JP2002035482A - 洗濯機及び洗濯機の解体方法 - Google Patents

洗濯機及び洗濯機の解体方法

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JP2002035482A
JP2002035482A JP2000218566A JP2000218566A JP2002035482A JP 2002035482 A JP2002035482 A JP 2002035482A JP 2000218566 A JP2000218566 A JP 2000218566A JP 2000218566 A JP2000218566 A JP 2000218566A JP 2002035482 A JP2002035482 A JP 2002035482A
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top cover
washing machine
tub
water
rod
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JP2000218566A
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Yuji Yokozawa
雄二 横沢
Atsuo Yamano
敦生 山野
Hideo Okada
英生 岡田
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トップカバーの解体時間を増加させることな
くトップカバーの合成樹脂を回収し、また再商品化率を
向上させる。 【解決手段】 洗濯機筐体10の上部に配設されるトッ
プカバー11の前部に運転操作パネル14及び運転制御
装置80を配設し、トップカバー11の後部には、給水
弁85、注水ケース86などの部品をベース88に搭載
して構成した部品ユニット83と、この部品ユニット8
3を覆う後部パネル16を配設した。トップカバー11
と部品ユニット83とは係合爪で結合し、その上でトッ
プカバー11、部品ユニット83、後部パネル16を一
括して洗濯機筐体10にねじ止めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗濯機に関し、その
解体時の分解性向上を技術的課題とするものである。
【0002】
【従来の技術】家庭で使用される全自動洗濯機は、水槽
と脱水槽(洗濯槽を兼ねる)を収容した筐体の上部にト
ップカバーを配設する構成とすることが多い。通常、ト
ップカバーの前部(操作者に近い側)には運転操作パネ
ル、運転制御装置などの部品が配置されており、トップ
カバーの後部(操作者から遠い側)には給水弁、風呂水
ポンプ、注水ケース、リアクタなどの部品が配置されて
いる。これらの部品をトップカバーに取り付けるにあた
っては、例えば特開平11−9882号公報に示される
ような工夫がなされてきた。それを図26に示す。
【0003】図26において、101は図示しない洗濯
機筐体の上部に取り付けられる合成樹脂製のトップカバ
ーである。トップカバー101の前部には窪んだ箇所が
あり、ここに運転制御装置102を収める。トップカバ
ー101の後部には給水弁103、給水装置104、ノ
イズフィルタ105等の部品を取り付け、その上から断
面L字形の後部パネル106をかぶせてこれを覆う。1
07はトップカバー101の側部に、下に向かって開放
する形で設けられた凹部に収容されるリアクタ、108
はリアクタを収容した凹部を閉塞する下部パネルであ
る。このような構成により、運転制御装置102とリア
クタ107及びノイズフィルタ105の組付け配置の容
易化と、それらの間の配線の容易化を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】「特定家庭用機器再商
品化法」が2001年4月から施行され、エアコン60
%、テレビ55%、冷蔵庫及び洗濯機50%の再商品化
率が義務づけられる。2006年には再商品化率の見直
しが予定されており、2008年以降は再商品化率80
%以上が義務づけられるものと予想される。従って洗濯
機の構造は、図26の従来構造にもまして、組立容易性
の裏返しである解体性に配慮したものとしなければなら
ない。なお「再商品化率」とは、廃棄物の中から次の基
準を満たして再商品化された量の比率である。 (1)自ら製品の部品または原材料として利用したもの
の量。 (2)製品の部品または原材料として利用する者に有償
または無償で譲渡し得る状態にしたものの量。
【0005】洗濯機の再商品化率が50%以上から80
%以上へと引き上げられた場合、鉄、銅、アルミニウム
などの金属リサイクルだけでなく、合成樹脂のリサイク
ルも必要となる。洗濯機で合成樹脂を多く使っているの
は洗濯槽部とトップカバーであり、ここからの合成樹脂
回収の方策を確立しなければならない。しかしながら上
述した従来のトップカバーの構造では、合成樹脂を回収
する前提として、そこに取り付けられている多くの部品
を取り外すことが必要であり、解体時間が長く、コスト
がかさむ。部品をつけたまま破砕機にかけ、シュレッダ
ーダストの中から合成樹脂だけ回収することも考えられ
るが、金属と合成樹脂が入り混じったシュレッダーダス
トから合成樹脂だけをふるい分けるのは容易ではない。
また合成樹脂の中にも色々な種類のものが混じってお
り、分別が大変である。合成樹脂の分別にある程度成功
したとしても、シュレッダーダストそのものをゼロにす
る訳には行かないが、今後は処分場の不足も予想される
ので、シュレッダーダストを発生させるような処理は極
力避けたいところである。
【0006】そこで本発明は、トップカバーの解体時間
を増加させることなくトップカバーの合成樹脂を回収
し、結果として再商品化率を向上できる洗濯機及びその
解体方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、洗濯機筐体の上部にトップカバーを配設するものに
おいて、このトップカバーの前部に運転操作パネル及び
運転制御装置を配設し、トップカバーの後部には、給水
弁、注水ケースなどの部品をベースに搭載して構成した
部品ユニットと、この部品ユニットを覆う後部パネルを
配設した。このように部品をベースに搭載して部品ユニ
ットとしておくことにより、トップカバーからの分離を
容易且つ迅速に行える。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1の構
成に加え、トップカバーと部品ユニットとを係合爪で結
合した上で、トップカバー、部品ユニット、後部パネル
を一括して洗濯機筐体にねじ止めすることとした。これ
により、ねじを外すだけで多くの部材を分離することが
可能になる。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載の洗濯機を解体するにあたり、その解体方法が、洗濯
機筐体及び洗濯槽部を含む洗濯機機構部からトップカバ
ー、運転操作パネル及び運転制御装置、部品ユニット、
後部パネルを分離する工程と、水槽及び脱水槽を含む洗
濯槽部を洗濯機筐体から分離する工程と、この洗濯槽部
をパルセータ、脱水槽、水槽に分解する工程と、脱水槽
からバランサーを分離する工程と、水槽からモーターを
分離する工程と、を有するものとした。これにより、洗
濯機の解体をスピーディーに遂行することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。図2には洗濯機1の外観構成要素、図3には洗濯機
1の内部構成要素を示す。10は筐体であり、これは平
面形状が四辺形の筒の形をしていて、鋼板と合成樹脂に
より形成されている。11は筐体10の上部に配設され
る合成樹脂製のトップカバーで、その構造は後で詳述す
る。
【0011】筐体10の内部に配置された構成要素につ
き説明する。20は洗濯槽部、40は洗濯槽部20の底
に取り付けられたモーター、50は洗濯槽部20から排
水するための排水弁、60は洗濯槽部20を筐体10に
吊り下げ支持するサスペンション機構である。筐体10
と、その内部の上記構成要素が洗濯機機構部2を構成す
る。
【0012】洗濯槽部20は上部が開放した有底円筒形
の水槽21と、その中に同心円状に配置された、これま
た上部が開放した有底円筒形の脱水槽22を有する。脱
水槽22は洗濯槽を兼ねるものであり、洗濯物の水分を
遠心脱水するための多数の孔またはスリットを周壁に有
し、上部の開口部の縁にはバランサー23を取り付けて
いる。バランサー23は洗濯物の偏分布による脱水時の
振動を抑制する働きをする。また脱水槽22の底部には
洗濯液あるいはすすぎ水を撹拌するためのパルセータ3
8が配置されている。
【0013】モーター40は水槽21の下面に取付板4
1を介して取り付けられており、一体的に組み合わせら
れているクラッチ機構部42により、パルセータ38の
み、あるいは脱水槽22とパルセータ38を共に、回転
させる。パルセータ38のみを回転させると洗濯/すす
ぎモードになり、脱水槽22とパルセータ38を共に回
転させると脱水モードになる。
【0014】洗濯機機構部2には、解体を容易にするた
め様々な工夫が施されている。以下、それらを個々に説
明する。
【0015】サスペンション機構60は、筐体10の内
面の上方四隅から突出する上部受部61と、水槽21の
外面下部から上部受部61と向き合うように突出する下
部受部62と、これら上部および下部受部61、62を
連結するロッド63により構成される。ロッド63の上
下端には、それぞれロッド63そのものより直径の大き
い上部支持体64と下部支持体65が形設される。上部
支持体64と下部支持体65はロッド63と一体成形し
ても良く、別体のものをロッド63に取り付けても良
い。
【0016】上部受部61の上面には、図5あるいは図
6に示すように、ロッド63の上部支持体64を受け入
れる凹部66が形設されている。凹部66の底面67に
はロッド63は通すが上部支持体64は通さない直径の
孔68を設ける。凹部66は洗濯槽部20の方向に開放
しており、この開放部69に向け、底面67は下方に傾
斜する。開放部69から孔68までにわたり、底面67
を貫通するスリット70が設けられる。スリット70
も、ロッド63は通すが上部支持体64は通さない幅の
ものである。凹部66の内部側壁には相向かい合う溝7
1が形設され、平面形状Ω字形のストッパ72の両端が
この溝71に挿入される。
【0017】ロッド63は、上部支持体64を凹部66
の底面67に支えられ、それ自身は孔68を貫通する形
で受部61に吊り下げ支持される。この状態でロッド6
3は、上部支持体64を支点に鉛直面内で揺動可能であ
る。下部支持体65が受部61よりも筐体10の中心方
向にオフセットした位置で水槽21を支えることによ
り、また底面67が受部61の先端に向かって下方に傾
斜していることにより、ロッド63には常にスリット7
0を通って受部61から抜け出そうとする力が作用する
が、ストッパ72が上部支持体64に当たってこれを阻
止する。
【0018】図5と図6に示すロッド63の保持状態に
おいて、ストッパ72を溝71から抜くと、上部支持体
64が凹部66の底面67に沿って滑り、ロッド63は
スリット70より受部61の外に出る。従って、水槽2
1を持ち上げるまでもなく、4箇所の受部61からスト
ッパ72を外すだけで洗濯槽部20を筐体10から分離
することができる。
【0019】この実施態様と従来の洗濯機とにおけるサ
スペンション機構取り外し所要時間を、米国BDI社
(Boothroyd Dewhurst Inc.)の解体性評価ソフトウェ
アであるDFE(Design for environment)により算
出した。なお従来構造は、受部からロッドを取り外すた
めにはまず洗濯槽部そのものを持ち上げて上部支持体を
受部の凹部から持ち上げ、この状態でスリットを通じて
ロッドを受部の外に出すというものである。この従来構
造においては、工具の取り出しに4.2秒、一つのロッ
ドの取り外しに22.5秒かかり、合計時間が94.2
秒であるのに対し、本実施態様では、一つのストッパの
取り外しが4.4秒、一つのロッドの取り外しが3.8
秒であり、32.8秒の合計時間で済んだ。
【0020】図7にはストッパ72の第二の実施態様を
示す。前の実施態様と共通の構成要素には同じ符号を付
す。今度のストッパ72は一端を支軸73に支持され、
凹部66の底面67の上で揺動する。支軸73は凹部6
6の一方の内側面に設けた扇形の凹所74の、扇の要に
あたる箇所に配置されていて、ストッパ72の揺動角度
も扇の角度内に制限される。図7はストッパ72が凹所
74の一方の内側面に当たり、ロッド63が孔68から
脱出しないよう押しとどめている状態を示す。
【0021】ロッド63を孔68に通すには、まず図
8、図9に示すようにロッド63をスリット70の外側
に置く。続いて図10、図11に示すようにロッド63
をストッパ72に押しつける。ロッド63に押されたス
トッパ72は支軸73を中心に回動して退避し、ロッド
63を通す。ロッド63が通過した後、ストッパ72は
図7のロッド脱出阻止位置に戻る。ロッド63を図7の
状態に戻すのは、指の操作によることとしても良く、復
帰用のスプリングを設けることとしても良い。あるい
は、上部支持体64の下部をテーパあるいは球状といっ
た下すぼまり形状に成形し、ロッド63が孔68に到達
した後ロッド63を下ろす動作に伴って、その下すぼま
り部分がストッパ72を押し、図7の状態に戻るように
しても良い。
【0022】図7の状態において、ストッパ72を支軸
73の軸方向に持ち上げ、凹部66から外に出すと、支
えを失ったロッド上部支持体64は凹部66の底面67
に沿って滑り、ロッド63はスリット70より受部61
の外に出る。従って、4箇所の受部61においてストッ
パ72を持ち上げるだけで洗濯槽部20を筐体10から
分離することができる。
【0023】続いて、下部受部62のところでロッド6
3を分離する仕組みについて説明する。下部受部62
は、頂部が閉じ、底部が開いた筒形となっており、頂面
75にはロッド63は通すがその下部支持体65は通さ
ない直径の孔76が設けられている。孔76から受部6
2の側面77にかけて、スリット78が設けられる。ス
リット78も、ロッド63は通すが下部支持体65は通
さない幅のものである。孔76とスリット78が交わる
箇所の角は円弧状に丸められている。一つの数値例とし
ては、ロッド63の直径が4mm、下部支持体65の直径
が40mm、孔76の直径が20mm、スリット78の幅が
6mm、丸め箇所の円弧の半径は7mm、といった組み合わ
せを設定することができる。
【0024】ロッド63は、図13に示すように下部支
持体65を受部62の内側に係合させた状態で水槽21
を支持している。この状態で水槽21を持ち上げると、
下部支持体65は受部62の内部を相対的に下方に移動
する。下部支持体65が受部62から姿を現し終わった
時点で、ロッド63は受部61を支点に振り子のように
揺動し、スリット78を通って受部62の外に出る。従
って、単に洗濯槽部20を持ち上げるだけでロッド63
が受部62から外れ、洗濯槽部20を筐体10から分離
することができる。
【0025】この実施態様と従来の洗濯機とにおけるサ
スペンション機構取り外し所要時間を、前掲米国BDI
社の解体性評価ソフトウェアであるDFEにより算出し
た。なお従来構造は、受部からロッドを取り外すために
は下部支持体が受部の下方に突出するまで洗濯槽部を持
ち上げ、手でロッドを導いてスリットからロッドを受部
の外に出すというものである。この従来構造において
は、工具の取り出しに4.2秒、一つのロッドの取り外
しに22.5秒かかり、合計時間が94.2秒であるの
に対し、本実施態様では、洗濯槽部を持ち上げる時間は
DFEの項目にないため実測値の10秒としたが、それ
以外は一つのロッドの取り外しが3.8秒であるため、
25.2秒の合計時間で済んだ。
【0026】図14と図15にはロッド63が孔76か
ら更に抜け出しやすくするための工夫を示す。前の実施
態様と共通の構成要素には同じ符号を付す。図14に示
す第二の実施態様では、受部62の先端部におけるスリ
ット78と孔76の最大幅部分とが直線で結ばれてい
る。孔76から見ればスリット78までテーパ状の誘導
路が設けられている形になり、ロッド63の移動がスム
ーズに行われる。図15に示す第三の実施態様ではこれ
を更に押し進め、受部62の側面77に設けたスリット
78を、上下方向における中程から受部62の上方の角
までテーパ状に広げて行き、その広がったスリット78
と孔76の最大幅部分とを直線で結んだ形にしている。
これにより、ロッド63の抜け出しが更にスムーズにな
る。
【0027】次に、脱水槽22へのバランサー23の取
付につき説明する。図16はその取付箇所の一部を示
す。脱水槽22の上縁の1箇所以上に、外側に突出した
突起24を設ける。バランサー23の下面には脱水槽2
2の上縁を受け入れる環状の溝25と、突起24を受け
入れる凹部26を形設する。溝25に脱水槽22の上縁
を押し込み、突起25を凹部26に嵌合させれば、バラ
ンサー23が脱水槽22に対し相対回転することはなく
なる。後、バランサー23が上方に抜け出さないよう、
バランサー23と脱水槽22を図3に示すねじ27で固
定するが、ねじ27の数は最小限で良い。ねじ27を緩
め、バランサー23を上方へ引き抜けば、バランサー2
3は脱水槽22から分離する。
【0028】図17から図19まではバランサー23の
取付の他の実施態様を示す。前の実施態様と共通の構成
要素には同じ符号を付す。図17に示す第二の実施態様
では、脱水槽22の上縁の1箇所以上に切り欠き状の凹
部28を形設する。バランサー23の下面には脱水槽2
2の上縁を受け入れる環状の溝25と、凹部28に係合
する突起29を形設する。溝25に脱水槽22の上縁を
押し込み、突起29を凹部28に嵌合させれば、バラン
サー23が脱水槽22に対し相対回転することはなくな
る。この場合もねじ27でバランサー23の抜け出しを
止めるものであり、ねじ27を緩めバランサー23を上
方へ引き抜けばバランサー23は脱水槽22から分離す
る。
【0029】図18に示す第三の実施態様では、脱水槽
22の上縁を受け入れる環状の溝25の他、1個以上の
爪片30をバランサー23の下面に形設する。爪片30
はバランサー23の外面に配置する。爪片30は脱水槽
22の上部に設けた孔31に係合する爪32を先端に有
し、付け根と先端の中間部には水平方向に延びるノッチ
33を有する。爪片30と孔31の位置を合わせておい
てバランサー23を脱水槽22に押しつけ、脱水槽22
の上縁を溝25に押し込み、また爪片30の爪32を脱
水槽22の孔31に係合させれば、ねじを使用すること
なくバランサー23の取付は完了する。バランサー23
を脱水槽22から取り外す場合は、爪片30を外側へ引
いて孔31から爪32を外し、バランサー23を引き抜
く。ノッチ33があるとこの部分から先が外側へ折れ曲
がるので、永久変形が起こる程度に折り曲げれば爪32
が再び孔31に係合しないよう抑えておく必要がなく、
引き抜き作業が容易になる。
【0030】図19に示す第四の実施態様は、第三の実
施態様に変形を加えたものである。すなわちここでは、
爪片30の先端に突片34を付加した。突片34がある
とこれに指や工具を掛けることができるので、爪片30
を外側へ折り曲げる作業が一層容易になる。
【0031】図16と図18の実施態様と従来の洗濯機
とにおけるバランサー取り外し所要時間を、前掲米国B
DI社の解体性評価ソフトウェアであるDFEにより算
出した。なお従来構造は、6箇所のねじ止めによっての
みバランサーを脱水槽に取り付けたものである。この従
来構造においては、工具の取り出しに4.2秒、ねじの
取り外しに26.4秒、バランサー取り外しに3.8秒
かかり、合計時間は30.2秒であった。ねじ止め部を
3箇所とした図16の実施態様では、工具の取り出しが
4.2秒、ねじの取り外しが11.1秒、バランサー取
り外しが3.8秒で、合計時間は19.1秒であった。
ねじ止め部ゼロとした図18の実施態様では、工具の取
り出しが4.2秒、爪片の折り曲げが5.4秒、バラン
サー取り外しが3.8秒で、合計時間は13.4秒であ
った。
【0032】次に、排水弁50の取付につき説明する。
図20において、51は排水弁50の受水管で、エルボ
状に構成されており、その中間部はステー52を介しね
じ53によりモーター40の取付板41に固定されてい
る。水槽21の底面からは短い筒状の排水口35が延び
出し、これを包むように受水管51の先端のフランジ部
54があてがわれるのであるが、水漏れのないよう、フ
ランジ部54は水槽21の底面にしっかりと押しつけら
れなければならない。そのため、次のようにする。
【0033】まず、受水管51の外面に突起55を設け
る。突起55は点対称に配置するのが良い。そして、取
付板41には受水管51を通す開口43を形設し、その
上の縁で突起55を受ける。取付板41にこのように受
水管51を通すについては、図23のようにフランジ部
54と突起55を含めた受水管51の平面形状と開口4
3の形状を非円形の相似形状とし、特定角度のときだけ
フランジ部54と突起55が開口43を通過できるよう
にしておいて、通過後受水管51と取付板41の相対角
度を変え、開口43の縁に突起55を係合させる。ある
いは図24のように開口43を取付板41の縁から切り
込んだスリットとし、取付板41の縁の方から受水管5
1を開口43に通し、突起55を開口43の縁に係合さ
せる。
【0034】取付板41は水槽21の底面から下向きに
突出した台座状の突部にねじ56で固定されるのである
が、その突部の高さL1はフランジ部54の上面から突
起55の下面までの距離L2より短い。従って、ねじ5
6を締め付ければ取付板41がたわみ、その弾性反発力
をもってフランジ部54は水槽21の底面に押しつけら
れることになる。
【0035】受水管51を弾性に富む材料で成形し、突
起55をたわませてフランジ部54を水槽21に弾性的
に押しつける構成としても良い。この第二の実施態様を
図21に示す。
【0036】図22に示す第三の実施態様では排水口3
5を囲むようにシール部材36を配置し、このシール部
材36に受水管51の先端を押しつけることとした。受
水管51の先端にフランジ部は形設されていない。その
他の構成は図20と同じである。
【0037】このように、受水管51は水槽21に圧接
されているだけなので、取付板41を水槽21から取り
外せば排水弁50は水槽21から分離することになる。
【0038】図20の実施態様と従来の洗濯機とにおけ
るモーター、排水弁等の部品の取り外し所要時間を、前
掲米国BDI社の解体性評価ソフトウェアであるDFE
により算出した。なお従来構造は、排水弁の受水管を水
槽の排水口に接着剤で接合したものである。この従来構
造においては、ねじ止め2箇所と圧入2箇所の排水弁の
取り外しに40.4秒、ねじ止め2箇所の排水弁用モー
ターの取り外しに33.4秒、パルセータ用モーターへ
の配線の切断と取り外しに27.4秒、ねじ止め10箇
所のモーター取付板の取り外しに76秒かかり、合計時
間は177.2秒であった。一方図20の実施態様で
は、パルセータ用モーターへの配線の切断と取り外しが
19.5秒、ねじ止め10箇所のモーター取付板の取り
外しが76.4秒で、合計時間は95.9秒であった。
【0039】続いて、本発明の主題の一つであるトップ
カバー11の解体性向上の工夫につき、図1と図4によ
り説明する。トップカバー11はポリプロピレン等の合
成樹脂成形品であり、図1に示すように、中央部に洗濯
物出入口12を有する。洗濯物出入口12は、図2に示
す蓋13で覆われる。トップカバー11の前部(操作者
に近い側)と後部(操作者から遠い側)には、運転制御
装置や部品ユニットを収納するための空間が設けられて
いる。トップカバー11の前部に設置される運転制御装
置80は、操作スイッチや表示部を備えた操作回路基板
とモーター運転制御のためのインバータ制御回路基板よ
り構成され、運転操作パネル14の裏側にねじ止めされ
る。また運転操作パネル14の裏面にはリアクタ81、
表面側には水準器82が取り付けられる。図1に15で
示すのは運転制御装置80への配線を通すためトップカ
バー11に設けた孔である。
【0040】83は水位センサー84、給水弁85、注
水ケース86、異常振動センサー87などの部品と、こ
れらの部品を搭載したベース88により構成される部品
ユニットである。部品ユニット83はトップカバー11
の後部に配置され、後部パネル16により覆われる。な
お、後部パネル16はトップカバー11と同一の合成樹
脂で成形されている。
【0041】図4に示すように、ベース88は断面がL
字形状で、その上に各部品の取付に必要な形状が形成さ
れている。例えば注水ケース86については、ベース8
8にフック89、注水ケース86の端部に係合爪90が
形設されており、これらを係合させることにより注水ケ
ース86とベース88を結合する。
【0042】トップカバー11への部品ユニット83の
取付は次のように行う。トップカバー11の部品ユニッ
ト設置場所には4箇所に係合爪17を形設する。係合爪
17は断面L字形状のベース88の1辺につき2個づつ
割り当てられており、ベース88を係合爪17に押しつ
けると両者が弾性的に係合し、ベース88とトップカバ
ー11とは結合状態になる。トップカバー11の一部に
は注水ケース86の一部を受け入れる凹所があり、その
側壁に形設された窓18には注水ケース86の側面の係
合爪91が係合する。このように、トップカバー11と
部品ユニット83とは係合爪17、91をもって結合さ
れる。
【0043】次いで、トップカバー11を4本のねじで
筐体10に固定する。前部においては、運転操作パネル
14とトップカバー11を貫通する2本のねじ92を筐
体10にねじ込み、運転操作パネル14とトップカバー
11を一括して筐体10にねじ止めする。後部において
は、後部パネル16、部品ユニット83(中でも、その
ベース88)、トップカバー11を貫通する2本のねじ
93を筐体10にねじ込み、後部パネル16、部品ユニ
ット83、トップカバー11を一括して筐体10にねじ
止めする。
【0044】次に、本発明の構成による洗濯機1の解体
手順を図25を参照しつつ説明する。図25のステップ
S201では、運転操作パネル14とトップカバー11
を筐体10に固定している2箇所のねじ92と、後部パ
ネル16、部品ユニット83、トップカバー11を固定
しているもう2箇所のねじ93を外す。その上で運転操
作パネル14を持ち上げ、パネル裏面に取り付けられた
運転制御装置80に接続している配線(モーター40、
部品ユニット83の部品、電源等に結線するもので、図
示しない)を切断し、運転操作パネル14、運転制御装
置80、リアクタ81を一括してトップカバー11から
取り外す。
【0045】続いて後部パネル16を取り外し、水位セ
ンサー84と水槽21を連結するパイプ(図示せず)を
切断する。そして係合爪17、91の係合を解除し、部
品ユニット83をトップカバー11から取り外す。この
際、部品ユニット83に接続した配線もトップカバー1
1から取り除かれる。次いでトップカバー11を筐体1
0から取り外す。この結果、洗濯機1の構成要素は洗濯
機機構部2、トップカバー11、運転操作パネル14+
運転制御装置10、部品ユニット83、後部パネル16
に分離する。
【0046】次に、ステップS202で洗濯機機構部2
から洗濯槽部20を取り出し、筐体10と分離する。
【0047】ステップS203では脱水槽22の底から
パルセータ38を取り外し、脱水槽22を水槽21から
分離する。
【0048】ステップS204では脱水槽22からバラ
ンサー23を分離する。ステップS205では水槽21
からモーター40や排弁50を取り外す。
【0049】解体後の構成部品からは資源回収を行う。
トップカバー11と後部パネル16からはポリプロピレ
ン樹脂を回収する。部品ユニット83からは、粉砕後磁
気選別と静電分離選別を行って鉄、銅、アルミニウムを
回収する。運転操作パネル14+運転制御装置80は鉛
と銅を含むので、鉛精錬炉や銅精錬炉で処理し、鉛や銅
を回収する。脱水槽22からはステンレススチールと、
ポリプロピレン等の合成樹脂を回収する。バランサー2
3は塩水を抜き取り、ポリプロピレン等の合成樹脂を回
収する。水槽21からはポリプロピレン等の合成樹脂を
回収する。モーター40は分解して鉄、銅、アルミニウ
ム等を回収する。筐体10からは鉄と合成樹脂を回収す
る。
【0050】本実施形態の洗濯機1における、トップカ
バーからの回路基板類及び部品類の取り外し所要時間を
前掲米国BDI社製の解体性評価ソフトウェアであるD
FEによって算出した。比較例として、後部の部品類を
ベースを介さず直接トップカバー上に設置してある洗濯
機についても評価した。
【0051】図27に比較例の解体手順を示す。比較例
の洗濯機では、トップカバーから運転制御装置、後部の
部品類を分離するのに140秒を要した。特に、後部の
部品類を取り外すにあたり、リアクタ、注水ケースなど
を固定している4本のねじと、水位センサー、スイッチ
レバーなどの部品個々を固定しているスナップフィット
などを取り外すのに時間がかかった。
【0052】本実施形態の洗濯機1では、操作回路基
板、インバータ回路基板、後部部品類の取り外しに50
秒を要したのみであり、従来構造の洗濯機に比べ90秒
短縮することができた。従って、本発明の洗濯機はトッ
プカバーをマテリアルリサイクルする場合の解体コスト
を比較例と比べて60円/台低減することができる(解
体賃率40円/分と仮定)。
【0053】解体されたトップカバーはポリプロピレン
樹脂としてマテリアルリサイクルすることができるの
で、例えばトップカバー重量が1.2kgで洗濯機の総重
量が46.5kgの場合、再商品化率が約2.6%向上す
る。
【0054】トップカバー後部の部品類は複合材料で作
られたものが多く素材毎の分離が困難なため、シュレッ
ダーで破砕されて金属のみ回収される。従って、本発明
の部品ユニットと比較例の後部部品類とでは、有価物回
収率ははぼ同等であった。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、トップカバーの後部に
配置される部品類を部品ユニットの形で一括してトップ
カバーから取り除くことができ、解体時間を大幅に増加
させることなくトップカバーの合成樹脂をリサイクルで
きる。また、余分なものが付属していないのでトップカ
バーをそっくりリサイクルでき、再商品化率を向上でき
る。さらに、トップカバー、部品ユニット、後部パネル
を一括して洗濯機筐体にねじ止めすることにより、解体
時にはこのねじを外すだけで後部パネル、部品ユニッ
ト、トップカバーを分解できる。トップカバー前部の運
転操作パネルとトップカバーを洗濯機筐体にねじ止めし
ているねじまで外せば、トップカバーは洗濯機機構部か
ら容易に分離する。次いで洗濯機機構部の解体を行い、
筐体、水槽、脱水槽、モーターなどを順次分離し、それ
ぞれ構成部品に適した手法でリサイクルを行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明洗濯機の一実施態様を示す洗濯機トッ
プカバーの分解斜視図
【図2】 洗濯機の外観構成要素の斜視図
【図3】 洗濯機機構部の断面図
【図4】 本発明洗濯機の一実施態様を示す洗濯機トッ
プカバー後部の断面図
【図5】 洗濯槽部サスペンション機構の要部の平面図
【図6】 図5のA−A線に沿って切断した断面図
【図7】 洗濯槽部サスペンション機構の第二の実施態
様を示す要部の平面図
【図8】 図7と同様の平面図にして、組立の第一段階
を示すもの
【図9】 図8のB−B線に沿って切断した断面図
【図10】 図7と同様の平面図にして、組立の第二段
階を示すもの
【図11】 図10のC−C線に沿って切断した断面図
【図12】 洗濯槽部サスペンション機構の他の要部の
斜視図
【図13】 図12の箇所の垂直断面図
【図14】 図12と同様の斜視図にして、第二の実施
態様を示すもの
【図15】 図12と同様の斜視図にして、第三の実施
態様を示すもの
【図16】 脱水槽とバランサーとの結合箇所の分解斜
視図
【図17】 図16と同様の斜視図にして、第二の実施
態様を示すもの
【図18】 図16と同様の斜視図にして、第三の実施
態様を示すもの
【図19】 図16と同様の斜視図にして、第四の実施
態様を示すもの
【図20】 洗濯槽部への排水弁取付構造を示す断面図
【図21】 図20と同様の断面図にして、第二の実施
態様を示すもの
【図22】 図20と同様の断面図にして、第三の実施
態様を示すもの
【図23】 洗濯槽部への排水弁取付構造における一部
断面部分平面図
【図24】 図23と同様の一部断面部分平面図にし
て、第二の実施態様を示すもの
【図25】 本発明に係る洗濯機の解体方法の一実施態
様を示す解体フロー図
【図26】 従来構造の洗濯機トップカバーの分解斜視
【図27】 従来の洗濯機解体方法の解体フロー図
【符号の説明】
1 洗濯機 2 洗濯機機構部 10 筐体 11 トップカバー 12 洗濯物出入口 13 蓋 14 運転操作カバー 15 配線用孔 16 後部パネル 17 部品ユニット結合用の係合爪 18 注水ケース結合用の窓 20 洗濯槽部 21 水槽 22 脱水槽 23 バランサー 38 パルセータ 40 モーター 80 運転制御装置 81 リアクタ 82 水準器 83 部品ユニット 84 水位センサー 85 給水弁 86 注水ケース 87 異常振動センサー 88 部品ユニットのベース 89 注水ケース結合用フック 90 注水ケース端部の係合爪 91 注水ケース側面の係合爪 92 トップカバー前部固定用のねじ 93 トップカバー後部固定用のねじ S201 トップカバー分離工程 S202 筐体、洗濯槽部分離工程 S203 脱水槽、水槽分離工程 S204 脱水槽、バランサー分離工程 S205 水槽、モーター分離工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 英生 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3B155 BB04 CB32 DA05 FA29 JA03 MA01 MA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯機筐体の上部にトップカバーを配設
    するものにおいて、このトップカバーの前部に運転操作
    パネル及び運転制御装置を配設し、トップカバーの後部
    には、給水弁、注水ケースなどの部品をベースに搭載し
    て構成した部品ユニットと、この部品ユニットを覆う後
    部パネルとを配設したことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 トップカバーと部品ユニットとを係合爪
    で結合した上で、トップカバー、部品ユニット、後部パ
    ネルを一括して洗濯機筐体にねじ止めすることを特徴と
    する請求項1に記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の洗濯機の解体に適用さ
    れるものにして、洗濯機筐体及び洗濯槽部を含む洗濯機
    機構部からトップカバー、運転操作パネル及び運転制御
    装置、部品ユニット、後部パネルを分離する工程と、水
    槽及び脱水槽を含む洗濯槽部を洗濯機筐体から分離する
    工程と、この洗濯槽部をパルセータ、脱水槽、水槽に分
    解する工程と、脱水槽からバランサーを分離する工程
    と、水槽からモーターを分離する工程と、を有すること
    を特徴とする洗濯機の解体方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100512913B1 (ko) * 2002-04-18 2005-09-07 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 세탁기
EP1639935A3 (de) * 2004-09-23 2006-09-20 Miele & Cie. KG Kastenförmige Bedienblende
JP2006288603A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Sharp Corp 全自動洗濯機
CN113584816A (zh) * 2021-08-30 2021-11-02 无锡小天鹅电器有限公司 一种箱壳组件及衣物处理设备

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