JP2006288603A - 全自動洗濯機 - Google Patents

全自動洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP2006288603A
JP2006288603A JP2005112252A JP2005112252A JP2006288603A JP 2006288603 A JP2006288603 A JP 2006288603A JP 2005112252 A JP2005112252 A JP 2005112252A JP 2005112252 A JP2005112252 A JP 2005112252A JP 2006288603 A JP2006288603 A JP 2006288603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing machine
inclination
water tank
washing
rotating drum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005112252A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4799894B2 (ja
Inventor
Daigo Hirahara
平原  大悟
Hitoshi Morita
仁 森田
Yasuhiro Kuge
久下  康宏
Masashi Matsumoto
松本  正士
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2005112252A priority Critical patent/JP4799894B2/ja
Publication of JP2006288603A publication Critical patent/JP2006288603A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4799894B2 publication Critical patent/JP4799894B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

【課題】 洗濯機の設置の傾きを安価に検知できるようにした傾き検知手段を利用して、使い勝手が良く、振動による騒音が少ない洗濯機を提供する。
【解決手段】 水槽に取り付けた傾き検知手段の検知出力によって、水槽内に配置されている回転ドラムの回転軸が所定の範囲内であるか否かが判定され(S11)、水槽の配置状態が異常である場合には、エラーフラグに1が代入される(S13)。洗濯機のスタートキーへの入力が有るか否かを判定し(S14)、S14の判定が有りの場合には、エラーフラグの値が1であるか否かの判定(S15)が肯定であるときに、報知音を鳴動させて使用者にその旨を報知する(S17)。したがって、回転軸のずれによる振れ回りや水槽への衝突が防止され、騒音のない品質の一層優れた安全性の高い洗濯機が得られる。
【選択図】 図6

Description

この発明は、水槽と当該水槽内に洗濯物を収容可能である回転ドラムとを有する洗濯機に関する。
従来のドラム式洗濯機は、入力された洗濯条件に基づいて給水、排水、回転ドラムの運転制御を行い、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、さらには乾燥工程を自動的に連続して実行する。なお、すすぎ工程では、すすぎの前に脱水工程の一形態としての中間脱水工程が実行される。
上記のドラム式洗濯機では、洗い工程からすすぎ工程に移行するとき、およびすすぎ工程から脱水工程に移行するときのように、中間脱水を含む脱水を実行する際、各工程の終了前に排水が行われる。そして、排水が完全に終了すると、脱水工程が実行される。すなわち、排水の完了を次工程への移行条件としている。具体的には、排水を行って、水槽内の水位が所定水位まで下がったことを水位検知手段により検知し、この時点から十分に長い所定の時間が経過した後、再度水位検知手段により水位を検知する。所定水位にて水槽内の水位が一定であることを確定するまで、回転ドラムの停止状態は継続される。その後、回転ドラムを回転させて、脱水運転を開始する。
従来から、洗濯機据え付けでの不具合の一つである設置傾きを確認するために、洗濯機の外枠上部にパラフィン油等の液体を入れた透明な容器に気泡を閉じ込めて密閉した水準器が取り付けられている。この水準器上面には、一回り大きい円とその中心の目安となる十字でできたマークが表示されており、使用者あるいは販売店員が洗濯機を据え付けたとき、前記気泡がマーク内に位置するように、洗濯機外枠(筐体)下のゴム足等の高さを調整し傾きを正している(水平を保って据え付ける)。また、特開平9−96529号公報に記載される水平位置判別装置がある。これは中心から径方向外方に向けて上がり勾配となるテーパ面上に球体を可動支持し、下方から光源でテーパ面をバックライトする。テーパ面上の球体はある傾き以上になると転がり、傾きを知ることができるものである。
これら従来の水準器は、いずれも洗濯機の設置傾きをサービスマン及び使用者が目視により傾き調整を行うためのものであった。そのため、引越しなどでサービスマンが設置せずに使用者が設置した場合や、長年の使用により振動等で設置位置がずれてしまった場合には、水準器を確認せずに略水平から傾いたままで洗濯機を使用している場合が多く見られる。傾いたまま使用していると、脱水の起動時に布片寄りにより洗濯槽が大きく振れ回り外枠に衝突しやすくなり、脱水が途中で中断されてしまう可能性がある。また洗濯槽の振動そのものも大きくなり、それにともない騒音も大きくなるという問題もある。このような事態が起こらないように、設置の傾きを目視による確認だけでなく、電気的な検知により警告などを発することが求められている。また、洗濯機の設置の傾きとは別に、脱水時における布の片寄りによる洗濯槽の振動ならびに騒音も問題となっており、洗濯槽の振動を安価に検知することが求められている。
洗濯機本体を床面に設置して運転する洗濯機において、洗濯兼脱水槽を回転自在に内包した水槽を上部を枠体により覆設した洗濯機本体に防振用懸架装置で吊り下げ、制御手段により洗濯、すすぎ、脱水の各行程を制御し、洗濯機本体の枠体に洗濯機本体の傾きを検知する水準器を有する傾き検知手段を設けることによって、洗濯機が正常に設置されているか、あるいは洗濯機の設置場所の床面の傾きが正常、あるいは異常であるかを判断することができ、異常音、異常振動あるいは製品の破損、故障を防止することが提案されている(特許文献1)。
洗濯機の外枠に取り付けられた、赤外線を透過することできる底板を有する容器に赤外線を透過することができる液体の中に気泡を閉じ込めて密閉した水準器について、その底面の略中心に反射型フォトインタラプタを上面に向けて取り付けた水準器を備えることにより、洗濯機の設置の傾斜ならびに振動の大きさを電気的に検出することが提案されている(特許文献2)。
特開平10−314493号公報(段落[0014]〜[0019]、図1) 特開2002−355493号公報(段落[0019]〜[0022]、図4)
本発明の目的は、洗濯機の設置の傾きを安価に検知できるようにした傾き検知手段を利用して、使い勝手が良く、振動による騒音が少ない洗濯機を提供することである。
上記課題を解決するため、この発明による洗濯機は、外箱内に配された水槽、前記水槽内で回転可能に支持されており且つ洗濯物が投入される回転ドラム、及び洗濯機の運転を制御する制御手段を具備し、前記水槽の傾きを検知する傾き検知手段を更に備え、前記制御手段は前記傾き検知手段の検知結果に基づいて前記洗濯機の運転を制御することを特徴としている。
この洗濯機によれば、傾き検知手段の検知出力によって、洗濯機の水槽の配置状態が正常であるか否かを判断することができる。即ち、水槽の配置状態に応じて制御手段が洗濯機の運転制御を行うので、運転性能が安定した洗濯機を提供することができる。
この洗濯機において、洗濯機の運転は洗濯物の洗い工程、すすぎ工程、脱水工程及び乾燥工程を含んでおり、制御手段は、傾き検知手段の検知結果である水槽の傾き状態に基づいて、上記各工程における運転内容を変更するようにすると好ましい。即ち、水槽の傾き状態を知ることで、水槽内に配置されている回転ドラムの回転軸が所定の姿勢を取っているか否かが判断されるので、洗濯物を収容した回転ドラムがそうした回転軸の回りで正常に回転可能することを確認することができる。傾き検知手段により検知した洗濯機の水槽の傾きという配置状態、即ち、正常ではあるが異常状態までに余裕度がない状態や、或いは傾き検知手段により洗濯機の水槽の配置状態が異常である状態に応答して、洗濯のための各工程における運転内容を変更することにより、品質の一層優れた安全性の高い洗濯機を提供することができる。
この洗濯機において、傾き検知手段が検知した水槽の傾きが所定の基準範囲を超えていることに応答して、回転ドラムの運転を停止するようにすると好ましい。即ち、傾き検知手段により検知した洗濯機の水槽の傾きが基準範囲を超えた異常な配置状態である場合には、洗濯機の運転を中断することで、より安全性の高い洗濯機を提供することができる。
この洗濯機において、制御手段は、傾き検知手段が検知した水槽の傾きが所定の基準範囲を超えていることに応答して、脱水工程における回転ドラムの設定回転数を下げるようにすると好ましい。即ち、傾き検知手段により検知した洗濯機の水槽の傾きが基準範囲よりも大きい場合であっても、脱水工程を中断することなく回転数を下げて運転を継続することで、振動を抑制する効果の高い洗濯機を提供することができる。
また、この発明による洗濯機は、傾き検知手段が検知した水槽の傾きに基づいて水槽の傾き状態を表示する表示手段を設けたことを特徴としている。
この洗濯機によれば、傾き検知手段により洗濯機の水槽の傾き状態が検知され、洗濯機の水槽の配置状態が正常であるか、異常であるかを検知し判断することができる。そこで、水槽の傾き状態を表示手段に表示することで、使用者は、水槽の配置状態を視認することができて、適切な対応を取るように促されるので、使用性の良い安全性の高い洗濯機が提供される。
表示手段は、液晶表示にて水準器の形態を擬似的に表示した液晶表示パネルであるようにすると好ましい。即ち、電気的な処理に基づいて、水準器よりも見やすい表示を行うことができる。
この洗濯機において、表示手段は、傾き検知手段が検知した水槽の傾きが所定の基準範囲を超えていることに応答してその旨を表示するとともに、制御手段は、前記回転ドラムの運転を停止させるようにすると好ましい。即ち、傾き検知手段により洗濯機の水槽の配置状態が正常であるか、異常であるかを検知し判断することができ、洗濯機の運転時に傾き検知手段が検知した水槽の傾きが所定の基準範囲を超えていることに応答して、その旨を使用者に表示するとともに制御手段は回転ドラムの運転を停止するので、一層安全で使用性の優れた安全性の高い洗濯機を提供することができる。
この洗濯機において、傾き検知手段が検知した水槽の傾きが所定の基準範囲を超えていることに応答してその旨を報知する報知手段を備えるようにすると好ましい。即ち、傾き検知手段により洗濯機の水槽の配置状態が正常であるか異常であるかを検知し判断することができ、水槽の傾きが所定の基準範囲を超えている場合には、報知手段がその旨を報知することで、使用者はその配置状態を聴覚で知ることができる。
上記の洗濯機において、所定の基準範囲の値を記憶する不揮発性の記憶手段を具備し、この所定の基準範囲の値を変更可能とするようにすると好ましい。部品交換等で洗濯機の水槽の配置状態が交換前と差異が生じた場合でも、所定の基準範囲の値を変更できるので、保守性が高く安全性も高い洗濯機が得られる。
この発明による洗濯機によれば、傾き検知手段により洗濯機の水槽の配置状態が正常であるか、異常であるかを検知し判断することができ、安全性の高い洗濯機を提供することができる。
以下、本発明による洗濯機の実施の形態について図面を参照して説明する。本発明による洗濯機が図1及び図2に示されている。洗濯機は、洗濯機能だけでなく乾燥機能も備えたものであり、図1に示すように、外箱1の前面には、洗濯物を出し入れするためのドア15と、使用者が洗濯機の各種設定等の操作を行うことができる操作部17が設けられている。操作部17の裏側には、図1及び図2には図示しないがマイクロコンピュータからなる制御装置18が取り付けられている。なお、制御装置18は制御手段の一例である。
図2に示すように、外箱1内に水槽2が配され、水槽2内に水平軸3a周りに回転可能に回転ドラム3が支持されている。水槽2は、運転中の振動を吸収するために外箱1にばね(図示せず)によって吊り下げられており、洗濯水やすすぎ水を貯え、かつ排出できるようになっている。回転ドラム3は、その周壁全体に洗濯時の給水、脱水時の排水、及び乾燥時の温風を通過させるための多数の小孔4(一部のみ指示する)を有している。水槽2の外側には、乾燥用ヒータ5及び乾燥時に温風を循環させるための送風機6を内装した循環ダクト7が配設されている。
外箱1の内部で且つ水槽2の外側には、回転ドラム3における洗濯物の洗濯に関する種々の機器が配設されている。水槽2の開口に臨む位置には、回転ドラム3内に洗濯水及びすすぎ水を噴射するための供給口8が配置されている。また、水槽2の下方には、水槽2内の洗濯水やすすぎ水を機外に排出するための排水用ポンプ9、水槽2内の洗濯水及びすすぎ水を回収し、図示しない管を介して再び供給口8に戻す循環手段としての循環用ポンプ10、並びに水槽2と排水用ポンプ9の間の配管経路に設けられた糸屑フィルタ11が、外箱1の前面下部から着脱できるように設けられている。その他、水槽2の背面側には、水槽2内に水を給水するための給水弁12、回転ドラム3を回転させるためのドラム駆動モータ13、及び水槽2内の水位を検知するための水位センサ14が設けられている。ドア15と水槽2の間には密閉用のパッキン16が介装されており、洗濯の各工程で水槽2内の洗濯水及びすすぎ水がドア15と水槽2の間に形成される隙間を通じて外部に漏れるのを防止している。
水槽2には、その上部において、水槽2の傾きを検知する傾き検知手段としての傾き検知回路38が配設されている。傾き検知回路38は、少なくとも二次元の加速度センサであり、傾きによる各次元方向の加速度成分の変化を読み取ることができるように構成されている。
図3は、本発明の実施の形態における洗濯機100に搭載されている制御装置18とそれによって駆動制御される各種機能のブロック図である。図3を参照すると、制御装置18は、マイクロコンピュータ19と、マイクロコンピュータ19に電力を供給するための電源回路46と、操作部17への入力をデジタル信号に変換するための入力キー回路21と、洗濯機100に備えられる各種センサとセンサからの信号をデジタル信号に変換する回路とを含む状態検知回路22と、表示装置23と、洗濯終了時や異常があった場合に音を発するブザー24と、各種装置に供給する電圧を制御するための負荷駆動回路25と、マイクロコンピュータ19を初期化するためのリセット回路26とを備えている。
マイクロコンピュータ19は、所定のプログラムを記憶するためのROM(Read Only Memory)20と、外部からの指示により選択された運転条件等の情報を一時的に格納するためのRAM(Random Access Memory)28と、RAM28に格納された情報に基づき演算処理を行なうための演算部41及び外部の電気回路及び装置の制御を行なうための制御部42を有するCPU40と、外部の電気回路及び装置と電気信号の授受を行なうための入出力装置43と、CPU40、メモリ(RAM28とROM20)及び入出力装置43の間で相互にデータを転送するためのDBS(data bus system )44と、時間を検知するためのタイマー45とを内部に含んでいる。マイクロコンピュータ19は、ROM28に記憶されているプログラムに従って各種の制御を行う。
マイクロコンピュータ19は、入出力装置43を介して、入力キー回路21と、水位、ドラム回転、洗濯物の乾燥状態、アンバランス等を検知するための状態検知回路22と、表示装置23と、洗濯終了時や異常があった場合に鳴るブザー24と、負荷駆動回路25とに接続されている。マイクロコンピュータ19は、内部に含まれるROM20に記憶されているプログラムにしたがって各種の制御を行なう。状態検知回路22は、温度センサ、水位センサ14等のセンサと、これらのセンサからの出力信号をマイクロコンピュータ19に入力するためにデジタル信号に変換する回路とを含む。負荷駆動回路25は、制御装置18の外において、乾燥用ヒータ5、送風機6、排水用ポンプ9、循環用ポンプ10、給水弁12及びドラム駆動モータ13に接続されており、これらの機器を駆動するためにマイクロコンピュータ19の出力に基づいて供給される電圧の制御を行なう。
制御装置18は、操作部17からの入力に基づいて洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程を単独又は連続して実行する。洗い工程では、回転ドラム3内に洗濯物を入れ、給水弁12を開き、洗剤を溶かした洗濯水を供給口8から流し込んで洗濯物に含ませ、給水弁12を閉じ、回転ドラム3を低速回転させる。回転ドラム3内の洗濯物は、回転ドラム3の回転による遠心力とバッフル(図示せず)とにより回転ドラム3内の頂上付近まで持ち上げられた後、自重により落下する。これをタンブリングという。このタンブリングを繰り返すことにより洗濯物は落下時の衝撃力でたたき洗いされる。そして、このタンブリングを所定時間行った後、排水用ポンプ9を動作させることにより、水槽2内から排水する。
すすぎ工程では、始めに排水用ポンプ9を動作させ、次に、回転ドラム3を高速回転させて、洗い工程を経るなどして水を含む洗濯物を遠心力で回転ドラム3の内周壁面に押し付けることにより、中間脱水工程と称される脱水が行われる。このとき、洗濯物に含まれている水は、回転ドラム3の周壁の小孔4から水槽2に向かって飛ばされ、水槽2の内面に沿って下部に導かれ、排水用ポンプ9により機外に排出される。中間脱水工程後、排水用ポンプ9を停止させ、水槽2に給水弁12より給水し、洗い工程と同様にタンブリングを所定時間行った後、排水用ポンプ9を動作させ、水槽2内から排水する。
脱水工程では、上記した中間脱水工程と同様に、回転ドラム3を高速回転させることで、洗濯物を遠心力で回転ドラム3の内周壁面に押し付けることにより行う。このとき、洗濯物に含まれている水は、回転ドラム3の周壁の小孔4から水槽2に向かって飛ばされ、水槽2の内面に沿って下部に導かれ、排水用ポンプ9により機外に排出される。
乾燥工程では、乾燥用ヒータ5により加熱され、高温となった空気を送風機6で回転ドラム3内に吹き込みながら回転ドラム3を低速回転させることにより行う。水槽2内に吹き込まれた温風は、回転ドラム3の回転により撹拌され、洗濯物を含む水槽2内部全体の温度を上昇させて、洗濯物に含まれている水分を蒸発させる。この高温多湿状態の空気は、循環用ダクト7に吸い込まれ、水槽2の出口と接続された部分から乾燥用ヒータ5までの経路を通過する間に、冷却水と直接接触して冷却される。これにより、空気中の水分が凝縮され、この水分を機外に排出することにより除湿が行われる。除湿後の空気は、再び乾燥用ヒータ5により加熱されて、回転ドラム3内に吹き込まれる。このサイクルを繰り返すことにより、洗濯物が乾燥される。
洗濯機の運転の開始又は停止や運転内容等の各種設定を入力するための入力手段として操作部17が設けられているが、図4には、操作部17の入力キーレイアウトが示されている。図4を参照すると、操作部17は、液晶等からなる表示装置23と、洗濯時間を設定するための予約キー30と、洗い工程の運転条件を設定するための洗いマニュアルキー31と、すすぎ工程の運転条件を設定するためのすすぎマニュアルキー32と、洗濯運転モードにおける脱水工程の運転条件を設定するための脱水マニュアルキー33と、全自動運転モードおよび乾燥運転モードにおける乾燥工程の運転条件を設定するための乾燥マニュアルキー34と、運転コースを選択するためのコース選択キー35と、電源スイッチ36と、洗濯機100の動作をスタート・一時停止させるためのスタートキー37を備えている。表示装置23には、予約が設定されたことを表示するための予約表示領域と、洗い工程が設定されたことを表示するための洗い表示領域と、すすぎ工程が設定されたことを表示するためのすすぎ表示領域と、脱水工程が設定されたことを表示するための脱水表示領域と、乾燥工程が設定されたことを表示するための乾燥表示領域と、設定された運転コース(この例では、通常の洗濯を行う標準コース、毛布を洗濯する毛布コース、ドライコースを示すが、念入りコースやスピードコースを備えていてもよい)を表示するためのコース表示領域と、洗いから乾燥までの自動運転表示との各表示領域を備えている。なお、表示装置23は表示手段の一例である。
図5には、図4に示す操作部17に、水準器39を追加的に備えた操作部が示されている。水準器39は、液晶からなる表示装置23において、十字線等の参照線が位置不動に描かれた円領域の中に黒丸のように擬似気泡又は疑似球を表したものである。参照線の交点に擬似気泡又は疑似球が位置しているときが、水槽2が傾きなしである状態に相当する。二次元的に傾きを検知することができる傾き検知回路38の検知信号に基づいて、疑似気泡の位置が表示装置23において二次元的に復元され、疑似気泡が参照線が描かれた円領域の中に液晶表示として描かれることによって、水槽2の傾きが表示される。
図6には、本発明による洗濯機の制御装置による制御内容を表すフローチャートの一つである。図6に示す例では、水槽2の傾きの検知値が所定の範囲を超える場合には、報知音により、使用者にその旨を知らせる制御が行われる。即ち、傾き検知回路38が検知した水槽2の傾きの検知値が所定の範囲内であるか否かが判定される(ステップ1、「S1」と略す。以下同じ)。もし、水槽2の傾きの検知値が所定の範囲内であれば、何もせずに、そのまま終了する。水槽2の傾きの検知値が所定の範囲を超えていれば、ブザー24が報知音を発する(S2)。なお、ブザー24は報知手段の一例である。
図7には、本発明による洗濯機の制御装置の制御内容の別例を表すフローチャートが示されている。図7に示すフローチャートは、傾き検知手段により洗濯機の水槽の配置状態が正常であるか、異常であるかを検知し判断し、運転を開始しようとしている時にだけ使用者にその旨を知らせるという制御内容に対応したフローチャートである。このフローチャートによれば、エラーフラグに0を代入することでエラーフラグの初期化を行う(S10)。傾き検知回路38が電気的に検知した水槽2の傾きの検知値が所定の範囲内であるか否かが判定される(S11)。もし、水槽2の傾きの検知値が所定の範囲内であれば、エラーフラグに0が代入され(S12)、水槽2の傾きの検知値が所定の範囲を超えていればエラーフラグに1が代入される(S13)。次に、現在が運転を開始しようとしている時か否かの判定として、スタートキー37の入力が有るか否かが判定される(S14)。スタートキー37の入力が無ければS11へ戻り、スタートキー37の入力が有れば、エラーフラグに1が代入されているか否かが判定される(S15)。エラーフラグに1が代入されていなければ洗濯機の運転を開始し(S16)、エラーフラグに1が代入されていれば、ブザー24に報知音を発生させ(S17)、設定状態に戻る(S18)。この制御により、使用性の良い安全性の高い洗濯機を提供することができる。
図8には、本発明による洗濯機の制御装置の制御内容の他の例を表すフローチャートが示されている。図8に示すフローチャートは、傾き検知手段が検知した傾きの程度に応じて洗濯機の運転内容を変更する制御を行う例を示しており、具体的には、傾き検知手段により洗濯機の水槽の配置状態が正常ではあるが異常状態までに余裕度がない場合には運転内容の変更を行っている。このフローチャートによれば、検知信号に1を代入することで制御フラグの初期化を行う(S20)。検知信号の値によって水槽2の傾きレベルの大きさによる場合分けが行われる(S21)。即ち、傾きレベルが通常の大きさである1であれば、脱水速度は脱水通常最高回転数N(rpm)に設定される(S22)。傾きレベルが傾き有りを表すレベル2であれば、脱水速度は脱水最高回転数M(rpm)に制限される(S23)。脱水最高回転数Mは脱水通常最高回転数Nよりも小さい値である(M<N)。更に、傾きレベルが傾き大であることを表すレベル3であれば、脱水速度は脱水最高回転数P(rpm)に制限される(S24)。脱水最高回転数Pは脱水最高回転数Mよりも小さい値である(P<M)。次に、スタートキー37の入力が有るか否かが判定される(S25)。スタートキー37の入力が無ければS21へ戻り、スタートキー37の入力が有れば運転が再開される。エラーフラグに1が代入されているか否かが判定される(S25)。これにより、より品質の良い安全性の高い洗濯機を提供することができる。
本発明の構成としては、水槽にその傾きを検知する傾き検知手段を設けて、傾き検知手段が所定の値以上の傾きを検知したときには、洗濯機の回転ドラムの回転を伴う運転を停止する、或いは使用者にその旨の表示・報知をする等の対応を取るものであるので、回転ドラムは水平(或いは傾斜した)回転軸ドラム式洗濯機に限定されず、縦回転軸の洗濯機であってもよく、衣類の洗濯運転のみならず乾燥運転を行なう洗濯乾燥機であってもよいことは明らかである。
本発明に係る洗濯機の概略斜視図。 図1のドラム式洗濯乾燥機の縦断図。 制御系とそれによって駆動される各種機能ブロック図。 操作部のレイアウトを示す図。 水準器表示を行った操作部のレイアウトを示す図。 本発明による洗濯機の制御装置の制御内容の一例を表すフローチャート。 本発明による洗濯機の制御装置の制御内容の別例を表すフローチャート。 本発明による洗濯機の制御装置の制御内容の他の例を表すフローチャート。
符号の説明
1 外箱 2 水槽
3 回転ドラム 4 小孔
5 乾燥用ヒータ 6 送風機
7 循環用ダクト 8 供給口
9 排水用ポンプ 10 循環用ポンプ
11 糸屑フィルタ 12 給水弁
13 ドラム駆動モータ 14 水位センサ
15 ドア 16 密閉用のパッキン
17 操作部 18 制御部
19 マイクロコンピュータ 20 ROM
21 入力キー回路 22 状態検知回路
23 表示装置 24 ブザー
25 負荷駆動回路 26 リセット回路
27 カウント部 28 RAM
29 不揮発性メモリ 30 予約キー
31 洗いマニュアルキー 32 すすぎマニュアルキー
33 脱水マニュアルキー 34 乾燥マニュアルキー
35 コースキー 36 電源キー
37 スタートキー 38 傾き検知回路
39 水準表示

Claims (9)

  1. 外箱内に配された水槽、前記水槽内で回転可能に支持されており且つ洗濯物が投入される回転ドラム、及び洗濯機の運転を制御する制御手段を具備し、
    前記水槽の傾きを検知する傾き検知手段を更に備え、前記制御手段は前記傾き検知手段の検知結果に基づいて前記洗濯機の運転を制御することを特徴とする洗濯機。
  2. 前記洗濯機の運転は前記洗濯物の洗い工程、すすぎ工程、脱水工程及び乾燥工程を含んでおり、前記制御手段は、前記傾き検知手段の前記検知結果に基づいて、前記各工程における運転内容を変更することを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記制御手段は、前記傾き検知手段が検知した前記水槽の傾きが所定の基準範囲を超えていることに応答して、前記回転ドラムの運転を停止させることを特徴とする請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記制御手段は、前記傾き検知手段が検知した前記水槽の傾きが所定の基準範囲を超えていることに応答して、前記脱水工程における前記回転ドラムの設定回転数を下げることを特徴とする請求項2に記載の洗濯機。
  5. 前記傾き検知手段が検知した前記水槽の傾きに基づいて前記水槽の傾き状態を表示する表示手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  6. 前記表示手段は、液晶表示にて水準器の形態を擬似的に表示した液晶表示パネルであることを特徴とする請求項5に記載の洗濯機。
  7. 前記表示手段は、前記傾き検知手段が検知した前記水槽の傾きが所定の基準範囲を超えていることに応答してその旨を表示するとともに、前記制御手段は、前記回転ドラムの運転を停止させることを特徴とする請求項5又は6に記載の洗濯機。
  8. 前記傾き検知手段が検知した前記水槽の傾きが所定の基準範囲を超えていることに応答して、その旨を報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1、2、5のいずれか1項に記載の洗濯機。
  9. 前記所定の基準範囲の値を記憶する不揮発性の記憶手段を具備し、前記所定の基準範囲の値を変更可能としたことを特徴とする請求項3、4、7、8のいずれか1項に記載の洗濯機。

JP2005112252A 2005-04-08 2005-04-08 全自動洗濯機 Expired - Fee Related JP4799894B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005112252A JP4799894B2 (ja) 2005-04-08 2005-04-08 全自動洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005112252A JP4799894B2 (ja) 2005-04-08 2005-04-08 全自動洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006288603A true JP2006288603A (ja) 2006-10-26
JP4799894B2 JP4799894B2 (ja) 2011-10-26

Family

ID=37409871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005112252A Expired - Fee Related JP4799894B2 (ja) 2005-04-08 2005-04-08 全自動洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4799894B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009247782A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Toshiba Corp 洗濯機
JP2010042237A (ja) * 2009-02-13 2010-02-25 Panasonic Corp 洗濯機
JP2010184004A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Panasonic Corp 洗濯機
JP2010213743A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Panasonic Corp 洗濯機
JP2015171507A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 シャープ株式会社 ドラム式洗濯機
CN108978115A (zh) * 2017-06-05 2018-12-11 无锡小天鹅股份有限公司 洗衣机的控制方法及系统、洗衣机和计算机设备

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0611343A (ja) * 1991-12-18 1994-01-21 Zircon Corp 水準器のための傾斜指示方法及び傾斜感知装置
JP2002035482A (ja) * 2000-07-19 2002-02-05 Sharp Corp 洗濯機及び洗濯機の解体方法
JP2002355493A (ja) * 2001-06-01 2002-12-10 Hitachi Ltd 洗濯機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0611343A (ja) * 1991-12-18 1994-01-21 Zircon Corp 水準器のための傾斜指示方法及び傾斜感知装置
JP2002035482A (ja) * 2000-07-19 2002-02-05 Sharp Corp 洗濯機及び洗濯機の解体方法
JP2002355493A (ja) * 2001-06-01 2002-12-10 Hitachi Ltd 洗濯機

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009247782A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Toshiba Corp 洗濯機
JP2010184004A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Panasonic Corp 洗濯機
JP2010042237A (ja) * 2009-02-13 2010-02-25 Panasonic Corp 洗濯機
JP2010213743A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Panasonic Corp 洗濯機
JP2015171507A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 シャープ株式会社 ドラム式洗濯機
CN108978115A (zh) * 2017-06-05 2018-12-11 无锡小天鹅股份有限公司 洗衣机的控制方法及系统、洗衣机和计算机设备
CN108978115B (zh) * 2017-06-05 2020-12-08 无锡小天鹅电器有限公司 洗衣机的控制方法及系统、洗衣机和计算机设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP4799894B2 (ja) 2011-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4084694B2 (ja) 洗濯機
JP4799894B2 (ja) 全自動洗濯機
JP4661522B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2009100985A (ja) 洗濯機
JP6139161B2 (ja) 洗濯機
JP2006311886A (ja) 洗濯機
JP4718509B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP4581922B2 (ja) ドラム式洗濯機
KR102466662B1 (ko) 세탁기 및 세탁기의 제어방법
JP2009022346A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2009273544A (ja) 洗濯機
JP2004008467A (ja) 洗濯機
JP4873021B2 (ja) 洗濯機
JP4929195B2 (ja) 洗濯機
JP4581923B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2018075180A (ja) 洗濯機
JP2012239585A (ja) 洗濯乾燥機
TWI470129B (zh) Dehydration device
JP2004313416A (ja) 洗濯乾燥機
JPH04285591A (ja) 脱水兼用洗濯機
CN112912557A (zh) 洗衣机
JP3152597B2 (ja) 洗濯機
JP2014144068A (ja) 洗濯機
JPH05115676A (ja) 洗濯機等の洗剤供給装置
KR20100063501A (ko) 세탁장치 및 세탁장치의 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110802

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110803

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4799894

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees