JP4929195B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、泡の大量発生を検知する洗濯機に関する。
従来より、洗濯機においては、機内に回転槽を具え、この回転槽の内部で洗濯物の洗濯を行い、回転槽を回転させることによって洗濯物の脱水をするようにしたもの(例えば脱水兼用洗濯機)が供されている。
このものの場合、洗濯(特に、洗剤液洗いをする「洗い」と、清水洗いをする「すすぎ」とあるうちの、「洗い」)時における洗剤の使用量が多いと、その後の脱水時に洗剤濃度の高い洗剤液が回転槽から絞り出されて回転槽の回転により撹拌されることによって、大量の泡が発生し、その大量に発生した泡が回転槽の回転抵抗となって、回転槽の回転速度を目標の回転速度まで上昇させることができず、その結果、充分な脱水性能が得られない、又、それにより洗剤濃度の高い洗剤液が洗濯物に残ることでその後のすすぎ性能も充分に得られないという問題を発生していた。
それに対し、回転槽の回転速度を検知する回転速度検知手段を具え、上記脱水時におけるその回転速度検知手段の検知結果から回転槽のアンバランス回転を検知するようにしたものが供されている。このものは、回転槽の回転速度を所定の上昇率で上げるときに、その上昇率より低い上昇率でしか回転槽の検知回転速度が上がらないときに回転槽のアンバランス回転と判定(検知)するもので、主に洗濯物の片寄り(アンバランス)を因として回転槽が大きく振動しつつ回転するときに回転槽の回転速度が上がらないことで、回転槽のアンバランス回転が検知される。又、上述のように大量の泡が発生しても、回転槽の回転速度が上がらないので、同様にして泡の大量発生が検知される。
これらの場合、回転槽のアンバランス回転(泡の大量発生)が検知されたときには、その後、洗濯物の片寄りを是正したり、洗剤液を希釈して排出したりする修正行程を含む運転を行うことによって、充分な脱水性能が得られ、且つ、充分なすすぎ性能が得られるべくしている。
なお、泡の大量発生を検知するものは、ほかにも存在する(例えば特許文献1参照)。
特開平6−261996号公報
上述のもののうちの、前者の場合、脱水時には、上述のように回転槽のアンバランス回転の検知をする検知区間のほかに、そのアンバランス回転の検知を休止する検知休止区間がある。その検知休止区間は、回転槽の回転速度を上述の所定の上昇率より低い上昇率で上げる区間であって、例えば回転槽の回転速度を段階的に上げるときに、その回転速度が各目標の回転速度をそれぞれ超えることのないように各目標の回転速度に到達する前の所定区間、それぞれ回転槽の回転速度を上述の所定の上昇率より低い上昇率で上げる区間である。又、検知休止区間の他の一つは、回転槽の回転速度をほゞ一定に保つ区間であって、回転槽の回転速度をほゞ一定に保つために回転槽の回転速度を上げない区間である。
これらの検知休止区間では、回転槽の回転速度を上述の所定の上昇率より低い上昇率でしか上げず、又は回転槽の回転速度を上げないため、前述のように回転槽の回転速度が前述の上昇率より低い上昇率でしか上がらないときに回転槽のアンバランス回転(泡の大量発生)と判定するようにしていると、ここでも回転槽のアンバランス回転(泡の大量発生)と判定されてしまい、洗濯物の片寄りや大量の泡の発生がしていなくても、無用な修正行程を含む運転が行われてしまうからであり、それを避けるためである。
しかしながら、実際には、上述の検知休止区間に泡の大量発生があることもあり、この場合、泡の大量発生を検知することができず、その結果、前述の、充分な脱水性能が得られない、又、その後のすすぎ性能も充分に得られないという問題を解決することができなかった。更に、この場合、回転槽の回転速度を無理に上げると、泡が更に発生して機外に溢れ出る可能性すら有していた。
更に、後者のものでも、回転槽の回転速度を所定の上昇率で上げるときに、その上昇率より低い上昇率でしか回転槽の検知回転速度が上がらないときに泡の大量発生と判定するものでしかないものであり、検知休止区間、すなわち、回転槽の回転速度を上述の所定の上昇率より低い上昇率で上げるときや、回転槽の回転速度をほゞ一定に保つときには、泡の大量発生を検知することはできない。
このように、回転槽のアンバランス回転の検知をする検知区間のほかに、そのアンバランス回転の検知を休止する検知休止区間があるものでは、泡の大量発生を検知することができず、その結果、充分な脱水性能が得られない、又、その後のすすぎ性能も充分に得られない、更には泡が機外に溢れ出るという問題を解決することができなかった。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、回転槽のアンバランス回転の検知をする検知区間と、そのアンバランス回転の検知を休止する検知休止区間とがあるものにおいて、その検知区間はもとより、検知休止区間においても、泡の大量発生を検知することのできる洗濯機を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の洗濯機においては、内部で洗濯物の洗濯が行われ、回転されることによって洗濯物の脱水をする回転槽を具えると共に、この回転槽の回転速度を検知する回転速度検知手段を具え、前記洗濯物の脱水をするときの前記回転速度検知手段の検知結果から前記回転槽のアンバランス回転を検知するようにしたものにおいて、前記洗濯物の脱水をするとき、前記回転槽の回転速度を所定の上昇率で上げる状況で、その上昇率より低い上昇率でしか回転槽の検知回転速度が上がらないときに回転槽のアンバランス回転の検知をする検知区間と、そのアンバランス回転の検知を休止して前記回転槽の回転速度を前記所定の上昇率より低い上昇率で上げるか、又は回転槽の回転速度をほぼ一定に保つ検知休止区間とがあって、
その検知休止区間に前記回転槽の検知回転速度が低下したときに、泡の大量発生と判定するようにしたことを特徴とする(請求項1の発明)。
脱水時における回転速度検知手段の検知結果から回転槽のアンバランス回転を検知する検知区間に対し、その検知を休止する検知休止区間に泡の大量発生があれば、回転槽の検知回転速度は所定の上昇率より低い上昇率でしか上がらないどころか、低下する。従って、上述のように、検知休止区間に回転槽の検知回転速度が低下したときに、泡の大量発生と判定することで、検知区間はもとより、検知休止区間においても、泡の大量発生を検知することができる。
以下、本発明の第1実施例(第1の実施形態)につき、図1ないし図7を参照して説明する。
まず、図5には洗濯機の全体構成を示しており、外箱1の内部に外槽2を配設し、外槽2の内部に内槽3を、更に、内槽3の内底部に撹拌体4を配設している。この場合、外槽2は水溜め用で、底部の中心部に軸挿通口5を有し、底部の周囲部の一箇所に排水口6を有する以外には無孔状を成しており、複数本(1本の一部のみを図示)の吊り棒7aや、それにそれぞれ装備したスプリング7bを主体とする弾性支持装置8により外箱1に揺動可能に支持している。
それに対して、内槽3は周側壁のほゞ全域に多数の脱水孔9(一部のみ図示)を有する多孔状を成しており、上縁部の内周には例えば液体封入形の回転バランサ10を装着して、外槽2の内部に回転可能に配設され、外槽2の底部外下方に配設した駆動装置11の外転軸11aに取付けられて、該外転軸11aにより直に回転駆動されるようになっている。従って、内槽3は回転槽である。なお、駆動装置11の外転軸11aは、前記外槽2の軸挿通口5に挿通している。
駆動装置11は、この場合、例えば外転形の直流モータ単体から成っており、上記外転軸11aに内転軸11bを挿通していて、この内転軸11bの上端部に前記撹拌体4を取付け、従って、その内転軸11bにより撹拌体4を回転駆動するようになっている。なお、駆動装置11は、内転軸11bを単独に、又は外転軸11aと共に回転させるクラッチ機構(図示せず)を内蔵していて、それにより、洗濯(洗い及びすすぎ)時に内転軸11bを単独に、従って撹拌体4を単独に回転駆動し、脱水時に内転軸11bを外転軸11aと共に、従って、撹拌体4と共に内槽3を回転駆動するようになっている。
前記排水口6には、開閉装置12により開閉される排水弁13を接続しており、更に、排水弁13にはほとんどの部分(図示せず)が機外に位置する排水ホース14接続している。
一方、外箱1上にはトップカバー15を装着しており、このトップカバー15の中央部には、前記内槽3に対して洗濯物を出し入れするための出入口16を形成すると共に、この出入口16を開閉する例えば二つ折り式の蓋17を設け、トップカバー15の後部に、外槽2内に、ひいては内槽3内に給水するための給水弁18を主体とする給水装置19を内設している。トップカバー15の前部には操作パネル20を装着すると共に、その裏側に制御装置21を内設している。
上記制御装置21は、洗濯機の作動全般を制御する制御手段たるもので、例えばマイクロコンピュータから成っており、図6に示すように、AC電源22からDC電源回路23を介して給電されると共に、電源リレー回路24及び電源スイッチ回路25を介して給電され、そのほか、詳しくは図示しないが前記操作パネル20に設けた各種操作スイッチから成る操作入力部26より各種操作信号が入力され、前記外槽2内の水位を検知するように設けた水位センサ27からは水位検知信号が、前記駆動装置(モータ)11の回転を検知するように設けた回転センサ28からは回転検知信号が、それぞれ入力されるようになっている。
そして、制御装置21は、それらの給電、入力信号、及びあらかじめ記憶された制御プログラムに基づいて、前記操作パネル20に設けた各種表示素子から成る表示部29を制御すると共に、報知器であるブザー30と、前記給水弁18、駆動装置(モータ)11、及び排水弁13を、それぞれ制御するようになっている。
次に、上記構成のものの作用を述べる。
図7は、上記構成のものの通常時における運転コースの内容を示しており、「給水」、「洗い」、「排水」、「第1脱水」、「給水」、「第1すすぎ」、「排水」、「第2脱水」、「給水」、「第2すすぎ」、「排水」、「最終脱水」の行程順に運転を行う。
このうちの「給水」行程は、いずれも、給水弁18を開放させて外槽2内に、ひいては内槽3内に所定水位まで給水する行程である。「洗い」行程、「第1すすぎ」行程、及び「第2すすぎ」行程は、いずれも、駆動装置11により撹拌体4を12分間(「洗い」行程)や3分間(「第1すすぎ」行程及び「第2すすぎ」行程)など所定時間回転させる行程である。「排水」行程は、いずれも、排水弁13を開放させて外槽2内から、ひいては内槽3内から1分15秒間など所定時間排水する行程である。そして、「第1脱水」行程、「第2脱水」行程、及び「最終脱水」行程は、いずれも、駆動装置11により撹拌体4と共に内槽3を5分間(「第1脱水」行程及び「第2脱水」行程)や6分間(「最終脱水」行程)など所定時間回転させる行程である。
図1は、上記「第1脱水」行程と「第2脱水」行程とにおける内槽3の回転の通常の制御の様子を実線Aで示しており、最初に、この内槽3の回転速度の上昇は、駆動装置(モータ)11に対する通電率(デューティ値)を所定の割合で上げることで行う。
その後、内槽3の回転速度が第1目標の、この場合、200〔rpm〕に達する40〔rpm〕前の160〔rpm〕の時点から、内槽3の回転速度を上述の所定の上昇率より低い上昇率で上げる(駆動装置11に対する通電率をそれまでより下げる)ようにする。これは、内槽3の回転速度を上述の所定の上昇率のまま上げ続けると、内槽3の回転速度が目標の回転速度を超えるからであり、要するに、既述のように、内槽3の回転速度が目標の回転速度を超えることのないようにするためである。この関係上、内槽3の回転速度の上昇率(実線Aの傾き)はそれまでより低くなっている。
次いで、内槽3の回転速度をほゞ一定に保った後、再び所定の上昇率で上げる。そして、この場合も、内槽3の回転速度が第2目標の、この場合、400〔rpm〕に達する50〔rpm〕前の350〔rpm〕の時点から、内槽3の回転速度を上述の所定の上昇率より低い上昇率で上げるようにする。これも、理由は上述と同じである。
更に、その後、内槽3の回転速度を再び所定の上昇率で上げる。そして、この場合も、内槽3の回転速度が第3(この場合、最終)目標の、この場合、700〔rpm〕に達する50〔rpm〕前の650〔rpm〕の時点から、内槽3の回転速度を上述の所定の上昇率より低い上昇率で上げるようにする。これも、理由は前述と同じである。
そして、その後、内槽3の回転速度を、この場合、700〔rpm〕でほゞ一定に保つようにする。
このような制御を行うとき、内槽3の回転速度を所定の上昇率で上げる区間(内槽3の回転速度を上記所定の上昇率より低い上昇率で上げるように変えるまでの区間)には、それぞれ、内槽3のアンバランス回転の検知をするものであり、故にそれらの区間が内槽3のアンバランス回転の検知をする検知区間である。
この検知区間では、図2に示すように、制御装置21が、内槽3の回転速度を所定の上昇率で上げつつ、内槽3の回転速度の検知をする(ステップX1)。この内槽3の回転速度の検知は、制御装置21が、単位時間当たりに回転センサ28から入力された回転検知信号とその単位時間とで内槽3の回転速度を算出する演算を行うことにより検知するもので、駆動装置11は内槽3を直に(減速伝動機構など介さずに)回転駆動するものであるから、この駆動装置11の回転を検知する回転センサ28は、内槽3の回転を検知するものでもあり、故に回転センサ28と制御装置21は、内槽3の回転速度を検知する回転速度検知手段として機能する。
なお、駆動装置11としては、誘導モータと減速伝動機構とを組み合わせたものもあり、この場合には、制御装置21は、単位時間当たりに回転センサ28から入力された誘導モータについての回転検知信号と、その単位時間、並びに減速伝動機構の減速比とで内槽3の回転速度を算出する演算を行うもので、故にこの場合も、回転センサ28と制御装置21は、内槽3の回転速度を検知する回転速度検知手段として機能する。
次いで、内槽3の回転速度が上記所定の上昇率より低い上昇率で上昇したものであるか否かの判断をする(ステップX2)。この判断は、具体的には、例えば、内槽3の回転速度を検知区間中に多数回上昇させる中で、2回以上続けて上昇させているにも拘らず、現在の回転速度が3秒前の回転速度に対して上昇率で例えば1/3倍の所定割合以下の上昇しかしていないか否かの判断をするものである。
上記ステップX2で、所定の上昇率より低い上昇率でしたものではない(NO)と判断されれば、次に検知区間終了時期に達したか否かの判断をし(ステップX3)、達していない(NO)と判断されれば、ステップX1に戻るが、達した(YES)と判断されれば、次のステップへと進む。
それに対し、上記ステップX2で、所定の上昇率より低い上昇率で上昇したものである(YES)と判断されれば、内槽3のアンバランス回転(又は泡の大量発生)があったと判定する。その判定は、この場合、修正行程を含む運転コース(ステップX4)への移行で表される。
図4は、その修正行程を含む運転コースを示しており、前述の通常時における運転コース(図7)の「脱水」行程とその後の「給水」行程との間に、「給水」と、「すすぎ」、及び「排水」の修正行程を追加する。この場合、前記ステップX2では「第1脱水」行程の検知区間で所定の上昇率より低い上昇率であると判断されたとして、「第1脱水」行程とその後の「給水」行程との間に上述の修正行程を追加するようにしており、図示しないが、「第2脱水」行程の検知区間で所定の上昇率より低い上昇率であると判断されれば、「第2脱水」行程とその後の「給水」行程との間に上述の修正行程を追加するようにする。
上記修正行程のうちの「給水」行程は、給水弁18を開放させて外槽2内に、ひいては内槽3内に所定水位まで給水する行程で、洗濯物の片寄りを是正したり、洗剤液を希釈したりするものである。「すすぎ」行程は、駆動装置11により撹拌体4を3分間など所定時間回転させる行程で、これも洗濯物の片寄りを是正したり、洗剤液を希釈したりするものである。「排水」行程は、排水弁13を開放させて外槽2内から、ひいては内槽3内から1分15秒間など所定時間排水する行程で、洗剤液を単に機外に排出したり、希釈された洗剤液を機外に排出したりするものである。なお、この場合、「給水」行程と「排水」行程のみを行う(「すすぎ」行程は行わない)ようにしても良い。
一方、内槽3の回転速度を上述の所定の上昇率より低い上昇率で上げる区間には、内槽3のアンバランス回転の検知を休止するものであり、故にその区間が内槽3のアンバランス回転の検知を休止する検知休止区間である。ここで、内槽3のアンバランス回転の検知を休止するのは、これも既述のように、内槽3の回転速度を上述の所定の上昇率より低い上昇率でしか上げないため、内槽3の回転速度が上記上昇率より低い上昇率でしか上がらないときに内槽3のアンバランス回転と判定するようにしていると、ここでも内槽3のアンバランス回転と判定されてしまい、洗濯物の片寄りや大量の泡の発生がしていなくても、無用な修正行程を含む上述の運転が行われてしまうからであり、それを避けるためである。
この検知休止区間のうち、所定の回転速度である、この場合、350〔rpm〕の回転速度以上であって、内槽3の回転速度を前述の所定の上昇率より低い上昇率で上昇させるときの検知休止区間(a)では、図3の(a)図に示すように、制御装置21が、内槽3の回転速度を前述の所定の上昇率より低い上昇率で上げつつ、内槽3の回転速度の検知をする(ステップY1)。
次いで、内槽3の回転速度が低下したか否かの判断をする(ステップY2)。この判断は、具体的には、例えば、内槽3の回転速度がそれまでの最高回転速度より図1にΔNで示す例えば50〔rpm〕の所定回転速度低下したか否かの判断をするものである。
上記ステップY2で、低下していない(NO)と判断されれば、次に検知休止区間終了時期に達したか否かの判断をし(ステップY3)、達していない(NO)と判断されれば、ステップY1に戻るが、達した(YES)と判断されれば、次のステップへと進む。
それに対し、上記ステップY2で、低下した(YES:図1の二点鎖線B、C参照)と判断されれば、泡の大量発生があったと判定して前述同様に図4に示した修正行程を含む運転コースに移行する(ステップY4)。
そして、内槽3の回転速度を前述の700〔rpm〕でほゞ一定に保つ区間でも、内槽3のアンバランス回転の検知を休止するものであり、故にその区間(b)も内槽3のアンバランス回転の検知を休止する検知休止区間である。ここで、内槽3のアンバランス回転の検知を休止するのは、これも既述のように、内槽3の回転速度を上げないため、内槽3の回転速度が前記上昇率より低い上昇率でしか上がらないときに内槽3のアンバランス回転と判定するようにしていると、ここでも内槽3のアンバランス回転と判定されてしまい、洗濯物の片寄りや大量の泡の発生がしていなくても、無用な修正行程を含む上述の運転が行われてしまうからであり、それを避けるためである。
この検知休止区間(b)では、図3の(b)図に示すように、制御装置21が、内槽3の回転速度をほゞ一定に保ちつつ、内槽3の回転速度の検知をする(ステップZ1)。
次いで、内槽3の回転速度が低下したか否かの判断をする(ステップZ2)。この判断も、具体的には、上述の検知休止区間(a)のそれと同じである。
上記ステップZ2で、低下していない(NO)と判断されれば、次に検知休止区間終了時期に達したか否かの判断をし(ステップZ3)、達していない(NO)と判断されれば、ステップZ1に戻るが、達した(YES)と判断されれば、次のステップへと進む。
それに対し、上記ステップZ2で、低下した(YES:図1の二点鎖線D参照)と判断されれば、泡の大量発生があったと判定して前述同様に図4に示した修正行程を含む運転コースに移行する(ステップZ4)。
このように本構成のものでは、脱水時における内槽3の回転速度の検知結果から内槽3のアンバランス回転を検知する検知区間に対し、その検知を休止する検知休止区間に泡の大量発生があれば、内槽3の検知回転速度は所定の上昇率より所定割合の上昇率でしか上がらないどころか、低下する点に着目して、上述のように、検知休止区間に内槽3の検知回転速度が低下したときに、泡の大量発生と判定することで、検知区間はもとより、検知休止区間においても、泡の大量発生を検知することができる。したがって、それに基づき、洗剤液を希釈して排出する修正行程を含む運転を行うことにより、充分な脱水性能が得られ、且つ、充分なすすぎ性能が得られるほか、泡が機外に溢れ出るようになることも避けることができる。
又、本構成のものの場合、内槽3のアンバランス回転を、内槽3の回転速度を所定の上昇率で上げるときに、その上昇率より低い上昇率でしか内槽3の検知回転速度が上がらないときに検知するものであって、その検知を休止する検知休止区間を、内槽3の回転速度を所定の上昇率より低い上昇率で上げる区間としており、これによって、泡の大量発生の検知が内槽3のアンバランス回転の検知と区別して、より確実にできる。
更に、本構成のものの場合、内槽3のアンバランス回転を、内槽3の回転速度を所定の上昇率で上げるときに、その上昇率より低い上昇率でしか内槽3の検知回転速度が上がらないときに検知するものであって、その検知を休止する検知休止区間を、内槽3の回転速度をほゞ一定に保つ区間としており、これによっても、泡の大量発生の検知が内槽3のアンバランス回転の検知と区別して、より確実にできる。
加えて、本構成のものの場合、泡の大量発生の判定を、所定の回転速度(例えば前述の350〔rpm〕)以上の検知休止区間で行うようにしており、それによって、内槽3のアンバランス回転が発生しやすい脱水運転の初期(所定の回転速度以下の区間)を避けて泡の大量発生の検知ができ、従って、泡の大量発生を、内槽3のアンバランス回転の発生で誤ることなく、より正確に検知できる。
以上に対して、図8及び図9は本発明の第2及び第3実施例(第2及び第3の実施形態)を示すもので、それぞれ、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
[第2実施例]
図8に示す第2実施例においては、先の図4に示したものに代わる、修正行程を含む運転コースとして、「脱水」行程とその後の「給水」行程との間に、「シャワーすすぎ」の修正行程を追加したものを設定している。この「シャワーすすぎ」行程は、具体的には、内槽3内に給水しながら、内槽3を「脱水」行程より低速で回転させることで行う内容であり、これによっても、洗剤液を希釈しつつ排出することができる。
なお、この場合も、「第1脱水」行程の検知区間で所定の上昇率より低い上昇率であると判断され、又は検知休止区間で回転速度が低下したと判断されたとして、「第1脱水」行程とその後の「給水」行程との間に上述の修正行程を追加するようにしており、図示しないが、「第2脱水」行程の検知区間で所定の上昇率より低い上昇率であると判断されれば、「第2脱水」行程とその後の「給水」行程との間に上述の修正行程を追加するようにする。
[第3実施例]
図9に示す第3実施例においても、先の図4に示したものに代わる、修正行程を含む運転コースとして、「すすぎ」行程を追加(「第3すすぎ」行程)し、各「排水」行程の時間を延長(2分間)し、各「すすぎ」行程の時間を延長(3分30秒間)し、「最終脱水」行程の時間を延長(9分間)したものを設定している。これらによっても、洗剤液の一層の希釈、排水ができ、更に、「最終脱水」行程の時間を延長によっては、泡の大量発生の原因が排水条件の悪さであると考え、その悪い排水条件の中、所期の脱水性能を得ることができる。
なお、この場合は、「第1脱水」行程の検知区間で所定の上昇率より低い上昇率であると判断され、又は検知休止区間で回転速度が低下したと判断されたことのみを条件に、上記修正行程を含む運転コースを実行するものである。又、それを実行するにも、実行するのは上記複数の修正行程のうちのいずれか1つ又はいずれか複数の行程のみとしても良い。
このほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、特に、回転センサ28は内槽3の回転を直接検知するものであっても良いし、制御装置21は泡の大量発生の判定を表すのに、前述の修正行程を含む運転コースに移行するのに代わって、それを使用者に単に知らしめる表示や報知だけをするようにしても良い。
そのほか、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
本発明の第1実施例を示すもので、脱水時における回転槽の回転速度の制御態様(回転速度の変化)を示す図 回転槽のアンバランス回転の検知をする区間の制御内容を示すフローチャート 回転槽のアンバランス回転の検知を休止する2種類の区間(a),(b)の制御内容をそれぞれに示すフローチャート 修正行程を含む運転コースの行程内容を示す図 洗濯機全体の破断側面図 電気的構成のブロック図 通常時の運転コースの行程内容を示す図 本発明の第2実施例を示す図4相当図 本発明の第3実施例を示す図4相当図
符号の説明
図面中、3は内槽(回転槽)、21は制御装置(制御手段、回転速度検知手段)、28は回転センサ(回転速度検知手段)を示す。

Claims (1)

  1. 内部で洗濯物の洗濯が行われ、回転されることによって洗濯物の脱水をする回転槽を具えると共に、
    この回転槽の回転速度を検知する回転速度検知手段を具え、
    前記洗濯物の脱水をするときの前記回転速度検知手段の検知結果から前記回転槽のアンバランス回転を検知するようにしたものにおいて、
    前記洗濯物の脱水をするとき、前記回転槽の回転速度を所定の上昇率で上げる状況で、その上昇率より低い上昇率でしか回転槽の検知回転速度が上がらないときに回転槽のアンバランス回転の検知をする検知区間と、そのアンバランス回転の検知を休止して前記回転槽の回転速度を前記所定の上昇率より低い上昇率で上げるか、又は回転槽の回転速度をほぼ一定に保つ検知休止区間とがあって、
    その検知休止区間に前記回転槽の検知回転速度が低下したときに、泡の大量発生と判定するようにしたことを特徴とする洗濯機。
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