JP2006290409A - 箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】一対の内フラップと差し込みフラップ片を備える外フラップによって開口部を安定したロック状態で閉塞でき、且つロック状態をスムーズに開放できる箱を提供する。
【解決手段】上端の開口部17の一方の対向する2辺18に連設する内フラップ13を内側に折り曲げ、他方の対向する2辺の一方の辺19aに連設する外フラップ15を折り重ね、差込みフラップ片14を他方の辺19bの内側に差し込んで開口部17を閉塞する箱であって、差込み折曲げ線20の両端部分に形成した切込み21に、内フラップ13の基端部分13aを係止することによるロック機構が設けられ、外フラップ15の両端部分には、差込み折曲げ線20よりも突出する突片22が形成され、差込みフラップ片14が差し込まれる他方の辺19bには、突片22と対応する両端部分に指掛け案内切り欠き23が設けられていて、開口部17を開放する際に突片22を指掛け係止片として機能させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、4角形の開口部に連設するフラップ片により、開口部を閉塞する箱に関する。
例えば、化粧品類、薬品類、菓子類、文房具類や、その他の日用品等を包装する包装箱として、6面体の箱が多用されている。箱を6面体形状に組み立てる場合、4方を囲む側壁部によって、上下の端面が開口する断面4角形の筒状体を組み立てた後、側壁部の上縁や下縁に連設した内フラップや外フラップを折り曲げて、4角形の開口部を閉塞する。
箱を6面体形状に組み立てる場合、厚紙やプラスチックなどの弾性を有している材料を用いると、折曲げ線に沿って折り曲げて立体形状に組み立てられた箱体の各面は湾曲しがちになる。そのような箱は、差込みフラップ片を単に開口部の内側に差し込んで底面部又は上面部を形成しても、材料の弾性によって差込みフラップ片が開口部の内側から抜け出やすくなる。このような差込みフラップ片の抜け出しを防止することを目的として、例えば差込みフラップ片の外フラップからの折曲げ線の両端部分に係止用の切込みを形成し、この切込みに、内フラップの基端部分を係止することによるロック機構が設けられる(例えば、特許文献1参照)。
6面体形状に組み立てられた箱は、その上面部を開閉して収容物の出し入れを行う必要があることから、開封を容易にすることを特に考慮したロック機構も開発されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−42632号公報
特許文献1のロック機構は、差込みフラップ片の両端部分における、外フラップからの折曲げ線の近傍に、内フラップ片の側縁基端部分を係止するための内側に突出する突起を各々設けておき、差込みフラップ片を4角形の開口部の内側に差し込んで当該開口部を閉塞する際に、先行して折り曲げられた内フラップ片の側縁基端部分を、これの撓みによって突起を乗り越えさせつつ当該突起に係止させるものである。しかしながら、特許文献1のロック機構では、箱の開封は容易になる一方で、突起を高くして形成することが困難なため、係止力が劣ることになり、また材料であるプラスチックの弾性によって各面が湾曲しがちになる箱を、開口部を閉塞させた状態で安定してロックすることができない場合がある。さらに、例えば差込みフラップ片が差し込まれる開口部の辺の幅が10〜25mm程度の小型の箱の場合、内フラップ片の側縁基端部分を開封容易に係止するのに十分な幅の突起を設けることが困難である。
本発明は、4角形の開口部を一対の内フラップと、差し込みフラップ片を備える外フラップとによって確実且つ安定したロック状態で閉塞することができると共に、ロック状態をスムーズに開放して収容物の出し入れを容易に行うことを可能にし、且つ差込みフラップ片が差し込まれる辺の幅が小さい場合でも、開口部をスムーズに開閉できる箱を提供することを目的とする。
本発明は切り抜き形成されたシートを組み立てて構成する箱において、4角形の開口部の周縁の一方の対向する2辺に連設する内フラップを各々内側に折り曲げ、他方の対向する2辺のいずれか一方の辺に連設し差込みフラップ片を備える外フラップを前記内フラップに折り重ねると共に、前記差込みフラップ片を前記他方の対向する2辺のうちの外フラップを連設しない他方の辺と前記折り曲げた内フラップとの間である前記開口部の内側に差し込んで係止することにより前記開口部を閉塞し、前記差込みフラップ片と前記外フラップとを連設する折曲げ線の両端部分に形成した切込みに、前記内フラップの基端部分を係止することで開口部の閉塞を維持するロック機構が設けられており、前記折曲げ線が、前記切込みよりも前記外フラップを連設する一方の辺の側に配置され、前記外フラップの両端部分に前記折曲げ線より前記差込フラップの側に突出する突片が形成され、前記差込みフラップ片が差し込まれる前記開口部の他方の辺には、少なくとも一方の突片と対応する部分に指掛け案内切り欠きが設けられている箱を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の箱によれば、4角形の開口部を一対の内フラップと、差し込みフラップ片を備える外フラップとによって確実且つ安定したロック状態で閉塞することができると共に、ロック状態をスムーズに開放して収容物の出し入れを容易に行うことを可能にし、且つ差込みフラップ片が差し込まれる辺の幅が小さい場合でも、開口部をスムーズに開閉することができる。
本発明の好ましい一実施形態である箱10は、図1(a),(b)及び図2に示すように、所定の形状に切り抜き形成されたプラスチックシート11を折り曲げて立体形状に組み立てることにより、収容物として例えば細長い形状の化粧品類を収容する、小型で縦長の包装箱として用いられる。また、前方側壁部12aと、一対の側方側壁部12bと、後方側壁部12cとによって4方を囲まれる、断面4角形の筒状体における上面部及び底面部の4角形の開口部17を、後述する一対の内フラップ13と、差し込みフラップ片14を備える外フラップ15とにより閉塞して、6面体形状として例えば幅Bが10〜25mm、奥行きLが10〜25mm、高さHが50〜150mm程度の大きさの、細長い縦長の直方体形状に形成される。
そして、本実施形態の箱10は、プラスチックからなり、例えば上面部における4角形の開口部17の周縁の一方の対向する2辺(側方側壁部12bの上辺)18に連設する内フラップ13を各々内側に折り曲げ、他方の対向する2辺19a、19bのいずれか一方の辺(後方側壁部12cの上辺)19aに連設する、差込みフラップ片14を備える外フラップ15を折り重ねると共に、差込みフラップ片14を他方の対向する2辺19a,19bのうちの他方の辺(前方側壁部12aの上辺)19bと折り曲げた内フラップ13との間の開口部17の内側に差し込んで係止することにより、開口部17を閉塞するプラスチック製の包装箱である。
また、差込みフラップ片14の外フラップ15からの折曲げ線(差込み折曲げ線)20の両端部分に形成した切込み21に、内フラップ13の基端部分13aを係止することによるロック機構が設けられている。さらに、折曲げ線20は、切込み21よりも外フラップ15が連設する一方の辺19aの側に配置されることにより、外フラップ15の両端部分には、折曲げ線20よりも他方の辺19bの側に突出する突片22が形成され、差込みフラップ片14が差し込まれる他方の辺19bには、少なくとも一方の突片22(本実施形態では両側の突片22)と対応する一端部分(本実施形態では両端部分)に、指掛け案内切り欠き23が設けられていて、開口部17を開放する際に突片22を指掛け係止片として機能させるようになっている。
本実施形態の箱10を形成するためのプラスチックシート11は、プラスチックとして例えばポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等からなる、好ましくは0.3〜0.5mm、更に好ましくは0.35〜0.45mmの厚さを備える薄板状のシート材料であって、側縁部を把持して片持ち状に水平に延設させた場合でも、折れ曲がることなく滑らかに湾曲した状態を容易に保持できる程度の保形剛性及び弾性を備えると共に、手の力で容易に折り曲げることができる程度の変形性を備えている。
また、プラスチックシート11は、図2に示すように、箱10を展開した形状となるように金型などを用いて切り抜いて形成されると共に、例えば半切れ線や罫線からなる折曲げ線25,26や、全切れ線からなる切込み21等が適宜の位置に設けられていて、細長い6面体形状に組み立てる作業を容易に行うことができるようになっている。すなわち、例えば縦長の長方形の後方側壁部12cの両側には、縦方向折曲げ線25を介して縦長の長方形の側方側壁部12bが各々連設しており、一方の側方側壁部12bの側方には、縦方向折曲げ線25を介して縦長の長方形の前方側壁部12aが連設している。また前方側壁部12aの側方には、縦方向折曲げ線25を介して縦長帯状の接合片16が連設している。さらに、各側方側壁部12bの上方及び下方には、横方向折曲げ線26を介して内フラップ13が各々連設していると共に、後方側壁部12cの上方、及び前方側壁部12aの下方には、横方向折曲げ線26を介して差込みフラップ片14を備える外フラップ15が各々連設している。
さらに、本実施形態では、外フラップ15と差込みフラップ片14とを連設させる差込み折曲げ線20は、横方向折曲げ線26からの間隔L’が、箱10の奥行きLに相当する側方側壁部12bの幅よりも例えば1.0〜2.0mm程度短くなるように配置されて、後方側壁部12c側に食い込んで設けられている。一方、差込み折曲げ線20の両端部分に形成される切込み21は、斜めに延設する切込み部分を介して差込み折曲げ線20と接続すると共に、横方向折曲げ線26からの間隔が、箱10の奥行きLに相当する長さとなるように配置されて、例えば3〜5mm程度の長さで切り込まれている。
これによって、差込み折曲げ線20は、切込み21よりも外フラップ15が連設する一方の辺19aの側に配置されることになる。また、箱10を組み立てて差込みフラップ片14を外フラップ15に対して略垂直に折り曲げた際に、外フラップ15の両端部分には、折曲げ線20よりも開口部17の他方の辺19bの側に例えば1.0〜2.0mm程度の突出長さで突出する突片22が、好ましくは前方側壁部12aの延長面からから突出することなく各々形成されることになる。さらに、開口部17を内フラップ13及び外フラップ15により閉塞してロックする際に(図1(a),(b)参照)、切込み21により外フラップ15から切り離された差込みフラップ片14の両端部分が内フラップ13の基端部分13aの下方に各々スムーズに入り込むことが可能になり、十分な係止幅を確保して、より安定したロック状態を得ることが可能になる。
また、本実施形態では、内フラップ13の基端部分13aは、その側縁が開口部17の他方の辺19bに近接して配置される幅広部分として設けられている。この基端部分13aは、内フラップ13及び差込みフラップ片14を弾性変形させつつ切込み21に差し込まれるようにして係止され、切込み21と共に強固且つ安定したロック機構を形成することになる。
さらに、本実施形態では、差込みフラップ片14が差し込まれる開口部17の他方の辺19bの両端部分に設けられる指掛け案内切り欠き23は、当該他方の辺19bから下方に向けて前方側壁部12aの上縁部分を例えば4半円状に切り欠くことによって、上端部分の幅が、縦方向折曲げ線25による側方側壁部12bとの接続稜線24から、差込み折曲げ線20の両端部分に形成される切込み21の長さと略同様の例えば3〜5mm程度の幅となるように設けられている。このように、切込み21によって形成された突片22が設けられる位置と対応させて、他方の辺19bの両端部分に指掛け案内切り欠き23が設けられていることにより、この指掛け案内切り欠き23に案内させて、好ましくは前方側壁部12aの延長面からから突出することなく設けられた突片22に指を掛け易くして、当該突片22を、開口部17を開放する際の指掛け係止片として効果的に機能させることが可能になる。
そして、上述のように形成されたプラスチックシート11を用いて箱10を組み立てるには、例えば、まず各縦方向折曲げ線25を略90度折り曲げ、一方の側方側壁部12bの側縁部に沿って接合片16を接着剤や熱融着等を介して接合することにより、前方側壁部12aと、一対の側方側壁部12bと、後方側壁部12cとによって4方を囲まれる、断面4角形の筒状体を形成する。しかる後に、かかる筒状体の底面部を、当該底面部における4角形の開口部(図示せず。)の周縁の一方の対向する2辺(側方側壁部12bの下辺)に連設する内フラップ13を各々内側に折り曲げ、他方の対向する2辺のいずれか一方の辺(前方側壁部12aの下辺)に連設する、差込みフラップ片14を備える外フラップ15を折り重ねる。さらに、差し込みフラップ片14を開口部の内側に差し込んで開口部を閉塞すると共に、差込み折曲げ線20の両端部分に形成した切込み21に、内フラップ13の基端部分13aを係止することによって、閉塞状態を強固且つ安定した状態でロックする。
箱10の底面部を閉塞したら、上面部の開口部17から内部に化粧品類等の収容物を収容すると共に、必要に応じて例えば説明書きや装飾を施した紙片等を内側面に沿って挿入配置した後に、底面部と同様にして上面部を閉塞する。すなわち、当該上面部における4角形の開口部17の周縁の一方の対向する2辺(側方側壁部12bの上辺)18に連設する内フラップ13を各々内側に折り曲げ、他方の対向する2辺19a,19bの一方である後方側壁部12cの上辺19aに連設する、差し込みフラップ片14を備える外フラップ15を内フラップ13上に折り重ねる。さらに、差し込みフラップ片14を開口部17の内側の前方側壁部12aと内フラップ13の側縁との間に差し込んで開口部17を閉塞すると共に、差込み折曲げ線20の両端部分に形成した切込み21に、内フラップ13の基端部分13aを係止することによって、閉塞状態を強固且つ安定した状態でロックする。
そして、本実施形態の箱10によれば、上述のように、差込み折曲げ線20の両端部分に形成した切込み21に内フラップ13の基端部分13aを係止することによって、開口部17の閉塞状態を強固且つ安定した状態でロックすることが可能になると共に、閉塞された上面部の開口部17のロック状態をスムーズに開放して、収容物の出し入れを容易に行うことができる。すなわち、本実施形態によれば、差込み折曲げ線20は、切込み21よりも外フラップ15が連設する一方の辺19aの側に配置されることにより、外フラップ15の両端部分には、差込み折曲げ線20よりも他方の辺19bの側に突出する突片22が形成され、且つ差込みフラップ片14が差し込まれる他方の辺19bには、突片22と対応する両端部分に指掛け案内切り欠き23が設けられていることにより、開口部17を開放する際に突片22を指掛け係止片として機能させることができるようになっている。
したがって、開口部17の内側から差し込みフラップ片14を引き上げ、内フラップ13及び差込みフラップ片14の弾性によってこれらを撓ませつつ、切込み21と内フラップ13の基端部分13aとの係止状態を解除する際に、例えば指を前方側壁部12aに沿って上方にスライド移動させて、少なくとも一方の指掛け案内切り欠き23を介して少なくとも一方の突片22に指先をスムーズに引っ掛けさせることにより、開口操作を容易に行うことが可能になる。また一方の突片22のみに指先を引っ掛けて開口操作を行うことにより、ロック機構の片側にだけ開放のための応力を効率良く集中させることが可能になり、これによってロック状態の解除のための大きな力を要することなく、また差込み折曲げ線20の両端部に設けた切込み21が破れたり欠損するのを回避しつつ、容易に上面部の開口部17を開封させて、収容物の出し入れを行うことが可能になる。
さらに、本実施形態によれば、差込みフラップ片14が差し込まれる開口部17の他方の辺19bの両端部分に設けられる指掛け案内切り欠き23は、縦方向折曲げ線25による側方側壁部12bとの接続稜線24を切り込んで形成されている。これによって、差込み折曲げ線20の両端部分の切込み21に係止される内フラップ13の基端部分13aが接続する、側方側壁部12bの上端部は、前方側壁部12aと連続することなく指掛け案内切り欠き23の存在によって片持ち状態となっていて、外側に広がるように変形し易くなっている。したがって、突片22に指先を引っ掛けて差込みフラップ片14を上方に引き上げる際に、側方側壁部12bの上端と共に内フラップ13の基端部分13aが外側に広がるように変位することによって、ロック状態をさらにスムーズに解除することが可能になる。
さらにまた、本実施形態によれば、差込みフラップ片14が差し込まれる他方の辺の幅19bは10〜25mm程度と狭小になっていて、差込みフラップ片14と前方側壁部12aとの間に指を差し込むことは困難であり、またロック状態の解除のための専用の突起等を設けることは幅が狭すぎて困難であるが、開口部17を閉塞するロック機構を構成する切込み21によって形成される突片22を、指掛け係止片としてそのまま利用することができるので、差込みフラップ片14が差し込まれる辺19bの幅が小さい場合でも、開口部17のスムーズな開閉を容易に行うことが可能になる。
図3及び図4は、本発明の好ましい他の実施形態に係る箱10’を示すものである。図3及び図4に示す箱10’は、上記実施形態の箱10’と略同様の構成を備える一方で、差込みフラップ片14が差し込まれる開口部17の他方の辺19bに設けられる指掛け案内切り欠き23’は、両端部分に設けられた4半円状のものではなく、他方の辺19bから平行に例えば1.0〜2.0mm程度離れた切断線27に沿って両側の縦方向折曲げ線25の間を切り欠くことによって形成された、差込みフラップ片14が差し込まれる他方の辺19bの全長に亘って連続する帯状の切り欠きとなっている。
そして、図3及び図4に示す箱10’によっても、差込み折曲げ線20よりも他方の辺19bの側に突出して外フラップ15の両端部分に形成された突片22の少なくとも一方に、指掛け案内切り欠き23’を介して指先をスムーズに引っ掛けさせることによって、突片22を指掛け係止片として機能させることが可能になり、これによって上記実施形態の箱10と同様の作用効果が奏されることになる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば本発明の箱は、化粧品類に限定されることなく、薬品類、菓子類、文房具類や、その他の日用品等を包装する包装箱として用いることができる。箱に用いる材料が上記各実施形態の如きプラスチックであるプラスチック箱において本発明は最も効果を発揮するが、これに限定されるものではなく、紙箱でもよい。特に弾性の大きな厚紙を用いた箱で好ましく用いることができる。
また、細長い形状の収容物を収容する、フラップ片が差し込まれる辺の幅が小さな細長い形状の箱である必要は必ずしもなく、収容される収容物の大きさ、形状に適した、種々の形状の箱として用いることができる。さらに、フラップ片が差し込まれる辺の端部に設けられる指掛け案内切り欠きは、4半円状の他、3角形状、矩形状等、種々の形状に形成することができる。さらにまた、指掛け案内切り欠きは、両端部分に形成された突片に対応させて、両端部分に設ける必要は必ずしもなく、一方の端部にのみに設けて一方の突片に指先を引っ掛け易くすることもできる。
また、指掛け案内切り欠きの縁部は、前方側壁部と側方側壁部との接続稜線に沿って切り込まれている必要は必ずしもなく、接続稜線から前方側壁部側や側方側壁部側にずれた位置に切り込まれていてもよい。さらに、箱の上面部のみならず底面部も指掛け案内切り欠きを設けて、突片によって易開封可能な構造とすることもでき、箱は、矩形のみならず、台形、正方形等のその他の4角形の断面形状や開口部を備えるものであっても良い。
(a),(b)は、本発明の好ましい一実施形態に係る箱の構成を説明する、上面部の開口部を閉塞する状況を示す要部斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る箱を構成するプラスチックシートの展開形状を示す平面図である。 本発明の好ましい他の実施形態に係る箱の構成を説明する、上面部の開口部を閉塞した状態の要部斜視図である。 本発明の好ましい他の実施形態に係る箱を構成するプラスチックシートの展開形状を示す平面図である。
符号の説明
10,10’ 箱
11 プラスチックシート
12a 前方側壁部
12b 側方側壁部
12c 後方側壁部
13 内フラップ
13a 内フラップの基端部分
14 差し込みフラップ片
15 外フラップ
16 接合片
17 4角形の開口部
18 開口部の周縁の一方の対向する2辺
19a 開口部の周縁の他方の対向する2辺の一方の辺
19b 開口部の周縁の他方の対向する2辺の他方の辺
20 差込み折曲げ線(折曲げ線)
21 切込み
22 突片
23,23’ 指掛け案内切り欠き
24 前方側壁部と側方側壁部との接続稜線
25 縦方向折曲げ線
26 横方向折曲げ線
27 他方の辺と平行な切断線

Claims (5)

  1. 4角形の開口部の周縁の一方の対向する2辺に連設する内フラップを各々内側に折り曲げ、他方の対向する2辺のいずれか一方の辺に連設し差込みフラップ片を備える外フラップを前記内フラップに折り重ねると共に、前記差込みフラップ片を前記他方の対向する2辺のうちの外フラップを連設しない他方の辺と前記折り曲げた内フラップとの間である前記開口部の内側に差し込んで係止することにより前記開口部を閉塞する、シートを組み立てて構成する四角柱状の箱であって、
    前記差込みフラップ片と前記外フラップとを連設する折曲げ線の両端部分に形成した切込みに、前記内フラップの基端部分を係止することで開口部の閉塞を維持するロック機構が設けられており、
    前記折曲げ線が、前記切込みよりも前記外フラップを連設する一方の辺の側に配置され、前記外フラップの両端部分に前記折曲げ線より前記差込フラップの側に突出する突片が形成され、
    前記差込みフラップ片が差し込まれる前記開口部の他方の辺には、少なくとも一方の突片と対応する部分に指掛け案内切り欠きが設けられている箱。
  2. 前記差込みフラップ片が差し込まれる他方の辺の幅は10〜25mmである請求項1記載の箱。
  3. 前記指掛け案内切り欠きは、前記差込みフラップ片が差し込まれる他方の辺の両端部分に設けられる請求項1又は2に記載の箱。
  4. 前記指掛け案内切り欠きは、前記差込みフラップ片が差し込まれる他方の辺の全長に亘って連続形成される請求項1又は2に記載の箱。
  5. 前記シートがプラスチックで構成された請求項1〜4に記載の箱
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