォルトデータ処理要求)するものであるか否
かが判定される。ステップS12において、入力イベン
トが、デフォルトデータを用いての新聞データの表示を
要求するものであると判定された場合、ステップS13
に進み、デフォルト処理が行われる。即ち、図9を参照
して説明した処理が、ユーザAの個人カスタマイズデー
タではなく、デフォルトデータを対象として行われる。
【0105】一方、ステップS12において、入力イベ
ントが、デフォルトデータを用いての新聞データの表示
を要求するものでないと判定された場合、ステップS1
4に進み、その入力イベントが、処理の終了を指示する
終了要求に対応するものであるか否かが判定される。ス
テップS14において、入力イベントが終了要求に対応
するものでないと判定された場合、ステップS2に戻
る。また、ステップS14において、入力イベントが終
了要求に対応するものであると判定された場合、ステッ
プS15に進み、所定の終了処理が行われ、処理を終了
する。
【0106】次に、図10は、表示/再生管理部9の詳
細動作を説明するフローチャートである。例えば、装置
の電源がON状態にされると、表示/再生管理部9で
は、まず最初にステップS61において、所定の初期設
定処理が行われる。そして、ステップS62に進み、ユ
ーザ情報/表示条件管理部10から表示命令(これは、
例えば図9のステップS23,S26,S30などで転
送される)が転送されてきたか否かが判定される。ステ
ップS62において、ユーザ情報/表示条件管理部10
から表示命令が転送されてきたと判定された場合、ステ
ップS63に進み、ユーザ情報/表示条件管理部10か
らの表示命令に対応するジャンルの新聞データが、デー
タ読み出し部5およびデータ復元部4を介してデータ記
録媒体7から読み出され(ロードされ)、ステップS6
4に進む。
【0107】ステップS64では、データ記録媒体7か
ら読み出されたジャンルの新聞データ(表示イメージデ
ータ)が、ユーザ情報/表示条件管理部10からの表示
命令に含まれる表示条件とともに、表示部14に、ある
いは動画再生部13を介して表示部14に転送され、ス
テップS65に進む。これにより、表示部14では、所
定のジャンルの新聞データが、所定の表示条件にしたが
って表示される。
【0108】一方、ステップS62において、ユーザ情
報/表示条件管理部10から表示命令が転送されてきて
いないと判定された場合、ステップS63およびS64
をスキップして、ステップS65に進み、入力イベント
があったか否かが判定される。ステップS65におい
て、入力イベントがなかったと判定された場合、ステッ
プS65に戻る。
【0109】また、ステップS65において、入力イベ
ントがあったと判定された場合、ステップS66に進
み、その入力イベントが、ユーザからの次ジャンルの新
聞データの表示の要求に対応するものであるか否かが判
定される。ステップS66において、入力イベントが、
ユーザからの次ジャンルの新聞データの表示の要求に対
応するものであると判定された場合、ステップS67に
進み、ユーザ情報/表示条件管理部10に対し、次ジャ
ンルの新聞データを表示するように指示する表示命令を
転送するように要求がなされる。そして、ステップS6
8に進み、ユーザ情報/表示条件管理部10から、表示
命令が転送されてきたか否かが判定される。
【0110】ステップS68において、ユーザ情報/表
示条件管理部10から、表示命令が転送されてきていな
いと判定された場合、即ち図9のステップS27で説明
した次ジャンルに対応するジャンル番号が登録されてい
ない旨のメッセージが転送されてきた場合、ステップS
65に戻る。また、ステップS68において、ユーザ情
報/表示条件管理部10から、表示命令が転送されてき
たと判定された場合、ステップS69に進み、その表示
命令に対応するジャンルの新聞データが、データ読み出
し部5およびデータ復元部4を介してデータ記録媒体7
から読み出され(ロードされ)、ステップS70に進
む。
【0111】ステップS70では、データ記録媒体7か
ら読み出されたジャンルの新聞データ(表示イメージデ
ータ)が、ユーザ情報/表示条件管理部10からの表示
命令に含まれる表示条件とともに、表示部14に、ある
いは動画再生部13を介して表示部14に転送され、ス
テップS65に戻る。これにより、表示部14では、次
ジャンルの新聞データが、所定の表示条件にしたがって
表示される。
【0112】一方、ステップS66において、入力イベ
ントが、ユーザからの次ジャンルの新聞データの表示の
要求に対応するものでないと判定された場合、ステップ
S71に進み、その入力イベントが、ユーザからの前ジ
ャンルの新聞データの表示の要求に対応するものである
か否かが判定される。ステップS71において、入力イ
ベントが、ユーザからの前ジャンルの新聞データの表示
の要求に対応するものであると判定された場合、ステッ
プS67に進み、ユーザ情報/表示条件管理部10に対
し、前ジャンルの新聞データを表示するように指示する
表示命令を転送するように要求がなされ、以下ステップ
S68乃至S70で上述した場合と同様の処理が行われ
る。
【0113】また、ステップS71において、入力イベ
ントが、ユーザからの前ジャンルの新聞データの表示の
要求に対応するものでないと判定された場合、ステップ
S72に進み、その入力イベントが、処理を終了するよ
うに指示する終了要求に対応するものであるか否かが判
定される。ステップS72において、入力イベントが、
終了要求に対応するものでないと判定された場合、ステ
ップS65に戻る。また、ステップS72において、入
力イベントが、終了要求に対応するものであると判定さ
れた場合、ユーザ情報/表示条件管理部10に対し、終
了要求がなされ、処理を終了する。
【0114】以上から、例えばユーザAがあらかじめデ
ータ記録媒体7に登録しておいた個人カスタマイズデー
タを用いて新聞データを視聴する場合には、表示/再生
管理部9およびユーザ情報/表示条件管理部10におい
て次のような処理が行われる。
【0115】(T1)表示部14に、メニュー画面が表
示される。
【0116】(T2)ユーザAによってユーザAモード
が選択される(ユーザAモードが選択されたことは、ユ
ーザ情報/表示条件管理部10に知らされる)。
【0117】(T3)ユーザ情報/表示条件管理部10
では、ユーザAの個人カスタマイズデータが、データ記
録媒体7からダウンロードされ、その第1表示ジャンル
の新聞データを表示するように指示する表示命令(その
表示条件を含む)が、表示/再生管理部9に転送され
る。
【0118】(T4)表示/再生管理部9では、ユーザ
情報/表示条件管理部10からの表示命令に対応するジ
ャンルの新聞データ(新聞紙面データ)が、データ記録
媒体7から読み出され、その表示命令に含まれる表示条
件とともに、表示部14に転送される。
【0119】(T5)表示部14では、表示/再生管理
部9から転送されてきたジャンルの新聞データが、同じ
く表示/再生管理部9から転送されてきた表示条件にし
たがって表示される。
【0120】(T6)その後、ユーザAが、入力ペン3
aあるいはマウス3bを、次ジャンル(または前ジャン
ル)の新聞データを表示するように操作すると、その操
作に対応する入力イベント情報が、指示操作入力部11
から表示/再生管理部9に入力される。
【0121】(T7)表示/再生管理部9では、入力イ
ベント情報を受信すると、その入力イベント情報に対応
する表示命令(いずれのジャンルの新聞データを表示す
れば良いのかを知らせる表示命令)を転送するように、
ユーザ情報/表示条件管理部10に対し要求がなされ
る。
【0122】(T8)ユーザ情報/表示条件管理部10
では、表示/再生管理部9から、表示命令の転送要求を
受信すると、ユーザAの個人カスタマイズデータを参照
して、次ジャンル(または前ジャンル)の新聞データを
表示するように指示する表示命令(その表示条件を含
む)が、表示/再生管理部9に転送される。
【0123】以下、ユーザAが、入力ペン3aあるいは
マウス3bを、処理を終了するように操作し、その操作
に対応する入力イベント情報が、指示操作入力部11か
ら表示/再生管理部9に入力されるまで、(T4)乃至
(T8)が繰り返される。
【0124】以上のように、表示/再生管理部9によっ
て、データ記録媒体7に記録された新聞データが、例え
ばジャンル単位で読み出され、表示部14に供給されて
表示される。一方、入力ペン3aやマウス3bを操作す
ることにより、表示部14がジャンル単位の新聞データ
を出力するときの表示順序が指定され、その表示順序
が、個人カスタマイズデータとして、個人表示条件書き
込み部6によって、データ記録媒体7に記録される。そ
して、ユーザ情報/表示条件管理部10では、データ記
録媒体7に記録された表示順序にしたがってデータを読
み出すように、表示/再生管理部9が制御される。従っ
て、ユーザ(読者)は、容易に、自身の嗜好にあった順
序で、電子的に配信された新聞データを読む(視聴す
る)ことができる。
【0125】さらに、表示部14がジャンル単位の新聞
データを出力するときの表示条件が指定され、個人表示
条件書き込み部6によって、表示順序とともに、個人カ
スタマイズデータとして、データ記録媒体7に記録され
る。そして、ユーザ情報/表示条件管理部10では、上
述したようにデータ記録媒体7に記録された表示順序に
したがって表示/再生管理部9が制御されるとともに、
同じくデータ記録媒体7に記録された表示条件で、ジャ
ンル単位の新聞データを表示するように、表示部14が
制御される。従って、読者が、容易に、自身の嗜好にあ
った順序および条件で、電子的に配信された新聞データ
を読む(視聴する)ことができる。
【0126】また、表示条件は、ジャンル単位ごとに指
定することができるので、例えば新聞データのジャンル
にあった表示条件で、各ジャンルの新聞データを表示す
ることができる。
【0127】さらに、個人カスタマイズデータだけでな
く、デフォルトデータにしたがって、表示/再生管理部
9、表示部14を制御することができるので、ユーザ
は、必ずしも個人カスタマイズデータを登録しておかな
くても、デフォルトデータにおける表示順序および表示
条件で新聞データを視聴することができる。
【0128】また、個人カスタマイズデータを、複数ユ
ーザ分登録しておき、即ち複数のユーザは、自身でカス
タイマイズした表示順序および表示条件を記録してお
き、そのうちのいずれを用いるかを選択することができ
るので、新聞データが複数のユーザによって視聴される
場合でも、各ユーザは、それぞれの嗜好にあった表示順
序および表示条件で、容易に、新聞データの視聴を行う
ことができる。
【0129】以上、本発明を、新聞データ(テキストデ
ータ)を核とするマルチメディア新聞データの出力を行
うデータ受信/出力装置に適用した場合について説明し
たが、本発明は、新聞データ以外の、例えば雑誌や書籍
などの刊行物のデータ(テキストデータ)を核とするマ
ルチメディアデータに対しても適用可能である。
【0130】なお、本実施例においては、表示可能デー
タを表示するときの表示順序と表示条件を個人カスタマ
イズデータとして登録するようにしたが、この個人カス
タマイズデータには、音声として出力可能なデータの出
力順序や出力条件を含ませることが可能である。音声と
して出力可能なデータの出力条件としては、例えば音量
や音声の高低などを設定することが可能である。この場
合、表示/再生管理部9からは、音声データとともに、
出力条件(再生条件)が音声再生部12に供給され、音
声再生部12では、音声データに対応する音声が、出力
条件(再生条件)にしたがって出力されることになる。
【0131】また、本実施例においては、表示条件とし
て、画面サイズ、フォントサイズ、フォント種類、およ
びバックグランドの明度を設定することができるように
したが、その他の条件としての、例えばバックグランド
の色合いやフォントの色なども設定することが可能であ
る。表示条件をどのようなものとするかは、システム
(装置)の構成時に、必要なものを選択するようにすれ
ば良い。
【0132】さらに、フォント種類やフォントサイズな
どは、例えばキャラクタの種類ごとに設定することが可
能である。即ち、例えば数字のフォントサイズだけを大
きくしたり、あるいは文字のフォントサイズだけを大き
くしたりすることなどが可能である。この場合、例えば
政治面の新聞データの文字のみを大きくしたり、また経
済面の新聞データの数字のみを大きくしたりすることが
できる。
【0133】また、本実施例では、ジャンル単位の新聞
データの表示順序および表示条件を設定するようにした
が、この他、例えばページ単位や見出し単位などの新聞
データの表示順序および表示条件を設定するようにする
ことが可能である。
【0134】さらに、本実施例においては、表示順序と
表示条件の両方を個人カスタマイズデータとして登録す
るようにしたが、そのうちのいずれかだけを登録するよ
うにすることも可能である。
【0135】
【発明の効果】以上の如く、本発明のデータ出力装置に
よれば、読み出し手段によって、記録媒体に記録された
刊行物のデータが、所定の単位で読み出され、出力手段
に供給されて、そこから出力される(表示可能なものは
表示され、音声出力可能なものは、音声で出力され
る)。一方、出力順序指定手段を操作することにより、
出力手段が所定の単位のデータを出力するときの出力順
序が指定され、その出力順序が記録手段によって記録さ
れる。そして、制御手段では、記録された出力順序にし
たがってデータを読み出すように、読み出し手段が制御
される。従って、ユーザ(読者)は、容易に、自身の嗜
好にあった順序で、電子的に配信された刊行物のデータ
を読む(視聴する)ことができる。
【0136】さらに、出力手段が所定の単位のデータを
出力するときの出力条件が指定され、記録手段に、出力
順序の他、出力条件を記録させ、制御手段に、読み出し
手段を制御させる他、出力条件で、所定の単位のデータ
を出力するように、出力手段を制御させる場合によれ
ば、読者が、容易に、自身の嗜好にあった順序、条件
で、電子的に配信された刊行物のデータを読む(視聴す
る)ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子的に配置されたマルチメディアの新聞デー
タを、図2のデータ受信/出力装置105によって受信
するデータ放送システムの構成例を示す図である。
【図2】本発明を適用したデータ受信/出力装置105
の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】制御データ(デフォルトデータ)のフォーマッ
トを示す図である。
【図4】個人カスタマイズデータのフォーマットを示す
図である。
【図5】ジャンルごとの新聞データが、個人カスタマイ
ズデータにしたがって表示された様子を示す図である。
【図6】図2の表示/再生管理部9またはユーザ情報/
表示条件管理部10それぞれに入力される入力イベント
情報を説明する図である。
【図7】図2のユーザ情報/表示条件管理部10の動作
を説明するフローチャートである。
【図8】図7のステップS5(図9のステップS33)
の処理のより詳細を説明するフローチャートである。
【図9】図7のステップS9(S11,S13)の処理
のより詳細を説明するフローチャートである。
【図10】図2の表示/再生管理部9の動作を説明する
フローチャートである。
【符号の説明】
1 室外装置 3 データ受信部 3a 入力ペン 3b マウス 4 データ復元部 5 データ読み出し部 6 個人表示条件書き込み部 7 データ記録媒体 8 個人表示条件読み出し部 9 表示/再生管理部 10 ユーザ情報/表示条件管理部 11 指示操作入力部 12 音声再生部 13 動画再生部 14 表示部 101 情報提供者 102 サービス運用会社 103 衛星 104 公衆電話網 105 データ受信/出力装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送されて受信された刊行物のデータで
    あって、記録媒体に記録されたものを出力するデータ出
    力装置であって、 前記記録媒体に記録された前記データを、所定の単位で
    読み出す読み出し手段と、 前記読み出し手段より供給される前記所定の単位の前記
    データを出力する出力手段と、 前記出力手段が前記所定の単位の前記データを出力する
    ときの出力順序を指定する出力順序指定手段と、 前記出力順序指定手段により指定された出力順序を記録
    する記録手段と、 前記記録手段により記録された前記出力順序にしたがっ
    て前記データを読み出すように、前記読み出し手段を制
    御する制御手段とを備えることを特徴とするデータ出力
    装置。
  2. 【請求項2】 前記出力手段が前記所定の単位の前記デ
    ータを出力するときの出力条件を指定する出力条件指定
    手段をさらに備え、 前記記録手段は、前記出力順序の他、前記出力条件指定
    手段により指定された出力条件を記録し、 前記制御手段は、前記読み出し手段を制御する他、前記
    記録手段により記録された前記出力条件で、前記所定の
    単位の前記データを出力するように、前記出力手段を制
    御することを特徴とする請求項1に記載のデータ出力装
    置。
  3. 【請求項3】 前記出力条件指定手段は、前記出力手段
    が、前記データを出力するときの前記出力条件を、前記
    所定の単位ごとに指定することを特徴とする請求項2に
    記載のデータ出力装置。
  4. 【請求項4】 前記データは、それを出力するときの出
    力順序および出力条件を制御するための制御データとと
    もに伝送されて受信され、前記記録媒体に記録されてお
    り、 前記制御手段は、所定の入力があったとき、前記記録手
    段により記録された前記出力順序および出力条件に代え
    て、前記制御データにしたがって前記読み出し手段およ
    び出力手段を制御することを特徴とする請求項2または
    3に記載のデータ出力装置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段は、複数パターンの前記出
    力順序および出力条件を記録し、 複数パターンの前記出力順序および出力条件のうちのい
    ずれかを選択する選択手段をさらに備えることを特徴と
    する請求項2乃至4のいずれかに記載のデータ出力装
    置。
  6. 【請求項6】 前記出力条件は、表示可能なデータを表
    示するときの画面の大きさ、フォントのサイズ、フォン
    トの種類、バックグランドの明度、もしくはバックグラ
    ンドの色、または音声出力可能なデータを出力するとき
    の音量であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    かに記載のデータ出力装置。
  7. 【請求項7】 前記データは、新聞のデータであり、 前記所定の単位は、前記新聞の記事のジャンル単位、ペ
    ージ単位、または見出し単位であることを特徴とする請
    求項1乃至6のいずれかに記載のデータ出力装置。
JP6177802A 1994-07-29 1994-07-29 データ出力装置 Pending JPH0846582A (ja)

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