JP2006290842A - 神経障害の予防又は治療剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】配列番号2に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質若しくはその部分ペプチド又はその塩の活性を阻害する化合物又はその塩を含有する神経障害の予防・治療剤とする。
【選択図】 なし
Description
Nature Neurosci. 4, 465-466, 2001 J. Biol. Chem. 273, 22577-22583, 1998 J. Cell Biol. 145, 899-910, 1999 Biochem. Biophys. Res. Commun. 263, 543-549, 1999 Biochem. Biophys. Res. Commun. 274, 291-296, 2000 Nature Genet. 26, 237-241, 2000 Clin. Genet. 65, 120-125, 2004 Glycobiol. 14, 1065, 2004
(2)前記化合物は、N-アセチルグルコサミン6-O-硫酸転移酵素の酵素活性阻害作用を有する化合物である、(1)に記載の予防・治療剤。
(3)前記化合物は、配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質又は部分ペプチドの活性を阻害する化合物である、(2)に記載の予防・治療剤。
(4)前記化合物は、N-アセチルグルコサミン6-O-硫酸転移酵素をコードする遺伝子の発現抑制作用を有する化合物又はその塩を含有する、(1)に記載の予防・治療剤。
(5)前記化合物は、配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質をコードする遺伝子の発現を阻害する化合物である、(4)に記載の予防・治療剤。
(6)前記化合物は、配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質又はその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドの塩基配列に相補的若しくは実質的に相補的な塩基配列又はその一部を含有するアンチセンスヌクレオチドである、(4)に記載の予防・治療剤。
(7)ケラタン硫酸の生理活性阻害作用を有する化合物又はその塩を含有する、神経障害の予防・治療剤。
(8)前記化合物は、ケラタン硫酸分解酵素活性を有するタンパク質である、(7)に記載の予防・治療剤。
(9)前記化合物は、ケラタン硫酸に対する抗体である、(7)に記載の予防・治療剤。
(10)前記神経障害は、脊髄損傷、脳損傷、脳卒中、頭部損傷、脳梗塞、脳出血、脳虚血、クモ膜下出血、動脈瘤出血、心筋梗塞、低酸素症、無酸素症、及び神経変性疾患から選択される疾患又は事象によって引き起こされる神経障害である、(1)〜(9)のいずれかに記載の神経障害の予防・治療剤。
(11)配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくはは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質又はその部分ペプチドに対する抗体を含有する、神経障害の診断用剤。
(12)配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質又はその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有する、神経障害の診断用剤。
(13)配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質又はその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドの塩基配列に相補的若しくは実質的に相補的な塩基配列又はその一部を含有するアンチセンスヌクレオチドを含有する、神経障害の診断用剤。
(14)ケラタン硫酸を用いる、神経障害の予防・治療剤のスクリーニング方法。
(15)ケラタン硫酸を含む、神経障害の予防・治療剤のスクリーニングキット。
(16)配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質若しくはその部分ペプチドを用いる、神経障害の予防・治療剤のスクリーニング方法。
(17)配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質若しくはその部分ペプチドを含有する、神経障害の予防・治療剤のスクリーニングキット。
(18)配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質又はその部分ペプチドコードするポリヌクレオチドを用いる、神経障害の予防・治療剤のスクリーニング方法。
(19)配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質又はその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有する、神経障害の予防・治療剤のスクリーニングキット。
(20)ケラタン硫酸の合成阻害作用若しくはケラタン硫酸の生理活性阻害作用を有する化合物又はその塩を投与する工程を備える、神経障害の予防・治療方法。
(21)配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質若しくはその部分ペプチド又はその塩の活性を阻害する化合物又はその塩、あるいは、前記タンパク質をコードする遺伝子の発現を阻害する化合物又はその塩を投与する工程を備える、神経障害の予防・治療方法。
(1)ケラタン硫酸の合成阻害作用を有する化合物又はその塩
本発明の神経障害の予防・治療剤は、ケラタン硫酸の合成阻害作用を有する化合物又はその塩を含有することを特徴としている。
ケラタン硫酸の生合成は、N-アセチルグルコサミン残基の6位への硫酸基の転移を触媒する酵素であるGlcNAc6STによって行われる。このような硫酸転移酵素としては、GlcNAc6ST-1、GlcNAc6ST-2、GlcNAc6ST-3、GlcNAc6ST-4及びGlcNAc6ST-5が挙げられる。これらはそれぞれJ. Biol. Chem. 273, 22577-22583, 1998、J. Cell Biol. 145, 899-910, 1999、Biochem. Biophys. Res. Commun. 263, 543-549, 1999、Biochem. Biophys. Res. Commun. 274, 291-296, 2000、Nature Genet. 26, 237-241, 2000において開示されている。なかでも、神経系においては、GlcNAc6ST-1によってケラタン硫酸が生合成される。したがって、ケラタン硫酸の合成阻害作用を有する化合物としては、GlcNAc6ST-1の酵素活性の阻害作用を有する化合物又はその塩が挙げられる。本発明のタンパク質は、脳など神経が損傷を受けたことなどで形成される損傷部位においてグリア性瘢痕が形成されるとき、すなわち、反応性アストロサイト細胞の集積が観察されるようなときにおいて発現される。
ケラタン硫酸の合成阻害作用を有する化合物としては、GlcNAc6ST-1をはじめとする各種のGlcNAc6ST(GlcNAc6ST-1、GlcNAc6ST-2、GlcNAc6ST-3、GlcNAc6ST-4及びGlcNAc6ST-5)及び本発明のタンパク質をコードする遺伝子の発現抑制作用を有する化合物が挙げられる。ここで、本発明で用いられるタンパク質をコードするポリヌクレオチド(以下、本発明のポリヌクレオチドともいう。)としては、前述した本発明で用いられるタンパク質をコードする塩基配列を含有するものであればいかなるものであってもよい。本発明で用いるタンパク質をコードするDNAとしては、例えば、配列番号1又は3に記載の塩基配列を有するDNA、又は配列番号1又は3に記載の塩基配列とストリンジェントな条件下でハイブリダイズする塩基配列を有し、前記した配列番号2又は4で表されるアミノ酸配列を含有するタンパク質と実質的に同質の活性を有するタンパク質をコードするDNAが挙げられる。
本発明の神経障害の予防・治療剤は、ケラタン硫酸の生理活性阻害作用を有する化合物又はその塩を含有することを特徴としている。
本発明によれば、本発明の神経障害の予防・治療剤を神経細胞損傷部位に投与する工程を含む、神経障害の予防又は治療方法が提供される。ケラタン硫酸の合成阻害作用若しくはケラタン硫酸の生理活性阻害作用を有する化合物又はその塩を細胞死などが生じた神経細胞損傷部位に投与することで、投与部位においてケラタン硫酸の合成が阻害され又は生理活性が阻害され、結果としてグリア性瘢痕の形成が抑制されて、神経軸索の伸長性が確保又は回復され、神経細胞死等によって生じる神経障害が予防、改善され、又は治癒する。
本発明の抗体、本発明のポリヌクレオチド若しくはその一部、又は本発明のポリヌクレオチド若しくはその一部に実質的に相補的な塩基配列を有するポリヌクレオチドを用いることにより、ヒト又は動物(例えば、ラット、マウス、モルモット、ウサギ、トリ、ヒツジ、ブタ、ウシ、ウマ、ネコ、イヌ、サル、チンパンジーなど)において神経細胞損傷後に神経障害が生じるか否か又は神経障害が生じやすいか否かの診断が可能となる。本発明のタンパク質(GlcNAc6ST-1活性を有するタンパク質)、本発明のポリヌクレオチドは、脳など神経が損傷を受けた部位においてグリア性瘢痕が形成されるとき、すなわち、ケラタン硫酸の生合成が引き起こされて反応性アストロサイト細胞の凝集が観察されるようなときにおいて発現される。したがって、これらは、グリア性瘢痕の形成マーカーとして用いることができ、神経の損傷部位において神経細胞再生後に神経障害が後遺症として残るかどうかの診断や神経障害の重症度の判定等を予測するためのマーカーとして用いることができる。
ケラタン硫酸は、神経障害の予防又は治療のための薬剤のスクリーニングに用いることができる。したがって、ケラタン硫酸を用いるスクリーニング方法及びケラタン硫酸を含むスクリーニングキットが提供される。例えば、ケラタン硫酸に対して種々の試験化合物を添加して、細胞外マトリックスの形成の程度を測定することで、ケラタン硫酸の生理活性を阻害する化合物やケラタン硫酸を分解するタンパク質を取得することができる。
本発明は、本発明のDNAが不活性化された非ヒト哺乳動物胚幹細胞及び本発明のDNA発現不全非ヒト哺乳動物であって、該DNAがレポーター遺伝子(例、大腸菌由来のβ−ガラクトシダーゼ遺伝子)を導入することにより不活性化され、該レポーター遺伝子が本発明のDNAに対するプロモーターの制御下で発現しうる非ヒト哺乳動物を包含している。このノックアウト動物に、試験化合物を投与し、レポーター遺伝子の発現を検出することを特徴とする本発明のDNAに対するプロモーター活性を阻害する化合物又はその塩のスクリーニング方法を実施することができる。
ケラタン硫酸には、ケラタン硫酸を特異的に認識するモノクローナル抗体(ビオチン結合抗ケラタン硫酸抗体5D4,生化学工業株式会社製)を用い、コンドロイチン硫酸には、マウス抗コンドロイチン硫酸モノクローナル抗体(CS−56、SIGMA)を用い、アストロサイト細胞には(Cy3結合抗グリア繊維性酸性タンパク質、SIGMA)を用い、コラーゲンIには、ウサギ抗コラーゲンIポリクローナル抗体、CHEMICON)を用いた。
BrdU(SIGMA)を水に溶解して10mg/mlの水溶液を調製した。上記ノックアウトマウス及び野生型マウスに対して損傷付与後直ちに、そして、その後は、六日間以上にわたって毎日合計7回、50μg/g体重でBrdUを腹腔内に注射した。マウスは、損傷付与後から2日、4日、7日、10日及び14日後にと殺した。切片は上記と同様に調製し、スライドガラスにマウントした。BrdU染色にあたり、切片をPBSで洗浄し、その後2NHCl浴で45分間変性させた。さらに切片を、0.1Mホウ酸ナトリウムで中和し、PBSで洗浄した。その後、スライドグラスを1%BSA及び10%ヤギ血清(10%)を含む0.1M PBSで30分間ブロックし、マウス抗BrdU抗体(1/100、LAB VISION)と一晩インキュベートした。次の日、スライドを洗浄し、二次抗体(FITCヤギ抗マウスIgG抗体、1/100、SIGMA)とインキュベートした。インキュベート後は、上記と同様にして洗浄し、観察した。
図2及び3には、ケラタン硫酸及びコンドロイチン硫酸の発現を抗体で検出した損傷部位の切片の画像を示す。図2に示すように、野生型マウスでは損傷付与から4日後、7日後及び10日後のいずれの段階においてもケラタン硫酸が発現していたのに対し、ノックアウトマウスでは、全く発現していなかった。また、図3に示すように、コンドロイチン硫酸は、損傷付与後7日後、野生型マウスでは損傷部位に集中して発現していのに対し、ノックアウトマウスでは野生型に比べてやや分散して損傷部位近傍に発現していた。
図4〜図6には、それぞれ損傷付与から2日後、7日後及び10日後にアストロサイト細胞の発現をGFAP抗体により検出した損傷部位の切片画像を示す。また、図7には、損傷付与から10日後に、アストロサイト細胞の発現をGFAP抗体とBrdUとにより検出するとともに両者を合成した損傷部位の切片画像を示す。図4に示すように、損傷付与後から2日後、いずれのマウスにおいても、アストロサイト細胞が損傷部位の周囲に同等程度に発現していた。さらに、図5に示すように、7日後では、野生型マウスでは、アストロサイト細胞が損傷部位の中心に集合する傾向が観察されたが、ノックアウトマウスでは、そのような傾向は認められなかった。さらに、図6に示すように、10日後では、野生型マウスでは、アストロサイト細胞の損傷部位への集中傾向がより強く発現していたのに対し、ノックアウトマウスではそのような傾向は全く認められなかった。
図8及び図9には、それぞれ、損傷付与から10日後及び14日後のコラーゲンの発現を抗コラーゲン抗体により検出した損傷部位の切片画像を示す。コラーゲンは、瘢痕形成のマーカーであり、細胞外マトリックスの構成要素であるコラーゲンIの検出により瘢痕の形成状況を確認した。図8及び図9に示すように、いずれの時期においても、野生型マウスでは、損傷部位に集中的にコラーゲンIを強く発現するのに対して、ノックアウトマウスでは、損傷部位特異的なコラーゲンIの発現は認められなかった。
Claims (21)
- ケラタン硫酸の合成阻害作用を有する化合物又はその塩を含有する、神経障害の予防・治療剤
- 前記化合物は、N-アセチルグルコサミン6-O-硫酸転移酵素の酵素活性阻害作用を有する化合物である、請求項1に記載の予防・治療剤。
- 前記化合物は、配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質又は部分ペプチドの活性を阻害する化合物である、請求項2に記載の予防・治療剤。
- 前記化合物は、N-アセチルグルコサミン6-O-硫酸転移酵素をコードする遺伝子の発現抑制作用を有する化合物又はその塩を含有する、請求項1に記載の予防・治療剤。
- 前記化合物は、配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質をコードする遺伝子の発現を阻害する化合物である、請求項4に記載の予防・治療剤。
- 前記化合物は、配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質又はその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドの塩基配列に相補的若しくは実質的に相補的な塩基配列又はその一部を含有するアンチセンスヌクレオチドである、請求項4に記載の予防・治療剤。
- ケラタン硫酸の生理活性阻害作用を有する化合物又はその塩を含有する、神経障害の予防・治療剤。
- 前記化合物は、ケラタン硫酸分解酵素活性を有するタンパク質である、請求項7に記載の予防・治療剤。
- 前記化合物は、ケラタン硫酸に対する抗体である、請求項7に記載の予防・治療剤。
- 前記神経障害は、脊髄損傷、脳損傷、脳卒中、頭部損傷、脳梗塞、脳出血、脳虚血、クモ膜下出血、動脈瘤出血、心筋梗塞、低酸素症、無酸素症及び神経変性疾患から選択される疾患又は事象によって引き起こされる神経障害である、請求項1〜9のいずれかに記載の神経障害の予防・治療剤。
- 配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくはは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質又はその部分ペプチドに対する抗体を含有する、神経障害の診断用剤。
- 配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質又はその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有する、神経障害の診断用剤。
- 配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質又はその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドの塩基配列に相補的若しくは実質的に相補的な塩基配列又はその一部を含有するアンチセンスヌクレオチドを含有する、神経障害の診断用剤。
- ケラタン硫酸を用いる、神経障害の予防・治療剤のスクリーニング方法。
- ケラタン硫酸を含む、神経障害の予防・治療剤のスクリーニングキット。
- 配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質若しくはその部分ペプチドを用いる、神経障害の予防・治療剤のスクリーニング方法。
- 配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質若しくはその部分ペプチドを含有する、神経障害の予防・治療剤のスクリーニングキット。
- 配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質又はその部分ペプチドコードするポリヌクレオチドを用いる、神経障害の予防・治療剤のスクリーニング方法。
- 配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質又はその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有する、神経障害の予防・治療剤のスクリーニングキット。
- ケラタン硫酸の合成阻害作用若しくはケラタン硫酸の生理活性阻害作用を有する化合物又はその塩を投与する工程を備える、神経障害の予防・治療方法。
- 配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質若しくはその部分ペプチド又はその塩の活性を阻害する化合物又はその塩、あるいは、前記タンパク質をコードする遺伝子の発現を阻害する化合物又はその塩を投与する工程を備える、神経障害の予防・治療方法。
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