JP2011053844A - 情報処理システム、情報処理装置、ノード装置及びノード装置用プログラム並びに情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、ノード装置及びノード装置用プログラム並びに情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】全てのノードが一律に続き物のコンテンツを取得する場合に比して、ネットワーク利用の非効率化及び不要なノードにまで取得されることを防止できる情報処理システムを提供する。
【解決手段】配信システムSに含まれるサーバSVは、ノードNnにおける再生対象たるコンテンツのコンテンツIDと、そのコンテンツに関連してノードNnにおける再生対象となるべき関連コンテンツの関連コンテンツIDと、が対として含まれている対情報を生成する。ノードNnは、選択されたコンテンツを識別するコンテンツIDに基づいてコンテンツをネットワーク8を介して取得すると共に、対情報をネットワーク8を介してサーバSVから取得する。取得したコンテンツに対応するコンテンツIDが対情報に含まれているとき、対情報に含まれている関連コンテンツIDの関連コンテンツをネットワーク8を介して取得する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークを介して互いに通信可能なサーバ装置及び複数のノード装置を含む、いわゆるピアツーピア(Peer to Peer(P2P))型のネットワークシステムの技術分野に関する。なお以下の説明では、上記「ノード装置」を適宜「ノード」と称し、また上記「サーバ装置」を適宜「サーバ」と称する。
近年、ネットワークを介してインターネットに接続されたノードからいわゆるウェブブラウザを用いてウェブページにアクセスすると、ウェブページ内でコマーシャルや映画等の動画が再生されるホームページがある。このようないわゆる動画配信サイトでは、対応するウェブページ内に動画の再生を行うための動作が記述されている。各ノードは、ウェブページの記述に基づき、ネットワークを介して動画のデータを受信したり、或いは動画を表示したりする。これら動作等の記述は、ウェブページでは一般にHTML(Hypertext Markup Language)のタグを用いて行われている。
ここで、上述したような動画に相当するコンテンツは、一般にそのデータ量が大きい。このため、いわゆるクライアント−サーバ方式で特定のサーバへと全てのノードがコンテンツ配信を要求すると、そのサーバへの負担が過度となる。そこでP2P型のネットワークシステムを使用して、配信対象たるコンテンツをネットワークシステム内に存在するノード夫々に分散保存し、これらを共有しつつ互いに送受信する方法がある。このネットワークシステムにおいて分散保存されたコンテンツデータの所在は、例えば下記特許文献1に開示されているような分散ハッシュテーブル(以下、DHT(Distributed Hash Table)という)を利用して、コンテンツ毎に固有のコンテンツIDをキーとして含むクエリにより効率良く検索可能になっている。
一方、このネットワークシステムにおいて共有されているコンテンツをウェブページを用いて各ノードに配信する場合は、そのウェブページ内にコンテンツのコンテンツIDが記述される。そして各ノードは、そのコンテンツに相当するコンテンツデータが共有されているネットワークシステムへと参加した上で、ウェブページに記述されたコンテンツIDにより識別されるコンテンツをダウンロードする。
他方、各ウェブページで表示されるコンテンツは、時と共に変わったり或いは追加されたりすることが多い。上記ネットワークシステムにおいてこのようなコンテンツの追加や変更があった場合、全てのコンテンツを保持しているサーバに追加/変更対象たるコンテンツが追加され、P2P型ネットワークを介したその公開が始まる。以下上記サーバをコンテンツプールと称する。
ここで、コンテンツの公開が始まった段階では、ネットワークシステム内にコンテンツを保存しているノードがコンテンツ供給可能なコンテンツプールとなる。このため、この段階で他の多くのノードがそのコンテンツを要求すると、コンテンツプールに対するアクセス集中が起こり、コンテンツプールでの負担が過度になってしまう。このアクセス集中を回避するためには、コンテンツを共有する複数のノードの夫々に、予めそのコンテンツを保存させておけばよい。その方法として、例えば下記特許文献2に記載された方法がある。
この特許文献2に開示されている技術では、P2P型のネットワークシステムにおいて、ダウンロード開始日時、公開開始日時、公開終了日時等を含む配信コンテンツ情報をセンタサーバに登録しておく。各ノードはセンタサーバから配信コンテンツ情報を取得し、ダウンロード開始日時を経過したコンテンツを事前に、即ち、実際の公開開始前に他のノードからダウンロードすると共に、公開開始日時と公開終了日時の間にあるコンテンツの再生を可能にする。
特開2008−129694号公報 特開2006−202186号公報
ここで、上記特許文献2に開示されている技術では、本編用映像及び予告編用映像が用意されているコンテンツについては、各映像毎にダウンロード開始日時、公開開始日時、公開終了日時が付与されている。
一方、連続ドラマに夫々相当するコンテンツや定期的に変更されるコマーシャルコンテンツ等のいわゆる「続き物」コンテンツの場合、一つのコンテンツを視聴した視聴者は、通常、それに続く他のコンテンツの視聴を希望することが多い。
しかしながら、この点について上記特許文献2に記載の従来技術によれば、視聴を希望する視聴者以外のユーザにも一律に続き物のコンテンツが事前に配信されることになる。よってこの場合、結果的に不要なユーザにも一律に事前配信が為されることとなり、多数のユーザ宛に事前配信することによる回線利用の非効率化及び配信先のノードにおける記録領域の無駄な消費等の問題があった。
そこで本発明は、以上の点等に鑑みて為されたものであり、全てのノードが一律に続き物のコンテンツを取得する場合に比して、ネットワークシステム利用の非効率化及び不要なノードにまで取得されることを防止できる情報処理システム、その情報処理システムに含まれる情報処理装置、ノード装置及びノード装置用プログラム並びに情報処理方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ネットワークに接続されたノード装置及び情報処理装置からなる情報処理システムにおいて、前記情報処理装置は、前記ノード装置における再生対象たる再生コンテンツを識別するための識別情報と、前記再生コンテンツに関連する1以上の関連コンテンツを識別するための関連識別情報と、が対応付けられている対情報を生成する制御部等の生成手段を備え、前記ノード装置は、前記生成手段により生成された前記対情報を取得する制御部等の識別情報取得手段と、前記識別情報取得手段により取得された前記対情報が含む前記識別情報及び前記関連識別情報に基づき、コンテンツを記憶する前記情報処理装置又は他の前記ノード装置のいずれかから、前記ネットワークを介して当該コンテンツを取得する制御部等のコンテンツ取得手段と、を備える。
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理システムにおいて、前記情報処理装置は、前記生成手段により生成された前記対情報を含み、且つ、前記ネットワークを介して各前記ノード装置において取得可能なページ情報を生成する制御部等のページ情報生成手段を更に備え、前記ノード装置の前記識別情報取得手段は、前記ページ情報生成手段により生成された前記ページ情報が含む前記識別情報及び前記関連識別情報を取得するように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、再生対象たる再生コンテンツを識別するための識別情報と、前記再生コンテンツに関連する1以上の関連コンテンツを識別するための関連識別情報と、が対応付けられている対情報を取得する制御部等の識別情報取得手段と、前記識別情報取得手段により取得された前記対情報が含む前記識別情報及び前記関連識別情報に基づき、コンテンツを記憶する情報処理装置又は他のノード装置のいずれかからネットワークを介して当該コンテンツを取得する制御部等のコンテンツ取得手段と、を備える。
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記識別情報取得手段は、前記対情報を含み、且つ、前記ネットワークを介して各前記ノード装置において取得可能なページ情報を取得し、前記コンテンツ取得手段は、前記識別情報取得手段により取得された前記ページ情報が含む前記対情報が含む前記識別情報及び前記関連識別情報に基づき、コンテンツを記憶する情報処理装置又は他のノード装置のいずれかからネットワークを介して当該コンテンツを取得するように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の情報処理システムにおいて、前記コンテンツ取得手段は、前記再生コンテンツの取得が完了した後、前記関連識別情報により識別される前記関連コンテンツの取得を開始するように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項3又は4に記載のノード装置において、複数の前記ノード装置が複数のノード装置群に分けられており、前記ノード装置夫々が所属する前記ノード装置群を識別する群識別情報を取得する制御部等の群識別情報取得手段と、前記群識別情報取得手段により取得された前記群識別情報により識別される前記ノード装置群に基づいて、複数の前記ノード装置群毎に異なる前記関連コンテンツを取得する取得時間を決定する制御部等の決定手段と、を更に備え、前記コンテンツ取得手段は、前記決定手段により決定された時間に前記関連コンテンツを取得するように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のノード装置において、各前記ノード装置を相互に識別するためのノード識別情報に基づいて、前記ノード装置を夫々含む複数のノード装置群が設定されており、前記ノード識別情報を取得する制御部等のノード識別情報取得手段と、前記ノード識別情報取得手段により取得された前記ノード識別情報と、前記群識別情報取得手段により取得された前記群識別情報と、に基づいて、所属する前記ノード装置群を識別する制御部等の群識別手段と、を更に備え、前記決定手段は、前記群識別手段により識別された前記ノード装置群に基づいて、複数の前記ノード装置群毎に異なる前記関連コンテンツを取得する取得時間を決定し、前記コンテンツ取得手段は、前記決定手段により決定された時間に前記関連コンテンツを取得するように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のノード装置において、前記コンテンツ取得手段は、前記関連コンテンツを所定の個数に分割した分割コンテンツのうち、前記群識別手段により識別された前記ノード装置群毎に異なる前記分割コンテンツを取得するように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、請求項3又は4に記載のノード装置において、各前記ノード装置を相互に識別するためのノード識別情報を取得する制御部等のノード識別情報取得手段を更に備え、前記識別情報取得手段は、前記識別情報及び前記関連識別情報と、各前記ノード装置の前記ノード識別情報と、に基づいて、前記ノード装置が所属するノード装置群が識別可能な群識別情報を取得し、前記識別情報取得手段により取得された前記群識別情報に基づいて、前記関連コンテンツを取得可能な取得時期を決定する制御部等の決定手段を更に備え、前記取得時期が早い前記ノード装置群ほど、当該ノード装置群に所属する前記ノード装置の数が少ないように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、請求項3又は4に記載のノード装置において、前記識別情報取得手段は、前記対情報が含む前記識別情報及び前記関連識別情報と、前記関連コンテンツの再生処理の開始時刻を示す開始時刻情報と、を取得し、前記開始時刻情報により示される前記開始時刻が到来したとき、当該開始時刻情報に対応する前記関連コンテンツの再生処理を開始する制御部等の実行手段を更に備える。
上記の課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、請求項3又は4に記載のノード装置において、前記コンテンツ取得手段により取得された前記コンテンツを記憶する記憶部等のコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツ記憶手段に新たにコンテンツを記憶させるとき、前記コンテンツ記憶手段が記憶可能な記憶容量が不足しているか否かを判定する制御部等の判定手段と、前記判定手段により前記記憶容量が不足していると判定されたとき、再生処理が既に実行済みであり、且つ、過去において早い時期に前記コンテンツ記憶手段に記憶されたコンテンツを前記コンテンツ記憶手段から消去する制御部等の消去手段と、前記消去手段により前記コンテンツが消去されたとき、新たに記憶させるコンテンツを前記コンテンツ記憶手段に記憶させる制御部等の記憶制御手段と、を更に備える。
上記の課題を解決するために、請求項12に記載の発明は、請求項3又は4に記載のノード装置において、前記コンテンツ取得手段により取得された前記コンテンツを記憶する記憶部等のコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツを再生処理可能な期間を示す期間情報を取得する制御部等の期間情報取得手段と、前記識別情報取得手段より取得された前記関連識別情報を記憶する制御部等の関連識別情報記憶手段と、前記コンテンツ記憶手段に新たにコンテンツを記憶させるとき、前記コンテンツ記憶手段が記憶可能な記憶容量が不足しているか否かを判定する制御部等の判定手段と、前記判定手段により前記記憶容量が不足していると判定されたとき、前記期間情報取得手段により取得された前記期間情報に基づき、再生処理の対象とできる期間の終了が遅いコンテンツを前記コンテンツ記憶手段から消去する制御部等の消去手段と、更に備え、前記関連識別情報記憶手段は、前記消去手段により消去されたコンテンツに対応する前記関連識別情報を記憶し、前記コンテンツ取得手段は、前記関連識別情報記憶手段に記憶された前記関連識別情報に基づいてコンテンツを取得するように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項13に記載の発明は、ネットワークを介してノード装置に接続された情報処理装置において、前記ノード装置における再生対象たる再生コンテンツを識別するための識別情報と、前記再生コンテンツに関連する1以上の関連コンテンツを識別するための関連識別情報と、が対応付けられている対情報に基づいて、コンテンツを記憶する前記情報処理装置又は他の前記ノード装置のいずれかから前記対情報が含む前記識別情報及び前記関連識別情報に対応する前記コンテンツを取得する前記ノード装置のコンテンツ取得動作に供される対情報を生成する制御部等の生成手段を備える。
上記の課題を解決するために、請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の情報処理装置において、前記生成手段により生成された前記対情報を含み、且つ、前記ネットワークを介して各前記ノード装置において取得可能なページ情報を生成する生成部等のページ情報生成手段と、を更に備える。
上記の課題を解決するために、請求項15に記載の発明は、ノード装置のコンピュータに、再生対象たる再生コンテンツを識別するための識別情報と、前記再生コンテンツに関連する1以上の関連コンテンツを識別するための関連識別情報と、が対応付けられている対情報を取得するステップと、前記取得された対情報が含む前記識別情報及び前記関連識別情報に基づき、コンテンツを記憶する情報処理装置又は他のノード装置のいずれかからネットワークを介して当該コンテンツを取得するステップと、を実行させる。
上記の課題を解決するために、請求項16に記載の発明は、ネットワークに接続されたノード装置及び情報処理装置と、からなる情報処理システムにおいて実行される情報処理方法において、前記ノード装置における再生対象たる再生コンテンツを識別するための識別情報と、前記再生コンテンツに関連する1以上の関連コンテンツを識別するための関連識別情報と、が対応付けられている対情報を生成する生成工程と、前記生成工程において生成された前記対情報を取得する識別情報取得工程と、前記識別情報取得工程において取得された前記対情報が含む前記識別情報及び前記関連識別情報に基づき、コンテンツを記憶する前記情報処理装置又は他の前記ノード装置のいずれかから、前記ネットワークを介して当該コンテンツを取得するコンテンツ取得工程と、を含む。
上記の課題を解決するために、請求項17に記載の発明は、再生対象たる再生コンテンツを識別するための識別情報と、前記再生コンテンツに関連する1以上の関連コンテンツを識別するための関連識別情報と、が対応付けられている対情報を取得する識別情報取得工程と、前記識別情報取得工程において取得された前記対情報が含む前記識別情報及び前記関連識別情報に基づき、コンテンツを記憶する情報処理装置又は他のノード装置のいずれかからネットワークを介して当該コンテンツを取得するコンテンツ取得工程と、を含む。
請求項1又は16に記載の発明によれば、サーバ装置において対情報を生成し、ノード装置において取得された対情報が含む識別情報及び関連識別情報に基づき、情報処理装置又は他のノード装置のいずれかから、ネットワークを介してコンテンツを取得する。この結果、関連識別情報を用いずに全てのノード装置が一律に関連コンテンツを取得する場合に比して、ネットワーク利用の非効率化及び、不要なノード装置にまでコンテンツが取得されることを防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、対情報を含み、且つ、ネットワークを介して各ノード装置において取得可能なページ情報を生成し、更にノード装置においてページ情報が含む識別情報及び関連識別情報を取得する。この結果、ノード装置で閲覧可能なページ情報を取得するという簡易な構成で各ノード装置において対情報を取得することができる。
請求項3又は17に記載の発明によれば、識別情報と、関連識別情報と、が対応付けられている対情報を取得し、その対情報が含む識別情報及び関連識別情報に基づき、情報処理装置又は他のノード装置のいずれかからネットワークを介してコンテンツを取得する。この結果、関連識別情報を用いずに全てのノード装置が一律に関連コンテンツを取得する場合に比して、ネットワーク利用の非効率化及び、不要なノード装置にまでコンテンツが取得されることを防止できる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の効果に加えて、ページ情報を取得し、取得されたページ情報が含む対情報が含む識別情報及び関連識別情報に基づき、情報処理装置又は他のノード装置のいずれかからネットワークを介してコンテンツを取得する。この結果、ノード装置で閲覧可能なページ情報を取得するという簡易な構成で各ノード装置において対情報を取得することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項3又は4に記載の発明の効果に加えて、再生コンテンツの取得が完了した後、関連識別情報により識別される関連コンテンツの取得を開始する。この結果、コンテンツの取得が関連コンテンツの取得により影響を受けることがなく、再生コンテンツを優先して迅速に当該コンテンツを取得することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項3又は4に記載の発明の効果に加えて、複数のノード装置が複数のノード装置群に分けられており、ノード装置夫々が所属するノード装置群を識別する群識別情報を取得し、取得された群識別情報により識別されるノード装置群に基づいて、複数のノード装置群毎に異なる関連コンテンツを取得する取得時間を決定し、決定された時間に関連コンテンツを取得する。この結果、複数のノード装置群毎に関連コンテンツの取得が行われることになるので、結果的にネットワークに対する負荷が分散されることとなり、ネットワーク利用の効率化が促進される。
請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の発明の効果に加えて、ノード識別情報に基づいて複数のノード装置群が設定されており、取得されたノード識別情報と、取得された群識別情報と、に基づいて、所属するノード装置群を識別し、識別されたノード装置群に基づいて複数のノード装置群毎に異なる関連コンテンツを取得する取得時間を決定し、その決定された時間に関連コンテンツを取得する。この結果、複数のノード装置群毎に関連コンテンツの取得が行われることになるので、結果的にネットワークに対する負荷が分散されることとなり、ネットワーク利用の効率化が促進される。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明の効果に加えて、関連コンテンツを所定の個数に分割した分割コンテンツのうち、ノード装置群毎に異なる分割コンテンツを取得する。この結果、各ノード装置において関連コンテンツの全てを夫々に取得する必要がなく、結果的にネットワークに対する負荷が分散されてネットワーク利用の効率化が促進される。
請求項9に記載の発明によれば、請求項3又は4に記載の発明の効果に加えて、ノード識別情報を取得し、識別情報及び関連識別情報と、各ノード装置のノード識別情報と、に基づいて群識別情報を取得し、取得された群識別情報に基づいて関連コンテンツを取得可能な取得時期を決定し、その取得時期が早いノード装置群ほど、当該ノード装置群に所属するノード装置の数が少ないように構成される。この結果、結果的にネットワークに対する負荷が分散されることとなり、ネットワーク利用の効率化が促進される。
請求項10に記載の発明によれば、請求項3又は4に記載の発明の効果に加えて、対情報が含む識別情報及び関連識別情報と、開始時刻情報と、を取得し、開始時刻情報により示される開始時刻が到来したとき、当該開始時刻情報に対応する関連コンテンツの再生処理を開始する。この結果、関連コンテンツについて設定された開始時刻に自動又は手動により再生処理が開始されることで、例えばコンテンツ又は関連コンテンツの作成者の意図した態様で当該コンテンツ又は関連コンテンツについての再生処理を開始させることができる。
請求項11に記載の発明によれば、請求項3又は4に記載の発明の効果に加えて、新たにコンテンツを記憶させるとき、そのための記憶容量が不足しているか否かを判定し、当該記憶容量が不足していると判定されたとき、再生処理が既に実行済みであり、且つ、過去において早い時期に記憶されたコンテンツを消去し、そのコンテンツが消去されたとき、新たに記憶させるコンテンツを記憶させる。この結果、新たなコンテンツを記憶させるときに、記憶容量が不足している場合であっても、コンテンツの新たな記憶を効率的に実行することができる。
請求項12に記載の発明によれば、請求項3又は4に記載の発明の効果に加えて、期間情報を取得すると共に関連識別情報を記憶し、新たにコンテンツを記憶させるとき、そのための記憶容量が不足しているか否かを判定し、記憶容量が不足していると判定されたとき、期間情報に基づいて、再生処理の対象とできる期間の開始が遅いコンテンツを前記コンテンツ記憶手段から消去し、更に消去されたコンテンツに対応する関連識別情報を記憶し、その記憶された関連識別情報に基づいてコンテンツを取得する。この結果、新たなコンテンツを記憶させるときに、記憶容量が不足している場合であっても、コンテンツ等の新たな記憶をより効率的に実行することができると共に、消去されたコンテンツの再取得を効率的に行うことができる。
請求項13に記載の発明によれば、識別情報と、関連識別情報と、が対応付けられている対情報であって、ノード装置に取得されることにより情報処理装置又は他のノード装置のいずれかから対情報が含む識別情報及び関連識別情報に対応するコンテンツを取得するノード装置のコンテンツ取得動作に供される対情報を生成する。この結果、関連識別情報を用いずに全てのノード装置が一律に関連コンテンツを取得する場合に比して、ネットワーク利用の非効率化及び不要なノード装置にまでコンテンツが取得されることを防止できる。
請求項14に記載の発明によれば、請求項13に記載の発明の効果に加えて、対情報を含み、且つ、ネットワークを介して各ノード装置において取得可能なページ情報を生成するので、ノード装置においてページ情報が含む識別情報及び関連識別情報を取得する。この結果、ノード装置で閲覧可能なページ情報を取得するという簡易な構成で各ノード装置において対情報を取得することができる。
請求項15に記載の発明によれば、当該プログラムをコンピュータで読み出して実行することにより、識別情報と、関連識別情報と、が対応付けられている対情報を取得し、その対情報が含む識別情報及び関連識別情報に基づき、情報処理装置又は他のノード装置のいずれかからネットワークを介してコンテンツを取得するように当該コンピュータが機能するので、関連識別情報を用いずに全てのノード装置が一律に関連コンテンツを取得する場合に比して、ネットワーク利用の非効率化及び不要なノード装置にまでコンテンツが取得されることを防止できる。
実施形態のコンテンツ配信システムにおける各ノードの接続態様の一例を示す図である。 実施形態のサーバ装置の概要構成を示すブロック図である。 実施形態におけるウェブページの記述等を例示する図であり、(a)はウェブページの記述の第一例を示す図であり、(b)はウェブページの記述の第二例を示す図であり、(c)はウェブページの記述の第三例を示す図であり、(d)は実施形態における時間の区分を例示する図であり、(e)はウェブページの記述の第四例を示す図であり、(f)は実施形態の自動再生動作におけるウェブページの記述の第一例を示す図であり、(g)は実施形態の自動再生動作におけるウェブページの記述の第二例を示す図である。 実施形態における事前ダウンロード時期の区分等を例示する図であり、(a)は区分を例示する図であり、(b)はウェブページにおける区分数の記述例を示す図である。 実施形態におけるコンテンツの分割と事前ダウンロード時期との関係を例示する図である。 実施形態のノードの概要構成を示すブロック図である。 実施形態のノードにおける動作の全体を示すフローチャートである。 実施形態のノードにおけるコンテンツ取得開始動作(事前ダウンロード開始動作)の細部を示すフローチャートである。 実施形態のノードにおける再ダウンロード動作の細部を示すフローチャートである。 実施形態のノードにおける事前ダウンロード許可状況確認動作の細部を示すフローチャートである。 変形形態における事前ダウンロード時期の区分を例示する図である。 変形形態におけるノードにおける事前ダウンロード許可状況確認動作の細部を示すフローチャートである。
(I)実施形態
次に、本発明を実施するための形態について、図1を用いて説明する。以下に説明する実施形態はP2P型のネットワークシステムを用いてノードに対するコンテンツ配信を行う配信システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
(A)配信システムの全体構成及び動作概要
始めに、実施形態の配信システムの構成及び動作概要について、図1を用いて説明する。なお図1は、実施形態の配信システムにおける各ノードの接続態様の一例を示す図である。
図1の下部枠101内に示すように、IX(Internet eXchange)3、ISP(Internet Service Provider)4a及び4b、DSL(Digital Subscriber Line)回線事業者(の装置)5a及び5b、FTTH(Fiber To The Home)回線事業者(の装置)6並びに通信回線(例えば、電話回線や光ケーブル等)7等によって、インターネット等のネットワーク(現実世界の通信ネットワーク)8が構築されている。なお図1の例におけるネットワーク8には、データ(パケット)を転送するためのルータが適宜挿入されているが、図示を省略している。
このようなネットワーク8には、複数のノードNn(n=1、2、3、…)が接続されている。各ノードNnには、固有の製造番号及びIP(Internet Protocol)アドレスが割り当てられている。実施形態の配信システムSは、図1の上部枠100内に示すように、これらノードNnのうち何れか複数のノードNnの参加により形成されるP2P型のネットワークシステムである。なおネットワーク8内には、配信システムSに参加している各ノードNnからネットワーク8を介してアクセス可能なサーバSVが接続されている。このサーバSVは、後述するように各ノードNnにおいて所望するコンテンツID等を取得するために用いられる。
図1の上部枠100内に示すネットワーク9は、既存のネットワーク8を用いて形成された、仮想的なリンクを構成するオーバーレイネットワーク9(論理的なネットワーク)である。このようなオーバーレイネットワーク9は、特定のアルゴリズム、例えばDHTを利用したアルゴリズムにより実現される。配信システムS(換言すればオーバーレイネットワーク9)に参加している各ノードNnには、所定桁数からなる固有の識別データがノードIDとして割り当てられている。このノードIDは、例えば各ノードNnに個別に割り当てられたIPアドレス又はその製造番号を共通のハッシュ関数(例えばSHA−1等)によりハッシュ化した値(例えば160ビットのビット長を有する値)である。このノードIDにより、対応するノードNnがいわゆるID空間に偏りなく分散して配置される。
また各ノードNnは、DHTを用いたルーティングテーブルを夫々に保持している。このルーティングテーブルは配信システムS上における各種メッセージの転送先を規定している。より具体的には、ルーティングテーブルにはID空間内で適度に離れたノードNnのノードID、IPアドレス及びポート番号を含むノード情報が複数登録されている。このようなDHTを用いたルーティングテーブルについては、特開2006−197400号公報等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
また、配信システムSにおいては、内容の異なる様々なコンテンツ(例えば映画や音楽等)に相当するコンテンツデータが、所定のファイル形式で複数のノードNnに分散して保存(格納)されている。これらのコンテンツデータ(以下「コンテンツ」と称する)には、夫々、コンテンツ名(タイトル)及びコンテンツID等の情報が付与されている。このコンテンツIDはコンテンツ毎に固有の識別データであり、対応するコンテンツが保存されているノードNnの所在を配信システムS内において検索するための検索情報である。例えば、コンテンツ名に任意の数値を加えたものが、上記ノードIDを得る場合と共通のハッシュ関数によりハッシュ化されて、対応するコンテンツIDが生成される。この場合のコンテンツIDは、ノードIDと同一のID空間内に配置されることとなる。また、コンテンツ名に加えられる任意の数値は、例えば対応するコンテンツの先頭数バイトでも良い。なおコンテンツID生成のための他の方法としては、例えば、配信システムSの管理者がコンテンツ毎に一意のID値を付与しても良い。この場合のID値はノードIDと同一のビット長であることが条件となる。
一方、配信システムSでは、分散保存されているコンテンツの所在、つまりそのコンテンツを保存したノードNnのノード情報と、コンテンツのコンテンツID等と、の組が含まれるインデックス情報が用いられる。なおコンテンツを保存しているノードNnを、以下「コンテンツ保持ノード」と称する。
インデックス情報は、コンテンツの所在を管理しているノードNn等により、そのインデックスキャッシュに記憶、管理が為される。このコンテンツの所在を管理しているノードNnを以下「ルートノード」と称する。ルートノードは、例えばコンテンツIDと最も近い(例えば上位桁がより多く一致する)ノードIDを有するノードNnであるように定められる。更に実施形態の配信システムSに参加しているあるノードNnのユーザがコンテンツを取得する場合、そのユーザのノードNnは、そのコンテンツのコンテンツIDをサーバSVからネットワーク8を介して取得する。この点については後ほど詳述する。またコンテンツの取得を所望するユーザにより操作されるノードNnを以下「ユーザノード」と称する。
所望するコンテンツのコンテンツIDを取得したユーザノードは、コンテンツ所在問合せ(検索)メッセージ(クエリ)を生成する。このコンテンツ所在問合せメッセージは、上記コンテンツID及びユーザノード自体のIPアドレス等を含む。コンテンツ所在問合せメッセージは、ユーザノードに記憶されたDHTを用いたルーティングテーブルに従って他のノードNnへ送出される。換言すれば、ユーザノードはコンテンツ所在問合せメッセージをルートノードに向けて(ルートノード宛に)送出する。これによりコンテンツ所在問合せメッセージは、コンテンツIDをキーとするDHTを用いたルーティングによって最終的にルートノードに到着する。このようなDHTルーティングについては特開2006−197400号公報等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
ルートノードは上記コンテンツ所在問合せメッセージを受信すると、これに含まれるコンテンツIDに対応するインデックス情報をインデックスキャッシュから取得する。そしてルートノードは、先に受信したコンテンツ所在問合せメッセージの送信元であるユーザノードへインデックス情報を返信する。上述の方法でインデックス情報を取得すると、ユーザノードは、取得したインデックス情報に含まれるコンテンツ保持ノードのIPアドレス等に基づいて、そのコンテンツ保持ノードにアクセスする。これによりユーザノードは、アクセスしたコンテンツ保持ノードからコンテンツをダウンロード(取得)して再生することが可能になる。
なお他の構成として、ルートノードが、インデックス情報に含まれるIPアドレス等により示されたコンテンツ保持ノードへ、ユーザノードへのコンテンツ送信要求メッセージを送信するように構成することもできる。この場合コンテンツ保持ノードは、コンテンツ養親要求メッセージ基づき上記ユーザノードへアクセスしてコンテンツを送信することになる。
このようにユーザノードは、サーバSVから取得したコンテンツIDを含むコンテンツ所在問合せメッセージを他のノードNnに送信する。このコンテンツ所在問合せメッセージにより、配信システムSにおけるコンテンツの所在、つまりそのコンテンツが保存されているコンテンツ保持ノードが検索される。そしてユーザノードは、コンテンツ保持ノードからコンテンツを取得する。
上述した構成に加え、実施形態の配信システムSでは、あるコンテンツを取得したユーザノードに対し、その取得されたコンテンツに関連する他のコンテンツを、その公開前に事前に配信する。この「関連する他のコンテンツ」を以下「関連コンテンツ」と称し、その事前配信を以下「事前ダウンロード」と称する。ここで「関連コンテンツ」とは、例えば、上述した「続き物」コンテンツにおける後続のコンテンツのことである。より具体的には、回を追って放送される連続ドラマに各回に夫々相当するコンテンツや、定期的に変更されるコマーシャルコンテンツにおいて直前のコマーシャルコンテンツに後続するコマーシャルコンテンツのことである。
(B)サーバの構成及び動作等
次に、ユーザノードに対してコンテンツIDを取得させるサーバSVの構成及び動作について、図2乃至図5を用いて説明する。なお図2はサーバSVの概要構成を示すブロック図であり、図3は実施形態におけるウェブページの記述等を例示する図である。また図4は実施形態における事前ダウンロード時期の区分等を例示する図であり、図5は実施形態におけるコンテンツの分割と事前ダウンロード時期との関係を例示する図である。
図2に示すように、実施形態におけるサーバSVは、演算機能を有するCPU(Central Processing Unit)、各種データを記憶するRAM(Random Access Memory)並びに各種データ及びプログラムを記憶するROM(Read Only Memory)等からなるページ情報生成手段の一例としての制御部11と、ハードディスクドライブ等からなる記憶部12と、通信部15と、キーボード及びマウス等からなる入力部13と、により構成されている。これら制御部11、記憶部12、通信部15及び入力部13は、バス14を介してデータの授受が可能に接続されている。
この構成において、記憶部12は後述するウェブページを構成する情報を、例えばHTMLにより記述したものを、ウェブページデータとして不揮発性に記憶する。制御部11は、入力部13を用いて入力された指示に対応する動作を、記憶部12に記憶されているデータ等を用いて実行する。通信部15は、ユーザノードとの間における上記ウェブページを構成するデータの授受等を制御する。
(B−1)実施形態におけるウェブページの記述内容等について
次に、実施形態におけるウェブページの記述内容等について、具体的に図3(a)乃至図3(c)を用いて説明する。
実施形態におけるウェブページには、配信システムSに現在参加中のノードNnに対して公開中のコンテンツのコンテンツIDに加えて、これに関連して事前ダウンロードされるべき関連コンテンツのコンテンツIDが生成手段の一例及びページ情報生成手段の一例たる制御部11により記述されている。この関連コンテンツのコンテンツIDを以下「関連コンテンツID」と称する。関連コンテンツIDは、常に、それが対応するコンテンツIDと対を為してウェブページ内に記述されている。またウェブページに相当するウェブページデータは、入力部13における操作に対応して制御部11により生成され、記憶部12に不揮発性に記憶されているものである。
より具体的には、HTMLタグにより挟む形式では、図3(a)に例示するウェブページWP1のように、「YYYY」たるコンテンツIDの後の要素40内に、対応する関連コンテンツIDたる「ZZZZ」が記述されている。要素40における開始タグは「<事前ダウンロードコンテンツのIDタグ>」であり、終了タグは「</事前ダウンロードコンテンツのIDタグ>」である。
一方、HTMLタグのパラメータにより記述する形式では、図3(b)に例示するウェブページWP2のように、「YYYY」たるコンテンツIDの後の要素41内に、開始タグのパラメータ形式により、対応する関連コンテンツIDたる「ZZZZ」が記述されている。
なお、コンテンツとそれに対応する関連コンテンツの対応付けは必ずしも一対一である必要はない。即ち、現在公開されている一つのコンテンツに対して複数の関連コンテンツを事前ダウンロードの対象として対応付けても良い。この対応関係を以下「1:N対応」と称する。なおこの「N」は、事前ダウンロードの対象として一つのコンテンツに対して複数対応付けられる関連コンテンツの数である。
また逆に、複数のコンテンツに対して一つの関連コンテンツを事前ダウンロードの対象として対応付けても良い。この対応関係を以下「N:1対応」と称する。このN:1対応の場合についてより具体的に、例えば「洋画」と「アクション映画」という二つの属性を有する関連コンテンツを配信システムSに新規投入する場合を考える。この場合、あるウェブページAでは現在公開中の洋画コンテンツに対して上記関連コンテンツを新規に対応付け、一方他のウェブページBでは現在公開中のアクション映画に対して上記関連コンテンツを新規に対応付けることになる。
また、上記1:N対応の場合について具体的には、公開されている一つのコンテンツに対して三つのコンテンツを事前ダウンロードの対象として対応付ける場合、その記述は図3(c)に例示するウェブページWP3のようなものとなる。図3(c)に例示する場合、図3(a)の場合と同様の形式で、「YYYY」たるコンテンツIDの後の要素42内に、対応する関連コンテンツIDたる「1111」、「2222」及び「3333」の三つが記述されている。要素42における開始タグ及び終了タグは、夫々図3(a)に例示した場合と同様である。
(B−2)実施形態における視聴開始期間等について
次に、実施形態における視聴開始期間等について、具体的に図3(d)乃至図3(g)を用いて説明する。
一般のコンテンツでは、それを配信システムS内において「公開してよい期間」が予め明確に定められている場合がある。つまり、各コンテンツに対して「公開開始日時」と「公開終了日時」とが予め定められており、この公開開始日時と公開終了日時の間の期間が「公開してよい期間」である。例えば上記特許文献1に開示されている配信システムでは、公開開始日時が到来して公開してよい期間になったら、対応するコンテンツを配信システム内に投入し公開を開始する。
これに対し実施形態における関連コンテンツでは、上記「公開してよい期間」よりも早く配信システムS内のいずれかのノードNnに事前ダウンロードしておくことになる。このため実施形態では、上記公開開始日時と公開終了日時との間に、これらとは別個に「視聴許可日時」が予め設定されている。これら公開開始日時、視聴許可日時及び公開終了日時の関係を具体的に示すと、図3(d)のようなものとなる。図3(d)において、公開開始日時から視聴許可日時までの間は、関連コンテンツの事前ダウンロード自体は許可されるが、その視聴は許可されていない期間である。これに対し、視聴許可日時から公開終了日時までの間は、各ノードNnは関連コンテンツのダウンロードと共にその視聴も可能であり、この期間が上記「公開してよい期間」となる。
上述した視聴許可日時の設定方法は二通りの方法がある。第一の方法は、図3(a)乃至図3(c)に例示した関連コンテンツのコンテンツIDと同様にウェブページ内にHTMLドキュメントとして記述する方法である。また第二の方法は上記公開開始日時及び公開終了日時と同様に配信システムS内にコンテンツを登録するときに設定する方法である。
この第一の方法の場合、ウェブページとしての記述は、例えば図3(e)に例示するようなものとなる。図3(e)に例示するウェブページWP4の場合、図3(a)の場合と同様の形式で、「YYYY」たるコンテンツIDの後の要素43内に、対応する関連コンテンツIDたる「ZZZZ」と共に、その視聴開始期間(視聴開始日時)が「2009/7/1 12:00」と記述されている。要素43内における視聴開始期間についての開始タグは「<視聴開始期間タグ>」であり、終了タグは「</視聴開始期間タグ>」である。一方、図3(e)に例示するウェブページWP5の場合、図3(b)の場合と同様の形式で、「YYYY」なるコンテンツIDの後の要素43内に、対応する関連コンテンツIDたる「ZZZZ」と共に、その視聴開始期間が「2009/7/1 12:00」と記述されている。そして、図3(e)に夫々例示する場合において、視聴開始期間として記述されている日時から公開終了日時までの期間が上記「公開して良い期間」となる。
次に上記第二の方法の場合、視聴許可日時をウェブページ内に記述することをしない代わりに、関連コンテンツを配信システムSへ追加投入する際に、公開開始日時と公開終了日時に加えて視聴許可日時を設定して追加する。
なお、実施形態における視聴開始日時を用いて、対応するコンテンツ等をユーザノードにおいて自動的に再生するように構成することもできる。この場合において参照されるウェブページの記述例について、図3(f)及び図3(g)を用いて説明する。
図3(f)に例示するように、自動再生動作の対象たるコンテンツ等に対応するウェブページWP6には、そのコンテンツ等のコンテンツIDと共に自動再生の開始時刻が記述されている。具体的に図3(f)の例では、図3(b)の場合と同様の形式で、「YYYY」たるコンテンツIDの後の要素60内に、自動再生動作の対象たる関連コンテンツのコンテンツID「ZZZZ」が記述されている。そしてその直後に、自動再生動作の開始時刻が「2009/7/1 12:00」である旨が記述されている。
なお、このような自動再生動作は、例えば定期的にコマーシャルコンテンツを配信する場合等に使用して好適であると考えられる。このため、例えば「毎時30分より自動再生を行う」ように制御することが考えられる。この場合の対応するウェブページの記述としては、例えば図3(g)に例示するウェブページWP7が考えられる。図3(g)は、図3(f)と同様の形式で自動再生動作を記述する場合の例であるが、その要素61における「*」は任意の値である。
他の例として例えば、「毎日12:00より自動再生」するように制御する場合、要素61内の該当部分は「*/*/* 12:00」と記述される。また「毎月15日の12:00より自動再生」するように制御する場合は、要素61内の該当部分は「*/*/15 12:00」と記述される。
(B−3)実施形態における事前ダウンロードを実行するノード数の制御について
次に、実施形態における事前ダウンロードを実行するノード数の制御について、具体的に図4を用いて説明する。
図4(a)に例示する公開開始日時T0の直後において事前ダウンロード対象の関連コンテンツがダウンロード可能になった場合、配信システムSに参加している全てのノードNnが一斉に事前ダウンロードを開始する可能性がある。この場合、コンテンツの配信元たるコンテンツプールの負荷が過剰となる。そこで実施形態では、関連コンテンツの事前ダウンロードを行うノードNnの数を、サーバSVに記憶されているウェブページの記述を用いて制御する。
関連コンテンツの事前ダウンロードを行うノードNnの数の制御の基本概念としては、関連コンテンツを事前ダウンロードするノードNnの数を、時間を追って段階的に増加させる。そして、上記視聴許可日時、即ちウェブページを介したその公開が開始されたタイミングで、関連コンテンツの取得を要求するユーザノードの多くがその関連コンテンツを事前ダウンロード済みであるようにする。そして事前ダウンロード済みのノードNnの数として理想的には、関連コンテンツの取得を要求するユーザノードの全てが視聴許可日時において事前ダウンロード済みであることが望ましい。
このような事前ダウンロードを行うノードNnの数の制御により、視聴許可日時以降にノードNn間での関連コンテンツの授受が急激に発生することが防止できる。また、その関連コンテンツの授受に伴うコンテンツデータ等の送受信によりネットワーク8に係る負荷が急激に増えることも防止される。これにより、コンテンツプールだけでなく、配信システムSのネットワーク8全体にも急激に負荷がかかることを防止できる。なお、視聴するユーザノードの数が多い関連コンテンツでは、予め多くのノードNnがその事前ダウンロードをしていれば、やはりアクセス集中が避けられる。そこで、この場合の事前ダウンロードするノードNnの数は、現在公開中のコンテンツの視聴ノード数に比例しているのが望ましい。
そこで、実施形態の配信システムSでは、視聴許可日時以前は視聴する端末の一部のみが関連コンテンツをダウンロードすることができるように制御する。
より具体的に図4(a)において、タイミングT1及びT2は、夫々、公開開始日時T0と視聴許可日時Tとの間の期間を三等分するタイミングである。またこれと同様に、配信システムSに参加しているノードNnを三つのノードグループ50乃至52に分ける。このノードグループ50乃至51の夫々は、図4(a)に例示されるID空間において相互に同数のノードIDが含まれると予測されるノードグループとされる。
そして、各ノードグループ50乃至52の各々に対して、公開開始日時T0と視聴許可日時Tとの間の期間を上記タイミングT1及びT2により三等分して得られた各区間が、夫々一対一に割り当てられる。これら割り当てられた一つの区間の各々が、各ノードグループ50乃至52の夫々に属するノードNnが関連コンテンツの事前ダウンロードが可能な期間とされる。具体的に図4(a)に示す場合、公開開始日時T0からタイミングT1までの区間が、ノードグループ50に属するノードNnが関連コンテンツの事前ダウンロードが可能な期間である。また同様にタイミングT1からタイミングT2までの区間が、ノードグループ51に属するノードNnが関連コンテンツの事前ダウンロードが可能な期間である。更にタイミングT2から視聴許可日時Tまでの区間が、ノードグループ52に属するノードNnが関連コンテンツの事前ダウンロードが可能な期間である。なお視聴許可日時T以降は、ノードグループ50乃至52に属する各ノードNnの全てが関連コンテンツの事前ダウンロードが可能な期間となる。
図4(a)に例示するようにノードグループ50乃至52を概念的に設定すると、一度に全てのノードNnが事前ダウンロードを開始することが避けられるため、コンテンツプール及び配信システムSへの負荷を低減することができる。
後述するように、実施形態の配信システムSでは、各々のノードIDに基づき、各ノードNnが所属するノードグループがノードグループ50乃至52のいずれであるかを、各ノードNnが自ら判定する。この判定結果により、各ノードNnは関連コンテンツの事前ダウンロードの可否を自ら判定する。このため、図4(a)に例示するようなノードグループの分割をする場合、分割されるノードグループの数をウェブページ上の記述により指定して各ノードNnに認識させる。
より具体的には、図4(b)に例示するウェブページWP8の場合、図3(a)の場合と同様の形式で、「YYYY」たるコンテンツIDの後の要素55内に、ノードグループの分割数(事前ダウンロードの分割数)が具体的に記述される。図4の場合は、開始タグ「<事前ダウンロード分割数タグ>」と終了タグ「</事前ダウンロード分割数タグ>」とにより分割数「3」を挟む形で分割数の記述が為されている。
(B−4)実施形態における対象コンテンツの分割制御について
次に、実施形態における事前ダウンロード対象とするコンテンツの分割制御について、具体的に図5を用いて説明する。
実施形態の配信システムSに参加しているノードNnにおいては、常に、事前ダウンロードが殆ど実行できない状態が発生し得る。具体的には、例えば関連コンテンツの事前ダウンロードが実行される前にノードNnが配信システムSから脱退してしまった場合や、通信回線7が他のデータの授受のために使用されてしまっている場合等である。
ここで、実施形態の配信システムSでは、図4を用いて説明したように、配信システムSに参加している全てのノードNnを三等分し、各ノードNnについて事前ダウンロードが許可された期間に事前ダウンロードを行う。よって、全てのノードNnが関連コンテンツの先頭から同時に事前ダウンロードを開始する場合に、事前ダウンロードが各ノードNnにおいて殆ど実行されない状態となると、コンテンツの先頭部分のみしか事前ダウンロードされないことになる。このときには、先頭以外の関連コンテンツの部分については、ノードNnへの事前ダウンロードが全く為されないこととなる。
そこで実施形態では、図5に例示するように、一つのコンテンツCについて、ノードグループ50乃至52毎に事前ダウンロードの対象とするコンテンツの部位を切り換える制御を各ノードNnに行わせる。図4及び図5に示す例では、ノードグループを三つとしているため、事前ダウンロードの対象たるコンテンツCも三分割し、各ノードグループ50乃至52毎に事前ダウンロードする部分を割り当てる。より具体的に図5の場合、ノードグループ50に所属する各ノードNnは、公開開始日時T0からタイミングT1までの間に先頭の分割コンテンツCAを事前ダウンロードする。またノードグループ51に所属する各ノードNnは、タイミングT1からタイミングT2までの間に中間の分割コンテンツCBを事前ダウンロードする。更にノードグループ52に所属する各ノードNnは、タイミングT2から視聴許可日時Tまでの間に最後の分割コンテンツCCを事前ダウンロードする。このように夫々事前ダウンロードされた分割コンテンツCA乃至CCはその後に配信システムS内で互いに共有されることとなるので、各ノードNnはコンテンツCの全てを取得して再生することが可能となる。また、視聴許可日時T以降については、各分割コンテンツCA乃至CCの全てについてダウンロードが可能となる。
このようなコンテンツCの分割制御は、後述するように、図4(b)に例示したウェブページWP6内の要素55をノードNnにおいて取得し、それに記述されている分割数と自身のノードIDとに基づいて各ノードNnが実行する。またこのようなコンテンツCの分割制御を行った場合、どの分割コンテンツCA等の再生を行ってもコンテンツプールへの配信要求(クエリ)が多く発生しない。この分割制御は、主にデータ量が大きい関連コンテンツの配信において効果が大きい。
(C)ノードの構成及び動作等
次に、実施形態の各ノードNnの構成及び動作について、図6及び図7を用いて説明する。なお図6はノードNnの概要構成を共通的に示すブロック図であり、図7はノードNnにおける動作の全体を示すフローチャートであり、図8はノードNnにおけるコンテンツデータ取得開始動作(事前ダウンロード開始動作)の細部を示すフローチャートである。図9はノードNnにおける再ダウンロード動作の細部を示すフローチャートであり、図10はノードNnにおける事前ダウンロード許可状況確認動作の細部を示すフローチャートである。
図6に示すように、実施形態のノードNnは、ノード識別情報取得手段の一例としての制御部21と、記憶部22と、バッファメモリ23と、デコーダ部24と、映像処理部25と、表示部26と、音声処理部27と、スピーカ28と、通信部29と、入力部30とを備えている。制御部21、記憶部22、バッファメモリ23、デコーダ部24、映像処理部25、通信部29及び入力部30はバス31を介してデータの授受が可能に相互接続されている。
この構成において制御部21は、演算機能を有するCPU、各種データを記憶するRAM及び各種データ及びプログラムを記憶するROM等から構成される。記憶部22は各種データ及び各種プログラム等を記憶保存するためのハードディスク等から構成される。バッファメモリ13は通信部29を介して受信されたコンテンツ及び関連コンテンツを一時的に蓄積する。デコーダ部24は、コンテンツ又は関連コンテンツに含まれるエンコードされたビデオデータ(映像情報)及びオーディオデータ(音声情報)等をデコード(データ伸張や復号化等)する。映像処理部25はデコードされたビデオデータ等に対して所定の描画処理を施しビデオ信号として出力する。表示部26は、映像処理部15から出力されたビデオ信号に相当する映像を表示する液晶ディスプレイ等からなる表示部である。音声処理部27はデコードされたオーディオデータをアナログのオーディオ信号にD(Digital)/A(Analog)変換した後、これを増幅してスピーカ28に出力する。スピーカ28は音声処理部27から出力されたオーディオ信号を音波として出力する。通信部29はネットワーク8を介した他のノードNnやサーバSVの間のデータ授受についての通信制御を行う。
入力部30は、ユーザからの指示を受け付け、その指示に応じた指示信号を制御部21に出力する。この入力部30は、例えばキーボード、マウス、或いは操作パネル等により実現されるものである。
なお以上の構成を備えるノードNnは、実際にはいわゆるパーソナルコンピュータ、STB(Set Top Box)又はテレビジョン受信機等として実現可能である。
記憶部22には、実施形態のノード処理プログラム、コンテンツ又は関連コンテンツとしてのファイル、コンテンツカタログ情報、DHTを用いたルーティングテーブル等が記憶されている。なお以下の説明においては、コンテンツ又は関連コンテンツを適宜「コンテンツ等」と称する。
以上の構成において、制御部21は、CPUが記憶部22等に記憶されたノード処理プログラムを読み出して実行することにより、ノードNn全体を統括制御する。具体的には、ノードNnが配信システムSへ参加したのちにノード処理プログラムが実行されることで、上述したユーザノード、ルートノード又はコンテンツ保持ノード等の少なくとも何れか一つのノードとして機能する。
次に、ユーザノードにおいて実行される実施形態における動作について、図6及び図7を用いて説明する。
(C−1)全体動作について
初めに、ユーザノードの実施形態における動作の全体について、図7を用いて説明する。なお、以下に説明するユーザノードは、事前ダウンロードの対象たる関連コンテンツ以外のコンテンツについては、そのコンテンツをダウンロードしつつ同時並行的にそのコンテンツを視聴(再生)する。このダウンロードと同時並行的な視聴により、事前ダウンロードの対象たる関連コンテンツ以外のコンテンツのダウンロードが完了した時点では、そのコンテンツの視聴も完了していることとなる。以下、ダウンロードと同時並行的にそのコンテンツを視聴することを「視聴ダウンロード」と称する。
図7に示すように、実施形態におけるコンテンツの配信を受けるユーザノードの制御部21は、選択手段の一例としての入力部30における操作に基づき、初めに図1に示すサーバSVから提供されるウェブページにアクセスする(ステップS1)。次に識別情報取得手段の一例としての制御部21は、アクセスしたウェブページからそのデータを取得し(ステップS2)、その取得したデータに基づいて従来と同様の方法により配信システムSに参加する(ステップS3)。この参加方法として具体的には、例えば特開2006−197400号公報の段落番号[0046]及び同[0047]に記載されている方法を用いるのが好適である。
次にコンテンツ取得手段の一例としての制御部21は、ステップS2において取得したウェブページ内の記述に基づき、所望されているコンテンツのダウンロードを開始する(ステップS4)。このステップS4の動作において制御部21は、後ほど図8を用いて詳述する実施形態におけるコンテンツの消去動作も併せて実行する。
コンテンツのダウンロードを実行を開始したら、コンテンツのダウンロードを行いつつ制御部21は、例えばユーザノードが配信システムSから脱退した等の理由で過去にダウンロードが中断されたコンテンツ等について、改めてダウンロードする必要があるか否かを記憶部22において確認する(ステップS5)。このステップS5の確認動作については、後に説明するステップS18の中断時動作に関連して後ほど詳説する。ステップS5の確認において再ダウンロードすべきコンテンツがない場合(ステップS5;NO)、制御部21はステップS4の動作により開始したコンテンツのダウンロードの完了を待って、後述するステップS7の動作に移行する。
一方、ステップS5の確認において再ダウンロードすべきコンテンツがある場合(ステップS5;YES)、制御部21は次に、その再ダウンロードすべきコンテンツについての再ダウンロードを実行する(ステップS6)。このステップS6の動作については、後ほど図9を用いて詳述する。
コンテンツの取得が完了し(ステップS4参照)、又はステップS6の動作において再ダウンロードが完了したら、次に制御部21は、ステップS2において取得したウェブページ内に事前ダウンロードすべき関連コンテンツについての記述(図3(a)乃至同(e)参照)があるか否かを確認する(ステップS7)。事前ダウンロードすべき関連コンテンツについての記述がない場合(ステップS7;NO)、制御部21は後述するステップS19の動作に移行する。
ステップS7の確認において事前ダウンロードすべき関連コンテンツについての記述がある場合(ステップS7;YES)、制御部21は次に、記述されている関連コンテンツのダウンロードが許可されているか否かを確認する(スップS8)。このステップS8の動作については、後ほど図10を用いて詳述する。
次に制御部21は、ステップS8の確認において事前ダウンロードが許可設定となっているか否かを確認する(ステップS9)。この確認において、事前ダウンロードが禁止設定となっている場合(ステップS9;NO)、制御部21は後述するステップS16の動作に移行する。
ステップS9の確認において事前ダウンロードが許可設定となっている場合(ステップS9;YES)、制御部21は次に、ステップS4において実行されているコンテンツのダウンロードが完了したか否かを確認する(ステップS10)。ステップS10の確認においてコンテンツのダウンロードが完了している場合(ステップS10;YES)、制御部21は後述するステップS13の動作に移行する。ステップS10の確認においてコンテンツのダウンロードが未だ完了していない場合(ステップS10;NO)、制御部21は次に、図7に示す動作を実行中のユーザノードが接続されている通信回線7に、事前ダウンロードを行うだけの余裕(帯域の空き)があるか否かを確認する(ステップS11)。
ステップS11の確認において通信回線7に事前ダウンロードの余裕がない場合(ステップS11;NO)、制御部21はステップS4において取得開始したコンテンツのダウンロードが完了するまで待機し(ステップS12)、再度ステップS10の確認に移行する。一方、ステップS11の確認において事前ダウンロードができるだけの余裕が通信回線7にある場合、コンテンツ取得手段の一例としての制御部21は次に、関連コンテンツの事前ダウンロードを開始する(ステップS13)。このステップS13の動作において制御部21は、後ほど図8を用いて詳述する実施形態におけるコンテンツの消去動作も併せて実行する。
以上説明したステップS10乃至S12における制御部21の動作により、結果として、コンテンツのダウンロード(ステップS4参照)が完了した後に、事前ダウンロード対象のコンテンツのダウンロードが開始される。また、コンテンツのダウンロード中であっても、ユーザノードに接続された通信回線7の帯域に余裕がある場合は、コンテンツのダウンロードと関連コンテンツのダウンロードとが並行して行われる。これにより、ダウンロード(ステップS4参照)中のコンテンツに影響を与えることなく、事前ダウンロードを実行することができる。
次に制御部21は、ステップS13により関連コンテンツの事前ダウンロードを開始した後は、それが中断されたか否かを常に監視する(ステップS14)。この中断の理由としては、例えばユーザノード自体が配信システムSから脱退することによる中断や、ユーザノードが接続されている通信回線7に生じた不具合により中断する場合等が考えられる。
ステップS14の監視において事前ダウンロードが中断された場合(ステップS14;YES)、制御部21はステップS18の中断時動作に移行し、その後ユーザノードとしての動作を終了する。このステップS18の動作については、後ほど詳述する。一方、ステップS14の監視において事前ダウンロードが継続して完了した場合(ステップS14;NO)、制御部21は事前ダウンロードを終了させる(ステップS15)。
次に制御部21は、事前ダウンロードすべき他の関連コンテンツの有無を確認する(ステップS16)。この確認は、ステップS2において取得したウェブページの記述(例えば図3(c)参照)に基づき確認される。
ステップS16の確認において事前ダウンロードすべき他の関連コンテンツがない場合(ステップS16;NO)、制御部21はそのままユーザノードとしての動作を終了する。ステップS16の確認において、事前ダウンロードすべき他の関連コンテンツがある場合(ステップS16;YES)、制御部21は、ウェブページにおいて次に記述されている関連コンテンツを新たな事前ダウンロードの対象として設定する(ステップS17)。その後制御部21は、上記ステップS8に移行し、上述して来た動作を新たな事前ダウンロードの対象たる関連コンテンツについて繰り返す。
一方、上記ステップS7の確認において、ステップS2において取得したウェブページ内に事前ダウンロードすべき関連コンテンツについての記述がない場合(ステップS7;NO)、制御部21は次に、自動再生すべき他のコンテンツ等の有無を確認する(ステップS19)。この確認は、ステップS2において取得したウェブページの記述に基づき確認される。ステップS19の確認において自動再生すべき他のコンテンツ等がない場合(ステップS19;NO)、制御部21はそのままユーザノードとしての動作を終了する。ステップS19の確認において自動再生すべき他のコンテンツ等がある場合(ステップS19;YES)、制御部21は次に、例えばウェブページWP6(図3(f)参照)に記述されていた自動再生動作の開始時刻が到来したか否かを確認する(ステップS20)。
ステップS20の確認において自動再生動作の開始時刻が到来している場合(ステップS20;YES)、制御部21は後述するステップS22の動作に移行する。ステップS20の確認において自動再生動作の開始時刻が未だ到来していない場合(ステップS20;NO)、制御部21はその開始時刻まで待機した後(ステップS21)、後述するステップS22の動作に移行する。
次に、ステップS20の確認又はステップS21の待機動作において自動再生動作の開始時刻が到来したとき、制御部21は実施形態に係る自動再生動作を実行し(ステップS22)、その後はそのままユーザノードとしての動作を終了する。
ここで、ステップS22として具体的には、例えば、ユーザノードにおいて現在再生しているコンテンツの再生を一時的に停止し、次に自動再生動作の対象たる関連コンテンツの再生を開始し、その関連コンテンツの自動再生動作が完了した後に、元の一時停止したコンテンツの再生を再開する動作がある。
(C−2)コンテンツ取得開始の動作について
次に、上記ステップS4の動作として実行されるコンテンツ取得開始動作及び上記ステップ13又は後述する図9ステップS64の動作として実行される事前ダウンロード開始動作の詳細について、図8を用いて説明する。なお上記ステップS4、S13及びS64の動作は実質的には同一の動作であるので、纏めて図8を用いて説明するものである。
図8に示すように、上記コンテンツ取得開始動作等(ステップS4等)として具体的に制御部21は、先ず、その時にダウンロード対象であるコンテンツ等のデータ量を取得する(ステップS40)。
次に判定手段の一例としての制御部21は、ステップS40の動作により取得したデータ量を有するコンテンツ等を記憶すること可能なデータ量以上の空き領域がコンテンツ記憶手段の一例としての記憶部22内にあるか否かを確認する(ステップS41)。ステップS41の確認において必要なデータ量以上の空き領域がある場合(ステップS41;YES)、制御部21はダウンロード対象たるコンテンツ等を取得して記憶部22内に蓄積する(ステップS52)。
その後制御部21は、図7ステップS5、図7ステップS14、図9ステップS65のいずれかのうちの対応する動作に移行する。この場合、図7ステップS4の動作として図8に示す動作が実行される場合は図7ステップS5の動作に、図7ステップS13の動作として図8に示す動作が実行される場合は図7ステップS14の動作に、図9ステップS64の動作として図8に示す動作が実行される場合は図9ステップS65の動作に、夫々移行する。
ステップS41の確認において必要なデータ量の空き領域がない場合(ステップS41;NO)、制御部21は次に、ステップS40の動作により取得したデータ量のコンテンツ等を実際に記憶部22に記憶させる際に必要となるデータ量を正確に算出する(ステップS42)。次に制御部21は、記憶部22に記憶済みのコンテンツ等のうち、ダウンロードした時期が最も早いコンテンツ等を一つ選択する(ステップS43)。
次に制御部21は、現在日時がステップS43の動作により選択したコンテンツ等における視聴許可日時Tを期間情報記憶手段の一例としての記憶部22から読み出す。そして制御部21は、読み出した視聴許可日時Tから起算して、予め設定された日数であるN日より前以降であるか否かを確認する(ステップS44)。ステップS44の確認において、現在日時が視聴許可日時Tから起算してN日前以降でない場合(ステップS44;NO)、消去手段の一例としての制御部21はステップS43の動作により選択したコンテンツ等を記憶部22から消去する(ステップS45)。次に制御部21は、ステップS45の消去動作により、ステップS42の動作により算出したデータ量よりも大きいデータ量の空き領域ができたか否かを確認する(ステップS46)。ステップS46の確認において必要なデータ量の空き領域が確保できた場合(ステップS46;YES)、記憶制御手段の一例としての制御部21は次に、確保できた空き領域を用いて上記ステップS52の動作を実行する。
その後制御部21は、図7ステップS5、図7ステップS14、図9ステップS65のいずれかのうちの対応する動作に移行する。
ここで、上記予め設定された日数Nは、ステップS43の動作により選択されたコンテンツ等を視聴許可日時Tまでに再度ダウンロードするための時間的な余裕に相当する日数として、予め設定された日数である。この日数として具体的には、例えば配信システムSへの予測参加ノード数やそのコンテンツ等の人気度等に基づき、経験的又は実験的に決定される日数である。
一方、ステップS46の確認において、ステップS45の動作によりコンテンツ等を消去した後でもなお、必要なデータ量の空き領域が確保できない場合(ステップS46;NO)、次に制御部21は、それまでのステップS43の動作により全ての蓄積済みコンテンツ等が選択されたか否かを確認する(ステップS47)。ステップS47の確認において未選択のコンテンツ等がある場合(ステップS47;NO)、制御部21は次に、直前のステップS43の動作により選択されたコンテンツ等に対して、ダウンロードした時期が次に早い他のコンテンツ等を一つ選択する(ステップS48)。その後制御部21は、ステップS48の動作により選択されたコンテンツ等について上記ステップS44以降の動作を繰り返す。
他方、ステップS47の確認において、未選択のコンテンツ等がない場合(ステップS47;YES)、これまでのステップS43乃至S48の動作によっては消去に適したコンテンツ等が記憶部22内に発見できなかったこととなる。そこで制御部21は、ステップS4等として取得すべきコンテンツ等を優先させるべく、記憶部22に記憶済みのコンテンツ等のうち、ダウンロードした時期が最も早いコンテンツ等を再度一つ選択する(ステップS49)。
次に制御部21は、ステップS49の動作により選択したコンテンツ等を記憶部22から消去する(ステップS50)。その後制御部21は、ステップS50の消去動作により、ステップS42の動作により算出したデータ量よりも大きいデータ量の空き領域ができたか否かを確認する(ステップS51)。ステップS51の確認において必要なデータ量の空き領域が確保できた場合(ステップS51;YES)、制御部21は次に、確保できた空き領域を用いて上記ステップS52の動作を実行する。その後制御部21は、図7ステップS7、図7ステップS14、図9ステップS65のいずれかのうちの対応する動作に移行する。
一方、ステップS51の確認において、ステップS50の動作によりコンテンツ等を消去した後でもなお、必要なデータ量の空き領域が確保できない場合(ステップS51;NO)、次に制御部21は上記ステップS49に戻る。このステップS49以降の動作においては、直前のステップS50の動作により一のコンテンツ等を消去した後の記憶部22に対して、ステップS49乃至S51の動作が繰り返される。
以上の図8を用いて説明した動作が実行される過程では、新たなコンテンツ等として関連コンテンツを蓄積する場合、先ず視聴ダウンロードが最も早く完了したコンテンツ等から順に記憶部22から消去され、それにより空いた領域に新たな関連コンテンツが記憶される。この場合、消去により空いた領域との関係では、新たな関連コンテンツを分割して記憶する必要が生じる場合がある(図8ステップS43乃至S45、ステップS46及びステップS52参照)。
また、事前ダウンロード済みで未視聴の関連コンテンツを消去する場合は、視聴許可日時Tから起算してN日より前以降であるものから順に消去される(図8ステップS43乃至S48及びS52参照)。
なお、各コンテンツ等が視聴済みか否かの確認については、上述したように視聴ダウンロードが完了したことをもって視聴を完了したと確認する方法以外に、種々の確認方法がある。例えば、視聴済みである旨を示すフラグを制御部21内の図示しない不揮発性の記憶領域に別途記憶しておき、制御部21がその内容を参照することでそのコンテンツ等が視聴済みであるか否かを判定しても良い。
(C−3)再ダウンロードの動作について
次に、上記ステップS6の動作として実行される再ダウンロード動作の詳細について、図9を用いて説明する。
図9に示すように、再ダウンロード動作(ステップS6)として具体的に制御部21は、初めに再ダウンロード対象たるコンテンツ等の中から視聴許可日時Tが最も近いコンテンツ等を再ダウンロードの対象として設定する(ステップS60)。
次に制御部21は、現在ダウンロード中の他のコンテンツ等の有無を確認する(ステップS61)。ステップS61の確認において他のコンテンツをダウンロード中でない場合(ステップS61;YES)、制御部21は後述するステップS64の動作に移行する。ステップS61の確認において他のコンテンツをダウンロード中である場合(ステップS61;YES)、制御部21は次に、ユーザノードが接続されている通信回線7に再ダウンロードを行うだけの余裕があるか否かを確認する(ステップS62)。
ステップS62の確認において通信回線7に再ダウンロードの余裕がない場合(ステップS62;NO)、制御部21は現在のコンテンツのダウンロードが完了するまで待機し(ステップS63)、再度ステップS61の確認に移行する。一方、ステップS62の確認において再ダウンロードができるだけの余裕が通信回線7にある場合、制御部21は次に、再ダウンロードとしての事前ダウンロードを開始する(ステップS64)。このステップS64の動作において制御部21は、上記ステップS4又はS13の動作中において図8を用いて詳述した実施形態におけるコンテンツの消去動作も併せて実行する。
次に制御部21は、ステップS64により事前ダウンロードを開始した後、制御部21はその事前ダウンロードが中断されたか否かを常に監視する(ステップS65)。このステップS65の確認動作はステップS14の確認動作と同様に実行される。
ステップS65の監視において事前ダウンロードが中断された場合(ステップS65;YES)、制御部21はステップS67の中断時動作に移行し、その後ユーザノードとしての動作を終了する。このステップS67の動作については、ステップS18の動作と同じく後ほど詳述する。一方、ステップS65の監視において事前ダウンロードが継続して完了した場合(ステップS65;NO)、制御部21は事前ダウンロードを終了させ(ステップS66)、その後図7ステップS7の動作に移行する。
(C−4)事前ダウンロード許可状況確認の動作について
次に、図5を用いて説明したコンテンツCの分割としての上記ステップS8の動作として実行される事前ダウンロード許可状況確認動作の詳細について、図10を用いて説明する。
図10に示すように、上記事前ダウンロード許可状況確認の動作(ステップS8)として具体的に制御部21は、先ず、事前ダウンロードにおけるノードグループの数(分割数)を、図4(b)に例示するウェブページWP6を介して取得する(ステップS80)。実施形態の場合、その分割数は「3」である。
次に群識別情報取得手段の一例としての制御部21は、ユーザノードが所属するノードグループが何れのノードグループであるかを確認する(ステップS81)。このステップS81の動作として具体的に制御部21は、ユーザノードを識別するノードIDを上記分割数で除し、その余りに「1」を加算した値に対応するノードグループをそのユーザノードが所属するノードグループとする。このユーザIDは、例えば識別情報記憶手段の一例たる記憶部22に記憶されている。
ここで、分割数が「3」である場合の上記余りとノードグループの関係としては、例えば、余りが「0」である場合はノードグループ50(図4(a)参照)に、余りが「1」である場合はノードグループ51に、夫々所属していると決定する。また余りが「2」である場合はノードグループ52に所属していると決定する。なお以下の説明では、ノードグループ50が番号1のノードグループ、ノードグループ51が番号2のノードグループ、ノードグループ52が番号3のノードグループとして説明する。
次に制御部21は、事前ダウンロードの対象たる関連コンテンツにおける上記公開開始日時T0及び視聴許可日時Tを、例えば図4(b)に例示するウェブページWP6等を介して取得し(ステップS82)、記憶部22に記憶させる。
次に決定手段の一例としての制御部21は、公開開始日時T0から視聴許可日時Tまでの期間を等分する境界時刻T1乃至Tnを設定する(ステップS83)。この境界時刻は、図4(a)に例示する場合ではタイミングT1及びT2となる。ステップS83の動作としてより具体的に制御部21は、公開開始日時T0から視聴許可日時Tまでの期間を等分し、等分した夫々の期間の境界となるタイミングを、各々境界時刻T1及びT2とする。
そして、アクセスしたウェブページに例えば図4(b)に例示した要素55が含まれているか否か等に基づき、制御部21は、事前ダウンロードするタイミングをノードグループ毎に変更するか否かを確認する(ステップS84)。ステップS84の確認によりタイミングを変更しない場合(ステップS84;NO)、制御部21は後述するステップS87の動作に移行する。ステップS84の確認によりタイミングを変更する場合(ステップS84;YES)、制御部21は次に、その時に事前ダウンロードの対象となっている関連コンテンツをノードグループの数「3」に分割する。このとき、その分割された分割コンテンツの夫々が、図5に例示した分割コンテンツCA乃至CCに夫々相当する。そして制御部21は、その分割した分割コンテンツCA乃至CCの先頭位置を、夫々「C1」乃至「C3」とする(ステップS85)。
次に制御部21は、ステップS81の動作により確認したノードグループの番号「G」(Gは1乃至3のいずれか)に対応する分割コンテンツCGを選択する(ステップS86)。その後、群識別手段の一例としての制御部21は、現在時刻が時刻TG−1と時刻TGの間にあるか否かを確認する(ステップS87)。このステップS87の動作において制御部21は、ステップS81の動作により決定された所属ノードグループの番号が「1」であるときは現在時刻が公開開始日時T0と境界事項T1との間であるか否かを確認する。またステップS81の動作により決定された所属ノードグループの番号が「2」であるときは現在時刻が境界事項T1と境界時刻T2との間であるか否かを確認する。更にステップS81の動作により決定された所属ノードグループの番号が「3」であるときは現在時刻が境界事項T2と視聴許可日時Tとの間であるか否かを確認する。
そして、ステップS87の確認結果が各ノードグループについて「YES」であった場合、制御部21は、事前ダウンロードが許可である旨を記憶部22に記憶させて(ステップS88)、図7ステップS9の動作に移行する。ステップS87の確認結果が各ノードグループについて「NO」であった場合、制御部21は、事前ダウンロードが禁止である旨を記憶部22に記憶させて(ステップS89)、図7ステップS9の動作に移行する。
図10を用いて説明したステップS8の動作により、図5を用いて先に例示した分割コンテンツCA乃至CC毎に事前ダウンロードのタイミングをずらしながら、対応する各ノードグループに所属するユーザノードがダウンロードできる。
(C−5)中断時動作について
次に、上記ステップS18又はS67の動作として実行される中断時動作について説明する。なお、実施形態に係る中断時動作は二通りの動作が可能である。
即ち中断動作時動作の第一例としては先ず、ユーザノードにおいて中断時に既にダウンロード済みのコンテンツ等を、動作再開後に改めて取得する中断時動作がある。また中断時動作の第二例としては、ユーザノードにおいて中断時にダウンロード済みのコンテンツ等の配信システムSにおける蓄積ノード数の減少を防止すべく、ユーザノードが完全に中断する前にそのコンテンツ等を他のノードNnに転送して蓄積させる中断時動作がある。
以上説明したように、実施形態の配信システムSの動作によれば、サーバSVにおいてコンテンツIDと関連コンテンツIDとの対を生成すると共に、ユーザノードにおいて選択されて取得されたコンテンツを識別するためのコンテンツIDが上記対に含まれているとき、その対に含まれている関連コンテンツIDに基づいて、ネットワークを介してその関連コンテンツIDにより識別される関連コンテンツを取得するので、全てのノードNnが一律に関連コンテンツを取得する場合に比して、ネットワーク8の利用の非効率化及び不要なノードNnにまで取得されることを防止できる。
また、サーバSVで生成されたウェブページ内のコンテンツID及び関連コンテンツIDをユーザノードにおいて取得するので、簡易な構成で各ユーザノードにおいてコンテンツID及び関連コンテンツIDを取得することができる。
更に、コンテンツの取得が完了した後に関連コンテンツの取得を開始するので、コンテンツの取得が関連コンテンツの取得により影響を受けることがなく、迅速にそのコンテンツを取得することができる。
更にまた、予め分割されているノードグループ50乃至52毎に時間を分けて関連コンテンツの取得が行われるので、結果的にネットワーク8に対する負荷が分散されることとなり、ネットワーク8の利用の効率化が促進される。
また、分割コンテンツCA乃至CCを取得して他のノードNnとの間で共有するので、各ノードNnにおいて関連コンテンツの全てを夫々に取得する必要がなく、結果的にネットワーク8に対する負荷が分散されてネットワーク利用の効率化が促進される。
更に、関連コンテンツを対象とする視聴許可日時Tが到来したとき、対応する再生処理を開始するので、関連コンテンツについて設定された視聴許可日時Tに自動又は手動により再生処理が開始されることで、例えばコンテンツ等の作成者の意図した態様でそのコンテンツ等についての再生処理を開始させることができる。
更にまた、コンテンツ等を新たに記憶させる場合においてそのための空き領域が記憶部22において不足しているとき、再生処理が実行済みであり且つ最も早く記憶されたコンテンツ等を消去し、その消去により空いた記憶領域に新たに記憶させるべきコンテンツ等を記憶させるので、コンテンツ等の新たな記憶を効率的に実行することができる。
また、最も早く記憶され且つ処理の対象とできる期間の終了がもっとも遅いコンテンツ等を記憶部22から消去し、その消去により空いた記憶領域に新たに記憶させるべきコンテンツ等を記憶させるので、コンテンツ等の新たな記憶をより効率的に実行することができる。
(II)変形形態
次に、本発明に対応する変形形態について、図11及び図12を用いて説明する。なお図11は変形形態における事前ダウンロードタイミングの制御を概念的に示す図であり、図12は変形形態における事前ダウンロード許可状況確認動作の細部を示すフローチャートである。
上述した実施形態では、関連コンテンツを事前ダウンロードする期間をノードグループ50乃至51で異ならせる場合(図4及び図5参照)、公開開始日時T0と視聴許可日時Tとの間を等分して各ノードグループ50等に割り振った。
これに対し、変形形態における事前ダウンロードタイミングの制御では、事前ダウンロードを許可するユーザノードを単純に等分するのではなく、視聴許可日時Tに近いほど、ダウンロードを許可するユーザノードの数を増やしていく。
より具体的に実施形態に関する図4及び図5の場合では、タイミングT1からタイミングT2までの期間は、ノードグループ51に所属するノードNnがコンテンツプールへと関連コンテンツの配信を要求する可能性がある。このときに配信要求するノードNnの数は、最大で配信システムSに参加し得る全てのノードNnの数の三分の一となる。しかしながら、ノードNnの全体数が非常に大きくなった場合などでは、たとえ全体の三分の一であっても、コンテンツプールにおける配信負荷が非常に大きくなる可能性がある。
そこで、変形形態の配信システムにおける事前ダウンロードタイミングの制御では、事前ダウンロードするタイミングか否かの判断を、各ノードNnにおいて以下のように行う。
(A)配信システムSに参加するユーザノードの数が仮に16個とされる図11において、公開開始日時T0と視聴許可日時Tとの間の中央のタイミングT1よりも前は、全体の1/2個のノードNnが関連コンテンツの事前ダウンロードを許可される。図11に例示する場合は、ノードN1一個のみ(16×(1/2)=1)が事前ダウンロードを許可される。
ここで指数Nは任意の自然数とされるが、あまり小さな値であるとサーバの負荷軽減とならない。指数Nの値として望ましくは、2がコンテンツ等を視聴すると想定されるユーザノードの数に近い値となるように指数Nが決定される。図11に例示する場合は、N=4である。
(B)次に、タイミングT1と視聴許可日時Tとの間の中央のタイミングT2よりも前は、全ノードNnの1/2(N−1)が事前ダウンロードを許可される。図11に例示する場合は、ノードグループ70を形成するノードN1とN9の二個(16×1/2(4−1)=2)が事前ダウンロードを許可される。
(C)次に、タイミングT2と視聴許可日時Tとの間の中央のタイミングT3よりも前は、全ノードNnの1/2(N−2)が事前ダウンロードを許可される。図11に例示する場合は、ノードグループ71を形成するノードN1、N9、N3及びN4の四個(16×1/2(4−2)=4)が事前ダウンロードを許可される。
(D)次に、タイミングT3と視聴許可日時Tとの間の中央のタイミングT4よりも前は、全ノードNnの1/2(N−3)が事前ダウンロードを許可される。図11に例示する場合は、ノードグループ72を形成するノードN1、N9、N3、N4、N10、N14、N2及びN8の八個(16×1/2(4−3)=8)が事前ダウンロードを許可される。
(E)以降、タイミングT4と視聴許可日時Tとの間の中央のタイミングT5よりも前の時間、タイミングT5と視聴許可日時Tとの間の中央のタイミングT6よりも前の時間、…、と、事前ダウンロードする端末を倍々に増加させる。そして、タイミングT(N+1)以降の時間は全てのノードNnの1/2(N−N)、即ち全てのノードNnが事前ダウンロードを許可される。図11に例示する場合は十六個のノードNnの全てが事前ダウンロードを許可される。
以上の規則に従えば、一度事前ダウンロードが許可されたユーザノードは、それ以降も継続的に事前ダウンロードを許可され続ける。このため、あるユーザノードが事前ダウンロードを許可された直後は事前ダウンロードができなかった(換言すれば関連コンテンツを視聴しなかった)としても、その後にいつでも事前ダウンロードを試みることができる。
なお、上記規則によれば、各タイミングTN以降は事前ダウンロードを許可される端末がそれまでの倍に増えることになるが、そのうちの半分はタイミングTN-1以前の段階で事前ダウンロード済みとなっている可能性が高い。
また、図4及び図5に例示した場合において公開開始日時T0と視聴許可日時Tとの間を三等分した場合、コンテンツプールに対する負荷は上述したように最大で全体の三分の一にしか減らない。一方図11に例示する場合は、これを指数関数的に最大で1/8に減少させることができるので、図4及び図5に例示した場合よりもコンテンツプールに対する負荷が軽減し易い。またこの方法の場合、図4(b)に例示するように分割数をウェブページ上に記述する必要もない。
なお、変形形態の主旨としては、コンテンツプールに急激な負荷をかけないことが重要となる。よって、図11に例示する場合のように倍々で事前ダウンロードを許可されるノードNnの数を増加させる以外に、三倍ずつノードNnの数を増大させていっても良い。また視聴許可日時Tまでの時間も図11に例示するように半分ずつに区切っていくのではなく、例えば一定時間おきにタイミングTNを設定してもよい。
次に、変形形態における事前ダウンロードタイミングの制御を実現するための事前ダウンロード許可状況確認におけるユーザノードの動作(図7ステップS8)の詳細について、図12を用いて説明する。
図12に示すように、変形形態におけるステップS8の動作として具体的に制御部21は、先ず事前ダウンロードの対象となっている関連コンテンツにおける上記公開開始日時T0及び視聴許可日時Tを、例えば図4(b)に例示するウェブページWP6等を介して取得する(ステップS800)。
次に決定手段の一例としての制御部21は、現在時刻が視聴許可日時Tより前か否かを確認する(ステップS801)。ステップS801の確認において、現在時刻が既に視聴許可日時T以降である場合(ステップS801;NO)、制御部21は無条件に事前ダウンロードが許可である旨を記憶部22に記憶させて(ステップS807)、図7ステップS9の動作に移行する。
ステップS801の確認において、現在時刻が視聴許可日時Tより前である場合(ステップS801;YES)、制御部21は次に、自然数であるパラメータnに「1」を設定する(ステップS802)。このパラメータnは図11に示す指数Nとは異なる自然数のパラメータである。
次に制御部21は、変形形態における事前ダウンロードの条件が変わるタイミングTnを、時間としての式(Tn=Tn-1+T)/2より夫々求める(ステップS803)。このステップS803の動作により、図11に例示するタイミングT1乃至T4が順次算出される。
次に群識別手段の一例としての制御部21は、現在時刻がそのときのパラメータnの値を適用したタイミングTnより後であるか否かを確認する(ステップS804)。ステップS804の確認において現在時刻がタイミングTnより後である場合(ステップS804;YES)、制御部21はパラメータnの値を「1」だけインクリメントする(ステップS809)。その後制御部21は、そのときのパラメータnの値が図11に示す指数Nに「1」を加えた数に等しいか否かを確認する(ステップS810)。このステップS810の確認においてそのときのパラメータnの値が指数Nに「1」を加えた数に等しい場合(ステップS810;YES)、制御部21は、ユーザノードとして事前ダウンロードが許可である旨を記憶部22に記憶させて(ステップS807)、図7ステップS9の動作に移行する。
ステップS804の確認において現在時刻がタイミングTnより後でない場合(ステップS804;NO)、次に制御部21は、「2(N+1)−n」の値を求める(ステップS805)。そして制御部21は、更にユーザノードのノードIDの値が2(N+1)−nの倍数であるか否かを確認する(ステップS806)。これにより制御部21は、ノードIDの値が2(N+1)−nの倍数でない場合(ステップS806;NO)、事前ダウンロードが禁止である旨を記憶部22に記憶させて(ステップS808)、図7ステップS9の動作に移行する。ステップS806の確認においてノードIDの値が2(N+1)−nの倍数である場合(ステップS806;YES)、制御部21は、事前ダウンロードが許可である旨を記憶部22に記憶させて(ステップS88)、図7ステップS9の動作に移行する。
図12を用いて説明したステップS8の動作により、図11を用いて例示したタイミングTNを区切りとして事前ダウンロードタイミングを制御することができる。
以上説明した変形形態における事前ダウンロードタイミングの制御によれば、コンテンツ等のデータ量が十分に小さく、且つ視聴するユーザノードの数が極めて多い場合において、特に負荷分散の効果が大きい。
即ち、例えばノードグループ70に所属するノードN1及びN9がノードグループ70よりも所属するノードNnの数が多いノードグループ71にも所属するという関係にある複数のノードグループ70等毎に関連コンテンツの事前ダウンロードが行われるので、結果的にネットワーク8に対する負荷が分散されることとなり、ネットワーク利用の効率化が促進される。
なお、上記実施形態及び変形形態の配信システムS等はDHTを利用したアルゴリズムによって形成されることを前提として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、図3乃至図5に示した動作に対応するプログラム並びにプログラムをフレキシブルディスク又はハードディスク等の記録媒体に記録しておき、若しくはネットワーク8上の所定のサーバからダウンロードして記録しておくことが可能である。そしてこれらをマイクロコンピュータ等の汎用のコンピュータで読み出して実行することにより、そのコンピュータを実施形態におけるサーバSVの制御部11として機能させることもできる。
また同様に、図7乃至図10及び図12に示した動作に対応するプログラム並びに上記ノード処理プログラムをフレキシブルディスク又はハードディスク等の記録媒体に記録しておき、若しくはネットワーク8上の所定のサーバからダウンロードして記録しておくことが可能である。そしてこれらをマイクロコンピュータ等の汎用のコンピュータで読み出して実行することにより、そのコンピュータを実施形態又は変形形態におけるノードNnの制御部21として機能させることもできる。
以上夫々説明したように、本発明はコンテンツを配信する配信システムの分野に利用することが可能であり、特にP2P型のネットワークシステムからなる配信システムの分野に適用すれば特に顕著な効果が得られる。
3 IX
4a、4b ISP
5a、5b DSL回線事業者
6 FTTH回線事業者
7 通信回線
8 ネットワーク
9 オーバーレイネットワーク
11、21 制御部
12、22 記憶部
15、29 通信部
13、30 入力部
14、31 バス
23 バッファメモリ
24 デコーダ部
25 映像処理部
26 表示部
27 音声処理部
28 スピーカ
40、41、42、43、44、55、60、61 要素
50、51、52、70、71、72 ノードグループ
N1、N2、N3、N4、N5、N6、N7、N8、N9、N10、N11、N12、N13、N14、N15、N16、N17、N18、N19、Nn ノード
S 配信システム
SV サーバ
CA、CB、CC 分割コンテンツ
WP1、WP2、WP3、WP4、WP5、WP6、WP7、WP8 ウェブページ

Claims (17)

  1. ネットワークに接続されたノード装置及び情報処理装置からなる情報処理システムにおいて、
    前記情報処理装置は、前記ノード装置における再生対象たる再生コンテンツを識別するための識別情報と、前記再生コンテンツに関連する1以上の関連コンテンツを識別するための関連識別情報と、が対応付けられている対情報を生成する生成手段を備え、
    前記ノード装置は、
    前記生成手段により生成された前記対情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記識別情報取得手段により取得された前記対情報が含む前記識別情報及び前記関連識別情報に基づき、コンテンツを記憶する前記情報処理装置又は他の前記ノード装置のいずれかから、前記ネットワークを介して当該コンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記情報処理装置は、前記生成手段により生成された前記対情報を含み、且つ、前記ネットワークを介して各前記ノード装置において取得可能なページ情報を生成するページ情報生成手段を更に備え、
    前記ノード装置の前記識別情報取得手段は、前記ページ情報生成手段により生成された前記ページ情報が含む前記識別情報及び前記関連識別情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 再生対象たる再生コンテンツを識別するための識別情報と、前記再生コンテンツに関連する1以上の関連コンテンツを識別するための関連識別情報と、が対応付けられている対情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記識別情報取得手段により取得された前記対情報が含む前記識別情報及び前記関連識別情報に基づき、コンテンツを記憶する情報処理装置又は他のノード装置のいずれかからネットワークを介して当該コンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
    を備えることを特徴とするノード装置。
  4. 前記識別情報取得手段は、前記対情報を含み、且つ、前記ネットワークを介して各前記ノード装置において取得可能なページ情報を取得し、
    前記コンテンツ取得手段は、前記識別情報取得手段により取得された前記ページ情報が含む前記対情報が含む前記識別情報及び前記関連識別情報に基づき、コンテンツを記憶する情報処理装置又は他のノード装置のいずれかからネットワークを介して当該コンテンツを取得することを特徴とする請求項3に記載のノード装置。
  5. 前記コンテンツ取得手段は、前記再生コンテンツの取得が完了した後、前記関連識別情報により識別される前記関連コンテンツの取得を開始することを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理システム。
  6. 複数の前記ノード装置が複数のノード装置群に分けられており、
    前記ノード装置夫々が所属する前記ノード装置群を識別する群識別情報を取得する群識別情報取得手段と、
    前記群識別情報取得手段により取得された前記群識別情報により識別される前記ノード装置群に基づいて、複数の前記ノード装置群毎に異なる前記関連コンテンツを取得する取得時間を決定する決定手段と、
    を更に備え、
    前記コンテンツ取得手段は、前記決定手段により決定された時間に前記関連コンテンツを取得することを特徴とする請求項3又は4に記載のノード装置。
  7. 各前記ノード装置を相互に識別するためのノード識別情報に基づいて、前記ノード装置を夫々含む複数のノード装置群が設定されており、
    前記ノード識別情報を取得するノード識別情報取得手段と、
    前記ノード識別情報取得手段により取得された前記ノード識別情報と、前記群識別情報取得手段により取得された前記群識別情報と、に基づいて、所属する前記ノード装置群を識別する群識別手段と、
    を更に備え、
    前記決定手段は、前記群識別手段により識別された前記ノード装置群に基づいて、複数の前記ノード装置群毎に異なる前記関連コンテンツを取得する取得時間を決定し、
    前記コンテンツ取得手段は、前記決定手段により決定された時間に前記関連コンテンツを取得することを特徴とする請求項6に記載のノード装置。
  8. 前記コンテンツ取得手段は、前記関連コンテンツを所定の個数に分割した分割コンテンツのうち、前記群識別手段により識別された前記ノード装置群毎に異なる前記分割コンテンツを取得することを特徴とする請求項7に記載のノード装置。
  9. 各前記ノード装置を相互に識別するためのノード識別情報を取得するノード識別情報取得手段を更に備え、
    前記識別情報取得手段は、前記識別情報及び前記関連識別情報と、各前記ノード装置の前記ノード識別情報と、に基づいて、前記ノード装置が所属するノード装置群が識別可能な群識別情報を取得し、
    前記識別情報取得手段により取得された前記群識別情報に基づいて、前記関連コンテンツを取得可能な取得時期を決定する決定手段を更に備え、
    前記取得時期が早い前記ノード装置群ほど、当該ノード装置群に所属する前記ノード装置の数が少ないことを特徴とする請求項3又は4に記載のノード装置。
  10. 前記識別情報取得手段は、前記対情報が含む前記識別情報及び前記関連識別情報と、前記関連コンテンツの再生処理の開始時刻を示す開始時刻情報と、を取得し、
    前記開始時刻情報により示される前記開始時刻が到来したとき、当該開始時刻情報に対応する前記関連コンテンツの再生処理を開始する実行手段を更に備えることを特徴とする請求項3又は4に記載のノード装置。
  11. 前記コンテンツ取得手段により取得された前記コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
    前記コンテンツ記憶手段に新たにコンテンツを記憶させるとき、前記コンテンツ記憶手段が記憶可能な記憶容量が不足しているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記記憶容量が不足していると判定されたとき、再生処理が既に実行済みであり、且つ、過去において早い時期に前記コンテンツ記憶手段に記憶されたコンテンツを前記コンテンツ記憶手段から消去する消去手段と、
    前記消去手段により前記コンテンツが消去されたとき、新たに記憶させるコンテンツを前記コンテンツ記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項3又は4に記載のノード装置。
  12. 前記コンテンツ取得手段により取得された前記コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
    前記コンテンツを再生処理可能な期間を示す期間情報を取得する期間情報取得手段と、
    前記識別情報取得手段より取得された前記関連識別情報を記憶する関連識別情報記憶手段と、
    前記コンテンツ記憶手段に新たにコンテンツを記憶させるとき、前記コンテンツ記憶手段が記憶可能な記憶容量が不足しているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記記憶容量が不足していると判定されたとき、前記期間情報取得手段により取得された前記期間情報に基づき、再生処理の対象とできる期間の終了が遅いコンテンツを前記コンテンツ記憶手段から消去する消去手段と、
    更に備え、
    前記関連識別情報記憶手段は、前記消去手段により消去されたコンテンツに対応する前記関連識別情報を記憶し、
    前記コンテンツ取得手段は、前記関連識別情報記憶手段に記憶された前記関連識別情報に基づいてコンテンツを取得することを特徴とする請求項3又は4に記載のノード装置。
  13. ネットワークを介してノード装置に接続された情報処理装置において、
    前記ノード装置における再生対象たる再生コンテンツを識別するための識別情報と、前記再生コンテンツに関連する1以上の関連コンテンツを識別するための関連識別情報と、が対応付けられている対情報に基づいて、コンテンツを記憶する前記情報処理装置又は他の前記ノード装置のいずれかから前記対情報が含む前記識別情報及び前記関連識別情報に対応する前記コンテンツを取得する前記ノード装置のコンテンツ取得動作に供される対情報を生成する生成手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
  14. 前記生成手段により生成された前記対情報を含み、且つ、前記ネットワークを介して各前記ノード装置において取得可能なページ情報を生成するページ情報生成手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
  15. ノード装置のコンピュータに、
    再生対象たる再生コンテンツを識別するための識別情報と、前記再生コンテンツに関連する1以上の関連コンテンツを識別するための関連識別情報と、が対応付けられている対情報を取得するステップと、
    前記取得された対情報が含む前記識別情報及び前記関連識別情報に基づき、コンテンツを記憶する情報処理装置又は他のノード装置のいずれかからネットワークを介して当該コンテンツを取得するステップと、
    を実行させることを特徴とするノード装置用プログラム。
  16. ネットワークに接続されたノード装置及び情報処理装置と、からなる情報処理システムにおいて実行される情報処理方法において、
    前記ノード装置における再生対象たる再生コンテンツを識別するための識別情報と、前記再生コンテンツに関連する1以上の関連コンテンツを識別するための関連識別情報と、が対応付けられている対情報を生成する生成工程と、
    前記生成工程において生成された前記対情報を取得する識別情報取得工程と、
    前記識別情報取得工程において取得された前記対情報が含む前記識別情報及び前記関連識別情報に基づき、コンテンツを記憶する前記情報処理装置又は他の前記ノード装置のいずれかから、前記ネットワークを介して当該コンテンツを取得するコンテンツ取得工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  17. 再生対象たる再生コンテンツを識別するための識別情報と、前記再生コンテンツに関連する1以上の関連コンテンツを識別するための関連識別情報と、が対応付けられている対情報を取得する識別情報取得工程と、
    前記識別情報取得工程において取得された前記対情報が含む前記識別情報及び前記関連識別情報に基づき、コンテンツを記憶する情報処理装置又は他のノード装置のいずれかからネットワークを介して当該コンテンツを取得するコンテンツ取得工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
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