JP2006292833A - 電子機器 - Google Patents

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亮 澤田
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Abstract

【課題】液晶表示パネル8の表示領域を十分に確保するとともに、美的外観に優れる電子機器を提供する。
【解決手段】時計ケース2内に、液晶表示パネル8と、この液晶表示パネル8よりも外光入射側と反対側に位置して赤外線を受光して発電する太陽電池9とを備える腕時計100であって、液晶表示パネル8の二つの偏光部材のうち、外光入射側と反対側に設けられた偏光部材を、可視光域の全ての波長の光を反射するとともに太陽電池9が動作する赤外線を透過する反射型偏光フィルム84とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶表示パネルを備えた電子機器に関する。
従来より、電子機器としての腕時計等には、機器ケース内に時刻等の各種の情報を表示する液晶表示パネルが設けられている。
また、これらの電子機器として、光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽電池を備えて、この太陽電池により発電された電力により駆動するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−18325号公報
ところで、上記特許文献1等の場合、太陽電池による発電をより効率良く行うためには、太陽電池の外光入射側に受光を遮る障害部が配置されないようにすることが好ましい。具体的には、太陽電池と液晶表示パネルとが外光入射側から見て重ならないように電子機器の厚さ方向に直交する方向に並設したり、機器ケースの外光入射側に表面を臨ませるように太陽電池を配設することが好ましい。
しかしながら、液晶表示パネルが太陽電池と重ならないように配設される場合、液晶表示パネルの配置が制約を受けて当該液晶表示パネルの表示領域を十分に確保することができなくなってしまうといった問題がある。また、太陽電池がその表面を機器ケースの外光入射側に臨ませるように配設されると、当該太陽電池の表面が外光入射側に露出された状態となることから、電子機器の美的外観を損ねてしてしまうといった問題が生じる虞もある。
そこで、本発明の課題は、液晶表示パネルの表示領域を十分に確保することができるとともに、美的外観に優れる電子機器を提供することである。
請求項1に記載の発明の電子機器(例えば、図1の腕時計100等)は、
少なくとも外光入射側が開口してなる機器ケース(例えば、図2の時計ケース2等)と、
この機器ケース内に配設され、第一の光透過基板(例えば、図2の第一の光透過基板81)とこの第一の光透過基板の前記外光入射側と反対側に配設された第二の光透過基板(例えば、図2の第二の光透過基板82)との間に液晶が設けられた液晶表示パネル(例えば、図2の液晶表示パネル8等)と、
この液晶表示パネルよりも外光入射側と反対側に位置するように前記機器ケース内に配設され、特定の波長の光を受光する受光素子(例えば、図2の太陽電池9等)と、を備え、
前記液晶表示パネルは、
前記第一の光透過基板よりも外光入射側に設けられた第一の偏光部材(例えば、図2の上偏光板83)と、前記第二の光透過基板よりも外光入射側と反対側に設けられた第二の偏光部材(例えば、図2の反射型偏光フィルム84)とを有し、
前記第二の偏光部材は、可視光の全ての波長のうちの少なくとも一部の波長の光を反射するとともに前記受光素子が動作する波長の光を透過する反射型偏光フィルムであることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子機器において、
前記液晶表示パネルと前記受光素子との間に配設された導光板(例えば、図6の導光板16)と、
この導光板の外側に設けられ、前記導光板に光を照射する発光素子(例えば、図6のLED15)とを備えることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電子機器において、
前記反射型偏光フィルムは、赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方の光を透過し、
前記受光素子は、前記反射型偏光フィルムを透過した赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方を受光して発電する太陽電池(例えば、図2の太陽電池9)であることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電子機器において、
前記反射型偏光フィルムは、赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方を透過し、
前記受光素子は、前記反射型偏光フィルムを透過した赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方を受光して電気信号に光電変換するセンサ(例えば、図10の赤外線センサ17等)であることを特徴としている。
請求項5に記載の発明の電子機器(例えば、図4の腕時計200等)は、
少なくとも外光入射側が開口してなる機器ケース(例えば、図4の時計ケース2等)と、
この機器ケース内に配設された液晶表示パネル(例えば、図4の液晶表示パネル208等)と、
この液晶表示パネルよりも外光入射側と反対側に位置するように前記機器ケース内に配設され、特定の波長の光を受光する受光素子(例えば、図4の太陽電池209)と、
前記機器ケース内にて前記液晶表示パネルと前記受光素子との間に当該受光素子と重なるように配設され、且つ、可視光の全ての波長のうちの少なくとも一部の波長の光を反射するとともに前記受光素子が動作する波長の光を透過する光反射フィルム(例えば、図4の光反射フィルム14)と、
を備えていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の電子機器において、
前記液晶表示パネルと前記光反射フィルムとの間に配設された導光板(例えば、図8の導光板16)と、
この導光板の外側に設けられ、前記導光板に光を照射する発光素子(例えば、図8のLED15)とを備えることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の電子機器において、
前記光反射フィルムは、赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方の光を透過し、
前記受光素子は、前記反射型偏光フィルムを透過した赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方を受光して発電する太陽電池(例えば、図4の太陽電池209)であることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項5又は6に記載の電子機器において、
前記光反射フィルムは、赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方の光を透過し、
前記受光素子は、前記反射型偏光フィルムを透過した赤外線及び紫外線のうちの少なく
とも何れか一方の光を受光して電気信号に光電変換するセンサ(例えば、図11のセンサ617)であることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、液晶表示パネルに備わる反射型偏光フィルムは、受光素子が動作する波長の光を透過するので、液晶表示パネルよりも外光入射側と反対側に受光素子を配設しても、当該受光素子による光の受光効率が低下することがなくなって、当該反射型偏光フィルムを備える液晶表示パネルの表示領域を十分に確保することができる。
また、反射型偏光フィルムは、可視光の全ての波長のうちの少なくとも一部の波長の光を反射するので、当該反射型偏光フィルムによって受光素子が機器ケースの外光入射側からは見えないこととなって、電子機器を美的外観に優れたものとすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、液晶表示パネルと受光素子との間に配設された導光板によって、当該導光板に対して発光素子から照射され入射された光が導光されるので、導光された光が液晶表示パネルに照射されることなって、暗所にて液晶表示パネルに表示された情報を機器ケースの外光入射側からより適正に視認することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方は、反射型偏光フィルムを透過して、透過された光が太陽電池により受光されることとなるので、当該太陽電池により発電を効率良く行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方は、反射型偏光フィルムを透過して、透過された光がセンサにより受光されることとなるので、当該センサによる赤外線又は紫外線の検出を効率良く行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、光反射フィルムは、受光素子により受光される波長の光を透過するので、液晶表示パネルよりも外光入射側と反対側に受光素子を配設しても、当該受光素子による光の受光効率が低下することがなくなって、当該光反射フィルムよりも外光入射側に配設される液晶表示パネルの表示領域を十分に確保することができる。
また、光反射フィルムは、可視光の全ての波長のうちの少なくとも一部の波長の光を反射するので、当該光反射フィルムによって受光素子が機器ケースの外光入射側からは見えないこととなって、電子機器を美的外観に優れたものとすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、液晶表示パネルと光反射フィルムとの間に配設された導光板によって、当該導光板に対して発光素子から照射され入射された光が導光されるので、導光された光が液晶表示パネルに照射されることなって、暗所にて液晶表示パネルに表示された情報を機器ケースの外光入射側からより適正に視認することができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項5又は6に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方は、光反射フィルムを透過して、透過された光が太陽電池により受光されることとなるので、当該太陽電池により発電を効率良く行うことができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項5又は6に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方は、光反射フィ
ルムを透過して、透過された光がセンサにより受光されることとなるので、当該センサによる赤外線又は紫外線の検出を効率良く行うことができる。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[実施形態1]
図1は、本発明を適用した実施形態1の電子機器として例示する腕時計を示す平面図であり、図2は、図1のII−II線における要部の拡大断面図である。また、図3は、腕時計に備わる液晶表示パネルと太陽電池の配置状態を模式的に示した図である。
図1〜図3に示すように、実施形態1の腕時計100には、時計計時部1を内部に収納する機器ケースとしての時計ケース2が備えられている。
時計ケース2の上部中央には時計ガラス3が装着され、また、時計ケース2の下面には、防水リング4を介して裏蓋5が取り付けられている。さらに、時計ケース2の外周部には、当該腕時計100の各種機能の実行を指示するスイッチ6、…が設けられている。
また、図2に示すように、時計ケース2の時計計時部1を挟んだ両端部、即ち、時計ケース2の当該腕時計100における12時方向側及び6時方向側の端部には、バンド軸71を介して時計バンド7が設けられている。
時計計時部1は、図2に示すように、デジタル表示機能を備える液晶表示パネル8が配設された上部ハウジング1Aと、この上部ハウジング1Aよりも外光入射側(図2における上側)と反対側(図2における下側)に配設された下部ハウジング1Bとを備えている。
下部ハウジング1Bには、太陽電池9(後述)により発電された電力が充電され、当該腕時計100が各種動作を行うための電源として用いられる二次電池10が配設されている。また、下部ハウジング1Bと上部ハウジング1Aとの間には、液晶表示パネル8とインターコネクター11を介して接続された回路基板12が配置されている。
上部ハウジング1Aには、液晶表示パネル8、赤外線透過フィルター13、太陽電池9が外光入射側から順に配置されている。
太陽電池9は、例えば、一端が回路基板12に接続されるとともに他端が当該太陽電池9に接続された導電性のコイルばね等の付勢部材91により外光入射側に付勢された状態で配設されている。
また、太陽電池9としては、例えば、赤外線領域の波長の光を受光することにより効率良く発電する結晶系シリコン太陽電池を適用することができる。
赤外線透過フィルター13は、その外光入射側と反対側の面を太陽電池9の外光入射側の面に対向させるようにして配設され、腕時計100内に入射されて液晶表示パネル8を透過した光のうち、少なくとも赤外線を透過させるものである。
なお、赤外線透過フィルター13は、液晶表示パネル8のデジタル表示のコントラストを向上させる上で濃い色を有するものが好ましい。
液晶表示パネル8は、その外光入射側と反対側の面を赤外線透過フィルター13の外光入射側の面に対向させるようにして配設されている。
また、液晶表示パネル8は、第一の光透過基板81とこの第一の光透過基板81の外光入射側と反対側に配設された第二の光透過基板82との間に液晶が設けられ、第一の光透過基板81の外光入射側の面に配設された上偏光板(第一の偏光部材)83と、第二の光透過基板82の外光入射側と反対側の面に配設された反射型偏光フィルム(第二の偏光部
材)84とを備えている。
第一の光透過基板81と第二の光透過基板82には、それぞれ透明電極(図示略)が配設され、これら透明電極は、インターコネクター11を介して回路基板12に接続されている。
上偏光板83は、その透過軸方向(偏光方向)にほぼ平行する方向の振動面をもつ直線偏光を透過し、透過軸方向とほぼ直交する方向の振動面をもつ直線偏光を吸収するものである。
反射型偏光フィルム84は、その透過軸方向に対してほぼ平行な振動面をもつ直線偏光を透過し、透過軸方向とほぼ直交する振動面をもつ直線偏光を反射するものである。
具体的には、反射型偏光フィルム84は、例えば、ポリエステル系樹脂やアクリル系樹脂等からなる2種類の薄層が交互に積層され、さらに、これら複数の薄層は、透過軸方向の屈折率は等しく、且つ、透過軸方向と直交する方向の屈折率は異なるように設定されたフィルムである。
また、反射型偏光フィルム84は、可視光域以外の波長の光であり、太陽電池9が動作する波長の光としての赤外線を透過するとともに、当該反射型偏光フィルム84の透過軸方向とほぼ直交する振動面をもつ直線偏光のうち、可視光域(例えば、420〜800[nm])の全ての波長の光を反射するようになっている。即ち、反射型偏光フィルム84の複数の薄層は、隣合う2種類の薄層を一組とし、各組を構成する各薄層の厚さが可視光の所定の波長(λ)の1/4となる程度に設定され、さらに、各組が可視光域の異なる波長の光に対応して構成されている。これによって、反射型偏光フィルム84の隣合う所定の薄層どうしの境界面により、可視光域の所定の波長の光を反射することができることとなって、当該反射型偏光フィルム84の複数の薄層全体により、例えば、可視光域の全ての波長の光を反射することができるようになっている。
上記構成の液晶表示パネル8は、第一の光透過基板81及び第二の光透過基板82の透明電極間に電圧が印加されていない状態において、反射型偏光フィルム84にて可視光を全て反射することでその表面が鏡面のような状態となって金属感を備えさせることができ、一方、電圧を印加した状態において、可視光が反射型偏光フィルム84を透過し赤外線透過フィルター13にて反射されることで時刻等の各種の情報を所定の色で表示することができるようになっている。
また、液晶表示パネル8を透過した可視光以外の光のうち、紫外線は赤外線透過フィルター13により除かれて、赤外線が当該赤外線透過フィルター13を透過して太陽電池9に入射されることとなる。
以上のように、実施形態1の腕時計100によれば、液晶表示パネル8に備わる反射型偏光フィルム84は、太陽電池9が動作する波長の光として赤外線を透過するので、太陽電池9を液晶表示パネル8よりも外光入射側と反対側に配設しても、反射型偏光フィルム84を透過した赤外線が太陽電池9により受光されることとなり、太陽電池9による赤外線の受光効率が低下することがなくなって、太陽電池9による発電を効率良く行うことができる。従って、反射型偏光フィルム84を備える液晶表示パネル8の表示領域を十分に確保することができる。
また、反射型偏光フィルム84は、可視光域の全ての波長の光を反射するので、当該腕時計100に金属感を備えさせて高級感を向上させることができ、さらに、反射型偏光フィルム84によって太陽電池9が時計ケース2の外光入射側からは見えないこととなって、腕時計100を美的外観に優れたものとすることができる。
[実施形態2]
以下に、実施形態2の腕時計200について図4及び図5を参照して説明する。
ここで、図4は、本発明を適用した実施形態2の電子機器として例示する腕時計200の要部の拡大断面図であり、図5は、腕時計200に備わる液晶表示パネル208と光反射フィルム14と太陽電池209の配置状態を模式的に示した図である。
なお、実施形態2の腕時計200を構成する各部のうち、上記実施形態1と同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図4及び図5に示すように、実施形態2の腕時計200は、実施形態1の腕時計100における反射型偏光フィルム84の代わりに下偏光板85と光反射フィルム14を備えている。
具体的には、液晶表示パネル208は、第二の光透過基板82の外光入射側と反対側の面に、上偏光板83とほぼ同様の構成をなす下偏光板85が配設されている。即ち、下偏光板85は、その透過軸方向にほぼ平行する方向の振動面をもつ直線偏光を透過し、透過軸方向とほぼ直交する方向の振動面をもつ直線偏光を吸収するものである。
また、下偏光板85の外光入射側と反対側の面に、可視光域の全ての波長の光を反射するとともに、太陽電池209が動作する波長の光として、赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方を透過する光反射フィルム14が配設されている。
光反射フィルム14は、例えば、反射型偏光フィルム84と同様に、ポリエステル系樹脂やアクリル系樹脂等からなる2種類の薄層が交互に積層されてなり、複数の薄層は、隣合う2種類の薄層を一組とし、各組を構成する各薄層の厚さが可視光の所定の波長(λ)の1/4となる程度に設定され、さらに、各組が可視光域(例えば、420〜800[nm])の異なる波長の光に対応して構成されている。これにより、光反射フィルム14は、例えば、可視光域の全ての波長の光を反射するようになっている。
上記構成の液晶表示パネル208及び光反射フィルム14は、第一の光透過基板81及び第二の光透過基板82の透明電極間に電圧が印加されていない状態において、光反射フィルム14にて可視光を全て反射することでその表面が鏡面のような状態となって金属感を備えさせることができ、一方、電圧を印加した状態において、可視光が下偏光板85にて吸収されることで時刻等の各種の情報を表示することができるようになっている。
また、液晶表示パネル208及び光反射フィルム14を透過した可視光以外の光である紫外線及び赤外線は、太陽電池209に入射されることとなる。
太陽電池209は、赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方を受光して発電するものであり、具体的には、例えば、赤外線領域の波長の光を受光することにより効率良く発電する結晶系シリコン太陽電池や、紫外線領域の波長の光を受光することにより効率良く発電する、酸化亜鉛半導体と銅アルミ酸化物半導体とを接合してなる太陽電池等を適用することができる。
以上のように、実施形態2の腕時計200によれば、光反射フィルム14は、太陽電池209により受光される赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方を透過するので、液晶表示パネル208よりも外光入射側と反対側に太陽電池209を配設しても、当該太陽電池209による赤外線及び紫外線の受光効率の低下がなくなり、当該光反射フィルム14よりも外光入射側に配設される液晶表示パネル208の表示領域を十分に確保することができる。
また、光反射フィルム14は、可視光域の全ての波長の光を反射するので、当該腕時計200に金属感を備えさせて高級感を向上させることができ、さらに、光反射フィルム14によって太陽電池209が時計ケース2の外光入射側からは見えないこととなって、腕時計200を美的外観に優れたものとすることができる。
[実施形態3]
以下に、実施形態3の腕時計300について図6及び図7を参照して説明する。
ここで、図6は、本発明を適用した実施形態3の電子機器として例示する腕時計300の要部の拡大断面図であり、図7は、腕時計300に備わる液晶表示パネル308とLED15と導光板16と太陽電池9の配置状態を模式的に示した図である。
なお、実施形態3の腕時計300は、LED15、導光板16及び光反射フィルム14以外の点では実施形態1とほぼ同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図6及び図7に示すように、実施形態3の腕時計300は、液晶表示パネル308のバックライト用のLED(発光素子)15、導光板16及び光反射フィルム14を備えている。
導光板16は、液晶表示パネル308と太陽電池9との間に配設され、具体的には、その外光入射側の面を赤外線透過フィルター13の外光入射側と反対側の面に対向させるようにして配設されている。
LED15は、導光板16の側面に近接するように当該導光板16の外側、例えば12時方向側に設けられ、導光板16に向けて光を照射するものである。また、LED15は、一端が回路基板12に接続されるとともに他端が当該LED15に接続された導電性のコイルばね等の付勢部材151により外光入射側に付勢されている。
なお、LED15は、例えば、所定のスイッチ6と電気的に接続されており、当該スイッチ6がユーザにより押圧操作されることで発光するようになっている。
光反射フィルム14は、実施形態2の腕時計200における光反射フィルム14とほぼ同様の構成をなすものであり、導光板16の外光入射側と反対側の面に貼設され、導光板16内を導光される光をより効率的に液晶表示パネル308側へ反射させるものである。
上記構成により、LED15から出力された光は、導光板16に採り込まれ、採り込まれた光は導光板16内を導光され、また、光反射フィルム14により外光入射側に反射され、導光板16全体あるいは所定の出力位置から出力されて液晶表示パネル308に照射されるようになっている。
なお、光反射フィルム14の外光入射側と反対側には、外光入射側の面を対向させるようにして太陽電池9が配設されている。
赤外線透過フィルター13は、少なくとも赤外線を透過させるものであり、液晶表示パネル308のデジタル表示のコントラストを向上させる上で濃い色を有し、且つ、可視光の透過率が例えば10〜50%程度であるものが好ましい。
従って、実施形態3の腕時計300によれば、導光板16に対してLED15から照射され入射された光が当該導光板16によって導光されるので、導光された光が液晶表示パネル308に照射されることなって、暗所にて液晶表示パネル308に表示された情報を時計ケース2の外光入射側からより適正に視認することができる。
また、反射型偏光フィルム84及び光反射フィルム14は赤外線を透過するので、太陽電池9を液晶表示パネル308よりも外光入射側と反対側に配設しても、当該反射型偏光フィルム84及び光反射フィルム14を透過した赤外線が太陽電池9により受光されることとなり、太陽電池9による赤外線の受光効率が低下することがなくなって、液晶表示パネル308の表示領域を十分に確保することができる。さらに、液晶表示パネル308のデジタル表示のコントラストを向上させるために、可視光の透過率が例えば10〜50%程度の赤外線透過フィルター13を用いても、太陽電池9よりも外光入射側に設けられた光反射フィルム14によって、可視光は全て反射されることとなるので、当該腕時計300に金属感を備えさせて高級感を向上させることができ、また、太陽電池9が時計ケース2の外光入射側からは見えないこととなって、美的外観により優れた腕時計300を提供
することができる。
なお、上記実施形態1及び実施形態3の腕時計100、300にあっては、太陽電池9よりも外光入射側に濃い色を有する赤外線透過フィルター13を配設するようにしたが、これに限られるものではなく、太陽電池9の外光入射側の面によりデジタル表示のコントラストが十分に得られる場合には、必ずしも赤外線透過フィルター13を濃い色のものとする必要はない。
[実施形態4]
以下に、実施形態4の腕時計400について図8及び図9を参照して説明する。
ここで、図8は、本発明を適用した実施形態4の電子機器として例示する腕時計400の要部の拡大断面図であり、図9は、腕時計400に備わる液晶表示パネル408と光反射フィルム14とLED15と導光板16と太陽電池209の配置状態を模式的に示した図である。
なお、実施形態4の腕時計400は、LED15及び導光板16以外の点では実施形態2とほぼ同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図8及び図9に示すように、実施形態4の腕時計400は、液晶表示パネル408の外光入射側と反対側に、実施形態3の腕時計300と同様に、液晶表示パネル408のバックライト用のLED15(発光素子)及び導光板16を備えている。
即ち、導光板16は、その外光入射側の面を下偏光板85の外光入射側と反対側の面に対向させるように配設され、前記導光板16の側面に近接するように当該導光板16の外側にLED15が配設されている。また、導光板16の外光入射側と反対側の面に光反射フィルム14が貼設されている。
また、光反射フィルム14の外光入射側と反対側には、外光入射側の面を対向させるようにして太陽電池209が配設されている。
従って、実施形態4の腕時計400によれば、導光板16に対してLED15から照射され入射された光が当該導光板16によって導光されるので、導光された光が液晶表示パネル408に照射されることなって、暗所にて液晶表示パネル408に表示された情報を時計ケース2の外光入射側からより適正に視認することができる。
また、光反射フィルム14は赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方を透過するので、液晶表示パネル408よりも外光入射側と反対側に太陽電池209を配設しても、当該太陽電池209による赤外線及び紫外線の受光効率が低下することがなくなって、液晶表示パネル408の表示領域を十分に確保することができる。さらに、光反射フィルム14は、可視光域の全ての波長の光を反射するので、当該腕時計400に金属感を備えさせて高級感を向上させることができ、また、光反射フィルム14によって太陽電池209が時計ケース2の外光入射側からは見えないこととなって、腕時計400を美的外観に優れたものとすることができる。
[実施形態5]
以下に、実施形態5の腕時計500について図10を参照して説明する。
ここで、図10は、本発明を適用した実施形態5の電子機器として例示する腕時計500の要部の拡大断面図である。
なお、実施形態5の腕時計500は、赤外線センサ17以外の点では実施形態1とほぼ同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図10に示すように、実施形態5の腕時計500は、受光素子として、赤外線を検出するための赤外線センサ17を備えて構成されている。
赤外線センサ17は、例えば、赤外線透過フィルター13よりも外光入射側と反対側に位置するように上部ハウジング1A内の所定位置(例えば、6時方向側)に配設され、回路基板12に電気的に接続されている。また、赤外線センサ17は、液晶表示パネル8及び赤外線透過フィルター13を透過した赤外線を受光して電気信号に光電変換することにより、赤外線強度を検出することができる。
なお、下部ハウジング1Bには、腕時計500が各種動作を行うための電源として用いられる電池510が配設されている。
従って、実施形態5の腕時計500によれば、反射型偏光フィルム84は赤外線を透過するので、赤外線センサ17を液晶表示パネル8よりも外光入射側と反対側に配設しても、当該反射型偏光フィルム84を透過した赤外線が赤外線センサ17により受光されることとなり、赤外線センサ17による赤外線の受光効率の低下がなくなり、赤外線の検出を効率良く行うことができる。これにより、反射型偏光フィルム84を備える液晶表示パネル8の表示領域を十分に確保することができる。
また、反射型偏光フィルム84は、可視光域の全ての波長の光を反射するので、当該腕時計500に金属感を備えさせて高級感を向上させることができ、さらに、反射型偏光フィルム84によって赤外線センサ17が時計ケース2の外光入射側からは見えないこととなって、腕時計500を美的外観に優れたものとすることができる。
[実施形態6]
以下に、実施形態6の腕時計600について図11を参照して説明する。
ここで、図11は、本発明を適用した実施形態6の電子機器として例示する腕時計600の要部の拡大断面図である。
なお、実施形態6の腕時計600は、センサ617以外の点では実施形態2とほぼ同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図11に示すように、実施形態6の腕時計600は、受光素子として、赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方を検出するためのセンサ617を備えて構成されている。
センサ617は、例えば、光反射フィルム14よりも外光入射側と反対側に位置するように上部ハウジング1A内の所定位置(例えば、6時方向側)に配設され、回路基板12に電気的に接続されている。また、センサ617は、液晶表示パネル208及び光反射フィルム14を透過した赤外線又は紫外線を受光して電気信号に光電変換することにより、赤外線及び紫外線を検出するものである。
従って、実施形態6の腕時計600によれば、光反射フィルム14は、センサ617により受光される赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方を透過するので、液晶表示パネル208よりも外光入射側と反対側にセンサ617を配設しても、当該センサ617による赤外線及び紫外線の受光効率の低下がなくなり、当該光反射フィルム14よりも外光入射側に配設される液晶表示パネル208の表示領域を十分に確保することができる。
また、光反射フィルム14は、可視光域の全ての波長の光を反射するので、当該腕時計600に金属感を備えさせて高級感を向上させることができ、さらに、光反射フィルム14によってセンサ617が時計ケース2の外光入射側からは見えないこととなって、腕時計600を美的外観に優れたものとすることができる。
[実施形態7]
以下に、実施形態7の腕時計700について図12を参照して説明する。
ここで、図12は、本発明を適用した実施形態7の電子機器として例示する腕時計700の要部の拡大断面図である。
なお、実施形態7の腕時計700は、赤外線センサ17以外の点では実施形態3とほぼ同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図12に示すように、実施形態7の腕時計700は、例えば、光反射フィルム14よりも外光入射側と反対側に位置するように上部ハウジング1A内の所定位置(例えば、6時方向側)に配設された赤外線センサ17を備えている。
従って、実施形態7の腕時計700によれば、LED15から照射され導光板16によって導光された光が液晶表示パネル308に照射されることなって、暗所にて液晶表示パネル308に表示された情報を時計ケース2の外光入射側からより適正に視認することができる。
また、反射型偏光フィルム84は赤外線を透過するので、液晶表示パネル308よりも外光入射側と反対側に赤外線センサ17を配設しても、当該赤外線センサ17による赤外線の受光効率が低下することがなくなって、当該反射型偏光フィルム84を備える液晶表示パネル308の表示領域を十分に確保することができる。さらに、反射型偏光フィルム84は、可視光域の全ての波長の光を反射するので、当該腕時計700に金属感を備えさせて高級感を向上させることができ、また、反射型偏光フィルム84によって赤外線センサ17が時計ケース2の外光入射側からは見えないこととなって、腕時計700を美的外観に優れたものとすることができる。
なお、実施形態1、実施形態3、実施形態5及び実施形態7の腕時計100、300、500、700にあっては、太陽電池9又は赤外線センサ17の外光入射側に赤外線透過フィルター13を配設するようにしたが、これに限られるものではなく、例えば、赤外線透過フィルター13の代わりに、太陽電池9や赤外線センサ17の表面等に赤外線透過能を具備するインキ等を用いて所定形状の赤外線透過印刷物を形成しても良い。
また、受光素子としての、赤外線の受光により動作する太陽電池9及び赤外線センサ17の代わりに、例えば、紫外線により動作する太陽電池(図示略)及び紫外線の受光により動作する紫外線センサ(図示略)を配設しても良く、かかる場合には、赤外線透過フィルター13の代わりに紫外線透過フィルター(図示略)を設ける。
[実施形態8]
以下に、実施形態8の腕時計800について図13を参照して説明する。
ここで、図13は、本発明を適用した実施形態8の電子機器として例示する腕時計800の要部の拡大断面図である。
なお、実施形態8の腕時計800は、センサ617以外の点では実施形態4とほぼ同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図13に示すように、実施形態8の腕時計800は、例えば、光反射フィルム14よりも外光入射側と反対側に位置するように上部ハウジング1A内の所定位置(例えば、6時方向側)に配設されたセンサ617を備えている。
従って、実施形態8の腕時計800によれば、LED15から照射され導光板16によって導光された光が液晶表示パネル408に照射されることなって、暗所にて液晶表示パネル8に表示された情報を時計ケース2の外光入射側からより適正に視認することができる。
また、光反射フィルム14は赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方を透過するので、液晶表示パネル408よりも外光入射側と反対側にセンサ617を配設しても、当該センサ617による赤外線及び紫外線の受光効率が低下することがなくなって、液晶
表示パネル408の表示領域を十分に確保することができる。さらに、光反射フィルム14は、可視光域の全ての波長の光を反射するので、当該腕時計800に金属感を備えさせて高級感を向上させることができ、また、光反射フィルム14によってセンサ617が時計ケース2の外光入射側からは見えないこととなって、腕時計800を美的外観に優れたものとすることができる。
なお、実施形態2、実施形態4、実施形態6及び実施形態8の腕時計200、400、600、800にあっては、太陽電池209又はセンサ617よりも外光入射側に赤外線又は紫外線を透過する赤外線透過フィルター13又は紫外線透過フィルターを配設しても良く、これにより、所定のフィルターにより選択された赤外線又は紫外線がセンサ617により受光されることとなる。
[実施形態9]
以下に、実施形態9の腕時計900について図14及び図15を参照して説明する。
ここで、図14は、本発明を適用した実施形態9の電子機器として例示する腕時計900を示す平面図であり、図15は、図14のXV−XV線における要部の拡大断面図である。
図14及び図15に示すように、実施形態9の腕時計900は、時計ケース902内にアナログ指針機構90を備える時計計時部901が収納され、その時計計時部901の回路基板912に、文字板910の所定位置(例えば、12時方向側の端部)を照明するためのLED915が接続されている。
また、時計ケース902の12時方向側の端部に形成されたバンド取付部902Aには、回路基板912と接続線917aを介して電気的に接続されたセンサ917が配設されている。
具体的には、バンド取付部902Aには、センサ917を収納するためのセンサ収納部921が形成され、このセンサ収納部921の外光入射側の開口を覆うように光反射カバー部材922が配設されている。この光反射カバー部材922は、例えば、所定の樹脂に光反射フィルム14をインサート成形することで形成されている。これにより、可視光は光反射カバー部材922にて反射され、可視光以外の光である赤外線や紫外線は透過してセンサ917に入射されるようになっている。
アナログ指針機構90は、例えば、文字板910の軸孔からその上方に延びる指針軸90aと、この指針軸90aに取り付けられた時針、分針などの指針90bと、文字板910の上方にて指針を指針軸を中心として運針する運針機構部90cとを備えて構成されている。
従って、実施形態9の腕時計900によれば、光反射カバー部材922は、赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方を透過するので、センサ917による赤外線及び紫外線の受光効率が低下することがない。さらに、光反射カバー部材922は、可視光域の全ての波長の光を反射するので、当該腕時計900に金属感を備えさせて高級感を向上させることができ、また、光反射カバー部材922によってセンサ917が時計ケース902の外光入射側からは見えないこととなって、腕時計900を美的外観に優れたものとすることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態1〜9の腕時計100〜900に係る反射型偏光フィルム84及び光反射フィルム14並びに光反射カバー部材922は、可視光域の全ての波長の光を反射するようにしたが、これに限られるものではなく、例えば、可視光の全ての波長のうち
の少なくとも一部の波長の光を反射することができれば良い。即ち、当該反射型偏光フィルム84及び光反射フィルム14並びに光反射カバー部材922よりも外光入射側と反対側に配設される太陽電池9、209、赤外線センサ17及びセンサ617が、時計ケース2、902の外光入射側からは見えないこととすることができれば良く、これにより、腕時計100〜900を美的外観に優れたものとすることができる。
なお、可視光のうち、反射型偏光フィルム84及び光反射フィルム14並びに光反射カバー部材922により反射される所定の波長の光は、複数の薄層のうちの、隣合う2種類の薄層からなる各組の各々の薄層の厚さを目的とする所定の波長(λ)の1/4となる程度に設定することで調整することができる。
また、光反射フィルム14として、例えば、ガラス等の所定の基材に誘電体を蒸着等により多層構造に設けたものを適用しても良い。
また、光反射カバー部材922はインサート成形に限らず、光反射カバー部材922自体に誘電体を蒸着等により多層構造に設けたものを適用しても良い。
また、上記実施形態では、電子機器として腕時計100〜900を例示したが、これに限られるものではなく、特定の波長の光を受光する受光素子を備える電子機器であれば如何なるものであっても良い。
本発明を適用した実施形態1の電子機器として例示する腕時計を示す平面図である。 図1のII−II線における要部の拡大断面図である。 図1の腕時計に備わる液晶表示パネルと太陽電池の配置状態を模式的に示した図である。 本発明を適用した実施形態2の電子機器として例示する腕時計の要部の拡大断面図である。 図4の腕時計に備わる液晶表示パネルと光反射フィルムと太陽電池の配置状態を模式的に示した図である。 本発明を適用した実施形態3の電子機器として例示する腕時計の要部の拡大断面図である。 図6の腕時計に備わる液晶表示パネルとLEDと導光板と太陽電池の配置状態を模式的に示した図である。 本発明を適用した実施形態4の電子機器として例示する腕時計の要部の拡大断面図である。 図8の腕時計に備わる液晶表示パネルと光反射フィルムとLEDと導光板と太陽電池の配置状態を模式的に示した図である。 本発明を適用した実施形態5の電子機器として例示する腕時計の要部の拡大断面図である。 本発明を適用した実施形態6の電子機器として例示する腕時計の要部の拡大断面図である。 本発明を適用した実施形態7の電子機器として例示する腕時計の要部の拡大断面図である。 本発明を適用した実施形態8の電子機器として例示する腕時計の要部の拡大断面図である。 本発明を適用した実施形態9の電子機器として例示する腕時計を示す平面図である。 図14のXV−XV線における要部の拡大断面図である。
符号の説明
100、200、300、400、500、600、700、800、900 腕時計(電子機器)
2、902 時計ケース(機器ケース)
8、208、308、408 液晶表示パネル
81 第一の光透過基板
82 第二の光透過基板
83 上偏光板(第一の偏光部材)
84 反射型偏光フィルム
85 下偏光板(第二の偏光部材)
9、209 太陽電池(受光素子)
14 光反射フィルム
15 LED(発光素子)
16 導光板
17 赤外線センサ(受光素子)
617、917 センサ(受光素子)
922 光反射カバー部材

Claims (8)

  1. 少なくとも外光入射側が開口してなる機器ケースと、
    この機器ケース内に配設され、第一の光透過基板とこの第一の光透過基板の前記外光入射側と反対側に配設された第二の光透過基板との間に液晶が設けられた液晶表示パネルと、
    この液晶表示パネルよりも外光入射側と反対側に位置するように前記機器ケース内に配設され、特定の波長の光を受光する受光素子と、を備え、
    前記液晶表示パネルは、
    前記第一の光透過基板よりも外光入射側に設けられた第一の偏光部材と、前記第二の光透過基板よりも外光入射側と反対側に設けられた第二の偏光部材とを有し、
    前記第二の偏光部材は、可視光の全ての波長のうちの少なくとも一部の波長の光を反射するとともに前記受光素子が動作する波長の光を透過する反射型偏光フィルムであることを特徴とする電子機器。
  2. 前記液晶表示パネルと前記受光素子との間に配設された導光板と、
    この導光板の外側に設けられ、前記導光板に光を照射する発光素子とを備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記反射型偏光フィルムは、赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方の光を透過し、
    前記受光素子は、前記反射型偏光フィルムを透過した赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方を受光して発電する太陽電池であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記反射型偏光フィルムは、赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方を透過し、
    前記受光素子は、前記反射型偏光フィルムを透過した赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方を受光して電気信号に光電変換するセンサであることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  5. 少なくとも外光入射側が開口してなる機器ケースと、
    この機器ケース内に配設された液晶表示パネルと、
    この液晶表示パネルよりも外光入射側と反対側に位置するように前記機器ケース内に配設され、特定の波長の光を受光する受光素子と、
    前記機器ケース内にて前記液晶表示パネルと前記受光素子との間に当該受光素子と重なるように配設され、且つ、可視光の全ての波長のうちの少なくとも一部の波長の光を反射するとともに前記受光素子が動作する波長の光を透過する光反射フィルムと、
    を備えていることを特徴とする電子機器。
  6. 前記液晶表示パネルと前記光反射フィルムとの間に配設された導光板と、
    この導光板の外側に設けられ、前記導光板に光を照射する発光素子とを備えることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記光反射フィルムは、赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方の光を透過し、
    前記受光素子は、前記反射型偏光フィルムを透過した赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方を受光して発電する太陽電池であることを特徴とする請求項5又は6に記載の電子機器。
  8. 前記光反射フィルムは、赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方の光を透過し、
    前記受光素子は、前記反射型偏光フィルムを透過した赤外線及び紫外線のうちの少なくとも何れか一方の光を受光して電気信号に光電変換するセンサであることを特徴とする請求項5又は6に記載の電子機器。
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