JP2006289668A - 樹脂射出成形装置及び筒状樹脂部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】スライドコアの抜き勾配を極力小さくすることができる樹脂射出成形装置を提供する。
【解決手段】スライドコア12が、抜き方向で順勾配となる第1コア部13と、抜き方向で逆勾配となる第2コア部14とから構成されているため、スライドコア12自体には抜き勾配がなくても、第1コア部13を最初に抜くことにより、筒状樹脂部品3の空洞10内面との間に隙間Dが生じ、その後、第2コア部14も一緒に、スライドコア12全体を容易に抜き出すことができる。スライドコア12に従来のような角度の抜き勾配を形成する必要がないため、製造された筒状樹脂部品3の肉厚は均一になる。第1コア部13と第2コア部14とが、T形スロットとT形溝で係合しているため、第1コア部13を抜き方向S2へスライドさせれば、第1コア部13だけが先行してスライドした後、第2コア部14が第1コア部13に従動してスライドする。
【選択図】図5

Description

本発明は、筒状樹脂部品を成形するための樹脂射出成形装置及び筒状樹脂部品に関するものである。
自動車のインストルメントパネルの内部には、射出成形された筒状樹脂部品であるクロスカービームが車幅方向に沿って配置されている。このクロスカービームは、車体の強度部材としてだけでなく、内部の空洞を利用した空調用のダクトとしても利用される(例えば、特許文献1参照)。
クロスカービームのような筒状樹脂部品は射出成形装置により製造される。例えば、上下一対の成形型で筒状樹脂部品の外形を規定するキャビティ空間を形成し、そのキャビティ空間内に、筒状樹脂部品の空洞を規定する棒状のスライドコアを水平方向に突出させる。そして、スライドコアの外側のキャビティ空間内に樹脂材料を射出して筒状樹脂部品を成形した後、スライドコアを筒状樹脂部品から抜き出し、型開きして筒状樹脂部品を取り出す。筒状樹脂部品にはスライドコアを抜き出した後に空洞が貫通状態で形成されている。
スライドコアには筒状樹脂部品からの抜き出しを可能にするため、抜き方向において2〜3度の抜き勾配が形成されている。つまり、抜く方向が太いテーパー状になっている。従って、筒状樹脂部品内の空洞もスライドコアに相応したテーパー状になっている。これに対して、筒状樹脂部品の外面はストレート状の筒表面であるため、筒状樹脂部品の肉厚は抜き方向に向けて厚さが薄くなっている。
特開2004−1687号公報
しかしながら、このような従来の技術にあっては、筒状樹脂部品の肉厚が不均一になるため、射出成形時の冷却速度が異なり、装置の制御が面倒である。また、強度も不均一となり、弱い部分に応力が集中するため、補強が必要となる。
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、スライドコアの抜き勾配を極力小さくすることができる樹脂射出成形装置及び筒状樹脂部品を提供するものである。
請求項1記載の発明は、筒状樹脂部品の外形規定用のキャビティ空間を形成自在な一対の成形型と、筒状樹脂部品の空洞規定用で且つキャビティ空間内へ空洞の長手方向に合致したスライド方向に沿って突出自在なスライドコアを備え、スライドコアをキャビティ空間内に突出させた状態で該スライドコアの外側のキャビティ空間内に樹脂材料を射出して筒状樹脂部品を成形すると共に、成形後に筒状樹脂部品からスライドコアを抜き出す樹脂射出成形装置であって、前記スライドコアが、スライド方向に直交する方向で複数に分割された、抜き方向で順勾配となる第1コア部と、抜き方向で逆勾配となる第2コア部とから構成されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、第1コア部と第2コア部の互いに摺動自在な分割面に、摺動状態を維持したまま両者間のスライド方向での相対的移動量を所定の範囲に規制する係合連結部を形成し、第1コア部をスライド方向に可動させ、第2コア部を第1コア部に従動させたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、成形型からスライド方向に直交する方向で突出して筒状樹脂部品に開口を形成するための突出ピンを形成したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、突出ピンが筒状樹脂部品の空洞部分まで突出して、該突出ピンの側面に第1コア部又は第2コア部の先端が当接すると共に、該突出ピンの側面と第1コア部又は第2コア部の先端との間に係合保持部を形成したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、スライドコアの外側のキャビティ空間内に、予め成形された樹脂製又は非樹脂製の成形品をインサートした状態で樹脂材料を射出することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記樹脂射出成形装置を使用して製造された筒状樹脂部品である。
請求項1記載の発明によれば、スライドコアが、抜き方向で順勾配となる第1コア部と、抜き方向で逆勾配となる第2コア部とから構成されているため、スライドコア自体には抜き勾配がなくても、第1コア部を最初に抜くことにより、筒状樹脂部品の空洞内面との間に隙間が生じ、その後、第2コア部も一緒に、スライドコア全体を容易に抜き出すことができる。スライドコアに従来のような角度の抜き勾配を形成する必要がないため、製造された筒状樹脂部品の肉厚は均一になる。
請求項2記載の発明によれば、第1コア部と第2コア部とが、摺動状態を維持したまま、相対的に移動する量が制限されているため、第1コア部を抜き方向へスライドコアさせれば、第1コア部だけが先行してスライドした後、第2コア部が第1コア部に従動してスライドする。従って、最初に空洞内面との間に隙間を形成することができ、その後にスライドコア全体を抜き出すことができる。また、スライドコアを突出させる場合も、第1コア部を突出させるだけで、スライドコア全体を突出させることができる。
請求項3記載の発明によれば、筒状樹脂部品に空調エアーの吹出口等として利用できる開口を形成することができる。
請求項4記載の発明によれば、空洞部分まで突出する突出ピンの側面に、第1コア部又は第2コア部の先端が係合するため、スライドコアが射出成形時の樹脂材料の充填流動圧力を受けても、傾いたり位置ずれを起こしたりすることはない。
請求項5記載の発明によれば、予め成形された成形品をインサートした筒状樹脂部品を得ることができる。
請求項6記載の発明によれば、前述の樹脂射出成形装置で製造された筒状樹脂部品であるため、肉厚が均一で、あらゆる分野に利用することができる。
スライドコアの抜き勾配を極力小さくすることができる樹脂射出成形装置を提供するという目的を、筒状樹脂部品の外形規定用のキャビティ空間を形成自在な一対の成形型と、筒状樹脂部品の空洞規定用で且つキャビティ空間内へ空洞の長手方向に合致したスライド方向に沿って突出自在なスライドコアを備え、スライドコアをキャビティ空間内に突出させた状態で該スライドコアの外側のキャビティ空間内に樹脂材料を射出して筒状樹脂部品を成形すると共に、成形後に筒状樹脂部品からスライドコアを抜き出す樹脂射出成形装置であって、前記スライドコアが、スライド方向に直交する方向で複数に分割された、抜き方向で順勾配となる第1コア部と、抜き方向で逆勾配となる第2コア部とから構成されたことで、実現した。以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図9は、本発明の第1実施例を示す図である。上型(成形型)1と下型(成形型)2を備え、上型1が上下に移動する。上型1と下型2との間には、型閉め時に、筒状樹脂部品3の外形に相応するキャビティ空間4が形成される。
上型1にはシリンダ5が設けられ、該シリンダ5から樹脂流路6を介してキャビティ空間4内へ樹脂材料7を射出することができる。上型1には、キャビティ空間4内へ筒状樹脂部品3の肉厚相当分だけ突出する2つの突出ピン8が設けられている。
下型2には中央に大きな1つの突出ピン9が設けられている。この突出ピン9は筒状樹脂部品3の空洞10に相当する部分までキャビティ空間4内に突出する。この突出ピン9の側面には凹部(係合保持部)9aが形成されている。下型2には、型開き時にキャビティ空間4内へ突出する複数のエジェクタピン11が設けられている。
そして、キャビティ空間4の左右両側には、キャビティ空間4の長手方向に合致したスライド方向Sに沿って移動自在なスライドコア12がそれぞれ設けられている。スライド方向Sの、一方は突出方向S1で、他方は抜き方向S2である。スライドコア12は、スライド方向Sに直交する上下方向で分割された第1コア部13と第2コア部14とから構成されている。スライドコア12の第1コア部13と第2コア部14とを合体させた全体としての外形は、略円柱形状で、抜き方向S2への抜き勾配は0〜1度の範囲に抑えられている。第2コア部14の先端には、前記突出ピン9の凹部9aに相応する凸部(係合保持部)14aが形成されている。
第1コア部13は基端部が太く、抜き方向S2で順勾配となる。第2コア部14は基端部が細く、抜き方向S2で逆勾配となる。第1コア部13の基端部はキャビティ空間4の一部を規定する移動型15に結合され、移動型15と一緒に移動する。第1コア部13は移動型15に対して上下移動自在な状態で結合されている。
第1コア部13と第2コア部14の間には、互いに摺動自在な斜めの分割面13m、14mが存在する。第1コア部13の分割面13mには、分割面13mと方向性が合致したT形スロット(係合連結部)16が形成され、第2コア部14の分割面14mには、分割面14mと方向性が合致した所定長さのT形溝(係合連結部)17が形成されている。T形スロット16がT形溝17内に係合されることにより、第1コア部13と第2コア部14の分割面13m、14m同士は摺動状態が維持され、且つT形溝17の長さの範囲内で、第2コア部14は第1コア部13に対して相対的に移動することができる。T形スロット16がT形溝17の端部に当たると、第2コア部14は、それ以上相対移動することはできず、第1コア部13と一緒に移動する。
次に、この樹脂射出成形装置により筒状樹脂部品3であるクロスカービームを製造する手順を説明する。
型閉め(図1参照):
上型1を下型2に対して型閉めして、キャビティ空間4を形成する。上方の突出ピン8と、下方の突出ピン6を、それぞれキャビティ空間4内に突出させる。次に、スライドコア12をそれぞれキャビティ空間4内に突出させる。スライドコア12は第1コア部13を突出させるだけで、第2コア部14がT形スロット16とT形溝17との係合により一緒に移動する。第2コア部14の先端の凸部14aは突出ピン9の側面の凹部9aに係合する。
樹脂充填(図4参照):
シリンダ5から樹脂流路6を介して、樹脂材料7をスライドコア12の外側のキャビティ空間4内に充填する。第2コア部14の先端の凸部14aが、突出ピン9の側面の凹部9aに係合しているため、スライドコア12が射出成形時の樹脂材料7の充填流動圧力を受けても、傾いたり位置ずれを起こしたりすることはない。
スライドコアの初期動作(図5):
キャビティ空間4内が冷却固化して筒状樹脂部品3が形成された後に、スライドコア12の第1コア部13を抜き方向S2にスライドさせる。そうすると、T形スロット16がT形溝17内で移動できる距離だけ、第1コア部13が第2コア部14に対して抜き方向S2へ相対移動する。第1コア部13が相対移動すると、第1コア部13側において、空洞10の内面との間に隙間Dが生じる。
スライドコアの抜き移動(図6):
第1コア部13と空洞10の内面との間に隙間Dが形成された後、スライドコア12全体を抜き方向S2へ移動させ、キャビティ空間4の外側に位置される。隙間Dが形成されているため、スライドコア12の円滑な引き抜きを行うことができる。突出ピン8、9も上型1及び下型2内に収納する。
型開き(図7):
次に、上型1を上に移動させて、型開きする。筒状樹脂部品3の上部には、2つの開口18が形成される。この開口18は空調エアーの吹出口として利用することができる。筒状樹脂部品3の下側には1つの開口19が形成される。この開口19は空調ユニットとの接続に利用される。
製品取り出し(図8):
最後に、エジェクタピン11を上方に突出させて、筒状樹脂部品3を下型2から外して取り出す。得られた筒状樹脂部品3は、クロスカービームとして車体の固定され、内部の空洞10は空調エアーの通路として利用される。また、空洞10の抜き勾配は0〜1度の範囲に抑えられているため、筒状樹脂部品3の肉厚は略均一である。
図10及び図11は、本発明の第2実施例を示す図である。この実施例では、キャビティ空間4の内部に、予め成形した金属製の成形品20、21をインサートして成形した。成形品20、21は、空洞10の内面を形成する筒状部20a、21aと、フランジ部20b、21bとから形成されている。得られた筒状樹脂部品27では、左右の成形品20、21のうち、運転席側に対応する右側の成形品21方が、強度を高めるために筒状部21aを長く形成している。その他の構成及び作用効果は先の実施例と同様に付き、共通する部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図12及び図13は、本発明の第3実施例を示す図である。この実施例でも、キャビティ空間22の内部に、予め成形した金属製の成形品23、24をインサートして成形した。成形品23、24は、筒状部23a、24aとフランジ部23b、24bとから形成されているが、得られた筒状樹脂部品28では、筒状部23a、24aは筒状樹脂部品28表面に外装される。従って、この実施例の上型25と下型26は先の実施例と異なり、この成形品23、24の筒状部23a、24aに関する分だけキャビティ空間22が拡大している。その他の構成及び作用効果は先の実施例と同様に付き、共通する部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
以上の各実施例では、スライド方向Sに可動させる第1コア部13を第2コア部14の上側にする例を示したが、下側にしても良い。また、スライドコア12を二分割する例を示したが、三分割以上しても良い。更に、前記突出ピン9を使用しないで、第1コア部13又は第2コア部14の先端部の一方に凹部9aに相当する凹部を形成し、他方に該凹部9aに相応する凸部を形成して、係合保持部に相当する凹部と凸部どうしを直接凹凸係合させることで、射出圧力による位置ずれを防止する先端部の位置精度の向上を図っても良い。
本発明の第1実施例に係る樹脂射出成形装置を示す断面図。 図1のスライドコアのみを示す拡大概略側面図。 図2中矢示SA−SA線に沿う断面図。 樹脂材料を射出した図1相当の断面図。 図4に示す状態から第1コア部を第2コア部に対して相対的にスライドさせた状態を示す断面図。 図5に示す状態からスライドコアの全体を抜き方向へスライドさせた状態を示す断面図。 図6に示す状態から型開きした状態を示す断面図。 図6に示す状態から筒状樹脂部品をエジェクタピンにより取り出した状態を示す断面図。 図8に示す状態から取り出した筒状樹脂部品を示す拡大断面図。 本発明の第2実施例に係る樹脂射出成形装置を示す断面図。 図10に示す状態から取り出した筒状樹脂部品を示す拡大断面図。 本発明の第3実施例に係る樹脂射出成形装置を示す断面図。 図12に示す状態から取り出した筒状樹脂部品を示す拡大断面図。
符号の説明
1、25 上型(成形型)
2、26 下型(成形型)
3、27、28 筒状樹脂部品
4、22 キャビティ空間
7 樹脂材料
8、9 突出ピン
9a 凹部(係合保持部)
10 空洞
12 スライドコア
13 第1コア部
13m 分割面
14 第2コア部
14a 凸部(係合保持部)
14m 分割面
16 T形スロット(係合連結部)
17 T形溝(係合連結部)
18、19 開口
20、21、23、24 成形品
S スライド方向
S1 突出方向
S2 抜き方向
D 隙間

Claims (6)

  1. 筒状樹脂部品(3)の外形規定用のキャビティ空間(4)を形成自在な一対の成形型(1,2)と、筒状樹脂部品(3)の空洞(10)規定用で且つキャビティ空間(4)内へ空洞(10)の長手方向に合致したスライド方向(S)に沿って突出自在なスライドコア(12)を備え、
    スライドコア(12)をキャビティ空間(4)内に突出させた状態で該スライドコア(12)の外側のキャビティ空間(4)内に樹脂材料(7)を射出して筒状樹脂部品(3)を成形すると共に、成形後に筒状樹脂部品(3)からスライドコア(12)を抜き出す樹脂射出成形装置であって、
    前記スライドコア(12)が、スライド方向(S)に直交する方向で複数に分割された、抜き方向(S2)で順勾配となる第1コア部(13)と、抜き方向(S2)で逆勾配となる第2コア部(14)とから構成されていることを特徴とする樹脂射出成形装置。
  2. 請求項1記載の樹脂射出成形装置であって、
    第1コア部(13)と第2コア部(14)の互いに摺動自在な分割面(13m,14m)に、摺動状態を維持したまま両者間のスライド方向(S)での相対的移動量を所定の範囲に規制する係合連結部(16,17)を形成し、第1コア部(13)をスライド方向(S)に可動させ、第2コア部(14)を第1コア部(13)に従動させたことを特徴とする樹脂射出成形装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の樹脂射出成形装置であって、
    成形型(1,2)からスライド方向(S)に直交する方向で突出して筒状樹脂部品(3)に開口(18,19)を形成するための突出ピン(8,9)を形成したことを特徴とする樹脂射出成形装置。
  4. 請求項3記載の樹脂射出成形装置であって、
    突出ピン(9)が筒状樹脂部品(3)の空洞(10)部分まで突出して、該突出ピン(9)の側面に第1コア部(13)又は第2コア部(14)の先端が当接すると共に、該突出ピン(9)の側面と第1コア部(13)又は第2コア部(14)の先端との間に係合保持部(9a,14a)を形成したことを特徴とする樹脂射出成形装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の樹脂射出成形装置であって、
    スライドコア(12)の外側のキャビティ空間(4)内に、予め成形された樹脂製又は非樹脂製の成形品(20,21,23,24)をインサートした状態で樹脂材料(7)を射出することを特徴とする樹脂射出成形装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の樹脂射出成形装置を使用して製造されたことを特徴とする筒状樹脂部品。
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