JP2987031B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2987031B2
JP2987031B2 JP5218343A JP21834393A JP2987031B2 JP 2987031 B2 JP2987031 B2 JP 2987031B2 JP 5218343 A JP5218343 A JP 5218343A JP 21834393 A JP21834393 A JP 21834393A JP 2987031 B2 JP2987031 B2 JP 2987031B2
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保 鹿森
好博 鈴木
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F39/00Details of washing machines not specific to a single type of machines covered by groups D06F9/00 - D06F27/00 
    • D06F39/12Casings; Tubs
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F37/00Details specific to washing machines covered by groups D06F21/00 - D06F25/00
    • D06F37/26Casings; Tubs
    • D06F37/267Tubs specially adapted for mounting thereto components or devices not provided for in preceding subgroups

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭で使用する洗
濯機において、洗濯機を設置した状態でも排水ホースの
取出方向の変更や可動部品の点検・修理が簡単に行える
洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大半の洗濯機においては、本体後
面に開口部とその開口部を覆う裏蓋を設けており、この
裏蓋を開けることにより、洗濯機内部の点検や修理を行
っていた。また、洗濯機設置時の排水ホースの処理(排
水口の位置に応じて、排水ホースの本体からの取出し位
置を変える。)に当っては、前記開口部から作業するも
のや、洗濯機を横倒しにして、底面から作業するものが
あった。
【0003】通常、洗濯機は、後面を壁に面して設置す
るため、点検・修理の際は、洗濯機を移動する必要があ
る。しかし、国内の住宅事情では洗濯機が設置される周
辺のスペースは一般的に余裕がないため、洗濯機の移動
は、容易ではなく、作業性が悪いばかりか、顧客にも負
担をかけているのが現状であった。さらに、近年では、
洗濯機の洗濯容量が、まとめ洗いの習慣性などを背景と
して、増加してきており、これに伴い、洗濯機が大形化
していること、また、衣類乾燥機の普及率向上に伴っ
て、洗濯機の後面に支柱を取付け、洗濯機上方の空間を
利用して衣類乾燥機を設置するケースの増加などがあ
り、洗濯機を移動させることは、ますます困難なものと
なってきている。
【0004】また、前述の排水ホースの処理について
も、洗濯機を据付場所に設置する前に作業を行っておく
必要があるため、スペースがないと作業性が悪いもので
あった。さらに、排水口が洗濯機の後の方や下にある場
合は、排水ホースを排水口に入れる際、目視にて確認し
ながら作業することが難しく、不完全な設置となる場合
があった。
【0005】これに対し、図15で示すように洗濯機の
枠体前面側に開口部を設け組立,点検・修理を前方から
行うフロントサービス式の構成のものが知られている。
また、これと同種のものに、特開平4−197395 号が知ら
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のフロン
トサービス式のものにあっては、洗濯機設置時の排水ホ
ースの処理について開示されていない。
【0007】本発明の目的は、洗濯機の設置作業性の向
上および排水ホースの処理が容易な洗濯機を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、内底に回動自在なる撹拌翼を備える洗濯
兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽を回動自在に内置する外
槽と、この外槽を内置し、かつ水平方向の断面が略矩形
状の枠体と、この枠体に外槽を防振的に吊り下げ支持す
る防振装置と、外槽の外側下面に備えられ、かつ撹拌翼
および洗濯兼脱水槽を回転駆動するモータ等の駆動部
と、枠体の上部開口部を覆うように枠体の上部に設けら
れる上面カバーと、枠体の前面に形成した枠体前面の大
部分を占める前面開口部と、この前面開口部を塞ぐよう
に枠体に着脱自在に取付けられるパネル部材を有する洗
濯機において、排水バルブおよび排水ホース等の排水経
路が接続される外槽用排水口は、前記駆動部よりも手前
側の外槽下面で、かつ前記前面開口部に臨む近い位置に
設け、前記排水ホースを枠体の外側に導くための排水ホ
ース取出口は枠体の下側で、かつ前面開口部に近い前側
寄り左右に設けたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】枠体の開口部を洗濯機の前面側とし、排水バル
ブと排水ホースが接続される外槽用排出口を開口部近傍
に設ける。これにより、洗濯機を設置した状態でも確実
な排水ホースの処理が可能となる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図面を基に説明する。図
1は、全自動洗濯機の基本構成図を示している。1は、
内部機構部を内包する枠体と、2は、洗濯兼脱水槽で、
上部に流体バランサー3を設け、底部には、回転自在な
撹拌翼4を配設している。5は、洗濯兼脱水槽2を内包
する外槽であり、底部には、駆動部を鋼板製のセンター
ベース6を介し取付けるとともに、枠体1の上端四隅か
ら、防振装置7にて垂下支持されている。駆動部は、モ
ータ8,クラッチ9,Vベルト10とから成り、モータ
8の回転をモータプーリ11,Vベルト10,Pプーリ
12を介し、クラッチ9に伝達し、クラッチ9は、洗濯
時には、内部の減速ギヤを介し回転力を撹拌翼4に伝達
するとともに、脱水時には、減速ギヤを介さず、回転力
を洗濯兼脱水槽2に伝達し、脱水を行う。13は、給水
電磁弁であり、一端は、水栓へ接続され、他端は、注入
口14に接続されている。15は、パネルボックス部を
有する上面カバーであり、内部には、制御部であるコン
トロールユニット16,水位を制御する水位センサー1
7,電源スイッチ18,入力スイッチ部19,進行表示
部20などが収納されている。パネルボックス部21
は、前側と後側の2ケ所に設けられており、それぞれ、
フロントパネル22,バックパネル23を装着してい
る。また、上面カバー15は、衣類投入用の開口部24
と開口部24を開閉する蓋体25を設けられ、枠体1の
上方開口部を包括するように枠体上部に、フロントパネ
ル22,バックパネル23を介し、上方からの取付ネジ
26(図2)にて枠体1に固着されている。
【0011】27は、排水装置であり、排水弁28,排
水ホース29とから成っている。排水弁28の一端は、
外槽5の底部に設けられた外槽排水口5aに接着され、
他端は、排水ホース29に接続されている。排水ホース
29の他端は、排水口の位置に応じて、排水ホース取出
口30から機外へ引出す。
【0012】外槽排水口5aは、図1ないし図7に示さ
れているとおり、モータ8およびクラッチ9等よりなる
駆動部よりも枠体1の前側に設けられている。しかも枠
体1の前側から外槽5を見て概ね外槽5の中央側で、か
つ開口部32に近い位置なるように外槽排水口5aは配
置されている。そして、この外槽排水口5aは、外槽5
の底面から下向きに突き出すように形成され、排水弁2
8の入り口側が差し込まれて排水弁28は外槽排水口5
aに取付けられている。排水弁28の出口側は直下向き
になっており、この出口に排水ホース29が差し込まれ
て接続されている。
【0013】このように排水ホース29は、モータ8お
よびクラッチ9等の駆動部よりも手前側で、かつ開口部
32に近い位置に垂下する状態になっているのである。
【0014】水位の検出は、外槽5に設けられたエアー
トラップ5bから、エアーチューブ31を介し、水位セ
ンサー17で圧力検知している。水位センサー17は、
エアートラップ5bの位置に対応して、手前側に配設し
てある。
【0015】枠体1は、図2に示すように、水平方向断
面が略四角形状の鋼板製部材であり、洗濯機の前面部に
相当する側面に開口部32を形成している。水位検知用
のエアーチューブ31と外槽2のエアートラップ5bの
接続部、排水ホース29と排水弁28との接続部並びに
コントロールユニット16などの上部の電気部品と、モ
ータ8などの下部に配設された電気部品の電気的接続を
行うワイヤーハーネス40の接続部,排水弁28,排水
ホース29,排水ホース取出口30a,30b,30c
は、全て、開口部32から接近可能な位置に配置してい
る。
【0016】これにより、洗濯機を設置した状態におい
ても開口部32から洗濯機内部の点検等が可能である。
【0017】さらに、上面カバー15は、上方からの取
付ネジ26で枠体1に固着されているため、洗濯機本体
が、両側に障害物がある設置場所に置かれていても、エ
アーチューブ31とエアートラップ5bの接続とワイヤ
ーハーネス40の接続を外し、取付ネジ26を外せば、
洗濯機を移動することなく上面カバー15部全体が分解
可能となり、上部の部品についても点検・修理が簡単に
できる。
【0018】また、排水ホースの処理も簡単に確実にで
きる。排水ホースの処理については後述する。
【0019】枠体1の下端部には、脚部33を有する合
成樹脂製のベース34が、加締により装着されており、
鋼板の露出を防止し、耐蝕性を向上させているととも
に、傷害からの保護を図っている。また、前記開口部3
2は、次のように形成される。枠体1の本体部分となる
鋼板を略コ字状に折り曲げたものに、上部は鋼板製の上
板35を加締により一体化するとともに下部は、ベース
34から上方に延出形成した下板部34aを設け、開口
部32を形成する。上板35の縦幅は、開口部32を有
したままでも強度上支障をきたさない寸法とするととも
に、必要に応じ、下板部34aの両側を枠体1にネジ3
6により固定する。37は、開口部32を覆う鋼板製の
パネル部材である。パネル部材37の縦寸法Hは、枠体
1の高さH1 と略同一に、また幅寸法Wは、前記開口部
32の幅W2 より大きく、かつ、枠体1の幅寸法W1
り小さく設定してある。
【0020】また、パネル部材37の水平方向断面は、
略わん曲状とし、パネルの張り剛性を得ている。また、
上述の如く幅寸法を小形化することで、スパンが短くな
るので、強度上有利となる。パネル部材37の枠体1へ
の取付面1cは、面1aに対し、h2 なる段差を形成し
ている。これにより、横からみた際の枠体1とパネル部
材37の隙間を目立たなくできるとともに、P方向から
の外力に対して、パネル部材37の横方向への変形を防
止できる。h1 は、面1aに対し、パネル部材37の両
辺部が出張る寸法である。段差h2 は、洗濯機としての
枠体材料の物性および、生産上のプレス加工行程から、
約3mm程度が最大であるため、h1=0の場合、パネル
部材37の剛性が低くなり、板厚を大きくする必要が生
じる。このため、パネル部材37の縦方向の曲げ剛性を
確保するためh1 を設ける。
【0021】さらに、上板35の一部をわん曲させ、パ
ネル部材37の裏面に当接するようにし、張り剛性を向
上させる。
【0022】これらにより、外観性能を損なうことな
く、パネル部材の小形化と板厚の最小化が図れ、小形軽
量化により、狭いランドリースペースでの作業性も良好
なものが得られる。
【0023】さらに、パネル部材37の張り剛性を向上
させる手段として、パネル部材37の裏面に補強ビーム
を取付けてもよい。
【0024】一方、パネル部材37の取付けは、パネル
部材37と一体的に設けた複数個のツメ37aを枠体1
の角マド1bに下方から挿入し、上に押し上げた状態
で、前方からネジ38にて枠体1に取付ける。前記ツメ
37aの位置は、図3において、C<Wなる関係で設定
する。また、パネル部材37の両側は、内包に向う折り
曲げ部37bを設ける。これにより、外方から、ツメ3
7aや角マド1b,パネル部材37の端面が見えること
がなく、意匠的にも良好である。このように端面部を露
出させない構造とすることにより、切断面からサビ等が
発生しても外観部に見えることを防止できる。ネジ38
をしめた後には、キャップ39を被せ、ネジ頭が直接目
に見えないようにする。ネジ38の位置は、脚33の下
端から、上方に向って、80mm以上の位置に設定する。
これにより、防止パンに洗濯機が据え付けられていて
も、ネジ38の分解,組立が可能となる。ネジ38に対
応する枠体1には、スピードナット等の簡易ナットを使
用すれば、リタッピング性を向上できる。
【0025】パネル部材37の上端は、図4で示すよう
にフランジ部37cおよび立上げ部37dを有し、上面
カバー15に設けたリブ15aにより、立上げ部37d
を挟持するように構成し、パネル部材37のガタツキを
防止する。また、立上部37dの中央部にはスリット37
eを設けるとともに、これに対応したリブ15bを上面
カバー15に一体的に設け、パネル部材37の組込時に
おける左右方向の案内とし、組立性の向上を図る。
【0026】パネル部材37の下端は、図6で示すよう
に折り返し部37fを設け、ベース34の溝部34bに
嵌める。これにより、Q方向にパネル部材を引張っても
隙間があいたり、外れたりすることがない。
【0027】以上のようにパネル部材37を枠体1に取
付けた状態に於ては、四辺が拘束される形となるため複
合強度が高くなり、強固な枠体が得られる。
【0028】パネル部材37の材料および表面処理は、
枠体1とは相違しており、高耐食性で、かつ、メタリッ
クやパールまたは、加飾処理した鋼板を使用する。これ
により、枠体1全体の製造コストをアップすることな
く、高品質な製品を提供できる。
【0029】枠体1の後面部1dには、衣類乾燥機用の
支柱取付部1eを設ける。支柱取付部1eは、枠体1製
作用のプレス金型のコマ交換により有無を可能としてあ
る。また、枠体1の前面部の面1aにも支柱取付部1f
をコマ交換により有無を可能にしてある。枠体後面の1
dには、支柱取付部1e以外の凹凸や開口部は設けな
い。
【0030】このことにより、枠体の全周にわたり、意
匠性の高い枠体構造に得られ、置き場所の自由度が広が
るとともに、清掃性を向上できる。
【0031】また、前記支柱取付部1eを無とし、1f
を有とするとともに前記パネル部材37に変えて、開口
部32を最小限に覆う位の蓋体を使用し、上面カバーの
取付けを逆にすれば、従来と同様の後面開口部の洗濯機
を提供できる。
【0032】以上の説明は鋼板製の枠体で説明したが、
合成樹脂製の枠体でも同様の効果を得ることができる。
【0033】次に、排水ホースの処理について説明す
る。
【0034】図7は、排水ホース29を本体正面からみ
て、左側に引出した状態を示している。29aは、ホー
ス固定部であり、ホースオサエ41と、ベース34に設
けたホース支持部34cにより、図8で示すように挟持
され、固定されている。29eは、排水バルブ28との接
続口である。内部機構部の脱水時の振動などは、ホース
固定部29aと排水バルブ接続口29e間に設けた蛇腹
部で吸収する。ホース取出口30における排水ホース2
9の形状は、図9に示すようにストレート部29bとス
トレート部29bの両側にツバ29f,29gを形成し
ており、排水ホースの位置が決まるようになっている。
ホース取出口30の内径Dと、ッバ29fの外径D2
ツバ29gの外径D1 との関係は、D1>D2>Dとなっ
ている。ストレート部29bの外径は、内径Dとほぼ同
一が若干大きめに設定し、固定を安定化されている。外
径D1 は、排水ホース29を外方向に引張った際に、簡
単に排水ホース29が、動かない程度に設定している。
過大な外力の場合は、前記のホース固定部で荷重を受
け、排水バルブ28との接続部に荷重が加わらないよう
になっている。外径D2 は、排水ホースを反対側に引き
出す際、割合に容易に本体内に引き込める程度の寸法を
設定している。
【0035】排水ホース29の固定部,ホース取出口3
0,排水バルブ28は、図1,図2,図7で示すように
開口部32の近傍に設けてあり、開口部32から接近で
きるようになっている。
【0036】ここで、排水ホース29を反対側に引き出
す手順について説明する。
【0037】まず、パネル部材37を外し、開口部32
から作業する。ホース支持部34cに弾着固定されてい
るホースオサエ41を外してから排水ホース29を機内
に全部引き込み、排水ホース先端部を反対側のホース取
出口30を通し、外部へ引き出す。所定長さまで引き出
すとツバ29gがストッパーとなり、引き出しの完了が
確認できる。次に、ホース固定部29aをホース支持部
34cにあてがい、ホースオサエ41で固定する。この
とき、排水ホース29が通っていないホース取出口30
は、キャップ42で塞いであるので、反対側に移す。
【0038】最後に、パネル部材37を組み付けて、作
業完了となる。このように、本発明によれば、洗濯機本
体の前面側から全て作業ができるので、洗濯機を移動し
たりする必要が全くないので、作業性が良好である。ま
た、排水バルブ29との接続口29eも回転させたり、
外したりする必要がないので、信頼性も高い。
【0039】次に、排水口が洗濯機の下にある場合の排
水ホースの処理について説明する。排水ホース29に
は、パイプ接続部29dが設けてあり、この部位で排水
ホースを切断し、ドレンパイプ43を接続できるように
なっている。
【0040】従って、排水口が洗濯機の下にある場合
は、図10のようにパイプ接続部にドレンパイプ43を
接続し、ドレンパイプ43の先端を排水口に差し込めば
良い。排水口の位置は、どこにくるか特定できないの
で、ホース固定部29aと、パイプ接続部29dの間を
蛇腹部にし、洗濯機下部のエリアをカバーする。また、
必要に応じ、ドレンパイプ43の長さが異なるものを具
備したり、あるいは、ドレンパイプ43を長くしておい
て、必要に応じて切断しても良い。
【0041】いずれの場合も、機内で、排水ホースの処
理ができるので、外部に導き出して、洗濯機の下部をも
ぐらせて処理するものに対して排水ホースの長さを短く
できるので、排水性能も良好となる。さらに、排水口を
開口部32を通して直接見ながら洗濯機を動かせず作業
できるので、排水ホースが短かかったり、機内で遊んで
いたり、また、排水口に完全に入っていなかったりする
ことがなく簡単で確実な処理が可能となる。当然、洗濯
機を移動する必要がないので、衣類乾燥機をセットして
ある場合でも何ら問題ない。
【0042】図11は、洗濯機の梱包状態を示すもので
ある。
【0043】梱包時は、排水ホース29全部を機内に引
き込み、排水ホース29のほぼ中央付近をベース34に
設けたフック34dに引掛ける。ホースの先端は、前記
したキャップ42を利用し、ホース取出口30に固定す
る。
【0044】フック34dは、図13に示すように中央
部に開口した断面が円形状のリブであり、O方向に排水
ホース29を引くと排水ホースがフック34dから外れ
るようになっている。
【0045】ホース先端部の固定は、図12で示すよう
になっており、キャップ42に一体的に設けたパイプ部
42aに排水ホース先端を挿入固定し、キャップ42
は、一体的に設けたツメ42bにより、ホース取出口3
0の嵌合穴30aに係合して、固着される。
【0046】排水ホース29のフック29cは、回転自
在となっているため、キャップ42には、フック29c
の回転を抑止するリブ42cを一体的に設けている。ホ
ース取出口30の形状は、フック29cが通る必要性か
ら、かぎ穴状にしているため、梱包時のキャップ42取
付作業を簡単化するためである。
【0047】以上のことより、排水ホース29は、本体
内に収納された状態で梱包できるため、梱包容積が最小
ですみ、経済的である。また、フック34dの排水ホー
ス29を支持しているため、開梱した状態で、洗濯機を
持ち運んでも、排水ホース29が垂れ下がることがな
く、誤って、洗濯機でホースをつぶす恐れがない。
【0048】キャップ42は、前述したように開梱する
と、排水ホース29を引き出さない側のホース取出口3
0にセットすれば良いので、新たにホース取出口閉塞用
のキャップを設ける必要がない。
【0049】図14は、排水ホース29を示す。
【0050】
【発明の効果】以上述べたとおり、本発明は、内底に回
動自在なる撹拌翼を備える洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼
脱水槽を回動自在に内置する外槽と、この外槽を内置
し、かつ水平方向の断面が略矩形状の枠体と、この枠体
に外槽を防振的に吊り下げ支持する防振装置と、外槽の
外側下面に備えられ、かつ撹拌翼および洗濯兼脱水槽を
回転駆動するモータ等の駆動部と、枠体の上部開口部を
覆うように枠体の上部に設けられる上面カバーと、枠体
の前面に形成した枠体前面の大部分を占める前面開口部
と、この前面開口部を塞ぐように枠体に着脱自在に取付
けられるパネル部材を有する洗濯機において、排水バル
ブおよび排水ホース等の排水経路が接続される外槽用排
水口は、前記駆動部よりも手前側の外槽下面で、かつ前
記前面開口部に臨む近い位置に設け、前記排水ホースを
枠体の外側に導くための排水ホース取出口は枠体の下側
で、かつ前面開口部に近い前側寄り左右に設けたことを
特徴とする洗濯機にある。
【0051】上記の構成によれば、次のような良さが期
待できる。
【0052】(1).外槽排水口につながる排水ホースは、
モータ等の駆動部よりも手前側で、かつ前面開口部に臨
む近い位置に垂下する状態になっており、しかも、排水
ホース取出口が枠体の下側で、かつ前面開口部に近い前
側寄り左右に設けられているので、洗濯機を横に移動し
たり、倒したりすることなく、パネル部材を取外すこと
により、排水ホースの排水ホース取出口への取付け、あ
るいは排水ホースの配管方向変更(左右)、左右の床面
排水口への差し込みがいずれも容易にできる。
【0053】(2).上記排水ホースの排水ホース取出口へ
の取付け、排水ホースの配管方向変更、排水ホースの床
面排水口穴への差し込み等の作業は、洗濯機を据え付け
位置に据えたまま、床面排水口穴や前面開口部から枠体
内部を覗きながら排水ホースの這わせ状態を加減できる
ので、洗濯機を横にずらしたり、倒したりしながらする
ものとは違って、排水ホースの差し込みが不十分だった
り、張り過ぎたり、弛みが大過ぎたり、曲がり過ぎたり
することがなく適度の弛代をもって這わせされるのであ
る。
【0054】このため、脱水運転時に防振装置を介して
吊り下げ支持されている外槽が大きく振動しても、適度
の弛代をもって這わさる排水ホースがその振動によく追
従してほど良く動くので、排水ホースに無理な力がかか
らないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す基本構造図。
【図2】本発明の一実施例を示す展開図。
【図3】図2におけるA−A線断面図。
【図4】図2におけるB−B線断面図。
【図5】図2におけるC−C線断面図。
【図6】図2におけるD−D線断面図。
【図7】図1におけるE−E線断面図。
【図8】図7におけるF−F線断面図。
【図9】図7におけるG−G線断面図。
【図10】図1におけるE−E線断面図。
【図11】図1におけるE−E線断面図で他の実施例を
示す。
【図12】図11におけるH−H線断面図。
【図13】図11におけるJ−J線断面図。
【図14】排水ホース図。
【図15】従来例を示す展開図。
【符号の説明】
1…枠体、30…ホース取出口、32…開口部、37…
パネル部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 好博 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社 日立製作所 リビング機器事 業部内 (72)発明者 宮野 譲 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社 日立製作所 リビング機器事 業部内 (56)参考文献 特開 平4−197395(JP,A) 特開 昭59−77896(JP,A) 特開 昭61−213092(JP,A) 特開 平2−161999(JP,A) 実開 昭56−58991(JP,U) 実開 昭57−45879(JP,U) 実公 昭49−4057(JP,Y1)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内底に回動自在なる撹拌翼を備える洗濯兼
    脱水槽と、この洗濯兼脱水槽を回動自在に内置する外槽
    と、この外槽を内置し、かつ水平方向の断面が略矩形状
    の枠体と、この枠体に外槽を防振的に吊り下げ支持する
    防振装置と、外槽の外側下面に備えられ、かつ撹拌翼お
    よび洗濯兼脱水槽を回転駆動するモータ等の駆動部と、
    枠体の上部開口部を覆うように枠体の上部に設けられる
    上面カバーと、枠体の前面に形成した枠体前面の大部分
    を占める前面開口部と、この前面開口部を塞ぐように枠
    体に着脱自在に取り付けられるパネル部材を有する洗濯
    機において、 排水バルブおよび排水ホース等の排水経路が接続される
    外槽用排水口は、前記駆動部よりも手前側の外槽下面
    で、かつ前記前面開口部に臨む近い位置に設け、前記排
    水ホースを枠体の外側に導くための排水ホース取出口は
    枠体の下側で、かつ前面開口部に近い前側寄り左右に設
    けたことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載したものにおいて、前記枠
    体を鋼板で形成し、この枠体を載置する合成樹脂製の矩
    形状のベースを枠体の下端部に取り付け、排水ホース取
    出口はベースに設けたことを特徴とする洗濯機。
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