JP2006004332A - コンテンツ記憶方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明は、複数の外部記憶媒体で音楽データを容易に利用可能にする。
【解決手段】
本発明は、ハードディスクに記憶される音楽データをチェックアウト可能な外部記憶媒体を検出し、音楽データをハードディスクに記憶し、その外部記憶媒体として検出したメモリスティック311及びMD312に対し、ハードディスクに記憶した音楽データを自動的にチェックアウトすることにより、ハードディスクに記憶した音楽データをメモリスティック311及びMD312に対し一括して容易にチェックアウトでき、ハードディスクに記憶した音楽データを複数の外部記憶媒体で容易に利用可能にすることができる。
【選択図】 図25
本発明は、複数の外部記憶媒体で音楽データを容易に利用可能にする。
【解決手段】
本発明は、ハードディスクに記憶される音楽データをチェックアウト可能な外部記憶媒体を検出し、音楽データをハードディスクに記憶し、その外部記憶媒体として検出したメモリスティック311及びMD312に対し、ハードディスクに記憶した音楽データを自動的にチェックアウトすることにより、ハードディスクに記憶した音楽データをメモリスティック311及びMD312に対し一括して容易にチェックアウトでき、ハードディスクに記憶した音楽データを複数の外部記憶媒体で容易に利用可能にすることができる。
【選択図】 図25
Description
本発明はコンテンツ記憶方法に関し、例えばCD(Compact Disc)に記録されている音楽データをクライアント端末で記憶する場合に適用して好適なものである。
従来の情報処理装置は、CDから音楽データを再生して内部のハードディスクに記憶することにより、この後、わざわざCDを装填させなくても内部のハードディスクからその音楽データを再生して利用可能にすることができる。なお以下の説明では、このようにCD等の外部記録媒体に記録されている音楽データ等のコンテンツデータを、情報処理装置内部のハードディスク等の記憶媒体に記憶して利用可能にすることをリッピングと呼ぶ。
またかかる情報処理装置は、リッピング用としてCDから再生した音楽データをハードディスクに記憶したとき、その音楽データに対して著作権を保護するための利用条件を示す利用条件情報を生成する。そして情報処理装置は、その利用条件情報を音楽データに対応付けて内部のハードディスクに記憶している。
ここで利用条件情報には、リッピングした(すなわち、ハードディスクに記憶した)音楽データを情報処理装置に接続可能なポータブルデバイス内の他の外部記憶媒体にも記憶して利用可能にする際に、その外部記憶媒体の数を制限するうえで当該音楽データに対して規定した外部記憶媒体に対する記憶回数等が利用条件として含まれている。
そして情報処理装置は、リッピングした音楽データを外部記憶媒体でも利用可能にするように要求されると、そのリッピングした(すなわち、ハードディスクに記憶した)音楽データを、ユーザにより選択された1つのポータブルデバイス内の外部記憶媒体に記憶すると共に、その音楽データに対応させてハードディスクに記憶していた利用条件情報に含まれる記憶回数を1回減算するようにしてその利用条件情報の内容を更新する。
なお以下の説明では、ハードディスク等の記憶媒体に記憶している音楽データ等のコンテンツデータを外部記憶媒体に記憶すると共に、これに応じて、その記憶媒体に記憶している利用条件情報の内容を更新することをチェックアウトと呼ぶ。これに加えて以下の説明では、このようなチェックアウトの際に利用条件情報の内容を更新するうえで減算する記憶回数を、チェックアウト可能回数と呼ぶ。
また情報処理装置は、外部記憶媒体にチェックアウトした音楽データを消去するように要求されると、ユーザによって選択されたポータブルデバイス内の外部記憶媒体からそのチェックアウトしていた音楽データを消去すると共に、その音楽データに対応付けてハードディスクに記憶していた利用条件情報に含まれるチェックアウト可能回数を1回加算するようにしてその利用条件情報の内容を更新する。
なお以下の説明では、外部記録媒体にチェックアウトしていた音楽データ等のコンテンツデータを消去すると共に、これに応じて、ハードディスク等の記憶媒体に記憶している利用条件情報の内容を更新する(すなわち、チェックアウト可能回数を予め設定された初期値を上限として、1回加算する)ことをチェックインと呼ぶ。
このようにして情報処理装置は、リッピングしていた音楽データに対するチェックアウト及びチェックインに応じてチェックアウト可能回数を増減させるものの、チェックアウト可能回数が0回になると、音楽データに対するそれ以上のチェックアウトを禁止する。これにより情報処理装置は、予め制限された数の外部記憶媒体よりも多い外部記憶媒体に対し音楽データを記憶してこれら多数の外部記憶媒体と共に音楽データが不当に利用されることを防止し、かくして音楽データに対する著作権を保護している。
そしてかかる従来の情報処理装置は、リッピング用としてCDから再生した音楽データを内部のハードディスクに記憶したとき、当該ハードディスクに記憶した音楽データを、その情報処理装置に接続され、ユーザによって選択された1つのポータブルデバイス内の外部記憶媒体に対して自動的にチェックアウトしている(例えば、特許文献1参照)。
また従来の他の情報処理装置は、音楽データのリッピング時、その情報処理装置に接続されているポータブルデバイス内の外部記憶媒体に対してすでにチェックアウトしている音楽データをハードディスクに対し自動的にチェックインする。そしてかかる他の情報処理装置は、リッピング用にCDから再生した音楽データを内部のに記憶すると共に、当該ハードディスクに記憶した音楽データをそのポータブルデバイス内の外部記憶媒体に対し自動的にチェックアウトしているものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−202086公報(第19頁、第20頁、図43)
特開2003−77214公報(第15頁、第16頁、図14)
ところがかかる構成のこれら情報処理装置は、種々のポータブルデバイスが接続可能であるものの、ユーザによって音楽データのチェックアウトが要求されたとき、音楽データを何れか1つのポータブルデバイス内の外部記憶媒体に対してのみチェックアウトしていた。
このためこれら情報処理装置は、ユーザにより種々のポータブルデバイス内の何れの外部記憶媒体を使っても音楽データを利用可能にするように要望されると、複数の外部記憶媒体を1個ずつ順番に交換させながら、音楽データのチェックアウトを繰り返し実行している。従ってこれら情報処理装置は、ハードディスクに記憶した音楽データを複数の外部記憶媒体で容易には利用可能にし難いという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、記憶媒体に記憶したコンテンツデータを複数の外部記憶媒体で容易に利用可能にし得るコンテンツ記憶方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明のコンテンツ記憶装置においては、コンテンツデータを記憶する記憶媒体と、当該記憶媒体に記憶されるコンテンツデータをチェックアウト可能な外部記憶媒体を検出する外部記憶媒体検出手段と、その外部記憶媒体検出手段により検出された複数の外部記憶媒体に対し、記憶媒体に記憶されるコンテンツデータを自動的にチェックアウトするチェックアウト手段とを設けるようにした。
従って本発明のコンテンツ記憶装置では、記憶媒体に記憶したコンテンツデータを、複数の外部記憶媒体に対し一括して容易にチェックアウトすることができる。
また本発明のコンテンツ記憶方法においては、記憶媒体に記憶されるコンテンツデータをチェックアウト可能な外部記憶媒体を検出する外部記憶媒体検出ステップと、コンテンツデータを記憶媒体に記憶するコンテンツデータ記憶ステップと、外部記憶媒体検出ステップで検出された複数の外部記憶媒体に対し、コンテンツデータ記憶ステップで記憶媒体に記憶されたコンテンツデータを自動的にチェックアウトするチェックアウトステップとを設けるようにした。
従って本発明のコンテンツ記憶方法では、記憶媒体に記憶したコンテンツデータを、複数の外部記憶媒体に対し一括して容易にチェックアウトすることができる。
さらに本発明のコンテンツ記憶プログラムにおいては、情報処理装置に対して、記憶媒体に記憶されるコンテンツデータをチェックアウト可能な外部記憶媒体を検出する外部記憶媒体検出ステップと、コンテンツデータを記憶媒体に記憶するコンテンツデータ記憶ステップと、外部記憶媒体検出ステップで検出された複数の外部記憶媒体に対し、コンテンツデータ記憶ステップで記憶媒体に記憶されたコンテンツデータを自動的にチェックアウトするチェックアウトステップとを実行させるようにした。
従って本発明のコンテンツ記憶プログラムでは、情報処理装置に対して、記憶媒体に記憶したコンテンツデータを、複数の外部記憶媒体に対し一括して容易にチェックアウトさせることができる。
本発明によれば、記憶媒体に記憶されるコンテンツデータをチェックアウト可能な外部記憶媒体を検出すると共に、コンテンツデータを記憶媒体に記憶し、その検出した複数の外部記憶媒体に対し、記憶媒体に記憶したコンテンツデータを自動的にチェックアウトするようにしたことにより、記憶媒体に記憶したコンテンツデータを、複数の外部記憶媒体に対し一括して容易にチェックアウトすることができ、かくして記憶媒体に記憶したコンテンツデータを複数の外部記憶媒体で容易に利用可能にし得るコンテンツ記憶装置、コンテンツ記憶方法及びコンテンツ記憶プログラムを実現することができる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)音楽関連サービス提供システム
(1−1)システム構成
図1において、1は全体として音楽関連サービス提供システムを示し、この音楽関連サービス提供システム1の運営業者と契約しているユーザのクライアント端末2と、当該クライアント端末2を管理するポータルサーバ3と、当該クライアント端末2に対して音楽に関する各種サービスを提供する複数のサーバSV1乃至SV5とを有している。
(1−1)システム構成
図1において、1は全体として音楽関連サービス提供システムを示し、この音楽関連サービス提供システム1の運営業者と契約しているユーザのクライアント端末2と、当該クライアント端末2を管理するポータルサーバ3と、当該クライアント端末2に対して音楽に関する各種サービスを提供する複数のサーバSV1乃至SV5とを有している。
この実施の形態の場合、音楽データ配信サーバSV1は、ATRAC3(Adaptive Transform Acoustic Coding 3)、AAC(Advanced Audio Coding )、WMA(Windows(登録商標) Media Audio )、RealAUDIO G2 Music Codec、MP3(MPEG Audio Layer-3)形式等でなる音楽データをクライアント端末2に配信する音楽データ配信サービスを提供する。
また物販サーバSV2は、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)等をクライアント端末2を介してユーザに販売する物販サービスを提供する。
さらにラジオ放送情報配信サーバSV3は、ラジオ局を介して放送されているラジオ放送のラジオ番組や音楽等についてのラジオ放送情報をクライアント端末2に配信するラジオ放送情報配信サービスを提供する。
さらにインターネットラジオサーバSV4は、インターネットに相当するネットワークNTを介してラジオ放送データをストリーミング配信の形態でクライアント端末2に向けて放送するインターネットラジオ放送サービスを提供する。
これに加えて課金サーバSV5は、ポータルサーバ3等からの要求に応じてユーザに対し様々な料金を課すための課金処理を実行するようになされている。
(1−2)クライアント端末2の構成
(1−2−1)クライアント端末2の機能回路ブロック構成
次にクライアント端末2の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。図2に示すようにクライアント端末2は、その筐体表面やリモートコントローラ(図示せず)に設けられた各種操作ボタンでなる操作入力部20がユーザによって操作されると、当該操作入力部20でこれを認識し、当該操作に応じた操作入力信号を入力処理部21に送出する。
(1−2−1)クライアント端末2の機能回路ブロック構成
次にクライアント端末2の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。図2に示すようにクライアント端末2は、その筐体表面やリモートコントローラ(図示せず)に設けられた各種操作ボタンでなる操作入力部20がユーザによって操作されると、当該操作入力部20でこれを認識し、当該操作に応じた操作入力信号を入力処理部21に送出する。
入力処理部21は、操作入力部20から与えられる操作入力信号を特定の操作コマンドに変換しバス22を介して制御部23に送出する。
制御部23は、バス22を介して接続された各回路から与えられる操作コマンドや制御信号に基づいてこれら各回路の動作を制御する。
表示制御部24は、バス22を介して供給される映像データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、その結果得られるアナログ映像信号を表示部25に送出する。
表示部25は、例えば液晶ディスプレイ等の表示デバイスであって、筐体表面に直接取り付けられている場合や外付けされている場合がある。そして表示部25は、制御部23による処理結果や各種映像データが表示制御部24を介してアナログ映像信号として供給されると、当該アナログ映像信号に基づく映像を表示する。
音声制御部26は、バス22を介して供給される音声データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、その結果得られるアナログ音声信号をスピーカ27に送出する。スピーカ27は、音声制御部26から供給されるアナログ音声信号に基づく音声を出力する。
記憶再生部28は、予め音楽データ等のコンテンツデータが記録されたCD等の外部記録媒体や、コンテンツデータを任意に記憶再生可能なフラッシュメモリが外装ケースに内包されたメモリスティック(登録商標)等の外部記憶媒体に記録されているコンテンツデータを読み出して再生し、又は当該外部記憶媒体に対し記憶対象のコンテンツデータを記憶する。記憶再生部28は、外部記録媒体や外部記憶媒体からコンテンツデータとして映像データを読み出したとき、当該読み出した映像データをバス22を介して表示制御部24に供給する。
これにより表示制御部24は、記憶再生部28により外部記録媒体や外部記憶媒体からコンテンツデータとして読み出された映像データをアナログ映像信号に変換して表示部25に供給する。
また記憶再生部28は、外部記録媒体や外部記憶媒体からコンテンツデータとして音声データを読み出したとき、当該読み出した音声データをバス22を介して音声制御部26に供給する。
これにより音声制御部26は、記憶再生部28により外部記録媒体や外部記憶媒体からコンテンツデータとして読み出された音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ27に供給する。
さらに制御部23は、記憶再生部28によりCD等の外部記録媒体から読み出されたコンテンツデータをバス22を介してクライアント端末2内部の記憶媒体29に送出し、その記憶媒体29に対して当該コンテンツデータを記憶することができる。
なお以下の説明では、このようにCD等の外部記録媒体に記録されている音楽データ等のコンテンツデータを、クライアント端末2内部の記憶媒体29に記憶して利用可能にすることをリッピングと呼ぶ。
そして制御部23は、記憶媒体29からコンテンツデータとしてイメージデータ又はビデオデータ等の映像データを読み出したときには、当該読み出した映像データをバス22を介して表示制御部24に供給する。
また制御部23は、記憶媒体29からコンテンツデータとしてオーディオデータ等の音声データを読み出したときには、当該読み出した音声データをバス22を介して音声制御部26に供給する。
これに加えて制御部23は、記憶媒体29から音楽データを読み出して記憶再生部28に転送することにより当該記憶再生部28によりメモリスティック等の外部記憶媒体に対しその音楽データを記録させることもできる。
放送信号受信部30は、各ラジオ局から送信されるラジオ放送波を受信し、チューナ部31に供給する。
チューナ部31は、制御部23の制御のもと、放送信号受信部30を介して受信されたラジオ放送波の中から例えば操作入力部20を介して指定されたラジオ局に対応する放送周波数のラジオ放送信号を抽出して所定の受信処理を施し、その結果得られる音声データをバス22を介して音声制御部26に送出する。
音声制御部26は、チューナ部31から与えられた音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ27に送出することにより、当該スピーカ27からラジオ局で放送されているラジオ番組の番組音声を出力させ、かくしてユーザに対しラジオ番組の番組音声を聴取させることができる。
また制御部23は、チューナ部31で得られた音声データを記憶媒体29に送出して記憶することにより、ラジオ番組の番組音声を録音することもできる。
さらに制御部23は、通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してネットワークNTに接続し、当該ネットワークNT上のポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4にアクセスすることができ、これによりポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4との間で各種情報や各種データを送受信する。
エンコーダ/デコーダ部34は、ネットワークNTからネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信された圧縮符号化されているコンテンツデータ、あるいは記憶媒体29や外部記憶媒体(メモリスティック等)から読み出された圧縮符号化されているコンテンツデータを復号し表示制御部24や音声制御部26に送出する。
またエンコーダ/デコーダ部34は、外部記録媒体(CD等)から読み出された圧縮符号化されてはいないコンテンツデータや、チューナ部31から与えられる音声データ等を圧縮符号化し、当該圧縮符号化したコンテンツデータを記憶媒体29に送出する。これによりエンコーダ/デコーダ部34で圧縮符号化されたコンテンツデータは、制御部23の制御のもと記憶媒体29に記憶される。
著作権管理部35は、ネットワークNTからネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介してダウンロードされるコンテンツデータに対応する著作権管理情報や、記憶再生部28により外部記録媒体(CD等)から読み出されたコンテンツデータに対応する著作権管理情報を生成する。著作権管理部35で生成された著作権管理情報は、制御部23の制御のもとに、コンテンツデータと対応付けられて記憶媒体29に記憶される。
なおかかる著作権管理情報には、例えばリッピング用として外部記録媒体(CD等)から読み出されたコンテンツデータ(音楽データ等)に対する著作権を保護するための利用条件を示す利用条件情報が含まれている。その利用条件情報には、リッピングされた(すなわち、記憶媒体29に記憶された)コンテンツデータを外部記憶媒体(メモリスティック等)にも記憶して利用可能にする際に、その外部記憶媒体の数を制限するうえで当該コンテンツデータに対して規定した外部記憶媒体に対する記憶回数等が利用条件として含まれている。
著作権管理部35は、ダウンロードやリッピングにより著作権管理情報と対応付けた音楽データ等のコンテンツデータが、記憶媒体29から記憶再生部28に転送されて1つの外部記憶媒体に記憶されたとき、その著作権管理情報の利用条件情報に含まれる記憶回数を1回減算するようにしてその利用条件情報の内容を更新する。
なお以下の説明では、記憶媒体29に記憶している音楽データ等のコンテンツデータを外部記憶媒体に記憶すると共に、これに応じて、その記憶媒体に記憶している利用条件情報の内容を更新することをチェックアウトと呼ぶ。これに加えて以下の説明では、このようなチェックアウトの際に利用条件情報の内容を更新するうえで減算する記憶回数を、チェックアウト可能回数と呼ぶ。
また著作権管理部35は、記憶再生部28により、外部記憶媒体に対しチェックアウトしていた1つの音楽データ等のコンテンツデータが消去されたとき、そのコンテンツデータに対応させて記憶媒体29に記憶していた著作権管理情報の利用条件情報に含まれるチェックアウト可能回数を1回加算するようにしてその利用条件情報の内容を更新する。
なお以下の説明では、外部記録媒体にチェックアウトしていた音楽データ等のコンテンツデータを消去すると共に、これに応じて、記憶媒体29に記憶している利用条件情報の内容を更新する(すなわち、チェックアウト可能回数を予め選定された初期値を上限として、1回加算する)ことをチェックインと呼ぶ。
このようにして著作権管理部35は、記憶媒体29と特定の外部記憶媒体(メモリスティック等)との間で著作権管理情報を対応付けたコンテンツデータをチェックアウトするときや、当該特定の外部記憶媒体(メモリスティック等)と記憶媒体29との間で当該著作権管理情報を対応付けたコンテンツデータをチェックインするときに、当該コンテンツデータに対応する著作権管理情報の内容(すなわち、利用条件情報の内容)を適切に更新することにより、そのコンテンツデータに対する著作権を保護する。
ページ情報生成部36は、ネットワークNTからネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信されたXML(eXtensible Markup Language)ファイル、あるいはHTML(Hyper Text Markup language)ファイル等のページ情報を解釈して表示部25に表示するための映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24に送出する。
認証処理部37は、ネットワークインタフェース33を介して接続されるネットワークNT上のポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4に対し認証情報を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して送信する等の認証処理を実行する。
認証情報記憶部38は、認証処理部37がポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4に対しアクセスするときに必要となる認証情報を記憶する。
ラジオ放送表示制御部39は、現在、ユーザによる聴取用に受信中のラジオ放送に関するラジオ放送情報を要求するための要求信号を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して、当該受信中のラジオ放送を放送しているラジオ局に対応するラジオ放送情報配信サーバSV3に送信する。
その結果、ラジオ放送表示制御部39は、ネットワークNT上のラジオ放送情報配信サーバSV3から送信されたラジオ放送情報をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信すると共に、当該受信したラジオ放送情報を表示制御部24に送出することにより表示部25に対し、現在受信中のラジオ番組の番組名や、当該受信中の楽曲のタイトル及びアーティスト名等からなるラジオ放送情報を表示させる。
(1−2−2)ディレクトリ管理
クライアント端末2の制御部23は、記憶媒体29に対して記憶するコンテンツデータを、図3に示すディレクトリ構成で管理する。まず「root」ディレクトリの下層に対しては、規定範囲内での任意の数の「folder」ディレクトリが作成される。この「folder」ディレクトリは、例えばコンテンツが属するジャンル、又は所有ユーザ等に対応して作成される。
クライアント端末2の制御部23は、記憶媒体29に対して記憶するコンテンツデータを、図3に示すディレクトリ構成で管理する。まず「root」ディレクトリの下層に対しては、規定範囲内での任意の数の「folder」ディレクトリが作成される。この「folder」ディレクトリは、例えばコンテンツが属するジャンル、又は所有ユーザ等に対応して作成される。
この「folder」ディレクトリの下層には、規定範囲内での任意の数の「album」ディレクトリが作成され、当該「album」ディレクトリは例えば1つのアルバムタイトル毎に対応するようになされている。この「album」ディレクトリの下層においては、その「album」ディレクトリに属するとされる1以上の「track」ファイルが格納され、この「track」ファイルが1つの楽曲すなわちコンテンツとなるものである。
このようなコンテンツデータについてのディレクトリ管理は、記憶媒体29に記憶されているデータベースファイルによって行われる。
(1−3)ポータルサーバ3の機能回路ブロック構成
次に、図4を用いてポータルサーバ3の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。ポータルサーバ3内の制御部50は、バス51を介して接続される各回路の動作を制御する。
次に、図4を用いてポータルサーバ3の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。ポータルサーバ3内の制御部50は、バス51を介して接続される各回路の動作を制御する。
通信制御部52は、制御部50の制御のもと、ネットワークインタフェース53を介してクライアント端末2やその他サーバSV1乃至SV5と各種情報を送受信する。
顧客データベース部54には、音楽関連サービス提供システム1の運営業者とすでに契約を完了しているユーザのユーザID(Identification)情報とパスワード情報とが対応付けられて顧客情報として登録されている。
ページ情報記憶部55には、音楽関連サービス提供システム1の運営業者が管理するページ情報等が記憶されている。
なおページ情報は、XML等の言語によって記述されており、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2、ラジオ放送情報配信サーバSV3及びインターネットラジオサーバSV4等にアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)情報を含んでいる。
認証処理部56は、クライアント端末2から送信されたユーザID情報及びパスワード情報をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信すると、ユーザ認証処理として、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報が顧客データベース部54に顧客情報として登録されているか否かを確認する。
そして認証処理部56は、ユーザ認証処理を終了すると、当該ユーザ認証処理の結果を示したポータル認証結果情報(後述する認証セッションID情報)を発行し、当該発行したポータル認証結果情報を認証情報記憶部57に一時記憶する。
このとき制御部50は、認証処理部56によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されると、ページ情報記憶部55に記憶されている契約者用のページ情報をポータル認証結果情報と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
なお制御部50は、認証処理部56によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されなかったときには、認証エラー情報を、ページ情報記憶部55に記憶されている認証の失敗を示す認証失敗通知ページ情報と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信するように構成しても良い。
また認証処理部56は、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3からユーザに対する認証処理が実行された結果、当該ユーザのクライアント端末2から取得して送信されるポータル認証結果情報(後述する認証チケット)をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信すると、当該受信したポータル認証結果情報と、認証情報記憶部57に一時記憶していた当該ユーザに対応するポータル認証結果情報とを比較する。
これにより認証処理部56は、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3から受信したポータル認証結果情報に対する認証処理として、正規のポータル認証結果情報であるか否かを確認する確認処理を実行し、その確認結果を示す確認結果情報を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介して当該音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3に返信する。
周波数情報記憶部58には、地域を特定可能な郵便番号等の地域コードと、その地域コードの示す地域で受信可能なラジオ放送の放送周波数を示す周波数情報、当該ラジオ放送を放送するラジオ局の名称(以下、これをラジオ局名と呼ぶ)及び当該ラジオ局毎のユニークな識別情報であるコールサインとが対応付けられて記憶されている。
URL記憶部59には、ラジオ放送用のラジオ局毎のコールサインと、当該コールサインに対応するラジオ局で提供する現在放送中のラジオ番組に関し当該ラジオ番組の番組名やそのラジオ番組内で現時点に流されている楽曲のタイトル等からなるラジオ放送情報(以下、これを特にナウオンエア情報と呼ぶ)を取得可能なURL情報とが対応付けられて記憶されている。
(1−4)音楽データ配信サーバSV1の機能回路ブロック構成
次に、図5を用いて音楽データ配信サーバSV1の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。音楽データ配信サーバSV1内の制御部70は、バス71を介して接続される各回路の動作を制御する。
次に、図5を用いて音楽データ配信サーバSV1の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。音楽データ配信サーバSV1内の制御部70は、バス71を介して接続される各回路の動作を制御する。
通信制御部72は、制御部70の制御のもと、ネットワークインタフェース73を介してクライアント端末2やポータルサーバ3等と各種情報や、コンテンツデータ等の各種データを送受信する。
顧客データベース部74には、音楽データ配信サーバSV1の運営業者とすでに契約を完了しているユーザのユーザID情報とパスワード情報とが対応付けられて顧客情報として登録されている。ただし認証処理部75が、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3によって発行されたポータル認証結果情報に基づいてユーザを認証処理する機能を有する場合には、顧客データベース部74を設けなくてもよい。
ページ情報記憶部76には、音楽データ配信サーバSV1が管理する、ダウンロード可能な音楽データを紹介する音楽データ配信用のページ情報等が記憶されている。
因みに音楽データ配信用のページ情報は、XML等の言語によって記述されており、クライアント端末2を利用するユーザに対してダウンロードを希望する音楽データを選択させることができる。
そして制御部70は、クライアント端末2から送信される、音楽データ配信用のページ情報を要求するページ情報取得要求信号をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信すると、当該受信したページ情報取得要求信号に応じて、ページ情報記憶部76に記憶された音楽データ配信用のページ情報を通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
認証処理部75は、クライアント端末2から送信される、当該クライアント端末2を利用するユーザのユーザID情報及びパスワード情報をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信すると、ユーザ認証処理として、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報が顧客データベース部74に顧客情報として登録されているか否かを確認する。
また認証処理部75は、ユーザID情報及びパスワード情報を用いるユーザ認証処理とは異なるユーザ認証手法として、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3で発行されたポータル認証結果情報(後述する認証チケット)をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信したポータル認証結果情報を通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してポータルサーバ3に送信する。
そして認証処理部75は、ポータルサーバ3へのポータル認証結果情報の送信に応じて、当該ポータルサーバ3からそのポータル認証結果情報に対する認証処理(すなわち、上述の確認処理)が実行された結果返信される確認結果情報をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信した確認結果情報に基づいてユーザが音楽関連サービス提供システム1の運営業者とすでに契約を完了している正規ユーザであるか否かを確認する。
このようにして認証処理部75は、ユーザ認証処理が終了すると、そのユーザ認証処理の結果を示したサーバ認証結果情報(後述するサービスセッションID情報)を発行する。
このとき制御部70は、認証処理部75によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されると、ページ情報記憶部76に契約者用として記憶されている音楽データ配信用のページ情報をサーバ認証結果情報と共に通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
これに対して制御部70は、認証処理部75によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されなかったときには、認証エラー情報を、ページ情報記憶部76に記憶されている認証の失敗を示す認証失敗通知ページ情報と共に通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
ところで認証情報記憶部77には、認証処理部75により発行されたサーバ認証結果情報が一時記憶されると共に、当該認証処理部75により、クライアント端末2を利用するユーザをユーザ認証処理するときに必要とされる各種認証情報が記憶されている。
音楽データ記憶部78には、上述のATRAC3形式やMP3形式等で圧縮符号化された複数の音楽データが各々のコンテンツID情報等の検索キーと対応付けられて記憶されている。
検索部79は、クライアント端末2に対し音楽データ配信用のページ情報が送信された結果、当該クライアント端末2から送信される、ダウンロード希望の音楽データ検索用の検索キーが格納されそのダウンロード希望の音楽データをダウンロード要求するダウンロード要求信号がネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信されると、当該受信されたダウンロード要求信号からその検索キーを取り出す。
そして検索部79は、かかる検索キーに基づいて、音楽データ記憶部78内の複数の音楽データの中から当該検索キーの示す検索条件に該当するダウンロード希望の音楽データを検索する。
これにより制御部70は、その検索されたダウンロード希望の音楽データを通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
また制御部70は、このときクライアント端末2への音楽データのダウンロードに伴うユーザに対する課金処理用の課金情報を通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介して課金サーバSV5に送信することにより、課金サーバSV5に対し当該ユーザに対する音楽データのダウンロードに応じた課金処理を実行させる。
(1−5)物販サーバSV2の機能回路ブロック構成
次に、図6を用いて物販サーバSV2の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。物販サーバSV2内の制御部90は、バス91を介して接続される各回路の動作を制御する。
次に、図6を用いて物販サーバSV2の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。物販サーバSV2内の制御部90は、バス91を介して接続される各回路の動作を制御する。
通信制御部92は、制御部90の制御のもと、ネットワークインタフェース93を介してクライアント端末2やポータルサーバ3等と各種情報を送受信する。
顧客データベース部94には、物販サーバSV2の運営業者とすでに契約を完了しているユーザのユーザID情報とパスワード情報とが対応付けられて顧客情報として登録されている。ただし認証処理部95が、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3によって発行されたポータル認証結果情報に基づいてユーザを認証処理する機能を有する場合には、顧客データベース部94を設けなくてもよい。
ページ情報記憶部96には、物販サーバSV2が管理する、販売対象のCDやDVD等のパッケージメディアを紹介するパッケージメディア販売用のページ情報等が記憶されている。
因みにパッケージメディア販売用のページ情報は、XML等の言語によって記述されており、クライアント端末2を利用するユーザに対して購入を希望するCDやDVD等のパッケージメディアを選択させることができる。
そして制御部90は、クライアント端末2から送信される、パッケージメディア販売用のページ情報を要求するページ情報取得要求信号をネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信すると、当該受信したページ情報取得要求信号に応じて、ページ情報記憶部96に記憶されたパッケージメディア販売用のページ情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
認証処理部95は、クライアント端末2から送信される、当該クライアント端末2を利用するユーザのユーザID情報及びパスワード情報をネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信すると、ユーザ認証処理として、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報が顧客データベース部94に顧客情報として登録されているか否かを確認する。
また認証処理部95は、ユーザID情報及びパスワード情報を用いるユーザ認証処理とは異なるユーザ認証手法として、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3で発行されたポータル認証結果情報(後述する認証チケット)をネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信し、当該受信したポータル認証結果情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してポータルサーバ3に送信する。
そして認証処理部95は、ポータルサーバ3へのポータル認証結果情報の送信に応じて、当該ポータルサーバ3からそのポータル認証結果情報に対する認証処理(すなわち、上述の確認処理)が実行された結果返信される確認結果情報をネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信し、当該受信した確認結果情報に基づいてユーザが音楽関連サービス提供システム1の運営業者とすでに契約を完了している正規ユーザであるか否かを確認する。
このようにして認証処理部95は、ユーザ認証処理が終了すると、そのユーザ認証処理の結果を示したサーバ認証結果情報(後述するサービスセッションID情報)を発行する。
このとき制御部90は、認証処理部95によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されると、ページ情報記憶部96に契約者用として記憶されているパッケージメディア販売用のページ情報をサーバ認証結果情報と共に通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
これに対して制御部90は、認証処理部95によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されなかったときには、認証エラー情報を、ページ情報記憶部96に記憶されている認証の失敗を示す認証失敗通知ページ情報と共に通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
ところで認証情報記憶部97には、認証処理部95により発行されたサーバ認証結果情報が一時記憶されると共に、当該認証処理部95により、クライアント端末2を利用するユーザをユーザ認証処理するときに必要とされる各種認証情報が記憶されている。
パッケージメディア情報記憶部98には、販売対象のCDやDVD等の複数のパッケージメディアに関する情報(以下、これをパッケージメディア情報と呼ぶ)が各々のパッケージメディアID情報等の検索キーと対応付けられて記憶されている。
検索部99は、クライアント端末2に対しパッケージメディア販売用のページ情報が送信された結果、当該クライアント端末2から送信される、特定のCDやDVD等のパッケージメディアに関するパッケージメディア情報を要求するメディア情報要求信号がネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信されると、当該受信されたメディア情報要求信号から当該特定のパッケージメディア検索用の検索キーを取り出す。
そして検索部99は、かかる検索キーに基づいて、パッケージメディア情報記憶部98内の複数のパッケージメディア情報の中から当該検索キーの示す検索条件に該当する特定のパッケージメディアのパッケージメディア情報を検索する。
これにより制御部90は、その検索されたパッケージメディア情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信し、かくしてユーザに対し特定のパッケージメディアに関するパッケージメディア情報を提示する。
その結果、制御部90は、クライアント端末2から送信される、上述の特定のパッケージメディアを購入要求する購入要求信号をネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信すると、当該クライアント端末2を利用するユーザへの当該特定のパッケージメディアの引き渡し手続等の購入処理を実行する。
また制御部90は、特定のパッケージメディアの購入に伴うユーザに対する課金処理用の課金情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介して課金サーバSV5に送信することにより、課金サーバSV5に対し当該ユーザに対する特定のパッケージメディアの購入に応じた課金処理を実行させる。
さらに制御部90は、課金サーバSV5によるユーザに対する課金処理が完了すると、パッケージメディアの購入処理が完了したことを示す購入完了ページ情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
(1−6)ラジオ放送情報配信サーバSV3の機能回路ブロック構成
次に、図7を用いてラジオ放送情報配信サーバSV3の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。ラジオ放送情報配信サーバSV3内の制御部110は、バス111を介して接続される各回路の動作を制御する。
次に、図7を用いてラジオ放送情報配信サーバSV3の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。ラジオ放送情報配信サーバSV3内の制御部110は、バス111を介して接続される各回路の動作を制御する。
通信制御部112は、制御部110の制御のもと、ネットワークインタフェース113を介してクライアント端末2やポータルサーバ3等と各種情報を送受信する。
顧客データベース部114には、ラジオ放送情報配信サーバSV3の運営業者とすでに契約を完了しているユーザのユーザID情報とパスワード情報とが対応付けられて顧客情報として登録されている。ただし認証処理部115が、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3によって発行されたポータル認証結果情報に基づいてユーザを認証処理する機能を有する場合には、顧客データベース部114を設けなくてもよい。
ページ情報記憶部116には、ラジオ放送情報配信サーバSV3が管理し、当該ラジオ放送情報配信サーバSV3に対応するラジオ局によってすでに放送されたラジオ番組に関するラジオ放送情報(以下、これを特にオンエアリスト情報と呼ぶ)の取得に利用させるオンエアリスト情報配信用のページ情報等が記憶されている。
因みにオンエアリスト情報配信用のページ情報は、XML等の言語によって記述され、クライアント端末2を利用するユーザに対し、ラジオ番組の放送日時情報や番組名等を、取得希望のオンエアリスト情報に対する検索キーとして入力させるための入力ボックス等が設けられている。
オンエアリスト情報記憶部117には、ラジオ放送情報配信サーバSV3に対応するラジオ局ですでに放送されたラジオ番組に対する番組名、番組放送開始時刻及び番組放送終了時刻等と、当該ラジオ番組内で流された楽曲に対するタイトル、アーティスト名、楽曲放送開始時刻等とをリスト化して生成されたオンエアリスト情報が記憶されている。
そして制御部110は、クライアント端末2から送信される、オンエアリスト情報配信用のページ情報を要求するページ情報取得要求信号をネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信すると、当該受信したページ情報取得要求信号に応じて、ページ情報記憶部116に記憶されたオンエアリスト情報配信用のページ情報を通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。
その結果、検索部118は、クライアント端末2からオンエアリスト情報配信用のページ情報上で入力された取得希望のオンエアリスト情報検索用の検索キーが格納されオンエアリスト情報をダウンロード要求するオンエアリスト情報要求信号が送信されることにより、そのオンエアリスト情報要求信号をネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信すると、当該受信したオンエアリスト情報要求信号から検索キーを取り出す。
そして検索部118は、かかる検索キーに基づいて、オンエアリスト情報記憶部117内のオンエアリスト情報全体に対し当該検索キーの示す検索条件に該当する所定範囲部分を取得希望のオンエアリスト情報として検索する。
これにより制御部110は、その検索された取得希望のオンエアリスト情報を通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。
またナウオンエア情報記憶部119には、ラジオ放送情報配信サーバSV3に対応するラジオ局で現在放送中のラジオ番組に対する番組名、番組放送開始時刻、番組放送終了時刻、当該ラジオ番組内で現時点に流されている楽曲に対するタイトル、アーティスト名、楽曲放送開始時刻等からなるナウオンエア情報が記憶されている。
そして認証処理部115は、クライアント端末2からナウオンエア情報を取得要求するナウオンエア情報要求信号と共に送信される、当該クライアント端末2を利用するユーザのユーザID情報及びパスワード情報をネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信すると、ユーザ認証処理として、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報が顧客データベース部114に顧客情報として登録されているか否かを確認する。
また認証処理部115は、ユーザID情報及びパスワード情報を用いるユーザ認証処理とは異なるユーザ認証手法として、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3で発行されたポータル認証結果情報(後述する認証チケット)をネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信し、当該受信したポータル認証結果情報を通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してポータルサーバ3に送信する。
そして認証処理部115は、ポータルサーバ3へのポータル認証結果情報の送信に応じて、当該ポータルサーバ3からそのポータル認証結果情報に対する認証処理(すなわち、上述の確認処理)が実行された結果返信される確認結果情報をネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信し、当該受信した確認結果情報に基づいてユーザが音楽関連サービス提供システム1の運営業者とすでに契約を完了している正規ユーザであるか否かを確認する。
このようにして認証処理部115は、ユーザ認証処理が終了すると、そのユーザ認証処理の結果を示したサーバ認証結果情報(後述するサービスセッションID情報)を発行する。
このとき制御部110は、認証処理部115によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されると、ナウオンエア情報記憶部119に記憶されているナウオンエア情報をサーバ認証結果情報と共に通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。
これに対して制御部110は、認証処理部115によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されなかったときには、認証エラー情報を、ページ情報記憶部116に記憶されている認証の失敗を示す認証失敗通知ページ情報と共に通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。
このようにして制御部110は、ユーザからナウオンエア情報の取得が要求されたとき、当該ユーザを正規ユーザであると認証したときには、ナウオンエア情報を配信するものの、ユーザを正規ユーザであると認証することができなかったときには、そのユーザに対してナウオンエア情報の配信サービスのようなラジオ放送情報配信サーバSV3が提供するラジオ放送情報配信サービスを受けさせないようにしている。
ところで認証情報記憶部120には、認証処理部115により発行されたサーバ認証結果情報が一時記憶されると共に、当該認証処理部115により、クライアント端末2を利用するユーザをユーザ認証処理するときに必要とされる各種認証情報が記憶されている。
(1−7)各サーバの処理概要
次に図8乃至図13に示すシーケンスチャートを用いて、クライアント端末2とポータルサーバ3との間で実行される処理や、クライアント端末2とその他の音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3との間で実行される処理の概要を説明する。
次に図8乃至図13に示すシーケンスチャートを用いて、クライアント端末2とポータルサーバ3との間で実行される処理や、クライアント端末2とその他の音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3との間で実行される処理の概要を説明する。
(1−7−1)クライアント端末2及びポータルサーバ3間のユーザ認証処理手順
まず図8を用いて、クライアント端末2とポータルサーバ3との間で実行されるユーザ認証処理手順について説明する。
まず図8を用いて、クライアント端末2とポータルサーバ3との間で実行されるユーザ認証処理手順について説明する。
音楽関連サービス提供システム1の運営業者と契約しているユーザのクライアント端末2において制御部23は、例えばクライアント端末2に対して電源を投入する操作が行われ、又はユーザにより操作入力部20の特定の操作ボタンが押下されたことに応じてその操作入力部20で認識された操作入力信号が入力処理部21で操作コマンドに変換されて与えられると、認証要求処理を開始する。
クライアント端末2で認証要求処理を開始すると、ステップSP1において、制御部23は、認証情報記憶部38に対し予め一時記憶している認証セッションID情報等を格納した接続要求信号を生成し、当該生成した接続要求信号を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
因みに認証セッションID情報は、クライアント端末2とポータルサーバ3とがユーザ認証処理等の各種処理の実行用に通信接続する毎に、個々の通信接続状態(すなわち、セッション)の識別用としてポータルサーバ3によって発行される識別情報である。
なおかかる認証セッションID情報については、ユーザ認証処理等に利用するうえで、ポータルサーバ3による発行時点を基準とした所定の有効期限(例えば1分程度)が設定されている。
従ってポータルサーバ3から認証セッションID情報を取得したクライアント端末2は、その認証セッションID情報を有効期限以内にポータルサーバ3に対して提示することができない場合、ポータルサーバ3により、当該認証セッションID情報で特定される通信接続状態が切断されたと判断される。
これによりポータルサーバ3は、過去に発行した認証セッションID情報が、音楽関連サービス提供システム1の運営業者と契約してはいないユーザによりユーザ認証処理等に対し不当に利用されることを防止している。
また認証情報記憶部38に一時記憶されている認証セッションID情報は、クライアント端末2とポータルサーバ3とが以前にユーザ認証処理等の実行用に通信接続したとき、そのポータルサーバ3によって発行されたものである。
クライアント端末2から接続要求信号が送信されると、これに応じてステップSP2においてポータルサーバ3の制御部50は、ネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介してその接続要求信号を受信し、当該受信した接続要求信号に格納されている認証セッションID情報等を認証処理部56に送出する。
そして認証処理部56は、制御部50の制御のもと、クライアント端末2から接続要求信号として受信された認証セッションID情報等に基づいてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部50は、認証処理部56により、クライアント端末2から受信した認証セッションID情報等の有効期限が切れる等して、当該クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証することができなかったときには、認証エラーを示す認証エラー情報を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP3において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された認証エラー情報をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信すると、これに応じて認証情報記憶部38に記憶しているユーザID情報及びパスワード情報等を読み出し、当該読み出したユーザID情報及びパスワード情報等を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP4において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信されたユーザID情報及びパスワード情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報等を認証処理部56に送出する。
これにより認証処理部56は、制御部50の制御のもとにユーザ認証処理として、そのクライアント端末2から受信されたユーザID情報及びパスワード情報等が、顧客データベース部54に登録されている顧客情報に含まれているか否かを検出する。
その結果、認証処理部56は、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、制御部50の制御のもとにポータル認証結果情報として、現時点のクライアント端末2とポータルサーバ3との通信接続状態に対する認証セッションID情報等を発行すると共に、当該クライアント端末2に対して発行した認証セッションID情報等を認証情報記憶部57に一時記憶する。
そして制御部50は、認証処理部56によりそのクライアント端末2に対して発行された認証セッションID情報等を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP5において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された認証セッションID情報等をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部37に送出する。
そして認証処理部37は、制御部23の制御のもとに、ポータルサーバ3から受信されたその認証セッションID情報等を認証情報記憶部38に一時記憶する。
これにより制御部23は、ポータルサーバ3に対しページ情報を要求するためのページ情報取得要求信号を、ポータルサーバ3から受信して認証情報記憶部38に一時記憶されたその認証セッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP6において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信されたページ情報取得要求信号及び認証セッションID情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部56に送出する。
これにより認証処理部56は、制御部50の制御のもと、クライアント端末2から受信された認証セッションID情報等と、上述のステップSP4においてクライアント端末2に対して発行し認証情報記憶部57に一時記憶していた認証セッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果ステップSP7において、認証処理部56は、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末2からのページ情報の取得要求が正当な要求であると判断し、クライアント端末2に対して発行していた認証セッションID情報等の有効期限を延長する。
これにより制御部50は、ページ情報記憶部55から、ユーザによって取得要求されたページ情報を読み出すと共に、当該読み出したページ情報を、認証処理部56により有効期限の延長された認証セッションID情報等と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP8において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信されたページ情報と、有効期限の延長された認証セッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信したページ情報をページ情報生成部36に送出すると共に、その有効期限の延長された認証セッションID情報等を認証処理部37に送出する。
ページ情報生成部36は、制御部23から与えられたページ情報に基づいて、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3へのリンクが埋め込まれたページの映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24に送出する。
これにより表示制御部24は、ページ情報生成部36から与えられた映像データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、得られたアナログ映像信号を表示部25に送出することにより当該表示部25にそのアナログ映像信号に基づく映像としてポータルサーバ3のページを表示させる。
また認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、ポータルサーバ3から受信された、有効期限の延長された認証セッションID情報等をその有効期限が延長される前の認証セッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、上述のステップSP5において一時記憶していた認証セッションID情報等を有効期限の延長された認証セッションID情報等に更新する。
(1−7−2)クライアント端末2及び各サーバSV1乃至SV3間のユーザ認証処理手順
次に、図9において、クライアント端末2と、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3との間で実行するユーザ認証処理について以下に説明する。
次に、図9において、クライアント端末2と、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3との間で実行するユーザ認証処理について以下に説明する。
この場合、かかるユーザ認証処理としては、クライアント端末2が図8について上述したようにポータルサーバ3からページ情報を一旦取得し、引き続きそのページ情報に埋め込まれたリンクにより音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3にアクセスして実行されるユーザ認証処理(以下、これを間接アクセス認証処理と呼ぶ)がある。
またかかるユーザ認証処理としては、クライアント端末2がポータルサーバ3のページ情報を取得せずに、予めブックマークとして登録しているURL情報等により音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3に直接アクセスして実行されるユーザ認証処理(以下、これを直接アクセス認証処理と呼ぶ)もある。
ただし間接アクセス認証処理については、クライアント端末2と、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3とが何れの組合せであっても同様の手順で実行することができる。
また直接アクセス認証処理についても、クライアント端末2と、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3とが何れの組合せであっても同様の手順で実行することができる。
そして間接アクセス認証処理及び直接アクセス認証処理では、クライアント端末2において音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3へのアクセスに使用するURL情報の取得の仕方のみが異なるだけで、当該URL情報の取得以降には、間接アクセス認証処理及び直接アクセス認証処理の両方ともに同様の手順で実行することができる。
従って以下には、クライアント端末2のアクセス先として、説明を簡略化するうえで音楽データ配信サーバSV1を代表として用い、さらに間接アクセス認証処理及び直接アクセス認証処理をまとめて1つのユーザ認証処理として説明する。
まず、ステップSP10において、クライアント端末2の制御部23は、ページ情報にリンクとして埋め込まれたURL情報、又はすでにブックマークとして登録しているURL情報等に従って、音楽データ配信用のページ情報(他の物販サーバSV2やラジオ放送情報配信サーバSV3では、パッケージメディア販売用のページ情報やオンエアリスト情報配信用のページ情報等となる)を取得要求するページ情報取得要求信号と共に、認証情報記憶部38から読み出したサービスセッションID情報等を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。
因みにサービスセッションID情報は、クライアント端末2と音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3とがユーザ認証処理等の各種処理の実行用に通信接続する毎に、個々の通信接続状態(すなわち、セッション)の識別用として、クライアント端末2がアクセスした音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3によって発行される識別情報である。
なおかかるサービスセッションID情報については、上述した認証セッションID情報と同様に、ユーザ認証処理等に利用するうえで音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3による発行時点を基準とした所定の有効期限(例えば1分程度)が設定されている。
従って各サーバSV1乃至SV3からサービスセッションID情報を取得したクライアント端末2は、そのサービスセッションID情報を有効期限以内に発行元の音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3に対して提示することができない場合、これら発行元の音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3により、当該サービスセッションID情報で特定される通信接続状態が切断されたと判断される。
これにより音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3は、過去に発行したサービスセッションID情報が、音楽関連サービス提供システム1の運営業者と契約してはいないユーザによりユーザ認証処理等に対し不当に利用されることを防止している。
また認証情報記憶部38に一時記憶されているサービスセッションID情報は、クライアント端末2と音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3とが以前にユーザ認証処理等の実行用に通信接続したとき、そのアクセス先の音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3によって発行されたものである。
ステップSP11において、音楽データ配信サーバSV1の制御部70は、クライアント端末2から送信されたページ情報取得要求信号及びサービスセッションID情報等をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部75に送出する。
認証処理部75は、制御部70の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部77にすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部75は、例えばクライアント端末2から受信したサービスセッションID情報の有効期限がすでに切れていることにより、当該クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであるとは認証することができないと、クライアント端末2からの音楽データ配信用のページ情報の取得要求が正当な要求ではないと判断する。
そして制御部70は、認証処理部75によりクライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されないと、認証エラーを示す認証エラー情報と、音楽データ配信サーバSV1を識別するショップコードとを通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP12において、クライアント端末2の制御部23は、音楽データ配信サーバSV1から送信された認証エラー情報及びショップコードをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した認証エラー情報により、音楽データ配信サーバSV1においてユーザが正規ユーザとして認証されなかったことを認識すると共に、その音楽データ配信サーバSV1から受信したショップコードを認証情報記憶部38に一時記憶する。
そして制御部23は、ポータルサーバ3に対して、音楽データ配信サーバSV1にアクセスするための認証チケットを発行要求する認証チケット発行要求信号を生成し、当該生成した認証チケット発行要求信号を音楽データ配信サーバSV1のショップコード、及びすでにポータルサーバ3から受信して認証情報記憶部38に対し一時記憶している認証セッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP13において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信された認証チケット発行要求信号、ショップコード及び認証セッションID情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、これらを認証処理部56に送出する。
これにより認証処理部56は、制御部50の制御のもと、そのクライアント端末2から受信された認証セッションID情報等と、認証情報記憶部57に対しすでに一時記憶している認証セッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部56は、例えばクライアント端末2から受信された認証セッションID情報の有効期限がすでに切れており、当該クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであるとは認証することができないと、クライアント端末2からの認証チケットの発行要求が正当な要求ではないと判断する。
そして制御部50は、認証処理部56によりクライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されないと、認証エラーを示す認証エラー情報を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
これに対して認証処理部56は、例えばクライアント端末2から受信した認証セッションID情報の有効期限が未だ切れてはいないことで、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末2からの認証チケットの発行要求が正当な要求であると判断する。
そして制御部50は、認証処理部56により、クライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されると、後述するステップSP18に移る。
ステップSP14において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された認証エラー情報をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信すると、認証情報記憶部38に記憶されているユーザID情報及びパスワード情報等を読み出すと共に、当該読み出したユーザID情報及びパスワード情報等を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP15において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信されたユーザID情報及びパスワード情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報等を認証処理部56に送出する。
これにより認証処理部56は、制御部50の制御のもと、クライアント端末2から受信されたユーザID情報及びパスワード情報等が、顧客データベース部54に登録されている顧客情報に含まれているか否かを検出するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部56は、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、制御部50の制御のもとポータル認証結果情報として、現時点のクライアント端末2とポータルサーバ3との通信接続状態に対する認証セッションID情報等を発行すると共に、当該クライアント端末2に対して発行した認証セッションID情報等を認証情報記憶部57に一時記憶する。
そして制御部50は、認証処理部56によりそのクライアント端末2に対して発行された認証セッションID情報等を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP16において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された認証セッションID情報等をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部37により認証情報記憶部38に一時記憶する。
そして制御部23は、再びポータルサーバ3に対して、認証チケットを発行要求する認証チケット発行要求信号を生成すると共に、当該生成した認証チケット発行要求信号を、認証情報記憶部38にすでに一時記憶しているショップコード、及びこのとき一時記憶した認証セッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ここで本実施の形態では、クライアント端末2において認証情報記憶部38に対しショップコードを一時記憶しておいたが、これに限らず、当該クライアント端末2とポータルサーバ3との間でステップSP12乃至ステップSP16の処理を実行する際にショップコードを順次送受信することにより、クライアント端末2において認証情報記憶部38に対しショップコードを一時記憶しなくてもステップSP16においてポータルサーバ3に対しショップコードを送信することが可能である。
ステップSP17において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信された認証チケット発行要求信号、ショップコード及び認証セッションID情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、これらを認証処理部56に送出する。
これにより認証処理部56は、制御部50の制御のもと、そのクライアント端末2から受信された認証セッションID情報等と、認証情報記憶部57にすでに一時記憶している認証セッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部56は、例えばクライアント端末2から受信した認証セッションID情報等の有効期限が未だ切れてはいないために、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末2からの認証チケットの発行要求が正当な要求であると判断する。
そして制御部50は、認証処理部56により、クライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP18に移る。
ステップSP18において、認証処理部56は、制御部50の制御のもと、上述のステップSP17においてクライアント端末2から受信したショップコード及び認証チケット発行要求信号に基づいて、ポータル認証結果情報として、当該ショップコードの示す音楽データ配信サーバSV1へのアクセスを可能にする認証チケット等を発行する。
そして認証処理部56は、制御部50の制御のもと、その発行した認証チケット等を認証情報記憶部57に一時記憶すると共に、クライアント端末2に対して発行していた認証セッションID情報等の有効期限を延長する。
これにより制御部50は、認証チケット等を、認証処理部56により有効期限の延長された認証セッションID情報等と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP19において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された認証チケット等と、有効期限の延長された認証セッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報を認証処理部37に送出する。
そして制御部23は、そのポータルサーバ3から受信した認証チケット等を認証要求信号と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。
また認証処理部37は、このとき制御部23の制御のもとに認証情報記憶部38において、ポータルサーバ3から受信された有効期限の延長されている認証セッションID情報等をその有効期限が延長される前の認証セッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、上述のステップSP16において一時記憶していた認証セッションID情報等を有効期限の延長された認証セッションID情報等に更新する。
ステップSP20において、音楽データ配信サーバSV1の制御部70は、クライアント端末2から送信された認証要求信号及び認証チケット等をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信する。
そして制御部70は、そのクライアント端末2から受信した認証チケット等を当該認証チケット等の確認を要求する認証チケット確認要求信号と共に通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP21において、ポータルサーバ3の制御部50は、音楽データ配信サーバSV1から送信された認証チケット確認要求信号及び認証チケット等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、当該受信した認証チケット確認要求信号及び認証チケット等を認証処理部56に送出する。
そして認証処理部56は、制御部50の制御のもと認証チケット確認要求信号に応じて、その音楽データ配信サーバSV1から受信された認証チケット等と、認証情報記憶部57にすでに一時記憶している認証チケット等とを比較するようにして、当該音楽データ配信サーバSV1から受信した認証チケットに対する確認処理を実行する。
その結果、制御部50は、認証処理部56により、音楽データ配信サーバSV1から受信した認証チケット等が正規の認証チケット等であると確認されると、当該認証チケット等を正規の認証チケット等であると確認したことを示す確認結果情報を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。
ステップSP22において、音楽データ配信サーバSV1の制御部70は、ポータルサーバ3から送信された確認結果情報をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信した確認結果情報を認証処理部75に送出する。
これにより認証処理部75は、制御部70の制御のもとにその確認結果情報に応じ、サーバ認証結果情報として、現時点のクライアント端末2と音楽データ配信サーバSV1との通信接続状態に対するサービスセッションID情報等を発行すると共に、当該発行したサービスセッションID情報等を認証情報記憶部77に一時記憶する。
また制御部70は、認証処理部75によりそのクライアント端末2に対して発行されたサービスセッションID情報等を通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP23において、クライアント端末2の制御部23は、音楽データ配信サーバSV1から送信されたサービスセッションID情報等をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37により認証情報記憶部38に一時記憶させる。
これにより制御部23は、音楽データ配信用のページ情報を要求するページ情報取得要求信号を、音楽データ配信サーバSV1から受信して認証情報記憶部38に一時記憶させたサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。
ステップSP24において、音楽データ配信サーバSV1の制御部70は、クライアント端末2から送信されたページ情報取得要求信号及びサービスセッションID情報等をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部75に送出する。
これにより認証処理部75は、制御部70の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、上述のステップSP22においてすでにクライアント端末2に対し発行して認証情報記憶部77に一時記憶していたサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部75は、例えばクライアント端末2から受信したサービスセッションID情報等の有効期限が未だ切れてはいないために、そのクライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末2からの音楽データ配信用のページ情報の取得要求が正当な要求であると判断する。
そして制御部70は、認証処理部75により、クライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP25に移る。
ステップSP25において、制御部70は、ページ情報記憶部76から、ユーザにより取得要求された音楽データ配信用のページ情報を読み出すと共に、認証処理部75により、クライアント端末2に対して発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させる。
そして制御部70は、そのページ情報記憶部76から読み出した音楽データ配信用のページ情報を、認証処理部75により有効期限を延長させたサービスセッションID情報等と共に通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP26において、クライアント端末2の制御部23は、音楽データ配信サーバSV1から送信された音楽データ配信用のページ情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した音楽データ配信用のページ情報をページ情報生成部36に送出すると共に、その音楽データ配信サーバSV1から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出する。
これにより認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、音楽データ配信サーバSV1から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、上述のステップSP23において一時記憶していたサービスセッションID情報等を有効期限の延長されたサービスセッションID情報等に更新する。
またページ情報生成部36は、音楽データ配信用のページ情報に基づく映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24に送出する。
これにより表示制御部24は、ページ情報生成部36から与えられた映像データに対しディジタルアナログ変換処理を施し、得られたアナログ映像信号を表示部25に送出することにより当該表示部25にそのアナログ映像信号に基づく映像として音楽データ配信用のページを表示する。
(1−7−3)音楽関連サービス提供処理
続いて図10乃至図13において、図9について上述したクライアント端末2と、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3との間で実行されたユーザ認証処理手順の終了後に、当該ユーザ認証処理手順においてクライアント端末2が音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3から取得した音楽データ配信用のページ情報、パッケージメディア販売用のページ情報及びオンエアリスト情報配信用のページ情報等を利用して音楽データ配信サービス、物販サービス及びラジオ放送情報配信サービスの提供を受ける際の音楽関連サービス提供処理について説明する。
続いて図10乃至図13において、図9について上述したクライアント端末2と、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3との間で実行されたユーザ認証処理手順の終了後に、当該ユーザ認証処理手順においてクライアント端末2が音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3から取得した音楽データ配信用のページ情報、パッケージメディア販売用のページ情報及びオンエアリスト情報配信用のページ情報等を利用して音楽データ配信サービス、物販サービス及びラジオ放送情報配信サービスの提供を受ける際の音楽関連サービス提供処理について説明する。
(1−7−3−1)音楽データ配信サービス提供処理手順
まず図10を用いてクライアント端末2が、音楽データ配信サーバSV1から音楽データ配信サービスの提供を受ける際の音楽データ配信サービス提供処理手順について説明する。
まず図10を用いてクライアント端末2が、音楽データ配信サーバSV1から音楽データ配信サービスの提供を受ける際の音楽データ配信サービス提供処理手順について説明する。
ステップSP30において、クライアント端末2の制御部23は、表示部25に映像として表示された音楽データ配信用のページの一部を選択する制御コマンドが入力処理部21から入力されると、当該入力された制御コマンドに応じて、ダウンロード希望の音楽データをダウンロード要求するダウンロード要求信号を生成する。
そして制御部23は、そのダウンロード要求信号を、すでに音楽データ配信サーバSV1で発行され認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。
ステップSP31において、音楽データ配信サーバSV1の制御部70は、クライアント端末2から送信されたダウンロード要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部75に送出する。
これにより認証処理部75は、制御部70の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部77に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部70は、認証処理部75により、クライアント端末2を利用して音楽データのダウンロードを要求したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP32に移る。
ステップSP32において、検索部79は、ダウンロード要求信号に格納されている検索キーに基づいて、音楽データ記憶部78内の複数の音楽データの中から当該検索キーの示す検索条件に該当するダウンロード希望の音楽データを検索する。
そして制御部70は、検索部79により音楽データが検索されると、認証処理部75により、クライアント端末2に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させて、次のステップSP33に移る。
ステップSP33において制御部70は、音楽データ記憶部78から、検索部79によって検索されたダウンロード希望の音楽データを読み出すと共に、当該読み出したダウンロード希望の音楽データを、認証処理部75により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP34において、クライアント端末2の制御部23は、音楽データ配信サーバSV1から送信されたダウンロード希望の音楽データと、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した音楽データを記憶媒体29に記憶すると共に、その音楽データ配信サーバSV1から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出する。
認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、音楽データ配信サーバSV1から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。
このようにしてクライアント端末2は、音楽データ配信サーバSV1の提供している音楽データ配信サービスを利用して、ユーザにより取得の希望された音楽データをダウンロードすることができる。
(1−7−3−2)物販サービス提供処理手順
次に図11を用いてクライアント端末2が、物販サーバSV2から物販サービスの提供を受ける際の物販サービス提供処理手順について説明する。
次に図11を用いてクライアント端末2が、物販サーバSV2から物販サービスの提供を受ける際の物販サービス提供処理手順について説明する。
ステップSP40において、クライアント端末2の制御部23は、表示部25に映像として表示されたパッケージメディア販売用のページの一部を選択する制御コマンドが入力処理部21から入力されると、当該入力された制御コマンドに応じた特定のパッケージメディアに関するパッケージメディア情報を要求するメディア情報要求信号を生成する。
そして制御部23は、そのメディア情報要求信号を、すでに物販サーバSV2で発行され認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して物販サーバSV2に送信する。
ステップSP41において、物販サーバSV2の制御部90は、クライアント端末2から送信されたメディア情報要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部95に送出する。
認証処理部95は、制御部90の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部97に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部90は、認証処理部95により、クライアント端末2を利用してパッケージメディアに関するパッケージメディア情報を要求したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP42に移る。
ステップSP42において、検索部99は、メディア情報要求信号に格納されている検索キーに基づいて、パッケージメディア情報記憶部98内の複数のパッケージメディア情報の中から当該検索キーの示す検索条件に該当する特定のパッケージメディアのパッケージメディア情報を検索する。
そして制御部90は、検索部99によりパッケージメディア情報が検索されると、認証処理部95により、クライアント端末2に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させて、次のステップSP43に移る。
そしてステップSP43において制御部90は、パッケージメディア情報記憶部98から、検索部99によって検索されたパッケージメディア情報を読み出すと共に、当該読み出したパッケージメディア情報を、認証処理部95により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP44において、クライアント端末2の制御部23は、物販サーバSV2から送信されたパッケージメディア情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信したパッケージメディア情報をページ情報生成部36に送出すると共に、その物販サーバSV2から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出する。
認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、物販サーバSV2から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。
またページ情報生成部36は、制御部23から与えられたパッケージメディア情報に基づいて映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24によりアナログ映像信号に変換して表示部25に送出する。
このようにして制御部23は、表示部25に対しそのアナログ映像信号に基づく映像としてパッケージメディア情報を表示させると、次のステップSP45に移る。
ステップSP45において、制御部23は、表示部25に映像として表示させたパッケージメディア情報に対応するパッケージメディアを購入要求する制御コマンドが入力処理部21から入力されると、当該入力された制御コマンドに応じてそのパッケージメディアを購入要求する購入要求信号を生成する。
そして制御部23は、その購入要求信号を、すでに物販サーバSV2から受信して認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等(すなわち、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等)と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して物販サーバSV2に送信する。
ステップSP46において、物販サーバSV2の制御部90は、クライアント端末2から送信された購入要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部95に送出する。
認証処理部95は、制御部90の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部97に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部90は、認証処理部95により、クライアント端末2を利用してパッケージメディアの購入を要求したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP47に移る。
ステップSP47において、制御部90は、クライアント端末2を利用するユーザに対し、購入要求されたパッケージメディアを引き渡すための手続等の購入処理を実行すると共に、当該パッケージメディアの購入に伴うユーザに対する課金処理用の課金情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介して課金サーバSV5に送信することにより、その課金サーバSV5に対し当該ユーザに対するパッケージメディアの購入に応じた課金処理を実行させる。
また制御部90は、認証処理部95により、クライアント端末2に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させる。
ステップSP48において、制御部90は、課金処理終了後、パッケージメディアの購入処理が完了したことを示す購入完了ページ情報を、認証処理部95により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP49において、クライアント端末2の制御部23は、物販サーバSV2から送信された購入完了ページ情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した購入完了ページ情報をページ情報生成部36に送出すると共に、その物販サーバSV2から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出する。
認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、物販サーバSV2から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。
またページ情報生成部36は、制御部23から与えられた購入完了ページ情報に基づく映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24によりアナログ映像信号に変換して表示部25に送出する。
これにより制御部23は、表示部25に対しそのアナログ映像信号に基づく映像として購入完了ページを表示させる。
このようにしてクライアント端末2は、物販サーバSV2の提供している物販サービスを利用して、ユーザに対して所望のパッケージメディアを購入させることができる。
(1−7−3−3)オンエアリスト情報配信サービス提供処理手順
次に図12を用いてクライアント端末2が、ラジオ放送情報配信サーバSV3からラジオ放送情報配信サービスとして特にオンエアリスト情報配信サービスの提供を受ける際のラジオ放送情報配信サービス提供処理手順について説明する。
次に図12を用いてクライアント端末2が、ラジオ放送情報配信サーバSV3からラジオ放送情報配信サービスとして特にオンエアリスト情報配信サービスの提供を受ける際のラジオ放送情報配信サービス提供処理手順について説明する。
ステップSP60において、クライアント端末2の制御部23は、表示部25に映像として表示させたオンエアリスト情報配信用のページ上で入力ボックスに対し取得希望のオンエアリスト情報検索用の検索キーが入力され、当該入力された検索キーを示す文字列に対応する制御コマンドが入力処理部21から入力されると、当該入力された制御コマンドに応じて、取得希望のオンエアリスト情報をダウンロード要求するオンエアリスト情報要求信号を生成する。
そして制御部23は、そのオンエアリスト情報要求信号を、すでにラジオ放送情報配信サーバSV3で発行され認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してラジオ放送情報配信サーバSV3に送信する。
ステップSP61において、ラジオ放送情報配信サーバSV3の制御部110は、クライアント端末2から送信されたオンエアリスト情報要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部115に送出する。
認証処理部115は、制御部110の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部120に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部110は、認証処理部115により、クライアント端末2を利用してオンエアリスト情報を要求したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP62に移る。
ステップSP62において、検索部118は、オンエアリスト情報要求信号に格納されている検索キーに基づいて、オンエアリスト情報記憶部117内のオンエアリスト情報全体に対し、当該検索キーの示す検索条件に該当する所定範囲部分を取得希望のオンエアリスト情報として検索する。
そして制御部110は、検索部118によりオンエアリスト情報が検索されると、認証処理部115により、クライアント端末2に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させて、次のステップSP63に移る。
そしてステップSP63において制御部110は、オンエアリスト情報記憶部117から、検索部118によって検索されたオンエアリスト情報を読み出すと共に、当該読み出したオンエアリスト情報を、認証処理部115により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP64において、クライアント端末2の制御部23は、ラジオ放送情報配信サーバSV3から送信されたオンエアリスト情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信したオンエアリスト情報をページ情報生成部36に送出すると共に、そのラジオ放送情報配信サーバSV3から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出する。
認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、ラジオ放送情報配信サーバSV3から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。
またページ情報生成部36は、制御部23から与えられたオンエアリスト情報に基づいて映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24によりアナログ映像信号に変換して表示部25に送出することにより当該表示部25に対しそのアナログ映像信号に基づく映像としてオンエアリスト情報を表示させる。
このようにしてクライアント端末2は、ラジオ放送情報配信サーバSV3の提供しているラジオ放送情報配信サービスを利用して、ユーザに対して所望のオンエアリスト情報を取得させることができる。
(1−7−3−4)ナウオンエア情報配信サービス提供処理手順
次に図13を用いてクライアント端末2が、ラジオ放送情報配信サーバSV3からラジオ放送情報配信サービスとして特にナウオンエア情報配信サービスの提供を受ける際のラジオ放送情報配信サービス提供処理手順について説明する。
次に図13を用いてクライアント端末2が、ラジオ放送情報配信サーバSV3からラジオ放送情報配信サービスとして特にナウオンエア情報配信サービスの提供を受ける際のラジオ放送情報配信サービス提供処理手順について説明する。
ただしナウオンエア情報を提供するラジオ放送情報配信サーバSV3は、ラジオ局(コールサイン)毎に設けられている。
そしてクライアント端末2には、初期状態において、各ラジオ局に対応するラジオ放送情報配信サーバSV3のURL情報が記憶されていない場合がある。
そのため以下のラジオ放送情報配信サービス提供処理手順については、各ラジオ放送情報配信サーバSV3のURL情報をラジオ局のコールサイン毎にポータルサーバ3が管理している場合を例に挙げて説明する。
またかかるラジオ放送情報配信サービス提供処理手順では、クライアント端末2が、ラジオ局毎の放送周波数を自動プリセットするためにポータルサーバ3に対して当該放送周波数を示す周波数情報を要求するときに、認証情報記憶部38に対し認証セッションID情報等を一時記憶してはいない場合を想定している。このため、まずクライアント端末2は、ポータルサーバ3に対しユーザID情報及びパスワード情報等を送信することになる。
ステップSP70において、クライアント端末2の制御部23は、入力処理部21から各ラジオ局の放送周波数を自動プリセットするように要求する操作コマンドが入力されると、これに応じて各ラジオ局の受信可能な放送周波数の周波数情報を取得要求する周波数情報要求信号を、ユーザにより入力された地域コードと、認証情報記憶部38に記憶されているユーザID情報及びパスワード情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP71において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信された周波数情報要求信号、地域コード、ユーザID情報及びパスワード情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、そのクライアント端末2から受信したユーザID情報及びパスワード情報等を認証処理部56に送出する。
認証処理部56は、制御部50の制御のもと、クライアント端末2から受信されたユーザID情報及びパスワード情報等と、顧客データベース部54に登録している顧客情報とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部56は、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証し、当該クライアント端末2からの周波数情報の取得要求が正当な要求であると判断すると、制御部50の制御のもと、現時点のクライアント端末2とポータルサーバ3との通信接続状態に対する認証セッションID情報等を発行し、当該発行した認証セッションID情報等を認証情報記憶部57に一時記憶する。
そして制御部50は、このように認証処理部56によりユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP72に移る。
ステップSP72において、制御部50は、クライアント端末2から受信した地域コードに基づいて、周波数情報記憶部58内の複数の周波数情報、ラジオ局名及びコールサインのリストの中から当該地域コードに対応する周波数情報、ラジオ局名及びコールサインを検索してリスト化し読み出す。
これにより制御部50は、周波数情報記憶部58からリスト化して読み出した周波数情報、ラジオ局名及びコールサインを、上述のステップSP71において認証処理部56によりクライアント端末2に対して発行された認証セッションID情報等と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP73において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された周波数情報、ラジオ局名及びコールサインのリストと、認証セッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該ポータルサーバ3から受信した認証セッションID情報等を認証処理部37に送出すると共に、周波数情報、ラジオ局名及びコールサインのリストを表示制御部24に送出する。
これにより認証処理部37は、制御部23の制御のもと、ポータルサーバ3から受信された認証セッションID情報等を認証情報記憶部38に一時記憶する。
また表示制御部24は、制御部23から与えられた周波数情報、ラジオ局名及びコールサインのリストを表示部25に送出することにより当該表示部25に対しそのリストを表示させる。
さらに制御部23は、このとき入力処理部21から入力される選択コマンドに基づき、選択された周波数情報、ラジオ局名及びコールサインを記憶媒体29にプリセットとして記憶して、次のステップSP74に移る。
ステップSP74において、制御部23は、入力処理部21から入力されるチューニング制御コマンドに応じて、チューナ部31を、ラジオ放送波の中からチューニング制御コマンドに対応する放送周波数で放送されているラジオ放送のラジオ放送信号を抽出するように制御する。
これによりチューナ部31は、放送信号受信部30により受信されたラジオ放送波の中から、その放送周波数で放送されているラジオ放送信号を抽出して復号等の所定の受信処理を施し、この結果得られた音声データを音声制御部26に送出する。
従って音声制御部26は、チューナ部31から与えられる音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ27に送出することにより当該スピーカ27から、選択されたラジオ番組の音声を出力させることができる。
ステップSP75において、ラジオ放送表示制御部39は、制御部23の制御のもと、記憶媒体29から、上述のチューニング制御コマンドに対応する放送周波数を示す周波数情報に対応して記憶されているコールサインを読み出すと共に、当該読み出したコールサインを、認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶されている認証セッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP76において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信されたコールサイン及び認証セッションID情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部56に送出する。
認証処理部56は、制御部50の制御のもと、クライアント端末2から受信された認証セッションID情報等と、認証情報記憶部57に対しすでに一時記憶している認証セッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部50は、認証処理部56により、クライアント端末2から受信した認証セッションID情報等が有効期限内のものであり、当該クライアント端末2を利用してコールサインを送信したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP77に移る。
ステップSP77において、制御部50は、クライアント端末2から受信したコールサインに基づいて、URL記憶部59内の複数のURL情報の中から当該コールサインに対応付けられたURL情報を検索する。
また制御部50は、認証処理部56により、クライアント端末2に対し発行していた認証セッションID情報等の有効期限を延長させる。
そして制御部50は、URL記憶部59から、その検索したURL情報を読み出すと共に、当該読み出したURL情報を、認証処理部56により有効期限の延長された認証セッションID情報等と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP78において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信されたURL情報と、有効期限の延長された認証セッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部37に送出すると共に、URL情報をラジオ放送表示制御部39に送出する。
認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、ポータルサーバ3から受信された有効期限の延長されている認証セッションID情報等をその有効期限が延長される前の認証セッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶している認証セッションID情報等の内容を更新する。
またラジオ放送表示制御部39は、制御部23の制御のもとに、当該制御部23から与えられたURL情報を、記憶媒体29に記憶しているコールサインに対応付けて記憶媒体29等に一時記憶する。
そしてラジオ放送表示制御部39は、制御部23の制御のもとに、記憶媒体29等に一時記憶したURL情報に従って、ナウオンエア情報を取得要求するナウオンエア情報要求信号を、すでにラジオ放送情報配信サーバSV3から受信され認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してラジオ放送情報配信サーバSV3に送信する。
ここでかかるラジオ放送情報配信サービス提供処理手順では、ステップSP78においてクライアント端末2からナウオンエア情報要求信号及びサービスセッションID情報等をラジオ放送情報配信サーバSV3に送信する処理が、図9について上述したステップSP10の処理に対応している。
従ってこのラジオ放送情報配信サービス提供処理手順では、ステップSP78の処理に引き続き、クライアント端末2及びラジオ放送情報配信サーバSV3並びにポータルサーバ3において、図9について上述したステップSP11乃至ステップSP13及びステップSP18乃至ステップSP22と同様のユーザ認証処理を順次実行した後、続くステップSP79に移る。
ステップSP79において、クライアント端末2のラジオ放送表示制御部39は、制御部23の制御のもとに再び、記憶媒体29等に一時記憶していたURL情報に従ってナウオンエア情報要求信号を、すでにラジオ放送情報配信サーバSV3から受信して認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してラジオ放送情報配信サーバSV3に送信する。
ステップSP80において、ラジオ放送情報配信サーバSV3の制御部110は、クライアント端末2から送信されたナウオンエア情報要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部115に送出する。
これにより認証処理部115は、制御部110の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部120に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部115は、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末2からのナウオンエア情報の取得要求が正当な要求であると判断する。
そして制御部110は、認証処理部115により、クライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されると、当該認証処理部115により、そのクライアント端末2に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させて、次のステップSP81に移る。
ステップSP81において、制御部110は、ナウオンエア情報記憶部119からナウオンエア情報を読み出し、当該読み出したナウオンエア情報を、認証処理部115により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP82において、クライアント端末2の制御部23は、ラジオ放送情報配信サーバSV3から送信されたナウオンエア情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出すると共に、ナウオンエア情報をラジオ放送表示制御部39に送出する。
これにより認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、ラジオ放送情報配信サーバSV3から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。
またラジオ放送表示制御部39は、制御部23から与えられたナウオンエア情報を表示制御部24を介して表示部25に送出することにより、当該表示部25に対し、現在受信中のラジオ放送のラジオ番組に関するナウオンエア情報を表示させる。
そしてかかるラジオ放送情報配信サービス提供処理手順では、この後、クライアント端末2がステップSP79におけるナウオンエア情報の取得要求を定期的に繰り返し実行すると共に、ラジオ放送情報配信サーバSV3がクライアント端末2からその取得要求を受けてステップSP80及びステップSP81の処理を順次実行する。
これによりクライアント端末2では、現在受信中のラジオ番組の番組名、番組放送開始時刻、番組放送終了時刻、そのラジオ番組内で現在流れている楽曲のタイトル、アーティスト名、楽曲放送開始時刻等をナウオンエア情報として時々刻々と更新しながらクライアント端末2の表示部25に表示することができる。
(1−8)クライアント端末2のハードウェア回路ブロック構成
(1−8−1)回路構成
次にクライアント端末2のハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。かかるクライアント端末2のハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成では、一部の機能を後述するソフトウェアモジュールに従って実現している。
(1−8−1)回路構成
次にクライアント端末2のハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。かかるクライアント端末2のハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成では、一部の機能を後述するソフトウェアモジュールに従って実現している。
図14に示すようにクライアント端末2は、その筐体表面やリモートコントローラ(図示せず)に設けられた各種操作ボタンでなる操作入力部200がユーザによって操作されると、当該操作入力部200でこれを認識し、当該操作に応じた操作入力信号を入力処理部201へ送出する。
入力処理部201は、供給される操作入力信号に対して所定の処理を施すことにより、当該操作入力信号を操作コマンドに変換し、これをバス202を介してCPU(Central Processing Unit)203に供給する。
CPU203は、ROM(Read Only Memory)204に予め格納されている基本プログラムやアプリケーションプログラム等の各種プログラムをバス202を介してRAM(Random Access Memory)205に読み出し、これら各種プログラムに従って全体を制御すると共に、所定の演算処理や、入力処理部201から供給される操作コマンドに応じた各種処理を実行する。
ディスプレイ206は、例えば液晶ディスプレイ等の表示デバイスであって、筐体表面に直接取り付けられている場合や外付けされている場合がある。そしてディスプレイ206は、CPU203による処理結果や各種映像データが表示処理部207を介してアナログ映像信号として供給されると、当該アナログ映像信号に基づく映像を表示する。
CDドライブ208は、CDに記録された音楽データを読み出して再生する。またメモリスティックドライブ(以下、これをMSドライブと呼ぶ)209は、メモリスティックに記憶された音楽データ等のコンテンツデータを読み出して再生し、又は当該メモリスティックに対し記憶対象のコンテンツデータを記憶する。
そしてMSドライブ209は、メモリスティックからコンテンツデータとして写真画像等の映像データを読み出したときには、当該読み出した映像データをバス202を介して表示処理部207に供給する。
表示処理部207は、バス202を介して供給される映像データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、その結果得られるアナログ映像信号をディスプレイ206に供給することにより、当該ディスプレイ206にそのアナログ映像信号に基づく映像を表示させる。
またCDドライブ208は、CDから音楽データを読み出したとき、当該読み出した音楽データを例えばバス202を介して音声処理部210に供給する。さらにMSドライブ209は、メモリスティックからコンテンツデータとして音楽データ(又は音声データ)を読み出したとき、当該読み出した音楽データを例えばバス202を介して音声処理部210に供給する。
音声処理部210は、CDドライブ208やMSドライブ209からバス202を介して供給される音楽データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、その結果得られるアナログ音楽信号を2チャンネルのスピーカ211に送出することにより、当該スピーカ211からそのアナログ音楽信号に基づく音楽をステレオで出力させる。
さらにCPU203は、CDドライブ208やMSドライブ209で読み出された音楽データ等のコンテンツデータをバス202を介してハードディスクドライブ212に送出することにより、当該ハードディスクドライブ212のハードディスクにそのコンテンツデータをコンテンツファイルとして記憶し得るようにもなされている。
因みにCPU203は、ハードディスクドライブ212のハードディスクに対して記憶したコンテンツデータを、図3について上述したディレクトリ構成で管理している。
そしてCPU203は、ハードディスクドライブ212のハードディスクに記憶したコンテンツファイルを当該ハードディスクドライブ212によりハードディスクからコンテンツデータとして読み出すこともできる。
なおCPU203は、ハードディスクドライブ212からコンテンツデータとして映像データを読み出したときには、当該読み出した映像データをバス202を介して表示処理部207に供給する。
またCPU203は、ハードディスクドライブ212からコンテンツデータとして音楽データ(又は音声データ)を読み出したときには、当該読み出した音楽データを音声処理部210に供給する。
アンテナ213は、各ラジオ局から送信されてくるラジオ放送波を受信し、これをAM/FMチューナでなるチューナ214に送出する。
チューナ214は、CPU203の制御のもと、アンテナ213を介して受信されたラジオ放送波の中から例えば操作入力部200を介して指定されたラジオ局に対応する放送周波数のラジオ放送信号を抽出して所定の受信処理を施し、この結果得られる音声データをバス202を介して音声処理部210に供給する。
音声処理部210は、チューナ214から与えられた音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ211に送出することにより、当該スピーカ211からラジオ局で放送されているラジオ番組の番組音声を出力させ、かくしてユーザに対しラジオ番組の番組音声を聴取させることができる。
またCPU203は、チューナ214で得られた音声データをハードディスクドライブ212に送出して記録することにより、ラジオ番組の番組音声を録音することもできる。
さらにCPU203は、通信処理部215、ネットワークインタフェース216を順次介してネットワークNTに接続し、当該ネットワークNT上のポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4にアクセスすることができ、これによりポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4との間で各種データを送受信することができる。
これに加えてCPU203は、外部機器インタフェース217を介して、クライアント端末2に接続されたMD(Mini Disc 登録商標)プレーヤ(図示せず)にアクセスしそのMDプレーヤを制御することができる。
これによりCPU203は、外部機器インタフェース217を介してMDプレーヤに音楽データを転送し、当該MDプレーヤに装填されているMDに対しその音楽データを記憶させることができる。またCPU203は、MDプレーヤによりMDから音楽データを再生させ、当該再生させた音楽データを外部機器インタフェース217を介して取り込んで音声処理部210を介してスピーカ211に供給することにより、当該スピーカ211を介してその音楽データに基づく音楽をステレオで出力させることができる。
そしてCPU203は、CDドライブ208によりCDから音楽データを再生し、当該再生した音楽データをハードディスクドライブ212のハードディスクに記憶すると共に、そのとき当該音楽データに対応する著作権管理情報(利用条件情報を含む)を生成し、その著作権管理情報を当該音楽データに対応付けてハードディスクに記憶する。このようにしてCPU203は、CDに記録されている音楽データをハードディスクに対してリッピングすることができる。
ここで図15に示すように著作権管理情報に含まれる利用条件情報は、対応する音楽データ固有のコンテンツID情報、その音楽データに対するチェックアウトの許可の有無を示すチェックアウト許可フラグ、チェックアウト可能回数(例えば、初期値として3回)、ハードディスクからその音楽データを消去しつつ他の外部記憶媒体に記憶する、いわゆるムーブの許可の有無を示すムーブ許可フラグ、その音楽データに対する外部記憶媒体へのコピーの許可の有無を示すコピー許可フラグ、コピー可能回数、音楽データに対する利用期間(すなわち、チェックアウトや再生に利用可能な期間)を示す利用開始日及び利用終了日、音楽データの利用可能な地域、かかる利用条件情報に対する改竄の有無の検出に使用される電子署名データ等から構成されている。
そしてCPU203は、リッピングした音楽データをメモリスティックやMDでも利用可能にするように要求されると、そのリッピングした(すなわち、ハードディスクに記憶した)音楽データをMSドライブ209や外部機器インタフェース217を介してメモリスティックやMDに対しチェックアウトする。
またCPU203は、メモリスティックやMDにチェックアウトした音楽データを消去するように要求されると、MSドライブ209や外部機器インタフェース217を介してメモリスティックやMDからそのチェックアウトしていた音楽データを消去するようにして、かかる音楽データをハードディスクに対してチェックインする。
(1−8−2)プログラムモジュール構成
図16に示すように、上述の図14に示したハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2に実装されるプログラムモジュールとしては、OS上で動作するようになされており、ポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4との間でやりとりを行う。
図16に示すように、上述の図14に示したハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2に実装されるプログラムモジュールとしては、OS上で動作するようになされており、ポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4との間でやりとりを行う。
HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)メッセージプログラム240は、ポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4との間のやりとりをHTTP通信で行うものである。コミュニケータプログラム241は、HTTPメッセージプログラム240とデータのやりとりを行うプログラムモジュールである。
コミュニケータプログラム241の上位には、コンテンツのコーデックを解釈して再生するコンテンツ再生モジュール242、著作権保護に関する著作権管理情報等の各種情報を生成及び更新する等して取り扱う著作権保護管理モジュール243が位置する。そのコンテンツ再生モジュール242、著作権保護管理モジュール243の上位に対しては、インターネットラジオの選局及び再生を行うインターネットラジオ選局再生モジュール244、楽曲購入及び試聴曲の再生を司る楽曲購入再生モジュール245がそれぞれ位置している。
インターネットラジオ選局再生モジュール244と、楽曲購入再生モジュール245とにより再生された音声データは、音声処理部210に転送されることにより、最終的にスピーカ211から音声として出力される。
インターネットラジオ選局再生モジュール244、楽曲購入再生モジュール245の上位にはXMLブラウザ246が位置する。そのXMLブラウザ246は、各種サーバからのXMLファイルを解釈し、ディスプレイ206に対して映像表示を行う。
例えば、XMLブラウザ246を介してユーザに選択された楽曲は楽曲購入再生モジュール245で購入処理され、ハードディスクコンテンツコントローラ247を介してハードディスクドライブ212に書き込まれる。
なおコミュニケータプログラム241には、ライブラリ248の認証ライブラリ248Aが接続されている。認証ライブラリ248Aはポータルサーバ3等と連携して各種認証処理を行う。
さらにコミュニケータプログラム241の上位には、データベースアクセスモジュール249、コンテンツデータアクセスモジュール250及びハードディスクコンテンツコントローラ247が位置する。
このデータベースアクセスモジュール249は、ハードディスクドライブ212に構築された各種データベースにアクセスする。コンテンツデータアクセスモジュール250はハードディスクドライブ212に格納されたコンテンツデータにアクセスする。ハードディスクコンテンツコントローラ247はハードディスクドライブ212に格納されたコンテンツデータを管理する。
ハードディスクコンテンツコントローラ247の上位には、ラジオ局が放送した楽曲のタイトルやアーティスト名等を表示するためのラジオ放送情報表示モジュール251、及びラジオ局を選局したり、当該ラジオ局から受信した楽曲としてのコンテンツデータをハードディスクドライブ212に記憶(録音)するチューナ選局再生/録音モジュール252が位置している。
例えば、オーディオユーザインタフェース253を介して選局されたラジオ局から受信した楽曲は、コンテンツデータアクセスモジュール250を介してハードディスクドライブ212へ書き込まれるようになされている。
またチューナ選局再生/録音モジュール252により再生されたコンテンツデータとしての音声データは、音声処理部210に転送されることにより、最終的にスピーカ211から音声として出力される。
ラジオ放送情報表示モジュール251は、チューナ選局再生/録音モジュール252によって現在ラジオ局が放送している楽曲のタイトルやアーティスト名等のナウオンエア情報のようなラジオ放送情報をラジオ放送情報配信サーバSV3からHTTPメッセージプログラム240経由で受信し、これをオーディオユーザインタフェース(UI)253を介してディスプレイ206に表示する。
なおオーディオユーザインタフェース253を介してディスプレイ206に表示したラジオ放送情報は、ライブラリ248のクリップライブラリ248Bに一時的に記憶することもでき、ユーザからの指示に従って最終的にはデータベースアクセスモジュール249を介してハードディスクドライブ212へ記憶される。
CD再生モジュール254は、CDドライブ208をCDから音楽データを再生するように制御する。
そしてCD再生モジュール254によりCDから再生された音楽データは、音声処理部210に転送されることにより、最終的にスピーカ211から音楽として出力される。
HDD(ハードディスクドライブ)再生モジュール255は、図示はしていないが、ハードディスクコンテンツコントローラ247及び著作権保護管理モジュール243と接続されている。
これによりHDD再生モジュール255は、ハードディスクコンテンツコントローラ247の制御のもとにハードディスクドライブ212から読み出されたコンテンツデータとしての音声データ(音楽データ)を、著作権保護管理モジュール243から供給される著作権管理情報に従って再生する。
そしてHDD再生モジュール255により著作権管理情報に従って再生された音声データは、音声処理部210に転送されることにより、最終的にスピーカ211から音声として出力される。
MS(メモリスティック)記憶再生モジュール256は、MSドライブ209を、メモリスティックに対し音楽データ等のコンテンツデータを記憶再生するように制御する。
これによりMS記憶再生モジュール256により例えばメモリスティックから再生された音楽データは、音声処理部210に転送されることにより、最終的にスピーカ211から音楽として出力される。
MD記憶再生モジュール257は、MDプレーヤを、MDに対し音楽データ等のコンテンツデータを記憶再生するように制御する。
これによりMD記憶再生モジュール257によりMDプレーヤのMDから再生された例えば音楽データは、外部機器インタフェース217を介して音声処理部210に転送されることにより、最終的にスピーカ211から音楽として出力される。
リッピングモジュール258は、図示はしていないが、ハードディスクコンテンツコントローラ247及び著作権保護管理モジュール243と接続されている。
これによりリッピングモジュール258は、CD再生モジュール254によりCDから再生された音楽データを、著作権保護管理モジュール243から供給される、その音楽データを管理するための著作権管理情報と共に、ハードディスクコンテンツコントローラ247の制御のもとハードディスクドライブ212のハードディスクに記憶される(すなわち、リッピングされる)ように、CD再生モジュール254、著作権保護管理モジュール243及びハードディスクコンテンツコントローラ247を制御する。
ところで以上説明したプログラムモジュールにおいてHTTPメッセージプログラム240及びコミュニケータプログラム241は、図2について上述したクライアント端末2の通信制御部32と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
またコンテンツ再生モジュール242は、図2について上述したクライアント端末2のエンコーダ/デコーダ部34と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらに著作権保護管理モジュール243は、図2について上述したクライアント端末2の著作権管理部35と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにインターネットラジオ選局再生モジュール244は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23及び音声制御部26と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらに楽曲購入再生モジュール245は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23及び音声制御部26と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにXMLブラウザ246は、図2について上述したクライアント端末2の入力処理部21及びページ情報生成部36と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにハードディスクコンテンツコントローラ247及びデータベースアクセスモジュール249並びにコンテンツデータアクセスモジュール250は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにライブラリ248の認証ライブラリ248Aは、図2について上述したクライアント端末2の認証処理部37及び認証情報記憶部38と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにライブラリ248のクリップライブラリ248Bは、図2について上述したクライアント端末2の制御部23と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにラジオ放送情報表示モジュール251は、図2について上述したクライアント端末2のラジオ放送表示制御部39と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにチューナ選局再生/録音モジュール252は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23及び音声制御部26並びにチューナ部31と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにオーディオユーザインタフェース253は、図2について上述したクライアント端末2の入力処理部21及び制御部23並びに表示制御部24と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにCD再生モジュール254は、図2について上述したクライアント端末2の音声制御部26及び記憶再生部28と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにHDD再生モジュール255は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23及び音声制御部26と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにMS記憶再生モジュール256は、図2について上述したクライアント端末2の音声制御部26及び記憶再生部28と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにMD記憶再生モジュール257は、図2について上述したクライアント端末2の音声制御部26及び記憶再生部28と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにリッピングモジュール258は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23及び記憶再生部28並びにエンコーダ/デコーダ部34と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
従って図14について上述したハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2では、CPU203が上述の各種プログラムモジュールに従って、図2について上述した機能回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2と同様の処理を実行することができる。
またハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2は、CPU203が各種プログラムモジュールに従って、後述する楽曲記憶処理も実行する。
そして機能回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2も、かかる各種プログラムモジュールで実現可能な機能に対応させた機能回路ブロックが設けられていることにより、当該機能ブロックにより後述する楽曲記憶処理を実行することができる。
(1−9)各サーバのハードウェア回路ブロック構成
次に、ポータルサーバ3、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2、ラジオ放送情報配信サーバSV3のハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成について説明する。
次に、ポータルサーバ3、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2、ラジオ放送情報配信サーバSV3のハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成について説明する。
ただしこれらポータルサーバ3、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2、ラジオ放送情報配信サーバSV3は、ハードウェア回路ブロックにより構成する場合、各種機能をソフトウェアによって実現可能であるため、同様のハードウェア構成とすることができる。
従ってまず図17を用いて、ポータルサーバ3、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2、ラジオ放送情報配信サーバSV3のいずれにも適用可能なサーバのハードウェア回路ブロックによる基本的なハードウェア構成を説明する。
かかるサーバは、全体を統括的に制御するCPU270が、ROM271又はハードディスクドライブ272に記憶されている基本プログラムやアプリケーションプログラム等の各種プログラムを、バス273を介してRAM274に適宜展開しこれを実行することにより各種処理を行う。
ハードディスクドライブ272には、コンテンツデータやネットワーク上で公開可能なページ情報等の各種データ及び情報を一時的又は永続的に記憶することができると共に、ハードディスク内にデータベースを構築して顧客情報等の各種登録情報を登録することもできる。
またCPU270は、ハードディスクドライブ272から各種データ及び情報並びに各種登録情報を読み出し、当該読み出した各種データ及び情報並びに各種登録情報を用いて各種処理を実行することができる。
ネットワークインタフェース275は、ネットワークNTを介してクライアント端末2や他のサーバと、各種データ及び各種情報の送受信用に接続することができる。
そしてかかるサーバは、基本的にCPU270がROM271又はハードディスクドライブ272に記憶された各種プログラムに従って各種処理を行っている。
このためかかるサーバでは、図4について上述した機能回路ブロックによるハードウェア構成のポータルサーバ3の機能に応じて、ROM271又はハードディスクドライブ272に記憶させる各種プログラムを適宜選定することにより、CPU270を当該ポータルサーバ3の制御部50、通信制御部52及び認証処理部56と同様に機能させることができると共に、ハードディスクドライブ272をそのポータルサーバ3の顧客データベース部54、ページ情報記憶部55、認証情報記憶部57、周波数情報記憶部58及びURL記憶部59と同様に用いることができる。
またかかるサーバでは、図5について上述した機能回路ブロックによるハードウェア構成の音楽データ配信サーバSV1の機能に応じて、ROM271又はハードディスクドライブ272に記憶させる各種プログラムを適宜選定することにより、CPU270を当該音楽データ配信サーバSV1の制御部70、通信制御部72、認証処理部75及び検索部79と同様に機能させることができると共に、ハードディスクドライブ272をその音楽データ配信サーバSV1の顧客データベース部74、ページ情報記憶部76、認証情報記憶部77及び音楽データ記憶部78と同様に用いることができる。
さらにかかるサーバでは、図6について上述した機能回路ブロックによるハードウェア構成の物販サーバSV2の機能に応じて、ROM271又はハードディスクドライブ272に記憶させる各種プログラムを適宜選定することにより、CPU270を当該物販サーバSV2の制御部90、通信制御部92、認証処理部95及び検索部99と同様に機能させることができると共に、ハードディスクドライブ272をその物販サーバSV2の顧客データベース部94、ページ情報記憶部96、認証情報記憶部97及びパッケージメディア情報記憶部98と同様に用いることができる。
さらにかかるサーバでは、図7について上述した機能回路ブロックによるハードウェア構成のラジオ放送情報配信サーバSV3の機能に応じて、ROM271又はハードディスクドライブ272に記憶させる各種プログラムを適宜選定することにより、CPU270を当該ラジオ放送情報配信サーバSV3の制御部110、通信制御部112、認証処理部115及び検索部118と同様に機能させることができると共に、ハードディスクドライブ272をそのラジオ放送情報配信サーバSV3の顧客データベース部114、ページ情報記憶部116、オンエアリスト情報記憶部117、ナウオンエア情報記憶部119及び認証情報記憶部120と同様に用いることができる。
このようにしてかかるサーバは、ROM271又はハードディスクドライブ272に記憶させる各種プログラムを適宜選定することにより、図4乃至図7について上述した機能回路ブロックによるハードウェア構成のポータルサーバ3、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2、ラジオ放送情報配信サーバSV3の何れの機能をも、ハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成で実現することができる。
なお上述の実施の形態においては、クライアント端末2が受信可能な放送としてラジオ局から放送されるラジオ放送を適用したが、これに限らず、クライアント端末2がテレビジョン用の放送局から放送されるテレビジョン放送を受信し、そのテレビジョン放送のテレビジョン番組に関する各種放送情報等をネットワークNT上のサーバから取得することも可能である。
(2)クライアント端末2による楽曲記憶処理
次に、クライアント端末2が、リッピングした音楽データをメモリスティック及びMDに対してチェックアウトする際に実行する楽曲記憶処理について説明する。
次に、クライアント端末2が、リッピングした音楽データをメモリスティック及びMDに対してチェックアウトする際に実行する楽曲記憶処理について説明する。
まずクライアント端末2のCPU203は、メモリスティック及びMDに対するチェックアウトとして、ユーザによるチェックアウト要求に応じて、すでにリッピングしている音楽データを、複数のメモリスティック及びMDに対して同時にチェックアウトする同時チェックアウト手法により楽曲記憶処理を実行し得るようになされている。
またCPU203は、ユーザによる音楽データのリッピング要求に応じて、CDから音楽データを再生してハードディスクに対しリッピングしながら、メモリスティック又はMDにその音楽データをチェックアウトするダイレクトチェックアウト手法による楽曲記憶処理も実行し得る。
さらにCPU203は、ユーザによるチェックアウト要求に応じて、その際にチェックアウト先として選択されているメモリスティック又はMDから、クライアント端末2により過去にチェックアウトしていた全ての音楽データをハードディスクに対しチェックインした後、そのメモリスティック又はMDに対して新たに音楽データをチェックアウトする自動チェックインチェックアウト手法による楽曲記憶処理も実行し得る。
そしてCPU203は、このような3種類のチェックアウト手法による楽曲記憶処理の実行の有無をユーザに対して事前に選択させるようになされている。CPU203は、ユーザによる操作入力部200の操作に応じて同時チェックアウト設定要求が入力されると、ディスプレイ206に対して、例えばハードディスクに予め記憶している図18に示すような同時チェックアウト設定画面300を表示する。
かかる同時チェックアウト設定画面300には、同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理の実行の有無を選択させるための第1のチェックボックス300Aが設けられている。また同時チェックアウト設定画面300には、音楽データのチェックアウト先を自動で検出するか否かを選択させるための第2のチェックボックス300Bや、メモリスティック及びMDをチェックアウト先として手動で選択させるための第3及び第4のチェックボックス300C及び300Dも設けられている。さらに同時チェックアウト設定画面300には、同時チェックアウト手法に関するユーザの選択内容を決定するための決定ボタン300Eも設けられている。
そしてCPU203は、ユーザによる操作入力部200の操作に応じて、その同時チェックアウト設定画面300上で第1及び第2のチェックボックス300A及び300Bに対してチェックマークが入れられた状態で決定ボタン300Eが押下されると、同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理を実行するように設定する。これに加えてCPU203は、音楽データのチェックアウトが要求された時点にクライアント端末2で使用可能な状態にある全ての外部記憶媒体(すなわち、その時点でクライアント端末2に装填されているメモリスティックや、当該クライアント端末2に接続されているMDプレーヤに装填されたMD)を自動的に音楽データのチェックアウト先とするように設定する。
またCPU203は、ユーザによる操作入力部200の操作に応じて、その同時チェックアウト設定画面300上で第1のチェックボックス300Aに対してチェックマークが入れられると共に、第3及び又は第4のチェックボックス300C及び又は300Dに対してチェックマークが入れられた状態で決定ボタン300Eが押下されると、同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理を実行するように設定する。これに加えてCPU203は、そのチェックマークの入れられた第3及び又は第4のチェックボックス300C及び又は300Dに対応するメモリスティック及び又はMDを音楽データのチェックアウト先に設定する。
またCPU203は、ユーザによる操作入力部200の操作に応じてダイレクトチェックアウト設定要求が入力されると、ディスプレイ206に対して、例えばハードディスクに予め記憶している図19に示すようなダイレクトチェックアウト設定画面301を表示する。
かかるダイレクトチェックアウト設定画面301には、ダイレクトチェックアウト手法による楽曲記憶処理の実行の有無を選択させるための第5のチェックボックス301Aが設けられている。またダイレクトチェックアウト設定画面301には、メモリスティック及びMDの何れか一方をチェックアウト先として手動で選択させるための第6及び第7のチェックボックス301B及び301Cも設けられている。さらにダイレクトチェックアウト設定画面301には、ダイレクトチェックアウト手法に関するユーザの選択内容を決定するための決定ボタン301Dも設けられている。
そしてCPU203は、ユーザによる操作入力部200の操作に応じて、そのダイレクトチェックアウト設定画面301上で第1のチェックボックス301Aに対してチェックマークが入れられると共に、第2及び第3のチェックボックス301B及び301Cの何れか1つに対してチェックマークが入れられた状態で決定ボタン301Dが押下されると、ダイレクトチェックアウト手法による楽曲記憶処理を実行するように設定する。これに加えてCPU203は、チェックマークの入れられた何れか1つの第2又は第3のチェックボックス301B又は301Cに対応するメモリスティック又はMDを音楽データのチェックアウト先に設定する。
さらにCPU203は、ユーザによる操作入力部200の操作に応じて自動チェックイン設定要求が入力されると、ディスプレイ206に対して、例えばハードディスクに予め記憶している図20に示すような自動チェックイン設定画面302を表示する。
かかる自動チェックイン設定画面302には、自動チェックインチェックアウト手法による楽曲記憶処理の実行の有無を選択させるための(すなわち、音楽データのチェックアウトの際にチェックアウト先の外部記憶媒体から音楽データを自動的にチェックインするか否かを選択させるための)第8のチェックボックス302Aが設けられている。また自動チェックイン設定画面302には、メモリスティック及びMDの何れか一方をチェックアウト先として手動で選択させるための第9及び第10のチェックボックス302B及び302Cも設けられている。さらに自動チェックイン設定画面302には、自動チェックインチェックアウト手法に関するユーザの選択内容を決定するための決定ボタン302Dも設けられている。
そしてCPU203は、ユーザによる操作入力部200の操作に応じて、その自動チェックイン設定画面302上で第8のチェックボックス302Aに対してチェックマークが入れられると共に、第9及び第10のチェックボックス302B及び302Cの何れか1つに対してチェックマークが入れられた状態で決定ボタン302Dが押下されると、自動チェックインチェックアウト手法による楽曲記憶処理を実行するように設定する。これに加えてCPU203は、そのチェックマークの入れられた何れか1つの第9又は第10のチェックボックス302B又は302Cに対応するメモリスティック又はMDを音楽データのチェックアウト先に設定する。
このようにしてCPU203は、ユーザの要求に応じて3種類のチェックアウト手法のうち何れか1つのチェックアウト手法で楽曲記憶処理を実行するように設定すると、その設定した楽曲記憶処理を実行して音楽データをチェックアウトする。
ここでCPU203は、これら3種類のチェックアウト手法のうち同時チェックアウト手法及び自動チェックインチェックアウト手法による楽曲記憶処理の実行の有無にかかわらずに、ダイレクトチェックアウト手法による楽曲記憶処理を実行しないように設定した状態で、ユーザにより操作入力部200が操作されて音楽データに対するリッピング命令が入力されると、図21に示すように音楽データのリッピングのみを実行する。
この場合CPU203は、CDドライブ208により、クライアント端末2に装填されたCD310から個々の曲毎に「track」ファイルとして記録されている音楽データを順次再生しながら、当該再生した曲毎の音楽データをハードディスクドライブ212によりハードディスクに対し順次「track」ファイルとして記憶する。またCPU203は、このとき曲毎の音楽データに対するチェックアウト可能回数を予め選定された初期値としての3回に設定した利用条件情報を生成し、当該生成した利用条件情報を曲毎の音楽データに対応付けてハードディスクに記憶する。
このようにしてCPU203は、CD310に予め記録されているアルバム全曲分の音楽データ(又は任意に選択された所定曲数分の音楽データ)をリッピングすることができる。
またCPU203は、同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理を実行するように設定した状態で、ユーザにより操作入力部200が操作されて音楽データに対するチェックアウト命令が入力されると、図22に示すように同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理を実行する。
この場合CPU203は、音楽データのチェックアウト先を自動で検出するように設定していると、クライアント端末2が動作している間、MSドライブ209を介して当該クライアント端末2に対するメモリスティック311の装填の有無を検出している。またCPU203は、外部機器インタフェース217を介してクライアント端末2に対しMDプレーヤが接続され、かつ当該MDプレーヤにMD312が装填されているか否かも検出している。
そしてCPU203は、このようなメモリスティック311及びMD312の装填の有無の検出結果に応じて、クライアント端末2やMDプレーヤに装填されているメモリスティック311やMD312を、それぞれ音楽データをチェックアウト可能な状態にある外部記憶媒体として検出する。このようにしてCPU203は、音楽データをチェックアウト可能な外部記憶媒体を検出すると、その検出結果を媒体検出結果情報としてRAM205又はハードディスクに記憶保持している。
従ってCPU203は、音楽データのチェックアウト先を自動で検出するように設定している状態でチェックアウト命令が入力されると、媒体検出結果情報の内容に基づいてその時点で音楽データをチェックアウト可能な外部記憶媒体を確認する。その結果、CPU203は、例えば音楽データをチェックアウト可能な外部記憶媒体がメモリスティック311及びMD312の両方であれば、ハードディスクドライブ212によりハードディスクから、ユーザにより選択されたチェックアウト対象の1曲又は複数曲分の音楽データを「track」ファイル単位で順次再生してMSドライブ209に転送すると共に、外部機器インタフェース217を介してMDプレーヤに転送する。
またCPU203は、このときチェックアウト対象の曲毎の音楽データに対し利用を許可する利用許可情報を生成する。そしてCPU203は、その利用許可情報も、MSドライブ209に転送すると共に外部機器インタフェース217を介してMDプレーヤに転送する。これによりCPU203は、ハードディスクから再生したチェックアウト対象の音楽データを順次「track」ファイルとしてメモリスティック311及びMD312に記憶すると共に、利用許可情報もその音楽データに対応付けてメモリスティック311及びMD312に記憶する。
因みに利用許可情報には、例えば少なくとも対応する音楽データのコンテンツID情報を含んでいる。なお利用許可情報には、チェックアウト先の外部記憶媒体から音楽データをさらに他の外部記憶媒体にチェックアウト可能なように設定されている場合、その音楽データに対するチェックアウト可能回数(例えば1回)等のように種々の情報を含ませることもできる。
そしてCPU203は、メモリスティック311及びMD312に対して1曲の音楽データ及び利用許可情報を記憶する毎に、その音楽データに対応付けてハードディスクに記憶している利用条件情報の内容を更新する。すなわち、CPU203は、このとき2種類の外部記憶媒体(メモリスティック311及びMD312)に対して音楽データを利用許可情報と共に記憶すると、その2種類の外部記憶媒体(メモリスティック311及びMD312)に対する音楽データの2回の記憶に応じて、その音楽データに対応付けてハードディスクに記憶している利用条件情報に含まれるチェックアウト可能回数を、例えば初期値の3回から2回減算して1回に減らす。
このようにしてCPU203は、2種類の外部記憶媒体(メモリスティック311及びMD312)に対して音楽データを同時にチェックアウトすることができる。
またCPU203は、音楽データをチェックアウトする際、チェックアウト対象の音楽データに対応するチェックアウト可能回数に基づいて、当該音楽データを、その時点でチェックアウト可能な外部記憶媒体(メモリスティック及びMD)に対しチェックアウト可能か否かを判定する。その結果、CPU203は、チェックアウト可能な外部記憶媒体の数にかかわらずに、例えばチェックアウト対象の音楽データに対するチェックアウト可能回数がすでに0回であれば、ディスプレイ206等を介してユーザに対し音楽データをチェックアウトできない旨を通知して当該音楽データに対するチェックアウトを中止する。
さらにCPU203は、チェックアウト対象の音楽データに対するチェックアウト可能回数が1回以上であるものの、その回数よりもチェックアウト先が多く存在すると(例えばチェックアウト可能回数をすでに1回まで減算しているものの、音楽データのチェックアウト先が2種類存在すると)、クライアント端末2に対するメーカ側での事前設定又はユーザによる事前設定に応じて、チェックアウト可能回数と同数の何れかの外部記憶媒体(メモリスティック311又はMD312)にのみ優先的に音楽データをチェックアウトし、又は何れの外部記憶媒体(メモリスティック311及びMD312の双方)にも音楽データをチェックアウトしないようにする。
ところでCPU203は、チェックアウト命令の入力に応じて、媒体検出結果情報の内容に基づきその時点で音楽データをチェックアウト可能な外部記憶媒体がメモリスティック311及びMD312の何れか一方のみであることを確認すると、その一方のチェックアウト可能な外部記憶媒体にのみ音楽データを利用許可情報と共に記憶するようにしてその音楽データをチェックアウトする。
またCPU203は、同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理を実行するように設定すると共に、音楽データのチェックアウト先をユーザにより手動で任意に選択された外部記憶媒体に設定している状態で、チェックアウト命令が入力されると、MSドライブ209及び又は外部機器インタフェース217を介して、当該ユーザによりチェックアウト先に選択された外部記憶媒体(すなわち、メモリスティック311及び又はMD312)がチェックアウト可能であるか否かを判別する。
その結果、CPU203は、クライアント端末2に対しメモリスティック311が装填され、及び又はクライアント端末2に対し、MD312の装填されたMDプレーヤが接続されていると、これらユーザによりチェックアウト先として事前に選択されたメモリスティック311及び又はMD312をチェックアウト可能であると判別する。これによりCPU203は、上述と同様にして、ユーザによりチェックアウト先として選択されていた外部記憶媒体(メモリスティック311及び又はMD312)に対しチェックアウト対象の音楽データを利用許可情報と共に記憶するようにして当該音楽データをチェックアウトする。
一方、CPU203は、ダイレクトチェックアウト手法による楽曲記憶処理を実行するように設定した状態で、ユーザにより操作入力部200が操作されて音楽データに対するリッピング命令が入力されると、図23に示すように音楽データのダイレクトチェックアウト手法による楽曲記憶処理を実行する。
この場合CPU203は、MSドライブ209又は外部機器インタフェース217を介して、ユーザによりチェックアウト先として選択された外部記憶媒体(すなわち、メモリスティック311又はMD312)がチェックアウト可能であるか否かを判別する。その結果、CPU203は、クライアント端末2に対しメモリスティック311が装填され、又はクライアント端末2に対し、MD312の装填されたMDプレーヤが接続されていると、ユーザによりチェックアウト先として事前に選択されたメモリスティック311又はMD312をチェックアウト可能であると判別する。なお図23では、チェックアウト先としてMD312が選択されているものとしている。
これによりCPU203は、CDドライブ208により、クライアント端末2に装填されたCD310から個々の曲毎に「track」ファイルとして記録されている音楽データを順次再生しながら、当該再生した曲毎の音楽データをハードディスクドライブ212によりハードディスクに対し順次「track」ファイルとして記憶する。またCPU203は、このとき曲毎の音楽データに対するチェックアウト可能回数を予め選定された初期値としての3回に設定した利用条件情報を生成する。そしてCPU203は、かかる利用条件情報も曲毎の音楽データに対応付けてハードディスクに記憶する。
これに加えてCPU203は、このようにCD310から再生した音楽データをハードディスクに記憶しながら、当該ハードディスクに対して、リッピング対象の複数の音楽データのうち先頭の音楽データを「track」ファイルとして記憶すると、ハードディスクドライブ212によりハードディスクから、その音楽データを「track」ファイル単位で順次再生してMSドライブ209に転送し初め、又は外部機器インタフェース217を介してMDプレーヤに転送し始める。
またCPU203は、このときチェックアウト対象の音楽データに対する利用許可情報を生成する。そしてCPU203は、その利用許可情報もMSドライブ209に転送し、又は外部機器インタフェース217を介してMDプレーヤに転送する。これによりCPU203は、ハードディスクから再生したチェックアウト対象の音楽データを順次「track」ファイルとしてメモリスティック311又はMD312に記憶すると共に、利用許可情報もその音楽データに対応付けてメモリスティック311又はMD312に記憶する。
そしてCPU203は、メモリスティック311又はMD312に対して音楽データを利用許可情報と共に記憶すると、そのメモリスティック311又はMD312に対する音楽データの1回の記憶に応じて、ハードディスクにその音楽データと共に記憶した利用条件情報に含まれるチェックアウト可能回数を、3回から1回減算し2回に減らして当該利用条件情報の内容を更新する。
このようにしてCPU203は、ユーザによる操作入力部200へのリッピング命令入力用の単一操作に応じて、CD310に記録されているアルバム全曲分の音楽データ(又は任意に選択された所定曲数分の音楽データ)をハードディスクにリッピングしながらその音楽データをハードディスクから再生してメモリスティック311又はMD312に対してチェックアウトすることができる。
さらにCPU203は、自動チェックインチェックアウト手法による楽曲記憶処理を実行するように設定した状態で、ユーザにより操作入力部200が操作されて音楽データに対するチェックアウト命令が入力されると、図24に示すように音楽データの自動チェックインチェックアウト手法による楽曲記憶処理を実行する。
この場合CPU203は、3種類のチェックアウト手法の何れで楽曲記憶処理を実行しても、外部記憶媒体に対してチェックアウトした音楽データのコンテンツID情報と、その音楽データのチェックアウト先を示す外部記憶媒体固有の媒体ID情報(すなわち、メモリスティック311固有のID情報やMD312固有のID情報)と、チェックアウトの日時等とを対応付けてチェックアウト履歴情報を生成する。そしてCPU203は、かかるチェックアウト履歴情報をRAM205又はハードディスクに記憶保持している。
従ってCPU203は、自動チェックインチェックアウト手法による楽曲記憶処理を開始すると、MSドライブ209又は外部機器インタフェース217を介して、ユーザによりチェックアウト先として選択された外部記憶媒体(すなわち、メモリスティック311又はMD312)がチェックアウト可能であるか否かを判別する。その結果、CPU203は、クライアント端末2に対しメモリスティック311が装填され、又はクライアント端末2に対し、MD312の装填されたMDプレーヤが接続されていると、ユーザによりチェックアウト先として事前に選択されたメモリスティック311又はMD312をチェックアウト可能であると判別する。なお図23では、チェックアウト先としてMD312が選択されているものとしている。
そしてCPU203は、チェックアウト履歴情報に基づいて、チェックアウト先のメモリスティック311又はMD312に対し、クライアント端末2によりすでにチェックアウトしている音楽データを全て特定する。これによりCPU203は、そのチェックアウト先のメモリスティック311又はMD312からすでにチェックアウトしている音楽データ及びこれに対応する利用許可情報を削除する。またCPU203は、ハードディスク上でその音楽データに対応する利用条件情報に含まれるチェックアウト可能回数を、チェックアウト先からの削除に応じて例えば2回から1回加算して3回に増加させて当該利用条件情報の内容を更新し、かくしてハードディスクに対しその音楽データをチェックインする。
CPU203は、このようにチェックアウト先からチェックイン可能な全ての音楽データ(すなわち、クライアント端末2によりチェックアウトした音楽データ)をチェックインすると、ハードディスクドライブ212によりハードディスクからチェックアウト対象の音楽データを「track」ファイル単位で順次再生してMSドライブ209に転送し、又は外部機器インタフェース217を介してMDプレーヤに転送する。
またCPU203は、このときチェックアウト対象の音楽データに対する利用許可情報を生成する。そしてCPU203は、その利用許可情報もMSドライブ209に転送し、又は外部機器インタフェース217を介してMDプレーヤに転送する。これによりCPU203は、ハードディスクから再生したチェックアウト対象の音楽データを順次「track」ファイルとしてメモリスティック311又はMD312に記憶すると共に、利用許可情報もその音楽データに対応付けてメモリスティック311又はMD312に記憶する。
そしてCPU203は、メモリスティック311又はMD312に対して音楽データを利用許可情報と共に記憶すると、そのメモリスティック311又はMD312に対する音楽データの1回の記憶に応じて、ハードディスク上でその音楽データに対応する利用条件情報に含まれるチェックアウト可能回数を、例えば3回から1回減算し2回に減らし当該利用条件情報の内容を更新する。
このようにしてCPU203は、ユーザによってチェックアウト先として選択された外部記憶媒体(メモリスティック311又はMD312)に対して、クライアント端末2によりすでにチェックアウトしている全ての音楽データをハードディスクに対してチェックインした後、かかる外部記憶媒体に対して新たな音楽データをチェックアウトすることができる。
因みにCPU203は、音楽データに対するチェックアウトを実行する際、チェックアウト先の外部記憶媒体がチェックアウト可能な状態にない場合、ユーザに対し例えばディスプレイ206を介してチェックアウト先の外部記憶媒体をチェックアウト可能な状態にするように通知して、かかる音楽データのチェックアウトを中止する。
ところでCPU203は、これら3種類のチェックアウト手法のうち少なくとも2つ以上のチェックアウト手法により楽曲記憶処理を実行するように設定すると、その設定したチェックアウト手法を組み合せた楽曲記憶処理で音楽データをチェックアウトすることもできる。
そして以下には、図25に示すフローチャートを用いて同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理を単独で実行する際の楽曲記憶処理手順を説明した後、図26乃至図29に示すフローチャートを用いて、かかる3種類のチェックアウト手法に対する種々の組み合せのうち、その同時チェックアウト手法に対して他のチェックアウト手法を組み合せた場合の楽曲記憶処理手順について順番に説明する。
(2−1)同時チェックアウト手法による第1の楽曲記憶処理手順
クライアント端末2のCPU203は、同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理のみを実行するように設定された状態で、ユーザによる操作入力部200の操作に応じてチェックアウト命令が入力されると、図25に示す第1の楽曲記憶処理手順RT1を開始する。
クライアント端末2のCPU203は、同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理のみを実行するように設定された状態で、ユーザによる操作入力部200の操作に応じてチェックアウト命令が入力されると、図25に示す第1の楽曲記憶処理手順RT1を開始する。
CPU203は、第1の楽曲記憶処理手順RT1を開始すると、ステップSP100において、チェックアウト先を自動検出するように設定しているか否かを判断する。
このステップSP100において肯定結果が得られると、このことはユーザにより、チェックアウト先を特には選択しなくても、音楽データに対するチェックアウトを要求した時点でチェックアウト可能な全ての外部記憶媒体に対し自動的に同一の音楽データをチェックアウトするように要求されていることを表しており、このときCPU203は次のステップSP101に移る。
ステップSP101においてCPU203は、媒体検出結果情報に基づき、この時点で音楽データをチェックアウト可能な全ての外部記憶媒体(すなわち、チェックアウト先)を確認して、次のステップSP102に移る。
ステップSP102においてCPU203は、チェックアウト対象の1「track」ファイルの音楽データに対応する利用条件情報に基づき(すなわち、チェックアウト可能回数に基づき)、この時点で音楽データをチェックアウト可能な1又は複数の外部記憶媒体に対し、当該チェックアウト対象の音楽データをチェックアウト可能か否かを判断する。
このステップSP102において肯定結果が得られると、このことはチェックアウト対象の1「track」ファイルの音楽データに対するチェックアウト可能回数が、この時点で音楽データをチェックアウト可能な外部記憶媒体の個数と同数又は当該個数以上であることを表している。そしてCPU203は、例えばこの時点でメモリスティック311及びMD312の双方をチェックアウト可能な外部記憶媒体として検出していると、引き続きステップSP103−SP104に示すメモリスティック311への音楽データのチェックアウト処理と、ステップSP105−SP106に示すMD312への音楽データのチェックアウト処理とを同時並行で実行する。
ステップSP103においてCPU203は、ハードディスクドライブ212によりハードディスクからすでにリッピングしているチェックアウト対象の1「track」ファイルの音楽データを読み出す。そしてCPU203は、ハードディスクから読み出した音楽データをMSドライブ209に転送する。またCPU203は、そのとき音楽データに対する利用許可情報を生成してこれもMSドライブ209に転送する。これによりCPU203は、MSドライブ209によりメモリスティック311に対しその音楽データを「track」ファイルとして記憶する。またCPU203は、MSドライブ209によりメモリスティック311に対し、利用許可情報もその音楽データに対応付けて記憶する。
このようにしてCPU203は、メモリスティック311に対して1「track」ファイルの音楽データと共に利用許可情報を記憶すると、ハードディスク上でその音楽データに対するチェックアウト可能回数を1回減らすことで当該メモリスティック311に対しその音楽データをチェックアウトして、次のステップSP104に移る。
ステップSP104においてCPU203は、メモリスティック311に対しチェックアウト対象の全ての音楽データをチェックアウトしたか否かを判断する。その結果、CPU203は、ハードディスクからメモリスティック311に対して未だチェックアウトの済んでいない音楽データが存在することで否定結果を得ると、ステップSP102に戻る。
従ってCPU203は、この後ステップSP104において肯定結果を得るまでの間、ステップSP102−SP103−SP104の処理を循環的に繰り返す。これによりCPU203は、メモリスティック311に対しチェックアウト対象の音楽データを順次「track」ファイル単位でチェックアウトする。そしてCPU203は、メモリスティック311に対しチェックアウト対象の全ての音楽データをチェックアウトしたことによりステップSP104において肯定結果を得ると、次のステップSP107に移る。
またステップSP105においてCPU203は、ハードディスクドライブ212によりハードディスクからすでにリッピングしているチェックアウト対象の1「track」ファイルの音楽データを読み出す。そしてCPU203は、そのハードディスクから読み出した音楽データを外部機器インタフェース217を介してMDプレーヤに転送する。またCPU203は、そのとき音楽データに対する利用許可情報を生成してこれも外部機器インタフェース217を介してMDプレーヤに転送する。これによりCPU203は、MDプレーヤにおいてMD312に対しその音楽データを「track」ファイルとして記憶する。またCPU203は、MDプレーヤにおいてMD312に対し、利用許可情報もその音楽データに対応付けて記憶する。
このようにしてCPU203は、MD312に対して1「track」ファイルの音楽データと共に利用許可情報を記憶すると、ハードディスク上でその音楽データに対するチェックアウト可能回数を1回減らすことで当該MD312に対しその音楽データをチェックアウトして、次のステップSP106に移る。
ステップSP106においてCPU203は、MD312に対しチェックアウト対象の全ての音楽データをチェックアウトしたか否かを判断する。その結果、CPU203は、ハードディスクからMD312に対して未だチェックアウトの済んでいない音楽データが存在することで否定結果を得ると、ステップSP102に戻る。
従ってCPU203は、この後ステップSP106において肯定結果を得るまでの間、ステップSP102−SP105−SP106の処理を循環的に繰り返す。これによりCPU203は、MD312に対しチェックアウト対象の音楽データを順次「track」ファイル単位でチェックアウトする。そしてCPU203は、MD312に対しチェックアウト対象の全ての音楽データをチェックアウトしたことによりステップSP106において肯定結果を得ると、次のステップSP107に移る。
ステップSP107においてCPU203は、メモリスティック311及びMD312の双方に対する音楽データのチェックアウトが完了したか否かを判断する。その結果、CPU203は、未だメモリスティック311又はMD312の何れか一方で音楽データのチェックアウトが完了してはいないことで否定結果を得ると、このステップSP107において音楽データに対するチェックアウトの完了を待ちながら、上述したステップSP102−SP103−SP104、又はステップSP102−SP105−SP106の処理を順次実行する。
そしてステップSP107においてCPU203は、メモリスティック311及びMD312の双方に対する音楽データのチェックアウトが完了して肯定結果を得ると、次のステップSP108に移り、かかる第1の楽曲記憶処理手順RT1を終了する。
ところで上述のステップSP100において否定結果が得られると、このことはユーザによりチェックアウト先の外部記憶媒体がすでに選択されていたことを表しており、このときCPU203は、その外部記憶媒体がチェックアウト可能であるか否かを判別する。その結果CPU203は、ユーザによって事前に選択されていた外部記憶媒体をチェックアウト可能であると判別すると、その判別結果に応じて、ステップSP102に移る。
また上述のステップSP102において否定結果が得られると、このことはチェックアウト対象の1「track」ファイルの音楽データに対するチェックアウト可能回数が、この時点で音楽データをチェックアウト可能な外部記憶媒体の個数よりも少ない(この場合は、0回又は1回)ことを表している。このときCPU203は、メーカ又はユーザによる事前設定に応じて、例えばチェックアウト可能回数にかかわらずにステップSP108に移り、かかる第1の楽曲記憶処理手順RT1を中止し、又はチェックアウト可能回数(すなわち1回)と同数の外部記憶媒体に対してのみ音楽データのチェックアウトを実行するように、ステップSP103又はステップSP105の何れか優先順位の高い一方に移る。
さらにCPU203は、上述のステップSP101においてこの時点でメモリスティック311及びMD312の何れか一方のみをチェックアウト可能な外部記憶媒体として検出していると、ステップSP102に続いてステップSP103又はステップSP105の何れか対応する一方に移る。
(2−2)同時チェックアウト手法及びダイレクトチェックアウト手法を組み合せた第2の楽曲記憶処理手順
クライアント端末2のCPU203は、同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理と、ダイレクトチェックアウト手法による楽曲記憶処理との双方を実行するように設定された状態で、ユーザによる操作入力部200の操作に応じてリッピング命令が入力されると、図25との対応部分に同一符号を付した図26に示す第2の楽曲記憶処理手順RT2を開始する。
クライアント端末2のCPU203は、同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理と、ダイレクトチェックアウト手法による楽曲記憶処理との双方を実行するように設定された状態で、ユーザによる操作入力部200の操作に応じてリッピング命令が入力されると、図25との対応部分に同一符号を付した図26に示す第2の楽曲記憶処理手順RT2を開始する。
CPU203は、第2の楽曲記憶処理手順RT2を開始すると、ステップSP100及びステップSP101の処理を順次実行した後、次のステップSP110に移る。
ステップSP110においてCPU203は、音楽データのリッピング処理を開始することにより、CD310から音楽データを「track」ファイル単位で再生すると共に、ハードディスクドライブ212によりハードディスクに対し、その再生した音楽データを「track」ファイルとして記憶し始めて、次のステップSP111に移る。
ステップSP111においてCPU203は、ハードディスクに対し、リッピング対象の複数の音楽データのうち先頭の1「track」ファイルの音楽データの記憶が完了することを待ち受ける。そしてCPU203は、ハードディスクに対する先頭の1「track」ファイルの音楽データの記憶が完了すると、次のステップSP102に移る。
そしてCPU203は、ステップSP102の処理を実行すると、引き続き上述のステップSP101におけるチェックアウト可能な外部記憶媒体の確認結果に応じて、次のステップSP112及び又はステップSP113に移る。
これによりCPU203は、メモリスティック311をチェックアウト可能な外部記憶媒体として検出していると、ステップSP112において、ハードディスクドライブ212によりハードディスクからリッピング処理によって1「track」ファイルとして記憶したばかりの音楽データを読み出す。そしてCPU203は、ハードディスクから読み出した音楽データをMSドライブ209に転送する。またCPU203は、このとき音楽データに対する利用許可情報を生成してこれもMSドライブ209に転送する。これによりCPU203は、MSドライブ209によりメモリスティック311に対しその音楽データを「track」ファイルとして記憶する。またCPU203は、MSドライブ209によりメモリスティック311に対し、利用許可情報もその音楽データに対応付けて記憶する。
このようにしてCPU203は、メモリスティック311に対して1「track」ファイルの音楽データと共に利用許可情報を記憶すると、ハードディスク上でその音楽データのチェックアウト可能回数を1回減らすことで当該メモリスティック311に対しその音楽データをチェックアウトして、次のステップSP104に移る。
そしてステップSP104においてCPU203は、例えば上述と同様にチェックアウト対象の全ての音楽データに対するチェックアウトが未だ完了してはいないために否定結果を得ると、ステップSP102に戻る。従ってCPU203は、この後ステップSP104において肯定結果を得るまでの間、ステップSP102−SP112−SP104の処理を循環的に繰り返す。これによりCPU203は、CD310からハードディスクに対し音楽データをリッピングしながら、メモリスティック311に対しそのリッピングしている音楽データをチェックアウト対象として順次「track」ファイル単位でチェックアウトする。そしてCPU203は、メモリスティック311に対しチェックアウト対象の全ての音楽データをチェックアウトしたことによりステップSP104において肯定結果を得ると、次のステップSP107に移る。
またCPU203は、MD312をチェックアウト可能な外部記憶媒体として検出していると、ステップSP113において、ハードディスクドライブ212によりハードディスクからリッピング処理によって1「track」ファイルとして記憶したばかりの音楽データを読み出す。そしてCPU203は、そのハードディスクから読み出した音楽データを外部機器インタフェース217を介してMDプレーヤに転送する。またCPU203は、このとき音楽データに対する利用許可情報を生成してこれも外部機器インタフェース217を介してMDプレーヤに転送する。これによりCPU203は、MDプレーヤにおいてMD312に対しその音楽データを「track」ファイルとして記憶する。またCPU203は、MDプレーヤにおいてMD312に対し、利用許可情報もその音楽データに対応付けて記憶する。
このようにしてCPU203は、MD312に対して1「track」ファイルの音楽データと共に利用許可情報を記憶すると、ハードディスク上でその音楽データに対するチェックアウト可能回数を1回減らすことで当該MD312に対しその音楽データをチェックアウトして、次のステップSP106に移る。
ステップSP106においてCPU203は、例えば上述と同様にチェックアウト対象の全ての音楽データに対するチェックアウトが未だ完了してはいないために否定結果を得ると、ステップSP102に戻る。従ってCPU203は、この後ステップSP106において肯定結果を得るまでの間、ステップSP102−SP113−SP106の処理を循環的に繰り返す。これによりCPU203は、CD310からハードディスクに対し音楽データをリッピングしながら、MD312に対しそのリッピングしている音楽データをチェックアウト対象として順次「track」ファイル単位でチェックアウトする。そしてCPU203は、ステップSP106において、MD312に対しチェックアウト対象の全ての音楽データをチェックアウトしたことで肯定結果を得ると、次のステップSP107に移る。
ステップSP107においてCPU203は、メモリスティック311及び又はMD312に対する音楽データのチェックアウトが完了したか否かを判断する。その結果、CPU203は、未だメモリスティック311又はMD312の何れか一方で音楽データのチェックアウトが完了してはいないことで否定結果を得ると、このステップSP107において音楽データに対するチェックアウトの完了を待ちながら、上述したステップSP102−SP112−SP104、又はステップSP102−SP113−SP106の処理を順次実行する。
そしてステップSP107においてCPU203は、肯定結果を得ると、次のステップSP114に移り、かかる第2の楽曲記憶処理手順RT2を終了する。
ところで第2の楽曲記憶処理手順RT2では、音楽データをリッピングしながらチェックアウトしているため、チェックアウト対象の1「track」ファイルの音楽データに対するチェックアウト可能回数が3回となる。またこの実施の形態の場合、クライアント端末2では、音楽データのチェックアウトに対し最大で2個の外部記憶媒体(すなわち、メモリスティック311及びMD312)を利用可能である。
従ってCPU203は、音楽データをリッピングしながらチェックアウトすれば、その音楽データを必然的にメモリスティック311及びMD312に対してチェックアウトすることができる。このためかかる第2の楽曲記憶処理手順RT2では、上述のステップSP102の処理を省略して実行することができる。しかしながらかかる第2の楽曲記憶処理手順RT2では、ステップSP102の処理を実行するようにしていることで、例えば、CD販売会社等により、リッピング時のチェックアウト可能回数を3回よりも少ない回数に設定するように規定されている場合や、クライアント端末2の構成がメモリスティック311及びMD312の他にもチェックアウト可能な外部記憶媒体を利用可能なように変更された場合等に対処し得るようになされている。
(2−3)同時チェックアウト手法及び自動チェックインチェックアウト手法を組み合せた第3の楽曲記憶処理手順
クライアント端末2のCPU203は、同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理と、自動チェックインチェックアウト手法による楽曲記憶処理との双方を実行するように設定された状態で、ユーザによる操作入力部200の操作に応じてチェックアウト命令が入力されると、図25との対応部分に同一符号を付した図27に示す第3の楽曲記憶処理手順RT3を開始する。
クライアント端末2のCPU203は、同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理と、自動チェックインチェックアウト手法による楽曲記憶処理との双方を実行するように設定された状態で、ユーザによる操作入力部200の操作に応じてチェックアウト命令が入力されると、図25との対応部分に同一符号を付した図27に示す第3の楽曲記憶処理手順RT3を開始する。
CPU203は、第3の楽曲記憶処理手順RT3を開始すると、ステップSP100の処理を実行した後、次のステップSP101の処理を実行する。その結果、CPU203は、メモリスティック311及びMD312の双方をチェックアウト可能な外部記憶媒体として検出していると、ステップSP120−SP121−SP122に示すメモリスティック311からの音楽データのチェックイン処理と、ステップSP123−SP124−SP125に示すMD312からの音楽データのチェックイン処理とを同時並行で実行する。
ステップSP120においてCPU203は、MSドライブ209によりメモリスティック311から全ての利用許可情報を読み出し、当該読み出した利用許可情報の内容と、チェックアウト履歴情報の内容とを比較する。これによりCPU203は、その比較結果に基づいて、メモリスティック311に対し、クライアント端末2によりすでにチェックアウトしている音楽データが存在するか否かを判断する。その結果、CPU203は、メモリスティック311に対しクライアント端末2によりチェックアウトした音楽データが存在する(すなわち、クライアント端末2のハードディスクに対してチェックイン可能な音楽データが存在する)ことで肯定結果を得ると、次のステップSP121に移る。
ステップSP121においてCPU203は、MSドライブ209によりメモリスティック311から、チェックイン対象の(すなわち、すでにチェックアウトしている)1「track」ファイルの音楽データを消去すると共に、その音楽データに対する利用許可情報も消去する。またCPU203は、ハードディスク上でそのチェックイン対象の音楽データに対するチェックアウト可能回数を1回増やすことで当該メモリスティック311からハードディスクに対しチェックイン対象の音楽データをチェックインして、次のステップSP122に移る。
ステップSP122においてCPU203は、メモリスティック311からハードディスクに対してチェックイン対象の全ての音楽データをチェックインしたか否かを判断する。その結果、CPU203は、メモリスティック311からハードディスクに対して未だチェックインの済んでいない音楽データが存在することで否定結果を得ると、ステップSP120に戻る。
従ってCPU203は、この後ステップSP122において肯定結果を得るまでの間、ステップSP120−SP121−SP122の処理を循環的に繰り返す。これによりCPU203は、メモリスティック311からハードディスクに対してチェックイン対象の音楽データを順次「track」ファイル単位でチェックインする。そしてCPU203は、メモリスティック311からハードディスクに対しチェックイン対象の全ての音楽データをチェックインしたことにより、ステップSP122において肯定結果を得ると、次のステップSP102に移る。
またステップSP123においてCPU203は、外部機器インタフェース217を介してMDプレーヤのMD312から全ての利用許可情報を読み出し、当該読み出した利用許可情報の内容と、チェックアウト履歴情報の内容とを比較する。これによりCPU203は、その比較結果に基づいて、MD312に対し、クライアント端末2によりすでにチェックアウトしている音楽データが存在するか否かを判断する。その結果、CPU203は、MD312に対しクライアント端末2によりチェックアウトした音楽データが存在する(すなわち、クライアント端末2のハードディスクに対してチェックアウト可能な音楽データが存在する)ことで肯定結果を得ると、次のステップSP124に移る。
ステップSP124においてCPU203は、外部機器インタフェース217を介してMDプレーヤのMD312から、チェックイン対象の(すなわち、すでにチェックアウトしている)1「track」ファイルの音楽データを消去すると共に、その音楽データに対する利用許可情報も消去する。またCPU203は、ハードディスクに記憶しているそのチェックイン対象の音楽データに対するチェックアウト可能回数を1回増やすことで当該MD312からハードディスクに対しチェックイン対象の音楽データをチェックインして、次のステップSP125に移る。
ステップSP125においてCPU203は、MD312からハードディスクに対してチェックイン対象の全ての音楽データをチェックインしたか否かを判断する。その結果、CPU203は、MD312からハードディスクに対して未だチェックインの済んでいない音楽データが存在することで否定結果を得ると、ステップSP123に戻る。
従ってCPU203は、この後ステップSP125において肯定結果を得るまでの間、ステップSP123−SP124−SP125の処理を循環的に繰り返す。これによりCPU203は、MD312からハードディスクに対してチェックイン対象の音楽データを順次「track」ファイル単位でチェックインする。そしてCPU203は、MD312からハードディスクに対しチェックイン対象の全ての音楽データをチェックインしたことにより、ステップSP125において肯定結果を得ると、次のステップSP102に移る。
このようにしてCPU203は、メモリスティック311及びMD312からハードディスクに対して音楽データをチェックインすると、ステップSP102の処理を実行した後、例えばステップSP103−SP104の処理と、ステップSP105−SP106の処理とを同時並行で実行してステップSP107に移る。そしてCPU203は、そのステップSP107において肯定結果を得ると、次のステップSP126に移ってかかる第3の楽曲記憶処理手順RT3を終了する。
ところでCPU203は、上述のステップSP100において否定結果を得ると、チェックアウト可能な外部記憶媒体に応じてステップSP120及び又はステップSP123に移る。またCPU203は、上述のステップSP101においてこの時点でメモリスティック311及びMD312の何れか一方のみをチェックアウト可能な外部記憶媒体として検出していると、ステップSP120又はステップSP123の何れか一方に移る。
さらにCPU203は、上述のステップSP120において、メモリスティック311に対しクライアント端末2からチェックアウトした音楽データが存在しないことで否定結果を得ると、ステップSP102に移る。同様にCPU203は、上述のステップSP123において、MD312に対しクライアント端末2からチェックアウトした音楽データが存在しないことで否定結果を得ると、ステップSP102に移る。
(2−4)同時チェックアウト手法及び自動チェックインチェックアウト手法並びにダイレクトチェックアウト手法を組み合せた第4の楽曲記憶処理手順
クライアント端末2のCPU203は、同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理と、自動チェックインチェックアウト手法による楽曲記憶処理と、ダイレクトチェックアウト手法による楽曲記憶処理との全てを実行するように設定された状態で、ユーザによる操作入力部200の操作に応じてリッピング命令が入力されると、図26及び図27との対応部分に同一符号を付した図28及び図29に示す第4の楽曲記憶処理手順RT4を開始する。
クライアント端末2のCPU203は、同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理と、自動チェックインチェックアウト手法による楽曲記憶処理と、ダイレクトチェックアウト手法による楽曲記憶処理との全てを実行するように設定された状態で、ユーザによる操作入力部200の操作に応じてリッピング命令が入力されると、図26及び図27との対応部分に同一符号を付した図28及び図29に示す第4の楽曲記憶処理手順RT4を開始する。
CPU203は、第4の楽曲記憶処理手順RT4を開始すると、ステップSP100の処理を実行した後、次のステップSP101の処理を実行する。その結果、CPU203は、メモリスティック311及びMD312の双方をチェックアウト可能な外部記憶媒体として検出していると、ステップSP120−SP121−SP122に示すメモリスティック311からの音楽データのチェックイン処理と、ステップSP123−SP124−SP125に示すMD312からの音楽データのチェックイン処理とを同時並行で実行した後、ステップSP130に移る。
ステップSP130においてCPU203は、メモリスティック311及びMD312の双方からハードディスクに対し音楽データのチェックインが完了したか否かを判断する。その結果、CPU203は、未だメモリスティック311又はMD312の何れか一方からハードディスクに対する音楽データのチェックインが完了してはいないことで否定結果を得ると、このステップSP130においてハードディスクに対する音楽データのチェックインの完了を待ちながら、上述したステップSP120−SP121−SP122、又はステップSP123−SP124−SP125の処理を順次実行する。
そしてステップSP130においてCPU203は、メモリスティック311及びMD312の双方からハードディスクに対する音楽データのチェックインが完了して肯定結果を得ると、次のステップSP110及びステップSP111の処理を順次実行する。
そしてステップSP111においてCPU203は、ハードディスクに対する先頭の1「track」ファイルの音楽データの記憶が完了すると、ステップSP102の処理を実行した後、上述のステップSP101におけるチェックアウト可能な外部記憶媒体の確認結果に応じて、次のステップSP112及びステップSP113に移る。
これによりCPU203は、ステップSP102−SP112−SP104に示すメモリスティック311への音楽データのチェックアウト処理と、ステップSP102−SP113−SP106に示すMD312への音楽データのチェックアウト処理とを同時並行で実行した後、ステップSP107の処理を経てステップSP131に移り、かかる第4の楽曲記憶処理手順RT4を終了する。
ところでCPU203は、上述のステップSP100において否定結果を得ると、チェックアウト可能な外部記憶媒体に応じてステップSP120及び又はステップSP123に移る。またCPU203は、上述のステップSP101においてこの時点でメモリスティック311及びMD312の何れか一方のみをチェックアウト可能な外部記憶媒体として検出していると、ステップSP120又はステップSP123の何れか一方に移る。そしてCPU203は、上述のステップSP101においてこの時点でメモリスティック311及びMD312の何れか一方のみをチェックアウト可能な外部記憶媒体として検出していると、ステップSP102の処理を実行した後も、ステップSP112及びステップSP113のいずれか一方に移る。
(2―5)楽曲記憶処理手順の詳細
ところでクライアント端末2のCPU203は,実際にはクライアント端末2全体を統括的に制御するためのシステムコントローラプログラム(以下、これを単にシステムコントローラと呼ぶ)と、図16について上述したリッピングモジュール258と、CD再生モジュール254と、図16について上述した著作権保護管理モジュール243、ハードディスクコンテンツコントローラ247、データベースアクセスモジュール249、コンテンツデータアクセスモジュール250及びHDD再生モジュール255に相当するHDD(ハードディスクドライブ)記憶再生制御モジュールと、図16について上述した著作権保護管理モジュール243に相当するチェックインモジュールと、図16について上述した著作権保護管理モジュール243に相当するチェックアウトモジュールと、図16について上述した著作権保護管理モジュール243及びMS記憶再生モジュール256に相当するMS記憶再生制御モジュールと、図16について上述した著作権保護管理モジュール243及びMD記憶再生モジュール257に相当するMD記憶再生制御モジュールとに従って上述の第1乃至第4の楽曲記憶処理手順RT1乃至RT4を実行している。
ところでクライアント端末2のCPU203は,実際にはクライアント端末2全体を統括的に制御するためのシステムコントローラプログラム(以下、これを単にシステムコントローラと呼ぶ)と、図16について上述したリッピングモジュール258と、CD再生モジュール254と、図16について上述した著作権保護管理モジュール243、ハードディスクコンテンツコントローラ247、データベースアクセスモジュール249、コンテンツデータアクセスモジュール250及びHDD再生モジュール255に相当するHDD(ハードディスクドライブ)記憶再生制御モジュールと、図16について上述した著作権保護管理モジュール243に相当するチェックインモジュールと、図16について上述した著作権保護管理モジュール243に相当するチェックアウトモジュールと、図16について上述した著作権保護管理モジュール243及びMS記憶再生モジュール256に相当するMS記憶再生制御モジュールと、図16について上述した著作権保護管理モジュール243及びMD記憶再生モジュール257に相当するMD記憶再生制御モジュールとに従って上述の第1乃至第4の楽曲記憶処理手順RT1乃至RT4を実行している。
従って以下には、図30乃至図36に示すシーケンスチャートを用いて、CPU203がこれらシステムコントローラ320、リッピングモジュール258、CD再生モジュール254、HDD記憶再生制御モジュール321、チェックインモジュール322、チェックアウトモジュール323、MS記憶再生制御モジュール324及びMD記憶再生制御モジュール325に従って実行する第1乃至第4の楽曲記憶処理手順RT1乃至RT4を詳細に説明する。
ただしかかる第1乃至第4の楽曲記憶処理手順RT1乃至RT4の詳細説明では、これらシステムコントローラ320、リッピングモジュール258、CD再生モジュール254、HDD記憶再生制御モジュール321、チェックインモジュール322、チェックアウトモジュール323、MS記憶再生制御モジュール324及びMD記憶再生制御モジュール325をそれぞれ説明の便宜上あたかもハードウェアとして設けられた回路ブロックのように扱うことにする。
また以下の第1乃至第4の楽曲記憶処理手順RT1乃至RT4では、説明の便宜上、CPU203が同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理の実行と共に、チェックアウト先を自動で検出するように設定している場合について説明する。さらに以下の第1乃至第4の楽曲記憶処理手順RT1乃至RT4では、説明の便宜上、メモリスティック311及びMD312の双方がチェックアウト可能な外部記憶媒体として検出されている場合について説明する。そして以下の第1乃至第4の楽曲記憶処理手順RT1乃至RT4では、説明の便宜上、チェックアウト対象の音楽データに対するチェックアウト可能回数が全て3回であり、当該音楽データをメモリスティック311及びMD312の双方に対してチェックアウト可能な場合について説明する。
(2−5−1)第1の楽曲記憶処理手順RT1
まず図30に示すシーケンスチャートを用いて第1の楽曲記憶処理手順RT1を詳細に説明する。システムコントローラ320は、ユーザによる操作入力部200の操作に応じて入力されたチェックアウト命令を認識すると、引き続き同時チェックアウト手法に関する設定内容に応じて、媒体検出結果情報に基づき、この時点でチェックアウト可能な外部記憶媒体を自動的に確認する。その結果、システムコントローラ320は、メモリスティック311及びMD312をこの時点で音楽データをチェックアウト可能な外部記憶媒体として確認すると、チェックアウトモジュール323に対して、チェックアウト元をハードディスクとし、チェックアウト先をメモリスティック311及びMD312として音楽データのチェックアウトを開始するように要求する。
まず図30に示すシーケンスチャートを用いて第1の楽曲記憶処理手順RT1を詳細に説明する。システムコントローラ320は、ユーザによる操作入力部200の操作に応じて入力されたチェックアウト命令を認識すると、引き続き同時チェックアウト手法に関する設定内容に応じて、媒体検出結果情報に基づき、この時点でチェックアウト可能な外部記憶媒体を自動的に確認する。その結果、システムコントローラ320は、メモリスティック311及びMD312をこの時点で音楽データをチェックアウト可能な外部記憶媒体として確認すると、チェックアウトモジュール323に対して、チェックアウト元をハードディスクとし、チェックアウト先をメモリスティック311及びMD312として音楽データのチェックアウトを開始するように要求する。
チェックアウトモジュール323は、システムコントローラ320からのチェックアウトの開始要求に応じて、HDD記憶再生制御モジュール321に対し、チェックアウト元としてのチェックアウト処理を実行するように指示する。またチェックアウトモジュール323は、MS記憶再生制御モジュール324及びMD記憶再生制御モジュール325の双方に対し、チェックアウト先としてのチェックアウト処理を実行するように指示する。
これによりHDD記憶再生制御モジュール321は、ハードディスクからチェックアウト対象の1「track」ファイルの音楽データを読み出して、これをMSドライブ209に転送すると共に、外部機器インタフェース217を介してMDプレーヤに転送する。
MS記憶再生制御モジュール324は、メモリスティック311に対し、ハードディスクから読み出された音楽データを「track」ファイルとして記憶する。またMS記憶再生制御モジュール324は、メモリスティック311に記憶した音楽データに対する利用許可情報を生成し、当該生成した利用許可情報をその音楽データに対応付けてメモリスティック311に記憶する。そしてMS記憶再生制御モジュール324は、メモリスティック311に対する利用許可情報の記憶が完了すると、音楽データ及び利用許可情報の記憶完了をHDD記憶再生制御モジュール321に通知する。
一方、MD記憶再生制御モジュール325は、このときMS記憶再生制御モジュール324によって実行されるメモリスティック311へのチェックアウト処理と同時並行でMD312へのチェックアウト処理を実行している。すなわちMD記憶再生制御モジュール325は、MD312に対し、ハードディスクから読み出された音楽データを「track」ファイルとして記憶する。またMD記憶再生制御モジュール325は、MD312に記憶した音楽データに対する利用許可情報を生成し、当該生成した利用許可情報をその音楽データに対応付けてMD312に記憶する。そしてMD記憶再生制御モジュール325は、MD312に対する利用許可情報の記憶が完了すると、音楽データ及び利用許可情報の記憶完了をHDD記憶再生制御モジュール321に通知する。
HDD記憶再生制御モジュール321は、MS記憶再生制御モジュール324からの記憶完了通知に応じて、ハードディスク上でチェックアウト可能回数(すなわち、MSドライブ209に転送したチェックアウト対象の音楽データに対するチェックアウト可能回数)を1回減算する。またHDD記憶再生制御モジュール321は、MD記憶再生制御モジュール325からの記憶完了通知に応じて、ハードディスク上でチェックアウト可能回数(すなわち、MDプレーヤに転送したチェックアウト対象の音楽データに対するチェックアウト可能回数)を1回減算する。
従ってHDD記憶再生制御モジュール321は、ハードディスクに記憶している1「track」ファイルの音楽データに対するチェックアウト可能回数を、2種類の外部記憶媒体(すなわち、メモリスティック311及びMD312)に対するチェックアウトに応じて合計2回減算し、かくしてその音楽データをこれら外部記憶媒体にチェックアウトする。
この後、HDD記憶再生制御モジュール321、MS記憶再生制御モジュール324及びMD記憶再生制御モジュール325は、ハードディスクからチェックアウト対象の1「track」ファイルの音楽データを読み出して、その音楽データに対するチェックアウト可能回数を減算するまでの一連のチェックアウト処理を順次繰り返し実行することにより、チェックアウト対象の全ての音楽データを順次「track」ファイル単位でチェックアウトする。
そしてHDD記憶再生制御モジュール321は、ハードディスクからチェックアウト対象の全ての音楽データの読み出しが完了すると共に、これら全ての音楽データに対するチェックアウト可能回数の減算が完了すると、チェックアウトモジュール323に対して音楽データのチェックアウト完了を通知する。
またMS記憶再生制御モジュール324は、メモリスティック311に対しチェックアウト対象の全ての音楽データと、これら全ての音楽データに対する利用許可情報との記憶が完了すると、チェックアウトモジュール323に対して音楽データのチェックアウト完了を通知する。さらにMD記憶再生制御モジュール325も、MD312に対しチェックアウト対象の全ての音楽データと、これら全ての音楽データに対する利用許可情報との記憶が完了すると、チェックアウトモジュール323に対して音楽データのチェックアウト完了を通知する。
そしてチェックアウトモジュール323は、HDD記憶再生制御モジュール321、MS記憶再生制御モジュール324及びMD記憶再生制御モジュール325からチェックアウト完了が通知されると、これに応じてシステムコントローラ320に対し、音楽データのチェックアウト完了を通知する。これによりシステムコントローラ320は、チェックアウトモジュール323からのチェックアウト完了の通知に応じて第1の楽曲記憶処理手順RT1を終了する。
(2−5−2)第2の楽曲記憶処理手順RT2
次いで図31及び図32に示すシーケンスチャートを用いて、第2の楽曲記憶処理手順RT2を詳細に説明する。システムコントローラ320は、ユーザによる操作入力部200の操作に応じて入力されたリッピング命令を認識すると、引き続き同時チェックアウト手法に関する設定内容に応じて、媒体検出結果情報に基づき、この時点でチェックアウト可能な外部記憶媒体を自動的に確認する。その結果、システムコントローラ320は、メモリスティック311及びMD312をこの時点で音楽データをチェックアウト可能な外部記憶媒体として確認すると、まずリッピングモジュール258に対して、CD310及びハードディスクを利用して音楽データのリッピングを開始するように要求する。
次いで図31及び図32に示すシーケンスチャートを用いて、第2の楽曲記憶処理手順RT2を詳細に説明する。システムコントローラ320は、ユーザによる操作入力部200の操作に応じて入力されたリッピング命令を認識すると、引き続き同時チェックアウト手法に関する設定内容に応じて、媒体検出結果情報に基づき、この時点でチェックアウト可能な外部記憶媒体を自動的に確認する。その結果、システムコントローラ320は、メモリスティック311及びMD312をこの時点で音楽データをチェックアウト可能な外部記憶媒体として確認すると、まずリッピングモジュール258に対して、CD310及びハードディスクを利用して音楽データのリッピングを開始するように要求する。
リッピングモジュール258は、CD再生モジュール254に対し、CD310からアルバム全曲分の音楽データ(又はユーザによって任意に選択された1曲又は複数曲分のリッピング対象の音楽データ)を順次「track」ファイル単位で読み出すように指示する。またリッピングモジュール258は、HDD記憶再生制御モジュール321に対し、CD310から読み出される音楽データを順次「track」ファイル単位でリッピング用として記憶するように指示する。
これによりCD再生モジュール254は、CD310からリッピング対象の1「track」ファイルの音楽データを読み出してハードディスクドライブ212に転送する。またHDD記憶再生制御モジュール321は、ハードディスクに対し、CD310から読み出された音楽データを「track」ファイルとして記憶する。またHDD記憶再生制御モジュール321は、ハードディスクに記憶したリッピング対象の音楽データに対する利用条件情報を生成し、当該生成した利用条件情報をその音楽データに対応付けてハードディスクに記憶する。
このようにしてHDD記憶再生制御モジュール321は、ハードディスクに対し1「track」ファイルの音楽データをリッピングする。そしてCD再生モジュール254及びHDD記憶再生制御モジュール321は、この後、CD310からリッピング対象の1「track」ファイルの音楽データを読み出して、ハードディスクに対してその音楽データ及びこれに対応する利用条件情報を記憶するまでの一連のリッピング処理を順次繰り返し実行することにより、リッピング対象の全ての音楽データを順次「track」ファイル単位でリッピングする。
ただしHDD記憶再生制御モジュール321は、リッピング対象の各音楽データのうち、ハードディスクに対し、CD310から最初に読み出された音楽データを「track」ファイルとして記憶した後、その音楽データに対応する利用条件情報を記憶したときだけは、リッピングモジュール258に対して、ハードディスクに対するその先頭の音楽データの記憶完了を通知する。そしてリッピングモジュール258は、かかるHDD記憶再生制御モジュール321からの通知に応じて、システムコントローラ320に対し、ハードディスクに対する先頭の音楽データの記憶完了を通知する。
これによりシステムコントローラ320は、すでに確認していたこの時点で音楽データをチェックアウト可能な外部記憶媒体に応じて、チェックアウトモジュール323に対し、チェックアウト元をハードディスクとし、チェックアウト先をメモリスティック311及びMD312として音楽データのチェックアウトを開始するように要求する。
チェックアウトモジュール323は、システムコントローラ320からのチェックアウトの開始要求に応じて、HDD記憶再生制御モジュール321に対し、リッピングに合わせてチェックアウト元としてのチェックアウト処理を実行するように指示する。またチェックアウトモジュール323は、MS記憶再生制御モジュール324及びMD記憶再生制御モジュール325の双方に対し、チェックアウト先としてのチェックアウト処理を実行するように指示する。
これによりHDD記憶再生制御モジュール321は、ハードディスクから、リッピング用に1「track」ファイルとして記憶したばかりの音楽データをチェックアウト対象として読み出し、これをMSドライブ209に転送すると共に、外部機器インタフェース217を介してMDプレーヤに転送する。
MS記憶再生制御モジュール324は、メモリスティック311に対し、ハードディスクから読み出された音楽データを「track」ファイルとして記憶する。またMS記憶再生制御モジュール324は、メモリスティック311に記憶した音楽データに対する利用許可情報を生成し、当該生成した利用許可情報をその音楽データに対応付けてメモリスティック311に記憶する。そしてMS記憶再生制御モジュール324は、メモリスティック311に対する利用許可情報の記憶が完了すると、音楽データ及び利用許可情報の記憶完了をHDD記憶再生制御モジュール321に通知する。
一方、MD記憶再生制御モジュール325は、このときMS記憶再生制御モジュール324によって実行されるメモリスティック311へのチェックアウト処理と同時並行でMD312へのチェックアウト処理を実行している。すなわちMD記憶再生制御モジュール325は、MD312に対し、ハードディスクから読み出された音楽データを「track」ファイルとして記憶する。またMD記憶再生制御モジュール325は、MD312に記憶した音楽データに対する利用許可情報を生成し、当該生成した利用許可情報をその音楽データに対応付けてMD312に記憶する。そしてMD記憶再生制御モジュール325は、MD312に対する利用許可情報の記憶が完了すると、音楽データ及び利用許可情報の記憶完了をHDD記憶再生制御モジュール321に通知する。
HDD記憶再生制御モジュール321は、MS記憶再生制御モジュール324からの記憶完了通知に応じて、ハードディスク上でチェックアウト可能回数(すなわち、MSドライブ209に転送したチェックアウト対象の音楽データに対するチェックアウト可能回数)を1回減算する。またHDD記憶再生制御モジュール321は、MD記憶再生制御モジュール325からの記憶完了通知に応じて、ハードディスク上でチェックアウト可能回数(すなわち、MDプレーヤに転送したチェックアウト対象の音楽データに対するチェックアウト可能回数)を1回減算する。
従ってHDD記憶再生制御モジュール321は、ハードディスクに対してリッピング用に順次記憶した1「track」ファイルの音楽データに対するチェックアウト可能回数を、2種類の外部記憶媒体(すなわち、メモリスティック311及びMD312)に対するチェックアウトに応じて合計2回減算し、かくしてその音楽データをこれら外部記憶媒体にチェックアウトする。
このようにしてHDD記憶再生制御モジュール321は、ハードディスクに対し音楽データを順次「track」ファイル単位で記憶するようにしてリッピングする。またHDD記憶再生制御モジュール321は、リッピング処理と同時並行で、MS記憶再生制御モジュール324及びMD記憶再生制御モジュール325と共に、ハードディスクにリッピングしたばかりの1「track」ファイルの音楽データをメモリスティック311及びMD312にチェックアウトする一連のチェックアウト処理を順次繰り返し実行することにより、チェックアウト対象の全ての音楽データを順次「track」ファイル単位でチェックアウトする。
そしてCD再生モジュール254は、CD310からリッピング対象の全ての音楽データの読み出しが完了すると、リッピングモジュール258に対し、その読出完了を通知する。またHDD記憶再生制御モジュール321は、ハードディスクに対しリッピング対象の全ての音楽データと、これら全ての音楽データに対応する利用条件情報との記憶が完了すると、リッピングモジュール258に対し、その記憶完了を通知する。これによりリッピングモジュール258は、これらCD再生モジュール254及びHDD記憶再生制御モジュール321からの通知を受けて、システムコントローラ320に対し、音楽データのリッピング完了を通知する。
これに加えてHDD記憶再生制御モジュール321は、音楽データに対するリッピングの完了に引き続き、ハードディスクからのチェックアウト対象の全ての音楽データの読み出しと、これら全ての音楽データに対するチェックアウト可能回数の減算とが完了すると、チェックアウトモジュール323に対して音楽データのチェックアウト完了を通知する。
またMS記憶再生制御モジュール324は、メモリスティック311に対しチェックアウト対象の全ての音楽データと、これら全ての音楽データに対する利用許可情報との記憶が完了すると、チェックアウトモジュール323に対して音楽データのチェックアウト完了を通知する。さらにMD記憶再生制御モジュール325も、MD312に対しチェックアウト対象の全ての音楽データと、これら全ての音楽データに対する利用許可情報との記憶が完了すると、チェックアウトモジュール323に対して音楽データのチェックアウト完了を通知する。
そしてチェックアウトモジュール323は、HDD記憶再生制御モジュール321、MS記憶再生制御モジュール324及びMD記憶再生制御モジュール325からチェックアウト完了が通知されると、これに応じてシステムコントローラ320に対し、音楽データのチェックアウト完了を通知する。これによりシステムコントローラ320は、リッピングモジュール258からのリッピング完了の通知に引き続き、チェックアウトモジュール323からチェックアウト完了の通知を受けると、これに応じて第2の楽曲記憶処理手順RT2を終了する。
(2−5−3)第3の楽曲記憶処理手順RT3
次いで図33及び図34に示すシーケンスチャートを用いて第3の楽曲記憶処理手順RT3を詳細に説明する。システムコントローラ320は、ユーザによる操作入力部200の操作に応じて入力されたチェックアウト命令を認識すると、引き続き同時チェックアウト手法に関する設定内容に応じて、媒体検出結果情報に基づき、この時点でチェックアウト可能な外部記憶媒体を自動的に確認する。その結果、システムコントローラ320は、メモリスティック311及びMD312をこの時点で音楽データをチェックアウト可能な外部記憶媒体として確認すると、チェックインモジュール322に対して、チェックイン先をハードディスクとし、チェックイン元をメモリスティック311及びMD312として音楽データのチェックインを開始するように要求する。
次いで図33及び図34に示すシーケンスチャートを用いて第3の楽曲記憶処理手順RT3を詳細に説明する。システムコントローラ320は、ユーザによる操作入力部200の操作に応じて入力されたチェックアウト命令を認識すると、引き続き同時チェックアウト手法に関する設定内容に応じて、媒体検出結果情報に基づき、この時点でチェックアウト可能な外部記憶媒体を自動的に確認する。その結果、システムコントローラ320は、メモリスティック311及びMD312をこの時点で音楽データをチェックアウト可能な外部記憶媒体として確認すると、チェックインモジュール322に対して、チェックイン先をハードディスクとし、チェックイン元をメモリスティック311及びMD312として音楽データのチェックインを開始するように要求する。
チェックインモジュール322は、システムコントローラ320からのチェックインの開始要求に応じて、HDD記憶再生制御モジュール321に対し、チェックイン先としてのチェックイン処理を実行するように指示する。またチェックインモジュール322は、MS記憶再生制御モジュール324及びMD記憶再生制御モジュール325の双方に対し、チェックイン元としてのチェックイン処理を実行するように指示する。
これによりMS記憶再生制御モジュール324は、チェックアウト履歴情報と、メモリスティック311に記憶している利用許可情報とに基づいて、当該メモリスティック311に対しクライアント端末2によりチェックアウトされている全ての音楽データをチェックイン対象として特定する。そしてMS記憶再生制御モジュール324は、メモリスティック311に設けられた管理情報記憶領域から、チェックイン対象の1「track」ファイルの音楽データの記憶再生を管理するためのTOC(Table Of Contents )と呼ばれる管理情報を削除する。
ここでメモリスティック311の管理情報記憶領域に記憶されている管理情報は、当該メモリスティック311の音楽データ記憶領域に記憶された1「track」ファイルの音楽データ毎に作成されている。そしてかかる管理情報には、メモリスティック311の音楽データ記憶領域における、1「track」ファイルの音楽データの再生開始位置等の情報が含まれている。
従ってMS記憶再生制御モジュール324は、メモリスティック311の音楽データ記憶領域からチェックイン対象の1「track」ファイルの音楽データを消去しなくても、管理情報記憶領域からその1「track」ファイルの音楽データに対応する管理情報を消去することにより、音楽データ記憶領域でチェックイン対象の1「track」ファイルの音楽データに対する再生開始位置を特定し得なくなる。その結果、MS記憶再生制御モジュール324は、メモリスティック311に対し、音楽データ記憶領域からチェックイン対象の1「track」ファイルの音楽データを消去したことと実質的に同等の作用を施すことができる。
またMS記憶再生制御モジュール324は、メモリスティック311からチェックイン対象の1「track」ファイルの音楽データを実質的に消去すると、HDD記憶再生制御モジュール321に対し、その音楽データに対する消去完了を通知する。
一方、MD記憶再生制御モジュール325は、このときMS記憶再生制御モジュール324によって実行されるチェックイン処理と同時並行でMD312からハードディスクへの音楽データのチェックイン処理を実行している。すなわちMD記憶再生制御モジュール325は、チェックアウト履歴情報と、MD312に記憶している利用許可情報とに基づいて、当該MD312に対しクライアント端末2によりチェックアウトされている全ての音楽データをチェックイン対象として特定する。そしてMD記憶再生制御モジュール325は、MS記憶再生制御モジュール324の場合と同様に、MD312に設けられた管理情報記憶領域から、チェックイン対象の1「track」ファイルの音楽データの記憶再生を管理するためのTOCと呼ばれる管理情報を削除する。
このようにしてMD記憶再生制御モジュール325は、MD312からチェックイン対象の1「track」ファイルの音楽データを実質的に消去すると、HDD記憶再生制御モジュール321に対し、その音楽データに対する消去完了を通知する。
HDD記憶再生制御モジュール321は、MS記憶再生制御モジュール324からの消去完了通知に応じて、ハードディスク上でチェックアウト可能回数(すなわち、MS記憶再生制御モジュール324によりメモリスティック311から消去されたチェックイン対象の音楽データに対するチェックアウト可能回数)を1回加算する。このようにしてHDD記憶再生制御モジュール321は、チェックアウト可能回数を加算することでメモリスティック311からチェックイン対象の1「track」ファイルの音楽データをハードディスクに対してチェックインすると、その加算によるチェックアウト可能回数の増加をMS記憶再生制御モジュール324に通知する。
またHDD記憶再生制御モジュール321は、MD記憶再生制御モジュール325からの消去完了通知に応じて、ハードディスク上でチェックアウト可能回数(すなわち、MD記憶再生制御モジュール325によりMD312から消去されたチェックイン対象の音楽データに対するチェックアウト可能回数)を1回加算する。このようにしてHDD記憶再生制御モジュール321は、チェックアウト可能回数を加算することでMD312からチェックイン対象の1「track」ファイルの音楽データをハードディスクに対してチェックインすると、その加算によるチェックアウト可能回数の増加をMD記憶再生制御モジュール325に通知する。
これによりMS記憶再生制御モジュール324は、HDD記憶再生制御モジュール321からのチェックアウト可能回数の増加の通知に応じて、メモリスティック311から、実質的に消去したチェックイン対象の1「track」ファイルの音楽データに対応する利用許可情報を消去する。またMD記憶再生制御モジュール325も、HDD記憶再生制御モジュール321からのチェックアウト可能回数の増加の通知に応じて、MD312から、実質的に消去したチェックイン対象の1「track」ファイルの音楽データに対応する利用許可情報を消去する。
このようにしてHDD記憶再生制御モジュール321、MS記憶再生制御モジュール324及びMD記憶再生制御モジュール325は、メモリスティック311及びMD312からチェックイン対象の1「track」ファイルの音楽データを消去して、これらメモリスティック311及びMD312から当該音楽データに対応する利用許可情報を消去するまでの一連のチェックイン処理を順次繰り返し実行することにより、チェックイン対象の音楽データを順次「track」ファイル単位でチェックインする。
そしてHDD記憶再生制御モジュール321は、メモリスティック311及びMD312からハードディスクに対しチェックイン対象の全ての音楽データに対するチェックインが完了とする、チェックインモジュール322に対して音楽データのチェックイン完了を通知する。
またMS記憶再生制御モジュール324は、メモリスティック311からチェックイン対象の全ての音楽データと、これら全ての音楽データに対応する利用許可情報との消去が完了すると、チェックインモジュール322に対して音楽データのチェックイン完了を通知する。さらにMD記憶再生制御モジュール325も、MD312からチェックイン対象の全ての音楽データと、これら全ての音楽データに対応する利用許可情報との消去が完了すると、チェックインモジュール322に対して音楽データのチェックイン完了を通知する。
これによりチェックインモジュール322は、HDD記憶再生制御モジュール321、MS記憶再生制御モジュール324及びMD記憶再生制御モジュール325からそれぞれチェックイン完了が通知されると、これに応じてシステムコントローラ320に対し、メモリスティック311及びMD312からハードディスクに対し音楽データのチェックインが完了したことを通知する。
システムコントローラ320は、チェックイン完了の通知を受けると、すでに確認していたこの時点で音楽データをチェックアウト可能な外部記憶媒体に応じて、チェックアウトモジュール323に対し、チェックアウト元をハードディスクとし、チェックアウト先をメモリスティック311及びMD312とした音楽データのチェックアウトを開始するように要求する。
そしてチェックアウトモジュール323の指示のもと、HDD記憶再生制御モジュール321、MS記憶再生制御モジュール324及びMD記憶再生制御モジュール325は、上述した第1の楽曲記憶処理手順RT1の場合と同様に、音楽データに対する1「track」ファイル単位のチェックアウト処理を実行する。
その結果、システムコントローラ320は、チェックアウトモジュール323から音楽データのチェックアウト完了が通知されると、これに応じて第3の楽曲記憶処理手順RT3を終了する。
(2−5−4)第4の楽曲記憶処理手順RT4
次いで図35及び図36に示すシーケンスチャートを用いて、第4の楽曲記憶処理手順RT4を詳細に説明する。システムコントローラ320は、ユーザによる操作入力部200の操作に応じて入力されたリッピング命令を認識すると、引き続き同時チェックアウト手法に関する設定内容に応じて、媒体検出結果情報に基づき、この時点でチェックアウト可能な外部記憶媒体を自動的に確認する。その結果、システムコントローラ320は、メモリスティック311及びMD312をこの時点で音楽データをチェックアウト可能な外部記憶媒体として確認すると、チェックインモジュール322に対して、チェックイン先をハードディスクとし、チェックイン元をメモリスティック311及びMD312として音楽データのチェックインを開始するように要求する。
次いで図35及び図36に示すシーケンスチャートを用いて、第4の楽曲記憶処理手順RT4を詳細に説明する。システムコントローラ320は、ユーザによる操作入力部200の操作に応じて入力されたリッピング命令を認識すると、引き続き同時チェックアウト手法に関する設定内容に応じて、媒体検出結果情報に基づき、この時点でチェックアウト可能な外部記憶媒体を自動的に確認する。その結果、システムコントローラ320は、メモリスティック311及びMD312をこの時点で音楽データをチェックアウト可能な外部記憶媒体として確認すると、チェックインモジュール322に対して、チェックイン先をハードディスクとし、チェックイン元をメモリスティック311及びMD312として音楽データのチェックインを開始するように要求する。
これによりチェックインモジュール322の指示のもと、HDD記憶再生制御モジュール321、MS記憶再生制御モジュール324及びMD記憶再生制御モジュール325は、上述した第3の楽曲記憶処理手順RT3の場合と同様に、メモリスティック311及びMD312からハードディスクに対しチェックイン対象の音楽データに対する1「track」ファイル単位のチェックイン処理を実行する。
その結果、システムコントローラ320は、チェックインモジュール322から音楽データのチェックイン完了が通知されると、リッピングモジュール258に対して、CD310及びハードディスクを利用して音楽データのリッピングを開始するように要求する。
これによりリッピングモジュール258の指示のもと、CD再生モジュール254及びHDD記憶再生制御モジュール321は、上述した第2の楽曲記憶処理手順RT2の場合と同様に、音楽データのリッピング処理を開始する。
その結果、システムコントローラ320は、リッピングモジュール258から、ハードディスクに対する先頭の音楽データの記憶完了が通知されると、すでに確認していたこの時点で音楽データをチェックアウト可能な外部記憶媒体に応じて、チェックアウトモジュール323に対し、チェックアウト元をハードディスクとし、チェックアウト先をメモリスティック311及びMD312として音楽データのチェックアウトを開始するように要求する。
従ってチェックアウトモジュール323の指示のもと、HDD記憶再生制御モジュール321は、上述した第2の楽曲記憶処理手順RT2の場合と同様に、CD310から順次1「track」ファイル単位で再生される音楽データをハードディスクに対しリッピングしながら、MS記憶再生制御モジュール324及びMD記憶再生制御モジュール325と共に、そのハードディスクにリッピングした音楽データに対する1「track」ファイル単位のチェックアウト処理を実行する。
その結果、システムコントローラ320は、リッピングモジュール258からリッピング完了の通知を受け、引き続きチェックアウトモジュール323からチェックアウト完了の通知を受けると、これに応じて第4の楽曲記憶処理手順RT4を終了する。
(3)動作及び効果
以上の構成において、音楽関連サービス提供システム1のクライアント端末2は、ユーザの要求に応じて同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理を実行するように設定すると共に、音楽データをチェックアウト可能な外部記憶媒体を自動的に検出するように設定すると、クライアント端末2に対するメモリスティック311の装填の有無を検出し、かつ当該クライアント端末2にMDプレーヤが接続された際にそのMDプレーヤに対するMD312の装填の有無を検出する。これによりクライアント端末2は、これらメモリスティック311及びMD312の装填の有無の検出結果に基づき、音楽データをチェックアウト可能な状態にある全ての外部記憶媒体(すなわち、クライアント端末2に装填されているメモリスティック311や当該クライアント端末2に接続されたMDプレーヤに装填されているMD312)を検出する。
以上の構成において、音楽関連サービス提供システム1のクライアント端末2は、ユーザの要求に応じて同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理を実行するように設定すると共に、音楽データをチェックアウト可能な外部記憶媒体を自動的に検出するように設定すると、クライアント端末2に対するメモリスティック311の装填の有無を検出し、かつ当該クライアント端末2にMDプレーヤが接続された際にそのMDプレーヤに対するMD312の装填の有無を検出する。これによりクライアント端末2は、これらメモリスティック311及びMD312の装填の有無の検出結果に基づき、音楽データをチェックアウト可能な状態にある全ての外部記憶媒体(すなわち、クライアント端末2に装填されているメモリスティック311や当該クライアント端末2に接続されたMDプレーヤに装填されているMD312)を検出する。
この状態でクライアント端末2は、ユーザによる操作入力部200の操作に応じてチェックアウト命令が入力されると、その時点で音楽データをチェックアウト可能な全ての外部記憶媒体を確認する共に、チェックアウト対象の音楽データに対するチェックアウト可能回数に基づき、その音楽データを現時点で確認した外部記憶媒体に対してチェックアウトし得るか否かを判定する。その結果クライアント端末2は、現時点で音楽データをチェックアウト可能な全ての外部記憶媒体に対してチェックアウト対象の音楽データをチェックアウトし得ると判定すると、ハードディスクからその音楽データを読み出して当該全ての外部記憶媒体に対し自動的にチェックアウトする。
従ってクライアント端末2は、音楽データのチェックアウトの際に、音楽データをチェックアウトすべき複数の外部記憶媒体を1個ずつ順番に交換させながら音楽データのチェックアウトを繰り返し実行することなく、当該複数の外部記憶媒体に対して音楽データを自動的に一括してチェックアウトすることができ、かくして複数の外部記憶媒体に対して音楽データをチェックアウトする際にユーザの作業(すなわち、外部記憶媒体の交換等の作業)を大幅に簡易化することができる。
またクライアント端末2は、チェックアウト可能な状態の外部記憶媒体を検出し、その検出した外部記憶媒体に対して音楽データを自動的にチェックアウトすることにより、音楽データのチェックアウトの際にユーザに対して、音楽データのチェックアウト先となる外部記憶媒体をわざわざ指定させるような操作を行わせなくても、かかる外部記憶媒体に対し音楽データをチェックアウトすることができる。
従ってクライアント端末2は、このようにユーザに対し操作入力部200に対するチェックアウト命令入力用の単一の操作を行わせるだけで、複数の外部記憶媒体に対し音楽データを自動的にチェックアウトすることができ、音楽データのチェックアウトの際にユーザの操作を格段的に簡易化することができる。
以上の構成によれば、クライアント端末2において、音楽データをチェックアウト可能な全ての外部記憶媒体を検出し、チェックアウト命令の入力に応じて、当該音楽データをチェックアウト可能な全ての外部記憶媒体に対し、ハードディスクから読み出した音楽データを自動的にチェックアウトするようにしたことにより、ハードディスクに記憶した音楽データを、複数の外部記憶媒体(メモリスティック311及びMD312)に対し一括して容易にチェックアウトすることができ、かくしてハードディスクに記憶した音楽データを複数の外部記憶媒体で容易に利用可能にすることができる。
またクライアント端末2は、ユーザの要求に応じて、同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理を実行すると共に、ダイレクトチェックアウト手法による楽曲記憶処理も実行するように設定すると、ユーザに対し操作入力部200に対するリッピング命令入力用の単一の操作を行わせるだけで、CD310から音楽データをリッピングしながら複数の外部記憶媒体に対しその音楽データを自動的にチェックアウトすることができる。従ってクライアント端末2は、このように音楽データのリッピング処理と、複数の外部記憶媒体への音楽データのチェックアウト処理とを組み合せて実行するような場合にも、ユーザの作業を大幅に簡易化し得ると共に操作も簡易化することができる。
そしてクライアント端末2は、このように同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理を実行すると共に、ダイレクトチェックアウト手法による楽曲記憶処理も実行するように設定していた場合、音楽データのリッピング処理と、複数の外部記憶媒体への音楽データのチェックアウト処理とを同時並行で実行することにより、これらリッピング処理及びチェックアウト処理に要する処理時間を大幅に短縮することができる。
さらにクライアント端末2は、ユーザの要求に応じて、同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理を実行すると共に、自動チェックインチェックアウト手法による楽曲記憶処理も実行するように設定すると、ユーザに対し操作入力部200に対するチェックアウト命令入力用の単一の操作を行わせるだけで、外部記憶媒体からハードディスクに対して音楽データを自動的にチェックインした後、その外部記憶媒体に対して音楽データを自動的にチェックアウトすることができる。従ってクライアント端末2は、このようにハードディスクに対する音楽データのチェックイン処理と、複数の外部記憶媒体への音楽データのチェックアウト処理とを組み合せて実行するような場合にも、ユーザの作業を大幅に簡易化し得ると共に操作も簡易化することができる。
そしてクライアント端末2は、このように同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理を実行すると共に、自動チェックインチェックアウト手法による楽曲記憶処理も実行するように設定していた場合、音楽データのチェックインにより外部記憶媒体に対する空領域を増加させたうえで音楽データを自動的にチェックアウトすることができるので、外部記憶媒体への音楽データのチェックアウト処理途中で、これら外部記憶媒体に対する空領域が不足して音楽データのチェックアウトが中断されることを未然に回避することができ、かくして外部記憶媒体に対する音楽データのチェックアウトの成功率を格段的に向上させることができる。
これに加えてクライアント端末2は、ユーザの要求に応じて、同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理と、ダイレクトチェックアウト手法による楽曲記憶処理と、自動チェックインチェックアウト手法による楽曲記憶処理とを実行するように設定すると、ユーザに対し操作入力部200に対するリッピング命令入力用の単一の操作を行わせるだけで、外部記憶媒体からハードディスクに対して音楽データを自動的にチェックインした後、CD310から音楽データをリッピングしながら複数の外部記憶媒体に対し、そのリッピングした音楽データを自動的にチェックアウトすることができる。
従ってクライアント端末2は、このようにハードディスクに対する音楽データのチェックイン処理と、音楽データのリッピング処理と、複数の外部記憶媒体への音楽データのチェックアウト処理とを組み合せて実行するような場合にも、ユーザの作業を大幅に簡易化し得ると共に操作も格段的に簡易化することができる。
すなわち従来の情報処理装置によれば、音楽データをリッピングした後、メモリスティック311及びMD312からハードディスクに対して音楽データをチェックインした後、当該メモリスティック311及びMD312に対して音楽データをチェックアウトすることを考えると、ユーザに対して操作入力部200を少なくとも5回操作させて、音楽データのリッピング命令、メモリスティック311からハードディスクへの音楽データのチェックイン命令、ハードディスクからメモリスティック311への音楽データのチェックアウト命令、MD312からハードディスクへの音楽データのチェックイン命令、ハードディスクからMD312への音楽データのチェックアウト命令のように5種類の命令を入力させることになる。
これに対して本実施の形態によるクライアント端末2によれば、ユーザに対して操作入力部200を1回だけ操作させてリッピング命令を入力させるだけで、メモリスティック311及びMD312からハードディスクに対して音楽データをチェックインした後、CD310からハードディスクに音楽データをリッピングしながら、当該ハードディスクからメモリスティック311及びMD312に対して、そのリッピングした音楽データをチェックアウトすることができる。
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、クライアント端末2が、CD310に予め記録されている音楽データをハードディスクにリッピングし、当該ハードディスクからその音楽データを読み出して外部記憶媒体にチェックアウトするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、クライアント端末2が、DVD(Digital Versatile Disc)や半導体メモリ、テープ状記録媒体等の外部記録媒体に予め記録されている音楽データや映像データ等のコンテンツデータを、ハードディスクや半導体メモリ等の内部の記憶媒体に記憶し、当該記憶媒体からそのコンテンツデータを読み出して外部記憶媒体にチェックアウトするようにしても良い。
なお上述の実施の形態においては、クライアント端末2が、CD310に予め記録されている音楽データをハードディスクにリッピングし、当該ハードディスクからその音楽データを読み出して外部記憶媒体にチェックアウトするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、クライアント端末2が、DVD(Digital Versatile Disc)や半導体メモリ、テープ状記録媒体等の外部記録媒体に予め記録されている音楽データや映像データ等のコンテンツデータを、ハードディスクや半導体メモリ等の内部の記憶媒体に記憶し、当該記憶媒体からそのコンテンツデータを読み出して外部記憶媒体にチェックアウトするようにしても良い。
これに加えてクライアント端末2では、インターネット等のネットワークを介して外部から取り込んだコンテンツデータを記憶媒体に記憶し、当該記憶媒体からそのコンテンツデータを外部記憶媒体にチェックアウトするようにしても良い。
また上述の実施の形態においては、クライアント端末2が、第2及び第4の楽曲記憶処理手順RT2及びRT4において、音楽データをリッピングしながら外部記憶媒体に対して自動的にチェックアウトするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、クライアント端末2が、第2及び第4の楽曲記憶処理手順RT2及びRT4において、リッピング対象の全ての音楽データのリッピングを完了した後、当該リッピングの完了した音楽データを外部記憶媒体に対して自動的にチェックアウトするようにしても良い。
ところで上述の実施の形態においてクライアント端末2では、先頭の音楽データに対するリッピングが完了すると、当該リッピングの完了した音楽データを外部記憶媒体に対してチェックアウトしたが、2つ目以降の音楽データについては、先の音楽データのチェックアウト中に、次にチェックアウト対象となる音楽データをリッピングしても良いし、先の音楽データのチェックアウトが完了した後、次にチェックアウト対象となる音楽データのリッピングを開始するようにしても良い。そしてクライアント端末2では、先の音楽データのチェックアウト中に、次にチェックアウト対象となる音楽データをリッピングすることで、リッピング処理及びチェックアウト処理に要する処理時間を格段的に短縮することができる。
さらに上述の実施の形態においては、クライアント端末2が、メモリスティック311及びMD312に対して同時並行で音楽データを自動的にチェックアウトするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、クライアント端末2が、メモリスティック311及びMD312の何れか一方に対して音楽データを自動的にチェックアウトした後、引き続きMD312及びメモリスティック311の他方に対して音楽データを自動的にチェックアウトするようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、クライアント端末2が、音楽データのチェックインの際に、ハードディスク上でチェックイン対象の音楽データに対するチェックアウト可能回数を増加させた後、メモリスティック311及びMD312でその音楽データに対応する利用許可情報を削除するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、クライアント端末2が、音楽データのチェックインの際に、メモリスティック311及びMD312でチェックイン対象の音楽データに対応する利用許可情報を削除した後、ハードディスク上でその音楽データに対するチェックアウト可能回数を増加させるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、クライアント端末2が、同時チェックアウト手法による楽曲記憶処理の実行と共に、音楽データをチェックアウト可能な全ての外部記憶媒体を検出するように設定すると、当該音楽データをチェックアウト可能な全ての外部記憶媒体を常時検出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、クライアント端末2が、ユーザによりチェックアウト命令やリッピング命令が入力されたときに、音楽データをチェックアウト可能な全ての外部記憶媒体を検出するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、本発明によるコンテンツ記憶装置を図1乃至図36について上述したクライアント端末2に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、パーソナルコンピュータや携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance )等の情報処理装置、ビデオカメラやCDプレーヤ、DVDプレーヤ等のように、この他種々のコンテンツ記憶装置に広く適用することができる。
すなわち上述の実施の形態においては、ハードウェア回路ブロック、機能回路ブロック及びプログラムモジュールをクライアント端末2に実装したが、これらを携帯電話機やパーソナルコンピュータ等、クライアント端末2以外の種々の端末に実装することで、これらハードウェア回路ブロック、機能回路ブロック及びプログラムモジュールを実装した端末であれば、上述したクライアント端末2と同様の処理を実現することができる。
さらに上述の実施の形態においては、本発明によるコンテンツ記憶プログラムを、クライアント端末2のハードディスクに予め格納しているシステムコントローラ320、リッピングモジュール258、CD再生モジュール254、HDD記憶再生制御モジュール321、チェックインモジュール322、チェックアウトモジュール323、MS記憶再生制御モジュール324及びMD記憶再生制御モジュール325からなるプログラムに適用し、当該クライアント端末2のCPU203がそのコンテンツ記憶プログラムに従って図25乃至図36について上述した第1乃至第4の楽曲記憶処理手順RT1乃至RT4を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成のコンテンツ記憶プログラムを適用し、当該コンテンツ記憶プログラムが格納されたプログラム格納媒体をクライアント端末2にインストールすることにより第1乃至第4の楽曲記憶処理手順RT1乃至RT4を実行するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、記憶媒体に記憶するコンテンツデータとして、図1乃至図36について上述した音楽データを適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、映像データ及びテキストデータ等の各種データや、ゲームプログラム及びコンピュータプログラム等の各種プログラム等を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、コンテンツデータを記憶する記憶媒体として、図1乃至図36について上述したクライアント端末2の記憶媒体29や、ハードディスクを適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光ディスクや半導体メモリ、テープ状記憶媒体等のように、この他種々の記憶媒体を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、記憶媒体に記憶されるコンテンツデータをチェックアウト可能な外部記憶媒体として、図1乃至図36について上述したメモリスティック311及びMD312を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光ディスクやテープ状記憶媒体等のように、この他種々の外部記憶媒体を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、記憶媒体に記憶されるコンテンツデータをチェックアウト可能な外部記憶媒体を検出する外部記憶媒体検出手段として、図1乃至図36について上述したクライアント端末2の制御部23や、CPU203を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、外部記憶媒体を検出するハードウェア回路構成の外部記憶媒体検出回路等のように、この他種々の外部記憶媒体検出手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、外部記憶媒体検出手段により検出された複数の外部記憶媒体に対し、記憶媒体に記憶されるコンテンツデータを自動的にチェックアウトするチェックアウト手段として、図1乃至図36について上述したクライアント端末2の制御部23や、CPU203を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、コンテンツデータを自動的にチェックアウトするハードウェア回路構成のチェックアウト回路等のように、この他種々のチェックアウト手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、記憶媒体に記憶されるコンテンツデータを同時にチェックアウトするチェックアウト先の外部記憶媒体を設定するチェックアウト先設定手段として、図1乃至図36について上述したクライアント端末2の制御部23や、CPU203を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、コンテンツデータを同時にチェックアウトするチェックアウト先の外部記憶媒体を設定するハードウェア回路構成のチェックアウト先設定回路等のように、この他種々のチェックアウト先設定手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、記憶媒体に記憶されるコンテンツデータに対応する利用条件情報に基づき、当該コンテンツデータがチェックアウト可能か否かを判定するチェックアウト判定手段として、図1乃至図36について上述したクライアント端末2の制御部23や、CPU203を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、コンテンツデータがチェックアウト可能か否かを判定するハードウェア回路構成のチェックアウト判定回路等のように、この他種々のチェックアウト判定手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、外部記憶媒体検出手段により検出された複数の外部記憶媒体に記憶されているコンテンツデータのうち、記憶媒体に対してチェックイン可能な当該コンテンツデータを全てチェックインするか否かを設定するチェックイン設定手段として、図1乃至図36について上述したクライアント端末2の制御部23や、CPU203を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、記憶媒体に対してチェックイン可能なコンテンツデータを全てチェックインするか否かを設定するハードウェア回路構成のチェックイン設定回路等のように、この他種々のチェックイン設定手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、コンテンツデータが予め記録された外部記録媒体として、図1乃至図36について上述したCD310を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、DVDや半導体メモリ、テープ状記録媒体等のように、この他種々の外部記録媒体を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、コンテンツデータが予め記録された外部記録媒体から読み出された当該コンテンツデータを記憶媒体に記憶する記憶手段として、図1乃至図36について上述したクライアント端末2の制御部23や、CPU203及びハードディスクドライブ212を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、コンテンツデータを記憶媒体に記憶するハードウェア回路構成の記憶回路等のように、この他種々の記憶手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、記憶手段により記憶媒体に記憶されるコンテンツデータを外部記憶媒体に対して自動的にチェックアウトするか否かを設定するチェックアウト設定手段として、図1乃至図36について上述したクライアント端末2の制御部23や、CPU203を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、記憶手段により記憶媒体に記憶されるコンテンツデータを外部記憶媒体に対して自動的にチェックアウトするか否かを設定するハードウェア回路構成のチェックアウト設定回路等のように、この他種々のチェックアウト設定手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、外部からの単一の操作に応じて制御信号を記憶手段及びチェックアウト手段に送出する操作手段として、図1乃至図36について上述したクライアント端末2の操作入力部20や、操作入力部200を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ポインティングデバイス等のように、この他種々の操作手段を広く適用することができる。
本発明は、パーソナルコンピュータや携帯電話機、ゲーム機器等のようにコンテンツデータを外部記憶媒体にチェックアウト可能なコンテンツ記憶装置に利用することができる。
1……音楽関連サービス提供システム、2……クライアント端末、20……操作入力部、23……制御部、28……記憶再生部、29……記憶媒体、35……著作権管理部、200……操作入力部、203……CPU、208……CDドライブ、209……MSドライブ、212……ハードディスクドライブ、217……外部機器インタフェース、243……著作権保護管理モジュール、247……ハードディスクコンテンツコントローラ、249……データベースアクセスモジュール、250……コンテンツデータアクセスモジュール、254……CD再生モジュール、255……HDD再生モジュール、256……MS記憶再生モジュール、257……MD記憶再生モジュール、258……リッピングモジュール、300……同時チェックアウト設定画面、301……ダイレクトチェックアウト設定画面、302……自動チェックイン設定画面、310……CD、311……メモリスティック、312……MD、320……システムコントローラ、321……HDD記憶再生制御モジュール、322……チェックインモジュール、323……チェックアウトモジュール、324……MS記憶再生制御モジュール、325……MD記憶再生制御モジュール、RT1……第1の楽曲記憶処理手順、RT2……第2の楽曲記憶処理手順、RT3……第3の楽曲記憶処理手順、RT4……第4の楽曲記憶処理手順。
Claims (10)
- コンテンツデータを記憶する記憶媒体と、
上記記憶媒体に記憶される上記コンテンツデータをチェックアウト可能な外部記憶媒体を検出する外部記憶媒体検出手段と、
上記外部記憶媒体検出手段により検出された複数の上記外部記憶媒体に対し、上記記憶媒体に記憶される上記コンテンツデータを自動的にチェックアウトするチェックアウト手段と
を具えることを特徴とするコンテンツ記憶装置。 - 上記記憶媒体に記憶される上記コンテンツデータを同時にチェックアウトするチェックアウト先の上記外部記憶媒体を設定するチェックアウト先設定手段
を具え、
上記チェックアウト手段は、
上記チェックアウト先設定手段により上記コンテンツデータのチェックアウト先として複数の上記外部記憶媒体が設定されているとき、上記外部記憶媒体検出手段により検出された当該複数の上記外部記憶媒体に対し、上記記憶媒体に記憶される上記コンテンツデータを自動的にチェックアウトする
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ記憶装置。 - 上記記憶媒体に記憶される上記コンテンツデータに対応する利用条件情報に基づき、当該コンテンツデータがチェックアウト可能か否かを判定するチェックアウト判定手段
を具え、
上記チェックアウト手段は、
上記チェックアウト判定手段によりチェックアウト可能であると判定された上記コンテンツデータを、上記外部記憶媒体検出手段により検出された複数の上記外部記憶媒体に対して自動的にチェックアウトする
ことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ記憶装置。 - 上記チェックアウト手段は、
上記外部記憶媒体検出手段により検出された複数の上記外部記憶媒体に記憶されているコンテンツデータのうち、上記記憶媒体に対してチェックイン可能な当該コンテンツデータを全てチェックインした後、当該複数の上記外部記憶媒体に対し、上記記憶媒体に記憶される上記コンテンツデータを自動的にチェックアウトする
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ記憶装置。 - 上記外部記憶媒体検出手段により検出された複数の上記外部記憶媒体に記憶されている上記コンテンツデータのうち、上記記憶媒体に対してチェックイン可能な当該コンテンツデータを全てチェックインするか否かを設定するチェックイン設定手段
を具え、
上記チェックアウト手段は、
上記チェックイン設定手段により、複数の上記外部記憶媒体に記憶されている上記コンテンツデータのうち、上記記憶媒体に対してチェックイン可能な当該コンテンツデータを全てチェックインするように設定されているとき、上記外部記憶媒体検出手段により検出された当該複数の上記外部記憶媒体に記憶されている上記コンテンツデータのうち、上記記憶媒体に対してチェックイン可能な当該コンテンツデータを全てチェックインする
ことを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ記憶装置。 - 上記コンテンツデータが予め記録された外部記録媒体から読み出された当該コンテンツデータを上記記憶媒体に記憶する記憶手段と、
上記記憶媒体に記憶される上記コンテンツデータを同時にチェックアウトするチェックアウト先の上記外部記憶媒体を設定するチェックアウト先設定手段と、
上記記憶手段により上記記憶媒体に記憶される上記コンテンツデータを上記外部記憶媒体に対して自動的にチェックアウトするか否かを設定するチェックアウト設定手段と、
外部からの単一の操作に応じて制御信号を上記記憶手段及び上記チェックアウト手段に送出する操作手段と
を具え、
上記チェックアウト先設定手段により上記コンテンツデータのチェックアウト先として複数の上記外部記憶媒体が設定されると共に、上記チェックイン設定手段により、複数の上記外部記憶媒体に記憶されている上記コンテンツデータのうち、上記記憶媒体に対してチェックイン可能な当該コンテンツデータを全てチェックインするように設定され、さらに上記チェックアウト設定手段により、上記記憶媒体に記憶される上記コンテンツデータを上記外部記憶媒体に対して自動的にチェックアウトするように設定されているときに上記操作手段に対する単一の上記操作に応じて、
上記チェックアウト手段が、上記外部記憶媒体検出手段により検出された複数の上記外部記憶媒体に記憶されている上記コンテンツデータのうち、上記記憶媒体に対してチェックイン可能な当該コンテンツデータを全てチェックインした後、上記記憶手段が、上記外部記録媒体から読み出された上記コンテンツデータを上記記憶媒体に記憶し、上記チェックアウト手段が、上記記憶媒体に記憶された上記コンテンツデータを、上記外部記憶媒体検出手段により検出された複数の上記外部記憶媒体に対して自動的にチェックアウトする
ことを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ記憶装置。 - 上記記憶手段は、
上記外部記録媒体から読み出された1つの上記コンテンツデータを上記記憶媒体に記憶し、
上記チェックアウト手段は、
上記記憶媒体に記憶された1つの上記コンテンツデータを、上記外部記憶媒体検出手段により検出された複数の上記外部記憶媒体に対して自動的にチェックアウトする
ことを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ記憶装置。 - 上記コンテンツデータが予め記録された外部記録媒体から読み出された当該コンテンツデータを上記記憶媒体に記憶する記憶手段と、
上記記憶手段により上記記憶媒体に記憶される上記コンテンツデータを上記外部記憶媒体に対して自動的にチェックアウトするか否かを設定するチェックアウト設定手段と
を具え、
上記チェックアウト手段は、
上記チェックアウト設定手段により、上記記憶媒体に記憶される上記コンテンツデータを上記外部記憶媒体に対して自動的にチェックアウトするように設定されているとき、上記記憶手段により、上記外部記録媒体から読み出された上記コンテンツデータが上記記憶媒体に記憶されると、当該記憶媒体に記憶された上記コンテンツデータを、上記外部記憶媒体検出手段により検出された複数の上記外部記憶媒体に対して自動的にチェックアウトする
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ記憶装置。 - 記憶媒体に記憶されるコンテンツデータをチェックアウト可能な外部記憶媒体を検出する外部記憶媒体検出ステップと、
上記コンテンツデータを上記記憶媒体に記憶するコンテンツデータ記憶ステップと、
上記外部記憶媒体検出ステップで検出された複数の上記外部記憶媒体に対し、上記コンテンツデータ記憶ステップで上記記憶媒体に記憶された上記コンテンツデータを自動的にチェックアウトするチェックアウトステップと
を具えることを特徴とするコンテンツ記憶方法。 - 情報処理装置に対して、
記憶媒体に記憶されるコンテンツデータをチェックアウト可能な外部記憶媒体を検出する外部記憶媒体検出ステップと、
上記コンテンツデータを上記記憶媒体に記憶するコンテンツデータ記憶ステップと、
上記外部記憶媒体検出ステップで検出された複数の上記外部記憶媒体に対し、上記コンテンツデータ記憶ステップで上記記憶媒体に記憶された上記コンテンツデータを自動的にチェックアウトするチェックアウトステップと
を実行させるためのコンテンツ記憶プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004182406A JP2006004332A (ja) | 2004-06-21 | 2004-06-21 | コンテンツ記憶方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004182406A JP2006004332A (ja) | 2004-06-21 | 2004-06-21 | コンテンツ記憶方法 |
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